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【安価】オルランドゥ大武術会12【コンマ】

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533 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 12:57:15.53 ID:W1pHe4vPO
※戦闘終了
※HP+50、経験点50p、奥義習得ポイント2p


ボスゥゥッッ!!!


肉を打ち抜く感触。やがて、拳の先にニチャリと何かがまとわりついた。


「ギ……ギギィィ…………!!」


「スマイル」がゆっくりと傾く。そしてその巨体が、床に沈んだ。

「やったか!?」

「……多分」

一気に疲労感が襲ってきた。「奇門」を開いた反動だろう。
「スマイル」は、痙攣したまま動かない。どうやら、終わったようだ。

「仕留めたかい」

ジャボンを守るのに専念していたアミールさんもやってきた。僕は小さく頷く。

「死骸の塊、か。……それが別の命を与えられた帰結と思うと、やりきれないが」

「ですね。これで、残るは『コンダクター』だけですか」

※イベント判定
01〜15 悲しげな音楽が流れる
16〜94 特になし
95〜00 スマイルから声が聞こえる
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 13:03:24.87 ID:fY+KW+WlO
535 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 15:11:20.97 ID:W1pHe4vPO
※通常進行

「そうなるね。そいつの処理は後でということになるけど」

アミールさんがジャボンの方を向いた。

「君にも礼を言わなきゃね。君がいたお陰で、比較的楽に討伐できた」

「……私にも責任はありますから。それに、この素体には……私の弟も使われている」

「……!!そうか……」

「いつか、ちゃんと死なせてあげたかった。死にたくても死ねない存在にさせてしまったのは、私のせいです……うぐっ……!!」

「……今は泣くといいよ」

アミールさんが彼女を抱き寄せた。嗚咽が広間に響く。

カチリ、とローマンさんが剣を鞘に納めた。

「『コンダクター』については、明日以降に対応しよう。『スマイル』と意志疎通をしようとしていたことからして、恐らくは格段に厄介な存在だ」

「同感です。とりあえず、今日は戻って休みましょうか」

※95未満で85日目へ
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 15:27:32.27 ID:I1EBWbf/O
はい
537 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 18:23:17.21 ID:W1pHe4vPO
【85日目】

「……暑い」

オルランドゥの夜がこんなに蒸し暑いなんて知らなかった。これまで拠点を比較的涼しいイーリスに置いていたから、なおさらそう感じる。
トリスの夏も暑いけど、もう少しからっとしている。まとわりつくような湿気は、初めての経験だ。

「むぅ……クラン?」

「あ、ラーナ。眠れた?」

「そんなには。これ、部屋に氷でも置けばよかったね」

「トリスではよくやるよね。……疲れがちょっと残ってるかな……」

※30以下でこの日のコンマ修正-5
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 18:24:49.49 ID:bpZOwefDO
はい
539 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 19:34:47.48 ID:8ZRQYuDUO
僕は大きく伸びをした。……まあ何とかなるかな。

「まあ昨日は遅くまで大変だったみたいだしねえ。今日はその『コンダクター』ってのを討伐するの?」

「いや、その前にやらなきゃいけないことがある」

僕は電話を取った。かける先は、もちろんサイファーさんだ。

…………

……

01〜10 ?????(1回のみファンブル扱い)
11〜40 今日は無理らしい
41〜89 すぐに行くらしい
90〜00 上+α
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:43:46.31 ID:/k1O+AJg0
やあっ
541 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 19:56:13.16 ID:8ZRQYuDUO
#

一通り状況を説明すると、


『今日は無理らしい。例の結界だが、ちょっと危うくなっている』

「……え?」

『ベネディクトは君らの世界を経由してここに来るのを諦め、改めてごり押しするつもりなのかもな。
シデさんとジェラードさん、コーウィンさんだけでは支えきれなくなってきてる。
今、その他の一族……それとノワールなども動員して対応中だ。まあ、何とかなりそうらしいが』

……今日は難しいのか。とすると、今日「コンダクター」を討伐するのは諦めた方がいいということになる。

「僕がそっちに行かなくて大丈夫ですか?」

『ノワールからの連絡では、まあ時間をかければ結界の『補強』はできるらしい。だから心配は要らないだろう』

ふう、とサイファーさんが息をつくのが聞こえた。

そうなると、今日僕が取るべき行動は……

(自由行動1回目)
1 サンタクルスの尋問
2 ネーロとの会話
3 「穴」に行く
4 ウィルと稽古する
5 ローマンと稽古する
6 クロスの所で稽古する
7 モリブスに行く
8 ダーレン寺に行きオリヴィアの様子を見る
9 その他自由安価
10 巻き戻し権利を使う(戻る場所は>>539

※2票先取
542 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 19:57:33.52 ID:8ZRQYuDUO
※途中送信してしまいました。

#

一通り状況を説明すると、サイファーさんが溜め息をついた。

『今日は無理らしい。例の結界だが、ちょっと危うくなっている』

「……え?」

『ベネディクトは君らの世界を経由してここに来るのを諦め、改めてごり押しするつもりなのかもな。
シデさんとジェラードさん、コーウィンさんだけでは向こうからの攻撃を支えきれなくなってきてる。
今、その他の一族……それとノワールなども動員して対応中だ。まあ、何とかなりそうらしいが』

……今日は難しいのか。とすると、今日「コンダクター」を討伐するのは諦めた方がいいということになる。

「僕がそっちに行かなくて大丈夫ですか?」

『ノワールからの連絡では、まあ時間をかければ結界の『補強』はできるらしい。だから心配は要らないだろう』

ふう、とサイファーさんが息をつくのが聞こえた。

そうなると、今日僕が取るべき行動は……

(自由行動1回目)
1 サンタクルスの尋問
2 ネーロとの会話
3 「穴」に行く
4 ウィルと稽古する
5 ローマンと稽古する
6 クロスの所で稽古する
7 モリブスに行く
8 ダーレン寺に行きオリヴィアの様子を見る
9 その他自由安価
10 巻き戻し権利を使う(戻る場所は>>539
11 第二世界に行く

※2票先取
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 19:59:11.23 ID:/k1O+AJg0
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 20:01:45.97 ID:j5Dl1rgeO
1
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 20:07:52.85 ID:HQHRQoY70
1
546 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 20:36:32.94 ID:8ZRQYuDUO
#

「……君たちか」

ネーロ院長はベッドから起き上がった。

「具合はどうですか?」

「まあ、少しは良くなった。そこにいる2人のお蔭だ。
イマーラ・ランドルス様、心から御礼申し上げる。そしてその少女も」

「いえ、当然のことをしたまでです」

一礼する師匠に対し、ナディアは顔を赤くして俯くばかりだ。

「で、ここに来たということは何か話を聞きたいということだな」

「ええ。実は……」

僕はまず、昨晩あったことを話した。ネーロ院長の顔が険しくなる。

※50以上で洗脳中の記憶が一定程度ある
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 20:37:27.82 ID:j5Dl1rgeO
はい
548 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 20:56:33.20 ID:8ZRQYuDUO
「……すまなかった。私の不徳の致すところだ。
あんな実験などすべきではなかった。娘まで差し出し、多くの人を犠牲にした……処刑もやむなしと理解している」

「貴方は操られていただけです。そのことは、重々……」

「それでもなお、だ。アヴァロンからの不意の呼び出しを、不審に思うべきだったのだっ!
その挙げ句が、あの眼鏡の男に掛けられた魔法だ……悔やんでも悔やみ切れない……!!」

唇を強く噛む院長に、ローマンさんが首を振った。

「お前は悪くない。誰だって同じ目に遭ったはずだ。アミールもそれは承知している」

アミールさんは事後処理のため、オルランドゥ政府に掛け合っているらしい。「沙汰はそのうち下るだろう」とのことだ。
恐らく、ネーロ院長は状況を考慮されて解任止まり。サンタクルス副院長には極刑が予想される、らしい。

「……私にできる償いは」

「在野にあってもできることは多くある。私も力を貸そう。だが、差し当たっては……『コンダクター』の処分だ」

「……あれか」

「ああ。極めて厄介な存在だというのは薄々分かった。だが、どうすれば処分できる?闇ギルドの奴が鎮圧したらしいが……」

01〜30 ……鎮圧はできても……(1回のみファンブル扱い)
31〜80 あの時は……
81〜89 あの時は……あるいは
90〜00 鎮圧と処分では方法が異なる
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 21:00:30.68 ID:bpZOwefDO
はい
550 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 21:16:39.96 ID:8ZRQYuDUO
「あの時は、私を洗脳した眼鏡の男が対応した。同程度の精神波を当てれば相殺はできた。ただ、そこから処分となると……確信が持てない」

「『コンダクター』を造り出したのは」

「サンタクルスの研究班だ。誰を素体として、どうやってあれが作られたかは知らない。
分かっているのは、披露の場で突如あれが暴走したという事実だ」

「……サンタクルスが口を割るだろうか」

「あれには研究者としてあるべき善悪の基準がない。恐らく、難しいだろう」

部屋を沈黙が包んだ。僕は……

1 サンタクルスの所に向かう
2 アヴァロン、及び「実行委員会」について質問する
3 アミールの所に向かう
4 その他自由安価

※2票先取
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 21:20:58.23 ID:/k1O+AJg0
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 21:22:53.82 ID:ls9+vgLoO
2
いけるなら実行委員会保護を先に済ませてしまう手もありか
553 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 23:26:08.71 ID:TQsbHMj6O
「『実行委員会』についてお聞きしたいんですが」

「やはりそれを訊いてきたな」

驚く様子もなくネーロ院長は頷いた。

「君たちが私を救おうとした理由は、大体見当が付いている。私が持つ、彼女たちへの道のためだ」

「ええ。彼女たちの素性も知っています。『一族』と呼ばれる、かつてこの世を統べた人々の傍流だと」

「……!!そこまで知っていたか」

「やはり、御存知だった」

「オルランドゥ家は、彼女らの片割れ『デアドラ』の末裔だ。彼女とフローラの庇護のもと、オルランドゥと魔術学院は発達したと言っていい。
大武術会も彼女たちの発案だったと聞く。ただ、誤算は既に『ケイン』の落とし子……いやそのものが生まれ落ちていたことだった」

「……クリス・トンプソン」

ネーロ院長が目を閉じた。

「彼女たちはこれ以上彼の力が拡がらぬよう、全力で阻止した。大武術会でも、彼らの手の者が優勝しないよう陰に陽に手助けをしてきたと聞く。
もちろん、不正行為とならない範囲においてだが」

「……大武術会は、一種の代理戦争だったと?」

師匠の問いを院長は肯定した。

「そうだ。貴女にも迷惑をかけた。そして、ヒースコート卿にも。
これまでの所、幸いにも闇ギルド側が勝つことはなかった。クリスの力は限定的だったからだ。……しかし」

「『壊れた世界』の介入、ですね」

「クラン君、その通りだ。そして彼らは、直接彼女たちを落とすことを狙った。後は君たちの知る通りだ」

「……彼女たちは、今どこに、どうしているんですか?」

01〜20 分からない
21〜70 まだ洗脳されたままだろう、と思う
71〜89 まだ洗脳されたままだろうが……
90〜00 私と同じなら……
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 23:28:29.93 ID:bpZOwefDO
はい
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 23:28:31.67 ID:4roEs0rYO
556 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 23:34:00.83 ID:TQsbHMj6O
※クリティカル、今後のクリティカル範囲は95〜に

「確証は持てない。ただ、彼女たちを洗脳したのは、恐らく私の時と同じあの男だ。
とすれば、私と同様に既に洗脳は解けていないとおかしい」

「……!!なら、今から行けば……!!」

ネーロ院長の表情は晴れない。

「いや、自由の身では恐らくはあるまい。もし自由の身なら、もう少し動いている。
恐らくは……クリスが何らかの方法で捕らえていると思う」

「何らかの方法?」

※85以上で薄々知っている
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/11(水) 23:36:31.17 ID:4roEs0rYO
はい
558 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/11(水) 23:46:00.12 ID:TQsbHMj6O
「詳しくは分からない。だから、護符を君に託した」

そういうことだったのか。とすると、今から彼女たちを救いに行くのは十分可能だ。

恐らくクリスはブレイズが死んだ後、プレーンウォークでそのアヴァロンという所に飛んだのだろう。そこで正気を取り戻した2人を閉じ込めた……?

クリスも精神感応術は使えるだろうから、再洗脳という可能性もなくはない。
ただ、「ブレイズ」ほどの使い手ではないはずだ。
それと、殺されたという可能性は極めて薄い。彼女たちが「一族」の一種なら、「血の呪い」は警戒するはずだからだ。

とにかく、行く価値はある。

「……分かりました。早速使ってみます」

ネーロ院長が頷いた。

「健闘を祈る」

※95以上で自由選択へ
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 00:02:29.88 ID:f3LxNHCfO
560 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 00:20:52.82 ID:tnUdGOB3O
※上は間違いです。95未満でした
※クリティカルのため昇格

今日はここまで。ネーロからの餞別(?)があります。(判定で対象決定)
561 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 09:56:14.37 ID:W/iX1S2YO
「……ちょっと待ってくれ」

何かを思い出したように、部屋を出ようとする僕らをネーロ院長が呼び止めた。

「何ですか?」

「少し、託したいものがある」

※対象
7の倍数 ナディア
7の倍数+1 ミラ
それ以外 ラーナ
95〜00、ゾロ目 クラン
562 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 10:05:59.57 ID:W/iX1S2YO
>>561
クラン→クランとラーナに変更
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 10:15:10.03 ID:st5pqehL0
564 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 20:13:45.59 ID:0ZimyBX2O
院長の視線はラーナに向けられている。

「私、ですか?」

「そうだ。確か、君はあの大魔導師ヤーヤ・バータラ様の弟子だったな」

「はい、それが」

ネーロ院長は無言で掌を彼女に翳した。

「掌を合わせてほしい。君にある力を与えたいと思う」

「……え?」

「オルランドゥ家に伝えられてきた力だ。私がこれを持つ資格は、もはやない。
そして、ヘカーテには普通の人間として生きてほしい。ならば、君に託そうと思う」

ラーナの顔色が変わった。

「ちょ、ちょっと!!?そんな大層なもの、私が受け取るわけには……!!そもそも、何ですかそれって!?」

「『未来視』の力だ。不完全なもので、力も弱いが……君たちの力になると確信している」

「……『未来視』?私たちが来ると知っていたのも」

「その通りだ。ただ、それは朧気で、望めばすぐに何かが分かるものではない。
それでもなお、強烈な因果律をねじ曲げるような……『一族』のような奴の介入がなければ、ある程度までは未来が分かる」

ネーロ院長は真剣な目でラーナを見ている。彼女もついに、右手の掌を彼に合わせた。

「行くぞ」


ヴォワン


01〜94 予知レベル1
95〜00 予知レベル2
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 20:15:17.76 ID:2yzjDARH0
せいや
566 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 20:40:27.22 ID:0ZimyBX2O
「……これでいいんですか?特に何も変わりは……」

「さっき言ったように、この力は弱い。意図して使えるものでもない。
それでもなお、かなり有効だと私は思っている。特に、迫り来る危機に対しては」

「危機、ですか」

「そうだ。ただ、さっきも言ったように因果律を曲げる存在には有効ではない、らしい。それだけは気を付けてくれ」

※予知レベル1
ファンブルやそれに類する事態が発生した際、30%の確率で発生します。
寸前でラーナが察するため、行動の先回りなどが可能です。
ただ、特定の事態には対応できません。(ミラのエメリア化など)
覚醒レベル5以上で2に昇格するチャンスがあります。
567 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 20:58:00.85 ID:0ZimyBX2O
#

「うーん」

ラーナがしきりに首を捻っている。

「どうしたの?」

「いや、本当に何が変わったか全然分からないし……これでいいのかな?」

「自分の意思では発動できないって言ってたしね。まあ気にしても仕方ないよ」

※初回限定で発動判定
90以上で?
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 20:58:45.14 ID:s35x93NL0
569 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 21:02:40.05 ID:0ZimyBX2O
(自由行動2回目)
1 アヴァロンに行く
2 サンタクルスの尋問
3 モリブスに行く
4 ダーレン寺に行きオリヴィアの様子を見る
5 その他自由安価

※2票先取
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 21:06:18.74 ID:st5pqehL0
4
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 21:11:40.21 ID:BsTLO++5O
5
ヘカーテって確か一族に近い力を持てるかもって流れになってたような気がするがその話は知っておいてもらったほうがいいのでは
親子関係が修復されるか決裂するかはともかく洗脳が解けた今向き合うきっかけとして使えそう
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 21:34:32.11 ID:s35x93NL0
>>571
573 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/12(木) 21:48:53.48 ID:0ZimyBX2O
#

「そういえば、ヘーカテに一度会った方がよくない?一応、『コンダクター』の件以外は魔術学院の問題は解決されたわけだし」

「そうね……すぐにアヴァロンに行ってもいいけど、まだ余裕はあるし悪くないわね」

師匠も同意してくれた。確か、アミールさんの実家にいるんだっけ。


アミールさんの家から少し街の中心部に歩くと、官庁が並ぶ一角に出た。確かこの一角に……あった。

「結構大きいな」

「名門らしいからね。アミールさんもこっちにいるかも」

守衛にここに来た理由を話すと……

01〜25 髭の男性が現れた
26〜65 アミールさんが髭の男性と現れた
66〜94 アミールさんが髭の男性と現れた。……あれ?
95〜00 アミールさん……とファルアムル様が現れた
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 21:49:44.71 ID:BsTLO++5O
はい
575 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 00:00:11.61 ID:geP+gtBRO
「やあ」

アミールさんが髭の男性と現れた。……あれ?

「……どうしたんですか、彼女」

アミールさんの後ろに、ヘーカテが隠れている。心なしかむくれているようだ。

「ハハハ……何か懐かれちゃってね。どうしたものかと」

「……女の人、いっぱい……」

「あ、ああ。彼は男性だよ、心配しないで」

「……むう」

どうやらまた女の子に間違われてたらしい。というか、僕のことを覚えてないのかな。

「それはともかく。父のフロイドだ」

「君が噂の少年か。そして、イマーラ様。御活躍はかねがね」

「お恥ずかしいです……私より、彼の役割の方が大きいので」

「いやいや、相変わらずの武術の冴えと聞きます。貴女が現役の頃の鬼気迫る勇姿は、今でも覚えてますからな」

フロイドさんは順番に握手をした。

「で、用件は?」

「実は、ちょっと彼女とネーロ院長を会わせたいと思っていまして」

※ヘーカテの反応
01〜65 ……嫌っ
66〜94 お父様?
95〜00 お父様!!
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 00:02:02.33 ID:0XJvW2CA0
577 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 00:05:50.62 ID:geP+gtBRO
※クリティカル、再判定
01〜65 昇格
66〜94 2段階昇格
95〜00 上+α(????が登場)
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 00:07:12.64 ID:GduBRUHDO
はい
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 00:07:28.79 ID:Aes2pkPCO
はい
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 02:09:25.55 ID:8JpTiiNZ0
よく見たらヘカーテの名前ヘーカテになってますよ
581 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 08:18:00.67 ID:90ViFcC3O
>>580
申し訳ありません。相場がぶっ壊れて混乱していたようです。
582 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 09:30:27.27 ID:90ViFcC3O
「……お父様?」

ヘカーテがきょとんとした表情で聞き返してきた。この反応は……

「まさか、記憶が」

アミールさんの顔が曇った。

「恐らくは。ハーデンらに色々酷いこともされたようだしね。まして、洗脳されていたとはいえ自分を売ったのは実の父親だ。
記憶を飛ばし、幼児退行することでなんとか身を守ろうとしているんだろう」

「……そういうことですか……肉体的には大丈夫なんですか?」

「健康で日常生活は送れるね。……」

※「一族」としての力は……
01〜35 それすら封印してる
36〜70 時折その片鱗は見せている
71〜85 魔力の才は間違いない
86〜94 明らかに傑出している
95〜00 上+α(????登場)
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 09:43:50.33 ID:GduBRUHDO
はい
584 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 09:52:57.92 ID:LIqijbA4O
※クリティカル、再判定
01〜25 昇格
26〜60 2段階昇格
61〜85 3段階昇格
86〜94 4段階昇格
95〜00 上+α(????と????)
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 10:00:46.49 ID:T6KrYuPn0
v
586 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 14:13:10.75 ID:vqaqVlnqO
「魔力の才も疑い無い。元は才女として知られてたからね。僕の嫁候補にも上がっていたぐらいだ」

「……え?」

「オルランドゥ家は代々長寿・不老の家系でね。君と同じぐらいに見えて、倍は生きている。
まあ、君の奥さんたちも見た目と年齢が一致してないのばかりだけど」

ヘカーテは「むう……」と言いながらアミールさんの影に隠れている。

僕は……

1 ネーロに彼女を会わせる
2 放っておく

※2票先取
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 14:15:35.82 ID:2OkklH2zO
1
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 14:15:56.37 ID:saTe50rLo
1
589 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 19:28:24.86 ID:I8zXrB9oO
#

「ここに私のお父様が?」

僕らはアミールさんの私邸に着いた。ここでしばらくネーロ院長は体力回復に専念することになっている。

「ああ。君に謝りたい、と言っていた」

「……?よくわかんない」

ヘカーテは首をかしげている。彼のいる2階へと向かった。

「どうしたのだね。またここに……ヘカーテ!!?」

※ヘーカテの反応
01〜30 嫌ああっっっ!!
31〜60 この人がお父様なの?
61〜94 お、お父様?
95〜00 ……あ、ああっ……!!
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 19:32:14.63 ID:Msv5vQ4B0
591 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 19:52:58.38 ID:I8zXrB9oO
「……?……お、お父様!?」

ヘカーテの目に光が戻る。そして、彼女は涙を流しながらネーロ院長の元に駆け寄った。

「ヘカーテ……!!すまなかったっ……!!」

「……ううん……あれがお父様であって、お父様でないのは分かってたから……
また、前のお父様に会えて……本当に、本当に嬉しいです……!!」

「本当に、本当にすまなかった!!どれだけ呪ってくれても構わないっ……」

「その必要はないです。……お父様も、アミール様たちに救われたのでしょう?」

アミールさんが驚いた表情を見せた。

「……記憶が戻ったのかい」

「まだ、途切れ途切れですが……本当に、ありがとうございます」

深々と礼をする彼女には、もうさっきまでの幼さはない。これが本来の彼女なのだろう。

「いや、礼なら彼らに言ってくれ。僕は大したことはやってない」

「……この方たちが」

僕は軽く会釈をした。ヘカーテが微笑む。

「そうですか……確かに、皆さん素晴らしいマナをお持ちですね。アミール様のお友達ですか?」

「友達というほどじゃないけどね。彼らは君やネーロ院長をこんな目に遭わせた連中と戦ってる。
僕としても協力者はできるだけほしい。君にも力になってほしいと考えているんだが」

「あら、アミール様なら十分なのではなくて?」

「買い被り過ぎだ。一応、『拳神』ウィル・アピースなど世界の強者が彼らに協力している。ただ、それでも足りないかもしれない」

「そこまで、ですか」

ネーロ院長が頷いた。

「魔術学院に『コンダクター』という怪物がいる。あれは相当な難物だろう。
そして、私とお前をこのような目に遭わせた黒幕は姿を眩ましたままだ。私もできる限りのことはするつもりだが」

ヘカーテは……

01〜30 私の力では……
31〜80 是非協力させてください!
81〜94 是非協力させてください!それで、何をお望みですか?
95〜00 上+α
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 19:53:56.75 ID:2OkklH2zO
はい
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 19:53:59.93 ID:p9GhNPCd0
おりゃ
594 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 20:00:33.23 ID:I8zXrB9oO
「是非協力させてください!何が私にできるかは知りませんが……」

僕とアミールさんは安堵の笑みを浮かべた。彼女も魔洸石の照射で何かの力が身に付いている、らしい。それが僕らの助けになるかもしれない。

※偶数で?
ゾロ目、95〜00なら次回行動でヘカーテ起用へ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:03:12.30 ID:Msv5vQ4B0
596 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 20:08:05.78 ID:I8zXrB9oO
「それと……アミール様」

アミールさんの袖を顔を赤くしたヘカーテが掴んでいる。……ん?

「な、なんだい?」

「あの……後で大事なお話があります。よろしいですか?」

アミールさんが汗をだらだら流しながら、僕に目で救いを求めている……ような気がする。
この展開、すっごく身に覚えがあるぞ……

1 アミールには既に妻がいることを説明する
2 黙っておく
3 その他自由安価

※2票先取
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:08:46.08 ID:p9GhNPCd0
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:10:33.78 ID:Msv5vQ4B0
2
599 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 20:29:25.28 ID:I8zXrB9oO
……まあいいか。僕が言えた立場でもないし。

#

アミールさんはヘカーテに引っ張られて別室へと行ってしまった。まあ、しばらくすれば戻ってくるだろう。多分。

「で、これからどうするの?」

「一応、アヴァロンには行ける状況だよね。『実行委員会』の2人は洗脳されてないみたいだし。ただ、クリスが何を用意してるか、かな」

僕はお昼のサンドイッチをかじった。師匠がそれに同意する。

「そうね。それが分からないのはちょっと怖いわ」

「心配ないだろ。戦力的には十分だ。『コンダクター』とやらは対策なしでは厳しいだろうが」

「わ、私も早く行った方がいいかなって。……差し出がましいですけど」

ミラとナディアは積極的に出た方がいいという意見だ。ラーナはブドウを一粒口にする。

「あむっ。……んー、ヘカーテの能力次第かな。私はもうちょっと待ちたいかも」

01〜25 アミールが戻らない
26〜50 アミールが溜め息をついて戻ってくる&ヘカーテがいない
51〜75 アミールがげんなりしながら戻ってくる&ヘカーテが嬉しそうにしている
76〜94 アミールが苦笑しながら戻ってくる&ヘカーテが嬉しそうにしている
95〜00 何でいるんですか
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:30:05.92 ID:2OkklH2zO
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:30:09.34 ID:pDV0AeTi0
602 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 20:50:45.21 ID:I8zXrB9oO
「あー、ちょっと待たせたかな」

アミールさんが苦笑しながら戻ってきた。ヘカーテは……何か腕を組んでいて嬉しそうだ。

「……どうしたんですかそれ」

「いや……ファルに話したら『一人ぐらいなら』だそうだ。いや、重婚できてそれをあっさり受け入れるって、トリスの倫理観ってどうなってるんだ?」

うふふ、とヘカーテが笑う。

「もう結婚されているとは思いませんでしたが……でも私も嫁に迎えて下さるなんて、やはりアミール様は大きなお方ですわ。
これからもよろしくお願いしますね?」

「は、はは……」

あ、アミールさんって僕と同じような人種だ。女の子に対して嫌と言えないんだろうなあ……
というか、ヘカーテの見た目からするととても背徳的に見える。実際はあまり年齢差ないみたいだけど。彼はそれでいいのだろうか。

まあ、いっか。皆が幸せならそれはそれで。

「まあ、おめでとうございますということで……。で、ヘカーテの得意な魔法って?」

4の倍数 攻撃魔法(威力だけならラーナ並み)
4の倍数+1 回復魔法(回復能力だけならナディア以上)
4の倍数+2 バフ魔法
4の倍数+3 デバフ魔法

ゾロ目、95〜00 ??????(非常に強力です)

※これに加えて触手が出せます
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:52:00.22 ID:HxYiRBXro
ほいさ
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 20:59:10.02 ID:ciLeV3kg0
ナイス
触手…クランなら触手責めされそうだがアミールさんの運命やいかに
605 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 21:05:41.00 ID:I8zXrB9oO
※?????

ウフフ、とヘカーテが笑った。

「ちょっと待ってて下さいね」

ヘカーテが詠唱を始める。……すると。


キィィィィ…………


強烈な違和感。何だろう、この変な感じ。

最初に異変に気付いたのは、ナディアだった。

「……あれ、ブドウが一房消えてますよ?」

「……本当だ。誰かが食べ……え?」

視線をヘカーテに移すと、彼女はブドウの粒を「あーん」とアミールさんの口に持っていっている!?

「えっ!!?」

「いつの間にっ!!?」

テーブルと彼女との距離は5メドはあったはずだ。近付いてきたなら、僕らが気付かないはずがない。

うふふ、とヘカーテが悪戯っぽく笑う。

「ごめんなさい、驚いたでしょ?これが私の魔法『時間停止』。止められる時間は前より伸びて、5秒ぐらいかしら」

「『時間停止』??」

そんな魔法、聞いたこともない。ラーナも唖然としている。

「嘘っ……」

「生まれつき、これはできたの。前は1秒だけだったけど」

凄い魔法だ。これなら間違いなく戦力になる。

「アミールさんは、このことを?」

「いや……僕も初めて知ったよ。凄いな」

彼も驚きを隠さない。となると……

(自由行動3回目(恐らく本日最後))
1 アヴァロンに行く
2 「穴」に行く
3 ヘカーテにラーナを鍛えてもらう
4 「コンダクター」討伐に向かう
5 その他自由安価

※3票先取
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 21:07:06.18 ID:p9GhNPCd0
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 21:14:17.06 ID:2OkklH2zO
1
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 21:14:41.95 ID:ciLeV3kg0
時間停止ならリーナとエリザの2人で数十秒止めたのをクラン達は経験してるはず
そっちは特定の空間の時間操作も出来るらしいし、強力ではあるがちょいと見劣りするかな

安価は1
609 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 21:29:52.99 ID:I8zXrB9oO
中断します。

>>608
失礼しました。忘れていました。
もっとも、あれは2人がけなので使い勝手はこちらが上ですね。
あと攻撃力はヘカーテに分があります。
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 21:47:06.90 ID:2OkklH2zO
ヘカーテの能力とかステータス面の詳細もうちょっと聞いておいてもよかったか
得意魔法が時間停止というだけで上の判定にあった攻撃、回復、バフ、デバフもある程度は使えると思ってもいいのかな、血筋の関係上全くできないって事もないだろうし
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 22:32:22.15 ID:saTe50rLo
へかたんには優しい世界
612 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/13(金) 23:58:42.01 ID:3ztFhGz0O
>>610
攻撃魔法は多少使えます。後はあまり使えません。
とはいえ触手攻撃はそれなりに強力ですので、サブ戦力にはなります。
また、遠距離攻撃勢にとってアミールの防御魔法とのシナジーはかなり高いです。特にヘカーテにとっては。

なお、どうでもいい裏設定を某所に書いています。
613 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 10:27:33.36 ID:/k0Y1uKLO
#

「じゃあ、行くよ」

僕は床に護符を貼った。床が渦のように大きく歪む。

「まあ、7人で行けばさすがに大丈夫だろう。何が待ってるかはよく分からないけど」

アミールさんが最初に渦に入った。

「あっ、待ってください!」

ヘカーテがそれに続く。僕らも後を追った。その先には……

※アヴァロンの状況
01〜30 禍々しい何かがいる……
31〜94 不気味に静まり返っている
95〜00 ……意外と普通じゃない?
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 10:35:00.87 ID:DZ3/Kdsc0
c
615 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 22:43:22.80 ID:wfyeUxvgO
#

「……何か不気味ね」

薄暗い空間の中、その邸宅はひっそりと立っていた。人の気配は、ない。

「本当にここにいるのか?」

「ネーロ院長はそう言ってたよね。殺されてたら話は別だけど……」

ミラに僕は返す。ただ、そう言う僕自身もちょっと自信がなくなってきた。

ラーナが目をつぶっている。多分、感知魔法を使っているんだろう。

01〜05 逃げた方がいい(1回のみファンブル扱い)
06〜10 ……命の気配が、ない(1回のみファンブル扱い)
11〜40 この最上階に、2人っぽい人がいるね。ただ、何か変
41〜94 この最上階に2人っぽい人がいるね。ただ……(再判定)
95〜00 この最上階に2人っぽい人がいるね
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 22:44:41.38 ID:wc0fz9pn0
617 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 22:50:45.66 ID:wfyeUxvgO
「この最上階に2人っぽい人がいるね。ただ、何か変」

「変?」

「うん。……静かすぎる。それに、何かが置かれてる気がする」

アミールさんが腕を組んだ。

「何かって何だろう?やはり罠かな」

「罠があるのは承知の上です。怖がっていても仕方ないですから、行きましょう」

1 引き返す
2 正面から行く
3 偵察に誰かが行く(正面から、クランと誰か1人)
4 上空から偵察(ラーナとミラ、???)

※2票先取
※4はややハイリスクです
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:14:22.79 ID:/rDszQ2aO
2
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:17:45.28 ID:KhDr0P5m0
2
620 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 23:23:31.25 ID:wfyeUxvgO
そう言う師匠の意見に僕も同意した。

「僕もイマーラと同じ意見です。この人数なら、まとまって行動すれば何とか」

「了解だ。じゃあ、入ってみようか。『虎穴に入らずんば虎児を得ず』だ」

僕と師匠を先頭に邸宅に入る。……やはり酷く静かだ。

※35以下で????
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:24:32.75 ID:/rDszQ2aO
622 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 23:29:42.89 ID:wfyeUxvgO
※特になし

「……特に罠はない……のかな」

「……邪気も感じません。安全な気がします」

ナディアも言う。でも何だろう、この不吉な胸騒ぎは。

「階段はこの奥。2階に大階段があって、3階はまた奥に階段。4階の左奥部屋にいるみたい

ラーナが言う。とりあえず、2階に行ってみようか。

#

※2階の判定
50以下で???
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:30:22.72 ID:wc0fz9pn0
624 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 23:38:24.34 ID:wfyeUxvgO
※特になし

「……この階も随分静かだね。ヘカーテは何か感じる?」

「いいえ、特には……」

アミールさんが眉を潜めた。

「妙だな。僕ですら何かが変だと言うのは分かる。でも、何もない」

「既に術中とか?」

「クラン君の心配も分かるけど、魔術的な罠じゃないな、これは。
ただ、寄り道している暇はない。早く『実行委員会』の2人の所に急ごう」

僕らは慎重に、かつ早足で歩を進める。そして大階段の所にやってきた。

01〜50 ????
51〜70 ……何かいる!!?
71〜94 特になし
95〜00 4階までフリーパス(残り判定1回に)
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:39:46.79 ID:/rDszQ2aO
626 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/14(土) 23:42:52.89 ID:wfyeUxvgO
#

大階段にも罠はなかった。どういうことなんだろう?
階段を上りきったアミールさんが訝しげに言う。

「ここも何もない、か。……ラーナ君、もう一度調べてくれないかな?」

「はい。……やっぱり、違和感しかないんですよね」

ラーナがもう一度目を閉じた。

※50以上で状況に変化あり
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:47:37.50 ID:1ZVOz1MDO
はい
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 23:48:48.14 ID:KhDr0P5m0
おー珍しくイチタリタ
629 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/15(日) 00:05:43.48 ID:i0HD6gatO
「……何か、います」

「やはりね。どこに?」

「4階の、『実行委員会』2人がいる部屋の前。僅かに動いてます。でも、これは……生き物じゃない」


「「「……え?」」」


皆が固まった。どういうことだ?

「間違いないです。『生き物じゃないけど動いてる』。というか、この邸宅……この階も、下の階も、そういうのが何体かいます。
多分、ここまで何もなく来れたのは、運がただ良かっただけかも」

「……ゴーレムか?」

「ゴーレムは話にしか聞いたことがないですけど……それとも少し違う気がします。魔力も感じないですから」

「……なんだろうね」

※85以上でヘカーテ発言
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:06:53.27 ID:c7FOnEwDO
はい
631 : ◆Try7rHwMFw [saga]:2020/03/15(日) 00:15:35.36 ID:i0HD6gatO
※ヘカーテ発言なし

「何はともあれ、先を急ごうか。防護壁だけは常時張っておくよ」

慎重に、音を立てないよう4階へと進む。……そこで僕らが目にしたものは。

01〜40 ……四つん這いの……何だあれは!!?
41〜70 ……腕のない……何だあれは??
71〜94 ……巨人……??
95〜00 ……巨人……??でも僕らに気付いてない?
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/15(日) 00:21:21.74 ID:564uLD/f0
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