【はめふら】カタリナ「マリアがみてる」【たまに安価】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 22:58:06.07 ID:uky2J3Kf0
以下の点ご容赦くださいませ

★このスレは「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら )」が原作です。

★「悪役令嬢のカタリナと主人公のマリアが幼少期に出会ったら」が趣旨です

★そのため、百合になるかはさておきマリ×カタ分を予定してます

★重要な場面は何らかの方式で安価とらせてください

★初投稿のため遅筆なので長い目で見てやってください

★はめふらに関する雑談ならどんどんお願いします


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590587885
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:01:07.62 ID:bEgqZwRB0
書籍版まだ終ってない気がするけどどこまでの予定?一部?
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:01:55.39 ID:uky2J3Kf0
【とある町の学校】

ザワザワザワ…ガヤガヤガヤ…

「え、じゃあ本当だったんだ!この町にきてるって話」

「うん。もうクラスの子が何人も見たみたい。絵本に出てくるような
馬車がこんな小さな町をはしっていたからとっても目立っていたって」

「どんな人たちが乗ってるのかな?やっぱりカッコいい王子様なのかな〜」

「カッコイイかは分からないけどなんだったかな、うーん……ク、ク、クラ
『クラなんとかこーしゃく』っていうらしいよ。この辺の貴族さまなんか
目じゃないってパパが」

「なんとかって…でもいいなぁ、貴族って。私たちとは住む世界がちがうんだろうなぁ〜
メイドでもいいからステキなおやしきに住んでみたいわ」

「おやしきに住むにはメイドでもそれなりの身分じゃないと。
私たちじゃあ無理だって……普通ならお目にかかることもできないんだよ?」

「えーそれじゃあ、紹介してって『特別な子』に頼んでみちゃう?クラスにいる貴族のかくしg……」

「シッ!本人に聞こえるってば……」

アハハ、ジョウダンダヨ~
モウヤメナヨ!
デモジッサイハドウナノカナ....




マリア「……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:05:12.12 ID:uky2J3Kf0
マリア「(聞こえているのに……)」
と声に出して言えるはずもなく、しかたなく私 ____マリア・キャンベルは
いつものように聞こえていないふりをする。クラスの子たちは私に直接何かを
してくるのではなく、今みたいに遠巻きにこちらをうかがいながらあること
ないことを話してもり上がっている。


マリア「(はやく終わらないかな…)」
そんな人たちの声を聞きたくない私は教室のすみっこでひたすら話が終わるまで
何も言わずただ耐えるだけ。これは五つのときに光の魔力を発動させてから恐れられ、
今日まで繰り返してきたこと。悲しいけれど慣れてしまった日々の一コマ。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:06:47.62 ID:uky2J3Kf0
マリア「(それにしても…)」
話に私が出てきたきっかけになった、先ほどの彼女たちの会話の内容を思い返す。
どうやらこの町に貴族さま、それもこの国の中でも大きな力を持っているお家、
がきているみたい。

話の中身はさておき、正直にいうと私はこの「貴族」という言葉が苦手になっていた。
それは、どうしてそうなるのかは分からないけれど「私が光の魔力を発現したのは
父親がお父さんではなくどこかの貴族だからだ」とあの時から町中の人たちに噂され
続けているから。さっきのクラスの子が話していたのもそういうことだ。

そしてその「私の本当のお父さんは貴族の人」という言葉が、お母さんから笑顔を
無くし、お父さんが私たちから離れていってしまった原因なのだと幼いながらに感じていた。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:08:07.19 ID:uky2J3Kf0
マリア「(帰ろう…)」
今日の授業はもう終わり。「普通」であれば放課後は友達どうしで遊んぶんだろうけど
私にはそのような友達はいない。光の魔力を持つ私を、周りは「普通」と認めてはくれない。
そんな私が授業も終わったのにいつまでもいたら教室の空気が気まずいものになるし、何より私がその空気に耐えられない。

そう思い私は教室を後にした。私がクラスを出た後、聞こえてくる声の調子が明るくなった気がした。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:09:50.77 ID:uky2J3Kf0
【とある町中】

ガヤガヤガヤ…
イラッシャイ!イラッシャイ!
マズ ウチサァ...シンセンナサカナ...アンダケド、カッテカナイ?
アァ〜イイッスネ〜

マリア「(帰ったらお母さんの手伝いをしてから、おつかい、その後に今日の授業の復習…)」トボトボ

マリア「(今の私じゃできることがあんまりないけど…)」トボトボ

マリア「(それでも魔力のせいにされないように頑張らないと)」

マリア「(でも…)」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:11:25.59 ID:uky2J3Kf0
ヒソヒソ…マリア・キャンベルヨ…
ネェ、ソコノアナタ!

マリア「(町の人たちの態度はやっぱり悲しい。でも今は耐えなきゃ)」

ヒカリノマリョクノ...キミガワルイワネ...
キコエテナイノカシラ? アナタヨアナタ!!

マリア「(……)」

ネェッテバァ...コッチムキナサイヨ...グスッ

学校だけではなく町中でもよくない意味で目立ってしまっている私は、
ここでも噂をされてしまっている。しかしここでももやることは一緒で
聞こえていないふりをしてやり過ごす。通り過ぎてしまえばなんてことは
ないので教室にいるより気分は軽い。そう思ったその時
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:12:05.22 ID:uky2J3Kf0





??「止まりなさい!!そこのへーみん!!」




10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:14:30.19 ID:uky2J3Kf0
町の色々なところから聞こえてくる声はとても大きくにぎやかで
誰が誰と話している会話なのかも分からないくらいごちゃ混ぜなはずなのに
なぜかその声だけははっきりと私の耳にしっかり入って
なぜかその声は私にかけられているものなんだ、ということに気づいた。
だから私はゆっくり振り返ってみる。すると…


??「やっと気づいたわね!この私を無視するなんていい度胸だわ゛!!」


腰に手を当てた女の子が立っていた。その子はとても綺麗な茶色の髪で、
質素だけど高そうな青いドレスを身につけていてそして何より
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:15:37.35 ID:uky2J3Kf0
マリア「(綺麗な水色の瞳…)」
まるで透き通った水面を見ているような、このまま見つめていると落っこちてしまう。
そんな水色の瞳が私をとらえていた。
同じく女の子の私からみてもとても可愛いなと思ったのだけれど…




グスッ...


マリア「(どうして泣きそうなんだろう…)」
その綺麗な瞳にはなぜか涙が浮かんでいたことが気になった。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/27(水) 23:20:28.99 ID:uky2J3Kf0
ここまでです。導入部で一区切り。

>>2 お早いですね、ありがとうございます。一応魔法学園入学までを考えてます。うまくいけば...
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 00:42:54.77 ID:qygxa+JeO
期待ですわ、乙ですの
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 00:56:43.06 ID:1nVMpYvto
続き期待
悪役令嬢のカタリナってどういうことだと思ったら本当に悪役令嬢のカタリナだった
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 01:09:40.87 ID:ihvc/RqT0
期待しまくっておりますわよ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/28(木) 01:21:47.60 ID:qIwvOHTh0
続きを読んであげてもよろしくってよ
早くお書きなさいな
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 05:04:18.28 ID:cGJ40o8oO
はめふらではなくFRが元ってことでいいの?
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