【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その5【安価】

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266 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 20:28:48.30 ID:ezEe4bgS0
八島「ごめんごめんコンマが何かどうかを書き忘れたけど、奇数の時点で夕張は救われたよ」


八島「偶数ならもちろん夕張は死ぬ。それどころか何人かやられたかもねぇー」


八島「あ、ちなみに今回ゾロ目だった場合どうなってたかは言わないよ。なんでかなぁ?」


八島「それともう、一つ追加で安価を取っておこうかな。深海棲艦になった夕張の見た目とか何か特徴を教えてよ、下2」


八島「今日はあたしの出番は終わりかな?一応さよならはしておこうかな」


八島「以上八島でした。今日も参加してくれてありがとうね」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:34:17.68 ID:TpspWGdDO
エメラルドの目に同じ色の髪
肌は深海棲艦のもの
夕張がよく使っていたドローンが専用艤装となって顕現している
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:35:50.52 ID:gkjmMDrFo
へそ出しチューブトップに極ミニスカ
毛先だけ蛍光グリーンになった白髪、髪長さアップ

ゾロが単純成功じゃないなら2連偶数は16%なんだよなあ心臓に悪いんですが八島反省しろ
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:36:54.61 ID:zBbyfVBzO
助かった!
270 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 20:45:20.41 ID:ezEe4bgS0
夕張「……」


夕張「…………」


夕張「……………ぁ」ビクッ


潜水新棲姫「今だ!!」


潜水棲姫「ごめん夕張…!」バシュッ


ドガーーンッ…


漣「命中……しましたね」


球磨「あとは祈るだけかクマ」


提督「夕張……夕張…!」


由良「…」


潜水新棲姫「どうだ」


潜水棲姫「……手応えはあった。成功したか沈んだかのどっちかだと思う」


潜水新棲姫「……そうか」
271 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 20:50:15.26 ID:ezEe4bgS0
ズズズズズ……


由良「来た」


潜水新棲姫「この気配……成功したようだな」


深海夕張「……」


提督「夕張……!」


球磨「見た目も変わってるし、深海棲艦にはなったみたいだクマね」


漣「チューブトップにミニスカ。深海棲艦っぽいですな」


潜水棲姫「髪の毛も変わってる。殆ど白髪になって…毛先だけ緑かな?」


潜水新棲姫「髪の長さも伸びた。間違いなく成功したようだな」


深海夕張「……」


提督「夕張…すまないこれしか方法が無かったとはいえ……夕張を傷付けた……本当にすまない…」


深海夕張「……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:58:23.93 ID:TpspWGdDO
死にたくない
その一心が成功の一因だったと夕張は気付いていた
あれだけ自分が嫌になって自暴自棄になっていてもやっぱり私は生きたかったんだ…と
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 20:59:25.18 ID:zBbyfVBzO
いいえ…提督やみんなの想いが伝わりました
どんな形であれ助けてくれてありがとうございます
感謝の涙が頬をつたっており発狂する様子もない

自分が生きていても良いとやっと確固たる証拠ができて安定した
プラス>>272
274 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:03:14.59 ID:ezEe4bgS0
深海夕張「いいえ……皆さんや……提督の想いが……伝わりました……」


提督「夕張…!」


深海夕張「どんな形であれ……助けてくれて…ありがとう……ございます……やっぱり…提督を信じて……良かった……」


潜水棲姫「ねぇ…」


潜水新棲姫「そうだ、まだ安心はできない」


由良「…」


深海夕張「私……気付いたんです………」
275 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:09:52.29 ID:ezEe4bgS0
深海夕張「死にたくない…… その一心が……私を……」


深海夕張「 あれだけ…自分が嫌になって……自暴自棄になっていも………やっぱり私は…生きたかったんです……」


深海夕張「提督……」


深海夕張「助けてくれて……ありがとう………」ポロポロ


提督「夕張…夕張…!」ダキッ


漣「やれやれ、どうやら大丈夫そうですな」


球磨「助かったのは嬉しいクマ。でもこんなあっさりいくものかクマ?」


潜水新棲姫「夕張の精神状態が大きかったんだろう。自分は生きていても良い、生きたいと願っていた」


潜水棲姫「良かったね夕張…」


漣「さぁ皆さん、撤収がてら始末書を書く準備でもしておきましょう。普通に考えれば犯罪ですからね〜」


由良「…」シュバッ


球磨「由良が逃げたクマ!」


漣「由良さんは仕方ありませんけど、そこでコッソリ帰ろうとしてるお前は許しませんよ〜」


タシュケント「……」


提督「……!」


漣「…良かったですねご主人様」


下2 この後の展開やその他起こったことなど


276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:14:50.97 ID:zBbyfVBzO
鎮守府に戻るとみんなが迎える
北上は夕張イメチェンしたじゃ〜んといじってきたり
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:20:24.99 ID:ZA0QDBego
>>276
駆けつけたいけどと横須賀工廠組だけでもオンラインで参加してる
278 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:24:51.31 ID:ezEe4bgS0
ーー足りないもの鎮守府


北上「おー随分とイメチェンしたじゃ〜ん」


深海夕張「…はい」


北上「ん〜まぁでも夕張には変わんないわけだし。これまで通りよろしく〜」


深海夕張「…はい!」


北上「あたしはこれくらいにして…はい皆んな〜お待ちかねの深海夕張だよ〜」スッ


「「「夕張さん!!」」」


深海夕張「み、皆さん……」


北上「皆んないっぺんに声出し過ぎだって〜あたしのタブレットのスピーカー壊れたらどうするのさ〜」


明石『夕張さん大丈夫ですか!?』


深海夕張「えっと…この通り元気です」


明石『良かった……!』
279 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:28:57.60 ID:ezEe4bgS0
「「……」」


北上「さて、夕張と横須賀組は暫く話してるだろうし放っておいていいと」


漣「……」ギリギリ


タシュケント「……」


北上「問題はこっちだよねぇ」


潜水新棲姫「提督達は始末書や説明や何やらで忙しい。漣だって本当はそうなんだが無理矢理帰ってきた」


北上「どっからどう見ても漣ヤバくない?ブチ切れてるでしょ」


潜水新棲姫「ワタシでも止められないかもしれない。そうなったらいきなり深海夕張の出番だ」


北上「あのタシュケントは強いんじゃないの?」


潜水新棲姫「そうだとしてもここは工廠だ。暴れてしまうのはまずいだろう」


北上「確かに…穏便に済ましてくんないかなぁ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:39:05.16 ID:TpspWGdDO
当時のもろもろをそれはもう事細かくねちねち説明する漣
頭の穴がどうとか感触がどうとか
自分にもダメージ入ってるでしょそれ…と呆れ半分ハラハラしてる北上
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 21:44:54.53 ID:zBbyfVBzO
>>280に対して弁明なんてできるはずもないタシュ
ただただ過去の事を誠心誠意謝罪する

漣も成長してるのでもう気が済むだけこんこんとぶちまけて
あんたも何度死んだかわかんねえんだろうからこれでチャラです
整備士のところで真っ当に生きろ
282 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:52:28.94 ID:ezEe4bgS0
漣「何かね、物音がしたんですよ。一応確認しに行くかと思ったら嫁が寝てる部屋から血が流れ出てたんですよ」


漣「その時点で嫌な予感はしてました。でも僅かな希望を抱きながらドアを開けると……嫁が死んでたんですよ」


漣「見た瞬間死んでるなっていうのは分かりましたよ。ご丁寧に眉間に穴が空いて脳みそ漏れてんですもん」


漣「信じられなくて嫁を触ったら……もう心臓は動いてませんでした」


漣「あの感触は一生忘れませんよ。自分の愛した女が目の前で死んでるんですよ」


タシュケント「……」


北上「そんな詳しく言うと自分にもダメージ入るでしょ…」


潜水新棲姫「ほうほう」


北上「なんであんたは頷いてんのさ」


潜水新棲姫「死んだ直後のことは知らないからな。そうかやはりそうなっていたんだな」


北上「……はぁ〜…」
283 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 21:58:09.23 ID:qZrYHKvcO
タシュケント「…言い訳なんかしない。君の大切な人を殺してしまって本当にごめん」


タシュケント「謝って済む問題じゃない。けどあたしにはこれしかできないんだ」


漣「……それで済むと思ってんじゃねぇーーー!」


北上「…一応用意しとこ」ジャキッ


潜水新棲姫「大丈夫だ」


北上「ブチ切れ一歩手前じゃん。危ないって」


潜水新棲姫「漣はいつまでも昔のままじゃない」
284 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 22:01:05.37 ID:qZrYHKvcO
漣「……」


漣「……あぁもう!!」


漣「あんたは何度死んだか分かんないんでしょう!これくらいにしといてやりますよ!!」


タシュケント「…ありがとう」


漣「ただし!整備士のところで真っ当に生きるのが条件だからな!」


タシュケント「勿論さ、もう誰も殺さない」


漣「信用できるはず無いのに……!ここで手を出したら……!」


潜水新棲姫「漣」


漣「……二度は無いと思え!!」


タシュケント「十分、肝に銘じておくよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:21:11.45 ID:gkjmMDrFo
漣タシュのやり取りと新棲姫を見て北上「いいねぇ、羨ましいよお二人さん」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:26:00.96 ID:TpspWGdDO
疲労困憊したように椅子に座って頭を抱える漣
さて、旦那を慰めるのは嫁の役割で特権だと新棲姫が向かう
二人だけにしてあげようかとタシュを連れて離れる北上
287 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 22:31:34.93 ID:qZrYHKvcO
漣「はぁ……はぁ……」


漣「うぅぅぅぅぅぅぅ…!!」


潜水新棲姫「…漣」ギュッ


漣「……」


潜水新棲姫「旦那を慰めるのは嫁の役割であり特権だ」


漣「……」ギュッ


潜水新棲姫「ワタシはここに居る。漣の嫁で深海棲艦のワタシは目の前にいる」


漣「……」


潜水新棲姫「ワタシは間違いなくワタシなんだ」


漣「……」


北上「ちょっと、ねぇ」


タシュケント「……」


北上「ここにはもう居なくていいんじゃない?」


タシュケント「そうだね…うん」


北上「夕張はまだ話してるし、あたし達が移動しよっか」
288 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 22:36:35.35 ID:qZrYHKvcO
ーー


北上「〜〜」


タシュケント「あたしのことは憎んでるよね」


北上「そりゃあねぇ。だからと言って別になにもしないけど」


タシュケント「……」


北上「提督を見てたら分かるでしょ?一人の艦娘を助けるために全力であそこまでするんだもん」


タシュケント「あの提督の艦娘だからか…」


北上「あたし達は一筋縄ではいかないからね。ま、潜水新棲姫が生きてるっていうのも大きいかな」


タシュケント「もし死んだままだったら?」


北上「リンチ。提督が止めても死ぬまで殺してた」


タシュケント「それは当然だよ、あたしは許されないことをずっとし続けてきたんだ」


北上「それが今では整備士の助手かぁ。なんというかまぁ、出世したよね」


タシュケント「そんなつもりじゃない。これはあたしがやるべきことなんだと思ってる」
289 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 22:39:24.00 ID:qZrYHKvcO
タシュケント「百人殺したのなら百一人助ける。それどころじゃない、二百三百と助けるんだ」


北上「百人ねぇ」


タシュケント「…正直百人よりもっと殺してる。だからあたしは死ぬまで整備士の所で多くの命を助ける」


北上「…百人より多くても四桁はいってないでしょ」


タシュケント「流石にそれは…」


北上「…一億も背負った龍驤さんはどうしろってのさ……」ボソボソ


タシュケント「…?」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 22:56:42.57 ID:zBbyfVBzO
夕張はひとしきりよろこびの言葉を受けたあとにそれにしても服装もなかなか際どくなったといじられて赤くなったり
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:01:38.82 ID:gkjmMDrFo
>>290
特に工廠組から
292 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 23:12:28.63 ID:IqH/abVY0
ーー


深海夕張「皆さんありがとうございます、その言葉がとっても嬉しいです!」


秋津洲『……夕張〜ちょっとカメラを下に向けて欲しいかも』


深海夕張「こうですか……?」


秋津洲『うわ!やっぱりスカートが短いかも!』


明石『本当ですね…』


深海夕張「え、ちょっと…!」


陽炎『歩いただけで下着がチラ見ね。金色より目立つなんて許せないわ』


深海夕張「そんなこと言われても知りませんよ!」


秋津洲『夕張、残念ながら提督はそれじゃ興奮しないかも』


深海夕張「何で提督が出てくるんですか!!」
293 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 23:16:53.27 ID:IqH/abVY0
明石『お臍も丸出しでポイント高いです』


陽炎『ていうか司令のことは皆んな好きなんだから慌てる必要は無いじゃない』


秋津洲『夕張〜〜?』


深海夕張「もう知りません!通信切りますよ!」プツッ


深海夕張「全くもう…スカートが短いのは私のせいじゃないのに!」


深海夕張「あ、北上さんこのタブレットありがとうございました」クルッ


漣「ん…んん……」


潜水新棲姫「あぁ……」


深海夕張「……」


深海夕張「…とりあえず撮影しておきましょう」スッ


下2 この後の展開やその他起こったことなど
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:31:05.12 ID:TpspWGdDO
そういえば整備士から横須賀に居る伊400と夕雲を引き取ってきてほしいと言われてたんだけどとタシュケントが提督に話す
仮にも一人は仲間だったからね
それに夕雲ももうあそこに捕まえておく必要も無いよね
提督に許可を貰ったら帰りに寄るつもりなのだと
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/12(土) 23:42:46.75 ID:ZA0QDBego
>>294
人手はいくらあってもいいくらいだからね
296 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 23:51:01.85 ID:IqH/abVY0
ーー


タシュケント「やぁお疲れ様」


提督「……」


タシュケント「整備士から横須賀で軟禁されてる伊400と夕雲を引き取ってきて欲しいって言われてるんだけど?」


提督「……」


タシュケント「仮にも一人は仲間だったし、人手はいくらあっても困らないからね。許可をくれるなら帰りに寄って引き取りたいんだけど」


提督「…無理だ」


タシュケント「どうして?夕雲はもうあそこで捕まえておく必要は無いよね?」


提督「……」


タシュケント「厄介払いができると思ってあたし達に任せてくれればいいんだよ」


提督「……」


タシュケント「うーーん…どうしようかな」
297 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/12(土) 23:57:04.03 ID:IqH/abVY0
タシュケント「あの二人から旧大本営の情報を引き出したらそっちに教えるっていうのはどう?」


提督「あの二人はずっと旧大本営に居たわけじゃない」


タシュケント「何がダメなのさ?」


提督「…あの二人を自由にさせると龍驤が危険な目に遭う」


タシュケント「それは結局関係無かったんでしょ?」


提督「やめてくれ!」


タシュケント「……」


タシュケント(なるほどな、この人は明確な敵が欲しいんだ。自分の大切な人が傷付けられた時に誰かのせいにしたい)


タシュケント(自分のことは棚に上げて、か。ある意味安心したかな、この人も一人の人間なんだ)


タシュケント(さて…整備士にはどう言っておこうかな…)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 00:19:04.50 ID:cPSY4cIQo
そのまま報告
自分の考察も述べる
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 00:22:15.02 ID:OtggaJIDO
まあ仕方無いか…下手に誤魔化してもいずれはバレる
正直に提督に拒否されたと伝えておこうとタシュケント
だけど捕虜の扱いは丁重に頼むよと提督に残し帰還
300 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 00:27:48.17 ID:zaNLp+/00
タシュケント(まあ仕方無いか、下手に誤魔化してもいずれはバレちゃうし提督に拒否されたと伝えておこうかな)


タシュケント「分かった、連れて帰るのはやめておくよ。だけど捕虜の扱いは丁重にね」


提督「……」


タシュケント「丁重にね!」


提督「…………あぁ」


タシュケント「…あたしは先に帰るよ。これでも一応表は堂々と歩けないんだ」


提督「……」


タシュケント「またね提督さん」
301 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 00:32:50.62 ID:zaNLp+/00
ーー


整備士「断られちゃったか…」


タシュケント「彼も人間なんだよ、それが知れただけでも良かったんじゃないかな」


整備士「うーん…」


タシュケント「ダメだった?」


整備士「そうだね。多少強引でも良かったから伊400君は欲しかったなぁ」


タシュケント「……」


整備士「これから接触を続けてもらえるかな?心を開いてくれればきっといい返事をもらえるようになると思うんだ」


タシュケント「同志、伊400に拘るのはどうして?彼女じゃないといけない理由があるのかい?」


整備士「安価」


下2 整備士の台詞やその他起こったことなど
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 00:37:29.09 ID:OtggaJIDO
理由はあるよ
でもそれは彼女が帰って来たら多分解るかな
気になるかい?なら頑張って(にっこり
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 01:09:18.10 ID:cPSY4cIQo
帰って来てくれたら話すから
そこまで急ぎではないけどね、仲良くするんだよ
304 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 01:15:46.36 ID:zaNLp+/00
整備士「それは彼女が帰って来てくれたら話すよ」


タシュケント「へぇ、だったら…」


整備士「そこまで急ぎではないから、時間をかけて仲良くするんだよ」


タシュケント「…分かったよ同志」


整備士「提督さんは本当に興味深いなぁ。いつも僕の予想を覆される。まるでアニメのキャラクターみたいだね」


整備士「いやキャラクターなのは僕か。彼から託されたベルトもあるし…」


整備士「うん、やることはまだまだ沢山あるね」


タシュケント(いつもにも増して同志の顔が悪そうだ…)


ーー
305 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 01:20:05.26 ID:zaNLp+/00
八島「16%もあったんだ、多過ぎちゃったみたいだね」


八島「次にやる時はもっと少なくしないとねぇ〜」


八島「ま、次があるかどうか知らないけど」


八島「夕張はエピローグに出て無かったんだし死んでてもおかしくなかったよねぇ〜」


八島「反省しろとかそんなこと言われたらまたちょっかい出したくなるよね」


八島「……お楽しみに」


八島「以上八島でした。今日も遅くまでわざわざありがとう」


ーー
306 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 01:20:45.43 ID:zaNLp+/00
今日はここまで


コメントなどあればお願いします
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 01:29:30.25 ID:OtggaJIDO
お疲れ様でした
キャラクターか…前にも言ってたね…
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 02:02:59.36 ID:cPSY4cIQo
乙乙
S朝s…敷島ちゃん!八島の手綱ぎちぎち握っといて!

キャラクター…メタ的な気付きを誰かがするんかな
309 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 19:35:39.08 ID:zaNLp+/00
ーー足りないもの鎮守府


菊月提督「やれやれ、俺が休んでいた数日の間に随分と面倒なことをしてくれたようだな」


提督「…すまなかった」


菊月提督「緊急事態だったのは理解できるがせめて俺に連絡はいれるべきだったな」


提督「冷静に考えられないくらい焦っていたんだ」


菊月提督「そうだろうな。まぁ丸く収まったのならこれくらいにしといてやる」


提督「……助かる」
310 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 19:39:07.42 ID:zaNLp+/00
菊月提督「深海棲艦化した夕張とはまた話しておく。お前は先に横須賀に帰るんだ」


提督「あぁ…」


菊月提督「借りていた家から荷物はもう引き上げてあるな?」


提督「用意は済ませてある」


菊月提督「龍驤も病院に帰るそうだな」


提督「退院はあくまで一時的なものだからな」


菊月提督「…俺の代わりに提督業をご苦労だった。幹部にも宜しく言っておいてくれ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/09/13(日) 19:48:39.84 ID:zaNLp+/00
あげ忘れ

安価 下2
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 19:50:24.09 ID:OtggaJIDO
帰る前にS朝潮の部屋に寄っていく提督
朝潮が帰って来たのは横須賀だから部屋はそのまま
いつからか色々な思いを吐き出したり確認する場所になっていた
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 19:58:01.82 ID:kwRkF0rIO
龍驤を病院まで送っていく提督
名残惜しいけどまた迎えに来る約束をする
314 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 20:03:29.29 ID:zaNLp+/00
ーー病院


龍驤「わざわざありがとう」


提督「……」


龍驤「やっぱりキミと居ると楽しかったよ。名残惜しいけどお別れだね」


提督「…また迎えに来るからな」


龍驤「司令官、無理をしてまでここに来ないでね」


提督「俺は龍驤の為なら…」


龍驤「それどころじゃないでしょ。霞のことも考えてあげて」


提督「……」
315 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 20:08:15.34 ID:zaNLp+/00
龍驤「霞だけじゃなくて朝霜も。司令官は私だけに構ってちゃいけない」


龍驤「私のことは忘れてもいいんだよ?」


提督「そんなことはできない!俺にとって龍驤は全てなんだ!」


龍驤「その考えがダメだって言ってるの」


提督「だが……」


龍驤「司令官」


提督「……」


龍驤「私のこと、忘れてくれないの?」


提督「無理だ……」


龍驤「司令官は私と一緒に居ると不幸になるんだよ」
316 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 20:15:22.95 ID:zaNLp+/00
龍驤「私は一人じゃ抱え切れないくらい因果を背負ってる。周りに誰か居ればその人も巻き込む」


龍驤「…霞の子どもにまで影響があるかもしれないんだよ?」


提督「何をどう言われても無理だ。龍驤を忘れることなんてできない」


龍驤「はぁ……本当なら喜ぶとこなんだろうけど、今は逆だよ」


龍驤「指輪…外して」


提督「できない」


龍驤「私のは電車に轢かれた時に粉々になったけど、司令官はずっとはめてた。その指輪がキミを苦しめる」


提督「絶対に外さない」


龍驤「外してくれないと別れる」


提督「……」


龍驤「霞の子どもの扱いがややこしいなら霞と籍を入れてね。私だけに構うのはもう終わりにしないと」


提督「……」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 20:31:04.64 ID:OtggaJIDO
龍驤
こうして髪を下ろしても、話し方が違っても貴方や皆にとって私は「龍驤」なの
この意味が解る?と
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 20:54:21.42 ID:p5L2DqBOo
別れることだけは避けたい提督だけど指輪も身から離したくない
左手から右手の薬指へ
>>317
319 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 21:12:49.96 ID:zaNLp+/00
龍驤「こうして髪を下ろしても、話し方が違ってもキミや皆にとって私は『龍驤』なの」


龍驤「司令官、この意味は解る?」


提督「……」


龍驤「私という存在に因果が絡み付いている。姿形が変わっても逃げられない」


龍驤「司令官、霞の子どもに罪は無いんだよ。それなのに悲しい運命を背負わせるの?」


龍驤「お願い、私のことが好きなら早く指輪を外して」


提督「……」


提督「龍驤と……別れることだけは認められない」スッ
320 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/09/13(日) 21:16:26.74 ID:zaNLp+/00
龍驤「…指輪を右手の薬指にしたんだ」


提督「左手の薬指に指輪をはめると意味を成す。ならその指を避ければ意味は無くなる」


提督「これは……指輪だ。何の意味も無い…指輪なんだ」


龍驤「……それでもいいよ」


提督「……」


龍驤「言わなくても分かると思うけどキミのことは大好きだから。だからこそ私を忘れて欲しかった」


龍驤「司令官」


龍驤「幸せに…なってね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 21:19:57.72 ID:cPSY4cIQo
ああ…絶対にお前と幸せになる、待っててくれ
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 21:23:03.02 ID:kwRkF0rIO
あぁ、幸せになるさ
みんなまとめて幸せにする(龍驤も)
323 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 21:28:38.47 ID:zaNLp+/00
提督「あぁ、幸せになるさ」


龍驤「……うん。じゃあ…」


提督「皆んなまとめて幸せになるんだ」


龍驤「……」


提督「龍驤にどれだけの罪や因果があろうと関係ない。俺が幸せにする」


龍驤「…現実はそんなに甘くないよ」


提督「俺はやる前から諦める馬鹿じゃないんだ」


龍驤「……」


提督「龍驤も絶対に幸せにする」
324 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/09/13(日) 21:32:36.58 ID:zaNLp+/00
提督「絶対に迎えに来るからな」ギュッ


龍驤「……」


龍驤「……ウチ…」


龍驤「ほんまはこんな事言うたらあかんけど……でも…言いたい…」


龍驤「司令官……ウチの事…忘れやんといて…」


提督「当たり前だ」


龍驤「ずっと好きでおって…」


提督「大好きだ」


龍驤「もっと…抱き締めて……」


提督「龍驤……」ギュゥゥ


龍驤「好き…好きやで司令官……」
325 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 21:34:47.04 ID:zaNLp+/00
龍驤「……キミのこの温もりはずっと忘れれへんよ」


提督「……」ギュッ


龍驤「……ここまでだよ」スッ


龍驤「もう行かないとダメなんでしょ。早く帰らないと」


提督「……」


龍驤「キミの活躍を祈ってるよ。じゃあね……司令官」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 21:43:03.37 ID:7Aa4+9iNo
深海夕張が行く前に会えないですか…と
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 21:55:40.24 ID:cPSY4cIQo
病院出てから連絡が来て出たら>>326
328 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 22:00:34.60 ID:zaNLp+/00
ーー


提督「……もしもし」ピッ


深海夕張『提督、今どちらにいらっしゃいますか?』


提督「…龍驤を病院に送り届けた所だ」


深海夕張『良かった、まだ帰ってなかったんですね』


提督「……」


深海夕張『帰る前に会えないですか?』


提督「…すまない、鎮守府に寄る時間は無い」


深海夕張『鎮守府でなくとも構いません。どこかで待ち合わせれば会えますか?』


提督「……あぁ」


深海夕張『良かった!じゃあ待ち合わせ場所ですが…』
329 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 22:03:10.76 ID:zaNLp+/00
ーー駅


深海夕張「こっちです提督!」


提督「……」


深海夕張「こんな端っこですいません、この格好目立っちゃうので…」


提督「…気にしてないさ」


深海夕張「……あ、指輪…」


提督「……龍驤と少し、な」


深海夕張「…分かりました、深くは聞きません」


提督「…それで、用事か何かあったのか?」


深海夕張「安価」


下2 夕張の台詞やその他起こったことなど
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 22:18:38.88 ID:p5L2DqBOo
龍驤さんのこときちんと謝っていなかったので…
気にしない言うかもしれませんがケジメの為にも謝らせてください。

それと龍驤さんは自分が許されないって考えてますよね?
要因は人によって違いますけど誰かに何かに許されるだけでなく自分が自身を許せること、それが解決のために一番大切です。
身を持って理解したので伝えておきたかったんです。
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 22:21:37.52 ID:7Aa4+9iNo
>>330
332 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 22:31:08.00 ID:zaNLp+/00
深海夕張「龍驤さんのこときちんと謝っていなかったので…」


提督「いや……」


深海夕張「気にしないって言うかもしれませんけど、ケジメの為にも謝らせてください。本当にごめんなさい」


提督「……」


深海夕張「これだけじゃありません。提督に伝えたいこともあるんです」


深海夕張「龍驤さんは自分は許されないって考えてますよね?」


提督「そう言っていたな…」


深海夕張「要因は人によって違いますけど、誰かや何かに許されるだけでは足りないんです。自分が自身を許せること、それが一番大切なんです」


提督「……」
333 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2020/09/13(日) 22:40:14.66 ID:zaNLp+/00
深海夕張「私は身を持って理解したので伝えておきたかったんです。龍驤さんは何か言っていましたか?」


提督「自分は許されない、だから関わると不幸になると」


深海夕張「だから指輪を右手に…」


提督「龍驤は夕張の言うことの真逆だった。自分は決して許されないとまで言っていた」


深海夕張「それは……かなり良くありません」


提督「自分で自分を許す…簡単なことではない」


深海夕張「正当化とは違います。被害者がいるなら謝罪の気持ちを忘れてはいけません」


提督「……龍驤が心配だ…」


深海夕張「お気持ちは分かりますがもう時間が…」


提督「……」


深海夕張「…次に会う時にこの話をしてあげて下さい」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/09/13(日) 22:54:34.10 ID:kwRkF0rIO
菊月が龍驤との会話を思い出す
龍驤は1億殺した。間接的に人々が産まれる可能性を潰した

ならワクチンや治療薬で救われた人々は…?
あのまま全人類が衰退して血で血を洗う戦争が起きれば低く見積もっても人類の半数以上は死んでいた、そしてその後生まれるはずだった命は、、、
回避できたのは富士の抗体によるものだが、一番重要なのは富士が人間と深海棲艦と艦娘ハイブリッドだったこと。龍驤が腕と足を捧げたからだ

龍驤は誰よりも殺してしまったがそれ以上に誰よりも救っている
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:02:46.66 ID:aKLaPlLBo
>>334
336 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 23:10:40.38 ID:zaNLp+/00
ーー


菊月「龍驤は一億殺した。全て直接殺したわけではないが間接的に人々が産まれる可能性を潰したんだ」


菊月「その因果は簡単には消えないだろう。そもそも一億を助けることは不可能だ」


菊月「だがそれは直接的な話だ。ならワクチンや治療薬で間接的に救われた人々はどうなる?」


菊月「あのまま全人類が衰退しき、血で血を洗う戦争が起きれば……世界は滅んでいた」


菊月「ワクチンは富士の抗体によるものだが、一番重要なのは富士が人間と深海棲艦の間に生まれ、龍驤が腕と足を捧げたからあの形、富士を保つことができた」


菊月「ならば……龍驤は一億殺してしまったがそれ以上に救っていると考えられる」
337 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 23:16:13.17 ID:zaNLp+/00
八島「きひひひ、随分と自分勝手な言い草だねぇ」


菊月「……」


八島「おっとと、あの笑い方は控えないと」


菊月「何の用だ」


八島「いやぁ〜扉の関係者が随分とアホなこと言ってるなぁと思ってね」


菊月「……」


八島「菊月提督と深海海月姫は殺した以上に救ってる。あの『富士』の親だしね」


菊月「龍驤も同じだ」


八島「違うよバーーーカ!」


菊月「……」


八島「腕と脚じゃなくても良かったし、そもそも龍驤である必要は一ミリも無かった。龍驤は何も関係ない」


八島「龍驤の命を貰ったとかなら話は別だよ?でもたかが腕と脚が無くなっただけ。しかも元々無かった所だしね」


菊月「……」


八島「因果をそう簡単に消せると思うな」
338 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 23:22:21.73 ID:zaNLp+/00
八島「因果は魂に纏わり付く。いくら偽善を積んでも消えることはない」


菊月「…どうすれば消える」


八島「そんなこと言ってる間はどうやっても無理だよね」


菊月「……」


八島「龍驤には関わるだけ損するよ。菊月提督が怪我したのも龍驤のせいだし」


菊月「あれは雲林院が狂ったせいだ」


八島「狂わせたのが龍驤なんだよねぇ」


菊月「……」


八島「ハッピーエンドが欲しいならもっと頭を使って考えなよ。油断してると菊月もやられちゃうかもね〜」


菊月「…もういい、消えろ」


八島「きひひ、本当のこと言っちゃってごめんね〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:27:50.25 ID:OtggaJIDO
あたしもやばいかも…最近「八島」に引きずられてる
八島さんには私が居ます
そんな事にはさせませんと寄り添うS朝潮
司令官…頑張って…と呟く
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:28:43.12 ID:cPSY4cIQo
横須賀に帰ると真っ先に霞が人目を憚らず抱きついてきた
暫くこうさせてと

(融合…どっちもおる状態なんやな)
341 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 23:33:07.59 ID:zaNLp+/00
ーー横須賀鎮守府


提督「遅くなってしまったか…ここに帰るのも久しぶりだな」


霞「司令官!」


提督「霞…?」


霞「……っ!!」ダキッ


提督「お、おい…ここはまだ部屋じゃ…」


霞「暫くこうさせて…!」


提督「……」


霞「……」ギュッ


提督「……霞」ナデナデ


霞「ん……」
342 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/13(日) 23:38:07.81 ID:zaNLp+/00
霞「あなたが側に居なくてもお姉さまが居るから寂しくは無かった」


霞「けど……あなたの顔を見た途端…」


提督「……放ったらかしにしてしまったな」


霞「ううん…帰ってきてくれるって…待ってたから……」


提督「…あぁ」


霞「…ありがとう、もう大丈夫だから」スッ


提督「そうか」


霞「あ……指輪」


提督「これは…」


霞「もう…そこまで責任を取らなくていいのに」


提督「ん……?」


霞「龍驤さんに代わって、その…私との指輪を…左の薬指に……しなくても…」


提督「……」


霞「龍驤さんに悪いし……指輪も…必要ないわよ……」


提督「安価」


下2 提督の台詞やその他起こったことなど
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:52:58.88 ID:3Ok0cV70o
龍驤とのやり取りを話してすまんと提督
謝らないでとちょっと拗ねる霞だかすぐにいつもの調子でもう一つ同じ指に指輪しなさいよ!と言い放つ
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/13(日) 23:58:10.05 ID:p5L2DqBOo
提督は改めて霞を抱きしめて、いや、指輪は買おうって
だけどショックを与えるかもしれないがここは空けて置かないとダメなんだ
霞を蔑ろにするわけではなくて誰もを幸せにする決意の証だからわかって欲しい

霞も声色や言葉に秘めた強さ(いつもならここであやまりそうなのに謝らないから)を感じて
全くもうって感じでなら私も側で支えてあげるわよと
でも買ってもらえるなら指輪は給料何ヶ月分かしら〜♪なんて
345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/14(月) 00:10:42.01 ID:28ss/dTp0
提督「……」ダキッ


霞「やぁん……どうしたのよ…」


提督「霞との指輪は買うが、ここは空けておかないといけないんだ」


霞「え…………」


提督「もちろん霞を蔑ろにするわけじゃない。皆んなを幸せにする決意の…証なんだ」


霞(いつもならすまないってまず謝るのに。こんなに真剣に言うってことは本気なのね…)


霞「…分かったわよもう。なら私も側で支えてあげるわ」


提督「…ありがとう」


霞「でも指輪は買ってもらえるのよね。なら給料何ヶ月分かしら?」


提督「…………すまない。ある事情で金は無いんだ」


霞「あ…………コスプレ…グッズ…」


提督「……気持ちは込める」


霞「……このクズぅ!!」


ーー
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 00:13:24.18 ID:/DOUHM52O
終わる前にタメがあるときは何かある…
347 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/14(月) 00:14:58.44 ID:28ss/dTp0
八島「融合?違う違う、あいつはあたしの中にはいないよ」


八島「この物語の向こう側で名前を失ったあいつはもう何者でも無い。何もすることはできない」


八島「あたしが誰だか忘れたの?」


八島「八島は世界を滅ぼす。世界を破滅へと導く」


八島「まぁあたしってそういう存在だから。困ってる人に手を差し伸べることなんか簡単にはできないって」


八島「あたしの取り扱いには十分に気を付けてね」


八島「じゃ、またね〜」


ーー
348 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/14(月) 00:15:39.58 ID:28ss/dTp0
今日はここまでです


コメントなどなどあればお願いします
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 00:18:22.68 ID:/DOUHM52O
絶対にハッピーエンドは迎えたい
だからしっかり考える!
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 00:18:31.07 ID:uHtyM0PDO
お疲れ様でした
朝潮とのやり取りも結局無駄だった
そして仮に龍驤が龍驤を辞めてもこれも無駄と…
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 00:21:40.88 ID:AZmn02Jho
おつでした
油断してたけどやっぱりまだ名前呼ばない方がええんか…?
今週もなかなか展開ハードだった…今はカスミチャンの心地よい罵倒に身を委ねたい…
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 06:47:47.95 ID:QEUVT8I1O
過去スレ読み返してきたけど、雲林院さんの時の虫干し発言あたりから、特に今回は言動が変わってるわね
なんていうのかな、キャラクターとして安価操作される八島と、カミサマモドキとして世界の平衡(メタく言うと難易度調整?)を保つ××、みたいな?
物語の向こう側が「その後-1」(本線以外での殴り合い)なのか「その誤」(本当に違う世界)なのかピンとこないけど、Y子から八島を名乗った彼女なら、世界を滅ぼす云々を決めつける発言するかな?とは思う
融合ではなくそもそも××がいないのなら、あの時ひとつになったのは何だったのかな?それとも八島の因果に呑みこまれたかな?
そしてあの時の覚悟はその程度のものだったのかな?それともこれもまた龍驤の因果が引き起こしてる、絶対バッドエンドモードなのかな?
長文スマソ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 12:44:40.15 ID:6IN8znrIO
流れぶった切って申し訳ないがこの前書き込もうとしたのとその3の埋め立てレスが半分合ってた
wimは書き込もうとしたのでwayはわからない
まだヒントが足りないのかもしれない
354 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 18:40:56.00 ID:weu8WH5PO
ーー横須賀鎮守府


漣「さーて今日も忙しいですよ」


潜水新棲姫「提督は帰ってきたぞ」


漣「ご主人様は霞や朝霜さんのフォローで忙しいですからね」


潜水新棲姫「そういうことか」


漣「お二人とも龍驤さんに比べれば強いですが、放ったらかしにされてましたからね」


潜水新棲姫「連絡はマメにあっただろう」


漣「ご主人様は向こうであの女とイチャイチャ同棲生活を送ってましたから。そりゃあ怒りますよ」


潜水新棲姫「漣も怒っているのか」


漣「当たり前です。漣には貴女という大切な嫁が居ますが、まだご主人様とは関係が切れたとは思ってませんからね」


潜水新棲姫「……それをワタシの前で言うのか」


漣「言える自信があるからですよ。漣の絶対的な一位は貴女なのには変わりありません」
355 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 18:44:10.98 ID:weu8WH5PO
漣「貴女にはコソコソと隠し事をしたくもありません。だからこうやって包み隠さず言うんです」


潜水新棲姫「確かにそうだな。ワタシがコスプレして提督と愉しんでいたのも漣に報告していた」


漣「正直ご主人様と尻で楽しんだ後の貴女とヤるのは気持ち良くて仕方ないんすよ。あれはやめられませんね」


潜水新棲姫「お互いに得をするからWin-Winの関係というやつか」


漣「そうでしょうね」


潜水新棲姫「…そういう話はここまでにしよう。提督の分まで仕事を頑張るんだ」


漣「了解ですぞ〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 19:00:28.42 ID:IknMniI7O
霞のお腹の成長具合はいかほどかな?
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 19:02:52.51 ID:sw93OUrDO
他のまだ戦力が整っていない鎮守符からの支援が欲しいとの要請が

これまではこちらが支援を受ける側でしたがこれも横須賀鎮守符の役目なんですかねぇ…と漣
358 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 19:21:58.40 ID:wvLrCKAA0
ーー


漣「他の鎮守符からの支援要請がきましたねぇ」


潜水新棲姫「これも横須賀鎮守府だからなんだろう」


漣「でしょうな。これまではこちらが支援を受ける側でしたが、これからはその逆なんでしょう」


潜水新棲姫「龍驤の映像もあって漣達は強者揃いと思われているのもある」


漣「それは否定しませんよ。皆さんの努力は側で見てきましたからね」


潜水新棲姫「漣、支援の内容によっては瑞鶴達を送ることになる」


漣「……ま、向こうもそれは分かってるはずです」
359 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 19:25:09.51 ID:wvLrCKAA0
潜水新棲姫「本来なら支援要請はもっと沢山来ても良かった。横須賀鎮守府はそういう立ち位置だからな」


漣「でも漣達がここに来てからは要請はありませんでした。ということは……」


潜水新棲姫「他の奴らもこの鎮守府の事情を知っていた」


漣「障害のある艦娘に支援なんて、というのもあったんでしょう」


潜水新棲姫「それなのに支援が来たということは漣達は認められたということ。もしくは…」


漣「そうも言ってられないくらい切羽詰まったか」


潜水新棲姫「どっちにしろ支援には応えるしかないな」


漣「当たり前です、バリバリ支援は出しますよ!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 19:28:26.65 ID:7B8KGZlPO
一応その鎮守府に知り合いがいないか横須賀組に聞いてみる
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 19:39:55.13 ID:MY8bT3n0o
>>360
蒼龍に感(反応)あり
362 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 19:54:33.32 ID:wvLrCKAA0
ーー


青葉「支援要請がきてる鎮守府に知り合いが居ないか、ですか」


名取「そこは知らないかな…」


山城「私は覚えはないわ」


秋雲「秋雲さんも無いよ〜」


Y朝潮「私もです」


蒼龍「……」


ポーラ「その鎮守府なら〜蒼龍さんが〜」


蒼龍「…」ビクッ


漣「蒼龍さん、お知り合いでも居るんですか?」


蒼龍「……一応ね」


漣「なら話が早いですね、そちらの方に向かってくれますか?」


蒼龍「…それは強制?」


漣「強制ではありませんよ。あくまで行ってくれたらいいなという提案です」


蒼龍「……」
363 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [sage saga]:2020/09/17(木) 19:57:10.17 ID:wvLrCKAA0
ポーラ「じゃあ〜支援にはポーラと蒼龍さんが行きます〜」


蒼龍「ちょっと…!」


漣「重巡と空母なら支援要請の条件を満たしますね。問題が無いならお二人にお願いしたいのですが」


ポーラ「いいですよぉ〜」


蒼龍「……」


漣「蒼龍さん本当にいいんですね?」


蒼龍「…ええ」


漣「分かりました、それでは向こうにはお二人が支援に向かうと伝えておきます」


蒼龍「……」


ポーラ「大丈夫ですよ〜ポーラが居ますからね〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:01:19.06 ID:sw93OUrDO
あの反応…何かありますねぇ
ポーラさんも得体が知れないし
こちらでも調べてみた方がいいんでしょうかと嫁に相談する漣
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 20:04:31.45 ID:IknMniI7O
支援先は栄転した蒼龍が支援に来ると歓迎ムードで話題がもちきり
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