財団X職員「彼らの話をしよう」

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40 : ◆p.eyw.Jp/YP0 [saga]:2020/06/15(月) 11:28:01.94 ID:BcpzmbMY0
財団X職員(……身体が言うことを聞かない……能力を使い過ぎたか)

デッドライオン「テメェ今まで一体どこに隠れていたんだよ……まさか分裂したのか!?」

ライダーキラー2号「ギ……ギ」

デッドライオン「クソォ……」

ズズン!

デッドライオン「!」

(地下研究所が大きく揺れ、天井の一部が崩壊する)

(そこから落ちてきたのは1人の男だった)

(男はライダーキラーを見ると接近。刀を振るいライダーキラーを両断した)

デッドライオン「ジョージ! 来ていたのかよ!」

?「良かった、間に合ったようだな!」

ライダーキラー「グギャアアア――――ッ……」

?「まだ生きているとは凄まじい生命力だ。私の『ファンガイアバスター』では倒しきれない!」

デッドライオン「じゃあどうすりゃ!」

?「部長曰く、奴は体内の熱を発散させる機能が未熟らしい。熱を与え続ければ内部器官が崩壊し、再生できなくなる!」

デッドライオン「またオレに『アレ』を使えってのか!」

?「先輩にしかできないことですよ!」

デッドライオン「……分かったよ……やりゃイイんだろ! 先輩を顎で使いやがって……!」

(デッドライオンが再生中のライダーキラーの頭部を巨大な右腕で掴む)

デッドライオン「くたばりやがれ! 『デッドハンドタッチ』だ……っ!」

(デッドライオンの右腕が熱で赤く変色し、ライダーキラーの身体を内側から焼いていく)

ライダーキラー「ガ……ガガ……」

デッドライオン「抵抗すンじゃあねェェ――――ッ!!」

ライダーキラー「ギ……ギ……」

(辺りに肉の焼けた臭いが立ち込めた)

(ライダーキラーはデッドライオンが手を離すとそのまま倒れ伏した)

デッドライオン「ハア……ハア……デッドハンドもオーバーヒートだ……後数秒頑張られてたらヤバかったな」

?「さすがですよ、先輩」

デッドライオン「フン! さーて回収回収」
41 : ◆p.eyw.Jp/YP0 [saga]:2020/06/15(月) 15:32:42.60 ID:BcpzmbMY0
――1週間後

財団X職員(かくしてライダーキラーとその増殖体は無事捕獲され、検査部門に回された)

財団X職員(増殖体は俺が気絶している内に助太刀に入った同部署員『結城ジョージ』とデッドライオンが倒したそうだ)

財団X職員(結城とかいう奴に礼の一つも言ってやりたいが、忙しいらしく情報部の部屋には一向に現れない。まあ会った時でいいか。顔すらも分からんが)

財団X職員(デッドライオンは抉られた腹部を治療する為、数日休暇を取った。『ダメージの内に入らんわい』は強がりだったらしい)

財団X職員(ライダーキラー回収後の業務は書類整理くらいのもので大きな仕事は未だに情報部には回って来ない。ラクなもんだ)

財団X職員(俺も情報部の空気に馴れてきた。D棟にいた時と違って暇なのはたまに不安になるが……な)

財団X職員(――しかし今回の件、疑問が残る)

財団X職員(あのライダーキラーという生物。改造兵士と違って財団が一切知らなかった計画だった。当時の担当職員もその存在を一切知らされていないことも確認できた)

財団X職員(ショッカーの過去の計画に望月博士の研究物や異星生物の細胞を混ぜて一体何を目論んでいた? 試作品にしては手が込み過ぎている)

財団X職員(それに、地下研究所でライダーキラーが突然起動したのも――)

財団X職員(まあ一ヒラ職員に過ぎない俺が気にしても仕方がないか)

財団X職員(さて、仕事仕事……)

情報部部長「おつかれさま〜。コーヒー飲む?」

財団X職員「ええ、いただきます」

-To be continued…
42 : ◆p.eyw.Jp/YP0 [saga]:2020/06/19(金) 12:21:40.98 ID:oiZtHuyD0
☆ここまでの主な登場人物

財団X職員:瞬間移動と石化能力を持つ改造人間。ライダーキラーに辛勝。その後、気絶。

デッドライオン:ライダーキラーに脇腹を抉られるもなんとか回収に成功する。

結城ジョージ:財団X職員とデッドライオンのピンチに現れた情報部4人目の男。他のメンバーとは別の任務に付いているらしい。Gacktに似てる。
初出:劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

情報部部長:ライダーキラー回収に参加。今回はバックアップに回っていた。
43 : ◆p.eyw.Jp/YP0 [saga]:2020/06/20(土) 12:58:20.22 ID:BiBlehBW0
☆Keyword

ライダーキラー:ショッカーで計画され、数十年の時を経てISSによって開発された対仮面ライダー改造体。ISSによってネオ生命体、フォッグマザーの遺伝子も掛け合わされた為、自己再生・増殖機能にも優れる。
        しかし知能が低くい上、熱発散機能が未発達の為、電熱に弱い。
初出:ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦

財団X職員が使っていた能力:瞬間移動、石化の能力。1970年代ヨーロッパで発見されたユニコーンに酷似した生物ユニコルンの能力が由来。
初出:仮面ライダー

デッドハンド:デッドライオンの右腕。来たるべき戦いに備え、再改造。強力電気攻撃を放つことが可能。
初出:仮面ライダーストロンガー

瞬間圧縮冷凍捕獲装置・ムシカゴ:財団Xが開発・保持する兵装。対象にぶつけることで起動し、圧縮冷凍を行う。生命力の強い生物以外に使うと細胞が崩壊してしまうので注意。

対改造人間用拳銃:財団Xが保持する兵装。ライダーキラーには効かなかった。

ファンガイアスレイヤー(>>40の誤記):財団Xが協力する企業から貰い受けた武器。複数のモードを切り分けて使う。
初出:仮面ライダーキバ
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