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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その3【安価】

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1 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/05(日) 19:37:26.87 ID:TGz3LfTn0
前スレ


【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その2【安価】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591870259/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593945446
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:45:19.24 ID:GaZ0ruH+O
きたわね
3 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 19:47:04.03 ID:TGz3LfTn0
ーー


加古「……」


初雪「……」


「××番、来い」


ガチャッ


古鷹「……」


加古「古鷹…」


初雪「古鷹さん」


古鷹「久しぶり……ね」


加古「そう…だな」


初雪「古鷹さん、どうしてそんなことになったの」


古鷹「……」


加古「分かるだろ初雪、古鷹は簡単に裏切るなんて行為はできなかったんだよ」


初雪「あんな狂った大本営の味方するなんて」


古鷹「……ごめんね二人とも」
4 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 19:51:03.32 ID:TGz3LfTn0
加古「こっちは全部知ってるから安心していい。古鷹みたいに危険な思想は無くても、旧大本営の味方をした艦娘も塀の中だ」


初雪「当然といえば当然」


古鷹「うん……分かってる」


加古「古鷹が優しいってのは誰よりもあたし達が知ってる」


初雪「待ってて古鷹さん」


古鷹「え……?」


加古「あたし達は横須賀の艦娘だ、艦娘一人くらい出してやる!」


古鷹「そんなことしたら二人は…」


初雪「危険なことはしない」


加古「…古鷹はあたしを救ってくれた。だから今度はこっちの番だ」


古鷹「……ありがとう二人とも」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:52:40.69 ID:G3pD0IfFO
まずは提督に相談だ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:55:50.27 ID:mH1uDueBo
変な事されたり聞かれたりしてない?と待遇を聞いておこう
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 19:57:37.33 ID:s739BDgjo
色んな鎮守府から命令に従っただけの艦娘を解放して欲しいとの嘆願が届いている
8 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 20:04:54.77 ID:TGz3LfTn0
ーー横須賀鎮守府


提督「…二人の言いたいことは分かる」


加古「なら早く古鷹をあそこから出してやってくれよ!」


初雪「出来ないのぉ?」


提督「……ハッキリ言ってかなり難しい」


加古「そんな…どうしてだよ!」


提督「古鷹…特定の一人誰かを外に出すのが難しいんだ」


初雪「どうして」


提督「古鷹と同じような境遇の艦娘は他にも居る。その子達ではなくなぜ古鷹だけが外に出れるのか説明ができない」


初雪「……役立たず」
9 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 20:09:55.37 ID:TGz3LfTn0
提督「……すまない」


加古「なあ…提督の立場を利用してもダメなのかよ?」


提督「…それは俺が一番やりたくないことだ」


初雪「龍驤さんには無理矢理会いに行ったくせに」


提督「……」


初雪「結局自分の事が可愛いだけ。旧大本営と同じだよ」


加古「……ごめんな提督。本当はあたしが庇うとこなんだけど…やりたくない」


初雪「…後悔してもしらないから」


提督「待ってくれ、何をするつもりなんだ?」


初雪「言うわけないじゃん」ガチャッ


加古「……ごめんなさい」ガチャッ


提督「……」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 20:13:45.88 ID:UfOAZQVQo
とはいえ龍驤も逮捕されてた訳ではないし無法なことをしては自分達もお尋ね者で塀の中
だから古鷹を外に出せる理由を探して集めることにする
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 20:19:01.65 ID:mH1uDueBo
「誰を出して良いのか判断をしないといけないし、出所した娘を受け入れる所も探さないとならない」「足りないのは人手と場所よ」と幹部さん達
解決策を考える提督ら
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 20:21:44.84 ID:ysoaAg9uo
>>10
>>11
13 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 20:32:49.66 ID:TGz3LfTn0
ーー書庫


潜水新棲姫「お前達が探している資料はこれだ」ドサッ


加古「これだけある…ってことはそれだけチャンスがある」


初雪「共通してることは無いの」


潜水新棲姫「そこまで調べていない。そういうのは自分でやってくれ」


初雪「ケチ」


潜水新棲姫「ワタシだってやることがある。用意してやっただけ感謝しろ」


加古「ありがと潜水新棲姫、あとはこっちでやるからさ」


潜水新棲姫「あぁ、好きにやっておいてくれ」
14 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 20:36:57.90 ID:TGz3LfTn0
初雪「懲役が残ってるのに外に出てきた例は沢山ある」


加古「それを利用して古鷹を外に出せないか…」


初雪「とりあえず調べる価値はある」


加古「やろう、古鷹は何も悪くないんだから」


初雪「こんなの間違ってる」


加古「提督が頼れないなら自分達でやるしかない」


初雪「最終手段も残ってるし」


加古「あれは……できたら使いたくないから、ちゃんと出せる方法を考えよう」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:01:10.62 ID:mH1uDueBo
潜水新棲姫に二人を落ち着かせてくれた事を感謝しながら提督も考えを巡らす
古鷹(特定の一人)だけでなく、同じ境遇の艦娘を出来るだけ多く自由にしてやるために
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:08:55.72 ID:G3pD0IfFO
>>15
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:10:56.60 ID:ESEJT8Mso
懲役が残ってるのに外に出てきた子を多く引き取っている組織と接触する初雪達
社会復帰の支援をしているみたいだ
18 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 21:20:26.66 ID:TGz3LfTn0
ーー執務室


提督「助かった、あのままなら二人は何をしてもおかしく無かった」


潜水新棲姫「荒れている奴を落ち着けるのは慣れているからな」


提督「漣か…」


潜水新棲姫「提督からの報酬もあった、協力しない選択肢は無かったな」


提督「報酬……か」


潜水新棲姫「今夜、漣と部屋で待っているからな」


提督「……分かった」


潜水新棲姫「くくく…今夜は楽しめそうだ」ガチャッ


提督「……」
19 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 21:27:42.13 ID:TGz3LfTn0
提督「…俺にもできることを考えよう」


提督「やはり古鷹という特定の一人を外に出すのは不可能だ」


提督「ならば同じ境遇の艦娘を出来るだけ多く自由にする…難しいな」


提督「本人達が旧大本営派では無くとも、形だけはそうなってしまう……」


提督「……何か方法はあるはずだ」


提督「無ければいけない。上司に従っただけで塀の中なんか理不尽過ぎる」


提督「…これも俺がやるべきことだ」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:43:11.07 ID:mH1uDueBo
>>17
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 21:56:49.58 ID:hTMV47uy0
>>11
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 22:00:52.39 ID:s739BDgjo
>>11
23 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 22:05:25.81 ID:TGz3LfTn0
ーー夜


潜水新棲姫「ぉぉ……」ビクンビクン


漣「んん〜お疲れ様でしたご主人様」


提督「……」


漣「何を考えてますか?」


提督「…加古と初雪についてだ」


漣「その件ですか。確か幹部さんとH幹部さんに相談したんですよね」


提督「誰を出して良いのか判断をしないといけないし、出所した娘を受け入れる所も探さないとならない…幹部さんはそう言っていた」


漣「そうでしょうな」


提督「足りないのは人手と場所だとH幹部さんは言っていた」


漣「これまたそうでしょうな」


提督「……そうだな」
24 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 22:09:28.49 ID:TGz3LfTn0
漣「場所はなんとかなるとして、問題は誰を出して誰を出さないかですよ」


漣「古鷹さんみたいな天使はいいんですよ。問題はグレーな艦娘です」


提督「…その判断にかなりの時間がかかる」


漣「否定できません」


提督「……」


漣「…ご主人様の力を使えば可能ですけどね」


提督「……」


漣「うちの朝潮が付けていた新型手錠。あんな感じでモニターをやってもらう代わりに外に出すことは可能です」


漣「普通なら無理ですよ。でもご主人様はこの横須賀の提督です。多少の無理は通っちまいますね」


提督「……」


漣「他に方法があるならそれがベストでしょう。よーく考えて下さいね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 22:21:43.13 ID:G3pD0IfFO
焦ってはいけない、急がば回れ

各地の生の声にはその地域の鎮守府の実態が現れるので足で情報を稼ぐ必要がある
加古や初霜に協力してもらったり幼女塾の情報NWを頼るのも手の一つ
まるゆに地域の警察へ問題続きの艦娘がいなかったかも調べてもらおう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 22:25:23.23 ID:mH1uDueBo
>>25こういう事を考えている、軋轢のない形で開放する事が古鷹の為になると考えている
必ず古鷹を自由にするから初雪や加古にも協力して欲しいと頼む
27 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 22:36:36.40 ID:TGz3LfTn0
ーー


提督「各地の生の声にはその地域の鎮守府の実態が現れる。足で情報を稼ぐ必要があるんだ」


提督「加古や初雪に協力してもらったり、幼女塾やKAN-1を頼るのも手の一つだ」


提督「それだけじゃない、まるゆ警部補に地域の警察へ問題のある艦娘がいなかったかも調べてもらおうと思っている」


提督「俺は軋轢のない形で開放する事が、古鷹の為になると考えた」


提督「必ず古鷹を自由にするから、だから二人にも協力して欲しい」


加古「提督、そんなに考えてくれて…」


初雪「黙されちゃダメ、結局コイツは何もしてくれない」


加古「そんなことない、提督はあたし達の事を…」


初雪「ならいつまでに古鷹さんを出せるか言って」


提督「それは……無理だ」


初雪「ほら、ね」
28 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 22:41:27.52 ID:TGz3LfTn0
初雪「協力する、努力する、検討する。そんな言葉は聞き飽きた」


初雪「お前が何もしないなら私が動く」


提督「強引な手段を取っても古鷹は喜ばない」


初雪「お前に古鷹さんの何が分かる!」


提督「古鷹のことは分からない、だが似たような経験はある」


初雪「古鷹さんと一緒にしないで」


加古「なあ初雪、一旦落ち着こう。やっぱり今すぐなんて無理…」


初雪「逆の立場でもそう言えるの」


加古「逆…」


初雪「何もしてないのに塀の中なんて。私には耐えられない」


初雪「…もうここの連中の誰も頼らない」


加古「待って初雪…」


初雪「ついてこないで」ガチャッ


加古「……提督は悪くないよ。できる限りの精一杯をしてくれたんだもんね」


提督「……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 22:46:27.87 ID:UfOAZQVQo
初雪が再度古鷹に面会に行くと今模範囚なんだよと伝えられる
後ろ指を刺されずにここを出たいから仮釈放を目指すんだって
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 22:51:24.54 ID:G3pD0IfFO
>>29
今すぐ出たくないのと聞かれると今すぐ出たら私は「特別」って思われちゃうと言う
31 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 22:57:30.83 ID:TGz3LfTn0
ーー


古鷹「私ね、今模範囚なんだよ」


初雪「模範囚……」


古鷹「このままいけば仮釈放までもうすぐかな」


初雪「…今すぐ出たくないの。古鷹さんは何も悪くないんだよ」


古鷹「私は特別って思われちゃわない?誰にも後ろ指を指されたくないの」


初雪「古鷹さん……」


初雪「…分かった、待ってるね」


古鷹「うん、ここから出たらすぐ会いに行くからね」
32 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 23:01:05.20 ID:TGz3LfTn0
ーー


初雪「……私が間違ってた?」


初雪「ううん、結果的にそうなっただけ。間違いじゃなかった」


初雪「でも…正しくも無かった」


初雪「古鷹さんのこと…何も分かってなかった」


初雪「……帰ろう」


初雪「帰って……加古と提督に謝ろう」


初雪「…私が悪かったし」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:09:21.15 ID:mH1uDueBo
出口にいた加古、ああ言ってたけど初雪は大丈夫、暴走しないから私に任せてと提督に告げて来た
二人が帰ったらツテを当たって電話掛けまくっている提督を発見
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:15:27.47 ID:ysoaAg9uo
>>33初雪が帰ってきたことや古鷹の様子を喜ぶと同時に他の艦娘のことも忘れちゃいけないと
35 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 23:33:46.53 ID:TGz3LfTn0
加古「謝るならあたしもかな」


初雪「加古…」


加古「提督にはあたしに任せてって言ってきたけどさ。本当ならあそこで止めないといけなかったよね」


初雪「……」


加古「初雪が古鷹のことを大切なのはよーく分かってる。だから責めたりなんかしない」


加古「…一緒に帰ろうな」


初雪「…ん」
36 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 23:39:45.28 ID:TGz3LfTn0
ーー横須賀鎮守府


加古「提督、帰って来た…」


初雪「待って」


提督「…そうですかありがとうございます」


提督「よし、次は……」


初雪「なに、してるの」


漣「古鷹さんの為に色んなとこに電話してんすよ。タテを頼るってやつですな」


加古「提督が……」


漣「ご主人様を舐めないで欲しいですな。障害艦娘をわざわざ引き取るようなお人好しなんですぜ?」


初雪「……」


漣「まあご主人様は古鷹さんのことだけを考えてるんじゃないですけどね」
37 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/05(日) 23:44:17.70 ID:TGz3LfTn0
漣「古鷹さんと同じ境遇の艦娘を、模範囚にできないかを交渉中です」


加古「仮釈放させる為に…」


漣「そうです。強引な手段よりは速度は遅いですが、ご主人様は言葉だけの人間じゃないんですよ」


初雪「……」


漣「…ご主人様、二人が帰ってきましたよ!」


提督「…初雪、加古!良かった、心配してたんだ。捜索隊を編成しようと考えていてだな…」


加古「…な?」


初雪「……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:52:05.94 ID:yh0Lp0iq0
初雪
(謎ツンデレを発動し)提督が働き過ぎて潰れたら困るから私は何をすれば良い?
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:55:03.53 ID:yAPxTGbDO
>>38
40 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/06(月) 00:05:04.32 ID:IJTPalLh0
初雪「…私も手伝う」


提督「は?」


初雪「提督が…働き過ぎて潰れたら困るし。何をすれば良い?」


加古「初雪が…仕事を手伝う…?」


漣「…まさかご主人様を狙ってんすか?そう簡単に……いきそうですねぇ。ご主人様の大好物のまな板ですもん」


加古「提督、初雪に手を出すのは違うから」


提督「もちろんだ、だが初雪が……まさか…」


初雪「……私のことどう思ってるのぉ!」プルプル


ーー
41 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/06(月) 00:05:47.03 ID:IJTPalLh0
新スレでも宜しくお願いします


コメントなどあればお願いします
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:13:17.78 ID:PRiuZHKto
初雪さん!?
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:19:41.50 ID:Vxt+HaJMo
新スレでも乙です
どんな所でも大天使フルタカエル
初雪は…(まあ提督への姿勢が)跳ねっ返りだから…
44 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 18:21:11.85 ID:vRAno/rx0
ーー


漣「お疲れ様ですご主人様」


提督「…これくらいどうということは無い」


漣「頑張るのは大切ですが、やり過ぎは問題です。一旦ここまでにして休んで下さい」


提督「だが…」


漣「休んで下さい。無理矢理にでも休憩してもらいますよ」


提督「……分かった」


漣「聞き分けがよくて助かります。お茶でも用意するんで少し待ってて下さいね」


提督「あぁ…」
45 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 18:27:23.12 ID:vRAno/rx0
漣「…こういう状況って久しぶりですよね」


提督「ん?」


漣「ご主人様と二人だけで執務室で仕事なんて。向こうに居た時以来ですよ」


提督「…そうか?」


漣「そうですよ。横須賀に来てからもたまに秘書艦代理として仕事はしてましたけど、完全に二人きりは無かったですね」


提督「……龍驤か」


漣「はい、あの人が入院してますので。こうやってご主人様を独占ですね」


提督「……」


漣「せっかくなのでご主人様の隣を堪能させてもらいますよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 18:30:35.25 ID:MNrZ01k0O
ksk
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 18:39:40.18 ID:foYj61qDO
まだ二人だけの時のように弱音を吐く提督にそれを受け止める漣
霞がママならこちらはまるで姉のよう
48 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 18:52:22.04 ID:vRAno/rx0
ーー


漣「すいませんねぇ、英国淑女じゃないので本格的な紅茶は勘弁して下さい」


提督「……」


漣「おっと、ちゃんとした紅茶が飲みたかったと?」


提督「いや……少し、な」


漣「今なら誰も居ませんぜ。漣で良ければ話を聞きます」


提督「…こんな気持ちになるのは久しぶりだ」


提督「漠然とした不安…焦燥感とはまた違う。大きなものを見て怯える小動物のような気持ちに近いのかもしれない」


提督「俺は横須賀の提督という地位を手に入れた。これ以上無い待遇にも関わらず…」


漣「ご主人様は頑張ってきたんです、何度も倒れたりしながら。漣からすればやり過ぎなくらいです」
49 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 18:57:12.55 ID:vRAno/rx0
漣「龍驤さんが入院したからじゃありません。ご主人様は働き過ぎです」


漣「ご主人様、以前のように出撃が忙しいという事態はありません。漣達に仕事を回して半日休む、なんて日を作ってもいいと思いますよ?」


提督「だが…」


漣「ご主人様がそんなことを言い出すと倒れる兆候があるんですよ。無理矢理入院させられたくなかったら言うことを聞いて下さい」


提督「…努力する」


漣「ほんっとにもうこの人は…なまじ分かってしまうのが悲しい性ですな」


提督「…漣とは付き合いは長くなるからな」


漣「ええ、だからご主人様の操縦方法もある程度分かってますよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:07:07.64 ID:/T8y7cJso
提督を休ませ隊結成!
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:11:22.46 ID:TCdsKFl2O
↑隊員は……みんなです!
52 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 19:16:55.22 ID:vRAno/rx0
ーー提督の部屋


提督「休めと言われて部屋に帰されたわけだが…どうしたものか」


提督「時間は昼過ぎ。寝るには少々早すぎる」


提督「…やはり仕事をしよう。やることが無いわけじゃないんだ」


提督「確認用の資料が確かここに…」ガラッ


朝霜「よぉパパ」


提督「うおぉぉぉぉっ!?」


朝霜「休めって言われたなら素直に休まないとダメだぜ」


提督「い…いつからそこに!?」


朝霜「喜べパパ。この鎮守府であるものが結成された」


提督「あるもの……?」


朝霜「その名も、『提督を休ませ隊』だってよ」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:19:36.54 ID:xur/1qVco
朝霜は棚にスタンバってたんか…w微笑ましい
54 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/09(木) 19:20:19.45 ID:vRAno/rx0
朝霜「隊員はここの全員だ。深海棲艦の連中も手伝うってよ」


朝霜「パパはさ、誰から見ても頑張り過ぎなんだよ。だからこうやるしか無かった」


提督「だ、だが…提督が仕事をしていないと…」


朝霜「そういうのはもう古いぜ?」


提督「……」


朝霜「無理にでも仕事をしようとすれば、隊員に捕まっちまう。そうなったらどうなるか分かるだろ?」


提督「……」


朝霜「じゃ、大人しく休んでてくれよパパ〜」ガチャッ


提督「大人しく休む……か」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
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