【FE新紋章】カタリナ「クリス好き好き大好き超愛してます」

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1 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 19:08:33.95 ID:P37VUsqa0
【序章 クリスについて】

カタリナ(魔王ガーネフを打ち破り、冥竜メディウスをも打ち破り、この世界は平和を迎えました)

カタリナ(マルス様とシーダ様が正式にご結婚をなさり、マルス様はアカネイア連合王国の王としてこのアカネイア大陸を治めることになりました)

カタリナ(そしてマルス様の近衛騎士であるクリスは・・・・・・その名を歴史に残されることを拒否しました)

カタリナ(彼の言い分もわかります。この広い大陸を治めるためには英雄が必要であると)

カタリナ(確かにあんなに強くてかっこよくて優しくて気概があって聡明でハンサムで男らしくてかっこよくて賢明で努力家で男前で少し抜けたところもカワイくてかっこいいクリスのことが世間に知られてしまうのは危険です)

カタリナ(もしかしたら大陸全土に彼の隠れファンができてしまうかもしれない)

カタリナ(ガーネフを打ち倒す戦いの最中でも、クリスに心を奪われた女性は数多くいました)

カタリナ(クリスの存在を世に知らしめてしまうとこの大陸はマルス様推しとクリス推しで分断してしまうかもしれない)

カタリナ(折角平和になり、アカネイア大陸が一つにまとまったというのにそんな状況になるのは好ましくありません)

カタリナ(だからこそ、クリスのことは一部の者だけが知っていればいいのだと思っています)

カタリナ(特に私がクリスの事を知って理解すべきだと思います)

カタリナ(まずは・・・・・・味からでしょうか)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1595671713
2 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 19:09:10.23 ID:P37VUsqa0
夜から一章はじめます
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 19:27:57.27 ID:KvlwmxnSO
期待
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/25(土) 20:02:58.02 ID:k7aHo6hB0
>味からでしょうか

露伴かよ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/25(土) 21:25:54.14 ID:Z72mtCos0
これは期待
6 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:14:22.73 ID:P37VUsqa0
【1章 呼び名】

カタリナ「クリス、少しいいでしょうか」

クリス「カタリナ、用事か?」

カタリナ「はい。少し相談がありまして」

クリス「ああ、なんだ?」

カタリナ「クリスはマルス様に名を残さないように頼んだと聞きました。それはアカネイア大陸の平和のためであることは理解しています」

クリス「カタリナ・・・・・・お前の言いたいことはなんとなく想像できる。だが、おれは意志を曲げるつもりはない」

カタリナ「いえ、それに関してはいいのですが」

クリス「そ、そうか?」

カタリナ「・・・・・・裏切り者である私の名も語られてしまうことについてです」

クリス「カタリナ。もしお前の事をまだ裏切り者と呼ぶようなやつがいるならおれが許さない。いや、おれだけじゃない。おれたち第七小隊や、マルス様たちも同じだ」

カタリナ「はい、ありがとうございます。まあそれはそれとして」

クリス(思ったより淡白だな)
7 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:15:51.67 ID:P37VUsqa0
カタリナ「実際に一部の人から見れば私が裏切り者であることは事実です。そこだけは覆しようがありません。それについては私の罪として受け入れています」

クリス「・・・・・・ああ」

カタリナ「ですが、例えばクリスが外で私の名を呼んだとしましょう。私を裏切り者だと知っている者からすれば、あなたも同様の存在として見られるかもしれない」

クリス「ひいてはマルス様の名声にもかかわる、か」

カタリナ「はい。ですから私の呼び方についてなんですが」

クリス「なにかいい案があるのか?」

カタリナ「はい。つまりは私がカタリナ、あとはアイネとさえ呼ばれなければ問題はないわけです。なので、仲間内で通じるニックネームを用意すればいいのではと」

クリス「なるほどな。さすが我らが第七小隊の軍師様だ」

カタリナ「いえ、それほどでもありますよ」

クリス「あるのか」

カタリナ「そういうわけで、私の事は今後雌豚と呼んでいただけると嬉しいです」

クリス「そうか、カタリナの事は雌豚と・・・・・・ん?」
8 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:16:39.16 ID:P37VUsqa0
クリス「待ってくれ」

カタリナ「はい、なんでしょうか」

クリス「その、他に候補はないのか?」

カタリナ「そうですね、確かに私もいろいろと考えました。雌犬、ゴミ屑、家畜などいろいろ考えました」

クリス「待ってくれ。候補の時点ですでにおかしい」

カタリナ「ですが、最終的に雌豚が一番興奮することに気付いたのです」

クリス「こう、ふん?」

カタリナ「さあ、クリス。高らかに叫んでください、私のニックネームを。罵ったり嘲ったりする感じだとなおよしです」

クリス「あ、ああ・・・・・・ま、また今度な」

カタリナ「はぅっ、お預けですか。クリスは焦らすのがとてもうまいですね。興奮します」

クリス(・・・・・・カタリナはきっと疲れてるんだ。裏切ったという事実は覆せない。だからこそ、その罪の意識にさいなまれておかしくなってしまったんだ。そうに違いない。そうであってくれ)
9 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:18:16.73 ID:P37VUsqa0
―後日―

カタリナ「クリスに誘われて待ち合わせ場所に来ましたけれども・・・・・・」

セシル「あっ、来たわね」

ルーク「よう、カタリナ!」

カタリナ「あれ、みなさん?どうして?」

セシル「クリスに誘われてさ。第七小隊で一回同窓会みたいな感じで集まろうって」

ロディ「あとはそのクリスだけか」

ライアン「クリスさん、また道に迷ってるのかな」

カタリナ「この場所はクリスが指定したのではないのですか?」

ロディ「そのはずだが、クリスならやりかねない」

セシル「ないって言えないのがまたなんとも」

カタリナ「私、少し探してきます!」
10 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:19:23.39 ID:P37VUsqa0
クリス「すまない、遅くなった」

ロディ「大丈夫、わかっている」

セシル「いつものことでしょ、わかってるって」

ルーク「相変わらずだなー、ふつうクリスも」

ライアン「クリスさんが道に迷うのはいつものことですし」

クリス「本当にすまなかったと思っている」

ロディ「しかし、どうしたんだ?わざわざルークまで呼び出して。本当にただの同窓会なのか?」

クリス「ああいや、カタリナが疲れているようだったから少し羽休めしてもらいたくてな。折角だから第七小隊のみんなで集まれないかと思っただけなんだ」

セシル「疲れてるって、どうしたのカタリナ?なにか悩みでもあるの?」

カタリナ「え?私別にそんなことはありませんけど」

クリス「カタリナ。もしかしたらお前はそう思っているかもしれない。だが以前のやり取りでおれはそう感じ取ったんだ」

ライアン「どんなことがあったんですか?」

クリス「その、だな」

カタリナ「あ、もしかして雌豚と呼んでほしいと言った件ですか?」

全員「!?」
11 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:20:08.46 ID:P37VUsqa0
セシル「ど、どうしたのカタリナ!?肩とか揉もうか!?」

カタリナ「いえ」

ロディ「もし、罪の意識に苛まれているというのならばいつでも相談してくれ。私たちは仲間じゃないか」

カタリナ「その」

ルーク「そうだぜ!なんなら全部忘れてパーッと遊んでもいいんだぜ!オレみたいにな!」

カタリナ「みなさん」

ライアン「ぼくもできることはなんでもしますから!」

カタリナ「そうじゃなくて」

クリス「カタリナ、わかっただろう。おれたちは同じ第七小隊の仲間だ。たとえ立場や所属が変わってもそれは変わらない。いつだってお前の味方だ。だから」

カタリナ「違います、待って、おねがい」

セシル「はっ!も、もしかしてまだカタリナのことを悪く言うやつがいるっていうの!?どこの誰!?ぶっとばしてやる!」

カタリナ「話を聞いてください!」
12 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:20:57.31 ID:P37VUsqa0
カタリナ「いいですか、私は別に罪の意識に苛まれているわけでも極度の疲労状態にあるわけでもありません」

クリス「しかしだな」

カタリナ「私はただ純粋に雌豚と呼んでほしいだけなのです」

セシル「どうして!」

カタリナ「興奮するからに決まっているじゃないですか!」

ロディ「・・・・・・は?」

ルーク「・・・・・・えーと、すまん。オレバカだからよくわかんねぇわ」

ライアン「ルークさん、ぼくもわかりません。ぼくもバカなんでしょうか」

クリス「大丈夫。多分ここにいるのはカタリナ以外全員バカだ」

セシル「そ、そうね。頭のいいカタリナが言ってることがわからないんだもの。もー、私たちったら本当にバカ!」

カタリナ「みなさんがバカなのはいいとして、できれば今後は私の事を雌豚と呼んでいただきたいのですが」

クリス「すまん、バカだからよくわからない」
13 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:21:44.43 ID:P37VUsqa0
カタリナ「お願いします。せめて1回だけでいいんです。1回だけで」

ルーク「えー・・・・・・仕方ねぇな。雌豚!」

ロディ「おい、叫ぶな。・・・・・・雌豚」

ライアン「えーっと、め、雌豚さん」

セシル「こ、この1回だけだからね!カタリナ!・・・・・・じゃなくて雌豚!」

カタリナ「・・・・・・?」

クリス「いや、なんで首をかしげてるんだ」

カタリナ「いえ、思ったよりも興奮しなくて・・・・・・おかしいですね」

セシル「ってことはやっぱりカタリナは疲れてたんだって!」

カタリナ「雌豚と呼ばれることを考えただけで倒れてしまうほど興奮したのに・・・・・・」

ロディ「やはり疲れていただけだろう」

カタリナ「そうなんでしょうか・・・・・・」

ルーク「そうだって!ほら、オレいろいろ遊べるとこ知ってるからさ!今日はパーッとやって疲れを吹き飛ばそうぜ!」

ライアン「それがいいですよ!」

カタリナ「そうですか・・・・・・ではクリス、最後に1度だけ呼んでもらっていいですか?」

クリス「え、もういいだろう」

カタリナ「おねがいします。まだクリスには呼んでもらっていないので」

クリス「・・・・・・一回きりだぞ?」

カタリナ「はい」

クリス「・・・・・・雌豚」

カタリナ「はぅぁっ」パタッ
14 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:22:26.19 ID:P37VUsqa0
カタリナ「・・・・・・あれ、ここは」

セシル「起きたのね、カタリナ」

カタリナ「セシルさん?あの、私はいったい・・・・・・」

セシル「ほら、忘れちゃった?みんなで遊びに行こうってなったのにカタリナったら突然倒れちゃって。多分疲れてたんだと思うけど」

カタリナ「そうでしたっけ?」

セシル(さすがにクリスに呼びかけられただけで倒れたなんて言えない)

カタリナ「ええっと、確かクリスを迎えに行って、臭いをたどって見つけて」

セシル(聞こえない。何も聞こえない)

カタリナ「クリスをつれてみなさんと合流して、そこから」

セシル「ほ、ほら!今日はもう疲れたでしょ?自分の部屋に戻って休んだ方がいいって!」

カタリナ「・・・・・・そうですね。えーっと、あのあとは確かみなさんに順に雌豚と呼んでもらって、そのあとクリスにも・・・・・・はぅぁっ」パタッ

セシル「カタリナーーーー!!!!!」
15 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:23:14.54 ID:P37VUsqa0
カタリナ(あの一件から、私を雌豚と呼ぶのは禁止されました。特にクリスからは)

カタリナ(惜しかったですね。もう少しで合法的に雌豚と呼んでもらえることができたのに。特にクリスから)

カタリナ(しかし第七小隊のみなさんに心配をかけてしまったのは事実です。またお詫びをしないといけません。特にクリスには)

カタリナ(みなさんわざわざ予定を空けて集まってくれたというのにそれも潰してしまって申し訳ないです。特にクリス)

カタリナ(セシルさんには部屋にまで運んでもらってしまいましたし、これは菓子折りの1つでも持っていかないと示しがつかないでしょう)

カタリナ(ロディさん、ルークさん、ライアンさんにも改めてお詫びと、やっぱり菓子折りですね)

カタリナ(クリスには・・・・・・そうですね。やはり身体でお詫びするのが一番でしょう)

カタリナ(そしてその時にはぜひとも雌豚と呼んでもらいながら・・・・・・)

カタリナ「はぅぁっ」パタッ
16 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2020/07/25(土) 22:31:49.62 ID:P37VUsqa0
【次回予告】

平和となったアリティアで過ごす日常

ノルン(よしっ!これってつまりデートだよね!そうなるよね!)

ノルン「臭っ!!!」

揺れる想い

カタリナ「どうですか、このまま入りますか?それともここで引き返しますか?」

カタリナ「だから、他の女性を好きになってもいい。ただ、たまに声をかけてくれるだけでも私は幸せになれるんです。クリス自身に迷惑をかけたくない」

震えるからだ

マリーシア「んっ、クリス、クリス、王子様・・・・・・」モゾモゾ

マリーシア「クリスは!フリー!」

新たな道が今拓かれる

リンダ「ええっ!?」

リンダ「それに、マルス様も妾を取るわけだしクリスが取ってもいいと思わない?」

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