【安価】幼馴染「私達ずっと一緒だよね」僕「当たり前じゃん」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 09:52:39.65 ID:hSBr4Fq70
僕「クラスが離れようと僕たちの仲は変わらない」

幼馴染「う、うん!そうだよね!」

僕「あぁ!...っと悪りぃ!今日は後輩の家寄る予定あるんだ」

幼馴染「...後輩って男の子?」

僕「女子だよ。勉強教える約束してさ!ほら、僕って古文だけは得意だから」

幼馴染「へぇ...」

僕「もしかしたら俺にも春が...」ぼそっ

幼馴染(...)

幼馴染「>>2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590627159
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 10:09:02.74 ID:88291SH+0
何で急に一人称が俺になったの?
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 10:09:33.07 ID:88291SH+0
何で急に一人称が俺になったの?
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 10:11:16.29 ID:88291SH+0
何か連投になってしまった…すまん
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 10:56:59.06 ID:NqRsqdR5O
いきなり不穏だ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 15:23:07.73 ID:hSBr4Fq70
幼馴染「ねぇ、どうして一人称が急に変わったの?」

僕「ぼ...俺も高校2年だし、ちょっとだけイメチェンしようとね!それに後輩が僕じゃなくて俺のが似合うって言ってくれてさ!」

幼馴染「似合わないよ僕君には」

僕「え、でも!でもさ!」

幼馴染「俺よりも僕の一人称の方が私は好きだよ。ダークヒーローみたいで」

僕「...ダーク...ヒーローみたいに?そ、そうかな///」

幼馴染「うん」

僕「っ///じ、じゃあ後輩に家に行くから僕はここで!」

幼馴染「>>7
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 15:32:22.15 ID:VW46AGT9O
一緒についてく
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 15:58:32.40 ID:hSBr4Fq70
ピンポン!

後輩「先輩!」ガチャっ!

僕「や、やぁ...」

幼馴染「こんにちわ」

後輩「先輩、その人は?」

幼馴染「私は僕君の幼馴染。よろしくね」

後輩「はい...よろしくお願いします。あの...わたし、先輩に勉強を教えてもらおうとですから、幼馴染さんは呼んでないと言うか」

僕「どうしても来たいって言うから断れなかった。ごめん」

幼馴染「自慢じゃないけど僕君よりも成績いいから役に立つと思うよ」

僕「...おい!」

後輩「>>9
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 16:15:55.79 ID:uQNeKiw7O
そうなんですか。よろしくお願いします ペコリ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 17:12:19.53 ID:hSBr4Fq70
後輩「そうなんですか。よろしくお願いします」 ペコリ

幼馴染「分からない場所があったら、遠慮なく言ってね」

僕「(...ぼくの出番なさそうだ)」

ーーーーーーーー

後輩「ここがややこしくて...先輩に教えてもらおうかと」

幼馴染「あ、ここはね」

僕(...居なくても居ても変わらない。幽霊みたいだ今の僕)

僕「ちょっとトイレ借りるよ」

後輩「トイレは階段のすぐ横ですから」

僕「ありがと」

ガチャっ!バタン!

後輩「先輩って優しいですよね。なんかお兄ちゃんと居るみたいで...あ、わたしには兄妹は居ないんですけど」

幼馴染「好きなの?僕君のこと?」

後輩「はい///」

幼馴染「...」

後輩「あの...なにか?」

幼馴染「>>11
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/28(木) 17:16:12.80 ID:PTlfXESj0
私も好きなんです
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 17:34:36.34 ID:hSBr4Fq70
幼馴染「私も好きなんです...僕君のこと」

後輩「...なんでですか」

幼馴染「優しくてでもちょっとぼんやりしててほっとけない。...そんなトコが好きなの」

後輩「ずっと一緒だったから、いいじゃないですか。...今度はわたしの番です。わたしに先輩をください!これからは私が代わりにずっと一緒に...!」

幼馴染「彼は物じゃないのよ?それにこの恋は絶対に諦めないから!」

ーーーーーーー

僕「...」

僕(なんて言ってるのか聞き取れないけど何かの言い争いをしてるって事は分かる)

僕(うぅ...どうしてこんな状況に...。ドア開けると超絶気まずくなるやつだ)

僕(>>13)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 17:37:47.83 ID:JJ7zlJ+O0
怖いからしばらく開けないでおこっ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 17:38:05.00 ID:UTsoFDh70
そろそろ休憩して三人でゲームやろう!
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 17:57:44.55 ID:hSBr4Fq70
僕「怖いからしばらく開けないでおこっ...!」

僕「...しばらくここで待機しておこう」

???「そこで何を?」

僕「へ?あ、後輩のお父さんですか?1つ上の学園の僕です!」

後輩父「娘の先輩の...ここで何を?」

僕「後輩と幼馴染2人が話合ってるので入っちゃうと横槍入れるみたいで...」

後輩父「じゃあ、話が終わるまでリビングでコーヒーでもどうかな?」

僕「じゃあ、お言葉に甘えて...」

ーーーーーー

僕「へぇ〜医薬品メーカーの所長なんですね」

後輩父「高校時代の失恋が原因でね。...あの時の雪辱を果たす勢いで医学の道を選んだんだ」

僕「...そうですか」

後輩父「君は...娘のことをどう思っている?」

僕「え!?な、なにを...!?」

後輩父「どうなんだね僕君」

僕(モテ期到来...だなんて舞い上がってたけど。こんな真剣に詰められるなんて想像していないって!大人の世界を覗いてるみたいな感覚だ...!)

僕「>>16
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 17:59:20.33 ID:UTsoFDh70
あんな子に好かれたら幸せだと思います
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 18:00:28.05 ID:srO2kTWC0
大切な後輩です
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 18:43:20.96 ID:hSBr4Fq70
僕「あんな子に好かれたら幸せだと思います」

後輩父「ふむ...それは好意があると受け取ってもいいのかな?」

僕「え!?ぼ、ぼくは...」

後輩父「はっはっは。君もまだ高校生だ。結論を出すには幼すぎたかな」

後輩父「悪かった悪かった。こんな話をして」

僕「じ、じゃあ、そろそろ2人のトコに戻ります。コーヒーありがとうございました。美味しかったです」

後輩父「...///」

ーーーーーーー

ガチャっ!

後輩「先輩おかえり!」ギュッ!

僕「わわ!た、ただいま...」

幼馴染「お腹痛かったの?トイレ長かったね」

僕「あ・・・ま、まぁね。...勉強の進捗具合は?まだなら僕が教...」

後輩「もう終わりました!幼馴染先輩のおかげで!」

幼馴染「後輩ちゃんって飲み込みが早くてあっと言う間に終わっちゃった」

僕「そ、そうなんだ...はは」

僕(僕...何しにここに来たんだろう?...後輩のお父さんとコーヒー飲んで話をしただけじゃないか)

後輩「>>19
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 18:45:09.17 ID:dze4B8xHO
くんくん…コーヒーの匂いがする
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 18:45:12.11 ID:srO2kTWC0
先輩よかったら食べていきませんか?今日、私が作る日なんです
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 19:13:59.81 ID:hSBr4Fq70
後輩「くんくん…コーヒーの匂いがする」

僕「あ・・・」

幼馴染「ホントは何してたの?」

僕「実は...後輩のお父さんにコーヒーをご馳走して貰ってたんだ」

後輩「え、パパが帰ってきてるの!?」

僕「みたいだよ」

後輩「珍しい...」

幼馴染「お仕事で中々帰って来れないの?」

後輩「最後に会ったのは確か...今年の正月だったような」

僕「大変な仕事してるんだな」

後輩「お仕事よりも家族を大切にして欲しいですよ。ママも寂しそうですし」

幼馴染「複雑みたいね」

後輩「もう慣れましたけど!」

僕「っともう19時。そろそろ帰った方がいい時間だ」

幼馴染「お暇した方が良さそうね」

後輩「先輩方!今日はありがとうございました!」

ーーーーーー

幼馴染「わたしも...映画部に入ろうかな」

僕「どうして?幼馴染って手芸部じゃ」

幼馴染「掛け持ちしようかなって...後輩ちゃんも映画部なんでしょ?」

僕「そうだけど」

幼馴染「僕君や後輩ちゃんと一緒に居たいなーって思っちゃって!」

僕「僕はいいけど...掛け持ちって大変なんじゃ?文化祭の時なんかは特にさ」

幼馴染「>>22
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 19:16:56.56 ID:UTsoFDh70
大丈夫
泥棒猫の監視しなきゃいけないし
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 19:55:19.84 ID:hSBr4Fq70
幼馴染「大丈夫。泥棒猫の監視しなきゃいけないし」

僕「大丈夫なら何も言うことはないけど。キツイ時はいつでも相談にのるから」

幼馴染「ありがとう。やっぱり優しいね僕君って!」

僕「当たり前と思うんだけど」

幼馴染「その当たり前が出来ない人って結構いるよ。じゃあ、また明日ね!おやすみ!」

僕「うん、おやすみ」

ーーーーーーーー

後輩「ねぇ、食事中に資料読むのやめてよね」

後輩父「パパの研究は1秒も無駄には出来ないからね。...また料理上手くなったね」

後輩「ありがと」

後輩父「...先輩くんが好きなのか?」

後輩「うん大好き...///...っ!!な、何言わせるのパパ!」

後輩父「好きなんだな」

後輩「う、うん...」

後輩父「>>24
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 20:05:37.55 ID:FZJKh/yLO
私もだ……///
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 20:21:51.96 ID:hSBr4Fq70
後輩父「私もだ……///」

後輩「...は?」

後輩父「誤解しないでくれ、私は彼がお前と結ばれればいいと思っている。彼が義理の息子...最高じゃないか」

後輩「パパ...!」

後輩父「私に出来ることがあれば何でも言ってくれ!力になる!」

後輩「ありがとうパパ!」

後輩(幼馴染先輩には絶対に負けない!)

ーー次の日ーー

僕「疲れた〜」

友「まだ1限終わったばかりじゃん。寝てないのか?」

僕「後輩と幼馴染...疲れた...」

友「ダメだこりゃ...。放課後、気晴らしにゲーム屋でもいかねぇか?久しぶりに任天堂64のソフト買ってさ」

僕「懐古ゲームマニアめ...。未来的なの買えよ、買うなら」

友「古い雰囲気が好きなの!...行こうぜ!ゲーム屋!」

幼馴染「ダメよ。僕君は放課後、私と一緒に映画部に行くの」

友「えぇ...マジかー...今日はサボろうぜ」

僕「サボるのは良くないって」

友「いつか友達なくすぞ〜」

幼馴染「>>26
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 20:23:57.09 ID:5iFOyu7u0
友達いなくても私がいればいいでしょ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 20:24:27.12 ID:srO2kTWC0
友くん、男くんを巻き込まないでくれる?
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 20:47:12.00 ID:hSBr4Fq70
幼馴染「友達いなくても私がいればいいでしょ」

友「ひゅー!ひゅー!お熱いことで」

僕「か、揶揄うなよ!幼馴染も!顔赤くなってるし!」

幼馴染「なってた赤く?」

友「なってたなってた」

幼馴染「///」

友「そろそろ2限始まっちゃうな。そろそろ戻るわ」

スタスタ

幼馴染「わ、私も戻るね」

スタスタ

僕(嵐の如く現れて去っていった...はぁ)

ー昼休み 食堂ー

僕「久しぶりに学食で食べるかな」

僕(人多くて滅多に食えないからな!今日はラッキーデーかも!)

???「隣いい?」

僕「あ、先輩。どうぞ」

先輩「ありがとう。久しぶりね元気してた?」

僕「なんとか!先輩は海外研修どうでした?」

先輩「文化が違うし、会話で齟齬が生じたりもしたけど何とかやり遂げたわ」

僕「流石学年主席ですね!多分、僕が先輩の真似やっても100%無理です」

先輩「そんなことないと思うけど」

僕「実力が違いますし、きっと卒業すればもう住む世界が違って見えてくるはずです」

先輩「>>29
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 20:48:26.39 ID:UTsoFDh70
君も一緒に海外に行かない?
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 20:49:02.35 ID:srO2kTWC0
私は卒業したら君と会えなくなって寂しく思えるよ……
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/28(木) 21:05:12.28 ID:hSBr4Fq70
先輩「君も一緒に海外に行かない?」

僕「僕が海外...行けるもんなら、行きたいです。ただ...僕の現在の成績じゃ、厳しいかと」

先輩「勉強なら私がみっちり教えてあげる」

僕「それは心強いです!」

先輩「でも君もまだ進路を決めてる途中だと思うし、感情に流されて決めるのもよくない。本気で海外を選択した時の話だけど」

僕「そう...ですよね。...まだ未来が空漠感あって...」

先輩「ゆっくり考えてね」

ーーーーーーー

僕「は〜食べた食べた〜」

僕(進路...か。はっきりと考えてなかったな)

僕(夢はないし...どうしよう)

僕「!?わわわ!」

>>32「だーれだ!」

僕「>>32!」

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