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【安価】オルランドゥ大武術会11【コンマ】

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454 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/10(月) 20:41:23.30 ID:AJMJou2nO
「いや、ここの10階にそれっぽいのがいるな」

「感知魔法?」

「いや、電波を読んだだけだ」

病院はやけに静かだ。誰も訪れないのだろうか。
オリヴィアが先導する形で10階へと向かう。どうやら、受付を済ませないといけないらしい。

「面会の方ですか」

「はい。タキレンジロウさんはこちらと聞いて」

01〜15 今は伝染病対策で全ての面会をお断りしているんです
16〜35 家族の方以外の面会は、ちょっと
36〜85 1002号室ですね
86〜94 1022号室ですね、明日には一時退院しますけど
95〜00 ……クラン君か
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 20:42:15.47 ID:C8v4g7vF0
うりゃ
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 20:42:20.92 ID:XuNw0+bVO
457 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/10(月) 20:46:56.15 ID:AJMJou2nO
「1002号室ですね。こちらへ」

白衣の女性に案内され、扉をノックする。

「失礼します」

※滝の容態
01〜50 全身を管で繋がれている
51〜85 点滴を受けている
86〜94 PCで作業中
95〜00 上+α
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 20:47:36.93 ID:XuNw0+bVO
はい
459 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/10(月) 20:55:55.63 ID:AJMJou2nO
「入っていいぞ」

ドアを開けると、タキさんは個室の机で何か作業をしていた。見た感じ、体調は前に会った時より随分良さそうだ。

「……大丈夫なんですか?」

「クラン君か、報告は受けている。マエザキ教授の所に行っていたそうだな。
俺の身体なら心配するな。現場復帰にはまだかかるが、仕事ならある程度はできる」

「随分かかりそうな話でしたが」

「癪だが、青山は優秀だ。あと、長門──俺の知る男とは厳密には違うらしいが──あいつが昨日来てな。
それで随分楽になった。『時を少し早めた』らしい」

「そうなんですか」

ふう、とタキさんが息を付いた。

※70以上で何らかの情報
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 20:56:35.63 ID:C8v4g7vF0
はあっ
461 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/10(月) 21:04:06.45 ID:AJMJou2nO
※情報なし

「それで、君たちがここに来た要件は何だ。俺のことが心配というだけで来たわけではあるまい?」

1 奇門解放のコツを教えてほしい(奇門解放強制習得+経験点上昇チャンス)
2 「エメリア」化を防ぐには(低確率)
3 ナガトについて
4 その他自由安価

※3票先取
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 21:07:58.82 ID:XuNw0+bVO
1
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 22:19:51.73 ID:uTUZ4jRB0
1
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 22:23:23.81 ID:topcXErDO
1
465 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/10(月) 22:30:23.23 ID:AJMJou2nO
今日はここまで。


なお、別作品をR板で始めました。短編〜中編の予定です。
こちらの更新頻度が落ちない程度に進行しますので、もしよろしければ。
466 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 08:58:17.20 ID:SdCJO+bkO
※経験点 76p 奥義習得ポイント 3p

「『奇門解放』のコツを教えてほしいのですが」

「……なるほど」

タキさんが席を立った。

「俺の身体はまだあれに耐えられんから、実演はできない。だが、協力できるものは協力しよう。
あれが、生命力を闘気に変換する技だとは知っているな」

「はい。ただ、今の僕では『宝石』の力を解放しないと押さえ込めなくて」

「だろうな。肝心なのは、生命力の残し方だ。そして、倍化させた闘気をどう使うかも要になる。
奇門を解放する時、丹田に全神経を集中しろ。丹田とはヘソの下だ。
やり慣れてくれば『宝石』の力なしでもできるかもしれない」

「何か、難しそうですね」

「簡単にできれば奥義ではない。ただ、不可能でもない」

随分さらっと言うけど、本当にできるのだろうか?……ちょっとやってみよう。

01〜60 ダメだこれ
61〜80 ん……何とかできるかも
81〜94 あ、できた!
95〜00 ……!!
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 09:25:22.80 ID:zZu6MTdDO
はい
468 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 12:26:37.52 ID:W1//rWrcO
おヘソの下に全力で力を込める。生命力が外にあふれてくるのが分かる。
それを全身に纏わせると、強烈な脱力感に襲われた。

「ぐっ……!!」

力が逃げるのを必死に抑え込む。……これは辛い。

「ぐ、ぐわっ……」

もう少しでできそうだけど、1分ぐらいで限界が来た。もう一度おヘソの下に力を入れ、纏わせていた力を元に戻す。

「ぷはあっ!……はあっ、はあっ……」

「もう一歩、というところだな。『宝石』の力を使えば、反動はなくなる程度にはなったか」

「も、もう一歩、ですか」

「そうだ。後は慣れだな。あとは、『奇門』を解放した後だ」

「……後、ですか」

「そうだ。君も見ただろう?『四天』を」

あの「分身する」技か。でも、あれを身に付けるのはかなり大変な気が……

※「奇門」開放後の反動が軽減されます(1時間→20分)

※「四天」習得判定
01〜80 うん、まだ無理だ
81〜94 ……あれ?(再判定)
95〜00 マジか
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 12:39:59.93 ID:pVZw+8c+O
はい
470 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 15:27:53.57 ID:UT/64FVIO
#

「で、早速試すと」

病院から出て、近くの広場の一角に僕らは移動した。タキさんも一緒だ。

「学生の邪魔にならないよう注意してくれ。『奇門』を解放したら、俺の言う通り動け」

「はいっ」

宝石に触れ、「奇門」の力を解き放つ。身体に闘気が満ちていった。

「まずは普通に構え……そうだ。そして、極限まで迅く動け」

「迅く、ですか?」

「そうだ。俺に一撃を加えるつもりで来い。直線ではなく、弧を描くように迫れ」

弧を描く?どういうことだろう。

でも、とりあえずはやってみるか。タキさんを軸に、半円を描くように……


ブォン


……あれ?


「お」

「これは……」

タキさんが、ニヤリと笑ったように見えた。

01〜60 「四天」の入り口には来たな(経験点75p、奥義習得ポイント2p、習得には再度修行が必要)
61〜80 ……もう一歩だ(経験点100p、奥義習得ポイント3p、「四天」習得は条件付きで可能に)
81〜94 ほぼ見えてきたな(経験点150p、奥義習得ポイント5p、「四天」習得可能に)
95〜00 「四天」「増長」習得
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 15:29:19.23 ID:KurRpkcN0
f
472 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 16:12:28.83 ID:UT/64FVIO
経験点 151p 奥義習得ポイント5p

視界が激しくぶれる。こんな速く動いたことはない。
ひょっとして、今の僕は傍から見たら分身しているようにみえるのかも……

「うわっ??」

自分の身体を制御できなくなり、僕は激しく転がった。

「『四天』の入り口には来たな」

「……これでいいんですか?」

「やり方は間違ってない。あとは止まった反動を使ってからの超速度での攻撃ができるか、だ」

「あそこから攻撃するんですか?」

「君も見ただろう。そこから4種……いや5種の攻撃が可能だ。
『増長』『広目』『持国』『多聞』……そして『毘沙門』。
『奇門』の解放で使えるのは毘沙門以外の4種だ。やり方は簡単だから、すぐに覚えられる」

簡単なわけがない。しかし、この動きの延長にそれがあるのか。

周りの若い人たちが、びっくりしたように僕らを見ていた。

「やはり目立つか。とにかく、今度会う時にまた教えよう。
その時には、俺も実演できるようになっているだろう」

※「四天」の習得には再度滝と会う必要があります(すぐは不可)。
経験点300p、奥義習得ポイント15pが必要です。

#

※70以上で追加イベント
70未満で78日目へ
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 16:14:00.36 ID:mDcRiWZY0
はい
474 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 21:38:12.45 ID:A2SD8YCiO
【78日目】


「むう……」

朝食のパンを、ミラが乱暴に噛った。昨日の夜から、どうにも彼女は不機嫌だ。
原因は何となく分かっている。僕から「食事」を取ろうとしたら、オリヴィアに「……貴様何やろうとしてるのだ?」と邪魔されたからだ。

いや、邪魔という表現は適切じゃないか。ミラは単に、僕に甘えて寄り掛かってただけだから。
つまり、オリヴィアの目を気にしてしまったというわけだ。

「何あいつイラついているんだ?」

1 さあ、何でだろうね
2 ミラは僕と過ごしたかったんだよ
3 オリヴィアのせいかな
4 僕がもう少し気を使うべきだった、かな
5 ……今夜になれば分かるよ
6 ……今から部屋に戻る?ミラ
7 その他自由安価

※2票先取
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 21:39:20.10 ID:i/AfNBo70
4
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 21:40:20.94 ID:pVZw+8c+O
4
477 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 22:47:41.08 ID:A2SD8YCiO
「僕がもう少し気を遣うべきだった、かな」

オリヴィアは訝し気に首をひねる。ミラはというと……

「なら今夜はちゃんとしてくれ」

やれやれと溜め息をつかれた。どうにも僕は好意に対して受け身で、自分から動くということが苦手だ。
ラーナも師匠も、押しが強いもんなあ……。ミーシャもエルライザもそうか。
ミラも多少なりとも僕に好意は持っているわけだし、それに応えてあげないとなあ。

(自由行動1回目)

1 マエザキに紹介された温泉に行ってみる
2 マエザキの研究所に行く
3 滝のいる病院に行く(稽古は不可)
4 リナのいるマンションを訪れる
5 適当に都内観光する
6 その他自由安価

※2票先取
※決まらない場合は0000でリセット
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:05:05.98 ID:pVZw+8c+O
6
アミールの住処へ行く
魔翌力を与えてのミラ強化かエメリア化の手がかりか何かしら期待で
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:16:21.71 ID:i/AfNBo70
>>478
480 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/11(火) 23:23:35.66 ID:A2SD8YCiO
今日はここまで。
481 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 09:48:10.85 ID:heeexmr0O
「で、今日はこれからどうするんだ?マエザキとの約束の時間には間があるが」

「うん、ちょっと行ってみたい所があるんだ。ミラも気に入るんじゃないかな」

「……ん?」

#

「うむ、やはりここのマナは実に旨い!」

オリヴィアが満足そうに叫んだ。

僕らはこの世界の「アミール」さんがいる洞穴にいた。要件は、ミラやオリヴィアについての相談だ。

「ミラ、気分はどう?」

01〜20 少し、気分が悪いな
21〜60 悪くはないな
61〜94 確かに美味だな、力が溢れる
95〜00 再判定
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 09:48:39.62 ID:OzncJgMb0
h
483 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 09:53:55.13 ID:heeexmr0O
※ミラの基礎ステータスが下になりました。

HP 500
筋力 25
技術 25
知力 24
精神 23

使用スキルの関係でウィルやイマーラの方が強い側面はありますが、現状ではクランよりは強いでしょう。
(もちろん、「エメリア化」すればハイリスクではあるものの、大体の相手には勝てます)
484 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 10:05:26.61 ID:heeexmr0O
「確かに美味だな、力が溢れる」

納得したようにミラが頷く。

「それはよかった。で、これからミラのことを相談しようと思ってるんだけど」

「ん?私のことか」

僕らの気配を感じてか、小屋から「アミール」さんが出てきた。

「君たちか。どうしたんだ?」

「いえ、彼女を……」

ミラを見るなり、「アミール」さんの顔が引き締まった。

「……なるほど。『j』か、彼女も。それも、あそこにいる彼女よりも進行している」

「進行って……『エメリア化』のことですか」

「そうだ。まだ理性は残ってるみたいだな、話を聞こう」

#

「……というわけなんです」

「……見た目と違い、君も罪作りな男だな」

「アミール」さんが苦笑した。

「それで、『蛇』と『一角獣』の因子が彼女の中にあると。ミーシャって子の血を摂取すると、『エメリア化』したということだね」

「そういうことになります」

「ふむ」と「アミール」さんがお茶をすすった。

01〜50 僕では見当がつかないな
51〜80 仮説があるけど、聞くかい
81〜94 「エメリア化」を避ける方法は、ある
95〜00 恐らくだが、短時間なら「エメリア化」は制御できるね
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 10:33:24.36 ID:xwnsOrLDO
はい
486 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 13:09:14.65 ID:heeexmr0O
「……僕では見当がつかないな」

「そうですか……」

「すまないけどね。『エメリア化』を忌避するために『一角獣』の血に触れないことは肝要だろう。でも、それ以上のことは分からない。
というか彼女、『一角獣』の依り代とも致してるだろ。君を介して」

「……すみません」

ふう、と「アミール」さんが呆れたように溜め息をつく。

「いや、個人として仲が良いのはいいんだけどね。
ミラ君、だったか。彼女とは良好な関係を維持したいと思ってるかい?」

5の倍数 うーん、別に関わりにならなくても困らんが
5の倍数+1〜3 せめて今ぐらいの関係は保ちたいな
5の倍数+4 ……率直に言えば、嫌いでは、ない
ゾロ目、95〜00 クランの次ぐらいには好きだ、何とかならないか
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 13:16:31.07 ID:fcX0yC9TO
はい
488 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 16:11:31.62 ID:8/LDRr5FO
「せめて今ぐらいの関係は保ちたいな。よく話し相手にはなってもらっているし、嫌いではない」

「そうか……。まあ、今の段階なら体液が混ざらない限りは問題ないだろう。
ただ、案外そうなりやすいのには注意したいところだな」

「というと?」

「可能性はごく低いが、汗や唾などでもそうなることはあり得る。
さらに言えば、一緒に戦ったりすればその危険性は跳ね上がる、ということだね」

なるほど、絶対安全ではない、ということか。

「アミール」さんがもう一度お茶を口にした。

「君が『蛇』の因子を持っているように、ミーシャって子も『一角獣』の因子を持っている。
そして、あのイマーラって女性が君の因子に影響を受けたように、ミーシャが他人に影響を与えた可能性もゼロじゃない。
だから、ミーシャ以外からも『エメリア化』が発生しないとは言いきれないのが難しいな」

「やはり対策は必要と」

「喫緊ではないけどね。マエザキさんか、ネロさんか……その辺りに相談すべきだろうな」

#

(自由行動2回目)

1 マエザキに紹介された温泉に行ってみる
2 マエザキの研究所に行く
3 滝のいる病院に行く(稽古は不可)
4 リナのいるマンションを訪れる
5 適当に都内観光する
6 モハーベの研究所に行く(1回判定が必要、失敗時は次回訪問時に?)
7 その他自由安価

※3票先取
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 16:24:51.66 ID:/17InEJVO
1
温泉に来てる人にいい人いないかな
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 17:20:59.93 ID:npIKYN7Fo
2
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 17:24:17.85 ID:iHqLj+CH0
1
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 17:48:06.25 ID:q3dT4CUR0
1
493 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 20:00:28.70 ID:GryzrtW4O
#

「温泉、か?」

「うん、マエザキさんも言ってたし。何かあるんじゃないかなって」

マエザキさんの研究所にはどうせ後で行く。相談はその時すればいい。
だったら、少し骨休めするのも悪くない。ちょうどお昼で、お腹もすいていたし。

研究所の車で30分ぐらいすると、何か落ち着いた感じの建物が見えてきた。どこかトリスの様式にも似ている。

「いらっしゃいませ」

キーモみたいな服を着た女性が出迎えた。

「あ、こんにちは……」

「貴女たちがマエザキさんから聞いていた子ですね。食事の準備ならできてますから、先にこちらへ」

宿、ってことだけどずいぶんと静かだ。まあ、お昼だからなのかな。

※????登場判定(コンマ下)
50以上で登場(85以上で???も登場、95以上だと?)

※???登場判定(コンマ下2)
85以上で登場(95以上だと???)
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:01:55.92 ID:fcX0yC9TO
はい
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:02:51.83 ID:iHqLj+CH0
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:02:59.65 ID:GKXf0W/+0
いよっ
497 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 20:31:40.25 ID:GryzrtW4O
※???一家は出ず
※????と???登場

食堂と思われる部屋に僕らは通された。椅子とかはなく、この穴に足を入れて座るような感じらしい。

「何が出るのだ?楽しみだぞ」

オリヴィアは既に待ちきれないらしく、「ハシ」という2本の棒を持って待ち構えている。というか、あれどうやって使うんだろう?

「……ったく、同じ種族でも世界が違うと性格は違うものだな。私はあそこまで食い意地は張ってない」

「お前も大概なものだがな?それに、別の欲は随分あるようだが?」

「……貴様やっぱり気に食わんな、表に出ろ」

「いいだろう!飯を食ったら滅してや……」

「付け出しに御座います」

引き戸を開け、お盆を持った女性が恭しく入ってきた。

……え??

「シャルアムル様っ!!?」

「えっ……どうして私の名を」

そこにいたのは、紛れもなくシャルアムル様だ。エルフ特有の長い耳は頭巾で隠れているけど……間違いない。
でも、僕らの世界のシャルアムル様はここにいるはずがない。とすると……

「あ……貴女たちは『別の世界』から。とすると、『もう一人』の私ともお会いになられたのですね」

「やっぱり……失礼しました。あなたは、サイファーさんたちの」

「ええ。……色々ありまして。ここに夫と住み込みで働かせて頂いているんです」

「旦那さんがここに?」

「シャルアムル」様は微笑んだ。

「ここで刀と陶器を作っていますわ。イシカワ様にも劣らぬ腕なのですよ」

「イシカワさんにはまだ遠く及ばん」

「シャルアムル」様の後ろから、長身の男性が現れた。……どこかで見たような……
右腕は銀色の甲冑みたいなので覆われている。手首から先だけが、人間の肌のようになっていた。

「あら、貴方」

「丁度作業が一服したんでな。様子を見に来た。こいつらが、話に聞いた連中か」

「僕らのことを聞いてたんですか」

「ああ。俺の義手を参考にした奴の夫がこっちに来る、とな。使い心地はどうだと言っていた?」

「師匠のことですか?とても使いやすそうです」

男性は満足そうに頷いた。

「そうか、協力した甲斐があった。これ以上は食事の邪魔になるな、終わったら声を掛けてくれれば嬉しい」

「あ、お名前は」

「フレールだ。妹のカミュも世話になったらしいな。君がクランか」

「ええ」

しばらくフレールさんが僕を見る。そして「面白い」と呟いた。

「見た目は少女だが、なかなかどうして鍛え上げられているな。何かの役には立てそうだ」

「あなたも何かやられていたんですか?」

「剣術を少々」

クスッと「シャルアムル」様が笑う。

「少々、どころではないでしょう?いつサイファーさんから呼び出しがかかってもいいよう、毎日腕を磨いているくせに」

「それでも腕は鈍っている。タキが元気になったら、また手合わせしたいが」

「……あ」

そうか、この人は映像で見た。義手で刀を凄まじい勢いで扱っていた、あの人だ。相当の使い手なのは間違いなかった。
何か強くなるヒントみたいなものがないかな……
498 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 20:37:52.25 ID:GryzrtW4O
#

「……何か腹が膨れたら、毒気が抜かれたな」

「……確かに。美味だったな」

口を尖らせ、ミラとオリヴィアが言う。

出てきたのは、猪肉の焼肉と鴨肉のスープで食べる麺を中心とした料理だった。
どれも素晴らしく美味しかった。獣肉なのに臭みがなく、どこまでも旨味は濃厚なのだ。

「これからどうする?一応、部屋取ってもらったけど」

今日はここに泊まるらしい。何でも燃料などの関係で「第二世界」に移動できるのは明日になってしまうとのことだった。

ここの温泉は疲労に効果があるらしいけど、さてどうしよう。

1 フレールに会いに行く
2 工房を案内してもらう
3 温泉に入る
4 その他自由安価

※2票先取
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:40:00.27 ID:GKXf0W/+0
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:40:32.97 ID:iHqLj+CH0
3
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 20:40:52.42 ID:xwnsOrLDO
3
502 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 23:24:51.93 ID:W1yRIaw+O
#

「……ふう」

湯船に身体を沈めると、疲れが染み出していく気がする。
トリスにも温泉はあるけど、ここのはそれとは全然違う。お風呂自体が一回り大きいし、それに色も赤褐色だ。

「それにしても、誰もいないなあ」

ミラとオリヴィアは、「食休みする」と横になってしまった。彼女たちも疲れてるのかな。

※30以上で誰か入る(再判定)
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:29:20.52 ID:xwnsOrLDO
はい
504 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 23:31:35.92 ID:W1yRIaw+O
※入ってきた人物

6の倍数、6の倍数+1 フレール
6の倍数+2、3 いかついおっさん
6の倍数+4 オリヴィア
6の倍数+5 ミラ

ゾロ目、95〜00 ミラとオリヴィア
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:34:11.60 ID:q3dT4CUR0
506 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/12(水) 23:35:52.84 ID:W1yRIaw+O
今日はここまで。
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 04:29:45.13 ID:Hu+EJGU/o
494で90以上クリティカルは反映されてる?
508 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/13(木) 10:36:01.98 ID:Rb1hfs2AO
>>507
反映されてませんね……失礼しました。
とりあえずこのまま進行します。
(あそこでのクリティカルは大勢に影響がないというのもあります)
509 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/13(木) 10:49:26.43 ID:Rb1hfs2AO
「……先客か」

入ってきたのはフレールさんだ。義手は外している。

「あ、どうも」

「君の世界に温泉は」

「ええ、フローリア──トリスの首都に」

「そうか。地理的にはあまり俺の故郷と大差はないのだな」

軽く湯を浴びると、フレールさんはゆっくりとお湯に身体を沈めた。

「その腕は」

「俺の罪の帰結だ。気にすることはない。……やはり鍛え上げられているな。いい師匠なのだろう」

「あっ……はい」

僕は嬉しさと恥ずかしさで、顔が真っ赤になった。フレールさんが苦笑する。

「もう少し誇っていいと思うがな。アミールからも話は聞いている。もう少し堂々としていい、と」

「『アミール』さんと、お知り合いなんですか?」

「ああ、古い友人でな。お互い、向こうの世界で罪を犯し、戻れなくなった身だ。
まあ、俺は戻ろうと思えば戻れるが……あいつはそうもいかん」

パシャ、と彼がお湯を顔にかけた。

「『罪』?」

「君が知ってどうこうなる話じゃない。もう終わったことだ」

※フレールに振る話題

1 いえ、もう少し聞かせてください(前作の簡単な回想+α)
2 あとで、稽古をつけてくれますか
3 そういえば、カミュさんって妹さんなんですね(カミュ関連、ミーシャにも関係?)
4 そういえば、ここで刀と陶器を作ってるとか(アイテム超低確率で入手)
5 その他自由安価

※2票先取
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 11:07:07.95 ID:7P6yl3SSO
3
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 12:17:52.88 ID:IZi/YdMg0
3
512 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/13(木) 13:02:03.37 ID:Rb1hfs2AO
「そういえば、カミュさんって妹さんなんですね」

「……不肖の妹だ。弟、というべきかもしれないが」

「……あ」

そうか。確かカミュさんは両性具有だと聞いている。だからか。
でも昔何があったんだろう。あまり触れてもらいたくなさそうではあるけど。

「何かあったんですか?」

01〜40 君には関係のないことだ
41〜70 あいつもまた……
71〜94 フレールさんが渋い顔になった
95〜00 フレールさんが苦笑した
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/02/13(木) 13:02:32.80 ID:kCl/rMV2o
ほいさ
514 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/13(木) 13:20:59.29 ID:Rb1hfs2AO
フレールさんが渋い顔になった。

「いや、こっちに来てからの世話は俺がしてやったからな……。色々苦労させられた。
まあ、今は恋人も見付かって大分落ち着いたが。全く、20前なのにいい加減大人になってもらわんとな」

「苦労?」

「精神的に不安定でな。男と女の両方の性があるからかもしれんが……
もちろん、ここでの生活に適応するのにも手こずったようだが。ここはあまりに進みすぎている」

「不安定、ですか」

昔のミーシャみたいだな。今はアナスタシアがいるから大丈夫だと思うけど……

……あれ?

「恋人って、あのサイカワさんって人ですよね」

「そうだが」

「サイカワさんって、女性では」

そうだ。両性具有は「両方の性」で満たしてもらわないといけない。
とすると、カミュさんはどうしているのだろう?

フレールさんの顔が、さらに渋くなった。

「……この世界も、『邪法』を使う奴がいる、ということだな」

「『邪法』?」

「……これ以上は言いたくない。本人から聞け」

不機嫌そうに、フレールさんがお湯から出た。

「それって、そんなにまずいものなんですか」

「いや、無害だ。が……兄妹とはいえ、下の話はしたくないのでな」

フレールさんは、無言で身体を洗い始める。
下、ということは……ああ、何となく想像が付いた。ノワールさんやパーシャさんの薬みたいなのを使ってるわけか。

とすると……今のミーシャは、そんなに満たされてない?
確かに随分放っておいたからなあ……今度声をかけてあげよう。

※次にミーシャと会った際にイベント発生
※80以上で1回追加行動、未満でマエザキの研究所へ
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 13:23:17.97 ID:7P6yl3SSO
はい
516 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/13(木) 13:37:10.84 ID:Rb1hfs2AO
※クリティカル、追加行動+1と追加イベント確定

#

部屋に戻ると、2人の姿がない。……どうしたんだろう。

「フウ……イイキモチダ……」

部屋の外から声がする。そこを見ると。

「え」

スライム状に戻ったミラとオリヴィアが、部屋に備え付きの露天風呂で文字通り「溶けていた」。

「ちょ……大丈夫??」

「ア、クランカ……マッタクモンダイハナイゾ」

「ウムウム、マッタクダ。コウ、ココロモカラダモイヤサレルヨウナキガスル」

2人とも実に気持ち良さそうだ。というか、お風呂だとこうなるのか……

時間はまだ約束には間がある。どうしよう。

1 フレールに会いに行く
2 工房を案内してもらう
3 2人のいる温泉に入る(R板に移動か多数決)
4 その他自由安価

※2票先取
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 13:44:04.94 ID:/1p7cMpDO
1
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 13:47:10.48 ID:IZi/YdMg0
1
519 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 09:22:19.41 ID:fVQpWM58O
#

フレールさんは自室にいるらしい。「晴耕雨読の生活だ」とかさっき言っていたけど……

「失礼します」

「……クラン君か」

襖を開けると、フレールさんは何か本を読んでいた。

「それは」

「『ゴリンノショ』という本だ。この国の古の剣豪が書いたものを、『エイゴ』に訳したものらしい。
『エイゴ』はこの世界のある大国の言葉だが、俺たちの世界の言葉とほとんど同じでな。それでこうして、本を読み漁っている」

見ると、確かに本棚には本がびっしりと詰まっていた。

「言葉が同じなのは、この世界が僕らの世界の太古の世界だから、なんでしょうか」

「そう聞いている。で、用件は何だ」

1 稽古をつけてくれませんか
2 僕にも本を読ませてくれませんか
3 天使樹についてですが……
4 その他自由安価

※2票先取
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 10:17:00.90 ID:n/GX3kl5O
2
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 10:52:31.73 ID:qpM0UgUgo
1
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 11:05:06.42 ID:v3tzdPwDO
2
523 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 12:38:23.98 ID:feqg0iSFO
「僕にも本を読ませてくれませんか?」

「ん?意外だな。稽古を求めて来たかと思ったが」

「それも考えましたけど、ここでしか読めないものがあるなら是非と」

「なるほど」

フレールさんは本棚から1冊の本を取り出した。

「『ソンシ』だ。今から2000年以上前に書かれた軍法書と聞いている。
全ての戦いの基礎になる教えがここにはある。俺も多くを学ばせてもらった」

2000年以上前の本が存在する事実に、僕は驚いた。僕らの世界の歴史は、遡れて500年だ。

「……少し、読ませていただきます」

※読書の効果
01〜20 よく分からなかった
21〜60 ためになった気はする(知力+1)
61〜94 かなりためになった(知力+2、経験点+30)
95〜00 これは……!!(知力+3、経験点+50)
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 12:39:00.79 ID:n/GX3kl5O
525 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 19:43:36.25 ID:855GX0/EO
クラン(15歳、人間、格闘家)

HP 260+200
筋力 19+5
技術 19+5
知力 12+5
精神 16+5

所属 トリス森王国
名声値 66

好感度
※イマーラ 416
※ラーナ 527
ヴィオラ 138
ミーシャ 274
アナスタシア 189
オクタシア 87
エルライザ 261
カーティス 236
ミラ 245

※は番済み
※1日5回ファンブル無効
※ラーナ同席時クリティカル倍率+1
※ミラ同席時戦闘中1回だけコンマ反転可
※イマーラ同席中戦闘中の攻撃係数7に
※ラーナ同席中1回だけ戦闘中にコンマ振り直し可能

経験点181p
奥義習得ポイント5p
覚醒レベル4
※10ターンの間、以下の補正がかかります。
HP+200、全ステータス+5、コンマ判定+20
超回復(致死ダメージ1回無効)
※半日に1回のみ、反動なし

スキル
踏み込み1…移動距離3
気配察知3…気配察知判定に+30
隠密1…隠密行動判定に+10
先読み3…先読み判定に+30
洞察3…洞察判定に+30
リバーブロー…2回攻撃
フェイント2…技量判定+20に成功で命中ボーナス
ストレート…距離1、1回攻撃、2倍ダメージ
スネークバイト…距離2、通常ダメージ、2回攻撃
焔霊…詠唱3ターン必要、知力追加ダメージ
ガゼルパンチ…距離0で発動、3倍ダメージ、単発
剄打…距離0で発動可、単発、2倍ダメージ、命中判定の乗数が12、75以上で朦朧
後の先…回避時クリティカル以外でも70以上でカウンター発動
ディフレクト…相手攻撃命中時、技術判定に成功で防御係数4分の1
弾滑り…銃弾など遠距離物理攻撃への回避に+20のボーナス(通常だときつめのペナルティが入ります)

所持品
蛇の宝石

・1日1回ファンブル無効
・95以上クリティカル扱い
・瀕死時に50%でコーウィン憑依あり(経験点は基本なし)
・85以上で朦朧打撃

加速装置
戦闘中1回だけ2回行動、1ターン溜めで3回行動、3ターン溜めで5回行動

・奥義「煉獄」
朦朧成功から発動、戦闘中1回のみ
継続率50%の朦朧打撃×2

・奥義「零剄」
距離0のみ発動、戦闘中1回のみ、1ターンの溜め必要
防御無視4倍ダメージ

・奥義「零剄・迎撃型」
カウンター時発動、戦闘中1回のみ
防御無視3倍ダメージ、但しダメージ上限は最大HPの3分の1、35%の確率で拳or脚破壊か武器落下

・奥義「空剄」
距離0のみ発動、戦闘中1回のみ、防御無視3倍ダメージ

・奥義「奇門解放」
10ターンの間全ステータス+3、追加ダメージと攻撃係数と防御係数にボーナス(ともに8→4に)
使用後は反動で1時間全ての行動にペナルティ(要宝石の力解放)
526 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 19:54:48.34 ID:855GX0/EO
#

「……ふう」

一気に「ソンシ」を読み終え、僕は溜め息をついた。今から2000年以上前に、これほどの本があったなんて。
いや、僕の時代から数えれば5万2000年も前になるのか。どうしてこれほどの本が、後世に残されなかったのだろう?

書かれているのは、どちらかと言えば軍隊を動かす上での心構えだ。だけど、1対1の戦闘にも役立つ教えも沢山ある。
例えば「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」。思えばいつも、特に戦術を立てずに相手に当たっていたように思う。
相手の出方を考え、それに応じて策を練る。こういう視点は、僕には欠けていた。

「どうだ、読んでみて」

「……参考になることばかりです。思えば、座学はあまりやって来ませんでした」

「それはある程度やむを得んところがある。『一族』の連中は、俺たちが知恵を付けにくいようにこういった書物を封印していたからな」

「……え?」

「残念だが事実だ。まあ、こことの行き来ができるようになった今となっては無意味だがな。
秩序を維持するには、民は愚かであった方がいい。下手に知恵をつけた愚民が、一番たちが悪い。
ここにいるとそれがよく分かる。もっとも、だからといって知恵を独占するのがいいとも思わんが」

フレールさんが皮肉めいた笑みを浮かべた。

「とにかく、暇ならここに来るといい。まだ書物は沢山あるからな」

※フレールの書斎では確率で知力が上昇します。
527 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 19:58:07.33 ID:855GX0/EO
#

「これが対天使樹用のマスクだ、それとこれが銃弾」

マエザキさんが頭をすっぽり覆う頭巾のようなものを僕に手渡した。

「何か、重そうですね」

「それは仕方がないな。これは君に既に渡している対オルディニウム用の防護服とセットで使うべきものだ。
天使樹がオルディニウムの影響を受けた存在である以上は、どうやっても似通ってくる」

※マスク着用中は技術-2
528 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 20:02:41.13 ID:855GX0/EO
「でもこれしかない、んですよね」

「そうだな。まあ銃弾を撃ち込めば枯れるのは疑い無い。
問題は、既に人化しているものがあった場合か」

「人化?」

「そうだ。聞く話によれば、天使樹は実に受粉すると人間のように移動するらしいな。
できるだけ根を下ろす前に何とかしたいところだ。こちらでも銃弾は量産できるように準備するが」

なるほど、かなり厄介みたいだ。でも、これでやるしかない。

「……ところで、『エメリア化』の抑制についてなんですけど……」

※75以上で手掛かりあり
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 20:07:01.90 ID:n/GX3kl5O
はい
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 20:13:13.35 ID:WDi+sPG50
>>494で使われなかった分をここで使えます?
531 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 20:21:30.94 ID:855GX0/EO
>>530
使えます。
532 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 20:54:05.15 ID:855GX0/EO
※クリティカル

マエザキさんが「その件か」とにこやかに頷いた。

「一応、封じる方法は幾つかある」

「本当ですか?」

「ああ。そもそも、エメリア化というのがどういう条件下で起きるかということから出発すればいい。
確か、ミラ君に『一角獣』因子のあるミーシャという女性の血を摂取させたら、ごく短時間『エメリア化』したんだったな」

「ええ。それが」

「平たく言えば、『蛇』の因子と『一角獣』の因子がほぼ拮抗していないと『エメリア化』は起きんということだ。
血に含まれる因子は相当濃いから、それでミラ君が『エメリア化』したわけだが……
逆に、意図的に『蛇』の因子を濃くすれば、余程でない限りそれは起きん。何なら、今ここで処置を行ってもいいが」

随分とあっさりしたものだ。つまり、僕の血を差し出せば当面は大丈夫……当面は?

「……ちょっと待ってください?それって、根本的解決にはならないですよね?」

「その通り。実のところ、これは『エメリア化』の可能性を残している。
『エメリア化』しても、ミラ君は自我を保つことができた。つまり、最後の切り札として使える余地があるということだ。
それが嫌なら、彼女を『浄化装置』にかけることになるな」

「『浄化装置』?」

「そうだ。オルディニウムによる心身の汚染を取り除く装置だな。この研究所にもあるぞ。
『蛇』や『一角獣』の因子も、オルディニウム汚染の一種だ。恐らくは同様の処置で問題はないはずだな。
ただ、その結果彼女に何が起こるかは想定しがたい。普通に考えれば、君の『蛇』因子が消えるから、彼女も相当弱体化する。
その代わり、『エメリア化』の可能性は大きく減退するな」

それは困る。やはり、虫のいい話はないということなのかな。

「完全に制御する方法は」

01〜50 さすがにそれは見えんな
51〜75 時間が相当かかる上に、その子をしばらくこっちで預かるぞ
76〜94 時間が相当かかるが、やれんことはないな
95〜00 再判定
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:00:31.80 ID:oaNRtTT30
534 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 21:14:13.32 ID:855GX0/EO
「相当時間がかかるが、やれんことはないな」

「本当ですか!!?」

「ああ。そのためには、一度ミーシャって子も連れてきて欲しい。『蛇』と『一角獣』の因子を、徹底解析してみる必要があるのだ。
その上で、『エメリア化』が発生した際に起きる事象を仮想空間上でシミュレートする。そして、力だけを行使できるようなシステムを構築する。
推定するに、『エメリア』そのものとは言わずとも、相当強力な力が振るえるようになるはずだ」

ミラがニヤッと笑った。

「それは楽しみだな。で、どのぐらい時間がかかる?」

「そうだな、ミーシャ君を連れてきてから……」

01〜60 2、3ヶ月というあたりかな
61〜85 1ヶ月以上はみてくれ
86〜94 多分1ヶ月弱だな
95〜00 再判定
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:19:54.88 ID:n/GX3kl5O
536 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 21:22:19.25 ID:855GX0/EO
※クリティカル、再判定

01〜70 2週間かな
71〜94 1週間かな
95〜00 数日もあれば
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:22:47.00 ID:v3tzdPwDO
はい
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:24:18.93 ID:WDi+sPG50
えっ
マエザキのおっさん有能なんて次元じゃないぞコレ
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:27:53.84 ID:n/GX3kl5O
うっそだろ…どうなるのこれ
540 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 21:39:44.81 ID:855GX0/EO
偶奇判定です。

奇数……再判定(クリティカルに伴うもののためファンブル回避権の消費はなし)
偶数……即日可能

コンマ下3
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/02/14(金) 21:40:04.59 ID:CE3UEYQZo
相当時間がかかるとは一体…うごごご
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:41:01.69 ID:v3tzdPwDO
はい
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 21:41:03.58 ID:oaNRtTT30
544 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 21:51:40.84 ID:855GX0/EO
「ミーシャ君を連れてきてから……そうだな、3ヶ月は見て……」

「マエザキ先生?何言ってるんです?」

急に部屋に入ってきたのは……


「アリスさんっ!!?」


「ん?誰この人たち。知らないわよ」

「ああ、アリス君。彼らはサイファー君たちとはまた別の世界から来ている。『エメリア化』についての相談を受けてな」

「ああ、あんたたちが噂の!カミュちゃんから聞いたわよ?何か女の子っぽい──ジャパニーズでは『男の娘』っていうんだっけ?そんな子が来てるって。
で、『j』って生命体があなたね。会えて嬉しいわ。私はアリス・シェフィールド。15歳の超天才少女よ」

「は、はあ」

何か僕らの知るアリスさんとは全然違うぞ。こんなに早口でも自信過剰気味でもない。

「まあそれは置いといて。マエザキ先生、『オルディニウム量子コンピューター』のこと、忘れてない?開発されたばかりの」

「おお!あれか。でも実戦投入は……」

「できるわよ?多分、その程度の演算なら即日できるわ。
既存の量子コンピューターより遥かに高速だもの。サイファーさんたちの世界にある『ウィルコニア』、だっけ?あれと同一性能はあるはずだからね」
545 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 21:52:23.85 ID:855GX0/EO
今日はここまで。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 22:10:00.59 ID:WDi+sPG50

たいへんなことになってしまった
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 22:51:40.09 ID:kpG6Jht30
○○が一晩でやってくれましたより早いとは…
即日だぞ即日
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/14(金) 23:02:51.80 ID:GVC6y7w+O
朝から晩までなら実質同じだから…
宝石と奇門使えばなんとかミラに遅れは取らないかと思えばすぐに絶望的に突き放されるクランくんの明日はどっちだ
上級職に就いてなくて係数が悪いどころか、攻撃スキルも初期も初期のリバーブローを使うような有様だし強化は急務か
549 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/14(金) 23:32:02.21 ID:855GX0/EO
>>548
ぶっちゃけ戦力的にミラに追い付くのはほぼ無理ですね。
とはいえ、強敵の片割れをミラが、もう片方をクラン(たち)がやる構図になるでしょうから、強化には意味があります。
何より、天使樹の一件を別にすれば、時間的余裕はたっぷりあります。

上級職ですが、教えてもらえるのは現状この辺りです。なお、ローマンはまだ会えていないのでフラグが立っていません。

・滝(ストライカー)
・サイファー(重装騎士)
・エリス(忍者)
・ローマン(魔法拳士)
・ヤーヤ(大魔術師)
・クロス(トリックスター)
・ヒースコート(剣術家)
・ナガト(???)

格闘家として純化すれば手数重視になります。
係数は高めですが、クリティカルの量で押しきるスタイルになります。
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/15(土) 05:09:35.17 ID:onXrE9X4o
もうミラもララもオリヴィアもエメリア化して、全ての世界を救ってもらえばいいんじゃないの……?
551 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/15(土) 10:19:13.68 ID:KFEfqNGcO
>>550
恐らくそれは物凄くハードルが高いです。
(ミラの「エメリア化」自体超低確率を突破した結果のためです)
552 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/15(土) 10:44:25.50 ID:KFEfqNGcO
「『ウィルコニア』と同一性能?」

「私は向こうの事情に詳しくないから何とも言えないけど。『アンサートーカー』機能ぐらいは持ち得るんじゃない?」

何だその「アンサートーカー」って。マエザキさんは腕を組んで唸っている。

「恐らく限定的だと思うがなあ。ただ、この件については確かにできなくはない、か……」

「どういうことですか?」

「アリス」さんがにやっと笑った。

「『アンサートーカー』はすっごくざっくり言えば、『知りたいことをほぼ即時に教えてくれる』装置ってこと。
もちろん必要なデータがある程度揃ってないと意味がないわけどね」

「ということだ。さすがに別世界の出来事や人物の行動を予測することは恐らく無理だろうが、こういうことなら可能だろう」

「ま、天才アリスちゃんのお蔭で完成したわけだけどね」

マエザキさんが溜め息を付いた。

「君よりはシェフィールド博士の貢献が大きいはずだがな」

「でも私なしでは完成しなかったのも事実でしょ?というわけで君たち、感謝しなさい?」

15歳なら僕と同じ歳なんだけどなあ……僕は「ハハハ」と苦笑するしかなかった。

「とにかく、『エメリア化』の制御についてはミーシャ君を呼んでくればどうにかなるだろうな。
いつでもいいから連れてくれば対処しよう」

※ミラの強化フラグが立ちました。クランとミラ、ミーシャを「過去の世界」に連れてくれば可能です。
ただ、現状「維持装置」は2つしかないのですぐに行動というわけにはいきません。
553 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/02/15(土) 10:49:43.17 ID:KFEfqNGcO
※「アンサートーカー」に1問だけ質問ができます。自由安価です。
募集は1200までです。何もなければ温泉旅館でのイベント(発生確定、R要素あり)に移行します。

なお、上にある通り「今別の世界で何が起きているか」「別の世界で不明なことの解決方法」は質問不可です。
現状クラン、ミラ、オリヴィアの3人関連の質問か、この世界についての質問に限定されます。
また、上にあるようにオリヴィアの「エメリア化」は現状ほぼ不可能です。やり方くらいは教えてくれますが。
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