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シンゲキロンパ CHAPTER 04
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220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/09(日) 08:45:12.01 ID:lCLK0z+v0
アルミン「それによって、ヒストリアがユミルに毒を盛ったことになり、
結果的にヒストリアをユミルを殺したクロにできる」
アルミン「ヒストリアが気付かないうちにヒストリア自身をクロにする…
それがユミルの計画だった」
ミカサ「………………」
アルミン「だけど、その計画の途中で…」
アルミン「ユミルにとって予想外のことが起きていた」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/09(日) 09:00:09.83 ID:lCLK0z+v0
ポタッ
コニー『なん…で…だよ…』
コニー『なんで…酒なんて飲んでいられるんだよ…』
ポタポタ
コニー『なんで…この状況で…』
コニー『笑っていられるんだよッ…!』
222 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/08/09(日) 09:05:09.93 ID:lCLK0z+v0
今日はここまで
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/10(月) 22:28:13.28 ID:mruP0dai0
なんでこのスレ主相棒を女にこだわるの?もしかしてなろう信者か?
224 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/08/16(日) 19:04:00.55 ID:kT3U1uAO0
申し訳ありませんが、今週はお休みします
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/08/16(日) 20:19:31.15 ID:fnfx27zD0
次週楽しみにしてます。
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/23(日) 19:00:27.42 ID:yQf6ezj30
アルミン「計画の3日前、このライブハウスで事件が起きていた」
アルミン「メンバーの何人かがこの場所で酒盛りを始めて…」
アルミン「その最中に、コニーが酒瓶でジャンの頭を殴りつけたんだ」
ミカサ「………………」
アルミン「原因は、さっきも言ったけど、
エレンの事件の後に漂っていた一触即発の雰囲気…」
アルミン「サシャがパーティーの開催を提案したのも、
その事件がきっかけだった」
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/23(日) 19:10:08.03 ID:yQf6ezj30
アルミン「ユミルにとって予想外だったのは、
その事件の後にサシャが取った行動だった」
アルミン「事件の原因がお酒にもあると考えたサシャが、
このライブハウス内の酒をすべて水と入れ替えたんだ」
ミカサ「…私が見つけた手掛かりだね」
アルミン「うん… 実際、裁判中にミカサが提示するまで
みんな気付いていなかった」
アルミン「そしてそれは、ユミルも同様だった…」
228 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/08/23(日) 19:15:05.79 ID:yQf6ezj30
今日はここまで
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/23(日) 21:07:28.36 ID:vQvE1aRG0
なんで脳筋キャラを相棒にするの?
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/23(日) 22:40:39.64 ID:OWa89D4S0
乙です
次も楽しみ
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/26(水) 22:02:18.25 ID:/VqmZO2c0
乙です
今までの事件の中にまだ仕掛けがあったとは、うp主尊敬します
現実があるので無理しないでほしいですが最後まで楽しみにしてます
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/30(日) 14:45:20.91 ID:AxWdcs0D0
A粉
純度50%以上のエタノールに溶かすことによって、物質A-2へと変化します。
A-2自体は毒にも薬にもなりませんが、C粉を摂取した状態で服用すれば
強力な毒薬として機能します。
アルミン「ユミルが使おうとしていたのはA粉だ」
アルミン「それを毒薬にするためには、純度50%以上の
エタノールに溶かす必要がある…」
アルミン「それでユミルが使おうとしていたのが、
このライブハウスにあるお酒だったんだ」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/30(日) 14:55:23.52 ID:AxWdcs0D0
アルミン「ユミルはここからお酒のボトルを持ち出した」
アルミン「それが、サシャによって入れ替えられた水だとも知らずに…」
ミカサ「………………」
アルミン「結果として、ユミルはヒストリアに
毒薬を作らせることができなかった」
アルミン「それだけならまだよかった。事件も何も起こらなかったはずだ」
アルミン「だけど、ユミルにとって予想外の出来事はまだ続いていた…」
234 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/08/30(日) 15:00:08.71 ID:AxWdcs0D0
今日はここまで
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/03(木) 07:33:15.58 ID:z+LypOQOO
このスレ2013年からあるのか
ゆっくりながらもちゃんと続いてて凄いな
236 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/09/06(日) 12:20:42.91 ID:6/jK16Rd0
申し訳ありませんが、今週はお休みします
次週は長めに投稿します
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/07(月) 00:12:43.35 ID:FhKri4Xd0
乙
ゆっくりやるんやで
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 10:40:05.47 ID:3RK8TBaO0
ガチャ
クリスタ『…サシャ?』
サシャ『!?』
クリスタ『ちょっ… 何してるの!?』
サシャ『ク、クリスタ…?』
サシャ『あっ… い、いや、これはですね…』
クリスタ『…まさか』
クリスタ『食べちゃったの!? あれ全部!?』
サシャ『え、えーっと… その…』
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 10:45:06.35 ID:3RK8TBaO0
サシャ『す、すみません! 美味しそうだったのでつい!』
クリスタ『あっきれた… ユミルと一緒に頑張って作ったのに』
サシャ『ひぃぃぃ! ご、ごめんなさああああい!』
クリスタ『…いずれにせよ、このままじゃまずいね』
クリスタ『私はともかく、ユミルが知ったらどんなに怒るか…』
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 10:55:06.52 ID:3RK8TBaO0
サシャ『ど、どうすれば…』
クリスタ『…仕方ない』
クリスタ『作り直そう』
サシャ『えっ…』
サシャ『で、でも、今は夜中だから調理場には…』
クリスタ『大丈夫。幸い、残った材料も
悪くならないようにここに運び込んであるから』
クリスタ『あっ、でも砂糖だけ足りないかな…
…そうだ』
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 11:00:13.14 ID:3RK8TBaO0
クリスタ『これを使おう』
サシャ『…?? そのビンは…』
クリスタ『『モノクマ特製 砂糖の素』!
なんとこの粉、火にかけると砂糖になるらしいよ』
サシャ『…!?』
クリスタ『実は今日、ユミルに似たような薬品を使った
料理用のソース作りをお願いされてさ』
クリスタ『その時に見つけたんだ、これ』
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 11:05:11.31 ID:3RK8TBaO0
クリスタ『ユミルも使わないって言ってたし、いいよね。
これ全部使っちゃおう』
サシャ『あ、ありがとうございます!じゃあ早速…』
クリスタ『頑張ってね、サシャ』
サシャ『え!? …ま、まさか、私1人でやれと!?』
クリスタ『当たり前でしょ!
そもそも悪いのはサシャなんだよ!?』
クリスタ『自分でパーティー開くとか言っておいて、
料理つまみ食いするとかあり得ないでしょ!』
サシャ『うっ…』
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 11:10:39.70 ID:3RK8TBaO0
クリスタ『…まあでも、さすがに作り方くらいは教えてあげるよ。
同じように作らないとユミルにバレちゃうしね』
サシャ『………………』
クリスタ『ほら、朝にならないうちにやるよ!』
サシャ『はぁい…』
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 12:30:17.05 ID:3RK8TBaO0
アルミン「パーティーの前の夜中… サシャが倉庫にあった
完成済みのケーキを平らげてしまったんだ」
アルミン「そこへ偶然やってきたヒストリアに見つかり…」
アルミン「サシャはヒストリアに作り方を教わりながら
一からケーキを作り直した」
アルミン「B粉を加熱して作った砂糖を使って…」
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/13(日) 12:35:11.03 ID:3RK8TBaO0
薬品 NO.23
モノクマ特製 砂糖の素
単体では滋養強壮剤として機能しますが、5分間ビンのまま
加熱することによって砂糖のように甘い粉末へと変化します。
246 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/09/13(日) 13:05:28.01 ID:3RK8TBaO0
今日はここまで
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/14(月) 05:20:35.38 ID:vDl6s/68O
乙
原作も終盤だな
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/14(月) 21:45:50.41 ID:u1zqZb4O0
おつおつ
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/20(日) 12:25:51.16 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「毒薬として作用しなかったA粉と、
毒薬として作用してしまったB粉…」
アルミン「それらは2つとも、サシャの行動に起因するものだった…」
ミカサ「………………」
アルミン「結果的に、ヒストリアをクロにするという
ユミルの計画は阻害され…」
アルミン「代わりにクロになってしまったのはサシャだった」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/20(日) 12:35:08.33 ID:ZLjw6nsq0
ミカサ「…あの結末は、本当に予想外だった」
アルミン「うん… 事件を企てたユミルを含めて、
誰も予想できない結末になったよね…」
ミカサ「………………」
アルミン「サシャは表向きは加害者だけど…
一番の被害者でもあったんだ」
アルミン「あんなの本当に… 誰も望んでいなかった」
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/20(日) 12:40:05.96 ID:ZLjw6nsq0
アルミン「これが2つ目の事件の全貌…」
アルミン「ミカサ… ここまでで何か気になることはない?」
ミカサ「気になること…」
アルミン「………………」
ミカサ「………………」
252 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/09/20(日) 12:50:05.74 ID:ZLjw6nsq0
今日はここまで
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/27(日) 13:40:06.23 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「…一番気になるのは、やはりユミルの動機」
モノクマ『ところでさあ、裁判は無事に終わったわけだけど、
まだ最大の謎が残ってるよね』
ライナー『…最大の謎?』
モノクマ『ユミルさんの動機だよ』
モノクマ『だって不思議じゃない?
たかだか記憶を取り戻した程度で…』
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/27(日) 13:45:52.20 ID:ppkiWNnJ0
モノクマ『どうしてレンズさん以外の全員を殺そうとしたんだろうね?』
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/09/27(日) 13:50:50.07 ID:ppkiWNnJ0
ミカサ「モノクマは、ユミルが記憶を取り戻したせいで
ヒストリア以外の全員を殺そうとしたと言っていた」
アルミン「………………」
ミカサ「『たかだか記憶を取り戻した程度』…
モノクマはそう言っていたけど…」
ミカサ「ユミルにそこまでさせた記憶というのは…
一体何だったの?」
256 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/09/27(日) 13:55:09.52 ID:ppkiWNnJ0
今日はここまで
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/27(日) 15:39:54.45 ID:mQ7qL+DVO
乙
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/28(月) 05:02:26.07 ID:44uRqmar0
乙
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/09/29(火) 09:42:04.91 ID:UhulQMkY0
乙です
冒頭のシーンのような原作の新情報違和感なく入れてたり、ss内にまだ仕掛け入れてたり驚きばかり
主どこか別の場所で本編の考察について話してたりしてませんか?少し考察を聞いてみたいだけなので答えずスルーしてくださって結構です
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/04(日) 11:20:13.56 ID:MDpskQlI0
アルミン「…違うよ、ミカサ」
ミカサ「…え?」
アルミン「ユミルの目的は僕たちを殺すことじゃなかった…
それはアニも言っていたじゃないか」
アニ『落ち着きなよ』
アルミン『ア、アニ…?』
アニ『わからないの? モノクマは私たちを惑わそうとしているだけ』
アニ『ユミルの目的はクリスタをここから救い出す事…
それ以上でもそれ以下でもないよ』
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/04(日) 11:25:39.02 ID:MDpskQlI0
ミカサ「だけどモノクマは…」
アルミン「ミカサはアニよりもモノクマを信じるの?」
ミカサ「………………」
アルミン「昨日の裁判でも言ったけど、アニとモノクマは
協力体制にある関係じゃなかった…」
アルミン「つまり、敵対していたんだ。
真実を言っていたのは… やっぱりアニの方だよ」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/04(日) 11:30:18.10 ID:MDpskQlI0
ミカサ「…随分とアニの肩を持つようだけど」
ミカサ「アニだって私たちを裏切った… その事実は変わらない」
アルミン「………………」
ミカサ「それに、その言い方…」
ミカサ「まるでアニが、ユミルの真意を知っていたかのよう…」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/04(日) 11:35:25.93 ID:MDpskQlI0
アルミン「…多分、知っていたんだろうね」
アルミン「ミカサの言う通り、この事件で一番気になるのは
ユミルの動機だ」
アルミン「たとえ、ユミルの目的がヒストリアをここから
救い出す事だったとしても…」
アルミン「ユミルをそこまでさせた記憶が
事件の重要な鍵になっているのは変わらない」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/04(日) 11:45:14.31 ID:MDpskQlI0
アルミン「そして、その記憶というのはおそらく…
僕たちが今探し求めているものだ」
モノクマ『オマエラの“失われた数年間”に何があったのか?』
アルミン「その謎を解くことが…
この事件の真相に繋がるんだと思う」
ミカサ「………………」
265 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/10/04(日) 11:50:07.67 ID:MDpskQlI0
今日はここまで
>>259
考察については特に話していませんが、話は常に追い続けています
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/11(日) 08:45:10.42 ID:mU+M1mfA0
ミカサ「…アルミンは何かないの?
気になることや気付いたことは…」
アルミン「うーん…」
アルミン「僕は… ヒストリアの発言が気になったかな」
ミカサ「…ヒストリアの?」
アルミン「いや… 正確には、ユミルの発言って
言った方がいいかもしれないけど…」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/11(日) 08:50:08.73 ID:mU+M1mfA0
ガチャ
ユミル『…何だよ、こんな時間に』
クリスタ『何だよって… 約束してたじゃない。
今晩お泊まり会やろうって』
ユミル『………………』
クリスタ『サシャは来れないらしいから、
結局2人だけになっちゃうけど…』
クリスタ『…もしかして忘れてた?』
ユミル『…………いや』
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/11(日) 09:05:16.79 ID:mU+M1mfA0
クリスタ『あっ、そっか… 今日、ユミルすごく飲んでたもんね。
調子悪かったのかな?』
ユミル『…お前もかなり飲まされただろ』
クリスタ『私は大丈夫』
クリスタ『あっ、そうだ。ジャンの看病をしたときに、
ライナーに【救命セット】を持ってきてもらったんだけど…』
クリスタ『その中に酔い止めの薬もあったんだ。結構効きそうなやつ』
クリスタ『よかったら持って来る?
まだジャンの部屋にあるから…』
ユミル『…ああ、ヒストリア』
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/11(日) 09:10:33.67 ID:mU+M1mfA0
ユミル『やっぱりお前も戻っちまったな』
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/11(日) 09:15:30.42 ID:mU+M1mfA0
アルミン「ヒストリアの話によると… ユミルはヒストリアのことを
“戻っちまった”って言ったらしいよね」
ミカサ「…そういえば、裁判中にそんな話をしていた」
アルミン「あの時点のユミルは、すでに記憶が
戻った状態だっただろうから…」
アルミン「おそらく、その記憶に関連したことだと思うんだけど…」
271 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/10/11(日) 09:20:23.83 ID:mU+M1mfA0
今日はここまで
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/11(日) 23:26:40.77 ID:UFjRnIMu0
乙乙乙
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/10/16(金) 21:03:01.30 ID:Q8UV0tE50
原作と同時にこのssも終わったら感動もの
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/18(日) 10:50:21.55 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「ユミルが取り戻した記憶…」
ミカサ「私たちが失った数年間の記憶…」
アルミン「…同じだね」
アルミン「きっと、行きつくところは同じなんだ」
ミカサ「………………」
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/18(日) 10:55:12.68 ID:/eRHOKDC0
アルミン「…ん?」
アルミン(その時、僕の視界がある物を捉えた)
ミカサ「…? どうしたの?」
アルミン「ミカサ、あれ…」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/18(日) 11:00:11.61 ID:/eRHOKDC0
アルミン(僕が指差した先にあったのは…)
アルミン(花瓶に入れられた白い花だった)
アルミン「あんなの… この場所にあったっけ?」
ミカサ「さあ…?」
アルミン「綺麗な花だね…
エレンの現場にあったのとは違うみたいだけど…」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/18(日) 11:05:19.84 ID:/eRHOKDC0
ミカサ「花がどうかしたの?」
アルミン「…いや、ちょっと気になっただけだよ」
ミカサ「………………」
アルミン「…行こうか、ミカサ」
アルミン「次の現場に…」
278 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/10/18(日) 11:10:17.08 ID:/eRHOKDC0
今日はここまで
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/19(月) 02:25:40.78 ID:SdDiB07AO
乙
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/20(火) 12:55:58.38 ID:NHeFk8q30
>>273
てか明らかに意識して合わせに行ってるでしょ
数年間の記憶とか言ってるし原作127話の記憶出てきたし
原作もまだまだ不確定要素がたくさんあるから下手なことは書けない
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 13:15:17.74 ID:20EUsmcj0
― 研究開発所 ―
アルミン(次に僕たちがやって来たのは、研究開発所だった)
アルミン「………………」
アルミン(ほのかに漂う血の匂い…)
アルミン(つい昨日この場所で起きた、あの凄惨な事件…)
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 15:20:28.40 ID:20EUsmcj0
アルミン『うわああああああああああああああっ!!』
ミカサ『…ッ!!』
アニ『……な……』
アニ『ベル…トルト…?』
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 15:40:25.06 ID:20EUsmcj0
ミカサ「ベルトルトの死体が無くなってる…」
アルミン「うん… わかってはいたけどね」
アルミン(僕は辺りを見回す)
アルミン(死体と無数の剣が消えていること以外は、
現場に変化はないように思えた)
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 15:50:29.71 ID:20EUsmcj0
ミカサ「そういえば、最初にここに踏み込んだのは私たちだった」
アルミン「うん… あとは、アニもいた」
ミカサ「………………」
アルミン「…今思えば、あの時点で疑問を持つべきだったんだ」
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスに時間差があったことに…」
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 15:55:24.59 ID:20EUsmcj0
ジャン『おい、無事か!?』
コニー『何の悲鳴だ!?』
アルミン『…! みんな…』
ヒストリア『…!!』
ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 16:00:11.85 ID:20EUsmcj0
「ピンポンパンポーン…!」
モノクマ『死体が発見されました!』
モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』
287 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/10/25(日) 16:05:19.63 ID:20EUsmcj0
今日はここまで
288 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/11/01(日) 15:10:12.16 ID:LI2228Go0
申し訳ありませんが、次回は 11/15(日) に投下します
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/01(日) 23:31:08.23 ID:l9LLAowNO
了解
待ってる
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/11/05(木) 21:51:19.38 ID:KQCKzSam0
乙
もう最後までついてくのでゆっくりどうぞ
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/08(日) 11:07:47.68 ID:kWs2gGAB0
原作の方も終わりそうだけど展開読めないしどうなるのやら
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/15(日) 18:25:35.74 ID:MSD6HeE60
アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが発せられるのは、
【兵団裁判の対象となる死体を発見した者が3名以上となった瞬間】…」
アルミン「これは前回の裁判中に判明したことだ」
ミカサ「………………」
アルミン「その条件に当てはめるなら、僕たち3人が現場に乗り込んだ時に
モノクマアナウンスが聞こえてくるはず…」
アルミン「だけど、実際に聞こえてきたのは、
後続のみんなが駆け付けた時だった」
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/15(日) 18:35:23.63 ID:MSD6HeE60
ミカサ「その理由は… その3人に犯人は含まれないから」
アルミン「そう… つまり、僕、ミカサ、アニの中に犯人がいることが
あの時点で確定していたんだ」
アルミン「今思えばだけど… 答えはほとんど目の前にあったんだよ」
ミカサ「………………」
294 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/11/15(日) 18:50:44.01 ID:MSD6HeE60
今日はここまで
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/22(日) 07:45:16.18 ID:HX0IpO9m0
アルミン「…この事件の発端は、11日目のとある出来事だった」
アルミン「モノクマが僕たち全員を集めて、こんなカミングアウトをしたんだ」
モノクマ『誰なのですか!? その【裏切り者】とは!?』
モノクマ『お答えしましょう。【裏切り者】の正体は…』
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/22(日) 07:50:06.49 ID:HX0IpO9m0
モノクマ『ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーです』
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/22(日) 07:55:08.52 ID:HX0IpO9m0
アルミン「僕たちの中にいると言われていた【裏切り者】…」
アルミン「その正体がライナーとベルトルトであると、モノクマは言った」
アルミン「さらに、彼らが超大型巨人と鎧の巨人であると…」
ミカサ「………………」
アルミン「あの出来事をきっかけに、ライナーとベルトルトは
僕たちから孤立して姿を消してしまったんだ」
アルミン「そして、そのうちの1人は… その夜のうちに殺されてしまった」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/22(日) 08:05:11.65 ID:HX0IpO9m0
アルミン『…ほぼ?』
アニ『ライナー殺害の件…
あんたは私がライナーを呼び出したって言ったけど…』
アニ『あれは逆なんだよ』
アルミン『…えっ?』
アニ『あいつの方から私に呼び出しがあったんだ』
アニ『『話があるから夜中に会えないか』ってね…』
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/22(日) 08:10:35.52 ID:HX0IpO9m0
アニ『それを受けて私は会う時間と場所を指定したんだ』
アニ『溶鉱炉っていう場所を指定したときも、
『他の人間が来なさそうな場所だから』って言ったら納得してくれた』
アルミン『………………』
アニ『おかげで色々と手間が省けたよ…』
アニ『色々とね…』
300 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/11/22(日) 08:15:11.15 ID:HX0IpO9m0
今日はここまで
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/22(日) 10:14:48.81 ID:YbnWJ14HO
乙
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/29(日) 11:20:50.97 ID:pyhf0JdA0
アルミン「アニは夜中にライナーと溶鉱炉で待ち合わせ、
そこでライナーを殺した」
アルミン「溶鉱炉に落とすという、死体の残らない方法で…」
ミカサ「………………」
アルミン「通常だと、あの溶鉱炉に近付くと
床が検知して自動的に炉が閉じてしまう」
アルミン「だけど、アニはある方法を使って
床に検知されることなくライナーを溶鉱炉に落とした」
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/11/29(日) 12:05:23.12 ID:pyhf0JdA0
E拘束トラップ
<概要>
フットスイッチを踏んだ相手を瞬時に拘束できるトラップです。
<使い方>
(1)装置を組み立てます(四脚を立てて下さい)。
(2)フットスイッチを任意の場所にセットします。
(3)四脚の交点から伸びるワイヤーをフットスイッチに繋げます。
(4)相手がフットスイッチを踏むのを待ちます。
<その他機能>
・ 折り畳んで持ち運ぶことができます。
・ フットスイッチが反応する重量を設定できます。
・ 四脚にあるスイッチで拘束の解除が可能です。
304 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/11/29(日) 12:30:54.67 ID:pyhf0JdA0
今日はここまで
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/02(水) 16:28:17.99 ID:ZlJvgXEB0
乙乙
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/06(日) 12:25:04.27 ID:0xLxSyUP0
ミカサ「研究開発所にあった拘束トラップ…」
アルミン「そう… アニはベルトルトを拘束していた
あの装置を使ったんだ」
アルミン「まず、ライナーと待ち合わせをしていた溶鉱炉の
炉の周りに拘束トラップの四脚を立てる」
アルミン「そして、フットスイッチを入り口にセットする」
アルミン「何も知らずに溶鉱炉に入ってきたライナーは、
フットスイッチに足を踏み入れ…」
アルミン「拘束され、そのまま四脚の交点…
つまり炉の真上に吊るし上げられた」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/06(日) 12:34:55.60 ID:0xLxSyUP0
アルミン「その様子を見届けたアニは、すかさず
四脚にあるスイッチを押した」
アルミン「あの装置は、四脚にあるスイッチを押すことで
拘束されている人物を吊るしているワイヤーを外すことができるんだ」
アルミン「こうして、炉の真上で拘束されたライナーは、
吊るされているワイヤーを外され…」
アルミン「何もできないまま、炉の中に落ちていった」
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/06(日) 12:45:03.40 ID:0xLxSyUP0
アルミン「こうしてライナーを殺したアニは、拘束トラップと
その後に作られた超硬質ブレードを持って研究開発所に向かった」
アルミン「2人目のターゲット… ベルトルトを殺す準備をするためだ」
アルミン「アニは、ライナーを殺した時と同じ要領で拘束トラップを仕掛け、
超硬質ブレードを屋内の隅に隠した」
アルミン「そして、次の準備をするために寄宿舎へと戻っていった…」
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/06(日) 12:59:53.33 ID:0xLxSyUP0
アルミン「アニは研究開発所を出るときに、あるものを持ち出していた」
アルミン「特殊ガス発生装置だ」
アルミン「アニはそれを持って、寄宿舎に併設された空調室に向かった」
アルミン「あそこには普段鍵がかかっているけど、おそらくモノクマに言って
開けてもらっていたんだろうね」
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/06(日) 13:05:00.98 ID:0xLxSyUP0
B特殊ガス発生装置
<概要>
特殊なガスを発生させることのできる装置です。
用途に応じたガスカプセルをお使い下さい。
<使い方>
(1)ガスカプセルをセットします。
(2)ガス発生の時刻と時間を設定します。
(3)ガス発生のスイッチを押します。
<ガスカプセル>
・ 毒カプセル(紫)
致死性の毒ガスを発生させます。
・ 麻痺カプセル(黄)
身体の自由を奪う麻痺ガスを発生させます。
効果時間は約5分間です。
・ 睡眠カプセル(水色)
深い眠りへと誘う睡眠ガスを発生させます。
効果時間は最低18時間です。
・ 淫乱カプセル(ピンク)
エッチな気分にさせるガスを発生させます。
311 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/12/06(日) 13:15:12.51 ID:0xLxSyUP0
今日はここまで
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/13(日) 13:00:09.43 ID:zW4mvrFO0
アルミン「空調室は、寄宿舎の個室内の空気を循環させるための部屋だ」
アルミン「アニはそこで特殊ガス発生装置を置き、水色のカプセル…
睡眠ガスを発生させるカプセルをセットした」
アルミン「翌日、みんなの身動きを取れなくするために…」
ミカサ「………………」
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/13(日) 13:05:14.07 ID:zW4mvrFO0
ミカサ「…どうしてアルミンは眠らなかったの?」
アルミン「…えっ?」
ミカサ「睡眠ガスが各個室に届くなら、アルミンも眠っていなければおかしい」
ミカサ「コニーが眠らなかったのは、コニーの個室の通気口に
モノクマが挟まっていたからと聞いたけど…」
ミカサ「アルミンの部屋にも同じような細工がしてあったの?」
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/13(日) 13:10:32.62 ID:zW4mvrFO0
アルミン「いや… 僕の場合は手紙を受け取っていなかったからだよ」
ミカサ「…手紙?」
アルミン「アニが書いた手紙だよ。ほら、
『今日の午後は各自、個室で待機するように!』っていう…」
ミカサ「ああ…」
アルミン「僕はあの手紙を受け取っていなかったから、
ガスが発生した時間に個室にいなかったんだ」
アルミン「そして、それは… アニが僕を証人として利用するためだった」
315 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/12/13(日) 13:15:15.91 ID:zW4mvrFO0
今日はここまで
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/14(月) 01:44:29.25 ID:MxBVqg3fo
乙
コニーなんか怪しいんだよな…
317 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2020/12/20(日) 16:42:01.76 ID:uqGyrApM0
申し訳ありませんが、次回は 12/27(日) に投下します
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/27(日) 15:45:04.25 ID:VnZECAsD0
アニ『…ここにはいないね』
アルミン『あれ? 2人がいる場所は知らないの?』
アニ『言ったでしょ。避けられてるって』
アニ『モノクマのあの発表以来、
私とあの2人は行動を別にしているんだよ』
アニ『まったく、どこで何をしているやら…』
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/12/27(日) 16:05:25.14 ID:VnZECAsD0
アルミン「みんなが睡眠ガスで眠った頃、アニは僕を呼び出して
自らの正体が巨人であることを明かした」
アルミン「そして、ライナーとベルトルトを探すという名目で
僕を研究開発所に連れて行ったんだ」
ミカサ「その時にはもう、その中に拘束トラップは仕掛けられていた…」
アルミン「うん。だけど、その時の屋内はうす暗くて、
部屋全体を覆うように設置された拘束トラップを視認できなかったんだ」
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