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【モバマス安価】P「プロデューサーレンタル(社内向け)始めました」

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604 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/18(火) 23:39:35.32 ID:yz9uw4+80
聖「やずや、やずや〜♪」

P「!!!!!」

P「これは!紛れもなく聖の歌声だ!」

聖「プロデューサーさんっ!」ギュッ

P「聖っ!」ギュッ

志希「これにて、一件落着〜」

聖「志希さんもありがとうございました....!」ギュッ

志希「いえいえ、お礼はキミに払ってもらうからね♪」ニコ

P「へ?俺!?」
605 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/18(火) 23:40:04.78 ID:yz9uw4+80
志希「だって、依頼には対価が必要なんでしょ?」

P「それは俺のやってることであって、志希には....」

志希「自分だけなんてズルいよね〜?」

P「いやそれは

志希「払ってもらうよ?」

志希「カラダで」ニッコリ

P「....」
606 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/18(火) 23:40:54.39 ID:yz9uw4+80
P「聖、お前は見ない方がいいから先に帰っててくれ」

聖「え、でも....」

P「先に帰ることが、俺への依頼の報酬ってことにしよう」

聖「わかりました....」

ガチャリ
607 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/18(火) 23:42:03.38 ID:yz9uw4+80
志希「潔いんだにゃ〜」

P「お前のラボに来た時点で、覚悟はできてたからな」

P「それに、お前の言うことも一応筋は通ってる」

志希「ふーん」

P「さあ、煮るなり焼くなり好きにしろ!」

志希「おっけ〜♪」

P「あ、死ぬのはなしで」

志希「?」キョトン

P「オイオイオイ、死んだわ俺」

本日の依頼完了!
608 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/18(火) 23:42:45.63 ID:yz9uw4+80
本日はここまでになります
明日の夜に再開します
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 00:09:17.28 ID:5BsC842H0

まあまあちょっと何かされたりしてもこのPなら翌日には治ってるだろ
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 00:31:06.03 ID:QEhZgAZVo
おつ
犠牲ハツキモノデース
611 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/19(水) 22:07:59.41 ID:aEk2aBTv0
申し訳ありません、時間が取れないため本日はお休みします
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 22:11:52.36 ID:lOZFVRxUo
はいーおつおつ
613 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:14:03.71 ID:hneVKVY70
P「次で4人目か....」

P「さすがに疲れたが、まだまだ依頼は貯まってるからな!」

P「休まず行くぞ!」

本日4人目の依頼者 >>614
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 22:14:14.00 ID:wuB64GhQ0
千夜
615 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:18:06.46 ID:hneVKVY70
P「千夜か....」

P「あいつが俺に自分から頼み事....?」

P「そんなことありえるのか....?」

P「ちょっと怖いが行くしかないな....」

依頼内容 >>616
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 22:20:39.88 ID:UcW94ehro
お嬢様へ夜食提供
617 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:30:24.30 ID:hneVKVY70
P「お嬢様に夜食提供....?」

P「....」

P「確かに、俺は多少料理の心得があるが」

P「あいつはそれ以上にできるはず....」

P「なぜわざわざ俺に頼むんだ....?」

P「....」

P「とりあえず呼ぶか....」
618 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:31:54.20 ID:hneVKVY70
〜数十分後〜

千夜「....」

P「....」

千夜「髪が短くなりましたね」

P「ああ、短くなったっていうか丸坊主だな」

千夜「イメージチェンジですか」

P「色々あってな....」

P「正直坊主くらいで済んで良かったよ」

千夜「そうですか....」
619 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:32:21.39 ID:hneVKVY70
千夜「ところで」

千夜「何の用ですか、お前」

P「いや何の用ですかじゃねえよ」

P「お前がこれ書いたんだろ」ペラッ

千夜「....」
620 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:32:51.41 ID:hneVKVY70
千夜「....ああ、これですか」

千夜「随分前に入れたので忘れていました」

P「ったく....」

P「で、なんなんだこの依頼は」

P「ちとせへの夜食くらいお前が作ればいいんじゃないのか?」

千夜「....」

Pに依頼した理由 >>621
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 22:35:39.68 ID:wuB64GhQ0
血を混ぜないと飯が喉を通らなくなった
622 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:52:04.13 ID:hneVKVY70
千夜「....お嬢様は近頃」

千夜「血を混ぜなければ、食事が喉を通らなくなってしまいました....」

P「....」

P「えーっと、血って言うのはトマトジュースか何かの比喩か?」

千夜「いえ、正真正銘動物の血です」

P「....」
623 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:52:58.45 ID:hneVKVY70
P「ちとせは本当に吸血鬼なのか?」

千夜「いえ、お嬢様は正真正銘人間です」

P「....」

P「じゃあなんで血を混ぜないと食べられなくなってるんだ?」

千夜「....お嬢様はアイドルという職業に全身全霊を注がれています」

千夜「吸血鬼というのも、全てはアイドルのために生み出された設定」

千夜「しかし」
624 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:53:48.30 ID:hneVKVY70
千夜「アイドルであること、即ち吸血鬼であることに熱を入れ過ぎた結果」

千夜「血液以外の食事を摂ることを」

千夜「体が受け付けなくなってしまったのです」

P「えぇ....」
625 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:55:09.67 ID:hneVKVY70
千夜「始めのうちは私もご冗談かと思っていました」

千夜「....しかし」

千夜「いつしか本当に、血の入っていない食事を摂られなくなってしまいました」

千夜「徐々に体調を崩されていくお嬢様の頼みは断れず」

千夜「食用とされている動物の血を少しずつ食事に混ぜるようになりました」

千夜「思えば、あの時に正しい対処を取れていればこのような事態には....」クッ

P「どうなったんだ....?」
626 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:56:22.56 ID:hneVKVY70
千夜「お嬢様の要求する血液の量は増えてゆきました」

千夜「始めは一滴でも満足していたのですが、今では洗面器一杯の豚の血を飲み干してしまうのです」

千夜「....そして遂に」

千夜「今晩の夜食には、人間の血を求めておられます」

P「....」
627 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:57:08.75 ID:hneVKVY70
P「....あのさ」

千夜「なんですか」

P「それはもう、俺の手には負えないんじゃ....?」

千夜「....」

P「精神科とかそういうとこじゃないと無理じゃないか....?」

千夜「....」

千夜「お前えええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

P「はいっ!?」

千夜「....私もそれは考えています」

P「お、おう」
628 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 22:58:04.28 ID:hneVKVY70
千夜「しかしお嬢様はアイドルであることを何より大切にされています」

千夜「身内だけで、穏便に済ませられるに越したことはないのです」

P「まあそれはそうだが....」

千夜「....お前が最後の望みです」

千夜「お願いします、お嬢様を」

千夜「お嬢様を助けてください....!」ペコリ

P「(思ったよりシリアスなやつやん....)」ビクビク

Pはどうする? >>629
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/20(木) 23:16:55.91 ID:Dg2PUmChO
Pの血とエナドリを混ぜたスペシャルドリンクで治療
630 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/20(木) 23:29:03.26 ID:hneVKVY70
短いですが本日はここまでになります
明日は書けそうにないので、明後日の夜に再開します
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 00:18:30.00 ID:jXgeV5lQo
おつー
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/21(金) 00:28:04.45 ID:JkqZ3vVc0
最近イッチ忙しそうね
無理はされませぬようー
633 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 18:41:26.86 ID:w+B9IG0f0
本日夜に再開します
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 18:56:38.39 ID:emPWngB3o
待ってます
635 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:15:35.83 ID:w+B9IG0f0
P「....俺も医者じゃないから、あくまで素人の戯言だと思ってくれ」

P「話を聞くに」

P「ちとせは適応障害に近い状況になっているんじゃないかと思う」

千夜「適応障害?」

P「ある特定の状況や出来事がとてもつらく耐えがたく感じてしまい」

P「そのせいで気分や行動面に症状が現れるんだ」
636 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:16:19.64 ID:w+B9IG0f0
P「ちとせの場合は、アイドル=吸血鬼という設定に重きを置くあまり」

P「吸血鬼になれない状況が強いストレスになっているんだろう」

P「そしてそれに関連して、摂食障害の症状も出ているな」

千夜「それは、そうかもしれません....」

P「摂食障害は副次的なものだから」

P「まずは適応障害の原因となっているストレスから離れなきゃいけないんだろうな」

千夜「....」
637 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:16:54.97 ID:w+B9IG0f0
千夜「しかし、ストレスに感じると同時に」

千夜「お嬢様にとっては大切なものなんです」

千夜「一体どうすれば....」

P「....」

P「....こうなったら」

千夜「何か手があるんですか....?」

P「....」
638 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:18:27.85 ID:w+B9IG0f0
P「俺の血とエナドリを混ぜたスペシャルドリンクを飲ませるしかないな」

千夜「....」

千夜「お前、ふざけているのですか?」イライラ

P「いいや、全くふざけていないぞ俺は」

千夜「ではお前の頭に問題があるようですね」

P「....千夜、ちとせにはまだ」

P「人の血は飲ませていないんだよな」

千夜「....はい」

千夜「さすがに飲ませるわけにはいきませんから」
639 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:19:14.59 ID:w+B9IG0f0
千夜「.....にもかかわらず、それを要求されたから困っているのです」

P「....」

P「....だから俺は」

P「あえて飲ませる」

千夜「....ですからそれは」

P「まあ聞いてくれ」

千夜「....」
640 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:19:45.14 ID:w+B9IG0f0
P「知っての通り、ちとせは本当の吸血鬼ではない」

P「人の血なんてものを舌が受け付けるはずはないんだ」

P「だから」

P「一度あえて飲ませてみて、人間の血なんて飲むものじゃないと」

P「体にわからせてやるんだ」

千夜「....」
641 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:20:10.35 ID:w+B9IG0f0
千夜「しかし、これまでに摂取していた動物の血液も味が良いものではありません」

千夜「そんなものをお嬢様は平気に摂っているのですよ」

P「ああ、血とエナドリを混ぜただけでは万が一がありえるから」

P「俺の血とエナドリの他に、大量の激マズ食材を混ぜまくる」

千夜「!」

P「これによってちとせは吸血鬼になることは無理だと悟り」

P「吸血鬼になれないことがストレスではなくなるはずだ!」

千夜「....」
642 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:26:00.37 ID:w+B9IG0f0
千夜「もしお嬢様が、目指す吸血鬼には絶対になれないことに気付き」

千夜「それがさらなるストレスになる可能性は?」

P「その時は大人しく病院に行こう」

千夜「....」

P「いや、俺としてはこんなことするより早めに病院に行った方がいいと思うんだけどな....」

千夜「....」
643 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:28:18.62 ID:w+B9IG0f0
千夜「お嬢様の夜食の時間が近いです」

千夜「お嬢様のところへ行きましょう」

P「え?まだ夕方だけど?」

千夜「夜食の準備には万全を期さなければなりませんから」

P「早すぎんか」

千夜「行きますよ」

P「あいあい」
644 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:31:43.73 ID:w+B9IG0f0
〜千夜とちとせの住処〜

千夜「ということで」

P「定番のセリフだが千夜が言うと違和感が凄い」

千夜「家中から癖の強い食材を集めてきました」

P「これと俺の血とエナドリを混ぜれば....」

千夜「作業に取り掛かりましょう」

食材@ >>645
食材A >>646
食材B >>647
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 22:32:47.69 ID:OAWR6Zaf0
輝子の育てたキノコ(虹色)
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 22:33:02.64 ID:W8FHHtju0
杏の食べかけ飴
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 22:33:07.84 ID:O62rnaS8o

648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 22:33:08.97 ID:emPWngB3o
青森のリンゴ
649 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:50:14.04 ID:w+B9IG0f0
千夜「これです」

【輝子の育てたキノコ(虹色)】

【杏の食べかけ飴】

【骨】

P「....すまん、どれも常識からかけ離れすぎてて」

P「パッと名前が出てこない食材ばかりなんだが」

千夜「仕方ありませんね、私が1つずつ解説してやりましょう」
650 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:50:56.68 ID:w+B9IG0f0
千夜「まずこちらは」

千夜「輝子さんが育てたキノコです」

千夜「先日体にいいからといただきました」

P「いやいや、こういう派手な色のキノコって危険なのがほとんどじゃないか?」

千夜「これを育てた輝子さんが食用だとおっしゃっていたので問題ないはずですが」

P「ま、まあ輝子本人が言ってるなら流石に大丈夫なのか....」
651 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:51:27.81 ID:w+B9IG0f0
千夜「こちらは杏さんの食べかけの飴です」

P「....」

P「なんでそんなもんが家にあるんだよ」

千夜「先日現場で一緒になった際、ステージの直前に」

千夜「体にいいからといただきました」

P「それは飴舐めたままステージに上がれないからお前に押し付けただけじゃないのか」

千夜「いえ、杏さんはそのような方ではありませんから」

P「そのような方だと思うが....」
652 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:52:16.50 ID:w+B9IG0f0
千夜「こちらは骨です」

P「骨?」

P「え?豚骨とか?」

千夜「不明です」

P「なんで謎の骨が家にあるんだよ」

千夜「不明です」
653 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 22:52:58.29 ID:w+B9IG0f0
千夜「ただ骨を食べて体に害が起こるとは考え難いので」

千夜「飲みやすいよう粉末にしたうえで」

千夜「これも入れます」

P「千夜なんかおかしくなってない!?」

千夜「お嬢様を救うためです」

P「あ、千夜ちゃんも結構キてるなこれ」

千夜「さあ、作りましょうか」
654 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:03:23.65 ID:w+B9IG0f0
〜夜〜

コンコン

ガチャリ

千夜「お嬢様、夜食をお持ちしました」

ちとせ「....」ボー

ちとせ「....ちゃんと、作ってくれた?」

千夜「....はい」
655 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:04:13.28 ID:w+B9IG0f0
千夜「こちらです」スッ

ちとせ「....」ニコ

ちとせ「これは?」

千夜「人間の血で作った特製ドリンクです」

ちとせ「....ありがとう、千夜ちゃん」

千夜「....」

ちとせ「それじゃあ、いただきます」

ちとせ「....」ゴクッ

ちとせはどうなる? >>656
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 23:05:28.33 ID:TzfcnhGCO
千夜の体液を欲しがるようになった
657 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:10:35.50 ID:w+B9IG0f0
ちとせ「....」ゴクゴク

千夜「....!」

ちとせ「....」

ちとせ「....ゴボッ」

ちとせ「ゥェ」

ちとせ「....」

ちとせ「オロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ」

千夜「お嬢様!?」
658 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:11:18.06 ID:w+B9IG0f0
〜扉の外〜

P「味に関して予定通りに行ったみたいだな」

P「....しかし」

P「まさか連続で嘔吐回が続くとは....」

P「世界ってのは不思議なもんだ」

P「さて」

P「あとはちとせがどう感じるかだな....」
659 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:27:19.64 ID:w+B9IG0f0
〜翌朝〜

千夜「おはようございます」

ちとせ「おはよう♪」

P「おお2人とも、おはよう」

ちとせ「昨日のこと、聞いたよ」

P「黙っていてすまなかったな」

ちとせ「....ううん」
660 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:28:12.67 ID:w+B9IG0f0
ちとせ「私のせいで苦しんでいた千夜ちゃん」

ちとせ「そして私も助けてもらっちゃった....」

ちとせ「ありがとう」

P「いいんだ、少しでも助けになれたならそれで」

P「ということはもう大丈夫なのか?」

千夜「大丈夫、大丈夫といいますか....」

P「?」
661 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:28:47.37 ID:w+B9IG0f0
ちとせ「実は....ウッ!!!」

P「ちとせ!?」

千夜「お嬢様!!!」

ちとせ「千夜ちゃん、お腹すいちゃった....」ハァハァ

ちとせ「またあれ、して欲しい....」ハァハァ

千夜「し、しかしここでは人の目が....」

ちとせ「ウウウッ....!」

P「お、おい、ちとせはどうしたんだ!?」

千夜「....お前」
662 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:29:19.89 ID:w+B9IG0f0
千夜「これから起こることを口外してはいけませんよ」

P「はぁ?」

千夜「....」

千夜「....んちゅ」

ちとせ「ん....」

P「!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
663 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:31:19.34 ID:w+B9IG0f0
クチュ....

チュルチュル....

ズズルズル....

ビチャビチャ....
664 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:32:41.28 ID:w+B9IG0f0
ちとせ「ぷはぁ!」

千夜「....////」

P「????????????」

ちとせ「....」

ちとせ「じゃあね♪」

P「待て待て待て!!!」

P「突然目の前で繰り広げられた過激シーンについての説明は!?」

千夜「お、お前、それについてはあまり触れないでください....////」

P「いや触れないとか無理だろ!あんなん!」

ちとせ「....実はね」
665 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:36:02.97 ID:w+B9IG0f0
ちとせ「昨日の美味しくない夜食で、血液への欲求はなくなったんだけど」

ちとせ「体液はまだ身体が欲しがったままなの」

P「うん」

ちとせ「だから定期的に千夜ちゃんの唾液を口から貰うことにしたんだ♪」

P「....」

P「それはお前の趣味ではないんだよな?」

ちとせ「さあ?」ニコ

P「あ、はい」

本日の依頼完了!
666 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/22(土) 23:36:43.98 ID:w+B9IG0f0
本日はここまでになります
明日は夜ではなく、少し早めの時間に再開予定です
よろしくお願いします
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 23:42:12.08 ID:m+/WA7+Yo
おつおつー
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 02:11:58.05 ID:qGnkZTcTo
乙です
669 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/23(日) 19:58:47.25 ID:UOgEifE/0
申し訳ありません、本日書く時間が取れず更新できませんでした
また、明日から数日間も更新できそうにありません
再開は26日(水)か27日(木)になるかと思います
間が空いてしまいますが、お待ちいただけると幸いです
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 20:02:25.07 ID:Lrqaf7xzo
了解
671 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 16:50:47.48 ID:SbvYUOOb0
P「....さて」

P「ちとせの症状も改善したことだし」

P「今日もバンバンこなしていくか!」

本日の依頼者 >>672
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 17:07:09.63 ID:znH8X9aV0
ありさ先生
673 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:17:41.45 ID:SbvYUOOb0
P「亜里沙か」

P「俺に頼ってくるなんて何があったんだ?」

依頼内容 >>674
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 17:19:20.81 ID:EsAF82QeO
部屋に盗聴器が仕掛けられていた
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 17:20:15.96 ID:fZWgXs3m0
小学5年生より賢いの?的な番組に出演が決まったので勉強の手伝いをしてほしい
676 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:38:56.48 ID:SbvYUOOb0
〜亜里沙宅〜

P「亜里沙、家に来てほしいというのはどういうことなんだ?」

亜里沙「実は....」

亜里沙「先日、この部屋に盗聴器が仕掛けられていることがわかったんです....」

P「と、盗聴器!?」

亜里沙「うん....」
677 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:39:23.62 ID:SbvYUOOb0
P「いつから仕掛けられてたんだ?」

亜里沙「それがわからなくて....」

亜里沙「ここに刺さっていた電源タップが盗聴器だったみたいなんですけど」

亜里沙「そんなものを買った覚えはないの....」

P「誰かがこっそり部屋に紛れ込ませていたということですか....?」

亜里沙「たぶん....」

P「それを亜里沙は気づかず使っていたと....」

亜里沙「うん....」
678 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:39:57.50 ID:SbvYUOOb0
P「....」

P「そこまでするということは」

P「犯人は誰でもいいというわけじゃなく」

P「間違いなく亜里沙をターゲットにしていると思う」

亜里沙「....」

P「盗聴器の存在に気付いてからいろいろ考えただろうけど」

P「何か手掛かりはなかったか?」

亜里沙「全く....心当たりがなくて....」

P「困ったな....」
679 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:40:48.07 ID:SbvYUOOb0
P「亜里沙の依頼は、その犯人を見つけて欲しいってことでいいのか?」

亜里沙「....」コクリ

P「部屋に盗聴器が仕掛けられた直後ならまだ証拠があったかもしれないが」

P「時間が経っているどころかいつから仕掛けられているかもわからないと....」

P「俺なんかで解決できるか....?」

亜里沙「....」ウツムキ

P「いや、亜里沙のためにも俺が解決しないとダメだ....!」
680 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:41:24.35 ID:SbvYUOOb0
P「まず簡単なところから詰めていこう」

P「この電源タップが盗聴器であることに気付いていなかった以上」

P「もしかしたら前の部屋から持ってきた可能性もあるが」

P「一応ここにはいつから住んでいるか聞いてもいいか?」

今の部屋にいつから住んでいるか >>681
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 17:42:10.02 ID:fZWgXs3m0
半月前から
682 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:51:56.31 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「ここに引っ越してきたのは半月前くらい?」

P「かなり最近だな....」

P「引っ越しの時にこれは?」

亜里沙「あんまりこういうのは使わないから、あったら気付くのかなって思うけど」

亜里沙「絶対になかったとは言えないかなぁ」

P「うーん....」
683 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 17:52:24.78 ID:SbvYUOOb0
P「とりあえず暫定的に、仕掛けられたのは引っ越してきてからってことにしよう」

P「ここに引っ越してきてから誰か家に入れたことはあったか?」

亜里沙「え?」

P「もちろん亜里沙がいない時に忍び込んでってこともあるかもしれないが」

P「亜里沙が自分から誰かを入れた時なら、犯人にとってはそっちの方がリスクは低いからな」

亜里沙「えーっと....」

亜里沙が部屋に入れた人は いた or いない >>684
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/08/27(木) 18:12:15.79 ID:7eH4NLgEO
いない
685 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 18:34:27.21 ID:SbvYUOOb0
少し席を外します
数時間後に再開します
686 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:10:12.03 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「うん、いない」

亜里沙「この部屋に入った他の人は」

亜里沙「プロデューサーくんが初めてだよ」

P「ふむ....」

P「やっぱりそう簡単にはいかないか....」

他の亜里沙への質問 >>687
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 21:10:41.05 ID:GQe31ZR90
早苗さんあたりには相談したのか?
688 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:14:17.31 ID:SbvYUOOb0
P「この話、警察には相談したのか?」

P「それがし辛いって話なら早苗さんでもいいし」

亜里沙の回答 >>689
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 21:27:49.02 ID:gFWvA1NbO
早苗さんに相談したら晶葉ちゃんに頼んで盗聴機解析してもらえばって言われました
690 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:41:13.71 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「早苗さんに相談したら」

亜里沙「晶葉ちゃんに頼んで盗聴器を解析してもらえばって言われました」

P「おお、いいじゃないか」

P「あいつならどうにかなるだろたぶん!」

亜里沙「そうだと思ったんだけど....」

P「?」
691 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:41:57.12 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「その盗聴器、晶葉ちゃんが作ったものだったらしいの」

P「はぁ!?」

P「それじゃ晶葉が犯人ってことか!?」

亜里沙「ううん、誰かが晶葉ちゃんのところから勝手に持ち出してたみたい」

P「あいつのところから....?」

P「....」
692 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:42:22.72 ID:SbvYUOOb0
P「今時、盗聴器なんていくらでも入手する方法はあるのに」

P「なぜわざわざあんな魔窟から手に入れようと思ったんだ....?」

亜里沙「たしかに....」

ガチャリ

??「ただいま〜」
693 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:42:55.38 ID:SbvYUOOb0
P「!?」

亜里沙「おかえり〜」

P「え?亜里沙お前誰も入れたことないって言ってなかった?」

亜里沙「家族は入れてるよ?」

P「あ、家族か....」ホッ
694 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:43:29.98 ID:SbvYUOOb0
P「親御さんは長野だから、姉妹とかか?」

亜里沙「ううん」

ウサコ「亜里沙ただいまウサ〜」

P「!!?!?!?!??!??!?!?!??!?」

ウサコ「あれ?お客さんウサー?」

亜里沙「うん、プロデューサーくんに相談に乗ってもらってたの」

ウサコ「ふーん」
695 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:44:36.85 ID:SbvYUOOb0
ウサコ「こんにちは、ウサコですウサー」

P「いや知ってるけど!」

P「知ってるけどお前は知らんわ!」

ウサコ「?」

P「ウ、ウサコってあの、亜里沙が右手にはめてる人形だよな?」

亜里沙「うん、そうだよ」

P「なんかデカくない!?」
696 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:45:24.97 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「そうかな?」

ウサコ「普通ウサ」

P「いやいやいやいや!」

P「俺の知ってるウサコって右手にはまるサイズだぞ!?」

P「このウサコ俺と同じくらいデケエじゃねえか!」

亜里沙「耳まで含めると1m70cmあるよ」

ウサコ「成長期ウサー!」

P「怖いわ!いくらなんでもデカすぎるだろ!」
697 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:45:58.21 ID:SbvYUOOb0
P「というかウサコは人形であって」

P「巨大化して自我を持って生活してるってどうなってんだよ!」

亜里沙「この間家に帰ってきたらね」

亜里沙「ウサコがこの姿になって部屋で待っててくれたんだ〜」

ウサコ「愛が通じたウサー」

P「....」
698 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:49:01.74 ID:SbvYUOOb0
P「....なぜ盗聴器の入手方法が晶葉だったのか」

P「....なぜ誰も入れていないはずの」

P「引っ越したばかりの部屋に」

P「盗聴器が仕掛けられていたのか」

亜里沙「それを今考えてたところだよね?」

P「....」

P「....なぜ巨大化した、ちょうど人間大のウサコが現れたのか」

ウサコ「....」

ウサコ「愛ウサ」

P「....」
699 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:50:42.97 ID:SbvYUOOb0
P「お前、ちょっと後ろ向け」

ウサコ「ウサ?」クルリ

P「なんだこのチャックは」

ウサコ「....」

ウサコ「刺青ウサー」

P「随分とリアルな刺青だなぁ!」

P「リアル過ぎてチャックが飛び出して見えるぞ!」ジジジッ

ウサコ「あっ!!!」

中身 >>700
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 21:51:14.14 ID:H9aNuOil0
穂乃香
701 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 21:59:58.40 ID:SbvYUOOb0
穂乃香「....」

P「....」

P「なんでお前がこんなところにいるんだ?」

穂乃香「私は亜里沙さんの右手ウサ」

P「それは厳しい」

穂乃香「すみませんでした....」

亜里沙「ううん、盗聴器の犯人が穂乃香ちゃんなら安心だよ」

穂乃香「亜里沙さん....!」
702 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 22:00:43.44 ID:SbvYUOOb0
P「亜里沙、騙されちゃダメだ」

亜里沙「?」

P「いくら穂乃香が身内だからといって」

P「盗聴器を仕掛けたり、ウサコのフリをして同居したり」

P「相当にヤベー」

P「身内だからといってヤバさが薄れるわけじゃない」

穂乃香「....」
703 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2020/08/27(木) 22:01:33.64 ID:SbvYUOOb0
亜里沙「....そうだね」

亜里沙「穂乃香ちゃん、どうしてこんなことしたの?」

穂乃香「....」

亜里沙「怒らないから、おねえさんに言ってみて?」

穂乃香「....」

P「これは怒るべきだと思う」

穂乃香の動機 >>704
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