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【艦これ】提督「不憫な艦娘達を助けてケーキ屋生活したい」

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387 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:28:34.35 ID:GI+z5bgm0
暁「たかいたかい!これが大人の見る景色なのね!」

提督「ふむ。やはり子供とは言えこうして抱き上げるとお尻は柔らかいな」

暁「お尻?司令官は暁たちのお尻を触りたかったの?」

朝潮「言っていただければいつでも触っていただいて大丈夫ですよ?」

提督「いやいや、こう美少女2人を両手に抱いて、その上でお尻の感触を楽しみたかったんだ」

暁「なんだか良くわからないけど司令官が楽しいなら良かったわ!」

朝潮「他にご要望が有ればなんでも言ってください!」

提督「じゃあ司令官大好きって言ってもらいながらほっぺに両側からちゅうしてもらおうか!」

暁「司令官だ〜いすきっ♪ちゅ〜♪」

朝潮「司令官、大好きです!チュッ」

提督「やれやれ……駆逐艦は最高だな」
388 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:33:01.74 ID:GI+z5bgm0
提督「長波いるかー?」

長波「んー?」

提督「頼みがあるんだけど」

長波「おっ、なになに?またアレかー?」シコシコ

提督「ちょっとシャツの胸元を指一本で下げてくれないかな」

長波「ん?こう?」

提督「その谷間に指を挟んで良いかな」

長波「別に良いけど……いつも身体洗う時に触ってるだろ?今更そんな事しても」

提督「頼む!」

長波「ん、まぁ別に良いけど」
389 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:37:21.29 ID:GI+z5bgm0
提督「おお……」ヌッ

長波「これなんか楽しいのか?」

提督「世界中の男性のほとんどは喜ぶと思う」

長波「ふーん」

提督「ふぅ……」スッ

長波「おっ?満足したのか?」

提督「ナイスファイト!」

長波「んじゃさぁ、そっちの固そうな棒も挟んで行くか?今なら胸の下から入れてお口に」

提督「ありがとう長波!よい休日を!」

バタン

長波「あれ〜?なんだよ、こっちはやる気満々になっちゃったのによ」
390 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:42:26.58 ID:GI+z5bgm0
提督「おーい、龍驤ー」

龍驤「んー?なんやー?」

提督「思いっきり後ろから抱きしめていいか?」

龍驤「別にかまへんよ〜……っていきなり何いうとんねん!」

提督「ダメか?」

龍驤「え?冗談やなくてマジなんか?」

提督「後ろから抱きつくだけだから!それ以外は何もしないから!!」

龍驤「ちょ、ちょい、どんだけウチに抱きつきたいねんな。必死過ぎてビビるわ」

提督「頼む!!」

龍驤「んー……前からやったらええけど……」

提督「ありがとう!!」ガバッ

龍驤「ひゃい!?」
391 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:53:24.62 ID:GI+z5bgm0
龍驤「な、なぁ、これなんなん?ドッキリ?」

提督「…………」

龍驤「ちょ、なんとか言いや。恥ずかしいやん……」

提督「このまま頭も撫でて良いか?」

龍驤「それはまぁ……かまへんけど…………って、なんで髪留めとるねんな!」

提督「こっちの方がじっくり髪を撫でれるし、個人的には髪を解いた龍驤が大好きだから」

龍驤「ぐうぅ……好きにせえ!あほ……」カアァァァ

提督「龍驤は本当に可愛いな」

龍驤「って言うか……なんかうちのお腹に硬いのが当たってるんやけど……」

提督「スゥー……龍驤の匂い好きだな。同じジャンプー使ってるのに」

龍驤(ああ、これ多分ウチ犯されるやつやん……!この硬いのが……覚悟しとかんと……)

提督「よし、ありがとう龍驤。助かったよ」

龍驤「あ、ああ、ほんでどないしよか?あっと……お風呂、いく?」

提督「ん?風呂なんか入らなくても良い匂いしたぞ?」

龍驤「まぁキミがそのままがええ言うんやったらウチはかまへんけど……でもこのままするんやったら、その……舐めたりは、あかんよ?」

提督「ん?とにかく今日はゆっくり休んで明日に備えてくれよ!じゃあまた昼食でな」

バタン

龍驤「え?……ええ!?ちょっ、この盛り上がったウチの気持ちはどうなんの!?放置!?」
392 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 11:57:47.19 ID:GI+z5bgm0
提督「秋雲ー」

秋雲「なーにー?」ゴロゴロ

提督「お前は全力で休みを満喫してるみたいで何よりだよ」

秋雲「まーねー♪」

提督「ところで俺も一緒に寝転がって後ろから胸を揉みしだいて良いか?」

秋雲「んー、いいよー♪」

提督「さすがオータムクラウド先生!話が早い」

秋雲「あ、ちょっと待ってね。んーしょっと」プチッシュルリ

秋雲「ほい、ブラ外しといたよー」

提督「じゃあさっそく……」

秋雲「あっ、ちょいまち!」
393 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 12:05:06.57 ID:GI+z5bgm0
秋雲「カメラをこの角度で置いて……と」

秋雲「提督、最初は服の上からの構図でお願いねー」

提督「ああ、まぁこっちがお願いしてる立場だしな。こうでいいか?」

秋雲「あー、もうちょい形が崩れるくらい強く揉んでいいよー」

提督「こうか……って、これは……大きいと服の上からでも……っていうか、生で揉むより布一枚挟んだ方がビーズクッションのような柔らかさが……」

秋雲「よーし、んじゃ次は生乳いってみよっか!服はどうする?できれば脱ぎたいんだけど」

提督「お任せします先生!」

秋雲「じゃーあー、服は脱いで、私が提督に乗る感じでー……斜め向くからちょっとつぶれた感じのおっぱいを後ろから揉んでみよっか」

提督「これは……秋雲の重みを感じながら、さっきとは違う水がタプタプする様な触り心地が……」

秋雲「はい、そのまま3秒ストップしてー!」

秋雲「じゃあ次は四つん這いになるから覆いかぶさる構図ね」
394 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 12:10:57.02 ID:GI+z5bgm0
10分後

秋雲「いやー、撮った撮った!これで冬コミも万全だわ!」

提督「まさにギブアンドテイクだな」

秋雲「ええ〜?提督は気持ちいい思いしただけっしょ?」

提督「まぁ10分以上揉みまくりだったからな。凄かった」

秋雲「こういう話ならまたいつでも言ってよ♪こっちも助かるからさぁ♪」

提督「ああ、また頼むよ」

秋雲「んじゃね〜」

バタン

秋雲「…………」

秋雲「ハァ……ハァ……ッ、な、なな、なんだったの今の!?」

秋雲「提督……提督…………ヤバい、鍵かけてからしなくちゃ……でももうすぐ終わっちゃうし、いっか……」

秋雲「提督……っ!」ビクンッ
395 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 12:15:04.39 ID:GI+z5bgm0
提督「霞」

霞「いきなり入ってくんな!このクズ!!」

提督「すまん、でも頼みがあってきたんだ!」

霞「嫌よ!休日出勤反対!お断りだから!」

提督「そうじゃなくて」

霞「ダメなものはダメ!さっさと出て行って!!今忙しいの!!」

提督「そうか。悪かったな……」

パタン……

霞「ふぅ……この前出かけた時に撮ったプリクラ見てたなんてバレたら最悪だったし……」

霞「でもなんの用だったのかしら?」
396 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 12:21:08.31 ID:GI+z5bgm0
曙「ねぇ、今日のクソ提督変じゃなかった?」

龍驤「それ!明らかにおかしいっちゅうか生殺しっちゅうか……」

朝潮「朝潮たちもお尻を触ってもらいました!喜んでいただけて満足です!」

暁「くすぐったかったわね」

霞「はあ!?お姉ちゃんあいつにお尻触られたの!?」

曙「えっと……私もその、お尻突き出して股を弄られたっていうか……」

長波「あたしらおっぱい組は胸を触られたよな」

秋雲「う、うん、そう、ね……凄かった」

龍驤「今日は発情期やったんかいな?あんな強引な司令官は初めてやったわ」

霞「えっ?えっ??みんなあいつに何かされたの?」

龍驤「なんや、霞のとこには来んかったんか?今日の司令官めっちゃエロい感じしたしみんなに手出しとるんかと思ったけど」
397 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/25(木) 12:33:15.44 ID:GI+z5bgm0
霞「ちょうどさっき、お昼前に来たけど……」

秋雲「じゃあ私の後かぁ。こっちは10分以上身体を弄ばれたし霞ちんも凄い目にあったんじゃない?」

霞「私は別に」

曙「なにかまととぶってんのよ!今日のあいつなら確実にエロい事されたでしょ!私なんてあんな恥ずかしいポーズで後ろから……」

龍驤「ウチも未だにあのお腹に硬いのがあたる感覚残ってるわ……」

霞(えっ?なに?今日は何か特別な日だったの?私には何をさせようとしたの!?あああああ!!)


提督「はぁ……今日は煩悩を解放してしまったな」

大和「提督?なにかお忘れじゃありませんか?」

提督「ん?」

大和「提督、どうして大和にはえっちな要望をしていただけないんですか!提督はロリコン過ぎです!もっと私の事も見てください!!」グイグイ

提督「あはははは」

大和「なにを笑っているんですか!大和にもえっちなお願いしてくださいー!」

提督「美女にこうやってねだられる……たまんねぇな!!」
398 : ◆HhGf8jwqok :2020/06/25(木) 12:35:50.54 ID:GI+z5bgm0
この後拗ねた大和をなだめるまでが提督の楽しみ
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 12:40:58.90 ID:2qpernLvo
もう全員抱いちゃえばいいんじゃないかな
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 19:07:04.32 ID:4wujUChXo
いいんじゃないかな
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 20:15:04.45 ID:9P0RR7wU0
いいんじゃないかな
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 01:57:25.58 ID:BgpEgexSO
霞になにお願いするつもりだったんだろう
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 19:52:37.84 ID:ivSCvRT6o
今夜辺り・・・おっぱい祭りが来そうな予感(`・ω・´)
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 22:01:48.67 ID:GuBJhKwq0
さぁ、時期祭りの時間だ。
405 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/06/29(月) 23:46:59.98 ID:zsdEVTVZ0
明日から半月は地獄のロードが始まるから
お風呂入ってパジャマきて布団に入って寝るまで書く
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 23:53:03.65 ID:ivSCvRT6o
やったー!
おっぱい祭りだー・・・たぶん
407 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 00:35:49.07 ID:bUHtjlYa0
曙「ふんふ〜ん♪」

龍驤「なんやなんや?朝から鼻歌うとてえらい上機嫌やん」

曙「実は今日すっごく良い夢を見たの」

霞「ふーん。どんな夢見たのよ?」

曙「さあ?」

霞「さあ?って、良い夢を見たんでしょ!?」

曙「なんとなく良い夢を見た気はするんだけど内容までは覚えてないのよねぇ……でもきっと正夢に違いないわ!」

霞「正夢もなにも、内容を覚えてないんじゃ何が正夢かも分からないじゃない」

曙「そんな事ないわよ。私、結構正夢みるんだから!」
408 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 00:42:07.33 ID:bUHtjlYa0
曙「なんて言うのかしら……その時は覚えてなくても、実際それが起きると夢も思い出すのよ。あっ!これ夢で見たやつだ!って」

龍驤「つまり今は漠然とええ夢見たって記憶しかないけど、例えばそれが大好きなハンバーグやった場合」

朝潮「いまハンバーグって誰か言いませんでしたか?」キョロキョロ

龍驤「ハンバーグを目の前にした時に夢も思い出すっちゅうことか」

曙「そう!」

曙「って言ってもその正夢が今日来るのか来週来るのか分からないけど。だいたい正夢はその日に起きるんだけど」

霞「あてにならない正夢ねぇ」

曙「とにかく正夢なら良いことが起こるはずだわ!もしかしたら12億円あたるのかも!」
409 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 00:46:19.10 ID:bUHtjlYa0
ケーキ屋

曙「ふんふーん♪」

提督「なんだ?今日は随分と上機嫌だな」

龍驤「なんかええ夢見たらしいわ」

提督「へー、艦娘も夢を見たりするんだな。おい秋雲」

秋雲「わかってるって。バッチリ浮かれたぼのたんをビデオにおさめてるから」

提督「後で買うからよろしく」

秋雲「まいどありー♪」

長波「らっしゃっせー。2人かー?」

58「ふたりでち!」

ろーちゃん「でっち、どきどきするね!」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 02:08:58.92 ID:+6bEtXy+O
ぽやしみー
411 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 06:47:29.42 ID:bUHtjlYa0
長波「おーい提督ー。悪いんだけどちょっと来てくんないか?非常事態なんだよ」

提督「非常事態?」

長波「あのテーブルなんだけど……」

提督「珍しいな、潜水艦の子たちだけでくるなんて」

長波「あー……それがちょっと問題でさ」


曙「困ったわね」

58「どうしてご飯食べれないの?お金ならたくさん持って来てるでち!」

ろーちゃん「でっちとろーちゃんが一生懸命貯めたお小遣いなんですって!」

曙「だからたくさん持って来すぎなのよ……小銭を」

58「でち?」
412 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 06:59:36.83 ID:bUHtjlYa0
曙「いい?こういうお店の支払いは1円玉や5円玉だけで払ったりできないの」

58「どうしてでちか!」

ろーちゃん「ちゃんと働いて稼いだお金なのに……でっち、これはお金じゃないの?」

58「立派なお金でち!オリョール1回1円、資源を沢山集めた時はボーナスで5円、最近は稼ぎがなくなったけど……少し前までコツコツ貯めてた大事なお金なのに!」

曙「その苦労は認めるけどね……そんなビニール袋に山ほど詰めて持ってこられても」

58「ごーやは先輩として全財産を使い果たしてでもこいつに美味しいと評判のケーキや料理を食べさせてやりたいんでち!」

ろーちゃん「でっち……!」

曙「まぁ百歩譲ってその小銭での支払いを認めたとして……何を頼むつもりだったの?」

58「ランチセットにケーキを付けてもらう予定でち!」

曙「うちのランチは1番安いので980円。そこにケーキをつけるなら1500円くらい。それを2つで3000円」

曙「そのほぼ1円玉の袋に3000円入ってるようには思えないんだけど。よくて1000円あるかないか……」
413 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:09:55.21 ID:bUHtjlYa0
58「そんなぁ……」

ろーちゃん「でっち、ろーちゃんたちお金がたりなかったの?」

ヒソヒソ……ざわざわ……

58「うぅ……周りのお客さんに笑われてる気がするでち……」

ろーちゃん「ねぇ、早く帰ろ……またおいしい棒をみんなで分けっこしましょうって」

周り(俺が代わりに払ってあげたい)

周り(目の前でサイフ落として1割あげたい)

周り(あちらのお客様から……ってやつしてあげたい)

ヒソヒソ……ざわざわ……

曙「あんた達!気持ちは分かるけど余計なこと言い出すんじゃないわよ!」

お客「で、でも曙ちゃん。さすがに可哀想って言うか、いつも朝潮ちゃん達にご馳走してるのと変わらないって言うか」

曙「じゃああんたは今後同じようなお客さんがきたら皆んなにご馳走するの?これから何十人も何百人も来るかもしれない超低賃金で働かされてた子達全員の面倒見切れるわけ?」

お客「それは……(ぶっちゃけ見れるけど、お金は腐るほどあるからオケマルなんていったら曙ちゃんの面目も……)」

曙「ほら見なさい。出来ないなら黙ってる、良いわね?」
414 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:18:42.74 ID:bUHtjlYa0
曙「とにかく厄介な奴が来る前に早く帰りなさい」

58「でち……」

ろーちゃん「元気出してくださいって、ふぁいと、おー」

曙「……まぁ、お金はあるわけだし、プリンくらいなら持ち帰りで」

提督「どうしましたか?皆々様」

曙「ちっ!厄介な奴が来ちゃったじゃない!」

ろーちゃん「やっかい?」

58「実はランチとケーキを食べに来たんでちが……お金が……」ジャラッ

提督「これは山ほどの1円玉と5円玉もすこし。なるほどなるほど」

提督「こう言うのは銀行で両替えしてもらえるんだけど……たまたま偶然うちにもその機械があるからそのお金を貸してくれるかな?」

曙「そんな機械どこに──」

ろーちゃん「よろしくおねがいしますって!」
415 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:27:27.37 ID:bUHtjlYa0
2分後

提督「お待たせお待たせ。計算したらちょうど3000円あったからランチとケーキを注文できるよ」

曙「はあ!?」

58「ほんとでちか!?」

ろーちゃん「良かったね!でっち!」


曙「ちょっと、あれどう考えても」

提督「まあまあ良いじゃないか。だいたいオリョクル1回1円なんてブラック過ぎるだろ?」

曙「相場はよく分かんないけど……」

ろーちゃん「ろーちゃんはこのスペシャル海老フライランチとオリジナルケーキにしますって!」

58「じゃたごーやはスペシャルハンバーグランチとレアチーズケーキにするでち!」

曙「ちょっと、1500円で食べれるのは気まぐれ狩人のそよ風コースだけよ?」

提督「はいよ。大和、エビフライとハンバーグのランチ。両方スペシャルで」

大和「はーい♪」

曙「あんた、こんな事してもし他の子達が…………なんでもないわ」

提督「ん?」

曙「クソ提督なら全員にやりかねないし……」
416 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:33:35.03 ID:bUHtjlYa0
1時間後……

58「ぷは〜、ランチ美味しかったでち〜」

ろーちゃん「はいでっち、あーん♪」

58「はむっ?……もぐもぐ、このケーキも最高でち」

ろーちゃん「あーん」

58「なにやってるでちか?」

ろーちゃん「ろーちゃんもあーん!ですって!」

58「しょうがないでちなぁ。ほんと手のかかる後輩でち」

ろーちゃん「もぐもぐ……んー、おいしいおいしい♪」

58「2人でこんな事したなんて皆んなには内緒でちよ?特に19はうるさいでち」

ろーちゃん「はーい♪」


提督「はぁ……尊い」
417 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:45:25.28 ID:bUHtjlYa0
大和「やっぱり子供達にお小遣いは必要なのではないでしょうか?」

提督「小遣い?俺なりに欲しいものは買ってやってるつもりなんだけどな」

龍驤「あかんあかん、分かっとらんなぁ。ウチかてキュウキュウの生活しとる時でもちょっとは駆逐艦に小遣いやっとったよ?」

大和「提督はお願いすればなんでも買ってくれていますけど……子供達は子供達なりに遠慮もしますからね。特に曙ちゃんや霞ちゃんは」

龍驤「それにやっぱ自由に使えるお金っちゅうんはあったら嬉しいもんなんよ」

龍驤「子供らだけで駄菓子屋行ってお菓子こうたり、子供らには子供らの付き合いがあるからなぁ」

提督「そうなのか。確かに俺は子供の頃に小遣いをもらった事なんて無かったし、それが原因かは分からないが付き合いが悪いと言われて仲の良い友達はいなかったな」

龍驤「……抱きしめたってええか?」

大和「みんなで駄菓子屋に行く時お金を持ってない子を連れて行くのは気が引けますからね……」

龍驤「そ、それにや!お小遣い貯めてサプライズも出来るやん!?」

龍驤「まぁ小遣いの出所はキミやけど、誕生日とかに子供らが貯めたお小遣いでプレゼントとか嬉しくないか?」

提督「血涙が出るほど嬉しい」

提督「よし、決めた!今日から小遣いをあげるようにしよう!1日2000円くらいでいいか!?」

龍驤「そんな金どこにあんねん!100円までにしとき!」
418 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:53:49.09 ID:bUHtjlYa0
閉店後

提督「みなさんお疲れ様。今日からみんなにはお小遣いをあげようと思います」

暁「お小遣い?それってお店のルールで禁止されてる金銭の受け渡しの事?」

提督「難しい言葉よく知ってるね。でもこれは親からの小遣いみたいなものだから大丈夫だよ」

提督「仕事を頑張った日には1人100円づつ渡して行きます。順番はお風呂と逆で……長波から」

長波「え?逆なら龍驤さんからじゃ無いの?」

龍驤「ウチらはもう大人やからええねん」

大和「どちらかと言うと渡す側ですからね」

長波「そうなのか?まぁこういうのは遠慮するのも逆に不快にさせるからな。ありがたく貰っとくか。サンキュー提督」

提督「じゃあ次は霞」

霞「くれるってんなら貰っといてあげるわ。言っとくけど貯金してプレゼント買ったりしないんだから、期待しないでよね!!」

龍驤(わかりやすいなぁ)
419 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 07:59:31.05 ID:bUHtjlYa0
霞「あんたの見たいい夢ってこれの事だったんじゃないの?」

曙「うーん……そう言われてみれば……」

提督「最後は曙。みんなは帰る支度してていいぞー」

暁「はーい」

曙「ちょっと、せめて私にも渡してから解散しなさいよね」

提督「はい、100円」

曙「私は別にこんなのいらないのに……」

提督「あとこれな」

曙「これって……なに?」
420 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 08:08:20.49 ID:bUHtjlYa0
提督「ハンドクリームだよ」

曙「こんなのみんなに渡してた?」

提督「曙には毎日掃除や窓拭きとか1番大変な仕事をして貰ってるからな。窓拭きとか水使う仕事は手が荒れたりしなかったか?」

曙「あれくらいでダメージ負うようなやわな作りじゃないわよ」

提督「いつもありがとう曙。あとそれは曙だけ特別に渡したからみんなには内緒だぞ?」

曙「私だけ……特別…………あっ、思い出した」

提督「ん?」


『曙、これはお前だけ特別だからな。みんなには内緒だぞ』


曙(そうだ。夢の中でクソ提督に特別扱いされて……それで嬉しかったんだわ……)

提督「どうした?ニヤニヤして」

曙「う、うっさい!このクソ提督!!」ダッ

提督「ええ!?」

提督「えぇ〜……」
421 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 08:14:30.22 ID:bUHtjlYa0
鎮守府

曙「ふふっ♪やっぱり正夢だったんじゃない♪」

曙「さぁ、早く寝なきゃ。なんか目が冴えて今日は帰りも起きてたし。明日も仕事仕事」

曙「また良い夢見れないかしら」

曙「今度は結婚する夢とか……」

曙「って、ばか!ああもう、枕!」


曙「それじゃあおやすみ」

提督「ああおやすみ」

提督(もう息をするように俺の布団に入るようになったな)

霞「むにゃむにゃ……」

提督(こっちも)
422 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 08:23:23.22 ID:bUHtjlYa0
『ばか!!あんたなにやってんのよ!!』

『良かった。役に立てて……』

『いますぐ行くから!!』

『──は、嬉しいんだよ……だから泣かないで』

『ダメ!沈むなバカ!!沈んじゃったらもう助けられないじゃない!!』

『さよなら、ありがとう……』

『待っ──』


ガバッ!!

曙「ハァ、ハァ……」

提督「どうした?大丈夫か?」

曙「わかんない……けど、すごく嫌な夢を見た気がする……」

提督「ああ、怖い夢でも見たんだな。大丈夫だよ、ほら手でも繋いで寝ようか?なんて」

曙「うん……」ギュッ

提督「おおう!?なにこれ可愛い……」

曙「大丈夫……どんな夢か覚えてないけど正夢になんてならないわよね……」
423 : ◆HhGf8jwqok :2020/06/30(火) 08:26:15.80 ID:bUHtjlYa0
雨の日は気分も沈む
424 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 10:44:47.10 ID:bUHtjlYa0
ある日

暁「司令官と2人でお出掛けなんて初めてかもしれないわね!」

提督「そういえば俺と暁って珍しい組み合わせだな」

暁「曙や霞は毎日司令官の部屋で寝てるしまだまだお子様よね!その点私は1人部屋で寝てるし!」

提督(深海棲艦たちとだけど)

暁「今日は一人前のレディーとしてしっかりエスコートしてよね!」

提督「まあ買い出しに来ただけなんだけど。クレープくらい食っていくか」

暁「わーい♪」

提督「レディー……」

暁「それじゃあ先に並んで場所を取っててあげるわ!」ダッ

提督「こら、前見てはしりなさ」

ドンッ
425 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 10:49:08.70 ID:bUHtjlYa0
暁「いたた……」

男「大丈夫かい?お嬢ちゃん」

暁「あ、えっと、こちらこそごめ……」

男「?」

暁「ひっ!?し、じれぃがぁ〜ん!!殺し屋にぶつかっちゃっだぁ〜!!」

提督「物騒な事言うな。相手に失礼だろ。うわっ、殺し屋だ」

男「殺し屋ではありません。お久しぶりです」

提督「え?お久しぶり?」

奴隷商「なんの騒ぎかと思ったら提督さんじゃないですか!うちの者が何か粗相を?」

提督「あっ、建物の入り口で見張りをしてる……」
426 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 10:54:19.41 ID:bUHtjlYa0
提督「お久しぶりですね。その後どうですか?あー……商売の方は」

奴隷商「いや〜腹上死ビジネスがとても良いですね!これで訳あり艦娘を沢山買って売れますですよ」

暁「艦娘を買う?おじさんも司令官なの?」

奴隷商「おじさんは」

提督「ああ!!そうそう、怪しい姿をしてるけど知り合いの提督なんだよ」

奴隷商「?」

提督「何も知らない子供の前であんまり奴隷商とか言うのもどうかと……」ヒソヒソ

奴隷商「あー、確かにそれもそうですね。では私たちはこれからサイゼリヤに行きますので」

提督「お気をつけて」

暁「ちょっと待って!」
427 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 10:59:59.35 ID:bUHtjlYa0
暁「これからお昼を食べるならうちにご招待するわ!」

提督「暁さん!?」

暁「ぶつかったお礼もしたいし」

提督「お詫びね」

暁「うちのご飯は世界一美味しいんだから!」

奴隷商「世界一ですか?」

暁「そうよ!」

提督「でもこっちもあっちも忙しいみたいだし、ね?」

暁「ダメよ!一人前のレディーとして礼節はうんにゃかぴーなんだから!」

奴隷商「そこまで言っていただけるならお言葉に甘えて」

暁「そうそう、もーっと私に甘えて良いのよ!」

提督「でも部外者を鎮守府に入れるわけには……」

暁「へ?この人も司令官なんでしょ?他の鎮守府の司令官だったら今までにも何人か入ってるじゃない」

提督「……ですね」
428 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/06/30(火) 11:06:13.01 ID:bUHtjlYa0
提督「ただいま」

龍驤「おー。えらい早かったやん」

暁「お客さんを連れてきたの!司令官のお友達なんですって!」

奴隷商「どうも」

龍驤「こりゃまたえらい年配のお友達やなぁ。どっかの偉い司令官かいな?」

暁「そうよ!2人は昔からの司令官仲間なの」

龍驤「へぇー」

暁「私はちょっとお昼ご飯の事を大和さんに伝えてくるわね!2人分多く作ってもらわなきゃ!」

奴隷商「私はちょっとトイレに」

提督「トイレはそこを曲がった先です」


龍驤「にしても変わった雰囲気の人やなぁ。あの黒服のでっかいのはボディーガードみたいに付いていったし。ほんまに司令官なん?普通は艦娘連れて歩くやろ」

提督「奴隷商」

龍驤「なに?」

提督「あの人、曙達を売ってた奴隷商なんだ」

龍驤「えぇー……」
429 : ◆HhGf8jwqok :2020/06/30(火) 11:07:10.11 ID:bUHtjlYa0
曙・霞・朝潮・長波
久々に奴隷商と再会する
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 16:16:05.67 ID:67chixIwo
世界一同意できる「えぇー……」
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 16:19:16.04 ID:N5vK9JMs0
四肢の無い島風投棄したりしてるが大悪党では無いよ?
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 14:23:11.35 ID:/I/sr8+ro
捨てられた艦娘を買える人(不幸になったかは定かではない)に回してるからまだマシだわな
捨てた提督の方が明確にヤバいがそこに触れても糞面倒なブーメランになるので突っつくだけアウトやな
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 14:38:45.93 ID:ntqmPm4C0
この奴隷商居なかったらこのSS成り立たないからなこのSSに必要な悪役だね
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 14:42:06.22 ID:YxnUpotDO
最初の頃は掘り下げるつもりじゃなくて導入だけの人だったのかもしれない奴隷商
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 15:10:43.75 ID:+jdpl/1/O
Don't think. feel
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 07:38:20.67 ID:kgOOFXsh0
最近更新多くて嬉しい楽しく見てる
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 07:59:42.78 ID:ISFL7/vFo
しかし >>405 なので、しばらくは更新が減りそう
でも、現実逃避で更新は来るはず
 
次のおっぱい勢力は、はっちゃんとか有望だよねと思いつつ( ゚∀゚)o彡゜
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 17:24:47.98 ID:MTa81ajH0
一人ぐらい海外艦いたら店の幅が広がるなと思うが不憫になりそうにないしな...
439 : ◆HhGf8jwqok [sage]:2020/07/02(木) 22:51:34.32 ID:1JX7H4bZ0
人間諦めが肝心だね……
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 23:05:54.04 ID:ISFL7/vFo
>>439
あら?
早々に諦めちゃったの?
441 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/02(木) 23:42:27.14 ID:1JX7H4bZ0
龍驤「とりあえずあの子らとは顔合わさん様にしたほうがええんちゃうか?」

提督「やっぱりそうかな」

奴隷商「いやはやお待たせしました」

提督「では食堂の方に」

暁「はぁ、はぁ……大和さんに連絡して来たから暁が案内してあげるわ!お、て、も、や、し!なんだから!」ドヤァ

提督(おもてなしって言いたかったんだろうな)

暁「そうだ、その前に鎮守府のみんなを紹介してあげなきゃ!」

提督「えっ?」

暁「ここが朝潮と霞の部屋よ!」

バァーン!

提督「ああっ」
442 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/02(木) 23:48:52.31 ID:1JX7H4bZ0
霞「ちょっと。開けるならノックくらいしなさいよ」

朝潮「もうご飯の時間ですか?」

曙「休みの日くらい静かにしなさいよね」

長波「チャーハン食いたいなぁチャーハン」

暁「あら、みんな揃ってたの?」

提督「よりにもよって……」

長波「あたしは秋雲がなんか漫画描いてて邪魔になるから非難してるだけなんだけどなー」

曙「私はその、暇だったから……」

霞「寂しかったの間違いじゃ無いの?」

曙「うるさいわねぇ」

龍驤「と、とりあえず食堂いこか!ほら、はよはよ!」

奴隷商「おや?懐かしい顔が揃ってるねえ」

曙「あっ、奴隷商だ」

443 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/02(木) 23:56:47.61 ID:1JX7H4bZ0
霞「あんたまた太ったんじゃ無いの?」

曙「あんまり太ると糖尿病とかになるわよ」

朝潮「……誰ですか?」

霞「お姉ちゃんはあの頃最高に壊れてたから……」

奴隷商「みんな元気そうでなによりですね。特に朝潮はすっかり元気になって」

朝潮「あ、毎日パンと牛乳をくれた人ですね」

長波「つーか、あたしには何もなしかよ」

奴隷商「?…………あっ!もしかしてうちにいた長波ですか?」

長波「どーだ、ビビっただろ?」

奴隷商「あれだけ破損が激しかったのに……よくここまで修復できましたね」

長波「まぁ文字通り提督が命がけで治してくれたからな」

提督「あるいみ命の種をかけまくったからな」

奴隷商「うちにいたら今頃はどうなってたか……本当に恵まれましたね」
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 00:31:01.22 ID:22AmA0150
>>438
運4のグラーフや疫病神扱いされてたサウスダコタなら…
445 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 06:46:41.49 ID:WbkuPg8S0
龍驤「な、なぁ、みんな。そのー……言いにくいんやけど、奴隷商って嫌やったりせんの?」

霞「嫌よ。変なおっさんだし」

曙「牢の中に放り込まれてたしね」

朝潮「私はよく覚えていませんが……基本的にパンと牛乳しか食べさせて貰えませんでした」

長波「あたしに至ってはオナホ扱いで売られてたからな」

提督「長波の口からオナホという言葉が出てくるとは……」

長波「まぁ結局誰かさんのオナホみたいなもんだけどさ。なぁ?」ニヤニヤ

提督「…………」

曙「ねぇ、おなほってなによ?」

霞「オーナー法?」

提督「もうこの話はやめよう!」
446 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 06:52:28.78 ID:WbkuPg8S0
龍驤「なんややっぱりみんな嫌いやったんかいな。でもその割にはフレンドリーっちゅうか……」

霞「一緒に生活するのは嫌だけど嫌いじゃないわよ」

曙「こんなのでもいなきゃ私たち今頃解体されてただろうし」

朝潮「最低限の衣食住は保証されてましたからね」

長波「私はもう死にかけのところを拾われたわけだし。拾われてなけりゃ今頃深海棲艦だったかもな」

霞「だから良い人とは思わないけど少しくらいは感謝してるわ」

奴隷商「そう思って貰えてたなら良かったで──」

霞「でもあんた島風を捨ててたわよね」

奴隷商「ギクゥ!!」
447 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:05:42.10 ID:WbkuPg8S0
曙「そう言えばそうね。やっぱクソだわ」

奴隷商「違う違う、あれはいきなりガサ入れがあると聞いて慌てて夜逃げしたんだ」

奴隷商「その際ハイエースに積める艦娘にも限界があり何往復もしていてな」

長波「なんか言い訳が始まったぞ」

奴隷商「もちろん全員連れ出すつもりだったんだが、やはり商品としての優先度があって……その、島風は売れる見込みも無かったから最後にと……」

奴隷商「それで全員を運び出す前にガサ入れがあって、慌てて残った艦娘は適当に隠したんですが……」

霞「でも私達が行った時には島風しかいなかったわよ?」

奴隷商「他の艦娘は押収されたんでしょうな」

曙「じゃあなんで島風だけ残ってたのかしら?」

奴隷商「それは……島風は元気な子でしたから」

長波「元気なら真っ先に見つかりそうなもんだけど?」

霞「あー……確かに四肢のない女の子が元気いっぱいに喋りまくってたらホラーね」

曙「もしかしたら知らない相手に意外と死んだフリしてたのかもしれないわよ?だとしたら壊れたロボットが落ちてる様なもんだし」
448 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:16:29.86 ID:WbkuPg8S0
霞「そういえば島風を見つけたのはお姉ちゃんだったわよね。どこにいたの?」

朝潮「地面に蓋があってそれを開けると中に入っていました」

曙「こわっ!完全にパッと見死体遺棄じゃない!」

奴隷商「朝潮が見つけた?」

霞「そうよ。私達がいったらたまたま島風をお姉ちゃんが見つけて、捨ててあったと思ったから持ち帰ったの」

奴隷商「なんと!では島風はいまこの鎮守府に」

曙「いないわよ。あの子なら今は他の鎮守府でバリバリ働いてるんじゃない?天津風に雪風と……あと最近は時津風も一緒にね」

奴隷商「しかしあの体では……修理するにも新品を用意した方が遥かに安く付くレベルの損傷だった訳ですし……」

提督「そこは知り合いが上手くやってくれまして」


妹「へくちっ!」

兄「くしゃみ可愛いセックスしたい」


奴隷商「そうでしたか……実はほとぼりが冷めた頃に戻ってもいなくなっていたので私はてっきり……」

霞「まぁあんたはあんな状態の島風に毎日ご飯食べさせたり色々世話焼いてたしね」

曙「安心しなさい。あの子なら今超幸せそうにやってるから」
449 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:25:17.76 ID:WbkuPg8S0
食堂

奴隷商「びやあぁぁぁ、美味い!」

大和「すみません、前もってお客様がいらっしゃると分かっていればもう少しマシなものをお出しできたんですけど」

奴隷商「いやいや、大満足ですよ。私、今までサイゼリヤが世界一だと思って生きて来ましたから」

霞「あんたあくどい事して儲けてるんだからちょっとは良いもの食べなさいよ」

朝潮「はふっ!はふっ!」

奴隷商「それにしても鎮守府を見て驚きましたよ」

提督「長波ですか?あれはオーバーテクノロジーで」

奴隷商「もちろん長波にも驚きましたが……1番驚いたのは朝潮ですね」

奴隷商「彼女はうちにいる時、焦点も合わずひたすら壁に謝り続けていたのに」

奴隷商「それが今ではあんなに幸せそうな顔で食事をしている」

奴隷商「朝潮、いま君は幸せかい?」

朝潮「はい!生まれてきて良かったです!生きていて良かったです!」

提督「えっどうしよう。今ちょっと泣きそう」

450 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:37:26.04 ID:WbkuPg8S0
奴隷商「提督さん、1つお願いをしてもよろしいでしょうか?」

提督「俺にですか?」

奴隷商「あれだけ色々あった艦娘達をこんなにも幸せそうにしているあなたにだからこそお願いしたいのですが」

奴隷商「しばらくの間、ある艦娘を預かってもらいたいのです」

提督「ある艦娘?」

奴隷商「とてもドジっ子で面倒見きれないとうちに来た五月雨がうちにいましてね」

提督「なに!?五月雨のドジはアクセサリーみたいなもんでしょうが!そこが可愛いのに捨てた奴はなにも分かってないな!」

奴隷商「そのドジというのがですね、提督をうっかりドジで重傷を負わせ病院送りにしてしまう事8回。鎮守府全焼3回。フレンドリーファイアは数知れず……」

提督「あ、よく転ぶとかそういうレベルじゃないんですね」

奴隷商「転んだ表紙に提督と激突して全身複雑骨折させたり、たまたま蝋燭とガソリンを持ってる時に転んだり、絶対に失ってはいけない書類に墨汁をこぼしてその上でうっかりブレイクダンスを踊ったり」

提督「なんで事だ」

奴隷商「そんなこんなで今彼女の精神は完全に病んでしまったのです」
451 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:43:29.88 ID:WbkuPg8S0
霞「それって昔のお姉ちゃんみたいになってるって事?」

朝潮「昔の私?」

奴隷商「それよりも遥かに厄介ですね」

奴隷商「朝潮はずっと泣きながら壁に謝り続けていただけでしたが」

龍驤「いや、それもかなりヤバいやろ」

奴隷商「五月雨は今までの責任を感じ目を離すとすぐ自害しようとします」

龍驤「あかんやん!それ1番あかんやつやん!」

提督「いやー、こんな偶然あるもんなんですね」

奴隷商「偶然?」

提督「今ちょうどうちの店に欲しかったんですよ。ドジっ子メイドが」

奴隷商「おお!それでは」

提督「はい。何日でもうちで預かりましょう」

霞「あーあ、知らないわよ。そんな安請け合いして」

452 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:48:52.98 ID:WbkuPg8S0
数時間後

奴隷商「お待たせしました」

提督「これはなんというか……今までで1番奴隷商っぽいですね」

奴隷商「こうやって手を後ろで縛っておかないと何をしでかすかわかりませんし、口にタオルを噛ませておかないと舌を噛み切ろうとするので」

提督「そうですか」

曙「あんた今思ってた以上にヤバいのきたと思ったでしょ」

提督「問題ない。可愛いからな」

奴隷商「では1ヶ月後にまた伺いますのでよろしくお願いします。お礼もその時に」

提督「はい、それでは」
453 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 07:54:21.73 ID:WbkuPg8S0
提督「さてと。とりあえずこの拘束を解いてあげようか」

曙「大丈夫なの?」

提督「大和、頼む」

大和「はい♪」

霞「まぁいくら暴れても大和さんが抑えてたら動けないわよね」

大和「提督、口に噛ませているタオルはどうしましょうか?」

提督「話がしたいからとってやってくれ」

パラッ……

五月雨「死んでやる!!」

ガブッ!!

曙「ちょっ……クソ提督、大丈夫!?」

提督「恐ろしく早い噛みつき……俺じゃなきゃ指が飛んでるね」
454 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 08:07:47.03 ID:WbkuPg8S0
提督「舌を噛み切られると困るから指を入れたまま聞こうか。どうして死にたがるんだ?」

五月雨「私がいると、ドジしちゃってみんなに迷惑をかけちゃうから……」

提督「うちは今ドジっ子メイドが欲しくて君を呼んだんだからドジはむしろ大歓迎なんだが?」

五月雨「違うんです!私のドジは喜ばれるようなレベルじゃなくて!」

五月雨「今だって提督の指をうっかり噛みちぎって……あれ?ひっついてる?」

曙「クソ提督の耐久は異常だからそんなの何ともないのよ」

霞「いい?よく見てなさい?……そーりゃあ!!」バチコン

提督「ありがとうございます!!」

霞「こんな風に思いっきり尾骶骨粉砕コースでお尻を蹴っても喜ぶ変態なの」

五月雨「すごい……」

提督「五月雨はみんなに迷惑をかけたくないんだよな?」

五月雨「はい……」

提督「じゃあ自害なんてされたらみんな迷惑するから自害禁止!」

五月雨「そんな……」
455 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 08:21:38.23 ID:WbkuPg8S0
霞「戦いの上で沈むなら艦娘として仕方ないけど自害なんてありえないわ」

曙「うちの場合は色々あって深海棲艦とも仲良いのがいるからその心配もないけど」

提督「俺はその空色の綺麗な髪を撫でれるなら骨の一本や二本折られても平気だよ」

五月雨「みなさん……」

長波「仕事やらなんやらはあたしがしっかり教えてやるよ」

五月雨「長波さん!」

秋雲「さみなが……じゃなくて、ながさみキター!!うはあぁ捗る〜!」

霞「そういえば白露型がうちに来たのって初めてじゃない?」

提督「欲しかったんだよ白露型」

曙「あんまり愛情注ぎすぎると別れる時寂しくなるわよ?1ヶ月だけって分かってんの?」

提督「っと、この指はもう必要ないよな」ペロペロ

霞「なに自然な流れで指なめてんのよこのクズ!」

五月雨「あ、あの、一生懸命がんばります!よろしくお願いします!」

ごしゃあぁぁ!!

大和「ああ……勢いよく下げた頭が提督の肋骨あたりに」

提督「肋骨を粉砕するくらいの元気な良い挨拶だ。よろしくな五月雨」

五月雨「はい!」
456 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/03(金) 08:27:21.68 ID:WbkuPg8S0
提督「部屋はこの部屋を使ってくれ。好きなように模様替えして良いからな」

提督「一応可燃物の持ち込みは禁止だ。全焼だけは金銭的に洒落にならないし」

五月雨「分かりました!ありがとうございます!」

提督「じゃあ何かあったら何でも遠慮なくいってくれ」

五月雨「はい!」

バタンッ

五月雨「……みんないい人だな」

五月雨「絶対迷惑かけちゃいけないし……でも自害は迷惑になっちゃうし……」

五月雨「戦いの上で沈むなら仕方ない……か」

五月雨「それなら私は誰かを庇って、誰かの為に沈みたい。神様お願いします。そんな日がいつかきますように……」
457 : ◆HhGf8jwqok :2020/07/03(金) 08:28:20.05 ID:WbkuPg8S0
五月雨、ケーキ屋デビュー戦へ
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 09:00:29.01 ID:KL2lodRto
お、今日は早目の再起動が来てた!
 
きっとこの五月雨、出力制御に不具合がある子だ・・・
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 09:38:27.80 ID:Mfqwtsc5O
沈まないのが一番なんやで…
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 13:50:41.02 ID:MH1YPS+D0
五月雨ちゃんまず手始めに客の顔面へケーキをべちゃっとやりそう
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 13:52:11.30 ID:Oys3iFT00
顔面もべちゃっとなりそうだな…
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 14:07:19.32 ID:Mfqwtsc5O
提督人間やめてない?
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 18:44:29.88 ID:b12qqHGhO
人間はあんなにドバドバ精液出せないし今更だろ
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 18:59:12.48 ID:AZOA5DXz0
三升も体液出したら人間は普通に死ぬのに精液だけで三升も出るヤツだぞ何の心配もいらん
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 01:00:53.44 ID:dDpuOwDi0
さみちゃんも、明石さん案件なんかな?
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 18:28:02.19 ID:8LmEi32D0
明石「脳だけになればドジすることも自死もなくなりますね」
467 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/04(土) 23:49:03.80 ID:EtYBAp920
ケーキ屋

提督「それじゃあ早速仕事の練習をしようか」

五月雨「仕事の練習ですか?」

提督「今日は店が休みだからね」

五月雨「わかりました!精一杯がんばります!」

提督「まずは制服に着替えてもらおうか。今日はとりあえず曙か霞のメイド服で」

五月雨「よいしょ……」ヌギヌギ

提督「はいストップ!嬉しいけど店の外からも丸見えだから着替えは更衣室でね」

五月雨「なるほど……さすがです提督!」

468 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/04(土) 23:55:42.03 ID:EtYBAp920
数分後

五月雨「お待たせしました」

提督「おお……!」

五月雨「あのっ、どこかおかしかったりしませんか?」

提督「ドジっ子だからめちゃくちゃな着こなしをするかと思いきやちゃんと着れてるじゃないか」

五月雨「もうっ、服くらいちゃんと1人で着れますよ」

提督「それにしても……凄いな。めちゃくちゃ似合うじゃないか」

五月雨「ほんとですか!?」

提督「確かにみんなそれぞれ可愛いし着るだけで卑猥な感じのするおっぱいメイドもいるけど……単純にメイド服が似合うという点では五月雨が1番だな」

五月雨「やったー♪」

提督「ではさっそく接客をしてみようか」

五月雨「接客ですか?でも今日はお店お休みなんじゃ……」

提督「その点は助っ人を呼んでいるから問題ないぞ。おっ、噂をすれば」
469 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 00:01:15.71 ID:xZNOfwsL0
客A「本日はこの素晴らしいお誘いありがとうございます」

客B「天使との出会いに感謝を」

客C「して、お話の天使は?」

提督「みなさんよく来てくれました。新しい店員はあちらです」

五月雨「よ、よろしくおねがいします!」

客A「おお……!透明感のある肌、艶々した空色の髪……そしてこの溢れ出る清楚な雰囲気!」

客B「素晴らしい。実に素晴らしい。100点満点のドジっ子メイドではないですか」

客C「しかし本当に天然物のドジっ子メイドなので?」

提督「すでに今日28回コケています」

客達「おお……!」
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:02:22.61 ID:s739BDgjo
素晴らしい…
471 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 00:09:31.74 ID:xZNOfwsL0
提督「五月雨、お客さんにお水を用意してあげてくれるかい?」

五月雨「はい!」

客A「さて、お手並み拝見といきますか」

客B「我々ドジっ子評議員を唸らせる事は出来ますかな?」

客C「はたしてどのようなドジっ子っぷりを見せつけてくれるのか楽しみですなぁ」

五月雨「お待たせしました!」

客A「お盆にお冷やを乗せて走り出す。なるほど、ベタですが及第点と言ったところですね」

客B「どの部分にどれだけの量をぶっかけられるか、ドジっ子の腕試しにはもってこいですな」

客C「どうやらさっそく転びそうですよ」

五月雨「わわっ……!」ヨロヨロ

客達(きたっ!!)
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:13:53.74 ID:m1Lq5suto
『1ヶ月間の期間限定メイド ドジっ子五月雨 登場』とチラシ作らないとね
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:34:46.44 ID:m1Lq5suto
客達(きたっ!!)
 
俺達(寝たっ!?)
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 00:38:36.63 ID:E1jE5HHSO
きたと思ったら寝た!
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 04:31:18.26 ID:SW21Ot8o0
完全に会員制クラブでの上客へのエッチなお披露目会のソレ
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 06:25:11.66 ID:m6jg5qvfo
でも実情は物理、精神耐性の高い評価者からの、真面目?な指導だよね。真面目?
477 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 08:29:44.69 ID:xZNOfwsL0
五月雨「わっ、とっ…………やっ!」

ブンッ

客A「お盆ごと上空に投げた!?」

客B「おい待て、こっちに飛んでくるぞ!」

客C「こりゃあ派手なぶっかけが期待できそうだ!」

五月雨「私ったらまた……まってぇー!」グッ

ドンッ!

客A「五月雨ちゃんが消えた!?」

客B「いや違う!とんでもない瞬発力でこっちにダッシュして空中キャッチプリキュアするつもりなんだ!」

客C「ドジを瞬時の判断でフォローする。これは減点対象ですぞ提督殿」

提督「まあ見ていてください。誰もがサジを投げたドジっ子、五月雨の実力を」

五月雨「届いた……!よーし、いっけぇー!!」ブンッ

客A「ふんわり上空に投げたコップを叩きつけるように!?」

客B「彼女はジャンプした瞬間に全てを勘違いしたと言うのか!?」

客C「しかし水をぶっかけない限りドジ認定へぶしっ!!」

客A「ああ!水ではなくコップの底の角が客Cの人中に!」

客B「残りのコップは狙い定めた様に提督さんの股間を時間差で殴打している!」
478 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 08:38:13.66 ID:xZNOfwsL0
五月雨「わわっ……すみません、どいてくださーい!」

客A「提督、空から女の子が……あ、ああっ!えっ?」

ガシャン!

五月雨「いたたた……あっ、テーブルが倒れそうに……えーい!」

客B「テーブルを蹴り上げた!?」

バリン!!

客A「うわっ!天井の蛍光灯に当たって破片が!!」

ガシャン!!

客C「……………………」

五月雨「はぁビックリした…………あ、はわわ!スカートが!」バッ

五月雨「スカートなのにジャンプもしちゃったし、えっと……下着、見えちゃいました……?うぅ……変なもの見せてごめんなさい!」

客A「いや、下着は見えてなかったよ」

五月雨「ほんとですか?よかった……」

客A「まずパンツを履く所からはじめようか」

五月雨「えっ?あっ、ほんとだ。良かった、下着履いてなくて。もし履いてたら丸見えでしたよね。えへへ。災い転じて福となす。みたいな」
479 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 08:49:10.18 ID:xZNOfwsL0
提督「五月雨、下着はどうしたんだい?店に来るまでは何度も転んで見せてくれたじゃないか」

五月雨「えっと……着替える時にメイド服と合わない気がして……それなら脱いじゃった方がいいかなーって」

客A「何で事だ」

客B「これは早急に決めねばならない様だな」

客C「うっ……ああ、この五月雨ちゃんに合う最高のパンツを」

客A「ふふっ、まるで最高級のフランス料理に合うワインを選ぶ気分ですな」

客B「やはりここは順当に純白がよろしいかと」

客C「いやいや、逆に黒のどエロい下着で五月雨ちゃんの清楚なイメージにギャップを演出してみては?」

客A「私は縞パン主義者なのでここは譲れません」

客B「お二人とも分かっていない。五月雨ちゃんという最高の素材を生かさず、なぜギャップや趣味で悪い方向へ導こうとするのか」

客C「それを言ってしまうと駆逐艦の多くが純白の下着になってしまうではないですか。彼女達は存在自体が純白の天使であり、それだからこそギャップが生きるのですよ」

客A「五月雨ちゃんのイメージカラーとも言える水色のボーダーパンツこそ至高」
480 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 09:00:39.86 ID:xZNOfwsL0
客B「はぁ……お話になりませんな。オーナー、彼女に純白のパンツを」

客C「勝手に決めるんじゃない!オーナー、彼女に黒のTバックを!」

客A「まあまあお二人とも。オーナー、彼女に縞パンを。縞パンの良さを見れば2人とも考えも改めるでしょう」

提督「純白レースのスケスケパンツ」

ざわっ……

提督「あなた達はまず五月雨の着る服がメイド服だという事を考えなければならない」

客A「確かにメイド服に縞パンは映えないか……」

客C「しかしどエロい下着のメイドはある意味王道!間違ってはいないはず!」

提督「五月雨に「淫」の要素が必要ですか?この天使の様な少女を己の趣味で汚すのはやめていただきたい」

客C「ぐ……汚す……真っ白なキャンパスに墨を垂らす行為はギャップとは言えないか……」

客B「それならエロ要素も排除してシンプルな純白で良いではないですか!」

提督「いや、純白パンツは生活していると1日何十回も転んで見えるので満足してます」

客B「ちくしょう!!」
481 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 09:15:09.42 ID:xZNOfwsL0
提督「五月雨、これを履きなさい」

五月雨「わぁー、可愛い下着ですね。ヒラヒラしてて……でもスケスケで履いてる意味あるんですか?」

客A「…………ごくり」

五月雨「ん?ふふっ、下着がスケスケだから下着越しに目が合っちゃいましたね」

客A「なにこのプレイ!?下着越しに目が合うとか……ある!?童貞にこんな事!神に感謝を!!」

五月雨「え?合いますよね?」チラッ

客B「ああ……神に感謝を」

客C「黒のTバックなんて勧めた私は邪教徒でした……神に感謝を」

五月雨「さっそく履いちゃいますね!」

客A「ここで履くの!?」

五月雨「あ、はい。ここで大丈夫です」

客B「ああ……メイドさんの靴を履いたまま、下着に足を通して」

客C「靴を履いたまま下着が少女の膝を通過する、何という背徳感……」

五月雨「よいしょ……」

客A「くうぅ……!この腰下までクイッと上げる瞬間の太ももチラッが……」

客B「今までただの下着だったパンツが、たった今誰もが覗き見たい神の領域に昇華された」

五月雨「どうでしょう?私なんかに似合いますか?」ヒラッ

提督「こら、五月雨。スカートをめくって見せなくていいから」

客C「…………」

客A「おい!帰って来い!死ぬな!!」
482 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 09:24:23.56 ID:xZNOfwsL0
五月雨「あのっ、これからどうすればよろしいでしょうか、お客様……?」

客A「お客様か。確かにそれも正解だ。だがメイドである限りそこはご主人様でお願いしたい」

客B「まて!この店はメイド喫茶じゃ無いんだぞ!この前秋雲ちゃんに頼んだら1ご主人様100円取られて28000円使ったのに!」

提督「あいつそんな闇営業を」

五月雨「けんかはやめてください!えっと……旦那様……?」

客A「違うけどそれも悪くない……!」

客C「おにいちゃん」

ざわっ……

客A「いくら何でもそれは求めすぎでは……」

客B「俺は秋雲ちゃんにアニキって呼んで貰うのに1000円払ったんだぞ!」

提督「帰ったら説教だなあいつ」

客C「思ったんだ」

客A「何を?」

客C「今を逃したらこんなチャンス俺の人生には2度とこないって」

客A「お前、そこまで……」
483 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 09:31:55.87 ID:xZNOfwsL0
五月雨「よく分からないですけど、私がそう呼べば喜んでもらえるんですか?」

客達「!!」

五月雨「えっと……ご注文は何にしますか?おにいちゃん」

客C「ああああああああああ!!!!」

客A「それなら、俺はもっとフランクな感じで!」

五月雨「フランク……おにいちゃん、何にする?」

客A「んほおおお!!」

客B「じゃあ俺はツンツンした感じで!罵倒して!」

五月雨「ツンツンって怒ってるみたいな感じですよね?うーん…………さっさと注文決めてよね!おにいちゃんののろま!亀さんみたい!」

客B「ああああああ!!罵倒の仕方すら可愛い!!」

提督「ちょっとお兄ちゃん大好きって言ってみて」

五月雨「おにいちゃんだーいすき♪」

提督「なるほど」
484 : ◆HhGf8jwqok [saga]:2020/07/05(日) 09:45:37.42 ID:xZNOfwsL0
五月雨「そうだ、お水こぼしちゃったので新しく持ってきますね!」

提督「ああ、ゆっくりで良いから落ち着いてな」

五月雨「ゆっくり、ゆっくり……」ノロノロ

提督(そこからゆっくりしなくても良いんだけど)


客A「いやー、素晴らしい新人ですな」

客B「ドジっ子愛好家としても、美少女愛好家ときても最高の艦娘でござる」

客C「無垢なところもまた素晴らしい」

提督「おそらく……いや、確実に五月雨はこの先もドジをするでしょう」

提督「皆さんにはそれを笑って許すだけじゃなく、五月雨のドジはいい事だと褒めてあげて欲しいんです」

客A「実際にいい事なので問題ありませんが……なぜわざわざそんな事を?」

提督「あの五月雨はドジな事で悩み何度も自害しようとしているんです。先程も楽しそうに振る舞ってはいましたが……目が他の艦娘達と違うと言うか、昔の朝潮の様な目をしていて」

客B「この店の艦娘の過去に何があったかは知りませんし深く踏み入る気もありません。我々はただ心の底からドジっ子を楽しみ褒め称える者ですから。にんにん」

客C「例え何度人体の急所をやられようが五月雨ちゃんのドジっ子っぷりならお礼を言いたいくらいですよ。感謝しかありません」

提督「みなさん……やはり私の人選は間違っていなかったようだ」

五月雨「みなさんお待たせしました。熱々のコーヒーを入れたので急いで持っていきますね!あとなんかナイフとフォークも持ってきました!」ダッ

客達「さぁ第二ラウンドのはじまりだ!」
485 : ◆HhGf8jwqok :2020/07/05(日) 09:46:03.51 ID:xZNOfwsL0
お客さん達の次回作にご期待ください
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 10:21:05.84 ID:m1Lq5suto
これ、入店の条件として承諾書を書かせておかないとヤバいレベルな気がする
特に五月雨を指名する客には記名・捺印させないと
 
パンツのくだりは>>1が寝起き早々に自分の性癖をだだ漏れさせているだけだったw
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