シャロ「実は…その…私……恋人ができました」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/11(月) 23:34:21.37 ID:rsCh7HSV0
ラピッドハウスは草
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/12(火) 01:57:52.62 ID:VfqXcPboo
いいね
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 03:14:04.62 ID:F8Uqqqd1o
>>19
ココアになってるけどココアさんです。すいません
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 03:28:56.57 ID:F8Uqqqd1o
チノ「あの…ココアさん、シャロさんと付き合うの辞めたほうがいいと思います」

ココア「え?どうして?」

チノ「だって本当は好きでも何でもないんですよね?」

ココア「う…まあ……でもシャロちゃんが可哀想だし…」

チノ「…あんな人、どうだっていいじゃないですか…!」

ココア「え…?チノ…ちゃん…?」

チノ「ココアさんシャロさんとは別れてください、あの人はおかしいんですよ、狂ってるんです」

ココア「や、やめて…チノちゃんはそんな酷いこと言うような娘じゃないよ…」

チノ「私の本当なんてココアさんにはわかりません、ココアさんが来てから一年立ちましたけどココアさんがここに来る前の私のことなんてなんにも知らない」

ココア「…………」

チノ「私…ココアさんが来る前までずっと不登校だったんです…小学校もろくに行っていません…鬱病だったんです…」

ココア「え…うそ…」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/12(火) 03:42:44.85 ID:F8Uqqqd1o
チノ「勉強とかはずっと保健室でやっていました。それだと出席扱いになりますし…時々怪我した生徒が保健室にくると私は、パニックになって…その………まあそんな小学生を送っていたんです。でも中学生になってからココアさんが私のところに来てだんだんと好きになり私も回復していって今ではすっかり良くなりました。だから…わたしにはココアさんが必要なんです、ココアさん無しでは生きていけません…高校を卒業してもずーーーーっとここにいてほしいんです…だから…」

ココア(……そ、そんな…チノちゃんが……信じられないよ………)

チノ「それと…私はシャロさんやチヤさん、リゼさんを好きじゃありませんよ。友達とも思っていませんね、私にはココアさんしか居ません」

ココア「だ、だめだよ……チノちゃん……そんなのだめ……」ぐすっ…

チノ「…仕方ないじゃないですか、好きになれないんですから、メグさんもマヤさんも五月蝿いだけですし中学校も物凄くつまらない…ココアさんが居ないからです」

ココア「チノちゃんもうやめて………!」

チノ「私もココアさんと同じ年齢だったら良かったのに」

ココア「チノ…ちゃん……」

チノ「泣かないで…ココアさん……私が居ますから……」ギュッ…

ココア「チノちゃん……元に戻って……もう嫌だよぉ…」ポロポロ…

チノ「ふふ…もう無理です……私…シャロさんになにかしちゃうかもしれませんね…別れてくれないと…」

ココア「だ、だめ…!やめて…シャロちゃんに何もしないでっ…」

チノ「じゃあ別れてくれますか?別れてくれたらまたシャロさんとココアさんは元通りの仲の良いお友達で
私とココアさんはずっっっと死ぬまで姉妹……です」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 00:23:52.43 ID:XyilXqF6O
心がぴょんぴょんしない…
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:19:18.53 ID:KcVjMIYoo
ココア「わかった…よぅ………ぐすっ……別れるから…」ポロポロ…

チノ「本当ですね?嘘だったら許しませんよ?」

ココア「……うん……グスッ…」

チノ「ココアさんはずっと私といればいいんです、学校卒業してもここにいてくださいね?そして死ぬまで一緒にいましょう?」

ココア「………う…ん…」

ココア「…………」

チノ「………ココアさん………あ…寝てる………泣き疲れたのかな……おやすみなさい……チュッ…」






27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:23:50.26 ID:KcVjMIYoo


ココア「うぅ……」

ココア「えっ!?もう10時!?学校遅刻!!!!」

ココア「なんでチノちゃん起こしてくれなかったのぉ!」バタバタっ…

ココア「あっ…そういえば昨日………うぅ…思い出したくない…チノちゃんがあんな……」

ココア「今は余計なこと考えたらだめ………でもなんか…体がすごくダルい……行きたくないけど行かなきゃ…」

…教室

ココア「遅刻してすみません!!」

教師「珍しいわね、まあいいわ、席に付きなさい」

ココア「はいっ」

チヤ「………ココアちゃん、おはよっ」

ココア「おはようチヤちゃん」





28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:27:21.16 ID:KcVjMIYoo
チヤ「ねえ…昨日シャロちゃんちきたでしょ?」

ココア「え、うん」

チヤ「その…どうだった?シャロちゃん」

ココア「え…あぁ…なんかだいぶ疲れてた感じだったよ」

チヤ「そう…」

ココア「そういえばシャロちゃんって何か病気なの?」

チヤ「えっ!そ、そんなこと私知らないわ」

ココア「そっかー」

チヤ「それよりココアちゃん、目が真っ赤よ?」

ココア「えっ」

チヤ「寝不足?」

ココア「えっ、こ、これは…その…そう、寝不足!あはは、昨日なかなか眠れなくて…」

ココア(泣いてたなんて言えないよ…)



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:30:43.36 ID:KcVjMIYoo
ココア「そろそろ二時間目が始まるね」

チヤ「うん、体育よね…いやだぁ…」

ココア「寒いからやりたくないよ」

…廊下

周りの人「えっ、この制服あの有名なところの…」

周りの人2「ほんとだ…可愛い…」

ざわざわ…

…教室

ココア「なんだか廊下が騒がしいね」

?「…………」

ココア「えっ、しゃ、シャロちゃん!?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:34:55.83 ID:KcVjMIYoo
シャロ「ココア…………ココアぁ…………うぅ……」ポロポロ…

ココア「シャ、シャロちゃんどうしたの!?」アワアワ…

シャロ「ココアっ!!……」ギュッ…

ココア「おっとと……え、え、シャロちゃん…!?………よ、よしよし……」

シャロ「うぅ…ココアぁ…………すぅぅぅ……えへへ…グスッ……ココア良い匂い……」

ココア「か、嗅いじゃだめだよ…////それより!どうしたの?シャロちゃん…こっちの学校に来て」

シャロ「うぅ……い、言いたくない/////」

チヤ「もう、平気よね…シャロちゃん」

シャロ「チヤ…………うん、もう平気、ごめんねココア…ありがとう」

ココア「……え、えっと…どういたしまして…」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:38:38.33 ID:KcVjMIYoo
シャロ「じゃあねココア、あっ、ちゃんと勉強するのよ!」ニコッ

ココア「も、もう、わかってるよ!…あ……行っちゃった…結局なんだったの?」

チヤ「ココアちゃん、ちょっとお話しない?」

ココア「え、いいけど体育の授業始まっちゃうよ」

チヤ「抜け出しちゃお♪」

ココア「え、えぇええええ!?!?」

…空き教室

ココア「遅刻した挙げ句、授業を受けないなんて…これじゃあ不良だよ!」

チヤ「ま、まあまあ一日くらい平気よ」

ココア「それよりチヤちゃん、話って」

チヤ「うん、大事な話よ、とても」

ココア「う、うん…」ゴクリッ…

チヤ「シャロちゃんのこと…ちゃんと聞いてね?」

ココア「シャロちゃんのこと…わかった」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 03:49:44.40 ID:KcVjMIYoo
チヤ「…実は…シャロちゃん…精神異常者なの、かなり重度の……私、幼馴染だからよく知ってるけど、ココアちゃんがくるまでのシャロちゃんはとても手を付けられないほど危なかった…目を離すとすぐ泣き出したり、物にあたったり…自分を傷つけたり…… 
シャロちゃんが一人暮らしをしているのはね、親に愛想尽かされて追い出されたからなの…言うことを効かない反抗的なシャロちゃんは、親に暴力を受けていた。
親自身、自分の娘が異常なのがわかっているのに娘に何もしてあげられない自分に苛立ち、ついに、シャロちゃんにボロ家を買ってあげてそこに追い出したの、わたしは…ココアちゃんがくるまでシャロちゃんのお世話係だったってことね…親がストレスの一部だったみたいでね、昔よりは良くなっていたのよ、そして数ヶ月が立ち、ココアちゃんがやってきた、そしてみるみるうちに良くなっていたの
でもまたどんどん悪くなっていって
ココアちゃんが来てから使用を辞めていたお薬をまた使うようになったの、それはね…ココアちゃんのせいなのよ」

ココア「ぇ………私のせい…?」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/14(木) 04:03:41.19 ID:KcVjMIYoo
チヤ「ココアちゃんと初めてあったとき、シャロちゃんはとても楽しそうだったの、そして私の予想通りシャロちゃんはココアちゃんに恋をした。でも、その気持ちを押し殺していたらまた昔みたいに戻っちゃったの…何かを抱え込むことがとてもストレスなのねきっと」

ココア「うん、でも…今はもう付き合ってるから!」

チヤ「そうね、でもね、シャロちゃんは自分で気づいているわ、同情で付き合ってもらってるんだって…」

ココア「あっ………ぅぅ……」

チヤ「ふふ…やっぱそうなのね」

ココア「ごめん…まだ好きとかよくわからなくて………シャロちゃんはとても大切な友達で……でも…あんな辛そうなシャロちゃんは見たくない…!」

チヤ「そうよね?!じゃあココアちゃん、私の代わり、引き受けてくれるってことよね?」

ココア「えっ、どういうこと…?」

チヤ「そのまんまの意味よ、シャロちゃんのお世話をしてくれるかってこと」

ココア「そ、それは友達としてちゃんと

チヤ「だめよそれじゃ、ちゃんとずっと問題を起こさないか常に監視しとくのよ」

ココア「監視だなんてそんな…」

チヤ「だーめ♪一回言ったことは取り消せません、ココアちゃんはシャロちゃんの面倒を見ること!決定よっ!!あーあ…これで私は自由ね…あはは、気楽ね気楽…とても気楽…」

ココア「…………………」

チヤ「そうそう、そもそも私、もとからシャロちゃんのことあんまし好きじゃなかったのよね、だってね、ココアちゃん!シャロちゃんっていっつもツンツンしてるじゃない?でもお金ないからお腹空いたときだけデレてくるの、私のお店に来てご飯を強請ってくるの、乞食にもほどがあるわよね?ま、仕方無しだったし私の印象をみんに下げたくないからやってたことなんだけど!てか生活費くらいあげるべきよ親は!そう思うわよね?ココアちゃん!?」

ココア「………もういいよ……じゃあね…」

チヤ「あれー?ココアちゃんー?どこいくのー!?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/15(金) 02:49:38.05 ID:kGZyptdZo
ごちうさはこういうのも良い
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 02:50:52.82 ID:rmDTIuU4o
ココア「もう家に帰ろう…」



ココア(はぁ…チノちゃんにはシャロちゃんと別れてと言われたけどやっぱシャロちゃんが傷付くとこなんてみたくないし、チヤちゃんにあんなこと聞かされたら放っておけないよ)

ココア「私はどうしたらいいんだろ…」

ココア「もう…疲れちゃった………………っは?!だめだめ!しっかりしないと…!」

ココア「暇だしちょっとシャロちゃんの家に行ってみようかな…」



ココア「あ…そっか、まだ学校だから居ないや…あ、でも…………」ガチャ…

ココア「あ、開いた……入ってもいいかな…」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 02:58:46.13 ID:rmDTIuU4o
ココア「案外片付いてる…もともと物も少ないからそう見えるだけかな」

ココア「机に沢山お薬ある………これのことなんだね、ん?これは…日記かな……気になる…えっと……ってこれ、日付見てみると私がこの街に来たときからつけ始めたのかな、少し読んでみよう…シャロちゃんのことがわかるかも」

…日記
毎日とてもつまらない
とてもつまらないんだけど
今日、チヤよりもうるさい娘と会った
私は知らない人と話すのはとても苦手だけど
その娘はチヤとは違ううるさいをもっていた
チヤのうるさいは私への悪口や説教
あの娘…えっと、ココア?のうるささは
とても心地良いというか暖かい感じ…
もっとあの娘のことを知りたいな

ココア「あの娘は私だよね…こんなふうに思っていてくれたんだ…嬉しいな…!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:08:09.96 ID:rmDTIuU4o
…日記
ココアとであってから数週間が経った
気づいたら私は薬を使っていたくなっていた
あの娘がいるととても毎日が楽しい
これが友達…なのね
バイトで疲れたときも学校で疲れたときも
ココアと合うとその疲れが消える
でも、ココアの回りには沢山の人がいる
ココアはとても良い娘で愛想良くてとても素敵
私はココアの友達だけど、ココアはみんなの友達なのよね

ココア「私はそんなに評価されるような人間じゃないんだけどな…でもとても嬉しいな」

…日記
ココアとあってから3カ月が経った
私はまた、薬を使い始めた
ココアがチノちゃんに抱きつく度に胸が苦しくなる
ココアがリゼ先輩と楽しくお話してるのを見てると泣きたくなっちゃう
ココアとチヤが私にまたねと言って、二人で別の学校に行くのを見送る度に私は…死にたくなる
私も同じ学校にしたら良かった…
毎日が苦しい…でも前とは違う苦しさ…この気持ちはなんなんだろ…教えてココア

ココア「………………」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:21:23.68 ID:rmDTIuU4o
…日記
ココアがきて半年がたった
すっかり寒くなった
ココアと二人きりでお出かけをした
私はとても浮かれていたと思う
クリスマスで買うものを選ぶの手伝ってほしいだって…私へのプレゼントじゃないのに
どうせチノちゃんへのプレゼント…もう嫌…胸が苦しい……
とか思っていたら私へのプレゼントだった
私はとても嬉しくて泣くのを堪えていたけど我慢できなくてそして
ココアに気づかれて笑われたあと優しく抱きしめてくれた、そして私は気づいた、ココアのことが好きだということに

ココア「シャロちゃん………」

…日記
ココアがきて一年がたった
そういえば私は、リゼ先輩から学校でパシリに使わされてたけどもうここ半年以上、ずっとパシリにされてない…ココアにチクると思われていたのね
リゼ先輩はココアから嫌われたくないんだ
ココアはやっぱ凄いわ、みんなから好かれてて…
ココア…大好き…恋人になりたいな…でも私なんて到底無理よね………ココアはみんなのアイドルなんだから…でも……

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:27:37.84 ID:rmDTIuU4o
日記…
やった!やった!!!
ココアと付き合えた!やった!!
嬉しい!人生で一番嬉しい!
こんな気持ち初めて!ココアだいすき!
でも、なんで私なんかと付き合ってくれたんだろ、でもそんなこと気にする必要ないわよね!
ココアに会いたい!ずっと一緒にいたい!
沢山の好きという気持ちをココアに言いたい!
明日から毎日が楽しみ!

ココア「だいたいこんなもんかな……リゼちゃんのことはもう驚かないよ…周りの人みんなおかしいから耐性ついちゃったんだねきっと
まともなのはシャロちゃんだけだったみたい
私がシャロちゃんの告白をOKした理由…
それは…同情だったけど……」

ココア「シャロちゃん…もう少しで帰ってくるかな」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:32:29.86 ID:rmDTIuU4o
数時間後

シャロ「バイト疲れた……早く帰ってゴロゴロしたい………そいえば今日…ココアに恥ずかしいところ見せちゃったな、私なんであんなことしちゃったのかしら…ココア切れってやつかしら…って!そんなものあるわけ無いわよ…………いや、あるかも?」

シャロ「ただいま……………って…こ、ココアっ!?!?!?…」

シャロ(な、なんでココアが私のベットで寝てるの!?!?てか不法侵入よっ!!!ま、まあココアになら別にいいけどっ!)

ココア「…むにゃむにゃ………」Zzz…

シャロ「こ、ココア?………起きて?」ゆさゆさ

ココア「うぅ……うさぎ…が…逃げてくよぉ……」

シャロ「どんな夢見てるのかしら…」

ココア「えい……」ムギュッ

シャロ「っ!?」ドサッ…

ココア「えへへ……捕まえた」

シャロ「こ、ココアっ!?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:36:32.30 ID:rmDTIuU4o
ココア「シャロちゃ〜ん♪」スリスリ

シャロ「ひゃっ!?ココア……くすぐったい…んっ……」フルフル…

ココア「シャロちゃん、待ってたよずっと」

シャロ「えっ…ど、どうして…」

ココア「ん?どうしてって…どうしてだっけ……もう忘れちゃった」

シャロ「な、なによそれ…!」

ココア「シャロちゃん、今はゆっくりゴロゴロしよ?」

シャロ「っ…!ま、まあ…それもいいかもね…//////」

ココア「こっち向いて?」

シャロ「え、なに?」

ココア「チュッ…」

シャロ「っ!?…こ、ココア…!?」

ココア「えへへ…キスしちゃったね」

シャロ「う、うん……//////」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:47:47.24 ID:rmDTIuU4o
シャロ「も、もっと…」

ココア「うん、いいよ……目、瞑って?」

シャロ「うん……!」

ココア「んっ……チュッ……あむっ……」

シャロ「んっ…ふっ…こ、ココア……チュッ…」

ココア「……シャロちゃん、舌出して」

シャロ「えっ…き、緊張して……」ハァハァ…

ココア「もう…んー………レロッ……」

シャロ「んーっ!?」
シャロ(舌が入って……!?)

ココア「ん…あむっ…ジュルッ……んんっ……」

シャロ「やっ…んっ…ら…め……ココ…ア…んんっっ………」

ココア「ふふ…シャロちゃん蕩けてる…チュッ…」

シャロ「ら、らって……////ココアが…」ビクビクッ… 

ココア「シャロちゃん、目閉じてお口あーんして?」

シャロ「う、うん…あー……」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 03:53:44.36 ID:rmDTIuU4o
ココア「……っ…」

つー………

シャロ「んっ……」

シャロ(おいひ……ココアの唾液……とてもあまくて………あ、あれ……ほんとに甘い……なにこれ…)

ココア「……飲んだね」

シャロ「ふえ……?こ…ココア…あ、あれ………」

ココア「それじゃ私も…んくっ………」ゴクゴクッ…

シャロ「えっ…こ、ココア………?」

ココア「これね、なんだかわかる?」

シャロ「…わからない……それなに?……」

ココア「これね、シャロちゃんの持っていた沢山のお薬を溶かしてドロドロにしてガムシロップと混ぜて作ったんだ」

シャロ「えっ………え…………」

ココア「このお薬調べてみたらとても強い催眠薬でね、過剰摂取しちゃうと…………あ、言わなくてもわかるよね」

シャロ「え………ココア…………??………う、うそ………」

ココア「シャロちゃん………もうね…これしかないんだよ…えいっ…」ドカッ…

ドバっ

シャロ「な、なに…それ……」

ココア「んー?ガソリンだよ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 04:05:18.53 ID:rmDTIuU4o
シャロ「が、ガソリン………!?」

ココア「うん……私達が眠ったら火が付いて家中燃えるようにね」

シャロ「や、やだ……!!!」

ココア「今更遅いよ、こうするしかないんだよ」

シャロ「やだ……やだよぉ………」ポロポロ…

ココア「泣いちゃだめだよシャロちゃん……一緒に逝こう?」

シャロ「やだっ!!やだぁ……!!もっとココアと一緒にいたい…!!ココアと楽しく生きていたい!!こんなのやだよぉ……!!」ポロポロ…

ココア「ううん、これでいいんだよシャロちゃん…これしかなかったの、シャロちゃんもこんな世界嫌でしょ?」

シャロ「…嫌よ!とても!でも!ココアがいるから!ココアといると楽しくて……!もっと一緒にいたかったのに…」ポロポロ…

ココア「だめだよシャロちゃん、あの世で一緒に楽しく暮らそう?」

シャロ「やだ……やだやだやだやだやだ…!!死にたくない…!!死にたくないよぉ……!!!」

ココア「もうすぐ薬が効き始めるよ!それまでたくさんキスしよ?ね?」

シャロ「やぁ…!!………もうやだ……」

ココア「んー?じゃあ私の手でシャロちゃんを楽にしてあげよっか?それならいいでしょ?」

シャロ「えっ………」

ココア「ほら、これ」

シャロ「ほ、包丁………!?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 04:12:39.14 ID:rmDTIuU4o
ココア「そう、包丁、これで楽にしてあげよっか?」

シャロ「や…やだ…………でもやだけど…好きな人に殺されるなら……グスッ……どうせ死ぬなら……」

ココア「……じゃあ刺すよ?…」
 
シャロ「う………うん…………」

ココア「本当にいいんだね?」

シャロ「いいから…ひと思いにやって……」ガタガタッ

ココア「ゆっくり刺してあげる」

シャロ「痛っ……うう…あが………」

ココア「うわぁ…すごい…ちょっと包丁刺さっただけで血がこんなに…」

シャロ「痛い痛い痛い痛い………うう…ココア痛いよぉ…」ポロポロ…

ココア「大丈夫…抱きしめながら奥に刺して上げるから」

シャロ「ああぁぁ……」ポロポロ……

シャロ(だんだん痛みがなくなってきてお腹は痛いというよりもとても熱いという感じに変わった…)

ココア「あっみて!もう半分まで入ったよ?!」

シャロ「がふっ!ごほっ!!ごほっ!!」ビチャッ…!

ココア「わっ!シャロちゃん口から血が!…」

シャロ「………………………」

ココア「お腹の中……見てみたいなぁ……ねえシャロちゃん…このまま下におろしてみていい?」

シャロ「ぁぁ……………ヤダ……ヤメテ……」ポロポロ…
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 04:16:56.13 ID:rmDTIuU4o
ココア「まあ任せて!これが最後なんだからっ」

シャロ「…………………」

グジュッ……グジュッ……

ココア「わっわっ……すご………こうなってるんだね………すごいアカくて綺麗だよ…ねえみて?…あれ?シャロちゃん………?」

シャロ「……………」

ココア「あ、あれ?シャロ…ちゃん?あ…ああ…もう駄目なんだね……あ、、、、あは、あはははは………おやすみ…シャロちゃん……私も眠くなってきちゃった…」

ココア「こんな世界から早く消えてなくなりたいなぁ……じゃあみんな、またね………とその前に……マッチ………」  

シュッ…ボッ!………

ココア「またね………」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/15(金) 04:22:41.97 ID:rmDTIuU4o
後日……

チヤ「……ココアちゃん……シャロちゃん………」

リゼ「な、なんてことだ………」

モカ「ああぁぁ…ココアァァ…!!……」ポロポロ…



チノ「あぁぁああああああああああああ……………!!…………そんな!?………嘘ですよね!?こんなの嘘に決まってます!!!!!!信じません!!あああああいやぁあああああ!!…………ぁぁぁ…………」

チノ「……………………………………………………ココアさんのいない世界なんて…何も意味がない………………」

ヒュー      

   グシャ…


END…
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/07(月) 02:06:16.88 ID:4+kwArYbO
面白かった
38.51 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)