【デレマス】由愛「コピー本」むつみ「完成」乃々「しました……」

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1 : ◆f1tFKtbZna.K [sage usuihonseriesdesu]:2019/12/28(土) 23:56:28.88 ID:aYdovtoDO
―男は少女を抱きながらささやく

モバP(以下P)「本音で言うと、お前とは離れたくない。だが、お前が言うとこのままだと二人共ダメになってしまう……」

早耶「Pさん……じゃあ…………行くんですね」グスッ

―少女の目から一雫落ちる。だが、それを懸命に堪えながら搾り出すように声を出す

早耶「早耶は……いえ、私は待ってます。そしてPさんと再び……」

早耶「それまで涙は見せません。もう弱虫な私は見せられませんから」

P「早耶っ!」

―少女の言葉を噛み締めるように聞いた男は、今生の別れと言わんばかりに抱きしめる

P「必ず……必ず戻ってくるから。そしたら……」

―そう言う男の口元を指で遮り

早耶「Pさん……」

―口付けを交わす

―それは今まで食べたスイーツより甘く、今まで服用した薬より苦く、そして心が篭った深く熱い口付けであった



―そして男女の影は一つになり、一夜が明けた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ホワンホワン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1577544988
2 : ◆f1tFKtbZna.K [sage]:2019/12/29(日) 00:03:03.68 ID:753oRpmDO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ホワンホワン

早耶「きゃーっ!きゃーっ!」ジタバタ

由愛「あの……こんな感じで……」

むつみ「ぼ、冒険しすぎたですね?」

乃々「うぅ……いつものだとマンネリだと思ったのですがぁ……もりくぼは責任を取って、机の下から動かないでいますので、二人は頑張ってください」ゴソゴソ

早耶「そんなことないですよぉ!早耶、とーっても感激ですぅ!」

むつみ「は、はぁ……」

早耶「こんな誕生日プレゼント嬉しくて嬉しくて……あ、明日ならブログに上げてもいいんだよねぇ?」

由愛「あ……はい。そんなコピー本でよければ……」

早耶「るーるっるーっ♪」





乃々「いっちゃいましたね……」

むつみ「うん……私が気押されするなんて……」

由愛「で、でも、気に入ってもらえてよかったです」
3 : ◆f1tFKtbZna.K [sage]:2019/12/29(日) 00:04:42.33 ID:753oRpmDO
はい。いつもの薄い本シリーズです

今回はピコ本持っての参加前夜ということで



少し、性的な内容がありますが本番までいきませんので御容赦くださいませ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 00:14:03.31 ID:753oRpmDO
乃々「それより……もりくぼは比奈さんが気になります……」

むつみ「そういえば、今日も休みなんですね」

由愛「裕美さんも、あれから会えないって言ってましたし……」シュン



ガチャ

颯「やっほー」

凪「今晩は。凪進一です」←精一杯真似ているつもり

三人『……誰?』

凪「おや、滑ったようですね。雪道で滑ると、転んでパンツまで濡れないか気にしませんか?」

颯「なーってば!!」

凪「おっと。これは失礼。凪ジョークということで」



乃々「あ、相変わらずの二人ですね……」
5 : ◆f1tFKtbZna.K [sage]:2019/12/29(日) 00:26:52.77 ID:753oRpmDO
むつみ「それで、どうしたんですか?」

颯「あー、その……風の噂で」

凪「熱風、疾風、サイバスタ○♪」

颯「そっちじゃないよ!……じゃなくて、比奈さんがもう本を出したって聞いて」

由愛「え……?」

乃々「で、でも、今回裕美さんはアシスタントを断られたって……」

凪「でも、もう販売されていて……ほら」スマホポチポチ

むつみ「メ○ンブックスにとらの○なですね……」

―そこに表記されていたのは、たしかに荒木比奈が出しているサークルであり

―さらに一冊だけでなく

乃々「よ、四冊もですか……」

―そう、普段一冊出ていれば……なサークルが四冊

由愛「どうやって……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 00:33:25.81 ID:753oRpmDO
小梅「そ、それ……なんだけど」ニュッ

由愛「きゃっ……」ビクッ

乃々「び、びっくりしたんですけど……」

―人の後ろに立つ時はTPOを考えて声をかけましょう

小梅「こ、この間からだけど、何かに取り憑かれたみたいで……」

乃々「ひぃ……」

むつみ「ゆ、幽霊……?」

小梅「うん……このままじゃ……衰弱しちゃって、もしかすると」

凪「なるほど、命の危険も」

小梅「ん……」コクリ





小梅「し、死体は見たいけど……ね」

颯「待って」
7 : ◆f1tFKtbZna.K [sage]:2019/12/29(日) 00:35:43.02 ID:753oRpmDO
由愛「幽霊……ですか。だから…いつもの比奈さんの書き方じゃないんですね……」

小梅「わ、わかるの……?」

由愛「ん……これなんて、比奈さんならこんな表現しないから」クリック

颯「どれどれ……?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 00:44:29.53 ID:753oRpmDO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ホワンホワン

フワッ

―少女は自らスカートをたくし上げ、下着を……そして濡れているショーツ越しにうっすらと見える女性器を男に見せた

紗枝「プロデューサーはん。うちの……生八ツ橋に隠れたおそそ。こんちきいわせんか?」

―おそそとは京言葉で女性器を指す

紗枝「プロデューサーはんがずーっとじらすおかげで、うち一人でここをいろうて……」

P「紗枝……」

―今だに状況を飲み込めない……いや、現実を拒否しているプロデューサーと呼ばれる男にとどめと言わんばかりに、ブラウスのボタンを外す

紗枝「ほな……幻じゃあらへん証拠。お見せせーへんとな」スルッ

―ブラを外し、小振りながらも調った乳房を男の顔に押し当てた

紗枝「周子はんより小さいけど、うちもないわけではあらへんよ。よろしいか?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 00:47:22.92 ID:753oRpmDO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ホワンホワン

颯「ふえっ?!」

凪「おぉ……どちゃくそエロい本ですね」

乃々「あれ……比奈さんって、こんな適当な胸の書き方は……」

由愛「うん……次も見るよ」

むつみ「な、何事も……ぼ、冒険です!」

―少しテンパってるみたいですね
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 00:57:06.69 ID:753oRpmDO
クチュクチュ

―部屋に愛液と唾液が交差する音が聞こえる

ほたる「ふぇぇ……ひ、裕美さん。そこは……」ビクン

裕美「ほたるちゃん……逃げないで。一緒に気持ちよくなろう」

ほたる「あ、あう……し、心臓がドキドキして破裂しそうです……んくゥ!」

―声を必死に我慢しながら責めに耐える。しかし

裕美「だぁ…め」

チュク

ほたる「い……ッ……」ビクン

―身体は耐えることができず、反応を見せる

裕美「ほぉら……気持ちいいんだよね。だから」

―一瞬だけ手を離して、一言





裕美「堕ちるとこまで……一緒に――――」ボソッ

ほたる「…………ハイ (///)」カァァァ



―これで、さらに一人快楽への階段を転げ堕ちることになった

裕美(あとは……千鶴ちゃんだけ…だから、少しだけ待っててね)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:01:34.30 ID:753oRpmDO
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ホワンホワン

むつみ「おかしいです!比奈さんは女性同士なんて……」

由愛「うん……描かないし、描く気もないって言った……」

乃々「なら……やっぱり……憑かれるながらこれを……」

颯「で、でもどうするの?幽霊なんて……」





小梅「大丈夫……ちゃんと手は打った……よ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:12:26.47 ID:753oRpmDO
―比奈の家

比奈「『百合ぃぃ!背徳ぅぅ!近親っっ!』」ガリガリ

比奈「『レ○プ!痴漢!○姦!○ョナ!』」ガリガリ

ガチャ

比奈「『誰だ』」ガリガリ

―開けた部屋の中から、鉄……血の匂いがする

「比奈さん……血を吐きながらなんて」

「彼のものはすでに悪霊に囚われているのでー」

「なら〜……たすけるのぉ〜……」



「悪霊退散っ!!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:22:17.05 ID:753oRpmDO
―だが長きに渡り取り憑き力を貯めていたため、人の力では一歩及ばず

『キシャァァァァァ』パリーン

「うわっ……」

比奈「うーん……」パタリ

―取り払うことはできたものの、退治までは至ることはできなかった

「ごめんなさい、意外に強くて……とりあえず追います」

「とりあえず私は比奈殿をー」





「だいじょうぶ……だよ〜…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:24:35.08 ID:753oRpmDO
―うまく逃げ延びた悪霊は次の目標を探す

『フフフッ、力ハ手ニ入レタ』

『アトハ……』

―と、その時、二人の影が三日月の光に照らされる

「もうすぐ新月だけど、そういうのは困るなぁ」

『誰ダ!』

「お嬢様……ここは私が」

「じゃあ、お願いね。私の僕ちゃん」

「はい……おい、お前」スチャ



「邪魔だ」



―ただ、それだけで勝負はついた

―それにしても、彼女らは一体何者であろうか……
15 : ◆f1tFKtbZna.K [sage]:2019/12/29(日) 01:29:50.09 ID:753oRpmDO
―コミケ初日……サークルではなく

―病院

比奈「いやぁ……すまんっス。まさか取り憑かれるなんて夢にも……」

裕美「ううん……無事でよかった」

由愛「ほ、本当です……」

比奈「でもこの体じゃ、新刊があっても参加できないっスよ……こっそりと」

裕美「駄目……ちゃんと休んで」

比奈「はい……」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:39:35.82 ID:753oRpmDO
乃々「よかったです……これでもりくぼも落ち着いてポエム作りに……」

颯「駄目だよ!ちゃんと明日、参加するんだよ」

乃々「そんな……颯さんももりくぼをイジメるんですね。後輩からイジメられるなんて……むーりぃ」



むつみ「でもどうするんだろう?」

由愛「あ……ちひろさんが何か策があるって」

凪「あの銭ゲバめ。これ以上はーちゃんと凪を苦しめるつもりですか。なら、こちらも策を練らないといけませんね」

由愛「さ、策って……」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:40:38.05 ID:753oRpmDO
―某所

ピピッ

「メールが来たピヨ」

「ピョーッ!?」



続く?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 01:43:17.99 ID:753oRpmDO
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