シンゲキロンパ CHAPTER 04

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151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:00:11.51 ID:EYgPiq100
  施設の特徴


・ 地下3メートルに巨大な鉄板?

・ 屋外をそのまま建物で囲った構造




  施設内の場所


・ 訓練所
 
・ 食堂・調理場(食糧が充実)

・ 寄宿舎(大浴場、各々の個室がある)

・ 倉庫(訓練道具、生活用品、薬品類などが充実)

・ 飼育小屋(牛、豚、羊、ニワトリ、馬などを飼育)

・ ライブハウス(演奏用のステージがある)

・ 書庫(鍵のかかった扉がある。1つは解放済み)

・ 溶鉱炉

・ 研究開発所(作りかけの装置などがある)

・ 観測所(天気の予想をしている)

・ 林(死者の名前が記された石碑がある)

・ 赤い扉(裁判場に続く昇降機への入り口)

・ 裁判場

・ その他、鍵のかかっている箇所
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:05:06.29 ID:EYgPiq100
ジャン「…これが現在わかっている施設内の建物だな」




・ その他、鍵のかかっている箇所




ジャン「この鍵のかかっている箇所…
    確か、あと2つくらいあるって言ってたな?」

ヒストリア「う、うん…」

ジャン「それなら、調べるのはその2つだ。手分けするぞ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:10:04.71 ID:EYgPiq100
コニー「鍵のかかっている場所ならもう1つあるんじゃねえか?」




・ 書庫(鍵のかかった扉がある。1つは解放済み)




コニー「前回の探索でジャンが調べた書庫に、
    まだ入れない場所があるって言ってよな?」

ジャン「…ああ、そういえばそうだった。
    それじゃあ、鍵のかかった場所は全部で3つか…」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:15:50.81 ID:EYgPiq100
ヒストリア「それなら、その3か所に1人ずつあてようか?」

ジャン「それがいいだろうな。そこでアルミンの言ってた
    生存者と手がかり探しだ」

コニー「だけど、それだけだと人数余っちまわねえか?
    捜索隊は全部で4グループだろ?」

ジャン「ああ、だが他に場所がねえな。どうするか…」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:25:27.17 ID:EYgPiq100
アルミン「それじゃあ、僕は今までの事件現場を
     もう一度当たってみるよ」

コニー「…え?」

アルミン「モノクマが言ってた“全ての謎”の1つに
     こういうものがあった…」




モノクマ『3つの事件に隠された真実は何か』




アルミン「あれはつまり、今までの3つの事件で
     見逃している部分があるってことだと思うんだ」

アルミン「だから、今までの事件に関係する場所をもう一度回って
     隠された手がかりがないか探してみようと思う」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:40:06.57 ID:EYgPiq100
アルミン「…ミカサもそれでいいかな」

ミカサ「…わかった。ついて行く」

ジャン「よし、それじゃあ決まりだ」

ジャン「オレ、コニー、ヒストリアの3人で鍵のかかった3か所の捜査、
    アルミン、ミカサの2人で今までの事件現場の捜査…」

ジャン「これでいいな?」

ヒストリア「うん」

コニー「おう!」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 10:50:09.04 ID:EYgPiq100
ジャン「じゃあ行くぞ… 捜査開始だ!」




ダッダッダッ




アルミン(ジャンの掛け声と同時に、僕とミカサ以外の3人は
     それぞれの場所へと駆けて行った)




アルミン「………………」

ミカサ「………………」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:00:40.83 ID:EYgPiq100
ミカサ「…アルミン」

ミカサ「さっきはごめん」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私の発言でアルミンに不用意な疑惑を向けさせてしまった」

アルミン「別にいいよ。ミカサの言う事ももっともだし…」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:05:04.71 ID:EYgPiq100
ミカサ「…あれは本心じゃない」

アルミン「…えっ?」

ミカサ「私は… アルミンを本気で疑ってるわけじゃない」

ミカサ「むしろ、この中の誰よりも信頼している」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:10:14.94 ID:EYgPiq100
アルミン「じゃあ、どうしてあんなことを…?」

ミカサ「…半分は、腹いせ」

アルミン「…?」

ミカサ「私には叶えたい願いがあった」

ミカサ「だけど、その機会をアルミンに奪われた」

ミカサ「…だから、その腹いせ」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:15:15.88 ID:EYgPiq100
アルミン「…もう半分は?」

ミカサ「………………」

ミカサ「…見届けたいと思ったから」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「ジャンも言ってたけど、私たちは何度もアルミンに救われた」

ミカサ「その頭脳に、慧眼に… 命を救われてきた」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:20:08.75 ID:EYgPiq100
ミカサ「…私たちの身に何が起こっているのか」

ミカサ「全ての謎を知りたいという気持ちは、私も同じ」

アルミン「………………」

ミカサ「だから、私は見届けたい」

ミカサ「あなたがどうやって今回の大きな謎に立ち向かうのか」

ミカサ「あなたのそばで… 見届けてみたい」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/07(日) 11:25:09.37 ID:EYgPiq100
アルミン「…わかったよ、ミカサ」

ミカサ「………………」

アルミン「それじゃあ行こう」

アルミン「まずは、1番目の事件…」

アルミン「エレンが殺された現場だ」
164 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/07(日) 11:30:09.20 ID:EYgPiq100
今日はここまで
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 19:00:33.79 ID:rgBPr8Nz0
ミカサとアルミンはシロだな
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 19:10:59.04 ID:rgBPr8Nz0
このスレのミカサとアニなんかねっとりしてて気持ち悪いな
てか原作のミカサこんなこと言わないだろ
こんなに語彙力無いし
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 16:20:22.25 ID:sRRfl8tB0
― 訓練所(エレンの殺害現場) ―




アルミン(僕とミカサは、そのまま第1の事件現場へと足を運んだ)

アルミン(第1の事件現場…)

アルミン(脳裏に焼き付いて離れない、あの凄惨な光景…)
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 16:25:08.58 ID:sRRfl8tB0








アルミン『エレン!!!!』







169 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/14(日) 16:35:08.45 ID:sRRfl8tB0
今日はここまで
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 00:56:01.48 ID:t+R96WlVO
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 13:50:13.52 ID:ozoz5zJ70
アルミン(姿勢制御の訓練を行う装置…)

アルミン(そして、その下の地面に埋め込まれた歪な石…)

アルミン(よく見ると、石の吐出部には
     赤黒く固まったエレンの血がそのまま残っていた)

アルミン(エレンの死の痕跡が… 生々しく残されていた)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 13:55:07.23 ID:ozoz5zJ70
アルミン「…ん?」




アルミン(そこで僕はあるものに気付く)

アルミン(それは、事件捜査当時にはなかったもの…)

アルミン(白い花の束だった)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:05:11.11 ID:ozoz5zJ70
ミカサ「その花は私が供えたの」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「私がエレンにしてあげられるのは、それくらいしかないから…」




アルミン(そう言ってミカサは目を伏せる)

アルミン(その表情の下にあるのは、怒りか、悲しみか…
     今の僕にはわからなかった)
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:10:09.49 ID:ozoz5zJ70
アルミン「その花はどこから?」

ミカサ「林の一角に花畑がある。アニに教えてもらった」

アルミン「えっ、アニに…?」

ミカサ「元々、ここの花はアニが供えていた。
    それで… 場所を教えてもらった」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 14:15:21.02 ID:ozoz5zJ70
アルミン(アニがここに花を…?)




アルミン「………………」

ミカサ「…アルミン、どうしたの?」

アルミン「…ううん、何でもないよ」

アルミン「それよりも今は… この事件の検証をしよう」
176 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/21(日) 14:20:07.41 ID:ozoz5zJ70
今日はここまで
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 15:35:39.96 ID:hvv/ZEGIO
乙です
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:45:08.17 ID:jsU5e13+0
アルミン「この事件が起こったのは、ここでの監禁生活が
     始まってからわずか4日目のことだった」

アルミン「3日目に行われた姿勢制御の訓練が上手くできなかった
     エレンは、成績上位者だったミーナに頼み込んで…」

アルミン「夜中に2人きりで練習する約束をした」




エレン『悪いなミーナ…こんな遅くに付き合わせちまって』

ミーナ『それは言わない約束でしょ。ほら、もっとシャキッとする!』



179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:50:23.80 ID:jsU5e13+0
アルミン「エレンの姿勢制御が上手くできなかった理由は、
     金具の不具合のせいだった」

アルミン「そして、エレンの金具に不具合があったことは
     エレンもミーナも知らなかった…」

ミカサ「………………」

アルミン「そして、そのせいで…」

アルミン「ミーナが装置のクランクを回してエレンを宙に浮かせた途端、
     エレンは体勢を崩して地面に頭を打ってしまったんだ」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 00:55:24.36 ID:jsU5e13+0
アルミン「それを見たミーナは、急いでエレンを助け起こそうとした」

アルミン「だけど、そこにモノクマが現れて…」

アルミン「ミーナを唆し、エレンを殺すように仕向けたんだ」

アルミン「最初はためらっていたミーナだけど、
     生き残っているという家族の話を持ち出されて…」

ミカサ「やめて」

アルミン「………………」

ミカサ「…それ以上、聞きたくない」
181 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/06/28(日) 01:00:10.04 ID:jsU5e13+0
今日はここまで
182 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/03(金) 12:15:45.83 ID:mEeGvDHB0
申し訳ありませんが、次回は 07/12(日) に投下します
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 17:00:50.93 ID:yLKTbZzuO
了解&乙です
無理しないでね
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 00:55:52.50 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…ミカサ」

アルミン「気持ちはわかるけど… これは大事なことなんだ」




モノクマ『3つの事件に隠された真実は何か』




アルミン「さっきも話した通り、今までの事件には
     僕たちの見逃している部分がある…」

アルミン「それを探り出すには、こうやって
     事件を丁寧に振り返る必要があるんだよ」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:00:39.43 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…僕だって辛いよ」

アルミン「エレンとの付き合いは、ミカサよりも長かったから…」

ミカサ「………………」

アルミン「だから、今は我慢してほしい」

アルミン「僕と一緒に… 見逃している部分を見つけてほしいんだ」

ミカサ「………………」

ミカサ「…わかった」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:05:06.70 ID:t0+hsjbk0
アルミン「…ところで、ミカサは気付いた?」

アルミン「この事件には… 他の事件とは
     決定的に違う点が2つあるんだ」

ミカサ「…決定的に違う点?」

アルミン「1つは、これが【突発的な犯行】だっていう事だよ」

アルミン「他の2つの事件は、どちらも
     【入念な計画を練った犯行】だったけど…」

アルミン「この事件に関してはそうじゃない」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:10:14.90 ID:t0+hsjbk0




ミーナ『できないよ…私にはできない…!』ポロッ…

ミーナ『私は…人殺しなんかじゃない…!』ポロポロ




アルミン「ミーナには元々、エレンを殺す気がなかった」

アルミン「モノクマに殺人を唆された後も、最後の最後まで躊躇っていた」

ミカサ「………………」

アルミン「そう、それが2つ目の決定的に違う点…」

アルミン「【モノクマの介入】だ」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:15:19.56 ID:t0+hsjbk0
アルミン「モノクマが自ら介入したのはこの事件だけなんだ」

ミカサ「モノクマの介入なら、前回の事件だって…」

アルミン「あれはアニが“モノクマを利用した”だけだよ。
     自ら介入したわけじゃない」

ミカサ「………………」

アルミン「どうも引っかかるんだ…」

アルミン「この事件にだけ見られる特徴に…」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:20:09.19 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…引っかかるといえば、ミーナとモノクマの
    証言の違いも気になる」

アルミン「えっ…?」

ミカサ「兵団裁判のとき、ミーナはモノクマに
    殺人を唆されたと証言した」

ミカサ「それに対してモノクマは、
    そんなことはしていないと証言した」

ミカサ「2人の証言はまるで噛み合っていなかった」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:25:10.37 ID:t0+hsjbk0




モノクマ『それにしてもさ…よくそんな言い訳しようと思ったね。
     そんなのボクがいれば、すぐにウソだってバレるのに』

ミーナ『な…な…何…言ってんのよ…』

ミーナ『あんたが私に言ったんじゃない!
    あんたの話を聞いたから私は!!』



191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:30:11.66 ID:t0+hsjbk0




コニー『…なぁ、さっきから…全然訳わかんねえぞ…』

コニー『ウソだって言うのか…? 今の話が全部…?』

ミーナ『ち、違う!それだけは違う!私は本当に…!』

モノクマ『はいはい。狼少年がいくら吠えたところで
     説得力なんかないから』

ミーナ『全部あんたが…!!あんたが…ッ!!』



192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:35:12.49 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「それだけならまだいい…」

ミカサ「だけどモノクマは、ミーナの証言の一部が
    事実であることを認めた」

ミカサ「つまり、調査兵団が全滅したこと、
    人類の大半が死滅したこと…」

ミカサ「全ての壁が破られたこと、
    私たちが数年間の記憶を失っていること…」

ミカサ「それらに関しては本当のことだと認めた」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:40:03.66 ID:t0+hsjbk0




モノクマ『ボクがカロライナさんの殺人を促したという事実はありません。
     あれは全て、彼女がでっち上げた苦しい言い訳です』

モノクマ『しかしながら…』




モノクマ『調査兵団が全滅したこと』

モノクマ『人類の大半が死滅したこと』

モノクマ『全ての壁が破られたこと』

モノクマ『そして、オマエラが数年間の記憶を失っていること』








モノクマ『それらは全部、本当のことでーす!!』







194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:45:06.14 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「2人の噛み合わなさと、一部の証言の奇妙な一致…」

ミカサ「私はそこが引っかかる」

アルミン「それは… モノクマが嘘を吐いていたんだよ」

アルミン「ミーナがモノクマと会っていたのは本当で、
     そこでモノクマが例の話をミーナに聞かせて…」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:50:24.09 ID:t0+hsjbk0
アルミン「………………」

ミカサ「…? アルミン?」

アルミン「いや、違う…」

アルミン「どうしてモノクマはあんな嘘を吐いたんだ…?」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 01:55:04.98 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…えっ?」

アルミン「そうだ… そうだよ、ミカサ…」

アルミン「モノクマにはあんな嘘を吐く必要なんてなかったんだ」




モノクマ『つまりですね、“カロライナさんがボクに唆された”
     っていうのはウソだけど…』

モノクマ『“カロライナさんが話した内容自体”はホンモノなの!!』



197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:05:15.46 ID:t0+hsjbk0




アルミン『だったら…だったらどうして、
     ミーナはその事を知っていたんだよ!』

モノクマ『さあね。テキトーに練った設定が
     たまたま当たってたんじゃない?』

アルミン『そんな都合のいい話がある訳ないだろ!!』




アルミン「ミーナが適当に作った話がたまたま本当のことだった…」

アルミン「いくらなんでも、それは無理があり過ぎる。
     嘘にしては出来が悪過ぎる…」

アルミン「何より、そんな見え透いた嘘を
     モノクマがわざわざ吐くメリットがない…」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:10:24.40 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「それなら… モノクマの証言は本当だったというの?
    ミーナの証言が嘘だったと?」

アルミン「いや… それこそおかしいよ」

アルミン「それだと、『ミーナが適当に作った話が
     たまたま本当のことだった』というのが事実になってしまう…」

アルミン「そんなの… どう考えたってあり得ないじゃないか」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/12(日) 02:15:16.33 ID:t0+hsjbk0
ミカサ「…どういう事? どっちの可能性も変だと言うの?」

アルミン「………………」

ミカサ「…アルミン?」

アルミン「…ダメだ、これ以上考えても出てこない」

アルミン「次の事件現場に行ってみよう」
200 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/12(日) 02:20:05.59 ID:t0+hsjbk0
今日はここまで
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 04:55:32.71 ID:4QHbrH42O

ややこしい!
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 10:35:07.74 ID:IvjT/eKf0
― ライブハウス(ユミルの殺害現場) ―




アルミン(次に僕たちがやって来たのは、ライブハウスだった)

アルミン(この場所こそが、第2の事件現場…)

アルミン(ユミルが死んだ場所だ)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 10:45:09.38 ID:IvjT/eKf0








ユミル『ヒ……スト……リ……』








ユミル『ァ……』







204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 11:00:16.76 ID:IvjT/eKf0
ミカサ「…私はあの場にいなかったから、
    この事件が起きた時の様子は見ていない」

ミカサ「モノクマアナウンスが聞こえて来てみたら、
    みんなが騒然としていた」

アルミン「…そういえば、そうだったね」

アルミン「それじゃあ、あの時の説明も含めて…
     この事件を振り返ってみようか」
205 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/19(日) 11:05:04.39 ID:IvjT/eKf0
今日はここまで
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 08:55:19.16 ID:edUWnmb+0








モノクマ『“こんなにも簡単にコロシアイが起きる”…そういう事でしょ?』







207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:00:16.93 ID:edUWnmb+0
アルミン「エレンの事件の後、僕たちの雰囲気は最悪だった…」

アルミン「実際にコロシアイが起きてしまった事が受け入れられず、
     ショックで疑心暗鬼に陥っていた」

アルミン「そんな一触即発の状態から僕たちを救ってくれたのが…」

アルミン「サシャのあの発言だった」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:05:04.73 ID:edUWnmb+0








サシャ『パーティーを開きましょう!!』







209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:10:25.70 ID:edUWnmb+0
アルミン「このライブハウスで、全員で役割分担をして
     パーティーを開催する…」

アルミン「それがサシャの提案だった」

アルミン「そうすることで、少しでも
     僕たちの気を紛らわそうとしてくれたんだと思う」

ミカサ「………………」

アルミン「だけど、そのパーティーは…」

アルミン「結果的に悪夢の舞台へと変わってしまった」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:25:04.16 ID:edUWnmb+0




ユミル『うぐっ…!?』




ドサッ




サシャ『?』

ベルトルト『…え?』




ユミル『…! …ッ!!』




クリスタ『ユミル…?』



211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 09:30:06.99 ID:edUWnmb+0




ユミル『……ウ……ァ……』




クリスタ『ユミル!?』




ユミル『グッ……アァ……』




アニ『…!!』

ライナー『な…なんだ!?』



212 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/07/26(日) 09:35:08.68 ID:edUWnmb+0
今日はここまで
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 02:54:28.78 ID:ejX5dCfPO

振り返りつらいな…
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 08:35:43.50 ID:VzlPpzHE0
アルミン「悪夢を企てたのはユミルだった」

アルミン「ユミルは倉庫から持ち出した
     『モノクマ特製魔法の粉(A〜C粉)』という薬品を使って…」

アルミン「ヒストリアに自分自身を殺させるという計画を立てていた」

ミカサ「………………」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 08:40:47.70 ID:VzlPpzHE0
薬品 NO.22〜24

モノクマ特製魔法の粉(A〜C粉)


この“魔法の粉”は非常に強力なので、取扱いにはご注意ください。
粉は全部で3種類あり、単体では滋養強壮剤として機能します。

しかし、それぞれに特定の処置を施し、かつ適切に組み合わせることで、
様々な特性を備えた毒物へと変化させることができます。

なお、これらはニンゲンをはじめ、あらゆる生物に作用します。


A粉

純度50%以上のエタノールに溶かすことによって、物質A-2へと変化します。
A-2自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。

B粉

5分間ビンのまま加熱することによって、B-2粉へと変化します。
B-2粉自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。

C粉

服用することによって、体内での合成を経て物質C-2へと変化します。
C-2は身体のあらゆる細胞に染み渡り、その機能を活性化させます。

ただし、活性化した状態(服用後1時間〜24時間)で
絶対にA-2やB-2粉を摂取しないでください。

摂取した場合、以下のような症状に襲われます。

A-2 を摂取した場合:摂取直後に多臓器不全に陥ります。
B-2粉を摂取した場合:摂取後10〜30分で多臓器不全に陥ります。

いずれの場合も、副作用として身体組織の肥大化や変色が生じます。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 09:30:30.83 ID:VzlPpzHE0
アルミン「ユミルの計画はこうだ」

アルミン「まず、ユミル自身があらかじめ
     倉庫でC粉を摂取しておく」

アルミン「次に、パーティーの【調理係】だったヒストリアに
     A粉を使った肉のパイ包みのソースを作らせる」

アルミン「実は、A粉は特定の溶媒に溶かすことによって
     調理用のソースを作ることができるんだ」

アルミン「ユミルはそれが毒薬である事を隠したまま、
     ヒストリアにソース作りをさせた…」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/02(日) 09:35:07.26 ID:VzlPpzHE0








薬品 NO.22

モノクマ特製 ソースの素




単体では滋養強壮剤として機能しますが、特定の液体に
溶かすことによって様々なソースを作ることができます。

なお、溶媒とする液体の種類によって作れるソースが変わります。


(T)水 … キャラメルソース

(U)エタノール(純度50%以上) … ブラウンソース







218 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/02(日) 09:45:10.50 ID:VzlPpzHE0
今日はここまで
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 11:52:47.11 ID:wh9x9DpGO
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/09(日) 08:45:12.01 ID:lCLK0z+v0
アルミン「それによって、ヒストリアがユミルに毒を盛ったことになり、
     結果的にヒストリアをユミルを殺したクロにできる」

アルミン「ヒストリアが気付かないうちにヒストリア自身をクロにする…
     それがユミルの計画だった」

ミカサ「………………」

アルミン「だけど、その計画の途中で…」

アルミン「ユミルにとって予想外のことが起きていた」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/09(日) 09:00:09.83 ID:lCLK0z+v0




ポタッ




コニー『なん…で…だよ…』

コニー『なんで…酒なんて飲んでいられるんだよ…』




ポタポタ




コニー『なんで…この状況で…』

コニー『笑っていられるんだよッ…!』



222 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/09(日) 09:05:09.93 ID:lCLK0z+v0
今日はここまで
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/10(月) 22:28:13.28 ID:mruP0dai0
なんでこのスレ主相棒を女にこだわるの?もしかしてなろう信者か?
224 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/16(日) 19:04:00.55 ID:kT3U1uAO0
申し訳ありませんが、今週はお休みします
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 20:19:31.15 ID:fnfx27zD0
次週楽しみにしてます。
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/23(日) 19:00:27.42 ID:yQf6ezj30
アルミン「計画の3日前、このライブハウスで事件が起きていた」

アルミン「メンバーの何人かがこの場所で酒盛りを始めて…」

アルミン「その最中に、コニーが酒瓶でジャンの頭を殴りつけたんだ」

ミカサ「………………」

アルミン「原因は、さっきも言ったけど、
     エレンの事件の後に漂っていた一触即発の雰囲気…」

アルミン「サシャがパーティーの開催を提案したのも、
     その事件がきっかけだった」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/23(日) 19:10:08.03 ID:yQf6ezj30
アルミン「ユミルにとって予想外だったのは、
     その事件の後にサシャが取った行動だった」

アルミン「事件の原因がお酒にもあると考えたサシャが、
     このライブハウス内の酒をすべて水と入れ替えたんだ」

ミカサ「…私が見つけた手掛かりだね」

アルミン「うん… 実際、裁判中にミカサが提示するまで
     みんな気付いていなかった」

アルミン「そしてそれは、ユミルも同様だった…」
228 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/23(日) 19:15:05.79 ID:yQf6ezj30
今日はここまで
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 21:07:28.36 ID:vQvE1aRG0
なんで脳筋キャラを相棒にするの?
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 22:40:39.64 ID:OWa89D4S0
乙です
次も楽しみ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 22:02:18.25 ID:/VqmZO2c0
乙です
今までの事件の中にまだ仕掛けがあったとは、うp主尊敬します
現実があるので無理しないでほしいですが最後まで楽しみにしてます
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/30(日) 14:45:20.91 ID:AxWdcs0D0




A粉

純度50%以上のエタノールに溶かすことによって、物質A-2へと変化します。
A-2自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。




アルミン「ユミルが使おうとしていたのはA粉だ」

アルミン「それを毒薬にするためには、純度50%以上の
     エタノールに溶かす必要がある…」

アルミン「それでユミルが使おうとしていたのが、
     このライブハウスにあるお酒だったんだ」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/30(日) 14:55:23.52 ID:AxWdcs0D0
アルミン「ユミルはここからお酒のボトルを持ち出した」

アルミン「それが、サシャによって入れ替えられた水だとも知らずに…」

ミカサ「………………」

アルミン「結果として、ユミルはヒストリアに
     毒薬を作らせることができなかった」

アルミン「それだけならまだよかった。事件も何も起こらなかったはずだ」

アルミン「だけど、ユミルにとって予想外の出来事はまだ続いていた…」
234 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/08/30(日) 15:00:08.71 ID:AxWdcs0D0
今日はここまで
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 07:33:15.58 ID:z+LypOQOO
このスレ2013年からあるのか
ゆっくりながらもちゃんと続いてて凄いな
236 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/06(日) 12:20:42.91 ID:6/jK16Rd0
申し訳ありませんが、今週はお休みします

次週は長めに投稿します
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 00:12:43.35 ID:FhKri4Xd0

ゆっくりやるんやで
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:40:05.47 ID:3RK8TBaO0




ガチャ




クリスタ『…サシャ?』

サシャ『!?』

クリスタ『ちょっ… 何してるの!?』

サシャ『ク、クリスタ…?』

サシャ『あっ… い、いや、これはですね…』

クリスタ『…まさか』

クリスタ『食べちゃったの!? あれ全部!?』

サシャ『え、えーっと… その…』



239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:45:06.35 ID:3RK8TBaO0




サシャ『す、すみません! 美味しそうだったのでつい!』

クリスタ『あっきれた… ユミルと一緒に頑張って作ったのに』

サシャ『ひぃぃぃ! ご、ごめんなさああああい!』

クリスタ『…いずれにせよ、このままじゃまずいね』

クリスタ『私はともかく、ユミルが知ったらどんなに怒るか…』



240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 10:55:06.52 ID:3RK8TBaO0




サシャ『ど、どうすれば…』

クリスタ『…仕方ない』

クリスタ『作り直そう』

サシャ『えっ…』

サシャ『で、でも、今は夜中だから調理場には…』

クリスタ『大丈夫。幸い、残った材料も
     悪くならないようにここに運び込んであるから』

クリスタ『あっ、でも砂糖だけ足りないかな…
     …そうだ』



241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:00:13.14 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『これを使おう』

サシャ『…?? そのビンは…』

クリスタ『『モノクマ特製 砂糖の素』!
     なんとこの粉、火にかけると砂糖になるらしいよ』

サシャ『…!?』

クリスタ『実は今日、ユミルに似たような薬品を使った
     料理用のソース作りをお願いされてさ』

クリスタ『その時に見つけたんだ、これ』



242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:05:11.31 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『ユミルも使わないって言ってたし、いいよね。
     これ全部使っちゃおう』

サシャ『あ、ありがとうございます!じゃあ早速…』

クリスタ『頑張ってね、サシャ』

サシャ『え!? …ま、まさか、私1人でやれと!?』

クリスタ『当たり前でしょ!
     そもそも悪いのはサシャなんだよ!?』

クリスタ『自分でパーティー開くとか言っておいて、
     料理つまみ食いするとかあり得ないでしょ!』

サシャ『うっ…』



243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 11:10:39.70 ID:3RK8TBaO0




クリスタ『…まあでも、さすがに作り方くらいは教えてあげるよ。
     同じように作らないとユミルにバレちゃうしね』

サシャ『………………』

クリスタ『ほら、朝にならないうちにやるよ!』

サシャ『はぁい…』



244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 12:30:17.05 ID:3RK8TBaO0
アルミン「パーティーの前の夜中… サシャが倉庫にあった
     完成済みのケーキを平らげてしまったんだ」

アルミン「そこへ偶然やってきたヒストリアに見つかり…」

アルミン「サシャはヒストリアに作り方を教わりながら
     一からケーキを作り直した」

アルミン「B粉を加熱して作った砂糖を使って…」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 12:35:11.03 ID:3RK8TBaO0








薬品 NO.23

モノクマ特製 砂糖の素




単体では滋養強壮剤として機能しますが、5分間ビンのまま
加熱することによって砂糖のように甘い粉末へと変化します。







246 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/09/13(日) 13:05:28.01 ID:3RK8TBaO0
今日はここまで
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 05:20:35.38 ID:vDl6s/68O

原作も終盤だな
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 21:45:50.41 ID:u1zqZb4O0
おつおつ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:25:51.16 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「毒薬として作用しなかったA粉と、
     毒薬として作用してしまったB粉…」

アルミン「それらは2つとも、サシャの行動に起因するものだった…」

ミカサ「………………」

アルミン「結果的に、ヒストリアをクロにするという
     ユミルの計画は阻害され…」

アルミン「代わりにクロになってしまったのはサシャだった」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/20(日) 12:35:08.33 ID:ZLjw6nsq0
ミカサ「…あの結末は、本当に予想外だった」

アルミン「うん… 事件を企てたユミルを含めて、
     誰も予想できない結末になったよね…」

ミカサ「………………」

アルミン「サシャは表向きは加害者だけど…
     一番の被害者でもあったんだ」

アルミン「あんなの本当に… 誰も望んでいなかった」
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