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【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MDR」

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457 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/08(土) 03:41:56.41 ID:m6LjrC3n0
これは造反神にとって間違いなく不測の事態と言えます
何せ前回赤嶺ちゃんは『封印だけでも』と、つまり『最低でも封印したい』という言い方でした
つまり造反神は腕輪を破壊することより封印し直す方が容易であると判断したということ
これが覆った、再封印が出来なかったということは破壊は更に難しい可能性が出てきます

翠「練習なんて出来ない、一回の失敗で全て終わるんです、造反神の神託を待った方がいいと思います」

友奈(赤嶺)「うん、賛成...一時中断にしておこうか」

一難去ってまた一難、タギツヒメの方も気になるというのに、道のりはまだまだ険しそうです

友奈(赤嶺)「そうそう、造反神の気分によっては神託は巫女の素質持ちの翠さんの方に行くかもしれないから心構えしておいてね」

翠「えっ」

・・・

変わらず腕輪が周辺ごと徹底管理のもと厳重に監視されている中、神託が来る、あるいは何か出動せざるを得ない事態になるまで待機を命じられている私達は手持ち無沙汰...つまり暇していました

友奈(赤嶺)「ガングニール ...?」

翠「様々な伝承が紡がれたりした結果、神殺し...神の力をも破壊する特性を得た、らしいんですが...」

世間話と呼ぶには些か物騒な内容も含まれたりしている雑談をしているうちに話題はガングニールについて
赤嶺ちゃんは腕を組み考え込みます



赤嶺ちゃんの反応安価下
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/08(土) 18:46:56.70 ID:xU0iWb+kO
奥の手としてとっておく事を決める
459 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/09(日) 03:52:04.48 ID:VusjfyQZ0
undefined
460 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/09(日) 03:52:43.84 ID:VusjfyQZ0
友奈(赤嶺)「ある意味羨ましいような力だね、それこそ天の神を討ち破る一手になりそうな...けれど同時に神樹様とも相性が悪過ぎるかな、いやそもそも解釈の問題ならこの世界での神の定義に対してしかってことも...それより腕輪か、それこそ腕輪が、そして封印された存在が神そのものなら...」

『神殺し』という強力で、それでいてふわっとした事しかわかっていないガングニールの隠された能力
世間一般で『神殺しの槍』といえば『ガングニール』ではなく『ロンギヌスの槍』であることも、ガングニールが神殺しだという事実を理解し難くしている要因の一つでしょう
とある槍を神殺したらしめた経緯、後世に伝えられた歴史が作られたもの、捏造されたもの、偽りのものであり、ガングニールこそが神殺しの槍...それが本当であるならばとても大掛かりで、けれどよくある話だったのかもしれません
事実隠蔽などという事柄はそれこそS.O.N.G.の装者なんてやっていれば未だにどこでも行われていることだと嫌でも実感出来ます

翠「にしてもこう...赤嶺ちゃんには申し訳ないですけど、考えてることが声に出ててぶつぶつ呟いてるのって側から見ると...」

未来「翠ちゃんいつもあんな感じだよ?」

翠「えっ?」

マリア「というかさっきもあんな感じだったわ」

翠「えっ!?」

こ、これからは気をつけましょう...
そんな風に私が思わぬ事実を突きつけられ軽く凹んでいると、赤嶺ちゃんが一つの結論、というか案を出しました

友奈(赤嶺)「よし、そのガングニールは奥の手として取っておこう」

未来「奥の手?」

友奈(赤嶺)「その『神殺し』の力の有効範囲もわからないしね...けれどきっと意味はある、だからいざとなったら頼りたい」

翠「わかりました」
461 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/09(日) 03:53:12.11 ID:VusjfyQZ0
その場合、仮に響さんに手伝ってもらえなくても私か『翠』がイミテーターである程度までなら模倣出来ますし
夢姫ちゃんもイミテーターで響さんのガングニールをほぼ完璧に模倣し闘っていましたが、出来れば頼りたくない、戦わせたくないです

友奈(赤嶺)「それにしても、哲学兵装ね...言葉、言霊が科学じゃ説明出来ない事を現実のものにするのはどこの世界も同じだけど、この世界は特にその影響は強く出やすいのかな」

翠「とは言っても、哲学兵装になる条件...例えばどれほどの年月が必要なのかもはっきりとわかってるわけじゃありませんし」

友奈(赤嶺)「重要なのは年月か、それとも言霊に込められた想いの大きさか...」

その時、ふと頭の中に何かを示すイメージ映像のようなものが降ってきました
降ってきたというより、ぶつけられた、与えられたような、強烈な



神託の内容安価下
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/09(日) 12:50:09.01 ID:by7pOrIE0
封印の儀で力を抑えてから破壊、若しくはガングニールに頼る
腕輪の覚醒は避けろ…的な感じで
463 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/11(火) 03:38:26.06 ID:RjNlVP3h0
翠「今のは...」

友奈(赤嶺)「神託、だね」

私と赤嶺ちゃんの両方に送られてきたイメージ...造反神の神託
勿論念話や文字として送られてくるわけではないのでその神託は抽象的なものでしたが、造反神の力がそうさせるのか私達は自然とそのイメージが示す内容を理解出来ていました

友奈(赤嶺)「造反神の考えはそこまで大きくは変わらないね、封印の儀で力を抑えてから破壊、もしくは...『神殺し』のガングニールに頼る」

翠「腕輪の覚醒を避ける事が最優先のようですね...でも赤嶺ちゃん、封印の儀って言ってもさっき」

再封印は失敗したはず
封印の方法が封印の儀とは違っていたかもしれませんが、今度は大丈夫なのでしょうか

友奈(赤嶺)「ま、私に確認出来るのは封印が出来たか、出来なかったか...その途中はわからないけど、造反神は少なくとも無意味じゃないって結論になったんじゃないかな」

翠「封印に至らなくても効果はあった...」

まぁ、他に狙いがあるのかもしれませんし
今は造反神を信じる他ありません

未来「どうするの?」

友奈(赤嶺)「とりあえず私と翠さんで封印の儀を始める、それから...」



安価下
1 とにかく腕輪を攻撃
2 とにかく腕輪を攻撃(遠距離)
3 次の神託が来るまで封印の儀を続ける
4 その他(記述)
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/11(火) 06:17:26.38 ID:YZ3Xi80sO
2
465 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/12(水) 03:53:34.04 ID:05hRZ/qP0
・・・

腕輪を間に置くようにして向き合って離れて立つアメノムラクモの勇者ギアの私と勇者服の赤嶺ちゃん、そしてそんな私達とは垂直になるようにさらに離れた所から並んで立つ神獣鏡の未来さんとアガートラームのマリアさん

マリア「いつでも行けるわよ」

未来「こっちも大丈夫!」

封印の儀の手順はざっくり2つ
まず1つは、『対象を囲む事』
まぁ今回これに関しては対象が動くバーテックスではなく動かないシェム・ハの腕輪なので何一つ難しいことではありません、強いて言うならフォニックゲインが必要以上に当たってしまわない距離が大切ですね

そして2つ、『封印の祝詞を唱える事』ですが、ぶっちゃけこれは何でもいいやつです
初心者や慣れてない人でも『祝詞=封印に必要な大切なもの』という先入観...より正確にはその先入観により祝詞をより真剣に読み上げ魂が込もるのを狙っただけで、つまり魂が込められれば言葉は何でもいいらしいです

赤嶺ちゃんが立てた作戦というか計画はとても簡単
私と赤嶺ちゃんで腕輪に対して封印の儀を行い、その間未来さんとマリアさんが腕輪に対し全力の遠距離攻撃をし続けるというもの

友奈(赤嶺)「了解、やるよ翠さん」

翠「はいっ!」

やってやりましょう!



魂込める言葉安価下1
(気合が入れば何でも可)

破壊判定
シンフォギアコンマ下2
シェム・ハの腕輪コンマ下3
(コンマが大きい方が勝ち(シンフォギア側が勝ちなら封印成功、腕輪側が勝ちなら封印失敗)ですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても勝ちになります)
(両方ゾロ目なら大きい方が勝ちとなり、同じ数値なら引き分け(封印解除)です)
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/12(水) 04:29:41.26 ID:Arm5JcOD0
最短で最速で真っ直ぐに一直線に
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/12(水) 06:03:55.07 ID:kf9CFkLhO
のわゆ
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/12(水) 07:58:30.10 ID:uPGVXETX0
はい
469 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/13(木) 03:49:32.81 ID:3mYOUfDN0
翠「最速で!最短で!真っ直ぐに!」

友奈(赤嶺)「唸れ!」

私がアームドギアの生太刀を、赤嶺ちゃんが手甲を構え


翠「一直線にッ!!!」

友奈(赤嶺)「鍛えた筋肉ッ!!!」


掛け声...もとい独自の祝詞を叫びながら地面に振り下ろします
すると凄まじい衝撃と共にシェム・ハの腕輪を中心として光の陣が広がりました
ちょこっとだけこちらを見てくる未来さんの笑顔が怖かったりしますが気にしたら負けです

友奈(赤嶺)「封印の儀自体は正常に発動、カウントは...2人ならこの程度か」

陣には3桁の漢数字が表示されていますが、とても多いとは言えない数値な上刻々と減っていっていました
このカウントは私と赤嶺ちゃんとで封印の儀を保っていられる時間制限、零になったら封印の儀は解けてしまいます
腕輪が覚醒したり動いたりしていない以上そこまで問題ではありませんが、この封印の儀に多少なりとも意味があるならカウントを気にするに越したことはありません

翠「未来さん!マリアさん!」

私が声をかけたとき、すでに2人は攻撃態勢に入っていました

マリア「行くわよッ!」

未来「はぁぁっ!!」


『HORIZON†CANNON』

『流星』


極太の破壊光線が連続で腕輪を飲み込み、さっきよりも大きな衝撃と砂煙が

翠「けほっ...腕輪は!」
470 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/13(木) 03:50:01.54 ID:3mYOUfDN0
ここで「やったか!」なんて台詞を吐くような真似はしませんが、やはり小さな腕輪一つに対しての攻撃二つのインパクト故か若干期待してしまいます
というか破壊出来てくれているととても嬉しいんですが

友奈(赤嶺)「...流石は神具、傷らしい傷がどこにも見えないね」

抉れた地面の真ん中に落ちているシェム・ハの腕輪
それは傷一つ、それどころか砂の一粒も寄せ付けないと言わんばかりに美しい黄金の輝きを保ったまま

翠「くっ...カウントはまだ残ってます!」

未来「次ですマリアさん!」

マリア「えぇ!」

・・・

ドカンドカンと、この辺の地形を変えるような勢いで続いた腕輪への攻撃
ですがどれだけやっても腕輪にダメージは入らず、遂にカウントも零となり私のギアも赤嶺ちゃんの変身も解けてしまいました

未来「2人とも大丈夫!?」

翠「は、はい...ちょっと疲れただけで...」

友奈(赤嶺)「封印の儀を維持するだけでこの疲労、あの腕輪には相当厄介なのが入ってるってことかな...」

しかし収穫がなかったわけでもありません
腕輪はあれほどのシンフォギアの攻撃を受けても未だ封印が解けたり覚醒する様子もなく、また大きな衝撃を与えても問題なさそうなことがわかりました


安価下
1 少し休んでから今度はガングニール攻撃
2 刀使の世界の様子確認
3 その他(記述)
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/13(木) 13:19:23.62 ID:c4uTp+9P0
3 赤嶺ちゃんにノーブルレッドの件を話した後に2
472 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/14(金) 02:46:16.52 ID:EVty3MAO0
undefined
473 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/14(金) 02:46:57.12 ID:EVty3MAO0
・・・

私と赤嶺ちゃんがダウンした事で作戦は一時中止
また、ガングニールこそ試していませんが一先ずは腕輪の異常な耐久性が判明したこと、それこそ聖遺物殺しすら効かなかったことはより今後慎重にならざるを得ない理由になり得るということで、本部への帰還、待機命令が出されました

友奈(赤嶺)「それで、私はどうした方がいいのかな?」

マリア「出来ることなら保護、悪い言い方をしてしまえば監視...目の届くところにいてほしいというのが本音でしょうね」

友奈(赤嶺)「ふーん」

赤嶺ちゃんは恐らくS.O.N.G.がどういった組織なのかもほとんど知っているのでしょう、調査したにしろ造反神...神樹様に教えてもらったにしろ
演技でなければ、監視とまで言われてもそこまでの警戒心を見せずにいることが何よりの証拠です
とはいえ、ホイホイと監視されに行くのも、という感じでしょうか
何か一つ後押しが欲しい、そんな様子です

翠「腕輪といえば...」

友奈(赤嶺)「うん?」

翠「あ、いえ、もしかしたら何か知ってる、知らされてるかもしれなくもないかな〜くらいの人達が今丁度本部に保護されてまして」

そこで私は、それに応えられるかはわかりませんが、ヴァネッサさん達の事を伝えてみることにしました
仮にも腕輪強奪を命令され成し遂げたヴァネッサさん達です、それに起動させるところまで命令に含まれていたとしたら、起動条件のより詳しいことなんかもわかるかも
...よくよく考えてみたら割と本当に先に話聞きに行っておくべきだったのでは?

翠「まぁ、私はヴァネッサさんやエルザさんはともかくミラアルクさんには思いっきり敵視されてるので無理でしょうが...」
474 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/14(金) 02:47:47.79 ID:EVty3MAO0
友奈(赤嶺)「...よし、じゃあそっちの接触も視野に入れて動かせてもらおうかな、むしろそっちは本職みたいなものだからね」

赤嶺ちゃんの本職は聞き出した後消すところまでじゃないですかやだー
とはいえどうやらこの後押しはお眼鏡に適ったようで

未来「こっちのこと、響達にも知らせておいた方がいいかな」

翠「ですね、あっちのことも気になりますし」

何かあるようなら刀使の世界に一旦また向かうつもりでもあります
タギツヒメとの決着もエルザさんから頼まれていますしね
まずは『翠』にどんな様子か聞く所から

翠《『翠』、聞こえますか?》



刀使の世界今どんな感じ?安価下
(状況によっては刀使の世界に向かいます)
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/14(金) 03:59:20.79 ID:8Wy7RXSlO
ずばり「こっちにまでバーデックスが出てきた」
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/14(金) 20:09:31.97 ID:/HiXxMmC0
幸い、そんなに出現しなかったので騒ぎにはなってないとの事
後は夏菜ちゃんが目覚めたり
477 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/15(土) 03:38:36.53 ID:7Ja9UUEu0
『翠』《あぁ、うん...聞こえてる...》

翠《...あの、物凄く疲れてます?》

念話なのにわかるくらい声が疲れて聞こえます
今にも溜め息つきそうな程に

『翠』《そりゃね...一応聞くけどそっちにいる赤嶺ちゃん、味方でいいんだよね?》

翠《え?え、えぇ、それが何か》

『翠』《だよね、うん、なら良いんだよ...いや良くないけど...》

何の確認だったんでしょう...

翠《そっち何かありました?というか、何かあったんですね?》

あんな様子の『翠』、何もなかったはずありません
タギツヒメを倒すなり逆に強化されてしまうなりしたなら真っ先に報告してくるでしょうから、そういうのではないでしょうが


『翠』《あのね...こっちにまでバーテックスが出てきた》


翠「はぁっ!?!?」

友奈(赤嶺)「ふぇっ!?えっ何何!?」

翠「あっすみません思わず...もう少し色々聞いてから後で赤嶺ちゃん多分改めて呼びます」

友奈(赤嶺)「えぇ...?」

いやいや待て待て待ちなさい
バーテックス、だとぉ!?何故そこでバーテックス!
いえ、ゆゆゆの世界に影響が出ているのならその逆も大いにあり得る事ではありますが

翠《もう少し詳しく聞かせてください》

『翠』《言葉の通り、荒魂ともノイズとも違う反応が出たっていうから見に行ってみればそこにいたのはどでかいバーテックス...幸い数はそんなに出現しなかったから騒ぎにはなってないけど》

元々荒魂が存在している世界ですからね、仮に一般人の目に止まっても荒魂の亜種程度の認識でしょう

『翠』《でもまともに攻撃通じるのは勇者ギアがある『私』だけ...わかる?ほとんど一人でバーテックス数体まとめて相手する気持ち...めちゃくちゃ疲れた...》

翠《あー...お疲れ様です》

それは私も赤嶺ちゃんとのファーストコンタクトの際にやりましたとは言わないでおきましょう
478 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/15(土) 03:39:11.86 ID:7Ja9UUEu0
『翠』《皆そもそもバーテックス知らないし勇者ギア使えないし、かといって病み上がり?の『夏菜』を戦わせるわけにも》

うんうんそうで...ん!?

翠《夏菜さん目が覚めたんですか!?》

『翠』《あ、うん少し前に、まだ安静にしてる状態だけど》

翠《良かったです...》

本当に安心しました
タギツヒメの攻撃に相手を眠らせる呪いのようなものはなかったと思いますが、それでも中々目を覚さない姿にもしもを考えてしまいます
何せタギツヒメについて...いえ、あらゆることについて、私は原作知識があるとはいえ逆にいえば原作知識以上のことは何も知らないわけですから
とはいえ今回は杞憂に済みそうです



安価下
1 刀使の世界にイクゾ-
2 まだこっちの世界でやることがある!
3 その他(記述)
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/15(土) 09:09:28.83 ID:Hb+T4/WHO
1
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/15(土) 18:43:04.83 ID:/cwaoNrJ0
3 赤嶺ちゃんにも一言告げておく
481 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/16(日) 03:52:42.10 ID:PdZ4Boxo0
翠《とにかく、私も一度そっちに行きますね》

『翠』《ん、了解》

『翠』と念話を切り、ししょー達に許可を貰いに...っと、その前に

翠「赤嶺ちゃん、ちょっと」

友奈(赤嶺)「はいよ」

・・・

友奈(赤嶺)「こことは別の、今繋がってる平行世界にバーテックス、か...それでさっきあんな」

翠「一度事実確認諸々兼ねて行ってきます、その間もしこちらの世界でもバーテックスが現れるようなら」

友奈(赤嶺)「ま、それは任されたよ...でもかなり腕輪の影響が広がってる、どうにかしないと」

翠「やはり先に厄介なタギツヒメ関連の問題を片付けて、響さんも含めた万全の状態で複数ガングニールタコ殴り作戦が有効でしょうか」

友奈(赤嶺)「作戦名はともかく、不安要素は減らした方がいいし腕輪の対抗策は多い方がいいのは確かだね、でもそのタギツヒメの問題にばかり集中していて腕輪覚醒を防げませんでした、じゃ本末転倒だよ、長くかかりそうなら戻ってきて」

翠「わかりました」

・・・

ししょーからの許可を得て、やってきました刀使の世界!


どうする?安価下
(特になければイベント判定)

(友奈(赤嶺)「それはそうと今日はレンちの誕生日だよ!!!」

翠「えっあっはい、おめでとうございます」

蓮華「弥勒は見知らぬ平行世界でも祝われてしまう、当然の事ね」

翠「!?」)
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 09:20:26.25 ID:KlTIz/VJO
まさかのバーデックスとタギツヒメの同時出現
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/16(日) 10:10:41.06 ID:Dm1ZlLxp0
主人公補正もあってビッキーの(勇者に関する)記憶が復活する
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/16(日) 22:40:09.84 ID:Bjg6VEPeO
目覚めた夏菜ちゃんとお話しをしてみる
485 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/17(月) 03:34:50.47 ID:Dmf6EtQo0
管理局で伝えられた話によると、現在『翠』達は丁度出現したバーテックスの討伐任務に当たっているとのこと
紫様の命令もあり飛び出した私でしたが

翠「バーテックスだけじゃないじゃないですか...」

現場に着くと、そこにいたのはバーテックスの背に立ち刀使達をあしらっているタギツヒメの姿でした
装者メンバーはというと、『翠』が主に前へ出てバーテックスの相手、他の皆さんがそのサポートのようです

翠「響さん...?」

ただ、時折響さんが軽く頭を押さえて顔を顰めているのが気になりましたが
ともかく今は!


翠ちゃんどのギアで行く?安価下1
1 アメノムラクモ
2 アメノムラクモ(勇者ギア)
3 アスクレピオス(戦闘不向き?)
4 イミテーター(イグナイトなし)(何か模倣する際は何を模倣するか記述)
5 イミテーター(銀色のギア)
6 ミョルニル(イグナイトなし)
7 神獣鏡(他のギアと同時展開する場合はどれと同時展開するか記述)
8 フォーク
9 アメノオハバリ
10 レーヴァテイン
11 フツノミタマ
12 わっしーセット
13 ロンゴミニアド(イグナイトなし)(未使用)
14 玉手箱(イグナイトなし)(特殊)
(1、2、7、8、9、10、11、12はイグナイトも可、その場合は数字の他にイグナイトと記述してください)

どう戦う?安価下2以降
(手甲になり他の装者に憑依するのも可(戦闘力やフォニックゲインはユニゾンレベルとします))
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 09:22:40.00 ID:NGvli9Pk0
2で行こうか
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/17(月) 16:38:13.72 ID:I6Qy428GO
とにかくバーデックスを倒さなきゃお話にならないので出し惜しみなしにいく
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 17:04:09.46 ID:ybgeFu8wO
『翠』ちゃんはコピーverのアメノムラクモでも勇者の力を借りれるか試す
途中で響が記念品の花の力を発動、星屑を片っ端から倒していく
489 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/18(火) 04:00:13.30 ID:XDqEo/1b0
「Imyuteus amenomurakumo tron」


翠《若葉ちゃん!勇者の力お借りしますッ!》

若葉《あぁ!》

私は勇者ギアのアメノムラクモを纏い

翠「はぁっ!!」

近場のバーテックスに一閃
そのままそのバーテックスを足場にして跳躍し『翠』の隣に着地しました

『翠』「悪いね、来て早々手伝ってもらって」

翠「いいえ...というか聞いてませんよ、大型複数だけじゃなく星屑までうじゃうじゃいるなんて」

『翠』「だから言ったでしょ、めちゃくちゃ疲れたって」

数体どころじゃないんですが
とはいえ、今回のように周りの建物の被害を気にしなければいけない状況とは違ったとはいえ仮にも何度か深層世界での仮想バーテックス相手の試練を受けてきた『翠』が割と簡単に根を上げた理由が分かった気がします

翼「翠か...!?」

翠「あっちでちょっと事態が停滞したのでこっちに助っ人に」

切歌「とにかくこの大きい怪物倒せるなら助かるのデスが!」

その為の助っ人ですからね
出し惜しみ無し、最初からクライマックスで行きますよ

翠「先に面倒な大型から減らしますッ!」

大型バーテックス...これは乙女座ですね...の頭上に跳んだ私は、フォニックゲインを込め刃をエネルギーで覆い巨大化させたアームドギアの生太刀を思いっきり振り下ろします
頭部のような場所が開き中から逆さの三角錐...御霊が出てきましたが、即座にそこに飛び乗り上から生太刀を突き立てました
490 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/18(火) 04:00:54.80 ID:XDqEo/1b0
翠「流石にスパッと真っ二つに斬れたりはしませんか」

ガンッと金属音のような音が響き、ほんの少し先っぽが刺さりヒビが入りますがそれだけです
これが普通の硬さなのか平行世界故に独自の強化が成されているのかは本物相手の経験が少ないので判断がつきませんが、いちいち本体と御霊で二回分苦戦出来るほど余裕のある戦況ではない為早急に破壊しないと

舞衣「きゃあっ!」

その時、視界の端で刀使の何人かが吹き飛ばされていくのが見えました

翠「そうでしたタギツヒメもどうにかしないと...『翠』!」

『翠』「何ー?」

目を付けたのは私と同じく勇者ギアのアメノムラクモを纏いバーテックスに鎌で斬りかかっている『翠』
ですが休む間もなく戦い続けているからか、若干動きが鈍くなっています

翠「バーテックスはしばらく私が何とかします!『翠』はその間に刀使の皆さんの怪我の治癒を!」

『翠』「何とかって...」

ついでに怪我の治癒している間だけでも少し身体を休ませてください

翠「まだ戦い始めたばかりの私の方が体力ありますから!『源義経』ッ!」

切り札は使う時に使わないと意味無いですからね!


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠が『切り札』を使い『源義経』の力をその身に宿すと、乙女座の御霊に攻撃しては他の大型バーテックスを斬り付け、また乙女座の御霊に攻撃という往復を目にも留まらぬ速さでやり始めた
あっち行ったりこっち行ったりで忙しい動き、それならむしろ『私』の『七人御先』で分担した方が

『翠』「って、それがキツいって見抜かれてんだけど」

『私』は翠に感謝しつつ、星屑を斬りながら倒れてる刀使メンバーの所に走り出した
まずアスクレピオスを纏って皆とついでに『私』の傷も治して、そんでまたアメノムラクモを纏って...『私』もあっち纏ったりこっち纏ったり忙しいね!?

『翠』「ん、いや待てよ」

アスクレピオスもアメノムラクモも切り替えられるギアがあるじゃん!


「Stealer Imitator tron」


『翠』「コピーアスクレピオス!」
491 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/18(火) 04:01:57.99 ID:XDqEo/1b0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠「セイヤーッ!!!...っはぁ、はぁ...」

『翠』がアスクレピオスを模倣したイミテーターで刀使の皆さんのところを回っていくのを尻目に、私は何体かの大型バーテックス(ついでに通り道にいた星屑も)を倒していました
けれど流石に行ったり来たりが大変で、というか乙女座の御霊がまだ破壊出来てないのに他の大型バーテックスの御霊の方がむしろ先に楽に破壊出来てるまであります

翠「ヒビは大分広げられてると思いますけど...もう一発...うわっ!?」

その時、大人しくしていた乙女座本体が羽衣のような箇所を振るい、叩かれた私は御霊の上から落とされてしまいました
そして追い討ちとばかりに再び羽衣のような箇所がしなり私を狙います
普通のアメノムラクモであれば浮遊出来たでしょうが今は無理、足場があれば跳躍出来たでしょうがそれも無理

翠「くっ!」

ならせめて空中でその羽衣を斬り落としてしまえば!
私は自由落下しながら生太刀を構え...



響「勇者...パァァァァァンチッ!!!!!!!」


ドッ!!


次の瞬間、跳んできた誰かが乙女座の御霊のヒビにパンチをトドメをさしていました
否、それは誰かではなく

翠「友奈ちゃん...響さん...!」

勇者ギアを纏った響さん

山桜の花弁が舞うその姿はまさに、友奈ちゃんのよう
あと伸びた髪とかポニテとか
492 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/18(火) 04:02:51.56 ID:XDqEo/1b0
御霊を失った乙女座は全身砂へと変わって崩れ落ち、響さんと羽衣を受けずに済んだ私は地面に降り立ちます

響「ずっと何か忘れてる記憶がある気がしてた...この事だったんだね」

翠《響さんが自力で記憶取り戻してる件について》

園子《ゆーゆとのシンクロだからね、勇者適正に友奈因子、びっきー先輩も神殺しに記憶保持状態での時間跳躍経験...他にも色々考えられる理由はなくはないけど、今は奇跡が起きたって思えばいいんじゃないかな》

まぁメタ視点では主人公補正×2みたいなものですもんね!強い...

響「このギアならあの敵も倒せるんだよね?」

翠「はい」

そうこうしているうちに周りの空間がいくつか開き、星屑のおかわりが来ていました
大型が結構減らされたからでしょうか...っていうか星屑が集まって大型を形成しようとしてますね

響「なら、私は歌でぶん殴るッ!」

そう言うと響さんは星屑達が集まっている所へ飛び込んで片っ端から殴り、弾けさせていきます
そこが終わればまた次の集まっている所へ、ともすれば触れただけで倒しているようにも錯覚してしまうほどの圧倒的な威力

翠「負けてられませんね」

『切り札』の反動に疲労している場合じゃありません
私も後に続きましょう!
493 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/18(火) 04:03:33.82 ID:XDqEo/1b0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


『翠』「はい、これで最後!んじゃ『私』も戻って...」

って何あれ...響さんいつの間にか勇者ギア纏ってるんだけど...

千景《どうやら自力で記憶を取り戻したようね》

『翠』《失った記憶まで繋ぎ束ねたってこと?やっぱ凄いね響さんは...》

幾度となく奇跡を手繰り寄せる手腕は伊達じゃないわ

『翠』「さて、もう一踏ん張り!コピーアメノムラクモっ!」



コンマ下1
ゾロ目以外 問題なく勇者ギア
ゾロ目 あれ?出来ない?

コンマ下2
奇数 タギツヒメ撤退
偶数 『夏菜』さん参戦
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/18(火) 09:53:22.82 ID:1CjqPiC20
ほい
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/18(火) 12:51:25.82 ID:DJinaDcOO
だが代わりにノイズ大量出現
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/18(火) 16:33:42.98 ID:1CjqPiC20
>>495
コンマ判定だからまだ内容安価じゃないんよ〜
497 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/19(水) 03:12:46.95 ID:Vo4RCvoc0
undefined
498 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/19(水) 03:21:07.32 ID:Vo4RCvoc0
こっちはこっちでアメノムラクモを模倣、さらに千景ちゃんの勇者ギアへと変化させた
本来のアメノムラクモでの勇者ギアとほとんど見た目は変わらないけれど、装甲に光が走っていたりと所々にイミテーターとしての主張も残っているように見える

『翠』「ふっ!」

アームドギア...大葉刈を振り被り、『私』もまた戦火へと舞い戻っていった

☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠「キリがない...!」

増え続ける星屑達
響さんが勇者ギアで参戦したり『翠』が前線に戻ってきたりしたことで倒した数に増える数が追いつかない、なんてことは避けられていますが
それでも追いつかなくさせられてるだけで差のひらく速度は遅く
むしろこちらのパワーバランスが崩れでもしたら途端に逆転してしまいそうです


タギツヒメ「無尽蔵の力...圧倒的、暴力的なまでの愚策だが、中々どうしてやはり心地の良いものだ」

薫(刀使)「けっ、つっても今回はお前自身の力が無限なわけじゃねえだろうが」

タギツヒメ「ふふ」


完全にバーテックスのことは自身と協力関係にあると思っているのか、支配下に出来ていると思っているのか
タギツヒメは刀使の皆さんを相手取りながら笑っていました
天の神がタギツヒメに協力したり支配下に置かれたりするイメージが全く想像出来ませんが、その辺は確かめる方法もありませんし
499 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/19(水) 03:21:53.95 ID:Vo4RCvoc0
翠「っく...!」

そうこうしているうちに『切り札』を維持出来なくなってしまいます
自身を奮い立たせギア解除だけは間逃れた為まだ勇者ギアでいられますが、やはり数時間前の封印の儀の疲れがまだ


『夏菜』「とぅッ!!」


ザンッ

翠「『夏菜』さん...!」

そこへ姿を現したのは芽吹ちゃんの防人ギアを纏う『夏菜』さん
私のすぐ側に着地すると手に握る砲剣で周りの星屑達を斬り伏せてみせました

翠「目が覚めて良かったです!でも動いて大丈夫なんですか?というか今どこから出てきました!?」

『夏菜』「いっぺんに3つも...まず1つはご心配おかけしました、2つ動いて大丈夫です、そして3つ...画面外とか言ったらかっこよくないですか?」

まぁ実際は多分その背中に背負っているフライユニットで管理局から空を飛んで来てたんでしょうけども



何か話す?安価下
(戦いながらですが、特になければ戦い終わってから改めて)
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 03:34:27.26 ID:zH+etfId0
紫様からの許可は下りたのか、フライトユニットの整備は大丈夫なのか
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 03:48:07.88 ID:xauAWo4qO
「刀使の皆さんを支援できる装備やドローンはありませんか?あと…出来れば回復の時間稼ぎを頼みます」
502 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/20(木) 03:19:06.22 ID:124hnQBC0
背中合わせになり近付く星屑を斬っていく私と『夏菜』さん
先程までより効率良く敵を減らせているのは確かです
確かではありますが、やはりそれより『夏菜』さんについて色々心配になってしまいます

翠「紫様からの許可はちゃんと下りたんですか?それに体調が良くてもフライユニットの整備とか」



コンマ下1
奇数 許可下りてる
偶数 そんなものは知らぬ

コンマ下2
奇数 整備バッチリ!
偶数 ぶっちゃけ火を吹きそう
ゾロ目 実はもうさっきの登場で力尽きた
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 03:29:58.27 ID:t+hx/QZ+0
どうかな
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 03:34:03.33 ID:yu9CgwEUO
はい
505 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/20(木) 04:14:55.79 ID:124hnQBC0
『夏菜』「大丈夫、折神さんの許可は得ています」

翠「そうですか」

『夏菜』「そうですよ、翠さんじゃないんですから」

翠「ん゛っ」

さ、最近はちゃんと許可下りてから行動してますよ、えぇ、多分!
いやまぁ仮に逆の立場でなおかつ紫様に許可貰えなかったら...い、いえ、こんなたらればに意味などありません!

翠「...あれ?フライユニットの方は?」

さっきそのフライユニットで飛んできたんですから、バッテリーとかは平気でしょうが

『夏菜』「...言い難いことですが」

翠「?」

『夏菜』さんがフライユニットを小型化させ手のひらに乗せると、フライユニットはプスプスと嫌な音を立てながら煙を吐き出し始めました

『夏菜』「実はさっきの登場で力尽きたようでして...」

翠「あっ...」

【悲報】フライユニット早くも戦線離脱

どうやらこれまでの戦いでボロボロになっていたフライユニットはそのままだったみたいです
今回それを修理せずに...それだけ急いで来てくれたということなのでしょうし強くは言えませんが

翠「登場シーンで出番が終わるなんて...!」

『夏菜』「『私』としては悔いはありません」

さいですか...どんだけ視聴者がいるわけでもない登場シーン再現にこだわってたんですか...
気持ちはわかりますけども
506 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/20(木) 04:15:27.53 ID:124hnQBC0
『夏菜』「なので今日はもう空中戦が出来ません...『私』この戦いが終わったらフライユニット修理するんだ...」

翠「わざとですか!?わざとですね!?」

タギツヒメが戦場に出張ってきているので洒落にならないんですがそれは

『夏菜』「まぁそれは置いておいて...散々寝過ごしてしまったんです、心配もそれくらいで、『私』達にもどんどん頼ってください」

翠「『夏菜』さん...」

『夏菜』さんも夏菜さんも、自分のことを責めてしまっているかもしれません
そんな必要はないのに、それでもと思ってしまうのはよくわかります、私も同じでしたから
こんな時、大丈夫という言葉より、遠慮なく頼ってもらえた方がずっと助かるというもの

翠「わかりました...『夏菜』さん、刀使の皆さんを支援出来る装備やドローンはありませんか?あと...出来れば回復の時間稼ぎを頼みます」

『夏菜』「頼まれました!」



支援出来る装備やドローンの詳細安価下
(どんな装備があるのか、どんな機能があるドローンがあるのか等)
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 17:12:18.78 ID:t+hx/QZ+0
先の戦いと同じくワイヤーを搭載したドローン(強度強化仕様)
装備は…炸裂式のグレネード砲とかフォニックゲインを用いたカノン砲とかでお願いします
508 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/21(金) 03:18:09.72 ID:jf7sBoG+0
『夏菜』さんの言葉に甘えて私は一時戦線離脱
『夏菜』さんはリモコンで数体のドローンをどこからか呼び出し、それぞれに取り出したアイテムを持たせ装者や刀使の皆さんに向けて飛ばしていました

『夏菜』『先の戦いで使用した際より強度を強化したワイヤー搭載型サポートドローンです、それから炸裂式のグレネード砲に、装者メンバーにはフォニックゲインを用いたカノン砲を!』

一斉通信で伝えられた短い説明に、(戦線離脱した私以外の)全員がすぐに頷いて武器を手に取り戦い始めます


翼「これは...!」

調「あの怪物にも効いてる...?」

クリス「んだよ、結構当んじゃねえか!」


その様子を見ていると、グレネード砲もカノン砲も勇者ギアではない装者が扱っているにも関わらずバーテックスに確実にダメージを与えられているのがわかりました
勇者ギアを用いた場合に比べればそのダメージは少ないものですが、無いより断然、むしろ大いに助かる武器です

AI『防人ギアの解析結果が役に立ちましたね』

翠「どおりで」

AIさんの個人通信を聞き、納得しました
とはいえ心象変化によって成り立っている状態のものを解析し、心象変化に頼らずその能力を再現するなんて



安価下
1 体力回復後まで飛ぶ
2 体力回復中何かする(記述)
3 体力回復中他の視点にする(記述)
4 タギツヒメ勝負判定
5 その他(記述)
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 03:25:38.04 ID:jqNuXeGk0
2、大蛇を刀使達の支援に向かわせる
タギツヒメに対しては攻撃を加えなくていい、隙を作らせたりスタミナを消耗させる作戦で
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 21:05:36.58 ID:xJ3nXIK6O
持ってるなら未来に預けた2号機を返しておこう
511 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/23(日) 02:56:35.19 ID:1wls++lC0
『逆巻ク大蛇』


物陰に隠れ座り込み壁に背をもたれ掛からせた私は、既に筋肉がパンパンになって上がらなくなりつつある腕を無理矢理動かし空間に一閃...大蛇を呼び出します

翠「皆さんの援護を...タギツヒメには直接攻撃加えなくていいですから、隙を作らせたりスタミナを消耗させる方向でお願いします」

大蛇は頷き、戦場に向かっていきました
勇者ギア経由で呼び出したので、今の大蛇ならバーテックスにも効果的にダメージを与えられるはずです

翠「ふぅ...」

周りへの警戒こそ怠りませんが、大きく息を吐いて身体から力を抜きました
すると腕だけでなく脚や腹筋、至る所がぴくぴくと軽く痙攣していくのがわかります
それだけ動き続けていて、また多少無駄に力が入っていた箇所もあったということですね

翠「スタミナだけの問題ではない、ですか」

早く戦場に戻る為にも、今は身体を休めることに専念しましょう



コンマ下1
奇数 2号機持ってる(体力回復後返却)
偶数 持ってない

他に何かする?安価下2以降
(特になければ色々判定)
(女神「やりましたね!私達遂に実装ですよ!」

翠「ん!?...あぁ、マギアなレコードの話ですね、勿論当てました100回目で」

『翠』「プレイヤーのガチャ実装...そういうのもあるのか...!」

女神「シンフォギアもそれこそプレイヤーを装者は無理でも新米職員視点とかにしたアプリゲーだったら...」

翠「それで実装されたら実質プレイヤー全員OTONAだったってことになりません...?」)
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 03:20:27.68 ID:rH2AIlVl0
どうかな?
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 03:48:27.29 ID:H6ZMJxxuO
星屑を殆ど片付けたら遠距離攻撃が可能なクリスと調も刀使の援護に向かわせる
直後、紫様から『あまり手を出しすぎとタギツヒメに狙われるから注意しろ』とアドバイスが入る
514 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/24(月) 04:10:03.25 ID:L5gluoRT0
・・・

翠「よし...」

息も整い、疲労による震えも治まってきました
『切り札』をもう一度使うにはまだ回復が足りませんが、少し動くくらいなら出来るレベルです
私はつってしまわないように脚を軽く揉みながらゆっくり立ち上がり、壁の端まで移動して顔を出し戦場の様子を確認しました

翠「星屑はもうほとんど残っていませんね、この分ならおかわりが来てもすぐ倒せそうです」

勇者ギアの『翠』、響さんと防人ギアの『夏菜』さんに加え、他の装者刀使までもがバーテックスへの有効的な攻撃手段を得た今、バーテックスの数による優位性は完全に崩れています
タギツヒメもまた足場にしていた大型を倒され、時折近くにいた星屑を盾ながらももはやいつも通りの戦い方になりつつありました

翠「とはいえ剣術が厄介なのは変わりませんし、迅移に追い付けるのも刀使の皆さんとせいぜい結芽ちゃんの刀使ギアの翼さん...クリスさん!調さん!」

私の『切り札』なら低位...浅い層の迅移程度なら食らいつけるかもしれませんが、それがまだ出来ないからこうして身体を休ませているわけで

翠「お二人は刀使の皆さんの援護に向かってください!遠距離攻撃でタギツヒメになるべく隙を作らせて!」

クリス『おう』

調『わかった』
515 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/24(月) 04:10:47.71 ID:L5gluoRT0
せめて、何もしないより現状把握と戦略を練ることくらいは
私の通信を聞きクリスさんがクロスボウの矢を、調さんが丸鋸をタギツヒメに向けて跳ばし始めるのを見て、私は次に誰が何をするべきかを考えます
と、そんな時

紫『聞こえているか、蒼井』

翠「っ、紫様?」

突然の紫様からの通信
まさか、他の場所にも荒魂やノイズやバーテックスが?

紫『いや、そういった報告はない、ただの忠告だ』

翠「忠告...」

紫『あまり手を出し過ぎるとタギツヒメに狙われるから注意しろ』

その忠告は、かつてタギツヒメに目を付けられ、遂にはその身体を乗っ取られた者の実体験から来るアドバイスでした

翠「はい」

タギツヒメに狙われたとき殺されるか乗っ取られるかのどちらかです
後者だった場合、なまじこの身体がマルチプルコンタクトな事もあり、そこを利用されるとそれなりに厄介な敵になるのは自画自賛ではなく事実として知っています
いや、だからといってなら前者なら良いのかと聞かれれば全力でNOですが
いくら転生から始まりその後も割と何度か死んだり死にかけたりしているとはいえ無意味に殺されたくはありません



コンマ下
奇数 後はお前だけだ...タギツヒメ!
偶数 ノイズも荒魂も大盤振る舞い!
ゾロ目 実はもう手遅れ
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 04:19:01.21 ID:K6d7c4h50
はい
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 04:20:05.48 ID:K6d7c4h50
ヒヤッとした…
518 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/25(火) 02:26:30.92 ID:P9P6aObx0
翠「震えなし...立ちくらみもなし...これなら!」

生太刀をぐっと握り、建物の影から出た私は準備運動がてら残り僅かだった星屑達を斬り始めました

翠「ふっ!はっ!」

息も切れず、身体も思った通りに動いてくれます

『翠』「翠!」

『夏菜』「翠さん!」

翠「お待たせしました」

『翠』達と合流し辺りを見回すと、気付けばバーテックスは一体残らず倒されていました
追加で現れる様子もありません

エレン「自慢の増援も打ち止めのようデスね」

翼「数での圧倒、そのアドバンテージ、遂に覆ったぞ」

姫和「後はお前だけだ...タギツヒメッ!」

装者8人と刀使8人、合わせて16
大蛇もいますし、まさしくさっきまでとは状況が逆転したといって良いでしょう

タギツヒメ「ならばどうする、所詮貴様らにとっては振り出しに戻ったに過ぎぬ」

しかし振るわれる御刀を受け止めつつ答えるタギツヒメには一切の焦りは見えません
いえ、さっきまで刀使の皆さんの連携、そして大蛇にクリスさん調さんのサポートもありかなりダメージは負わせられたはずです
傷こそ修復してしまっていて見た目に変化はありませんが、タギツヒメといえどもスタミナは無限ではありません
であればあれはまだまだ余裕ということか、虚勢か、それとも...

切歌「減らず口をデス...!」

響「タギツヒメ...」



どう戦う?安価下
(スーパーリンチタイム(相手は自称神))
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 09:19:03.44 ID:f3JCo62z0
なんか嫌がってたから神獣鏡のビーム当てまくって嫌がらせしよう
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 09:30:23.78 ID:fCtjhg+10
装者が隙を作らせて刀使がその隙を突いていくスタイル
パリィは…狙わないでおこう
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 22:34:06.32 ID:+AyjuLyO0
出来れば刀使が確実に勝てる流れに持っていきたい所
522 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/27(木) 04:48:05.88 ID:spimQPOo0
繰り広げられる高速の戦闘
より高位にシフトしていく迅移と迅移のぶつかり合い
それを辛うじて目で追い続けられ、尚且つ手を出せるのは、私達が装者であることの他にこれまで積んできた様々な訓練の成果でしょう
目が慣れた、とも言いますが
つまり何が言いたいかというと

タギツヒメ「ッ...脅威足り得ぬ手もこうも続けば羽虫程度には煩わしい...!」

効率的にタギツヒメの妨害、嫌がらせが出来る様になってきたということです

クリス「オラオラこっちだッ!」

調「そこっ!」

『夏菜』「ワイヤー射出っ」

誰から言うでもなく自然と完成した『装者が翻弄し刀使が隙を突く』というスタイル
迅移が更に速いものに変わったため翼さんもまた刀使達の連携から外れサポートにまわりました
飛び道具、時に斬撃打撃、ワイヤーなど、私達の攻撃は最悪避けられてしまってもいいという形で行われながらも、タギツヒメに息つく暇を与えないよう徹底的に行われます
そしてタギツヒメが次の動きの対処が遅れる、そんなタイミングを見計らい刀使の誰かが決定的な当てるための攻撃をする、これの繰り返し

タギツヒメ「我の気を逸らそう等...!」

真希「行かせないッ」


キィンッ


また、装者の方を狙われた場合は刀使がカバー
あるいは出来る限り攻撃を受け止め、力負けしそうなら後ろへ跳んで威力を抑える...悪くないのではないでしょうか
523 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/27(木) 04:48:46.46 ID:spimQPOo0
『翠』《でもタギツヒメの体力の底が見えないよ、これじゃジリ貧...また次に持ち越しになるかも》

持ち越しならまだマシです、こちらが誰も動けなくなってしまってから揃ってトドメを刺される可能性だって十二分にありますし

翠《なら、嫌がらせついでに》

私は大蛇の方を向きます
するとそれだけで察したのか大蛇は頷き、最後に一度タギツヒメに大振りの尻尾のなぎ払いをぶつけてスッと姿を消しました

翠「お疲れ様でした、大蛇...」

そして取り出したのは一つのギアペンダント


「Duplicate shen shou jing duplicate tron」


それは神獣鏡
ギアを変えた私はアームドギアの扇子の先端をタギツヒメに向け、ビームを放ちます



コンマ下
奇数 余計煩わしそう
偶数 隠されていた事実が露わに
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 08:45:41.99 ID:w4l8ksIX0
525 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/28(金) 04:06:49.85 ID:/rW+t8Lr0
タギツヒメ「!...また、その光を使うかッ!」

翠「っ」

ビームを受けたタギツヒメは目に見えてダメージを受けたということはありませんでしたが、思わず迅移を止めてまでこちらを睨み付けるくらいには嫌がらせ足り得たようです

翠《『翠』、あれどう思います?障ったの気でしょうか癪でしょうか》

『翠』《むしろ触ったまであるんじゃない?逆鱗に》

しかし今のはそれなりに大きな隙を作らせることには成功しました
一度迅移を止めたことによりリズムが狂い始めています

翼「畳み掛けるぞ!刀使に勝機を掴ませるんだッ!」



判定
刀使&装者コンマ下1
タギツヒメコンマ下2
(刀使&装者側はタギツヒメ集中力途切らせボーナスで+20)
(コンマが大きい方が優勢(刀使&装者側が優勢なら勝利まであと少し、タギツヒメ側が優勢なら...)ですが、ゾロ目だった場合相手より数値が低くても優勢になります)
(両方ゾロ目なら大きい方が優勢となり、同じ数値なら引き分け(現状維持状態)です)
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 05:37:09.67 ID:B+INP3hH0
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/28(金) 05:54:39.50 ID:klHRPm0OO
いけるか?
528 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/29(土) 04:02:24.41 ID:IefE2Cvh0
***
67+20=87

87>50
YOU WIN!
***


私達はタギツヒメを追い詰め続けました
迅移を更に高位のものに上げようとすれば神獣鏡で力を削ぎます
御刀を振り上げれば鉛玉や各々の飛び道具でそれを弾き、ワイヤーで縛り
そのワイヤーを引きちぎられる間に刀使の皆さんが太刀を浴びせ

姫和「ふっ...!!!」


ズッ...


タギツヒメ「っ!」

そうして遂に、姫和さんがタギツヒメの胸元を貫きました

姫和「捉えたぞ」

タギツヒメ「あぁ...貴様の、貴様らの勝ちだ」

そのタギツヒメの言葉は悲しいようにも、悔しいようにも、安心したようにも聞こえるような
何とも言えない、人が変わったように静かな声色をしています
タギツヒメが何を思い負けを認めたのか、それは私にもわかりませんが
タギツヒメを倒す...細かく分け、離れ離れに保管する...のに、もはやそう手間は掛からないでしょう
ようやく長かった戦いもこれでおしまい

響「...これで」

翠「響さん?」

響「これで...本当に良かったのかな」

しかし、響さんは納得がいっていない様子
あれ、そういえば『翠』が少し前に響さんがタギツヒメと和解しかけたって感じたとかなんとか...

響「私はまだ、タギツヒメと手を繋げていない...まだ手は届く...だから...」

あっこれ響さんが手を伸ばしちゃうやつでは!?



多数決安価下1〜3
1 そこはまぁ主人公だし大丈夫でしょ、好きにさせる
2 確かに和解は出来なかったけどそれはそれ!響さんを止める
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 07:35:29.50 ID:HpjlMeqhO
1
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 08:47:04.06 ID:KtbmRE8y0
2

彼女達の事情にこれ以上深入りしない方がいい
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 09:07:57.48 ID:wP42OOwj0
1
まぁここまで入り込んだならもうなるようにならせてしまえ
532 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/08/30(日) 04:29:10.13 ID:Md/61Gxi0
真希「おい!何を馬鹿なことを言っている!」

真希さんが声を上げたことで、他の皆さんも響さんの様子に気が付きました
ある者は同じ様に困惑し、またある者はまたかと呆れ
私は

翠「...」

それでも響さんならもしかしたら
そんな期待も少しあり、静観することにしました

響「タギツヒメ...ううん、タギツヒメさん!」

響さんは一歩、また一歩とタギツヒメの元に近づいて行きます
その間姫和さんはタギツヒメを見張る様にその場に留まりながらも、響さんを止めることはなく私達と同じように黙って事の成り行きを見守っていました


響「タギツヒメさんの本当にしたいことは何?」

タギツヒメ「何故そんなことを聞く、シンフォギアの娘」

響「響」

タギツヒメ「ん?」

響「私の名前は立花響、シンフォギアの娘なんて名前じゃない」

タギツヒメ「...それで、何が言いたい」

響「私達は戦う必要なんてない」

タギツヒメ「我は荒魂だ」

響「でも言葉が通じる!話すことが出来る!」


響さんはタギツヒメに手を差し伸べ


響「私達は分かり合える!」


しばらくその手を見つめたタギツヒメ
やがて、タギツヒメもまた手を伸ばし...


コンマ下
奇数 分かり合えるはずもなく
偶数 その手は繋がれた

(翠「お誕生日おめでとうございます!園子ちゃん!」

『翠』「プレゼントは別にあるけど、とりあえずそっちの世界のやり方に合わせて『私』達からおめでとうのハグを」

園子「何でそこでゲーム基準なのかわからないけどありがとう〜」)
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 10:20:57.59 ID:phpjhLqA0
はい
534 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 02:49:41.87 ID:Erk0b6UK0
タギツヒメ「...ふ」


その瞬間タギツヒメが浮かべた笑みに、私は...否、私達全員が胸のざわめきを抱きました

翠「響さん!」

翼「退け!立花ッ!」

姫和「させるか!」

皆響さんを呼び止め
姫和さんは御刀をより深く押し込もうとし

響「...え」

響さんは呆けた声を出してしまいますが


タギツヒメ「もう遅い」


ズブッ...


タギツヒメの伸ばした手が響さんの鳩尾の辺りに届き、そのまま溶けるように入っていきました

姫和「なっ...」

姫和さんがタギツヒメを斬り祓おうとしますが、タギツヒメの身体はまるでスライムのようにその御刀の刃を擦り抜けさせます


響「あっ...ガッ、アァアア!!!」

タギツヒメ「通じる、話す、分かり合う、なるほど言の葉を音に乗せ力と変えるお前達のらしさがよく出た戯言だ、だが...」

響「ッ!...」


そして完全に響さんの中に入ってしまいました

翠「響、さん」

『翠』《やばいよどうすんの割と最悪の事態だよ目もオレンジ色だし完全に意識持ってがれてるよアレ!》

翠《わ、わかってます!》
535 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 02:50:34.14 ID:Erk0b6UK0
『翠』の言う通り、響さんの瞳はノロのようなオレンジ色に染まっており、またポニテになっている髪の隙間からは同じくオレンジ色の大きな目が
紫様がタギツヒメに乗っ取られていた時と同じです


響(タギツヒメ)「であれば剣を取るべきであった、我が望むは元来剣を通じ語らうこと...他の者ならいざ知らず、武器を持たぬお前の言葉は我の心を動かすには盤石過ぎる、シンフォギアの娘」


響さんの顔で、響さんの声で、響さんらしからぬことを言う姿
誰かが誰かに憑依する姿は何度も見てきていますが、今回は一際違和感が大きく感じました
あるいは単に中身がタギツヒメだということを脳が理解を拒んでいるだけかもしれませんが

薫(刀使)「くそっ、ねねとは違うってわかってたのにな...おい!今更そんなことしたってまだこっちが優勢なままって知ってんだぞ!」

エレン「そうデス!所詮体力すっからかんの貴女が体力すっからかんのビッキーに入ったところで取り押さえるのに苦労はしマせんっ!」

薫さんとエレンさんの言葉に、私達はハッとしました
そうです、今のタギツヒメは響さんの身体を人質にすることこそ出来ても、この人数相手に戦えるほどの体力は響さんの分を合わせてもありません
姫和さんにトドメを刺された傷はいくら荒魂とはいえ、むしろ荒魂だからこそそうそう回復出来るものではないはず

響(タギツヒメ)「その言葉は否定せぬ、だがその仮説は我に心当たりがなければの話だ」
536 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 02:51:04.13 ID:Erk0b6UK0
調「心当たり...デュランダル?」

切歌「デュランダルはもうなくなったデス!」

沙耶香「タキリヒメやイチキシマヒメ?でもどっちも渡さない」

可奈美「何だろう...どれも違う気がする」

体力回復がすぐに出来そうなものなんて私達の方が欲しいくらいなんですが
こちとら地道に選手交代しながら休むしかありませんし
ただ、それは許される手段の範囲、効果がわかっている手段の範囲であって

『翠』《すっごく嫌な予感がするんだけど》

翠《奇遇ですね私もです》

特にあの響さん...じゃなくてタギツヒメが後ろ手に隠世の入り口を開いているのを見るに当たってしまいそうな嫌な予感が
私は響さんの身体のタギツヒメが隠世に逃げ込むのとほぼ同時に、私達の世界に通信を繋いでいました

翠「シェム・ハの腕輪の警戒マックスにしてください!早くッ!」
537 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 02:51:38.50 ID:Erk0b6UK0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


響(タギツヒメ)「一度は弾かれたが、あるいはこの娘の身体なら」

目の前には経年による劣化を全く感じさせないほどに傷一つなく周りの光を反射させる黄金の腕輪
あのデュランダルという剣にも匹敵するか、ともすればタキリヒメ、イチキシマヒメを吸収したとしても得られぬ程の強大な力を感じる

響(タギツヒメ)「ヒルコミタマに繋がるため、ひいては境を取り払うため...その力、我の物とするっ!」

我はそれを手に取り、腕を通した



コンマ下
奇数 タギツヒメの出番はもう
偶数 まだまだしつこく頑張るタギツヒメ
ゾロ目 何も起こらない...?

(女神「ここからメタ時空、関係ないですがXDのイベントで遂にアスクレピオスも出ましたね!」

翠「本当に関係ないですね...」)
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 02:58:04.75 ID:24I1OcdM0
はい
539 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 03:24:46.69 ID:Erk0b6UK0
響(タギツヒメ)「ふっ...さぁ、もっと我を高みに...うん?」

何だ、急に感覚が...

響(タギツヒメ)「何故だ、我を分断した時にも、あの鏡の光を浴びた時にも感じなかった...これほどの喪失感はッ」

馬鹿な

馬鹿な馬鹿な馬鹿なッ!

我が力を得ているのではない


我が我自身を奪われている、だと!?


響(タギツヒメ)「我を吸い付くそうというのかっ!荒魂、ノロ、穢れとしてすらでもなく!ただのエネルギーとしてッ!」

咄嗟に腕輪を外そうとする
が、外れない
なおも腕輪は我を変換し吸収し続けている
これでは本当に

響(タギツヒメ)「あり得ぬ!認めぬ!こんな、こんなっ!」

こんな...あぁ、だが、しかし
今が頃合であったのか

ならば、小烏の娘に討たれた時に、終わっておけばマシであった


響(タギツヒメ)「これで、幕引きか...」



☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


未来「響っ!!!」

翠「響さん!」

タギツヒメを追い先に元の世界に戻った私は、事情を知り飛び出した未来さんを追う形になりながらも腕輪が保管されている場所までやってきました

友奈(赤嶺)「結城ちゃん...じゃ、ないけど、これは...」

マリア「どうなったの!」

後から追いついてきたのは赤嶺ちゃんやマリアさん
私達が見たものは


コンマ下
奇数 倒れてる響さん
偶数 立ってる響さん
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 03:27:58.94 ID:ovJy+jTEO
どうなる
541 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/01(火) 04:04:49.05 ID:Erk0b6UK0
未来「響...?」


響(???)「...遺憾である」


そこに立っているのは確かに響さん
ですが、髪はタギツヒメに乗っ取られていたさっきとは違い正常で、瞳はむしろ紅く染まり


響(???)「我が名はシェム・ハ...人が仰ぎ見るこの星の神が、我と覚えよ」


そしてその右腕には、金に輝く腕輪が嵌められていました



どう動く?安価下
(現段階では腕輪を外せさえすればまだシェム・ハさんを引っぺがせるものとします(友奈ちゃんボーナス))
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 04:11:08.23 ID:24I1OcdM0
赤嶺ちゃん、最悪の展開になったと呟く
「兎に角、腕輪を響さんから離さないと…まずは交渉とかどうかな?」
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 13:03:37.62 ID:CvSCGaIjO
シェム・ハの気を感じ取ったフィーネが念話で今すぐ私に交代しろと語りかけてくる
一方、きりしら2号が司令室の部屋の隅に縮こまり、それを見たエルフナインが嫌な予感を覚えていた
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:38:57.39 ID:0fdpo5x0O
本編と違って別の物をエネルギーにしたり憑依したビッキーがバテてる影響で力を出せないみたいので今のうちに策を練る
545 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/03(木) 04:17:29.62 ID:E4lGhPNo0
友奈(赤嶺)「最悪の展開になった...」

そう呟き、赤嶺ちゃんは唇を噛みます

翠「それって...」

響さんは今、確かに自身を「シェム・ハ」と名乗りました
タギツヒメではなく
そして赤嶺ちゃんの言う最悪の展開...つまり、目の前に立っている響さんはやはり

翠「腕輪の中にいた、神様」

一難去ってまた一難
むしろもう四難か五難くらい続いてる気もしますが


☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


弦十郎「シェム・ハ...だとぉ!?」

モニターに映し出されたシェム・ハの腕輪の保管部屋での光景と音声に弦十郎さんが驚愕の声を上げました
かく言うボクも、響さんが次々と様子を変えていたのもありその目まぐるしい展開に状況を整理するのが大変です

エルフナイン「腕輪の起動、封印された神の目覚め...こんな時キャロルなら...!」

頼ってはいけない、ボクなりにどうするべきか考えなきゃ
そうわかっていても、つい弱音を吐いてしまいそうになります
ふと、視界の端に何か震えているものが映りました

エルフナイン「2号さん...?」

それは、司令室の隅で縮こまっている1匹の子猫
皆さんが切歌さんや調さんの名前の後に『2号』を付けて呼ぶ、決まった名前を持たない子猫です
しかし2号さんのあんな怯えるような姿、初めて見ました

エルフナイン「一体、これからどうなってしまうんでしょうか」

野生の勘、というものを聞いたことがあります
2号さんもまた動物特有の感覚で何かを感じ取っているのかも
とても、嫌な予感がしてしまいます

エルフナイン「...それでも、だとしても、ボクはボクに出来ることを!」
546 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/03(木) 04:40:39.72 ID:E4lGhPNo0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


友奈(赤嶺)「とにかく、腕輪を響さんから離さないと...まずは交渉とかどうかな?」

こっそりと話すように小声でそう提案してきた赤嶺ちゃんですが、神様相手の穏便な交渉なんてやったこと...女神様やネロさんや園子ちゃんを仲介役にした神樹様くらいしか...意外とある気がしてきました

翠「で、でも、響さんから出てくださいって言って聞いてくれますかね」


フィーネ 《翠、今すぐ私と代りなさい》


翠「っ!?」

その時、突然フィーネさんが念話を送ってきました
それもかなり真剣な声色で、どこか焦ったような感じで

フィーネ 《気を感じ取ったのよ、恐らくこれは彼女の...あのお方が命をかけて封じ込めてくださったのに、私があのお方を信じる事が出来なかったから...》

翠《フィーネさん?...もしかしなくても、シェム・ハさんと名乗ってる神様は知り合いなんですか?》

フィーネ《一応ね、ここは私に任せなさい》



安価下1
1 憑依形態(翠ちゃんの身体はそのままで中身フィーネさん(ギアが纏えます))
2 手甲装着形態(身体もフィーネさんに変化(ネフシュタンの鎧のみ纏えます))

どんな交渉や策?安価下2以降
(XDにある4.5のフィーネさんとあのお方のやり取りやXVもうすぐー!な某イラストを参考に、フィーネさんとシェム・ハさんもタメ口で話せる程度の距離感とします)
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 09:20:21.14 ID:rVcVN39+0
1
イミテーターでネフシュタンにもチェンジ出来るよね?
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 11:54:38.64 ID:pqcAzVKuO
フィーネだと気付いたししょーが《交戦だけはするな》と通信で伝えてくる
まずは月が壊れている事、いまの自分はフィーネである事を話した後にユグドラシルシステムを使う必要はないと停戦を持ちかけよう
(可能ならフェイゾン汚染のようにエネルギーに変換した荒魂の影響でシェム・ハが苦しむ展開とか見てみたい)
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 23:29:28.14 ID:Fq2qSlw7O
赤嶺ちゃん「今の状況は造反神にも伝わってる筈だから何とか時間を稼がないと…封印の儀とコピーverのガングニールは本当の最後の手段として取っておいて?」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 00:39:13.99 ID:kX7z5/jJ0
安価間に合うなら
人にチャンスをあげてほしいと対話を試みる
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 21:21:49.83 ID:kX7z5/jJ0
このタイミングでキャロル(とその父イザーク)の助けが入る展開見てみたいけど難しいか
552 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/06(日) 01:51:45.52 ID:HeSVOMKa0
シェム・ハさんについて何一つ知らない私より、一応と念押しはしても知り合いというフィーネさんの方が交渉には向いているはず
なら、ここは任せる事にしましょう

友奈(赤嶺)「今の状況は造反神にも伝わってるはずだから何とか時間を稼がないと...翠さん、封印の儀とコピーverのガングニールは本当の最後の手段として取っておいて?」

翠「わかってます、そしてちょっとここから交代するので、驚かないでくださいね」

友奈(赤嶺)「...へ?交代?」

未来さんとマリアさんには...まぁ察してもらえるでしょう
というか未来さんがそろそろ危なそう、暴走しないか心配です

フィーネ 《いざとなったら軽く眠らせるわよ》

翠《よろしくお願いします》

私は念話もそこそこに、降臨し憑依したフィーネさんと意識を交代しました


・・・


深層世界
若葉ちゃん達がいる方とは別の、翔子さん達がいた方...もっとも今は『翠』と別々の身体になり翔子さん達は『翠』の方に憑いている為無人となっていますが...に移った私は、そこから外の様子を見ていました


響(シェム・ハ)『ふむ、悪くない心地だ...』

未来『...から』

響(シェム・ハ)『うん?』

未来『響から...出てってぇッ!!!!』


いきなり最速で最短で真っ直ぐに一直線にビーム!穏便のおの字もない!
シェム・ハさんはその神獣鏡のビームを金色の光のバリアのようなもので防ぎ、同じ色の玉を弾にしてお返しとばかりに未来さんに放ってきました

翠(フィーネ)『ふっ...!』


『ASGARD』


幸いフィーネさんの十八番の防御シールド、桃色のハニカム構造によって出来たそれが未来さんを守り難を逃れましたが

翠「響さん、どうか早く戻ってきてください...!」
553 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/06(日) 01:52:36.31 ID:HeSVOMKa0
☆☆☆

で〜れれ〜で〜でん!

☆☆☆


翠(フィーネ)「未来ちゃん、下がりなさい」

未来「えっ...」

危なかったわ...この子の響ちゃんを想う気持ちを考えれば不思議はないけれど、今回は相手が悪過ぎる

響(シェム・ハ)「ほう...その瞳」

今の攻撃の威力...依り代となっている響ちゃんが疲れ切っているというのもあるでしょうけど、恐らくそれだけじゃないわね

弦十郎『了子くん、か』

翠(フィーネ)「気付くのが早いわね、と言ってもヒントがあったし簡単だったかしら」

弦十郎『無くても気付いたさ...それよりも了子くん、くれぐれも交戦だけはするな』

翠(フィーネ)「難しいことを言ってくれるわね...まぁ私も出来ることなら避けたい相手よ」

弦十郎くんからの通信を適当に返しつつ、決して目の前の彼女から視線を外さないように注視し続けた
彼女...シェム・ハはこちらを観察、否、値踏みをするかのように頭の天辺から足の先まで見てくる

響(シェム・ハ)「貴様、誰かと思えばフィーネか」

翠(フィーネ)「久しいわね、シェム・ハ」

隠す事もない、というより、隠せるはずもない
私は素直に正体を明かす
私の返事を聞き彼女は僅かに笑った

響(シェム・ハ)「まさか今日まで生き永らえたのか?いや魂を変質させたか、何れにせよ善きかな、目覚めたところで道具風情ばかりで詰まらぬだろうと思っていたが...そうか貴様がいたか...」

翠(フィーネ)「あら、再開を喜んでもらえるなんて嬉しいわ」

響(シェム・ハ)「思い上がるでない、所詮貴様と言えど懐かしさに頬が緩む程度の事」

いつぶりだろうか、平然を装いつつもこんなに緊張し恐怖するのは
確かに知り合いではある、けれど当時の頃も神である彼女に対し私は単なる巫女...それこそあのお方のように人間にも優しく接してくれる神以外は皆、私達を道具としてしか見ていないだろう
道具、あるいは実験動物、あるいは観察対象、そんなところね
554 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/06(日) 01:53:21.42 ID:HeSVOMKa0
マリア「フィーネ、これはどういうことなのかしら」

マリアちゃんが小声で話しかけてくる
けれど下手に動いてもらおうとすればシェム・ハの機嫌を損ねかねない

翠(フィーネ)「黙って見てなさい、いざとなったら未来ちゃんとそこの娘のこと頼むわよ」

響(シェム・ハ)「何をこそこそと話している」

翠(フィーネ)「何でもないわ」

響(シェム・ハ)「ふん...してフィーネ、貴様は如何なる理由を以ってして我の前に立つ」

翠(フィーネ)「...少なくとも交流する意思は持ち合わせていないわ」

響(シェム・ハ)「だが我との再会を憂う貴様ではあるまい?」

彼女の目がスッと細くなる
試されているのかしら
えぇ、元々の仲も特に良好というわけでもなければ、むしろ彼女の存在は私にとって仇のようなもの
もっとも仇であるという事実はあのお方から聞くまで...ついこの間まで知らなかったし、結果的にあのお方が勝っていたのだからその点で考えれば仇ですらないけれど
シェム・ハはそのことを知らない...私が彼女とあのお方の戦いのことを知っていると仮定すれば私が敵になることは容易に想像出来るでしょうし、事実それは正解
けれどそれを悟られれば私に勝ち目はほぼない
555 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/06(日) 01:53:52.67 ID:HeSVOMKa0
響(シェム・ハ)「答えられぬか、よもや貴様は我の気に触れるほどの鈍つくではないと思っていたが...いや、我に凶祓いの煌めきを向けた其奴を庇う時点で察して余りあるべきであったな」

翠(フィーネ)「ッ...!」

シェム・ハは逆転させた星と円を合わせたような陣を描きこちらに向けてきた
アレは不味い、あのお方が言っていたものは恐らくアレのことだもの!交戦はするなと言われたけれど不可抗力よっ!
咄嗟に再び『ASGARD』を使おうと構え


響(フィーネ)「うッ...くっ...」


しかしその陣は行使されることはなく、シェム・ハが苦しそうに顔を歪めるばかり

未来「響っ!」

マリア「貴女も落ち着きなさいッ!」

翠(フィーネ)「やはり...」

思った通り、今の彼女は完全には力を行使出来ていない
それは恐らく響ちゃんの体力の問題だけじゃないわ

友奈(赤嶺)「まさか、神殺しの力で?」

翠(フィーネ)「いいえ、あれはただ腹を下しただけよ、意思を持つ穢れなんてものを飲み込んだんだもの」

不調の原因は目覚め...あの腕輪の起動に荒魂とか呼ばれている穢れを利用したこと
目覚めた後の彼女ならどんなものでも自分にとって扱い易いエネルギーに変換出来てしまうでしょうが、自身の目覚めの為に使うとなれば話は別、対処にも少しは苦戦するはずよ
だから彼女をどうにかするチャンスは今しかないわ
556 : ◆BT63SEH4KsDo [saga]:2020/09/06(日) 01:54:22.78 ID:HeSVOMKa0
響(シェム・ハ)「まぁ良い...あとは忌々しき月の、バラルの呪詛を...」

翠(フィーネ)「ッ!ま、待ちなさいシェム・ハ!」

彼女が天井を...その先にある月を見上げた時、私は咄嗟に呼び止めた
呼び止めたはいいけれどどうする...いいえ、ここは畳み掛けてこちらのペースに乗せるしかない

翠(フィーネ)「月の遺跡、バラルの呪詛を破壊し統一言語を取り戻す...その為にシェム・ハ、貴女は世界樹を使おうとしている...そうよね?」

遠い昔、まだ私がただの巫女だった頃、まだあのお方とも彼女とも交流があった時代の記憶を手繰り寄せ、彼女がやりそうなことを思い出す
他の面々は聞き覚えのない単語に訝しげな表情を浮かべるが説明は後にさせてほしいわね

響(シェム・ハ)「よく覚えているものだ...それで、だとしたらどうする?」

翠(フィーネ)「さっきも言ったはずよ、交戦する意思は持ち合わせていない...聞いてシェム・ハ、もうすでに月は砕け遺跡は崩れ落ちているの」

響(シェム・ハ)「!」

シェム・ハは目を見開いた
私の言ったことはそれほどまでに衝撃だったのだろう

翠(フィーネ)「だから世界樹を、ユグドラシルシステムを使う必要はない...争う必要もない...お願いシェム・ハ、ここは私達人間を信じてほしいの、人間にチャンスを...」



コンマ下
奇数 もう少し話す
偶数 もう話すことはない
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