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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その3【安価】

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386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:37:26.60 ID:ULavdLeOO
まずは龍驤が回復して意識が戻ったことを喜ぶ提督

ただ提督としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいた
提督としては最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい、でもそれは龍驤の心を助けることにはならないのではないか
387 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:43:19.00 ID:n1BGfW010
ーー


提督『まずは龍驤が回復して何よりだ』


龍驤「うん…」


提督『ただ…俺としても腕と脚についてはどうしたらいいのか悩んでいるんだ』


龍驤「司令官も…」


提督『最善であれば龍驤に五体満足でいて欲しい。だがそれは龍驤の心を助けることにはならないと思っている』


龍驤「その…通りや……」


提督『……俺はもう一度腕と脚を切って欲しいなんて死んでも言えない』


龍驤「え……ウチは切るんやったら君に…」


提督『やめてくれ!!そんなことは…言わないでくれ…!!』


龍驤「ご…ごめんな……」
388 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 21:46:29.59 ID:n1BGfW010
提督『…龍驤に任せる』


龍驤「そんな…あかん……ウチは君と…」


提督『俺だって本当は……だが…』


龍驤「…側に誰かおるんやね」


提督『…皆んながいる。龍驤は…』


龍驤「うん……皆んなの言いたいことは分かってる。ウチが一人で決めるわ」


提督『龍驤…』


龍驤「こんなウチを選んでくれてありがとうな、司令官」


下2. この後の展開やその他起こったことなど
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:50:00.57 ID:SsV7dn+ho
提督サイド
直接会えとの案がでる
(あの子と話させたいんだかどう安価取ればええやろ)
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 21:56:59.65 ID:iyMHSczDO
自分一人では決められない
あの子はもう普通の生活は遅れない…なのに五体満足で幸せになっていいんだろうか
話したい人が他にも居たんだと幹部に相談してみる
391 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:01:59.07 ID:n1BGfW010
ガチャッ


タシュケント「電話は終わったみたいだね。どうするかは決まったかな?」


龍驤「……」


タシュケント「まだか…うーん早く決めて欲しいんだけどな」


龍驤「なぁ……ここには幹部さんはおる?」


タシュケント「あの人なら居ることは居るよ」


龍驤「呼んできて…話がしたい」


タシュケント「…はいはい。好きにしたらいいよ」


龍驤「幹部さんになら……相談できる…」
392 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:06:13.08 ID:n1BGfW010
ーー


龍驤「あの子はもう普通の生活は戻られへん…それやのにウチは五体満足で幸せになっていいん?」


龍驤「とてもウチ一人じゃ答えを出せれへんねん…」


幹部「…龍驤君の腕と脚が完全に治ったと聞いた時は驚いたよ。そしてその悩みもよく分かる」


龍驤「司令官は……皆んなとおって…」


幹部「提督君としては治って欲しいんだろう。だが横須賀の皆んなは黙っていない」


幹部「皆は龍驤君の過去を知っているからね…当然と言うのは可哀想かな?」


龍驤「違う……ウチが悪いんや…」


幹部「……龍驤君、本気で償うつもりはあるかい?」


龍驤「…はい。許されるならどんな罰でも受け入れます」


幹部「なら私に考えがある」
393 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:09:49.12 ID:n1BGfW010
幹部「化け物に姿を変えてしまったあの子を見殺しにした…そう警察に告白するんだ」


龍驤「警察に…」


幹部「塀の中に入るのかどうかは分からない。だがそうすることによって龍驤君は満足するんじゃないのかな?」


龍驤「……」


幹部「…そもそも人を殺しておいて、塀の中に入るだけで済むこのシステムが悪いんだ。だがこれが法というものなんだ」


幹部「龍驤君の罪は消えない。だがこうすることによって心の重りは取れるんじゃないかな?」


龍驤「……ありがとうございます」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:16.11 ID:eh7d1Fm8o
警察へ告白することを提督に相談ではなく話す
どうなるかわからないけれどそうすることが一番正しいと思うから
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:27:42.62 ID:VoJbtiuio
>>394
396 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:34:50.80 ID:n1BGfW010
ーー


幹部「提督君、何も言わずにこれを再生して欲しい」スッ


提督「…龍驤からのメッセージですか?」


幹部「そうだ。提督君に渡して欲しいと頼まれた」


提督「……」


幹部「……私から言えることも無い。あえて言うとすれば、一人でこれを聞くべきだと思う」


提督「…ありがとうございます」


幹部「……頑張るんだよ」
397 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:38:44.54 ID:n1BGfW010
カチッ


龍驤『ん……あのな司令官。まずは謝らせてごめん』


龍驤『治った腕と脚…司令官に切ってもらおうとしたやんか?』


龍驤『ウチ……何も変わってないな』


龍驤『皆んなに迷惑かけて…司令官にも…押しつけようとした』


龍驤『…やっぱりウチは最低な女やわ』


龍驤『別れようって言うても……司令官は嫌や、受け入れるって言うてくれるもんね』


龍驤『それじゃあかん……遅すぎるけど、やっと気付けたんよ』
398 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 22:44:13.48 ID:n1BGfW010
龍驤『…これから警察に行ってきます』


龍驤『ほんで…ウチがあの子を見殺しにしたことを告白してきます』


龍驤『今更逮捕されるんか、塀の中に入るんかは分からへんけど…』


龍驤『最悪…君の側には居れません』


龍驤『今まで……ありがとうな』


龍驤『ウチのことなんか待たんでええよ。霞と朝霜がおるやろ?』


龍驤『……』


提督(すすり泣く声が聞こえる。そもそも龍驤は最初から泣いていたようだ)


龍驤『ありがとう…ウチに愛を教えてくれて…』


龍驤『じれいがん……ウチのごどまっででぇぇ……!!』


龍驤『…ぅぁぁぁ…………』


提督(…ここでメッセージは終わりのようだ)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:45:21.78 ID:iyMHSczDO
さすがに逮捕はされなかった
故意に轢かせたのなら話は別ですがと
それでも一人の警察官は親身になって龍驤の話を聞いてくれた
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:49:32.33 ID:ULavdLeOO
↑で罪に問われない理由は↓

警察に告白した結果、法的に罪に問うことは難しいと判断される
まず、龍驤に作為義務が存在しない。
龍驤はあの子に対して保護義務がなく事故の発生まで関係性すらない。
そして龍驤は作為を行っている。
子供の死を容認してはおらず助けようとしたが子供が逃げたことで事故は避けられなかった。
なので作為義務違反に当たることがない
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 22:51:04.67 ID:dd/ifWHEO
>>399+そもそも深海に人権が設定されてないから法では裁けない
罰を受けることが主題ではなくその後どうなっていきたいのかが大事だという警察の人
402 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:06:22.77 ID:n1BGfW010
ーー


まるゆ「いやぁ驚きましたよ龍驤さん。艦娘が殺人を犯しただなんて」


龍驤「……」



まるゆ「結論から言えば逮捕はできません。故意に轢かせたのなら話は別ですが、今回の件では龍驤さんは罪に問われません」


まるゆ「その理由は龍驤さんに作為義務が存在しないからです。龍驤さんはあの子に対して保護義務がありません」


まるゆ「保護義務。つまり龍驤さんはあの子の親でも何でもありませんからね」


龍驤「……」


まるゆ「そして事故の発生も関係がありません。あれは避けようが無かった事故なんですよ」


龍驤「違う……ウチはあの子を殺したんや…」


まるゆ「いくら龍驤さんがそう言っても、法的には何も問題は無いんです」
403 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:14:40.41 ID:n1BGfW010
まるゆ「法的には問題ありませんが……モラルの問題はあります」


龍驤「……」


まるゆ「感謝状目的で子どもを見殺しにするなんて、非人道過ぎます」


まるゆ「そんなの…暴力団でもしませんよ」


龍驤「……ごめんなさい」


まるゆ「謝る相手が違いますよ」


龍驤「……」


まるゆ「…龍驤さんは幸運です。謝る相手が生きているんですから」


まるゆ「私は陸の警察に来て何度も死体を見てきました。彼らの声の無い叫びを聞く……どれだけ辛かったか計り知れません」


まるゆ「龍驤さん、こんな所で時間を潰してる暇があるなら行く所があるんじゃないですか?」


龍驤「……はい」


龍驤「あの子に会いに……行ってきます」


下2. この後の展開やその他起こったことなど
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:24:37.84 ID:eh7d1Fm8o
あの子のところへ向かうと海月姫にまず会う
左手足を見て、流石にまた手足が欲しくなって治した…まで声が出たあと顔を見て、わけじゃなさそうねと続ける
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:19.38 ID:7ZrFkKOIo
>>404で嫌味言おうとしてたけど止めて
貴女が来てるとわかって喜んじゃってるから早く行きなさいって
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:33:31.78 ID:SsV7dn+ho
>>404
目的を読まれてあの子と二人きりにしてもらえる
407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:40:45.03 ID:n1BGfW010
ーー旧鉄の海域


深海海月姫「あらぁ…やっぱり手足が欲しくなって治した…」


龍驤「……」


深海海月姫「……わけじゃなさそうねぇ」


龍驤「ウチは…」


深海海月姫「はぁ……貴女が来てるとわかって喜んでるわぁ。早く会ってきたら?」


龍驤「…ありがとうな」


深海海月姫「……あの子に任せておきましょう」
408 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:43:55.74 ID:n1BGfW010
シュルシュル…


(腕と脚…治ったの…?)


龍驤「うん…」


(良かったね…)


龍驤「なぁ…そっちはどう?」


(毎日楽しいよ…お母さんと一緒だし…)


龍驤「……そっか」


(ねぇ…遊ぼうよ…今日は遊びに来たんでしょ…?)


龍驤「違う…違うんよ。ウチは謝りに来たんや」


(お母さんに…?)


龍驤「ううん…あんたにやで」


(え…?)
409 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/19(日) 23:47:36.08 ID:n1BGfW010
龍驤「あの時……電車から助けられへんでごめん」


(違うよ…あれは私が遊んでたのが悪いって…お母さんが言ってた…)


龍驤「そうや無い……ウチはもっと早くに気付いてたんよ」


龍驤「君に注意して…電車から守ることができた……それやのに…」


龍驤「ウチはギリギリで助けて…感謝状もらおうとしたんよ…」


龍驤「ウチ……な…悪い艦娘やねん…せやから…少しでも褒められて…」


龍驤「ごめん……ごめんな…ウチのせいで……こんな事になって…」ポロポロ


龍驤「もっと早くに来るべきやったのに……ほんまにごめんなさい…」


(安価)


下2 台詞やその他起こったことなど
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:53:20.27 ID:iyMHSczDO
辛かったんだね…大丈夫、助けようとしてくれてありがとねと逆に慰められる龍驤
一方海月姫
あの体になって落ち込んでるかと思ったら大して気にしてないどころか飛べるようになって喜んでるし…おおらかというか大物よね私の娘は…と
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 23:57:33.26 ID:ULavdLeOO
↑触手で涙を拭ってくれるあの子
もし龍驤に気づいてもらえなかったら今こうしていることもなかったと
私がいなくなる未来から救ってくれたと
412 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:03:51.49 ID:JhBXCnh/0
シュルッ


龍驤「ん…」


(辛かったんだね…助けようとしてくれてありがとう…)


龍驤 「そんな…ウチにお礼なんて…」


(貴女が気付いてくれたから…私はこうして生きてる…)


(貴女が居なかったら……私はこうはなってなかった…)


龍驤「違う……ウチは無傷で助けられたんよ…この体にならんくても…」


深海海月姫「あらぁ…随分な言い草ねぇ」


(お母さん…)


深海海月姫「貴女は大きな勘違いをしてるわよぉ」


龍驤「勘違い…?」
413 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:06:58.25 ID:JhBXCnh/0
深海海月姫「あの子はあの体になって落ち込んでなんか居ないのよぉ」


深海海月姫「それどころか飛べるようになって喜んでるのよねぇ…」


(うん…飛べるの…カッコいい…!)


龍驤「……」


深海海月姫「大らかというか大物よねぇ私の娘は…」


龍驤「でも…」


深海海月姫「そう…あの子はいつまでも子どもじゃないわぁ。成長すればきっと…貴女を恨むでしょうねぇ」


龍驤「当たり前や、だからウチは…」


深海海月姫「そこで……一つ提案があるわぁ」
414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:11:35.43 ID:JhBXCnh/0
深海海月姫「あの子は深海棲艦の成虫…幼虫やサナギには無い特性があるわ」


深海海月姫「特性……あの子は擬態を持っている可能性があるの」


龍驤「擬態…」


深海海月姫「捕食したり体内に吸収したものの姿を真似ることができるかもしれない…あの子の中にはほぼ全ての種類の深海棲艦が入っているのは知ってるわねぇ?」


龍驤「それに…擬態することができた…?」


深海海月姫「ええそうよ」


(ぎたい……?)


深海海月姫「この前貴女の姿が変わったあれよ」


(あの変身かぁ…カッコよかったよね…!)


深海海月姫「それを踏まえて…何が言いたいか分かるわよねぇ?」


龍驤「…うん、分かった」
415 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:15:08.42 ID:JhBXCnh/0
龍驤「ウチの体、使ってもええ」


深海海月姫「擬態に必要な量はどれくらいか分からないのよぉ?」


龍驤「あの子にやったらウチの体をあげる」


深海海月姫「…殺させはしないわよ。あの子に殺人なんかして欲しくないもの」


龍驤「分かってるよ」


(何の話…?)


龍驤「なぁ…その変身のやつ。艦娘にもなれたらカッコいいと思えへん?」


(うん…確かにそうかも…)


龍驤「それやったらな、ウチを吸収せぇへん?」


(え…でも…)


龍驤「大丈夫や、お母さんも側におるやろ?」


深海海月姫「……」


(分かった…じゃあちょっとだけ…いただきます…)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:18:54.51 ID:G3IuW5Sso
あの子も迷いに迷ってまず左腕から、それでは足りずに左脚を吸収して変身が可能になる
※あの子の気遣いで痛みはほぼない
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:20:02.55 ID:C/XirOh7o
足だけさらに切られる前の状態に吸収される
これで両腕で抱き合えるね!と嬉しそうに言うあの子
418 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:30:39.72 ID:JhBXCnh/0
龍驤「……っ!」ジュッ


(ん……)


龍驤「ど、どうや…?まだ足りへんのと違うか…?」


(うん…ちょっと足りない…)


龍驤「なら…続きを…」


(でも腕を食べたら…抱き合えないよ…)


龍驤「……」ポロポロ


(どうしたの…痛かった…?)


龍驤「うぅぅ……なんで君は…こんな時でも他人を心配できるんよぉ…」


龍驤「う、ぅっ、ぅぅぅ……!」


深海海月姫「…子どもは汚れを知らない。心の優しさがそのまま表に出ているのよぉ」


深海海月姫「貴女の汚れ過ぎた心では…この子の輝きは眩しくて前を見ることすらできないでしょうねぇ」


龍驤「あぁぁぁぁ……ぅぁぁぁぁぁ…」


深海海月姫「…ちょうど脚が前に戻ったのは貴女の運命。帰る前に腕も置いていきなさい」


龍驤「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」


ーー
419 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/20(月) 00:31:12.47 ID:JhBXCnh/0
続く


コメントなどあればお願いします
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:42:14.67 ID:G3IuW5Sso
乙です
あの子は艦娘に変身するとき龍驤の姿になるのかはたまた別の姿なのか

あと龍驤はまた左腕脚を失って本編最後につながるようになったけど外伝のアレみたいになる未来は回避できるのかな…
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:54:53.73 ID:frvQawgDO
お疲れ様でした
龍驤にはもう隠された何かは無いっぽい?
あのまま解剖してたら何か見付かったりしてたかな
そういえばたまに出てきていた泥って深海棲艦のなりそこないだったのかな
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:03:34.67 ID:C/XirOh7o
おつおつ
子供を両の腕で抱いて欲しいなあと考えたが本編最後からずれるじゃん浅慮だ申し訳ない
今日、周りが厳しくも優しかったのは龍驤の歩いてきた道のせい・おかげだよね…
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 01:15:23.09 ID:8DoFhn3QO
富士の言葉を借りるなら「あくまでもキャラクターが言っているに過ぎない」かな
本編最後だってそれが確定した設定ではないんやで?
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:55:11.59 ID:jpn0n7ADO
亜也虎のコアって龍驤である必要が手足だけなら適当な艦娘拐って切ったらいいのではとかふと思った
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 17:59:27.50 ID:nALsHRn8O
舌に艤装動かす紋刻んでるのと関係あるんじゃね?
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 21:10:22.76 ID:5pyLb4BHo
平和な世界が見たいんだぁ
苦難の先には光がほしい
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:42:34.32 ID:wLlZUcOVO
そういえばこのスレ最近ageしないけど>>1の意向なのか忘れてるだけなのか
更新されてるか見づらいならそら人も集まりにくいし
428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/07/23(木) 18:19:22.51 ID:cHNwAxZ80
ーー


漣「ご主人様の具合はどうですか?」


霞「心労と疲労が原因だから、大人しく寝かせてたら治るわね」


漣「龍驤さんが無事で帰ってくるとなって、気が緩んだんですかね」


霞「そうかもしれないわね」


漣「また左腕と左脚を犠牲にしたというのも原因の一つかもしれませんねぇ…」


霞「否定はできないわね」


漣「龍驤さんはあと数日は帰ってこないと聞いています。早く帰ってきてご主人様を元気付けて欲しい所ですけど」


霞「向こうには向こうの事情があるのよ」
429 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:24:51.33 ID:cHNwAxZ80
漣「ご主人様無しでも仕事はなんとかなります。そっちの心配はいりません」


霞「頼んだわよ漣」


漣「ではご主人様を宜しく頼みます…」ガチャッ


霞「…なんでここの艦娘は無理をするのが普通になってるのかしらね」


霞「漣も大して寝てなさそうね。仕事はなんとかなるって、徹夜でやってるからじゃないの」


霞「漣も倒れる前に休ませて、仕事は誰かに回すしか無いわね」


霞「全く…フォローする私の気持ちにもなりなさいよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:13.95 ID:22Ykgenio
眠ってる提督の顔を撫でる霞
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:33:20.04 ID:rloKd1bKo
そっくりおんなじ事を思ってる漣
薬つくったり仕事してる他はずっと提督につきっきりでしょうあんた…
432 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:41:42.40 ID:cHNwAxZ80
漣 「な〜〜に偉そうなこと言ってんすか」ガチャッ


霞「なによ」


漣「薬を調合して、それ以外の時はずっと提督に付きっきりでしょうが」


霞「薬は兎も角、付きっきりなのは当たり前でしょ」


漣「こっちは休めって言ってんですよ」


霞「それはあんたに言ってるの」


漣「こっちもそう言ってんですよ元祖ツンデレ」


霞「それは多摩でしょ」


漣「多摩さんは龍驤さんに対してですよ。ご主人様へのツンデレ枠は霞さんが元祖です」


霞「…殆どデレた記憶しか無いけど」


漣「そうですよね、霞さんはご主人様の事嫌いじゃ無かったですもんねや
433 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:48:44.26 ID:cHNwAxZ80
漣「このままじゃラチが明きません。ここはお互いに休むというのはどうですか?」


霞「仕事はどうするのよ」


漣「粗方終わらせておきましたので問題ありません。それに朝霜さんが居ます」


霞「司令官は?」


漣「ご主人様の大好きなモノを置いておきますから」


霞「あんたはそれでいいの?」


漣「ご主人様の為ですから」


霞「それならいいけど」


漣「ご主人が大好きなモノ、即ちロリ。ガチロリのうちの嫁を側に置いておけば、何かしらの癒し効果が出るはずです」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:51:34.36 ID:gSK5tin0o
霞「アンタそれ無理してるんじゃないの?ネコミミつけた朝潮姉達の方が良くない?」
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 18:53:58.93 ID:qSOLu9e+O
にゃんメイド姿で提督の世話してる潜水新棲姫
時間が立つごとににゃんメイドが増えていく(朝潮、龍田、etc…
436 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 18:59:00.14 ID:cHNwAxZ80
ーー医務室


潜水新棲姫「苦しいなら言ってくれ提督」


提督「……」


潜水新棲姫「答えられないくらい辛いのか?」


提督「その格好…どうにかならないのか…」


潜水新棲姫「ネコミミメイドの何が悪い?」フリフリ


提督「悪くない…むしろいいんだが…」


潜水新棲姫「眼福というヤツだろう。癒されろ」


提督「癒されるだけじゃ…済まないんだよ…」
437 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:02:44.02 ID:cHNwAxZ80
Y朝潮「司令官!お世話はこの朝潮にお任せ下さい!」バターン


潜水新棲姫「静かにしろ」


S朝潮「そうですよ、司令官は心労で倒れているんですから」


Y朝潮「…失礼しました」


提督「お前達も…か…」


S朝潮「好きですよね?」フリフリ


提督「それは…そうなんだが…」


Y朝潮「ネコミミ三人でも半立ちまでいって無い所を見ると、本当に具合が悪いみたいですね」


提督「そんな所で…判断するな…」
438 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:06:40.02 ID:cHNwAxZ80
龍田「提督……」ガチャッ


Y朝潮「新たなる刺客…!!」


潜水新棲姫「メイド服とは本来、龍田のようなスタイルの奴が着るものだと再認識できたな」


S朝潮「胸が…スタイルが…いやでも司令官はロリコンですから」


提督「龍田まで…」


龍田「言ったでしょ、依存させてって……」


提督「あぁ…」


龍田「この格好をしてあげるから…私を側に置いて…」


提督「好きに…していいぞ…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:18:26.65 ID:YbCcaO19O
S朝潮がネコミミマイクロビキニメイドという過剰露出&属性で対抗する
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:19:29.36 ID:22Ykgenio
猫耳メイドの連係プレーで提督もゆっくりできる
龍田は提督との関係に関して他の娘からいい影響がえられて依存から次のワンステップを踏み出せそう
441 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:27:14.96 ID:cHNwAxZ80
ーー


朝霜「司令、調子はどうだ?」ガチャッ


潜水新棲姫「朝霜か、こっちは問題無いぞ」


朝霜「…そうみてぇだな」


潜水新棲姫「提督にはネコミミメイドのフルコースを味わってもらっている。心が癒されること間違い無しだ」


朝霜「龍田が司令に添い寝してんのは分かる。朝潮二人はどこに行った?」


潜水新棲姫「さっきまで提督をマッサージしてた。今は休憩中だ」


朝霜「……」


潜水新棲姫「安心しろ、ちゃんとしたマッサージだ。性的なものじゃない」


朝霜「…それを聞いて安心したぜ」
442 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:32:03.78 ID:cHNwAxZ80
龍田「……呼んだ?」


朝霜「あぁ呼んだよ。パパを独占してる龍田をな」


潜水新棲姫「喧嘩はやめろ、提督が起きる」


龍田「…分かってるのよ、いつまでも提督に依存できないのは」


朝霜「なら今すぐに止めろ」


龍田「今すぐは無理…でも、きっと提督を頼らなくてもいい日が来るから…」


潜水新棲姫「朝霜、龍田の事情を知らないわけじゃないだろう。事実、提督に依存することによって龍田の薬の量は減っている」


龍田「お願い…私にとって天龍ちゃんと提督が全てなの…」


朝霜「…パパは渡さねぇからな」


龍田「奪うつもりなんか無いわぁ…」


朝霜「…そうかよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:34:59.36 ID:qSOLu9e+O
じゃあちょっくらあたいも休憩だって龍田の反対側に潜り込む朝霜
奪ったりしない、今はみんなのパパだぜってニカッと笑って龍田もふふって笑う
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:40:16.59 ID:S7Jawimko
445 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:44:35.00 ID:cHNwAxZ80
朝霜「じゃ……ちょっくらあたいも休憩だ」ポスッ


龍田「え…」


朝霜「今は皆んなのパパだろ?」


龍田「…ふふっ、そうねぇ」


潜水新棲姫「二人の仲が良いのか悪いのかワタシには分からないな」


朝霜「大事なのはパパを奪おうとしたり独占したりしないことだ」


龍田「私はそんなことしないわぁ」


朝霜「だからいいんだよ。あたいも龍驤さんにパパを分けてもらってるんだし」


潜水新棲姫「独特の線引きがあるということか」
446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 19:49:05.29 ID:cHNwAxZ80
朝霜「最初朝潮はパパを奪おうとしてただろ?あれは許せねぇ」


潜水新棲姫「今の朝潮達なら大丈夫ということか」


朝霜「そういうことだ」


潜水新棲姫「…ちなみにワタシはどうなんだ?」


朝霜「パパの遊び相手だろ?それくらい気にしねぇよ」


潜水新棲姫「……」


朝霜「なんだよその顔は」


潜水新棲姫「実はな…漣からこれを渡されていたんだ」スッ


朝霜「アイツ…!」


潜水新棲姫「避妊具だ。提督を体を使って癒せということだったんだろう」


朝霜「チッ……否定できないのが腹立つな。パパはガチのロリコンだ」


潜水新棲姫「ワタシは提督を奪うつもりは無い。一応許されるということなんだな…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:55:10.30 ID:rloKd1bKo
一方食堂で甘い物食べてる漣霞ペア
避妊具の話に
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 19:58:40.62 ID:YbCcaO19O
渡されたはいいけど前は漣だけのものと言いきる新棲姫
449 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:04:22.61 ID:cHNwAxZ80
朝霜「…パパとヤるのか?」


潜水新棲姫「いや、前は漣だけのものだ。ワタシにだって譲れないものがある」


朝霜「……」


潜水新棲姫「わざわざ用意してもらった漣には悪いが、これは破棄しておくか」


龍田「ねぇ……捨てるならそれ…くれない?」


朝霜「龍田、お前…」


潜水新棲姫「ワタシは良いがお前は平気なのか?」


龍田「平気じゃない…それを見るだけで手が震えるわ…」


潜水新棲姫「無理するな、これは高いものじゃない。捨てても問題は無い」


龍田「違う…そうじゃないの…」
450 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:08:25.58 ID:cHNwAxZ80
龍田「提督と体を重ねられるようになれば…私は大丈夫な証…」


龍田「過去を克服する為には…提督と…」


朝霜「いつかの時の為に持っておくってことか」


龍田「避妊具無しなんか…想像しただけで…」ガタガタ


潜水新棲姫「そうか龍田は玩具にされていたからな」


朝霜「玩具になんか避妊具は使わねぇもんな」


龍田「だから…お願い…」


潜水新棲姫「分かった。ならこれは龍田に渡しておこう」スッ


龍田「ありがとう……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:11:44.92 ID:gSK5tin0o
kskst
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:14:58.78 ID:22Ykgenio
そういえば執務は進んでるのかって聞かれて
これでも泣く子も黙る特務艦サマだぜ、終わらせてきたと答える朝霜
453 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:21:02.87 ID:cHNwAxZ80
潜水新棲姫「そういえば仕事は進んでるのか」


朝霜「これでも特務艦サマだぜ?速攻で終わらせてきたに決まってんだろ」


潜水新棲姫「頼もしい限りだ」


龍田「特務艦は強さだけじゃないものね…」


朝霜「どっちかって言うとあたいは強さで特務艦になったんだけどな」


潜水新棲姫「そもそも特務艦は、強過ぎたり優秀過ぎる艦娘を管理するためのシステムなんだろう?」


朝霜「ある程度好きにやっていいから裏切るな。っていう保険だろうな」


潜水新棲姫「旧大本営が考えそうなことだな」
454 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:25:43.27 ID:cHNwAxZ80
朝霜「旧大本営の時は特務艦はかなり上の役職だったはずだけど、今もそうなのか?」


潜水新棲姫「特務艦というシステムが残っている以上、地位も変わっていないようだ」


朝霜「なるほどな…」


潜水新棲姫「朝霜、提督より立場が上だからと言って無茶はするんじゃないぞ」


朝霜「……」


潜水新棲姫「おい」


朝霜「否定するわけねぇだろ。あたいとパパなら絶対パパを優先する」


潜水新棲姫「そんなことをしても提督は喜ばないぞ」


朝霜「お前バカか?パパの代わりにあたいが死ねばその先は見なくて済むし、パパも死なない。いいこと尽くめじゃねぇか」


潜水新棲姫「…なぜ提督の周りの女はこんなのばっかりなんだ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:42:50.73 ID:qSOLu9e+O
そんなことを言ってる朝霜を寝てる提督が片腕でぎゅっと抱き寄せる
潜水新棲姫がそういうことだから自分がどれだけ提督にとって大切な存在かよく考えろと

で龍田が少し羨ましそうにしてると龍田もぎゅっと抱き寄せられてほっこり
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 20:43:11.87 ID:dvqkUE/mo
話を変えようと龍田、初めて朝霜が来た時の印象を語る
457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:50:24.96 ID:cHNwAxZ80
龍田「そもそも朝霜が来た理由って…」


朝霜「あぁ、司令にイジめてもらおうと思ったんだよ」


潜水新棲姫「提督がカニバだとか噂されてた頃だな」


朝霜「あの頃からあたいは変わってねぇよ。当時は早霜から逃れる為に性的なことに逃げた」


龍田「今は幻肢痛から逃れる為よねぇ」


朝霜「そうだな。そういう意味じゃパパに才能あるんだよ」


潜水新棲姫「何のだ?」


朝霜「セックスの才能。一晩で五回とか普通の人間には無理だからな」


龍田「龍驤さんもそれに惹かれて、助けられたようなものよねぇ」


朝霜「男と女っていうのは愛よりもやっぱりソレなんだな」


潜水新棲姫「ワタシも身に覚えがあるから否定はできないな」
458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 20:53:03.83 ID:cHNwAxZ80
Y朝潮「今卑猥な話をしてませんでしたか!?」ガチャッ


朝霜「うるせぇ静かにしろ、パパが寝てる」


S朝潮「司令官の隣で寝てる朝霜さんが言いますか」


朝霜「あぁ言うぜ。今パパはあたいと龍田のものだ」ギュッ


龍田「……」ギュッ


S朝潮「司令官は物じゃないでしょうに」


Y朝潮「チャンスがあれば…司令官と…!」


潜水新棲姫「ふぅ…また騒がしくなるな」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:02:11.63 ID:qSOLu9e+O
ギュッと抱きついた二人が寝たままの提督にギュッと抱き寄せられて
龍田が最初の理由はどうあれ今も愛よりソッチかしらって聞くと朝霜がそんなわけねえだろって返す
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:09:29.21 ID:22Ykgenio
>>459
キッカケは重要じゃない、実際今ここにいる全員が相手に好意を抱いたきっかけは様々だから
今この相手を思うキモチが重要なんだと潜水新棲姫
461 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:15:16.27 ID:cHNwAxZ80
提督「……」ギュッ


龍田「きゃっ…」


朝霜「あ…はぁん……」ピクッ


S朝潮「…司令官は寝てます。無意識にお二人を抱き寄せたみたいですね」


Y朝潮「私は今見ましたよ!朝霜は抱き寄せられて感じ出ました!」


龍田「あらぁ…最初の理由はどうあれ、やっぱり愛よりソッチが大事なのかしら?」


朝霜「そんなわけねぇだろ」


S朝潮「そうです、そんなのはそこの朝潮だけですよ」


Y朝潮「なにを!」


S朝潮「司令官の顔と体しか見てないくせに」


Y朝潮「それは…その……」
462 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:20:40.79 ID:cHNwAxZ80
潜水新棲姫「ワタシはそれでもいいと思うぞ」


Y朝潮「ほら!私は悪くないんですよ!」


潜水新棲姫「きっかけは重要じゃない、実際今ここにいる全員が提督を好きになった動機は違うんだ」


潜水新棲姫「ワタシだってきっかけは漣とシたことだ。だが今ではそれだけじゃない、漣を大切に思っている」


潜水新棲姫「この相手を思う気持ちが重要なんだとワタシは思う」


Y朝潮「そうです、私は理由はどうあれ司令官が好きなんです!だからエッチもしたいんです!」


朝霜「お前がコイツの味方をするとはな」


潜水新棲姫「気持ちの問題は大切なんだ。特に提督は心が弱い、自分が好かれていると知ることはプラスのはずだ」


龍田「言いたいことは分かるわよ、でも…」


S朝潮「……」


Y朝潮「ちゃんとルールを守って司令官には抱いてもらいますからね!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:27:44.70 ID:kvi8RKKko
ところ変わって休憩中の霞と漣が食堂でお菓子食べて雑談してる
子作りの調子はどうなんですかこのこの〜なんて漣がいじったら
どうしてもってみんなに変わってもらった週末が一番当たりそうなのと漣
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:34:35.27 ID:qSOLu9e+O
↑で最後は漣じゃなくて霞だよね
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:34:48.98 ID:ughColpDO
独房にて漣のやつ容赦ねぇなくそ…と毒づきながらピッキング中の伊400
やっぱりボスの所に戻るかと
見付かったら殺されるわよと怯える夕雲
466 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:42:32.14 ID:cHNwAxZ80
ーー横須賀鎮守府地下、独房


伊400「漣の奴よくもやってくれたな…!」


夕雲「……」


伊400「今に見てろ…あいつは絶対…」カチャカチャ


夕雲「何をしてるのよ」


伊400「見て分かるだろ。ここから出て行くんだよ」


夕雲「バレたら殺されるわよ」


伊400「殺される前に殺してやるよ」カチャカチャ


夕雲「……」


伊400「ここに居てもどうにもならねぇ。それはお前も同じだぞ」


夕雲「……」
467 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 21:47:37.99 ID:cHNwAxZ80
夕雲「ここを出てどうするのよ」


伊400「あのイカれてる野郎の所にでも戻るさ」


夕雲「島風提督のこと…?」


伊400「それが無理ならお前みたいなのを探す。旧大本営派なんていくらでも湧いてくるからな」


夕雲「どうして貴女は…」


伊400「何回も言ってるだろ?刺激が欲しいんだよ。脳がゾクゾクするような極上のな」


伊400「…待てよ、ここで自爆テロもいいな」


夕雲「やめなさい!」


伊400「うるせぇ黙れ、このままじゃ二人とも殺されて終わるんだぜ?」


夕雲「そんなの…」


伊400「無いって言い切れるか?漣は俺の指を潰したんだぜ?」


夕雲「……」


伊400「決めた、テロをやる。自爆かどうかは置いといてやるのは確定だ。漣に一泡吹かせてやる」


伊400「見てろよ漣…あの時の痛みは倍にして返してやる!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:52:37.04 ID:kvi8RKKko
>>463
最後は霞に変えてください
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 21:55:04.81 ID:22Ykgenio
横須賀の牢屋がそんなピッキングで開くような鍵ではないので当然開かない
むしろ伊400の事はよく知ってるからバッチリモニタリングされてる
変なこと考えてるとこちらとしても不本意な悪い予感が本当になっちゃいますよ〜とアナウンスが入る
470 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:01:51.84 ID:TUyfDq4dO
『残念ですがそんな素人のピッキングなんかで開きませんよ〜』


伊400「あぁ!?」


漣『こっちはねぇ、あんたらのことはよーく知ってんですよ。だから24時間監視してんすよ』


夕雲「……」


漣『変なこと考えてると、不本意な悪い予感が本当になっちゃいますよ〜』


伊400「はっ、できるもんならやってみろ。ここはあの時と違って鎮守府の中だ。そんな簡単に殺せるわけないんだよ!」


漣『ほう…』


夕雲「ちょっと…」


伊400「お前も引っかかるなよ、あいつらは手出しできない。だってここから出た時に拷問されたって言えばアイツらは終わる!」
471 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:04:50.71 ID:TUyfDq4dO
漣「中々鋭い推理ですね」ガチャッ


伊400「あ…?」


漣「残念ながらその通りなんです。身柄を確保してしまった今、変に手を出せないんですよ」


伊400「ほら見てみろ!」


夕雲「……」


漣「でもそれは…生きて出られたらの話ですよね?」ギィィ…


伊400「……は?」


漣「調子乗ってんじゃねぇですよ」ガシッ


伊400「かは……!く、首が…!」


漣「どうしたんですか?抵抗しないと死にますよ」ギリギリ


伊400「お前……どうなるか…」


漣「まだ分かりませんか?貴女達はここで死ぬんです」


伊400「な…ぁ……!」
472 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:08:37.09 ID:TUyfDq4dO
漣「死体は喋らないんで便利ですよ。だから早く死んで下さい」ギリギリ


伊400「……!!」


漣「そうそう、漣は貴女『達』と言いましたよ」


夕雲「や、やめて…!!私は…!!」


伊400「」ゴトッ


漣「甘ったれんじゃねぇですよ、こっちは旧大本営と命張って戦ったんです。自分だけ助かろうだなんて許されると思いますか?」


夕雲「ごめんなさい、ごめんなさい…」


漣「貴女からは散々お話しは聞きました。もうあれ以上情報は無いとも考えられます」ガシッ


夕雲「い、嫌……!!」


漣「でも体に聞けば何か分かるかもしれませんよね?」ニコッ


夕雲「いやぁぁぁぁぁーーーー!!」


下2. この後の展開やその他起こったことなど
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:11.64 ID:ughColpDO
本当に何も知らないようですねと漣
そうみたいだなと起き上がる伊400
呆気に取られる夕雲
仮にもお世話になった整備士さんのお仲間を[ピーーー]わけ無いんですよねぇ…と
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:13.75 ID:qSOLu9e+O
んーなんか変だなぁ…漣が独断でそんないきなり[ピーーー]わけないし…

バッと目が覚めて漣がいないこととピッキングしようとしてる伊400に気づいて止める夕雲
ここの一部はやる時はやると思いとどまらせる
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:23:59.36 ID:kvi8RKKko
>>473
476 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:47:54.51 ID:Kl4XQswU0
ーー


夕雲「はっ………!?」


伊400「……」ブツブツ


夕雲「今のは夢……?それにしてはリアル過ぎて…」


伊400「……」カチャカチャ


夕雲「や…やめなさい伊400!!」


伊400「なんだようるせぇな」


夕雲「この独房は監視されてるのよ!あそこにカメラがあるでしょ!?」


伊400「……チッ」


夕雲「大人しくしていれば殺されることは無いのよ、じっとしてなさい」


伊400「あ?誰に向かって…」


夕雲「いいから大人しくしてなさい!!」


伊400「なんなんだよもぅ……」
477 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 22:50:58.64 ID:Kl4XQswU0
夕雲(漣は居ないし、これでさっきみたいなことにはならないはずよね…)


伊400「……」ブツブツ


夕雲(あれはただの夢だったかもしれない。けど下手なことはしない方がいい)


夕雲(…私はもうあれ以上情報を持っていない。それを分かってもらえるようにしないと)


夕雲(そうじゃないと私は…殺される……)ゾゾゾッ


伊400「……」


夕雲(あいつはどうなってもいいから…私だけは殺されたくない…!)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:52:32.68 ID:ughColpDO
そういえば…指を潰されているのに普通にピッキングしてたけど大丈夫なの?と夕雲
あ、ああ!すごく痛い!痛い畜生と隠すように手を抱えて蹲る伊400
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 22:54:55.66 ID:kvi8RKKko
>>478
480 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:05:52.06 ID:Kl4XQswU0
夕雲「……ねぇ貴女、そういえば指は…」


伊400「痛ぇに決まってんだろ!思い出させるな!!」


夕雲「……」


伊400「痛ぇ……痛ぇんだよ畜生が!!」


夕雲「指……元に戻らないらしいわね」


伊400「完全に潰しやがってあのクソアマ……!」


夕雲「でも文句は言えないわ…本来なら私達は即拘束、最悪解体…」


伊400「あいつらも…それを分かってやがる……クソがぁぁぁ!!」
481 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:10:13.88 ID:Kl4XQswU0
漣「随分と盛り上がってますねぇ」ガチャッ


夕雲「漣……」ビクッ


伊400「なんだよ今更よぉ…!」


漣「楽しい楽しい尋問タイムってやつですよ」


伊400「テメェ…」


漣「旧大本営はまだ脅威なんですよ。ほんの僅かな情報でもこっちは欲しいんです」


伊400「はっ、そいつはいいな」


漣「……」


夕雲「知らない!私は何も知らないのよぉ!!」


伊400「うるせぇって言ってんだろうがよ!」


夕雲「あれ以上の情報は持ってないの!信じて!!」


漣「それを決めるのはこっちですな」


夕雲「お願い!!お願い!!殺さないで!!殺さないでーーーーーー!!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:20:46.12 ID:dvqkUE/mo
その時、幹部さんから漣に連絡が
整備士が伊400と夕雲も使えるかもしれないから引き取りたいって

(やべぇ、ループはいってる?)
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 23:21:07.97 ID:22Ykgenio
尋問と言いつつ
伊400は自分の利益の為に動くとわかってるので話せば整備士に頼んで指を直すことができると伝える。目が笑ってない笑顔で個人的にお話したいと言ってたとも
夕雲は何を話そうにも怯えてしまって話にならないので早霜に一時的な暗示を頼んで隠してる情報がないか確認する
484 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:29:09.10 ID:Kl4XQswU0
漣「なにもタダとは言いません。話せばある人物に頼んで指を治してもらいますよ」


伊400「あぁぁ…?」


漣「まぁ個人的にお話したいと言ってたので、どっちみちあの人とは会うでしょうけど」


伊400「なんだよそれは…」


夕雲「ひ…ひぃぃ……」


漣「それより問題はこっちですな…」


夕雲「殺さないで殺さないで……」ガタガタ


漣「仕方ありませんね…」
485 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/07/23(木) 23:36:25.63 ID:Kl4XQswU0
ーー


早霜「何を聞き出したいの?」


漣「旧大本営についての情報全て」


早霜「分かったわ、この子の脳が覚えていることを全て吐き出させる」


夕雲「……」


漣「早霜さんを使って暗示をかけてもらう…最初からこうすればよかったですな」


早霜「こんなのマインドコントロールに比べれば楽よ」


漣「お願いしますね早霜さん」


漣「……」


漣「この手を使えば殺す必要は無かったのか…」ボソッ


下2 この後の展開やその他起こったことなど
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