【かぐや様は告らせたい】小野寺麗の日常

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49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 20:25:58.41 ID:Pl3jCEjnO
>>48
はいどうも
考えてるやつ終わったら書いてみますね
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/18(月) 20:26:24.14 ID:Pl3jCEjnO
J石上優はやってない

冬休み終了、学校が始まり数日後…


昼休み



小野寺(伊井野と石上はどんな感じかな。ちょっと様子見てみ…)



伊井野「いやあああ!こっち来ないでエッチ!スケベ!変態!」ガタガタ


石上「落ち着けって、話聞けよ!」


小野寺「えぇ……何があったの?」


伊井野「麗ちゃあああん!」ダキッ

小野寺「なになに」


伊井野「石上に襲われるうぅぅ!」ワアアアン

小野寺「!?」

石上「違うんだ、話を聞いてくれ!!」バッ

伊井野「ひっ!」ビクッ

小野寺「石上、あんた何したの…?」

石上「ああ、実はな…」

伊井野「石上が私のパンツ覗き見して胸触ったあぁ!!」

小野寺「え…!?」ギュッ


石上「だから勘違いだって!小野寺も伊井野守る体勢に入んなよ!」


眞妃「三人とも落ち着きなさい」

石上「ツンデレ先輩!」

小野寺「居たんですか!?」


眞妃「声が大きいから来たんだけれどね…それでどうしたのよ?」


小野寺「何だか石上と伊井野が騒いでて……それで、覗き見したとか触ったとか本当なの?」

石上「覗き見はしてない。触れたのは事故だ」

伊井野「お弁当食べるときも私の顔をやらしい目付きでジロジロ見てたぁ!」ワアアアン

石上「だからいったん落ち着けお前!俺が弁当食わせるんだから顔見るのは当たり前だろ!お前の口は下にあんのか!」

伊井野「下の口とかバカじゃないの!?」

石上「自分からいかがわしい言い方に変えてんじゃねぇよ!!」

眞妃「いいなあ、顔を見つめながらアーンしてくれる男の子が居て…」

小野寺「あんたドサクサに紛れて何言ってるんすか」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/18(月) 20:26:50.65 ID:Pl3jCEjnO
小野寺「まあみんな落ち着こう、話整理するね。あと石上は伊井野からちょっと離れて」

石上「な!疑ってるのか!?」

小野寺「いや、勘違いだとは思ってるけど近付いたら伊井野が騒がしいでしょ」

伊井野「ガルルルル…」

眞妃「どうどう」


石上「…そうだな。小さい凶犬みたいになってやがる」

小野寺「じゃあまずはパンツの件から」

伊井野「階段で石上が後ろからパンツ覗いた!」

石上「だから違うって!」

伊井野「嘘だ!自分からパンツ見てたって言ったじゃん!!」

小野寺「はいはい、静かにしようか伊井野。石上が喋るから…」

石上「階段の下からお前のパンツ見ようとしてる奴らが居たんだよ!だからお前の後ろ側に居たの!階段上がった後でそう言っただろ!!」

眞妃「あーなんだぁ、すごく優らしい理由じゃん」

小野寺「でもそれ普通に階段いるときに言っとけば良かったんじゃない?」

石上「そんなことしたら伊井野は絶対スカート覗いた奴等に対して喧嘩腰になってた。階段居るときに暴れさせてまた怪我したらまずいだろ」

眞妃「あー確かにね」

小野寺「だってさ。伊井野わかった?」

伊井野「…うん、よくわかったわ…」

石上「まあ分かれば別に…」

伊井野「つまり他の男には見られたくない、自分一人で独占したいってことなのね!?私のパンツを!!」ギリッ

小野寺「えぇ…」

石上「なんでそんな解釈になるんだよ!?」

眞妃「そうよ伊井野、冷静になりなさい。そりゃ私だって気になる人からなら独占されたいわよ…パンツとか。でもね」

石上「ツンデレ先輩も何言ってるんですか!?」

小野寺「先輩まで暴走するのはやめてください」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/18(月) 20:27:55.04 ID:Pl3jCEjnO
伊井野「ガルルルル」

小野寺「まあとりあえずパンツ疑惑は晴れまして………」ポンポン

小野寺「触った件は?」


石上「ああ。伊井野が今日の昼はカルピス飲みたいって言うから買ってきたんだよ。それで飲ませろ言うから飲ませてたら…」

ーーーーーーー

伊井野「ほらもう少し近づけて、飲めない」

石上「わかったからお前もちょっとおとなしく…」

伊井野「ん?」

カサカサカサカサ…


伊井野「きゃあ!ゴキブリ!」ガタッ

石上「わ!バカ、動いたら!」

パシャッ!!


伊井野「わああぁ!かかったじゃないの!」

石上「すまん、服拭くから!」ゴシゴシ

伊井野「バカ!跡残ったらどうするのよ!」

石上「ぐ…っ、言っとくけど急に動いたお前が原因なんだからな」ゴシゴシ

カサカサカサカサ…

伊井野「きゃあぁ!やだ、足元来たぁ!!(泣)」ガタッ

石上「だーから暴れるなっ…て」

ムギュッ!!!


伊井野「………」

石上「…」バッ



石上「…すまん。わざとじゃないんだ」

伊井野「バカ、エッチ、最低!!//」ガタッ

石上「ええっ!?」

※最初に続く

ーーーーーーーーーーー
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/18(月) 20:28:23.92 ID:Pl3jCEjnO

石上「…と、いうわけなんだ…」

伊井野「ほら石上触ったんだよ!(泣)」

小野寺「まあそうだけど、でもわざとじゃないし謝ったんでしょ?」


眞妃「ねえ私1つ思ったんだけどさ…」

小野寺「はい?」

眞妃「あんたら分かっててわざとそういうプレイやってんじゃないの?」

石上「プレイ!?」

伊井野「プレイってなんですか!?」



眞妃「全く微笑ましいわね、見られただの触っただので騒いじゃって……。私にはそんなものすら無かったわよ、青春ねー」ハハハ

小野寺「あの、先輩…」

石上「え…なんか、すみません…」

伊井野「べ、別に…そんないいものじゃないですから…」

眞妃の悲哀を纏ったオーラに石上と伊井野は少し冷静になった

眞妃「あーあ、私も青春したかったなー」

小野寺「身体張ってまで無理矢理喧嘩収めさせるのやめてください…先輩のメンタルが心配ですよ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/18(月) 20:28:52.53 ID:Pl3jCEjnO
そして石上と伊井野は何とか落ち着き、食事を再開した


石上「ほら、口開けとけ」

伊井野「ん…」パクッ


石上「…頼むからもうあんな勘違いやめてくれよ。割りと真面目に傷つくんだよ」

伊井野「…ん…」

伊井野「ごめん…」ボソ

石上「ん?ちょっと小さくてよく聞こえなかったぞ。なんか言ったか?」

伊井野「…!いいから早く口に運んでよ!」

石上「あーはいはい」




眞妃「ねえ、伊井野ってさぁ」

小野寺「はい?」

眞妃「あんな頭ピンク色な想像ばっかしちゃってたの、石上から女として見られたいってことの裏返しなんじゃないの?」

小野寺「…さあ…どうなんでしょうね」

眞妃「…ところであのコキ使うのアドバイスしたのあなた?」

小野寺「はい。まあ…今、伊井野と石上の接点作ってあげるならあれが一番かと…」

眞妃「ふーん…1つ言わせて?」

小野寺「なんです?」

眞妃「なんで私にはそのアドバイスくれなかったの」

小野寺「私に言われても困ります」

Jおしまい
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:06:22.65 ID:KE/UEzJWO
K紀カレン超私的極秘調査


こんにちは、マスメディア部の紀カレンです

今日は超私的な興味から石上編集、もとい石上優くんの周辺を調査しています。

ずっと白銀御行会長と四宮かぐや様を密かに追い掛けていた私ですが

追い掛けていく内に気づいたことがあったのです。
それは…

カレン『あれ!?白銀会長より石上編集の方が女子との関わり多いのでは!?』

エリカ『急にどうした?』


という訳で、実際のところどうなのか、実はモテ男なのか、そして誰とのカップリングが一番なのかを調査している次第であります。


カレン(さて、石上くんは今、小野寺さんとお喋りしております…!)



小野寺「ねえ石上。なんか本落ちてたんだけどあんたのと違う?」

石上「ん?いや、俺のじゃない。それは俺のじゃない」

小野寺「ふ〜ん、そか。なんか石上が読んでた奴と絵が似てる気がしたから…」

石上「な、全然違うぞ!そんなただの萌えのみを狙った様な絵より俺の見てたのの方が断然良い絵だ!全然違うから!」バッ

小野寺「えっ!?よ……よく分かんないけど何をそんな必死になってんの?」


小野寺「まあいいや。じゃあ風紀委員の伊井野か大仏さんにでも渡してくるよ」

石上「おう」


ザッザッザッ

小野寺「!」


カレン「!!」ササッ



小野寺「紀先輩…ですよね?」

カレン「はうあっ、小野寺さん!?」ドキッ

小野寺「朝から何してるんすか?私のこと尾行してましたよね?」

カレン「あ…ば、バレてた……!?すみません、ですが、お願いします!この事は誰にも…!!」

小野寺「安心してください、別に人に言いふらしたりはしないんで」

以下、カレンの目的の説明

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:06:54.51 ID:KE/UEzJWO
そして小野寺はなんやかんやで協力を頼み込まれ今日一日、紀カレンと共に行動をすることになってしまった。



カレン「ありがとうございます。心強いですわ、石上編集…石上くんの事なら何でも知っている小野寺さんが味方についてくれて」

小野寺「いや、何でもは知らないっすよ」

カレン「小野寺さんは石上くんの事どう思ってるんです?」ワクワク

小野寺「何か期待してる感じっすけど、普通に話すくらいのクラスメイトですから。まあいい奴だとは思ってますけど」

カレン「は!見てください小野寺さん!」

小野寺「!」




石上「あの、四宮先輩…これ」スッ

かぐや「あらあら」



カレン「石上くんが、何か書物らしきものをかぐや様に渡しましたわ!まさか数十ページにも渡るラブレター!?」

小野寺「いやあれ数学の教科書です」

カレン「数式で恋のメッセージを…!?」

小野寺「落ち着いてください」



石上「ここがよく分かんなくて…」

かぐや「ちゃんとメモしていてくださいね?これは〜」



小野寺「へえ、四宮先輩に分からないとこ聞いてんだ。頑張るなぁ」

カレン「頑張る後輩を優しく見守るかぐや様………まさしく女神。母性を感じますわ」キラキラ



藤原「あー!ちょっと石上くーん!!」ズカズカ

石上「!」
かぐや「!」



小野寺「あ、藤原先輩乱入してきた」
カレン「まさかの三角関係…!?」ドキドキ



藤原「何てことするんですかこのボッケナスー!!」プンプン

石上「え、何で僕いきなり怒られてるんですか?」

藤原「私がかぐやさんとお話したかったのに!なに勝手に横取りしてくれてるんですか!!」ムスーッ

かぐや「まあまあ藤原さん、後で相手してあげますから…」

藤原「石上くんはいつもそうですね!私だけの特別な誕生日といい、かぐやちゃんからの好感度といい、何で私からなんでも奪おうとするんですか!!」プンプン

石上「あの、さっきから藤原先輩が言ってること、真面目に僕には一切非がありませんよね?あんたこそ何ふざけたこと言ってくれるんですか」

かぐや「二人とも、こんなところで喧嘩はいけません。人が見ますよ」



カレン「うふふ、石上くんと藤原さんは『喧嘩するほど仲が良い』って感じですわね♪」

小野寺「お互い本気で殴りあってますけどね」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:07:20.59 ID:KE/UEzJWO
ーーーーーーーーーー

眞妃「おーい、優〜。子安つばめとは最近どうだっ?」ポンポン

石上「あ、ツンデレ先輩」



カレン「次は眞妃さんと喋っていますわ!石上編集、どこまで顔が広いの…!?」
小野寺「ところでその編集ってなんです?」



石上「実は近々デートに誘おうかな、なんて考えてるんですが…」

眞妃「それがいいわ、思い立ったらすぐ行動が一番よ!ぼさっとしてると他の人に取られちゃうんだからね!」

眞妃「本当……早く行動するのが、いいんだよ…?」ウルウル

石上「自分の発言に自分でダメージ受けるのやめてくれます?」

眞妃「それで、デート場所とかは決めてるの?」

石上「いえ、まだなんですが……どういうところなら喜んでくれるんでしょうかね?」

眞妃「はあっ、全く優は…」フーッ


眞妃「そんなのマトモなデートしたことない私に聞かれたって分かるわけ無いでしょ!」バーンッ

石上「んな良い笑顔で言われても困りますよ」



カレン「いいですわね、仲の良い異性の友達という雰囲気が出ていますわ」

小野寺「マキ先輩は話しやすいっすからね」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:08:04.92 ID:KE/UEzJWO
伊井野「ねえ、石上…次の美術の道具運ぶの手伝って」

石上「おう、分かった。じゃあ先輩、俺は伊井野手伝ってくるんで」

眞妃「私より他の女を選ぶのね………優!」ウルッ

石上「あの、色々と誤解を招く発言はやめてください。ではまた」

眞妃「うん、じゃーね〜」


石上「俺は物持ってるから階段上るときは服でも腕でも掴んどけよ」

伊井野「うん」



カレン「み、見てくださいあの二人の姿!小さな手でギュっと石上くんの服を掴み微かに頬を赤らめる伊井野さん…荷物を持ちつつ伊井野さんに気を使いながらゆっくりペースで階段を上がる石上くん!!」

カレン「もはやあのお二人は付き合ってると言っても過言では無いのでは!?」
小野寺「過言ですね」

小野寺「でも私は伊井野を応援してますよ」

カレン「まあ、青春…!」キュンッ
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:08:34.23 ID:KE/UEzJWO
ーーーーーーーーーーー

「ねえ、石上…」

石上「ん?え、誰ですか?転校生?」

「ちょっと今日は何だか冗談キツいなぁ。同じクラスでしょ、私達」

石上「…え?すみません、見覚えが…」

「…ん?」


大仏「ああ、ごめん。眼鏡忘れてた。さっき体育の後で顔洗ったから」スチャッ

石上「えええええええぇぇぇっ!!?」



カレン「い、石上くんはいったい何を見たんでしょうか!?あの子の顔がここからじゃ見えません…」

小野寺「眼鏡の下は美人なんですよあの人」





エリカ「…ねえ、石上くん」

石上「あ、えーと……確かマスメディア部の」

エリカ「実はね、石上くんにずっと…言いたいことがあったの」モジモジ



カレン「え、エリカ!?あの子なにして…え!?まさか、まさかのまさかですの!?」キャーッ

小野寺「…」



エリカ「体育祭の時からずっと…気になってて……」モジモジ

石上「…」

エリカ「石上くん!」

石上「はい」



エリカ「体育祭の時に着てたかぐや様の服どんな香りがした?」ドキドキ

石上「あなたは何を言ってるんですか?」



カレン「え…エリカ……何を………!?」サアァ

小野寺「えぇぇ………」





風祭「なあ、あの一年今日は紀とずっと一緒に居ないか?」

豊崎「だなぁ、仲良いのかな…?」

風祭と豊崎の出番はLに続く

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:09:29.99 ID:KE/UEzJWO
ーーーーーーーーーーー

昼休み

つばめ「あれ、優くん三年のとこにくるなんて珍しいね。どうしたの?」

石上「風野先輩に(筋トレ関係の)本を借りてまして、今返しに来てたんですよ」

つばめ「ふ〜ん、仲良いんだね。何を借りてたの?」

石上「自分を鍛えるための参考書っす」

つばめ「あはは、なにそれー」



カレン「石上くん…子安先輩と喋ってる時がとても幸せそうですわね」

小野寺「そっすね…」

ーーーーー
伊井野『麗ちゃん今日コソコソなにやってるの!?私も混ぜてよー!』

小野寺『ごめんごめん。今日だけだからさ』
ーーーーー

小野寺(伊井野連れてこなくて良かった…)



つばめ「そういえばもうすぐバレーあるんでしょ?頑張ってね!」

石上「は、はい!もうめちゃくちゃ頑張りますよ!!」グッ

つばめ「意気込みすごーい!」アハハ



カレン「何だか子安先輩の方もまんざらでは無さげですわね」

小野寺「う〜ん、厳しいなぁ…」

カレン「はい?」

小野寺「いえ、こちらの話です…」



石上「じゃあ僕は生徒会室で弁当食べてきますんで」

つばめ「うん。またね〜」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/19(火) 22:09:56.55 ID:KE/UEzJWO

ザッザッザッ…

白銀「おっ、石上。お前も生徒会室で食うか?」

石上「はい、一緒に行きましょうよ」



小野寺「会長さんと合流して一緒にお弁当食べるみたいっすね」

カレン「あ、あ…ふわわわわわわあぁぁ!?」

小野寺「なんすか!?」ビクッ

カレン「見てください小野寺さん………あれ!」

小野寺「え?」



白銀「へー、それマジで?」フフッ

石上「マジっすよ、大マジ」アハハハ



カレン「白銀会長と居るときの石上編集……今日一番良い笑顔をしていますわあっ!!」

小野寺「あー、本当っすね。まあ仲良いみたいですし…」



白銀「こいつめ、こうしてるやるぞ!」アハハ

石上「勘弁してくださいよ〜」ハハッ



カレン「ああ……ダメよ、カレン。私はあくまでも白銀×四宮カップリング推しの者………!けれど、今だけ!今だけは言わせてくださいまし!!!」

小野寺「…」



カレン「白銀×石上………この組み合わせもまた!尊いですわあっ!!」グッ

小野寺「良かったですね」


Kおしまい
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:20:28.84 ID:I6pXqT+6O

今回は語りたいの絵柄で再生された

大仏さんの素顔って普通にみんな知ってるんだろうか?
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:30:20.57 ID:HyigxmPZo
石上×紀、あると思います。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/20(水) 19:18:37.60 ID:GB6hrfvtO
L小野寺麗の恋愛相談室

これは、四宮かぐやが小野寺から「会長と付き合っているのか?」と聞かれた翌日の話…


生徒会室


小野寺「あの…どうされました?」

かぐや「紅茶をどうぞ、小野寺さん……実は今日も貴女に聞きたいことがあるんです」

小野寺(なんだろう…誰かに言い触らしたりしてないか不安なのかな)

小野寺「あの、安心してください。私…」

かぐや「私また中庭で昼寝しちゃったんですよぉ!(涙目)」

小野寺「あぁ…はい」

かぐや「今日は気分が良くて、その上天気もいいから日なたぼっこしていたら、つい…」

小野寺「そういえば今日もベンチで寝ていましたね…」

かぐや「何か寝言言ってませんでした!?」バッ

小野寺「安心してください。『ケーキそんなに毎日食べられない』としか言ってなかったですから」

かぐや「私どんな夢を見てたの!?」

かぐや「…まあ、いいわ。ヤバイことは言ってなかったのなら…」

小野寺「また昼寝してるとこ見たら起こしましょうか?」

かぐや「ええ、以後気をつけるけれどお願いします。ありがとう」

小野寺「いえいえ」

小野寺「そういえば、今日は伊井野と約束があったんですが…まだここには来てないですか?」

かぐや「伊井野さんは風紀委員の方がちょっと忙しいみたいなのでまだです」

小野寺「そうですか」

かぐや「その内来ると思いますから、ここで待っててもらっていいですよ」

小野寺「え、いいんすか?ありがとうございます」

かぐや「はい。では私ちょっと先生のところに用事があるのでくつろいでてくださいね」ガチャッ

小野寺「はい」



小野寺(紅茶おいしい…)ズズ


ガチャッ

小野寺「!」


風祭「あれ、白銀はまだ来てないのか」

豊崎「修学旅行のことで話があったんだけど」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/20(水) 19:19:14.05 ID:GB6hrfvtO
小野寺(確か二年の人達か…)

豊崎「…おい、あの座ってる子」ヒソヒソ
風祭「ん?」

豊崎「ほら、この前…紀と一緒に居た」ヒソヒソ
風祭「はっ、マスメディア部の一年っ!」

小野寺「…?」

二人は何か大きな勘違いをしていた


豊崎「あの子もマスメディア部なら紀だけじゃない…お前の好きな巨瀬とも仲が良いかも知れない」

風祭「そうか、ちょうどいい機会だな。修学旅行の間に仲を進展させる方法、マスメディア部の彼女に聞いてみるか!」

小野寺(あの二人なんでさっきから私をジロジロ見てるんだろ)

二人の間では小野寺がマスメディア部であるという勘違い前提で話が進められていた


風祭「なあ、君…ちょっといいか?」

小野寺「はい?」

豊崎「マスメディア部の、紀と巨瀬の事で…聞きたいことがあるんだ」


小野寺「…紀先輩と、巨瀬先輩ですか…?」

小野寺(…え、なんでそれウチに聞くの!?)

当然のことながら小野寺は困惑していた

風祭「ん、迷惑だったか?それなら…」

小野寺「あ、いえ、まあ答えられる範囲なら」

豊崎「ありがとう……じゃあ単刀直入に言おう」


豊崎「俺は紀と修学旅行で仲良くなりたい」

風祭「俺はできれば巨瀬と付き合いたい」

豊崎「どうすれば紀と修学旅行中に仲を進展させられるだろうか」

風祭「巨瀬が一発で惚れてくれそうな京都のオススメスポットとか無いだろうか?」


小野寺「え、えぇ〜〜〜…?」

小野寺(どうしような、紀先輩は一日一緒に居たくらいだし、巨瀬先輩はもっとよく知らない。四宮先輩が大好きなのはよく伝わったけど…)ウーン

小野寺(でも二人とも何か目付きが超真剣だし適当な答えは………てか何で私が恋愛相談受けてるの!?)

風祭「すまん、いきなりで困らせてしまったか?」

豊崎「別に君を困らせたい訳じゃないから無理しなくていいんだぞ…」

小野寺(良かったいい人達っぽい)

小野寺「そうですね…まあ、修学旅行なんですし、難しく考えず好きな人を誘って一緒に普通に楽しむのが一番だと思いますよ。好きな女の子と二人の楽しかった思い出を作ることが大事なんじゃ無いでしょうか」

風祭「あのな、それが簡単に出来たら苦労しないんだよ」

豊崎「ああ…文化祭で誘うの失敗して怖いんだよ…」

小野寺「え、いや…失敗が怖いのは分かりますが」

風祭「もし誘う段階からもうダメだったら…」

豊崎「考えただけで恐ろしい……」

小野寺「あの…それでも、まずそこを頑張らないことには進展もしないと思いますよ?最初の一歩が怖いのは私も分かりますけど…」

風祭「うーん、わかってるけどさあ…」

豊崎「あー、いきなり二人きりでデートしてる状態から始まらないかなぁ…」

小野寺「始まりませんよ」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/20(水) 19:20:04.37 ID:GB6hrfvtO
「おやおや〜〜?何だか生徒会室からコイバナの匂いがしますよ〜?」

小野寺「!」


ガチャッ!!



藤原「LOVEのあるところに私あり!お待たせしました、ラブ探偵チカの登場ですっ!!☆」


小野寺「藤原先輩、なんすかその格好」

藤原「珍しい組み合わせですね、はい小野寺さんも帽子どうぞ♪」スポッ

小野寺「!?」


風祭「おい、ヤベーのが来たぞ」

豊崎「どうする、逃げるか?」

藤原「コラコラ、失礼ですよ?二人とも〜〜」


藤原「さて、お二人の話の続きを聞きましょうか?」


風祭「ああ…俺達気になる女子が居て修学旅行の間に仲良くなりたいんだ」

豊崎「でも誘って失敗するのが怖い、どうすればいいのかと悩んでいるんだが…」

藤原「あー、なるほどー、はいはい。気になる女の子と仲良くなりたいけど誘って失敗するのが怖いと、なるほどなるほど〜」

小野寺「…」

豊崎「…」

風祭「…」

藤原「…」



藤原「え?いや、そんなのもう普通に勇気出して誘うしか無いんじゃいですか?」

小野寺「ですよね…」

風祭「だからそれが怖いんだって!」

豊崎「失敗したら楽しい修学旅行じゃ無くなっちゃうだろう!」

藤原「怖いのは誰もが同じなんです!そして100%成功する恋なんか存在しません!大事なのは頑張ってその最初の一歩を踏み出すことでしょう!」

藤原「そうやってずっと怖い怖いと嘆きながら何もせずに居たら良いじゃないですか!そのまま一生進展なんかしないですから!そして何事もなく卒業し好きな女の子からも『あーなんかそんなやついたなー』くらいの認識で終わるんですよ!それでいいんですか!?」


藤原「まさか100%成功する恋か相手から誘われるとかじゃないと嫌なんてワガママ言いたいんじゃないでしょうね?いいですか!?そうやってウジウジ自分から行動せず自分がモテない理由も省みず待ってばかりだともうこの先20歳過ぎても30になっても40になっても恋人なんか出来やしませんからね!!!」

小野寺(うっわ、容赦ないなぁ、この人)

風祭「おい、さすがに言い過ぎだろ」

豊崎「ちょっと泣くぞ」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/20(水) 19:20:54.64 ID:GB6hrfvtO
小野寺「えーとつまり、藤原先輩は『今、勇気を出して頑張るべき』と言いたいんですね」←一応フォローした

藤原「そうです」

藤原「何もやらずに失敗するか何かをやって失敗するか………どちらが人として立派か、自分の今後の成長の糧となるかは考えずとも明白でしょう」


豊崎「…やって失敗するか、やらずに失敗するか……か」

風祭「藤原も珍しく良いこと言うじゃないか」

藤原「珍しくとはなんですか〜?」


豊崎「…行こう、修学旅行、頑張ろうぜ」

風祭「ああ、お互いな」

グッ!!


風祭「ありがとうな、小野寺さん」

豊崎「藤原も」

ガチャッ


小野寺「あの二人、上手く行きますかね」

藤原「上手く行くと良いですね………まあまだ修学旅行まで結構あるんでそれまであの勇気が持続してれば良いのですが」

小野寺「そういうこと言うのは…」


小野寺「あ、帽子返します」

藤原「いえ、それは貴女にあげますよ」フフッ

小野寺「え?」



藤原「小野寺さんも…もう立派なラブ探偵ですからね!☆」キラン

小野寺「全然嬉しくないっす」


Lおしまい
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/24(日) 22:07:37.69 ID:Ae7MG1qYO
書き直しで遅れましたが明日には更新の予定です
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 22:48:07.30 ID:QXBcqxh+O

待ってるで


麗ちゃんもカプ厨だったとは
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:23:46.96 ID:nfbUd4nDO
予定より1日遅れました、すみません
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:26:20.84 ID:nfbUd4nDO
M生徒会室で遊びたい

二年生は修学旅行中


生徒会室

ガチャッ

小野寺「伊井野〜?」



伊井野「てことは石上にも女湯覗きたいって願望あんの?」

石上「いや〜…ぶっちゃけそんなに。風呂上がりの濡れ髪とかのが好きかも」

伊井野「何それ〜、でもなんか分かるかも。イケメンの濡れ髪はキュンと来ちゃう」


小野寺「…二人とも何の話してんの?」

伊井野「あ、麗ちゃん」

石上「先輩達、今頃旅館の風呂でも入ってんだろうなーって話してたんだよ」

小野寺「へ〜。なんか二人とも最近微妙に仲良くない?」

石上「そんないっつも喧嘩してる訳じゃねぇから」

伊井野「まあ最近はあんまり私を怒らせないからね石上。別にそれだけだからね」

小野寺「ふーん…」

石上「それで何の用事だ?」

小野寺「今日は伊井野と一緒に帰る約束してたから…そろそろいいかなと思って」

伊井野「うん、もう私も帰れるよ」

石上「へーそうなのか。伊井野結構前から仕事終わってたんだからもうちょい早く行ってやれば良かったのに」

伊井野「…」

伊井野「べ、勉強もしたかったの!悪い!?」

石上「なんでちょっと怒ってるの?」

小野寺「…」



バアアァン!!!

槇原「ちょうどいいとこに人が集まってたぁ!」

石上「うわ、なんか騒がしいの来た」


小野寺「槇原さん、何しに来たの?」

槇原「何しに来たもなにも私が来たと言えばこれしかないっしょ」ゴソゴソ


槇原「皆でハッピーライフゲームしようよ!!」


『ハッピーライフゲーム』

それは前、石上から(主に藤原のせいで)ボロクソにダメだしされた人生ゲーム風ボードゲーム。
槇原が出してきたのはそれの改良版である。


小野寺「ええ…」

石上「ふざけたこと言ってんじゃないぞTG部」

伊井野「そうよ、生徒会室は遊び場じゃないんだけど」

槇原「今更何を言ってるの?どうせ藤原ちゃんとよくゲームとかして遊んでるでしょ?」

伊井野「た、確かに藤原先輩が居るときはいちいちゲーム提案したり変な遊びばっかりやってるけど!」

小野寺「…」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:27:30.59 ID:nfbUd4nDO
槇原「じゃあいいでしょ。生徒会の先輩達も居ないしさ〜」

石上「なあ、知ってるか?生徒会には監視カメラ付いてて後で会長や副会長が確認してるんだぞ」

槇原「マジで?じゃあゲームを端から見た感想も後で聞けるんだね!やったぁ☆」

小野寺「思考がポジティブ過ぎない?」

石上「…でも正直どれだけ改良されたのかは興味がある。まだ時間もあるし俺は付き合ってやってもいいけど」

槇原「石上、あんたはいいやつだとずっと思ってたよ」

石上「そうか、俺はヤベー奴に絡まれたと思ってるよ」

小野寺「伊井野はどうする?」

伊井野「…」チラッ

伊井野「まあ、私も付き合ってあげてもいいけど」

小野寺「そか、なら私も…」


「待った」ガチャッ

小野寺「!」


大仏「勝手にゲームをするなんて見過ごせないね…」ザッ

伊井野「こばちゃん!」

槇原「大仏さん…風紀委員権限で私のゲームを止める気?」


大仏「いや違うよ、私を呼ばずに皆だけで勝手にゲームするのが見過ごせないって言ったの。私も混ぜてよ」

小野寺「混ざりに来たの!?」

石上「お前って真面目そうな見た目して中身割りとアレだよな」

伊井野「ちょっと石上、こばちゃんを悪く言わないで」

大仏「いいよいいよ、ミコちゃん」

槇原「さて、じゃあそろそろゲーム始めようよ!☆」

石上「ああ。藤原先輩がまた前みたいにアホやらかしてないか確認しないとな」

伊井野「ちょっと、あまり藤原先輩を悪く…」

伊井野「……確かに遊びになると酷いときあるけど!」

石上「…」

小野寺「藤原先輩を擁護しきれてないよ、伊井野」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:28:40.31 ID:nfbUd4nDO
そしてゲームは始まった!!

小野寺「…どうなるかと思ってたけどちゃんと遊べるね」

大仏「うん、ルールも分かりやすいしね」

石上「以前の様な即死みたいな理不尽マスやあまりに内容が酷いイベントとかも無い…」スッ

槇原「はい、石上『オタクマス』に到達!深夜アニメにハマってオタク世界に足を踏み入れたよ!はい、『オタクカード』どうぞ☆」

石上「ひっでぇイベントあったよ!!!」

伊井野「ふふ…石上オタク…」

石上「お前、人のこと言えんのか?」

伊井野「次は私…また休日マスか。『友達と遊ぶか勉強する』…んー…どっちも一回ずつ選んだし」

伊井野「勉強かな」

槇原「はい、勉強二回で伊井野ちゃんガリ勉カード!!」シュバッ

伊井野「ガリ勉!?」

石上「それ残ってたのかよ」

槇原「でも前と違って勉強頑張った御褒美にもう一マス進めるんだよ♪」

石上「へー」

伊井野「一マス進めて…」スッ

槇原「ランダムイベントマス!さあ何が出るかな!?」


『イケメンからナンパされるも実は詐欺師で金を騙し取られる』


伊井野「ちょーーーっ!!?全然御褒美じゃない!!」

大仏「あちゃー」

石上「お前…だからナンパには引っ掛かるなって」

伊井野「ゲーム内の話でしょ!?」

小野寺「伊井野の場合現実でも有り得るから笑えないよ…」

伊井野「え!?」

槇原「はい、伊井野ちゃんには人間不信カードの贈呈です☆」

伊井野「やだ、いらない…」

石上「前よりパワーアップしてやがる」

小野寺「まあまあ、ゲームだしそこまで落ち込まなくても…じゃあ私の番ね」スッ


『喫煙がバレて退学』

小野寺「!!!??」


石上「喫煙……退学………」

小野寺「いやなにこれ、酷くない!?私タバコなんか吸わないし!」

伊井野「落ち着いて麗ちゃん、これゲームだから!」

大仏「それに小野寺さんはカッコいい系のギャルだから、タバコは普通に似合ってるよ。だから大丈夫だよ」

小野寺「大仏さん、それフォローになってない!」

石上「退学になったらどうなんの?」

槇原「中退した代わりに他のプレイヤーより早く就職してお金稼げるから、むしろこれはラッキーマスの部類だよ」

小野寺「全然ラッキーじゃない…」

大仏「あ、私はモテモテカード手に入った」


こうしてゲームは進み、ついに大人エリアへ入る

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:29:30.95 ID:nfbUd4nDO
今のところの順位

1位 大仏こばち
2位 小野寺麗
3位 石上優
最下位 伊井野ミコ

大仏「取引先の社長から気に入られ仕事が成功し収入二倍」

伊井野「ええ、また!?」

石上「凄い勢いで金稼いでやがる…!」

小野寺「もうこれ大仏さんが余裕で勝っちゃうんじゃないの?」

大仏「んー、でも分からないよ。こういうゲームは上位が一気に転落する罠や最下位が一気に上がるマスがあったりするかもしれない」

槇原「よくわかってるじゃないの。油断は禁物だよ」

大仏「次はミコちゃんの番だよ。頑張って」

伊井野「うぅぅ…」


散々悪いマスに当たり今では借金まで背負っている最下位の伊井野ミコ
彼女は祈る
『次こそ、いいマス当たれ』と

伊井野「お願い!!」バッ

『20億円の入った財布を拾って届ける。1割貰う(+2億円)』

伊井野「えっ!?」

大仏「わ、凄い」

小野寺「やったじゃん伊井野!」

伊井野「わーい、やったー!いいマス止まったーっ!♪」ワーイ

石上「20億入った財布って何だよというツッコミがしたいが、まあこれで借金地獄から抜け出せるな」

槇原「さ、伊井野ちゃんに2億円だよ☆」スッ

伊井野「…」ンー

石上「どうした?」

伊井野「確かに法律では定められているけど…私はあくまで善意で拾って届けただけ…別にお金とか見返りを求めてやった訳じゃ…」ブツブツ

小野寺「いや別に貰えばいいじゃん」

槇原「はいはい、わかったから。ほら2億ね」ポンッ

伊井野「ひゃあ!?待って、まだ心の準備が!!」

石上「心の準備ってなんだよ……次は俺の番か」


石上「俺のマスはー……」

石上「!!」

槇原「ついに来たあ!」


結婚マス!!!
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:30:57.30 ID:nfbUd4nDO
石上「結婚相手は前みたいに隣のプレイヤーか?」

伊井野「え、私!?」ドキッ

小野寺「…」

槇原「いや、結婚マスに止まった場合のルールは代えて、あらかじめ用意されてる人達の中から選ぶの。自分の持ってるお金とかカードで結婚相手に選べる人が変わるんだよ」

石上「へー、それは結構面白そうだ」

槇原「女の子のリストを出すね…あ、そうだ!オタクカードを持ってる人には特別なルールがあって」

石上「へー」

槇原「自分の好きなアニメキャラを結婚相手に選ぶことも出来るよ☆」

石上「なあ、ナメてんの?」

槇原「じゃあ普通の女の子をどうぞ。この中から選んでね♪」

石上「えーと…」

女の子一覧(年齢順)
子安つばめ
メガ子
四宮かぐや
藤原千花
四条眞妃
柏木渚
早坂愛
紀カレン
巨瀬エリカ
伊井野ミコ
小野寺麗
槇原こずえ
大仏こばち
不知火ころも

石上「全員うちの生徒じゃねえか!!」

伊井野「私達の名前まである…」

槇原「知ってる人の方が選びやすいかなーって」

小野寺「かえって選びづらいのでは?」

大仏「うわ、四宮先輩と結婚する条件所持金1000億とか無理でしょ」

石上「まあいいや。この中から俺が選べるのは…藤原先輩、ツンデレ先輩…伊井野、あ、よく見たらつばめ先輩もいけるのか」

伊井野「!」

小野寺(やっぱつばめ先輩選ぶんだろうな…)

伊井野「…」ジーーッ

小野寺(伊井野…めっちゃ石上見てる……)

大仏(石つば、石つば!)


石上「…うん、決めた」


大仏(石つば!)

伊井野「………」ジーーッ



石上「小野寺と結婚しよう」


小野寺「なんでっ!!?」ガタッ

小野寺は今日で一番デカイ声を出した

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:32:50.70 ID:nfbUd4nDO

石上「え?」

小野寺「なんで!?なんで私なの!?」


石上「いや、だってリストの中で一番ステータス的にバランス取れてるし今の俺と相性が良いから…」

小野寺「…」

小野寺「ああ、なるほど、ゲーム上での考えか……ビックリした」

石上(まあ、本当はつばめ先輩選びたかったんだけどな…)

流石に皆の前で好きな女を結婚相手に選ぶのは恥ずかしかった


大仏「ステータスとかなんとかシビアなこと言うなぁ」

伊井野「へー…石上そういう表面的な部分で結婚相手決めるんだ…ふーん…」

石上「なに言ってんだお前ら。これゲームだぞ」

小野寺「…あ、私も結婚マスに止まった」

槇原「小野寺はもう石上と結婚してるからぁ…」

小野寺「プレイヤーの私も結婚したことになるんだ」

槇原「代わりに子供マスに変化だね!子供が一人増えるよ☆」

伊井野「えぇっ、子供!?//」

大仏「わーお、おめでとう」

小野寺「わーおじゃないし」

石上「…なんか複雑な気分だなこれ…」

伊井野「今は2月…てことは…」プルプル

石上「何を計算しようとしてんだお前」

小野寺「伊井野、大丈夫…?」


槇原「では皆、小野寺さんにお祝い金をどうぞ!」

槇原「そしてこれがゲームマスターからのプレゼント、100万円札!☆」

小野寺「これ描かれてるの巨瀬先輩だよね?」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:33:38.79 ID:nfbUd4nDO
大仏「…あ、私も結婚マスだ」

伊井野「こばちゃんまで!?」

槇原「はい、男子組のリストだよ」

大仏「そうだなぁ…じゃあ翼先輩にしよう。ステータスのバランスが良いし」

小野寺「翼先輩っていったら柏木先輩の彼氏だっけ?」

石上「ああ。なんか翼くんが色んな女に手を出すヤベーヤリチンに見えるからやめて欲しいな」


槇原「はい、じゃあ次は伊井野ちゃんだね」


伊井野「…あ!私も結婚マスだ!」パアァ

槇原「あー、残念。伊井野ちゃんは人間不信カードあるから結婚できないんだよ」

伊井野「ええぇ!!?」ガビーン

小野寺「…代わりの何かは無いの?」

槇原「遠くから他人の結婚式を見つめる!以上!!」

石上「悲しすぎんだろ」

伊井野「わ……私だけ………私だけ独身………」プルプル

小野寺「伊井野、大丈夫だから元気出して!」

大仏「ほら鼻水かんで」


石上「よし、次は俺だな」

槇原「休日イベントマス!さあ好きな過ごし方を選んでね!」

石上「家族と過ごす、趣味をして過ごす、友人と遊ぶ、自分磨きか」

石上「自分磨きだな」

伊井野「麗ちゃんと子供はほったらかし!?」

大仏「違うよ、自分磨いていいお父さんを目指そうとしてるんだよ」

石上「なに言ってんだ」

槇原「はい、石上はゲーム中三回自分磨きをしました!更にオタクカード所持をしている!そんな頑張るオタクなあなたに御褒美!!」バッ

槇原「ハーレムカード!!!」

石上「え、なにそれ」

槇原「自分を磨いて心の綺麗になった石上はオタクの夢であるハーレムが叶うよ!結婚相手の性別と人数に制限が無くなりました。つまり誰とでも好きなだけ結婚できるよ!!」

石上「心の綺麗な奴どころか、欲望のままに人を食い散らかす奴みたいにしか聞こえないんだが」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:37:15.91 ID:nfbUd4nDO
小野寺「私の番ね……えーと、『超イケメン金持ちな学生時代の元カレ出現。誘いに乗りますか?』」

小野寺「乗るわけ無いじゃん、結婚してんのに」

槇原「おめでとう!誘惑に惑わされない強く優しい小野寺には天使カードをあげよう!!」バッ

小野寺「天使て…乗らないのが普通じゃないの?」

石上「よく見たら天使カードの絵、藤原先輩じゃねえか」



大仏「あ、私も子供できた」

伊井野「こども!?」

石上「おい、やめろ。なんか笑えねえよ」

小野寺「マキ先輩の凄い顔が目に浮かぶんだけど…」



伊井野「『ボランティアを頑張って功績を認められ超大手企業から勧誘を受ける』…わー、やったぁ…」

石上「あんま嬉しそうじゃないな…」

小野寺「まぁ、お金が入っても結婚できないのはダメージデカイと思うよ…」



石上「次は…お見合い結婚マス?」

槇原「それは条件に関係なくランダムで選ばれた女性と結婚できるよ!石上はハーレムカード持ってるから結婚してるけどまだできるね!!」

石上「断れないの?」

槇原「無理だよっ!☆」

小野寺「強制結婚か…怖い…」

槇原「だーれが出るかな、だーれが出るかな」

槇原「よいしょおぉぉ!」バァンッ


『子安つばめ』


石上「!!?」ドキッ

石上は心の中でガッツポーズをした

小野寺「わー…」

大仏「…」グッ!

伊井野「石上が……つばめ先輩と、結婚…」カタカタカタカタ

槇原「おめでとう、二人目の嫁さんはつばめ先輩だよ☆」

石上(嬉しい…けど、なんかつばめ先輩に申し訳ないな…)

伊井野「見損なった、石上!こんなの麗ちゃんもつばめ先輩も可哀想だと思わないの!?」ガタッ

石上「え?どうしたお前」

小野寺「錯乱してない?落ち着いてマジで」ナデナデ
伊井野「ふー、ふー…」

槇原「じゃあ結婚祝いで皆からお金を出そうね!」


伊井野「…」プルプル
(財布から金を出す)

大仏「ミコちゃん、出すのゲームのお金でいいからね?」

小野寺「そのリアルマネー早くしまいなよ」

石上「なんか見覚えあるなこれ」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:46:13.01 ID:nfbUd4nDO
その後もゲームは続き

伊井野「新しい企業の社長になり海外進出……わーい…」

小野寺「伊井野真顔だよ」



大仏「また子供だ。しかも双子」

石上「おい、本当やめろ!!!」



石上「ヤベー、お見合い結婚マスでツンデレ先輩出たよ!」



小野寺「えーと、家族同士で仲良く遊ぶ……子供の居る家庭限定だから相手は大仏さんとこか」



伊井野「………」

大仏「なんか石上側も凄いことなってるね」





伊井野「…あ、また結婚マス」ピタッ

伊井野「はー…また結婚できないのかぁ…」

石上「ガチで落ち込んでるな…」

小野寺「さすがにゲームとはいえ可哀想だよ」

大仏「待って、今は小野寺さんが天使カードを持っている」

小野寺「え?」

槇原「その通り、人間不信カードを持つ人は…」

槇原「天使カードを持つ人とのみ結婚できる!」

伊井野「え…!?」ドキンッ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:47:30.87 ID:nfbUd4nDO
その時、伊井野の脳裏には小野寺との思い出が蘇る


小野寺『伊井野、チョコあげる』


小野寺『一緒にタピオカ飲みに行こ?』


小野寺『ここのハンバーグ…美味しいね』ニコ


それは小野寺との輝かしい友情の思い出…


伊井野(そう、麗ちゃんはいつも優しくしてくれた…!)ウルウル

大仏「ねえ今、食べ物の思い出ばっかりじゃなかった?」


伊井野「ねえ麗ちゃん、あのね…結婚…してもいい…?」

小野寺「えっ?……まあ、うん…」

槇原「良かったね、伊井野ちゃんも結婚できたよ!」

槇原「ちなみにハーレムカード持ってる石上の嫁でもあるから!」

伊井野「えぇっ!?//」

槇原「いやぁ、夫婦揃って共通の嫁とか石上も小野寺も食いしん坊が過ぎるね!」アハハッ

石上「お前そういうこと言わなくていいから」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:49:46.87 ID:nfbUd4nDO
その後も激しい戦いは行われ

大仏「子供6回目!また双子!」バァンッ

石上「どんだけっ!?」

小野寺「ヤバイ、お祝い金どんどん持ってかれる!」

伊井野「こっちは一番最初の麗ちゃんの子供しか居ないのに!石上、もっとこっちも出してよ!!」

石上「いや俺は子供マス出たら嫌だ!なんか色々想像したくない!!」

いつのまにか石上大家族VS大仏大家族になっていた


石上「…はっ!」ピタッ


石上「またお見合い結婚マス!!」

小野寺「あららー」

大仏「味をしめたようだね」

伊井野「あんたどんだけお見合い好きなの?」

石上「好きで止まった訳じゃねぇよ!!」


槇原「ふふ、モテモテだね〜♪さあ次は誰かな〜〜☆」


槇原「ばああぁんっ!!」


『白銀御行』


伊井野「かいちょおっ!?」

大仏「わーお」

小野寺「予想外のとこ来た」


石上「ちょっと待て!!!」ダンッ

石上「なんで会長!?男だろ!?」

槇原「ハーレムカードあげるとき説明したじゃん、性別も制限が無くなるって」

石上「言ってたけど!!」


伊井野「会長まで手に入れるとか雑食が過ぎるわね」

大仏「大丈夫だよ、男同士は恥ずかしくないよ石上」

小野寺「うん。私もそういうの偏見ないから気にすんなし」

石上「みんな好き勝手言ってえぇ!!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:50:45.95 ID:nfbUd4nDO

小野寺「えーと…私のマスは、『会社がフジワラカンパニーと契約を結ぶ。収入アップ』だって」

槇原「やったね、小野寺に社長フジワラちゃんカードをあげるよ☆」

小野寺「私の持ってるカードどっちも藤原先輩だ…」



槇原「おーっと、ここにきて大仏さんがヤバイマスに止まっちゃったぁぁ!!」

小野寺「え?」

大仏「『四宮グループを取り込みゲーム終了まで全ての手にはいるお金2倍』だって」

石上「四宮グループを取り込んだ!?」

伊井野「いったいこばちゃんはどこまで行くの!?」

大仏「ふふ…四宮グループを取り込んだ私に勝てるかな?」ゴゴゴゴゴ

石上「やべぇ、どんどんノリノリになってやがる」

伊井野「くっ、負けないよこばちゃん!私の次のマスで逆転する!」バッ

槇原「こ、このマスはぁ!?」


『腹痛一回休み』

伊井野「えええぇぇ!?」ガビーンッ

小野寺「伊井野、何を食べたの?」

伊井野「何も食べてないよぉ!(泣)」

石上「威勢よく啖呵切ったのに…」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:51:12.51 ID:nfbUd4nDO
石上(次は俺か……俺が何か引き当てないとな)スッ

石上「…!これは?」

小野寺『新入社員マス?』


槇原「石上の今経営している会社に新入社員を呼べるんだ!この結婚相手リストにいる人物からランダムで選ばれるよ!」

石上「なるほど、副社長のつばめ先輩の他にも社員が増えるのか」

小野寺「え?」

石上の頭の中では子安つばめが副社長だった

槇原「誰かな誰かな〜!?」

バアンッ!!!


『四宮かぐや』


石上「おおっ!!この人なら頼れる!!!」

伊井野「わ、四宮先輩だ!」

槇原「やったね、最強キャラが加わったよ!」

大仏「くっ……四宮かぐやは取られたか、だが我々には四宮本家の圧倒的財力がある。四宮の小娘一人敵に回ったところで……我々相手にどこまでやれるかな?」ニヤリ

小野寺「大仏さんは何のポジションの誰なの?」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:52:32.09 ID:nfbUd4nDO
そして両陣営の戦いはヒートアップ…ついに佳境を迎える

ゴゴゴゴゴ…


大仏「ふふふ…やるね、日本国内ほぼ全ての企業を取り込み海外にまで手を広げた私の新・四宮グループをここまで追い詰めるだなんて」


伊井野「海外には私の会社が先に手を回していた…海の外では好きにやらせないよ!」

大仏「ふふ、相手にとって不足はない…!」ニヤリ


石上「こっちにはそれぞれ会社を経営する伊井野、小野寺…副社長のつばめ先輩、そして四宮先輩や会長、ツンデレ先輩…多くの仲間達が居る!!」

小野寺「藤原先輩も居るよ。カードに」

石上「俺達は…四宮グループに負けないっ!!!」ドンッ


大仏「来い、我が圧倒的財力で食い尽くしてくれるわ!!!」


伊井野「頑張ろう、みんなっ!!!」

小野寺「ねえ、最初とゲームのコンセプト変わってるよね?」




そして、全員が遂にゴールを果たす………

結果は





1位 石上優
所持金 50億8500万円

2位 大仏こばち
所持金 50億8497万円


伊井野「やったー、四宮グループに勝ったーー!♪」

大仏「若造に負けるとは…」グヌヌ

小野寺「大仏さんは誰なの?」

石上(勝った………四宮グループに………つばめ先輩や、仲間達と協力して)


石上(やりましたよ、四宮先輩!!!)

かぐや『よくやったわ石上くん…お疲れだこと』フフフ(心の声)


小野寺「ねえ、そろそろ普通に戻ろ?」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/26(火) 19:53:05.25 ID:nfbUd4nDO
ゲーム終了


槇原「…さてどうだったかな?ハッピーライフゲーム改は」

石上「まあ何だかんだで楽しかったよ。ツッコミどころも多々あったけど」

伊井野「面白かったなぁ、最初は泣きそうだったけど」

大仏「終始楽しませてもらったよ」

小野寺「面白かったけど途中から企業同士の対決になってたね」


槇原「…で、何か意見や要望などがあればどうぞ」

石上「んー…そうだな。とりあえず」



石上「結婚相手に実在の人物から選ばせるのはやめた方が良い」


Mおしまい

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 21:03:46.82 ID:BekHQJbqO
石上の現状がハーレムな件
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 12:58:01.58 ID:AFXGWTzcO
N四条眞妃の修学旅行

二年生は修学旅行二日目


石上に風呂上がりの姿の四条眞妃からテレビ電話が来た


眞妃『ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!(泣)』

石上「わ、誰っ?…あぁ、ツンデレ先輩っすか」

眞妃『だじげでえ゛え゛え゛!!!(泣)』

石上「え、すんません。今から京都までは行けないっす」

小野寺「ツンデ…マキ先輩、そんな泣いてどうしたんすか?」

眞妃『あら、麗も居たのね!』

眞妃『ちょっとちょっと、優どういうこと!?放課後に麗と二人きりとかそっちのルート選んだの!?』

石上「何を訳わかんないこと言ってるんですか」

小野寺「伊井野と石上が生徒会の仕事終わって出てきたとこにたまたま私が通りがかってちょっと喋ってただけですよ。伊井野は大仏さんと一緒にさっき帰りました」

眞妃『ああ、そっか…ごめん今ちょっと混乱してて』

小野寺「先輩、ツインテ解いてると雰囲気変わりますね。色っぽいというか」

眞妃『え、そう?色っぽい?ふふふ…優も私の普段見せない姿に魅了されちゃったかしら?』フフン

石上「そっすね……雰囲気変わってもやっぱ中身は先輩のままなんだなぁと思いました」フフ

眞妃『オイコラそれどういう意味だ』
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 12:59:10.65 ID:AFXGWTzcO
小野寺「それで何があったんすか?」

石上「神から何かされました…?」

眞妃『さっき渚と一緒に髪乾かしに行ってたんだけど…ドライヤー使ってる間に渚が居なくなってて!』

眞妃『探したら翼くんと廊下でイチャついてたのよっ!!!』クワァッ

眞妃『そんで、すぐ戻るから皆には内緒ね☆とか言ってコッソリ翼くんと外に出て行ったわ!!!(泣)』

小野寺「うわー…」

石上「そんなとこだろうとは思いましたよ…」

眞妃『今日も楽しかったねー☆また京都来たいねー☆とか渚と話してたけど一気に非情な現実に戻された気分よ!!』

小野寺「先輩、そういう時は違う友達と一緒に居たらどうっすか?多少は気分誤魔化せると思いますけど」

石上「そうだな……確か先輩マスメディア部の二人とも仲良かったですよね?その人達のところに避難とか…」

眞妃『渚と翼くんがコッソリ外に出たと同時にね…』

眞妃『御行とかぐやおば様がまだ帰って来ないって連絡が来て、そのショックで二人とも寝込んでるのよ!!』

小野寺「ちょっと全然状況がわからないんですが」

眞妃『私にもわからないわよ!!(泣)』

石上「会長と四宮先輩、何かあったんですか?」

眞妃『まあ詳しくは私も分からないけど……とりあえず心配せずとも大丈夫よ。藤原の話じゃ皆ちゃんと帰ってこれるみたいだから。怪我とかも無いって』

石上「そっすか…なら安心したっす」



エリカ『かぐやしゃまぁ…かぐやしゃまの美しいお顔が、まだ見れない………お悲しいこと…』

カレン『白銀×かぐや様にぃ……早坂さんが、加わって…ハーレムですわぁ……』


小野寺「あの、なんか先輩の後ろから変な声が聞こえるんですが」

眞妃『ただの寝言よ。気にしないで』

小野寺「すごい寝言っすね」

石上「夢の中でまで妄想か」



『ガチャッ!!』

柏木『眞妃ちゃん、クラスの子からメール来てたんだけどかぐやさん達まだ帰ってきてないって本当!?』

翼『会長は大丈夫なの!?』

眞妃『わ、二人とも帰るの早くない!?』


石上「あ、帰ってきたみたいだな」

小野寺「そうだね」


柏木『そりゃそうだよ、心配で仕方ないし』

翼『何かあったら…』

眞妃『…』

眞妃『ごめんね、二人をイチャつき大魔王とか思ってて…そうよね。友達の心配の方が最優先よね。二人とも優しいもんね』ボソッ

石上(イチャつき大魔王って…)

柏木『え、いま何か言ってた?』

眞妃『んーん、何も』
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 13:00:05.91 ID:AFXGWTzcO

眞妃『大丈夫よ二人とも。愛は帰っちゃうみたいだけど何事もないし、かぐやおば様と会長も遅れるけど無事帰ってくるみたいだから!ちゃんと皆で引き続き修学旅行を楽しめるわよ!!』ニカッ

柏木『本当!?良かったぁ…』ホッ

翼『それなら安心したよ』

眞妃『だからあんた達も心配いらない。安心して待っていればいいの』フッ


翼『そうだね…じゃ、渚』


翼『一緒に外で待とっか?』

柏木『そうね、二人の帰りを外で待とう』


眞妃『って、結局外には行くのかよっ!!!』





小野寺「先輩…」

石上「最後に綺麗にオチついちゃったなぁ…」

Nおしまい
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 20:39:01.13 ID:AFXGWTzcO
O四宮雲鷹は見てみたい

修学旅行終わりの後の日曜日


藤原「友達との待ち合わせ時間間違えて一時間早く来ちゃったんですよ〜♪暇潰ししようと歩いていたらそこに小野寺さんを見つけた訳なんです!」アハハー

小野寺「へー、そうなんすかぁ」ハハハ


服を買いに来ていた小野寺は、街で藤原千花に見つかり絡まれていた


藤原「そうだ、近くにパンケーキやパフェが美味しい喫茶店があるんですよ。一緒にどうです?」

小野寺「いいっすね。小腹も空いてますし気になります」





喫茶店

カランカラン

雲鷹「…」ズズ

雲鷹(今日はたまたま暇な時間が出来たから東京まで来てみた…我ながら何をやっているんだろうな)

雲鷹(あの日から俺の脳裏から離れない光景……ギャンギャン喚き散らし俺を殴り付け早坂を許したいなどと言っていた俺の妹……)

雲鷹(俺の知る頃とは最早別人……冷たい目をしていたあいつは今じゃただのバカなガキになっていた)

雲鷹(…断じて変化できたあいつが羨ましいとか思ったわけじゃねぇ。だが何故ああなったのか…何の影響でかぐやはバカになっちまったのか。それが何となく気になるってだけさ)

雲鷹(まあ、そんな小せえ理由でわざわざ東京まで来ちまう俺も結構なバカなのかも知れねえがな)フッ



藤原「見てください小野寺さん、どれも美味しそうでしょう!?」ニコニコ

小野寺「はい、本当美味そうっす。店の雰囲気も好きですよ」



雲鷹(…などと言っていたらさっそく現れたか。事前に調査で存在は把握していた…)

雲鷹(藤原千花!!)チラッ

雲鷹(部下の調査によれば奴がかぐやのただ一人の友人……そして天才ピアニストであり政治家の娘でもあるらしい)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 20:39:28.36 ID:AFXGWTzcO

藤原「小野寺さん…最近悩みとかありませんか?」

小野寺「はい?」

藤原「例えば…恋で悩んでいるとか」

小野寺「急になんです?」

藤原「私はちゃんと見ていたんですよ?小野寺さん………服屋で凄く何かを思い悩むような顔をしていたではありませんか」フッ

小野寺「え?普通に服何買おうか悩んでただけですけど」



雲鷹(…いかにもアホな雰囲気のする女だが…)

雲鷹(いや、騙されるな、もしかしたらアホの振りをするのが奴の処世術なのかもしれん)

雲鷹(まさか…政治家になった後、四宮を支配するため『友人』として近付きかぐやがバカになるように仕向けたのか!?あの女!?)バッ

雲鷹も少し思考が暴走し始めていた



藤原「あ、パンケーキ来ましたよ!」

小野寺「わ、美味しそう〜」

藤原「一緒にパフェも注文しちゃいました☆」

小野寺「パンケーキにパフェとかちょっと食い過ぎじゃないですか?」

藤原「ふふふ…私は最近ダイエットを頑張ってましたからね。修学旅行でもたくさん歩いて昨日も自転車に乗りました!」

藤原「だからこれは頑張った自分へのご褒美です!♪」ニパァッ


小野寺「あの、いくらご褒美でもそんなに食べたら意味がないような…」

小野寺「それにここに来る前、先輩タピオカ飲んでましたよね?あれって結構な高カロリー…」

藤原「そうだった!この子も真顔で正論言う子だった!!」



雲鷹(…いや、やっぱりただのアホなのか?)

雲鷹は冷静になった
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 20:41:34.48 ID:AFXGWTzcO
小野寺「そういえば修学旅行はどうでした?」

藤原「超楽しかったですよ〜!やっぱ京都が一番ですよね!!☆」グッ

小野寺「いいなぁ、海外もいいっすけど何だかんだで国内もちゃんと回ったことはないから行ってみたいです」

藤原「あ、写真見ますか?色々撮ったんですよ〜」

小野寺「いいんですか?見たいっす」



藤原「ほら見て、会長の男子グループの変顔撮らせて貰ったんです」

小野寺「あはは、会長さんって結構お茶目なとこあるんですね」

藤原「よく知らない人からは怖がられたりもしますが、会長もかぐやさんも話してみたら普通にいい人ですから!」アハハー

小野寺「あー、四宮先輩話してみたら印象変わりましたよ。怖い人かもって思ってたとこもあったけど意外と愛嬌あっていい人っぽかったです」



雲鷹(…愛嬌があっていい人っぽい…?)

雲鷹(俺の知ってるかぐや相手じゃ絶対に浮かばねえ言葉だな!)

雲鷹(つーか、愛嬌あっていい人っぽくてバカって端から聞いてる限りアイツ(藤原千花)の特徴でもあるじゃねえか!やっぱアイツが原因なのか!?)

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 20:42:15.22 ID:AFXGWTzcO
藤原「あとこれ、かぐやさん綺麗に撮れて…」

小野寺「わっ、すっごい美人に写ってる…」

藤原「そしてこれが私のグループにかぐやさんも呼んで一緒に撮った奴です!皆で変顔!」

小野寺「わ、変な顔…でも可愛い!」



雲鷹(…か…かぐやが変顔だと!!?)

雲鷹(バカな、有り得ん…あいつが変顔まで晒すなど……四宮の恥だぞ!?)ガタッ

雲鷹(………)

雲鷹(どんな顔なのか気になる!!!)

妹が自分の知っていた姿とは大きく変わっていただけでなく、他の人間と一緒に変顔まで晒す行為………
その衝撃に雲鷹は『妹の変顔を見てみたい』という衝動に駆られた

そして怪しまれぬよう『トイレに行きます風』で藤原の後ろを通り、横目で瞬時にスマホの画面を覗いた


藤原「かぐやさんも何だかんだで楽しんでましたよー」

小野寺「仲良くていいっすね〜」


そこには…


藤原に頬を軽く引っ張られながら変顔でピースしているかぐやが写っていた



雲鷹「…」スッ



雲鷹「………」




雲鷹「誰だアレは………四宮かぐやはあんなアホ面だったか?」


Oおしまい
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:44:48.84 ID:Um2rNoONO
このあとトイレで変顔の練習したんですねわかります
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:34:32.19 ID:7I/BnH1I0
ネタ提供
かれんのナマモノノート拾っちゃった
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:35:00.17 ID:7I/BnH1I0
かれんのナマモノノート拾っちゃった
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 22:35:34.20 ID:7I/BnH1I0
エラー出たのに書き込めてたやつー
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:51:19.68 ID:7r64JN9io
石×紀の編集現場を見て色々勘違いしたみこちゃんとかどうすかね
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 23:52:24.28 ID:x64MwJIFO
ネタ提供どうも
考えてみます

ちなみにそれが終わったら、あと二話くらいで終わる予定です
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:27:12.66 ID:OxwYYog8O
P後輩達と語りたい

月曜日
今日は修学旅行から帰ってきた二年生も居る

小野寺麗が中庭を歩いていた時である

彼女はベンチの上にノートらしきものを発見した


小野寺(なんだろ、これ…誰かの落とし物か?でも名前が書いてないな)

小野寺(中の方に名前書いてあるかも、届けてあげ…)ペラッ

小野寺「…!!!??」



その時、小野寺は衝撃的なモノを目の当たりにする

なんと、ノートの中で白銀と四宮がお姫様だっこだのイチャイチャしている様が描かれていたのだ!!!

小野寺(な、なに…!?これ……!!?)ドッドッ

二次創作としての同人誌があることは知識としては知っていた。
しかし、実在の人物を元に描かれるもの(ナマモノ)まであるとは想像もしていなかった。
それは長年陽キャリア充として生きてきた彼女に多大なるカルチャーショックを与える!!!

小野寺「…」

理解はできない………しかし1つだけ確かに分かることはあった。

小野寺(これ他人に見られたらヤバイ奴だ!!!)

ザッザッザッ!

伊井野「麗ちゃーん!見て見て腕治ったー!♪」ブンブン

小野寺「…!!」

絶妙なタイミングで腕をブンブン振り回しながら笑顔で近付いてくる伊井野!!

このヤバイ本を人に見られるわけにはいかない、咄嗟に彼女が取った行動…それは

とりあえずこの本を自分のカバンに入れて隠す!!!

小野寺「や、伊井野おはよう。腕もう大丈夫なの?」

何事もなかったかのように笑顔で応える小野寺!!

伊井野「うん、もう絶好調だよほら!」ブンブン

小野寺「とりあえずブンブン振り回すのやめなよ、ぶつけるよ」

伊井野「じゃあまた教室でねー」

小野寺「うん、じゃまたね〜」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:28:02.30 ID:OxwYYog8O
小野寺「…ふー、この本どうしような…」チラッ

ザッザッザッ

かぐや「ねえ愛さん、愛さん!」ニコニコ

早坂「ちょっと…さすがに学校内でまでベタベタし過ぎだよ〜…嬉しいのは分かるけど」

小野寺「…っ!!!」ババッ

そして休む間もなくかぐやと早坂が現れる!!


早坂「ほら一年の子見てるし、あんまベタベタしてると違う意味で変な噂流されるよ」

かぐや「あの子はそんなことしませんよ!小野寺さんおはようございます」ニコニコ

小野寺「あ、はい。おはようございます」

かぐやはテンションが高まりかなりご機嫌だった

早坂「…君今カバンに何か隠してなかった?」

小野寺「は、はい!?何も隠してませんよ!?」ドッドッ

早坂「そかそか」


小野寺(ふー…ビックリした……)ドキドキ

ドドドドド!!

藤原「あはははは〜☆」

小野寺「…!!!?」

そして更なる強敵が現れる!!!

槇原「修学旅行から帰ってきたフジワラちゃんを先に捕まえた方が多くお土産貰えるよ!!」

メガ子「まてまてー」ニコニコ


小野寺「あの、校内で走るのはやめましょう」

藤原「え、や…走ってたのはここが中庭だから…」ピタッ

小野寺「それでも他の生徒も歩くでしょう。危ないっすよ。先輩なんですから気を付けてください」

藤原「はい…ごめんなさい…」シュン

メガ子「申し訳ありません…」シュン

槇原「小野寺先生…」シュン

小野寺「先生て」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:29:19.90 ID:OxwYYog8O
小野寺(はー、やっと静かになった…これ誰のなんだろ、早く返したい)チラッ

石上「小野寺」

小野寺「わっ、い、石上!?」

石上「そこのベンチでノート見なかった?」

小野寺「…え?」

小野寺「うん、あったから、私が拾ったけど…」

石上「中見たか?」

小野寺「…うん、見た…」

石上「…そうか…」

石上「誰にも言うなよ?」

小野寺「うん、言わないよ…」


小野寺「…え?アレ石上が描いたの?」

石上「いや断じて描いたのは俺じゃないから。まあその反応だと本当に拾ったみたいだな、ナマモノを」

小野寺「え、ナマモノ?ちょっとわかんない」

石上「わかんない方が健全だから別にいい。拾ったのが小野寺で良かったよ」

小野寺「…誰のモノなの?これ」


ザッザッザッ!

カレン「はーっ!はーっ!石上くん、部室には見当たりませんでした!!」

小野寺「紀先輩」

石上「安心してください先輩、例のブツなら小野寺が見つけてくれました」

小野寺「え?」

カレン「良かったですわあっ!(泣)」

小野寺「あ…先輩のですか…?」

カレン「はい、小野寺さん!ありがとうございます!あなたは恩人です!」

小野寺「いえいえ」

カレン「…あの…もしかして中身覗きました?」

小野寺「…ごめんなさい、実はちょっとだけ…」

小野寺「でも、悪くないと思いますよ?会長さんも四宮先輩も綺麗に描けてて…」

小野寺は、カレンに気を使って発言したつもりだった
しかし…


カレン(え、もしかしてこの子も仲間!?)


彼女は間違った解釈をしてしまった


カレン(きっとこの子も自分の趣味やカプ妄想をなかなか周りに理解してもらえず苦労を…)ジー

小野寺「…?」


カレン「大丈夫です小野寺さん…理解されないこともあったでしょうが、私は味方です!!」ガシイッ

小野寺「すいません、会話の繋がりがわかんないっす」

103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:30:28.18 ID:OxwYYog8O
石上「先輩、とりあえず小野寺を巻き込もうとするのはその辺にして」

石上「ナマモノが無防備にベンチに置かれていた理由を教えてください。小野寺が居なかったら本当にヤバかったっすよ」

カレン「…あれは私がベンチに座ってエリカが登校してくるのを待っていた時のことです」

ー回想ー

カレン「エリカはまだかしら…ん?」ピクッ

その時、私は見たのです………窓越しに
超幸せそうな顔で外を見つめるかぐや様のお姿を!!!

かぐや「…」キラキラキラ

カレン「…!!?」ズキューンッ

カレン「な、なにあの物凄く幸せそうな表情は!?かぐや様、いったい何が…」

カレン「会長と何があったんですのおおぉ!!?」


かぐや「…」キラキラキラ

かぐやは、早坂と『親友』という普通の関係になれた喜びにより現在、顔と心が超キラキラしていた


カレン「い、いけない…今ならエリカの気持ちが分かりそうだわ…」ハワワワ


かぐや「…」キラキラキラ


カレン「あのお姿を残したい…けれど勝手に写真を撮るなど無粋なことは、……はっ!!」

カレン「これがありましたわ!!!」ババッ

カレン「スケッチ!今のうちにかぐや様の美しき御尊顔をスケッチに残さなければ!!」シュババッ

カレンは自作同人の白紙ページにかぐやの姿を描き写していった!!!

ーーーーーーーーー

カレン「そして、その後かぐや様が誰かを見て嬉しそうにその方のところへ走っていったので………つい私も気になってかぐや様の居た場所までダッシュで向かったのです」

カレン「おそらく、その時ベンチに置かれたままになっていたのでしょう…」

小野寺「何やってるんすか」

石上「本当に何やってるんすか」

カレン「本当に面目ないですわ…!」プルプル
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:32:32.79 ID:OxwYYog8O
カレン「それで、今日スケッチしたのがこれなんですが…」スッ

石上「めっちゃ煌めいてますね、点描や手描きの花まで加わっちゃってるじゃないっすか」

カレン「はい、興奮し過ぎてつい熱が入ってしまい…」

小野寺「上手いっすねー」

小野寺「けど、この四宮先輩はちょっと目が優し過ぎますかね。もう少し鋭い感じの目付きにした方が先輩っぽさがある気がします」

石上「ん…まあ確かに」

カレン「…」

カレン「流石です、小野寺さん!貴女はよく分かっていらっしゃる!やはり仲間ですね!」ガシイッ

小野寺「仲間っ!?」ビクッ

カレン「そう…普段のクールな美しい瞳が一瞬見せる優しさ、暖かみ…それこそが尊いのです!!」

カレン「貴女はかぐや様をよく分かっていらっしゃる!!!」キラキラキラ

小野寺「そんな目をキラキラさせられても…」

石上「小野寺困ってるじゃないですか」

カレン「ちょうどいいです、修学旅行の時にも妄想を広げて描いた作品を御覧くださいまし!!」シュバッ


105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 08:34:00.39 ID:OxwYYog8O

ザッザッザッ…

伊井野「麗ちゃーん、そろそろ教室行かないと〜。10分前だよー?」チラッ



小野寺「やっぱり周りにバレてはいけない秘密の恋…みたいなシチュエーションが燃えるんすよ」

石上「そして周りにはバレないよう二人でコッソリ抜け出して…」

カレン「なるほど、とても…とても良いですわ」



伊井野「…え?」ピクッ

伊井野「周りにはバレてはいけない秘密の恋…?二人でコッソリ…?」ブルブル



石上「そしてお姫さま抱っこっすよ!」

小野寺「石上それ好きなの?」

石上「周りにバレないように誰も見てない隙に手を繋ぐ、とか」

小野寺「あ、それいい」

カレン「二人の間に障害があるほど燃え上がる恋…いいですわぁ…」



伊井野「あっ……あっ………!?」ガタガタ


石上「あ、やべ、伊井野が見てるぞ」

小野寺「先輩それ早くしまってください!」

カレン「は、はいっ!」ババッ

小野寺「や、伊井野呼びに来てくれたの?私もそろそろ教室に…」

伊井野「麗ちゃん……石上………バレたらヤバイの…?」

小野寺「ん?」

伊井野「二人で、周りにバレないように秘密の恋って……どういうこと?障害があるほど燃え上がるの?」プルプル

小野寺「…っ!?」

石上「おい待て。何かお前めんどくさい勘違い…」

カレン「えっ?な、何事ですか!?」


伊井野「麗ちゃん、石上……そんな関係だったなんて…」

伊井野「二人でコッソリ学校から抜け出してイチャイチャしたり手ぇ繋いだりお姫さま抱っこしたりしてたのね!!」ブワッ


小野寺「違うからっ!!?」

石上「おいコラ、それ勘違いだ!!」


伊井野「うわあああぁぁぁんっ!!!(泣)」

ダッダッダッ!

小野寺「伊井野、待って!違うの、そうじゃないのー!!」

石上「ちゃんと話聞けー!!」

カレン「伊井野さん、お二人は、お二人は悪くありませんー!!!」

ダッダッダッ…


この後、誤解はすぐに解けた

Pおしまい
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 08:42:53.85 ID:Bp3k7vE00
おつ
やるじゃない
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 10:14:04.76 ID:T7BGcn2gO
Q小野寺麗と伊井野ミコ

中等部時代…

私は伊井野ミコが好きではなかった。

頭が固くて周りの考えや価値観を認めないくせに、自分の考えや価値観は他人に押し付けようとする…
他人を感情のある人間として見ていない自分勝手な奴

そんな風にしか思えなかったから。


けど今にして思えばそれは私も同じだったのかもしれない。

伊井野にも色々な感情や考えや価値観がある

私もまたそれをちゃんと見ようとしていなかったんだ。



今なら分かる

伊井野はただ自分なりに頑張っているだけ
正しく生きようとしているだけ

その頑張り方も生き方も、良くも悪くも不器用なだけで…



伊井野「麗ちゃん、おはよう」

小野寺「おはよう。伊井野」


今はもう、いいところもたくさん知っている私の大事な友達

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 10:14:36.88 ID:T7BGcn2gO
伊井野「…!」ピタッ

小野寺「…」

遠くに石上とつばめ先輩が楽しそうに話す姿が見えた。そして二人で学校まで真っ直ぐ歩いていった。
伊井野はただそれを黙って見ている…
何かを我慢するように



伊井野「………う……」

ガクンッ!

小野寺「!」

小野寺「伊井野!?」バッ

伊井野「はっ、はっ……!」ギュッ

伊井野「胸が、苦しい…っ、痛…い……」


ドサッ!!



小野寺「伊井野!伊井野!?」

小野寺「ねえ、伊井野!どうしたの!?」


伊井野「うぅぅ……息が、苦しい…胸が痛いぃ…っ!」ギュウッ

小野寺「…っ!?」

小野寺(いったい何が…救急車呼んだ方がいい!?そうだ、今日はお父さんに送ってもらったからまだ近くに)

小野寺「もしもし、お父さん!友達が倒れたの!病院まで送って!」

伊井野「いい…学校…行く…」ブルブル

小野寺「ダメだよ、無理しちゃ!病院まで行こう、何か病気だったらいけないでしょ!」

伊井野「う…うん……」ハッハッ

伊井野「痛い、苦しい…!立てない…!」

小野寺「すぐお父さん来るから!」

小野寺(大仏さんは今日は学校来るの遅れるって言ってたからまだ居ないか…ライン送っておこう)


伊井野「苦しい……ゴホッ、ゴホッ!」ウルウル

小野寺(伊井野……なんで、いきなりこんな…!)ギュッ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 10:16:28.98 ID:T7BGcn2gO
病院


伊井野「…」

小野寺「…」


医者「…」



伊井野「あの…私…心臓の病気か何かなのでしょうか…?」

伊井野「このまま手術、とか……」ウルウル

小野寺「…」ギュッ


医者「………うん………君は……」







医者「恋の病だね」

伊井野「…」




伊井野「…え、聞いたことがありません、新しい心臓の病気か何かの名前ですか…?」

医者「心臓の病気ではないね、恋の病だからね」

医者「私もここ一年以内で初めて遭遇して、君で三人目だよ」

伊井野「流行ってるんですか!?」

医者「うん、まあ超局所的に流行ってるね」

伊井野「局所的に!?」


小野寺「………」

この時、小野寺は色々と察した

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/30(土) 10:17:18.12 ID:T7BGcn2gO
伊井野「冗談はやめてください!倒れるほど胸が痛くて息が苦しくて立てないほどだったんです!何か重い病気のはずです!!」

医者「なるほど、よっぽど惚れ込んでたんだねえ…」

伊井野「何の話ですか!?」

医者「君はちょっと頑固な上に色々自分の中に溜め込んでそうだからね。たまには正直に胸の内を明かすのもいいことだよ、オジさん達が聞いてあげよう」

女看護師「そうよ、人に話すことで楽になることってやっぱりあると思うの」ポンッ

伊井野「真面目に診察してください!!」

医者「うん。真面目にやってるよかなり」

伊井野「麗ちゃんも何か言ってよ、この人達…!」

小野寺「伊井野…」


小野寺「とりあえず大仏さんには『伊井野は身体と健康には全く問題ない』って送っておいたから…超心配してたからあの子…」

伊井野「え!?」

小野寺「あの…診察終わったら呼んでね……」

伊井野「え、出ちゃうの!?」

医者「付き添いの人は出ていっちゃうんだよね、この話」

女看護師「まあ第三者として聞いてる側は超恥ずかしいでしょうから」

伊井野「精密検査をお願いします!心臓に何かがあるはずです!!」

医者「どうしてもって言うならしてあげてもいいけどやめた方がいいと思うよ」

女看護師「そうね。それに君の場合は素直に色々話す方がいいと思うの」

伊井野「話すって何をですか!私は病気について知りたいんです!!」

医者「だから恋の病だってば」




小野寺「…はー……」

小野寺「恋の病て……」ガクッ



小野寺(でもヤバイ病気とかじゃなくて良かったー!)ギュッ

小野寺は恥ずかしさと病気ではなかった安心が同時に来ていた


大仏「小野寺さん、ミコちゃんは…!?」タッタッタッ

小野寺「大仏さん…ラインで伝えた通り身体には全く問題ないけど…」

小野寺「話は長くなりそうだから、今はまだ診察室に入らない方がいいと思う」

大仏「え、どゆこと?」


Qおしまい
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 11:53:33.89 ID:9V6OQp5NO
ヤブ医者じゃないか!
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:11:02.31 ID:qjK9knu2O
R小野寺麗と石上優

話は学園祭前に戻る


石上「…」ザッザッ

タッタッタッ!

女子C「きゃっ!」ドカッ

石上「うおっと、わりぃ、大丈夫か?」

女子C「だ…大丈夫……」

タッタッタッ…


女子C「どうしよう石上にぶつかっちゃった最悪」

女子D「うっわ、嫌だ〜」

女子E「あんた石上に目え付けられたかもよ」

女子C「変なこと言わないでよ〜。あーもうヤダキモイ」パンッパンッ



石上(…聞こえてるっつーの…)ハー

小野寺「…石上…」

石上「気にすんな、慣れてる」

小野寺「…うん」

石上「お前こそ俺なんかに構ってていいのかよ、変な噂されても知らないぞ」

小野寺「今更何言ってんの?私だってそんなの言われたって気にしないし」


応援団の人達とは普通に接していることなどから体育祭以降は石上への陰口や誹謗中傷は減っている…
だけどまだ無くなってはいない。
いまだに一部から石上は敵意を持たれている。



小野寺「…じゃ、石上。また明日ね」

石上「おう、また明日」

タッタッタッ…
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:11:51.57 ID:qjK9knu2O

白銀「おう、石上も生徒会か。学園祭間近だから今日は忙しいぞ」

石上「はい!」



小野寺「…」


つばめ「小野寺さん!」ポンッ

風野「よう、今日もお疲れさん」

小野寺「あ、先輩。お疲れっす」

風野「…石上はどうだ?本人に直接聞くのもアレだしな…無理して俺らには気を使いそうな奴だし」

つばめ「皆から色々噂されたりとか…孤立して辛い目にあったりしてない?」

小野寺「…大丈夫すよ。石上は一人じゃない、ちゃんと味方も居ます。先輩達だってそうでしょう?」

つばめ「勿論だよ、優くんの事はちゃんと見てきたし知ってるもん!悪く言うわけないよ!」

風野「そりゃな。俺だって石上がいい奴だって分かる……」

風野「だからこそ心配なんだよな。何かを自分一人で全部抱え込んで我慢してそうな感じもしてよ」

小野寺「…」


そうなのだ。詳しいことはわからないけれど…石上は何かを抱え込んでいる気はする。
だって、頑なに自分の悪い噂の事については話さない。
噂されたくなければ弁明すればいいのだ。でも石上はそれをやらない。
つまり「黙っていなければいけない理由」「誹謗中傷を我慢し続けなければならない理由」があるということだ。

小野寺(もちろん聞いたところで石上は話さないよね)

小野寺(けれど、いい奴がろくでもない噂で誹謗中傷されている様を見るのはやっぱいい気分じゃないな…)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:12:40.42 ID:qjK9knu2O
女子A「小野寺さーん、今日はもう帰るの?」

小野寺「うん」

女子B「ごめんね、うちらはまだ帰れないから……B組の演し物も何とか完成出来そうだね」

小野寺「石上や伊井野がいい案出してくれたお陰だよ」

女子B「ねえ、小野寺さ…最近一部からだけど変な噂されてるよ。孤立してる奴に構って先生からの評価を上げようとしてるとか」

女子A「私達が何か言っとこうか?」

小野寺「知ってるよ、でも気にしたところで仕方ないっしょ。無視でいいよ」



ダダダダダッ!!

藤原「ほらかぐやさん、急いで!今日は忙しいんですから早く買い出し終わらせましょう!」

かぐや「藤原さん、待ってください!藤原さん!」

藤原「なんです!?」クルッ

かぐや「ちゃんと財布持ってきてますか!?」

藤原「…え?ん、あれ?んん?あれれ?」ガサゴソ



白銀「おーい、藤原ー!金忘れてる金ーっ!!!」タッタッタッ

石上「先ぱーい!どうやって買う気ですかー!」

藤原「持ってくるの忘れてました、テヘッ☆」

かぐや「テヘじゃないでしょう…」



女子A「相変わらず藤原先輩は元気だねー」

女子B「石上普通に生徒会に馴染んでるんだなぁ」

小野寺「うん」

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:15:22.81 ID:qjK9knu2O
女子A「じゃあまた明日ねー!」

女子B「ばいばーい」

小野寺「うん、じゃまたねー」



ザッザッザッ

男子「小野寺さん、久しぶり。覚えてる?」

小野寺「え…誰すか?」ピタッ

男子「小等部まで一緒だったじゃん。中学からは別になっちゃったけど」

小野寺「ああ…なんとなく思い出した。萩野とよく一緒に居た奴だっけ?」

男子「覚えててくれて嬉しいなー!ねえ良かったら一緒に遊ぼうよ!」

小野寺「え…急になんで?話したことあんまないよね?うちら」

男子「秀知院に居る女友達から聞いたよ。小野寺さん石上に優しくしてるんだって?」

小野寺「別に応援団一緒にいるうちにちょっと仲良くなっただけだけど」

男子「小野寺さんも知ってるだろ?石上に優しくした奴が中等部ん時にストーカー被害にあって酷い目に遭わされたの」

男子「やめときなよ、君も同じ目に遭うよ。ストーカーされるよ」

男子「ほら今だって石上がストーカーしてどこかで見てるかもしれない…」

小野寺「あんた何言ってんの?石上いま生徒会やってる時間だし、あいつがストーカーとかやるわけないじゃん」

小野寺「だいたい萩野にしたって今思えば信用できない。萩野が善人なら石上があんな暴力沙汰を起こすとは思えない」

男子「…はあ…お前さあ、なんでそんな石上に肩入れしてんの?」

小野寺「あのさ、肩入れも何も…私は石上を見てきたから、その上で判断してるだけ。石上は信頼できるやつだって」

小野寺「私は自分の見てきた石上を信じるよ」

男子「…」

小野寺「あんたとデートなんてごめんだよ。じゃね」

ザッザッザッ…


男子「…ちっ…」

男子「石上が萩野を邪魔したせいで大友で遊べなかった腹いせに小野寺を利用してやろうと思ったのに…」

男子「生徒会だ?ふざけんなよ石上…邪魔したやつがのうのうとそんな…」

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:16:05.52 ID:qjK9knu2O

「あらあら何をボソボソと言っているのかしら」

男子「!」ピクッ



かぐや「今のお話…もっと詳しくお聞かせくださいな…?」(ヤバイ目つき)
ゴゴゴゴゴ…

男子「ひえっ!?」ビクウッ


男子(違う学校の俺でも知っている…この女は四宮の……っ!)


かぐや「今あなたが何を言っていたのかはさっぱり分かりません(嘘)」

かぐや「しかし、もし秀知院の生徒に何か危害を加えようとしたのであれば、生徒会副会長として見過ごせませんね?」

かぐや「もしもの時は生徒会と四宮の権力を全力で使わせてもらいますが…」ニコォ


男子「ひえええ、もう近づきませーん!!!」ダダダッ





藤原「…私も小野寺さん達の会話をコッソリ聞いてたんですが、さっきかぐやさん何を言ったんですか?」

かぐや「大したことは話していませんよ」ニコニコ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:16:32.65 ID:qjK9knu2O
翌日


小野寺(石上に敵意を向ける人間はまだ多い…けど)



藤原「石上くん、今日は1日優しくしてあげるデーです。失礼な発言も今日だけは許してあげましょう」

石上「え?どうしたんすか、急に…昨日の買い出し終わってから妙に優しいっすよね。黒リボンの呪いでも解けました?」

藤原「リボンを呪いのアイテム扱いしないでください、このぼっけなすーっ!前髪長男!」

白銀「優しくしてあげるんじゃなかったの!?」

石上「結局いつも通りっすね」

かぐや「うふふ…」





つばめ「優くん楽しそうだね」

風野「いい人達に囲まれてるんだな」

小野寺「はい」

小野寺(今の石上の周りには優しい人達がたくさん居る…だからきっと大丈夫…)



伊井野「石上、あんたまたミドジャン持って来てないでしょうね」

※ミドジャン…ミドルジャンプの略

石上「あ?なんだよ、なんでいきなり持って来てるなんて決めつけるんだ」

伊井野「だって今日はミドジャンの発売日でしょう!」

石上「ああ、そうだよ持って来てるよ!でもコッソリならいいだろ!」

伊井野「私に思いっきりカミングアウトしながらコッソリとはよく言うわね!!」

小野寺(あれはまぁ…お互いをちゃんと『見た』上での関係性だからね…)フッ


伊井野「出しなさい、没収するから!」ポカポカ

石上「せめて読んでから没収しろ!」



小野寺「…にしても毎日同じような喧嘩はさすがに飽きないのかなぁ…」


Rおしまい
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/31(日) 12:17:23.65 ID:qjK9knu2O
とりあえずここで終わりです

気が向いたらまたいつか書くかもしれません
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 12:45:59.03 ID:BX6V42QBo
おつでした
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 15:26:12.55 ID:0EQRBsrJO
おっつっつー
楽しめたよ
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