【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる

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51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 20:35:08.60 ID:1YofEsAO0
3

冬野「やっぱり1番気になるのは声だよね...。よし、今日は声を調べよう!」

そう新たに決意を固め、学校へと登校した。そして昼休み。

『おい、聞こえるか?』

冬野(き、来た!)

冬野「ごめん座間くん、ちょっと席外すね」

座間「ああ」

座間(トイレかな...?そうなら聞くのもアレだし聞かないでおくか)

そして教室から出て人が滅多に来ない音楽準備室の前まで移動した。

冬野「どうしたらいいんだろう...。えーと、聞こえてますよー」

するとまた声が聞こえてきた。

『ようやく反応したか』

冬野「はあ...。あの、あなたは何ですか?」

『...別に何でもいいだろ。それより散歩しないか?商店街の方までどうだ?』

冬野「え、えーと...」

↓3まで多数決
1散歩する
2散歩しない
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 20:35:48.06 ID:aEXENqkXO
1
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 20:39:30.34 ID:HRrONo9Oo
1
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 20:39:52.53 ID:ijOZye3DO
1
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 20:53:16.16 ID:1YofEsAO0
1

冬野「じゃあ行くよ」

どうせ死ぬんだから学校をサボっても問題ないよね?

『ならさっさとしろ』

冬野「わ、分かりました」

先生達に見つからないよう学校から抜け出して、商店街へと向かった。

冬野「それで?」

『別に...散歩だよ』

冬野「うーん...」

↓1 洞察力2 人並み
00〜50 気のせいかな
51〜99 もしかして...
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 20:54:22.11 ID:ixgobcNHo
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 21:07:51.08 ID:1YofEsAO0
コンマ11 ゾロ目ボーナスで気づいた

流石にこれは洞察力関係なく誰でも気づきそうな事だけど...一応聞いてみよう。

冬野「あなたが何か知らないけどループに関係してますよね?」

『まあな。流石にそれぐらい気付くか』

冬野「やっぱり...。一体あなたは何者なんですか?何で...」

『おい、落ち着け。はあ...それらについては教えられない』

冬野「なんでですか...!」

思わず頭に血が上る。

『何でもクソもあるか。そうだ、次はあっちの方はどうだ?』

不思議なことに声の主が示す方向が、自然と頭に浮かんでくる。

冬野「はあ、分かりました...」

そうして公園の方へ向かっている途中、アイスを売っている自販機の前を通り過ぎた時。

『む、むう...』

↓1
00〜70 気づかなかった
71〜99 気づいた
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 21:25:01.21 ID:bP9/iv4X0
a
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 21:38:58.29 ID:1YofEsAO0
コンマ21 気づかなかった

今、声の主が何か気にしてたような...。

冬野「気のせいだよね...」

『何がだ』

冬野「い、いや。何でもありません」

『なら、さっさと行くぞ』

冬野「は、はい...」

公園に着くまで沈黙が続く。

聞きたいことは沢山あるけど...聞いたところで教えてくれなさそう。でも...聞くだけ聞いてみよう。

冬野「あの...この声って私にしか聞こえてないんですよね?」

『そうだな』

相変わらず声の主は無愛想に返事する。

冬野「なら、どうして私なんですか?」

『別に...好きでお前を選んだわけじゃない』

冬野「選んだ...?」

↓1 洞察力2 人並み
00〜70 気づかなかった
71〜99 気づいた
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 21:39:58.26 ID:Rl3aKCRAo
気づく?
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 21:45:00.95 ID:1YofEsAO0
コンマ26 気づかなかった

冬野「選ぶ...?私何か選ばれるようなことしたかな...?」

『ぶつくさ何言ってる?さあ、次はこっちに行こう』

また目的地が頭に浮かぶ。

冬野「これは一体...。これもあなたがやってるんですよね?テレパシー?」

『そんなとこだ』

それきり声の主は黙ってしまった。

冬野「勝手なヤツ...」

そして何の会話もなく目的地に着いた。

冬野「はい、着きましたよ。次は何ですか?」

『ふむ...じゃあ質問しよう。ここまで辿り着いて何か気づいたか?』

冬野「え、えーと...」

↓1 洞察力2 人並み
00〜70 気づかなかった
71〜99 気づいた
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 21:45:44.29 ID:eTfl36Ka0
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 21:58:12.70 ID:1YofEsAO0
コンマ29 気づかなかった

冬野「わ、分かりません」

『はぁ...。まだ駄目だな。もっと観察眼を鍛えろ。それまでは何も話さないからな』

冬野「は、はぁ?ちょっと一体どういう──」

必死に訴えかけるが何の返事も来ない。

冬野「ちょっと、聞こえてるんでしょ!」

思わず大声が出る。

子ども「大丈夫かなあのお姉ちゃん...」

母親「いろいろある時期なの」

うっ...周りの人に注目されてる。どこか違うところに行こう。

人目を逃れる為に夢中で走った。そして商店街の裏路地までやってきた。

冬野「もう何なの...。あの声は何も教えてくれないし...。これじゃただの無駄足だよ!」

ふと背後に悪寒を感じる。

冬野「もしかして...!」

振り返った頃には既にナイフが突き刺さっていた。

冬野「や...やっぱり...今日...も」ドサッ

そしてベッドで目が覚める。自分が死んだ事実を受け入れ、大きくため息をつく。

冬野「はぁ...。声、聞こえてるんでしょ!」

当然返事は来ない。

冬野「あのっ...!よし、落ち着け私。アイツは確か、もっと観察眼を鍛えろとか言ってたよね。それじゃあもっと修行した方がいいのかな。それとも、他を調べるか...」

死亡により僅かに能力上昇
身体能力1 0.5/1→2 運動慣れしている
洞察力2 1.5/3→2 2/3

身体能力2 運動慣れしている
洞察力2 2/3 人並み
5ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える





64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 21:58:46.49 ID:Rl3aKCRAo
6
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:00:40.76 ID:oPCqmBop0
1
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:01:07.88 ID:eTfl36Ka0
6
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 22:11:43.15 ID:1YofEsAO0
6

冬野「ここは素直に洞察力を鍛えようかな...」

また同じ日を過ごす絶望感で足取りは重かったが、それでも気持ちを奮い立たせて登校した。

どうせ今日も死んでしまうのだろうと開き直って、今日は限界まで推理小説の続きを読むことにした。

冬野「ふぅ。もう推理小説は大分読んだかな。でも、そのお陰か初めて読む本でも次の展開が分かるようになってきたよ。効果アリ...だよね?」

そして、当然。

ザクッ

冬野「...もう何も言わない。それじゃ、はぁ、今日はどうしよう」

洞察力上昇
2 2/3→3 人より優れている

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 人より優れている
6ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:12:30.70 ID:aEXENqkXO
6
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:14:57.06 ID:ijOZye3DO
6
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 22:30:53.04 ID:1YofEsAO0
6

冬野「取り敢えず今日も...洞察力、かな」

今日はいつもより冴えていたようで1つの名案が浮かんだ。

冬野「どうせ今日も死んで無かったことになるんだし...学校サボって図書館に行こう」

学校をサボるなんて、もし先生や家族にバレたらどうしよう、と思って今までやってこなかったのに。

冬野「前に続き今日もサボるなんて...私も悪い子になっちゃったな...。でも、これは私が明日を生きる為!しかたないよ、ね?」

そして図書館へ朝から行くことにした。係員に怪訝な目で見られたが特に追及されることはなかった。

冬野「もう推理小説は役に立たなさそう...。うーん、これにしよう」

そして手に取ったのは心理学の本。人が咄嗟に出す行動やその仕組みが解説されている。

冬野「これはきっと、洞察力を鍛えられる!はず...」

そして1日中心理学の本を読み漁り、帰り道。

ザクッ

冬野「っ...!」

今日は久々にパジャマが汗でぐっしょり濡れている。

冬野「慣れたと思ったけど...そんな訳、ないよね...」

洞察力上昇
3→3 1/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 1/7 人より優れている
6ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:32:11.73 ID:Rl3aKCRAo
6
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 22:32:30.18 ID:1YofEsAO0
6じゃなくて7ループ目だ、すいません。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:35:37.49 ID:eTfl36Ka0
6
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 22:54:47.65 ID:1YofEsAO0
6

冬野「今日はどうしよう...」

ふと記憶が蘇る。

『はぁ...。まだ駄目だな』

明らかに落胆したような声。

冬野「う〜!思い出しただけでイラつく!」

ろくに自分は何も喋らないくせに、私のことは上から目線で言ってくる。

冬野「何なの、アイツ!...こうなったら今日も図書館にこもろう!」

そして半ば衝動的に図書館へと向かった。

冬野「へー、腕を組むのって相手に対する警戒心を表してるんだ...」

一生懸命本を読んでいると、例の声が聞こえてきた。

『ほう、いい心がけだな』

冬野「あなた!」

思わず大声を出してしまい、周りの人に睨まれる。

『でかい声を出すな。じゃあそのまま頑張れよ』

それきり声は聞こえなくなった。

冬野「ホントにアイツ...!だめ、今日は集中力が削がれちゃったし帰ろう」

そして。

ザクッ

冬野「はぁっ!...よし、落ち着いた。あれ、そういえばあの声の主は前の出来事を覚えてた?まあ、アイツが原因なら...それもそうか」

洞察力上昇
3→3 2/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 2/7 人より優れている
8ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える

ちょっと離席します。




75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 22:59:39.56 ID:hv+indnHO
3
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:04:01.47 ID:ijOZye3DO
3
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 23:42:40.89 ID:1YofEsAO0
3

冬野「よし、大分洞察力も上がった、はず!こうと決まれば今日は声を調べよう。きっとアイツを見返せる、はず...」

服を着替えて1階に降り朝食を食べ、学校へ登校しようと家を出た時。

『へえ、大分頑張ったみたいだな。なら試してやろう』

冬野「へ?」

『じゃあ商店街へ行くぞ』

コイツはまた上から目線で...!でも、またみんなの同じ会話を聞かないでいいのはちょっと気が楽かも。

冬野「わ、わかりました」

そして登校中の生徒と会わないよう気をつけながら商店街へ向かった。

けれど商店街についてすぐ違和感に気づいた。より正確にいえば商店街についた瞬間、違和感が生じた。何か思考にモヤがかかったような感じがする。

冬野「あれ...今何かを忘れた気が...」

『そうだ。さあ、考えろ』

冬野「そんな無茶な...!えーと、確かに前はここで何かに気づいたんだ。何だっけ...」

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜20 気づかなかった
21〜99 気づいた
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:43:20.65 ID:eTfl36Ka0
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/13(水) 23:53:29.22 ID:1YofEsAO0
コンマ65 気づいた

冬野「そうだ!ループの原因はあなた!」

『その通り』

冬野「まさか私の洞察力を試す為にわざわざ記憶を消した?っていうか、記憶を操作できるの?」

『その通り』

冬野「う、嘘でしょ...」

記憶を操作できる...?なら、もしコイツが私を妨害しようと思えばいとも簡単に...。

『何を考えてる?ああ、お前を邪魔するんじゃないかって事か?安心しろ、そんな事はしない。俺のためにも、お前のためにもな...』

冬野「うう...」

コイツは一体何?記憶を操作できるなんて...。

冬野「...ここで考えてても何も分からない」

『その通り。じゃあ公園へ向かうぞ』

そしてまた、自販機の前を通り過ぎた。

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:54:27.38 ID:Rl3aKCRAo
はい
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/14(木) 00:00:23.81 ID:Az5K1mN60
コンマ38 気づかなかった

冬野「今何か...?」

『ボーッとするな、行くぞ』

冬野「は、はい」

公園まで向かう。

そういえば前のループの時、ここで何か気づきかけたような...。

冬野「確か...どうして私を選んだの、だったよね」

『そうだ。そしてこう答えた。別に好きでお前を選んだ訳じゃない』

冬野「選ぶ...」

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 00:01:17.29 ID:nMvJ+5/O0
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/14(木) 00:18:10.88 ID:Az5K1mN60
コンマ29 気づかなかった

冬野「駄目...引っかかるんだけど、その正体が分からない」

『...無駄だな。今日はここまでだ』

冬野「えっ!?前はもう少し歩きましたよね?」

『ああ。でも今日はもう駄目だ』

冬野「そ、そんな...。なら、どうしたらいいんですか!せめて目標を下さいよ!そうじゃないと...」

『頑張れない、か?気弱だな。一体誰に似たんだか...まあ、いい。なら条件を教えてやる。3つだ、3つ何かに気付け。観察眼を使ってな。それを乗り越えたら次のステップだ』

そしていつもの如く声は消えた。

冬野「3つ...」

3つ、その数字がずっと頭の中でぐるぐる回っている。気付けばすっかり夕方だ。そして...。

ザクッ

冬野「っ...!また、やり直し...か」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力2→2 0.5/3
洞察力3 2/7→3 2.5/7

身体能力2 0.5/3 運動慣れしている
洞察力3 2.5/7 人より優れている
9ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える

今日はここまで。





84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 00:18:58.09 ID:wBzJiHkpo
6
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 00:21:30.52 ID:M83HI0cDO

6
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 20:23:37.38 ID:k899Yvfb0
6

冬野「今日も洞察力...かな。たまには学校に行こう...」

ここ数日、努力をしてはいるものの特に進展がないことにすっかり参ってしまった。こんな時は水面ちゃんの顔でも見て癒されよう。

そして授業間の10分休み。水面ちゃんの教室まで行こうと廊下を歩いていると向こうから彼女がやってきた。

朝霧「あれ、こんなとこでどうしたの?」

冬野「いや、その、水面ちゃんの顔が見たくて」

朝霧「え、ホント!?奇遇だね、私も!」

水面ちゃんの顔が笑顔で緩む。

そのまま廊下で話していると、気付けばチャイムが鳴った。

朝霧「やばっ!じゃーねー!」

冬野「うん、ばいばい。...ふぅ、少し、元気出たかな。頑張ろ!」

そして放課後、例の如く図書室で本を読む。

冬野「良かった、ここにもあの心理学の本があって。さあ、読もう!」

本を読んでいると外から部屋と外から声が聞こえてくる。

先生「それじゃあこれ、お願いできるかな?」

花柳「え、いや、その...まだ仕事が...」

先生「ただの書類整理でしょ?こっちの方が大事だよね?」

花柳「うう...はい。わ、分かりました。やります」

先生「じゃ、よろしく」

また花柳先生が仕事を押し付けられてる...。でも、あの豆腐メンタルには少し仲間意識持っちゃうな。私も臆病だし...。

冬野「でも、先生ってMIT卒なんだよね?何で日本で高校教師なんか...。って、そうじゃなくて。本を読まないと」

そして帰り道。

ザクッ

ベッドで目が覚める。

冬野「...はぁ。ダメダメ、落ち込んじゃ。よし、今日はどうしよう?」

洞察力上昇
3 2.5/7→3 3.5/7

身体能力2 0.5/3 運動慣れしている
洞察力3 3.5/7 人より優れている
10ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 20:30:36.21 ID:ThimCoDn0
6
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 20:32:19.15 ID:379y28sb0
6
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 20:54:57.08 ID:k899Yvfb0
6

冬野「昨日元気をもらった事だし、今日は図書館にしようかな」

家族にバレないよう制服に着替えて図書館へ向かう。

冬野「むむ...今日はこの心理学の論文でも読もう」

そして図書館からの帰り道。

ザクッ

冬野「っ...何か頭がボーッとする」

『当然だな』

冬野「へっ!?」

『死が与える精神への影響は計り知れない。そして精神は肉体に影響する。ましてやそれが蓄積されるとすれば尚更な』

冬野「うう...一歩進んで二歩戻った気分」

洞察力上昇
3 3.5/7→3 4.5/7

デスペナルティで能力低下
身体能力2 0.5/3→1 0.5/1
洞察力 3 4.5/7→3 1.5/7

身体能力1 0.5/1 人並み
洞察力3 1.5/7 人より優れている
11ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 20:58:22.18 ID:XhYyG/bDO
6
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 20:59:23.58 ID:ThimCoDn0
6
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 21:14:10.60 ID:k899Yvfb0
6

冬野「失った分を取り戻そう...!」

『また図書館に行くのか?』

冬野「え、そうですけど...」

『たまには違うことをしたらどうだ?』

冬野「例えば何ですか?」

『それは...自分で考えろよ』

冬野「はぁ...的確なアドバイスありがとうございます」

『なんだ、随分嫌味たらしい言い方だな』

冬野「気のせいです」

気のせいじゃないけどね。いつもコイツは上から目線で...。とはいえコイツの言ってることにも一理あるし、今日は違うことをする事にした。

そして、商店街のベンチ。

『それで、人間観察はどうだ?』

冬野「まあ、洞察力を磨く役にはたってると思います」

『そうか』

冬野「はぁ...」

そして帰り道。

ザクッ

冬野「ふぅ...今日はどうしようかな?」

洞察力上昇
3 1.5/7→3 2.5/7

身体能力1 0.5/1 人並み
洞察力3 2.5/7 人より優れている
12ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 21:14:59.13 ID:ThimCoDn0
4
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 21:19:45.84 ID:XhYyG/bDO
4
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 21:35:42.75 ID:k899Yvfb0
4

冬野「...今日は先生を調べようかな。たぶん、私の勘違いとは思うけどね」

いつも通り朝食を食べ、学校へ登校する。

そして授業中。

生徒「アハハ!それでさ〜」

花柳「あ、あの〜。一応、授業中だから...」

生徒「え、何て?聞こえませーん」

花柳「あ...いや、何でも、ありません」

生徒は再び友達とお喋りを始めてしまった。

冬野「多分、先生の声が小さすぎて本当に聞こえなかっただけだと思うんだけど...」

そんな事を呟いていると、座間くんがお喋りしてる生徒に注意をした。

生徒「あ、悪い悪い。先生もごめんね」

花柳「あ、別にいいですよ」

やっぱりこんな性格をした先生がそんな大それたことできる訳ないよね...?

そして放課後、先生に会いに職員室へ向かった。

花柳「あら、冬野さん。ちょうど用事を頼もうかと...どうしたの?」

冬野「いえ...。ところでどうして私に用事を?係でもないんですけど...」

花柳「フフフ、実は私、冬野さんに親近感があってね。だから少しでも仲良くしたくて...」

冬野「はぁ...」

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 21:36:56.49 ID:GJuGV2/yo
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 21:51:33.19 ID:k899Yvfb0
コンマ49 気づいた

冬野「イヤ...ちょっと待って...」

花柳「どうしたの?」

ふと記憶が蘇る。それは2年生になって初めての授業日、先生の自己紹介だ。

『私の名前は花柳杏子と言います。少し頼りないかもしれませんがよろしくお願いします。それと...私は先生という立場上、誰かに贔屓をするつもりはありません。これだけは、譲りませんので皆さん安心してください』

冬野「そうだ...先生、これは贔屓には当たらないんですか?」

先生が頭を抱える。

花柳「そ、そうだ...!い、いや大丈夫。これは贔屓じゃありません!」

冬野「そうですか...」

先生の動作に何か違和感を感じる。なんて言えばいいのだろう...本当に驚いたというよりは、何か芝居がかった様な...。

すると机の上に置いてあった先生の携帯の画面が光った。

あれはメール...?

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 21:52:02.44 ID:ThimCoDn0
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 21:59:55.15 ID:k899Yvfb0
コンマ44 ゾロ目ボーナスで次の判定を若干緩和

先生と会話を続けながら、何とか盗み見る事に成功した。そこにはこう書かれている。

『準備完了、いつでもいけます。命令が下るまで待機します』

命令...?先生が命令?一体何のことだろう。

花柳「冬野さん?」

黙って考え込む私に先生が声をかける。そしてそれと同時に私が携帯を見れないよう先生が体勢を変えたのに気づいた。

冬野「あ、すいません。ちょっとボーッとしちゃって」

花柳「大丈夫?保健室に行く?」

冬野「いえ、大丈夫です」

何か手がかりが欲しい...。何かないかな...。

そう思い先生にバレないよう周囲の様子を探る。そしてカバンに目が行った。

↓1 洞察力3 人より優れている
00〜35 気づかなかった
36〜99 気づいた
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:04:27.74 ID:XhYyG/bDO
はい
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 22:22:23.78 ID:k899Yvfb0
コンマ74

カバンの僅かな隙間から書類が見える。

あれは何だろう...対外的脅威監視室?何かの組織ってことだよね。でもそんなの、聞いたことない...。

書類にはまだ続きがある。

『対象の状態は安定。しかし、いつ暴走状態に陥るかは不明。常時監視が必要。引き続き──』

その後はよくわからない単語や数値が書いてある。そして書類には私の顔写真も記載されていた。

対象は私...?

花柳「冬野さん?」

先生に話しかけられたのも無視して思考を巡らせる。先生は誰かに命令できる立場、そしておそらく対外的脅威監視室とかいう組織の人間...?

冬野「先生...私を監視してますよね。対外的脅威監視室のお仲間も近くにいるんですか?」

花柳「...」

ブラフに引っかかった先生の表情が変わる。

花柳「まさか...そこまでお見通しとは。けれどおかしいですね、あなたの洞察力や知力の急激な上昇は報告されていないはず...」

先生は真っ直ぐ私を見据えながら独り言を呟く。

花柳「それに...。いえ、バレているのなら仕方ありません。ついてきてください」

冬野「...」

花柳「安心して下さい、予定が変わりました。あなたが私達のことを理解してるなら危害を加える必要はありません」

↓3まで多数決
1ついて行く
2ついて行かない
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 22:23:19.99 ID:k899Yvfb0
ちょっと離席します。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:25:09.02 ID:ThimCoDn0
1
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:26:44.24 ID:AZBkJaU8O
1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 22:26:58.98 ID:rC/L+UebO
1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 23:49:18.80 ID:k899Yvfb0
1ついていく

冬野「分かりました...」

花柳「なら、ついてきて下さい」

先生と共に学校から出ると、近くに止まっていた黒のセダンに乗せられた。

黒服「チーフ、それは対象なのでは...?」

花柳「状況が変わった。車を出せ」

黒服「...わかりました」

そして車は走り出した。走行中はただエンジン音だけがその場を支配していた。

しばらく走る事数分、廃工場で車は止まった。

花柳「さあ降りて下さい」

先生に促され車から降りると、黒服が近くの地面を触っている。

冬野「あの...」

花柳「まあ、慌てないでください」

すると黒服が地面に隠してあったハッチを開け、その中へ入っていった。先生に目で促され私もその中へ入る。

しばらく階段を降りていると、開けた空間に出た。そこには大量のコンピュータやよくわからない機器、そして大きなモニターがあった。

冬野「ここは?」

花柳「私達の研究所です」

研究所...?確かに研究所勤めならMIT卒っていうのも納得がいく。

先生は自らのデスクに座る。

花柳「それでどこまで知っていますか?」

冬野「え、と...」

さっきは盗み見た単語から適当に類推して嘘を言ったが、ここではその意味もないだろう。

冬野「先生達が私を監視している事以外は何も...」

花柳「そうですか」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/15(金) 23:52:39.32 ID:k899Yvfb0
先生は私の目をじっと見つめる。

冬野「それで...一体何のために私を?」

花柳「あなたを助けるためです」

冬野「助ける?」

花柳「はい。そうですね...例えば突然頭の中に知らない誰かの声が響いたりしませんか?」

冬野「っ...」

花柳「やっぱり。その声はあなたに付いている悪い物なんです。私達はそれからあなたを助けたいんです」

冬野「悪い、物」

『待て、耳を貸すな』

頭の中で声が響く。

冬野「あなたは静かにしてて下さい!」

花柳「やっぱり苦しんでるみたいですね」

冬野「それで、その悪い物って...?」

花柳「そこは重要じゃありません。正体なんかより大事なことを言います。昔...私の友人も、ある日から声に悩まされるようになりました」

『駄目だ、聞くな』

聞こえてくる声を無視する。

花柳「彼女は毎日毎日声が聞こえる、と苦しんでいました。そしてある日突然人が変わってしまいました。温厚な人物だったのに激しい気性に変化し、他人を傷つけるようにもなりました。...声に乗っ取られたんです」

気性が変わる...乗っ取る...。そうだ、コイツは記憶も消せるんだ。なら、不可能じゃない...?

花柳「そして彼女は1日だけですが元に戻りました。ですが...それまでの自分の行為、そして人を傷つけた罪悪感に耐えきれず命を断ちました。私はあなたにはそんなふうになって欲しくないんです」

冬野「そんな...」

『違う!...いや、確かにそれは事実だ。だが皆がそうなる訳じゃない!』

冬野「そんなの...!」

そうだ、そもそもループの原因だってコイツなんだ。もしかしたら私の精神を疲弊させてから乗っ取るつもりなのかも...!それに、私の目的はループを脱する事...でしょ?

『俺たち全てを信じなくても構わない!だが、だけど...私だけは信じて!』

花柳「声は無視しなさい。私達なら安全にその声を取り除く事ができるの。勿論あなたが望むのならね」

冬野「私は...」

↓3まで多数決
1声を取り除く
2声を取り除かない
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:53:41.00 ID:GJuGV2/yo
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:54:26.59 ID:ThimCoDn0
2
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 23:54:56.84 ID:XhYyG/bDO
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/16(土) 00:19:14.19 ID:5k4vOW/L0
2声を取り除かない

冬野「やめておきます」

花柳「何故?」

冬野「分からない、けど、駄目な気がする。全てを知らないと...」

『...』

花柳「...残念です。殺す必要は無くなったと思ったのに」

先生が引き出しから拳銃を取り出す。

冬野「そんな、まさか...!」

花柳「私は2度と彼女の様な犠牲者出さない。その為には...ごめんなさい」

先生が引き金を引くのと同時に視界が真っ暗になった。

冬野「はぁっ...!死んだ...また。でも...今回は色々分かった。声、聞こえてるんでしょ。あなたの正体は?」

『これは引っかかるか...?だが、この程度なら...』

声は私に返事するでもなく、独り言を呟いている。

冬野「なら、いいです」

『いや...言おう。詳しい定義は難しいが...簡単に言うなら地球外生命体、エイリアンだ』

冬野「は...?」

『タチの悪い冗談だとでも?だが事実だ』

普通なら信じられないけど、とっくに今の状況は普通じゃない。

冬野「で、何で私に取り付いてるの?」

『詳しい事は言えないが、俺たちは知的生命体の精神を糧にして生きている。簡単に言えば生きる為だ。...言えるのはここまでだ』

冬野「そう...。で、ループはどうすれば終わるの?」

『お前から出ていったらだ』

冬野「...どうすれば出ていくの?」

『そのうち言うよ』

冬野「はぁ...」

思わずため息がこぼれる。

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 1→2 運動慣れしている
洞察力 3 2.5/7→3 3/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 3/7 人より優れている
13ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える

今日はここまで。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 00:22:30.14 ID:miLl3SlvO
6
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 00:25:44.50 ID:SxMtYhjDO
乙 6
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 14:17:36.32 ID:dAnWBOhSo
洞察力鍛えるよりも何か調べてコンマにかけた方がいいんじゃね?デスペナで下がるんだし。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 20:28:47.33 ID:sJzJ3N1V0
6

冬野「...」

あの臆病な花柳先生に殺されたという事実のせいで、いまいち気分が乗らない。

『今日は何もしないのか?』

冬野「あ...いや、そういう訳じゃ無いけど...。ただ、親近感を持ってた先生に殺されるのは結構ね...」

『ふむ。...今日は洞察力の訓練でもしたらどうだ?例えば殺される瞬間の事を思い出して、何か気にかかる事がなかったか、とか』

冬野「そうだね...」

目を瞑ると銃を構えた先生の姿が脳裏に浮かぶ。...そういえば、あの時はショックで分からなかったけど...。

冬野「先生の手、震えてた...。案外先生が打たれ弱いのは本当なのかも。なのに、私を殺してまで新たな犠牲者が出るのを止めたかった...ってことかな」

『かもな...』

冬野「もしかして私を元気付けるためにアドバイスしてくれたの?」

『そんな訳ないだろ』

声はそう言い放ったが、どこか語気に優しい雰囲気を感じ取る事ができた。

冬野「少し元気も出たし学校に行くよ」

『勝手にしろ』

そして図書室でいつも通り本を読み、いつも通り帰り道で殺された。

冬野「そういえばあの殺人者は先生って事なのかな。仮に違ってても対外的脅威監視室ってとこの人間なのは間違いないよね」

洞察力上昇
3 3/7→3 4/7

身体能力2 運動慣れしている
洞察力3 4/7 人より優れている
14ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5殺人者に勝てるよう鍛える
6洞察力を鍛える
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:30:41.70 ID:flLE/CnA0
1
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:33:37.84 ID:d4WeIvxDO
1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 20:51:47.20 ID:sJzJ3N1V0
1

冬野「今日は...関係ないと思うけど水面ちゃんを調べてみようかな。親友だし、何か困ってるなら助けてあげたい...!」

という訳で学校へ登校し、10分休みの間に彼女のもとを訪れた。

朝霧「あれっ、真白!どうしたの?」

いつもと変わらない笑顔だ。

冬野「いや、今日って何か用事があるのかなーって」

朝霧「あっちゃー、今日はダメなんだ、ごめんね!でも、何で?」

冬野「いや、一緒に帰ろうかと...」

朝霧「あー...ホントごめん!」

↓3まで多数決
1問い詰める
2放課後に尾行する
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:52:15.96 ID:siNm7etoo
2
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 20:55:39.83 ID:flLE/CnA0
2
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 21:12:18.86 ID:sJzJ3N1V0
2

冬野「いや、いいんだよ」

朝霧「ありがと!じゃねー」

余り気は進まないけど...放課後に後を追ってみよう。

そして放課後、下校している多くの生徒の中から彼女の姿を探し出す。

冬野「あ、いた...。でも...」

彼女が向かったのはいつもの帰り道とは真逆の方向だ。

冬野「追いかけないと!」

彼女にバレない様に追いかける。だが、先程まで歩いていたのに突然走り出した

冬野「は、速い!そういえば水面ちゃんって運動神経良かったっけ!校内トップ...いや、それ以上だったよね!」

↓1 身体能力2
00〜70 見失った
71〜99 なんとか付いて行けた
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:15:03.30 ID:dIUYEMXJO
ほう
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 21:32:17.48 ID:sJzJ3N1V0
コンマ30 見失った

冬野「はぁ...はぁ...。水面ちゃん、速すぎるよぉ」

『で、どうする?』

冬野「どうするも何も...見失ったし。諦めるよ」

『もう少し体力つけたらどうだ?』

冬野「だね...。これでも皆と比べたらある方なんだけど...」

そして帰り道。

ザクッ

冬野「...ふぅ」

冷や汗は相変わらず出るが、もう叫ぶ事はなくなった。

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 2→2 0.5/3
洞察力 3 4/7→3 4.5/7

身体能力2 0.5/3 運動慣れしている
洞察力3 4.5/7 人より優れている
15ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:34:57.10 ID:flLE/CnA0
2
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 21:38:51.64 ID:d4WeIvxDO
2
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:00:04.08 ID:sJzJ3N1V0
2

冬野「水面ちゃんの事も気になるけど、そういえば座間くんも様子がおかしかったよね...。今日は座間くん!」

『なあ、ループを脱するって目的は?』

冬野「う...でも急がば回れって言うでしょ。それにアナタが私から出ていく条件を教えないのが悪いんでしょ」

『...ふん』

感じの悪い声は無視して学校へと登校した。そして昼休み、座間くんとご飯を食べる。

座間「な、なあ」

以前と同じ様に座間くんが口を開く。

冬野「なあに?」

座間「...いや、何でもない」

冬野「...座間くん、何か悩んでるの?」

座間「え?」

冬野「もしそうなら言ってよ。助けになれるかは分からないけど、私達幼なじみでしょ?」

座間「あ、ああ。でも安心してくれ、別に悩み事じゃないさ」

冬野「じゃあ何?」

座間「いや、ただ...今日の放課後商店街に、一緒に行かないか?」

心なしか座間くんの表情がいつもに増して硬い。

冬野「へ...?」

↓3まで多数決
1行く
2行かない
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:01:16.58 ID:/+otsovF0
1
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:04:17.57 ID:x3bRBjrmO
1
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:20:06.74 ID:sJzJ3N1V0
1行く

冬野「うん、行くよ」

座間「よ、よかった。なら放課後な」

それだけ言って、彼は弁当を食べ終えてもいないのに自分の席に戻った。

冬野「うーん、何だろ?」

『鈍いな』

冬野「コイツ、馬鹿にして...!」

声に対する怒りは抑えつつ、放課後のことに考えを巡らせながら弁当を食べた。

そして放課後、校門で座間くんを待っていると昇降口から彼がやってきた。

冬野「じゃあ行こっか?」

座間「あ、ああ。行こう、ま、真白」

冬野「む...?」

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:21:39.93 ID:pFRB+F2h0
はい
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 22:43:46.13 ID:sJzJ3N1V0
コンマ93 気づいた

冬野「どうしたの、下の名前で呼んで?」

座間「べ、別に。昔はこう呼んでただろ」

冬野「...そっか」

昔...そうだったっけ?あれ、何だろ。何か違和感がある。昔の記憶が、ない...?

何故か冷や汗が流れる。

いや、ないっていうのは正確じゃない。昔の記憶はあることにはある。でも...何だろ、断片的にしか覚えてない。何か大切な事を忘れてる気がする...。

座間「真白?」

考える私に気づかずに先に進んでいた座間くんが振り返る。

冬野「あ、いや、何でもないよ」

座間「そうか?なら、行こう」

冬野「うん」

そのまま座間くんと他愛無い会話をしながら商店街までゆっくり歩いた。

冬野「それで水面ちゃんがね──」

座間「...」

返事をしない座間くんに気づいて、顔色をうかがう。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 22:46:06.90 ID:siNm7etoo
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/17(日) 23:04:03.43 ID:sJzJ3N1V0
コンマ90 気づいた

座間くんの視線の先には岸園高校の女子生徒に人気のパフェ店があった。

冬野「なるほど...パフェが食べたいんでしょ?」

座間「なっ、ちがうぞ!」

慌てて否定するが、依然として彼の目はパフェに釘付けだ。

冬野「気にしないでいいんだよ。昔から好きだったもんね?」

座間「...ああ。じゃあ、食べようかな」

冬野「うん!それなら私は──」

2人でパフェを注文し、ベンチに座ってその甘味をじっくり堪能する。

座間「う、美味い!」

冬野「ふふ、昔なら遠慮なく食べれたかもだけど...今のガタイなら躊躇する気持ちもわかるよ」

座間「ハハハハ...」

冬野「もしかして今日私を誘ったのはこの為?」

そう聞くと彼は動揺して首を横に振った。

座間「ち、違う!そんなつもりじゃ──」

その慌てっぷりを見て思わず笑みがこぼれる。そういえば最近、こんな風に心から笑った事、なかったな。

冬野「分かってる、冗談だよ」

私の顔を見た座間くんが固まる。

冬野「どうしたの?」

座間「可愛い...」ボソッ

冬野「え?」

『鈍すぎる...見てられんな』

私を馬鹿にする声に思わずイラつくが、ここで返事をすると周りの人に頭のおかしい人と思われかねないので無視する。

座間「あ、いや、何でもない。それより早く食べよう。溶けるぞ」

冬野「そうだね」

パフェを食べ終えてからも、そのままベンチで話し続ける。

楽しい会話を続ける中、少し気になるものが視界に入った。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた

今日はここまで。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 23:07:49.10 ID:flLE/CnA0
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:17:13.86 ID:xOw1/KuB0
コンマ10 気づかなかった

冬野「うーん...」

座間くんが鞄につけているストラップ、不思議とそれに注意を引かれたが、その理由までは分からなかった。

座間「そろそろ帰るか」

確かに気づけばもう遅い。これ以上遅くなると私が殺される時に座間くんまで巻き込んでしまう。

冬野「そうだね」

でも結局、様子が変だったのは何だったんだろう。気のせいかな?

なんて事を思いながら座間くんと喋りながら歩いていると、気づかぬうちに家の前に着いた。

↓1 洞察力3
00〜40 気づかなかった
41〜99 気づいた
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:17:40.91 ID:H9KQNaLmo
NT
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:17:44.09 ID:Gjen7ni7o
うぬ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 20:32:48.16 ID:xOw1/KuB0
コンマ91 気づいた

別れを告げようと座間くんの顔を見ると、彼が口籠っているのに気づいた。

冬野「どうしたの?言いたいことがあるなら言ってよ」

私の言葉を聞いて座間くんは目を見開く。

座間「な、何で分かったんだ?」

冬野「そりゃあ幼なじみ、だからかな?」

座間「ふっ...」

彼の表情が柔らかくなる。

座間「少し、安心したよ」

冬野「え、何で?」

座間「いや...昔、あの事故があった時、少しの間だけだったが真白の性格が変わった事があっただろ?」

冬野「...」

あの事故?私の覚えている限りじゃ、産まれてから今までずっと事故なんてあったことないけど...。それに、性格が変わった?

座間「だから安心したよ。真白が変わってない事を改めて確認できて」

身に覚えのないことで安心されても腑に落ちない。

冬野「うん...」

↓3まで多数決
1事故について聞く
2事故について聞かない
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:34:01.00 ID:URhpR3gR0
1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:37:47.05 ID:Gjen7ni7o
1
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 20:38:44.32 ID:pyell0FDO
1
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:08:34.57 ID:xOw1/KuB0
1聞く

冬野「その...事故って?」

座間「え?」

彼が顔をしかめる。

冬野「いや、どんな事故だったっけ?」

座間「覚えて...ないのか?」

冬野「うん...」

そう言うと座間くんは俯いてしまった。

冬野「座間くん...?」

彼の肩に触れようとしたが、避けられてしまった。

冬野「あ...」

座間「っ...。すまない」

それだけ言うと彼はその場から走り去った。

冬野「...」

やってしまった...。

ボーっと遠ざかっていく彼の姿を見つめていると、突然背中に痛みを感じた。

冬野「うわぁっ!」

ベッドで目覚める。

冬野「...死んだ、のは良いんだけど。それより...」

座間くんの事が、事故とやらのことが気になる。けどあの様子じゃ彼に聞くのはやめたほうがいいかも。家族に聞いてもいいけど...同じ結果になりそう。

冬野「はぁ...」

死亡により能力僅かに上昇
身体能力 2 0.5/3→2 1/3
洞察力 3 4.5/7→3 5/7

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力3 5/7 人より優れている
16ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:10:11.69 ID:XNha6deKO
6
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:13:28.31 ID:pyell0FDO
6
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:31:30.74 ID:xOw1/KuB0
6

冬野「最近調べてばかりだったしたまにはトレーニングするかなぁ」

『それでどこいくんだ?』

向こうは覚えてないとはいえ、座間くんと顔を合わせるのはなんだか気まずいし...。

冬野「図書館に行くよ」

『そうか』

図書館に着くといつも通り本を読み漁った。そして帰り道。

ザクッ

冬野「ふぅ...」

洞察力上昇
洞察力 3 5/7→3 6/7

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力3 6/7 人より優れている
17ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:34:47.84 ID:URhpR3gR0
6
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:36:24.29 ID:nmb+1C/3O
6
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 21:49:54.03 ID:xOw1/KuB0
6

ベッドで仰向けになりながら天井を見つめる。

冬野「もう本もだいぶ読んだしな...。それに活字は飽きてきたよ...」

そのまましばらく呆けてると1階から声が聞こえてきた。

母「早く起きなさーい!」

冬野「...サボろう」

1階に降り、母に頭が痛い事を伝えた。勿論嘘だが、簡単に信じてくれた。

冬野「...そうだ!文字に飽きたんなら映像、つまり音にしたらいいんだ!」

その日は動画サイトでひたすら洞察力を鍛える動画を見まくった。

そして夕方、インターフォンが鳴った。

冬野「あれ、お母さんかと思ったけど宅配か〜」

外に出て荷物を受け取ろうとしたらナイフで刺された。

冬野「はぁっ!...家がバレてる。ま、私を監視してるんだし家くらい知ってるか...」

洞察力上昇
洞察力 3 6/7→4 最大値まで到達

身体能力2 1/3 運動慣れしている
洞察力4 秀才
18ループ目
↓先に2票入ったやつ
1朝霧水面を調べる
2座間徹を調べる
3不思議な声を調べる
4先生を調べる
5身体能力を鍛える
6洞察力を鍛える
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:52:38.29 ID:URhpR3gR0
3
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 21:57:50.93 ID:pyell0FDO
3
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