開拓者「安価で町などを作る」

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1 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:44:06.75 ID:zPWKRXTno
開拓者「俺は開拓者」

開拓者「王直属の開拓者として、労働者を率いていくつもの町を作ってきた男だ」

開拓者「しかし先日、王に開拓の終了を宣告された」

開拓者「今もまだ納得していないが、王に説明や補償を求めるのは無理だ」

開拓者「急に無職になった俺は、王国の開拓者として初めて作った思い出の町を訪れたが、いろいろあって追い出されてしまった」

開拓者「そして再就職も諦めて、こうして一人で野山に小屋を建て、採集生活を送っているわけだ」

ネコ「にゃー?」

開拓者「だが、俺はくじけない」

開拓者「この小屋を開拓事務所とし、民間の開拓事業を引き受けることにした」

開拓者「今日から俺はフリーの開拓者だ。よろしくな」

ネコ「にゃー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593938646
2 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:45:17.13 ID:zPWKRXTno
※システムのお試しを兼ねた、開拓者の町を作るシリーズのオムニバス外伝です
※各4ターンで終わります

開拓者として初めて作った思い出の町はこちら(過去編)→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507454884/
王に開拓の終了を宣告されたのはこちら(花畑島編)→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493451944/

他の過去回は前回スレの一番下から飛べます
前回スレ→https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591173292/
3 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:47:06.89 ID:zPWKRXTno
〜 依頼@ 〜

開拓者「安価でフォトジェニックな町を作る」
4 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:49:25.68 ID:zPWKRXTno
写真家「こんちわー! ここで開拓事務所やってるって聞いたんですけどー」

開拓者「たしかにここは開拓事務所だが……よくここが分かったな?」

写真家「街を作れる人を探してたら、親切な人が場所を教えてくれました」

開拓者「町を作るには、資金と資材、そして人手が必要だが、大丈夫か?」

写真家「持ち合わせがないんで、街が出来てからの出世払いというのは無理ですか?」

開拓者「出世払い……町の税金からまかなうのか?」

写真家「税金?」

開拓者「とりあえず自己紹介を頼む。どうも話がかみ合わん」

写真家「失礼しました。アタシはインスタグラファー」

写真家「略さず言うとインスタント・フォトグラファー……インスタントカメラ専門の写真家やってる者っす」

写真家「そこそこ人気があって、フォロワーが1000人ちょいいます」

開拓者「後援者が1000人以上いるのか。財力はありそうだな」

写真家「や、財力はないんですけど。でもアタシの写真を見て観光に行くって人、結構多いんですよ」

開拓者「なるほど。観光産業の収入で後払いということか」

写真家「とにかく写真映えすればいいから、機能性とかは考えなくていいです!」

開拓者「それは町としてどうなんだ……」

写真家「どう? 街作り、引き受けてくれませんか?」

開拓者「いいだろう。写真を撮りたくなるような、見て楽しめる観光地を作ればいいんだな」
5 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:52:10.71 ID:zPWKRXTno
1週目

称号:のどかな草やぶ
ランク:集落

●開拓地
・野原……都市の郊外にある未開拓地。草花が揺れ、小川が流れる。

●住民
・写真家……インスタントカメラで撮ったエモーショナルな写真をフォロワーと共有する。

●ステータス
第一次産業Lv.0
第二次産業Lv.0
第三次産業Lv.0


写真家「はいどーぞ!」

開拓者「花と蝶の写真か。見慣れた風景もこうして切り取ると美しいものだな……」

写真家「アタシ的にはこれもアリなんですけど、季節と時間帯を選べば王国のどこでも撮れますし、何より虫はウケが悪いんです」

開拓者「さて、開拓を始めよう。まずは作業用の小屋と畑を作るとするか」

写真家「カントリーとナチュラルいいね! やっぱり村っぽいのが得意なんですか?」

開拓者「いや、町が発展して工業や観光業が育てば田舎でも自然でもなくなるぞ」

写真家「あっ、そういうことではなくて、属性の話」

開拓者「属性? 消防士や田んぼは水属性か?」
6 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 17:53:53.50 ID:zPWKRXTno
写真家「とりあえず一旦何か建ててみてくださいよ」

開拓者「属性はなんでもいいんだな?」


安価↓1 施設を作ります(畑・建物・公共施設、他なんでも)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 17:57:06.80 ID:NwG42fnA0
貯水池
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 17:57:28.68 ID:tdB7xzYDO
9 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 18:17:47.00 ID:zPWKRXTno
開拓者「川の近くに穴を掘り、底に石を敷き、水を貯め、フェンスを置き……」

開拓者「貯水池の完成だ。俺が個人で作れるのはこのサイズが限界だな」

パシャッ! ジー

写真家「現像できました。どうです?」

開拓者「どうと言われても、貯水池の写真だな」

開拓者「悪いが、あまりウケないんじゃないか?」

写真家「想像力が足りませんね」

写真家「自然の中にポツリと置かれた人工の池。透き通っていない水。廃墟のような外観……」

開拓者「失礼な。作ったばかりだぞ」

写真家「水中に引きずり込まれるような、ホラーな雰囲気を感じませんか?」

開拓者「……実物を知らなければそう見えるかもな」


●ステータス
#ダーク 1いいね


開拓者「なんだこれは」

写真家「これはタグ。#ダーク が好きな人に見て欲しいっていう、しるしです」

開拓者「俺としては農家志望の労働者に見て欲しいが」

写真家「え? 農家いります?」

開拓者「要るだろう。開拓の基本だぞ」
10 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 18:19:48.84 ID:zPWKRXTno
写真家「では、こうです!」


1週目

称号:人工池のある草やぶ

●開拓地
・野原……都市の郊外にある未開拓地。草花が揺れ、小川が流れる。
・貯水池……自然の中に置かれた人工物。廃墟感と不気味さを醸し出す。#ダーク

●ステータス
#ダーク 1いいね


開拓者「おい、産業レベルが消えたぞ!?」

写真家「産業がバズることってありますか? インフラ投資でいいねがもらえますか?」

開拓者「もらえるだろう……株主や町民から」

写真家「実用性なんて忘れましょ! 写真映えこそがすべて!」

開拓者「なんだこの町作りは……」

写真家「じゃあ逆に聞きますけど、一か月間で、あなた一人の力でここの近くの大都市を超えられますか?」

開拓者「……確実に無理だな」

開拓者「そうか、畑も工場も要らないのか……」

写真家「青空を反射する田んぼとか、夜も光ってる工場なら大歓迎ですよ!」
11 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 18:21:23.96 ID:zPWKRXTno
エネルギッシュ(赤) ・ クール(青) ・ ファンキー(黄) ・ キュート(桃)
ミステリアス(紫) ・ ノスタルジック(茶) ・ ロマンチック(紺) ・ オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ⇔ ダーク(黒)
カントリー(緑) ⇔ アーバン(灰)
エレガント(銀) ⇔ ノーブル(金)
ユニーク(虹)
シンプル(無色)


写真家「さて、建物や人物には属性があります」

開拓者「それぞれの属性の定義は何だ?」

写真家「定義?」

写真家「えーと、例えば開拓者さんはエネルギッシュとカントリーで、アタシはキュートですよね」

開拓者「雰囲気で感じろということか」

写真家「同じ属性の人や建物が揃うと、雰囲気に統一感のある街になって、世界観が演出できます」

写真家「逆にいろんな属性がちりばめられた街でも、グラファー的にはワクワクしますね」

開拓者「そういえば、『遊園地』『宿泊施設』は町によって異なる雰囲気のものを作っていたな」

開拓者「スポーティやマジカルが無いのは、競技や魔法の方向性で雰囲気が違うからだろうか?」

開拓者「この矢印⇔は……両立できない属性ということか」

写真家「お互いの魅力を打ち消しあいかねませんね」

写真家「まあ、あえてモダンなビルの間にカントリーな店をポツンと置いた風景もエモいんですけど」
12 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 18:22:26.81 ID:zPWKRXTno
写真家「あえてダークな果樹園とか、ノーブルな市役所とか、とがってて面白くないですか?」

開拓者「ついていけん……」


※主な属性
エネルギッシュ(赤) クール(青) ファンキー(黄) キュート(桃)
ミステリアス(紫) センチメンタル(茶) ロマンチック(紺) オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ダーク(黒) カントリー(緑) モダン(灰) エレガント(銀) ノーブル(金)

安価↓1、2 写真映えする施設を作ります(用地・建物・公共施設など、雰囲気も指定できます)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 18:27:16.48 ID:tdB7xzYDO
のどかな雰囲気の田園
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 18:36:37.88 ID:s739BDgjo
厳かな雰囲気の教会
15 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 18:55:30.88 ID:zPWKRXTno
写真家「やっぱり、おじさんに頼むのは間違いだったかも……」

開拓者「ふん、何を言うか」

開拓者「俺はいくつもの観光地を作り出してきた男だ」

開拓者「魅せてやろうじゃないか……絵になる開拓を!」ザッ

パシャッ! ジー

写真家「クワを振る美しい姿勢、躍動する筋肉……!」

写真家「太陽光と土の似合う男! なんて芸術的!」


写真家「あっという間に畑を作ってしまうなんて……!」

開拓者「耕して植えるのは朝飯前だ」

開拓者「次は建物だな。小さいサイズになるが、写真映りさえよければ構わないんだろう?」

写真家「はいもちろん」

開拓者「本格派の建築を見せてやろう」スッ
16 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 19:00:04.23 ID:zPWKRXTno
●開拓地
・田園……見渡す限りの緑の畑。これぞ開拓地の美である。#カントリー
・教会……神々しく落ち着いた佇まい。写真を見ていると聖歌が聞こえてくるような気がする。#エレガント

・貯水池……自然の中に置かれた人工物。廃墟感と不気味さを醸し出す。#ダーク

・貯水池……のどかな田園の一風景。暗いオーラがあり単体で見ると不気味にも感じる。#カントリー #ダーク

●ステータス
#カントリー 2いいね
#エレガント 1いいね


写真家「ほら、ただでさえ広い畑ですけど、アングル次第でこんなに広大で美しい田園風景に見えるんですよ」

開拓者「なるほど、これが写真家の実力か」

写真家「田園風景の横に置くと、貯水池の写真もカントリーな風景に見えるでしょ?」

開拓者「よし、これで廃墟とは言われないな」


開拓者「教会の写真も見事だ。見えない部分は適当に仕上げたが、ここまで化けるか」

写真家「いやー、開拓者さんが作った天窓のおかげですよ」

開拓者「写真だけ見ると、天使が降りてきそうだな」


写真家「ではアタシは一旦これで」

開拓者「後援者に写真を見せに行くのか?」

写真家「はい! フォロワーに見せてコメントをもらってきます」

開拓者「ではまた来週だな。俺も他の仕事があるから、ここを離れなければいけない」
17 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 19:08:12.20 ID:zPWKRXTno
2週目

称号:小説に出てくる田舎の村

●開拓地
・野原……都市の郊外にある未開拓地。草花が揺れ、小川が流れる。
・貯水池……のどかな田園の一風景。暗いオーラがあり単体で見ると不気味にも感じる。#カントリー #ダーク
・田園……見渡す限りの緑の畑。これぞ開拓地の美である。#カントリー
・教会……神々しく落ち着いた佇まい。写真を見ていると聖歌が聞こえてくるような気がする。#エレガント

●ステータス
#カントリー 6いいね
#ダーク 1いいね
#エレガント 3いいね


作業員「うーっす。よろしくお願いしゃっす」

写真家「一週間ぶりですね!」

開拓者「ああ。……増えていないか?」

写真家「いいねの事ですか? 実際見せると思ったより評判良くって」

開拓者「そうではなく、後ろの二人だ」

写真家「二人はアタシのフォロワーです。お手伝いを頼んだら快く引き受けてくれました」

農家「私達、本業で力仕事してるから足手まといにはならないと思うわ」

開拓者「助かるな。人手が欲しいと思っていたんだ」
18 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 19:13:14.32 ID:zPWKRXTno
開拓者「評価を得るにはどうすればいいんだ?」

開拓者「現状、1000人いるお前の後援者のうち、10人しかいいと思ってないんだろう」

写真家「似た雰囲気の写真を上げ続けるとフォロワーは増えるんですけど、段々いいねが伸び悩むんですよねー」

農家「他の町と差別化が必要だわ。教会のある村は他にもあるから」


※主な属性
エネルギッシュ(赤) クール(青) ファンキー(黄) キュート(桃)
ミステリアス(紫) センチメンタル(茶) ロマンチック(紺) オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ダーク(黒) カントリー(緑) モダン(灰) エレガント(銀) ノーブル(金)

安価↓1、2 写真映えする施設を作ります(用地・建物・公共施設など、雰囲気も指定できます)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:25:48.73 ID:h67tJJhz0
風車小屋
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:26:12.94 ID:NBxivWIDO
大きな鐘
21 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 20:01:53.30 ID:zPWKRXTno
配達員「注文の品、確かに納品しました!」

写真家「これは?」

開拓者「今週のために必要な物資を発注しておいたんだ」

開拓者「一つはこの大きな鐘だ。鐘の意匠にもいろいろあるが、教会に似合うものを選んでおいた」

作業員「これ運べるんすか……?」

農家「こちらの物資は、羽根かしら」

開拓者「風車小屋を建てる。場所はの畑の近くに決めておいた」


●開拓地
・風車小屋……田園の背景に素朴な風車が回っているのが見える。中はがらんどう。#カントリー
・鐘楼……教会には大きな鐘が備えられている。その荘厳な音色は隣町まで鳴り響きそう。#エレガント


パシャッ! ジー

写真家「うん。普通にエモいですね」

作業員「カレンダーっぽいな」

開拓者「どうだ。これが俺の実力だ」

農家「先週とあまり変わりませんわね」

開拓者「なんだと?」

写真家「まあまあ。妥当な評価は得られると思いますよ」
22 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 20:11:37.50 ID:zPWKRXTno
3週目

称号:ディティールが細かくなった、小説に出てくる田舎の村

●開拓地
・野原……都市の郊外にある未開拓地。草花が揺れ、小川が流れる。
・貯水池……のどかな田園の一風景。暗いオーラがあり単体で見ると不気味にも感じる。#カントリー #ダーク
・田園……見渡す限りの緑の畑。これぞ開拓地の美である。#カントリー
・風車小屋……田園の背景に素朴な風車が回っているのが見える。中はがらんどう。#カントリー
・教会……神々しく落ち着いた佇まい。写真を見ていると聖歌が聞こえてくるような気がする。#エレガント
・鐘楼……教会には大きな鐘が備えられている。その荘厳な音色は隣町まで鳴り響きそう。#エレガント

●ステータス
#カントリー 15いいね
#ダーク 1いいね
#エレガント 6いいね


開拓者「ほう。いいと思っている後援者が合計22人に増えたか。調子がいいな」

写真家「うーん、そうですかね? アタシ的には1000いいね越えて欲しいんですけど」

開拓者「後援者以外からも評価されたいのか」

写真家「そのくらいバズらなきゃ、観光客であふれかえりませんよ!」

開拓者「そうか……何が足りない?」

写真家「方向性はいいと思うんです。ただ、見る人に『おや』と思わせる引っかかりが足りない!」

写真家「いくらいい写真が撮れても、埋もれちゃって見てもらえなくちゃ意味がありません!」

開拓者「そうなのか」

開拓者(最終目的は観光客を呼び込むことだ)

開拓者(いっそ写真映えを無視して、この町の売りになるものでも作ってしまうか?)

開拓者(ついでに写真も撮ってもらえば、写真家も満足するだろう)
23 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 20:13:02.04 ID:zPWKRXTno
写真家「何か悪いことを考えてませんか?」

開拓者「そんなことはない」


※主な属性
エネルギッシュ(赤) クール(青) ファンキー(黄) キュート(桃)
ミステリアス(紫) センチメンタル(茶) ロマンチック(紺) オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ダーク(黒) カントリー(緑) モダン(灰) エレガント(銀) ノーブル(金)

安価↓1、2 写真映えする施設を作ります(用地・建物・公共施設など、雰囲気も指定できます)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 20:20:29.08 ID:mH1uDueBo
もこもこの羊がいる牧場
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 20:27:13.06 ID:s739BDgjo
チーズ工場
26 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 20:47:58.50 ID:zPWKRXTno
開拓者「実用性を加えつつ、なるべく多くの属性を狙ってみるか」

開拓者「それなら文句はないだろう?」

写真家「もちろん! 写真映えするなら実用性があっても全然いいですよ!」


●開拓地
・羊牧場……ふわふわでもこもこの白いひつじ達とふれあったり写真を撮ったりできる。#カントリー #ナチュラル #キュート
・チーズ工場……熟成中のチーズが並んだ光景は唾液の分泌を促す。#カントリー #ナチュラル #フード


ひつじ「めぇ〜♪」

農家「かっ、かわいらしいですわー!」

写真家「この羊、絶対語尾に音符ついてまず!」

パシャッ ジー

開拓者「見た目重視で羊を選んできたんだ。ばっちりカメラ目線だ」


開拓者「こちらにはチーズ工場を建てた。牛はいないが、見栄えはいいだろう」

写真家「じゅるり……」

作業員「腹減ってきた……」

開拓者「このチーズは実際に食べることができる。チーズフォンデュを囲んで食事でもどうだ?」

開拓者「写真で見たとき美味しそうな料理ランキングの上位に入るんじゃないか?」

写真家「わ、分かってる〜!」
27 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 20:59:12.28 ID:zPWKRXTno
4週目

称号:カントリーなあざとい村

●開拓地
・野原……都市の郊外にある未開拓地。草花が揺れ、小川が流れる。
・貯水池……のどかな田園の一風景。暗いオーラがあり単体で見ると不気味にも感じる。#カントリー #ダーク
・田園……見渡す限りの緑の畑。これぞ開拓地の美である。#カントリー
・風車小屋……田園の背景に素朴な風車が回っているのが見える。中はがらんどう。#カントリー
・羊牧場……ふわふわでもこもこの白いひつじ達とふれあったり写真を撮ったりできる。#カントリー #ナチュラル #キュート
・チーズ工場……熟成中のチーズが並んだ光景は唾液の分泌を促す。#カントリー #ナチュラル #フード
・教会……神々しく落ち着いた佇まい。写真を見ていると聖歌が聞こえてくるような気がする。#エレガント
・鐘楼……教会には大きな鐘が備えられている。その荘厳な音色は隣町まで鳴り響きそう。#エレガント

●ステータス
#カントリー 58いいね
#キュート 30いいね
#ナチュラル 10いいね
#エレガント 6いいね
#フード 5いいね
#ダーク 1いいね


写真家「祝、100いいね突破!」

開拓者「二つ質問いいか?」

写真家「はいどーぞ!」

開拓者「ナチュラルが付く条件はなんだ?」

写真家「白いもの、清潔なもの、健康的なものにつくことが多いですね」

開拓者「ああ、つまり牛乳や羊毛はナチュラルか」


開拓者「もう一つ。フードは雰囲気じゃないだろ」

写真家「そう言われても、#フード の写真ばかり好んで見る人もいるから仕方ないですよ」

写真家「なんだか料理がメインの写真って、邪道というか、全然ジャンルが違います。アタシの主観ですけど」


ひつじ「めぇ〜♪」

観光客A「本当にかわいい〜!」

観光客B「なでなで〜」

開拓者「すでに一組だけ観光客が来ているな」

写真家「#カントリー で若干注目されてたところに、カメラ目線の羊が刺さったみたいです」
28 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 21:00:54.51 ID:zPWKRXTno
開拓者「俺は忙しいから今週の作業が最後だな」

写真家「あっという間でしたねー」


※主な属性
エネルギッシュ(赤) クール(青) ファンキー(黄) キュート(桃)
ミステリアス(紫) センチメンタル(茶) ロマンチック(紺) オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ダーク(黒) カントリー(緑) モダン(灰) エレガント(銀) ノーブル(金)

安価↓1、2 写真映えする施設を作ります(用地・建物・公共施設など、雰囲気も指定できます)
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:02:28.21 ID:Vsw6+ndoo
開放型の射撃場
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:05:17.59 ID:tdB7xzYDO
多様な小動物と触れ合える広場
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:05:54.99 ID:0+IKAn5V0
ポニーからサラブレッドまでござれ乗馬施設
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:10:29.85 ID:xgSFi3mI0
また開拓者の武装癖が
33 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 21:21:17.55 ID:zPWKRXTno
開拓者「お前に謝っておかなかればいけないことがあるかもしれない」

写真家「は、はあ?」

開拓者「小動物がメインの写真は、邪道じゃないか?」

写真家「いえ! 別のジャンルですけど、邪道じゃないです!」

配達員「ご注文の小動物たちでございまーす!」

イヌ「わふ!」

ネコ「にゃー」

アヒル「ぐぁっ」

カピバラ「……」

うさぎ「うさー」

ポニー「ぽにぃ〜」

小熊「クマァー!」

ライオンの赤ちゃん「れおお〜ん!」

写真家「後半、中に人が入ってませんか!?」

開拓者「入るわけないだろ。こんなに小さいんだぞ」

写真家「というか二匹ほど危険ないきものがいるんですけど。でもかわいい……。くやしい……」

開拓者「俺なら猛獣の成体が暴れても制圧できるが」

写真家「開拓者さんずっとここにいないでしょ!」
34 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 21:33:41.50 ID:zPWKRXTno
開拓者「まだ、お前に謝っておかなかればいけないことがあるかもしれない」

写真家「は、はい?」


パンッ パンッ ズダン!! ダン!! ガガガガガンッ!! シュウゥ……

猟師「うしっ、命中!」

ライフル選手「一発外してしまいました……」

ガンマン「ヒィーハァー!! 撃ち心地バツグンだぜェー!!」

竜騎兵「これぞ、王国式流鏑馬!!」

サラブレッド「ヒヒィーン!!」

写真家「誰ですかこの人たち! アタシのフォロワーじゃないっすよ!?」

開拓者「彼らは銃撃のエキスパートだ」

竜騎兵「我こそは竜騎兵! 馬に乗り銃を扱う騎兵である!」

写真家「ど、どうも」

開拓者「標的に狙いを定めて引き金を引く……それは被写体にカメラを向けシャッターを切る動きに通じる」

写真家「通じません!」

ライフル選手「では試してみましょうか」

猟師「狙った獲物は確実にフレームに収める……!」

ガンマン「俺様の連写から逃げ切れるかぁ? お嬢ちゃぁ〜ん!?」
35 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 22:40:17.29 ID:zPWKRXTno
写真家「ハアっ……アタシの、勝ちっす……!」

開拓者「写真家の矜持を守ったな」

ライフル選手「カッコ良く撮られてしまった……」

ガンマン「撮るには撮ったが、俺様の連写……ブレっブレだぜェ……」

猟師「背後から回り込んでおいて、顔が写るように撮るとはな」

竜騎兵「貴君にはゲリラ兵の素質がある!」

写真家「無いです」

開拓者「この戦いを乗り越えて、写真家としてレベルアップしたんじゃないか?」

写真家「言われてみれば……!」


●住民
写真家U……困難な状況でもインスタントカメラでエモーショナルな写真を撮ることができる。


写真家「今のアタシなら、戦場や災害現場でも人の感情に訴えかける写真を撮れる……?」

開拓者「いいねに命を懸けなくてもいい」


開拓者「俺が何をしたかったかというと、万が一の猛獣対策と同時に、射撃場で銃の写真を撮れるようにしたかったんだ」

開拓者「ところで、銃はどういう属性になるんだ?」

写真家「猟師さんとライフル選手はエネルギッシュ、竜騎兵はノーブル、ガンマンはファンキーです」

開拓者「一口に銃と言っても様々なんだな」

写真家「この射撃場は、開放型で青い空と緑の木々が見えます」

写真家「木立の中にある競技場……銃声に耳をふさげば、ナチュラルですね」
36 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 22:47:28.88 ID:zPWKRXTno
●開拓地
・ふれあい広場……かわいらしい小動物とふれあったり写真を撮ったりできる。#キュート #カントリー
・射撃場……的撃ちの訓練ができる。木立の中にあり、雨の日はお休み。#ナチュラル #エネルギッシュ


写真家「チーズ工場ともこもこの羊は #ナチュラル寄りなんですけど、#カントリーに吸われました」

開拓者「射撃場は全く吸われないんだな」

写真家「当たり前じゃないですか。スパイスを入れるにも限度がありますよ」

写真家「開拓者さんがしたことは、甘いパンケーキに唐辛子をふりかけるようなことです」

開拓者「パンケーキと唐辛子を別々に食べればいい」

写真家「まっ、その通りですね」

写真家「ふれあい広場も射撃場もバズる予感はしますよ。客層が違いますけど」
37 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 22:56:43.74 ID:zPWKRXTno
後日……

開拓者「写真家、調子はどうだ?」

写真家「端的に言って、バズりましたよ!」

開拓者「前から気になっていたんだが、バズとはどういう意味だ?」

写真家「アタシの写真館の前が騒がしいんです!」

開拓者「そういう意味だったのか」

写真家「……アタシ、開拓者さんに謝らないといけません」

写真家「実用性なんていらない、って言ったのは取り消させてください!」

開拓者「困惑こそしたが、そこまで気にしてはいないぞ」

写真家「いい写真を撮りさえすればお客さんが来てくれると思っていたアタシが間違っていました」

写真家「写真を見て、実際に触れて楽しもうと思わせることが集客につながるんですね」
38 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 23:06:28.25 ID:zPWKRXTno
村が完成!

称号:都会人の理想が詰まった村

●開拓地
・野原村……都市の郊外にある田園の村。草花が揺れ、小川が流れる。
・貯水池……のどかな田園の一風景。暗いオーラがあり単体で見ると不気味にも感じる。#カントリー #ダーク
・田園……見渡す限りの緑の畑。これぞ開拓地の美である。#カントリー
・風車小屋……田園の背景に素朴な風車が回っているのが見える。中はがらんどう。#カントリー
・羊牧場……ふわふわでもこもこの白いひつじ達とふれあったり写真を撮ったりできる。#カントリー #ナチュラル #キュート
・ふれあい広場……かわいらしい小動物とふれあったり写真を撮ったりできる。#キュート #カントリー
・チーズ工場……熟成中のチーズが並んだ光景は唾液の分泌を促す。#カントリー #ナチュラル #フード
・教会……神々しく落ち着いた佇まい。写真を見ていると聖歌が聞こえてくるような気がする。#エレガント
・鐘楼……教会には大きな鐘が備えられている。その荘厳な音色は隣町まで鳴り響きそう。#エレガント
・射撃場……的撃ちの訓練ができる。木立の中にあり、雨の日はお休み。#ナチュラル #エネルギッシュ

●ステータス
#カントリー 1720いいね
#キュート 935いいね
#エネルギッシュ 856いいね
#ナチュラル 545いいね
#エレガント 102いいね
#フード 15いいね
#ダーク 1いいね


開拓者「桁がおかしくないか!?」

写真家「だから言ったでしょバズったって!」

開拓者「要因は何だ? 俺もここまで伸びるとは思わなかった」

写真家「さっき言った通り、みんな、写真を見て実際に触りたくなったんですよ」

写真家「ふわふわのひつじを! ちっちゃなどうぶつを! そして騒音を気にせず撃てる銃を!」

開拓者「そういうことか」

写真家「序盤の風景作りも役に立ってますし、微妙に実用的な場所が少ないのも活きてます」

写真家「コメント読みますね。『大都市の近くでアクセスしやすい』『不便さも田舎感があってちょうどいい』」

写真家「『デートコースに迷わない』『王国の原風景』『理想の田舎』だそうです!」

開拓者「いつの間にか、勝手にレストランやホテルが作られているな……」
39 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 23:20:18.55 ID:zPWKRXTno
写真家「人の少ない場所を探して歩いたんですけど」

開拓者「教会もまあまあ混んでいるな……」


開拓者「初めはとまどったが、普段と違う視点での開拓も、案外悪くなかった」

開拓者「これで依頼達成ということでいいな?」

写真家「はい! アタシも気づかせられることの多い、いい経験でした!」

写真家「アタシから開拓者さんにいいねを送ります!」

開拓者「ふっ。ならば俺はお前のフォロワーにならせてもらおう」

写真家「やっと覚えましたね! ずっと後援者って言ってたのに」

開拓者「俺はおじさんじゃないからな。1か月もあれば覚える」


開拓者「さて、では報酬をいただこうか」

写真家「……」

開拓者「教会の鐘や風車、建築資材、銃、動物の調達費用、そして手間賃」

開拓者「後払いという約束だったな。これほど観光客が来たんだ。十分払えるだろう?」

写真家「……」

開拓者「黙りこくってどうした?」

写真家「実はここ、近くの大都市が所有してる土地だったらしくて……」

写真家「つまりアタシたちは、勝手に開拓して、勝手に人気スポットを作ってしまったんです」

写真家「市長に呼び出されて厳重注意されちゃいましたよ。……あははっ」

開拓者「では……報酬は」

写真家「ごめんなさい。全然払えません!!」

開拓者「ちくしょう!!!!」


開拓者の資産が減った。

変わった町作りの経験と新たな仲間(?)を得た。



おわり
40 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/05(日) 23:22:46.15 ID:zPWKRXTno
一か月前に戻る。

開拓者「写真のことだけを考えた町か……変わった依頼だが、一応は町作りだ」

開拓者「さて、開拓の準備ができたら出発するか」

???「す、すいません! 開拓事務所ってここで合ってますか!?」


1.宗教を作る
2.強い男を作る
3.不思議な料理を作る


↓1から 先に2票入ったもの
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:27:35.74 ID:IHHfzInYo
3
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:28:36.15 ID:NwG42fnA0
3
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:28:48.27 ID:tdB7xzYDO
1
44 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/05(日) 23:42:35.45 ID:zPWKRXTno
今晩はここまで。明日から料理編です。
選ばれなかったものも、後の方にやることがあります(やらないこともあります)。

雰囲気(属性)ステータスは、よく出てくる遊園地や宿泊所にテーマ性・どういう雰囲気かを足すためのアイデアでした。
属性を指定する安価は扱いづらそうなので、今後使用するとしたら、該当する施設が出てきた時に改めて安価で選んでもらう形式になると思います。
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:44:41.45 ID:IHHfzInYo
乙。いつもとは違う方向性だがこれはこれで面白いな
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:50:02.11 ID:tdB7xzYDO
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:01:06.71 ID:hB3NPLAS0

時系列的にこのあとの話は観光集客が楽になるのかな?
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:12:18.32 ID:Vxt+HaJMo
おつ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:26:42.56 ID:1MF/u1zB0
おつ
50 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:06:11.64 ID:aCmqymoyo
〜 依頼A 〜

開拓者「安価で不思議な料理を作る」
51 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:06:56.04 ID:aCmqymoyo
コック「す、すいません! 開拓事務所ってここで合ってますか!?」

開拓者「む? ああ、そうだが。お前も依頼か?」

コック「はい! 僕はコック。城塞の都でレストランを経営してます、コックです!」

開拓者「元気のいいコックだな」

コック「僕はまだかけだしのコックです。だけど、町を愛する気持ちは誰にも負けない!」

コック「開拓者さんは城塞の都をご存じですか?」

開拓者「ああ。観光地として人気の古都だったか。俺はほとんど関わる機会のなかった町だな」

コック「はい。でも今やすっかりさびれて、かつての活気もなくなってしまった……」

コック「観光客を呼び戻すため、僕にできることを考えました」

コック「それは、話題性のある新メニューを作ることです!」

開拓者「そうだな。俺への依頼は品質のいい食材を生産するための町作りか?」

コック「いえ。料理のアイディアが欲しいんです!」

開拓者「それはお前が考えた方がいいんじゃないか?」

コック「最近は、食用の花とか、地衣類とか、変わった食材を使った料理が増えました……」

コック「そんな料理を出す町に対抗する新メニューが、全然思いつかないんです!」

コック「どうか! 僕とともに食のフロンティアを開拓してください!」

開拓者「ううむ……俺の本業では無いが……。他の依頼と両立も可能か……」

開拓者「分かった。引き受けよう。だが、料理はお前がするんだぞ」

コック「ありがとうございます! もちろん、料理はこの僕が!」
52 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:10:38.79 ID:aCmqymoyo
1週目

称号:落ちぶれた伝統の都
ランク:都市

●開拓地
・城塞の都……州都の一つ。かつては美食、軍事、芸術で栄える大都市だったが今は観光が主産業。

●住民
・コック……どんな食材を使っても味を上手く調えられるのが特技。地元の再興を夢見る。
・市民……平均所得は高くないがプライドは高く、観光客を含むよそ者をこころよく思っていない。

●ステータス
第一次産業Lv.5
第二次産業Lv.4
第三次産業Lv.15
美食Lv.7
防衛Lv.8


コック「いらっしゃい、開拓者さん! 遠路はるばるようこそお越しくださいました!」

開拓者「少し町を見て回ってきたのだが、この町はレストランが多いな?」

コック「はい……もともとは美食の町でしたから」

開拓者「今は違うのか?」

コック「今の王様になってからですね……。新しい町がどんどん作られて、この町より人気のある町が増えてしまって……」

コック「先日、ついに旅行雑誌のグルメ四傑からも外されてしまいましたよ」

開拓者「ちなみに、そのグルメ四傑とはどこが該当するんだ?」

コック「食の都、リゾートの町、観光農園の町、そして城塞の都の代わりに入ったのが……癒しの花園です」

開拓者「半分以上俺のせいだな……」

コック「特に癒しの花園はグルメの方向性が近かったので、衰退しつつあった観光産業にとどめを刺されてしまいました」

開拓者「完全に俺のせいだな……」

コック「そんな事はありません! 自己責任ってやつですよ! へんっ!」

コック「この町の人たちは他人に自己責任って言うのが大好きなんです! ついに自分達に返ってきましたけどねっ!」

開拓者「先ほど町を見て回った時に察したんだが、この町の住民はよそ者が嫌いなんだな?」

コック「はい。それで観光客にも冷たく当たって……。トゲトゲした町より癒しの町を選ぶのは当たり前じゃないですか!」
53 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:11:54.27 ID:aCmqymoyo
開拓者「開拓の光と影か……。お前が否定しても責任を感じずにはいられない」

開拓者「教育でどうにか……いや、すでに完成している町の雰囲気は変えられないか」

コック「諦めてはいけません! 僕はまだこの町を見捨てない!」

開拓者「話題性のある新メニューで、町に観光客を呼び戻すんだったな」

開拓者「お前が自分で考えたメニューは無いのか?」

コック「あります! すぐに作るから、味見をお願いします!」


安価↓1、2 それぞれ食べ物や飲み物を指定
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:12:47.09 ID:E1wC6R4RO
川魚のカルパッチョ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:13:45.24 ID:Yat77mhDO
アップルパイ
56 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:30:34.70 ID:aCmqymoyo
コック「『川魚の酸っパイ』でございます!」

開拓者「なんだって?」

コック「魚に火が通らないうちにお召し上がりください!」

開拓者「メニューの名前をもう一度言ってくれ」

コック「『川魚の酸っパイ』でございます」

開拓者「解説頼む」

コック「こちら、焼きたてのサクサクのパイ生地の中に、生の川魚の切り身・オニオン・ケールを入れて」

コック「レモン、塩、林檎、シナモンで作ったソースをかけたものです」

開拓者「試しに食べてみるか……」

開拓者「こ、これは……!」

開拓者「パイ生地と魚が食感にコントラストを生み、甘じょっぱいソースの香りが鼻に抜ける……」

開拓者「なんだこれは……どういう気分で食べればいいのか分からん!」

開拓者「前菜なのか、お昼のデザートなのか、はっきりしてくれ!」

コック「これは失敗作なんです」

開拓者「だろうな」

コック「川魚の切り身に、あっという間に熱が通ってしまうという重大な欠点があるんです……」

開拓者「欠点はそこなのか」
57 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:39:07.38 ID:aCmqymoyo
1週目

称号:伝統のレストラン

●メニュー
川魚のカルパッチョ 意外性D 完成度A 前菜・魚
アップルパイ 意外性E 完成度A デザート・フルーティー
川魚の酸っパイ 意外性A 完成度D 前菜・フルーティー

〜巷の声〜
若い男性「あの店は安いことで有名ですよ。観光客の方にはおすすめです」
中年女性「繁盛していてうらやましいわぁ。うちの店は常連さんしか来ないのよねぇ」


開拓者「市民の声……これは皮肉か」

開拓者「バカ舌のよそ者しか来ない店だ、と」

コック「別にうちが嫌われているんじゃないですよ。誰にでもこんな調子です」

コック「そんなことより、僕の作ったメニュー、どうですか!?」

開拓者「アップルパイとカルパッチョを別々に出せばいいだろ」

コック「それじゃ他のレストランにも、他の町にもかなわない!」

開拓者「そうなるな……」

コック「狂ったアイデアで構いません。どんどん出してください」

コック「たくさん作れば一品くらい大当たりが出るかもしれない!」

開拓者「そうは言ってもな……。狂ったアイデアって出しづらいんだぞ」

コック「大丈夫。僕はどんな無茶な食材の組み合わせでも味を調えることができます」

コック「どうぞ思いつく限り、あり得ない組み合わせを挙げてくだされば!」
58 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 20:39:50.64 ID:aCmqymoyo
コック「今週のテーマは軽食! お客さんが片手に持ち歩けるメニューのアイデアをください!」

開拓者「城塞の都の特産品を使わなくてもいいのか?」

コック「いいですよ。特産品なんてないですから」


テーマ『軽食(テイクアウト)』

安価↓1、2、3、4 材料または料理(1と3 2と4が混ざります)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:43:45.79 ID:wx++CaXn0
パン
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:44:13.21 ID:E1wC6R4RO
ナン
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:49:29.31 ID:Yat77mhDO
牛乳
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:52:04.81 ID:DBpsx9NwO
トマト
63 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 21:04:54.02 ID:aCmqymoyo
開拓者「テイクアウトか……」

開拓者「パンに牛乳を入れて、まろやかな牛乳パンにするのはどうだ?」

コック「逆に驚くほど普通で素朴なメニューです!」

開拓者「すまん……では、ナンはどうだ?」

開拓者「オリエンタルなパンだ。もちもちしていて、主にカレーを付けて食べる」

開拓者「カレーの代わりにトマトを付けて食べるとか、いいんじゃないか?」

コック「開拓者さん、軽食ですよ」

開拓者「すまん……」


コック「試作品できました!」

開拓者「牛乳パンかと思ったら、牛乳が注がれたパンが出てきた」

開拓者「どうなっているんだ……?」

コック「『バゲットカップMサイズ ミルク』です」

コック「カップ型に焼いたパンの底を飴でコーティングして、牛乳を注ぎました」

開拓者「飴が溶けるんじゃないか?」

コック「はい! 飴が溶けてパンがふやける前に早く飲んでください!」

開拓者「持ち帰りにくい!」


開拓者「これは、真っ赤なナンか」

コック「トマトをたっぷり練りこんで焼いた『レッドナン』です」

開拓者「……思ったより味がしないな」ムシャムシャ

開拓者「……カレーをつけたくなるな」ムシャムシャ
64 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 21:07:20.61 ID:aCmqymoyo
●メニュー
バゲットカップ 意外性B 完成度C 飲料・テイクアウト
レッドナン 意外性C 完成度B ヘルシー・テイクアウト


開拓者「これは料理というか、新しい材料だ」

コック「もう少し改良を重ねましょう。付き合ってくれますか?」


安価↓1 材料または料理(バゲットカップに混ざります)

安価↓2 材料または料理(レッドナンに混ざります)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/06(月) 21:08:14.39 ID:hB3NPLAS0
ちくわぶ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:11:37.72 ID:iO6G8SCOo
ツナ
67 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 21:20:43.53 ID:aCmqymoyo
●メニュー
ちくわぶカップ 意外性S 完成度E 飲料・テイクアウト
レッドナンシーチキン 意外性C 完成度A ヘルシー・テイクアウト


開拓者「グルテンを増やさせてみたら、巨大ちくわぶが出てきた」

コック「自信作です!」

開拓者「むにむにして持ちづらいな……」グニュッ

コック「あっ」

バシャッ

開拓者「なおさら持ち帰れない!」


コック「レッドナンにツナを練りこんできました」

開拓者「奇抜な見た目のわりに、普通に美味いな」モグモグ

コック「見た目負けしている……」モグモグ

開拓者「魚とトマトが摂れる、健康的なパンだ。案外流行るんじゃないか?」

コック「実は味付けにマヨネーズが入ってるので、カロリーが結構……!」

開拓者「雰囲気はヘルシーだろう?」
68 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 21:28:26.98 ID:aCmqymoyo
2週目

称号:絶対こぼれるミルクと魚のレストラン

●メニュー
川魚のカルパッチョ 意外性D 完成度A 前菜・魚
アップルパイ 意外性E 完成度A デザート・フルーティー
川魚の酸っパイ 意外性A 完成度D 前菜・フルーティー
バゲットカップ 意外性B 完成度C 飲料・テイクアウト
ちくわぶカップ 意外性S 完成度E 飲料・テイクアウト
レッドナン 意外性C 完成度B ヘルシー・テイクアウト
レッドナンシーチキン 意外性C 完成度A ヘルシー・テイクアウト

〜巷の声〜
中年男性「絶対こぼれるこのカップは、何かの風刺のつもりか……?」
学生「レッドナンは一回だけ買っちゃうね。一回きりね」


開拓者「ふう……」

コック「こんにちは! おや、憂鬱そうですね」

開拓者「慣れない仕事ばかりでな……ここもその一つだ」

開拓者「気分を切り替えよう。評判はどんな感じだ?」

コック「レッドナンシーチキンが一番売れてます!」

コック「逆に、ちくわぶカップは評判が悪いです。怒って出ていくお客さんもいらっしゃいました……」

開拓者「客にあれを出したのか……」

コック「でもお客さんはいつもの人ばかり」

コック「町の外から新しいお客さんを呼び込むには、やはり意外性もSランク、完成度もSランクの料理を作らなければ!」

開拓者「不可能じゃないか?」
69 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 21:31:13.17 ID:aCmqymoyo
コック「今週のテーマはスイーツ! どんな味なんだろう? と、気になるようなアイデアをください!」

開拓者「甘くなくてもいいのか?」

コック「いいですけど、僕はスイーツっぽい見た目で作りますよ」


テーマ『スイーツ』

安価↓1、2、3、4 食材または料理(1と2それぞれに、3と4のどちらかが混ざります)
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:33:28.08 ID:DBpsx9NwO
バター
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:33:44.28 ID:HT4Z5B+Wo
地衣類
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:34:08.08 ID:wx++CaXn0
バナナ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:34:29.92 ID:hB3NPLAS0
みりん
74 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 23:49:04.67 ID:aCmqymoyo
ほろほろのジャガイモ、あざやかなニンジン。

透き通る白滝、よく煮込まれた牛肉……。

そして地衣類……。

コック「『地衣じゃが』でございます!」

開拓者「……」パク モグモグ

開拓者「……驚いた。甘い」

開拓者「優しい甘みがうま味を包み込んでいる」

開拓者「箸が進む。ジャガイモもニンジンも、牛肉も甘い」

コック「みりんと少量の砂糖で味付けをしました」

開拓者「スイーツとは、砂糖をたくさん入れたデザートだけではないのだな……」

開拓者「だが、地衣類はいらん」

コック「そんな!」

開拓者「そもそも地衣の都にあるレストランのパクリだろ、これ」

コック「開拓者さんが提案したんじゃないですか!」
75 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/06(月) 23:50:19.70 ID:aCmqymoyo
●メニュー
地衣じゃが 意外性B 完成度B 煮物・甘い
焼きバナナ 意外性D 完成度B デザート・高カロリー


コック「バターで焼いたバナナ……中々ありですね」

開拓者「外国では普通に食べられているからな。知ってる人は知っている」

コック「では、そこまで意外ではありませんね」

開拓者「まだアレンジができそうだ」


安価↓1 材料または料理(焼きバナナに混ざります)
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 23:52:58.11 ID:6KQuVQGNO
クレープ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 23:53:26.02 ID:FxJbsGdMo
食感を足すぜ
メンマ
78 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 00:03:11.35 ID:pBmlEomxo
●メニュー
焼きバナナクレープ 意外性E 完成度A デザート・高カロリー


コック「焼きバナナをクレープ生地で巻いて、チョコと生クリームを足したら、むしろ普通のデザートになってしまいましたが!」

開拓者「慌てるな。まだ完成じゃない」


安価↓1 材料または料理(焼きバナナクレープに混ざります)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 00:13:34.00 ID:ggECC/1V0
ワイン
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 00:14:12.19 ID:HXMupW6mo
玉蜀黍のひげ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 00:14:26.13 ID:NXJa0jCmO
しょうゆ
82 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:01:16.70 ID:pBmlEomxo
開拓者「写真映えを狙うならトウモロコシのヒゲをこう……」

コック「何を気にしているんですか」

開拓者「冗談だ。メンマを入れて食感を足そうとも思ったが、それは食の都(竹林の町)のパクリになってしまうな」

開拓者「醤油……いや、美味くするなら、これか」

コック「赤ワインですか?」

開拓者「ソースに混ぜてみてくれ」


●メニュー
プレミアム焼きバナナクレープ 意外性E 完成度S デザート・高カロリー


開拓者「やはり! 赤ワインの風味が高級感をプラスし、ただ甘ったるいだけのスイーツではない、特別な日のごちそうを演出する!」

コック「食べ応えがありますから、クレープよりもケーキに近いですね」

開拓者「控え目に言って、美味すぎないか!?」

開拓者「普通に理想のスイーツを作りだしてしまったな」

開拓者「これで依頼達成でいいんじゃないか?」

コック「でも、一見ただのバナナクレープですよ」

コック「リピーターに期待するとしても、一度食べればしばらくは食べないと思います」

開拓者「人目を惹く必要があるんだな」
83 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:20:11.50 ID:pBmlEomxo
ガチャッ

騎士「やってっか?」

コック「いらっしゃいませ!」

開拓者「客か」

騎士「……」ジロッ

コック「彼は開拓者さんです。僕の新メニュー開発に付き合ってもらっているんです」

騎士「チッ。この野郎が開拓者か……」

開拓者「初対面で失礼な男だな」

騎士「てめぇの事は一方的に知ってんだよ。城塞の都の敵だってことをな!」

開拓者「騎士としてその言葉遣いはどうなんだ」

コック「ごめんなさい。彼は常連のお客さんで、普段はこうじゃないんです!」

騎士「おいコックさん。新メニュー開発はこんな奴に頼らなくてもいいぞ」

騎士「アイデアなら俺が出してやる!」


●メニュー
ラーメンドッグ 意外性A 完成度A 高カロリー・テイクアウト


開拓者「ホットドッグに汁なし豚骨ラーメンを挟んだパン……こんなものは軽食ではない!」

コック「とても良い出来です!」

開拓者「なんだと……?」

騎士「ここのコックさんはな、どんな無茶な要求をしても美味いメシ(完成度A)を作ってくれるんだよ」

コック「へへへ、ありがとうございます!」

開拓者「いや、何回か失敗しただろう」

コック「味以外の部分で失敗(刺身に火が通る、構造上こぼれる、など)することはありますよ」

騎士「俺の方がコックさんのことはよく分かってる。てめぇの出番はねーんだよ!」

騎士「帰れ帰れ!」

開拓者「ぐぬぬ……」

コック「ら、来週も来てくださいね……」
84 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:26:56.73 ID:pBmlEomxo
他の案件の最中……。

写真家「バズるグルメ?」

写真家「ちょっと安易かもですけど、カラフルなものを使えばいい写真が撮れますね」

開拓者「写真映えしたいわけでは……まあ、注目を集めるという意味では同じか」


建築作業員「やっぱデカ盛りじゃないか?」

建築作業員「味の濃いもの同士を混ぜたら、絶対美味いに決まってる」

開拓者「美食ではないが、真理だな……」
85 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:31:09.43 ID:pBmlEomxo
3週目

称号:学生を太らせる罠

●不思議なメニュー
川魚の酸っパイ 意外性A 完成度D 前菜・フルーティー
バゲットカップ 意外性B 完成度C 飲料・テイクアウト
ちくわぶカップ 意外性S 完成度E 飲料・テイクアウト
レッドナン 意外性C 完成度B ヘルシー・テイクアウト
レッドナンシーチキン 意外性C 完成度A ヘルシー・テイクアウト
地衣じゃが 意外性B 完成度B 煮物・甘い
プレミアム焼きバナナクレープ 意外性E 完成度S デザート・高カロリー

〜巷の声〜
女子学生「久しぶりにいつもと違うスイーツを見つけた!」
おじいさん「私にはどのメニューも重いなぁ」



開拓者「リベンジだ!」

開拓者「今週は秘策があるんだ。もう負けんぞ」

コック「常連さんなら今日は来ませんよ」

開拓者「なんだと……」


開拓者「ところで、確認だが、今まで使った食材をもう一度使ってもいいのか?」

コック「ユニークで美味しい料理ができるなら何でも構いません!」

開拓者「今までにできたメニューを使ってもいいか?」

コック「メニューによっては難しいですが、僕がなんとかします」

開拓者「食べられないものを使うことはできるか?」

コック「飾りか容器としてなら、使ってみましょう!」
86 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:33:18.54 ID:pBmlEomxo
コック「今週のテーマはメインディッシュ! 必ず焼いたり煮たりして火を通します」

開拓者「俺がサラダや生魚を指定したらどうする?」

コック「火を通します!」


テーマ『メインディッシュ(火が通る)』

安価↓1、2、3、4 食材または料理(1と2それぞれに、3と4のどちらかが混ざります)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 20:34:02.08 ID:noIjyD8eo
牛肉の塊
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 20:34:25.67 ID:hqbiYb3F0
納豆
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 20:35:32.18 ID:mE9KcHXU0
オムライス
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 20:35:50.51 ID:j4ntePgg0
タコ
91 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 20:55:57.55 ID:pBmlEomxo
ドン!!

コック「お待ちどう!」

開拓者「怪物が出てきたな……」

コック「牛肉の塊をそのまま焼き、その周りをチキンライスで固めて、卵でとじた、『オムビーフマウンテン』です!」

開拓者「頂上から骨が飛び出しているじゃないか」

開拓者「いただこう。……流石だ。味の整った良いオムライスだ……」

開拓者「牛肉はナイフでそぎ落として食べなければいけないな」

コック「正直に言うと、牛肉とオムライスを調和させられませんでした」

開拓者「うむ。食べきれそうにない……」

開拓者「パーティで頼むとウケそうな気はするな」


ドロォ〜……

コック「ど、どうぞ」

開拓者「生ごみが出てきたな……」

コック「僕も味見はしていません」

開拓者「いや、まさか俺もタコと納豆を合わせるとは思っていなかった」

開拓者「見ているだけで吐き気がする」

コック「これは、捨てましょうか」

開拓者「いや、駄目だ。挑戦なくして前進なし」

開拓者「行くぞ……これが開拓魂だっ!!」

パクッ

開拓者「んっ、んんん……?」

開拓者「……美味い!!!!」
92 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 21:03:54.45 ID:pBmlEomxo
●不思議なメニュー
ゆでダコの納豆詰め 意外性S 完成度S ゲテモノ・スパイシー
オムビーフマウンテン 意外性A 完成度A パーティ料理・デカ盛り


開拓者「コリコリとしたタコの楽しい食感を、詰め物の複雑で奥深いうま味が引き立てる!!」

開拓者「お前はタコの中に何を入れたんだ! 納豆だけでこうはならんだろう!」

コック「スパイスをたっぷりと、ひき肉も少々!」

コック「僕が父から教わった、ロールキャベツのレシピを応用しました」

開拓者「びっくりしたぞ。お前も食べてみろ」

コック「では、僕も一口」パクッ

コック「納豆、ありですね……」

開拓者「そうだろう? 見た目に反して驚くほど美味い」

コック「いけます! この料理があれば、この町にたくさんのお客さんを呼べる!」

開拓者「……」

開拓者「最初の一口さえ食べてもらえれば、な」

コック「意外性も高く、完成度も高く……ハードルも高すぎますね」
93 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 21:17:27.97 ID:pBmlEomxo
4週目

称号:モンスターレストラン

●不思議なメニュー
川魚の酸っパイ 意外性A 完成度D 前菜・フルーティー
バゲットカップ 意外性B 完成度C 飲料・テイクアウト
ちくわぶカップ 意外性S 完成度E 飲料・テイクアウト
レッドナン 意外性C 完成度B ヘルシー・テイクアウト
レッドナンシーチキン 意外性C 完成度A ヘルシー・テイクアウト
地衣じゃが 意外性B 完成度B 煮物・甘い
プレミアム焼きバナナクレープ 意外性E 完成度S デザート・高カロリー
ゆでダコの納豆詰め 意外性S 完成度S ゲテモノ・スパイシー
オムビーフマウンテン 意外性A 完成度A パーティ料理・デカ盛り

〜巷の声〜
学生「クレープとナンが好きだけど、メニュー表に化け物がいるせいで行きたくなくなった」
中年女性「パーティ中に、私の大好きなゆでダコの納豆詰めを頼んだら、みんなに引かれてしまったわ」


開拓者「……客が減ってないか?」

騎士「てめぇ、余計なことしやがって」

コック「一口だけでも食べてもらえればと思い、お通しで出してみたら、一口も手を付けずに残されてしまいました」

騎士「味は最高なのにな。一見の客は勇気のないクソばかりだ」

コック「だいたい地衣じゃがの地衣類も残されます……」

開拓者「困ったな。意外性はあるが、グロテスクな方向では駄目か……」
94 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/07(火) 21:19:06.10 ID:pBmlEomxo
コック「最後のテーマその1は一品料理!」

開拓者「なんでもいいってことか?」

コック「今までのメニューには無い料理がいいですね」

開拓者「カロリーが高すぎず、華やかなものがいいだろうか?」


テーマ『一品料理(なんでもOK)』

安価↓1、2、3、4 食材または料理(1と2それぞれに、3と4のどちらかが混ざります)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 21:20:29.52 ID:L1/2TauBO
豆腐
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 21:20:36.33 ID:2GDZVTsvo
どんぐり
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 21:22:19.04 ID:OUwL6mJDO
イクラ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 21:29:13.40 ID:j4ntePgg0
ピーマン
99 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 00:15:56.17 ID:vOZRZouLo
豆腐「・v・」

開拓者「遊んでるのか?」

コック「僕はいつでも本気です!」

コック「皿の中央に冷えた豆腐、周りにイクラを敷き、豆腐の上にイクラとワサビで顔を描いた、デザイン性重視の素朴な小料理」

コック「名付けて、『ひややっこ君』!」

開拓者「スベりそうで怖いな」


開拓者「残ったのはドングリとピーマン、俺が選んだ素材ではあるが、どうするんだろうな」

コック「できました!」

騎士「これ、タコの中身じゃねーか!」

コック「スパイスと納豆、ひき肉で作ったタネを使って、アクの強いドングリと苦みのあるピーマンに合わせました」

開拓者「ドングリ、思ったより柔らかいな」カリカリ

騎士「もっと硬くてもいいんじゃないか?」ポリポリ

コック「お二人のアゴが強いんですよ」


●不思議なメニュー
ひややっこ君(いくらと豆腐の盛り合わせ) 意外性B 完成度S 低カロリー・キャッチー
チャレンジサラダ 意外性A 完成度S スパイシー・ヘルシー
100 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 00:16:46.26 ID:vOZRZouLo
コック「本当に最後のテーマはドリンク!」

コック「食事と一緒に飲むカクテルでも、ちょっとしたお茶会用のメニューでも構いません」

開拓者「固形物は使っていいのか?」

コック「大丈夫です! ドリンクの底に沈めたり、コップの縁に飾ったり、すりおろしてドリンクに混ぜます」


テーマ『ドリンク』

安価↓1、2、3、4 食材または料理(1と2それぞれに、3と4のどちらかが混ざります)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 00:19:16.90 ID:Z5asJHdw0
青汁
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 00:19:26.88 ID:a52gbc2l0
チョコレート
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 00:21:53.53 ID:31R8NmObo
無花果
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/08(水) 00:24:08.08 ID:jLGnWKffo
シュールストレミング
105 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 00:46:23.51 ID:vOZRZouLo
開拓者「コックよ。お前はどんな食材を使っても上手く味を調えられると言っていたな」

コック「はい! これと言って得意料理の無い僕ですが、味の調整だけは自信があります!」

開拓者「では、これでも大丈夫なんだな?」

・青汁

・発酵した魚の缶詰

コック「ん゛っ」


●不思議なメニュー
魚介青汁 意外性S 完成度E ゲテモノ・健康食品
イチジクココアミルク 意外性C 完成度A ドリンク・フルーティー


コック「くーっ! まずい!」

開拓者「もう一杯!」

コック「要りません!!」

開拓者「ふっ、俺の勝ちだな」

騎士「何で張り合ってんだよてめぇ」

開拓者「こっちのイチジクココアはまあまあ美味いんじゃないか?」

騎士「てめぇも魚介青汁飲みやがれ」ガシッ

開拓者「や、やめろ! こぼれて服に付く!」
106 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 01:01:58.00 ID:vOZRZouLo
コック「いらっしゃいませ!」

がやがや

開拓者「昼食で人の多い時間とはいえ、混んでいるじゃないか」

コック「ゆでダコの話を聞いた人が、怖いもの見たさで来てくれているんです」

開拓者「よかったな。他の町から来ている客もいるな」

騎士「けっ。空いてるから好きな店だったのによ。落ち着かねぇや」


開拓者「人気メニューは、やはりゆでダコか?」

コック「いえ、一番人気はひややっこ君とバゲットカップです」

コック「味よりも、見た目の面白さで選ばれているみたいです」

開拓者「チャレンジサラダはおススメした方がいいぞ。お前のスパイス納豆はみんな一度は味わっておくべきだ」

開拓者「……どうだ? 町の空気は変わりそうか?」

コック「まだまだこれからですよ」

コック「変わった料理を出す店がある、と、雑誌の記者がうちに興味を持ってからが本番です!」

コック「僕はこの不思議な料理で、必ずこの町の人気を取り戻してみせる!!」

コック「開拓者さん、短い間でしたが本当にありがとうございました!!」

開拓者「ああ。来週また様子を見に来る」

開拓者「行列ができていることを期待しているぞ」
107 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 01:04:32.56 ID:vOZRZouLo
メニューが完成!

称号:エセ東洋グルメのレストラン

●おすすめ
ゆでダコの納豆詰め 意外性S 完成度S ゲテモノ・スパイシー
オムビーフマウンテン 意外性A 完成度A パーティ料理・デカ盛り
ひややっこ君(いくらと豆腐の盛り合わせ) 意外性B 完成度S 低カロリー・キャッチー
チャレンジサラダ 意外性A 完成度S スパイシー・ヘルシー

●単品
川魚の酸っパイ 意外性A 完成度D 前菜・フルーティー
レッドナン 意外性C 完成度B ヘルシー・テイクアウト
レッドナンシーチキン 意外性C 完成度A ヘルシー・テイクアウト
地衣じゃが 意外性B 完成度B 煮物・甘い

●デザート
プレミアム焼きバナナクレープ 意外性E 完成度S デザート・高カロリー

●ドリンク
イチジクココアミルク 意外性C 完成度A ドリンク・フルーティー
バゲットカップ 意外性B 完成度C 飲料・テイクアウト
ちくわぶカップ 意外性S 完成度E 飲料・テイクアウト
魚介青汁 意外性S 完成度E ゲテモノ・健康食品

〜巷の声〜
中年男性「サラダが美味しかったからゆでダコも頼んでみたよ。食べてみて正解だった」
男子学生「なんだかんだシーチキンナンとバナナクレープが鉄板なんだよな」
ゲテモノマニア「あえてちくわぶカップで魚介青汁を飲むのも乙なものだよ」
女子学生「豆乳系のドリンクも欲しかったかも」
108 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 01:19:56.49 ID:vOZRZouLo
翌週。

騎士「よう」

がらん……

開拓者「な、何があったんだ? また閑古鳥が鳴いているじゃないか!」

コック「開拓者さん……! 大変です……」

コック「興味本位で来ていたお客さんに、飽きられてしまいました!」

開拓者「バカな……。あのラインナップでか……? 堅実に美味しいお持ち帰りグルメもあっただろう!」

騎士「ひややっこ君は一回撮ればもういいやって言われてたぞ」

開拓者「ん?」

開拓者「なあ、客は今、別の場所に集まっているのか?」

コック「そうです! 聞いてくださいよ開拓者さん!」

コック「つい最近、城塞の都の郊外に、新しい観光地が出来てしまったんですよ!」

コック「田舎暮らしが体験できる雰囲気のいい村で、チーズフォンデュを囲んで食べるのが流行ってしまって!」

コック「かわいい小動物やひつじとも触れ合えるっていうんですよ!? たしかに、グロテスクなタコや顔を書いた豆腐よりもそっちに行きますよね!」
109 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 01:21:13.61 ID:vOZRZouLo
騎士「あそこも一応、城塞の都だろ?」

コック「いいえ! 郊外が発展したところで、城塞の都の中心地はさびれていくばかり!」

騎士「元気出せ。俺は銃が嫌いだからあの村も嫌いだ」

コック「開拓者さん……」

コック「僕の愛するこの城塞の都は、このまま衰退するしかないんでしょうか……」

開拓者「……」

開拓者「言い訳の余地なく、俺のせいだな……」


その後、コックは妥協して、郊外の村に屋台を出してみることにしたという。

城塞の都の未来は、ちょっとだけ明るい。



おわり
110 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/08(水) 01:26:36.94 ID:vOZRZouLo
今晩は次パートの安価を出して終わります。

料理編は、以前から案だけはあった「安価で農村と美味いメシを作る」の料理部分を抜き出したものです。
その案では、開拓パートで作った食材を使って、まともな料理を作る形式で考えていました。
まともな料理の方が作りやすそうですね。
111 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/08(水) 01:33:06.55 ID:vOZRZouLo
また、一か月前に戻る。

開拓者「写真映えする町に、ユニークな料理か……」

開拓者「俺は何だと思われているんだ?」

???「開拓者って人、いますか!」


1.宗教を作る
2.ダムを作る
3.大学を作る


↓1から 先に2票入ったもの
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/08(水) 01:34:18.39 ID:jLGnWKffo
3
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 01:34:27.35 ID:xQp76KL5o
3
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 20:04:00.06 ID:v71kpnu5O
3
115 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 18:53:37.19 ID:BTFkpHZEo
〜 依頼B 〜

開拓者「安価で大学を作る」
116 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 18:57:48.94 ID:BTFkpHZEo
町民「開拓者って人、いますか!」

開拓者「それは俺の事だが、お前も依頼か?」

町民「はい。今、お時間はございますか?」

開拓者「今から、ある写真家の依頼で町を作りに行くところだ。すまんな」

町民「そうでしたか……。それは残念です」

開拓者「とりあえず要件だけ聞こうか」

町民「はい。私の依頼は、亜熱帯の町に大学を作ってほしいというものです」

開拓者「亜熱帯の町……知らない町だな」

町民「数年前まで村でしたから、知らないのも無理はありません」

町民「もしも依頼を受けてくださるのであれば、いつでも亜熱帯の町にお越しください」


2日後。

開拓者「貯水池を作るとホラーだと言われ、普通のメニューを提案すると叱られる……」

開拓者「あいつらは一体俺を何だと思っているんだ?」

開拓者「そういえば亜熱帯の町の依頼があったな。大学か……比較的マシな依頼だ」

開拓者「試しに行ってみるか」
117 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:04:50.55 ID:BTFkpHZEo
1週目

称号:成長いちじるしい町
ランク:町

●開拓地
・亜熱帯の町……サトウキビのプランテーション農業に支えられた田舎町だったが、近ごろ工業が育ちつつある。

●住民
・町長……町を発展させるため色々な人に頭を下げている。
・町民……我慢強く働き者な町民性で知られているが、不平等や理不尽には町民一体となって立ち向かう。

●ステータス
第一次産業Lv.6
第二次産業Lv.5
第三次産業Lv.1


開拓者「ここに大学を作れそうな広い空地があるな……」

町長「もしや、あなたは開拓者さんでは!?」

開拓者「ああ。開拓者だ。今は王国の専属ではなく、フリーの開拓者をしている」

町長「なんと! 申し遅れました。私はこの町の町長です」

町長「フリーの開拓者ということは、私どもの依頼も受けていただくことも可能ということでしょうか……?」

開拓者「そうだな。なぜそんなに恐る恐る聞くんだ?」

町長「私達の町は、常に王国からの援助を断られ、時には公共事業を妨害されてきたのです」

開拓者「なぜそんなことを……いや、分かった。あのサトウキビ畑、プランテーションだな」

開拓者「元々、この町は王国領ではなかったんだろう。独立を恐れて力を持たせないようにしていたのか」

町長「しかし私達はコツコツと努力し、工場を作り、少しずつ町の税収を増やしました」

町長「現在は、町に大学を作り、専門的な職業教育を行うとともに、外から学生を呼び込もうと計画していたところです」

開拓者「それが依頼か……」

町長「はい。よろしければ私どもの町にお力添えをお願いします……」

町長「ご都合が悪ければ、無理は言いません……」
118 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:05:34.39 ID:BTFkpHZEo
開拓者(今の話を聞いて断る気にはなれんな……)

開拓者(俺が設立に関われば、卒業生による今後の開拓への協力にも期待できるかもしれん)

開拓者「……頭を上げてくれ。その依頼を引き受けよう」

町長「よ、よろしいのですか……!? ありがとうございます!!」


後日。

指南役「お待ちしていましたよ、開拓者さん。町長から町の案内をするように頼まれています」

開拓者「お前は町長の側近か?」

指南役「いえ。僕も最近この町に来たばかりですよ」

指南役「町長さんから、警察官への戦闘指南役を依頼されまして」

開拓者「なるほど、町長が進めている計画は大学を作ることだけじゃないんだな」

指南役「僕以外にも、音楽家や、理工学者、王国の元役人など多数招かれているようです」

指南役「大学を作る際にご協力できることがあれば、呼んでください」

開拓者「分かった。もし体育関係で何かするときは頼りにしよう」
119 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:07:50.68 ID:BTFkpHZEo
1週目

称号:真っ白なキャンパス

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局予定地……大学の運営事務所が建つ。
・教育棟予定地……一般的な教室の入った建物が建つ。
・図書館予定地……大学には必須な図書館が建つ。

●ステータス
魅力Lv推定…0(最大10)
学力Lv推定…0(最大10)
研究Lv推定…0(最大10)


元役人「以前図書の町で働いていた者です。町長からあなたのサポートを依頼されました」

元役人「大学に必要な要素は3つ」

元役人「町の外から学生を呼ぶために『学生生活を助ける・充実させる施設』を、」

元役人「町に専門性の高い職業を増やすために『職業教育カリキュラム』を、」

元役人「そして大学に残り研究を続ける学生のために『研究室』を作る必要があります」

元役人「それぞれ『魅力』『学力』『研究』の数値で表します」

開拓者「ふむ、難しいな……」

元役人「今まで開拓で何度も作ったことがあるんじゃないですか?」

元役人「計算上、2か月で町を作れるあなたなら、2、3週間ですべて最大値近くまで上げられるでしょう」

開拓者「……いや、実はな。普通の建物を建てたり、一般的な職業訓練を行うことはたやすいのだが、」

開拓者「高度な専門教育や設備が必要な大学については、作りたい学部だけ使者に伝えて丸投げしていたんだ」

元役人「この町にはちょうど多彩な分野の専門家が招かれています。問題はないのでは?」

開拓者「作れないわけではない。だが計算は狂うんじゃないか?」

開拓者「建築工学か教育の専門家なら余裕なんだろうがな……」
120 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:09:04.40 ID:BTFkpHZEo
開拓者「というわけで、俺は大学を作ることに不慣れだ」

開拓者「他の依頼も抱えている以上、細かく指示したり作業に参加したりできるのは週に二件が限界だろう」

元役人「再計算した結果、すべての要素を最大値まで上げるには3か月かかると分かりました」

開拓者「完璧な大学を目指すことはできない。かなり妥協が必要だ……」


安価↓1、2 大学の施設・設備を作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:10:57.13 ID:CahYhao30
図書館
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:11:25.82 ID:9I0AuCyYO
大きな実験機械が搬入できる実験棟
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:12:09.98 ID:iu+bSStvo
大講義室
124 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:29:31.28 ID:BTFkpHZEo
図書館予定地。

開拓者「すでに基礎の工事が終わっているな。ここに図書館が建つのか」

元役人「図書館は大学の構成要件の一つです。図書館がなければ大学は名乗れません」

開拓者「俺が手を出さなくても、普通に必要な図書館は建つわけだ」

元役人「図書館の仕様は……2階建て、地下書庫あり、初期スタッフは十名」

元役人「防湿、防虫、日焼け防止のマニュアル。蔵書は新聞、教科書、学術書が主です」

元役人「設立する学科に応じて並べる本の種類も変わることでしょう」

開拓者「ふむ、ちゃんとした図書館だな」


安価↓1 図書館に追加する設備、本のジャンルなど
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:31:32.33 ID:ht50ho6Ro
農業
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:33:25.85 ID:iu+bSStvo
外国文学全集
127 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:41:49.72 ID:BTFkpHZEo
開拓者「農業についての本を取りそろえるよう手配してほしい」

元役人「つまり農学部を設立するということですね」

開拓者「図書の町で働いていたのなら、伝手はあるだろ? よろしく頼むぞ」



理工学者「ワシは理工学者ジャ! 理学、工学のすべてはワシに任せなさいなのジャ!」

開拓者(濃い爺さんが来たな……)

開拓者「科学の研究には実験用の大きな機械が必要になるんだよな?」

理工学者「ウム。主に物理学と工学ジャな!」

開拓者「それなら、大きい建屋を作っておくか」

理工学者「おっと! キミ、自力で建てるつもりか?」

開拓者「俺が建てたらいけないのか?」

理工学者「実験棟には、実験内容に応じた設備が必要ジャ! 例えば、放射線防護壁、毒性のある気体や粉塵に対応した換気システムなどジャよ」

開拓者「そうなのか。ならば、ここは爺さんに任せようか」

理工学者「人使いの荒い若造ジャ!」
128 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:54:02.38 ID:BTFkpHZEo
2週目

称号:農業理論専門学校

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟……一般的な教室がたくさんある。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農業の本が多い。
・実験棟……大型の実験機械を入れることができる建物。まだ何も入っていない。

●ステータス
魅力Lv推定…0(最大10)
学力Lv推定…1(最大10)
研究Lv推定…1(最大10)


町長「開拓者さん! 農業学校にする予定なのでしょうか?」

開拓者「いや、まだ早まるな」

町長「車庫にトラクターと脱穀機を置きましょうか?」

開拓者「そこは実験棟だ」
129 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 19:58:09.29 ID:BTFkpHZEo
元役人「農学部の条件として、実習用の畑、飼育舎などが必要ですが、学外で実習する手もあります」

開拓者「それよりも、魅力が0だとどうなるんだ?」

元役人「この町の住民以外が入学することはほぼ無いと言っていいでしょう」

開拓者「あまり良くはないが、致命的な問題ではないのか」


安価↓1、2 大学の施設・設備・カリキュラムを作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:58:44.73 ID:Ovpcno4Co
学会とかできそうなコンベンションホール
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:02:18.84 ID:iu+bSStvo
文学部
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:02:26.29 ID:Gg3Z8alDO
実習用の畑
133 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 20:33:47.65 ID:BTFkpHZEo
開拓者「建物を作った」

開拓者「コンベンションホール、というのか? 研究者が学会で集まる場所だ」

元役人「一日で建ったんですか……!? それに、よく知っていましたね」

開拓者「単純な建築は得意なんだ。町民に手伝ってもらったからなお速かった」

開拓者「俺も何度か学会に招かれたことはあったからな」



人文科学者「文学部、それは人間にまつわる広範な分野の学問を内包する学部……!」

人文科学者「君も私とともに人間の本性を研究しないか? さあ、楽しい楽しい社会実験を始めよう……!」

開拓者(マッドサイエンティストみたいなのが来たな……)

開拓者「文学部にはどんな設備が必要なんだ?」

人文科学者「特に必要なものはない。しいて言えば、人間が必要といえる」

開拓者「そもそも文学部はどういうことを学ぶんだ? 本の読み方か?」

人文科学者「チッチッチッ、君は何も分かっちゃいないな」

人文科学者「言語学、歴史学はもちろんのこと、」

人文科学者「心理学、芸術学、宗教学……時には政治、経済、法さえも含まれる!」

開拓者「科学以外のすべてじゃないか」

開拓者「大量の図書とそれを保管するスペースが必要だな……新たに棟を建てるか」
134 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 20:40:42.87 ID:BTFkpHZEo
3週目

称号:人間社会大学

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟……一般的な教室がたくさんある。
・文学部棟……社会と文化についての諸分野を学ぶ学部の専用棟。
・実験棟……大型の実験機械を入れることができる建物。まだ何も入っていない。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農業の本が多い。
・コンベンションホール……学会を開くことができる広い会議場。

●ステータス
魅力Lv推定…0(最大10)
学力Lv推定…3(最大10)
研究Lv推定…3(最大10)


町長「本当にありがとうございます! 大学が完成しました!」

開拓者「いや、まだ完成してはいないんだが……」

町長「これで町の将来を担う人材を育成できます」

開拓者「気が早いな」

開拓者「まだ大学と呼べるものじゃない。職業教育も専門学校未満だ」

開拓者「実験棟なんてまだ何の役にも立っていないからな」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:48:11.39 ID:V+8XDMJQo
職業教育が低い大学…大学院大学かな
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:54:40.75 ID:09fv47iMO
分野の広がりから総合大学になる予定?
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:56:25.58 ID:iu+bSStvo
魅力を上げるためにはどうしたらええかの
138 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:07:33.51 ID:BTFkpHZEo
●学部
文学部(文学科・社会学科・法学科・芸術学科)
農学部

●卒業生の進路(推定)
町役場、農家 など


開拓者「確認しておきたいんだが……ひたすら学部を作るだけでいいんじゃないか?」

元役人「それでも体裁は整いますが、町に人を集めたいなら『魅力』を、」

元役人「手に職をつけた卒業生を増やしたいなら『学力』を、」

元役人「王国、ひいては世界の、知識・技術を進歩させたいなら『研究』を上げる努力をすべきです」

開拓者「といってもな……」

元役人「『魅力』を上げるには、勉強に関係ない、学生が息抜きできるものを作りましょう」

開拓者「なるほど、大学生の本分は勉強だが、大学生は勉強以外のこともしたがるな」

元役人「『学力』については、開拓での労働者教育と同じように考えてみるのはどうでしょうか?」

開拓者「農家を育てたければ農学部、ということか」




魅力Lv → 学生の生活や娯楽に関係する施設で上がる。高いと町の外からも入学者が集まる。

学力Lv → 専門的な職業を育成できると上がる。○○学者などの、産業に直接関与しない職業は含まない。専門学校に近い。

研究LV → 研究者のためのあれこれで上がる。分野は細かい方が専門性が上がる。
139 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:11:06.25 ID:BTFkpHZEo
開拓者「あと2週間でどうにかなる気がしないんだが……最悪、町長に延長を頼んでみるか?」

開拓者「あの町長なら了承してくれるだろう」


安価↓1、3 大学の施設・設備・カリキュラムを作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/10(金) 21:11:16.74 ID:8FFTk5BFo
食堂の充実した学生寮(可能なら学食としても利用)
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:13:03.16 ID:ZnM2L4R90
留学生向けの寮
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:13:07.46 ID:kq/JLPWJo
カフェテリア
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:15:43.69 ID:09fv47iMO
ロケットのための材料研究ゼミ
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:15:55.10 ID:iu+bSStvo
学内起業支援事業
145 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:31:56.08 ID:BTFkpHZEo
開拓者「亜熱帯の町にも貸家はあるようだが、やはり大学と言えば学生寮が必要だ」

開拓者「学生寮内は学生の自治で維持される。するとおそらく不衛生になる」

開拓者「学生寮の一階に食堂を設置し、外部の者も入ってくるようにして、廊下までは清掃員に掃除させよう」


開拓者「毎週ボランティアしてくれてありがとうな」

建築作業員「町の未来のためだ。なんてことないさ」

町長「大丈夫? 私ら邪魔になってない?」

開拓者「いや、大いに助かっている。一人で建築すると時間がかかりすぎるからな」

指南役「よっ、と」ピョン スタッ

開拓者「おい、ここ4階だぞ……どういう身体能力だ」

指南役「僕たちも作業を手伝おうと思いまして」

警察官「はい! 協力させてください!」

開拓者「この町は警察官も半袖なんだな。建築現場では暑くても長袖に着替えた方がいいぞ」
146 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:40:40.86 ID:BTFkpHZEo
完成したカフェテリア。

開拓者「一昨日の昼食はチーズフォンデュだったな。昨日は、タコに納豆とひき肉を詰めたものを食べた」

建築作業員「俺はタコも納豆も食べるけど、なんだよそれ」

開拓者「写真見るか? 撮っておいたんだ」スッ

建築作業員「うえっ……汚なっ!」

開拓者「いや、それがな。絵面は最悪なんだが食べてみると案外」

店員「お料理お持ちしましたー」

開拓者「ん? まだ頼んでいないが」

店員「学生さんに提供する予定のメニューの一部です」

開拓者「瓜と肉の南国風炒め物と、香草の効いた卵スープ、そしてライスか」

開拓者「この奇妙な飲み物はなんだ? 底に異物が沈んでいるが……」

店員「お餅入りのお茶です。試しに飲んでみてください。楽しいですよ」


●メニュー
タピオカミルクティー 意外性S 完成度S ドリンク・もちもち #キュート #オリエンタル #フード


開拓者「……正解を見つけた気がする」

建築作業員「何の?」

店員「それは、町おこしのために試作を繰り返して作り出した、亜熱帯の町の新名物なんですよ」

開拓者(盗作はやめておこう)
147 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:52:33.65 ID:BTFkpHZEo
4週目

称号:食事処付き人間社会大学

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟……一般的な教室がたくさんある。
・文学部棟……社会と文化についての諸分野を学ぶ学部の専用棟。
・実験棟……大型の実験機械を入れることができる建物。まだ何も入っていない。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農業の本が多い。
・コンベンションホール……学会を開くことができる広い会議場。
・学生寮……4階建ての個室タイプ。1階には食堂も併設されている。
・カフェテリア……構内のオシャレな休憩所。美味しいドリンクを飲みながら談笑や自習ができる。

●学部
文学部(文学科・社会学科・法学科・芸術学科)
農学部

●卒業生の進路(推定)
町役場、農家 など

●ステータス
魅力Lv推定…3(最大10)
学力Lv推定…3(最大10)
研究Lv推定…3(最大10)


開拓者「結局、先週は大学としての施設には何も手をつけなかったな」

開拓者「おかげでバランスのいいステータスになったがな」

元役人「すべてたったの3です」

元役人「この町で唯一の大学なので、これでも十分ですが」
148 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/10(金) 21:54:02.95 ID:BTFkpHZEo
開拓者「延長を頼む予定だが、本来は最後の週だ」

開拓者「ある程度、完成形にするつもりで取り組もう」


安価↓1、3 大学の施設・設備・カリキュラムを作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:54:06.11 ID:V+8XDMJQo
演習林
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:55:08.03 ID:iu+bSStvo
チアリーディング・応援団サークル
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:55:22.39 ID:09fv47iMO
ロケットのための材料研究ゼミ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 21:55:36.80 ID:FdHbmiyf0
スーパーコンピューター
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 22:00:11.73 ID:09fv47iMO
このカリキュラムで実験棟が活用できるかな。圧力試験装置を入れよう
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 22:14:42.33 ID:TGS0qmz4o
タピオカミルクティーは盲点だった
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 22:55:07.15 ID:59B4VD48O
スパコンは理系なら色んな分野でつかえるから良さそうね
156 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 20:22:21.79 ID:OpMt+imdo
キャンパスから離れた亜熱帯の町の山沿い。

プランテーションの開発から生き延びていた原生林の一部に、開拓者たちは道を引いていた。

指南役「これは大学と何か関係が?」

開拓者「林業の勉強をするための林にするんだ」

開拓者「亜熱帯気候では、頻繁に嵐に襲われる。林の管理ができなければ治水は困難だ」


作業を終えた開拓者は大学に戻ってきた。

開拓者「カリキュラムの準備は順調か?」

理工学者「万事順調ジャ! 知り合いの研究者もみな乗り気なのジャ!」

元役人「参考書の手配も終わりました。私には理解できない分野でしたが……」

開拓者「しかし、とんでもない技術力だな」

開拓者「20年前は蒸気機関すら普及していなかった王国が、もう宇宙の時代か」


●学部
工学部(宇宙工学科)
農学部(林学科)
157 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 20:32:20.47 ID:OpMt+imdo
町長「よもや私どもの町で宇宙工学の研究が始まるとは、夢にも思いませんでした」

開拓者「赤道に近いほどロケットが飛ばしやすいという話を聞いたことがあったからな」

開拓者「だが、ゼミの開講が決まっただけで、設備は揃っていない」

開拓者「実験棟もまだ空っぽだしな」

町長「十分です。あとは私達がなんとかします」

町長「開拓者さん、まことにありがとうございました……!」

開拓者「……」

開拓者「相談なんだが、俺としては、このような中途半端な状態で仕事を終えるのは悔いが残る」

開拓者「大学の開校を延長してくれないか?」

町長「それは、もっと設備の揃った大学にしてくださるということですか?」

開拓者「ああ。今のままでは色々と中途半端だろう」

開拓者「どうだ? やはり無理だろうか……」

町長「大丈夫です。入試は来月以降に予定しているので」

開拓者「そうか。よし、それでは引き続き大学を作らせてもらおう」
158 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 20:36:17.72 ID:OpMt+imdo
5週目

称号:町に未来と宇宙工学の種をまく大学

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟……一般的な教室がたくさんある。
・文学部棟……社会と文化についての諸分野を学ぶ学部の専用棟。
・実験棟……大型の実験機械を入れることができる建物。まだ何も入っていない。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農業の本が多い。
・コンベンションホール……学会を開くことができる広い会議場。
・学生寮……4階建ての個室タイプ。1階には食堂も併設されている。
・カフェテリア……構内のオシャレな休憩所。美味しいドリンクを飲みながら談笑や自習ができる。
・演習林……林業の勉強をするために管理された林。大学から離れた場所にある。

●学部
文学部(文学科・社会学科・法学科・芸術学科)
農学部(農学科・林学科)
工学部(宇宙工学科)

●卒業生の進路(推定)
町役場、農家、林業家 など

●ステータス
魅力Lv推定…3(最大10)
学力Lv推定…4(最大10)
研究Lv推定…5(最大10)


建築作業員「今週から工事を最大3件進めるって?」

開拓者「他の仕事がいくつか片付いたからペースを上げられるようになった」

開拓者「ただ、まだ仕事は残っているし、新たに重要な仕事も入ったからな……」

開拓者「一旦、2週間の延長としておく」
159 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 20:40:42.81 ID:OpMt+imdo
建築作業員「重要な仕事ってどんなだ?」

開拓者「詳しくは言えない。王国絡み、とだけ言っておく」

建築作業員「それじゃあ聞けないか。って、まさか王国の開拓者に復職か!?」

開拓者「いや、そういうことでもないんだ」


安価↓1、2、3 大学の施設・設備・カリキュラムを作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 20:43:33.90 ID:v0jRsbFQ0
医学部
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 20:43:57.80 ID:1ysw4ZtCo
視聴覚室
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 20:44:29.45 ID:O7gcAZjlo
研究棟
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 20:44:31.74 ID:1ysw4ZtCo
視聴覚室
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 20:45:29.92 ID:1ysw4ZtCo
すまん連投になった。>>163はなしで
165 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 21:25:43.68 ID:OpMt+imdo
建築作業員「ふう……建物を二つ追加で建てることになるなんて」

開拓者「すまんな」

開拓者「町作りにおいて、医者は必ず必要になる」

開拓者「すでに医者はいるんだろうが、町でも勉強できた方がいいだろう」

建築作業員「もう一棟は何に使うんだよ」

開拓者「研究室が入る棟だが、実質、宇宙工学の専用になりそうだ」

開拓者「文学部、医学部は専用棟があるし、農学部はフィールドワークが多く、講義も教育棟で十分だからな」


理工学者「巨大ディスプレイ付き教室の完成ジャ!」

人文科学者「ほほう。視聴覚教育が可能になったか」

人文科学者「暗記向きではないが、資料を提示しやすく高度な理解につながる」

元役人「高かったでしょう」

理工学者「ワシが作ったものジャから、無料ジャぞ!」

開拓者「最新鋭の薄型ディスプレイじゃないか」

開拓者「大学にはスクリーンに投影する形式で十分だと思うが、タダならこれでいいな」


●大学予定地
・教育棟U……一般的な教室がたくさんある。いくつかある大講義室では前面の巨大ディスプレイで視聴覚教育も可能。
・研究棟……医学を除く理工学系の研究室が入る。
・医学部棟……医者の卵を養成するとともに、医学の研究も行う。
166 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 21:29:20.84 ID:OpMt+imdo
6週目

称号:堅実な教育と研究に力を入れる大学

●大学予定地
・土地……広い面積の空地。開拓者が何もしなくても、基本的な建屋だけは完成する。
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟U……一般的な教室がたくさんある。いくつかある大講義室では前面の巨大ディスプレイで視聴覚教育も可能。
・研究棟……医学を除く理工学系の研究室が入る。
・文学部棟……社会と文化についての諸分野を学ぶ学部の専用棟。
・医学部棟……医者の卵を養成するとともに、医学の研究も行う。
・実験棟……大型の実験機械を入れることができる建物。まだ何も入っていない。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農業の本が多い。
・コンベンションホール……学会を開くことができる広い会議場。
・学生寮……4階建ての個室タイプ。1階には食堂も併設されている。
・カフェテリア……構内のオシャレな休憩所。美味しいドリンクを飲みながら談笑や自習ができる。
・演習林……林業の勉強をするために管理された林。大学から離れた場所にある。

●学部
文学部(文学科・社会学科・法学科・芸術学科)
農学部(農学科・林学科)
工学部(宇宙工学科)

●卒業生の進路(推定)
町役場、医者、農家、林業家 など

●ステータス
魅力Lv推定…3(最大10)
学力Lv推定…6(最大10)
研究Lv推定…6(最大10)



開拓者「今度こそ最後の週だ」

開拓者「魅力を上げるか、さらに学問や研究のための建物を作るか……」

開拓者「実験棟をどうするかは……町長か理工学者に任せてしまってもいいか」
167 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 21:30:42.66 ID:OpMt+imdo
町長「最後は私も作業を手伝いましょう!」

開拓者「無理するんじゃない」

指南役「僕が二人分働くので町長さんは座っていてください」


安価↓1、3、5 大学の施設・設備・カリキュラムを作ります(教育分野・研究分野を指定、もしくは学生生活のための施設を建てる)
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 21:31:08.32 ID:Qa4o+1fko
地域経済研究所
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 21:31:37.87 ID:LRR7jNU9O
kskst
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 21:32:15.68 ID:Qa4o+1fko
サークル塔
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 21:32:39.96 ID:O7gcAZjlo
スーパーコンピューター
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 21:38:50.33 ID:2OUq8zvUO
>>171
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/11(土) 21:50:36.70 ID:XWh/hhxko
人工知能
174 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 22:53:01.16 ID:OpMt+imdo
町長「さすがは開拓者さん、自分で図面を書いて建築を指示するんですね」

開拓者「まあ開拓団流の書き方だから、王国の本職の建築士にはまったく敵わないがな」

建築作業員「いつもと違う形式の建物があるな」

開拓者「これはサークル棟だ」

建築作業員「2階より上のフロアが、丸しか書かれてないけど」

開拓者「それはサークル塔だ」

建築作業員「円形のタワー……?」

開拓者「タワーの各階はレクリエーションや楽器の練習などに利用できるぞ」

町長「すみません。サークルとは?」

開拓者「学生の趣味の同好会みたいなものだ」


建築作業員「さらに追加で2棟……疲れた……」

開拓者「だらしない……と思ったが、普通はこうなって当たり前だな」

開拓者「開拓に投入される人員の数とそのやる気が異常なだけか」

開拓者「町長。この町に経済学者はいるか?」

町長「商学を学んだ者ならおりますが」

開拓者「商学も大事だが、マクロな視点で経済を分析することも必要だ」

開拓者「というわけで俺が特別講義を開こうと思う」

町長「開拓者さん自ら講義を!」

開拓者「俺がこの大学の第一号の講師になる。テーマは経済学だ」
175 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 23:02:01.90 ID:OpMt+imdo
開拓者「えー、需要を喚起するためには―――」

労働者「ふむふむ」

開拓者「目標は完全雇用の達成。しかしその状況下でもわずかな失業者は存在するし、貧困が解消されない場合が―――」

労働者「経済学って面白い!!」


●住民
・経済学者……まだ素人。経済学を勉強、研究している。


開拓者「これで地域経済研究所で働く者が生まれた」

開拓者「大学で経済を学んだ卒業生が所員になれば、研究所の質もさらに向上するだろう」



理工学者「皆の衆! よくぞ集まってくれた!」

理工学者「これを見るのジャ!」

バサッ

指南役「巨大な箱……?」

元役人「何かの機械でしょうか」

人文科学者「コンピューターか? 見たことがあるものよりも大きいが」

開拓者「……スーパーコンピューターだな」

町長「開拓者さんは物知りですね。ところで、コンピューターとは?」

人文科学者「電子計算機。電気の力で動く算板だ」

開拓者「ものすごく頭のいい箱だと思ってくれ。人間には不可能なとんでもない桁の計算を素早くこなすことができる」

理工学者「これさえあれば最先端の科学都市となるのも夢ジャなかろう! カッカッカ!」

開拓者「……」
176 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 23:19:30.75 ID:OpMt+imdo
実験棟。

開拓者「おや、実験棟に機械が運び込まれている」

理工学者「ロケット開発のための実験装置ジャ!」

開拓者「なるほど。理論だけじゃ宇宙工学の研究はできないからな」

開拓者「ところでお前に話があるんだが……」

理工学者「なんジャい?」

開拓者「お前の知っている宇宙工学の知識、最新鋭のディスプレイ、」

開拓者「そして極めつけはスーパーコンピューター……」

開拓者「明らかに常軌を逸した技術力だ。お前は何者だ?」

理工学者「ワシはただの理学と工学のエキスパートのじじいジャ!」

開拓者「心当たりはある」

開拓者「学問の都の三賢者、あるいは地底都市の関係者」

理工学者「三賢者はワシではないぞ!!」

開拓者「三賢者を知ってはいるんだな?」

開拓者「この町で何をたくらんでいる?」

理工学者「何も企んでないワイ! ただ、町長に頼まれて来ただけジャ!」

開拓者(……自覚がないだけ、か?)
177 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 23:23:33.85 ID:OpMt+imdo
大学が完成!

称号: 堅実な教育と研究に力を入れる大学

●キャンパス内
・事務局……大学を運営する職員が働く。
・教育棟U……一般的な教室がたくさんある。いくつかある大講義室では前面の巨大ディスプレイで視聴覚教育も可能。
・研究棟……医学を除く理工学系の研究室が入る。
・文学部棟……社会と文化についての諸分野を学ぶ学部の専用棟。
・医学部棟……医者の卵を養成するとともに、医学の研究も行う。
・実験棟……大型の実験機械が設置されている。宇宙工学の実験に使う。
・電算室……スーパーコンピューターが置かれた建物。
・地域経済研究所……亜熱帯の町の経済発展と町民の生活のため、地域経済を研究する。
・図書館……大学に必要な量の蔵書が収められている。特に農学関連の本が充実している。
・コンベンションホール……学会を開くことができる広い会議場。
・カフェテリア……構内のオシャレな休憩所。美味しいドリンクを飲みながら談笑や自習ができる。
・サークル棟……学生サークルの部室が並ぶ建物。中央からタワーが伸びている。

●キャンパス外
・学生寮……4階建ての個室タイプ。1階には食堂も併設されている。
・演習林……林業の勉強をするために管理された林。大学から離れた場所にある。

●学部
文学部(文学科・社会学科・法学科・芸術学科)
経済学部(経済学科)
農学部(農学科・林学科)
工学部(宇宙工学科)

●卒業生の進路(推定)
町役場、医者、農家、林業家 など

●ステータス
魅力Lv推定…4(最大10)
学力Lv推定…6(最大10)
研究Lv推定…9(最大10)
178 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 23:30:34.28 ID:OpMt+imdo
町長「重ね重ね、本当にありがとうございました……!」

開拓者「ああ。こちらこそ延長を受け入れてくれて感謝する」

開拓者「おかげで納得のいく大学が完成した」

開拓者「この町は、いずれ王国でも大きな力を持つ都市に成長するだろう」

町長「町作りの専門家にそう言っていただけるとは、誠にありがたい限りです」

開拓者「さて、俺は他にも仕事があるし、寄っておかなければいけない場所があるから、もう出発するぞ」

町長「はい。次にいらっしゃるときは、遊びに来てください」

町長「町民総出で歓迎いたします」

開拓者「ああ。大学が開校したら見に来よう」

開拓者「普段の開拓と違い、完成した段階では普段の様子を知ることができないからな……」


開拓者「町長、最後に一つ」

開拓者「町の発展のため、方々から専門家を呼び集めるのはいいが……無茶はするなよ」

開拓者「素性の知れない者には用心した方がいい」

町長「いえいえ。開拓者さんは信頼できるお方ですよ」

開拓者(うまく伝わらなかった)
179 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/11(土) 23:45:10.22 ID:OpMt+imdo
開拓者(王都の下水道には、電灯がついている区画がある)

開拓者(そしてこの区画にはやけに多くの配電盤がある)

開拓者(目的地の配電盤は曜日によって変わる)

開拓者(正しい配電盤の前で合言葉を言うと、その隠された都市へと招かれる)

開拓者「……高速で下降する小部屋。この感覚には慣れんな」


エレベーターを降りると、眼前にはきらめく光の群れ。

数学的に整った街並みの、平坦な通路を走る車輪と、空を飛ぶプロペラ。

植物や虫はもちろん、およそ有機物らしき素材が見当たらない。

ここは機械の都。

ごく限られた人間しか知らない、無人の地底都市だ。


開拓者(この町の正体は俺も知らない)

開拓者(はるか昔の天才の王様が作ったとか、神の仕業だとか)

開拓者(実は人類は一度滅んでおり、この都市は前の代の人類が作ったものだとか……いろいろ言われているが定かではない)

開拓者(この都市の高度な技術は俺にはまったく理解できず、開拓の役には立たない)

開拓者(しかし王国の脅威ではなく、軍がその気になればいつでも滅ぼせるらしいが、敵対的ではないので放置されている)


開拓者「久しぶりだな、アイコン」

アイコン「元開拓者さん。お元気でしたか」

開拓者(こいつは、なんちゃらAIコンピューター、統合…マザー…ホログラフ…? そんな感じの名前で、略してアイコンと呼んでいる)

開拓者(本人の発言から察するにおそらくこの都市の市長に相当する存在だ)

開拓者「今も開拓者だ。フリーの開拓者をしている」
180 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/12(日) 00:01:23.87 ID:tpVJ4s9ho
アイコン「では、我々の依頼を引き受けていただけますか?」

開拓者「今はやめてくれ。ただでさえやることが多いんだ」

開拓者「今日は質問に来たんだ」

アイコン「亜熱帯の町の大学についてでしょうか?」

開拓者「ああ。お前、地上に技術提供していないか?」

アイコン「いいえ。地上の技術水準が我々の都市と同等になるまで、接触は最小限にとどめる方針です」

開拓者「では、近年のすさまじい技術力の発展の速さは、すべて研究者と技術者の努力の成果で、お前は何も関わっていないんだな?」

アイコン「関わっています」

開拓者「だろうな。科学技術の進歩が加速したのは、15年前、王都を作った時に、俺と王がこの地底都市を発見してからだった」


開拓者「しかしお前は直接の接触はしないと約束していたはずだ」

アイコン「……。……。……」

アイコン「……。優秀な知能を持つ人物の、脳にデータファイルを送信しています」

開拓者「珍しく言葉を選んだ結果がそれか……」

アイコン「データファイルはあくまで技術を閃くためのきっかけです」

アイコン「優秀な人物が研究を重ね、我々の技術を理解できる水準に達したとき、はじめてデータファイルが開きます」

開拓者「なるほど。結局は努力か」

アイコン「我々の技術を再現することに成功した人物は、現在35名しかいない送信者のうち、わずか8人です」

開拓者「王国に何人かとびぬけた天才学者がいるのはそのせいか!」

開拓者「亜熱帯の町の理工学者も、学問の都の三賢者も、兵器の町の開発者も、王都の新市街の計画者もそうだな?」

開拓者「彼らの作るものはこの都市のものに雰囲気がよく似ている」

アイコン「お答えできかねます」

開拓者「ところで、俺の脳には何も送っていないのか?」

アイコン「……。……。……。送る価値がありません」

開拓者「言葉を選んだ結果がそれか!!」



おわり
181 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/12(日) 00:10:19.00 ID:tpVJ4s9ho
一か月前に戻る。三度目。

開拓者「だ、駄目だ。もう2週間が過ぎてしまった」

開拓者「写真を撮るための町も、変な料理も、大学も、まるで完成させられる気がしない……!」

コンコン

???「あのー、失礼します。開拓者さんはいらっしゃいますかー」


※5件目・6件目の依頼は決まっているので、最後の依頼選択になります

1.市場と名産品を作る
2.警備チームを作る

↓1から 先に2票入ったもの
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:11:38.66 ID:pg9nwJEmO
1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:14:09.33 ID:pDb0o5Tl0
2
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:14:27.69 ID:GZ5yUMLDO
2
185 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/12(日) 00:27:50.67 ID:tpVJ4s9ho
今晩はここまで。明日か明後日から警備チーム編です。

レジャー施設やショッピングモールなどを作るスレは前々から考えていましたが、目指すゴールがだいたい一致していて、バリエーションが出せないと思ったことからボツになっていたので、手数を絞って試してみました。
手数が少なすぎました。

ダムと宗教も同じシステムを試す選択肢だったので、少なくともこのスレではやりません。

ちなみにロボットのいる地底都市は魔界編で名前だけ出てます。
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 00:51:53.63 ID:bvlBaVCFo
乙。この世界観ワクワクする
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 01:02:02.67 ID:pg9nwJEmO
おつおつ
188 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/12(日) 01:10:54.60 ID:tpVJ4s9ho
>>177修正

大学が完成!

称号:亜熱帯の町の頭脳
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/12(日) 07:38:16.81 ID:cYt35uiEO
おつです
190 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/13(月) 23:42:29.40 ID:mdGDbE/yo
忙しかったため再開は明日になります。すみません。
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/13(月) 23:54:19.57 ID:y92G6+A6o
いえいえ、報告乙です
192 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 20:45:18.31 ID:sGyK8Fafo
〜 幕間 〜
193 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 20:48:08.39 ID:sGyK8Fafo
写真家との町作り、3週目。

開拓者「うーむ、少し塩気が足りなかったか」

写真家「やっぱりチーズフォンデュっていいですねえ! 年季の入ったテーブルとチェック柄のクロスによく合う!」

パシャッ ジー

開拓者「写真はいいからそろそろ食べたらどうだ」

写真家「はーい」


写真家「もぐもぐ、ごくん……ところで開拓者さん」

開拓者「どうした?」

写真家「開拓者さんの好きなタイプってどんな人ですか?」

開拓者「若くて綺麗で家庭的な女が好きだが、もし結婚するなら開拓について来れることが唯一の条件だな」

写真家「いや、そういうことじゃなく」

開拓者「なんだ、また属性で答えないといけないのか」

開拓者「そもそもお前が俺のタイプを聞いてどうするんだ?」

写真家「開拓者さんはバタフライ効果って知ってますか?」

開拓者「ああ、蝶の羽ばたきがめぐりめぐって天気を変える……という理論だろ?」

写真家「違くて。ちょうちょの話をすると本当にちょうちょが寄ってくる現象ですよ」

開拓者「そのバタフライ効果は聞いたことが無いぞ」
194 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 20:50:26.25 ID:sGyK8Fafo
写真家「つまりアタシに話すことで、のちのち開拓者さんは本当にタイプの女性と知り合えてしまう!」

開拓者「そんなわけないと思うが……」

写真家「迷うならいくつか言ってくれてもいいですよ」


エネルギッシュ(赤) クール(青) ファンキー(黄) キュート(桃)
ミステリアス(紫) センチメンタル(茶) ロマンチック(紺) オリエンタル(橙)
ナチュラル(白) ダーク(黒) カントリー(緑) モダン(灰) エレガント(銀) ノーブル(金)

※依頼DかEに影響するかもしれない

安価↓1、2、3 上記の属性から選択
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 20:56:41.21 ID:kJOrNcjDO
カントリー(緑)
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 20:57:29.70 ID:bPzKl3ED0
センチメンタル(茶)
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 20:58:53.60 ID:q4BJ0ArCo
ノーブル 金
198 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 21:23:49.10 ID:sGyK8Fafo
開拓者「その中だと、そうだな……カントリーがいいな」

写真家「へー素朴で田舎っぽい子が好きなんですね」

開拓者「そう言い直されると嫌な気分になった」

写真家「開拓者さんもカントリーってイメージですからね。お似合いです」

開拓者「選んだ理由は、さっき言った通り、俺の開拓についてこれそうな女性のイメージに一番近かったからだ」

写真家「だったら開拓者さんと同じ、カントリーでエネルギッシュな女の人がいいですね」

開拓者「でもそれはあくまで雰囲気の話だろう?」

開拓者「開拓で重要なのは見た目よりも中身だ」


開拓者「なあ、センチメンタルな人物ってそれこそ中身の話じゃないのか?」

写真家「この場合は雰囲気です。見た人がセンチメンタルな雰囲気を感じる人物のことです」

開拓者「なんだそりゃ」

開拓者「待て。最初会ったときは茶色の雰囲気をセンチメンタルではなくノスタルジックと説明していなかったか?」

写真家「だいたい同じなので」

開拓者「同じじゃないだろ」

写真家「同じでしょ。普通ノスタルジックな風景を見るとセンチメンタルな気分になりますよ」

開拓者「つまりお前の言うセンチメンタルな人物とは、ノスタルジックな雰囲気の人物のことか」

写真家「故郷を思わせ、懐かしく、感傷的な気分にさせる雰囲気の女性……」

開拓者「……ふるさとのおばあちゃん、だな」
199 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 21:32:46.47 ID:sGyK8Fafo
開拓者「もう一つあった。ノーブルな女性だ」

写真家「成金? 貴族? それとも王族? 趣味わるーっ」

開拓者「育ちがいい女性は気品があって美しいだろう」

写真家「それを言うならエレガントの方ですよ」

開拓者「分からん」

開拓者「だが、お金持ちの女性というのもありだな」

開拓者「俺がいなくても生活に不自由しないし、開拓の資金源になる」

開拓者「もし俺が体を壊して開拓者を引退しても、お金の心配をする必要はない」

写真家「うわぁ……」

開拓者「今のはただの妄想だ」

開拓者「実際、ノーブルな女性は俺に興味なんて持つはずがないからな」

開拓者「俺の血統じゃ貴族や王族なんて絶対にありえん」
200 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 22:22:26.65 ID:sGyK8Fafo
〜 依頼C 〜

開拓者「安価で警備チームを作る」
201 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 22:24:09.44 ID:sGyK8Fafo
家政婦「あのー、失礼します。開拓者さんはいらっしゃいますかー……」

開拓者「ああ。俺が開拓者だが……まさかとは思うが依頼か?」

家政婦「は、はい。ご迷惑でしたか?」

開拓者「いや、そんなことはない。フリーの開拓者として、開拓の依頼は大歓迎だ」

家政婦「実は、開拓じゃない仕事の依頼なんですけど……」

開拓者(ちくしょう)

開拓者「とりあえず聞かせてくれ」

家政婦「貴族の○○さん、知ってますか?」

開拓者「当然知っている。彼はただの貴族ではない。複数の事業で成功し巨万の富を築いた大資産家だ」

家政婦「その方が、新しい邸宅を建ててお引越しをされるというんです」

開拓者「ほう」

家政婦「あたしはその邸宅のデザインを頼まれたんですけど、右も左もわからなくて……」

家政婦「お願いします、開拓者さん。あたしの代わりに邸宅のデザインをしてください!」

開拓者(どうする? すでに4件の依頼を並行して進めている)

開拓者(しかし、あの大資産家とのつながりができるチャンスは捨てがたい)

開拓者(あと2週間でいくつかの依頼が終わる。ここは頑張り時だな……!)
202 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 22:40:38.18 ID:sGyK8Fafo
その屋敷は霧深い森の中にあった。

豪華な装いではあるが大変古びており、外装、内装ともにリフォームが必要だ。

開拓者「彼女から依頼を受けて来た。開拓者だ」

貴族「おお開拓者よ! よく来てくれた!」

開拓者(こいつ……大資産家じゃない! その息子だ!)

開拓者(苗字が同じだからだまされた!!)


貴族「さて開拓者よ。お前は我輩を守るための警備チームを作るのだ!」

開拓者「……ん? 邸宅のデザインではないのか?」

貴族「それはこの家政婦に任せる」

家政婦「え、ええっ……!」

開拓者「デザインについても俺に任せてくれないか?」

貴族「駄目だ!」

貴族「邸宅のデザインには美的センスが必要だ。そうなるとやはり若い女性がやるべきだ!」

貴族「そして、我輩を守るためのチームを組織する仕事は、お前のような屈強な男でなれば務まらん!」

家政婦(……)ジーッ

開拓者(家政婦が助けを求める目で俺の方を見ている)

開拓者(助けて欲しいのは俺も一緒だ……)
203 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 22:51:14.32 ID:sGyK8Fafo
1週目

称号:心配性な貴族の引っ越し予定地

●開拓地
・湾岸要塞……王国軍をしのぐ防衛力を誇る町。空間のゆがみからたまに魔物が出てくる。
・湖畔の楽園……医療が進んでおりとても暮らしやすい。防衛力もかなり高い。

●住民
・貴族……王国の貴族の中でも有数の大資産家の息子。部下の反乱や盗賊の襲撃などを過度に恐れている。
・家政婦……長袖長ズボンの作業着にエプロン姿の女性。開拓者に屋敷作りを依頼したが……。

●湾岸要塞:ステータス
第一次産業Lv.6
第二次産業Lv.6
第三次産業Lv.3
防衛Lv.14



●湖畔の楽園:ステータス
第一次産業Lv.8
第二次産業Lv.6
第三次産業Lv.12
防衛Lv.10


開拓者「しかし、なぜ引っ越すことにしたんだ?」

開拓者「安全が欲しいのなら湾岸要塞に住んでいればいいだろうに」

開拓者(防衛Lv.14。数値上は王国軍の本部より高い)

貴族「確かに我輩は安全を求めて湾岸要塞に居を構えていたのだが、あの者たちは訓練に没頭し、ちっとも我輩の警備を引き受けてくれない!」

開拓者(当たり前だろ……。貴族一人より王国の防衛が大事だ)

貴族「しかも、話によると魔物は湾岸のどこにでも沸いて出るというではないか!」

貴族「そこで我輩は湖畔の楽園の近くに居を移すことにしたのだ」

開拓者「それなら普通にメイドを雇えばいいんじゃないか? あの町のメイドは強いぞ」

開拓者(ここの防衛力はLv.10。魔法の町や地底都市と同等の、王国最高クラスの防衛力だ)

貴族「市長に依頼したらこのメイドが来たのだ」

貴族「だが、どう見ても彼女一人に我輩の護衛が務まるとは思えん!」

開拓者「まあな……」

貴族「分かってくれたか!? 我輩を警備する専門のチームが必要であることを!」

開拓者(もはや断れるタイミングを通り過ぎてしまったな……)
204 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:10:37.19 ID:sGyK8Fafo
開拓者「よし、あいつは帰った」

開拓者「湖畔の楽園の市長に、屋敷の警備を依頼してくる。そのあとは俺がお前の仕事に協力しよう」

家政婦「あ、あの。それでは足りないと思います」

開拓者「なんだと?」

家政婦「町の防衛Lvというのは、戦闘員の強さと町の防衛設備を総合的に見た数値にすぎないんです」

家政婦「もし弱点を突かれれば、簡単に崩壊します」

開拓者「弱点があるのか?」

家政婦「ええと、たとえば湾岸要塞なら、王国軍みたいに隙のない軍勢で攻めれば簡単に落ちますよね」

家政婦「湖畔の楽園は意外と対応力が低いので、メイドの間合いの外から攻撃できれば全く脅威じゃないです」

家政婦「しかも、このお屋敷そのものの防衛力は0ですよね?」

開拓者「お、おう」

家政婦「あっ、ごめんなさい。分からなかったですよね。あたしったら、うっかり……」

開拓者「お前は警備に詳しいのか?」

家政婦「し、少々?」

開拓者「少なくとも俺よりは詳しいようだ。俺は町の防衛Lvしか知らなかったからな」
205 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:17:21.77 ID:sGyK8Fafo
家政婦「説明したいんですけど、今のところ誰もいないので……」

家政婦「訓練することすらできませんよね。困りました……」

開拓者「どこかの町でスカウトしてくればいいんだな」


1.柔道家
2.槍使い
3.拳銃に慣れた人
4.土木作業員
5.猟犬

安価↓1 警備員をスカウトします
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/14(火) 23:17:52.17 ID:qL8D4IDjo
5
207 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:40:00.82 ID:sGyK8Fafo
開拓者「引退した猟師から猟犬を譲り受けてきた」

レトリバー「……」パタパタ

家政婦「尻尾振ってますねー。もうなついてます」

開拓者「警備チーム最初のメンバーが人間じゃないわけだが、これで説明ができるか?」

家政婦「はい。十分です」


1週目

称号:1匹わんちゃん

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1

●兵種ごと
追跡1

●ステータス
対応力Lv.1
速攻Lv.2
特殊Lv.0


家政婦「町の防衛力は『兵の強さ』『防衛設備』の二つに分けられて、」

家政婦「『兵の強さ』は『対応力』『速攻』『攪乱』の三つに分けられますね」

開拓者「屋敷そのものには防衛設備がないから防衛力が0ということだな」

家政婦「『対応力』は各兵種の最大値の合計値、」

家政婦「『速攻』は一番強い兵種の合計値の二倍、」

家政婦「『特殊』は特殊兵種の合計値の二倍、で表します」

開拓者「なるほど、分からん」
208 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:40:46.53 ID:sGyK8Fafo
>>207修正 家政婦「『兵の強さ』は『対応力』『速攻』『特殊』の三つに分けられますね」
209 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:47:36.49 ID:sGyK8Fafo
家政婦「たとえばですけど」

●兵員
・勇者……剣技1・格闘1
・剣士……剣技3
・僧侶……結界魔法1

家政婦「こういうチームなら」

●兵種ごと
剣技3(合計4) 格闘1 結界魔法1(特殊)

家政婦「こうなります」


開拓者「数値の大きい剣士の剣技3だけが採用されて、剣技3+格闘1で『対応力』はLv.4」

開拓者「勇者と剣士の合計で剣技4だから、二倍して『速攻』はLv.8」

開拓者「僧侶の結界魔法だけが特殊扱いで、二倍して『特殊』はLv.2……か?」

家政婦「その通りです!」

家政婦「このステータスを均等にすると死角のない警備ができると思いますよ」

開拓者「複雑で難しい要求が来たな……」


家政婦「簡単に言うと」

家政婦「対応力を上げるなら、いろんな戦法の兵員を増やす」

家政婦「速攻を上げるなら、同じ戦法の兵員を増やす」

家政婦「特殊を上げるなら、変な戦法の兵員を増やすんです」

開拓者「さらにまとめるなら、こうだな」


※まとめ
警備チームにいろんなメンバーを増やそう!
210 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/14(火) 23:50:55.75 ID:sGyK8Fafo
レトリバー「……」

なでなで

家政婦「最初は強そうな人を勧誘してくればいいと思いますよー」

開拓者「お前はゆっくりしてないで邸宅のデザインを頑張った方がいいと思うぞ……」


安価↓1、2、3 警備員をスカウトします(職業、武器、戦法、特技、種族など)
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 23:52:06.97 ID:OdUcSAasO
犬の言葉が分かる近接戦闘が得意な狼獣人
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 23:55:08.56 ID:ZEerHKhxO
侵入者を捕獲するアラクネ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/14(火) 23:55:39.34 ID:+YEZZDOQo
元ゲリラ戦のプロのトラップマスター(エルフ)
214 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:14:27.55 ID:pD60WqZ9o
人の姿に見える樹木が生い茂り、子供が描いた絵のような奇妙な動物が歩き回る。

まるで異界か他の惑星のような不思議な光景が見られるこの森は、わずか数か月前に出現した。

すでに調査団や冒険者たちが立ち入っているが、帰ってこない者が続出している。

ここは王国の辺境の地。

誰が呼んだか、奇々怪々な森の名は、魔界林。


開拓者「なぜ俺はここに来たんだ?」

開拓者「そして理由は分からないが、来るのが早すぎたように思う」

開拓者「このタイミングで来なくても、半年以内に訪れることになりそうな予感がする」

開拓者「小説を途中から読むときに、先のページが開いて文字列が見えてしまった時のような気分だ」

アラクネ「……」

開拓者「あそこにいかにも通りかかった動物を捕食しそうな花が咲いているな」

開拓者「俺は熟練の開拓者であり、魔界からの生還者だから分かるんだ」

開拓者「こんな時は、開拓者奥義!」

開拓者「土返し!」グッ ドバッ!

スコップを用いて地面を深い位置からめくり上げて、植物を根っこごと地面から引き離す技だ!

ベテラン開拓者ともなれば、やや離れた場所から一直線に地面をめくりあげることもできる!

だが流石に身の丈を超える樹木には通用しない!
215 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:15:18.50 ID:pD60WqZ9o
開拓者「よし。アラクネの植木鉢を手に入れた」

狼獣人「ガルルルル……」

開拓者「うおっ!? 狼人間!? 猫人間なら知っているが……」

狼獣人「グルル……ガウッ!」

開拓者「やるか!? 俺はそこらの人間よりは強いぞ!!」


狼獣人「ワウッ、ガウッ」

開拓者「な、なんとか手なずけることに成功した……」

開拓者「手なずけたというより、敵意が無い事を示して落ち着かせた感じだが」

開拓者「言葉が通じないだけで知能は決して低くなさそうだ。連れて帰って戦力にしよう」


開拓者「帰ったぞ」

狼獣人「ガルル」

家政婦「か、開拓者さん、その袋の中身は?」

開拓者「人食い花だ。扱いに気をつけろ」

エルフゲリラ「う、後ろにいる怪物は何者だ!?」

開拓者「お前が何者だよ!!」
216 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:18:49.60 ID:pD60WqZ9o
●兵員
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネ……近づいた動物を捕獲して長い時間をかけて消化する魔物。食人花1
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2


家政婦「彼はプロのトラップマスターです」

エルフゲリラ「取り乱してしまってすまない。長く戦場に生きてきたつもりだが、獣人が実在するとは知らなかったよ」

家政婦「彼…か彼女か分かりませんけど、ここまで連れてくるときに目立ちませんでしたか?」

開拓者「お前らには言われたくないな……」


開拓者「ふむ。結局エルフゲリラとは何なのかよく分からなかったが、お前が罠の扱いに長けたベテラン戦士であることは理解した」

開拓者「警備チームに入ってくれるか?」

エルフゲリラ「もちろんだ。そのために私は参じたのだからね」

エルフゲリラ「だが、同僚が犬と獣人と植物とは……不思議な感覚だよ」

開拓者「お前も一応俺たちから見れば変わり者だからな」

レトリバー「……」フルフル

狼獣人「ワウッ。ワウン」ナデナデ

開拓者「ほら見ろ、おびえる猟犬を狼獣人が慰めているだろう」
217 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:20:35.76 ID:pD60WqZ9o
狼獣人「ガウウウッ」シュシュッ

エルフゲリラ「くっ、正面から相手取るのは厳しいね」

開拓者「狼獣人の戦法は、両手に短剣を持った戦士に近いな。リーチは短いが速さで翻弄する戦い方だ」

家政婦「あっ、彼はスキルを持っているんですね。最初から持っているなんて珍しい」

開拓者「エルフたちにはスキルは無いのか?」

家政婦「特殊能力というわけではないんですけど、かなり鍛え上げた兵士が得る、戦局を変えるほどの強さのことです」

家政婦「彼は犬に呼ばれたときにスピードが上がるみたいですね」

開拓者「ふむ。猟犬が敵を発見して追いかけ、強化された狼獣人を呼び出す」

開拓者「いいコンビネーションだ」
218 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:21:54.02 ID:pD60WqZ9o
2週目

称号:人外ギルド

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネ……近づいた動物を捕獲して長い時間をかけて消化する魔物。食人花1
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2

●兵種ごと
追跡1 スピード型近接2 工作2 食人花(特殊)1

●ステータス
対応力Lv.5
速攻Lv.4
特殊Lv.2


アラクネ「キシャアアッ!!」ガバッ

開拓者「うおおお!? 入口の植え込みに隠していたのを忘れていた!!」

家政婦「おかえりなさいませ」

開拓者「邸宅のリフォームは順調か?」

家政婦「はい。エルフさんに手伝っていただいているんです」

エルフゲリラ「エルフの技と美をご覧あれ」

開拓者「手先の器用さが別の形で約に立ったな」

開拓者「貴族は彼らを見て何か言っていなかったか?」

家政婦「彼はこの一週間一度も戻ってきていませんよ」
219 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:27:17.35 ID:pD60WqZ9o
開拓者「対応力と速攻に比べて、特殊は上げにくくないか?」

家政婦「そうですね……」

家政婦「この計算方法はあたしのうろ覚えなので、もしかしたら間違っているかもしれません」


安価↓1、2、3 警備員をスカウトする(職業、武器、戦法、特技、種族など)か、鍛えます(兵員を指定)
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 19:34:09.65 ID:kOzcj3MK0
人間心理学を学んだ学者
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/15(水) 19:35:18.87 ID:sU0/0i4do
上空からの警戒も行う鳥人アーチャー
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 19:35:57.28 ID:knOFQ8a6O
興奮した暴漢を沈静化する交渉術に長けたサキュバス
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 19:40:32.72 ID:sHn9yFWKO
(アラクネって蜘蛛女では…)
224 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 19:52:36.68 ID:pD60WqZ9o
>>223
ごめんなさい。アルラウネと間違えていました。
修正します。
225 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:12:54.39 ID:pD60WqZ9o
>>214から修正



人の姿に見える樹木が生い茂り、子供が描いた絵のような奇妙な動物が歩き回る。

まるで異界か他の惑星のような不思議な光景が見られるこの森は、わずか数か月前に出現した。

すでに調査団や冒険者たちが立ち入っているが、帰ってこない者が続出している。

ここは王国の辺境の地。

誰が呼んだか、奇々怪々な森の名は、魔界林。


開拓者「なぜ俺はここに来たんだ?」

開拓者「そして理由は分からないが、来るのが早すぎたように思う」

開拓者「このタイミングで来なくても、半年以内に訪れることになりそうな予感がする」

開拓者「小説を途中から読むときに、先のページが開いて文字列が見えてしまった時のような気分だ」

狼獣人「ガルルルル……」

開拓者「うおっ!? 狼人間!? 猫人間なら知っているが……」

狼獣人「グルル……ガウッ!」

開拓者「やるか!? 俺はそこらの人間よりは強いぞ!!」


狼獣人「ワウッ、ガウッ」

開拓者「な、なんとか手なずけることに成功した……」

開拓者「手なずけたというより、敵意が無い事を示して落ち着かせた感じだが」

開拓者「言葉が通じないだけで知能は決して低くなさそうだ。連れて帰って戦力にしよう」
226 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:13:23.13 ID:pD60WqZ9o
開拓者「帰ったぞ」

狼獣人「ガルル」

家政婦「か、開拓者さん!? そ、その人? ……誰ですか!?」

アラクネ「キャア! 犬あたま!」カサカサ

エルフゲリラ「う、後ろにいる怪物は何者だ!?」

開拓者「お前らが何者だよ!!」


●兵員
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネ……下半身が蜘蛛の女性。蜘蛛のように壁を移動したり網を張れる。工作0.5・捕縛0.5
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2


家政婦「彼はプロのトラップマスターです」

エルフゲリラ「取り乱してしまってすまない。長く戦場に生きてきたつもりだが、獣人が実在するとは知らなかったよ」

アラクネ「ここに来るとき騒ぎにならなかったの?」

開拓者「お前らには言われたくないな……」


開拓者「ふむ。結局エルフゲリラとは何なのかよく分からなかったが、お前が罠の扱いに長けたベテラン戦士であることは理解した」

開拓者「警備チームに入ってくれるか?」

エルフゲリラ「もちろんだ。そのために私は参じたのだからね」

エルフゲリラ「だが、同僚が犬と獣人と蜘蛛足の女性とは……不思議な感覚だよ」

開拓者「お前も一応俺たちから見れば変わり者だからな」

レトリバー「……」フルフル

狼獣人「ワウッ。ワウン」ナデナデ

開拓者「ほら見ろ、おびえる猟犬を狼獣人が慰めているだろう」

アラクネ「なんで逃げるの……?」

開拓者「鏡見ろ」
227 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:14:36.34 ID:pD60WqZ9o
狼獣人「ガウウウッ」シュシュッ

エルフゲリラ「くっ、正面から相手取るのは厳しいね」

開拓者「狼獣人の戦法は、両手に短剣を持った戦士に近いな。リーチは短いが速さで翻弄する戦い方だ」

家政婦「あっ、彼はスキルを持っているんですね。最初から持っているなんて珍しい」

開拓者「エルフたちにはスキルは無いのか?」

家政婦「特殊能力というわけではないんですけど、かなり鍛え上げた兵士が得る、戦局を変えるほどの強さのことです」

家政婦「彼は犬に呼ばれたときにスピードが上がるみたいですね」

開拓者「ふむ。猟犬が敵を発見して追いかけ、強化された狼獣人を呼び出す」

開拓者「いいコンビネーションだ」


開拓者「アラクネ。お前は戦わないのか?」

アラクネ「戦うのは怖いわ……」

家政婦「彼女は人よりちょっと脚が多くて網を張れるだけの一般女性なので……」

開拓者「それでよく警備の仕事を引き受けてくれたな」

アラクネ「私、どこにも雇ってもらえないから、こういう仕事しか出来ないの」

開拓者「大変だな……」
228 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:16:31.37 ID:pD60WqZ9o
2週目

称号:人外ギルド

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネ……下半身が蜘蛛の女性。蜘蛛のように壁を移動したり網を張れる。工作0.5・捕縛0.5
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2

●兵種ごと
追跡1 スピード型近接2 工作2.5(最大2) 捕縛0.5

●ステータス
対応力Lv.6
速攻Lv.4
特殊Lv.0


アラクネ「あっ、網に反応が……!」

エルフゲリラ「侵入者かもしれない。見てきてくれ!」

アラクネ「えっ……こわいから誰か一緒についてきて……」

狼獣人「ワウー……(呆れ)」


玄関。

開拓者「た、助けてくれ……。網に捕まった……」

狼獣人「ワウ(呆れ)」



家政婦「おかえりなさいませ」

開拓者「邸宅のリフォームは順調か?」

家政婦「はい。エルフさんに手伝っていただいているんです」

エルフゲリラ「エルフの技と美をご覧あれ」

開拓者「手先の器用さが別の形で約に立ったな」

開拓者「貴族は彼らを見て何か言っていなかったか?」

家政婦「彼はこの一週間一度も戻ってきていませんよ」


開拓者「対応力と速攻に比べて、特殊は上げにくくないか?」

家政婦「この計算方法はあたしのうろ覚えなので、もしかしたら間違っているかもしれません」

開拓者「捕縛は特殊扱いじゃないのか」

家政婦「普通の軍にも網を仕掛ける工兵がいることはありますから」
229 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:35:37.61 ID:pD60WqZ9o
開拓者「罠の設置に長けたエルフとアラクネを活かすためには、人の心理に精通した参謀が必要だな」

開拓者「そういうわけでお前に来てもらった」

心理学者「ああ。軍に入るより儲かりそうだ」

心理学者「人間心理を学んだ私は最高の軍師になると自負している」

心理学者「味方の心理さえも操り、最強のチームを作り出してみせよう」

開拓者「ほう。期待しているぞ」


アラクネ「あら、おかえり」

サキュバス「この人が開拓者さん? いい男ね」

狼獣人「ワオーンッ!」

心理学者「人間がっ……いないっ……!!」

開拓者「落ち着け。自分の心理を操るんだ」

開拓者「正直、知らん奴が増えていて俺も動揺している」


家政婦「彼女は有翼人です。鳥人間と言った方が分かりやすいですか?」

有翼人「よろでーす!」

開拓者「今度は、背中に翼が生えているだけの一般人ではないのか?」

有翼人「ウチは弓矢撃てます! あと、目もいいよ」

開拓者「それは強そうだな」
230 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:39:05.31 ID:pD60WqZ9o
●兵員
・心理学者……敵の心理を読み解き戦略を立て、罠や待ち伏せの指示を行う。計略1
・有翼人アーチャー……背中に羽根が生えた女の子。昔から弓道を習っているらしい。制空1
・サキュバス……背中に蝙蝠型の羽根が生えた女性。主に男性の精神を操ることに長ける。対男性交渉1


開拓者「こっちの、紫色の肌をした女性は……」

家政婦「肌の色と羽根の形が違うだけで、彼女も有翼人ですよ」

サキュバス「サキュバスよ。よろしくね♪」

家政婦「サキュバスというのは、精神に干渉する魔法や色仕掛けを得意とする職業です」

開拓者「職業なのか……」

サキュバス「貴方たちでいう、女スパイに近いんじゃないかしら?」


家政婦「どうです? あたし、今回は戦闘のできる人を連れてきましたよ」

開拓者「人……うん、人だな」

開拓者(どこから連れてきたのか聞ける空気じゃない)

開拓者(俺だって変なところから狼獣人を連れてきたからな……)
231 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 20:49:18.18 ID:pD60WqZ9o
有翼人「見てみて。このスカート可愛くない?」

アラクネ「うーん、私、長いスカートは履けないから……」

サキュバス「こっちのミニ丈ワンピならチュニック感覚で着れないかしら?」

アラクネ「あっ、これなら着れるかも。ありがと」


開拓者「そういえば、お前は湖畔の楽園から来たメイドなのに、エプロンドレスは着ていないんだな」

家政婦「あたし、その、脚が太いので……」

開拓者「すまん……」


レトリバー「……」パタパタ

心理学者「おー、よしよし」

開拓者「犬の心理は分かるのか?」

心理学者「ドッグセラピーだ」

開拓者「そうか……」

心理学者「でも、少し観察した限り、彼女たちとエルフ君の心理は人間と変わりない」

心理学者「私が慣れて歩み寄るべきなのだろうな」
232 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 21:08:59.71 ID:pD60WqZ9o
3週目

称号:モンスター娘とエルフのギルド

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネ……下半身が蜘蛛の女性。蜘蛛のように壁を移動したり網を張れる。工作0.5・捕縛0.5
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2
・心理学者……敵の心理を読み解き戦略を立て、罠や待ち伏せの指示を行う。計略1
・有翼人アーチャー……背中に羽根が生えた女の子。昔から弓道を習っているらしい。制空1
・サキュバス……背中に蝙蝠型の羽根が生えた女性。主に男性の精神を操ることに長ける。対男性交渉1

●兵種ごと
スピード型近接2 工作2.5(最大2) 捕縛0.5 追跡1 計略1 制空1 対男性交渉1(特殊)

●ステータス
対応力Lv.8
速攻Lv.4
特殊Lv.2


開拓者「ふう、ようやく写真家とコックの仕事が済んだ……。結果は散々だったが」

ビュン

開拓者「うおっ!? 矢文!?」

開拓者「丸文字で『はやくきて!』と書かれている」

開拓者「何か起きたのか?」


心理学者「見間違いではないのか?」

サキュバス「私は夜目が利くのよ。間違いないわ」

エルフゲリラ「しかし何も盗まれていないのか……」

開拓者「どうした? 盗みが入ったのか」

サキュバス「たぶんね……。知らない人が廊下を歩いていたのを見たのよ」

開拓者「外見の特徴は覚えているか?」

サキュバス「そうね……腕は二本、脚も二本。角は生えていなかったわ」

エルフゲリラ「情報が少ないね」
233 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 21:16:14.27 ID:pD60WqZ9o
アラクネ「やっぱり、おかしいよね……」

有翼人「早く会いたいのにー」

開拓者「こちらは別の話か?」

家政婦「はい。貴族の方と連絡が取れないんです」

開拓者「なんだと?」

家政婦「二週間帰らないのは異常じゃありませんか……?」

心理学者「屋敷の様子を見て引き返したのではないか?」

有翼人「な、なんで?」

心理学者「その貴族は怖がりだと聞いた。であれば身の危険を感じて逃げたとしても不思議ではない」

アラクネ「えっ。ここ、何かいるの……? こわい……」


開拓者「依頼人がいなくなってしまったら仕事が成立しない」

開拓者「チームは解散か?」

家政婦「今、湖畔の楽園の諜報員に頼んで、行方を追ってもらっています」

開拓者「では、もう一週だけ様子を見るか」
234 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 21:20:07.43 ID:pD60WqZ9o
開拓者「さて、チームの編成に戻ろう」

開拓者「対応力が高いということは、バランスの取れたチームではあるんだな」

家政婦「速攻を上げるには、今いる人と似た戦い方をする兵員を増やすといいと思います」

家政婦「特殊を上げるには、変わった戦い方をする兵員が必要ですね」


安価↓1、2、3 警備員をスカウトする(職業、武器、戦法、特技、種族など)か、鍛えます(兵員を指定)
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 21:24:15.73 ID:knOFQ8a6O
動きは遅いが中に人が入れる程の空洞があるアイアンゴーレム
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 21:26:08.26 ID:NfpJxBDt0
アラクネ
最低限戦えるようにしよう
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 21:29:14.20 ID:Et6amab1o
幻術要因としていたずら狸でも捕まえる
238 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 21:44:03.87 ID:pD60WqZ9o
王国の辺境、魔界林。

開拓者「また危険地帯に来てしまった」

アイアンゴーレム「キィィィン」

開拓者「こ、こいつは、俺が魔界を開拓したときに生み出したアイアンゴーレムじゃないか!」

全身が鉄でできているアイアンゴーレムは、石を食べて鉄分だけを摂取し大きくなる魔物だ。

本来は戦闘用ではなく、魔界に製鉄産業を生み出すために作られた存在だ。

開拓者「重量こそ脅威だが、後ろに回り込めばどうということはない」

開拓者「ん? 後ろにドアがある」

パカッ

ブレイン「くっ、見つかってしまったか」

開拓者「こいつは、喋る脳みその魔物!」

ブレイン「逃がしてくれるなら、ゴーレムの操縦方法を教えてあげよう」

開拓者「分かった。教えろ」


雪山の町。

ガシン ガシン

アイアンゴーレム「キィィィン」

妖怪マニア「見たこともない妖怪が山を登ってきます!!」

結界師「何ッオレの結界が通用しないだと!」

巫女「んー? あいつは妖怪じゃないわよ」

アイアンゴーレム「俺だ、開拓者だ。寒いからゴーレムの中に乗ってきたんだ」

善人「か、開拓者さん!? お久しぶりです!」
239 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 21:56:36.44 ID:pD60WqZ9o
開拓者「――というわけで、幻術を使う妖怪はいないか?」

陰陽師「では、吾輩の手なずけた狸を与えよう」

陰陽師「出でよ妖怪狸」

どろん

妖怪狸「ヒヒヒっ」

陰陽師「この者の命に従え」

開拓者「ありがたい」

陰陽師「この程度の助力で良いのか?」

開拓者「十分だ」

陰陽師「その鉄の塊は妖怪ではないが、どのようなものだ?」

開拓者「ああ、これは魔物だ。話せば長くなる」

陰陽師「この世は、妖怪以外にも面妖な者で満ち溢れておる……」

開拓者「見たことのない人種も現れたしな……」


魔物……魔界にいる生物。
妖怪……人のうわさ話から生まれる。
雪山の町の妖怪……雪山の土地神が生み出したもの。
亜人種……どこから来たのか不明。


アイアンゴーレム「キィィン。ただいま」

妖怪狸「うヒヒ」ポン ポン

有翼人「わああ! ごついのと可愛いのが来た!」
240 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 23:02:31.52 ID:pD60WqZ9o
●兵員
・アラクネU……下半身が蜘蛛の女性。種族の技のほかに、八本の脚を活かした格闘術を習得した。捕縛1・工作0.5・多脚格闘0.5
・妖怪狸……幻術を操り敵を翻弄する。幻術1
・アイアンゴーレム……全身が鉄でできた人型の魔物。この個体は背中から中に入り操縦できる。搭乗ゴーレム1


サキュバス「魔力を使わずに幻を見せられるの? すごいわね」ナデナデ

妖怪狸「キュキキッ♪」


アイアンゴーレム「キィィン」

エルフゲリラ「な、中に乗ってみていいか?」

開拓者「ああ。操作は簡単だぞ」


レトリバー「フーッ フーッ!」ダッ

妖怪狸「ヒュイ!?」ダダッ

心理学者「猟犬は妖怪を敵視しているようだ」


アラクネ「わ、私、強くなりました!」

家政婦「頼まれたので、あたしが武術を教えてあげたんです」

開拓者「ほう。では俺と試しに組手でもしてみるか」


開拓者「ぐはぁ!!」

アラクネ「あっ、だ、大丈夫ですか……!」

開拓者「脚六本での連続蹴りをさばくのは無理だ!」

アラクネ「まだ回転連続蹴りもあるんですけど……」

開拓者「俺にはやらないでくれ」
241 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 23:06:29.14 ID:pD60WqZ9o
4週目

称号:不思議博覧会

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・アラクネU……下半身が蜘蛛の女性。種族の技のほかに、八本の脚を活かした格闘術を習得した。捕縛1・工作0.5・多脚格闘0.5
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2
・心理学者……敵の心理を読み解き戦略を立て、罠や待ち伏せの指示を行う。計略1
・有翼人アーチャー……背中に羽根が生えた女の子。昔から弓道を習っているらしい。制空1
・サキュバス……背中に蝙蝠型の羽根が生えた女性。主に男性の精神を操ることに長ける。対男性交渉1
・妖怪狸……幻術を操り敵を翻弄する。幻術1
・アイアンゴーレム……全身が鉄でできた人型の魔物。この個体は背中から中に入り操縦できる。搭乗ゴーレム1

●兵種ごと
スピード型近接2 工作2.5(最大2) 捕縛1 追跡1 計略1 制空1 対男性交渉1(特殊) 多脚格闘0.5(特殊) 幻術1(特殊) 搭乗ゴーレム1(特殊)

●ステータス
対応力Lv.8
速攻Lv.5
特殊Lv.3.5


家政婦「先週のステータス計算を間違っていたので、修正します。ごめんなさい」

開拓者「やっぱり複雑じゃないか」

開拓者「そして特殊はやはり上がりにくい」
242 :ラストまで進められそうにないので今晩はここまで  ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 23:25:16.64 ID:pD60WqZ9o
サキュバス「そんなことより! 大変よ!」

諜報員V「お探しの貴族の居場所が分かったぞ」

開拓者「しかし現れないところを見ると……無事ではなさそうだな」

諜報員V「ああ。未開拓地を転々としている武装集団に連れ去られたのを確認した」

開拓者「狙いは身代金か?」

諜報員V「彼の父親に、特に何か要求された様子はない」

開拓者「引っかかるな……。どこかを根城にしているわけではなく、未開拓地を移動しているのか」

家政婦「あたしをそこに案内してください」

開拓者「お、おい危険だぞ」

家政婦「別に接触はしませんよ。ただ、どの程度の戦力なのか確認してくるだけです」

開拓者「まさか戦うとは俺も思ってない。見に行くだけでも危険だ」

諜報員V「素晴らしい。貴女の主人を思う気持ちに感服した……」

諜報員V「行かせてあげてくれ。俺たち諜報員が家政婦さんを守る」

開拓者「頼むぞ……。家政婦まで失ったら、俺の責任は重い」
243 :ラストまで進められそうにないので今晩はここまで  ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/15(水) 23:34:30.68 ID:pD60WqZ9o
修正>>241


●ステータス
対応力Lv.8
速攻Lv.5
特殊Lv.7


家政婦「まだ間違えてました! ごめんなさい!」

開拓者「やはり管理しづらいな、このステータスは!」

家政婦「強さのバランスは取れているんですけどね……」

開拓者「こんなにミスが多くて大丈夫か? このステータスで敵に勝てるかどうか決まるんだろう?」

家政婦「きっと、軍の人はもっとしっかり管理してますよ」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 23:44:53.14 ID:sHn9yFWKO
おつ
245 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 21:04:56.85 ID:a+VBZdR7o
亜熱帯の町、カフェテリア。

開拓者「……ううむ」

町長「どうしました? お悩みですか」

開拓者「ちょっと、他の仕事でな」

開拓者(というのは嘘で、理工学者のオーバーテクノロジーの出どころについても悩んでいる)

開拓者(まあその件は後で地底都市に確認に行くからいいんだが……)

開拓者(それよりも問題だらけなのが屋敷の仕事の方だ)

開拓者(貴族を誘拐した犯人の目的は何なのか、魔界林とは一体何なのか)

開拓者(亜人たちがどこから来たか、それを連れてきたあの家政婦が何者か)

開拓者(先日屋敷内に現れた人影は誘拐犯でいいのか)

開拓者(そして、警備用のチームのはずなのに、明らかに攻撃を想定したステータス計算になっているのはなぜなのか)

開拓者(今週でそのすべてが明らかになる……事はなさそうだな)
246 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 21:09:28.48 ID:a+VBZdR7o
開拓者「さて、これでメンバーのスカウトと特訓も最後だな」

開拓者「正確には、特訓の仕事は最後ではないのだが、まあいい」


安価↓1、2、3 警備員をスカウトする(職業、武器、戦法、特技、種族など)か、鍛えます(兵員を指定)
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/16(木) 21:09:38.20 ID:9dWmGlMbo
近接チームの増強にジャッカル獣人
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 21:15:22.32 ID:uk4WAMiUo
暗所でも超音波で地形や動物を把握できる蝙蝠有翼人
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 21:20:13.04 ID:GzPBrYTk0
相手のターゲティングを自分に向ける術を極めた(ドM)重装戦士
250 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 23:03:53.88 ID:a+VBZdR7o
開拓者「地底都市から帰ったその足で、またも魔界林に来てしまった」

開拓者「世界観がぐちゃぐちゃだ」

ジャッカル獣人「グルル……」

開拓者「狼獣人の亜種のような魔物が現れたな」

開拓者「どうせ攻撃パターンは同じだ! かかってこい!」

ジャッカル獣人「ガオオ!!」バッ

開拓者「何!? 狼獣人の直線的な猛攻とは違う!」

開拓者「くっ、背後に……やられる!」

その時、全身を鎧で固めた大男が間に割って入った。

重装戦士「私が相手だ!」

ジャッカル獣人「ガルルルッ」シュッ シュッ

重装戦士「いいぞ! もっとだ!」


ジャッカル獣人「ガウッ、ガルル……!」ガンッ ガンッ

重装戦士「どうやら落ち着いたようだね」

開拓者「まだ攻撃を続けているが」

重装戦士「申し遅れた。私は重装戦士。攻撃のターゲットを引き受け、攻撃を受け止め続ける戦いを得意としている」

開拓者「趣味じゃないのか?」

重装戦士「まるで私が変態だとでも言いたげだね。あくまで仕事として攻撃を受けているんだよ」

開拓者「今は何かの任務の最中か?」

重装戦士「いや、プライベートさ」

開拓者「プライベートでなぜ危険地帯に? 修行か?」

重装戦士「いや。ただ、この盾と鎧で衝撃を受け止める感触を忘れないためにね」

開拓者「やっぱり変態じゃないか」
251 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 23:05:35.63 ID:a+VBZdR7o
ジャッカル獣人「ガルルッ!!」ジタバタ

重装戦士「はっはっは、暴れん坊め」

開拓者「万が一逃げ出して人を襲ったら大変だ。気をつけよう」

開拓者は魔界林から魔物を連れ帰る際、街道を通らず、道なき道を踏破している。

街道を横切るとき、人に見られないようにすることに苦戦していた。


開拓者「おや、家政婦。もう帰っていたのか」

蝙蝠人「男の人が3人……」

開拓者「また新しい人を連れてきたのか」

重装戦士「この子の目はどうしたんだ?」

家政婦「彼女は夜行性の有翼人で、もともと目がないんです」

サキュバス「私も夜行性だけど、目が見えるタイプの有翼人よ」

重装戦士「なるほど、それは失礼なことを聞いてしまった」

蝙蝠人「気にしてないよ」

開拓者「この子は戦えるのか?」

家政婦「高い所から石を投げるだけでも十分な戦力になりますよ」

蝙蝠人「真っ暗闇なら、わたししか動けない。敵の人、何もできない」

開拓者「体は強くなさそうだ、無理はするなよ」

重装戦士「そこで私の出番だ! すべての攻撃は私が受け止めてみせよう!」
252 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 23:18:09.17 ID:a+VBZdR7o
●兵員
・ジャッカル獣人……骨格が人間でそれ以外がジャッカルの魔物。狼獣人に比べて変則的な動きをするが戦法は大体同じ。スピード型近接1
・蝙蝠人……夜行性の有翼人の中でも特に暗所に適応した種。目が見えない代わりに音波で広範囲を視ることができる。制空1(探知能力:暗所での戦いで強くなる)
・重装戦士U……盾と鎧で守りを固めた戦士。催眠術の一種で敵の攻撃を強制的に自分に向ける。攻められるのが好き。囮2

●ステータス
対応力Lv.8
速攻Lv.6
特殊Lv.9


レトリバー「ワンッ」パタパタ

ジャッカル獣人「?」

狼獣人「ワウッ、ガウッ」

ジャッカル獣人「ガオオ……」

開拓者「狼獣人が通訳を引き受け、仲良くなったようだ」


家政婦「開拓者さん。貴族の方をさらった武装集団について話があります」

開拓者「無事に情報を集めてこれたんだな」

心理学者「その話、私も交ぜてもらっていいか?」

開拓者「ああ。もし救出作戦を実行するなら、お前の軍師としての働きが必要だ」

家政婦「あたしが探ってきた、武装集団のステータスはこうなってます」

対応力Lv.7
速攻Lv.6
特殊Lv.3
防衛Lv.1

開拓者「……全てにおいて俺たちのチームが上回っているな」

心理学者「早まるな。施設の防衛力を考慮した方がいい」

家政婦「とりあえず、戦闘についての説明をしますね」
253 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 23:41:13.54 ID:a+VBZdR7o
開拓者「ああ」

家政婦「ここではじめて、防衛力をいくつかに分けた意味がでてきます」

家政婦「お二人とも、戦闘は先制攻撃を仕掛けた側がペースを握る、ということは分かりますね?」

心理学者「当然の真理だ」


家政婦「まず、攻撃側が隙のない安定した陣形で攻めてきた場合、防御側はどうにかしてその陣形を崩す必要があります」

家政婦「そこで登場するのが『速攻』です。強力な兵員を先頭に猛攻を仕掛けて、陣形を崩すことでペースを奪えます」

心理学者「陣形を崩すほどの攻撃ができず、ペースを奪えなかったらどうなる?」

家政婦「防御側が圧倒的な不利になりますね」


開拓者「では攻撃側が速攻をかけてきたら、こちらの防御も崩されてしまうわけだ」

家政婦「そこで役に立つのが『特殊』な戦闘員です」

家政婦「速攻型陣形は兵種ごとの連携が取りづらく対応力が欠けていますから、慣れない攻撃に弱いんです」

開拓者「逆に言えば、攻撃側が特殊な攻め方をしてきても、防御側が『対応力』で上回れば勝てるということだな」


家政婦「まとめると」

対応力→速攻→特殊→対応力 (攻撃側→防御側)

家政婦「こうなります」

開拓者「だからバランス良く上げた方がよかったのか。納得した」

開拓者「しかし、攻撃側が圧倒的に有利だな。相手の弱点さえ分かっていれば楽勝だ」

心理学者「そこで出てくるのが施設の防衛力だな?」

家政婦「はい。防御側だけが防衛力の恩恵を受けられるんです」
254 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/16(木) 23:48:46.40 ID:a+VBZdR7o
●開拓者軍ステータス
対応力Lv.8 速攻Lv.6 特殊Lv.9 防衛Lv.0

●武装組織ステータス
対応力Lv.7 速攻Lv.6 特殊Lv.3 防衛Lv.1


家政婦「せっかくですから、開拓者さんが攻めるときの陣形を決めてみませんか?」

開拓者「いや、俺は戦略には疎い」

心理学者「そう言わず、さあ。直感で選んでもいい」

開拓者「軍師が戦略を素人に丸投げするな」

開拓者(対応力で攻めるなら、相手は速攻+防衛が高くないとほぼ負け確定)

開拓者(速攻をかけるなら、相手は特殊+……ん?)

開拓者「まさか」


1.バランスの取れた陣形で攻める
2.強い兵種を先頭にして攻める
3.特殊な戦力を活かして攻める

安価↓1選択
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/16(木) 23:52:41.75 ID:9dWmGlMbo
3
256 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 00:02:58.72 ID:iv/1e854o
開拓者「どういう攻め方をしても勝てるだろ」

心理学者「ほう、君も気づいたか」

家政婦「大正解です!」

家政婦「では……一番安全に勝てそうな、特殊な戦法を中心に据えて攻め込みましょう」

心理学者「唯一のネックは人質の存在だ」

家政婦「あたしが無事を確認しました。彼らは貴族に手を出せませんよ」

開拓者「何?」


開拓者「これより、俺たちの雇い主である貴族の奪還戦を決行する!」

エルフゲリラ「いよいよだね」

アラクネ「本当に戦うんだ……。緊張してきた……」

開拓者「目標は無血での勝利!」

有翼人「難しそー」

蝙蝠人「わたしたちはサポート役だね」

開拓者「作戦概要は心理学者から説明する」

心理学者「武装集団が現在いるのは、放棄された鉱山だ。周囲に柵があり、柵の内側に隠れる場所はない」

心理学者「敵は銃を持っている。正面からの突入にはリスクが伴う。そこでまずは―――」
257 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 19:55:36.50 ID:iv/1e854o
チームが完成!

称号:亜人変人大集合

●兵員
・レトリバー……猟犬。人懐っこいが敵はきちんと見分ける。追跡1
・狼獣人……骨格が人間でそれ以外が狼の魔物。犬と話せて連携が取れる。スピード型近接1(犬ブースト:犬の兵員がいると強くなる)
・ジャッカル獣人……骨格が人間でそれ以外がジャッカルの魔物。狼獣人に比べて変則的な動きをするが戦法は大体同じ。スピード型近接1
・アラクネU……下半身が蜘蛛の女性。種族の技のほかに、八本の脚を活かした格闘術を習得した。捕縛1・工作0.5・多脚格闘0.5
・エルフゲリラU……一般的なエルフゲリラよりも罠の扱いに長ける。工作2
・心理学者……敵の心理を読み解き戦略を立て、罠や待ち伏せの指示を行う。計略1
・有翼人アーチャー……背中に羽根が生えた女の子。昔から弓道を習っているらしい。制空1
・サキュバス……背中に蝙蝠型の羽根が生えた女性。主に男性の精神を操ることに長ける。対男性交渉1
・妖怪狸……幻術を操り敵を翻弄する。幻術1
・アイアンゴーレム……全身が鉄でできた人型の魔物。この個体は背中から中に入り操縦できる。搭乗ゴーレム1
・蝙蝠人……夜行性の有翼人の中でも特に暗所に適応した種。目が見えない代わりに音波で広範囲を視ることができる。制空1(探知能力:暗所での戦いで強くなる)
・重装戦士U……盾と鎧で守りを固めた戦士。催眠術の一種で敵の攻撃を強制的に自分に向ける。攻められるのが好き。囮2

●兵種ごと
スピード型近接3(最大2) 工作2.5(最大2) 捕縛1 追跡1 計略1 制空2(最大1) 対男性交渉1(特殊) 多脚格闘0.5(特殊) 幻術1(特殊) 搭乗ゴーレム1(特殊) 囮2(特殊)

●ステータス
対応力Lv.8
速攻Lv.6
特殊Lv.9



悪党A「おいリーダー! いい加減こいつどうにかしろよ!」

貴族「ひ、ひいっ! わ、我輩に手を出したらタダでは済まないぞ! 分かっているんだろうな!?」

リーダー「分かってる」

悪党B「でももう連れてきて半月経ったぞ」

悪党C「何も利用価値がねぇんだから、もういいだろ」

リーダー「でもな、そんなことをしたら俺たちはおしまいなんだよ」

悪党D「おーい!! 敵襲だー!!」

悪党E「まさか王国軍に嗅ぎつけられたか!? 最悪だ!」
258 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:05:35.57 ID:iv/1e854o
アイアンゴーレム「キィィィン」

開拓者(俺もチームの一員だが、まさか前線に送り込まれるとは思わなかった)

重装戦士「はっはっは! かかってきたまえ!」

悪党A「な、なんだ!? 鉄の化け物をなんとかしたいのに……!」

悪党B「鎧の野郎に攻撃しちまう!」

重装戦士「実にいい攻撃だな! 気持ちいいくらいだ!」

開拓者「よし、正面ドアはゴーレムでふさいだぞ」


悪党C「一旦退くぞ! 敵の正体がつかめない!」

悪党D「リーダー! 行きましょう!」

リーダー「…………」

悪党C「リーダー?」

リーダー「ケヒャヒャヒャ……!」ドロドロ

悪党D「うああああ! リーダーが笑いながら溶けた!!」

悪党C「おい、視界が真っ黒だ! 何も見えない!」

悪党D「ちょっ、脚を掴むなっ、倒れる!!」

妖怪狸「ヒヒッ……」
259 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:11:16.72 ID:iv/1e854o
サキュバス「ここでゆっくりしていきなさいよ」ナデ

悪党E「は、はい……」


リーダー「畜生……! なんだよ、この化け物集団……!」

有翼人「みんなー! こっちに逃げたよー!」

レトリバー「ワオーン!!」

リーダー「い、犬?」

ザッ ザッ

狼獣人「ガルル……!」

ジャッカル獣人「ゴルル……!」

リーダー「くっ……!」

開拓者「おい、貴族を回収した。退却するぞ」

蝙蝠人「坑道の中に一人逃げたよ」

開拓者「放っておけ。おい、お前。」

リーダー「……!」

開拓者「どういうつもりか知らんが、二度とこんな真似はするんじゃないぞ」
260 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:12:08.63 ID:iv/1e854o
貴族「化け物だぁあああ!!」

重装戦士「なんと無礼な!」

心理学者「ついに言ってしまったな」

開拓者「獣人二匹は例外だが、他は言葉の通じるれっきとした人間だ」

家政婦「そうです。エルフさんとアラクネさんを中心に、彼らも別邸の改築に協力してくれました」

開拓者「そういえばいつの間にか完成していたな」

貴族「そ、そうなのか……。すまなかった。今の発言は取り消させてくれないか?」

有翼人「いいよー。みんなもいいよね?」

エルフゲリラ「初めて会って混乱したんだろう? 今回は水に流すよ」

蝙蝠人「わたしは同じ有翼人からも言われたことあるから……」

サキュバス「別にどうってことないわ」

アラクネ「……!」がーん

心理学者「彼女とは後で私が話しておく」

開拓者「頼んだ」

レトリバー「ワン! ワン!」

ワー ギャー

開拓者「外が騒がしいな……あいつらは!」

悪党A「さっきと同じようにはいかねぇぞ化け物ども!」

悪党B「本気で相手してやる。出てこいやぁ!」

リーダー「この屋敷は包囲した! 降参して貴族を引き渡せ!」
261 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:16:39.10 ID:iv/1e854o
狼獣人「ガウウ……」

重装戦士「一階に侵入されてしまった。この私がいたというのに……!」

家政婦「窓を破って入ってきましたから、仕方ありません」

開拓者「空を飛んで近くの町に助けを呼びに行けないか?」

有翼人「無理かも。外に銃を持った悪党が何人か残ってる」

開拓者「鳥撃ち用のショットガンだな。あれは避けられん」

貴族「頼む! 一階で持ちこたえてくれよ……!」

開拓者「俺もゴーレムに乗って支援に向かおう」

心理学者「いや、行かない方がいい」

開拓者「なぜだ? 重装戦士もなぜ残っている」

心理学者「一階は罠だらけだ。邪魔になる」

開拓者「なるほどな」


妖怪狸「キゥゥ……」

悪党C「捕まえたぞクソだぬき! もう幻は見せられねぇな!」

悪党D「気をつけろ、ドアを開けるたびに死角から刃物が飛んでくる」

悪党E「ぐあっ! 網踏んじまった!」

悪党D「じっとしてろ、糸を切る」

アラクネ「行きます! 回転連続蹴り!」クルルルル

悪党D「ぎゃあああ!!」

アラクネ「おいで、狸ちゃん」

エルフゲリラ「やっと三人片付いたが……まずいね。敵は三人一組で別行動している。外から梯子で上の階に行く敵もいた」

アラクネ「ええっ、それじゃ上のみんなが危ない……!」

エルフゲリラ「獣人たちが頑張ってくれるといいが……」
262 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:17:21.37 ID:iv/1e854o
二階。

レトリバー「ワン! ワン!」

ジャッカル獣人「グルルッ!(狼獣人と引き離された!)」

悪党F「3対1だ! 人間の底力見せてやんよ!」

悪党G「リーダーたちは先に上へ行ってくれ!」


三階。

心理学者「もうそこの階段まで来ている!」

開拓者「なぜだ? なぜここまで苦戦している」

家政婦「敵は……隙のない攻めをしています。打ち破れる可能性があるのは獣人たちとエルフゲリラさんとアラクネさんだけ……」

開拓者「奴らの対応力はLv.7で、俺たちの速攻はLv.6で防衛力無し……」

開拓者「なるほど、普通に戦ったら負けるわけだ」

貴族「な、なに!? では我輩はまた奴らの手に落ちるしかないというのか!?」

開拓者「ここから逆転する手は無いのか?」

家政婦「優秀な軍師がいれば、あるいは……」

心理学者「すでに私の策は崩されている……」

開拓者「急襲だったから仕方ないな」
263 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:19:18.86 ID:iv/1e854o
開拓者「残念だ。もっと強力な戦力を用意しておけば……」

家政婦「……ちょっと、外しますね」

ガチャッ パタン

開拓者「何をする気だ?」

ワー ドッ ゴッ ギャー

開拓者「……」

貴族「……」

ガチャッ

開拓者(悪党たちが廊下に倒れており、家政婦は男の襟をつかみ引きずっている)

開拓者(その男は、武装集団のリーダーだ)

リーダー「ち、畜生……バカな……」

家政婦「お掃除、終わりました」

貴族「……す、素晴らしい!」

開拓者「……。貴族の警備、家政婦一人で良かっただろ」

家政婦「いえ、そんなことはありません……。だいぶ人数が減ってたから、なんとかなったんです」

家政婦「パンチが運よく顎に入ったんです!」
264 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:22:06.36 ID:iv/1e854o
開拓者「で、お前たちの目的だが」

リーダー「そんなもんねぇよ」

開拓者「は?」

リーダー「俺たちの仮のアジトにその貴族が迷い込んできたんだよ」

リーダー「で、胸倉つかんで突き飛ばしたらよ……そいつはあの大資産家の息子だって言うじゃねぇか」

リーダー「そんな大物を怒らせたら王国軍が出てきて俺たちは殺される……」

リーダー「だからずっと隠していたし、お前らから奪い返して口封じをしようと思ったんだよ」

開拓者「そんな嘘でごまかせると思ったのか?」

リーダー「ほら。そういう反応になるだろ。だから帰したくなかったんだよ」

心理学者「今の話は本当か?」

貴族「ま、迷い込んだだと? わがいはいがそんなミし、ミスをするはずが」

心理学者「目が泳ぎ、手も震え、顔も引きつり、全身で動揺を表現している」

開拓者「では本当にこの悪党の言うことが正しかったのか」

リーダー「第一、俺たちが悪党っていうのもてめぇらの決めつけだろ」

リーダー「俺たちは、王国の町に住むことを許されていないんだ」

開拓者「そうか、お前たちは辺境民か」


有翼人「えー、帰しちゃったの!?」

開拓者「ああ。同情してしまってな……」

開拓者「仕事が一段落したらあいつらに開拓を教えに行くつもりだ。略奪をしなくても生きていけるように」

貴族「我輩が良いと言ったから良いのだ!」

家政婦「少し臆病だけれど寛大な人でもあるんですね」
265 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:28:06.55 ID:iv/1e854o
夜。

開拓者と貴族、家政婦、そして警備チームの面々は一つの長テーブルを囲んでディナーを楽しんだ。

開拓者「ふう、これでこの仕事も終わりか」

開拓者「一時はどうなるかと思ったが」

アラクネ「……で、で、で」フラフラ

蝙蝠人「どうしたの?」

アラクネ「で、出たの……」

エルフゲリラ「侵入者か?」

アラクネ「ひぃ! き、来たぁ!!」

開拓者(急いでドアを振り返ると、そこには青白い肌の男が!)

幽霊「デ、テ、イ、ケ……」

有翼人「キャアアア! お化けぇえええ!」

蝙蝠人「えっ、何? 何かいるの? 探知できない!」

アラクネ「と、飛んで逃げるなら私も連れてってー!!」

サキュバス「間違いない、私が見たのはこの人よ!」

幽霊「ミ、チ、ヅ、レ」

貴族「ぎぃやぁあああ! 我輩はまだ死にたくないぃいいい!」ダダダッ

エルフゲリラ「ま、待つんだ! 外はもう暗くて足元が悪い!」

レトリバー「ワンッ! ワンッ!」

心理学者「置いていかないでくれ!」

幽霊「コ、コ……ワ、ガ、ヤ、シ、キ……」

幽霊「デテイケェー!!」
266 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:31:24.91 ID:iv/1e854o
アラクネ「怖いので仕事は辞めます……」

有翼人「ウチもお化け屋敷はいや!」

貴族「我輩もこんな邸宅には住めん! 引っ越すぞ!」

心理学者「チームが散り散りになってしまった……」


開拓者(こうして、犬と妖怪狸と魔物を残して、みんないなくなってしまった)

開拓者「事実上のチーム解散だな」

家政婦「警護する人もいなくなりましたからね……」

開拓者「お前は主人を追いかけなくていいのか?」

家政婦「えっ。彼は別に主人ではないです」

開拓者「何? 貴族が市長に依頼してお前が派遣されたんじゃなかったか?」

家政婦「はい。あたしの所属は湖畔の楽園なので、ここに住まないならもう他人ですよ」

開拓者「ドライだな……」

家政婦「あとできっちり給料をいただかないと」

開拓者「俺も報酬をもらっていなかったな……」

家政婦「まずは市長に報告しに行きましょう」

狼獣人「ガウッ」

ジャッカル獣人「ゴウッ」

アイアンゴーレム「キィィィン」

開拓者「こいつらはどうしようか……」



おわり
267 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:39:53.58 ID:iv/1e854o
警備チーム編について。

今回のシステムは計画者が王国軍の要塞を作る話の実験です。
一回試しておいて本当によかったと思います。ミスだらけ。

最初に犬が選ばれたのでスカウト安価に種族も指定できると書き足したらすごいことに。
回収していない謎については後ほど。
268 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:43:33.43 ID:iv/1e854o
〜 依頼D 〜

開拓者「安価で恋人を作る」
269 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:48:00.35 ID:iv/1e854o
市長「給料は私が責任をもって請求しておきます」

開拓者「よろしく頼んだ」

家政婦「では、家に帰りましょうか?」

開拓者「ああ。急いで戻ろう」

市長「まさか、あのお化け屋敷に戻られるんですか?」

開拓者「いや、他の町に家があるんだ」

家政婦「あたしたち、一つ屋根の下に住んでいるんです」

市長「な、なんですと?」



2週間前に戻る。

フォトジェニックな町と不思議な料理の依頼を終わらせた直後、開拓者は友人に会っていた。

開拓者「奇遇だな。まさか城塞の都でお前に会うとは」

船員「ラッキーだったぜ。ちょうど開拓者さんに耳よりな話を持ってるところだったんだよ」

開拓者(こいつは船員。釣り仲間で、とある魔性の女にひっかけられた被害者仲間でもある)

開拓者(花畑島の開拓……王国の開拓者としての最後の仕事で、親しくなった労働者の一人だ)
270 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:49:30.82 ID:iv/1e854o
船員「開拓者さん、次の開拓で妻を見つけるって言ってたよな」

開拓者「ああ。それは叶わぬ夢になったがな」

開拓者「王に解雇された今の俺はフリーター同然だ。結婚はさらに遠のいた」

船員「そんな友人に朗報だ。いい仕事の話があるんだ」

開拓者「仕事か……。あいにく多忙なんだ」

船員「ま、聞くだけ聞いてくれよ」

船員「花畑島の近くに、新しく無人島になった島があるんだよ」

船員「まだ使える建物もあるし、若者たちでその島を再開拓しようって企画があって、参加者を募集していたんだ」

船員「住み込みの開拓を通じて人脈の輪を広げる……と銘打ってるけど、実際のところ、男女の出会いの場だ」

船員「開拓しながら女の子と交流もできる。まさに、開拓者さんにぴったりの仕事だろ?」

開拓者「若者が集まるのなら、俺は浮くんじゃないか?」

船員「30代の女性も来るからそんなことないと思うぞ」

開拓者「ふむ……それなら」

船員「あっ、でも開拓者さん多忙って言ってたよな。じゃあ住み込みは無理か」

開拓者「大丈夫だ! 他の仕事の時だけは島を離れるが、それで良ければ参加しよう!」

開拓者(この機会を逃すわけにはいかない!!)

開拓者(下心があるのは当然だが、これが唯一まともな開拓の仕事だからな!!)

船員「よっしゃ! それは心強いな。開拓者さんがいれば俺たちも大助かりだ」

開拓者(む? もしや担がれたか? 面倒な作業をすべて押し付けて若者だけでいちゃつくつもりじゃなかろうな?)

開拓者(……いや、そんなことは無いはずだ。友人を信じよう)
271 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:52:46.16 ID:iv/1e854o
1週目

称号:家屋と家畜が残された無人島
ランク:集落

●開拓地
・無人島……最近まで人が住んでいたのでまだ使える建物が残っている。
・家(古びている)……人が寝泊まりできる唯一の家。増築できそうだ。
・牧場(使用不可)……家畜は逃げ出してしまった。
・畑(荒廃)……大量の雑草と岩が散乱している。

●ステータス
第一次産業Lv.0
第二次産業Lv.0
第三次産業Lv.0


船員「ついたぞ、開拓者さん」

開拓者「花畑島からも見えていた小さな島……ここが今回の開拓地か」

船員「花畑島の開拓前からこの島には集落があったんだ」

船員「一か月前までここには老夫婦が住んでた。その二人が最後の住人だ」

開拓者「老夫婦はどうなったんだ?」

船員「心配しなくても生きてるよ。今は花畑島のホームにいるぜ」

開拓者「それなら安心だ」


船員「集まったのは俺と開拓者さんも併せて6人」

船員「その6人でのんびりと、畑をたがやしたり、牧場を大きくしたり、家を改築したり、舟屋を建てたり……」

船員「そして最終的に村を完成させて王国の地図に載せるのが目標だ」

開拓者「それだけでいいのか?」ガシッ

船員「クワと工具セットを持つにはまだ早いぞ。みんなが来るまで待ってまず顔合わせを」

開拓者「ええい、止めるな! 慣れないことばかりさせられてうっぷんが溜まっていたんだ!」

開拓者「さあ、開拓だ!!」

開拓者「行くぞ、うおおおおおおおおお!!!!」ドドドドドド


開拓作業をします(修繕するもの、作る家具、植えるもの)

自動↓1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、、、、、,,,,,,,,__________________
272 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 20:53:38.57 ID:iv/1e854o
村が完成!

称号:開拓者が一日でやってくれました
ランク:村

●開拓地
・牧場島……のどかな開拓ライフを送れる。
・小道……歩きやすく整えられた道がある。
・家V……全員でテーブルを囲めるリビング、キッチン、そして全員の個室がある。二階にはテラスと来客用のベッドルーム。
・牧場……家畜たちは帰ってきた。
・畑……雑草と岩は完全に取り除かれ、一面がしっかりと耕されている。
・舟屋……ここから船員が各地に船を出せる。

●ステータス
第一次産業Lv.2
第二次産業Lv.0
第三次産業Lv.0


開拓者「よし、一旦ここらで止めておくか」

船員「人間重機かよ」

開拓者「俺は開拓者だぞ」

開拓者「開拓を得意とする俺は、村くらいなら一人で作ることができる」

船員「開拓終わらせてどうすんだよ」

開拓者「心配するな。町を作るには労働者たち……色々な職業の力が必要だ」

開拓者「6人で力を合わせて、立派な町を作っていこうじゃないか」

船員「だからもう目標の村は作り終わってるんだよ」

開拓者「なんだと? 開拓はこれからが本番だろう」

船員「結婚相手を探しに来たってことを忘れたのか?」

開拓者「忘れてはいないが……そうか、開拓はメインではないのか……」
273 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/17(金) 21:14:42.20 ID:iv/1e854o
開拓者「船員が残りの4人を迎えに行ってそろそろ2時間経つが……」

開拓者「おっと、船が見えた。到着だな」


※とりあえず安価で1名だけ作ってみます

安価↓1 年齢

安価↓2 職業

安価↓3 性格か趣味
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 21:18:02.20 ID:rGAzjptO0
26
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 21:19:59.00 ID:mh4d1PHDO
画家
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 21:20:03.11 ID:gHy9NO5w0
気弱で引っ込み思案
277 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/07/21(火) 22:55:03.88 ID:uvupkADyo
明日再開を予定しています。
278 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 22:55:38.87 ID:MwXcScgHo
船員「ただいま。みんな、彼が開拓者さんだ」

男性「初めまして。よろしくお願いします」ペコリ

女性A「本物を見るのははじめてかも」

女性B「ん。やっぱり」

開拓者「船旅ご苦労だった。とりあえず荷物をおろして座らないか?」

開拓者「飲み物を持ってくる。皆、飲みたいものはあるか?」

女性C「あっ。あたしが持って参りますので、開拓者さんは座っていてください」

開拓者「いいのか?」


船員「じゃあ、改めて軽く自己紹介だな」

船員「俺は船乗りのセイン。この島の近くにある癒しの花園に住んでる。趣味は釣りだ。よろしくな!」

開拓者(そのまんまじゃないか)

女性A「うん、よろしくね」


【NAME:セイン JOB:船員 AGE:29 HOMETOWN:癒しの花園 HOBBY:釣り】


開拓者(名前を名乗る流れなのか? 開拓では肩書きで呼ぶのが当たり前だが、やはりノリが違うな)

大学生「俺は学問の都に住んでる大学生です。大学の友達からはダイちゃんって呼ばれてるんで、できればみんなもそう呼んでくれると嬉しいです」

女性C「ダイさん、ですね。よろしくお願いします」

大学生「ははは、硬いですよ」


【NAME:ダイ JOB:大学生・モデル AGE:22 HOMETOWN:学問の都 HOBBY:旅行】


女性A「あっ。名乗りづらかったらあだ名でもいいんだね……」

大学生「そうですね。俺はモデルの仕事もしてますから、あだ名ですいません」

女性B「全然いいよ〜」
279 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 22:56:33.27 ID:MwXcScgHo
女性A「……」

大学生「右回りだから次、あなたですよ」

女性A「そ、そっか。えっと……」

画家「私は、エソラってペンネームで画家として活動してます」


【NAME:エソラ JOB:画家 AGE:26 HOMETOWN:緑の町 HOBBY:カフェめぐり】


画家「出身は緑の町です。緑色以外にもいろんな風景を描きたいな、と思っています……」

開拓者(緑の町はカントリーでボタニカルな農業の町だ。この町は建物まで緑色に塗っている)

女性C「風景画がご専門なのですか?」

画家「そ、それだけじゃないです。人物でも、食べ物でも何でも描きますよ」

画家「あ、でも、開拓に来たからにはちゃんと働きます……! よろしくお願いします!」

船員「おう。女の子たちはあんまり無理しなくていいからな」


女性C「次はあたしですね」

家政婦「あたしはフリーの家政婦です。今は湖畔の楽園と呼ばれる町で働いています」


【NAME:家政婦 JOB:メイド(付き人派遣サービス) AGE:25 HOMETOWN:湖畔の楽園 HOBBY:掃除】


家政婦「呼び方は家政婦で構いません」

開拓者(貴族の屋敷を作る仕事の依頼人だ。こいつも参加していたのか……)

大学生「ニックネームとか、趣味とかないですか?」

家政婦「ニックネームをつけられたこと……ないですね。趣味は……掃除です」

画家「お掃除を楽しめるのって、うらやましいです」

開拓者(この家政婦は謎が多い)

開拓者(若い女性でありながら妙に防衛に詳しい上に、)

開拓者(どこからか、下半身が蜘蛛の人間や、背中に翼が生えた人間を連れてくる……)
280 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 22:58:13.49 ID:MwXcScgHo
開拓者「俺のことはみんな知っているんじゃないのか?」

家政婦「はい。最近まで知りませんでしたが……」

船員「王国の有名人だよな」

画家「ごめんなさい。私は世間のことに疎くて……」

開拓者「では名乗っておこう。俺は開拓者だ。呼ばれ慣れているから開拓者と呼んでくれ」


【NAME:開拓者 JOB:開拓業 AGE:36 HOMETOWN:住所不定 HOBBY:大人の遊び】


開拓者「最近までは王国の専属だったが、現在はフリーの開拓者としていくつかの仕事を並行して進めている」

家政婦「この綺麗な家も開拓者さんが作ってくれたんですよね?」

開拓者「ああ。少し気合が入ってしまってな。外の畑も耕してしまった」

大学生「仕事のできる男ですね。憧れます」

開拓者「趣味は畑仕事と日曜大工だ(嘘)」

画家「筋金入りの開拓者なんですね」


開拓者(さて、あと一人だが、この女性も見覚えがあるんだよな……)

女性B「最後はわたしだね〜」

大学生「あの、あなたは『生産者』さんですよね?」


【NAME:生産者 JOB:農林業、畜産業、漁業の教育および支援 AGE:30 HOMETOWN:北風の村 HOBBY:たき火】


生産者「わたしは生産者じゃないんだけど、そう言う人もいるよ」

大学生「やっぱり。来るときから気になってたんですよ!」

開拓者「有名なのか?」

船員「王国各地の村で、生産者を教育したり、植えるものを助言したりしてる人だっけか?」

大学生「はい。旅先でよく噂を聞いてます」
281 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 23:03:30.66 ID:MwXcScgHo
開拓者「ほう、まだ若いのに優秀な女性だな。よろしく頼む」

生産者「む〜。わたしのこと知らんぷりして〜」

開拓者(生産者は子供っぽく頬を膨らませた)

開拓者「あ、お前まさか!」

生産者「やっと気づいたの? お兄ちゃんのバカ」

開拓者「20年ぶりじゃないか! 元気だったか!?」

画家「えっ、い、妹さん……?」

船員「聞いてないぞ!?」

開拓者「ああ、正確には妹ではないんだ。血のつながりも戸籍上のつながりも全く無い」

開拓者「ただ幼少期から16の頃まで寝食を共にしてきただけの赤の他人だ」

生産者「おさがりを着て毎晩隣で寝てた他人だね〜」

大学生「そんな他人いませんよ」

家政婦「家族の形は多様ですね」


船員「よし、これで全員の紹介は終わったな」

船員「みんなでこの村をもっと住みやすく、楽しい場所に変えていこうな」

画家「はいっ。プロの方の足を引っ張らないように頑張ります……!」

生産者「よし。じゃあ二階に行って自分の部屋を決めようか?」

大学生「家政婦さん、荷物持ちますよ」

家政婦「いえ、ダイさんの荷物をあたしが運びますよ」
282 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 23:16:05.54 ID:MwXcScgHo
1週目

称号:あつまれ牧場島 〜 男女6人開拓物語

●開拓地
・牧場島……のどかな開拓ライフを送れる。
・癒しの花園……王国各地の傷ついた人々が集まる町。モダンでおしゃれな観光地としても知られる。

●住民
・船員……癒しの花園で働く船乗りの男。開拓地を転々とする開拓者にとって数少ない友人である。
・大学生……学問の都から来た品のいい青年。学業のかたわらモデルの仕事もしている。
・画家……緑の町から来た気弱な女性。
・生産者……20年ぶりに再会した開拓者の妹分。各地の村で第一次産業の振興をする仕事をしている。
・家政婦……湖畔の楽園から来た素朴なメイド。謎が多い。


こうして、男女6人の共同生活が始まった。

開拓者はこの島から、仕事のために亜熱帯の町や湖畔の楽園、そしてもう一か所の仕事場所へ通う。

この間、開拓者は開拓事務所を留守にしている。

依頼人が開拓者に会えないため、ついにしばらくの間、新規の依頼が入ってくることはなくなった。


開拓者「しかし、共同生活と言っても、何をすればいいんだ?」

開拓者「開拓は大体終わらせてしまったからな……」

コンコン

開拓者「ん? 入っていいぞ」

大学生「失礼します。ダイです」

開拓者「お前か」

開拓者(ふむ、カジュアルながらきちんとして見えるコーディネートだ。さすがはモデルだな)

開拓者(顔もいいし、いかにも女にモテそうだ。属性でいうとやはりクールだろう)

大学生「ご友人でも女の子でもなくてすいませんね」

開拓者「別に構わん、意外だっただけだ。何か用か?」

大学生「俺……実は、開拓者のファンなんです」

開拓者「ん?」

大学生「いや、実際にどういう人なのかは全然知らなかったんですけどね」

大学生「俺、旅行が好きで、いろんな町に行ったことがあるんですよ」

大学生「そしたら、開拓者という人が、短期間で魅力的な町をいくつも作って回っているということを知って……勝手に憧れていたんです」

開拓者「なるほどな。実際会ってみてどうだ?」

大学生「思ったより若くて話しやすそうでした。もっと髭がフサフサで寡黙なおじさんを想像してましたから」

開拓者「なんだそりゃ」
283 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 23:20:18.93 ID:MwXcScgHo
大学生「これから開拓のこと、いろいろ学ばせてもらいます。それじゃまた夕食で」

ガチャ バタン

開拓者「いけ好かない男だと思っていたが……なんだ、見どころのある奴じゃないか」

開拓者「そうか。俺も誰かと話に行けばいいのか。交流が目的だからな」


安価↓1 話す相手を選択(船員、画家、生産者、家政婦)
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 23:20:44.50 ID:bsI2zALq0
画家
285 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/22(水) 23:54:41.18 ID:MwXcScgHo
開拓者(一階のテラスで画家が早速絵を描いていた)

開拓者「見てもいいか?」

画家「あっ、開拓者さん……」

開拓者(画家は緑の町出身らしく、装いもカントリーだ)

開拓者(ちょっと目線を合わせるのが苦手なようだが、初日で緊張しているだけだろうか?)

開拓者(正直、外見は参加者の中で一番タイプだ……)

開拓者「海と畑を描いているのか」

画家「海、あんまり描く機会がないので……」

開拓者「まあ緑の町じゃあな」

開拓者「画家はどうして開拓に参加しようと思ったんだ?」

画家「……。似合いませんよね」

開拓者「別にそんなことは無いぞ」

画家「みなさん、すごい方ばかりですし……私は場違いです」

開拓者「すごい、か……。俺も、俺以外は開拓の素人が集まると思っていたな」

画家「そうです。ダイくんは高学歴ですし、セインさんも家政婦さんもプロの方で……」

開拓者「いや、少なくとも船員は大した奴じゃないぞ」

画家「そ、そうですか……」

開拓者「……町ではどうだか知らんが、少なくとも開拓地では職業に貴賎なしだ」

開拓者「画力も立派なスキルだ。もう少し自信を持っていい」

画家「はい……」

開拓者(わずかに画家との仲が深まったような気がする)

開拓者(画家は5人の中で最も俺との心の距離が遠い。仲良くなるには根気が要りそうだ)
286 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 00:06:56.65 ID:NPI5anM1o
船員「みんなで畑を改良しよう!」

開拓者「俺はしっかり耕したぞ」

船員「ダイくんの発案で、カカシを作ったり、畑に何か植えたりしようって話になったんだよ」

大学生「生産者さん、この畑で育てるなら何がいいと思いますか?」

生産者「暖かいけど乾燥してるからオリーブとブドウかな〜。開拓者はどう思う?」

開拓者「同感だな。花畑島での需要が多い作物だ」

開拓者(基本的に人前でお兄ちゃん呼びはしないらしい。安心した)

家政婦「農業は未経験なので、何をすればいいかわかりません……」

大学生「俺も同じくです」

画家「私も……」

開拓者「思うようにやってみればいいんじゃないか? 分からないことがあったら俺か生産者に相談してくれ」


開拓者(船員はオリーブとブドウの苗を真面目に運んでいる)

開拓者(家政婦は畑のわきで草刈りをしている。鎌の扱いが驚くほど上手い)

開拓者(生産者は丘の上にのぼりたいと言って、動きやすい服装に着替えに行った。なぜ今のぼるんだ)

開拓者(画家は大学生と一緒にクワを振っている。もう耕したんだが……)
287 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 00:08:21.53 ID:NPI5anM1o
開拓者(さて、畑仕事は俺の得意とする分野だ)

開拓者(頼れる男っぷりをアピールしよう)


1.船員と一緒に苗を運ぶ
2.家政婦と一緒に草を刈る
3.生産者を追いかける
4.画家・大学生と一緒にクワを振る

安価↓1選択
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 00:09:25.21 ID:BvLlxbHDO
4
289 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 01:11:54.98 ID:NPI5anM1o
大学生「よっ! よっ!」ザクッ ザクッ

画家「えいっ! えーい!」ザクッ ザクッ

開拓者「畑はもう十分耕したぞ」

大学生「はい。でもやっぱり開拓と言えばクワじゃないですか」

開拓者「そんなことは無いと思うが」

画家「クワが振れないと開拓に参加する資格はありません……」

開拓者「そんなことは無いと思うが」

大学生「でも俺たち、クワを振りたいんです」

開拓者「それなら仕方ないな。俺が振り方を教えよう」


30分ほど、開拓者たちは特に意味のない作業をした。

家政婦は草刈りに熱中して畑から離れたところまでひたすら草を刈り進んでいた。

そんな一同を生産者は上から見ていた。

船員「あれ? 俺しか働いてなくね?」
290 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 01:14:32.39 ID:NPI5anM1o
画家「難しい……」

開拓者「コツをつかんでも結局は筋力が無いとな」

大学生「エソラさん、クワを振る姿をスケッチしてみたらどうですか? 何か掴めるかもしれないです」

開拓者「俺がクワを振り下ろしてる写真ならちょうど持ってるぞ」

画家「写真……」ピクッ

開拓者「どうした?」

画家「描きます」ザザザッ

大学生「デッサンですね。おおー早い早い」

画家「できました!」

開拓者「写真よりも躍動感が増しているな」

画家「ありがとうございます」ニコリ

開拓者(嬉しそうだ。写真にライバル意識があるのか?)


大学生「ご指導ありがとうございました」

画家「そろそろセインさんの手伝いに行かなくちゃ」

開拓者(二人との仲が少し深まった気がする)
291 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 01:51:30.26 ID:NPI5anM1o
生産者「ただいま〜」

大学生「うわっ、生産者さん、服が土だらけじゃないですか」

生産者「心配させてごめんね。ちょっと遠くまで行ってきちゃった」

開拓者(冒険好きなところは30歳になっても変わっていないようだ)

開拓者(最初は気づかなかったが、喋り方のアクセントも、身にまとう雰囲気も何も変わっていない)

開拓者(生産者を見ているとノスタルジックな気分になる)

開拓者(写真家の言っていたのはこれか。画家はカントリーだしな)

大学生「洗わなくて大丈夫ですか?」

生産者「いいよ。こんなのいつもの事だから」

開拓者「生産者は今、各地で農業を教えているんだったな?」

生産者「うん。漁業も畜産も教えてるよ」

開拓者「漁業もか?」

生産者「あれから勉強したからね〜」

開拓者「成長したな……林に火を放っていた頃が懐かしい」

生産者「あーそういうこと言っちゃう? 開拓者はおっぱいを目で追いかける癖は治った?」

開拓者「この話はやめよう」

大学生「降参早いですね……」


開拓者「ところで何しに行ってたんだ?」

生産者「探索だよ。開拓地をよく知っておくのは基本、って団長さんから教わったの忘れちゃった?」

開拓者「忘れてはいない。町を作るのなら俺もそうしたさ」

生産者「あ〜」

生産者「開拓者、クビになっちゃったもんね」

開拓者「うぐっ」
292 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 01:53:43.35 ID:NPI5anM1o
開拓者「妹が丘にのぼっていたのも地形を把握するためか」

開拓者「俺も村の外を探索しておいた方がいいな」

丘を越え、村の反対側に降りた。

開拓者「おや、誰かいるぞ」


安価↓1選択 そこにいたのは(船員、大学生、画家、生産者、家政婦)
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 01:57:47.16 ID:gSK5tin0o
船員
294 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 23:44:32.60 ID:NPI5anM1o
船員「よっ」

開拓者「お前も探索か?」

船員「いやぁ、釣りだ」

開拓者「こんな小さな池じゃ美味い魚は釣れないんじゃないか?」

船員「いいんだよ。釣れさえすれば」

開拓者「そういうものか」

船員「なあ、開拓者さん。どうだ? 誰狙いだ?」

開拓者「まだ数日だが……今のところ、気になっているのは画家だな」

船員「一番接点がない所に行ったなー」

開拓者「単純に好みの顔というのもあるが、放っておけなくてな」

開拓者「ただでさえ自信がないタイプなのに、他の二人の存在がさらに自信を奪っている」

船員「まあ、農作業や家事じゃあ敵わないよな……」

開拓者「お前も気にかけてやってくれ」

船員「わかった。でも、構いすぎも良くないと思うぜ」

開拓者「そうか?」

船員「男子がみんなでエソラちゃん一人に構ってたら、二人は気分良くないだろ」

開拓者「確かにそうだ」

船員「それに、あんまりガツガツいくとあの子は引きそうだと思う」

開拓者「ああ、あり得るな」

開拓者「しつこい男は大抵誰でも嫌うんじゃないか?」

船員「そうかもな」
295 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 23:48:49.95 ID:NPI5anM1o
開拓者がリビングで休憩していると、玄関から家政婦がたくさんの荷物を抱えて入ってきた。

家政婦「ただいま戻りました」

開拓者「おお。すごい荷物だな」

家政婦「シェアハウスを飾るための小物や家具を買ってきました」

家政婦「よいしょ、っと」ドサッ

開拓者(長袖シャツと長ズボンの上にエプロンをつけた彼女は、女性陣の中で最も特徴のない人物に見える)

開拓者(ナチュラルな飾らない魅力……というよりは飾り慣れてない雰囲気がするな)

開拓者(しかし家事をする際の動きはさすがに素早く丁寧で、洗練されている)

開拓者「屋敷の方のデザインもしないといけないのに大変だな」

家政婦「あちらはもうアラクネさんとエルフさんに任せています」

開拓者「職務放棄か?」

家政婦「いいじゃないですか。本当はあたしが警備チームの編成をするつもりだったんですから」

開拓者「そういえばそうだったな」

開拓者(謎の人脈……そして謎の警備への自信……)

開拓者「一つ確認なんだが……お前は普通の人間だよな?」

家政婦「普通ってなんですか?」

開拓者「ちょっと他人と違うパーツが付いているとか……袖をめくるとウロコがあったりしないか?」

家政婦「ありませんよ……」


開拓者「一人でその荷物を運んできたのか?」

開拓者「まさか水中で呼吸ができたりは」

家政婦「しません。ちゃんとセインさんに送ってもらいました」

家政婦「小物はエソラさんと二人で選んだんですよ。ついでにお茶もしてきました」

開拓者「ほう。お前が誘ったのか?」

家政婦「はい。こちらから歩み寄らないと、関係性が築けないと思ったので」

家政婦「最悪、居心地が悪くていなくなってしまうかもしれないですし……」

開拓者「ああ、お前も心配していたのか……」
296 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/23(木) 23:54:31.93 ID:NPI5anM1o
開拓者(誰かをデートに誘うにはまだ早いが、何かの用事を兼ねて一緒に出かけることは可能か……)

開拓者(俺も家政婦のように、誰かを誘ってみるとしよう)

開拓者(行き先は……レストランでいいな)

開拓者(ん? どういうわけか、行く町によっては新たな出会いがありそうな予感がする)


1.花畑島
2.高原の環境都市
3.城塞の都

安価↓1 行き先選択


1.画家
2.生産者
3.家政婦

安価↓2 誘う相手選択(デートは女性しか誘えません)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:55:13.05 ID:g1dqsL/H0
2
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:55:21.62 ID:+N7ODkAAo
2
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:55:35.15 ID:BvLlxbHDO
1
300 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/24(金) 00:38:53.19 ID:JrLinrQyo
ミス、アルファベットにしていませんでした
安価の秒数を見ると、意図的に選んだわけではなさそうなので改めて選択



A.画家
B.生産者
C.家政婦

安価↓1 誘う相手選択
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/24(金) 00:40:39.71 ID:9kL7GCzFo
B
302 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:10:39.92 ID:xP+SLu73o
開拓者「生産者、明日時間があったら高原の町に行かないか?」

生産者「ん〜? デートのお誘い?」

開拓者「積もる話もあるだろう」

生産者「いいよ。あの町のごはん美味しいしね」



翌日。

船と飛行機を乗り継いで、二人は高原の町へと移動した。

広大な水田と野菜畑、果樹園、牧場、薬草園を有するこの町は、食の都に次ぐ王国の穀倉地帯である。

また、エコロジーをテーマにした遊園地や、新鮮な食材を使ったレストランが観光客に人気で、

観光農園の町、高原の環境都市などとも称されている。


生産者「月並みだけど、空気がおいしい〜」

開拓者「環境の維持に全力を注いだからな」

生産者「あ、ここもお兄ちゃんが作った町なんだ」


病弱な姫が療養するための町を作るよう指示された開拓者は、ひたすら自然環境を守る開拓を行った。

王国トップクラスの環境学者を育て、山の民の意識改革を行い、ある程度の工業開発も可能にしたうえで、全く工業を育てなかった。

その過剰なまでの取り組みにより、王国で最もおいしい空気と水が維持されている。

※高原開拓の詳しい様子は http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476533102/


開拓者「レストラン、予約しておいて正解だったな」

生産者「うーん、美味しい。これは一流シェフの腕だけじゃないね」

開拓者「農作物の量では食の都に劣るが、質はこちらが上だ」
303 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:18:33.02 ID:xP+SLu73o
開拓者「食の都で思い出したが、お前はあの開拓のあと開拓団に帰ったよな?」

生産者「うん」

開拓者「それからどのくらい開拓団にいたんだ?」

生産者「開拓団はすぐ無くなったよ」

開拓者「何?」

生産者「お兄ちゃんの活躍でわたしたち開拓民の社会的地位も認められたでしょ?」

生産者「王国に村を接収されることもなくなったし、各地を転々として暮らす理由が無いじゃない」

開拓者「それもそうか。じゃあ定住したんだな」

生産者「人それぞれだね〜」

生産者「わたしはオレンジの村に移り住んでから勉強して、学問の都のバイオ大学で勉強して、今の仕事をはじめてから5年かな〜」

開拓者「団長はどうしてるんだろうか?」

生産者「わたしも知らない」

開拓者「担当者の爺さんやお前みたいに、どこかでひょっこり会えればいいんだが」

開拓者(その後も俺たちは思い出話や、仕事の話などをたっぷりとした)


ウェイトレス「お皿をお下げいたします」

開拓者「ああ、頼む」

ウェイトレス「あ、あなたは! 開拓者のおじさま!」

生産者「知り合い〜?」

開拓者「いや」

ウェイトレス「あら、この姿では分からなくて当然でござったわ」ドロン

開拓者(胸の前で手を組むと、ウェイトレスの姿は一瞬だけ煙に包まれ……)
304 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:21:11.73 ID:xP+SLu73o
姫「おじさま! お久しぶりでござるわね」

開拓者「姫様……! なぜレストランに……」


【NAME:姫 JOB:忍者 AGE:16 HOMETOWN:高原の環境都市 HOBBY:逃走】


生産者「なんで!? 忍者なんで!?」

開拓者「ああ、混乱するよな……」

姫「わらわはこの高原の町で療養し、健康となり、そして修行を重ね、一人前の忍者になったでござるのよ!」

開拓者「姫様、そんな話し方でしたか……?」

姫「忍者には忍者にふさわしいマナーがあるでござるわ。ニンニン」

生産者「結局忍者なんで!?」

開拓者「いろいろあってな、この町にはニュー忍者の里という裏の顔がある」

開拓者「姫の護衛として忍者を鍛えたつもりだったんだ。まさか姫様が忍者になるとは思わなかった」

姫「父上には怒られてしまいましたわね、でござる」

開拓者「あの時は大変でした。姫様本人に弁解していただいていなければ、私は拷問を受けて死んでいたことでしょう」

生産者「お兄ちゃんも王女様も面白いね〜」

ザザッ

忍者教官「……見参!」

開拓者「うおっ、忍者!?」

忍者教官「……ご無沙汰でござる、開拓者殿」

忍者教官「……時に、姫様を見なかったでござるか?」

生産者「王女様なら今ここに、あれ?」

ウェイトレス「それでは失礼いたします」ペコリ

忍者教官「……お待ちを。拙者の目はごまかせませんぞ」

姫「っ、ここで捕まるわけにいきませんわ!」

姫「逃げるが三計、如かずにござる!」ダッ

忍者教官「……姫様の護衛は我らの職務! 決して逃がしはしません」ダッ

開拓者「……。よく分からないことを言って逃げていったな」

生産者「逃げるのが好きなのかな〜」
305 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:23:25.98 ID:xP+SLu73o
開拓者(姫と忍者の乱入こそあったものの、妹と久しぶりに水入らずの時間を過ごせた)

開拓者(20年の空きがあっても案外、関係は変わらないものなのだな)


船員「よし、ついたぜ」

生産者「楽しかった〜。ありがとうね、開拓者」

開拓者「ああ、また機会があったらよろしくな」

姫「素敵な島でござるわね」

船員「いつの間にか知らない女の子が乗ってた! 密航者か!?」

開拓者「姫様!?」

姫「共同生活、楽しそうね。わらわも混ぜていただけないでござるかしら!」

生産者「わたしはいいけど〜……」

開拓者「困ります。姫様、お戻りいただかないと、今頃高原では姫様が行方不明で大騒ぎになっていることでしょう」

開拓者(最悪、俺が誘拐したことにされる気がする!)

姫「問題ありませんでござるの。分身を残してきましたから」

姫「ではわらわはお先に家に入らせていただきますわね。ニン!」

船員「ひ、姫!? どういうことだよ開拓者さん!」

開拓者「あとで説明する……」
306 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:26:39.67 ID:xP+SLu73o
●住民
・姫(忍者V)……国王の娘。かつては病弱だったが療養を経て立派な忍者になってしまった。スピード型近接2・工作1.5(変化の術:特殊Lvが1増える)


大学生「この方は、王様の娘さんですよね……知ってますよ」

姫「否。わらわは姫の姿に化けているだけのしがないクノイチでござる……」

家政婦「なんて強い忍者……! ぜひチームに誘いたいです」

開拓者「貴族を守るために王女に戦わせるのか……」


開拓者(姫は色素の薄い金髪の美少女で、王族らしいノーブルな雰囲気を持つ)

開拓者(が、しかし、首から下は忍装束だ……)

開拓者(写真家の言っていた出会い、最後の一人が姫ということか)


画家「王女様もこちらに住まわれるのですか……?」

船員「姫が暮らせるように準備しましょう、みんなで!」

家政婦「急ぎ、調度品を揃えに行って参ります」

姫「みな、堅苦しゅうござる!」

姫「わらわのことは一人の居候の忍者として接しなさい、でござる」

開拓者「わ、分かった」

開拓者(普通に接しろと言われても失礼なことは言えないしな……面倒な客人であることに変わりはない)
307 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:34:13.79 ID:xP+SLu73o
1週目結果

画家 26歳 #カントリー 交流0(初期値)→★★
1.緑の町から来た気弱な女性。他の参加者の優秀さに気おくれしている。

生産者 30歳 #ノスタルジック 交流★★(初期値)→★★★
1.20年ぶりに再会した開拓者の妹分。村の農業などを支援する仕事をしている。

家政婦 25歳 #ナチュラル 交流★
1.湖畔の楽園から来たメイド。あまり自分のことを語りたがらない。

姫 16歳 #ノーブル 交流★
1.国王の娘。かつては病弱だったが療養を経て立派な忍者になってしまった。

大学生 22歳 #クール 交流★(初期値)→★★
1.学問の都から来た品のいい青年。旅行が趣味であり、町を作る開拓者に憧れを抱いている。

船員 29歳 #エネルギッシュ 交流★★★★★
1.癒しの花園で働く船乗りの男。開拓地を転々とする開拓者にとって数少ない友人である。


※目標について※
船員は前回の開拓でも交流しているため、最初から交流が★5個分溜まっています。
開拓者が恋人を作るには彼の★の数を超える必要があります。
複数人が超えていた場合、もっとも高い人物のエンディングになります。
★が同数の場合、どうにかします。


〜住民の声〜
画家「みなさん、気を使っていただきありがとうございます……」
大学生「あの開拓者さんと生産者さんから学べるなんて夢みたいですよ」
308 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:49:19.84 ID:xP+SLu73o
2週目

●住民
・船員……交流★★★★★
・大学生……交流★★
・画家……交流★★
・生産者……交流★★★
・家政婦……交流★
・姫……交流★


2週目前半。

船員「リフォーム大作戦だ!」

開拓者「何? 俺の作った家にケチをつけるのか?」

船員「いや、家自体は悪くないんだけど、内装はもっとオシャレになると思うんだよ」

家政婦「あたしの買ってきた家具に問題があるんですか?」

画家「もしかして私のセンスが悪い……?」

船員「だからそういう事じゃないんだって!」

大学生「今日はみんなで工作して、暮らしに彩りを与えようっていう企画です」

生産者「DIYってやつだね〜」

姫「材料にどこにあるのでござるかしら?」

船員「……やべぇ」

家政婦「仕方ありませんね……。材料調達から始めましょう」

開拓者「俺にとってはいつも通りだな」
309 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 19:56:35.69 ID:xP+SLu73o
開拓者(家政婦は林に木材の調達に向かった)

開拓者(画家はテーブル作りに挑戦している)

開拓者(生産者と大学生は庭先で石を積み上げている。窯作りか?)

開拓者(姫は……一体、何を作っているんだ?)

開拓者(船員は町へ釘などを買い足しに行ったため、島を留守にしている)


1.家政婦の手伝いをする
2.画家のサポートをする
3.生産者と大学生の作業に加わる
4.姫の様子を見る

安価↓2選択
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:57:17.40 ID:u7602rex0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:57:34.92 ID:FMwIaEIe0
2
312 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 20:19:49.70 ID:xP+SLu73o
画家「……」トントン

開拓者(画家は集中して釘を打っている。だがその手つきは危なっかしい)

開拓者(生産者も家政婦もいない今、俺が見ていなければ)

画家「ふぅ……」

開拓者「がんばってるな」

画家「開拓者さん。ご自分のDIYの方はいいんですか?」

開拓者「俺は日ごろからいろいろ作っているからな」

画家「開拓者さんから見て、私の動き、合ってましたか?」

開拓者「初心者にしてはかなり上手いと思うぞ」

画家「そ、そうですか?」

開拓者「本当だ。だが少し、ケガのリスクが高い持ち方をしていたのが気になった」

画家「ええっ」

開拓者「画家は指が大事だろう? 正しい持ち方をした方がいい」

画家「で、でしたら教えてください」

開拓者は画家の後ろから手を握り、指を打ちにくい持ち方と姿勢を教えた。

開拓者「材料をしっかり固定することが大事だ。あとは力の加減も大事だぞ」

画家「は、はいぃ……」

開拓者「どうした?」

画家「ちょっと……暑いです」

開拓者「おっと、すまん。密着しすぎてしまったな……」

画家「い、いえ! 教えてくれてありがとうございました」

画家「さすが開拓者さんです。私、なんだか上手くなったような気がします!」

開拓者「そ、そうか。良かった」

画家「は、はい」

二人はそわそわしながらテーブルを作った。

開拓者(画家との仲が深まった、か? 嫌われてなければいいのだが……)
313 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 20:25:50.77 ID:xP+SLu73o
生産者「お皿を焼いたよ〜」

大学生「俺のは割れちゃいました……」

家政婦「木材、余りましたね」

船員「玄関先の丸太の山、あれ全部家政婦ちゃんが伐ったのか……?」

画家「このテーブル、少しガタガタしますね……」

開拓者「手作りの証拠だ。気になるならあとで調整しておくぞ」

姫「」

開拓者「ところで姫は何を作ったんだ?」

姫「残念でしたわね! それは今しがた作った身代わりでござる!」

画家「あれっ、本当だ!」

船員「やべぇ、どう見ても偽物なのに意識の外にあって気づかなかった……!」
314 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 20:38:32.83 ID:xP+SLu73o
2週目、後半。

開拓者「―――というわけで、大学の仕事と屋敷の警備の仕事は昨日で終わった」

船員「家政婦ちゃんは昨日の夜帰ってきたけど、開拓者さんは何してたんだ?」

開拓者「別の仕事だ」

船員「まだ仕事があったのか……!」

開拓者「まあ、あと一つか二つだ。大した負担じゃない」

船員「話を聞いてると、開拓者さんって結構頻繁に危ない目にあってるよな」

開拓者「ああ」

船員「開拓者さんの嫁になる女性は只者じゃないんだろうな……」

開拓者「どうしてそうなる?」

船員「単純に、開拓者さんが何の変哲もない人と結婚するとは思えないというのもあるけど、」

開拓者「心外だな」

船員「開拓についていける女性は心身ともにタフなんだろうなってさ」

開拓者「それは俺も考えていた。万が一の時、俺には妻を守り切れる自信が無いからな」

開拓者「無理そうなら町に残ってもらおうと思っている」

船員「まあ、それが現実的だよな」

開拓者「さびしい思いをさせてしまうがな……」
315 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 20:40:40.83 ID:xP+SLu73o
開拓者「ふう、すっかり帰りが遅くなってしまった」

開拓者「ん? リビングの灯りがついている」


開拓者の帰りを待っていたのは

1.画家
2.生産者
3.家政婦
4.姫と大学生

安価↓2選択
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:42:47.70 ID:5nkrdN930

317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 20:43:31.63 ID:fXbgZETDO
4
318 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 21:08:57.60 ID:xP+SLu73o
開拓者「ただいま。おや、珍しい組み合わせだな」

大学生「おかえりです」

姫「ニン」

大学生「あいさつをニンで済ませるんすか?」

姫「ニンニン」

大学生「ニンは一回!」

開拓者「ずいぶん打ち解けたんだな……」

大学生「姫さん面白いんですよ。王族とは思えないくらい」

大学生「本当は姫を自称しているだけの忍者じゃないんですか?」

開拓者「残念ながら忍者を自称している本物の姫なんだ」

大学生「とにかく楽しい人なので、ついこんな時間まで話し込んでしまいましたよ」

姫「夜は忍びの時間よ。まだ余裕ですわ。ふわぁ……」

開拓者「眠気で喋り方が戻ってるぞ」

大学生「忍者とか結構好きなんで、東洋にも旅行してみたいんですけどね」

姫「わたくしも一度は行きたい、忍びの総本山!」

開拓者「あっちは情勢が危ないからな……」

開拓者「もともと忍者が王国にやってきたのも、忍者の里が滅ぼされたからだと言っていたな」

姫「あっ、そうですわ! おじさまはフリーの開拓者でしたわね!」

姫「開拓者よ。東の地に忍びの里を作って参れ!(低音)」

開拓者「お断りします」

姫「危険は承知よ。立ちふさがる敵は皆わたくしが倒しますわ!」

大学生「おー、姫さんカッコいいっす!」

開拓者「無茶だと思うがな……」

三人は夜遅くまで忍者トークをして過ごした。
319 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 21:11:08.73 ID:xP+SLu73o
船員「よう、友人。聞いて驚け」

船員「実は俺……デートしたんだ!」

開拓者「何!? 誰とだ!?」

船員「……ダイくんと」

開拓者「……男か」

船員「それが案外楽しかったんだ。湾岸要塞に行ってな、二人で軍艦を見てきた」

開拓者「女ウケしない場所だな」

船員「つまり何が言いたいかというと、女の子とデートするなら女の子が喜びそうな町がいいぜ」

開拓者「何を当たり前のことを」
320 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 21:13:27.30 ID:xP+SLu73o
開拓者(俺は仕事柄、女性が楽しめそうな町にたくさんの心当たりがある)

開拓者(これは大きなアドバンテージなのではないか?)

開拓者(勇気を出してデートに誘ってみよう)

開拓者(……女性を誘うのにわざわざ勇気を出す年齢ではないな)


1.花畑島
2.湖畔の楽園
3.フォトジェニックな町

安価↓2 行き先選択


A.画家
B.生産者
C.家政婦
D.姫

安価↓4 誘う相手選択(デートは女性しか誘えません)
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/25(土) 21:15:10.07 ID:5nkrdN93o
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:15:23.15 ID:m8C4MArM0
3
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:16:48.42 ID:u7602rex0
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:16:52.99 ID:fXbgZETDO
A
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:16:55.65 ID:5nkrdN930
B
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 21:17:05.64 ID:wJj66SRQ0
C
327 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:04:22.12 ID:xP+SLu73o
開拓者「なあ画家、ちょっと話があるんだが」

画家「な、なんですか? 私が何か……」

開拓者「いや、別に何かを注意するわけじゃない」

開拓者「俺は最近、『絵になる町』を作ったんだ」

開拓者「もし良かったら、その町に遊びに行かないか?」

画家「私と、ですか?」

開拓者「俺と二人じゃ嫌か?」

画家「いえ、そんなこと無いです。行きましょう!」


フォトジェニックな町は二週間と少し前に、城塞の都のはずれに作られた新しい人気観光地だ。

都会人の理想とする、動物とのふれあい、田舎のごちそう、田園風景などが楽しめる。

若い写真家が旗振り役になったことで、写真撮影をメインにした観光客が数多い。


画家「わぁ、素敵な町……! 町……?」

開拓者「町としてはまだ開発中だな」

画家「すごいです……これを一人で?」

開拓者「一人ではないが、たしか4人くらいだったか」

画家「早速スケッチしてもいいですか?」

開拓者「絵になるスポットは田園だけじゃないんだ。まずは見てまわ」

コック「いらっしゃいませー!!! 新商品、ナットーナンはいかがですかー!!??」

開拓者「声がでかい!」

コック「って、開拓者さんじゃないですか! 後ろの方は彼女さんですか?」

画家「い、いえ」

開拓者「彼女は俺の仕事仲間だ。お前と似たようなものだ」

開拓者「で、ナットーナンってなんだ?」

コック「ゆでタコの納豆詰めの中身をレッドナンの中に詰めてみたんです。味見どうぞ!」

画家「ん。変わったお味……」

開拓者「無理しなくていいぞ。こいつの作る料理のうち半分はハズレなんだ」
328 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:22:09.70 ID:xP+SLu73o
開拓者と画家は絵になる風景を見て回った。

画家「この教会の下描きに着色してみます」

開拓者「完成が楽しみだな」

写真家「あれ? 絵を描いてる人がいる。写真の方が早いのに」

画家「……」ピクッ

写真家「あっ、開拓者さん! 来るのが早かったですね」

開拓者「いや、今日は開拓に来たわけじゃないんだ」

写真家「ああ、デートですか」

写真家「ほら、アタシの予言した通り! カントリーでセンチメンタルな可愛いお姉さんと出会いましたね!」

開拓者「センチメンタルなのか?」

写真家「はい、雰囲気に出てます。そういえばセンチメンタルとノスタルジックはやっぱり別々ですね」

開拓者「ほらみろ」

写真家「はじめまして。アタシはインスタント・フォトグラファー。インスタントカメラでエモーショナルな写真を撮る写真家です!」

パシャッ ジー

写真家「お近づきのしるしに、どうぞ」

画家「いりません。ただの写真じゃないですか」

写真家「んっ?」ピクッ

画家「私は画家です。特に風景画と静物画、人物画をよく描きます」

写真家「画家さんでしたか。でもこの時代に風景画は流行らないと思いますよ」

画家「絵は芸術作品です……。そのまま切り取っただけの写真なんかと一緒にしないでください」

写真家「写真は芸術じゃないだなんて古臭いですねー。美しい風景はそのままで美しいんですよ」

コック「あわわ……バチバチだ」

開拓者「お前はなぜついてきたんだ?」
329 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:37:08.23 ID:xP+SLu73o
画家「写真家さんは属性を知ってますか?」

写真家「はい、知ってますけど? あなたこそ知ってるんですか?」

画家「この教会の属性は?」

写真家「エレガント。なんですか、このテスト?」

画家「時間さえあれば、写真よりもエレガントな絵を描けます」

写真家「それって捏造ですよね? 時間をかけていいならアタシもベストショットが出せますよ」

写真家「開拓者さんは写真と絵、どちらが好きですか?」

開拓者(俺に振るのか……)

開拓者「どちらにもいい所はある……が、俺は画家の方が好きだな」

画家「……!」パァッ

写真家「えー。納得できない」

開拓者「……そうだ、写真家。貯水池の写真を持っているか?」

写真家「ありますけど」スッ

開拓者「なあ、画家。この場所をホラーな雰囲気で描いてみてくれ」

画家「ホラーですか……。苦手ですけど、やってみます」


開拓者(俺の予想通りだった。写真では『言われてみれば…』程度だった、貯水池のダークな雰囲気を画家は見事に強調してみせた)

開拓者(半分まで描いたところで、画家は怖くなって筆を止めた)

画家「も、もう無理です……」

開拓者「この貯水池は俺も近づけない……」

写真家「ひいっ」

開拓者「時間をかけてもこの恐怖は撮れないんじゃないか?」

写真家「認めましょう……。絵には絵の良さがあります!」

画家「やったっ……」


開拓者(画家は帰りも機嫌が良かった。やはり写真をライバル視しているようだ)
330 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:44:00.32 ID:xP+SLu73o
2週目結果

画家 26歳 #カントリー 交流★★→★★★★
1.緑の町から来た気弱な女性。他の参加者の優秀さに気おくれしている。
2.写真家に対抗意識を燃やし、いつになく積極性を見せた。

生産者 30歳 #ノスタルジック 交流★★★
1.20年ぶりに再会した開拓者の妹分。村の農業などを支援する仕事をしている。

家政婦 25歳 #ナチュラル 交流★
1.湖畔の楽園から来たメイド。あまり自分のことを語りたがらない。

姫 16歳 #ノーブル 交流★→★★
1.国王の娘。かつては病弱だったが療養を経て立派な忍者になってしまった。
2.もともと体が弱かったためか、手に入れた自分の強さにやや酔っているようだ。

大学生 22歳 #クール 交流★★→★★★
1.学問の都から来た品のいい青年。旅行が趣味であり、町を作る開拓者に憧れを抱いている。

船員 29歳 #エネルギッシュ 交流★★★★★
1.癒しの花園で働く船乗りの男。開拓地を転々とする開拓者にとって数少ない友人である。
2.船員らしく船が好き。大学生と二人で軍艦を見に行きテンションが上がったという。


〜住民の声〜
画家「ごめんなさい、私、動物は触れないので描くだけにします……」
姫「ダイさんを忍者修行にお誘いしたら、やんわり断られましたでござるわ」
331 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:52:47.35 ID:xP+SLu73o
3週目

●住民
・船員……交流★★★★★
・大学生……交流★★★
・画家……交流★★★★
・生産者……交流★★★
・家政婦……交流★
・姫……交流★★


船員「釣り大会しようぜ!」

姫「セインさんが勝つための提案でござるじゃない!」

開拓者「恥ずかしくないのか?」

船員「何かみんなでレクリエーションしたいと思って考えたんだよ」

船員「この島で他にできることがあるか?」

生産者「それ、エソラちゃんが参加できないよ」

大学生「魚もダメですか?」

画家「生きてなければ……」

開拓者「ダメだな。では大会は中止ということで」

画家「だ、大丈夫です。私は調理を担当するので、みなさんで楽しんでください」

家政婦「ここはお言葉に甘えましょうか?」

大学生「そうですね」

家政婦「魚が多いときはあたしも手伝うので、遠慮なく呼んでください」
332 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/25(土) 23:58:58.99 ID:xP+SLu73o
開拓者(生産者と船員は船に乗って沖で大物を狙うようだ)

開拓者(仲のいい姫と大学生は二人並んで釣るようだ。歳が比較的近いというのもあるのだろうな)

開拓者(家政婦は、画家が手持ち無沙汰にならないよう、最初は釣れたらすぐに家に持っていくらしい)

開拓者(画家は家の中で魚を待っている)


1.生産者と船員の沖釣りに参加する
2.姫と大学生と一緒に行動する
3.家政婦と並んで釣る
4.あえて一人で釣る

安価↓2選択
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/26(日) 00:02:35.82 ID:c4MnYVvSo
1
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 00:02:57.72 ID:rZ2OEdLP0
3
335 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 21:33:25.96 ID:l2cq8O86o
開拓者「隣いいか?」

家政婦「いいですけど、ここ、釣れませんよ。場所を変えようと思ってました」

開拓者「そうか。ならば俺がいい場所を探してやろう」

家政婦「急ぎましょう。エソラさんを待たせてますし」


二人は島の沿岸を周り、釣る場所を探す。

開拓者「……お前と二人きりになるタイミングが意外と無かったな」

家政婦「あたしに聞きたいことがあるんですよね」

開拓者「気づいていたか」

家政婦「自分のことを話していない自覚はあります」

家政婦「質問いいですよ。一つだけなら何でも正直に答えますよ」

開拓者「一つか……」

開拓者「では、お前がこの開拓に参加した理由はなんだ?」

家政婦「え、動機?」

家政婦「そんなことでいいんですか? 一つですよ?」

開拓者「正直に言うと、いろいろ気になっていることは多いが、あまり話したくないことなんだろう」

開拓者「もうしばらく共同生活を続ける以上、無理に聞き出して空気を悪くしたくない」

家政婦「気が利きますね」

開拓者「まあな。最近は特に心掛けているぞ」

家政婦「……あたしが開拓に参加した理由は、仕えたい人を見つけられるかもしれないと思ったからです」

開拓者「なるほど、あの貴族は失格か」

家政婦「当たり前じゃないですか……」
336 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 21:36:55.31 ID:l2cq8O86o
開拓者「しかし、湖畔の町のメイド派遣サービスにいるのなら、顧客は絶えないんじゃないか?」

家政婦「大抵、一泊二日の観光客向けの貸し出しなんです」

家政婦「特に、あたしはB級メイドなので、中長期の仕事はあまりないんですよ」

開拓者「A級メイドは、あの人間味の無いお世話ロボットみたいなメイドたちか……」

家政婦「C級以下はカフェで働くか、戦闘訓練をしていますね」

開拓者「お前は仕えるならどんな人がいいんだ?」

家政婦「長く仕えられる人がいいですね」

家政婦「過去に仕えた人と対立する羽目は、もうゴメンですから……」

開拓者「おっ、そこの岩礁がいいんじゃないか。魚から姿を隠せる」

家政婦「あの……槍はありませんか?」

開拓者「槍?」

家政婦「海に入って魚を突いてこようかと」

開拓者「危ないし、使うなら槍じゃなくモリだ……」

開拓者(家政婦は魚を何匹か手づかみで捕獲すると、急いで画家のもとへ持っていった)

開拓者(画家を待たせたくないと言っていたが、ずぶ濡れで帰ると気を遣わせるだろ……)


船員「大漁大漁っ!!」

生産者「マグロ釣ってきたよ〜」

大学生「さすが、プロはスケールが違います」

姫「わらわとダイさんのサバが小魚に見えるでござるものね」

画家「こんな大きな魚、どこから手を付ければ……」

家政婦「あたしがやりますよ」スッ

生産者「お〜、上手〜」

開拓者「刃物を使わせたら右に出る者はいないな」
337 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 21:47:50.17 ID:l2cq8O86o
3週目後半。

開拓者「雨か……外で作業はできんな」

開拓者「大学生以外、私用で出払っているから家も静かだ……」

開拓者「ん? お前も残っていたのか」


リビングにいたのは

1.画家
2.家政婦と大学生
3.姫
4.生産者

安価↓2選択
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:51:34.99 ID:uJfleNiI0
3
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 21:55:25.46 ID:bgN09Zxa0
1
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/26(日) 21:57:51.16 ID:c4MnYVvSo
4
341 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 23:26:17.99 ID:l2cq8O86o
開拓者「今日は花畑島にスケッチに行くんじゃなかったか?」

画家「この天気ですから……」

開拓者「やめておいて正解だな」

画家「開拓者さんは、雨は嫌いですか?」

開拓者「そうでもないな。どちらかというと日照りの方が困る」

画家「植物が枯れちゃうからですね」

開拓者「ああ。そういう地域の開拓はなかなか大変だ」

画家「やっぱり、いろんな環境の土地に行くんですね」

開拓者「そうだな。放っておいても町ができるような土地を開拓する機会はあまりない」

開拓者「砂漠、雪山、熱帯雨林、そうした極端な気候の土地に行かされることが多いな」

画家「きっと、素敵な景色が広がってるんでしょうね……楽しそう」

画家「あっ、ごめんなさい。楽しそうだなんて、大変な仕事なのに……」

開拓者「いや、楽しいぞ。俺も楽しくなければこんなキツくて割に合わない仕事はしていない」

画家「みなさん、自分の仕事に誇りを持っているんですね」

開拓者「お前は好きで絵を描いているんじゃないのか?」

画家「私は……プロじゃないんです。好きなだけなんです」

開拓者「何? そうだったのか、そんなに上手いのに意外だな」

画家「上手い人はいっぱいいますから、絵画の世界で活躍できるのは一握り……」

開拓者「聞いたことはあるな。美術展に作品を出し、画商に目をつけてもらい、初めてプロとしての仕事が生まれると」
342 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 23:29:23.35 ID:l2cq8O86o
画家「私も、もう26歳です」

画家「そろそろ夢を諦めて……結婚するか、父と兄の仕事を助けるか……しないといけません」

画家「私、この開拓に参加すれば、畑仕事に慣れたり、動物を克服できたり……」

画家「あわよくば、素敵な男性に出会えるかもと思ってたんです……」

画家「何言ってるんだろう、私」

画家「……ふ、不純ですよね。開拓を汚して、ごめんなさい」

開拓者「不純なものか」

開拓者「俺だって似たような理由でここにいるんだからな」

画家「えっ……?」

開拓者「この島の開拓は俺には役不足だ。目的は開拓ではなく、コミュニケーションにある」

開拓者「結果、妹と再会できたし、俺を慕っているらしい若者にも会えた」

開拓者「せっかく縁ができたんだ」

開拓者「お前が今後どうしたいのかは分からないが、俺にできることなら協力するから、遠慮なく頼ってくれ」

画家「……ありがとうございます」

画家「で、でしたら……あの…………。…………」ソワソワ

開拓者「……」

画家「わ、私と…………」

開拓者「……」

ガチャッ

船員「ただいまー!」

画家「ひゃっ!?」ビクン

船員「いやー、やっと雨やんだな!」

開拓者「貴様ぁ!」

船員「ど、どうした友人! らしくない剣幕だぞ!?」

画家「ほっ……」
343 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 23:31:36.33 ID:l2cq8O86o
ある日。

生産者「ただいま〜」

画家「楽しかったー」

大学生「ん? おかえりなさい」

家政婦「お土産です。どうぞ」

開拓者「トウモロコシ? どこに行っていたんだ」

家政婦「スイートコーンの村です」

画家「生産者さんのお誘いで、女子会をしたんですよ」

生産者「わたしが作った自慢の村を紹介できて良かったよ〜」

大学生「えー、いいっすね。俺も誘って欲しかったです」

開拓者「女子会だって言ってただろ」

開拓者「姫は誘わなかったのか?」

生産者「列車に忍者がいたって言って、途中で飛び降りちゃった」

開拓者「無事なのか……?」

スタッ

姫「この通り、無事ですわ!」

画家「よ、よかった……心配したんですよ!」

大学生「天井に穴が……」

開拓者「いつの間にか忍者屋敷に改造されている……」
344 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/26(日) 23:43:39.31 ID:l2cq8O86o
開拓者「自分で作った町を自慢する、か」

開拓者「したと言えばしたが、高原では姫の乱入で、先週は写真家と画家の口喧嘩で、それどころじゃなかったな」

開拓者「俺も自信のある町に誰かを連れて行ってみるか」


1.芸術と娯楽の町
2.妖怪と雪山レジャーの町
3.砂漠のカジノシティ

安価↓2 行き先選択


A.画家
B.生産者
C.家政婦
D.姫

安価↓4 誘う相手選択(デートは女性しか誘えません)
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:44:44.53 ID:vvq22gSwO
3
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:49:42.06 ID:bgN09Zxa0
3
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:51:05.11 ID:BsQxUbRDO
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 23:52:15.85 ID:ZRLf3EG4O
B
349 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:15:56.66 ID:F0otELN7o
開拓者「明日、砂漠の町に行くんだが、お前も来ないか?」

生産者「いいよ〜」

開拓者「まさか二つ返事とは思わなかった」

生産者「暇だからね〜」


開拓者と生産者は、共同生活を営む牧場島から遠く離れた、国境に近い砂漠にやってきた。

二人は鉄道馬車に乗っていた。馬車を引いているのはラクダだ。

開拓者「砂漠の町は1、2年前に俺が作った町でな」

開拓者「それ以来、一度も訪れていなかった。久しぶりに様子を見に行くついでにお前にも感想を聞こうと思ったんだ」

生産者「別に言い訳しなくてもいいよ、デートでしょ?」

開拓者「俺はそういうつもりじゃないぞ」

生産者「ん〜?」チラッ

開拓者「どうした、窓の外に何かあったか?」

生産者「広ーい農園が見えるけど、ちょっと変じゃない?」

生産者「オアシスにしては広すぎるし、地下水路で水を引いたのでも無いよね?」

生産者「なんだか気候がおかしいよ」

開拓者「よく気づいたな」

生産者「どうやったの? お兄ちゃんでも気候は変えられないと思うけど」

開拓者「冒険者が、その……超常的な存在を発見したんだ。そいつに頼んで緑化してもらった」

生産者「へ〜。その人に会いたいな〜」

開拓者「今後接触しない約束と引き換えに引き受けてくれたんだ。もう会えない」

生産者「え〜、残念」

※砂漠開拓の詳しい様子は →http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454661413/
350 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:19:35.99 ID:F0otELN7o
砂漠を越え、大農園の先に見えてくるのは、ピラミッドの上に備え付けられた巨大な砲台。

このランドマークは、凄腕の武道家が集まり、王国軍の駐屯地も有している砂漠の町の防衛能力の高さを誇示している。

温暖で過ごしやすくいつでもカジノを楽しめる砂漠の町は、富裕層の別荘地としても人気だ。

ついたあだ名が、世界一安全なカジノシティ。


ヒーローA「諸君! 観光は楽しんでいるかな?」

ヒーローB「お金を使いすぎないよう、くれぐれも気を付けたまえよ!」

生産者「はーい。すごいねこの町、ヒーローが見回りしてるんだ」

開拓者「彼らはまだ弱い方だぞ。この町は一般人の強さのアベレージも高い」

開拓者「どこにでもいそうな中年女性ですら、鋭い突きや蹴りを放つこともある」

生産者「あっ、見て。学校。あの動き、なんていうんだっけ?」

開拓者「四股だな。道着を着た子供たちが四股を踏んでいる」

開拓者「女の子もいるな。相撲がスポーツ化しているのか……?」

生産者「お兄ちゃんがいた頃は違ったの?」

開拓者「学校で武道を教えてはいなかったはずだ。俺が呼んだ強者たちの影響が形を変えて広がっているようだ」


開拓者「町の風景もかなり変わっているな」

生産者「高級店がいっぱいだね〜」

開拓者「開拓直後はもっと粗削りな雰囲気の町だったが、洗練されている」

開拓者「そういえば経営学を教えて、銀行も作っていたな。需要に応じて新しい事業を立ち上げる土台が整っていたわけか」

生産者「お兄ちゃん、そういう町作りもできるようになったんだ」

生産者「成長したね〜」

開拓者「当たり前だろ」
351 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:24:54.23 ID:F0otELN7o
開拓者「さて、ではカジノに」

生産者「はいストップ」ガシッ

開拓者「何をする」

生産者「お兄ちゃんは賭け事になると勝つまでやめないタイプだから、ダメ」

開拓者「……あれから何年経ったと思っているんだ? 俺は成長したんだ」

生産者「嘘をつくときの顔してる。成長してないね〜」

開拓者「だ、だが、カジノに行かなければこの町に来た意味がない!」

生産者「カジノの周りでパフォーマンスもやってるし、バーもあるから十分楽しめるよ」

生産者「お兄ちゃんが作ったのはカジノじゃなくって町でしょ?」

開拓者「ぐっ……」

生産者「わたし、高級ホテルに泊まりたいな〜」

開拓者「カジノで遊ぶより高くつくぞ」

生産者「一緒に泊まる?」

開拓者「それは駄目だろ」

生産者「二室借りると高いじゃない」

開拓者「駄目なものは駄目だ。倫理的に」

生産者「倫理観なさそうなのに〜」


開拓者(俺たちはパフォーマンスを見たり、高い酒を飲んだり、イルミネーションを見て和やかなひと時を過ごした)

開拓者(その結果……)

生産者「もーあるけない〜〜」

開拓者「30にもなって酔いつぶれて背負われて、みっともないな」

生産者「のみすぎた……ごめんなさい」

生産者「……お兄ちゃんの背中、なつかし〜……。いいにおい〜〜」

開拓者「加齢臭じゃないか?」

生産者「そんなことないよ〜〜」

生産者「……おもくない〜?」

開拓者「いや、全然軽いぞ」

生産者「そう〜……?」

開拓者(酒に酔ってへろへろになった妹を放っておけず、結局同室に泊まった)

開拓者(少しだけ、ドキドキしてしまった)

開拓者(しょうがないだろう……血のつながりは無いんだからな)
352 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:31:15.28 ID:F0otELN7o
城塞の都のレストラン。

船員「男子会!!」

開拓者「なぜここなんだ」

船員「人がいないから貸し切りできるだろ」

大学生「コックさん、すいませんね」

コック「屋台よりは儲かるから大丈夫だよ!」

船員「オムビーフマウンテンと、ゆでダコの納豆詰め、それと地衣じゃがと……」

開拓者「馬鹿、頼みすぎだ! オムビーフマウンテンだけでちょうどいいぞ」

大学生「ドリンクはみんな魚介青汁でOKですか?」

開拓者「目に見えた地雷を踏むのか!?」


船員「さて……男子会を開いたのはお前らに質問があるからだ」

船員「ぶっちゃけ、みんなは誰狙いだ?」

大学生「合コンですか?」

開拓者「お前、船の上でも聞いてきただろ」

船員「気が変わってないかと思ってさ」

開拓者「俺は今のところ、変わらずに画家だな」

大学生「見てて思うんですけど、開拓者さんのそれは、恋心より親心って感じじゃないですか?」

開拓者「どういう意味だ?」

船員「俺も同感。悪いとは言わないけど、開拓者さんがエソラちゃんに一方的に与えてるだけに見えるぜ」

開拓者「俺は楽しい時間をもらっているぞ」
353 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:36:41.63 ID:F0otELN7o
開拓者「俺は言ったからな。お前らの番だぞ」

船員「俺は生産者さんだな。一つ年上だけどおっとりして可愛いんだよなー。あとエロい」

開拓者「お前、兄の前でよくそんなことが言えたな」

大学生「保護者ですか?」

開拓者「保護者だ」


船員「最後、ダイくんは誰が好きだ?」

大学生「6人の中だと、開拓者さんですかね」

開拓者「う、うおおっ!?」ササッ

船員「だ、ダイくん。別に趣味は否定しないが、開拓者さんはゲイやオネエに強烈なトラウマがあるんだ。許してやってくれ」

大学生「ご、誤解ですって!」

大学生「そもそも俺、恋愛目当てで参加してないんですよ!」

船員「マジで?」

開拓者「そうだな……大学生くらいイケメンなら、ここで恋人を探す必要もないだろう」

船員「あー、納得。彼女いっぱいいそうだもんな」

大学生「いやいや、一人もいませんよ」

大学生「勉強に専念してるので」

船員「そういや聞いてなかったけど、ダイくんってどこ大学?」

大学生「学問の都のセントラル大学理学部、惑星環境科学科です」

開拓者「すごいことを研究しているんだな……」

大学生「まだ習ってるだけですよ。それに、勉強したいことと少し違いましたし」

船員「それ、どういうことを勉強するんだ?」

大学生「いろいろです。天文学に、気象学に、あとは岩石のことや植生のこととか」

開拓者「ほう。俺たちにも関係がある分野だな」

そして話が逸れたまま、男三人で2時間ほどお喋りを続けた。
354 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:41:23.94 ID:F0otELN7o
3週目結果

画家 26歳 #カントリー 交流★★★★→★★★★★
1.緑の町から来た気弱な女性。他の参加者の優秀さに気おくれしている。
2.写真家に対抗意識を燃やし、いつになく積極性を見せた。
3.画家として生き続けるのを諦めかけている。開拓者に何かを頼もうとした。

生産者 30歳 #ノスタルジック 交流★★★→★★★★
1.20年ぶりに再会した開拓者の妹分。村の農業などを支援する仕事をしている。
2.今なお開拓者のことを誰よりもよく分かっている。

家政婦 25歳 #ナチュラル 交流★→★★
1.湖畔の楽園から来たメイド。あまり自分のことを語りたがらない。
2.仕えていた人と対立した過去があるらしい。

姫 16歳 #ノーブル 交流★★
1.国王の娘。かつては病弱だったが療養を経て立派な忍者になってしまった。
2.もともと体が弱かったためか、手に入れた自分の強さにやや酔っているようだ。

大学生 22歳 #クール 交流★★★
1.学問の都から来た品のいい青年。旅行が趣味であり、町を作る開拓者に憧れを抱いている。
2.現在恋人はおらず、学業に専念している。専門は惑星環境科学。

船員 29歳 #エネルギッシュ 交流★★★★★
1.癒しの花園で働く船乗りの男。開拓地を転々とする開拓者にとって数少ない友人である。
2.船員らしく船が好き。大学生と二人で軍艦を見に行きテンションが上がったという。


〜住民の声〜
家政婦「姫様とお近づきになりたいんですけど、何を話せばいいものか……」
生産者「迷惑かけてごめんね。わたし酔って変なこと言ってなかった?」
355 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:52:16.96 ID:F0otELN7o
4週目

●住民
・船員……交流★★★★★
・大学生……交流★★★
・画家……交流★★★★★
・生産者……交流★★★★
・家政婦……交流★★
・姫……交流★★


生産者「そろそろ作物を収穫しないとね〜」

家政婦「もうですか? 早いですね」

開拓者「開拓用の特別な肥料を使っているからな。味は劣るから調理が大事だ」

船員「みんな、聞いてくれ」

画家「は、はい」

姫「ニン」

船員「明日、ダイくんの誕生日なんだ」

開拓者「ほう、知らなかったな」

船員「気を遣わせると思って黙ってたんじゃねーかな」

船員「せっかくだから俺たちでお祝いしないか?」

画家「いいですね!」

生産者「だったら、収穫したものでごちそうを作ろうか?」

家政婦「料理はあたしに任せてください!」

姫「皆、思い出に残る宴にするでござるわよ!」

開拓者「とんとん拍子で決まったな」

船員「ダイくんが帰ってくるのは明日だ。早速、準備に取り掛かろうぜ!」
356 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/30(木) 23:54:11.88 ID:F0otELN7o
開拓者(生産者はブドウの収穫に向かった。今日から何か作るのか?)

開拓者(家政婦はプレゼントを買いに出かけるらしい)

開拓者(画家は乳しぼりに挑戦するようだ。大丈夫か……?)

開拓者(姫と船員は室内を飾り付けている。忍者風にならないか不安だ)


1.生産者の収穫を手伝う
2.家政婦と一緒にプレゼントを選びに行く
3.画家の様子を見に行く
4.姫と船員の作業に加わる

安価↓2選択
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:55:56.31 ID:XSW3o9t60
4
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 23:56:02.35 ID:qbihHV9DO
3
359 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/31(金) 00:50:36.53 ID:FYEMmiQGo
牛「ブモォー」

画家「お、お邪魔しまーす……」ソローリ

開拓者「画家、大丈夫か? 生産者から聞いたぞ」

画家「あ、開拓者さん……」

開拓者「お前、動物が苦手と言っていなかったか?」

画家「はい……。恥ずかしながら、全然ダメで……」

画家「牛は私より大きいので、怖いんです」

開拓者「犬と猫はどうだ?」

画家「噛んだり引っかいたりしそうで怖いです」

開拓者「魚は噛まないぞ?」

画家「暴れるのでダメです……」

開拓者「イモムシは?」

画家「む、虫は気持ち悪いです!」

開拓者「鳥も暴れたりつついたりするから無理か」

開拓者「前から思っていたんだが、よく緑の町で生きていけたな」

画家「私もそう思います……」

開拓者「小さい頃はどうしていたんだ?」

画家「昔から、動物に触れる機会が少なかったので……」

開拓者「俺には想像ができない環境だ」

画家「開拓者さんは幼少期から開拓団にいたから慣れてるんですよね」

画家「私もそうだったら慣れたのかな……」
360 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/31(金) 01:09:13.08 ID:FYEMmiQGo
開拓者「そうだな。でも今からでも慣れることはできる」

開拓者「試しに牛に触ってみろ」

画家「えっ、でも……」

開拓者「何かあったら俺が、いや、何かあることはない」

開拓者は牛をポンポンと軽く叩いた。

開拓者「おとなしい牛だ。そっと触れてみろ」

画家「……はい」

ちょんっ

牛「……?」

開拓者「手のひらで」

開拓者は画家の手首を持ち、そっと牛の側面に押し付けた。

牛「……」

開拓者「そのまま撫でてみろ」

画家「ほ、本当に大丈夫ですか……?」

開拓者「牛は信じなくていい。俺を信じればいい」

画家「……はい」

牛「モー」ヌッ

牛が振り向いた。

画家「きゃあっ!」

牛「モー」サッ

怖がらせたことが分かると、牛はすぐに正面に向き直った。

開拓者「な。大丈夫だったろ」
361 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/31(金) 01:10:35.45 ID:FYEMmiQGo
家政婦「ただいま戻りました。……何してるんですか?」

開拓者「牛タッチだ」

家政婦「ああ、動物に慣れる訓練ですか」

開拓者「画家にとっては大きな一歩だ」

家政婦「あたしもその相談を受けたんですけどね」

開拓者「何かアドバイスしたのか?」

家政婦「魚を全然克服させてあげられなかったので、あたしの先生を紹介しようと思ったんですけど」

開拓者「メイド学校の先生か?」

家政婦「いえ、指導者と呼ばれている先生です」

開拓者「あいつか。だがあいつは今……」

家政婦「はい……。先生は今、ご都合が悪いですよね」

画家「よし、30秒。新記録……!」

生産者「乳しぼり終わった〜?」

画家「あっ」

開拓者「俺も忘れてたな……」


翌日。

船員「ハッピー、バースデー!!」

大学生「うわっ、えっ!? 俺、誕生日教えましたっけ!?」

船員「悪い。この間、レストランで手帳のカレンダーが見えてしまったんだ」

大学生「あー、仕方ないです。気を遣わせてしまいましたね」

生産者「ううん。ちょうど収穫祭をしようと思ってたところだったんだよ〜」

家政婦「誕生日パーティ用の料理に変わっただけです。お気になさらず」

開拓者「半分くらいはこの島の食材でできたケーキもあるぞ」

生産者「レーズンと牛乳とバターくらい?」

姫「わらわがクリームでダイさんを描いたでござるのよ!」

開拓者(これ、大学生を描いていたのか。驚くほど下手だ……)

画家「わ、私が搾った牛乳を使ってます」

大学生「エソラさん、牛に触れたんですか? すごい、おめでとうございます!」
362 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/31(金) 01:26:51.35 ID:FYEMmiQGo
家政婦「ダイさんへのプレゼントを用意しました」

大学生「開けてみていいですか?」

ガサゴソ

大学生「いいタオルのセット!」

家政婦「いくつあっても困らないと思いまして」

大学生「本当その通りです! 旅行先に持っていきますよ」

姫「わらわも用意したでござるよ。ニン!」

ガサゴソ

大学生「……忍装束?」

姫「ここに刺繍もしましたでござるわよ」

姫「ダイさんもこれを着て一緒に忍者になりなさいでござる!」

大学生「あはは、今度の旅行は高原の町でもいいかもしれませんね」

船員「あれ、ものすごいプレミアがつくんじゃ……」

生産者「急だったのによく用意できたね?」

姫「いつも人に配れるように荷物に入れてるでござるのよ」

開拓者「すまん。俺たちは用意できなかったんだ」

生産者「ごめんね〜」

船員「もっと早く言えばよかったな」

大学生「いいですよ。いつも色々してもらってますから」

画家「私、今何か描きましょうか?」

大学生「では、今度旅行に行くときについてきてもらって、俺の絵を……なんてね」

大学生「写真をもとに描いてもらうことってできます?」

画家「もちろん。では、いつか描きますね。約束です」

大学生「今日はみなさん、本当にありがとうございました」

大学生「このメンバーから祝ってもらったこと、俺、たぶん一生忘れないと思います」
363 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/07/31(金) 01:32:12.65 ID:FYEMmiQGo
早朝。

開拓者「よし、仕事の日だ」

船員「船を出す準備できたぜ。まだ仕事終わらないのか?」

開拓者「あと少しで終わる。今が正念場だ」


お弁当を片手に、開拓者を呼び止めたのは

1.画家
2.生産者
3.家政婦
4.姫

安価↓2選択
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/07/31(金) 01:34:01.03 ID:EYujv5yOo
2
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 01:44:22.95 ID:SJqedtWjo
2
366 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:21:03.70 ID:Swh41KkOo
生産者「おーい、開拓者〜」

船員「ん? 呼んでるぞ」

開拓者「どうした?」

生産者「今日もお仕事でしょ? はい、お弁当」

開拓者「おお。そういえば今朝からキッチンに灯りがついていたな」

開拓者「ありがとう」

生産者「苦手なものはなかったよね」

開拓者「ああ」

船員「うらやましいぜ。生産者さんってたしか名産品を使った料理のプロデュースもしてるんだろ?」

船員「絶対うまいぞ、それ」

生産者「あとで感想聞かせてね〜」


翌日。

開拓者「帰った。生産者はいるか?」

生産者「いるよー」

開拓者「弁当、すごく美味かったぞ」

生産者「腕を上げたでしょ〜」

開拓者「そりゃあな。お前、昔はなんでも丸焼きにしてただろ」

開拓者「しかし変だな。どこか懐かしい味がした」

生産者「覚えてる? 開拓団の保母のおばさん。あの人の味を研究して再現したの」

開拓者「そうか……これが俺にとっての『実家の味』だったか」

生産者「気に入ったなら、これから毎日作ってあげてもいいよ〜」

開拓者「そういう提案は俺じゃなく、将来の旦那にしてあげろよ」

生産者「ん〜。いい人いないんだよね〜」
367 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:24:21.07 ID:Swh41KkOo
開拓者「お前も村を転々としているなら、やはり浮気されたりするのか?」

生産者「それはマシな方」

生産者「仕事の引退を迫られたこともあったし、」

生産者「わたしを村に定住させるために、誘拐して閉じ込めて、無理やり子供を作らせようとする村もあったよ〜。こわかったな〜」

開拓者「外道が。滅ぼしてやろうか……!」

生産者「お兄ちゃんこそもういい歳でしょ?」

開拓者「俺もな……王の直属の部下だから、財力があると誤解されて、金目当ての女ばかり寄ってきた」

開拓者「仕事であまり家に帰ってこないのも都合がいいんだろうな」

生産者「それで普通の恋愛ができなくなって、風俗にハマったんだね……」

開拓者「なんで知ってるんだ!!」

生産者「あれ? 当たった?」

開拓者「やられた……」


生産者「まともな人もいたけど、みんな、わたしから離れていくんだよね」

開拓者「おそらく、家庭的でおっとりした女性が好きな男は、お前の活動的で好奇心旺盛なところを快く思わないんだろうな」

生産者「でも、自分の性格を曲げてまで一緒にいられないよ」

生産者「一番波長が合う男性は、開拓者かも?」

開拓者「それは兄妹だからだろ」

生産者「血のつながった兄弟でも仲の悪い人たちはいるよ〜」

開拓者「では、俺たちは幸運だったな」

生産者「……そうかな〜」

生産者「お兄ちゃんじゃない開拓者と出会えたらよかったのにな」

開拓者「どういう意味だ……?」
368 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:26:28.56 ID:Swh41KkOo
※現在の交流の★数

・画家……交流★×6
・生産者……交流★×5
・船員……交流★×5
・大学生……交流★★★
・家政婦……交流★★
・姫……交流★★
369 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:28:31.35 ID:Swh41KkOo
共同生活の終わりもあと数日に迫った。

画家「1か月、あっという間でしたね……」

船員「まだ数日残ってるし、やり残したことは今のうちにやっておこうな」

大学生「一つ提案なんですけど、最後にみんなでどこかに旅行に行きませんか?」

大学生「大学だと、卒業前に仲間と卒業旅行に行くっていう文化があるんですよ」

画家「それは楽しそうですね」

姫「ちょうどいいものがあるでござるますわ! じゃん!」

開拓者「これ、開拓候補地カタログじゃないか!」

開拓者「どこから持ってきたんだ?」

姫「あら? 普通に王宮からでござるわよ」

家政婦「姫さんは顔パスですからね」

姫「いえ、窓からこっそり侵入しましたでござるけれど」

開拓者「なんてことを……」


船員「いろんな土地の情報が載ってる。面白いな」

画家「大丈夫ですか……? 見たら何かの罰を受けてしまいませんか……?」

姫「王国は開拓をやめましたから、こんなのは機密文書でもなんでもないでござるでしょう?」

生産者「むしろここにある方が自然だね〜」
370 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:33:45.97 ID:Swh41KkOo
開拓者「気になる土地はあったか?」

画家「この、疎林と四季林で絵を描いてみたいです」

開拓者「どちらも開拓が難しい土地だな……」

家政婦「そうなんですか? 住みやすそうな風景に見えますが」

生産者「まあね〜。行ってみれば分かると思うよ〜」

生産者「あれ? 密林が残ってるのは意外だね?」

開拓者「そういえば熱帯を開拓したことは無かったな」

船員「へえ、この地峡と干拓地って土地はいい港町になりそうだな」

船員「ってこれ、運河建設も干拓もまだ計画段階なのか。やっぱり機密文書だったんじゃ……」

生産者「洞穴群だって。洞窟の中じゃ農業できないね〜」

姫「ふ、吹雪のやまない土地、北限!?」

姫「こんな場所を開拓させようとしていただなんてパパは鬼畜でござる!」

大学生「うーん、行くならこの日没浜ですね」

大学生「でも、ここってまだ町はないんですよね?」

開拓者「ああ。開拓候補地だからな」

大学生「それじゃ、旅行には向いてませんね」

姫「はっ、確かに!」
371 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/01(土) 20:37:50.06 ID:Swh41KkOo
開拓者(結局、安全性を考えて、旅行先は大きな都市になった)

開拓者(だが、遠くの町にも行ってみたいとは皆思っていたようだった)

開拓者(最後のデートには遠くの町を選んでみるか)


1.地衣の都
2.亜熱帯の町
3.孤島の町

安価↓2 行き先選択


A.画家
B.生産者
C.家政婦
D.姫

安価↓4 誘う相手を選択(デートは女性しか誘えません)
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:38:46.83 ID:2FMVzmQ/0
3
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:39:04.91 ID:z/xOhhVIO
kskst
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:41:09.40 ID:YiNQ7DvsO
A
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:41:19.65 ID:LjW8gUGDO
A
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 20:43:47.80 ID:YO+H2uJI0
↓2がkskになってるみたいだから行き先安価は2で
377 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:00:24.81 ID:vkDwoDkDo
画家「あ、あの……開拓者さん……」

開拓者「どうした、画家?」

画家「先日の件でお話が……」

開拓者「先日? 何かあったか?」

画家「私の将来について、開拓者さんはご自分を頼るようおっしゃってくださいましたよね……?」

開拓者「ん? ああ、確かに言ったぞ」

開拓者「もう日数も少ないが、何か頼みたいことがあるのか?」

画家「……はい」

画家「わ、私と……」

画家「ゴクリ…………で、デート、していただけませんか?」

開拓者「お安いご用だ」ニッ

開拓者「では、どこへ行こうか? 行き先は決まっているのか?」

画家「いいえ……」

開拓者「では、亜熱帯の町はどうだろうか?」

開拓者「俺が最近、仕事で訪れた町でな。町民の気風がよく、のんびりと観光できる町だ」

開拓者「今の季節ならそこまで暑くないはずだ」

画家「で、では、そ、そこにしましょう」

開拓者「そう緊張しなくていい」


家政婦「あんなに引っ込み思案だった彼女が自分から誘うようになるとは……」

大学生「恋は人を変えるんですね」

姫「でもなんでエソラさんがおじさまに惚れたのか分からないでござるわ」

家政婦「二人で過ごす時間が多かったのと、苦手を克服できたのが大きいのでは?」

大学生「人が誰かに恋するのに理由なんてないんじゃないですかね?」
378 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:13:50.59 ID:vkDwoDkDo
亜熱帯の町は、サトウキビ栽培や国際的な競争のために、王国が植民地として支配していた地域の町だ。

現在は一応、本土にある町と同じ権利が与えられているものの、国の支援がほとんど無く様々な面で発展が遅れている。

交通の便の悪さもその一つだ。

亜熱帯の町への移動には、実際の距離以上に時間がかかる。


船内。

画家「思ったより遠いですね……」

開拓者「すまんな。ただ、遠いからこそ気候が違うし、珍しいものもみられる」

開拓者「野生の植物も、料理も、人の服装も違うぞ」

画家「楽しみです。画用紙は多めに持参しました」

開拓者「最後の旅行に間に合わせないといけないから、思う存分描く時間はないかもしれない」

画家「大丈夫。下描きだけちゃんと描いて、着色は記憶を頼りにします」


町に到着した開拓者たちはまず町長を訪ねた。

町長「またいらっしゃっていただき光栄です」

町長「お連れの女性は?」

開拓者「今、別の仕事で、6人で同じ家に住んでいるんだ」

開拓者「今日は二人で観光に来た」

画家「素敵な町ですね。活気があって、私みたいなよそ者にも親切で、温かい町です」

画家「特にあのサトウキビ畑、ぜひキャンバスに収めたいです」

開拓者「町長……悪気はないんだ」

町長「いえ、客人が喜ぶのならなんでも構いませんよ」

画家「えっ? 私、何かまずいことを……」

開拓者「ああ、この町は好きでサトウキビ栽培を始めたわけじゃないんだ」

町長「今でも町を支える産業の一つです。気を悪くしてはいませんよ」
379 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:25:00.20 ID:vkDwoDkDo
町長に頼んで宿を確保した二人は、まっすぐ大学へと向かった。

開拓者「2週間前と様子は変わっていないな」

画家「亜熱帯総合大学? なぜ大学へ?」

開拓者「ここの学食が美味いんだ」


画家「あっ、この炒め物美味しい」

開拓者「だろう。このメニューには俺は関わっていないからな。純粋にこの町の食文化のレベルの高さがうかがえる」

画家「このメニューには、ですか?」

開拓者「そういえば言っていなかったか。この大学の建築には俺が関わっている」

画家「そ、そうだったんですか!? そっか、ここが……」

画家「絵になる町を作ったのもすごいですけど、この大学もすごい仕事です」

開拓者「いや、まあ、普段はもっと大きな町を作っているわけなんだが……」

画家「そうでした!」

開拓者「お前の住んでいる緑の町も、俺が作った町だしな」

画家「えっ、それは初耳です……!」

開拓者「言ってなかったか?」

画家「私は聞いてませんよ! と、ということは私はずっと前から開拓者さんのお世話になっていたんですね」

画家「不自由なく生活できるのも、絵を描いていられたのも開拓者さんのおかげ……」

開拓者「それは大げさだ」

開拓者「俺が世話するのは苗を植えるところまで。それを枯らすも大樹に育てるも、町民の働き次第だ」

開拓者「感謝するべきは、お前のご両親、そして身の回りの人々に対してだな」
380 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:29:08.86 ID:vkDwoDkDo
開拓者「大学の事務局にも絵が飾られているんだな」

開拓者「画家に会ってから、絵を気に留めるようになった」

画家「興味を持ってくれて、私もうれしいで…す………あれ?」

開拓者「この絵がどうかしたのか?」

画家「うそ……。そんなわけ……」

画家「これ、私が描いた絵です……」

開拓者「な、何? よく似た絵ではないのか?」

画家「間違いないです。どうして知らない町に……?」

開拓者「心当たりはないのか?」

画家「……帰ったら父に聞いてみます。何か知っているかも」

開拓者「な、なんか妙な展開になってきたな……」


ほのぼのとするどころでは無くなってしまった開拓者たちだが、気を取り直して、町の各地で絵を描いたり、タピオカを飲んだりしながら、他愛もないおしゃべりをした。

開拓者「この町は夜景が明るくない分、星がきれいに見えるな」

開拓者「絵に描くのは、暗いから無理か」

画家「はい。でも、綺麗な景色は、見るだけでも楽しめます」

開拓者「それもそうか」

画家「……。開拓者さんは、本当にすごい人です」

開拓者「あらためてどうした?」

画家「素直にそう思っただけです。開拓者さんは、時代に名を残す傑物です。……私とは、比較できないほどに」

開拓者「そうだ。俺は客観的に見て、とても優れた仕事をしてきた男だ」

開拓者「だが、そんなに褒めちぎってくれるのはお前と町長くらいだ……」

画家「ええ? みなさん、見る目がないですね」

開拓者「そうだな。だから珍しくこうして褒められるととても嬉しい」
381 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:35:37.76 ID:vkDwoDkDo
開拓者「しかし、一つだけ訂正させてもらおう」

開拓者「前にも言ったが、自分を卑下するな。お前にはお前の長所がある」

画家「……はい」

開拓者「……。少なくとも俺は、お前を下には見ていない」

開拓者「俺に気を遣う必要はないんだ。無理に褒めちぎらなくていいんだぞ」

画家「ち、違います! 私が、開拓者さんをすごいと思っているのは本当で……」

画家「でも、だからこそ、私は……」

開拓者「気を遣っているのか」

画家「だめですか……?」

開拓者「本当に俺のことを考えてくれるのなら、壁を作らないで欲しいがな」


画家(二人きりになれるのはこれが最後かもしれない)

画家「だ、だったら、今、はっきり言います」

画家「分不相応なのはわかっていますけれど……」

画家「わ、私は、開拓者さんの事が好きです」

画家「男女のお付き合いが、したい、です……」

画家「……」

開拓者「そうか……」

開拓者は画家をそっと抱き寄せた。

開拓者「俺もだ」

そして、口づけを交わした。
382 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:39:31.94 ID:vkDwoDkDo
恋人ができました!

称号:10歳差の初々しい二人 〜 自信のない恋心

●恋人
・画家……交流★×7

●住民
・船員……交流★★★★★
・大学生……交流★★★
・生産者……交流★★★★★
・家政婦……交流★★
・姫……交流★★



開拓者「俺は、お前の世話を焼きすぎたかもしれないな」

開拓者「自分でも、これが恋心なのか、親心なのかわからなくなってしまった」

画家「恋心で、あって欲しいです」

開拓者「俺はそれを確かめたい」

画家「……それなら、私が、開拓者さんに、私を好きにさせてみせます」

開拓者「期待しているぞ」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 01:45:18.01 ID:XOsdjuI1O
えんだあああ
384 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 01:45:57.26 ID:vkDwoDkDo
二人は牧場島へ帰った。

画家「間に合ったかな……?」

家政婦「はい。出発は明日ですね」

開拓者「結局、どこに行くことに決まったんだ?」

大学生「ここから一番近い大都市ということで、日光林州の州都です」

船員「そこってどんな町だったっけな」


王都から7時の方角にある日光林州は温暖な地方であり、開拓者が最後に作った町である癒しの花園と、今いる牧場島もこの州に位置している。

そんな日光林州の州都は……

『◎◇の都』と呼ばれている。


安価↓1 ◎に入る文字

安価↓2 ◇に入る文字
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/02(日) 01:46:48.18 ID:CB8vOthxo
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 01:51:30.75 ID:fIqiFout0
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/02(日) 07:46:49.78 ID:ajpe/4hu0
乙乙
388 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 23:40:31.80 ID:vkDwoDkDo
日光林州の州都は、かつてこの土地が王国では無かったころの、今は無き国の首都として栄えた歴史のある大都市だ。

しかし現在、州都の中では経済力、人口ともに下から数えた方が早い。

その主な理由は台地の上という町の立地の悪さである。

大昔は交通の要衝であったものの、今では海沿いの道もしくは海路の方が利便性が高くなってしまったのだ。


大学生「主産業は農業、鉄鋼、観光」

大学生「年中温暖で過ごしやすい気候から、『常春の都』と呼ばれています」

生産者「コーヒー豆やお茶の葉の生産量が多い州で、近くに喫茶の町もあるよ〜」

開拓者「この地域はあまり開拓に来たことが無いな」

大学生「州全体としてはそれなりに栄えているんですよ」

大学生「あまり競争を好まない気風も影響していると言われてますね」

姫「一年中、春だなんて、不思議でござるわね?」

大学生「この辺りは、冬は温暖で、夏は雨が多くて暑い気候なんですけど、」

大学生「常春の町は標高が高いので、夏も気温が上がりにくいんです」

船員「さすがは現役の惑星環境学科だな」

画家「どこかから音楽が聞こえる……」

大学生「常春の都といえば音楽と芸術。王国の支配下に入ってからは歌劇や宗教画の文化が根付きましたけど、」

大学生「気楽に楽しむのが元々の文化って感じがします。だって町の人が普通に演奏してるんですよ」

ギターおじさん「ヘイッ!」

画家「へ、へい」
389 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 23:42:55.91 ID:vkDwoDkDo
その後、一行は自然と3つのグループに分かれて散策していた。

開拓者は船員と土産物屋を見て回っていた。

船員「にしても変だな。常春の都なのに花が全然咲いてない」

開拓者「年中暖かいとはいえ、花の咲く季節じゃないからな」

開拓者「だが、今夜は花火が上がるらしいぞ。特に何の記念日でもないらしいが……」

船員「いいな、花火! 恋愛といえば花火だよな!」

開拓者「……そうか?」

船員「俺が見た恋愛ものの小説や劇には、その半分以上に花火のシーンがあったんだよ」

開拓者「今までいくつ見たことがあるんだ?」

船員「えーと、1、2……両手の指で数えられるくらいだな」

開拓者「全然見ていないじゃないか」
390 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 23:51:16.98 ID:vkDwoDkDo
大学生×姫……交流★★★★


ワァァァァ

大学生「闘技場か……」

姫「戦闘に興味があるでござるのですか?」

大学生「いや、正直、血生臭いのは苦手です」

姫「それは不健康でござるわね」

大学生「……ひょっとしてですけど、姫さんがよく言ってる『健康』って、『強さ』の事を言ってるんですか?」

姫「それ以外にないでござるでしょ?」

姫「……強くないと、パパにも隊長にも迷惑をかけてしまうわ」

大学生(家出して、勝手に動き回ってる方が迷惑をかけると思うけどなぁ……)

大学生「姫さん、ちょっと真面目な話をしてもいいですか?」

姫「説教は嫌でござるよ」

大学生「じゃあやめときます。一般人の俺が王族に偉そうな事は言えないんで」

姫「……分かってるわ。いつまでも逃げて隠れて忍んではいられないって」

姫「……わたくしには一国の王女として、パパに決められた家に嫁ぎ、役割を全うする責任があるから」

大学生「逃げることも時には必要だと、俺は思いますよ」

大学生「俺にとっての旅行も似たようなものですし」

大学生「社会に出たら、自由に旅に出るのは難しいですからね」

大学生「だからまあ……捕まるまでは自由でいてもいいんじゃないですか」

姫「だったら、捕まらなければいいでござるのね」


大学生「それにしてもちょっと意外だな。この町で人と人の戦いを見世物にしているなんて」

姫「普段はしていないでござると思うわ。大会があるからその予選じゃないかしら?」

大学生「大会?」

姫「王国最強の人を決める、戦闘大会でござるよ」
391 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 23:55:05.72 ID:vkDwoDkDo
船員×家政婦…交流★★★★


家政婦は宿で荷物の番をしていた。

船員「よっ。疲れたから先に戻ってきた」

家政婦「開拓者さんは?」

船員「エソラちゃんたちと合流したそうだったぜ」

家政婦「セインさんは、結局恋人を作れませんでしたね」

船員「うっせ。……一番過ごした時間が長かったのは家政婦ちゃんだったかもな」

家政婦「いつも買い出しに付き合ってくださいましたからね」

船員「仕える人を探してるなら、俺に仕えてみないか?」

家政婦「悪くないですけれど、保留させてください」

船員「まあな、その強さを活かすなら俺よりもっといい男はいっぱいいるもんな」

船員「つーか、思ったよりいい返事をもらえてびっくりしたぜ」

家政婦「あなたは、あたしの過去を知っても受け入れてくれたので」

船員「傭兵やってたって話か。ただ者じゃないとは思ってたし、別に驚きもしなかったな」

家政婦「上手く隠せていると思っていたのですが……」

船員「みんな気づいてると思うぞ」

家政婦「いえ、流石にそんなことはありません」

家政婦「あたしが、人を殺したことがあると聞いて、何も思わないはずが……」

船員「平和な世の中で暮らしてきたエソラちゃんとダイくんには刺激が強いかもしれないか」

家政婦「……あたしは正体を明かした方がいいんでしょうか?」

家政婦「それとも、皆さんを騙したまま、明るくお別れした方がいいんでしょうか」

船員「みんなを裏切っているようで気分が悪いなら、言っちゃった方がいいと思うぜ」

船員「開拓者さんと生産者さんなら受け入れてくれるだろ」
392 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/02(日) 23:56:35.10 ID:vkDwoDkDo
家政婦「―――ということなんです。あたしの正体は人殺しでした。騙していてごめんなさい……」

生産者「やった〜。予想があたったよ〜」

開拓者「嘘だろ……? お前、その異常な戦闘力を隠せていると思っていたのか……?」

家政婦「あの、職業については、何も思わないんですか?」

開拓者「ああ。俺もお前と同じ無戸籍民だったからな」

生産者「拾われたのが開拓団じゃなく傭兵団だったら、わたしも家政婦ちゃんみたいになってたかもね〜」

生産者「別に、好きで傭兵になったわけじゃないんでしょ?」

開拓者「少なくともお前は傭兵団を離れて、生き方を変えようとしている。違うか?」

家政婦「はい」

画家「……」チラッ

家政婦「あっ」

画家「す、すいません……聞いてしまいました」

家政婦「……」

画家「私、安心しました。家政婦さん、包丁も鎌もすごく扱うのが上手かったじゃないですか」

画家「ほぼ同い年なのに、私と全然違ってすごいと思ってて……」

画家「同年代の女性がみんな、家政婦さんくらい刃物の扱いが上手いわけじゃないんですね……!」

開拓者「家政婦の腕が標準であってたまるか」

家政婦「包丁の扱いについては先生に教わったので、傭兵の技ではないのですが」

家政婦「家事のスキルに不安があるのなら、あたしが教えましょうか?」

画家「ぜ、ぜひお願いします!」

家政婦「しかし、もう共同生活は終わってしまいましたね」

画家「それなら、私の家に来ていただけませんか?」

開拓者(家政婦がやけに防衛に詳しいのも、傭兵団にいたのが理由だったか)

開拓者(結局、亜人種とのつながりについては分からなかったな)

開拓者(まあいい。開拓を続けていれば、いずれまた亜人と出会うこともあるだろう)
393 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:05:51.57 ID:sN5U5TTfo
生産者×開拓者……交流★★★★★


生産者「……困ったな〜」

生産者(わたしも、もう若くないから当然わかるよ)

生産者(この『好き』は、家族への『好き』とは違うってこと)

生産者(こんな気持ちになるなら、再開しない方がよかったのかな……)

開拓者「……」


生産者の目の前で、開拓者が居眠りをしていた。

椅子に座って休憩しているうちに、ついまどろんでしまったのだ。

他の面々は宿の近くの売店に出かけている。


開拓者「……」

生産者(わたしと開拓者は、社会的にも、遺伝学的にも、他人で、ただの幼馴染……)


開拓者の隣に、生産者が腰を落とした。


開拓者「……」

生産者(兄妹であることを示す根拠はどこにもない……)


生産者の顔が、開拓者の顔に近づく。


開拓者「……」

生産者(王国には家族でもキスをする文化があるから、何も悪くない……)


それは王国のすでに古くなり廃れた文化であり、しかも開拓団にそんな文化は無かったという内心の声を聞き流し、生産者は目を閉じた。


開拓者「……」

生産者「……」
394 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:07:24.67 ID:sN5U5TTfo
そして、触れる寸前で離れた。


生産者(だめだよ、わたし)

生産者(何も根拠はなくても、主観的には兄妹なんだから)

生産者(それに……もう若くないから、当然わかるよ)


画家「ジュース買ってきました」

生産者「ありがと〜」

画家「あれ? 開拓者さん、寝てる?」

開拓者「起きてるぞ!」ガバッ

画家「寝落ちしてた人の反応だ……!」

開拓者「起きたから火はつけるな……ん? 団長はどこだ? 妹は?」

画家「しかもしっかり昔の夢を見てます……!」

開拓者「懐かしいにおいがしたんだが……夢か」

画家「どんな夢を見てたんですか?」

開拓者「俺と妹が寝ているところに、開拓団の団長が『とっとと起きないと焼くぞ』と脅してくる夢だ」

画家「では、その悪夢をスケッチ」

開拓者「するなするな」


生産者(……開拓者とエソラちゃんが惹かれあってるってこと)
395 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:09:54.99 ID:sN5U5TTfo
ヒュルルルルル... ドン!! ドドン!!


開拓者「花に例えられる、炎の芸術、花火……」

船員「一瞬しか見れないのが残念だよな」

大学生「花の咲かない時期は、週に二、三回、晴れた日に、こうして夜空に花を咲かせると聞きました」

生産者「いつでも春らしくしようと工夫するなんて、常春の都らしいね〜」

姫「あれを忍術に活かせないでしょうか……でござる」

家政婦「砲撃みたいで、鳥肌が立ちます」

開拓者「画家は楽しめているか?」

画家「大変です、開拓者さん……!」

画家「あっという間に消えるので、スケッチもできませんし記憶もできません……!」

大学生「今だけは描くことを忘れて楽しんだらどうですか?」

船員「花火師が空というキャンバスに描く刹那のアートを……」

生産者「うわー、キザだね〜」

開拓者「こんなこともあろうかと、インスタントカメラを持ってきておいたんだ」

開拓者「写真に収めて、それを絵に描けばいいだろう?」

画家「カメラにはこんなメリットがあったんですね……」
396 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:11:50.01 ID:sN5U5TTfo
大学生「カメラがあるなら、記念写真を撮りましょうか?」

開拓者「そうだな。画家、カメラにはもう一つのメリットがある」

開拓者「それは、絵の素人でもスイッチ一つで風景を記録できることだ」

船員「姫さんは写って大丈夫なのか?」

姫「忍者にも、姿を残したい日もあるでござるのよ」

船員「そういうことじゃないんだけどな……」

生産者「誰がシャッターを切るの〜?」

家政婦「あたしがやります。ボタンを押したあと、素早くそちらに移動すればいいんですよね」

開拓者「無茶だろ……」

姫「分身に任せればいいでござるわ。分身の術!」

姫(分身)「みなさん、並んでくださいまし。口角をあげるおまじないでござるよ!」

姫(分身)「わらわに続けて……はい、ニンニン!」

開拓者「ニンニン!」

画家「ニンニン!」



おわり
397 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:14:59.00 ID:sN5U5TTfo
最終結果

画家 26歳 #カントリー 交流★×7
1.緑の町から来た気弱な女性。他の参加者の優秀さに気おくれしている。
2.写真家に対抗意識を燃やし、いつになく積極性を見せた。
3.画家として生き続けるのを諦めかけている。開拓者に何かを頼もうとした。
4.農業・畜産の盛んな町の出身でありながら、生き物に触れる機会のない幼少期を過ごした。
5.引っ込み思案だった彼女だったが、自ら開拓者をデートに誘い、告白し、自分のことを好きにさせてみせると決意した。

生産者 30歳 #ノスタルジック 交流★★★★★
1.20年ぶりに再会した開拓者の妹分。村の農業などを支援する仕事をしている。
2.今なお開拓者のことを誰よりもよく分かっている。
3.波長の合う男性と出会いたい。今のところ開拓者が一番波長が合うようだ。
(4.王国には家族同士でもキスをする文化があると言い、開拓者とのキスを試みた。)

家政婦 25歳 #ナチュラル 交流★★
1.湖畔の楽園から来たメイド。あまり自分のことを語りたがらない。
2.仕えていた人と対立した過去があるらしい。
(3.その正体は傭兵団の一員。開拓者が所属していた開拓団と同じ、無戸籍民の集団であるようだ。)
(4.傭兵としての生き方を捨て、その戦闘能力で大事な人を守る存在として生きようとしている。)

姫 16歳 #ノーブル 交流★★
1.国王の娘。かつては病弱だったが療養を経て立派な忍者になってしまった。
2.もともと体が弱かったためか、手に入れた自分の強さにやや酔っているようだ。
(3.忍者をしているのは王女としての人生からの逃避行動でもある。)
(4.王や近衛兵を二度と心配させないために、何があってもケガも病気もしない究極の健康を求めている。)

大学生 22歳 #クール 交流★★★
1.学問の都から来た品のいい青年。旅行が趣味であり、町を作る開拓者に憧れを抱いている。
2.現在恋人はおらず、学業に専念している。専門は惑星環境科学。
(3.本当に興味があるのは開拓ではなく冒険かもしれない。しかし現実的に冒険をする自信はない。)
(4.学んだ知識を活かして、開拓や冒険をサポートできる職業に就けないかと考えている。)

船員 29歳 #エネルギッシュ 交流★★★★★
1.癒しの花園で働く船乗りの男。開拓地を転々とする開拓者にとって数少ない友人である。
2.船員らしく船が好き。大学生と二人で軍艦を見に行きテンションが上がったという。
(3.世界をまたにかける貿易船に乗るという夢を追いかけると、開拓者のように結婚が遠のくことを気にしている。)


〜住民の声〜
画家「開拓者さん……私の家に、来てくれませんか?」
姫「しばしのお別れでござるでしてよ! ドロン!」
大学生「どこか開拓するときはぜひ俺も呼んでくださいね」
398 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/03(月) 00:24:21.56 ID:sN5U5TTfo
今晩は投下だけ。明日から最後の依頼編です。

恋愛編について。

こちらは案だけあった「安価で農村と美味いメシを作る」の恋愛部分を抜き出したものです。
この編だけはシステムのお試しではなく、開拓者にそろそろいい思いをさせてあげたいというテーマでした。

ついでに過去作で作った町を登場させようとしました。これがマズかった。
町のどこを訪れるかとどんなイベントを起こすかを考えるのがすごく大変でした。もっと行動を安価にゆだねても良かったかもしれません。

安価を踏めなかったレスも含めると、生産者派の人も割といたのでしょうか?
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/03(月) 00:35:15.59 ID:Y+dxy8dOo

まぁ生産者の人となりに興味あったのと最終的に画家に決まるにしてもあまり早く決まってもなぁと
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 00:36:09.29 ID:/tWEDqEDO
乙です
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 04:59:15.47 ID:qm4UWGhGo
乙〜
生産者派だったけど安価の時間合わないのと画家派すごかったから正直半分行く前に無理だなって思った
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 06:09:26.21 ID:bkvPKRtI0

自分は画家派だったけど、むしろ最終的に生産者が恋人になると思ってドキドキしてた
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 09:39:38.82 ID:7VUAvy3fo
生産者派だけど大体>>401に同じくっす
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 14:44:41.04 ID:Y+dxy8dOo
後、家政婦に関しては設定に興味あるけどコレは何か重要過ぎて攻略進めなくても別の形明かされると思えた
姫はまぁ立場以前に犯罪だし
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/03(月) 22:42:16.34 ID:qm4UWGhGo
家政婦はそもそも生産者以上に可能性無かったから派閥出来る以前の問題かなって
姫にいたっては登場遅い初期値低いで魅力見出すのも難しかったし
406 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/08/04(火) 19:12:57.97 ID:tJreqHoyo
>>401
やはり安価で作ったキャラは強かった。
どのキャラも安価で作っていればもっとバラけたのでしょうか……

>>402
実際、>>371で生産者が選ばれていたら★6で画家と並ぶという僅差でした。
ただし初期値が画家★0と生産者★2で差があるので今考えるとフェアじゃなかったですね。

>>404
スレ立て前は恋人になるかならないかで設定が変わるキャラだったのですが、警備チーム編で亜人を連れてきたことで一気にただ者ではなくなってしまいました。
姫は★5を超えても恋愛にはならず一方的に惚れられる予定でした。
407 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/08/04(火) 19:17:17.75 ID:tJreqHoyo
今回はかなりしくじった感があるのですが、思いつきで自分の首を絞めてしまった部分が多く、
まとめると、
―――――――――――――――――――――――――――――――――
開拓に同行できそうな恋人候補を3人用意した。全員★1個で開始予定。

『警備チームを作る』で先に家政婦を出してみようと思いつく。

安価要素を増やすため>>194でキャラの性格を決めてもらう。センチメンタル・ノーブル・ダークが選ばれたらそれらしい過去作のキャラを追加してみようと急に思いつく。

見事にセンチメンタルとノーブルが選ばれてしまい、用意していたキャラのうち2人が消える。

妹分・家政婦・忍者姫だと大学生以外全員が開拓者の関係者になってしまうが、家政婦は今更消せない。

安価でもう一人作ってみることを思いつく。

内気なキャラ登場。家事と戦闘は得意だがそれ以外のことになると全く自信がなくなるという家政婦のキャラ付けが変更される(一部かぶったので)。

いっそ全員安価キャラにしようかとも思ったが、ここで>>194がネックになる。

男3人、女4人でバランスが悪いがもはや誰も消せない。最初から姫がいるのも不自然なので高原に行ったら出てくることにする。忍者だけに隠れキャラ。

初対面の引っ込み思案な10歳差の異性と、仕事仲間と、幼少期一緒に育った家族が、全員交流★1なのは不自然だと思い、差をつけてしまう。

結局、姫もすぐに登場する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
素直に用意してたキャラで始めるか、3人全員安価で作るかした方がよかったですね……
408 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 19:18:28.74 ID:tJreqHoyo
〜 依頼E 〜

開拓者「安価で強い男を作る」
409 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 19:22:46.52 ID:tJreqHoyo
二か月前にさかのぼる。

開拓者「亜熱帯の町に大学を作ってほしい、か」

開拓者「一応、気に留めておくか」

開拓者「さて、では写真家のもとへ行こう」

弟子「開拓者って人、いるか!」

開拓者「また客人か。開拓者は俺のことだが」

弟子「頼む! オレを弟子にしてくれ!」

開拓者「弟子ということは、開拓者志望か。残念だがもう王国は開拓を――」

弟子「オレは……最強の男になりたいんだ」

開拓者「頼む相手を間違えていないか?」

弟子「師匠は人を鍛えるのが得意だって聞いたぜ」

弟子「めちゃくちゃ強い武道家やめちゃくちゃ強い忍者を鍛えたことがあるんだろ?」

開拓者「まだ師匠と呼ぶな。そして誰に聞いたんだ」

開拓者「確かに、俺は開拓地でいつも労働者教育を行ってきたし、盗賊や野獣に負けない程度には強い」

開拓者「しかしお前はすでに強そうに見えるが」

弟子「まだ足りねぇんだ」

弟子「マフィアにさらわれたオレの妹を連れ戻すには!」

開拓者「警察や軍には知らせたのか?」

弟子「何もしてくれやしないんだ、オレたちには」

開拓者「ふむ……」

弟子「頼む! 指示さえしてくれれば、どんな過酷な修行でも一人で乗り越えてやるから!」

開拓者「指示だけならば時間はかからないな……」

開拓者(何よりこの男……すごくいい体をしている。素晴らしい原石だ。こいつは強くなるぞ)

開拓者(個人への教育は初めてだが、挑戦したくなるほどの魅力がこの男にはある)

開拓者「……俺の修行は厳しいぞ。覚悟しろ」

弟子「……! 師匠! よろしくお願いします!」
410 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 19:27:18.49 ID:tJreqHoyo
1週目

称号:端っこの都の端っこ

●開拓地
・貧民街……町の厄介者たちが不法占拠している区域。彼らを強引に追い出しても、行き場のない彼らはまた集まってくる。

●住民
・弟子……最強の男を目指す青年。才能はあるが最強には程遠い。
・ごろつき……無限沸きするザコ敵のような人々。
・下っ端……貧民街の住民から金を巻き上げて暮らしている組織の一員。


開拓者(ここは州都の中で最も栄えていない町、端っこの都)

開拓者(つまり城塞の都よりもさびれていることになるが、実は都心部だけ見るとそうでもない)

開拓者(この町で一番の問題点は、郊外にある貧民街の存在だ)

開拓者(王国の端の州では最も近代的であるこの町には、住んでいた土地を追われた流れ者や、無戸籍の捨て子、そして王国各地の無法者などが集まってくる)

弟子「師匠、怪我は無いか?」

開拓者「ああ。軽く散策してきたが、本当に治安が悪いな」

開拓者「ちょっと歩くだけでごろつきとエンカウントする。もっとも俺の敵ではないがな」

弟子「さすがは師匠。オレの見込んだ通りの強者だぜ」

開拓者「さて、お前の妹はどこの連中にさらわれたんだ?」

弟子「貧民街を支配するマフィア、残酷組だ」

開拓者「頭の悪そうな名前の団体だな……」

弟子「でも実力は本物だ」

弟子「残酷三人衆の一人、残酷格闘家には貧民街の誰も勝ったことがねぇんだ」

開拓者「あとの二人についても教えてくれ」

弟子「残酷剣士って奴がいる。剣が無ければ大したことないけど、とにかく弱いものイジメが好きなクソ野郎だ」

弟子「もう一人の方は何も知らねぇ」

開拓者「剣士か……。ということは肉弾戦だけでは厳しいかもしれんな」
411 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 19:31:36.32 ID:tJreqHoyo
開拓者「指示の前に、まずはお前の実力を見せてくれ」

弟子「師匠と戦えばいいのか?」

開拓者「ああ、かかってこい!」

弟子「よっしゃ……いくぞオラァ!」


1週目

●スキル
筋力T……全力で殴れば大人を気絶させることができる。
フットワークT……スポーツをしている人と同程度。
体幹T……同世代の男性に比べて明らかに筋肉質。
精神力T……多少の苦しみは我慢できる。
動体視力T……ザコの攻撃なら余裕で見切れる。

●ステータス
攻撃力Lv.1
耐久力Lv.1
リーチLv.1

●総評
治安の悪い貧民街でチームなどに入らず一人で生きていけるほどの強さを持った青年。
現状はちょっと強いケンカ野郎に過ぎないが、大きなポテンシャルを秘めている。


開拓者「くっ……腕を痛めてしまった」

弟子「や、やりすぎたか?」

開拓者「いや、これでいいんだ。今の一戦でお前の強さは大体わかった」

開拓者「鍛えているのは分かったが、技が何も身についていない状態だな」


開拓者(この仕事は要するに、いつもやっている労働者教育を一人に対して行うようなものだ)

開拓者(開拓と違い、教えた内容のすべてを弟子一人が身に着ける)
412 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 19:33:59.98 ID:tJreqHoyo
開拓者(普通のトレーニングをしてもいいし、敵に合わせた対策もありだな)

開拓者(それとも、武器を与えるか? 魔法や特殊能力の類も、上手くいく予感がする)

開拓者(余裕があれば、彼が真面目に生きていけるように職業訓練をしてもいいかもしれない)


安価↓1、2 特訓内容を指示します(上げる能力を直接指定してもOK)
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 19:35:10.16 ID:s+aRjttxo
動体視力を鍛える
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 19:37:08.79 ID:M23HUmwHo
気功法を教える
415 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:13:13.77 ID:tJreqHoyo
開拓者「まずは武道の基本を教えよう」

開拓者「本職ではないから間違っているかもしれないが」

開拓者「基本……それは『気』を知ることだ」

弟子「気? 気功ってやつか?」

開拓者「ああ。体内を循環するエネルギーだ。これを自在に制御することで、肉体の限界を超えた強さを手に入れることができる」

開拓者「と、俺は思っている」

弟子「すげぇ! 師匠、気功が使えるのか!」

開拓者「かなり初歩だがな」

開拓者「まあ、初歩だけでも体調を整えるのには使えるぞ」


開拓者「深呼吸し、体内の気の流れを見つけるんだ」

弟子「スゥーーーー」

開拓者「目を閉じて、精神を研ぎ澄ます」

弟子「ハァーーーー」

開拓者「……寝るなよ」

弟子「……やべぇ、ちょっと眠くなってた」
416 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:26:53.66 ID:tJreqHoyo
弟子「気がどこにあるのか全然わからねぇよ……」

開拓者「俺が次に来るときまでに見つけておけ」シュッ

パシッ

弟子「いきなり殴んのか。何すんだよ」

開拓者「よし、反射神経も十分だな」

開拓者「攻撃が見えさえすればしっかりと対応できることが分かった」

開拓者「次は動体視力を鍛える方法を教える」

弟子「それで強くなれるのか?」

開拓者「まあ、剣士への対策だな」

開拓者「相手の動きがはっきりと分かれば、武器を持った相手も恐れるに足らない」

開拓者「というわけで、高速で動くものを目で追う訓練をするんだ」

弟子「鳥を見るとかか?」

開拓者「自分の拳を動かして、それを目で追うだけでもいい。結構疲れるぞ」

弟子「お、おおっ、マジで目に来るな」ブン ブン

開拓者「それをたくさんやっておくといい。ただ、自分の体だと次にどう動くかわかるからあまり良くないかもしれんな」

弟子「だったら、羽虫とか使えるんじゃないか?」

開拓者「いいアイデアだ。そうだな、そんな具合に自分でも工夫してトレーニングするといいと思うぞ」
417 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:42:49.83 ID:tJreqHoyo
下っ端A「よぉよぉそこのおっさん、見ねえ顔だな」

下っ端B「ちゃんと俺らに生活税払ってるか?」

開拓者「また沸いてきたな」

弟子「待て開拓者さん。そいつらは倒しちゃいけねぇ」

下っ端A「倒すだと?」

下っ端B「俺たち残酷組に手を出すとどうなるか知らねぇようだ」

開拓者「こいつらが残酷組か。ごろつきとの違いが分からないな」シュッ

下っ端A「ぐはぁ!?」


下っ端B「覚えてやがれ!」ダダダッ

弟子「お、おい! 残酷組の幹部が来るぞ!」

開拓者「別に俺が倒してもいいんじゃないか?」


ザッ

残酷剣士「おやおや、誰かと思えば大物ではないですか」

残酷格闘家「違うぞ兄貴。元・大物だぜ」

残酷剣士「ええそうですね弟よ。今は無職でしたね?」

開拓者「フリーの開拓者をしている」

残酷格闘家「ぎゃははは! そりゃ無職ってことじゃねぇか!」

開拓者「お前は今、多くのフリーターと自営業者を敵に回したぞ」

残酷剣士「貴方は立場を分かっていないようだ」

残酷剣士「国王の庇護を受けていない貴方にわたくしたちが何をしようともリスクはないのです」

残酷格闘家「身ぐるみはがして全財産を搾ってやるよ、クソジジイ♪」

開拓者「なめられたものだな……」

開拓者は上着を脱ぎ捨て、両の拳を構えた。

開拓者「さあ、一人ずつかかってこい」クイックイッ

残酷格闘家「まとめてかかってこい、じゃねぇのかよ」

残酷剣士「いいですよ。一対一で構いません」

残酷剣士「わたくしと貴方の、残酷なまでの力の差というものを思い知らせてあげましょうか!」
418 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:44:34.50 ID:tJreqHoyo
開拓者(残酷格闘家の強さは見た目で大体わかった)

開拓者(背中の筋肉が特に発達しており、拳にはトゲのついた金具をつけている)

開拓者(殺傷性の高いパンチが奴の武器だろう)

残酷剣士「フッフッフ、苦しむ準備はお済みですか?」

開拓者(こいつの武器は、剣というよりはノコギリだな)

開拓者(あまり武器として強いとは思えない。宣言通り、相手を苦しめるのが目的だろう)

残酷剣士「フフッ」バッ!!

開拓者(しかし、速い!)

開拓者はノコギリ剣をしゃがんで避け、残酷剣士に組み付き、投げ倒した。

残酷剣士「くっ……!」スルッ

開拓者(今の衝撃で剣を手放さないか! そして、離脱も上手い……)

開拓者「よし、弟子」

開拓者「逃げるぞ!!」

弟子「はあっ!?」

残酷剣士「フッハッハッハ! 恐れをなして敵前逃亡ですか!」

残酷格闘家「ぎゃははははは! この町にいる限り俺たちからは逃げられねぇぞ!」


弟子「ふざけるな! なんでダサい真似を……もうてめえなんか師匠じゃねぇ……!」

開拓者「さっきの一戦で奴らの実力は分かった」

弟子「えっ……」

開拓者「お前の目的は、妹を助け出すことだろう?」

開拓者「案ずるな。最後に笑うのは俺たちだ」
419 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:49:59.55 ID:tJreqHoyo
2週目

●スキル
筋力T……全力で殴れば大人を気絶させることができる。
フットワークT……スポーツをしている人と同程度。
体幹T……同世代の男性に比べて明らかに筋肉質。
精神力T……多少の苦しみは我慢できる。
動体視力U……高速で通り過ぎる列車に乗っている人の顔がはっきりと見える。
反射神経T……見えさえすれば大抵の攻撃は余裕で避けられる。
気功T……体内の『気』を操り、体の調子を整える。

●ステータス
攻撃力Lv.1
耐久力Lv.1
リーチLv.1

●総評
優れた身体能力と、人並み外れた動体視力を持つ青年。
指先まで感覚が研ぎ澄まされており、戦闘より球技の方が向いている。


弟子「師匠、久しぶり!」ダンッ ダンッ

開拓者「お前は何をしているんだ?」

弟子「バスケだよ」ポイッ バスッ

ごろつきA「ナイッシュー!」

ごろつきB「ちくしょう……ほらよ、金だ」

弟子「よっしゃ、晩飯代ゲット!」

開拓者「スポーツで金を奪い合っているのか……」

弟子「殴り合いのケンカよりよっぽどいいだろ?」
420 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 20:55:01.93 ID:tJreqHoyo
開拓者「奴らの実力はこんなものだな」


敵1:残酷剣士
ノコギリ型の剣・強い握力・回避上手
●ステータス
攻撃力Lv.3
耐久力Lv.2
リーチLv.2

敵2:残酷格闘家
体幹が強い・拳にトゲ付き金具をつけている
●ステータス
攻撃力Lv.3
耐久力Lv.5
リーチLv.1


開拓者「今までの開拓で出会ったり鍛えたりした強者と比べると、てんで大したことのない連中だ」

弟子「でも師匠は負けたよな」

開拓者「よく頑張った方だろう? 俺は戦闘が専門ではないんだ」


安価↓1、3 特訓内容を指示します(上げる能力を直接指定してもOK)
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 20:57:27.64 ID:M23HUmwH0
槍の扱い
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 20:57:40.01 ID:6VfExhw70
精神力を鍛える
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 20:58:18.17 ID:tMXPZMjDO
座禅で精神力を鍛える
424 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 21:24:37.17 ID:tJreqHoyo
開拓者「お前のために武器を買ってきたぞ」

弟子「これは、槍!? すげぇ高そうな……」

開拓者「王国軍も採用している伝統の槍だ」

開拓者「いいか? 槍というのは白兵戦において最強の武器だ」

開拓者「比較的軽く経済的。そして何よりリーチの長さにおいて圧倒的に有利だ」

弟子「今は拳銃とかあるだろ?」

開拓者「弓や銃、装甲車両、それと魔法は確かに強いが、本人の身体能力が活かせないからな」

開拓者「肉体の強さを最大限に活かせる武器、それが槍だ!」


開拓者「驚いた……軽く教えただけなのに、ここまで使いこなせるとは」

弟子「そんなにか?」シュバババ

開拓者「やはりすごい才能だ」

開拓者「もう職には困らないな。王国軍でも町の警察でも採用間違いなしだろう」
425 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 21:26:00.66 ID:tJreqHoyo
開拓者と弟子は並んで座禅を組んでいた。

弟子「なんだこれ?」

開拓者「東の地域に伝わる精神統一の修行だ」

弟子「気功とは違うのか?」

開拓者「俺も詳しくないが、近いところはあるんじゃないか?」

開拓者「そうだな……体に流れるエネルギーを感じるのではなく、心を安定させることに集中するんだ」

弟子「普通に体動かすより難しいな……」

開拓者「さあ、私語は禁物だ。黙して、座禅に取り組もう」

弟子「……」

開拓者「……」


数時間後……。

弟子「……」

開拓者「……」

残酷格闘家「兄貴! 先週の逃げ足野郎を見つけたぜ!」

開拓者「……さらばだ弟子! また来週!」ダダダッ

残酷格闘家「寝てるかと思ったら起きてやがった!」

弟子「……」


一時間後。

弟子「……あれ? 師匠がいねぇ」
426 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 21:36:52.33 ID:tJreqHoyo
3週目

●スキル
筋力T……全力で殴れば大人を気絶させることができる。
フットワークT……スポーツをしている人と同程度。
体幹T……同世代の男性に比べて明らかに筋肉質。
精神力U……精神攻撃に強い耐性を持つ。
動体視力U……高速で通り過ぎる列車に乗っている人の顔がはっきりと見える。
反射神経T……見えさえすれば大抵の攻撃は余裕で避けられる。
気功T……体内の『気』を操り、体の調子を整える。
槍術T……標準的な王国兵と遜色なく槍を使いこなせる。

●ステータス
攻撃力Lv.2
耐久力Lv.2
リーチLv.3

●総評
槍術家U。
ピンチにも動じず、正確に突きを繰り出すことができる。
相手の突きを的確にかわすことにも優れ、槍術の試合なら負けることはそうそう無い。



開拓者「おい、弟子、こっちだ」コソコソ

弟子「師匠! なんで先週は勝手に帰ったんだよ」

開拓者「残酷組の連中に見つかったんだ」

開拓者「また見つかる前に、さっさと特訓するぞ」

弟子「なあ。結局、座禅は何の役に立つんだ?」

開拓者「残酷催眠術師が出てきた時だ」

弟子「最後の一人だけそんな変な奴なのか」
427 : ◆CpUz7d.S3o [saga]:2020/08/04(火) 21:40:11.70 ID:tJreqHoyo
弟子「あとはひたすら槍の特訓をすればいいんじゃないのか?」

開拓者「万が一の時、手元に槍が無かったらどうする?」

開拓者「それに、武器を破壊するのに長けた者もいるからな」

開拓者「武器がない状態でも強くなることは重要だぞ」


安価↓1、2 特訓内容を指示します(上げる能力を直接指定してもOK)
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 21:41:06.69 ID:M23HUmwHo
気を得物に伝える術
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 21:41:36.14 ID:4MEAcDU20
柔道の修行をさせる
430 : ◆CpUz7d.S3o [saga sage]:2020/08/06(木) 22:58:17.05 ID:1Czd8Aneo
二日連続空いてすいません。明日再開します。
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/06(木) 22:58:36.78 ID:enXxwgE7O
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