【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話

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118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:19:34.95 ID:LdnH5qwVO
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:19:36.00 ID:tiQ9GDigO

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:22:18.01 ID:cfuyvFVRo
やったね
121 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:22:34.17 ID:uTY52QNRo

コンマ判定:偶数 ゾロ目補正アリ



【アイリス】親密度:11? 怯え

【エレノア】親密度:15 ノミに毛が生えた知能のトカゲ人間

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:23:27.88 ID:fJ9K5jqo0
しかし軒並み低くて笑う
特殊判定のおかげでアイリスには希望を持てるけど
123 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:43:19.80 ID:uTY52QNRo


突然の姉の来訪に戸惑っているアイリスに、エレノアは視線で『さっさと新聞を見ろ』と示す。
アイリスは流されるままに新聞を開き、赤いペンで囲まれた記事に目を通す。

アイリス「……貴族の死亡…事故?えっ…これって此処からそう遠くない通りじゃ…」
エレノア「事故ではないわ。他殺よ」
アイリス「そ、そうなの?」

自身満々な振る舞いでそう答える姉にアイリスは戸惑いながらも、『怖いね』と此方に相槌を求めてくる。
よく分からないままオレも頷く。
……事故ではなく他殺?どういう違いがあるというのか。

エレノア「はぁ…相変わらず危機感もクソもない間抜け二人ね。まあ、そこの人間もどきのトカゲは仕方ないでしょうけれど」
エレノア「いい?これは人が人を殺した事例よ。それも死んだ相手は貴族。それもアンタみたいな平和ボケしたお間抜けな無能ではなく、れっきとした魔法使いが」
エレノア「これがどれほど機異例の事態かお分かり?」

アイリスは助けを求めるような視線でこちらを見る。


1、「大丈夫ですよ」と安心させるような言葉をかけた。
2、首を振って何も分からないと伝えた

安価↓1
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:46:15.59 ID:cfuyvFVRo
1
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 23:47:39.21 ID:zjKnb2MDO
どっちが正解だろう?
知力的に2?
126 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/18(金) 23:58:12.75 ID:uTY52QNRo

選択:1


「大丈夫ですよ。強盗か何か知りませんけど、お嬢様の傍にはオレが居ますから」

と、思ったままの事を口にした。

エレノア「ハイ間抜け」
アイリス「あうっ……」

エレノアのチョップがアイリスの脳天に振り下ろされる。

アイリス「な、なんで私がぶたれたの?」
エレノア「従者のアホさは主人の責任に決まってるじゃない」
エレノア「それに、今まさに主人に危害が加えられたのだけれど、止められなかったじゃない」

困惑しながらも「それは貴女がエレノア様だからです」と答えると、呆れたような顔で溜息をつかれた。
よく分からないけれど、自分が口を挟んで良い事ではなかったと理解する。

エレノアが事の顛末の詳細をアイリスに語り始める。

オレは………


1、大人しくお嬢様と一緒に話を聞いた。
2、自分の領分ではないと判断し、エレノアの護衛役のジョシュアに話しかけた。

安価↓
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 00:00:22.40 ID:moHeHNCy0
1
128 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 00:24:31.04 ID:aoPaMhm/o

選択:1、大人しくお嬢様と話を聞く


エレノア「事件が起きたのは昨晩。被害者は貴族の魔法使いであり、魔法の研究を国公認の研究者」
エレノア「事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された」
エレノア「死亡した彼の死体から、時計や指輪といった装飾品が紛失していることが明らかになっている」
エレノア「まあざっと要約すると、その記事に載っているのはそんな内容ね」

エレノア「これ、何かおかしいと思わない?」

アイリスは貴方に視線を向け、お互いに首を傾げる。

アイリス「……た、ただの強盗事件ってことじゃないの?」
エレノア「その逆よ。魔法使いの研究室で殺人事件が起きてんのに、盗まれたものが金品のみなのよ」
エレノア「これってとってもおかしいと思わない?」

エレノアは何がニタリと楽しそうな笑みを浮かべる。

エレノア「貴方が強盗の立場になって考えても見なさい」
エレノア「態々貴族の家に押し入って、国家公認の魔法使いの研究室にまで忍び込んで、そこで盗んだものが殺した男が身に着けていた金品のみ?」
エレノア「ちゃんちゃらおかしいわね。リスクに対して釣り合わなさすぎるわ」

129 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 00:51:24.79 ID:aoPaMhm/o

エレノア「誰が?何故?どうやって?どんな目的で?」
エレノア「重要な要素が全て不明瞭。状況も不自然極まりないわ」
エレノア「ただ一つ、純然たる事実として無視できないことがある」

エレノア「魔法使いが殺されたのよ。魔法の価値の分からない何者かに」

エレノア「ここまで言えば、私が言いたい事が分かったんじゃない?」
アイリス「………ま、魔法使いが…一般市民に殺されたって言う事?」
エレノア「聡明な妹で嬉しいわ」

魔法、それはこの国で最も価値のある力。
同じ動物である人間を、支配者と隷属者に仕分けるふるいでもある。
魔法が使えるからこそ貴族足り得るのであって、その力が無ければただの人間と何ら変わりがない。
自らの力を絶対的だと確信しているからこそ、その事件の異常さを理解する。

ただの人間、例えばこの家に仕えるメイド長がいる。
身だしなみに非常にうるさく、お嬢様相手でもその厳しさを見せる彼女であっても、お嬢様を殺すことは難しいだろう。
お嬢様はあれでも魔法使いだ。例えどれだけ臆病で怖がりでドジで間抜けであっても………あれ?案外殺せてしまうかもしれない。


130 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:01:16.68 ID:aoPaMhm/o

アイリス「そ、それで…その事件がどうしたの?」

アイリスの質問に、エレノアは一層嬉しそうな笑みを見せる。

エレノア「どうしてだと思う?」
アイリス「え、えっと……危ないから気をつけなさいって言いに来たとか?」
エレノア「私がそんな優しいお姉ちゃんに見える?」
アイリス「み、見えません」

エレノア「結論から言ってあげるわ」
エレノア「何だか面白そうだから、調査するわよ。私と一緒に」

アイリス「え、ええ!?」

お嬢様らしからぬ大声が屋敷に響き渡る。

エレノア「どうせ暇でしょ?」
アイリス「ひ、暇じゃないです!」

お嬢様はここぞとばかりに全力で拒絶の姿勢を示す。
とはいえ、この場合はお嬢様でなくともそんな事件と関わりあいたいとは思わないだろう。
ハッキリ言って、イカレているのはエレノア様だ。


131 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:19:23.07 ID:aoPaMhm/o

アイリス「えと…そう!私はこれから学校に行かないと!ち、遅刻しちゃうから!」
エレノア「あらそう。貴女がそんな模範的な生徒だとは知らなかったわ」
アイリス「え、えへへ…だから私はこれで。い、行こうエルグラッド」

そう言いながら席を立とうとするお嬢様。
そんな彼女の肩を、エレノアはまあまあと押さえつけながら椅子に座り直させる。

エレノア「いい。これは何も道楽に付き合わせようってわけじゃないの。とっても大切なことなのよ」
アイリス「え、でもさっき面白そうだからって――」
エレノア「アイリス。貴女もこのストレーン家の端切れとはいえ、由緒正しき支配者の血を引くものでしょう?」
エレノア「将来の事を思えば、ここで一つ功を立てておきたいとは思わない?」

ブンブンとアイリスは全力で首を横に振る。
エレノアはそんな彼女の頬を両手でがしりと掴むと、無理やり頭を縦に振らせる。

エレノア「う〜ん、いい子ねアイリス。そうよね、貴女は実家に居ると教育係が煩いからって私の家に逃げ込んできたんだもの」
エレノア「それから毎日別に真面目に勉学に励むわけでもなく、私のお金を使って食っては寝るだけの生活をしていたなんて、罪悪感があってもかしくないわ」
エレノア「いつかはそんな貴女を養ってあげている、お優しいお姉さまの役に立ちたいと考えていてくれたのよね?」
アイリス「お姉ちゃんの仕事って全部秘書さんが……」
エレノア「私の役に立ちたいわよね?」

選択の権利など無いと悟ったアイリスは、渋々と頷いた。
132 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:32:05.70 ID:aoPaMhm/o


そこからまた一悶着あったが、結局アイリスが折れる形で話がまとまった。
元よりエレノアの命令を拒否できる人間なんてこの屋敷には居ない。こうなるのも当然の帰結だったのかもしれない。

エレノア「ま、学校に行くというのならそれはそれでいいわ」
エレノア「現状は情報が少なすぎるもの。情報収集も兼ねて行ってきなさいな」
エレノア「じゃあ、頼んだわよ」

そう一方的に言い渡し、エレノアは食堂を後にした。

取り残されたアイリスはというと、『どうしてこんなことに…』と酷く落ち込んだ様子であった。



貴方は……

1、励ます
2、慰める
3、学校の支度を促す

安価↓1
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 01:33:41.49 ID:6cUJqSJd0
134 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:47:14.07 ID:aoPaMhm/o

選択:1


エルグラッド「元気出してください。これはお嬢様のお力を周囲に示すチャンスじゃないですか」
アイリス「私の力って……例えば?」
エルグラッド「……傍にオレが居ます」
アイリス「それって私の力なの?」

励ますために声をかけたものの、上手く前を向かせる言葉は思いつかなかった。
お嬢様はその………まあ、悪い人では無いのだけれど。人より優れた何かがあるわけでもないのも確かだった。


普段以上に足取りを重くし嫌がるお嬢様の手を引きながら、学校に行く身支度を整えさせた。




因みにお嬢様は学校に友達が……

1−3 いない
4−6 一人くらいは
7−9 意外と外面はよかったり
0   寧ろ避けられている

直下コンマ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 01:49:19.82 ID:FnhXYoUz0
136 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/19(土) 01:52:19.55 ID:aoPaMhm/o

コンマ判定:2  ぼっち



というわけで本日の更新はここまでです。
ただの導入なのにくそほど時間かけてしまった……次からはもっとサクサク進められるように頑張ります。

ではでは、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 03:13:58.79 ID:5gTB6VcsO
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 05:15:24.50 ID:/si5ggFDO
乙です
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 06:47:00.18 ID:BOuJhAEk0
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 07:33:11.23 ID:moHeHNCy0
141 : ◆7m3grp2dM2 [sage]:2020/09/19(土) 18:28:54.12 ID:aoPaMhm/o

今日は更新おやすみです。
今書いてる主人公周りの掘り下げの話は仕上がった投下するかもしれません。(安価コンマ取らない奴)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 18:35:53.80 ID:YfDda/SAO
はひ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:00:06.08 ID:BOuJhAEk0
wktkしながら待ってます
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/19(土) 19:02:15.20 ID:ECnv8Ajt0
報告乙です
あとへっぽこぼっちお嬢様アイリス可愛いくて好き
145 : ◆7m3grp2dM2 [sage]:2020/09/21(月) 20:24:50.28 ID:TuWYvT/zo

昨日更新しようと思ってたのに仮眠したら5時間も寝てた。体の老化!!
というわけで更新できずにすみませんでした。ぼちぼち再開です。


名前:アイリス・ストレーン(アイリス・イル・テレジア・ストレーン)
性別:女性
年齢:15歳

身体能力:11 貧弱引きこもり
知力:69   貴族としてある程度の教養はある
精神力:11  クソ雑魚メンタル
魔法適性:69 名家の人間として必要十分程度の魔法は使える 
特異適性:30 特筆事項無し


【容姿】
緩めのパーマがかかったふわふわの黒髪。長さは肩くらい。
瞳の色はエメラルドグリーン。タレ目。
身長は148cmくらい。筋肉とは無縁の華奢な引きこもり体型。

【内面】
非常に臆病で引っ込み思案な性格。
自分に自信がなく、自分は何もできない落ちこぼれだと思い込んでいる。
何をしても優秀すぎる兄姉と比べられ続けた幼少時代だったため、そのことが非常にコンプレックスになっている。
そのため、頑張ることや努力をするといった事に対して忌避感が強い。
コミュニケーション能力が低く、人付き合いが非常に苦手。友人といえる人もおらず、家族に対しても心開いているとは言い難い。
昔はもう少し明るい性格だったらしい。
146 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 20:37:30.28 ID:TuWYvT/zo


エルグラッド「それでは、今日もいってらっしゃいませ」
アイリス「う、うん。じゃあ、また後でね」

そんなやり取りを経て、アイリスお嬢様を送り届けた。
お嬢様の通う学校は、一市民が通うような大衆用の施設ではなく、貴族の子息や特別に魔法の素質を認められた者のみが通う場所。
所謂『魔法』の扱いを学ぶための場所。
学校内では流石に常に傍にというわけにはいかない。とはいえ、お嬢様から頂いた許可証を持っているので校内を多少歩くくらいなら許されている。
まあお嬢様が傍に居てと言ってくるとき以外は特に用もないので、校内を歩くことなんて殆どないが。

いつもなら屋敷に戻って他の同僚の仕事を手伝ったり、人の居ない場所でガス抜きをしたりする。

このまま屋敷に戻ってもいいが、エレノア様から頼まれた用事もある。
あの事件について調べてみてもいいかもしれない……俺があまり力になれるとは思えないが。


さて……



1、屋敷に戻って仕事を手伝う。
2、情報集めをしてみる。
3、視点変更(アイリスに操作キャラを移す)

安価↓1
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:38:05.85 ID:bESrh0E30
3
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:38:26.54 ID:WBIcH5cDO
2
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:39:13.56 ID:eOtI4zhio
1
150 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 20:52:33.29 ID:TuWYvT/zo

選択:3 視点変更(アイリス)



下を向き、足元だけを見て廊下を歩く。
周りで挨拶が交わされるたびに、どこかいたたまれない居心地の悪さを感じてしまう。
足早にその場を通り過ぎ、漸く自分の領域(自分の机)にたどり着き、ほっと息を吐く。
こんな私に不釣り合いな空間でも、此処だけは唯一安息を感じられる場所だった。

改めて今朝お姉ちゃんに言われたことを思い出す。
不可解の事件の調査。危険なことに首を突っ込みたがるお姉ちゃんらしい発言だけれど、まさか私まで巻き込まれるなんて思ってもみなかった。

一応持ってきていた新聞の切り抜きを取り出し眺める。

事件が起きたのはつい昨晩。
お姉ちゃんもまだ情報が足りないって言ってたっけ。
だからって、私にできるって言うんだろう?そりゃあ確かに、お姉ちゃんには居候している迷惑もかけてるし、少しは力になってあげたいとは思うけど……。

情報集め。
どう考えても私向きの仕事じゃないよ……。



行動安価

1、新聞を読んで、自分の考えを纏める。
2、聞き耳を立てて噂になってないか確かめる。
3、この事件の事を知ってそうな人に話を聞いてみる。
4、自由安価

安価↓
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 20:54:03.72 ID:6gtZDwPVO
3
152 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:00:54.41 ID:TuWYvT/zo

選択:3


この事件の事を知っていそうな人。
そんな人から話を聞ければ、何か情報が得られると思う。

この事件を知っていそうな人。
例えば……被害者『ダニエル・ド・レッドグレイヴ』の知り合いとか親戚とか家族とか?
他には、事件現場の近くに住んでる人だとかが居れば何か聞けそうかな?

まあ、問題はそれ以前に……



そんな知り合いは――


0−3 一人も思い当たらない
4−6 一人だけ
7−9 家の力を使うしかないかも
0    偶然

ぼっち −2

直下コンマ 
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:01:55.91 ID:WBIcH5cDO
はい
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:06:47.67 ID:bi+AUB8p0
うーんなかなかのぼっち力
155 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:08:18.70 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:1−2 



当然ながら誰一人としてそんな知り合いは思い当たらなかった。
そもそも、私には友達と呼べる人間すらいない。
クラスメイトの誰がどこに住んでいるとか知らないし、聞いたこともない。……教えてもらったこともないと言うべき?

とにかく、アプローチとしては間違っていなかったと思うけれど、自分という人間としては致命的に難しい方法だった。
また別のやり方を考えよう。

そんな事を考えているうちに予鈴が鳴り、通常通りの授業が始まる。

私はいつも居樹に見に入らない講師の言葉を、ぼんやりとした頭で聞き流していた。
156 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:15:15.32 ID:TuWYvT/zo

昼休み


あっという間に時間は過ぎ、昼食の時間になる。

授業終わりの合図とともに、生徒たちは各々バラバラに集まって昼食を取り始めている。
大抵の場合はクラス内の派閥だとか、仲のいい友人グループなんかに分かれて談笑しながらお弁当を食べたり、食堂に行く人たちばかり。
私?私は当然ぼっち弁当です。注文をするために話しかけるなんて怖くてできません。

というわけで、



1、教室でご飯を食べながら、事件について考察をしてみる。
2、食堂でご飯を食べながら聞き耳を立てる。
3、気分転換に中庭でご飯を食べる。

安価↓1
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:15:46.43 ID:bi+AUB8p0
2
158 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:22:09.91 ID:TuWYvT/zo

選択:2


いつもなら教室でさっさと食べて、図書室に籠るのだけれど今日は思い切って食堂にまで足を運ぶ。
イザベラさん(メイド長)のお弁当があるから食堂でご飯を頼むわけじゃないけれど、教室より食堂の方が人がたくさんいるから、何か噂話でも聞こえてこないだろうかという希望も込めての行動だ。
周りの会話に聞き耳を立てながら食事なんてお行儀が悪いと言われそうだけど、今だけならお姉ちゃんも許してくれるよね?

そんなわけで、私は食堂でお弁当を食べることにした。


コンマ判定

1−3  特に収穫無し
4−6  気になる噂
7−9  話しかけられる
0     ???

直下コンマ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:22:46.94 ID:bi+AUB8p0
あいあいあー
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:23:22.01 ID:6RoxAznD0
161 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:39:19.75 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:4  


食事をしている最中、後ろのテーブルを囲んでいた生徒の会話が聞こえる。


「そういや聞いたか。昨日、魔法での死亡事故が起きたって話」
「死亡事故?初耳だな。貴族が何者かに殺された、みたいな話は聞いたが」
「どうせどこぞ恨みをかった商売敵だとか、政争に巻き込まれたとかじゃねーの?」
「いや、そう言うんじゃねーんだよ。魔法の研究者が自分の研究室で頭から血を流して死んでたってよ」
「猶更事故クセーじゃねーか」
「……もしかして、あの『越境術』の講師として一度うちにも来たことある人か?」
「あー……多分そう。俺は顔も知らないけど」
「あの人の住んでた屋敷、割と近くなんだよ。学校に来る途中なんか騒ぎになってたけど、そう言う事か」
「え?近くなのかよ。じゃあ昨晩、なんか見たり聞いたりしてないか?」
「いや………あーでも、デカい音聞いたかも。一回だけだったから気のせいかとも思ってたんだけどさ」
「へーどんな?」
「無関係だからって楽しそうにしやがって…。あーなんか…『強く手を叩いたような音』かな。パーンっていうなんか弾けるみたいな音。上手く言えないけど、俺の部屋まで聞こえてたってことは、相当デカい音だったのかも」
「ふ〜ん……」
「ま、そもそもそれが事件と関係あるかも分かんないけどな」
「でもなんかその話聞いてると、事故っぽさ増した感じがするな」
「俺もちょっとそんな気する。『越境術』なんてそもそもがわけわかんない分野だしな。予想できない事故があっても不思議じゃないよ」


と、そんな会話を耳にした。
『強く手を叩いたような音』というのは少し気になる。
事件とは関係ないかもしれないけど、一応は覚えておこう。

162 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:45:10.42 ID:TuWYvT/zo

放課後



今日一日の全ての授業が終わり、放課後がやってくる。
いつもなら校門で迎えを待って真っすぐ屋敷に帰るけれど、どうしようかな?


1、学校に残り情報を集めてみる。
2、学校帰りにどこかへ寄り道
3、直帰
4、自由安価

安価↓2
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:45:43.60 ID:6gtZDwPVO
2
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 21:47:39.49 ID:6RoxAznD0
1
165 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 21:58:43.67 ID:TuWYvT/zo

選択:1



学校には集めようと思っても集められないほどたくさんの人が居る。
折角だし学校に居る人たちからもう少し情報を集めてみようかな?

とはいえ、今日一日を過ごしてみてこの事件はあまり話題になってないことは何となく分かった。
お姉ちゃんはここら一体の領主でもあるから、こういうことに敏感で真相を確かめたいと思うんだろうけど、多くの人にとってはあまり関心がない事みたい。
貴族の死というのは身近なことではないけれど、この社会で生きてきたのなら、嫌でも耳にする話でもある。

貴族が何者かに殺された。と聞けば確かに何か作意を感じるけど、お姉ちゃんが予測を立てていた『一般人が貴族を殺した』という話も実のところ確証はない。
状況的にそう言う事もあり得るかも?くらいの話で、今日噂で聞いた事故とかの方が確率が高そうに思う。
身に着けていた金品が盗まれていたって話だけど、死体を発見した使用人がこっそり懐に入れた可能性だってある。
それに、新聞に書かれていたことがそのまま真実だとは限らない。
同じ研究者が研究成果を盗みに入って、新聞社を買収したとかもあり得るし、もっと大きな政争に巻き込まれて情報を握りつぶされている可能性だってある。

まあそう言うのも含めて、お姉ちゃんは情報が欲しいんだろうけど。


私は……


1、適当に校舎を散歩する
2、図書館に行ってみる
3、昼休みにあの噂話をしていた生徒を探してみる。
4、自由安価

安価↓2

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:00:03.35 ID:6RoxAznD0
ksk
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:00:18.65 ID:WBIcH5cDO
2
168 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:16:17.68 ID:TuWYvT/zo

選択:2



私は学校内に併設されてある、図書館へと足を運んだ。
図書守の騎士さんに軽く頭を下げ、図書館へとつながる扉を開けてもらう。

図書館。
それはこの学校の最も特異な空間でもあり、この学校で最も価値のある施設でもある。
原則的にこの学校に生徒以外の人間が足を運んではいけない理由の一つでもある。
校内を歩く許可証を持っているエルグラッドだって、図書館には足を踏み入れてはいけない。
それ程までに『本』という資産には価値がある。

新聞や、娯楽小説といった一般市民にも流通しているものも、広義の内には『本』ではある。
そういう括りで話すのならば、この図書館に保管されている本は所謂『禁書』と呼ばれるものである。
司書によって認められた家柄の人間、或いは魔法の分野で優秀な成績を収めたもののみ目を通すことが許される、閲覧制限の掛かった本。

此処にある本は全て、『魔法』と『異世界』にまつわる書物ばかりなのだ。

さて、図書館にやってきたわけだけれど……


1、キーワードを絞って本を探す
2、司書さんに話しかけてみる
3、普通に勉強する

安価↓1
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:16:39.09 ID:MDa4bIyT0

170 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:23:10.57 ID:TuWYvT/zo

選択:2


司書さんに話しかけてみよう。
……どんな事を聞いてみようか?


1、越境術とかダニエル・ド・レッドグレイヴについて
2、音について
3、自由安価(内容も書いてね)

安価↓2
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:26:37.98 ID:6gtZDwPVO
2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:28:51.56 ID:6RoxAznD0
2
173 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:49:56.39 ID:TuWYvT/zo

選択:2 音について



「はい?音について、ですか?」
「音についての魔法はあそこの棚に……そうじゃない?ああ、またですか」
「ええ、その質問は今日で二度目です。事件の事そのものではなく、事件があった日の音について知りたい人が居るなんて、変わった偶然もあったものですね」
「まず先に、越境術の事故についてですが、これについてはかなりの事例が確認されています。その事故の中には死亡事故も含まれます」
「越境術の成功例にも失敗例にも、その際に耳を劈く様な強烈な破裂音があったという話は聞いたことがありません」
「未知の事故という可能性もありますけどね」
「あの事件現場から、音が聞こえたという屋敷までの距離、事件現場の密室性まで考慮に入れると相当大きな音であったと予想できますね」
「事件当初その屋敷に住んでいた住人も、みな一様に同じ音を聞いたと証言していますね。なので、その事件現場で大きな音がしたというのは間違いないでしょうね」
「残念ながら、音の原因までは私もまだ聞き及んでいません」

「え?何故そんなにも詳しいのですかって?司書特権です」
「同じ質問をしてきた生徒にも渡しましたが、貴女も欲しいですか?」
「ハイ、ではどうぞ。どうせこれはただの新聞の記事。図書館外への持ち出しもご自由に」


そうして、アイリスは奇妙な物音がしたという証言が載った新聞記事の切り抜きを手に入れた。
新聞には、越境術が原因だと書かれている。
とはいえ、司書は原因はまだ分かっていないと言っていた。
アイリスは、証言以外の部分はまだ話半分に覚えておこうと心に決めた。
174 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 22:54:21.46 ID:TuWYvT/zo

視点変更:エルグラッド



その日は結局いつものように屋敷に戻り、同僚の仕事の手伝いをして過ごした。
どうせ自分は頭を捻る役回りには向いていない。
エレノア様もそのことは分かっている筈だ。自分には別に期待していないだろう。

アイリス「お、お待たせ」
エルグラッド「今日もお疲れ様でした、お嬢様。今日は何か学校で用事でもあったのですか?」
アイリス「う、ううん。えと…ね、私なりにお姉ちゃんの役に立とうと思って、色々調べてたの」
エルグラッド「なんと」
175 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:00:58.18 ID:TuWYvT/zo

※途中送信しちゃった

アイリス「う、ううん。えと…ね、私なりにお姉ちゃんの役に立とうと思って、色々調べてたの」
エルグラッド「なんと、お嬢様が御手ずから?」
アイリス「う、うん。えへへ……ちょっと、頑張った。らしくないよね」
エルグラッド「いいえ、素晴らしい心がけかと。エレノア様もお喜びになるでしょう」

そう伝えるとお嬢様は照れた顔で『そ、そうかな』と嬉しそうな声を漏らしていた。
送り迎えの道中、お嬢様が調べたことについて話を聞いた。

周囲の人間が聞いたという奇妙な音。
あまりこの事件に関心を持っていそうな人間はいなかった事。

どれもオレには何かを判断することはできないが、一応は覚えておこうか。



イベント判定

1−4 特になし
5−7 寄り道
8,9  騒ぎ
0   ???

直下コンマ 

176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:01:14.96 ID:bi+AUB8p0
177 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:09:17.26 ID:TuWYvT/zo

コンマ判定:6


アイリス「…あ、ねえエルグラッド」
エルグラッド「はい、何でしょうか?」
アイリス「少し、寄り道してもいいかな?」
エルグラッド「夕餉までにお帰りになると約束できるのなら」
アイリス「う、うん。本当にちょっとだけだから」
エルグラッド「分かりました。お供します」

そうして、アイリスに先導されてどこかへと寄り道することになった。

向かった場所とは……


1、共同墓地
2、事件現場
3、本屋
4、自由安価(内容も書いてね)

安価↓1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:10:11.73 ID:WBIcH5cDO
1
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:11:24.58 ID:6RoxAznD0
3
180 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:28:12.51 ID:TuWYvT/zo

選択:1 共同墓地


お嬢様に連れられてたどり着いた先は、教会の共同墓地。
その場所にはよく見覚えがあった。
お嬢様がこの場所に来た理由についてもすぐに得心がいった。

アイリス「来たよ、じいや」

一つの墓石の前に立ち、穏やかで優しい声色でお嬢様は物言わぬそれに話しかける。
教会の神父から貰った花を墓石の前へ備え、お嬢様はその場に膝をつき祈りを捧げるように手を合わせ目を瞑っている。
膝が汚れることも厭わず、スカートが大地に触れることも意に介さず、ただ無言で手を合わせていた。

『ゴーギュスト』

家名もなく、ただその名前だけが墓石には刻まれていた。
その墓石の下には、とある老人の亡骸が眠っていた。
かつてお嬢様のお付きの執事でもあり、オレをあの場所から拾いあげた人物。そして……オレを獣から人へと育て上げた恩師でもある。

お嬢様はただ黙々と祈りを捧げている。
お嬢様はどんな事を思っているのだろうか?
神というあるかどうかも分からない存在の事を思っているのだろうか?
それとも、死した相手に言葉を届けようと思っているのだろうか?

或いは、過去を思い出しているのかもしれない。
その過去は、ありし日の思い出だろうか?
それとも……未だに癒えぬ傷を想起しているのかもしれない。

オレは、お嬢様のように目に何かに祈りを捧げるという行為を理解できない。
だからただ、お嬢様が何物にも邪魔をされないように、オレは周囲への警戒を強く意識していた。

181 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:39:40.71 ID:TuWYvT/zo




一通りの職務を終え、終身までの自由の時間が与えられる。
堅苦しい礼服は脱ぎ去り、ラフな格好へと着替える。

お嬢様は屋敷に戻って夕食の後、その日の事をエレノア様に報告していた。
『よくやったわ』と簡素ながらお褒めの言葉を頂き、お嬢様はとても嬉しそうにしていた。

やや失礼ながら、その結果は意外だった。
お嬢様が褒められたことではなく、この件に対して多少なりともやる気を出していたことに、だ。
てっきりあのお嬢様の事だから、手伝っているふりだけしてエレノア様に全てお任せするものとばかり思っていた。
何かお嬢様なりに思うところがあったのかもしれない。
とはいえ、何かにやる気を出すというのは良い事だ。『目標を持つことは成長につながる』なんて事を爺様も言っていた気もするし。

さて、このまま眠ってもいいのだが……


1、お嬢様に会いに行く
2、エレノア様が訪ねてくる
3、ジョシュア(エレノアの付き人)と話す
4、イザベラ(メイド長)に会いに行く
5、一人で過ごす
6、誰かが訪ねてきた……
7、自由安価(内容も書いてね)

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:40:42.47 ID:93isCNsS0
3
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:40:53.86 ID:6gtZDwPVO
3
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:44:59.58 ID:6RoxAznD0
1
185 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/21(月) 23:47:41.29 ID:TuWYvT/zo

選択:3  



ジョシュアとの親密度
直下コンマ(00〜99で判定。高いほど仲が良い、00or99のみ特殊判定)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 23:48:21.36 ID:6RoxAznD0
187 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:04:51.22 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:36  普通に会話はする程度



何となく思い立ち、隣のジョシュアの部屋へと赴く。
ジョシュアはこの屋敷の主人であるエレノア様の付き人。主人は違えど、オレと同じような立場。
とはいえ、オレの先輩にあたる人物でもあるし、オレなんかよりも余程仕事が出来るため周囲からの信頼も厚い。
特に、エレノア様の無茶ぶりに常日頃から付き合っているという事からも、その有能さが伺える。
毎日あの人の傍に居るというのに、辟易としている様子は見たこともない。

ジョシュア「何だ?私に用か?」

眉を顰め、いかにも不機嫌だといった様子で対応される。
剣呑とした雰囲気を隠そうともしない。
とはいえ、この男はエレノア様以外の誰に対してもそんな感じだ。さして気にせず会話を続ける。



1、そっちは今日一日どんな様子だったか聞く
2、息抜きの組手に誘う
3、自由安価(内容も書いてね)

安価↓1
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:05:58.67 ID:yBOCsJbH0
189 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:20:33.02 ID:nQaK4OBNo

選択:2


ジョシュア「外に行くというから何処へ連れ出すかと思えば、夜遊びでも覚えたのかと思ったぞ」
エルグラッド「俺がそんな事をして楽しむ奴だと思うか?」
ジョシュア「いや、思えないな。娯楽を楽しむ知能があるとは思えん」
エルグラッド「オレにとってはこれが娯楽さ。たまのガス抜きをせんと爆発してしまいそうでな」

俺たちがやってきたのは、屋敷裏の森。
周囲は木々に生い茂る葉がこすれあう音ばかりが鳴り、近くに人が居る様子は感じられない。

ジョシュア「…昔を思い出すな。ゴーギュストもとんだ猛獣を連れ込んだものだと思っていたよ。変わるものだな、お嬢様方の前では随分お行儀がいい」
エルグラッド「ああ。……まだ慣れんよ。肩が凝る」
ジョシュア「はっ、だろうな。今ではお前に構ってくれる飼い主もおらんしな」
エルグラッド「だから代わりにお前に頼んでいるんだろう?」

何をするかを即座に理解したジョシュアと向かい合い、軽く体を動かしコリをほぐしながら会話をする。
お嬢様の元で執事としての務めを果たす事は、俺自身が望んだ使命のようなモノ。辞めたいとは片時も思ってはいないが、それはそれとして自分に合わないことをし続けるとストレスが溜まる。
その為の所謂ガス抜きだ。
偶には力を発散しなければ、この心臓から無尽蔵に溢れる魔力がはち切れそうでイライラしてしまう。

エルグラッド「魔法は使うか?手加減してやってもいいぞ」
ジョシュア「舐めた口をきいてくれる。お前の好きにしろ、合わせてやる」
エルグラッド「じゃあ……」


1、魔法抜きでの組手
2、魔法有りでの組手

安価↓1
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:23:16.15 ID:roM9Nac+0
2
191 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:27:32.18 ID:nQaK4OBNo

選択:2魔法有りでの組手



模擬戦ルール
二つのコンマ判定を振って、数値が大きい方が判定に勝利する。
本来は体力の数値を削りあいますが、模擬戦の為3回判定を行った時点で終了とします。


エルグラッド
身体能力:74
魔法適性:97

スキル

【拳闘術】
戦闘時の−補正を2まで軽減。
奇襲されたときの−補正を2軽減。
戦闘勝利時に、捕縛に移行できるようになります。

【魔法:天才型(竜の心臓)】
魔法の使用制限を無視する。
あらゆる魔法を使った行動に対してコンマ+1の補正を得る。

【固有魔法:破壊】
奇襲時+5の補正を得る。
戦闘時常に+3の補正。
戦闘時にゾロ目を出すと特殊判定に移行し、成功すると戦闘に勝利する。
192 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:35:53.48 ID:nQaK4OBNo

ジョシュア
身体能力:95
魔法適性:88

スキル

【武具術(ナイフ)】
戦闘時、判定に勝利した場合に相手に『負傷』を付与する。(負傷はターンを経過するごとに−1の補正が加算される(最大−3))

【魔法:天才型】
戦闘判定時+1の補正を得る。
−の補正を1まで無効にする。
ファンブル(00)時に一度だけコンマを振り直す。

【固有魔法:切断】
戦闘判定時+2の補正を得る。
相手の魔法適性が80以下の場合、判定勝利時に特殊判定に移行。特殊判定に成功すると相手は死亡する。
戦闘時にゾロ目を出すと相手のスキルを2ターンの間無効化する。
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:39:24.39 ID:imFW9xoI0
ジョシュアさりげに物騒なスキル持ってるな、敵としては恐ろしそう
194 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:39:53.57 ID:nQaK4OBNo

戦闘判定(0〜9で判定。00の場合ファンブル。99の場合クリティカル)

直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3


↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:41:29.09 ID:u0CUsn0wO
kill
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:41:56.90 ID:imFW9xoI0
がんばえー
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:43:26.32 ID:u0CUsn0wO
やったか?
198 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:45:03.59 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(9+1+3)−(0+1+2)  エルグラッド判定勝利


エルグラッド:〇
ジョシュア :×


判定差7以上により、エルグラッドが有利状態に移行
199 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 00:53:24.60 ID:nQaK4OBNo

戦いが始まると同時に薄く鋭い風切り音が鳴る。
ジョシュアはその手に持っていたナイフを一切の躊躇いなくエルグラッドに向けて投擲していた。

だが、その鋭い一閃は指鳴りと共に爆散する。

ナイフは空中に居ながら、何かに接触するまでもなくその姿を灰に帰した。

エルグラッドが獣のような雄たけびを上げる。
地の底から空気を震わせるその音は、木々をなぎ倒し目の前の敵を圧倒する。
強烈な重圧にジョシュアが思わず膝をついたその瞬間、彼のその頭に向けてエルグラッドの渾身の蹴りが放たれる。

それは正に生半可な相手であったなら必殺ともなりうる一撃――


直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3
有利        +1

↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
不利(魔法により無効)
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:58:22.81 ID:swOy9NHDO
はい
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 00:59:37.51 ID:u0CUsn0wO
202 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:01:58.17 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(1+1+3+1)−(1+1+2)  エルグラッド判定勝利


エルグラッド:〇〇
ジョシュア :××

有利状態継続
203 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:10:40.78 ID:nQaK4OBNo


頭に向けられた蹴りに対し、ジョシュアはとっさに反応し手で防御の姿勢を取る。
それと同時に、向かい来る蹴りに対して切断の魔法を行使していた。
空間に歪みを作り、断層を作り出すことによる切断。刃物を用いたものとはわけが違う。
絶対にして不可避の切断魔法。

だがしかし、それが魔力という媒体を通して起こる現象であるならば。
魔力を通して彼に触れる。その工程を経てしまう。

ありとあらゆるもの活動を停止させる『破壊』の魔力は、魔法の発動というプロセスすらも破壊し貫く。

エルグラッドの蹴りはジョシュアの手の上から彼の頭を蹴り抜く……寸前で止められる。


エルグラッド「今ので一殺。もっと魔法を使ってこい、その程度だとガス抜きにもならんぞ」
ジョシュア「チッ…言わなくとも!!」


直下コンマ:エルグラッドの判定
魔法(天才型)  +1
固有魔法(破壊)+3
有利        +1

↓2コンマ:ジョシュア判定
魔法(天才型) +1
固有魔法(切断)+2
不利(魔法により無効)

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:14:16.25 ID:lDx41H3K0
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:14:54.64 ID:u0CUsn0wO
206 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:16:22.26 ID:nQaK4OBNo

コンマ判定:(5+1+3+1)−(4+1+2)  エルグラッド判定勝利

エルグラッド:〇〇〇
ジョシュア :×××


エルグラッド完全勝利
模擬戦を終了します
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:17:21.91 ID:imFW9xoI0
戦闘は余程トリッキーな相手じゃない限りは心配いらなさそうだな…問題は推理とか捜査の方だけど
208 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:34:23.34 ID:nQaK4OBNo

ジョシュア「ハァ…ハァ……」

肩で息をしながら、玉のような汗を流し地面に腰をつくジョシュア。
その一方で、エルグラッドは気持ちよさそうな表情で伸びをしていた。

エルクラッド「こんなに思いっきり魔法を使ったのは久々だ。いい気分転換になった」
ジョシュア「チッ……くそ、今日はコンディションが悪かっただけだ」
エルクラッド「そう悔しがることは無い。ここまで俺が本気で魔法を使って五体無事なんだ、大したもんだよ」
ジョシュア「嫌味は結構だ……」

忌々しいといった様子でジョシュアは吐き捨て、上着を脱ぎその汗を絞り出す。

エルクラッド「オレが嫌味なんかを言える質か?」
ジョシュア「ええい五月蠅い。はぁ……まったく忌々しいよ。竜との混血という怪物とは、これほどまでに力に差があるか」
エルクラッド「オレと戦って戦意喪失せず悔しがれるのはお前くらいのものだ。おかげで随分助かっている」
ジョシュア「……ふん、まあお前が暴走しては堪らんからな。今はゴーギュストも居ない。私の屈辱でお嬢様の身の安全が買えるなら安い物だ。お前も、精々これで大人しくしていてくれ」
エルグラッド「…ああ、分かってる」

ジョシュアは搾り上げてよれよれになった服を肩に羽織り、立ち上がる。
つい先ほどまで随分と息が上がっていた様子だったはずなのに、もうすでにその立ち振る舞いに疲れはない。
彼もまた、伊達にあのエレノアの守を務められているわけではないという事だろう。

ジョシュア「もう一本といいたいところだが、今あまり屋敷を離れるのは得策ではない。そろそろ戻るぞ」
エルグラッド「ああ、そうだな」
ジョシュア「ったく、お前のせいでまた水浴びをせんとならん」
エルグラッド「一緒に入るか?」
ジョシュア「次同じことを言えばその首を切り飛ばすぞ」

そんな軽口を言い合いながら、二人は屋敷に帰って行った。



親密度上昇判定
直下コンマ(00〜99÷3で判定。端数切捨て)
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 01:43:07.94 ID:lDx41H3K0
ほい
210 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/22(火) 01:44:56.46 ID:nQaK4OBNo


コンマ判定:94÷3=31


ジョシュア親密度:36+31 【友情】


というわけで一日終了で今日の更新は終わりです。
元々ジョシュアは戦闘が出来ない主人公のお助けキャラとして用意したため、戦闘特化でとんでもなく強いです。
作中に出てくる大抵の奴らを軽く倒せるくらいの強さですげー!と思わせるつもりだったんですが、今回は明らかに主人公の方がオーバースペックですね。

次の課題はもうちょっと戦闘をコンパクトに纏めたいですね。

というわけで、随分遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 08:57:30.04 ID:swOy9NHDO
乙です
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 09:14:08.66 ID:imFW9xoI0
乙、いい感じにあっさりしてて良いと思う
213 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:44:31.58 ID:U+Q+rPvTo

ぼちぼち更新再開です



名前:ジョシュア(ジョシュア・フレッツェル・アルバース)
性別:男性
種族:ハーフエルフ?
役職:ペット(エレノアの付き人)

身体能力:95  生身の戦闘で無類の強さを誇る
知力:40    無駄な知恵は不要と考えている
精神力:90   ある種狂人にもほど近い精神性
魔法適性:88  特別な血統に生まれた天性の魔法使い
得意適性:80  その血に特異なモノを抱えている


【外見】
長めの黒髪に、金色の瞳を持つハーフエルフ。
エルフ特有の尖った耳は髪の毛の長さで隠しているが、少しはみ出ている。
非常に身長が高く細身に見えるが、全身筋肉の塊。耳長ゴリラ。


【内面】
エレノアに仕える冷徹な男。
エレノア以外の人間と慣れあうことは基本的に無く、常に剣呑とした表情を崩さない。
元は高名な騎士家系の出身だったが、今では実家とは絶縁状態にある。
性格は冷徹且つ自信過剰で傲慢。敵と断定した相手には一切の容赦がない。
エレノアに心酔しており、彼女に対して絶対的な忠誠を誓っている。
非常に特殊なその生い立ちから、歪んだ欲望を抱えている。


スキル

【武具術(ナイフ)】
戦闘時、判定に勝利した場合に相手に『負傷』を付与する。(負傷はターンを経過するごとに−1の補正が加算される(最大−3))

【魔法:天才型】
戦闘判定時+1の補正を得る。
−の補正を1まで無効にする。
ファンブル(00)時に一度だけコンマを振り直す。

【固有魔法:切断】
戦闘判定時+2の補正を得る。
相手の魔法適性が80以下の場合、判定勝利時に特殊判定に移行。特殊判定に成功すると相手は死亡する。
戦闘時にゾロ目を出すと相手のスキルを2ターンの間無効化する。

214 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:47:38.36 ID:U+Q+rPvTo

特殊な判定
1−4 light
6−9 chaos
0,5  neutral

直下コンマ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 20:49:14.40 ID:C7ZUB88DO
はい
216 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 20:56:45.12 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:0  neutral





いつも通りのルーティンを済ませ、お嬢様をお迎えに行く。

エルクラッド「おはようございます、お嬢様」
アイリス「う、うん。おはよう、エルクラッド」

その日はキチンと着替えも済ませていたお嬢様と共に、食堂へと向かう。
朝食を食べるお嬢様の傍に控えていた時

エレノア「ふぁ〜……おはよう」
アイリス「お、おはようお姉ちゃん」

エレノア様も食堂にやってきた。
普段ならばもっと早い時間に起きて食事も済ませてどこかへ行っているというのに、その日は何処か眠たげな様子だった。


イベント判定
4以上で発生

直下コンマ

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 20:57:11.55 ID:fPY6GvjW0
218 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:10:59.33 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:5


エレノア「……ん?」

食事をしながら新聞を読んでいたエレノア様が、記事の内容に眉を顰める。
本来なら食事中に食事以外の事をするのは行儀が悪いことではあるが、この屋敷でそれをこの相手に言える人間はいない。

エレノア「ねえアイリス」
アイリス「は、はい」
エレノア「貴女昨日、事件現場からは大きな音が聞こえたみたいな話してたわよね」
アイリス「うん。直接その音を聞いたわけじゃないけど…」
エレノア「……今日も学校に行くのよね」
アイリス「う、うん。そのつもりだけど」
エレノア「今日は私の馬車を出してあげるから、それで向かいなさい。帰りも送ってあげるわ」
アイリス「ええ?嬉しいけど、その…えと……め、珍しいね」
エレノア「あら、私の優しさが怖い?」

ニヤリと妖しい笑みを浮かべるエレノアに、アイリスは激しく首を横に振っていた。

確かに、何の打算もなく自分の物を貸し出すエレノア様という姿は非常に珍しく映る。
とはいえ、何か考えあってのことなのだろう。
オレが何か口を出すことは無い。


219 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:19:01.50 ID:U+Q+rPvTo

エルクラッド「では、いってらっしゃいませ」
アイリス「うん。またね」

いつも通り、というわけではなく馬車での送迎だったが、特に問題もなくお嬢様を学校へと見送る。
出立前にエレノア様から『今日は特に気をつけて護衛なさい』と耳打ちされたが、道中に何か変わりがあったようには思えなかった。
とはいえ、あのエレノア様の事だオレには及びもつかない考えを持っていらっしゃったのだろう。

さて、これからどうするかだが……


1、視点変更(アイリス)
2、護衛も兼ねて校内に足を踏み入れる
3、エレノア様に用があると言われていた

安価↓1
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:19:48.29 ID:fPY6GvjW0
1
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:20:08.05 ID:C7ZUB88DO
2
222 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:28:12.92 ID:U+Q+rPvTo

選択:1、視点変更



エルクラッドと別れ、学校の廊下を歩く。
先ほどまで馬車に揺られていたせいか、自分の足で歩くことに奇妙な浮遊感のような物を感じる。
馬車、もう少し揺れが少なければ好きなんだけどな。

そんな事を思いながら、自分の席に腰を下ろす。

……気のせいか、周囲が少しざわざわしているような気がする。
何かあったのかな?……いやでもいつもこんな感じのような気もする。
校内で何かあったって感じではなさそうだけど。

いつもと少し違う空気を感じながら私は……


1、新聞を広げた
2、周りの声に耳を傾けた
3、自由安価

安価↓1
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:33:13.72 ID:gmtKfgOy0
2
224 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:46:30.72 ID:U+Q+rPvTo

選択:2


周囲のざわめきに耳を傾ける。


「聞いたか?昨日の話」
「え、何かあったのか?」
「また人が死んだってよ」
「マジかよ!いよいよもってどっかが手引きしてんのか…」
「いや、そういう感じじゃなくてよ。大衆の酒場で殺しがあったとさ」
「酒場で殺しって……酔っ払いの乱痴気騒ぎじゃなくてか?」
「いやそれがさ、昨日のアイツの話覚えてるか?越境術の研究者が死んだとか殺されたとかの話」
「あー……なんか、デカい音が鳴ってたとかいう」
「正にそれ、酒場で騒いでる中で回りが静まり返るくらいデカい音がして、男が頭から血を流して死んだらしい」
「うえっ…じゃああれって事故じゃなくてマジの殺しだったのかよ」
「その音マジですごいらしくて、暫く耳鳴りが止まなかったとかって話だぜ」
「こえー、犯人はどうなったんだよ?」
「周りが呆気にとられているうちに姿を晦ましたってよ。噂によると、目深に帽子をかぶった髪の長い男だったって話だ」
「勘弁してくれよ。騎士隊の連中は何してんだよ」


そんな会話が聞こえてくる。
また誰かが死んだ。それも、あの事件と同じく大きな音と共に頭から血を流して誰かが死んだ。
……これは本格的に、殺人鬼がこの辺りに潜んでいるという事になるのかな?
もしかして今日の馬車って、お姉ちゃんがこのことを心配に思ってしてくれてたのかもしれない。
225 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:51:24.64 ID:U+Q+rPvTo

昼休み


今朝噂話で聞いた、事件からか何名かの生徒が欠席しているようだった。
とはいえそれでも人は多い。
昼休みと同時に人波は分かれ、各々が顔見知りと共に昼食をとる準備を始めている。

そんな中で、今日も今日とて私は一人でお弁当だ。

さて……


1、すぐに食事を済ませ、校内をうろつく
2、また昨日のように食堂に足を運ぶ
3、校内に居たエルクラッドと共に昼食

安価↓1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:52:47.04 ID:C7ZUB88DO
3
227 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:05:44.90 ID:U+Q+rPvTo

選択:3



中庭の花壇近くの長いすに腰を掛ける。
私の隣には、エルクラッドが座っていた。
何でも、今日は護衛も兼ねて校内で不審な人物が居ないか見回っていたらしい。
今朝お姉ちゃんから何か耳打ちされていたし、警戒するように言われていたんだと思う。
馬車の事もそうだけど、それを直接私に言わないのは……私を不安にさせないように、かな?……お姉ちゃんがそんな気遣いをする人だとはあんまり思えないけど。

いつも一緒に居るけれど、こうして校内でエルクラッドと一緒に居ると言うのは珍しい。
しかも、一緒にご飯を食べるのなんて何時ぶりだろう?
主従という関係になってから、すっかり食事を共にするという事も少なくなっていたように思う。
昔はもっと……友達というか、お嬢様なんて呼ばれることなんてなくって、名前で呼び合っていたのにな。

そこまで遠い昔の事じゃない筈なのに、何だか懐かしく思ってしまう。

アイリス「じゃ、じゃあ。いただきます」
エルクラッド「どうぞ、ごゆっくり」
アイリス「あれ?エルグラッドは食べないの?」
エルクラッド「はい。ですが、お気になさらず」

平然とした顔でエルクラッドは言う。
自分だけ食べるという事に何だか居心地の悪さを感じながらも、お弁当を食べることにした。


1、何か変わったことは無かった聞く
2、パンを一つあげる
3、昔話をする
4、自由安価

安価↓2
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:08:24.16 ID:C7ZUB88DO
ksk
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:10:12.95 ID:AAX3VUYFO
3
230 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:32:28.44 ID:U+Q+rPvTo

選択:3


パンを一切れ口に運びながら、チラリと隣に目を向ける。
私の事を意に介す様子はなく、周囲へと気を配っている。
その涼しい顔つきは、どこか冷たくも思ってしまう。

アイリス「パン、本当に要らない?」
エルクラッド「はい、不要です。お気遣いなさらず」
アイリス「…会ったばかりのころは、私からパンを奪ってじいやに怒られてたよね」
エルクラッド「む、昔の話です」

私の言葉に表情を崩し、取り繕うように咳払いをする。
そう言う人間らしい仕草さえ、昔の事を思い出すとなんだかおかしく思えてしまい、思わず笑ってしまう。

エルクラッド「忘れてください。あの頃はオレの汚点です」
アイリス「そうなの?」
エルクラッド「あの頃のオレは、躾けのなっていない獣と同じでしたから。どうぞ、野良犬の相手をしていたとでも思っていてください」
エルクラッド「今の俺は、お嬢様の執事ですから。……至らぬ点も多いかと思いますが」

そう言ったエルクラッドは、どこか遠くを見ていた。

エルクラッドは昔と比べて随分と変わった。
確かに本人の言っている通り、昔の彼は野良犬と大差ない振る舞いだったと言っても過言ではない。
言葉も殆ど分からないし、粗野で野蛮で、肉を生で食べてたりしてた。
そんな彼の事を怖いと思うところは確かにあったけど、外でじいやと三人で森で遊んでいたことは今でも思い出せる。

今のエルクラッドに昔の面影は殆どない。
そんな彼の事を……

1−3  少し恐ろしく思う
4−6  これでいいんだと納得する
7−9  少し寂しく思う
0    ???

直下コンマ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:33:35.85 ID:f82Wq+hBO
んん
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:34:06.98 ID:UURdDyPc0
233 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:45:53.56 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:5


アイリス「エルクラッドは、また昔に戻りたいって思う?」
エルクラッド「いいえ全く。ほんの一欠けらも、あの森に戻りたいとは思いません」
エルクラッド「お嬢様に執事として仕えること。オレにとって必要なことはそれだけです」
アイリス「そっか……」

ならそれでいいんだよね、と納得する。

今と昔、何もかもが変わってしまったエルクラッドの姿。
何が良いとか、悪いとか、私が決めることじゃない。
本人がそう言うのなら、私もそれを受け止めるべきだ。

それからあまり会話が思い浮かばず、黙々と食事をした。
その間もエルクラッドは張り詰めた雰囲気で、周囲に気を張っているようだった。
234 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:47:56.78 ID:U+Q+rPvTo

放課後


授業を終えて、軽く伸びをする。
今日はお姉ちゃんの馬車が迎えに来るから、すぐに帰るというわけにはいかない。

どうやって時間を潰そうか?


1、適当に校内を散歩する
2、図書館に足を運ぶ
3、エルクラッドと町の方に足を運んでみる
4、自由安価

安価↓1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:53:12.69 ID:fPY6GvjW0
3
236 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:03:19.19 ID:U+Q+rPvTo

選択:3


待っている間、特にすることもない。
ここ数日ちょっと怖い事件があったばかりだけど、エルクラッドが傍に居れば大抵のことはどうにかなるだろう。
そう思い、私はエルクラッドと共に町に足を運ぶことにした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
視点変更:エルクラッド


お嬢様に連れられて町へと足を運ぶ。
都市をとり囲む町の一つという事もあってか、人通りも非常に多い。
人種さえもばらばらで、オレの角もそこまで目立つほどではないのはありがたかった。

お嬢様がどこに向かっているかは聞かされていない。
今日は確か学校に迎えの馬車が来るはずだ、それまでには校門の前に帰らないといけない。

オレは時計を気にしながら、お嬢様のすぐ後ろをついて行った。


イベント判定

1−3   誰かとぶつかる
4−6   声をかけられる
7−9   エレノア様
0、ゾロ目 大きな音

直下コンマ    
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:06:15.28 ID:UURdDyPc0
238 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:08:14.01 ID:U+Q+rPvTo

ごめんなさい!選択しミスってたのでもう一回!

イベント判定

1−3   誰かとぶつかる
4−6   声をかけられる
7−9   何かに気付く
0、ゾロ目 大きな音

直下コンマ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:10:50.66 ID:f82Wq+hBO
ぬ!
240 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:21:13.45 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:ゾロ目


それは、あまりにも突然の出来事だった。
空気を劈く様な強烈な破裂音が鳴り響く。

アイリス「ひゃっ!?」
エルクラッド「お嬢様!」

即座にお嬢様の体を引き寄せ、周囲に目を配る。

余りにも強烈なその音に耳鳴りがし、周囲の音が上手く拾えない。
頭に響き渡る耳鳴りの遠くの方で、人々の悲鳴のような声が聞こえてくる。
そう把握した時には、ごった返した人の波が自分が向いている方から逆走して雪崩れ込んでくる。

エルクラッド「クソ、何がどうなってる」

人波にお嬢様が押しつぶされないよう守ることに必死で、周りの状況が上手く把握できない。

アイリス「あ、あ、あ…あれ……」

腕に掻き抱いていたお嬢様が何かを見つけ、指をさしている。
その震える指の先には……人が仰向けに倒れ伏し、その頭から血を流していた。


行動安価
安価↓1
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:33:51.01 ID:C7ZUB88DO
まずはアイリスを守ることを優先して流れに逆らわずに避難しつつ人波を避けられる所を探す
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:34:07.91 ID:UURdDyPc0
自由安価か?
姉貴が言ってた現場
> 事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された」事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された
とそっくりだな

お嬢に手伝って貰って現場をなるべく保全し、自分は逃げる人の中に怪しそうな人物がいたら顔をおぼえておいて、被害者に息がありそうなら救命活動ってかんじかな?
243 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:48:06.62 ID:U+Q+rPvTo

>>241採用
※自由安価のつもりでした。分かりづらくてごめんね!次からは気をつけます!!


血の匂いが鼻を衝く。
長らく忘れていた死の匂いが、目と鼻の先に無造作に転がっている。

混乱を覚えながらも、何より優先すべきことを思い出す。

エルクラッド「失礼します!」

お嬢様の体を抱きかかえ、人波に逆らわずその場を離れる。
何があったのかは分からんが、危険であるという事だけははっきりと理解できる。
相手が魔法使いかどうかすら分からないが、お嬢様の安全の確保が何よりも優先されると考えた。

口々に悲鳴を上げる人波に呑まれるように動きながら、何とかその波から抜け出し路地裏へと出ることに成功した。
人周りに人はいない。路地裏の先の大戸通りからはまだ騒ぎが続いていることが確認できる。

エルクラッド「怪我はありませんか?」
アイリス「う、うん。あ、あの…あれって……」
エルクラッド「心当たりがあるのですか?もしや、お知り合いだとか」
アイリス「そ、そうじゃなくて…えと、あのお姉ちゃんに調べろって言われてた事件の…犯人……かも」
エルクラッド「なるほど、アレがお嬢様の仰っていた音」
アイリス「う、うん。でも、聞いたのは初めて。む、胸がまだバクバクしてる」

とはいえ、衝撃的な現場に遭遇した割にはお嬢様はパニックにはなっていない様子だった。
お嬢様のみの安全を最優先にしたおかげかもしれない。
244 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:59:32.63 ID:U+Q+rPvTo


アイリス「あのね、えっと……実は今日噂を耳にしてたの。あの事件の犯人かもしれない人が、酒場でまた人を殺したかもって」
アイリス「状況も似てるし、多分…間違いないと思う」
エルクラッド「顔は見ましたか?」
アイリス「ご、ごめん。それは分からなかった」
エルクラッド「仕方ありません、あの混乱でしたから」

かくいうオレも、死体にばかり目が行って犯人の顔は分からなかった。

さて、どうするべきだろうか?
お嬢様をここで一人で残すのは危険かもしれない。とはいえ、あんなごった返した通りに置き去りにするよりは随分と安全だろう。
直ぐ近くに件の犯人が近くに居るかもしれない事を考えれば、顔を見るなりして情報を得ておば後々必ず役に立つだろう。
あわよくば取り押さえられれば、それこそ万事解決する。
放っておいても騎士隊が来るとは思う。……しかし、魔法使いも殺した相手がたかが騎士連中にどうにかなるかといえば、少々疑問に思う。

どうする?
どうすることが最善だ?
こんな時、爺さんならどうする?

オレは……


1、お嬢様に指示を仰ぐ
2、自由安価

安価↓1
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:09:25.92 ID:vwy8ua+F0
1
246 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:21:04.62 ID:iHo2G7FEo

選択:1


エルクラッド「お嬢様、オレに命令を下さい」
アイリス「え、ええ!?」
エルクラッド「オレは頭が悪い。自分一人だと何が正しいかも決められない。だから、オレに命じてください」
アイリス「で、でも私だってその……何をするのが正しいかなんて分かんないよ」
エルクラッド「ですが、オレにとって最も正しいことはお嬢様の言葉に従う事です」
アイリス「そ、そんなこと言われたって…」
エルクラッド「安心してください。オレには力があります。不可能なんてありません、だから自信を持って」
アイリス「う、うぅ……」

お嬢様はたじろぎ、狼狽えるようにうめき声を出す。
しかし、一頻り逡巡したような姿を見せた後、深く息を吐く。

お嬢様はもう一度顔を上げ、オレに命令をする。


コンマ判定

1−3  「この場から逃げよう」
4−6  「逃げられる前に、顔だけでも見ておこう」
7−9  「やっつけてきて」
0    バッドラック

直下コンマ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:21:46.03 ID:xS3YoUfM0
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:25:16.73 ID:Csx/fFDF0
存在を確かめたうえでちゃんと対策練った方がよさそうだしな(アイリス嬢がそこまで考えているかはともかく)
249 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:31:56.94 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:3


アイリス「に、逃げよう」

震える手でオレの服を掴む。
大通りの方向からは、さらなる混乱と悲鳴が響く。

アイリス「今すぐここから逃げたいよ…!」
エルクラッド「…かしこました。では、失礼します」

お嬢様の体を抱え上げ、足に力を込める。
地面がひび割れるほどの力を込めて、その場から飛び上がる。
飛翔ではなく跳躍。純粋な人間ではない身だからこそできる、最も安全な逃走経路。

エルクラッド「ちゃんと掴まっていてくださいね」
アイリス「う、うん」

お嬢様の両腕が首に回され、ギュッと力が込められていることを感じる。
屋根伝いに跳躍を続け、直ぐに人々の声は遠くなっていく。

その場から逃げることを選択したお嬢様は、どこか後ろ髪を引かれているような表情で、小さくなっていく喧騒の人波をずっと目で追っていた。
250 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:33:19.41 ID:iHo2G7FEo

被害判定(00〜99で判定。高いほど大きな被害)

直下コンマ
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:33:48.22 ID:nz/FNOpDO
はい
252 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:42:38.29 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:22 それ以上の大きな被害は出なかった





無事に屋敷に戻ったお嬢様は、あの大通りで起きた事件の事をエレノア様に話していた。
エレノア様はただ一言『そう』とだけ答え、それ以上は何も言わなかった。
オレにエレノア様が何を考えていたかなんて、知る由もない。だが、あの苛烈な性格のエレノア様が、叱責も罵倒もなくお嬢様の報告をあしらった姿は何処か普段とは違う含みを持たせているように感じた。

お嬢様は屋敷に帰って以来、部屋に閉じこもっている。
食事まで自分の部屋で食べていた。
あんな事件に立ち会った後だ、臆病で怖がりなお嬢様なら酷いショックを受けていても仕方がない。

一日の職務から解放され、ラフな格好に着替えたオレは……


1、お嬢様の部屋を訪ねる
2、エレノア様の部屋を訪ねる
3、ジョシュアに会いに行く
4、夜の街に向かう
5、自由安価

安価↓1
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:43:05.10 ID:vwy8ua+F0
1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:43:23.58 ID:nz/FNOpDO
1
255 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:52:04.74 ID:iHo2G7FEo

選択:1


あんなことがあったばかりだ、オレは心配になりお嬢様の部屋を訪ねる。
トントンと、軽く扉をノックする。

アイリス「だ、だれ…?」

扉越しからお嬢様の声が聞こえてくる。
酷く憔悴している様子が声からも伝わってくる。

エルクラッド「オレです。ご様子を窺いにまいりました」
アイリス「………うん、大丈夫だよ」

どう聴いても大丈夫そうだとは思えない。

エルクラッド「お食事は済まされましたか?皿をお下げしましょうか?」
アイリス「あ……えと、あとで自分で片付けるよ」
エルクラッド「左様ですか」
アイリス「うん……」

そこで会話が止まってしまう。


1、扉を開けて中に入る
2、扉越しで会話を続ける
3、チャムを連れてくる

安価↓1
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:57:41.75 ID:nz/FNOpDO
3
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:58:46.77 ID:Csx/fFDF0
アニマルセラピーかな?
258 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 01:08:40.20 ID:iHo2G7FEo

選択:3


廊下でふてぶてしくも職務を果たさず眠っていた怠惰なネズミ捕りの首根っこを捕まえ、もう一度お嬢様の部屋をノックする。

エルクラッド「お嬢様、必要な物を持ってまいりました」

そう声をかけると、やがて恐る恐るゆっくりと扉が少し隙間を開けて開かれる。

アイリス「ひ、必要な物って…私何か頼んで――」

言い終える前に、隙間から中にチャムを放り込む。

アイリス「ぴゃっ!?って、チャム?」
エルクラッド「お嬢様にいま必要な物です。お嬢様が何に心を痛めているのか、オレには計り知れません」
エルクラッド「ですが分かることはあります。お嬢様は何一つ間違ったことはなさっていません。それだけは間違いなく真実です」
エルクラッド「…一人でふさぎ込んでいては、気も暗くなる一方でしょう」
エルクラッド「そいつは鼠一匹捕まえられない愚図ですが、気を紛らわせるには丁度良いかと」
アイリス「エルクラッド……」
エルクラッド「では、オレはこれで」
アイリス「あ、ありが―――あ!チャム、私の夕ご飯食べないで!!こらっ!」

ほんの少し開けられた扉の隙間から、そんな声が聞こえてくる。
お嬢様の声に元気が戻ったような気がするのも、気のせいではないだろう。

オレはそっと扉を閉め、その場を立ち去った。



親密度上昇判定
(00〜99÷3で判定。端数切捨て)

直下コンマ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 01:09:49.53 ID:3O2MLfWs0
高く
260 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 01:14:05.62 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:53÷3=17


アイリス:11+17 【信頼?】


というわけで今日の更新はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。明日も21時頃には更新できると思います。
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 01:17:50.52 ID:nz/FNOpDO
乙でした
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 07:26:21.81 ID:3O2MLfWs0
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 08:32:03.66 ID:Csx/fFDF0
264 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:49:58.00 ID:iHo2G7FEo

更新予告詐欺をしてごめんなさい!!!
そのお詫びという形になってしまいましたが、以前言っていた安価取らない過去の話の短編を投下します。
265 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:50:56.09 ID:iHo2G7FEo

『獣と人を隔てるものT』


獅子は兄弟と戯れる中で力の加減を覚え、親と遊び戯れる中で狩りの方法を学ぶのだという。
人は己を世話する人たちの声を聴き言葉を覚え、人の姿を見て学び歩き方を知るのだという。

ならば親兄弟の居ない獣はどうなるのだろう?
周りに人が居ない世界で育った人はどうなるのだろう?

単純な理屈で考えるのならば、狩りもできない社会も知らない獣と人は、生きる術を持たない事と同義だ。
そもそも生まれたばかりの赤子というのは、己一人の力で生きていけるように作られていない。
ともすれば、その末路は容易に想像がつく。

とある世界に一つの国。
広大なその国の領地でありながら人の営みがある場所から遠く離れた、滅多に人が足を踏み入れることがない森。
そんな地に、一人の赤子が産声を上げた。
その命を守る筈の親姿は周囲には無く、ただあるがままにその赤子は大きな声で鳴いていた。
本来なら助けを求める意味を持つそれは、親が近くに居ないその赤子にとっては、外敵を引き寄せるための誘蛾灯になり果てる。
ほんの数分の内に、赤子の周りにはその命を糧とせんとする獣が集う。

生まれたばかりの幼い命が無情にも散る。
266 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:51:24.43 ID:iHo2G7FEo

自然の摂理に則るのなら、そこで話は終わる。
だが、終わらなかった。
そんな絶対の窮地にありながら、その幼子は命を長らえた。

つまりはそう、その命は余りにも――『不自然』な存在だったのだ。

その幼子に近づいた獣は、その牙を柔肌に突き立てるよりも早く、その身が弾け飛んだ。
まるで空気の入った風船に針で穴をあけたかのように、血と肉と骨の詰まったそれが弾けて砕けた。

赤子の鳴き声が大きくなるとともに、草花は枯れ落ち、木々は首を垂れるようにその巨体を横たわらせる。
その赤子の鳴き声に誘われ近寄った獣、その悉く体が弾け命を散らした。
悲鳴を上げるように大地は沈み、やがて赤子は散らした命の海にその身を浴する。
人も獣も、母親の乳を飲み命を繋ぐが、その赤子は獣の血を飲み命を繋いだ。

やがて、その赤子は齢5つにして森の王に君臨する。
親もなく、言葉も知らず、狩りをする知恵すらもない。だがしかし、その森に存在するどんな獣よりも、命を壊す術に長けていた。
何一つ、何者からすらも学びを得ることなく、その怪物は生き延びてしまった。

いつしかその森には『生命を殺す吐息を吐く怪物が居る』そんな噂が流れるようになった。

267 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:52:10.77 ID:iHo2G7FEo

そんな森の王であった彼に、唐突な終わりがやってくる。
その森に外から何者かが足を踏み入れてきた。
それだけならば、それほど不思議な話ではない。
縄張りを広げようとする相手の侵略行為であっても、彼はその悉くを破壊し続けていた。
だがしかし、その時来訪した相手は、彼が今まで一度も目にしたことの無い目的を持った相手だった。

「ほう、困った害獣が湧いたと噂を聞きつけて調査にやってきたが、まさかコレが件の怪物か」

立派な顎髭を蓄えた老人が、かの森の王の姿に目を丸くする。
威嚇の唸り声を上げ、敵意をむき出しでにらみつける彼に対し老人はたじろぐ様子はない。

「言葉は分かるか?」

老人は臆せず彼に語り掛ける。
ずっと森の中で暮らし、彼を保護する者もおらず、森に住まう獣を殺して生き延びてきた彼にとって、言語というモノは未知の文化にも等しい。
狼の遠吠えのような雄たけびと共に、彼の踏みしめる大地から波紋を広げるように草木の命が枯れていく。

「成程、人の手には持て余すわけだ。その齢で怪物と呼ばれるだけはあるか」

彼の力の片鱗を目にしても尚、老人は不敵な笑みを崩さない。

「旦那様のご命令は、森に住まう怪物の速やかな排除。………となれば、やることは一つしかあるまいな」

老人は一歩を踏み出す。
命を枯らし、形あるものを地理に帰す魔力を前にしても尚、その力の源へと向けて歩みを止めない。
そんな存在を目にしたのは、彼にとって初めてのことだった。
その老人の姿、未知なる者の不可解な行い、それは正に今まで外敵と呼べる存在と相対したことの無かった、その狭き世界の食物連鎖の頂点に立つ彼に初めて恐怖という感情を与えた。

老人は一歩踏み出す。
彼は一歩退く。

「決めたぞ、小僧。私がお前を『人間』にしてやる」

老人は笑い、手を差し伸べる。
彼は吠え、その手に食らいつかんと飛び上がった。
268 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:54:45.23 ID:iHo2G7FEo

この過去話、後2話ほど続く予定です。
書きあがり次第投下するつもりです。

ではでは、次回更新をお待ちいただければと思います。
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:56:20.14 ID:nz/FNOpDO
乙です
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:58:59.98 ID:Csx/fFDF0

ゴーギュストっょぃ
271 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 20:54:11.31 ID:F4TSm+cro

そろそろ再開です。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:06:56.31 ID:hwwyhihDO
待機
273 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:09:59.98 ID:F4TSm+cro




お嬢様が朝食を終えた直ぐ後、どういうわけかオレはエレノア様の部屋まで来るように命じられた。
普段なら近づくことすらもないその扉を前にし、ほんの少し心に躊躇いが生まれる。

コンコン

扉をノックすると『入りなさい』と即座に言葉が返ってくる。

エルクラッド「失礼します」
エレノア「待っていたわよトカゲちゃん」

豪奢な椅子に座ったエレノア様に迎えられる。
その姿からはえも言えぬ圧力のような物を感じる。
こうして声をかけられる事なんて非常に珍しく、同じ屋敷に住んでいるとはいえまともな会話を交わしたこともほとんどない相手だ。

エルクラッド「して、オレにどんなご用事ですか」
エレノア「謂わなくとも察して欲しいわね。……なんて、貴方相手に皮肉やイビリなんて効果ないか。それはそれで退屈ね」
エルクラッド「はぁ…」
エレノア「昨日、貴方達に調べろと言っていた事件。それが目の前で起きたのにも拘らず、逃げ出したそうね?」
エレノア「あの場で殺害された男以外に大した被害は出ていなかったとはいえ、あの場の判断は褒められたものではないわ」
エルクラッド「ですが、お嬢様のみを守ることが何よりの大事であったかと」
エレノア「あら?もしかして貴方の独断だった?まあどっちでもいいわ、そもそもあの子に対して期待はしていなかったし」
274 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:27:24.36 ID:F4TSm+cro

エレノア「とはいえ、この私の命令に背き逃げ出した臆病者には、相応の罰が必要だと思うのよね」
エルクラッド「なっ!」

オレのその様子を見て、エレノア様はニタリと口元を歪ませる。

エレノア「どうしましょうね?臆病で従順な振りをして、ただ怠惰なだけの子豚ちゃんには少しくらい痛い目を見て貰った方がいいかしら?」

そう言いながら、いつの間にか手に持っていた鞭で見せつけるように手遊びしている。
思わず拳に力がこもる。
相手がエレノア様でさえなければ、迷わずその拳を振るっていただろう。

エルクラッド「…恐れながら、あの場のお嬢様の判断は最善の物であったかと」
エレノア「あら、やっぱりあの子が逃げようって言いたのね。まあ貴方なら大抵の相手を熨してしまえるでしょうし、あの子に判断を任せたんだろうとは思っていたわ」
エレノア「自分一人では何も決められないモノね。人のフリをしているようでも、アナタは猟犬と大差ないわ」
エレノア「折角の力を持っているのに、勿体ない」
エルクラッド「…っ…ですが、あれ以上の被害は出なかったのですから。それでいいではありませんか」
エレノア「あの場では、ね」

エレノア様に何かを投げつけられる。
咄嗟に体が反応しそれを掴むと、それは新聞であった。

275 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:46:16.31 ID:F4TSm+cro

エレノア「昨晩また死者が出たわ。今度は一度に3人。無辜の民がまたその命を散らしたのよ」
エレノア「この私の領地で。この私の財産が、誰とも知れぬ下郎に踏みにじられたのよ」
エレノア「貴方とアイリスは、その犯人を捕らえる好機と直面していながら、すごすごと逃げ去った。己が身の可愛さに」

エレノア様が椅子から立ち上がり、此方へ一歩歩みよる。
身長はアイリスお嬢様とそれ程変わりはない。自分と比べて胸ほどの大きさほどしかない少女。
自分よりも圧倒的に弱く、触れるだけで壊すことさえできるであろうその少女の言葉に、振る舞いに、強烈なまでのプレッシャーに気圧される。
オレは、思わずその場に膝をついてしまっていた。

エレノア「貴族が何故貴族足り得るか、貴族を貴族たらしめる物は何か。貴方に分かる?」
エルクラッド「……分かりません」
エレノア「力よ。あらゆる脅威悪意をねじ伏せるだけの力」
エレノア「それがあってこそ、莫大な富に浴し、享楽に耽ることを許される」
エレノア「あの子がいくら何も望まなかろうと関係ない。支配者の血筋として産まれ、その富によって生かされてきたのならば、責務を果たさなければならないわ」
エレノア「まあ私は、あの子がポンコツだって知ってるし、何もできなくたってなーんにも思わないけど」

エレノア「でも、民は違うわ」

エレノア「彼らにとって、あの子は貴族なの。脅威を前にして逃げ出したなんて許されない」
エレノア「今回は、偶然にも運よく逃げ出したことが知られていないようだけれど、敵前逃亡したことを新聞社にすっぱ抜かれでもしてみなさい」
エレノア「……あの子、今以上に肩身の狭い思いをすることになるわ」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:52:36.34 ID:m/xVedJb0
エレノアに判断を委ねすぎるとこういうリスクもあるか
安価下
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:53:58.09 ID:m/xVedJb0
あ、アイリスだった…
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:57:02.59 ID:iwAhu5f70
姉上の人物説明あれだけど言ってること貴族としても姉としてもまともだな
279 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:07:37.52 ID:F4TSm+cro

エレノア「いくら脳が足りない貴方でも、自分の愚かさ浅はかさを理解できたかしら?」

ヒタリ、と硬い鞭の先が頬に触れる。

ハッキリ言って、エレノア様の言う事をすべて理解したとは言い難い。
お嬢様の身の安全が何よりの大事だったと、何度あの場に遭遇していようとオレなら思う筈だ。
しかし、その選択をお嬢様の手によって選ばせてしまったというのは事実であり、それによってお嬢様が何某かの不利益を被るのだと言うなら、オレに責任がある。
そうさせたのはオレだ。オレがお嬢様を追い詰めてしまった。
お嬢様を守るというその考えによって、結果的にお嬢様を危険に晒してしまった可能性があった。
そう言う事をエレノア様はオレに言っているのだと思う。

エレノア「ま、説教はこのくらいにしておきましょうか。本題を話すわ」

そう言いながら持っていた鞭をどこかへと放り投げる。

エレノア「主人の不始末は従者である貴方の失態でもある」
エレノア「というわけで、今日はあの子に学校を休ませるわ。屋敷から一歩も出さず、昨日のことを反省してもらう」
エレノア「その間、貴方にはお仕事をしてもらうわ」

頭の上から紙の束が降ってくる。
拾い上げてみると、それは何やら地図のようだった。

エレノア「それは……そうね、ざっくり言えば犯人が潜伏していそうな場所を割り出した地図よ」
エレノア「片っ端から回って、犯人の残留品でも何でも見つけてきなさい」
エレノア「何か手掛かりを見つけて来るまで、この屋敷に足を踏み入れることは許さないわ。その間、あの子もずーっと屋敷に軟禁状態」

跪いているせいでその表情を窺えないが、声色だけでどんな顔をしているかが伝わってくるような、喜悦に満ちた残酷な声色。

エレノア「さて、貴方が私に言うべき言葉は分かる?」


オレは―――

1、『謹んでお受けいたします』
2、『オレはアイリスお嬢様に仕える身です。オレに命令できるのはあの方だけです』

安価↓1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:11:06.15 ID:m/xVedJb0
1
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:11:30.51 ID:hFua8fbfO
1
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:12:34.60 ID:roHwOYXX0
エレノア「……あの子、今以上に肩身の狭い思いをすることになるわ」
が一番の本音っぽいね
1
283 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:22:14.49 ID:F4TSm+cro

選択:1



エルクラッド「謹んでお受けいたします」

選択肢はあってもないようなモノだった。

エレノア「よろしい。じゃ、下がっていいわ」

その場に散らばる地図を拾い上げてから、エレノア様の部屋を後にした。
部屋を出た瞬間、大きな安堵の息が漏れ出る。
単純な力の差では明らかに自分が勝っている筈なのに、あのエレノア様を前にすると息が詰まる。
自分が生まれてこの方、たったの一度だけ味わった恐怖という感情にほど近い、畏怖するような気持ちが沸き起こる。
エレノア様、相も変わらず底知れないお方だ。

手元にある地図を見る。
オレが殆ど読み書きができない事を考慮されてか、絵や記号で場所を示されている。
恐らく、何とか指示している場所に行く事が出来そうだ。………昨日エレノア様は忙しそうにしていたが、これを作っていたのだろうか?

さて……


1、早速屋敷を出る
2、屋敷を出る前にお嬢様に会っておく
3、ジョシュアに一声かける
4、メイド長に弁当を頼む

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:24:15.09 ID:iwAhu5f70
3
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:26:14.94 ID:roHwOYXX0
2
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:26:27.24 ID:hwwyhihDO
3
287 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:40:01.37 ID:F4TSm+cro

選択:2


屋敷を出る前に、暫く傍を離れてしまうお嬢様に会いに行くことにした。
部屋をノックすると、内から扉が開かれる。

アイリス「あ、エルクラッド。どうしたの?」

お嬢様はその腕にチャムを抱きながらその姿を見せた。
声色は昨日よりも幾分か落ち着きを取り戻し、顔色も明るく見える。

エルクラッド「いえ、屋敷を発つ前にお嬢様にキチンと挨拶をせねばと思いして」
アイリス「あれ、何処か出掛けるの?」
エルクラッド「…エレノア様から、何も聞いていませんか?」
アイリス「え?ええっと……暫く屋敷を出るなとは言われたけど…」

どうやら、オレが独自に調査に出向くことをお嬢様には伝えられていないらしい。
無用な心配をさせないためだろうか?それとも、俺自身の口から伝えろという事か?

オレは……


行動、会話安価(自由安価)
安価↓1
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:53:54.39 ID:hwwyhihDO
とにかくエレノア様からの野暮用を命令されましたので、しばらく外出します

まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、私に気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください

自由安価は難しくて迷う
289 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:08:12.85 ID:F4TSm+cro

>>288採用

エルクラッド「オレはエレノア様から野暮用を頼まれたので、暫く屋敷を出ます」
アイリス「えっ、そうなんだ…」
エルクラッド「暫くお傍を離れることをお許しください」
アイリス「う、ううん。お姉ちゃんの言う事だもん、仕方ないよ」
エルクラッド「まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、オレに気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください」
アイリス「うん、分かった。エルクラッドも、迷子にならないように気をつけてね」
エルクラッド「……肝に銘じておきます」

オレの苦々しい顔に、お嬢様はコロコロと可愛らしく微笑む。
いらぬ恥をかいた気もするけど、無用な心配をかけないという目的は達成できたと思う。

エルクラッド「では、行ってきます」
アイリス「あ、ちょ…ちょっと待って!」

そう言うとお嬢様は部屋に戻り、腕に抱いていたチャムをベッドに放り投げ、何かを探すように棚の引き出しを開け始める。
やがて何かを手にし此方へと戻ってくる。

アイリス「…これ、いつか渡そうと思ってたの。じいやの物だったけど、私が持ってても引き出しの肥やしになるだけだから」

そう言ってお嬢様が渡してくれたのは……


コンマ判定

1−3 ペンダント
4−6 懐中時計
7−9 ブローチ 
0   ???

直下コンマ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:11:58.89 ID:roHwOYXX0
291 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:19:01.61 ID:F4TSm+cro

コンマ判定:9 ブローチ


お嬢様が差し出してくれたものは、ブローチだった。
何かの花を模していると思われるそのブローチには、どことなく見覚えがあった。
あの爺様がよく胸元につけていたような気がする。

エルクラッド「ありがとう…ございます」
アイリス「……付け方わかる?」
エルクラッド「いえ、知らないです」
アイリス「じゃあ、付けてあげる」
エルクラッド「え、あ…」

言葉を返すまでもなく、お嬢様がオレの胸元にそのブローチをつける。

アイリス「うん。何だかそれっぽい」
エルクラッド「は、はぁ……」

お嬢様は満足げだが、普段からあまり装飾品をつけることがない自分からすれば、何だかさして重みがあるわけでもないそれがどことなく不格好にも感じてしまう。
とはいえ、頂いたものだ。
オレは深く礼ををし、お嬢様の部屋を出た。



【百合の花のブローチ】
ファンブルを一度振り直す
致命的な一撃を一度だけ防ぐ
292 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:24:17.66 ID:F4TSm+cro



地図を広げ、行くべき場所を確認する。

一つは町にほど近い倉庫街。
もう一つはスラム街の廃屋。
もう一つは町はずれのようだ。厩らしい。
それと、酒場の悉くに印が付けられている。夜は酒場に居る可能性が高いらしい。

さて……


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、酒場で話を聞く
5、近くから片っ端から回る

安価↓1
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:31:00.58 ID:m/xVedJb0
4
294 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:43:28.75 ID:F4TSm+cro

選択:4、酒場


オレは一先ず一度事件があったという酒場に向かうことにした。
まだ開店準備を進めている店主に声をかける。
見慣れない姿に少し警戒されてしまったが、エレノア様の使いだと言うと快く質問に答えてくれた。

「どんな奴だったかって?」
「あーアイツは確か……何か洒落た見慣れない帽子を被ってた」
「髪は茶で、肩くらいまではあったかな。結構長かったが、ありゃあ男だったな」
「目深に帽子を被ってたんで顔は見ちゃいないんだが声がな。軽妙な男の声だったよ」
「初めて店に来るってのに、何だか慣れた様子でよ、すぐに周りの客に溶け込んで酒盛りしてたよ」
「男は店の常連と酒の代金をどっちが奢るかって賭けをしてたんだ」
「その結果の如何で常連と揉めててよ。イカサマだどーだって。もうちょっと続くようなら止めさせねーとなとは思ってたんだ」
「だけど、目をちょっと離したすきにあのデケー音が鳴ってよ。相手の客は頭血を流して死んでた」
「もうそっからは大騒ぎよ。音と死体に店中パニック、てんやわんやしてるうちにアイツはトンズラこいてやがった。代金も払わねーでよ」
「ああクソ、忌々しいぜ。おかげでうちは商売あがったりだ」

店主はそう悪態をつく。
情報提供に感謝を述べ、オレは酒場を後にした。


※外見情報を入手しました。捜索判定に有利な補正が尽きます。
295 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:44:37.77 ID:F4TSm+cro


夕方


もうすぐ日が暮れる。
別の場所を回ろう。


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、近くから片っ端から回る

安価↓1
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:48:30.78 ID:hwwyhihDO
3
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:48:42.05 ID:roHwOYXX0
1
298 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:52:01.31 ID:F4TSm+cro

選択:3 


町はずれの厩へと出向く。
ズラリと並んだ馬の嘶きばかりが聞こえてくる。
長らく清潔な空間で生活していたせいか、獣特有の匂いに鼻を摘まむ。
果たしてこんな場所に本当にあの犯人が居たというのだろうか?


イベント判定
7以上で成功
情報 +1

直下コンマ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:59:50.45 ID:roHwOYXX0
300 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:06:07.05 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:5+1  失敗



餌の牧草の山をかき分けてみたりしたが、人が潜んでいる様子はなかった。
管理している人物によると、深夜明朝に不審なも音を聞いたことがあるという。
にわかに信じ難いが、一応は覚えておこうと心に決める。

犯人そのものではなくとも、残留品などがないかも調べておくことにする。




知力判定

知力:3
情報提供 +10

13以下で成功

直下コンマ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:12:16.44 ID:CmJZgRzDO
はい
302 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:21:32.48 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:44  失敗
※ゾロ目ボーナスで次回行動の成功率上昇


特に犯人の手掛かりになるような残留品も見つけられなかった。
もう少しで夜になる。
お嬢様にはすぐに戻ると伝えたが、もしかしたら自分はとても浅はかだったのではないかと、今更ながらに感じてしまう。
とはいえ、まだ捜索を開始して一日も経ったわけじゃない。
根気強く他の場所を回ってみよう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



陽が落ち、月が空に昇る。
これは一日徹夜コースかもしれないことを覚悟しながら、オレは捜索を続けた。


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、酒場に向かう
4、一度屋敷に戻る

安価↓1
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:24:33.61 ID:6EGJwsjY0
夜は酒場に居る可能性が高いということなので
3
304 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:28:12.18 ID:4wGwnOGio

選択:3


エレノア様のメモ書きに、夜は酒場に居る可能性が高いとあった。
それを信じ酒場をめぐることにする。
この街にはいくつもの酒場があるが、取り敢えず近場から巡っていくしかないか。


遭遇判定
7以上で成功
夜      +1
情報提供  +1
ゾロ目   +1

直下コンマ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:29:17.10 ID:DJksEjt80
マカセテ
306 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:32:53.09 ID:4wGwnOGio


コンマ判定:0+3 失敗


二つ三つ酒場をめぐり、得た情報の男を探してみたがどうにも見当たらない。
店主に話しかけてその男が来なかったか確かめてみたが、どうやら来ていないらしい。

やり方としては間違っていなかった筈だ。
とはいえ、この町は広い。酒場も多くある。運が悪かったと思うべきか。

肩を落とし、空腹を覚えながら、オレは夜の街を練り歩いた。


イベント判定
4以上で成功

直下コンマ


307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:38:04.20 ID:CmJZgRzDO
はい
308 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:39:29.54 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:0 失敗



というわけで今日の更新はここまでです。
コンマ神がドケチすぎる……

ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:40:41.35 ID:CmJZgRzDO
ごめん
乙でした
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 07:15:22.31 ID:6EGJwsjY0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 07:33:34.83 ID:DJksEjt80

いつもなら特殊になる0が連発するってのがもどかしいな
312 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 21:50:43.37 ID:D4j+At0co

名前:エレノア・ストレーン(エレノア・イル・アレクシア・ストレーン)
性別:女性
年齢:17歳

身体能力:10 一般的な少女と比べてもひ弱
知力:89    非常に弁が立ち、深い教養を持つ
精神力:99   何者にも揺るがされない強靭なメンタル
魔法適性:35 ほんの少しだけ魔法が使える
特異適性:10 特筆すべきモノは無い

【容姿】
金髪ツインテール。瞳の色は赤。気が強そうなツリ目。
身長は150cmほど。少女らしく華奢なボディライン。
表情筋が非常に柔らかく、品の良い可憐な笑顔から悪魔のような性悪な笑顔まで様々な笑顔を使いこなす。

【内面】
代々宰相を務めている政治家一族の四女。アイリスの2つ年上の姉。
土地の管理を任せるという名目で実家から放逐された、傲岸不遜な我儘お嬢様。
実際の管理と運営は祖父の息がかかった秘書が全て行っているため、実際は遊び惚けている。
享楽を愛し、刹那を愛する性格であり、他人の弱みを容赦なく踏みつける容赦がない残忍な一面を持ち合わせる。その苛烈な性格から、家族や従者からは疎まれている。
その一方で貴族であることに強い誇りを持ち、領内で問題があれば自ら赴き問題解決にその財を惜しみなく吐き出している。
妹であるアイリスを溺愛しており、彼女に対しては非常に甘い。



そろそろ再開です。
313 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 21:57:47.32 ID:D4j+At0co

深夜


もう随分と夜遅い。
まともな食事もしていないし、休憩もとっていない。
得られた情報といえば、それなりに信憑性がありそうな外見の情報くらいだろうか?

街を歩き回るような人は殆どいなくなり、建物からも明かりがどんどん消えている。
オレも一度寝た方がいいかもしれない。


1、一度屋敷に戻る
2、厩に行ってみる
3、適当な場所で夜を明かす

安価↓1
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:00:57.10 ID:le9i59Z50
2
315 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:04:54.32 ID:D4j+At0co

選択:2


深夜明朝に不審な物音がするという話を、厩の管理者から訊いていたことを思い出し、もう一度厩へと赴く。
夕刻に訪れた時と違い、酷く静まり返った厩。
とても人が居るような場所だとは思えないが……


遭遇判定
7以上で成功
深夜 +1
情報 +1

直下コンマ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:08:54.18 ID:wep3+YrDO
成功してほしい
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:18:25.54 ID:toEM0ZrhO
ナイス

お姉ちゃん情報追加されたか
妹の溺愛や貴族としての誇りと容姿や身体能力10とか見ると>>100の印象から大分変わるね
318 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:19:24.64 ID:D4j+At0co

コンマ判定:8+2 成功



餌となる牧草の山の上に、それは居た。
厩の隙間から差し込む月明かりだけが頼りの薄暗いその場所で、夕刻には居なかったはずの人がそこにはいた。
牧草の山をベッド代わりにして、男が眠っている。

その顔を確認しようと魔法で明かりをつけようとしたが、寸でのところでそれを止める。
もしかしたら、これはチャンスかもしれない。
灯りをつけておきられるよりも、このまま即座に拘束できるかもしれない。
もし件の犯人ではないとしても、怪しい人物であることには変わりない。多少手荒いことをされても何も文句はないだろう。

とはいえ、相手がどういった攻撃手段を持っているかのカラクリが分かっているわけでもない。慎重に行動するべきだろうか?

オレは………


行動安価(自由安価)
※6分以外に安価指定が無ければ、強制イベント発生

安価↓1
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:23:07.42 ID:JX8nzFGr0
先手必勝、攻撃される前に拘束
320 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:28:16.96 ID:D4j+At0co

>>319採用


……ごちゃごちゃ考えるのは俺の性にあっていない。
多少抵抗されたとしてもどうにかできる自信はある。
さっさと縛り上げて何者かを確かめるのが手っ取り早い。

オレは呼吸を整え、眠っているその男に襲い掛かった―――


奇襲判定
6以上で成功
魔法  +5
??? −3

直下コンマ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:32:59.01 ID:k6QcHeWy0
763
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:33:15.78 ID:le9i59Z50
323 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:38:39.17 ID:D4j+At0co

コンマ判定:1+2 失敗


追加判定

1−4 黒い影
6−9 一筋の光
0,5  直前で目覚める

直下コンマ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:41:26.75 ID:le9i59Z50
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:41:38.87 ID:toEM0ZrhO
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:42:07.97 ID:JX8nzFGr0
戦闘確定だろうけどこれはまだマシな方なのか…?
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:46:43.83 ID:wep3+YrDO
黒い影は仲間
一筋の光は魔法か銃のレーザーサイトかな?
328 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:53:24.53 ID:D4j+At0co

コンマ判定:5



「止まりな」

襲い掛かろうとしたその瞬間、男は目覚め手に持った何かをこちらに突き付ける。
仄暗い月明かりに照らされたそれが、鈍い光を返す。
少なくともそれはナイフや剣といった刃物とは趣を異なる、奇妙な形をした鉄で出来たナニカであった。

「ったく、おちおち眠ることもできねーってか。ま、しゃーねーか。おれっちはどーやらお尋ね者みてーだしな」
「たかが人が死んだくらいで騒ぎすぎだぜ。こっちだってちゃんと撃つぞって警告したのによ」

緊張感の感じられない男の声だった。
今まさに寝込みを襲おうとした相手を前にしても、動揺した気配はない。

「酒場にゃ追い出されるし、寝込みは襲われるし。今日は散々だぜ」

男は悪態をつきながら、のそのそとその場から立ち上がろうとする。


知力判定
二桁コンマ03以下で成功

直下コンマ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:59:57.13 ID:wep3+YrDO
これは厳しい
330 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:13:13.25 ID:D4j+At0co

コンマ判定:13 失敗 漂流者だと気づけない



エルクラッド「その口ぶり、お前が例の殺人鬼で相違ないな」
謎の男「殺人鬼って……俺はそんな悪じゃねーって。ありゃ正当な防衛行為だよ」
謎の男「お前さんだって危機を感じたら抵抗するだろう?俺だってそうしただけ。死は結果さ」
エルクラッド「減らず口を…!」
謎の男「っと、マジでそれ以上俺に一歩でも近づいてみろ。お前も同じ末路を辿ってもらうぜ」

ほんの少しにじり寄っただけだったが、男は即座にそれを見抜いて釘をさして来た。
相手が魔法使いかどうなのかは別として、相当に修羅場に慣れている様子だ。
口ぶりから察するに、誰かに雇われているという感じでもない。

異国から流れ着いた旅人か何かだろうか?
少なくとも、この国の人間ではないだろうとは思う。

とはいえ、せっかくこうして犯人と相対している。みすみす逃す手はない。

エルクラッド「腕前に大層自身があるようだな」
謎の男「はは、まあそれなりにな。アンタらはコイツを知らねーみてーだしよ」
エルクラッド「……その手に持ってる物か。それは武器なのか?」
謎の男「教えてやってもいいぜ。ただし―――」

謎の男「アンタが生きてりゃあな」


奇襲判定
5以上で負傷、7以上で………
未知の殺人道具 +5
魔法  −1
拳闘術 −2

直下コンマ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:16:32.94 ID:JX8nzFGr0
こわい
332 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:25:51.46 ID:D4j+At0co

コンマ判定:4+2  負傷


男が手に持っていたそれを此方に向ける。
何かが来る。
そう感じ取ったとほぼ同時に、空気を弾ける強烈な破裂音が鳴り響く。

鉄と鉄が擦れあう火花。
何かが焦げる匂い。                                 ・・・・・・・
それらと共に男の手に持っていたソレから、超高速で何かが飛来するのを目視した。

指先程の小さな何か。
思考よりも先に手が動く。
顔の眉間に向けられて正確な軌道を描き飛んでくるそれを掴む様に手を向け、それに触れる。

その瞬間、強烈な衝撃と共に腕が弾き飛ばされる。
指先程の小さな塊が、人を優に超えた怪物の怪力をものともせず、破壊の魔力が回りきるよりも早くエルクラッドの肌を貫いた。

エルグラッド「ぐ、ぐぅ…!?」

燃えるような熱が掌を伝う。
それは正に理外の一撃であった。
見切り、防御してもなおこの威力。ただの魔法使いでは防ぎきれなくとも何ら不思議ではない。

改めて、昨日お嬢様をその場から逃がしたことは間違いではなかったと確信する。

目の前にいるこの男は危険だ。
333 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:36:21.19 ID:D4j+At0co

謎の男「は、ハァ!!?」

しかし、オレ以上に目の前の男は驚愕の表情を浮かべていた。

謎の男「この距離で弾丸掴みやがったのかコイツ!馬鹿じゃねーのか!?」
謎の男「オイオイオイオイオイ、聞いてねーぞこんなの!」
謎の男「つかオタク、マジで人間か?よくみりゃあ角とか生えてるし……こりゃあアレかい?地獄の沙汰から、不神信者をとっちめに悪魔かなんかがやってきたってか?笑えねーぜ……」

謎の男「となりゃあ、一つしかねーわな」

男は再び此方に向けて道具を向ける。
また来るか、と身構えたと同時に男は足元の牧草を蹴り上げる。

エルグラッド「なっ!?」

目晦まし、軌道を読ませない作戦か。
俺は即座に身をかがめ、衝立に身を隠す。
しかし、いくら待ってもあの音は鳴らない。

エルグラッド「…まさかっ!」

急いで厩から飛び出すと、遠くで何者かが走り去る姿を目にした。

エルグラッド「チッ…逃がすか」

オレは逃げる男を追いかける―――


※追撃戦へ移行します。
334 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:39:43.18 ID:D4j+At0co

追撃戦のルール
互いに判定を行い、数値の高い方が判定に勝利する。
先に二回判定に勝利した方が勝利する。
5ターン経過で強制的に追撃失敗となる。



追跡判定:エルグラッド
魔法 +1
負傷 −1(拳闘術により無効)
直下コンマ

逃走判定:謎の男
↓2コンマ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:41:30.26 ID:toEM0ZrhO
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:42:57.61 ID:le9i59Z50
337 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:44:26.33 ID:D4j+At0co

追跡判定:6+1
逃走判定:1


エルクラッド判定勝利

エルクラッド:〇
謎の男:×

338 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:47:01.19 ID:D4j+At0co

民家の屋根に飛び上がり、見失わないように謎の男を追跡する。
男は暗い夜道なこともあってか、何度も転びそうになっていた。

謎の男「あ、テメェ!上からなんて卑怯だぞ!」

どうやらあっちも此方に気付いたらしい。
どうやら視線や物音に相当敏感なようだ。


追跡判定:エルグラッド
魔法 +1
負傷 −2(拳闘術により無効)
直下コンマ

逃走判定:謎の男
勝負師 +3
↓2コンマ

339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:49:05.09 ID:JX8nzFGr0
この謎の男場数は踏んでいるっぽいが魔族(?)とは接触がなかったのか
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 23:49:13.35 ID:k6QcHeWy0
341 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 23:53:09.54 ID:D4j+At0co

コンマ判定:9+1
コンマ判定:5+3


エルクラッド判定勝利

エルクラッド:〇〇
謎の男:××


追跡成功。通常戦闘に移行
342 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/28(月) 00:06:14.88 ID:ROKu+QmIo


屋根伝いに移動し、男の目の前に飛び降りる。

謎の男「うおっ!っとと…おかしな世界だぜ、銃も知らねー未開拓地かと思ったらお前さんみたいな怪物まで居やがる。あんな高さから飛び降りて平気なのかい?」
エルグラッド「減らず口を叩くな。大人しくお縄につけ」
謎の男「おーこわ。随分いかれたニーサンだが、ちと安心したぜ。アンタも血を流すんだな」
エルグラッド「っ……」

一見追い詰めたようではあるが、状況的にはあの厩で相対した時よりも悪いと言ってもいいかもしれない。
手のひらには風穴が空き、そこから止め処なく血が流れだしている。
追跡の為に全力で体を動かしたこともあって、体力の消耗も激しい。
そして、原理は謎ではあるが、警戒すべき武器をこの男はまだその手に持っている。

謎の男「どーにも俺の住んでた場所とは違うみてーだが、会話が通じるのだけは有り難いぜ」
エルグラッド「どういうことだ?」
謎の男「それは俺が知りてーっての。ま、とにかくだちょっと話をしないか?このままタイマンでやりあってもいーけどよ、お互いこれ以上怪我をしたくないだろ?」
謎の男「穏便に済ませられるなら、穏便に行こうぜ」
謎の男「俺っちの引き金は確かに軽いが、何も殺人狂ってわけじゃねー。ここは一つ、交渉といかないか?」

べらべらと男に捲し立てられる。
交渉。こちらとしてはこの男を逃す理由はない。しかし、この怪我のまま戦いを続けるのは得策とは言い難いかもしれない。
戦って負けるとは思わない、が………どうするべきか。

1、交渉に乗る
2、口車に乗らない。戦闘続行

安価↓から最速で二票獲得した選択肢
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:08:05.32 ID:2IXtj+dB0
2
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:21:01.32 ID:UrEml1DDO
迷うけど2
345 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/28(月) 00:31:21.84 ID:ROKu+QmIo

選択:2


エルグラッド「ダメだ、交渉は出来ない」
謎の男「そりゃまたなんでさ?」
エルグラッド「オレは頭が悪い。お前に言いくるめられる予感しかしないからな」
謎の男「プッ、あーっはっはっは!……あ、アンタ正直な奴だなー」
謎の男「あ〜あ、こんな出会いじゃ無けりゃ酒の一杯でも酌み交わしたいもんだよ」
謎の男「アンタとはいい友達になれそうだったのに…」

男は残念そうに肩を竦め、帽子軽く上にあげ、隠れていた目が露わになる。
その男の眼光は、軽薄な口調とは相反して、一切の遊びを感じさせない冷たい目をしていた。

謎の男「ま、そういうこともあらーな」

男は腰に差していたそれを目にも止まらぬ速度で抜き出し、オレの額へとその先端を差し向けた。
空を劈く強烈な破裂音が再び鳴り響く。
それは、命と命の奪い合いの合図でもあった。


※通常戦闘へと移行します
346 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/28(月) 00:33:23.42 ID:ROKu+QmIo

というわけで今日の更新はここまでです。
次回からは戦闘の続きですね。
一応相手はラスボスなので、それなりにシビアな戦闘になるかと予想されます。(それでもエルクラッドならワンチャン余裕であるけど)


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:36:05.65 ID:0lsucTRA0

動機によってはあるいはと思ったがラスボスならなさそうだな
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 00:49:50.17 ID:UrEml1DDO
乙です
>>345で書かれているみたいに、口車に乗せられるか、騙し討ちされそうだったから2を選んだけど、
多分まだ序盤の段階でラスボスと言うことは1が本来のルートだったのかな…?
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/28(月) 06:19:19.83 ID:2IXtj+dB0
乙乙
350 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 21:40:50.95 ID:128U4Cd+o

>>348
どちらが正規ルートだったとかいうのはあまり意識してはいないのですが、銃を巡って他勢力といざこざがあったりする予定だったので、交渉に乗った場合は所謂その路線に乗る為の引き延ばし手段みたいなもんでした。
他勢力絡んでくるイベント結構用意してたのに悉く回避したコンマが悪い!


というわけで再開です。
351 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 21:49:49.97 ID:128U4Cd+o
エルグラッド
身体能力:74
魔法適性:97

スキル

【拳闘術】
戦闘時の−補正を2まで軽減。
奇襲されたときの−補正を2軽減。
戦闘勝利時に、捕縛に移行できるようになります。

【魔法:天才型(竜の心臓)】
魔法の使用制限を無視する。
あらゆる魔法を使った行動に対してコンマ+1の補正を得る。

【固有魔法:破壊】
奇襲時+5の補正を得る。
戦闘時常に+3の補正。
戦闘時にゾロ目を出すと特殊判定に移行し、成功すると戦闘に勝利する。



謎の男
身体能力:70
特異適性:70

スキル

【銃使い】
初回戦闘判定+5。それ以降+2。
5ターン経過で一度だけで自分の判定が4に固定。

【研ぎ澄まされた殺意】
必ず奇襲に成功する。
相手が負傷しているとき、判定差が5以上で判定に勝利すると相手を殺害。
不利な状況の時、二ターンの間+3
352 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 21:53:43.24 ID:128U4Cd+o

エルクラッド
体力:23

謎の男
体力:15


戦闘判定

エルクラッド:直下コンマ
魔法  +1
破壊  +3
負傷  −2(拳闘術により無効)


謎の男:↓2コンマ
銃  +5
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 21:54:00.76 ID:axOiM4kD0
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 21:54:18.53 ID:UDCRuqlDO
はい
355 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 21:56:52.21 ID:128U4Cd+o

コンマ判定:(6+3+1)−(3+5)=2

エルクラッド判定勝利



謎の男
体力:15→13


1ターン経過
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 21:59:39.64 ID:scrDenti0
しかし拳闘術の補正が真面目に有難いな、流石戦闘向きスキル
357 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:04:38.34 ID:128U4Cd+o

敵の攻撃は遠距離からの超高速の射撃。
弓を引くような大きな力もいらなければ、大きな道具や予備動作も必要ない。
正に生物を殺すためだけに最適化されたその一撃。
それを初めて目にした相手であれば、その必殺の攻撃を避けることはまず不可能。

だが、一度見てしまえば問題ない。

男がそれを越しから抜き取ると同時、此方は一歩を大きく踏み込む。
男は一瞬目を見開くが、それでも標準はピタリとオレの眉間にあっている。
相手はそこから攻撃に移るのに予備動作は殆どない。
         ・・・・・・
しかし、全くの無動作というわけではない。

引き金を引き絞るよりも早く、男の手をその拳ではね上げる。
直鬼爆音が鳴り響き、あらぬ方向に弾けた鉄の塊が、何かに当たって砕ける音が続いてなる。

謎の男「どんな胆力だよアンタっ…!」

男は再び距離をとろうとするが――――


エルクラッド:直下コンマ
魔法  +1
破壊  +3
負傷  −2(拳闘術により無効)


謎の男:↓2コンマ
銃  +5
358 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:05:27.36 ID:128U4Cd+o

補正ミス!

エルクラッド:直下コンマ
魔法  +1
破壊  +3
負傷  −3(拳闘術により軽減)


謎の男:↓2コンマ
銃  +2
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:10:45.88 ID:DnhzBpH9O
あい
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:11:17.68 ID:scrDenti0
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:11:29.33 ID:UDCRuqlDO
はい
362 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:12:20.76 ID:128U4Cd+o

エルクラッドコンマ判定:88 ゾロ目


特殊判定に移行
363 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:27:34.35 ID:128U4Cd+o


エルグラッド「悪いがもう小細工はさせん」

指鳴りと共に男の手首が爆ぜる。
その表現は比喩でも何でもない。
常人の眼には見えない、魔力の波紋。その破壊の魔法は音として空気を伝わり、波紋となってモノに沁み込み、エルクラッドの意のままにその魔力を爆発させる。
エルクラッドの破壊の魔力の前には、ありとあらゆる障害が無い物と同じ。
例え距離をとろうと、遮蔽に隠れようと、その目に捕らえられた時点で逃げる術は存在しない。

謎の男「ッ!?」

男は苦悶の表情を浮かべ、宙を舞い地面を転がる自らの腕だったものと銃を目で追う。

謎の男「オイオイ、アンタの方がよっぽどインチキじゃねえかっ!?」

この状況においても尚タフな台詞を吐く男に掴みかかり、即座に組み伏せる。

エルグラッド「小細工はさせんといっただろ」

男はうつぶせで組み伏せられ、その上にエルクラッドが圧し掛かる。
根本的な体格差、そしてそれ以上に絶対的な人間と竜の力の差。
まだ手首の付いている方の腕を背中で捻り上げ、エルクラッドはその男の背中に手を置く。


特殊判定
5以上で勝利
魔法 +1

直下コンマ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:28:02.39 ID:axOiM4kD0
365 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:30:16.83 ID:128U4Cd+o

コンマ判定:9+1  成功


戦闘勝利
366 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 22:41:32.37 ID:128U4Cd+o

それは、あまりにも呆気ない幕切れだった。

エルクラッド「抵抗はするな。動けば動くだけ出血が酷くなるだけだ」
エルクラッド「オレはこのまま魔法でお前の心臓を破壊することもできる。これはハッタリじゃない」
エルクラッド「僅かでも生きる意志があるなら、大人しくしていろ」
謎の男「ま、参ったよ。降参だ。今のを見てその脅しを今更ハッタリだとは思わねーよ」

抵抗をしないという意思表示か、男の全身から力が抜ける。

エルクラッド「少し前から、その武器を使って人を殺して回ってたのはお前か?」
謎の男「殺して回ってはねーよ。はぁ……結果的に殺しただけだ」
エルクラッド「…そもそもお前は何者だ?何処から来た?その武器は?」
謎の男「そう一遍に聞きなさるな……ああクソ、頭がボーっとしてきた……」

男の軽薄な声色から、どんどん気力が抜けていく。
恐らく出血が原因だろう。このまま高速を続けていれば間違いなく男は死ぬ。

生かすか殺すか、その指示は与えられていなかった。
オレはどうするべきだろうか?


1、止血をして屋敷に連れ帰る。
2、このまま男を殺し、死体を持ち帰る

安価↓から先に二票獲得した選択肢を採用
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:43:25.56 ID:scrDenti0
1
殺してしまっては証拠(?)にならんし
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 22:46:17.40 ID:UDCRuqlDO
1
369 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:02:01.26 ID:128U4Cd+o

選択:1


多少迷いながらも、オレは血を流す男の手首を紐で縛り上げ、簡易的な止血をする。
死んでしまってはコイツが何者だったのか、どういう目的だったのか分からないままだ。
生きたまま話が出来る状態でエレノア様の前に持ち帰るのが得策だろう。

血を失いぐったりとした男の体を担ぎ上げる。
……早く帰ってジョシュアに治癒魔法をかけてもらうべきだろう。
地面を転がる武器を握ったままの手首を拾い上げ、オレは屋敷に戻ることにした。

顔を上げると、強い光が目に入り思わず顔を顰めてしまう。
遠くの方で朝日が昇っている。
どうやら俺は丸一日この男を探し回っていたらしい。

すぐに戻ると言った手前、随分と遅くなってしまった。
お嬢様を心配させてしまっているかもしれない。
もしオレの帰りを待っているのだとすれば、オレの負傷と死にかけの男を見たら大層驚かれることだろうな。

お嬢様の姿を想像し、フッと自然に笑みがこぼれる。

早く屋敷に帰ろう。
疲れと負傷によって気怠い体を奮い立たせ、男を背負い直し、オレは足早に屋敷への道を駆けた。


※エンディングに移行します。

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:08:43.93 ID:DnhzBpH9O
勝ったかど終わっちゃうか
もう少し交流したかったから少し残念
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:11:21.82 ID:scrDenti0
なに、後日談があるさ
…あとジョシュアのプロフになんとなく物騒なワードがあるし完全に丸く収まってるわけでもなさそう
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:14:45.82 ID:axOiM4kD0
スピンオフでアイリスお嬢様の落ちこぼれ脱却奮闘記とか、エレノアお嬢様の領内問題解決奮闘記とか、ジョシュアや名前が出てこなかった選択肢があったメイド長の使用人奮闘記とか書いてくれませんか?(小声)
373 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:15:21.18 ID:128U4Cd+o


あの男を屋敷に連れ帰ってから、三日が経つ。
血を失いすぎて気を失っていた謎の男は、二日前に目を覚まし、俺とジョシュアが立会いエレノア様から詰問を受けていた。

男の名前は『ジョセフ』。姓は無く、宿無しの風来坊であったらしい。
曰くどうやら、あの男は『漂流者』と呼ばれる存在だった。
此処とは時や空間を異とする世界。
魔法すら存在せず、独自に進化を遂げた文明を持つ世界の人間だったのだ。
あの男の語る価値観や生死感というのはどうにも俺たちの持つそれと噛み合わず、エレノア様も話を纏めるのに苦労していた。
最初の被害者であった『ダニエル・ド・レッドグレイヴ』の越境術。この世界とは異なる世界を繋ぐ門を開く魔法によって、強制的にこの世界に引きずり込まれてしまったらしい。

あの男は確かにこの領地の民を無残に殺した。
とはいえ、この世界の魔法使いの好奇心によって人生を狂わされた被害者でもある。というのがエレノア様の結論だった。
一先ず処罰は追って決めるとされ、現在は屋敷の地下牢に軟禁されている。

まだ懸念することは多いが、一先ずは一連の事件は終息したと言ってもいいらしい。
374 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:26:01.57 ID:128U4Cd+o

その後のオレに待っていることと言えば、日常に戻ることだけだ。

「タイ良し。ハンカチ良し。手袋良し」

鏡の傍にピン止めされている古いメモ帳を見ながら、声に出してひとつづつチェックを入れていく。
そろそろいい加減このメモ無しでも身支度くらい、完璧にできるようになるべきだろうか?
まあ、身支度が出来ないよりはマシだろう。

廊下に出て、同僚たちと挨拶を交わす。

使用人の部屋とは、大きな階段を挟んで反対側の棟。
その一室の前で、一匹の猫が扉をガリガリとかいていた。
ここ数日お嬢様に構ってもらって飯でも恵んでもらっていたからか、随分と味を占めたようだ。
図々しい不届きものの太い首を掴み、端にどける。

375 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:37:57.56 ID:128U4Cd+o

コンコン

と、扉をノックし声をかける。

「おはようございます、お嬢様」

そうすると、扉越しからパタパタと軽い足音が聞こえ、扉が内から開かれる。

「お、おはよう。エルクラッド」

少し息を乱し、寝間着姿のままのお嬢様に出迎えられる。
取り繕うような笑顔を見せているが、櫛も通っていないぼさぼさの髪の毛から先ほど起きたばかりなのは一目瞭然だ。

「また随分と夜更かししていたようですね」
「えっ、えっと……ちょ、ちょっとだけだよ?」
「ここ数日厨房のハムの減りが早いと、コックのトールが嘆いておりましたよ」
「な、なんのことかなー?」
「引きこもって食べてばかりいると、あのような姿になりますよ」

そう言ってオレは階段の手すりにでっぷりと体をもたれ掛からせ、今にも落ちてしまいそうなネズミ捕りの姿を指さす。
お嬢様は顔を青くし、ペタペタとお腹をさすっている。

あんな騒動がつい数日前に会ったばかりだというのに、お嬢様はそんな事を引きずらない能天気さだ。
確かに、エレノア様から見れば心配なさるのも無理が無いかもしれない。

……だけど、オレにとってお嬢様のその姿こそが何よりの救いだ。
この人に仕えている間だけは、オレは『人間』で居られるのだから。

「さあ、早く着替えて来てください。朝食を用意してお待ちしています」

恭しく礼をし、オレは下階へと降りていく。
それは、何の代わり映えのしない、当たり前の日常だった。



『日常へと帰る』godEND
376 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:43:19.57 ID:128U4Cd+o
最後で痛恨の誤字……正しくはgoodENDです。


というわけで一先ずエンディングを迎えられましたね。

スレを立てて安価スレを回すといった試みが本当に久しぶりだったので、リハビリも兼ねて規模の小さい話をしようと思い至って今回の話を書きました。
そんな軽いつもりで始めたのに、想像以上に反応を頂いて本当に嬉しい限りです!

>>214の判定でどの勢力が動くかの判定だったのですが、ここでどこも動かないという結果が出仕舞ったり、そのあとの捜索妨害イベントも悉く外してしまったりで、話をコンパクトにしたいという目論見は当たったのですが、小さく纏まりすぎてしまいましたね。
まあ、こればっかりはコンマだったので致し方ないです。
もっと強制イベント作ればよかったかなと反省しています。
377 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/29(火) 23:49:33.78 ID:128U4Cd+o

取り敢えず次回の更新では、途中だったエルクラッドの過去回想を最後まで投下する予定です。
その後の予定としましては


1、『恐怖!夜の街を彷徨う仮面男!?』アイリスお嬢様のドキドキ深夜探訪記
2、後日談『日常の続き』ストレーン家を取り巻く人々
3、第二部『人は過ぎたる力を求める』

のどれか評判の良さそうなものを書こうかなと思ってます。
一先ず、今日の更新はここまでです。
ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:53:26.86 ID:scrDenti0

全部という選択肢はないのですか?(ほしがり)
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:54:50.43 ID:DnhzBpH9O
たしかに全部きになるってやつだ
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:56:25.61 ID:a6FKnHk80
おつ
謎解明が見たいから、選ぶなら3かな
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:57:48.09 ID:UDCRuqlDO
乙です
全部のを見たいけど1つ選ぶなら1を
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/29(火) 23:59:14.88 ID:axOiM4kD0
乙乙
普通に1→2→3の順番で全部見たい
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/30(水) 23:52:31.73 ID:P2tlWGyrO
まだ読んでる途中だけど早く追いついて安価に参加したいっすわ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 01:17:01.00 ID:J+nKFy9ZO
追いついたら終わってた……乙乙

可能なら三つ全部見たいけど、どれか一つってなら安価にも参加したいし3の第二部かなぁ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 07:52:38.09 ID:AnwtYXJQ0
>>382ですけど1つ選ぶならアイリスお嬢様が好きだなキャラですので、1をお願いします
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 17:19:37.10 ID:N3VMYncj0
もしや1はリアル多忙?
だとしたら多くは望めなさそうだし2かしらね
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 17:34:25.14 ID:N56pVqYI0
優先順位としては1>3>2の順で
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 23:38:07.52 ID:WPri8JtG0
完結してるっちゃしてるけど続きがないと寂しいな
生きてたら生存報告plz
389 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/10/14(水) 18:29:42.80 ID:DA03flOdo

このままダラダラお待たせするのも申し訳ないんで、書いた分だけ投下します。


【人と獣を隔てるものU】

「人と獣の違いは何だと思う?」

魔力を抑え込む訓練を終えた休憩中、爺さんはそんな事を聞いてきた。
この爺さんに捕まえられて3年の月日が経つ。
言葉はいくつか覚えられた。だけど、未だにこの森の外に出たことは無い。
爺さんから様々なことを教え込まれてきた。その質問もそれらの内の一つなのだろう。

「わからない」

とオレは答えた。
この森に棲む獣も、この森に足を踏み入れる人間も、然したる差がないと思っているからだ。
爺さんのいう正義だとか善行だとかいろいろ説かれたが、正直に言ってよく分からない。
この爺さんに叩きのめされ飼われている今も、この森で王として君臨していたあの頃でも、それらは同じ物だと思っていた。
どちらも生きるために殺し、喰らう為に殺す。理不尽な危険に晒され、死ぬるのは弱者。
縄張りを守る獣と生存権を広げようとする人間。言い分は違うが、結果も過程も違いはない。

だから、人と獣に違いなんてない。人は人の形をした獣だ。

オレはそう爺さんに言った。
爺さんは驚いたような顔を見せ、思案するように髭を撫でながら言う。

「何も考えていないように見えて、意外と面白いことを言えるのだな」

意外だといった表情で流れるように愚弄された。
390 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/10/14(水) 18:30:39.03 ID:DA03flOdo

「だがまあ言い得て妙だな。究極的なところ、人も獣も生きるために他を殺しているのは変わらない。そういう意味では違いはないのかもな」
「少し質問を変えるか。お前は自分を人だと思うか?獣だと思うか?」

オレは獣だと答えた。

「では、俺はどうだ?人か?獣か?」

オレは獣だと答えた。
即座に拳が脳天に突き刺さる。

「俺は人か?獣か?」

渋々と人だと答える。
相変わらず理不尽な爺だ。

「そうだ。お前に人非ざる証である竜の角が生えているように、俺にもこうして純粋な人では無い証の四つ耳がある」

爺さんはいつもは髪の毛で隠している顔の側面を露出し人の耳を見せながら、頭の上に生えている狼のような耳を動かして見せる。

「お前が今から一人で街に行けば、化け物が森からやってきたと恐れられ、町の警備をしている騎士やらが追い払いにやって来るだろう」
「だが俺もお前と同じように純粋な人では無いが、この耳を隠さずとも平然と街を歩ける。町の人々も俺を人として扱うだろう」
「何故だか分かるか?」

俺は答えに窮した。
分からないと言えばそれまでだが、理由が分からなかったからだ。
そして何より、理由は分からないのにそうなるだろうという納得があったからだ。

「それが人と獣の違いだ」
「立って歩く姿。ただそれを見ただけで人は人と獣の違いを容易に見分けられる」
「例え俺の顔が丸々犬と挿げ変えられても、立ち振る舞いだけで人だと認められるだろう」
「姿形が問題ではない。もっと根本的な部分で、人は人と獣を区別しているのだよ」

理屈は分からないが、言っていることは分かる。
今までこの森に足を踏み入れてきた人間が、オレを人として扱ったことは一度もなかった。
化け物、怪物、獣。一目見ただけで俺はそう言う生き物なのだと判断される。
だけどこの爺さんは、明らかに純粋な人間ではないにもかかわらず、人だとオレは認識してしまった。
姿形では推し量れない何かが、人という生き物には共通して備わっている。そういうことを言いたいのだろう。
391 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/10/14(水) 18:31:09.99 ID:DA03flOdo

だが、妙に納得しきれない部分もある。

「何だ不満そうな顔をして。お前にはまだ難しかったか?」

俺の顔から考えを読み取りながらも、見当違いな言葉で愚弄される。
オレが今言った爺さんの理屈に納得しきれないのは、それを言っているのがこの爺さんだという事だ。

正義は何だと人とは何ぞやコイツは口にするが、実際にやったことと言えば、この森の王たるオレを理不尽極まる暴力を持って蹂躙し、屈服させて従えている。
オレがこの森に棲んでいた獣どもを従えたやり方と違いはない。
オレがやってきた事を獣の所業だと言うならば、この爺さんも獣と大差ないのではないか?
獣にだって、自分と同じ種族の個体を見分ける力はある。そう思えば人は一目で人を見分けられるというのも、それほど不思議な話ではない。
何より解せないのが、俺すらも平然と捻り上げる力を持っていながらも、コイツは膝をつき従う側の存在なのだという。
『オジョーサマ』と『ダンナサマ』というコイツより上の存在が、爺さんを従えているのだ。
それを考えれば、尚更結論は変わらないように思う。

強い者だけが選択の権利があり、弱き者は理不尽な力に踏みつぶされないように身を屈めて生きるだけ。

それは人も獣も、オレも、この爺さんですら変わらないのだろうと思う。
あんなにも強い力をもってしても、従う側の存在なのだから。
392 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/10/14(水) 18:31:57.96 ID:DA03flOdo

そんなオレの思案をよそに、爺さんは髭を撫でながらゆったりとした口調で語りかける。

「なあに、焦ることは無い。直に分かる」
「お前もきっと驚くぞ。人とは、かくも脆く儚く……美しいモノなのかとな」

どこか遠くの方を見つめていた爺さんが、何かを見つけてそちらの方へと歩いていく。
その方向からは、ある一つの小さな足音が聞こえていた。

「じいや〜!」

それは小さな子供だった。
その森にはあまりにも不釣り合いな、無防備で弱く小さな命。
小鳥が鳴くような可愛らしい声でその存在を大いに主張し、到底獣の追跡から逃れられるとは思えない遅い駆け足でこちらに向かってくる。
                       ・・・
「このような場所へようこそいらっしゃいました、お嬢様」

オレに語り掛ける時よりも随分と柔らかく甘い声で、爺さんはその子供を出迎え抱きしめあっている。
オレは一呼吸おいて気付く。その子供が『オジョーサマ』という名前で呼ばれていたことに。
その子供こそが、オレを更なる強大な力を持って屈服させたその爺さんの主人なのだと。

「あなたが、じいやの言ってた子?」

無防備にも、その少女は何の躊躇いもなくオレの顔を覗き込んできた。
爺さんと違い身を震わすような魔力も感じない。
どこからどう見てみ隙だらけで、指一本動かすだけで弾けて壊れてしまいそうな柔らかい身体つき。
その立ち姿からは、ほんの一欠けらの邪気も悪意も、敵意や警戒心すらも感じられない。

爺さんとは違う意味で、その子供はオレを一切恐れることなく、満面の笑みでオレに手を差し伸べてきた。

「わたしね、アイリスって言うの。じいやのおともだちなら、わたしともおともだちだね!」

それは、今まで見たことの無い存在だった。
自分の知るどんな生き物よりも弱い存在でありながらも、きらきらとした生命力に満ち溢れていた。

謂わば、オレにとってそれが初めて『人』に出会った瞬間だったとも言えるだろう。
明確に獣とは隔絶した違いを持つ、『人』という生き物を認識した瞬間だった。

393 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/10/14(水) 18:34:56.52 ID:DA03flOdo

全然纏まった時間を作れなくて、暫く安定した更新の目途は立ちそうにないので、このスレの更新は一先ずここで終わりとさせていただきます。
また、時間が出来た時にこのスレの世界観を引き継いだ次回作をスレ立てしようかなと思ってます。
もし見かけたときには、また読んでくださると嬉しいです。


ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 18:51:29.63 ID:7uhh7X8L0
乙乙 更新ずっと待ってました
ここで完結なのは残念ですが、面白かったです
もし時間に余裕が出てきたら次回作だけでなく>>377の方もいつか見たいとも思いました
お疲れさまでした
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 19:42:52.02 ID:5bKq/p8DO
乙でした
次の作品も(できればこの続編も)期待してます
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 20:03:39.20 ID:B9CBFSze0
忙しい中、催促をしてしまって申し訳ない
エルクラッドの人格形成の成り立ちの描写が安価で反映したものとは思えないほど見事でした!
お疲れ様でした!
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 12:12:57.24 ID:6zBFLtLI0

リアルで忙しい中で更新ありがとうございました
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/17(土) 20:43:32.78 ID:kmzZC4rYO
乙ん乙ん

またいつかどこかで見える日を待っておりますぞ
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