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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 8巡目

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274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 23:54:50.17 ID:ht50ho6Ro
僕のっ!一番は!ユウナだけだああああ!!

(ムズいよおお!?)
275 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/10(金) 23:57:46.66 ID:lBFqS3a90
ちょっと時間が少なすぎた感あるから延長するわ、0時15分くらいまで延長でー。お腹も痛いし
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 23:59:17.07 ID:9I0AuCyYO
好きだあああああああ
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 00:12:28.59 ID:TWqEMXxuO
僕にとって、最初のアイドルはペアリスだった! だけど! 僕にとっての一番のアイドルは! きっと、ユウナだからっ!

伝えて、ユウナの想いを! 届けて、ユウナの歌声を!

全て! 抱きしめて! 銀河の、はちぇまれぇえええええええええっ!!!!!!!!
278 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 00:20:30.07 ID:S/7hr8cD0
しゅーりょー

1 >>273
2 >>274
3 >>276
4 >>277

こっから先に三つ取ったものを採用します
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 00:20:43.42 ID:kN4BjT9wO
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 00:25:18.23 ID:J2T+kwlbO
2

暑さで自由安価が思い浮かばん
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 00:25:43.02 ID:wU7U0KLNo
2
282 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 00:48:26.29 ID:S/7hr8cD0
結果 >>274

ワイズ「――ぼ、僕のっ! 一番は! ユウナだけだぁあああああああああああああああああ!!!」

ぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

ユウナ「――――!」

僕の全力の叫び。

僕の一番は、ユウナだけだから。それは何があっても絶対に揺るがないから! それを――ちゃんと彼女にもわかってもらいたくて!

ワイズ「僕にとっての一番のアイドルはユウナだからっ! だから、だから――!」

ペアリス「その心意気! 気に入ったぁ!」

ユウナ「!?」

ワイズ「!?」

と、ここで本来の主役であるペアリスが入ってきた。

いや本来っていうか別に主役を取られてはいないけど! このライブにおいての主役は彼女だけど、今この瞬間僕にとっての主役はユウナだってだけで――兎に角! 僕はユウナが大好きだってことだ!?

ペアリス「それじゃあユウナ? ユウナも私と一緒に歌って踊ろう!」

ユウナ「へっ!?」

ペアリス「何言ってるの! アイドルになりたい子を否定する人なんて――このステージにはいないから! 彼氏に対する思いを邪魔する人なんて、誰一人として、存在しないから!」

ねっ、そうでしょ! と、ペアリスが観客席に向かって投げかける。

一瞬の静寂、そして。

――うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!

ユウナ「――――!」

歓声。

本当に心の底から祝う声もあるだろう、流れに乗っているだけの声もあるだろう、もしかしたら内心彼女を否定している声もあるかもしれない。

けど、どうであろうと今この瞬間の主役はペアリスではなく絶対的にユウナだった――!

ペアリス「はーい! それじゃあ気を取り直して、じゃない! 気を取り直さないで! この空気間と雰囲気のままライブをスタートするよ!」



私の歌と、彼女の歌を同時に聴けぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!


283 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 00:50:25.89 ID:S/7hr8cD0
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

284 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 01:03:00.10 ID:S/7hr8cD0
二つのマイク、ステージの左右から響き渡る二つの女性の声。

踊る彼女たちの飛び散る汗が光り輝いている。

赤い髪の毛の女の子の歌と踊りに完璧に合わせている金髪の女の子。

拙くも精いっぱいな勇者の「アイドル」を手を引いてしっかりと支えてくれるハーフエルフの「アイドル」

何もかもが調和していた。

何もかもが完ぺきだった。

何もかもが最高で、何もかもが幸せで。ステージの熱に心臓が高鳴って、脳みそからアドレナリンがどばどばと噴水のように溢れ出て。

高揚して、興奮して、活気づいて、ハイになる。

ステージ上に立つのは二人の「アイドル」

ああ、なんと――なんとこの瞬間は最高なんだろうか。

叫ばずにはいられない。

その高鳴りを抑えている事が出来ない。

こちらも応えずにはいられない。

サイリウムを振り回す以外にあり得ない。


ユウナ「――――!」

ペアリス「――――!」


このライブが後に「ぼくと私の伝説のライブ」と名付けられ、ファンの間で呼ばれ続けるのは、そう遠くない未来である。

285 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 01:25:41.36 ID:S/7hr8cD0
――――

――



〜控室〜

ユウナ「ねぇねぇねぇ! どうだったどうだった!?」

ワイズ「凄い良かった! ほんとぉおおおおおおおおおおおに……! 良かったよ! ユウナ!」

控室に向かって僕が最初にしたことは、あの時の感動をどうにかこうにかユウナに伝えることだった。

ユウナ「ぼ、ぼく! 本当に、ワイズにぼくのことを見てもらいたくて……! だから、その……!」

ワイズ「うん! 僕はずっとユウナのことを見てたよ! 歌声も、ダンスも! ユウナの全部を!」

だってユウナが僕の一番なんだから…………。

ユウナ「……えへへ」

ワイズ「……えへ」

あの時は本当に全力だっただけに、今のこの空気が滅茶苦茶照れ臭い。

けど、後悔はない。あってたまるか。

ワイズ「じゃ、じゃあ……行こうか? その、あんなふうに飛び入りで参加しちゃったけど、一応部外者なわけだし――」

ペアリス「部外者なわけあるかー!」

ワイズ「!?」

ユウナ「!?」
286 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 01:39:39.76 ID:S/7hr8cD0
ペアリス「いやーユウナ! さっきのライブ超超超超! 最高だったよ! 盛り上がりが過去最高レベルだったかも!」

満面の笑みでペアリスはユウナの手をぎゅっと握り、ぶんぶんと振り回す。

ユウナ「お、おお、おおおおっ!?」

ペアリス「本当に楽しかったなぁ! ねぇねぇ、もしユウナがよかったら私と一緒にアイドルとして世界を巡らない!? 勿論、可愛い可愛い彼氏さんと一緒に!」

ワイズ「え」

それは、突然の誘いだった。

しかし当然かもしれない、ユウナは歌も上手だし運動神経も高い。スタイルもいいし可愛いしアイドルとしては最上級だ。

本番でもあれだけの観客を魅了したんだし、当然ではあるけど――。

ユウナ「――――その、その誘いは嬉しいんだけど。その誘いには乗れないかな」

ユウナは、はっきりと断った。

ペアリス「……理由を一応訊いてもいいかな?」

ユウナ「ええっと、アイドルとして世界を巡るよりも先に。ワイズと一緒に世界を巡る大事な理由があるっていうのもあるけど……」

…………皆のアイドルじゃなくて、ワイズだけのアイドルでありたいから、かなぁ。

と、彼女はえへへ……と笑いながら言った。

ワイズ「…………!」

ヤバイ、滅茶苦茶嬉しい。ヤバイ。
287 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 01:52:46.85 ID:S/7hr8cD0
ペアリス「あー……まぁしょうがないかー。確かに、皆のアイドルが彼氏作ってるってのはおかしいもんねー」

ワイズ「あ、そういう問題ですか?」

ペアリス「この問題は大きいようで大きいよ! だって、皆のアイドルが一人の異性にラブラブってのは禁止事項だよ!」

どうやらそうらしい。

ユウナ「……えへへ」

ペアリス「ふふ、それじゃあ二人とも末永くお幸せに! でも、また私のライブを見てくれたら嬉しいな!」

――――

――

288 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 02:03:50.54 ID:S/7hr8cD0
ワイズ「……」

ユウナ「…………」

恋人つなぎをしながら外に出ると、もう空は真っ暗になっていた。

ライブの時にはもう暗くなっていたはずなのに、今の今まで気が付かなかったのだ。

……というか、もうこんな時間なのか。

楽しい時間は一瞬っていうのは、どうやら本当みたいだ。

ユウナ「わ、ワイズ」

ワイズ「ん?」

ユウナ「その、実はライブの前に言おうと思ってたことなんだけど……ぼく、実は行きたいアトラクションがあるんだ」

ワイズ「行きたいアトラクション?」

ユウナが行きたいっていうんなら僕は全然構わないけど……多分そのアトラクションが遊園地で楽しめる最後のアトラクションになるだろう。

ワイズ「そのアトラクションって?」

ユウナ「えへへ」


――――観覧車!

289 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 02:10:17.99 ID:S/7hr8cD0
それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。こんな時間まで参加してくださった皆さんお疲れ! 長かったね!

明日は観覧車だ! おやすみなさい! ぐっすり寝ろよ!
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 02:16:36.75 ID:kN4BjT9wO
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 02:19:39.69 ID:TWqEMXxuO
おつ
これが恋人パワー…!
へたれの殻を打ち破ったワイズなら最後までいけるよユウナちゃん! 頑張って!
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 02:19:46.85 ID:rgJc7SUyo
おつー
293 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 02:32:12.51 ID:S/7hr8cD0
>>291 ヘタレじゃないワイズ君はもうワイズ君じゃないのでは?(過激派)
294 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:07:13.51 ID:S/7hr8cD0
こんばんはー、今日は22時半くらいから出来たらいいなって思います。
295 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:30:17.44 ID:S/7hr8cD0
ひと、いる? ここ、いる?
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:32:09.99 ID:nio7hhSR0
おれさま、おまえ、まるかじり!
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:32:34.16 ID:Qa8c3q79o
おらんよ
298 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:36:14.46 ID:S/7hr8cD0
んじゃ、やっていきまーす。二人もいれば大丈夫だべ。



その観覧車はマジカル校長ランドのアトラクションの中で一二を争うくらい巨大であった。

一応のキャッチコピーとしては「魔国中を見渡せるほどの観覧車」らしい。

……ほ、本当かぁ?

ワイズ「……あ、そろそろだね」

ユウナ「う、うん」

観覧車に乗りたいカップルたちの長蛇の列が少しずつ少しずつ短くなっていき、ついに僕たちが観覧車に乗る番となった。

ワイズ「あ、足元大丈夫?」

ユウナ「だ、大丈夫……」

観覧車の中に乗り込んで、お互いに向かい合うようにしてベンチに座る。

……ちょっとだけ、お互いのベンチとベンチの感覚が狭かったような気がする。

ワイズ「……」

ユウナ「…………」

ゆらゆらと揺れながら、ゆっくりゆっくりと上に上がっていく観覧車。

それは、完全に二人っきりの空間だ。

…………か、観覧車に乗ったはいいけれど。こっからどうすればいいんだ!?

ライブの時は勢いというか興奮のままに話を進めれたけど、こうも二人っきりになると何を話せばいいのか……あれ!? 僕ってユウナと話すときどんな話してたっけ!?

前もこんな風に悩んだ気がするぞ!? 並んでいるときも最初は結構談話出来てたけど、最後のほうはお互いに黙っちゃったしなぁ!?

ワイズ「あ、あの」

ユウナ「ね、ねぇ」

ワイズ「」

ユウナ「そ、そこで引かないでよぉ!」

…………ぅあああああああああ…………!

……へ、ヘタレとか解消してるし。全然恥ずかしくもなんともないし。楽勝だし、楽勝。全然無問題だし。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:37:15.74 ID:v0jRsbFQ0
参加
300 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:38:27.86 ID:S/7hr8cD0
夜、観覧車、彼女と二人っきり、会話行動内容、募集。


下5まで募集します。会話内容でも何をするのかでもなんでもどうぞ、今後の展開にも関わってくるだろうけど露骨すぎると弾きます。きっと。

23時になっても集まらなかったらしゅーりょー。いつも通りだな!
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:41:34.03 ID:nio7hhSR0
ぎゅって抱きしめてべろちゅー
堪能したあとは、喉乾いたよねって、リリスの缶ジュースのプルタブを開けて渡す
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:44:40.88 ID:K4QmtPuwO
密室で二人っきりの状況を意識してしまいガチガチになる二人だったが、ある程度の高さに達したところで花火が打ち上がり揃って歓声を上げていい感じの雰囲気になる
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:44:53.07 ID:rgJc7SUyo
さっきのセリフ嬉しかったよって
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:45:21.27 ID:Qa8c3q79o
>>302+303
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:45:44.29 ID:v0jRsbFQ0
頂上で肩を抱いてキス
306 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:49:20.66 ID:S/7hr8cD0
>>301を選択肢に入れるかすげぇ悩むからもう一つ募集します。
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:51:12.89 ID:6cSZNV/pO
ぼくが一番なの証明してって大人のキス
心音がすごい高鳴ってるって抱きしめて音を聞かせる
308 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 22:56:19.39 ID:S/7hr8cD0
よぉし、じゃあしゅーりょー。審査の結果>>301はなし! (我儘)

1 >>304
2 >>305
3 >>307

こっから先に三つ取ったものを採用します。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:59:45.11 ID:rgJc7SUyo
3
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 22:59:53.75 ID:nio7hhSR0
3
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 23:03:40.81 ID:6cSZNV/pO
3
312 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 23:07:55.35 ID:S/7hr8cD0
結果 >>307
313 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 23:23:18.84 ID:S/7hr8cD0
ユウナ「…………ねぇ」

ワイズ「う……?」

僕たちの乗っているゴンドラがもう少しで頂上に到達する、そんなときに彼女は口を開いた。

向かい側のベンチから真っ直ぐとこちらを見つめるその瞳に、覚悟と緊張の両方が見て取れた。

……どちらかというと、覚悟のほうが強い感じがする。

ワイズ「な、何?」

ユウナ「……あのライブの時、ワイズはぼくのことを一番だって言ってくれたけど……あれ、本当に?」

ワイズ「…………え」

それは予想もしていない言葉だった。

……疑われている? そう感じてしまう言い方だったし、声色だった。

ワイズ「ほ、本当だよ! 僕の一番はユウナで、嘘でもなんでもなくて――」

ユウナ「でも」

僕の言葉を、一言で遮る。そして、一番聞きたくなかったかもしれない一言を彼女は放った。

ユウナ「……ワイズ、すぐに他の女の子に目移りするじゃん」

ワイズ「」

全然信用されてなかった。
314 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 23:35:17.20 ID:S/7hr8cD0
ワイズ「ほ、本当だよぉ……!」

本来ならカップルがこれでもかといちゃつく観覧車が、別の何かに変貌してしまったかのように思える。

この空間は何だ、この空気は何だ、この……この状況は何だ!

もしかして僕は、このまま……ふ、フラれるのか?

僕の本気の言葉は、薄っぺらいの一言で片づけられて。貶されて、馬鹿にされて……遊園地デート最後の最後にビンタされて終わり。

ワイズ「ぼ、僕は本気で……ほ、本気でユウナのことが一番大好きで……! 僕にとっての一番のアイドルはユウナ、でぇ……!」

目がフルフルと震える。

目尻に涙が溜まっていく。

嫌だ、嫌だ、嫌だ……いやだいやだいやだ!

何でもする、何でもするから……僕が考えているその言葉だけは言わないでくれ!

ユウナ「だったら!」

ワイズ「…………っ!」

ベンチから勢いよく立ち上がり、前のほうからユウナはその身体を近づけてくる。

いつもならヘタレて逃げようとしてしまうかもしれないが、観覧車の中でそんなことは出来ない。

彼女の顔が近づいてくる、彼女の吐息に僕の吐息が混ざりあい、感じる彼女の匂いが甘く柔らかい。

……情けなく目尻に涙を浮かべている僕の瞳を、ジーっと彼女は見つめている。

ユウナ「だったら、だったらさぁ……!」


――――ぼくが、一番なのを証明してよぉ……。


そして、彼女は、とっても小さな声で、そう言って。

ワイズ「んんぅ…………っ!?」

僕の顎に手を添えて、僕の唇を奪った。
315 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/11(土) 23:53:36.76 ID:S/7hr8cD0
ワイズ「んっ、ぅ……ぁ……!」

突然の口づけに反応する事が出来ず、彼女が与えてくるモノを全て受け入れるしかなかった。

口を閉じることなんてできなかったから、問答無用で彼女の舌が僕の口内を侵略していく。

静かにそして激しく舌と舌を絡ませ、ゴンドラの中にお互いの唾液が混ざり合う水音が響き渡る。

ぬちゅぬちゅと、水音が響きあう。

ワイズ「んーっ! んーっ! ひょ……ゆう、にゃぁ……っ」

舌の裏まで見事なまでに侵略され、終わったと一瞬安心した瞬間。次にユウナの舌が侵略を進めたのは頬の裏側だった。

右の頬の裏、左の頬の裏、下の歯茎、上の歯茎。四方八方を縦横無尽にしつこく念入りに責められて、僕はもうどうしようも出来なかった。

文化祭最後の日の初めてのキス、それと全く真逆の状況を再現されて……僕は彼女に完敗したのだった。

ユウナ「――――ぷはぁっ」

僕の唇からユウナの唇が離れ、僕とユウナの口に唾液で造られた銀色のアーチが出来上がっている。

……はぁ、はぁ。と僕の口から息が漏れる。

彼女とのキスに蕩かされて上手く鼻で呼吸が出来なかったからだ。

ユウナ「……駄目、もっと、もっと……!」

ワイズ「ぁ…………!?」

解放され、もう終わったと思った瞬間の二回目の口づけ。

水音を立てるように激しく舌を絡ませられ、ちゅうちゅうと僕の舌を吸い、呼吸なんてさせてあげないといわんばかりに責めて責めて責められる。

身体中がユウナの責めに喘いでしまっている。身体中が溶けてしまうくらいに火照りに火照りまくってしまう。

ぅ、ぁ、ぁ……………………
316 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 00:07:10.39 ID:1EtYs3xo0
ユウナ「――ぷ、はぁ」

二度目の口づけが終わり、ユウナはべとべとになった自分の口の周りを手の甲で拭うと。僕の顔を見つめた。

ユウナ「…………凄い。ワイズ、すっごい気持ちよさそう……」

ワイズ「んぇ…………?」

そう感想を漏らすが、自分がどんな顔になっているのかが分からない。

なんか、熱くて、口の周りがべたべたで、はぁはぁと息をしていて…………。

ユウナ「……ワイズ」

するといきなり。そんな僕の顔を優しく持って、彼女は自分の胸で僕の顔をぎゅっと抱きしめた。

大きくて魅力的な彼女の二つの胸に僕の耳が埋まり、蕩けた僕にこれでもかと女の子の柔らかさと温かさを実感させられる。

――――が、それ以上に。彼女の心臓の鼓動が耳に届く。

どくんどくんどくんどくん……と。激しく高鳴っている心音を、理解してしまう。それがどういう行動なのか、それがどういう意味なのかを。

ユウナ「ぼく、ぼく…………あんなに、こんなに勇気を出したんだよ?」

勇気を出してステージに上がって、勇気を出してこっちからキスをして、こんなふうに抱きしめて……ぼくの恥ずかしさを、理解してもらいたくて。

ユウナ「ワイズだってステージで僕の思いにはっきり答えてくれて、嬉しかった! 嬉しかったよ! だけど、だけど…………」


まだ、足りないよぉ…………。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:09:32.46 ID:E1HJIUjtO
ユウナちゃんがんばれ!
318 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 00:19:30.32 ID:1EtYs3xo0
ユウナ「もっともっともっともっと。ぼくは嫉妬深いから、嫉妬深いから……! ワイズにぼくが一番なんだって、はっきり思ってもらいたいし。安心させてほしいんだよぉ……!」

僕の頭を強く強く抱きしめながら、彼女は涙のように言葉を溢れさせる。

ユウナ「我儘かもしれないけど、どうしようもなく嫌な女の子なのかもしれないけど! もしかしたらこんなことをしてぼく、嫌われちゃうのかもしれないけど……けど、けどぉ!」

…………もっと、はっきり。僕に刻み付けて欲しいんだよぉ……。

心音を感じながら、彼女の思いを受け止める。

ユウナ「だから、だからワイズ――――」


今日は…………忘れない、忘れられない夜に、して欲しい……んだ。


ワイズ「――――――――」

その一言にどれほどの意味が籠められているのかは、痛いほど理解している。

心臓の音、彼女の思い、身体の熱、揺れるゴンドラ。

その思いに僕は、答えないといけない……いけないはずなのに……。

僕は…………僕は……………………。
319 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 00:22:27.69 ID:1EtYs3xo0
どうする?

1 彼女の思いに答えよう。
2 彼女の思いに答えられなかった。

先に三つ取ったものを採用します。はい
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:22:50.68 ID:E1HJIUjtO
1
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:23:57.03 ID:y1QMQ/PP0
1
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:30:54.04 ID:N4RQRb8Ro
1
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:31:26.42 ID:pDb0o5Tl0
1
324 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 00:38:53.13 ID:1EtYs3xo0
結果 答えよう


ワイズ「……分かった」

ユウナ「え…………」

胸から顔を離して、彼女の瞳を見つめる。

油断すると吸い込まれてしまいそうな、奇麗な瞳だ。

ワイズ「僕、はっきりとユウナに教えるよ」

僕の一番は君なんだだって、君が恥ずかしい思いをしてこうしてくれた分、僕も頑張るから……。

不慣れだし、どうしようもないけど……精いっぱい、頑張るから……!

ワイズ「それでも、いいかな?」

ユウナ「…………うんっ!」

それは、覚悟も緊張も、不安も嫉妬もなにも混じっていない。喜びの笑顔と、返事だった。
325 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 00:41:25.21 ID:1EtYs3xo0
はいじゃあ。あっち行きです。よろしくお願いします。URLは>>2を参照してください。
326 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/12(日) 20:06:32.97 ID:1EtYs3xo0
こっちで言うの忘れてたんですけど、いまからあっちで更新を始めますので参加できそうな方は参加してくれると嬉しいです。
327 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:01:34.08 ID:m6jC9gLh0
なんかこっちでもやっておこうかなーって思ったので幕間やりたいんですけど。急だけど人います?
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:02:24.44 ID:iYRkHEfr0
はい
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:03:41.19 ID:UGLOAqFDO
います
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:04:47.98 ID:EYDnS/BAO
>∩(・ω・)∩<
331 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:06:33.53 ID:m6jC9gLh0
三人いればいつも通りでも大丈夫だな!!! じゃあやってくよー


まっくあーい

安価下5までで一番コンマが大きいものを二つ採用し、コンマは反転
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:07:09.95 ID:UGLOAqFDO
プリシラ
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:07:36.21 ID:iYRkHEfr0
サニャ
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:09:55.56 ID:EYDnS/BAO
ペルフェ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:10:38.27 ID:vts/MIQxo
セリュー
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:10:58.03 ID:v3+Sbp2E0
クリス
337 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:14:31.20 ID:m6jC9gLh0
結果 ベルフェとセリュー

おっ、セブンスアビス組じゃーん。何話させよう。
338 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:33:12.09 ID:m6jC9gLh0
幕間 ベルフェとセリュー

ベルフェの角はきっとぽりぽりと噛み応えがあって美味しそう。

ベルフェの羽はおそらくハムみたいな感じでしょう。

ベルフェの心臓はホクホクとしたジャガイモみたいな――。

ベルフェ「お前さ、私の真横で私を食べた時の妄想するの止めてくれない?」

セリュー「はい?」

しまった、気づかないうちに心の中で考えていたことが口から漏れてしまっていました。

これはもうお詫びに食べるしかありませんね。

ベルフェ「はい、ファイヤー」

セリュー「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ……ぷはぁ、ん、美味しい!」

魔力が大量に込められている炎は最高に美味しい!

ベルフェ「…………美味いか? ベルフェ様の炎は」

セリュー「今までで食べた炎の中でも最上級……! しかし、だとしたらそんな炎を作り出せるお前はもっと美味しい――」

ベルフェ「ファイヤー」

セリュー「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ……」

ベルフェ「しかしベルフェ様の心臓をホクホクのジャガイモと表現するのかお前は……もっとこう、なんかあるだろ」

セリュー「ジャガバタ?」

ベルフェ「バターを乗っけりゃ良いって問題じゃねーよ」
339 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:34:21.11 ID:m6jC9gLh0
何も思いつかなくて予想以上に平和な会話になってしまった……平和?

はいじゃあ終わり終わりー。乙でしたー。
340 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:40:55.00 ID:m6jC9gLh0
なんか駄目だわ、もうちょっと何か書けるわ。ごめんもう一個やろう

安価下5までで一番コンマが大きいものを二つ採用し、コンマは反転
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:42:12.62 ID:wqYMRHhGO
クスノキ
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:42:17.32 ID:gzB2PA7k0
ラディア
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:42:47.84 ID:UGLOAqFDO
プリシラ
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:43:02.72 ID:N/CTylejo
ユーロ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:43:07.03 ID:27jCOwXnO
ジョンソン
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:43:52.17 ID:JoTBQtVq0
クレーナ
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 22:47:02.80 ID:vts/MIQxo
平和だなぁ()
348 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 22:51:48.94 ID:m6jC9gLh0
プリシラ! ジョンソン!

見事なまでに接点がない! 先生と生徒の関係しかない! 募集しよう!

何話させよう、ってかシチュエーション!!!!

下3くらいまで募集!
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:01:21.25 ID:N/CTylejo
イケメンスマイルのジョンソンとそれは受け流すプリシラ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:02:02.37 ID:27jCOwXnO
魔法戦闘学の授業でプリシラのぬいぐるみ5体VSジョンソンの騎士ゴーレム2体
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:05:17.71 ID:JoTBQtVq0
うっかりジョンソンのフルネームを言ってしまうプリシラのヌイグルミ
お仕置きしようとするジョンソンとさらにからかうヌイグルミと必死に止めるプリシア
352 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 23:09:01.72 ID:m6jC9gLh0
1 >>349
2 >>350
3 >>351

先に二つ取ったものを採用します
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:09:55.04 ID:EYDnS/BAO
3
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:10:39.77 ID:UGLOAqFDO
1
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:10:46.14 ID:27jCOwXnO
3
356 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/13(月) 23:18:33.53 ID:m6jC9gLh0
結果 >>351

ごめーん、納得できなくて二回目やったけどちょっと今日はここで終わりにします。いきなりだったけどお疲れ様でしたー。
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:30:14.87 ID:vts/MIQxo
おつおつ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:32:52.92 ID:N/CTylejo
乙乙
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/13(月) 23:38:22.13 ID:UGLOAqFDO
乙です
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 03:02:36.58 ID:FToTrrRS0
更新ないな、PCの問題かな
361 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/18(土) 23:34:46.04 ID:C4lCjGAc0
こんばんはー……ええっとですね今日は更新できそうなので更新していきたいと思いますが……ちょっと日付が変わってからになるかもしれませんが、暇な人は待っていてくれると嬉しいです……。
362 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/18(土) 23:59:47.61 ID:C4lCjGAc0
人いますか……?
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:00:01.13 ID:y68D5uNB0
はい
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:00:29.77 ID:JejKQYZ40
います
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:00:54.14 ID:VoJbtiuio
おらんよ
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:00:54.95 ID:9GwOEk2DO
はい
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:01:15.26 ID:SsV7dn+ho
うい
368 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/19(日) 00:02:01.87 ID:L5S4vXVr0
結構いた、あと申し訳ないですけどプリシラとジョンソン先生の幕間は明日以降に投下させてもらいたいと思います……普通に書いてなかった……許して。

じゃあやっていきます
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:02:26.09 ID:rVXJNNnVO
370 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/19(日) 00:03:21.00 ID:L5S4vXVr0
【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:23 魔力:18 筋力:29 俊敏性:95 知能:39 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34 歌:51 マッサージ75 恐怖57
好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男

【戦闘スキル】
『アタックスキル』
生命光翼(ライフ・ウイング) [LvMAX][消費 HPMP全/命][魔法/炎/風]己の全てを圧縮し、熱と風を持って大爆発を引き起こす命の光。※
羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
風魔法・真空の刃 [LV2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
『パッシブスキル』
装備・魔法鉱石の鎖かたびら [LvMAX]自身が受けるスキルダメージを常に-1する。
装備・光沢輝く鉤爪 [LvMAX]物理スキルダメージを常に+2する
装備・オーバーフローブレスレット[LvMAX]生命光翼が使えなくなる、また。このスキルを自分の意思で消すことは出来ない。
それは残像! [Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
嘘みたいな痩せ我慢 [Lv1]戦闘不能になるダメージを受けたとき、そのダメージをリセットする。一戦闘一回。
■■■■■ [Lv■]無限の可能性を意図的に引き出すことが出来る。■■■■■■■■■■■■■■■…………。※

【通常スキル】
フェニックス [LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実 [LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質 [LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド [LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋 [Lv2]嫌いなものを無理に食べてもリバースしないくらい
歌好き [Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳 [Lv2]ルーン文字の簡単な文章くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-10。
融合 [Lv2]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-15。
調合 [Lv2]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-15。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?

【所持金】
金貨1枚 銀貨39枚 銅貨50枚
【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。 
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?
魔力増強剤:戦闘中に使用することで、5ターンの間最大魔力を+50する。
暴食龍の片角:セブンスアビスが一人、セリューの角の片一方。ゴツゴツしていてカッコいい……何かに使えるかもしれない。
371 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/19(日) 00:03:54.47 ID:L5S4vXVr0
【好感度一覧】
『王国』
メリル43「ダンジョンはやっぱり危険ですから」
ペアリス100「また聴きに来てね!」
コレット59「…………ワイズ殿」
ローア87「まさかそんな敏感に変化に気が付くとは」
フレア50「もっと頑張らねばいけないな」
ショコラ105「真に遺憾である」
『魔国』
ユウナ164「遊園地楽しみだなぁ!」
アーティ76「偽物は本物よりも本物だ、なんてね」
サニャ85「ワイズさん、大丈夫かなぁ……」
リィ89「まぁ、分かってくれたら良いんだよ。うんうん」
ゾラ81「これから仲よくしようねぇ、ワイズ君」
ファティマ80「打ち上げで羽目を外しすぎないようにね?」
レヴィア53「勉強ならいつでも教えてあげますから」
レンジ90「一緒にトレーニング……結構か! そうか!」
クスノキ78「いつでも料理振舞いましょう!」
ラディア71「一から頑張ろうね!」
ジョンソン58「真面目に授業を受けてくれるなら、それで」
ドロシー82「空間魔法使ってみたぁああい!!!」
ユレイ90「う、うううううううううううっ!」
ブレイド35「歴代最高売上、おめでとさん」
ディアン44「……二度とあそこには近づかん」
ジェノム59「真面目に授業を受けているようだな」
アマンダ31「彼女にプレゼントねぇ」
ツクヨミ49「王様ゲームとはどれだけ楽しいゲームなのか……!」
バレリア85「素晴らしい! すぅばらぁしぃ!!!」
フラン67「フランのお洋服も選んで―ねっ!」
ロズウェル86「磨けば光るな……うむうむ」
アンブローズ98「命を犠牲に発動する魔法……ね」
クレーナ92「ご、ごめんなさいごめんなさい……!」
クリス80「…………」
セロ48「アベル……アベル……!!!」
プリシラ82「…………面白いね」
イーリィ74「ひ、ひえぇ……」
リリス115「あー楽しかった!」
ライラック106「何でも、何でも……!?」
イズル14「ちゃんと罪は償ったようで」
『七聖剣』
アベル1「断罪を開始する」
『セブンスアビス』
ベルフェ101「ふーん……」
ハルエル42「……………………」
ユーロ61「同じ不死鳥同士、仲良くしたーいぜっ!
セリュー55「また貴方のご飯も食べたい……ああ、まず貴方を食べたい……!」
372 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/19(日) 00:04:52.97 ID:L5S4vXVr0
二十八日目(休日)

――――

――



ワイズ「ん、んんぅ……ぁ?」

窓から差し込む朝の陽ざしで、僕は目を覚ます。

良い感じに光が目に当たって、一瞬クラっとしてしまいそうだった。目がちかちかっとなった。

ユウナ「……あ、起きた? ワイズ」

ワイズ「へぇっ……?」

素っ頓狂な声を上げて隣を見ると、ユウナが横になりながらジーっとこちらを見つめていた

ユウナ「にへへ」

そして、目と目が合った瞬間そんな感じでいたずらっぽく笑った。

ワイズ「…………」

ユウナ「おはよっ、ワイズ」

ワイズ「あ、う、うん……おはよう、ユウナ」

普段通りの朝の挨拶、なのにどうしてこんなにも恥ずかしいんだろうか。

……ええっと、そうだ。僕と彼女は、昨日ホテルで――。

ぇ……………………。

ワイズ「………………っ!?!?!?!?」

ユウナ「な、なんでいきなり枕に顔を埋めて!? だ、大丈夫!?」

大丈夫じゃなぁい!!! 恥ずかしぃ!!! う、うわー!?
373 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2020/07/19(日) 00:07:05.93 ID:L5S4vXVr0
ユウナ「……むぅ、言っておくけど。僕だって起きた時滅茶苦茶もがもがーって悶えたんだからね?」

ワイズ「…………あ、そうなの?」

ユウナ「そうそう」

彼女は何かを誤魔化すようにあははははは……と笑ったが、耳がトマトみたいに真っ赤に染まっていたので、完璧に誤魔化すことは出来なかったみたいだ。

ユウナ「あーはははははは……けど、その、あれだね? ワイズ」

ワイズ「うん」

ユウナ「……ぼくたち、やっちゃったんだね」

ワイズ「…………うん」

胸のところまでかかっている掛布団を内側からぎゅうと手のひらで握りしめて、そう相槌を打つ。

……うん、うん、うん。

ユウナ「……ねぇ、ワイズがいいならさ。今日は……その、ホテルでゆっくりしたいな」

ワイズ「え」

ユウナ「……あっ!? し、しないからね!? その、えっと、一応言っておくけど! 昨日のあれは……その、あのリリスのジュースのせいで、ぼくのせいじゃなくて!?」

……ジュース?

ユウナ「うううううううう……いいもんいいもん、どうせぼくが欲求不満だって言いたいんだ……ワイズだってどうせぼくの身体に興味津々だったくせに、ぼくがエッチだなー、で済ませるんだ……」

なんかよく分からない拗ねかたをしてしまった。

ユウナ「……ぼく、キスマーク付けてもらわなかったし。ワイズ、結局最後まで気絶しちゃったし……ピロートークとか、したかったのに」

ワイズ「」

しゅ、羞恥プレイかな?


どうする?
1 じゃ、じゃあゆっくりしようかな……(ユウナとピローなトークのターン)
2 ま、待って何か大事なことを忘れているような……(フランと買い物のターン)

先に三つ取ったものを採用します。
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