渋谷凛「高峯のあの事件簿・星とアネモネ」

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58 : ◆ty.IaxZULXr/ [saga]:2020/04/29(水) 20:16:59.36 ID:+FOtccNe0
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早朝

12月25日(金) クリスマス

某雑居ビル3階・空きテナント

凛「……」

桐生つかさ「よっ。寝床に帰らなかったのか?」

桐生つかさ
GP社の高校生社長。頼子の依頼はそれに見合う報酬があるから受けている。

凛「昨日はクリスマスイヴだったから。帰る必要も……昨日はないし」

つかさ「もしかして、寝てないか?」

凛「仮眠は取ってる。標的は見逃してない」

つかさ「ムリとムダは最高の結果の敵だ」

凛「昨日今日はムリする時」

つかさ「へぇ、根拠でもあんの?」

凛「見ててわかった。質素な暮らし、してそうでしょ」

つかさ「同意見。母と娘の2人暮らしなら、そんなもんだな」

凛「装っても、わかるんだ」

つかさ「装う、か」

凛「服装とか日用品が高級品だったりする。昨日は来客がないのに、2人分には多い料理を買ってきてた。袋はデパートのやつ」

つかさ「つまり、結論は」

凛「ターゲットは帰ってきて、目的は達成できる可能性がある」

つかさ「で、どうすんの?」

凛「頼子が諦めるまでは続ける。頼子が諦めたら、終わり」

つかさ「賢明だな」

凛「そっちは」

つかさ「今日は稼ぎ時だからな、早朝出勤だ」

凛「どっちの仕事?」

つかさ「表だよ」

凛「答えるんだ、平気なの?」

つかさ「平気さ、死んだ人間のタレコミに誰が耳を貸す?生き返らないと、言葉は受け止めらんないの」

凛「別にただの忠告だから。気をつけなよ」

つかさ「言わないとわからないだろ」

凛「頼子に切られないように。仲間、減ってるから」

つかさ「仲間だったのか、はっ、お気楽だな」

凛「仲間じゃないか」

つかさ「せいぜい、協力者。残ってる奴を考えれば当たり前、わかる?」

凛「何が」

つかさ「一番危険なのは、古澤頼子」

凛「殺し屋は」

つかさ「アレは問題ない。頼子が動かない限りは」

凛「ふーん……」
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