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【安価】アライさん「みんなにイタズラするのだ!」フェネック「付き合うよ〜」

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575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:30:07.07 ID:F5pv3t8i0
ドール「会わせたいフレンズさん…ですか?」

アライさん「そうなのだ!」

フェネック「きっと仲良くなれると思うんだー」

ドール「気持ちは嬉しいんですけど、その…」チラッ

ミーアキャット「まだ宿題が終わっていませんの」

ドール「だそうです…」ショボン

アライさん「そうなのか…」

フェネック「相変わらず厳しいねー」

ミーアキャット「…まぁ」

ミーアキャット「日が暮れるまでに帰ってくるなら、許可してあげないこともありませんわよ?」

ドール「えっ!?いいんでふか!?」

ミーアキャット「噛んでますわよ…」

アライさん「ミーア先生ありがとうなのだ!」

フェネック「ドール借りてくねー」ガシッ

ドール「きゃっ!じ、自分で歩けますよー!」

ミーアキャット「まったく、騒がしい子たちですの」

ハクトウワシ「案外優しいじゃない?」

ミーアキャット「スパルタばかりでは育ちませんわよ」
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:30:49.63 ID:F5pv3t8i0
じゃんぐるちほー

ドール「たんけんたい♪たんけんたい♪じゃっぱりぱーくのたんけんたい♪」

アライさん「ドールノリノリなのだ」

ドール「じゃんぐるってなんだか探険隊っぽくありませんか?テンション上がっちゃいます!」

フェネック「んー、言われてみればそうかもねー」

アライさん「探険隊の活動はうまくいってるのか?」

ドール「はい!ずいぶん行動範囲が広がりましたし、なによりメンバーがふたりも増えたんです!」

アライさん「おぉ!それはなによりなのだ!」

フェネック「人手が増えるのはいいことだねー」

ドール「今度アライさんたちにも紹介します!」

ドール「…ところで、私に会わせたいフレンズさんというのは?」

アライさん「そろそろ見えてくるのだ」

フェネック「いつもこのへんでペロペロしてるもんねー」

ドール「ペロペロ…?」
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:31:22.38 ID:F5pv3t8i0
アクシスジカ「うーん…ここの土は微妙だな」ペロペロ

アクシスジカ「もう少ししょっぱい方が…」

アライさん「おーい」

フェネック「アクシスジカー」

アクシスジカ「おっ、アライグマにフェネックじゃないか。久しぶりだね」

アライさん「また土を舐めてるのか?」

フェネック「キミも好きだねー」

アクシスジカ「身体にいいから舐めてるんだよ。よくわかんないけど、塩?がどうのこうのらしいよ。お前らもどう?」

アライさん「そう言われるとアライさんも舐めたくなってくるのだ…」

アクシスジカ「後ろにいる子は誰?新しいお友達かな?」

フェネック「ふふふ」ニヤッ

アクシスジカ「?」

ドール「あ、はじめまして!私ドールって言います!」

アクシスジカ「ドール…?」

アクシスジカ(なんでだろう、ちょっとゾクっとしたぞ…)

ドール「じゃんぐるちほーのフレンズさんですか?立派なツノが素敵ですね!」

アクシスジカ「え?あぁ、どうも…」
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:32:07.21 ID:F5pv3t8i0
フェネック「アクシスジカ、何だかぎこちないねー?」

アライさん「きっとフレンズ見知りなのだ!」

アクシスジカ「いや、そんなことは…」

ドール「そんな風に言っちゃダメですよー!性格はフレンズそれぞれですからね!」

フェネック「それは誰の受け売りかな?」

ドール「サーバルさんです!」

アライさん「ドールってば本当にサーバルが好きなのだ」

ドール「憧れのお姉さんですから!」

フェネック「かばんさんに甘やかされて、ふにゃふにゃになったサーバルを見てもそう言えるかなー?」

ドール「うっ!?ま、負けませんよ…!」

アライさん「なんの勝負なのだ」

ドール「私だって!サーバルさんみたいにカッコいいフレンズに…」グゥ〜…

ドール「……お腹空いちゃいました」

フェネック「あらら」

アライさん「こりゃ先は遠いのだ」

ドール「うぅ…」

アクシスジカ「あ、あの」

ドール「はい?」

アクシスジカ「これ、食べてみないか?私のジャパリまん」

ドール「え!いただいてもいいんですか!?」

アクシスジカ「あぁ、構わないよ」

ドール「やったー!」ピョ-ン
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:33:18.57 ID:F5pv3t8i0
ドール「いっただっきまーす!」パクッ

ドール「んむっ!おいひいれふ!」モヌモヌ

アライさん「喋るか食べるかどっちかにするのだ」

アクシスジカ「普通のジャパリまんと違う味付けのはずだけど…気づいたかい?」

ドール「…なんだかしょっぱいですね」

アクシスジカ「土をまぶしてあるのさ」

ドール「ふえぇ!土ですかぁ!?」

アクシスジカ「…お気に召さなかったかな」

ドール「違います違います!むしろ塩味がいい感じにきいてて…意外な美味しさですね!」

アクシスジカ「ほ、本当か!?」

ドール「はい!」

アクシスジカ「よ、よかった…機嫌を損ねて食べられるかと思った…」

ドール「えぇ!?た、食べませんよー!?」

アクシスジカ「実を言うと…キミの姿や名前を聞いただけで怖がっちゃったんだ。私たち、もしかしたら捕食関係だったのかもね」

ドール「捕食関係…」

ドール「だとしても、今は関係ないです!」

アクシスジカ「!」

ドール「フレンズさんはみんな友達ですから!仲良くなれます!」

アクシスジカ「あはは…確かにそうだね」
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:33:52.38 ID:F5pv3t8i0
アクシスジカ「じゃあ親睦の証として、美味しい土が取れる場所を教えてあげるよ!」

ドール「えっ?」

アクシスジカ「いやー土の良さがわかるフレンズが来てくれて嬉しいよ!」

アクシスジカ「今日からキミも土マスターだ!ついて来な!」グイッ

ドール「ちょ、ちょ!ちょっと待ってくださーい!」

ドール「ってうわ、速っ!?足速いですって!アライさん!フェネックさん!タッケテー!」

ドール「門限守らないと先生に怒られるうぅううう!!」

フェネック「行ってしまったねー」

アライさん「正直どうなるかと思ったのだ」

フェネック「でも仲良くできそうでよかったよー」

フェネック「これで動物だった頃の天敵でもー、フレンズになっちゃえば関係ないってわかったからねー」

博士「わかりきってた結果なのです」

アライさん「うおぉ!?」ビクッ

フェネック「急に現れないで欲しいなー?」

助手「何をしているのかと思えば、またしょーもないことしてるのです」

アライさん「なぬー!?アライさんたちのイタズラにケチつけるつもりか!」

博士「事実なのです」

助手「我々からすれば児戯に等しいのです」

フェネック「ずいぶん言うねー?」
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/16(日) 00:35:28.38 ID:F5pv3t8i0
博士「だいたい…動物時代の関係がフレンズ化しても反映されるというなら、私はとっくに助手に食べられているのです」

助手「まったくなのです。アフリカオオコノハズクはワシミミズクの捕食対象なのです」

フェネック「ふーん…」

アライさん「そうなのか!?知らなかったのだ…」

博士「まぁ、イタズラを極めたいなら我々のように知識をつけることをお勧めするのです」

助手「お前たちにできれば、の話ですが」

博士「さぁ助手、帰りましょう」

助手「そうですね博士。帰りましょう」

アライさん「ぐぬぬぬ…言わせておけばぁ〜!!」

フェネック「これはちょっとオシオキが必要かもねー」

アライさん「やっちゃうか?」

フェネック「やっちゃおっかー」

博士と助手に仕返しなのだ!
内容>>582
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/16(日) 00:42:42.41 ID:e4s4gGBc0
口と肛門が破壊されるクラスの超激辛カレーを食わせる
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/16(日) 10:48:07.63 ID:f5vSIvnuo
えぐーい!
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 01:13:18.48 ID:IHuDNWy0O

>>583
仕方ないのだ私だけならまだしもフェネックまでバカにしたのだ絶対に許せないのだ!
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:01:21.09 ID:ivFKlxfw0
アライさん「アライさんたちを馬鹿にしたこと後悔させてやるのだ!」

フェネック「言われたとおり唐辛子を用意してみたよー」ドサッ

アライさん「さすがフェネックなのだ!あとはこれを砕いてカレーにこっそり入れれば…」


博士『か、から〜い!!』

助手『まいったのです…もうアライさん様とフェネック様には逆らわないのです…』

博士『絶対服従なのです…』

アライさん『うむ!苦しゅうない!』


アライさん「アライさん達の時代がやってくるのだ!」

フェネック「でもさーアライさーん、どうやって博士たちに気付かれず入れるのかなー?」

アライさん「のだ!?考えてなかったのだ…」

フェネック「またやってしまったねー」

アライさん「むむむ」

アライさん「…閃いたのだ!」

フェネック「んー?」

アライさん「あいつの力を使うのだ!」
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:02:01.12 ID:ivFKlxfw0
ヒグマ「よし…いい感じだな」

ヒグマ「ふたりとも、カレーできたぞー」

博士「でかしたのです。ご苦労なのです」

助手「ヒグマはカレー作りが上達しつつあるのです。今回も期待できるのです」

ヒグマ「なんつー上から目線…」


フェネック「いよいよだねアライさーん」

アライさん「いよいよなのだフェネック」

カメレオン「本当にやるでござるか…?」

アライさん「もちろんなのだ!責任はアライさんたちが全て負うのだ!」

フェネック「キミの忍術が必要なのさー」

カメレオン「し、しかし…」

フェネック「…ヘラジカにもキミの活躍をたくさん教えてあげたいんだけどなー?」

カメレオン「えっ?ヘラジカ様に…?」

フェネック「うん。キミの仲間のカメレオンちゃんがとってもかっこよかったーって伝えておくよー?」

カメレオン「えへへ…そんなの褒められちゃうでござるよぉ…」
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:02:53.84 ID:ivFKlxfw0
カメレオン「…わかったでござる」

カメレオン「この任務、承った!」

アライさん「ほんとか!?」

フェネック「いやぁーありがたいねー」

カメレオン「いざ出陣!」

スゥ〜…

フェネック「おー消えた消えたー」

アライさん「ファイトなのだ!」



博士「では、早く食器によそうのです」

助手「もうお腹ペコペコなのです」

カメレオン(えーと、まずは食器を拝借して…)スッ

カメレオン(落とすっ!)カランッ!

ヒグマ「うぉっ!?」

ヒグマ「なんだ?食器が勝手に…」

博士「うっかり屋さんなのです」

助手「しっかりするのですヒグママ」

ヒグマ「誰がママだ!」

ヒグマ「…仕方ない、洗ってくる」

カメレオン(今でござる!)

カメレオン(アライグマ殿に持たされたこの粉を適量…)ドバッ

カメレオン(あっ)

カメレオン(…………)
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:03:26.16 ID:ivFKlxfw0
カメレオン「………」スタスタ 

アライさん「うまくいったか!?」

カメレオン「も、もちろんでござるよ」

アライさん「おぉ!さすがカメレオンなのだ!

フェネック「どもどもありがとー♪」

カメレオン(ちょっと入れ過ぎちゃったけど…まぁ大丈夫でござろう…)

フェネック「これ報酬のジャパリまんねー」ドサッ

カメレオン「こ、こんなに?」

アライさん「仲間たちも分けてあげるのだ!」

フェネック「ヘラジカには今度へいげんに行ったとき伝えておくよー」

カメレオン「アライグマ殿にフェネック殿…かたじけない!」

カメレオン「では拙者はこれにて」

アライさん「ご協力感謝なのだ!」

フェネック「またね〜」
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:04:07.10 ID:ivFKlxfw0
ヒグマ「洗ってきたぞ〜」

キンシコウ「ヒグマさーん」ヒョコッ

ヒグマ「あれ?お前らも来たのか」

リカオン「暇だったもんで」

ヒグマ「そうか」

キンシコウ「それカレーですか?あの子たちほんと好きですねぇ」

リカオン「ヒグマさんもたまには断ればいいのに」

ヒグマ「まぁ、火を扱えるフレンズは私とかばんくらいしかいないからな」

ヒグマ「それに…あいつらの面倒見るのも悪くないと思うようになってきたよ」

キンシコウ「あらあら」

リカオン「ヒグマさんの秘められた母性が解放されてしまったんですね…」

ヒグマ「妙な言い方はよせ!」

博士「お前らもカレーが食べたいのですか?」

助手「まったくとんだ食いしん坊なのです」

リカオン「あんたらが言う…?」

キンシコウ「私たちはもう済ませてきたので、博士たちで食べちゃってください」

博士「やりましたね助手」

助手「お腹いっぱい食べられますね博士」
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:04:57.78 ID:ivFKlxfw0
博士「では」

助手「いただくのです」

ヒグマ「どうぞ〜」

博士&助手「はむっ」パクッ

博士「ふむ…今回もなかなか…」モグモグ

助手「悪くない味わいですね…」モグモグ

ヒグマ「そりゃどーも」

博士「なんだか舌がピリピリしますが…」モグモグ

助手「そうですね、いつもより辛めで…」モグモグ

ヒグマ「ん?そうか?」

ヒグマ(いつも通り作ったはずだけどな…)

博士「……んっ!?」

助手「かはっ!?」

ヒグマ「えっ」

博士「が、が、が……」プルプル

助手「ぎぎぎぎぎぎ」ブルブル
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:06:06.01 ID:ivFKlxfw0
博士「ヴォアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ガッシャ-ン

助手「イー!!イーー!!イーーーーーー!!!」

リカオン「ひぇ〜!?」

ヒグマ「なんだぁ!?」

博士「ヴォヴォヴォ!!!」ドッタン

助手「ぶぅえあああ!!くひのなはは!!あひゅい!!あひゅううい!!」バッタン

ヒグマ「なに言ってんだ!?」

キンシコウ「どうしちゃったんでしょう…」

博士「ヴァーイ!!ヴァアーーイ!!」

助手「はやふひふをほってふふのれふ!!ああああああ!!!ひゃらひ!!ひゃらあああひ!!!」

ヒグマ「な、なんだかよくわからんが…」

ヒグマ「水を持ってくればいいんだな!」ダッ

キンシコウ「お手伝いしますっ」ダッ

博士「ヴァヴァヴァヴァヴァ!!!」ゴロンゴロン

助手「ほひー!!ほひー!!ほひー!!」ジタバタ

リカオン「ちょっと面白いなこれ」
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:07:04.30 ID:ivFKlxfw0
博士「………」

助手「………」

ヒグマ「落ち着いたか?」

リカオン「唇がとんでもないことになってますね」

キンシコウ「リカオン?」

リカオン「あ、すいませんつい」

博士「………」

助手「………」

キンシコウ「でも、これだけ腫れてると辛いものはしばらく控えた方がいいと思います。特にカレーとか…」

博士「!?」ガビ-ン

助手「っ…」

リカオン「キンシコウさんそれ禁句です」

キンシコウ「えっ?」

博士「………」グスッ

助手「………」

ヒグマ「な、泣くことないだろ…」

キンシコウ「す、すいません!」

リカオン「またすぐ食べられるようになりますって!ねっ?」

博士「………」ポロポロ

助手「………」ナデナデ
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:08:01.14 ID:ivFKlxfw0
アライさん「ふははは!アライさん特製カレーのお味はいかがかな!」

フェネック「あれはヤバいねー…カメレオンが量を間違えちゃったのかなー?」

アライさん「これもアライさんたちを馬鹿にした罰なのだ!悔い改めるのだ!」

フェネック「…アライさん、ずいぶん怒ってたんだね?」

アライさん「だってフェネックを馬鹿にされたのだ、許せないのだ」

フェネック「ん…」

アライさん「少しは反省するのだ」

フェネック「ありがと、アライさん」

フェネック「私もアライさんのこと悪く言われて冷静じゃなかったから…おそろいだね」

アライさん「おそろいなのだ!」

フェネック「でも、私たちちょっとやり過ぎたかもしれないよー?」

アライさん「むっ?」

アライさん「ぐぬぬ…言われてみれば…」

フェネック「いっしょにお見舞い行こっか」

アライさん「…わかったのだ」

フェネック「いい子だね」ナデナデ

アライさん「フェネックは最近よく頭を撫でてくれるのだ。なんでなのだ?」

フェネック「ひみつ」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:09:09.75 ID:ivFKlxfw0
アライさん「というわけなのだ」

フェネック「ごめんね、手違いでやり過ぎちゃった」

博士「…やはりお前らでしたか」

助手「そんなことだろうと思ったのです」

アライさん「ごめんなさいなのだ」

博士「………」ジ-ッ

助手「………」ジ-ッ

アライさん「み、見つめられると怖いのだ…」

フェネック「………」

博士「いやー作戦成功ですねー助手ぅー」

助手「えぇ、そうですね博士」

アライさん「さくせん…?」

博士「なんと!我々はあえてお前らの恨みを買うように仕向けたのです!」

助手「お前らはまんまと我々の思惑に乗り、イタズラを仕掛けてきたのです」

アライさん「…???」

フェネック「えー?それほんとー?」

博士「ほんともほんとなのです!お前らの激辛カレーも見抜いた上で、あえて食べたのです!」

助手「唇とお腹がとんでもないことになり、トイレでも地獄を味わいましたが…それもちゃんと計算のうちです」

アライさん「ほ、ほんとなのか!?」

フェネック「とてもそうは見えなかったけど…」

博士「…だから」

助手「お前らが謝る必要は全くないのです」
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:10:07.88 ID:ivFKlxfw0
フェネック「!」

アライさん「ふぇ…」

博士「もうこの話は終わりなのです!」

助手「お見舞いのフルーツもお前らが食べるのです」

フェネック「博士たちも食べたいんじゃないのかなー?」

博士「いらないのですっ」

助手「計画とはいえ…お前らのことを馬鹿にしたからには受け取れないのです」

フェネック「もー…素直じゃないなー」

アライさん「そんなこと言わずに食べるのだ」

博士「だから要らないと…」

アライさん「それっ!」グイッ

博士「もがっ!?」

フェネック「私もー」グイッ

助手「ぶっ!?」

アライさん「それそれー!」グイグイ

フェネック「たんとお食べー♪」グイグイ

博士「むががが!か、果汁が!果汁が溢れてベトベトなのです!」

助手「鼻に入ってツーンとするのです!」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:11:51.36 ID:ivFKlxfw0
博士「………」ムシャムシャ

助手「………」シャクシャク 

フェネック「お味はどうかなー?」

博士「…もっとよこすのです」

助手「早くするのです」

フェネック「はいよー」

アライさん「たくさん食べるのだ!」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/19(水) 00:12:25.74 ID:ivFKlxfw0
アラフェネが引っ掛けたフレンズ
かばん
サーバル
サバンナシマウマ
カバ
アードウルフ
ボス
マレーバク
アクシスジカ
ミナミコアリクイ
ジャガー
トキ
アルパカ
ショウジョウトキ
ツチノコ
ハシビロコウ
博士と助手
PPP
マーゲイ
ジャイアントペンギン
キタキツネとギンギツネ
カピバラ
アリツカゲラ
タイリクオオカミ
アミメキリン
キンシコウ
ヒグマ
リカオン
ロバ
カタカケフウチョウとカンザシフウチョウ
ドール
ミーアキャット
ホワイトライオン
ブラックバック
>>598にキャラ指名(今までアライさんとフェネックがターゲットにしたフレンズ以外で1〜2名)、>>599に内容
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 00:30:22.03 ID:lOZFVRxUo
このふんいきすこなのだー
オーロックスで
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 01:14:04.78 ID:bMrjpTie0
「ステーキ!ステーキ!」とだけ叫びながら執拗に襲いかかる
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/22(土) 23:59:53.77 ID:RvkQDdEh0
へいげん

オーロックス「今日も暇だぜ」

アラビアオリックス「いいことじゃないか。大将が安心して昼寝できるぞ」

オーロックス「そうだけどよ….オレとしてはもうちょっと刺激が欲しいっていうか…」

アラビアオリックス「お前は好戦的だもんなぁ」

オーロックス「お前に言われたくねーよ」

アラビアオリックス「…ん」

オーロックス「どした?敵か?」

アラビアオリックス「ワクワクしすぎだって…ほらあれ」

オーロックス「おっ?」


アライさん「…」ズダダダ

フェネック「…」ドドドド


アラビアオリックス「アライグマとフェネック?」

オーロックス「すげー勢いで向かってきてんな」

アラビアオリックス「なんの用だろう」

オーロックス「さぁな…一応声かけてみるか」

アラビアオリックス「そうだな。まぁ、あいつらなら心配ないと思うけど」

オーロックス「どうせ遊びに来たんだろうなしな」
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:00:47.39 ID:pmCgr3wC0
オーロックス「おーいお前ら」

アラビアオリックス「そんなに急いでどうしたんだ?城になにか用か?」

アライさん「ステーキ!」

フェネック「ステーキ!」

アラビアオリックス「?」

オーロックス「すてーき…?なんだそれ?」

アライさん「ステーキっ!」」ブンッ

オーロックス「は?」

アラビアオリックス「お、オーロックス!」バッ

オーロックス「うぉっ!?」

アライさん「ステーキ」ズザザ

アラビアオリックス「あぶない…!」

オーロックス「な、なんだ…?飛びかかってきたのか、あいつ…?」

アライさん「ステーキ、ステーキ…!!」ギラ-ン

オーロックス「や、野生解放してやがる!?」

フェネック「ステ〜キ〜」ニヤッ

アラビアオリックス「っ!!」

フェネック「ステーキ!」ピョンッ

アラビアオリックス「距離を取るぞ!」ガシッ

オーロックス「お、おう!」
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:02:20.64 ID:pmCgr3wC0
アライさん「ステーキ!」ダダダ

フェネック「ステーキ!」トテテテ 

オーロックス「はぁ…はぁ…なんなんだあいつらは!?」

アラビアオリックス「わからん…お前を狙っているみたいだが…心当たりあるか?」

オーロックス「ねーよ!てかステーキってなんだよ!」

アラビアオリックス「それもわからん…なんだか旨そうな名前だな」

オーロックス「食いもんの名前かぁ?なんでまた…」

アラビアオリックス「………」

オーロックス「………」

アラビアオリックス「考えるのはやめよう」

オーロックス「まさか…まさかな…そんなわけ…」

アラビアオリックス「…とにかく今はあいつらをどうにかしないと」

オーロックス「ぶっとばしちゃダメか?」

アラビアオリックス「最悪そうするしかないな。でも見るからに正気じゃないぞ」

オーロックス「頭でも打ったのか?厄介だぜ…」

アラビアオリックス「大将に助けを求めるのは…」

オーロックス「大将の昼寝はジャマしたくねーな」

アラビアオリックス「だよなぁ…」

オーロックス「ここはオレたちでなんとかするしかない!」

アラビアオリックス「しかたないな、手荒なことはしたくないが…」

「ステーキ!」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:03:18.82 ID:pmCgr3wC0
オーロックス「あん?」

アラビアオリックス「なんだ?」

オオアルマジロ「ステーキ!」

ヤマアラシ「ステーキ!」

シロサイ「ステーキ!」

カメレオン「す、ステーキ!」

ハシビロコウ「ステーキ…」

オーロックス「……は?」

ドドドドド…

アラビアオリックス「な、なぁオーロックス…これ…」

ドドドドドドドド…

アラビアオリックス「やばいやつなんじゃ…?」

ドドドドドドドドドドド…

オーロックス「あ、あ、あ……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


ヘラジカ「ステーキ!!」


アラビアオリックス「うわあああああああああああ!!」

オーロックス「あああああああああああああああああ!!!」
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:04:10.76 ID:pmCgr3wC0
ライオン「んにゅ…」

ライオン「もー…うるさいなぁ…」

ツキノワグマ「あ、大将お目覚めですか?」

ライオン「うん…なんか外がうるさくってさ…」

ツキノワグマ「あらら」

ライオン「ちょっと注意してくる…」



ライオン「ちょっと君たちぃ…もっと静かに遊びなよー…」

アライさん「ステーキ!」

フェネック「ステーキ!」

シロサイ「ステーキ!」

カメレオン「ステーキ!」

ヘラジカ「ステーーッキ!!」

オーロックス「いやあああああああ!!」

アラビアオリックス「やべーよぉ…ステーキやべーよぉ…」ガタガタ

ライオン「!?」
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:04:52.21 ID:pmCgr3wC0
オーロックス「ひっく…ぐすっ…」

ライオン「よしよし怖かったねオーロックス」

アラビアオリックス(こいつが泣いてるとこ初めて見たな…)

ライオン「で」

ライオン「考えたのは誰かなぁ〜?」

フェネック「私でーす」

ライオン「協力したのは誰かなぁ〜?」

ヘラジカ「私だっ!」

ライオン「うんうん、元気いっぱいのお返事ありがとね〜」

ヘラジカ「はっはっは!どういたしまして!」

ライオン「オラァ!!」バキッ

ヘラジカ「エンッ!?」

ヘラジカ「」ドサッ

ライオン「….ったくよぉ」

ライオン「じゃあキミたちも…」ギラッ

アライさん「オーロックスごめんなさいなのだ」

フェネック「いっしょに遊びたかったんだーごめんねー」

オーロックス「………」ゴシゴシ

オーロックス「……おう」

ライオン「よし!次からは仲良く遊ぼうな!」

ヘラジカ「」
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:05:40.55 ID:pmCgr3wC0
ライオン「オーロックス、もう大丈夫?」

オーロックス「はい…落ち着きました」

ライオン「すぐ泣き止んでえらいぞー♪」ギュ-ッ

オーロックス「た、大将、子ども扱いはやめてください…」

ライオン「またいじめられたら私に言うんだぞ?」

オーロックス「もう大丈夫ですってば!」

アラビアオリックス「よかったじゃん」ニヤニヤ

オーロックス「うるせーよ」

ライオン「ところで…あいつらの言ってた“ステーキ”ってなんなんだろ?」

オーロックス「へっ?」

アラビアオリックス「あー…なんでしょうね。でもきっと大したことじゃ」

ライオン「いやぁ、一度気になると昼寝もできなくなっちゃうんだよねぇ」

ライオン「そうだ!としょかんで博士たちに聞いてみよう!」

ライオン「あの子たちなら知ってるに違いない!」

アラビアオリックス「………」

ライオン「ステーキって何かな何かなー♪気になるなー♪」

オーロックス「………」


ライオン『ステーキ…』ギラ-ン


オーロックス「ひぃ……!?」ブルッ

アラビアオリックス「お、おい?オーロックス?」

オーロックス「た、食べないでくださーい!!」

ライオン「?」

アラビアオリックス「しばらくトラウマだなこりゃ…」
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/23(日) 00:13:31.88 ID:pmCgr3wC0
次回とくべつへん(?)

@安定のアライさんなのだ!
A全然わからん….ジャガー
Bねぇジャパリまん持ってない?フルル
C闇に呑まれよ!ブラックバック
Dその他(指定)

>>608に番号指定
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 00:23:50.00 ID:Lrqaf7xzo
2
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 00:29:09.69 ID:7UsvKNrqo
2
反省できるのはいいよなだから図書館コンビ好き
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:57:45.43 ID:hpOLxHwh0
ジャガー「このへんでいいかな」ジャブジャブ

マレーバク「ジャガーちゃん助かったよぉ」

ミナミコアリクイ「いつもありがとな!」

ジャガー「お安い御用さ」ジャブジャブ



ジャガー「ふぃ〜」ドサッ

コツメカワウソ「ジャガーお疲れー!」ピョン  

ジャガー「あぁ、カワウソ」

コツメカワウソ「なんだか眠そうだね?」

ジャガー「うん…今日はイカダに乗っていく子が多くて、何往復もしちゃったよ…」

コツメカワウソ「よしよーし!今日もジャガーはえらいぞー!」ナデナデ

ジャガー「あはは、ありがと」

コツメカワウソ「疲れてるならお昼寝しよっか?」

ジャガー「ん、そうだね…日差しもポカポカしててあったかいし…」

ジャガー「そう言ってる間にも…眠く…」ウトウト

コツメカワウソ「寝ちゃえ寝ちゃえ〜♪」

ジャガー「おやすみ…カワウ…ソ…」

ジャガー「………」スヤ…
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:58:17.43 ID:hpOLxHwh0
ジャガー「………」

ジャガー「ん?」

ジャガー「どこだここ…」キョロキョロ

ジャガー「たしかカワウソと昼寝してて…」

コツメカワウソ「ジャガー!」

ジャガー「あ、カワウソいたのか」

コツメカワウソ「大丈夫?なんともない!?」

ジャガー「うん?特になんともないけど」

ジャガー「それよりここはどこかな」

コツメカワウソ「へ?」

ジャガー「じゃんぐるで寝てたはずなのに、全然違う場所に来ちゃってる…どうやら建物の中みたいだけど…」

コツメカワウソ「ぷっ!あははは!」

ジャガー「…?」

コツメカワウソ「なんだぁ、ジャガーったらお昼寝してただけかぁ!しかも寝ぼけちゃってるし!」

ジャガー「??」

コツメカワウソ「どこって、ここは私たちのお部屋じゃーん!」

ジャガー「???」

コツメカワウソ「ふたりで住んでるマンションだよー!」

ジャガー「………」

ジャガー(まんしょん…ってなんだ?)

ジャガー(全然わからん)
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/25(火) 23:59:05.30 ID:hpOLxHwh0
コツメカワウソ「バイトから帰ったらジャガーが倒れててビックリしたよー!」

ジャガー(ばいと…また知らない単語だ…)

ジャガー(こいつ、本当に私の知ってるコツメカワウソなのか…?)ジ-ッ

コツメカワウソ「ん?どしたのジャガー?」

ジャガー(見た目はカワウソそのものだが…)グゥ-

ジャガー「っ」

コツメカワウソ「ジャガー、お腹空いちゃったんだね!」

ジャガー「う…」

コツメカワウソ「ごはん買ってきたからいっしょに食べよ?」

ジャガー「!」

ジャガー「ご、ごはん…」キラキラ

コツメカワウソ「あはは!ジャガー元気になったー!」



ジャガー「これおいしいな」モグモグ

コツメカワウソ「そのお惣菜はねー、駅前のスーパーで半額だったんだー!」

ジャガー(おそうざいっていうのか…ジャパリまんとは違った味わいだな…)モグモグ

コツメカワウソ「あそこのてんちょーさん、フレンズにも優しくていいヒトだよ!」

ジャガー「ヒト?かばんのこと?」

コツメカワウソ「かばん?…って、あの背負うやつ?」

ジャガー「それを背負ってるフレンズのほうだよ、ほら、いっしょにあの橋を作った」

コツメカワウソ「んー?んー……」

コツメカワウソ「ごめんね、私よくわかんないや」テヘヘ

ジャガー「……!」
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 23:59:11.73 ID:T1yX8ZOPo
きちゃったかー
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/26(水) 00:01:48.37 ID:zTtIfsf20
ジャガー(かばんのことを覚えてない…?)

ジャガー(やっぱりこのカワウソ、私の知ってるカワウソじゃ…)

コツメカワウソ「そのかばんって子、ジャガーの新しいお友達かな?」

コツメカワウソ「よかったら今度紹介してよー!」

ジャガー「ん……」

ジャガー(さて、どうしたもんかな…私に対して悪意があるようには見えないけど…)

コツメカワウソ「ここフレンズの入居者いっぱいいるけどさー、変な階もいっぱいあるからお近所付き合い全然ないんだよねー!」

コツメカワウソ「お家賃が安くなかったら違うとこ行っちゃうとこだったよー!」

ジャガー(そもそも私は元いたじゃんぐるに帰れるのか?)

ジャガー(いったいどうすれば…)

コツメカワウソ「ジャガー、さっきから元気ないよー?どしたのー?」

ジャガー「あ、あぁ」

どうする?
行動安価>>615

※またもやあぶぶさん作「アライさんマンション」より設定をお借りしました。私はビビリのくせにホラーが好きです。
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 00:03:38.89 ID:NrjcfN7Ao
二人で部屋の外へ
探索しよう
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:34:01.36 ID:+VEwn0eX0
ジャガー(まずは外に出ないとなぁ)

ジャガー(そのためには…)チラッ

コツメカワウソ「?」

ジャガー(話すしかないか)

ジャガー「なぁカワウソ、馬鹿にせずに聞いて欲しいんだけど…」

コツメカワウソ「うん!なにかなー?」


コツメカワウソ「えぇー!?ジャガー、私の知ってるジャガーじゃないのー!?」

ジャガー「うん。カワウソも私の知ってるカワウソじゃないよ」

コツメカワウソ「変なのー変なのー!どっからどう見てもジャガーなのに!」

ジャガー「…信じてくれるのか?」

コツメカワウソ「このマンション変なことがたくさん起きるからねー!それに、ジャガーがこんなウソ吐くわけないよー!」

ジャガー「そっか…ありがとね」ナデナデ

コツメカワウソ「えっへっへー♪」

ジャガー「カワウソはここで私…じゃないジャガーと暮らしてたんだよな?」

コツメカワウソ「そーだよ!3ヶ月前にふたりで越してきたんだー!」

ジャガー「そうなのか」

コツメカワウソ「でもでも〜私と暮らしてた方のジャガーはどこ行っちゃったんだろ?」

コツメカワウソ「もしかして…死んじゃった!?ジャガー死んじゃった!?」

ジャガー「そ、それはわからん…だが」

ジャガー「私と入れ替わってる可能性はあると思う。今ごろ、私がいたじゃんぐるで昼寝してたりしてね」

コツメカワウソ「だといいなぁ…心配だよー」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:34:54.67 ID:+VEwn0eX0
ジャガー「ジャガーの安否を確かめるためにも、私はパークに帰らなきゃいけないんだ。協力してくれるかい?」

コツメカワウソ「もっちろん!」

ジャガー「それはよかった。私はこの、まんしょん?のことを何も知らないからね…」

コツメカワウソ「そっか!今のジャガーわかんないんだったね!」

ジャガー「うん…教えてくれると助かる…」

コツメカワウソ「おっけー!いっぱい教えちゃうぞー!」


ジャガー「まとめると」

ジャガー「ここはたくさんのフレンズが住んでいる建物で、エレベーターっていう乗り物を使って中を移動できる」

ジャガー「でも行き先を決めるボタンはとっても複雑で、間違えるとおかしな階にたどり着いてしまう。それで行方がわからなくなったフレンズもたくさんいる…」

ジャガー「これで合ってるかな…?」

コツメカワウソ「ジャガーすっごーい!ちゃんと合ってるよー!」

ジャガー「そうなの?」

コツメカワウソ「うん!賢いねジャガー!」

ジャガー「あはは…言い過ぎだよ…」
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:35:40.47 ID:+VEwn0eX0
ジャガー「って照れてる場合じゃない!」

ジャガー「たくさんのフレンズが行方不明…!?セルリアンでもいるのか!?」

コツメカワウソ「んー、セルリアン…はいないと思う」

ジャガー「じゃあなんで…」

コツメカワウソ「わかんない!」

ジャガー「ま、まじか…」

コツメカワウソ「私じゃよくわかんないんだよねー!もっとマンションに詳しいフレンズがいたらいいんだけど…」

コツメカワウソ「あ、そーだ!」

ジャガー「誰か思いついたのか?」

コツメカワウソ「博士と助手に聞けばいいんだー!」

ジャガー「は、博士たちもここにいるのか!?」

コツメカワウソ「うん!色々たんさく?してるみたいだよ。ちてきこーきしん?がなんとかかんとか!」

ジャガー「…たしかにあの子たちなら、パークに戻る方法を知ってるかもしれない」

ジャガー「会ってみよう!」

コツメカワウソ「よーし!しゅっぱーつ!」
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:36:42.60 ID:+VEwn0eX0
コツメカワウソ「これがエレベーターだよ!」

ジャガー「なんだか目がチカチカするね」

コツメカワウソ「野生にない光だもんね。私も最初は眩しかったよー!」

ジャガー「これに乗っていけばいいのかな」

コツメカワウソ「そだよー!ボタンは私に任せてー!」

ジャガー「心強いなぁ。こっちにもカワウソがいてくれてよかったよ」

コツメカワウソ「お任せあれー♪」

コツメカワウソ「えーと、博士たちの階はこの紙に…」ポチポチポチ

ジャガー「うわ、なんか変なのがびっしり…文字っていうんだっけ」

ジャガー「でもパークにあるのとはずいぶん違うなぁ」

コツメカワウソ「これで…こうだ!」ポチッ

ガコン…

ジャガー「閉まった!」

ゴゴゴ…

ジャガー「動いたー!」

ジャガー「すごいね!魔法みたい!」

コツメカワウソ「あはは!ジャガーかわいい!」
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 23:38:20.06 ID:+VEwn0eX0
チ-ン…

コツメカワウソ「着いたよ!」

ジャガー「もう?速いなぁ」

コツメカワウソ「博士と助手、久しぶりだなー!元気してるかなー!」

ジャガー「……?」ピタッ

コツメカワウソ「行かないの?ジャガー?」

ジャガー「ん?あ、あぁ」

ジャガー(なんだ?この感じ…)

コツメちゃんはボタンを押し間違えてます…
直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事博士と助手の居住階に到着
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:41:25.31 ID:P0KqVJgGo
祝祭の間
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:41:48.87 ID:znH8X9aV0
ほい
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 23:42:50.05 ID:mBbbWFmXo
やっぱりコツメのやべーやつじゃねーか!
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:01:05.56 ID:ErFIzz8s0
ジャガー「なんだここ」

コツメカワウソ「うーわー!ゲームがいっぱいだー!」キラキラ

ジャガー「ゲーム?おんせんでキタキツネがやってるやつかな?」

コツメカワウソ「マンションにゲームセンターがあるなんて知らなかったよー!教えてくれればいいのにー!」

ジャガー「………」キョロキョロ

ジャガー(私たち以外誰もいないけど…ここに博士と助手が住んでるんじゃないのか?)

コツメカワウソ「よーし!遊んじゃおー!」

ジャガー「あ、おい!カワウソ!」

コツメカワウソ「まずはこれだー♪」ピョン

コツメカワウソ「100円入れてーっと…」チャリン

コツメカワウソ「ゲームスタート!」

ジャガー「はは…好奇心旺盛なところも相変わらずだなぁ」

ジャガー「…ん?」

DON'T PLAY ALONE !!

ジャガー「また文字だ」

ジャガー「なんで書いてるんだろ…かばんなら読めるのかな…」

ジャガー「気にしてもしょうがないか」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:02:03.81 ID:ErFIzz8s0
ジャガー「………」

コツメカワウソ「〜〜……〜…」ブツブツ

ジャガー(も、もう2時間くらい経ったよな…?)

コツメカワウソ「〜〜〜……〜〜…〜…」ブツブツ

ジャガー「カワウソ、そろそろ…」

コツメカワウソ「〜〜…〜…〜…〜…」ブツブツ

ジャガー「なぁ、もう行こうよ」

コツメカワウソ「〜〜…〜〜…〜〜〜…」ブツブツ

ジャガー「カワウソ」

コツメカワウソ「〜〜〜……〜〜〜……〜〜〜……」ブツブツブツ 

ジャガー「カワウソ!」ガシッ

コツメカワウソ「あああああああああああああああ!!!」

ジャガー「うわっ!?」ビクッ

カワウソ「あ、あ、あ………え?あれ?」

カワウソ「消えちゃった…ぼうけんのしょ…」

ジャガー「へ?」

カワウソ「ていうか私…どうして…」

ジャガー「だ、大丈夫か、カワウソ…」
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:02:48.05 ID:ErFIzz8s0
コツメカワウソ「………」ボ-ッ

ジャガー「とにかく、ここは博士たちがいる階じゃないみたいだね」

ジャガー「エレベーターに戻ろうカワウソ」グイッ

コツメカワウソ「ん……」ボ-ッ


ジャガー「カワウソ、今度こそ博士たちの階へ行くボタンを押してくれないか?」

コツメカワウソ「はかせ……ぼたん……」ボ-ッ

ジャガー「………」

コツメカワウソ「………」ボ-ッ

ジャガー(カワウソが茫然としてる)

ジャガー(さっきやってた“ゲーム”の影響か?)

ジャガー(クソ、さっそく変な階に当たったみたいだ…!)

ジャガー「ごめんねカワウソ、ちょっと触るよ」ガサゴソ

コツメカワウソ「ん………」ボ-ッ

ジャガー「…あった!」ガサッ

ジャガー「この紙に書いてあるボタンを押せば、博士たちのところへ着くはず!」

ジャガー「よし、押してみよう」

ジャガー「えーと…」ポチポチ

ガコン…

ゴゴゴ…
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/29(土) 00:04:29.80 ID:ErFIzz8s0
チ-ン…

ジャガー「着いたか」

ジャガー「今度はさっきより長かったな…」

ジャガー「カワウソ、歩けるか?」

コツメカワウソ「だいじょうぶ……」

ジャガー(少し意識が戻りつつあるみたいだ)

ジャガー「辛かったら肩貸すよ?」

コツメカワウソ「うん……ありがと……」

ジャガー「さて…」

ジャガーもボタンを押し間違えてます…
?直下コンマでこの階の脅威度判定 ? 
高ければ高いほど危険 ?
ゾロ目なら無事博士と助手の居住階に到着
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 00:12:44.46 ID:9Hoyn54Co
くそマンション
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 01:52:59.11 ID:B7MAtCqEo
ゲーセン階よりちょっとヤバいってどのくらいだ…コツメ大丈夫か…怖い…
助けて!オオカワウソズ!!
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:05:32.34 ID:ct8kvF1b0
ジャガー「ここには扉があるね」

コツメカワウソ「………」

ジャガー「ふたつ並んでるけど、どっちに入ればいいんだろう」

ザ…

ザザ…

『ジャガー、カワウソ、よく来たのです』

ジャガー「わっ!?」

コツメカワウソ「はかせの…こえ…」

『ここは我々が独自に改造した階なのです』

『ここなら怪異が発生することはありません。厳重なセキュリティによって、安心して暮らすことができるのです』

ジャガー「へぇ〜、こっちの博士たちも凄いんだな」

コツメカワウソ「とびら、ふたつあるけど…どっち…?」

『それなのですが、お前たちには我々の出す問題に答えてもらうのです』

『これもセキュリティなのです』

コツメカワウソ「もんだい…」

ジャガー「おいおい、難しいことを聞かれてもわからないぞ?」

『心配には及びません。お前らが本当にジャガーとカワウソなら、簡単に答えられる質問なのです』

『ちゃんとお前らの知能に合わせてるのです。安心安全なのです』

ジャガー「そ、そっか」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:06:28.70 ID:ct8kvF1b0
『では第一問』

『ジャガーは肉食動物である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』

ジャガー「おぉ…ほんとに簡単だね」

コツメカワウソ「右……」

ジャガー「行こっか」

コツメカワウソ「…」コクン 

ガチャッ

『第二問』

『コツメカワウソは肉食動物である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』

コツメカワウソ「これも右…」

ジャガー「カワウソも肉食なんだ?」

コツメカワウソ「うん」

コツメカワウソ「…へんかな」

ジャガー「まさか!かわいい顔してるから、ちょっと意外に思っただけさ」

ジャガー「キミとお揃いで嬉しいよ」

コツメカワウソ「………」

ジャガー「どしたの?」

コツメカワウソ「……いこ」ギュ

ジャガー「あ、うん」

ガチャッ
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:07:26.06 ID:ct8kvF1b0
ジャガー「しっかし博士たちも用心深いよなぁ」

ジャガー「私たちが誰かわかってるなら、すんなり通してくれればいいのに」

コツメカワウソ「…このまんしょん、家にいても変なのがたずねてくるから」

ジャガー「えっ?」

コツメカワウソ「うん…うちにもきたことあるけど」

コツメカワウソ「ジャガーそっくりだった」

ジャガー「な、なんだと?」

ジャガー(姿を真似できるってことか…!?)

コツメカワウソ「だから、博士たちもけーかいしてるんだと思う」

ジャガー「…なるほどな」


『第三問』

『サーバルと共にジャパリパークを旅したフレンズの名前は“かばん”である。はい、なら右の扉へ。いいえ、なら左の扉へ』


ジャガー「これも簡単だね」

コツメカワウソ「……!」

ジャガー「右に行こう、カワウソ」

コツメカワウソ「待って」
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:08:35.84 ID:ct8kvF1b0
ジャガー「どしたの?」

コツメカワウソ「なんで…」

コツメカワウソ「なんではかせたちがそんなこと知ってるの…?」

ジャガー「え?なんでって、そりゃ…」

ジャガー「…!?」

コツメカワウソ「ジャガーがパークから来たことは…まだ私にしか話してないはずなのに…」

ジャガー「なっ……」


『どうしたのですか』


ジャガー「っ!」

『早く入るのです』

ジャガー「あ、あの…博士?」

『早く入るのです』

コツメカワウソ「………」

ジャガー「いやー、その」

『早く入るのです』

ジャガー「なんで博士がかばんのこと知ってるのかな〜?って…」

『譌ゥ縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺』
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:09:35.02 ID:ct8kvF1b0
ジャガー「え」

コツメカワウソ「…!!」

『縺ゥ縺?@縺溘?縺ァ縺吶°?滓掠縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺吶?』

ザザザ…

ザザ…

ザザザザ…

ジャガー「な、なんだ!?」

コツメカワウソ「ジャガー!戻ろう!」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「早く!」ギュッ

ジャガー「ああ!」ダッ

『謌代?繧ゅ縺願?縺後?繧ウ繝壹さ縺ェ縺ョ縺ァ縺吶?』

ザザ…

『鄒主袖縺励鄒主袖縺励閧蛾?溷虚迚ゥ縺ョ縺雁燕繧峨r縺溘¥縺輔s鬟溘∋縺溘縺ョ縺ァ縺吶?』

ザザザ…

『譌ゥ縺丞?縺」縺ヲ縺上k縺ョ縺ァ縺』
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:10:38.92 ID:ct8kvF1b0
ジャガー「はぁ…はぁ…」

コツメカワウソ「こわかった〜!」

ジャガー「か、カワウソが気づかなかったらどうなってたか…ごめんな…」

コツメカワウソ「気にしないでよ!元はといえば、私が間違えちゃったんだしさ!」

コツメカワウソ「今度はいっしょに押そ?ひとつひとつ確かめて!」

ジャガー「わかった」

ジャガー「…っていうかカワウソ、元に戻ったね?」

コツメカワウソ「うん!ビックリしたおかげで復活できたんだー!」

ジャガー「おかえり」ナデナデ

コツメカワウソ「ふっふーん!やったね!」
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:13:05.46 ID:ct8kvF1b0
チ-ン…

ジャガー「こ、今度こそ合ってるよな?」

コツメカワウソ「何度も確認したからだいじょーぶ!」

ジャガー「よし…」


コツメカワウソ「はかせー!じょしゅー!」

ピンポ-ン

コツメカワウソ「あーけーてー!」

ピンボンピンポ-ン

ジャガー「…いないんじゃないか?」

「隣の子たちなら出かけたよぉ」

ジャガー「!」

コツメカワウソ「ほんと?どれくらい前かなー?」

「ついさっきだねぇ…なんでも>>357に行くだとか…」

コツメカワウソ「教えてくれてありがとー!」

「んふふ…どういたしまして…」

ジャガー「入れ違いになっちゃったんだな」

コツメカワウソ「私たちケータイ持ってないからなぁ。あったら絶対たーのしーのにねぇ」

ジャガー、カワウソ、博士、助手、かばん以外のフレンズ指定

637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:13:54.80 ID:ct8kvF1b0
安価ミスなのだ
>>638なのだ!
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:22:15.98 ID:bcvh+92d0
フレンズ指定ってことは誰かの部屋に行ったって意味でいいのかしら?
カレーたかりに行ったって解釈で不信感のないヒグマの部屋で
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:25:06.12 ID:T/K6Z2TAo
肉食ちゃんはありです?
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 00:42:35.91 ID:ct8kvF1b0
安価把握。
>>638
その意味で合ってるのだ。言葉足らずで申し訳ないのだ。

>>639
書き忘れたのだ。博士たちの行き先を教えてくれたフレンズが肉食さんなので、今回は無しなのだ。でもあとでちゃんと出てくるのだ。
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 01:35:29.72 ID:qgqrLidso
ちゃんと肉食ちゃんの話し方してたわすまん…
>>640
了解ですありがとう
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 08:44:07.97 ID:qtKOtvDYo
この怪異だらけのマンションでもブレない博士と助手
素敵です
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:34:40.79 ID:ct8kvF1b0
ヒグマの部屋

博士「ヒグマ、来てやったのです」

助手「カレーを作るのです」

ヒグマ「ま〜たお前らか!よく飽きないなぁ」

博士「美味しいものを食べてこその人生なのです!」ドヤッ

助手「特にヒグマのカレーは我々好みの味つけなのです」

ヒグマ「…今回の報酬は?」

博士「ここ最近探索した10階分の情報でどうでしょう」

助手「それぞれの危険度と対策法を我々なりに分析してあります」

ヒグマ「よし」

ヒグマ「それじゃ、材料買ってくるか〜」

博士「いってらっしゃいなのです」

助手「気をつけていくのですよ」

ヒグマ「はいはい、ちゃんと留守番してろよ」

博士「当然なのです」

助手「我々は賢いので」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:36:43.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャ バタン

博士「それにしても…火を恐れないフレンズが近隣にいて助かりましたね、助手」

助手「ええ全くです博士。おかげで美味しく料理を味わうことができます」

博士「ヒトに頼むという手もありますが、このマンションにはヒトの入居者がほとんどいないのです」

助手「ヒゲモジャのオッサンならうろついてましたよ。オオカワウソ曰く、彼は有益な情報を持っているとのことです」

博士「あれは外部からの探索者なのです。危害を加えてくるわけではありませんが、ある種の狂人として扱うべきでしょう」

助手「なるほど。必要以上に馴れ合わない方がよさそうですね」

博士「あのオッサンの情報に頼って探索するなど、我々なんの面白味もないのです」

助手「自らの手で切り拓いてこそのマンション探索…ですよね、博士」

博士「その通りです助手」

ピンポ-ン

「ヒーグーマー!」

博士「むっ?」

助手「誰か来ましたね」
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:37:11.72 ID:ct8kvF1b0
コツメカワウソ「博士と助手ひさしぶりー!映画館で会ったとき以来だねー!」

ジャガー「やっと本物に会えた…」

博士「カワウソとジャガー、我々になにか用ですか?」

助手「我々はこれから魅惑のカレータイムなのです。邪魔をしたら怒りますよ」

コツメカワウソ「またカレー食べてるのー!?こりゃーヒグマも大変だー!」

ジャガー「こっちでもカレー好きなんだね」

博士「…こっちでも?」

助手「なにか引っかかる言い方ですね」

ジャガー「いやぁそのことなんだけどさ」

コツメカワウソ「ジャガーから大事な相談があるんだよー!」

博士「ほう」

助手「なんですか?言ってみるのです」

ジャガー「うん、実は…」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:38:34.37 ID:ct8kvF1b0
博士「なるほど」

助手「ジャパリパークから来た、ですか」

ジャガー「そうなんだよ…突然すぎて、もう何が何だかわからないんだ」

コツメカワウソ「すっごーいよね!?ジャガーなのにジャガーじゃないなんて!」

博士「………」ジ-ッ

助手「………」ジ-ッ

ジャガー「め、めっちゃ見られてる!」

コツメカワウソ「ほんとだよー!信じてよー!」

博士「…どうやら嘘は吐いていないようですね」

助手「そもそも…カワウソだけならともかく、ジャガーまでこんなくだらない嘘を吐くとは思えません」

博士「それもそうですね。迂闊でした」

コツメカワウソ「こらー!私だって吐かないぞー!」

ジャガー「信じてくれるんだね?」

博士「えぇ、信じましょう」

助手「お前が帰る方法をいっしょに考えてやるのです」

コツメカワウソ「わーい!博士たちがいればサイキョーだー!」

ジャガー「ありがとう…本当に助かるよ!」

博士「礼には及びません。我々は長なので」

助手「長なので」
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:39:52.75 ID:ct8kvF1b0
ガチャッ

リカオン「はぅ〜、疲れたぁ〜」

ヒグマ「ん?なんだよ、人数増えてるじゃん」

キンシコウ「珍しいお客さんですね」

コツメカワウソ「みんなおかえりー!」

ジャガー「おっ、こっちでもこの3人なんだね」

助手「ヒグマ、今日はたくさん買ってきましたね」

ヒグマ「毎回お前らがおかわりしまくるからな」

博士「キンシコウとリカオンもアルバイトご苦労なのです」

キンシコウ「ふふ、ありがとうございます」

コツメカワウソ「ごくろーなのでーす!」ピョン

リカオン「ぐえっ!ちょっ、今疲れてるから!」

コツメカワウソ「そーれー!」ワシワシ

リカオン「オーダーきついってば!後にしてぇ!」

キンシコウ「コツメちゃんとジャガーさんも来てたんですね。なにか用ですか?」

ジャガー「えーと、どこから話せばいいのか」

博士「長くなるのです」

助手「みんなでカレーを食べながらにするのです」
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/31(月) 18:42:04.75 ID:ct8kvF1b0
リカオン「ほ、本当なんですか?それ…」

ヒグマ「このトチ狂ったマンションなら、何が起こってもおかしくないな」

キンシコウ「違う世界から来た…フレンズ…?」

助手「お前たちは何か知りませんか?」

博士「我々いっしょに考えるとは言ったものの、正直今のところ見当もつかないのです」

ヒグマ「私たちも協力してやりたいのは山々なんだが…」

リカオン「全然わかりませんね」

キンシコウ「………」

ジャガー「そうだよなぁ…」

コツメカワウソ「キンシコウ、どったのー?」

キンシコウ「…私、知ってるかもしれません」

リカオン「えっ!?」

ヒグマ「本当か!」

キンシコウ「確信は持てないんですけど…」

コツメカワウソ「なになにー!?」

ジャガー「どんな情報でもいいんだ。教えてくれないか?」

キンシコウ「あるフレンズから同じような話を聞いたことがあるんです」

キンシコウ「こことは違う、別の世界へ行ける階があるって」

博士「いきなり核心に迫りましたね」

助手「我々の立つ瀬がないのです…」

ジャガー「そのフレンズの名前は?」

>>649にジャガー、コツメ、博士、助手、ヒグマ、キンシコウ、リカオン、かばん以外でフレンズ指定(アライさんマンションのオリキャラも可)
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 18:45:58.96 ID:8PlxxIJp0
ティラノサウルス
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:33:42.39 ID:OqpOmoY8O
ツチノコ
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 20:41:41.39 ID:qtKOtvDYo
てぃ、ティラノサウルス?!
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:10:50.83 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ティラノサウルスさんです」

博士「!?」

助手「なっ……」

ジャガー「うーん、聞いたことない名前だなぁ」

ヒグマ「どんな動物だったんだ、その…ティラミスサウルス?とかいうのは」

キンシコウ「大柄な体躯、鋭いキバ、筋肉質な脚…とにかく強そうな子でしたね」

キンシコウ「マンションのパトロール中にたまたま出会ったんですが、思ったより気さくな方で、結構話し込んじゃいました」

リカオン(キンシコウさんって肝座ってるよなぁ…)

キンシコウ「そのとき言ってたんです。『オレはここではない、違う世界から送られて来たんだ』と」

コツメカワウソ「なにそれなにそれ!?気になるなー!」

ジャガー「…少なくとも、行ってみる価値はありそうだね」

ヒグマ「どこの階にいたか覚えてるか?」

キンシコウ「えーと、待ってくださいね」ガサゴソ

助手「は、はかせ!どうしましょう!」

博士「おおおお落ちおちおち着くのですす」
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:11:29.39 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「ありました!ここに書いてるはずです!」グチャア

ヒグマ「お、おう…」

リカオン「ぐっちゃぐちゃですね」

キンシコウ「ず、ずいぶん前にメモしたので…」

博士「しかも違う番号が複数並んでます」

助手「きっと他の階の情報もここにメモしてしまったのでしょう」

コツメカワウソ「きゃはは!どれかわかんなーい!」

キンシコウ「うぅ、お役に立てなくてすみません…」ションボリ

ジャガー「いやいやそんな!顔を上げてくれ!」

ヒグマ「でも、これじゃ振り出しだな」

リカオン「まさか書いてある階全部に行くわけにもいきませんからね…」

ジャガー「え…?」

ジャガー「私は行くよ?」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:12:45.38 ID:Ks1JPqG/0
キンシコウ「!?」

リカオン「いやいやいや…危険すぎますって!」

ヒグマ「やめておけ。勇敢と無謀は違うぞ」

ジャガー「んー、みんなの心配はありがたいけど…私は行くよ」

ジャガー「少しでも手がかりがあるなら試さないわけにはいかない」

博士「探索者である我々はともかく…ここに来たばかりのお前がここまで命を張るとは思いませんでした」

助手「なぜそうまでするのです?」

ジャガー「私は絶対じゃんぐるに帰るって決めてる。ただそれだけのことだよ」

助手「…そうですか」

コツメカワウソ「ジャガー…」

ジャガー「私があっちに戻れたら、今度はカワウソが知ってるジャガーもこのマンションに戻ってこれるかもしれない」

コツメカワウソ「!」

ジャガー「私がんばるから…待っててよカワウソ」ポン

コツメカワウソ「っ……」
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:13:22.42 ID:Ks1JPqG/0
コツメカワウソ「わ…」

コツメカワウソ「私も行く!」

ジャガー「へ?」

コツメカワウソ「私もジャガーに付いてく!」

ジャガー「おいおい…危ないぞ?」

コツメカワウソ「ジャガーだけに任せてらんないよ!ぜったいぜったい私も行くー!」

ジャガー「ん…」

コツメカワウソ「行くーーー!!」

ジャガー(まいったな…カワウソがこのモードに入ると絶対に折れないぞ…)

キンシコウ「……私もおともします」

ジャガー「!」

キンシコウ「元はと言えば、私の杜撰な管理のせい…責任を持ってあなた達を守ります」

コツメカワウソ「キンシコーウ!」ピョ-ン

キンシコウ「きゃっ!?」

コツメカワウソ「いっしょにがんばろーね!」ギュ-ッ

キンシコウ「は、はい…!でもちょっと苦しいですコツメちゃん!」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:14:28.65 ID:Ks1JPqG/0
博士「…しかたがないですね」

助手「我々も協力しましょう」

ヒグマ「お前らまで…」

博士「先ほども言いましたが、我々は元より探索者。未知の領域へ行くことに恐怖はありません」

助手「どうせ乗り掛かった船なのです。趣味に利用させてもらいましょう」

リカオン「わ、私たちも…」

ヒグマ「ダメだ」

リカオン「!」

ヒグマ「パトロールのための人員を残しておく必要がある。ハンター全員が出払うわけにはいかない」

リカオン「っ……」

キンシコウ「ヒグマさん、リカオン、大丈夫です。私ちゃんと帰ってきますから」

リカオン「き、キンシコウさん……」

ヒグマ「…絶対だぞ」

ジャガー「みんな…すまん。巻き込んでしまって、本当にすまん…!」

コツメカワウソ「ジャガー!謝らないでよー!」

博士「我々は趣味ですし、キンシコウは元々そういう仕事です。気にする必要ないですよ」

助手「みんなもっとエンジョイすればいいのです。楽しんでこその探索なのです」

リカオン(カレーの食べ過ぎで頭のネジが外れたのかな…)
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/01(火) 00:16:34.02 ID:Ks1JPqG/0
博士「では、二手に分かれましょう。メモに書いてある階は6つ」

助手「私と博士、ジャガーとカワウソとキンシコウの2チームがそれぞれ3つずつ階を探索しましょう」

博士「ティラノサウルスに会えても会えなくても、探索が終わったらヒグマの部屋に再集合するのです」

助手「終わってなくても命の危険を感じたらすぐに戻ってくるのです」

コツメカワウソ「はーい!」

キンシコウ「がんばらないと…!」

ジャガー「やるしかないね」

直下コンマでこの階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
00なら無事ティラノサウルスに遭遇
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 00:40:55.07 ID:rH3tGlKeo
ハハハ!
ハハハ!
ハハハ!
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 01:08:47.00 ID:Fep/dpyco
くそマンション
俺らならいいよ、くそ[ピザ]やし
なんでこのこらに課題だすんや
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 17:33:55.27 ID:y++4PScyO
>>659
おめぇが00出してどうすんだ勿体ない
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:07:40.64 ID:18BcxgmR0
チ-ン…

ジャガー「着いたね」

キンシコウ「では、これを投げ込みましょう」

コツメカワウソ「なにこれー!?」

ジャガー「中にネズミが入ってる…」

キンシコウ「そのものズバリ!ネズミさんボトルです」

キンシコウ「これをこうやって…」ポイッ

コロコロ…

シ-ン

キンシコウ「…反応無しですね」

キンシコウ「次は私が降りてみます」

ジャガー「はぇ〜、用意周到なんだなぁ」

コツメカワウソ「キンシコウすごーい!」

キンシコウ「教えてくれたのはオオカワウソさんですけどね」

キンシコウ「というか、あなた達今までどうしてたんですか?」

コツメカワウソ「ふつーにそのまま降りてた!」

ジャガー「ボタンもよく確認せずに押してたよ…」

キンシコウ「ヒェッ…」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:08:15.75 ID:18BcxgmR0
キンシコウ「……」スタスタ 

キンシコウ「ひとまず問題なさそうですね」

キンシコウ「降りても大丈夫ですよ!」

コツメカワウソ「わーい!」ピョン

ジャガー「ここはどういう階なんだろう。何も見当たらないから全然わからん」

コツメカワウソ「きっとおさんぽするための階だよー!」

キンシコウ「だといいんですが…」

「おいお前ら」

ジャガー「うわっ!」

コツメカワウソ「だれー!?」

キンシコウ「…」スチャ

ツチノコ「ヴァッ!?か、構えるなよ!怪しいもんじゃねえよ!」

スナネコ「いきなり声をかけたらそうなりますよ〜」

ツチノコ「うるせーな!悪かったよ!」

ジャガー「き、キミたちは!」

コツメカワウソ「ジャガー?知り合い?」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:09:27.96 ID:18BcxgmR0
ジャガー「うん。って言ってもパークの方だけどね」

ツチノコ「あ"ぁ?パークぅ?」

キンシコウ「あなた達も探索者ですか?」

スナネコ「はい。ボク達、メ◯カリで高く売れそうなものを探してるんです」

ツチノコ「オレは知的好奇心を満たすためだっ!いっしょにすんな!」

スナネコ「とか言って、ツチノコも拾った謎コインを集めてるくせに〜」

ツチノコ「あれは貴重な歴史的資料だ!勝手に売ったらゆるさないかんな!」

コツメカワウソ「ふたりとも仲良いんだねー!パークでもこんな感じだったのー?」

ジャガー「ほとんど同じだよ。むしろ…パークのほうがなかよしかも?」

スナネコ「ボク達なかよしなんですって。嬉しいですねツチノコ」

ツチノコ「ぜんっぜんうれしくねーっ!」

ツチノコ「…っていうかお前らぁ!この階はハズレだぞ!なーんも残ってねえ!」

スナネコ「誰もいないし、何もなかったですね〜。もともと何かがあったところかもしれませんが…今はからっぽです」

ツチノコ「ったく無駄足だったぜ。コインのひとつでも落ちてりゃまだよかったのによ」

コツメカワウソ「そっか〜…」

ジャガー「じゃあティラノサウルスもいないんだね」

キンシコウ「危険な階じゃなかっただけ良しとしましょう」

スナネコ「せっかく会えたので、情報交換しませんか?」

キンシコウ「いいですよ。探索者の方の情報は、こちらとしてもありがたいです」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:10:41.64 ID:18BcxgmR0
スナネコ「…なるほどぉ、パークからやってきたんですね」

ツチノコ「………」

ジャガー「そうなんだ。ツチノコとスナネコはなにか知らないかい?」

スナネコ「う〜ん、ボクは何も」

ツチノコ「なぁ…探してるのはティラノサウルスって言ったか?」

ジャガー「そうだよ?身体が大きくて牙が鋭い強そうなフレンズらしい」

ツチノコ(…オレが聞いた限りじゃ、あいつならもう…)

ジャガー「?」

ツチノコ「…いや、なんでもねえよ」

ツチノコ(不確定な情報を与えても混乱するだけだからな)

スナネコ「ボクたちこの階に住んでるので、なにかあったら来てくださいね」ピラッ

ツチノコ「あ"っ!まーたお前は個人情報を勝手に!」

スナネコ「別にいいじゃないですか。減るもんじゃないし」

ツチノコ「プライバシーってもんがあるだろぉー!ここはオレの部屋なんだぞー!」

ジャガー「ありがとう!受け取っておくよ」

コツメカワウソ「今度あそびにいこーっと!」

キンシコウ「私もお邪魔していいですか?」

スナネコ「賑やかになりそうですね〜」

ツチノコ「あああああ!オレのパーソナルスペースがぁ!」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 00:13:43.08 ID:18BcxgmR0
スナネコ「それじゃボクたちはこれで」

ツチノコ「けっ!せいぜい生き残れよっ!チクショー!」

ガコン…

ゴゴゴ…

コツメカワウソ「お友だちが増えたねー!」

キンシコウ「情報も貰えましたし、探索も悪いことばかりじゃないですね」

ジャガー「ツチノコとスナネコまでマンションにいるとはなぁ。他の奴らもいるんだろうか」

さばくコンビがお友だちになりました(ルート分岐に関係)
直下コンマで次の階の脅威度判定
高ければ高いほど危険
ゾロ目ならティラノサウルスと遭遇
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:15:49.46 ID:PPuMD6beo
はい
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:33:43.63 ID:QdY+2849o
今の所50超えてない
やはりコツメカワウソもラック振り…
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 00:42:56.29 ID:PPuMD6beo
あのものすごいでかい捕まったら死ぬまでオモチャにされる人形部屋もあるのかな
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/02(水) 01:04:40.85 ID:18BcxgmR0
安価把握なのだ。
ちなみに90以上はタダではすまないのだ。

>>668
原作階は全て存在しているのだ。
あけて君さんも元気に徘徊してるのだ。
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:17:23.91 ID:fD91ToNL0
博士「ここは普通の居住階のようですね助手」

助手「そうですね博士。少し期待外れです」

博士「まぁそんなこともあります。気長に探索しましょう。ティラノがここに住んでいないか聞き込みますよ」

助手「はい…」

博士「…なにやら浮かない様子ですね。そんなにガッカリしましたか?」

助手「いえ、そのことではないんですが…ジャガーの安否が気になります」

博士「ほう?」

助手「キンシコウがいるとはいえ、まだ右も左もわからない彼女がこの地獄で生き残れるのでしょうか」

助手「カワウソといっしょにあっさりやられてしまうのでは?」

博士「ふふ、助手は優しいですね」

博士「私はあまり心配していませんよ」

助手「なにか根拠があるのですか?」

博士「根拠というほど明確なものではありませんが…」

博士「彼女からは野性を感じるのです」

助手「それは当然でしょう。我々と違って、ジャガーはパークからやってきたのですから」

博士「野性とはすなわち生まれ持った獣の本能、ヒト社会に浸かりきった我々が失ってしまった粗野な性質…」

博士「まともではないこの場所で生き残るためには、まともではない能力が必要になります」

博士「もしかしたらあの子にはその適性があるのかもしれませんよ」

助手「……よくわかりません」

博士「わからなくてふくれてるミミちゃんも可愛いですね」

助手「うるさいですコノハちゃん」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:18:17.83 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「エレベーターをバールで固定して…」ガシッ

キンシコウ「………」スタスタ

キンシコウ「ここもひとまず問題なさそうですね」

ジャガー「キンシコウ、次からは私が先に降りるよ…キミにばっかり負担させるわけにはいかない」

キンシコウ「そういうわけにはいきません」

ジャガー「でも…」

キンシコウ「護衛対象を真っ先に降りさせるなんてハンター失格です。これは私自身の矜恃にもかかわるので、譲れません」

ジャガー「……ごめんな」

コツメカワウソ「ごめんねキンシコウ〜…」

キンシコウ「コツメちゃんも気にしないでください」ナデナデ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「…それにしても、さっきとは打って変わって賑やかな階ですね」

ジャガー「あぁ、これは確か…ゆうえんち?ってやつか」

コツメカワウソ「ジャガー、遊園地知ってるのー!?」

ジャガー「パークにあったからね。でも、こんなにたくさんの乗り物を見るのは初めてだなぁ」

ジャガー「魔法みたいだ…」

コツメカワウソ「あははは!ジャガーのお目目がキラキラしてるよー!」

キンシコウ「遊びたいのはやまやまですが、まずはティラノさんを探してからですね」

ジャガー&コツメ「はーい!」
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:14.01 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「ここ、ずいぶんたくさんのフレンズが来てるんだね。どの乗り物も行列ができちゃってる」スタスタ

コツメカワウソ「遊園地はたーのしーからねー!私も大好きだよー!」スタスタ

キンシコウ「ティラノさんが特徴的な方でよかったです。これだけのフレンズだかりから見つけるのは大変ですから…」スタスタ

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

ジャガー「さっきから聞こえるこの音楽もいい感じだねぇ。陽気な気分になれるよ」

キンシコウ「そうですね。油断はいけませんが、心躍ります」

コツメカワウソ「もうウッキウキだよー!遊園地さいこー!」ルンルン

〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「ジャガーあれ乗ろー!ジェットコースター!」

ジャガー「こらこら、それはティラノを探してから…ってあんなの乗るの!?すごく怖そうだけど!?」

キンシコウ「観覧車…ヒグマさんとリカオンと乗りたいなぁ。今度いっしょに来よう」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:19:43.24 ID:fD91ToNL0
〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「わー!見てくださいあれ!」

コツメカワウソ「すっごーい!パレードだぁー!」

ジャガー「まるでPPPのライブみたいだね」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

コツメカワウソ「フレンズが多くてよく見えないよー!」ピョンピョン

キンシコウ「コツメちゃん、肩車しよっか?」

コツメカワウソ「するするー!」

ジャガー「良かったなぁカワウソ」

〜〜〜♪ 〜〜〜♪

キンシコウ「はいどーぞ!」

コツメカワウソ「たかいぞー!よく見えるぞー!」

ジャガー「あはは、落っこちるなよー」

〜〜〜♪

ジャガー「………ん?」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/09/03(木) 00:20:56.42 ID:fD91ToNL0
ゾクッ

ジャガー「っ!?」

ジャガー(なんだ……この感覚……?)

ジャガー(ひどく懐かしいような…それでいて身の毛がよだつような…)

〜〜〜♪

ジャガー(もしかしてフレンズになる前の記憶か…?なんでそんなもんが今更…)

ジャガー(…気のせいか?)

コツメカワウソ「あははは!こっちに手振ってるよー!」ブンブン

キンシコウ「もーコツメちゃん、あんまり暴れたら落ちちゃいますよー!」

コツメカワウソ「だいじょーぶだいじょーぶ!キンシコウも手振ろうよー!」

キンシコウ「しょうがないなぁ」

〜〜♪

ジャガー「〜〜っ」ゾクゾク 

ジャガー(違う!気のせいなんかじゃない!)
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