【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる

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251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 21:25:04.32 ID:KltW4mdM0
私の読み通り、その日から殺人者が来る事はなくなった。まだエイリアンは私の中にいるのだがもう死ななくて済むと言う安心感と、徹くんと共に過ごせるという嬉しさでその事も次第に気にならなくなった。

気づけばあの声は聞こえなくなっていた。そして私は高校を卒業し、大学を経て社会人になってから徹くんと結婚し、幸せに過ごした。

座間「それじゃあ行ってくるよ、お母さん」

真白「行ってらっしゃい、お父さん」

すかさず徹くんが私にキスをする。

「うわぁ!チューした!」

「チューだ、チューだ!」

後ろから子供達が騒ぎ立てる。

座間「それじゃあな。2人もちゃんと学校行くんだぞ」

「「はーい」」

そう言って座間くんは家を出た。

真白「さ、準備して。学校に行くよ」

私の話を聞いて子供達が準備を始める。

真白「...とっても幸せ。だけど...アイツはどうなったんだろう」

この日常はこの上なく幸せな日々だが、唯一その事だけが未だに気にかかっていた。

幼なじみEND

↓3まで多数決
1これで終わる
2他のENDを目指す
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 21:38:45.89 ID:NMHgdSdY0
2
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 21:39:09.71 ID:wj8FCjWDO
2
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 22:03:10.59 ID:KltW4mdM0
2他のENDを目指す

そして私が寿命を迎えて死ぬ寸前の事だ。

『久しぶりだな」

聞き慣れた声が頭に響く。

『お前が死ぬ前に一つだけ聞いておく。もう1度やり直すか?』

やり直す?

『ああ。...いや、やり直すという言い方は正しくないか、まあいい。俺はどっちでもいいんだ。お前が望まないならループはここでやめる』

やり直す...。確かにこれまでの生活は幸せだった。けれど...何か大事なことを忘れてる気がする。それを、思い出したい。思い出さないといけない。

だから私は願った。もう1度、と。

『...お前がそう望むのなら、分かった』

そして意識を失ったかと思えば、ベッドで目が覚めた。

冬野「はぁっ!...本当に戻ってる」

『よかったのか?』

冬野「...うん」

身体能力3 0.5/7 校内トップクラス
洞察力3 3/7 人より優れている
32ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:20:37.43 ID:NMHgdSdY0
3
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:23:07.14 ID:wj8FCjWDO
3
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/04(木) 22:58:42.57 ID:KltW4mdM0
3エイリアンの仲間を助ける

冬野「仲間を助けに行こう」

『わかった』

いつも通り廃病院へ赴く。今回は先程の経験も活かして、トンカチを持っていくことにした。

冬野「やっぱり警備はいるよね...」

↓1洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった

今日はここまで
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 23:01:11.09 ID:PZ4GLWZ5o
ほあ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 23:01:19.06 ID:wj8FCjWDO
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 00:09:57.12 ID:kRmH/YlAo
幸せな人生全うさせてからループさせてくれるのなんか優しいな
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:04:16.30 ID:SlstSbZq0
コンマ09 見つかった

男「おい、動くな!」

冬野「嘘っ!?」

↓1 身体能力3
00〜40 捕まった
41〜99 捕まらなかった
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:06:06.46 ID:Ht8Ft75FO
逃げる
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:11:17.53 ID:SlstSbZq0
コンマ46 捕まらなかった

冬野「逃げ切れた...。たしかこの辺りに隠し通路があったよね?」

無事隠し通路を見つけて進んでいくと前回と同じく広い空間に出た。

そして勿論、襲撃に来た先生と遭遇し、付いてくるよう言われた。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:15:36.77 ID:uFHpOO8z0
2
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:25:49.20 ID:3HFqmSdDO
2
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:39:22.02 ID:SlstSbZq0
2 ついていかない

花柳「どうしたんですか?」

周囲を伺う。

逃げれなくはなさそうだ。先生について行っても最終的に殺されるに違いない。それならさっさと逃げてしまおう。

その場から素早く走り出す。

花柳「ちっ!発砲を許可する!」

先生の合図と共に部下達が私に向けて撃ってくる。

↓1 身体能力3
00〜40 逃走できなかった
41〜99 逃走できた
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:39:49.13 ID:CqNy1mJxO
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 20:53:03.09 ID:SlstSbZq0
コンマ13 逃走できなかった

ダァン!

冬野「っ!!」

足に猛烈な痛みを感じると同時に、転んでしまった。痛む箇所に目をやると、足が鮮血に彩られている。

花柳「馬鹿なことをしましたね」

先生が私を見下ろす。

花柳「さようなら、冬野さん」

脳天をぶち抜かれ、ベッドで目覚める。

冬野「はぁ...失敗した」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 3 0.5/7→3 1/7
洞察力 3 3/7→3 3.5/7

身体能力3 1/7 校内トップクラス
洞察力3 3.5/7 人より優れている
33ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:55:46.53 ID:uFHpOO8z0
1
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:08:01.96 ID:3HFqmSdDO
1
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 21:17:52.38 ID:SlstSbZq0
1

冬野「水面ちゃんの事でも調べようかな...」

学校に行って彼女と話をする事にした。

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後に尾行する
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:23:22.42 ID:3HFqmSdDO
2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:30:51.34 ID:jckRycu40
2
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 23:07:21.14 ID:SlstSbZq0
2放課後に尾行する

冬野「という訳で今日も尾行するんだけど...」

校門の側で様子を伺う。

冬野「走り出した、追いかけないと!」

↓1 身体能力3
00〜40見失った
41〜99 見失わなかった
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:08:03.79 ID:SxX56LIuo
にょ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/08(月) 23:37:56.63 ID:SlstSbZq0
コンマ79 見失わなかった

水面ちゃんを追って辿り着いた場所は、あの廃病院だった。

冬野「な...なんで...」

ホームレスに扮装した警備員に止められる事なく水面ちゃんは中へ入って行った。

冬野「っ...」

驚きで頭が上手く働かない。

『しっかりしろ』

冬野「う...うん。そうだよね、考えても仕方ない。本人に直接聞こう!」

頬を叩いて気合を入れ直す。

冬野「まずは中に入らないと...」

↓1 洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった

今日はここまで。
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:38:42.74 ID:3HFqmSdDO
乙です
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 20:21:24.01 ID:XG8RPESh0
コンマ74 見つからなかった

いつもと同じく病院内の隠し通路の中に入る。

冬野「ふぅ...今回はバッチリだね。早く水面ちゃんの後を追わないと!」

通路を進むと例の如く広い空間に出た。

冬野「いた、水面ちゃんだ...」

水面ちゃんが黒服の男と話しているようだ。

朝霧「えと...室長室ってどこでしたっけ?」

黒服「あっちだ。報告か?」

朝霧「はい」

黒服「そうか。大変だな」

朝霧「はい。でも、真白のためですから」

そう男に告げて朝霧は奥へと進んでいった。

冬野「私のため...?」

『おい、見失うぞ』

声で思考が呼び戻される。

冬野「そ、そうだね、進もう。今回は警戒されてないし楽に進めそうかな」

予想通り警備の黒服達は侵入者が居るとも思っていないので、楽に水面ちゃんの後を追うことができた。

ずっと後を追っていくとやがて一つの部屋の中に入った。

冬野「ここが室長室、かな?」

そっと耳を当ててみると声が聞こえてくる。

室長「では報告を頼む」

朝霧「えと、はい。真白はいつも通りで──」

その後は水面ちゃんの報告が続いた。内容は私の状態だとかに関するものだった。

室長「そうか...ご苦労」

朝霧「...」

室長「どうした?」

朝霧「いえ...。ただ、本当にこれが真白のためになるのかと...」

室長「何を今更!あの事故以来ずっとやってきたことじゃないか」

朝霧「そうですけど...。けれど私の干渉が無ければ真白はもっと多くの友達に囲まれてたはずです!それを私が...」

室長「その件については何度も話し合っただろう?これも彼女の為なんだ」

朝霧「...はい」

水面ちゃんの足音が聞こえる。扉に近付いてるようだ。

冬野「間に合わない...!」

その場から去る前に水面ちゃんが部屋から出てきて、私に気づいた。

朝霧「っ!」

驚きを隠せないようだけど水面ちゃんは声をあげなかった。けれどその場からすぐに走り去ってしまった。

↓3まで多数決
1追いかける
2室長室に入る
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 20:22:41.90 ID:nGTt9L3Yo
1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 20:34:04.58 ID:Q+2U32jw0
1
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 21:25:14.69 ID:XG8RPESh0
1追いかける

慌てて水面ちゃんの後を追いかける。

冬野「待って!」

警備にバレることも無視して水面ちゃんを必死に呼び止める。けれど、止まってはくれず彼女は走り続けた。

冬野「お願い!」

やがて水面ちゃんは扉をくぐり抜けて部屋の中へ入った。勿論私もその中へ入る。

すると中では水面ちゃんが自分の首にカッターを当てていた。

冬野「な、何してるの!」

朝霧「来ないで!」

どうやら冗談なんかじゃ無さそうだ。

冬野「いいから、落ち着いてよ...水面ちゃん」

彼女の目を見つめる。今にも涙が溢れ出しそうだ。

朝霧「全部聞いてたんでしょ...!」

冬野「それは...」

朝霧「真白には知られたくなかった!」

泣きじゃくるように彼女は叫ぶ。

朝霧「私は馬鹿だから!...だから、これで真白を守れるって言われてそれに飛びついたの!」

ここまで取り乱す水面ちゃんは初めて見る。

朝霧「こんなの正しくないって分かってる...。けど、それでも真白を守りたかった!2度と真白を失う思いをしたくなかった!」

しばらく俯いた後、彼女は顔を上げた。

朝霧「こんな私に失望したでしょ?...真白に嫌われて生きていくなんて耐えられないっ!」

冬野「そんな事ない!水面ちゃんを嫌うなんてそんなのあり得ないもん!」

朝霧「違う...嘘だ!」

錯乱状態で信じてもらえないようだ。とにかくカッターを取り上げないと、そう思い彼女に近づくと刃を向けられた。

朝霧「近づかないで!」

冬野「いいから...ゆっくり話そうよ、ね?」

私がゆっくりと彼女に近付いていると、背後でドアの開く音が聞こえた。

黒服「大丈夫か!」

彼は部屋に入ってすぐ、顔見知りである朝霧がカッターを侵入者に向けているのに気付いた。それからは一瞬だった。

銃声が聞こえたと同時に激痛が走り、地面に倒れる。薄らんでいく視界の端に、駆け寄ってくる水面ちゃんが見えた。

↓1 洞察力3
00〜80 聞こえなかった
81〜99 聞こえた
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 21:27:58.91 ID:czFxPajDO
はい
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 21:46:41.13 ID:XG8RPESh0
コンマ91 聞こえた

意識が薄れていく中、水面ちゃんの声が聞こえた。

朝霧「ウソウソウソっ!」

水面ちゃんは横たわる私のもとへ駆け寄って、私の体を起こした。ボンヤリと彼女の顔が見える。

朝霧「そんな、そんな...!」

冬野「うぅ...」

朝霧「痛い、痛いよね?!大丈夫、安心して!私が付いてるから...!世界に1人の親友を、孤独に死なせなんかさせないからっ!」

そんな風に泣きながら声を荒げる彼女の姿が段々と薄くなり、やがて暗闇に包まれた。

そして目が覚める。

冬野「はぁ...!...ふぅ」

いつもと同じくループしたようだ。

冬野「水面ちゃん...。今回は説得できなかった...けど、次はきっといけるはず」

彼女の言葉を思い出す。

冬野「世界に1人の親友...か。私にとっても、そうだよ、水面ちゃん」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 3 1/7→3 1.5/7
洞察力 3 3.5/7→3 4/7

身体能力3 1.5/7 校内トップクラス
洞察力3 4/7 人より優れている
34ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:24:13.96 ID:fuptDaSNO
1
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:26:51.59 ID:Q+2U32jw0
1
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:48:19.03 ID:XG8RPESh0
1

冬野「今度こそ...。取り敢えず、怪しまれないように学校に行こう」

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後、廃病院に行く
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:50:18.20 ID:czFxPajDO
2
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 22:51:22.48 ID:nGTt9L3Yo
2
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 22:55:42.84 ID:XG8RPESh0
2

放課後、行き先は既に分かってるので尾行はせずさっさと廃病院へ向かった。

冬野「良し、中に入ろう」

↓1 洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:04:52.89 ID:qlSzxHmE0
はい
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/11(木) 23:30:49.11 ID:XG8RPESh0
コンマ89 見つからなかった

冬野「よかった、バレずに中に入れたよ...」

ここに来るまで水面ちゃんの姿はまだ見かけていない。

冬野「けど、きっと室長室に行くんだよね?取り敢えずそこに行けば水面ちゃんに会えるはず...!」

今度は前回のようなヘマはしない、そんな決意を胸に抱いて先へ進む。

今日はここまで。
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/11(木) 23:43:08.94 ID:MAJvj3yM0
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 08:46:25.97 ID:h2tq/nHDO
乙です
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/23(火) 21:22:14.56 ID:zP10G/+h0
しばらく更新できずすみません
色々と忙しくて・・・
多分今週末はできると思います

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/23(火) 21:29:16.31 ID:iJcSmWRL0
了解です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 20:21:26.67 ID:VIG1tRMr0
室長室まで行こうと通路の角を曲がったところで水面ちゃんと出会した。

朝霧「え...真白?」

水面ちゃんは口をぱくぱくしながら私を指差す。

冬野「そうだよ」

朝霧「な、なんで...」

冬野「水面ちゃんのこと、知ったから」

その言葉を聞くと水面ちゃんの表情は一気に暗くなった。

朝霧「じゃあ全部知られちゃったんだ...私がずっと嘘ついてたことも...」

冬野「うん。でも──」

私が全てを言い終える前に彼女は走り出していた。

冬野「待ってよ!」

水面ちゃんは呼びかけも無視して奥へと走っていく。

このままだと前と同じだ。内心そんな焦りを抱えつつ、けれども同時に今回はきっと上手く行く予感もしていた。

そして前と同じ小部屋に入り、前と同じ問答を繰り返す。

朝霧「違う...嘘だ!」

冬野「...」

この場面だ、前はここで間違えた。けれど今回はきっと大丈夫。

落ち着こうと深く息を吸い、真っ直ぐに水面ちゃんを見つめる。

冬野「私は何があっても水面ちゃんの事を嫌いにはならない。...だって、世界に1人の親友だから、でしょ?」

私の言葉を聞いて水面ちゃんの目から大粒の涙が溢れる。

朝霧「覚えて、たの...?」

冬野「うん...」

そう、前のループで死ぬ瞬間に聞いて思い出したが、元々これを言ったのは私の方だった。

水面ちゃんはちょっと抜けてるところがあって、だから幼い頃は思った事をすぐ口に出してしまう子だった。

それが原因でいじめとまではいかないが嫌がらせを受けてた時もあった。そんな時、私は落ち込む彼女に、世界に1人の親友だよ、そう言ったんだ。

朝霧「ごめ...ごめんね...!」

水面ちゃんは息を詰まらせながら謝り、抱きついてきた。

冬野「うん...」

勿論彼女を抱きしめ返す。
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 20:22:37.43 ID:VIG1tRMr0
冬野「ふふ...」

思わず笑みが溢れる。

朝霧「な、なに?」

冬野「別に〜」

朝霧「...私のこと子供っぽいって思ったでしょ」

冬野「さあね〜」

朝霧「もうっ!」

水面ちゃんは怒ったような口調だが、その表情には確かに笑顔が浮かんでいる。

けれど幸せな2人の時間もすぐに終わることになった。

黒服「大丈夫か!」

警備の男が部屋に入ってきたのである。彼は素早く状況を確認すると、見知らぬ顔である私に銃を向けた。

朝霧「ま、待って!」

水面ちゃんが庇うように私の前に立つ。

黒服「ソイツは誰だ!」

朝霧「え、えと...」

黒服「とにかく室長のとこまで行くぞ!」

朝霧「駄目!」

黒服「何...?抵抗するなら...」

そう言うと男は引鉄に指をかけた。だが、その瞬間大きな音と共に施設が揺れた。

黒服「な、何だ!」

朝霧「ごめんなさい!」

水面ちゃんは男の注意が逸れたのを見て、股間に思いっきり蹴りを入れた。

黒服「っ...!!」バタッ

冬野「ちょ、ちょっと...。こんなことしていいの?」

朝霧「良くないけど...。でも、真白を守るためだから...」

冬野「そ、そっか。取り敢えずここから出よう、ね?」

私の問いかけに反応せず、水面ちゃんは俯いたままだ。

冬野「水面ちゃん?」

側によると、突然私の手を掴んできた。

朝霧「ねぇ...2人で逃げようよ」

冬野「う、うん。だからそう言って──」

朝霧「違うよ!...私が言いたいのは、ここからじゃなくて、この組織からって事だよ」

冬野「え...と?」

朝霧「私も...真白を監視してる側だったから分かるの。コイツらは一生真白を自由にさせる気なんて無い!だから...私と一緒に逃げようよ!私が絶対に守ってみせるから...!」

冬野「...」

1逃げる
2逃げない
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:24:31.93 ID:s93pUJMo0
1
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:24:53.96 ID:xvXzulwDO
2
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 20:44:56.91 ID:H67l948M0
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:24:23.64 ID:VIG1tRMr0
1逃げる

冬野「分かった、逃げよう」

朝霧「良かった...。それじゃあ──」

冬野「でも」

朝霧「な、何?」

冬野「守られるだけじゃない、私だって水面ちゃんを守るから」

私の言葉を聞いて水面ちゃんが微笑む。

朝霧「...うん!」

差し出された手をしっかりと握る。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:25:53.85 ID:VIG1tRMr0
数年後 某国 とある山の奥深く

冬野「ふぁ...おはよ」

朝霧「おはよう、寝坊助さん」

冬野「別にそこまで遅くないでしょ...」

朝霧「まあね。さあ、今日は街に出て色々買うから準備して」

冬野「はーい」

顔を洗い、歯を磨き、服を着替えて水面ちゃんと外に出る。

山の麓に位置する町まで徒歩で向かう。町に着くとカフェで少し息抜きをしてから、市場へ向かった。

朝霧「こんにちは、おばさん」

おばさん「ああ、いらっしゃい!今日も仕入れに来たのかい?」

冬野「はい、いつものありますか?」

おばさん「勿論用意しておいたよ」

おばさんが奥から日用品を詰め込んだ袋をいくつか持ってきた。

朝霧「ありがと!」

おばさん「いいんだよ。...ところで、あんたたち何かまずい事にでも巻き込まれてんのかい?」

手で口元を隠しながらおばさんが囁いた。

朝霧「どうして?」

おばさん「男が何人か、あんた達について聞いて回ってるんだよ。勿論あたしは答えなかったけど、他の奴が答えちまったかも」

冬野「そうですか...ありがとうございます」

水面ちゃんに目配せをする。

朝霧「それじゃあそろそろ行くね、ありがと!」

おばさん「ちょっと待った!」

朝霧「なに?」

おばさん「これ、あげるよ」

おばさんはいくらかのお金と、いつもは用意してもらっていない種類の日用品が詰め込まれた袋を手渡してきた。

冬野「そんな、頂けないですよ」

おばさん「いいんだよ!あんたらを見てると...娘を思い出しちゃってね...。ほら!」

そう言って半ば強引に渡されてしまった。

朝霧「ありがとうございます!...また、どこかで!」

おばさん「そうだね...。ほら、行った行った!」

私達は促されるようにしてその場から立ち去った。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:27:43.98 ID:VIG1tRMr0
朝霧「そろそろ違うところに移るべきみたいだね」

冬野「うん...。早く小屋に戻ろう」

本来なら町の宿に宿泊する予定だったが、急いで戻る事にした。日中歩き続け、着いたのは夜中だった。

朝霧「準備できた?」

冬野「うん」

リュックに必要なものだけを詰め込んで、外に出る。

カランカラン!

冬野「今の...!」

手作りの警報装置が作動した音だ。

朝霧「すぐ近くにまで...。早く行こう!」

冬野「うん!」

森を駆け抜ける中、ちらちらと背後でフラッシュライトが動いているのが見える。

「向こうに居るぞ!」

「追え!」

がむしゃらに走り、少し離れたところで息を整える。その際に、水面ちゃんが口を開いた。

朝霧「ごめんね...。真白を巻き込んで、守るって言ったのにこんなことさせて...」

水面ちゃんはひどく思い詰めているのか、表情が暗い。

そんな様子を見かねた私は、彼女の頬に軽くキスをする。

朝霧「へっ!?」

冬野「気にしてないよ。だって、世界に1人の親友だから!」

水面ちゃんの顔に笑顔が戻る。やっぱり水面ちゃんは笑顔でないと。

「こっちだ!」

朝霧「っと...。じゃあ、行こっか!」

冬野「うん!」

あの時と同じように、差し出された手をしっかりと握る。

親友END

↓3まで多数決
1これで終わる
2他のENDを目指す
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:28:32.83 ID:s93pUJMo0
2
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:28:51.31 ID:xvXzulwDO
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 21:36:59.89 ID:VIG1tRMr0
2他のENDを目指す

『また会ったな』

冬野「うん...もしかして、また選ばせてくれるの?」

『まあな』

冬野「どうして、私に選ばせてくれるの?」

『別に、気まぐれだよ。これまで真実の愛と、友情とやらを見せてもらったからな。そのお礼だよ』

冬野「そう...」

今回のループ、水面ちゃんとの誤解は解けたけど...。でも、まだ思い出してないことが...。

冬野「...ループするよ」

『わかった』

そして、気づけばベッドにいた。

冬野「...よし!」

身体能力3 1.5/7 校内トップクラス
洞察力3 4/7 人より優れている
35ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3エイリアンの仲間を助ける
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:45:00.56 ID:s93pUJMo0
3
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 21:54:58.95 ID:xvXzulwDO
3
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:07:53.13 ID:VIG1tRMr0
3

冬野「仲間を助けに行くよ」

『...そうか』

仲間が捕らえられている廃病院へ向かう。

冬野「さてと...中に入ろう。慣れてきたとはいえ、気をつけないとね」

↓1洞察力3
00〜40 見つかった
41〜99 見つからなかった
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 22:16:52.01 ID:HLxAthpp0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:21:05.82 ID:VIG1tRMr0
コンマ01 見つかった

冬野「よしよし、こっそりと...」

だが警備の動向に注目するあまり、足元を見ておく事を忘れ小枝を踏んでしまった。

男「何だ!?」

音に気づいて男が振り向く。

冬野「やばっ!」

↓1 身体能力3
00〜40 捕まった
41〜99 捕まらなかった
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 22:23:25.68 ID:xvXzulwDO
はい
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 22:33:23.03 ID:VIG1tRMr0
コンマ68 見つからなかった

冬野「ふう...」

無事警備の追手から逃れ、隠された施設の中へと入っていくことができた。

そして今回も、襲撃に来た先生と鉢合わせてしまい付いてくるよう言われた。

↓3まで多数決
1ついていく
2ついていかない
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:02:54.59 ID:HLxAthpp0
1
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:05:06.25 ID:xvXzulwDO
1
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/26(金) 23:39:24.04 ID:VIG1tRMr0
1ついていく

大人しく先生に付いてしばらく進んだ後、以前と同じ様に室長達と鉢合わせ、銃撃戦が始まった。

冬野「今なら逃げられそう...」

↓3まで多数決
1逃げる
2とどまる

今日はここまで。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:45:46.15 ID:HLxAthpp0
1
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 23:47:44.16 ID:kkqQSrJh0

2
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 00:37:57.34 ID:NL6vu99DO
乙です
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 20:03:59.18 ID:aESBwlMS0
1 逃げる

隙を突いて走り出す。

しばらく施設を駆け巡り、物陰に隠れて息を整える。

冬野「...誰も来てない、みたいだね」

それから通路をしばらく歩くと、左右に道が分かれた場所に出た。

冬野「さてと...」

↓3まで多数決
1資料室
2実験室
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 20:09:47.20 ID:JPC/X+/DO
2
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 20:18:27.44 ID:ESVI2udw0
2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 20:54:00.24 ID:aESBwlMS0
2実験室

実験室と書かれたプレートが備え付けられたドアを開けて中に入る。

冬野「なにここ...」

室内には円筒状のガラスケースが3、4個ほど置いてある。

『居た、あいつらだ』

声が指し示したのはそのガラスケースの中だった。何も入ってないように見えたがよく目を凝らして見てみると、白い光の玉のような物が浮いている。

冬野「これがアナタたちなの?」

『正確には違うが、まあそうだ』

冬野「どうゆうこと?」

『本来俺たちに肉体は存在しないんだ』

冬野「じゃあこの玉は何?」

『仮初の肉体だ。緊急時にはここに入る。勿論、玉そのものは知的生命体ではないから一種の冬眠状態に入るが、死ぬ事はない』

冬野「...想像もつかないや。とにかく助けてあげよう。でも...どうすれば?」

取り敢えずケースのすぐ側にあるコントロールパネルへと向かう。

冬野「どう、分かる?」

『サッパリだな...。お、これじゃないか?』

ソイツが赤いボタンを示す。その下には小さな文字で放出と書かれている。

冬野「だ、大丈夫かな?毒ガスとかが出てきたらどうするの?」

『...試さない事には何もわからないだろ?』

冬野「まあ...」

それから暫く沈黙が続いた。

このままここで悩んでもどうしようもない。そう覚悟を決めた私は思い切ってボタンを押した。

『正解みたいだな?』

声の言う通りで、ガラスケースが開いて玉を取り出せるようになった。

冬野「それで?」

『次は...宇宙船だな』

冬野「え、この仲間たちは?」

『ポケットにでも入れておけ。宇宙船を探すぞ』

仲間の扱いの雑さに呆れつつ、声に従って部屋の中を進む。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 21:07:07.37 ID:aESBwlMS0
しばらく進むと、部屋の中央に石ころのようなカケラが仰々しく置かれていた。

冬野「もしかしてこれ?」

『ああ』

冬野「...」

こんなのが本当に宇宙船なのかと疑問に思い、間近でそれを見つめる。

『さっきも言ったが俺たちに肉体はない。だから宇宙船と言っても厳密には違う。まあ、それは説明すると長くなるからいい。とにかく──』

すると背後から足音が近づいてくるのが聞こえた。振り返るとそこには、例の室長が居た。

室長「やあ、冬野さん」

銃弾で所々穴の開いた白衣を纏い、額から血を流しつつ室長は言った。

室長「まずは...密かに監視していた事を詫びよう」

彼は深々と頭を下げた。想定外の行為に面食らう。

室長「だがどうか分かってほしい。日本、いや、地球の為なんだ。彼らの特性や技術を理解できれば、地球をより良い場所にすることができるはずなんだ」

その目に嘘の姿は見えない、真剣な目だ。

室長「だからどうか...彼らを逃すのは諦めてくれないか」

冬野「...」

↓3まで多数決
1諦める
2諦めない
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 21:29:14.62 ID:ESVI2udw0
2
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 21:39:03.70 ID:0GZuQbfl0
2
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 21:59:45.09 ID:aESBwlMS0
2諦めない

冬野「...ごめんなさい」

私の言葉を聞いて室長は深いため息をついた。

室長「そうか...」

すると彼は特殊警棒をポケットから取り出した。

室長「やりたくはないが...仕方ない」

それを見て私もトンカチを手に取る。

『気を付けろよ...』

冬野「分かってるよ...!」

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 0
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 22:08:34.23 ID:JPC/X+/DO
はい
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 22:32:00.17 ID:aESBwlMS0
コンマ23 劣勢

まずは機先を制さなくては、そう思った私は一目散に駆け、室長に近づいた。

トンカチで脇腹を殴ろうとしたがヒラリと躱され、逆に一撃を喰らってしまった。

冬野「っ...!」

先程までは血で汚れながらもどこか優しい雰囲気をたたえていた為気付かなかったが、彼の肉体はそこらの一般人よりも遥かに鍛え上げられていた。

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 1
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 22:34:35.40 ID:g3w1hROEo
それ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/28(日) 23:08:42.11 ID:aESBwlMS0
コンマ40 劣勢

先程のような失敗を犯さない為にも、距離を保って戦略を考える。だが、そんな暇も与えずに室長は向かってきた。

冬野「このっ!」ブン!

ある程度身体能力を鍛えたとはいえ、それはこんな戦いなんて想定してなかった。またしても躱され、今度は側頭部に一発もらってしまった。

室長「もう諦めなさい。決して悪いようにはしないから」

冬野「そんなの誰がっ...」

3点先取で勝ち
冬野 0
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢

今日はここまで。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:10:41.72 ID:0GZuQbfl0
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:10:57.80 ID:JPC/X+/DO
はい
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 19:58:25.94 ID:gX+iCkeR0
コンマ72 優勢

どうやって室長を倒すか考えていると、視界の端に消火器が見えた。

冬野「あれだ...!」

消火器のもとへ駆け寄り手に取ると、室長目掛けて噴射する。

室長「ゲホッ!」

粉を真正面から吸い込み、咳き込んでいる室長の左脚をトンカチで殴る。

室長「ぐっ...!」

冬野「よし!」

3点先取で勝ち
冬野 1
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜40 劣勢
41〜99 優勢
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 19:59:21.99 ID:w9SF7Lkfo
ほい
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 20:08:22.62 ID:gX+iCkeR0
コンマ99 優勢 ゾロ目ボーナスで次のコンマ判定緩和

吸い込んだだけでなく目にも粉が入っていたので、室長はいとも簡単に私を見失った。

室長「このっ...!」

物陰から素早く飛び出し、背中を殴る。

室長「ガハッ...!」

冬野「行ける、あと少し!」

3点先取で勝ち
冬野 2
室長 2
↓1 身体能力3 校内トップクラス
00〜20 劣勢
21〜99 優勢
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 20:10:52.62 ID:7kRHzhmDO
はい
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:14:38.26 ID:gX+iCkeR0
コンマ62 優勢

室長「このっ!」

振り向きざまに警棒で殴りかかってくる室長をなんとか避ける。

冬野「はぁっ!」

素早く室長目掛けてトンカチを振るう。が、警棒で受け止められた。

思わず笑みが溢れる。

室長「なに...?」

股間を最大限の力を込めて蹴り上げる。

室長「ッッッ!!!」ドサッ

冬野「ふ、ふぅ...」

室長が起き上がってこない事を確かめると、その場で座り込む。

『終わったな』

冬野「うん...」

『なら、こっちも終わらせるぞ』

冬野「はいはい」

声が指示する通りに彼らの宇宙船を弄り、仲間も船内に入れてあげた。

冬野「これで...終わりだね」

『ああ』

冬野「じゃあ、お別れ?」

『そうだな...。だが、何か思い出さないか?これまでお前は座間徹と朝霧水面、真実の愛と友情を見てきたはずだ』

別に何も、そう言いかけたとき頭に激痛が走る。それと同時に今までの記憶がフラッシュバックする。

『別に...好きでお前を選んだ訳じゃない』

『気弱だな、一体誰に似たんだか...』

『俺たち全てを信じなくても構わない!だが、だけど...私だけは信じて!』

『いや...昔、あの事故があった時、少しの間だけだったが真白の性格が変わった事があっただろ?』

『違う...聞いたんじゃなくて言ったんだっけ...?』

『怪我の影響か対象は事故以前の記憶を失っていた』

『真実の愛と友情』

冬野「思い出した...!」

『ようやくか?』

冬野「ああ...。エイリアンはお前じゃない、俺だ...」

『...そうだよ』
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:16:48.36 ID:gX+iCkeR0
記憶が蘇る。あれは、座間徹を冬野真白が庇って大怪我を負った日だ。

彼女は一命を取り留めていたが、事故の影響で内臓がひどく損傷しており、余命は僅か数日といったところだった。

冬野「...死ぬ、のかなぁ」

そんな事を呟きながら窓の外に目をやっていると、何か閃光が迸るのが見えた。

冬野「何だろ、あれ?」

理由は分からないが、不思議とその光に惹かれた。気づけば病院を抜け出し光の元へ向かっていた。

冬野「確か...この辺り」

そこには小さなクレーターがあり、その中央には何かモヤのようなものが漂っていた。

『聞こえるか?』

冬野「え?」

突然頭に声が響く。

『クソ...。時間がない、さっさと答えろ。お前はまだ生きたいか?』

冬野「へ?」

状況が飲み込めず、アホみたいな声を出す。

『急げ!』

冬野「え、う、うん!」

『分かった。だが条件がある。それは──』

回想が終わり、意識が現在に戻る。

冬野「それは...俺とお前が入れ替わる事」

『そうだよ。アナタに身体を明け渡す代わりに、私は生きられる』

冬野「だが...いくら俺たち精神生命体でも入れ替わりなどと、そんな事は容易にはできない」

『だから更なる制約として、アナタは人間の真実の愛と友情を知るまで記憶を失い、冬野真白として生きることを付け加えたの』

冬野「そうだったな...」

『それじゃあ...そろそろ戻らない?』

冬野「あ、ああ」

意識が入れ替わる。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:18:12.78 ID:gX+iCkeR0
冬野「ふぅ〜、久しぶりの肉体だよ!」

『...』

冬野「何黙ってるの?」

『オレに怒りの感情を向けないのか?』

冬野「...何で?」

『確かにお前はあの日から生きることができた。だが、それは...いわば仮初の人生だ。お前は見てるだけしかできず、オレがお前の人生を生きていただろ?』

冬野「そりゃ勿論恨んでるよ」

『...』

冬野「なんて、冗談だよ!むしろ感謝してる。本来なら私が見られないはずだった景色をアナタは見せてくれた、それだけで十分なの。それに、これからは私が私自身の人生を生きられるしね」

『そう...か。だが、何故ループを?あれは...お前に想像を絶する痛みが襲いかかったはず』

冬野「勿論私が死にたくなかったのもあるよ。けど...何でかな、アナタにも死んで欲しくなかったから」

『...わからないな、人間は』

冬野「これまで散々経験したのに?」

『ああ。...そろそろ、お別れの時間だ』

冬野から離れ宇宙船に乗り込もうとしたとき、彼女が口を開いた。

冬野「本当に行っちゃうの?」

『なに?』

冬野「残ってもいいんだよ、私の身体に。勿論身体を操るのは私だけどね」

冬野は笑顔でそう言った。

『な、何故...?』

冬野「んー、なんでかな。私にとって...アナタは弟、いや妹?まあどっちでもいいや。とにかく、家族...みたいなものだと思ってるから」

『そうか...』

冬野「それで?」

↓3まで多数決
1残る
2残らない
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 21:23:15.30 ID:cx1hPvb80
1
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 21:30:39.54 ID:7kRHzhmDO
1
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:49:59.75 ID:gX+iCkeR0
1残る

『そう...だな。お前がいいなら』

冬野「へぇ〜、そんなに私と居たいの?」

『違う...監視だ』

冬野「素直じゃないね。ま、いいや。じゃあお別れを言って」

『ああ』

仲間たちに地球に残る事、そして彼らの安全を祈る事を伝えた。

冬野「じゃあ、行こうか」

『ああ』


数年後

あれから対外的脅威監視室がオレと冬野をつけ狙う事はなくなった。

どうやら組織内部のゴタゴタのせいで強制解体させられたようだ。

冬野「水面ちゃん、久しぶり〜!」

朝霧「久しぶり、真白!」

冬野と朝霧の間にあった誤解も無事消えた。今でも2人は親友だ。

朝霧「それで明日のデートはどうなの〜?」

冬野「準備はバッチリ!」

座間は何とか男気を見せて冬野に告白して、今は付き合っている。...まあ、あいつになら冬野を任せても大丈夫だろう。

2人は日が暮れるまでおしゃべりを続け、オレが冬野に指摘をしてようやく終わった。

冬野「もー、何で邪魔したの?」

『別に邪魔した訳じゃない、さっさと帰りたかったんだ』

冬野「はいはい、嫉妬しないの」

『黙ってろ...』

冬野「はーい」

すると、冬野が赤信号になっていることにも気づかず歩き出そうとした。

『おい!』

冬野「おっとっと。ありがと!」

『ったく。死なれたら困る』

冬野「お姉ちゃん思いだね〜」

『...姉だとは思ってないからな』

冬野「はいはい。さ、行こ!」

『...ふっ、ああ』

トゥルーEND
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:50:50.61 ID:gX+iCkeR0
1残る

『そう...だな。お前がいいなら』

冬野「へぇ〜、そんなに私と居たいの?」

『違う...監視だ』

冬野「素直じゃないね。ま、いいや。じゃあお別れを言って」

『ああ』

仲間たちに地球に残る事、そして彼らの安全を祈る事を伝えた。

冬野「じゃあ、行こうか」

『ああ』


数年後

あれから対外的脅威監視室がオレと冬野をつけ狙う事はなくなった。

どうやら組織内部のゴタゴタのせいで強制解体させられたようだ。

冬野「水面ちゃん、久しぶり〜!」

朝霧「久しぶり、真白!」

冬野と朝霧の間にあった誤解も無事消えた。今でも2人は親友だ。

朝霧「それで明日のデートはどうなの〜?」

冬野「準備はバッチリ!」

座間は何とか男気を見せて冬野に告白して、今は付き合っている。...まあ、あいつになら冬野を任せても大丈夫だろう。

2人は日が暮れるまでおしゃべりを続け、オレが冬野に指摘をしてようやく終わった。

冬野「もー、何で邪魔したの?」

『別に邪魔した訳じゃない、さっさと帰りたかったんだ』

冬野「はいはい、嫉妬しないの」

『黙ってろ...』

冬野「はーい」

すると、冬野が赤信号になっていることにも気づかず歩き出そうとした。

『おい!』

冬野「おっとっと。ありがと!」

『ったく。死なれたら困る』

冬野「お姉ちゃん思いだね〜」

『...姉だとは思ってないからな』

冬野「はいはい。さ、行こ!」

『...ふっ、ああ』

トゥルーEND
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 21:51:19.58 ID:gX+iCkeR0
という訳で短いですがこれで終わりです。お付き合い頂きありがとうございました。
感想としては、やっぱりループものはムズイっすね...。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:06:54.30 ID:7kRHzhmDO
完結乙です
楽しかったです
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:09:13.68 ID:zazSqVBy0
お疲れ様でした。今回と傭兵を見てきた者ですが次回作の予定や構想は今のところありますか?
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 22:24:46.10 ID:cx1hPvb80
乙乙
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 22:38:49.13 ID:gX+iCkeR0
>>347
スーパーヒーローものとかやってみたいですね。他に何か見てみたいのとかあります?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 12:08:30.06 ID:J+IckZOc0
スーパーヒーローものいいと思います
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