【禁書安価】垣根「ドミノ大会だと？」杠「頑張ろうね！」

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795 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 00:49:18.19 ID:5R6W8BkX0

フレンダ

796 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 00:49:21.12 ID:78rA2NXTO

あ、不可でしたので下で

797 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 00:59:37.48 ID:EwL3dO1J0

これオルソラでとりますね

798 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:01:08.92 ID:78rA2NXTO

黒子の特殊イベは流れちゃったんですかね？

799 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:05:44.78 ID:HbXuf2ZDO

見た感じ好感度60〜64が特殊イベ
ただし別イベ進行中のキャラは除く

800 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:06:42.02 ID:78rA2NXTO

なるほど

801 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 01:13:17.28 ID:EwL3dO1J0

垣根(オルソラ誘うか…)

垣根(前言ってたし、家に誘ってみるか…)

垣根(お、空いてそうだなコイツ)

802 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 01:20:52.81 ID:EwL3dO1J0

>>799 あってます

803 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 01:29:18.02 ID:EwL3dO1J0

垣根(さて、誘ったし…次は何するかな)

垣根(暑いな…)


選択肢

1、適当にぶらぶらする

2、家で過ごす(友好チケ×1)

3、一方通行の思考パターン収集

4、？？？(邂逅金使用)

5、エイワスの指令について


↓2まででコンマの高いのほう

804 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:29:47.01 ID:78rA2NXTO

5

805 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:30:47.05 ID:5R6W8BkX0

5

806 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 01:41:32.24 ID:EwL3dO1J0

垣根(……大会に関しては色々あるらしい)

垣根(しかし…マラソン大会か)

垣根(優勝するには鍛える必要があるが…)

垣根(どうするか…)



選択肢

1、走る

2、他案


↓2まででコンマの高いほう

807 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:44:56.87 ID:HbXuf2ZDO

2 未元物質で足の負担が0で早く走れるすごい靴を作って走る

808 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 01:46:12.66 ID:99LZWePHo

1

809 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 01:53:48.77 ID:EwL3dO1J0

走る結果

↓1のコンマが高いほど、垣根の走力が高い

810 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 02:01:00.75 ID:HbXuf2ZDO

韋駄天メルヘン

811 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:17:35.73 ID:EwL3dO1J0

垣根「まぁまぁ…だな」

垣根(思ったより自分が走れることにびっくりだ)

垣根(もう少し練習やら何やらをすれば…もっと早くなるかもな)

垣根(期日限界までとって、二十五日に大会参加が良いのかもしれねぇな)

垣根(いやー、しかし腹減った…帰って飯だ飯)

812 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:19:08.80 ID:EwL3dO1J0

最速で一日終わる日ですね。
夕食入ります。

料理コンマ表(106)

1〜40 何もなし
41〜70 次の日、未遭遇キャラに会いやすく
71〜85 次の日、三回行動可
86〜98 次の日、クリティカルが出やすくなる
ゾロ目　未元点3

↓1

813 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 02:24:38.76 ID:HbXuf2ZDO

オルソラの誘いの日付決まってます？

814 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:25:49.09 ID:EwL3dO1J0

普通に忘れてました。感謝です

815 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:26:48.52 ID:EwL3dO1J0

日付

二十三、二十五〜二十八

↓1で

816 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 02:27:15.36 ID:HbXuf2ZDO

二十三で

817 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:34:49.45 ID:EwL3dO1J0

垣根「チンジャオロースか…」

垣根「ん…」ﾑｼｬﾑｼｬ

杠「どうかな？」

垣根「あんまチンジャオロース好きじゃないが、これは美味いな…」

杠「やった！」


初春「杠さん、喜んでますね」

黒夜「あいつも大分料理に手応え感じてるんだろう……リーダーの苦手なもので美味いって言わせたら、ああ喜ぶのも分かる」

初春「私達も食べましょうか」

黒夜「だな」

二人「いただきます」

818 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:36:37.08 ID:EwL3dO1J0

関係性&好感度リスト(横の数字は好感度、50が標準、100が大親友、恋人レベル)

白井・・・悪友(62)
佐天・・・仲良い友人(61)
杠・・・協力者(67)
黒夜・・・忠実な部下(73)
フレンダ・・・悪友(60)
清ヶ・・・それなり(58)
絹旗・・・知り合い(50)
神裂・・・恩義(62)
オルソラ・・・恩義(64)
御坂・・・知り合い(51)
御坂妹・・・好印象(56)
上条・・・知り合い(51)
ベイロープ・・・好印象(60)
初春・・・やや変態(65)

819 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:38:17.09 ID:EwL3dO1J0

予定リスト
・なし

所持品
・銀のペンダント(特製)
科学サイドからの好感度の初期値に+1
・ロザリオのネックレス
5のつく日、三回行動
・常磐台の偽学生手帳
女装すれば警備員に止められずに常磐台に入れる
・金のドミノトロフィー
優勝の証。特に使い道はない気が…
・研究成果〜前編〜
・研究成果〜中編〜
・友好チケット×1
・約束チケット×0
・変更チケット×1
・クリティカルチケット×1
・邂逅金×1

・未元点10点

付与効果
・次の日、3回こう

820 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:38:49.06 ID:EwL3dO1J0

なんか途切れてるけど気にしないでください

821 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:39:25.92 ID:EwL3dO1J0

予定リストも次の日、ないぶん足しときます

822 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:41:53.06 ID:EwL3dO1J0

〜窓のないビル〜

エイワス「限定品は七月いっぱいまでだ」


・約束チケット×2
次の『遊びを誘う』確定成功
【値段】未元点3

・友好チケット×2(売り切れ)
次の『家で過ごす』時、好感度上昇しやすくなる(一回に一枚消費)
【値段】未元点2

・邂逅チケット(売り切れ)
次の『適当にぶらぶらする』時、確定で未遭遇キャラに出会う
【値段】未元点4

・邂逅チケット銅
次の『適当にぶらぶらする』時、確定で未遭遇キャラに出会う(最初から好感度55)
【値段】未元点6

・邂逅チケット銀
次の『適当にぶらぶらする』時、確定で未遭遇キャラに出会う(最初から好感度60)
【値段】未元点8

・邂逅チケット金
未遭遇キャラ(最初から好感度65)のイベントが使用した次の日に起こる
【値段】未元点10

・邂逅チケット白金(期間限定品)
未遭遇キャラ(最初から、一目惚れ状態好感度75)のイベントが使用した次の日に起こる。

【値段】未元点10とキャラ三人の好感度-1

・視点変更チケット
購入日の次の日(垣根の予定がある場合はその次)に視点を他の同居人に変えて行動することができる。
【値段】未元点1

・クリティカルチケット×2
使用後、一日間クリティカルが出やすくなる。10%から15%に上昇
【値段】未元点×3

・Unknown
？？？

823 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 02:42:44.28 ID:EwL3dO1J0

選択肢

1、何か買う(内容不要)

2、買わない

↓2まででコンマの高いほう

824 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 02:44:43.28 ID:HbXuf2ZDO

1

825 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 05:56:01.81 ID:ArahImcwo

2

826 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 10:11:21.53 ID:EwL3dO1J0

〜二十三日〜



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

垣根(来たか…)

ｶﾞﾁｬ

垣根「よう」

オルソラ「おはようございます、垣根さん」

垣根「早かったじゃねぇか」

オルソラ「楽しみだったので」

垣根「別に何も面白いものねぇぞ？。あ、ガキはいるけどな」

杠「金髪かわいい！」

オルソラ「妹さんですか？」

垣根「ちと訳有の孤児だ」

オルソラ「なるほど…よろしくお願いします、オルソラと申します」

杠「うん、おるそら！　私は杠だよー」

オルソラ「杠さん。良い名前ですね……今日は一日、お世話になります」ﾍﾟｺﾘ

827 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 10:14:26.85 ID:EwL3dO1J0

説明してなかったですけど、特殊イベは居住イベ前のイベントです。これをこなして好感度が65以上になったら、同棲できます。

特殊イベは丸1日消費します。

828 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 10:16:01.38 ID:EwL3dO1J0

オルソラとすること、台詞、話題など自由に(ただし初春は学校、また家の中でのイベントのみ)


↓2まででコンマ

829 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 10:34:20.48 ID:HbXuf2ZDO

オルソラのお料理教室

830 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 10:41:01.23 ID:CfwWDeCQo

↑

831 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 11:07:34.83 ID:EwL3dO1J0

垣根「そういや杠、こないだ渡したイタリアンのレシピはこいつが教えてくれたんだ」

杠「そうなんだ。じゃあ、おるそらは料理できるの？」

オルソラ「そうですね」

垣根「俺の予想では杠、お前よりかなり格上だ」

杠「スゴい！　じゃあ、料理色々教えて欲しい！」

オルソラ「はい、喜んで」

832 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 11:09:38.84 ID:EwL3dO1J0

垣根(俺はどうすっかな…)



選択肢

1、自分も教えてもらう

2、二人の様子を遠目から観察

↓2まででコンマの高いほう

833 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 11:10:49.95 ID:HbXuf2ZDO

1

834 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 11:29:28.85 ID:CfwWDeCQo

2

835 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 13:28:13.73 ID:EwL3dO1J0

杠「垣根ー！　おるそらスゴい手先器用」

垣根「やっぱりか…お次は俺が教えてもらおうかな」

杠「良いと思うよ」

垣根「ああ」

垣根(杠もまぁまぁの腕になったんだが、やっぱり料理得意なやつと比べるとまだまだ差があるってことか…)

垣根「なぁ、オルソラ……俺にも教えてくれ」

オルソラ「あら、垣根さんも料理するんですか？」

垣根「どっちかって言うとアイツより俺のほうがするぜ」

オルソラ「なるほどー、分かりました」

垣根「頼むぜ」

オルソラ「といっても切り方だったりとか、ちょっとしたコツみたいなのしかお教えできませんよ？」

垣根「それで十分だ。基礎が何事も重要だろ？」

オルソラ「さすが垣根さん、よく分かってますね」

垣根「で、何から教えてくれるんだ？」

オルソラ「↓1」

836 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 13:51:57.86 ID:5R6W8BkX0

では、食材の下ごしらえ・切り方から

837 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 17:53:41.28 ID:EwL3dO1J0

オルソラ「では、食材の下ごしらえ・切り方から」

垣根「おう」

オルソラ「……」ｻﾞｸｯ

オルソラ「こんな感じでございますね」

垣根「包丁しか使わないんだな」

オルソラ「基本的に私は包丁でことたりてしまいます。苦手でしたら他の道具も使ったほうが良いですよ」ｻﾞｸｯ

垣根「色々知らねぇ切り方があるな…」

オルソラ「基本ですけど、材料に合わせて切り方を変えるのが味を保つコツです」

垣根「よし、ちょいとやってみるわ」


↓1が偶数で合格点

838 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 17:55:23.28 ID:oeHdv+2O0

a

839 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 18:05:12.61 ID:EwL3dO1J0

オルソラ「これは…上手いですね」

垣根「そうか？」

オルソラ「はい。かなり料理経験があると見ました」

垣根「自分で言うのもなんだが、基本何でもある程度はできるからな」

オルソラ「それは素晴らしいですね。もしかしたら主からの施しかもしれません」

垣根「勘弁してくれ、俺は何も善行をしたことがねぇってのに……あとオルソラの教え方が上手いのも大分あるぞ」

オルソラ「そうですか？」

垣根「間違いねぇ」

オルソラ「それは良かった。隣人を大切にするのが私の役目ですから、喜んでもらえて何よりです」

840 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 18:12:28.31 ID:EwL3dO1J0

垣根(もう十五時か……オルソラはうろうろしてるが黒夜とも仲良さそうにしてるな)



オルソラ「黒夜さんは杠さんみたく料理はするのでございますか？」

黒夜「いや…私はしない、っていうかしたことないかな」

オルソラ「でもセンスあるように見えます。気のせいでしょうか？」

黒夜「気のせいでしょ。私にそんな才能あるなんて想像できない」

オルソラ「一度やってみても良いかもしれませんよ？　機会があればですが」

黒夜「まぁ、一理あるかもね」

841 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 18:23:01.14 ID:EwL3dO1J0

〜リビング〜
　

杠「ねぇ、おるそら」ﾁｮｺ

オルソラ「はい？　なんでしょう」

垣根「オイオイ、すっかりオルソラに懐いてんじゃねぇか。膝にまで座りやがって」

杠「だって垣根は座らせてくれないんだもん」

垣根「当たり前だ。俺はお前の椅子じゃねぇ」

杠「垣根はケチ。おるそらもそう思わない？」

オルソラ「えっと…」

垣根「オイ杠、オルソラが返信困ってるからやめてやれ」

杠「はーい……大人しく映画見よ、おるそら」

オルソラ「そうですね……垣根さんは？」

垣根「俺は少し寝るわ。客人来てるときに悪いが、まぁそいつといれば退屈はしねぇし、いいよな？」

オルソラ「はい、大丈夫です」

842 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 18:24:39.62 ID:EwL3dO1J0

オルソラの行動でも台詞でも何でも

↓2まででコンマの高いほう

843 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 18:39:20.29 ID:5R6W8BkX0

杠と黒夜に垣根のことをどう思ってるか聞いてみる

844 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 18:48:05.81 ID:CfwWDeCQo

↑

845 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 19:38:51.13 ID:EwL3dO1J0

オルソラ「杠さんや黒夜さんは、垣根さんのことどう思ってるんですか？」

杠「↓1」

黒夜「↓2」

846 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 19:46:52.99 ID:XvOFtunEo

いまいち掴み所がないけどなにかと面白い人

847 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 19:48:15.31 ID:CfwWDeCQo

格好良いし尊敬出来る人

848 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 19:51:14.43 ID:5R6W8BkX0

垣根のおかげで、好きなもの作って、それを美味しいって言ってもらえて、フレンダやオルソラとも友達になれて幸せ
厳しいとこもあるし、窓を割って帰ってきたりわけわかんないとこもあるけど、私にとってのヒーローかな！

849 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 20:03:22.97 ID:EwL3dO1J0

杠「いまいち掴み所が分からないけどなにかと面白い人だね……一言で言うなら、ヒーローかな」

黒夜「格好良いし尊敬出来る人……直接言うなよ？」

オルソラ「あら……」

オルソラ(大分慕われてるんですね……この子達の境遇は知りませんが良いことです)

オルソラ「ですよね。何だかんだ優しい人です」

黒夜「ちょっと待て。リーダーは優しくねぇよ」

オルソラ「え？」

杠「あ、ちょっと黒夜おかしいから気にしなくて良いよ」

黒夜「はぁー、私よりもお前のほうが可笑しいだろ」

杠「やる気？」

黒夜「上等」

オルソラ(この二人も仲良いですね……人と人の繋がりはなんと輝いていて羨ましいことなんでしょうか)


↓1が偶数で黒夜の勝ち

850 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 20:05:58.80 ID:78rA2NXTO

ん

851 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 20:16:26.56 ID:EwL3dO1J0

黒夜「よしっ！」

杠「うぅ…久々に負けた…」ﾎﾞﾛｯ

黒夜「気分が良いなァ…」

オルソラ「大丈夫ですか杠さん」

杠「うん…それより夕食の準備しなきゃ…」

黒夜「お、はじめて五人分も作るのか…」

杠「いや四人分だけど…」　

黒夜「おいおい、このシスターのも作ってやりなよ」

杠「ないのは黒夜のだよ」

黒夜「」

852 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 20:42:09.06 ID:CfwWDeCQo

久々に勝てたのに報われぬ黒夜…
大能力者同士のキャットファイト見ても驚かないあたり流石オルソラ

853 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 20:44:52.29 ID:EwL3dO1J0

オルソラ「しかしそんな…夕食まで及ばれするのは申し訳ないですよ」

杠「大丈夫大丈夫！」

黒夜「私の金で今日は材料買ったから安心してくれ、シスター」

オルソラ「いえそれはそれで悪い気が…」

黒夜「アンタ善人なんだろうけど、何故か不快感がしないからな。まぁ、せめてもの贈りものだ」

杠「ていうか、おるそら。ずっとここに居れば？」

黒夜「な、何言ってんだオマエ。さすがにそれは……」

オルソラ「それは無理ですよ…」

杠「えー、でもおるそらともっと話したいなー」

黒夜「でもリーダーなんて言うか…」

杠「じゃあ、ちょっと試してみようよ」

黒夜「試す？」

杠「帰ったと思わせといて、実は帰ってないドッキリ」

黒夜「なんだよそれ」

オルソラ(勝手に話が進んでる…)

ﾊﾞﾀﾝ

初春「ただいまです！　あれ…この金髪美人の方は一体…」

黒夜「お客さん…」

杠「ちょうど良かった。初春もこっちきて！　垣根にドッキリ仕掛けるから」

黒夜「おい、どうなっても知らねぇぞ」

オルソラ(子どもも可愛いですが無邪気すぎますね)

854 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 20:46:44.65 ID:EwL3dO1J0

夕食入ります。

料理コンマ表(106)

1〜40 何もなし
41〜70 次の日、未遭遇キャラに会いやすく
71〜85 次の日、三回行動可
86〜98 次の日、クリティカルが出やすくなる
ゾロ目　未元点3

↓1

855 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 20:47:23.03 ID:99LZWePHo

カレー

856 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 21:17:36.87 ID:EwL3dO1J0

垣根「ふわぁー、よく寝たわ」

垣根「今日は…カレーか」

杠「良いでしょ」

垣根「！……福神漬けがねぇぞ」ｶﾞｻｯ

杠「あ、買うの忘れてた」

垣根「おい、やってくれたな」

初春(垣根さんの怒りどころが分からない…)

黒夜(まぁ、寝起きだからね…)

杠「ごめん！」

垣根「まぁいいや……次気をつけろよ。そういやオルソラは？」

杠「帰ったよ」

垣根「まぁ、そりゃそうか……しかし悪いことしたな。呼んだ張本人が寝ててよ」

初春「疲れてるんですか？」

垣根「たまにくるんだ。まぁ、お陰で大分元気になったよ」

初春「それは良かった」

857 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 21:19:09.88 ID:EwL3dO1J0

〜空き部屋〜


オルソラ(困りましたね…)

オルソラ(完全に流れに押されました……あ、カレー美味しいですね)ﾊﾟｸｯ

オルソラ「どうしましょうか…」

858 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 21:21:56.34 ID:EwL3dO1J0

〜垣根の部屋〜


垣根(今日は寝た甲斐あって元気だ…)

垣根(さて…)



起きるイベントorなにするか、自由にどうぞ
外出不可　↓2まででコンマの高いもの

859 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 21:24:57.65 ID:HbXuf2ZDO

清ヶにおすすめのアニメを聞く

860 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 21:28:35.92 ID:78rA2NXTO

初春とオルソラについて話す

861 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 21:38:44.66 ID:EwL3dO1J0

〜廊下〜


垣根「お、花畑……カレーの容器なんか持って何やってんだよ」

初春「あ…垣根さん。これはちょっと杠さんにおかわりもらったやつで」

垣根「めっちゃ食うじゃねぇか」

初春「はは…」

垣根「そういやお前はオルソラに会ったのか？」

初春「はい、挨拶だけでしたけど、凄い綺麗な人でした」

垣根「まぁ、それは間違っちゃねぇだろうが、案外謎なやつだぞ」

初春「謎？」

垣根「深くは言わねぇが、ああいう人間が一番恐ろしいってことをお前もその内知るだろうな」

初春「垣根さんが恐ろしいって言うなんて相当ですね」

垣根「いや悪い意味ではねぇんだがな」

初春「分かってます」

862 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 21:40:47.59 ID:EwL3dO1J0

初春「そう言えば、垣根さん……頼まれていた件についてまとめ終わりました」

垣根「できたか…」

初春「ここではあれなので部屋に行きましょう」

垣根「ああ…」

863 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:04:17.75 ID:EwL3dO1J0

〜初春の部屋〜


初春「まず率直に言えば、『幻想御手』には副作用があります」

垣根「！……やっぱりか」

初春「情報が隠蔽されていますが使用者は一週間経たない内に意識不明になっているようです」

垣根「それで開発者は？」

初春「木山春生…大脳医学の研究者です」

垣根「…レベルアッパーの原理は分かるか？」

初春「原理は分からないですけど、どうやら木山春生の脳波を音声ソフトにして流しているようです」

垣根「なぜ分かった？」

初春「バンクから探しました。脳波は人それぞれ全くの別物なため間違いはないかと」

垣根「よくやった。後は、俺が起きるまでに木山春生の場所を探し当てろ」

初春「もしかして……佐天さんですか？」

垣根「お前…アイツと知り合いだったか」

初春「佐天さんが垣根さんのことよく話してたので…」

垣根「そうか…だが勘違いするな。俺は俺のためにやるだけだ。レベルアッパーのデータ、そいつは幾分か使えそうじゃねぇか？」

初春「それでも…佐天さんの友人として嬉しいです。どうか助けてあげてください！」

垣根(佐天ねぇ…)

『そろそろ用事あるので、私は失礼しますね…』

垣根(あの時のアイツの顔は……)

垣根(俺が純粋だった時の……疑いを知らぬ希望を持った顔だったな…)

垣根「チッ…」

864 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:05:07.79 ID:EwL3dO1J0

関係性&好感度リスト(横の数字は好感度、50が標準、100が大親友、恋人レベル)

白井・・・悪友(62)
佐天・・・仲良い友人(61)
杠・・・協力者(67)
黒夜・・・忠実な部下(73)
フレンダ・・・悪友(60)
清ヶ・・・それなり(58)
絹旗・・・知り合い(50)
神裂・・・恩義(62)
オルソラ・・・恩義(67)
御坂・・・知り合い(51)
御坂妹・・・好印象(56)
上条・・・知り合い(51)
ベイロープ・・・好印象(60)
初春・・・やや変態(66)

865 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:07:17.90 ID:EwL3dO1J0

予定リスト
・二十四日、木山春生。

所持品
・銀のペンダント(特製)
科学サイドからの好感度の初期値に+1
・ロザリオのネックレス
5のつく日、三回行動
・常磐台の偽学生手帳
女装すれば警備員に止められずに常磐台に入れる
・金のドミノトロフィー
優勝の証。特に使い道はない気が…
・研究成果〜前編〜
・研究成果〜中編〜
・友好チケット×1
・約束チケット×0
・変更チケット×1
・クリティカルチケット×1
・邂逅金×1

・未元点11点

866 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:12:17.33 ID:EwL3dO1J0

〜七月二十四日〜


オルソラ(結局、お風呂にも入って一日をここで過ごしてしまいました)

黒夜「どうするんだ杠。リーダーもうそろそろ起きてくるけど」

杠「待って、案外気付かないんじゃない？」

黒夜「んなわけあるかっ！」

杠「ちょっと垣根抜けてるところあるからさ」

オルソラ「やっぱり垣根さんに怒られる気が……バレないうちに帰りますよ」

杠「いけるいける」

黒夜「謎の自信やめろ」


↓2まででコンマの高いほう
垣根の反応or台詞

867 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 22:17:23.94 ID:99LZWePHo

割と平然を装いつつあれ？なんで？って思ってる

868 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 22:22:21.12 ID:HbXuf2ZDO

説明すれば半殺しで許してやる

869 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 22:22:37.49 ID:3DeUqLxlO

↑＋いてもいいとさり気なくアプローチ

870 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:42:48.07 ID:EwL3dO1J0

垣根「ふー、よく寝たわ。朝飯作らねぇと…」

垣根(やべ、俺ボケてんのか？　オルソラが見える)

垣根「よし、朝飯作るぞ。お前ら」

黒夜(え、無反応なんだけど)

杠(ね、言ったでしょ。ちょっとおバカさんだって)

初春(そんなことあるんですか…)

杠(とにかく勢いで押そう)

垣根「いやー、しかし夏だから暑いな」

垣根(あ、これ何人分作れば良いんだ？　てかオルソラ喋らねぇし、俺やっぱ幻覚見えてんのか？)

垣根「なぁ、初春。何人分作れば良いんだ？」

初春「五人分ですよ。何言ってるんですか」

垣根「お、おう。わりーな」

杠(ナイス初春)

垣根「よし、じゃ待ってろ。お前ら」

垣根(？？？)

垣根(あれ？　昨日帰ったんじゃなかったっけ？)

垣根(初春に人数聞いたら五人で当たり前だろ、みたいに言われたんだが)

垣根(？？)

垣根(これは俺が間違ってるのか……さすがにボケ扱いされるの嫌だし様子見ようっと)

871 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:48:01.63 ID:EwL3dO1J0

黒夜「どうすんだよ、ネタバラシできねぇぞ」

杠「しなくて良いんじゃない？」

黒夜「バカ。今は寝起きだから分からないのかもしれないけど、すぐにバレるって」

オルソラ「あの…なぜそんなに必死なんですか？」

杠「おるそらは私と一緒に居たくないの？」

オルソラ「いえ、それは一緒に居たいですよ。でも家主は垣根さんですから」


↓1が偶数で垣根の頭冴える

872 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 22:48:16.06 ID:XvOFtunEo

あるあ…ないない

873 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 22:51:59.63 ID:EwL3dO1J0

垣根(って、んなわけねぇだろ！)

垣根(危ねえ流されるところだった…)

垣根(なに考えてるんだアイツら。オルソラは多分被害者だろうな…)

垣根(どうすっかな…)



選択肢
1、敢えて騙されたフリする

2、騙されかけたことを言う

↓1

874 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 22:58:08.48 ID:HbXuf2ZDO

1

875 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 23:23:09.12 ID:EwL3dO1J0

垣根(大方、杠が気に入ったから居させたいとかなんだろうな…)

垣根(よっと、目玉焼きできた)

垣根(まぁ、いいや。引っかかったままでいくとしよう。別にオルソラが居たって俺の毎日は変わらねぇし)

876 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 23:32:14.80 ID:EwL3dO1J0

垣根「できたぞ五人分」ｶﾞﾁｬ

オルソラ「あの…垣根さん…」

垣根「なんだよオルソラ。目玉焼き食べられなかったか？」

オルソラ「いえ、そうではなくて……普通に居座ってることに対して何も思わないのですか？」

黒夜(バカ、言うなよ)

杠(あちゃー)

垣根「居座ってる？　何言ってんだ元からこの家に居ただろ？」

オルソラ「え」

初春(垣根さん、頭おかしくなっちゃったんですか)

黒夜(分からん…)

オルソラ「それはここに居て良いということですか？」

垣根「は？…さっきから何言ってるんだ。オルソラ、お前は元からこの家の人間だろ」

黒夜(何言ってるのはリーダーだよ)

オルソラ「！……まぁ、それは…なんと嬉しい言葉でしょう」

オルソラ(異国の地での寂しさにおそらくこの方は気付いていて、私に対して救いをお与えになったんですね……なんと慈悲深いお方なんでしょう)

この後、杠達にめちゃくちゃ心配された。そして、ネタバラシして、されて、きちんと正式にオルソラを迎えた。

何でも布教のため一人暮らしをしているらしく、寂しいらしい。金を払うからだの言っていたが却下した。代わりに払うなら仕事で払えと言葉を叩きつけた。

877 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 23:37:03.90 ID:EwL3dO1J0

〜リビング〜



垣根「さて……」

初春「行くんですね」

垣根「ああ…場所は割れただろ？」

初春「はい、ここから通話越しに案内します」

垣根「助かる。戦場に来られても迷惑だからな」

黒夜「リーダー、私も連れてってよ…」

垣根「次な。今回は俺が片付ける」

黒夜「分かった……気をつけてね」

垣根「言う相手を間違えてるぜ……じゃあな」

878 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 23:54:01.37 ID:EwL3dO1J0

〜高速道路〜


警備員「止まれ！！」

ｷｨｰ

木山(『警備員』の連中か…)

木山(仕方ない。戦わざるを得ないか…)

ｶﾞﾁｬ

木山「そんなに銃を向けて、一研究者に対して酷いとは思わないかい？」

黄泉川「そこから一歩も動くな！　手荒に扱われたくなかったら手をあげるじゃん！」

木山「手をあげろというのならば、望み通り手をあげよう」

　木山が片腕を天に掲げると、風が彼女の手の動きに添うように動き出した。

黄泉川(これは……！)

黄泉「下がれ！　車の裏に隠れろ！」

　警備員達はなんとか暴風を避ける。だが風の威力は人為的に生み出されたとは思えないほど強力だった。

黄泉川(こいつ…能力を使っている！)

　風が止まった後、黄泉川は顔を車の裏から恐る恐る出すと、そこには木山春生が先程と同じように、何とも言えない顔でこちらを見ていた。ただし、その瞳はグロテスクなほど紅かった。その姿に黄泉川は内心恐れを抱いた。

　それは、正体が分からない恐怖だ。

　この女は一体、なぜ能力が使えるんだ？　無能力者という情報に間違いはなかったはずだ。

　だが敵は考える暇を与えてくれないようで、また突風がこちらに飛んでくる。黄泉川はやれやれ、と内心愚痴りながら仲間達に次の指示を出した。

879 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/14(火) 23:56:46.06 ID:EwL3dO1J0

やって来たのは

1、御坂

2、垣根


↓2まででコンマの高いほう

880 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/14(火) 23:59:37.44 ID:XvOFtunEo

2

881 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/15(水) 00:00:15.87 ID:4Di+xkIbo

2

882 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 00:10:10.63 ID:dW+MbRE40

　黄泉川達、警備員の行動は止まった。

　理由は異物。ここに来てはいけないであろう少年を発見したからだった。

垣根「よぉ、面白い遊びしてるじゃねぇか」

木山「君は…」

黄泉川「君、そいつは危険だ！　早く後ろに下がるじゃん」

垣根「オイオイ、勘弁してくれよ……なんで俺が警備員に心配されてんのかねぇ」

黄泉川「ごちゃごちゃ言ってないで、下がるじゃん」

垣根「下がるのはテメェらの方だ……」

　そう少年がつぶやくと警備員達は後方へと軽く吹き飛ばされた。原因は明白、少年の周囲が爆発したからである。

警備員「ぐっ……隊長、あの男、高位の能力者ですよ。ここは任せても良いのでは？」

黄泉川「そんな風に子どもに任せるなんてできるわけないじゃん！」

警備員「でも現実問題、ここから先に近づけば俺ら跡形もなく吹き飛ばされますよ」

黄泉川「くっ……でも、あの少年がピンチになったらすぐに行くから準備はしとくじゃんよ！」

883 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 00:31:24.39 ID:dW+MbRE40

垣根「目立つのは嫌いなんでな……さっさと片付ける」

　その宣言と同時に彼の背中から、神々しいまでの六枚の翼が生える。

木山「これは……君、やはり第ニ位か」

垣根「おー、俺のこと知ってるってのかよ。有名人も困るな」

木山「軽くデータに触れたことがあるだけだ……だがそんな君も、私のような人間とは戦ったことはないだろう」

警備員「気をつけろ！　そいつは風の能力者だ！」

垣根(うるせぇな……)

　彼女が手を振るうと、そこからは水が吹き出した。

　津波に匹敵しかねないそれが、濁流となって第ニ位に向かう。

警備員「そんな…！　風の能力だったはずが…水だと！？」

　その反応は至極当然だった。

　『二重能力者』というのは聞こえは良いが、そこに至った人間はいない。脳の構造上、AIM拡散力場の構造上、二つの能力を持つことは不可能であるからだ。

垣根(こいつ……イカれた発明するだけあって普通じゃねぇな)

　彼はあっさりと上空に退避し、木山を見下げる。

木山「なるほど、その翼は文字通り空を飛べるのか…」

垣根「飾り物なわけねぇだろ」

木山「ならば、これはどうだ？」

　彼女が指を鳴らすと、垣根の真下から水の柱が勢い良く飛び出した。

　それは勢いよく加速し、今度こそ垣根帝督に直撃する。

木山「どうかな？　『大能力者』レベルの水圧だ。殺すつもりはなくても、かなり堪えるはずだが」

　木山がそう言った次の瞬間、少年はニコやかに笑った。

884 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 00:47:38.16 ID:dW+MbRE40

垣根「おいおい。どうかな、だと？　そりゃ一瞬でも効果があったと勘違いしたってことだよな。はっはっは、こりゃ面白ぇな。お前は目の前に居る相手が誰か分かってないらしい」

木山「化け物か…」

垣根「どういう原理で能力を、それも複数使ってるのかは知らねぇが、有象無象の能力集めたとこで最強の一には敵わねぇんだよ」

木山「だからといって、ここで負けるわけにはいかないっ！」

　木山が両手を動かす。右から炎が、左から風が吹き出し、二つが合わさり、火が猛火となって垣根にまた直撃する。

　だが彼は微動だにしない。

　それどころか攻撃を喰らった瞬間、逆に烈風を起こし木山を攻撃した。

　その烈風は木山を中心に展開された謎の壁、おそらくは空気のようなものに勢いを消された。

木山「こちらの攻撃は効かないようだが、そちらの攻撃も聞かないようだ」

　木山は少し希望が見えたかのように笑った。このまま堂々巡りが続くならば退却して対抗策を考えることもできる。

　負けない限りは目的は達成できる。

　だが、そんな威勢を取り戻しつつある木山に対して、垣根はどうとも思わなかった。

垣根「逆算完了だ」

木山「逆算…？　一体何の」

垣根「……お前の能力を突破しつつ、お前を殺さない程度の威力のな」

木山「な……」

　その瞬間、理解した。この能力者にはどう足掻いても勝てない。やりよう次第でどうにかなる、というレベルを超えている。

木山「それでも私は…子ども達のために……」

垣根(こいつも…何か悲劇を背負ってきてるのか…)

885 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 00:53:29.01 ID:dW+MbRE40

垣根「あ？　あの研究者の体から変な浮遊体が出てきやがった」

初春『それは恐らくレベルアッパーを使用した人達の思念体の塊です』

垣根「なんだそりゃ、壊して良いのか？」

初春『というより、むしろ壊さないと使用者達の意識は戻りません』

垣根「そうか…気味悪いし、とりあえず壊しとくわ。またかけ直す」ｶﾞﾁｬ


警備員「なんだあれ！？」

垣根「お前らは下がってろ。俺が片付ける」

886 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:00:34.88 ID:dW+MbRE40

木山(暴走……してるのか)

木山(くっ……)ﾊﾞﾀｯ



垣根「さて、テメェには手加減なんざする必要ねぇから、最初からフルパワーでいくぜ？」

幻想猛獣「キシャァァァァ」

垣根「無能力者、低能力者どもお前達を可哀想とは思わねぇし、才能主義の世界だとは思う。だからテメェらがレベルアッパーに手を出したのもそこまで不思議じゃねぇ」

幻想猛獣「キィィィ！！」

垣根「だが善人は善人のままで居ろ。俺らみたいな超能力者になったところで、ろくな結果にはならねぇ──」

垣根「──だからよぉ、歯食いしばれ最弱ども」

887 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:11:02.20 ID:dW+MbRE40

垣根(あっさり終わったな……)

木山「私は……」

垣根(こいつ絶望に打ちひしがれてる顔してるが……)

垣根(甘いやつだ。そんな二重能力だとか多重能力だとかで敵に回せると思ってたのか？)

垣根(どうするよ…)


選択肢
1、身元保護と引き換えに研究成果をもらう(スクール加入ルート、佐天さんの好感度5上昇)

2、適当に荷物盗んで警備員に引き渡す。(佐天さんの好感度10上昇)


↓3までで多い方

888 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/15(水) 01:12:16.75 ID:eRpca4E8O

んー1

889 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/15(水) 01:15:17.29 ID:D31wI3Mso

1

890 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:17:47.29 ID:dW+MbRE40

原作介入したので結果の報酬が今回は特殊です

891 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:26:29.49 ID:dW+MbRE40

垣根「オイ…テメェ、幻想御手のデータはどこだ？」ｸﾞｲｯ

木山「何に使う気だ…？」

垣根「さぁな」

木山「危険な品だ、渡せない…」

垣根「使用させた人間がそれを言うとは面白い冗談だ」

木山「……」

垣根「チッ、じゃあこうだ。お前の持っている情報をすべて渡せ。そしたら匿ってやる」

木山「な…に…」

垣根「早く決めろ。後ろの警備員に絡まれると面倒くせぇ」

木山「私に…もう一度子ども達を救うチャンスがあると言うならば…たとえ地獄にでも行く覚悟がある。連れてってくれ」

垣根「決まりだ…」ﾊﾞｯ

黄泉川「待つじゃん少年！　そいつは犯罪者じゃん！」

垣根「知らねぇな、意識不明のやつもすぐに戻るだろう。それに倒したのは俺だ、文句は言わせねぇ」

ﾌｧｻ

垣根「…頑張れよ、警備員ども」

892 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:32:25.83 ID:dW+MbRE40

〜上空〜


木山「なぁ…第ニ位」

垣根「垣根帝督だ、名前で呼べ」

木山「垣根帝督、君は一体何のために私の前に現れたんだ？」

垣根「レベルアッパーの回収だ。俺の目的のためにデータや仕組みの利用価値があると踏んだ。アレイスターに頼まれたわけではねぇよ」

木山「君は……暗部の人間か…」

垣根「ああ…」

893 ： ◆ocnT.96ZZU [saga]：2020/01/15(水) 01:37:27.73 ID:dW+MbRE40

ﾌﾟﾙﾙ

初春『垣根さん！　佐天さんが目を覚ましました！』

垣根『そうか』

初春『お見舞い来ないんですか？』

垣根『バカ、俺が行ってどうすんだよ。余計なことお前に言われそうだわ』

初春『来なくても余計なこと言いますよ』

垣根『よーし、お前の明日の朝飯抜きな』

初春『それはダメです！』


選択肢

1、なんだかんだお見舞い行く

2、行かない

↓2まででコンマの高いほう

894 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2020/01/15(水) 01:38:51.00 ID:T04iFurFO

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