【安価・コンマ】ファンタジーな異世界に異物が紛れ込むお話

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218 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:10:59.33 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:5


エレノア「……ん?」

食事をしながら新聞を読んでいたエレノア様が、記事の内容に眉を顰める。
本来なら食事中に食事以外の事をするのは行儀が悪いことではあるが、この屋敷でそれをこの相手に言える人間はいない。

エレノア「ねえアイリス」
アイリス「は、はい」
エレノア「貴女昨日、事件現場からは大きな音が聞こえたみたいな話してたわよね」
アイリス「うん。直接その音を聞いたわけじゃないけど…」
エレノア「……今日も学校に行くのよね」
アイリス「う、うん。そのつもりだけど」
エレノア「今日は私の馬車を出してあげるから、それで向かいなさい。帰りも送ってあげるわ」
アイリス「ええ?嬉しいけど、その…えと……め、珍しいね」
エレノア「あら、私の優しさが怖い?」

ニヤリと妖しい笑みを浮かべるエレノアに、アイリスは激しく首を横に振っていた。

確かに、何の打算もなく自分の物を貸し出すエレノア様という姿は非常に珍しく映る。
とはいえ、何か考えあってのことなのだろう。
オレが何か口を出すことは無い。


219 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:19:01.50 ID:U+Q+rPvTo

エルクラッド「では、いってらっしゃいませ」
アイリス「うん。またね」

いつも通り、というわけではなく馬車での送迎だったが、特に問題もなくお嬢様を学校へと見送る。
出立前にエレノア様から『今日は特に気をつけて護衛なさい』と耳打ちされたが、道中に何か変わりがあったようには思えなかった。
とはいえ、あのエレノア様の事だオレには及びもつかない考えを持っていらっしゃったのだろう。

さて、これからどうするかだが……


1、視点変更(アイリス)
2、護衛も兼ねて校内に足を踏み入れる
3、エレノア様に用があると言われていた

安価↓1
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:19:48.29 ID:fPY6GvjW0
1
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:20:08.05 ID:C7ZUB88DO
2
222 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:28:12.92 ID:U+Q+rPvTo

選択:1、視点変更



エルクラッドと別れ、学校の廊下を歩く。
先ほどまで馬車に揺られていたせいか、自分の足で歩くことに奇妙な浮遊感のような物を感じる。
馬車、もう少し揺れが少なければ好きなんだけどな。

そんな事を思いながら、自分の席に腰を下ろす。

……気のせいか、周囲が少しざわざわしているような気がする。
何かあったのかな?……いやでもいつもこんな感じのような気もする。
校内で何かあったって感じではなさそうだけど。

いつもと少し違う空気を感じながら私は……


1、新聞を広げた
2、周りの声に耳を傾けた
3、自由安価

安価↓1
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:33:13.72 ID:gmtKfgOy0
2
224 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:46:30.72 ID:U+Q+rPvTo

選択:2


周囲のざわめきに耳を傾ける。


「聞いたか?昨日の話」
「え、何かあったのか?」
「また人が死んだってよ」
「マジかよ!いよいよもってどっかが手引きしてんのか…」
「いや、そういう感じじゃなくてよ。大衆の酒場で殺しがあったとさ」
「酒場で殺しって……酔っ払いの乱痴気騒ぎじゃなくてか?」
「いやそれがさ、昨日のアイツの話覚えてるか?越境術の研究者が死んだとか殺されたとかの話」
「あー……なんか、デカい音が鳴ってたとかいう」
「正にそれ、酒場で騒いでる中で回りが静まり返るくらいデカい音がして、男が頭から血を流して死んだらしい」
「うえっ…じゃああれって事故じゃなくてマジの殺しだったのかよ」
「その音マジですごいらしくて、暫く耳鳴りが止まなかったとかって話だぜ」
「こえー、犯人はどうなったんだよ?」
「周りが呆気にとられているうちに姿を晦ましたってよ。噂によると、目深に帽子をかぶった髪の長い男だったって話だ」
「勘弁してくれよ。騎士隊の連中は何してんだよ」


そんな会話が聞こえてくる。
また誰かが死んだ。それも、あの事件と同じく大きな音と共に頭から血を流して誰かが死んだ。
……これは本格的に、殺人鬼がこの辺りに潜んでいるという事になるのかな?
もしかして今日の馬車って、お姉ちゃんがこのことを心配に思ってしてくれてたのかもしれない。
225 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 21:51:24.64 ID:U+Q+rPvTo

昼休み


今朝噂話で聞いた、事件からか何名かの生徒が欠席しているようだった。
とはいえそれでも人は多い。
昼休みと同時に人波は分かれ、各々が顔見知りと共に昼食をとる準備を始めている。

そんな中で、今日も今日とて私は一人でお弁当だ。

さて……


1、すぐに食事を済ませ、校内をうろつく
2、また昨日のように食堂に足を運ぶ
3、校内に居たエルクラッドと共に昼食

安価↓1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:52:47.04 ID:C7ZUB88DO
3
227 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:05:44.90 ID:U+Q+rPvTo

選択:3



中庭の花壇近くの長いすに腰を掛ける。
私の隣には、エルクラッドが座っていた。
何でも、今日は護衛も兼ねて校内で不審な人物が居ないか見回っていたらしい。
今朝お姉ちゃんから何か耳打ちされていたし、警戒するように言われていたんだと思う。
馬車の事もそうだけど、それを直接私に言わないのは……私を不安にさせないように、かな?……お姉ちゃんがそんな気遣いをする人だとはあんまり思えないけど。

いつも一緒に居るけれど、こうして校内でエルクラッドと一緒に居ると言うのは珍しい。
しかも、一緒にご飯を食べるのなんて何時ぶりだろう?
主従という関係になってから、すっかり食事を共にするという事も少なくなっていたように思う。
昔はもっと……友達というか、お嬢様なんて呼ばれることなんてなくって、名前で呼び合っていたのにな。

そこまで遠い昔の事じゃない筈なのに、何だか懐かしく思ってしまう。

アイリス「じゃ、じゃあ。いただきます」
エルクラッド「どうぞ、ごゆっくり」
アイリス「あれ?エルグラッドは食べないの?」
エルクラッド「はい。ですが、お気になさらず」

平然とした顔でエルクラッドは言う。
自分だけ食べるという事に何だか居心地の悪さを感じながらも、お弁当を食べることにした。


1、何か変わったことは無かった聞く
2、パンを一つあげる
3、昔話をする
4、自由安価

安価↓2
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:08:24.16 ID:C7ZUB88DO
ksk
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:10:12.95 ID:AAX3VUYFO
3
230 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:32:28.44 ID:U+Q+rPvTo

選択:3


パンを一切れ口に運びながら、チラリと隣に目を向ける。
私の事を意に介す様子はなく、周囲へと気を配っている。
その涼しい顔つきは、どこか冷たくも思ってしまう。

アイリス「パン、本当に要らない?」
エルクラッド「はい、不要です。お気遣いなさらず」
アイリス「…会ったばかりのころは、私からパンを奪ってじいやに怒られてたよね」
エルクラッド「む、昔の話です」

私の言葉に表情を崩し、取り繕うように咳払いをする。
そう言う人間らしい仕草さえ、昔の事を思い出すとなんだかおかしく思えてしまい、思わず笑ってしまう。

エルクラッド「忘れてください。あの頃はオレの汚点です」
アイリス「そうなの?」
エルクラッド「あの頃のオレは、躾けのなっていない獣と同じでしたから。どうぞ、野良犬の相手をしていたとでも思っていてください」
エルクラッド「今の俺は、お嬢様の執事ですから。……至らぬ点も多いかと思いますが」

そう言ったエルクラッドは、どこか遠くを見ていた。

エルクラッドは昔と比べて随分と変わった。
確かに本人の言っている通り、昔の彼は野良犬と大差ない振る舞いだったと言っても過言ではない。
言葉も殆ど分からないし、粗野で野蛮で、肉を生で食べてたりしてた。
そんな彼の事を怖いと思うところは確かにあったけど、外でじいやと三人で森で遊んでいたことは今でも思い出せる。

今のエルクラッドに昔の面影は殆どない。
そんな彼の事を……

1−3  少し恐ろしく思う
4−6  これでいいんだと納得する
7−9  少し寂しく思う
0    ???

直下コンマ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:33:35.85 ID:f82Wq+hBO
んん
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:34:06.98 ID:UURdDyPc0
233 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:45:53.56 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:5


アイリス「エルクラッドは、また昔に戻りたいって思う?」
エルクラッド「いいえ全く。ほんの一欠けらも、あの森に戻りたいとは思いません」
エルクラッド「お嬢様に執事として仕えること。オレにとって必要なことはそれだけです」
アイリス「そっか……」

ならそれでいいんだよね、と納得する。

今と昔、何もかもが変わってしまったエルクラッドの姿。
何が良いとか、悪いとか、私が決めることじゃない。
本人がそう言うのなら、私もそれを受け止めるべきだ。

それからあまり会話が思い浮かばず、黙々と食事をした。
その間もエルクラッドは張り詰めた雰囲気で、周囲に気を張っているようだった。
234 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 22:47:56.78 ID:U+Q+rPvTo

放課後


授業を終えて、軽く伸びをする。
今日はお姉ちゃんの馬車が迎えに来るから、すぐに帰るというわけにはいかない。

どうやって時間を潰そうか?


1、適当に校内を散歩する
2、図書館に足を運ぶ
3、エルクラッドと町の方に足を運んでみる
4、自由安価

安価↓1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:53:12.69 ID:fPY6GvjW0
3
236 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:03:19.19 ID:U+Q+rPvTo

選択:3


待っている間、特にすることもない。
ここ数日ちょっと怖い事件があったばかりだけど、エルクラッドが傍に居れば大抵のことはどうにかなるだろう。
そう思い、私はエルクラッドと共に町に足を運ぶことにした。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
視点変更:エルクラッド


お嬢様に連れられて町へと足を運ぶ。
都市をとり囲む町の一つという事もあってか、人通りも非常に多い。
人種さえもばらばらで、オレの角もそこまで目立つほどではないのはありがたかった。

お嬢様がどこに向かっているかは聞かされていない。
今日は確か学校に迎えの馬車が来るはずだ、それまでには校門の前に帰らないといけない。

オレは時計を気にしながら、お嬢様のすぐ後ろをついて行った。


イベント判定

1−3   誰かとぶつかる
4−6   声をかけられる
7−9   エレノア様
0、ゾロ目 大きな音

直下コンマ    
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:06:15.28 ID:UURdDyPc0
238 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:08:14.01 ID:U+Q+rPvTo

ごめんなさい!選択しミスってたのでもう一回!

イベント判定

1−3   誰かとぶつかる
4−6   声をかけられる
7−9   何かに気付く
0、ゾロ目 大きな音

直下コンマ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:10:50.66 ID:f82Wq+hBO
ぬ!
240 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:21:13.45 ID:U+Q+rPvTo

コンマ判定:ゾロ目


それは、あまりにも突然の出来事だった。
空気を劈く様な強烈な破裂音が鳴り響く。

アイリス「ひゃっ!?」
エルクラッド「お嬢様!」

即座にお嬢様の体を引き寄せ、周囲に目を配る。

余りにも強烈なその音に耳鳴りがし、周囲の音が上手く拾えない。
頭に響き渡る耳鳴りの遠くの方で、人々の悲鳴のような声が聞こえてくる。
そう把握した時には、ごった返した人の波が自分が向いている方から逆走して雪崩れ込んでくる。

エルクラッド「クソ、何がどうなってる」

人波にお嬢様が押しつぶされないよう守ることに必死で、周りの状況が上手く把握できない。

アイリス「あ、あ、あ…あれ……」

腕に掻き抱いていたお嬢様が何かを見つけ、指をさしている。
その震える指の先には……人が仰向けに倒れ伏し、その頭から血を流していた。


行動安価
安価↓1
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:33:51.01 ID:C7ZUB88DO
まずはアイリスを守ることを優先して流れに逆らわずに避難しつつ人波を避けられる所を探す
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:34:07.91 ID:UURdDyPc0
自由安価か?
姉貴が言ってた現場
> 事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された」事件現場は彼の研究室。被害者は頭から血を流している状態で発見された
とそっくりだな

お嬢に手伝って貰って現場をなるべく保全し、自分は逃げる人の中に怪しそうな人物がいたら顔をおぼえておいて、被害者に息がありそうなら救命活動ってかんじかな?
243 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:48:06.62 ID:U+Q+rPvTo

>>241採用
※自由安価のつもりでした。分かりづらくてごめんね!次からは気をつけます!!


血の匂いが鼻を衝く。
長らく忘れていた死の匂いが、目と鼻の先に無造作に転がっている。

混乱を覚えながらも、何より優先すべきことを思い出す。

エルクラッド「失礼します!」

お嬢様の体を抱きかかえ、人波に逆らわずその場を離れる。
何があったのかは分からんが、危険であるという事だけははっきりと理解できる。
相手が魔法使いかどうかすら分からないが、お嬢様の安全の確保が何よりも優先されると考えた。

口々に悲鳴を上げる人波に呑まれるように動きながら、何とかその波から抜け出し路地裏へと出ることに成功した。
人周りに人はいない。路地裏の先の大戸通りからはまだ騒ぎが続いていることが確認できる。

エルクラッド「怪我はありませんか?」
アイリス「う、うん。あ、あの…あれって……」
エルクラッド「心当たりがあるのですか?もしや、お知り合いだとか」
アイリス「そ、そうじゃなくて…えと、あのお姉ちゃんに調べろって言われてた事件の…犯人……かも」
エルクラッド「なるほど、アレがお嬢様の仰っていた音」
アイリス「う、うん。でも、聞いたのは初めて。む、胸がまだバクバクしてる」

とはいえ、衝撃的な現場に遭遇した割にはお嬢様はパニックにはなっていない様子だった。
お嬢様のみの安全を最優先にしたおかげかもしれない。
244 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/23(水) 23:59:32.63 ID:U+Q+rPvTo


アイリス「あのね、えっと……実は今日噂を耳にしてたの。あの事件の犯人かもしれない人が、酒場でまた人を殺したかもって」
アイリス「状況も似てるし、多分…間違いないと思う」
エルクラッド「顔は見ましたか?」
アイリス「ご、ごめん。それは分からなかった」
エルクラッド「仕方ありません、あの混乱でしたから」

かくいうオレも、死体にばかり目が行って犯人の顔は分からなかった。

さて、どうするべきだろうか?
お嬢様をここで一人で残すのは危険かもしれない。とはいえ、あんなごった返した通りに置き去りにするよりは随分と安全だろう。
直ぐ近くに件の犯人が近くに居るかもしれない事を考えれば、顔を見るなりして情報を得ておば後々必ず役に立つだろう。
あわよくば取り押さえられれば、それこそ万事解決する。
放っておいても騎士隊が来るとは思う。……しかし、魔法使いも殺した相手がたかが騎士連中にどうにかなるかといえば、少々疑問に思う。

どうする?
どうすることが最善だ?
こんな時、爺さんならどうする?

オレは……


1、お嬢様に指示を仰ぐ
2、自由安価

安価↓1
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:09:25.92 ID:vwy8ua+F0
1
246 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:21:04.62 ID:iHo2G7FEo

選択:1


エルクラッド「お嬢様、オレに命令を下さい」
アイリス「え、ええ!?」
エルクラッド「オレは頭が悪い。自分一人だと何が正しいかも決められない。だから、オレに命じてください」
アイリス「で、でも私だってその……何をするのが正しいかなんて分かんないよ」
エルクラッド「ですが、オレにとって最も正しいことはお嬢様の言葉に従う事です」
アイリス「そ、そんなこと言われたって…」
エルクラッド「安心してください。オレには力があります。不可能なんてありません、だから自信を持って」
アイリス「う、うぅ……」

お嬢様はたじろぎ、狼狽えるようにうめき声を出す。
しかし、一頻り逡巡したような姿を見せた後、深く息を吐く。

お嬢様はもう一度顔を上げ、オレに命令をする。


コンマ判定

1−3  「この場から逃げよう」
4−6  「逃げられる前に、顔だけでも見ておこう」
7−9  「やっつけてきて」
0    バッドラック

直下コンマ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:21:46.03 ID:xS3YoUfM0
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:25:16.73 ID:Csx/fFDF0
存在を確かめたうえでちゃんと対策練った方がよさそうだしな(アイリス嬢がそこまで考えているかはともかく)
249 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:31:56.94 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:3


アイリス「に、逃げよう」

震える手でオレの服を掴む。
大通りの方向からは、さらなる混乱と悲鳴が響く。

アイリス「今すぐここから逃げたいよ…!」
エルクラッド「…かしこました。では、失礼します」

お嬢様の体を抱え上げ、足に力を込める。
地面がひび割れるほどの力を込めて、その場から飛び上がる。
飛翔ではなく跳躍。純粋な人間ではない身だからこそできる、最も安全な逃走経路。

エルクラッド「ちゃんと掴まっていてくださいね」
アイリス「う、うん」

お嬢様の両腕が首に回され、ギュッと力が込められていることを感じる。
屋根伝いに跳躍を続け、直ぐに人々の声は遠くなっていく。

その場から逃げることを選択したお嬢様は、どこか後ろ髪を引かれているような表情で、小さくなっていく喧騒の人波をずっと目で追っていた。
250 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:33:19.41 ID:iHo2G7FEo

被害判定(00〜99で判定。高いほど大きな被害)

直下コンマ
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:33:48.22 ID:nz/FNOpDO
はい
252 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:42:38.29 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:22 それ以上の大きな被害は出なかった





無事に屋敷に戻ったお嬢様は、あの大通りで起きた事件の事をエレノア様に話していた。
エレノア様はただ一言『そう』とだけ答え、それ以上は何も言わなかった。
オレにエレノア様が何を考えていたかなんて、知る由もない。だが、あの苛烈な性格のエレノア様が、叱責も罵倒もなくお嬢様の報告をあしらった姿は何処か普段とは違う含みを持たせているように感じた。

お嬢様は屋敷に帰って以来、部屋に閉じこもっている。
食事まで自分の部屋で食べていた。
あんな事件に立ち会った後だ、臆病で怖がりなお嬢様なら酷いショックを受けていても仕方がない。

一日の職務から解放され、ラフな格好に着替えたオレは……


1、お嬢様の部屋を訪ねる
2、エレノア様の部屋を訪ねる
3、ジョシュアに会いに行く
4、夜の街に向かう
5、自由安価

安価↓1
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:43:05.10 ID:vwy8ua+F0
1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:43:23.58 ID:nz/FNOpDO
1
255 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 00:52:04.74 ID:iHo2G7FEo

選択:1


あんなことがあったばかりだ、オレは心配になりお嬢様の部屋を訪ねる。
トントンと、軽く扉をノックする。

アイリス「だ、だれ…?」

扉越しからお嬢様の声が聞こえてくる。
酷く憔悴している様子が声からも伝わってくる。

エルクラッド「オレです。ご様子を窺いにまいりました」
アイリス「………うん、大丈夫だよ」

どう聴いても大丈夫そうだとは思えない。

エルクラッド「お食事は済まされましたか?皿をお下げしましょうか?」
アイリス「あ……えと、あとで自分で片付けるよ」
エルクラッド「左様ですか」
アイリス「うん……」

そこで会話が止まってしまう。


1、扉を開けて中に入る
2、扉越しで会話を続ける
3、チャムを連れてくる

安価↓1
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:57:41.75 ID:nz/FNOpDO
3
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:58:46.77 ID:Csx/fFDF0
アニマルセラピーかな?
258 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 01:08:40.20 ID:iHo2G7FEo

選択:3


廊下でふてぶてしくも職務を果たさず眠っていた怠惰なネズミ捕りの首根っこを捕まえ、もう一度お嬢様の部屋をノックする。

エルクラッド「お嬢様、必要な物を持ってまいりました」

そう声をかけると、やがて恐る恐るゆっくりと扉が少し隙間を開けて開かれる。

アイリス「ひ、必要な物って…私何か頼んで――」

言い終える前に、隙間から中にチャムを放り込む。

アイリス「ぴゃっ!?って、チャム?」
エルクラッド「お嬢様にいま必要な物です。お嬢様が何に心を痛めているのか、オレには計り知れません」
エルクラッド「ですが分かることはあります。お嬢様は何一つ間違ったことはなさっていません。それだけは間違いなく真実です」
エルクラッド「…一人でふさぎ込んでいては、気も暗くなる一方でしょう」
エルクラッド「そいつは鼠一匹捕まえられない愚図ですが、気を紛らわせるには丁度良いかと」
アイリス「エルクラッド……」
エルクラッド「では、オレはこれで」
アイリス「あ、ありが―――あ!チャム、私の夕ご飯食べないで!!こらっ!」

ほんの少し開けられた扉の隙間から、そんな声が聞こえてくる。
お嬢様の声に元気が戻ったような気がするのも、気のせいではないだろう。

オレはそっと扉を閉め、その場を立ち去った。



親密度上昇判定
(00〜99÷3で判定。端数切捨て)

直下コンマ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 01:09:49.53 ID:3O2MLfWs0
高く
260 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 01:14:05.62 ID:iHo2G7FEo

コンマ判定:53÷3=17


アイリス:11+17 【信頼?】


というわけで今日の更新はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。明日も21時頃には更新できると思います。
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 01:17:50.52 ID:nz/FNOpDO
乙でした
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 07:26:21.81 ID:3O2MLfWs0
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 08:32:03.66 ID:Csx/fFDF0
264 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:49:58.00 ID:iHo2G7FEo

更新予告詐欺をしてごめんなさい!!!
そのお詫びという形になってしまいましたが、以前言っていた安価取らない過去の話の短編を投下します。
265 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:50:56.09 ID:iHo2G7FEo

『獣と人を隔てるものT』


獅子は兄弟と戯れる中で力の加減を覚え、親と遊び戯れる中で狩りの方法を学ぶのだという。
人は己を世話する人たちの声を聴き言葉を覚え、人の姿を見て学び歩き方を知るのだという。

ならば親兄弟の居ない獣はどうなるのだろう?
周りに人が居ない世界で育った人はどうなるのだろう?

単純な理屈で考えるのならば、狩りもできない社会も知らない獣と人は、生きる術を持たない事と同義だ。
そもそも生まれたばかりの赤子というのは、己一人の力で生きていけるように作られていない。
ともすれば、その末路は容易に想像がつく。

とある世界に一つの国。
広大なその国の領地でありながら人の営みがある場所から遠く離れた、滅多に人が足を踏み入れることがない森。
そんな地に、一人の赤子が産声を上げた。
その命を守る筈の親姿は周囲には無く、ただあるがままにその赤子は大きな声で鳴いていた。
本来なら助けを求める意味を持つそれは、親が近くに居ないその赤子にとっては、外敵を引き寄せるための誘蛾灯になり果てる。
ほんの数分の内に、赤子の周りにはその命を糧とせんとする獣が集う。

生まれたばかりの幼い命が無情にも散る。
266 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:51:24.43 ID:iHo2G7FEo

自然の摂理に則るのなら、そこで話は終わる。
だが、終わらなかった。
そんな絶対の窮地にありながら、その幼子は命を長らえた。

つまりはそう、その命は余りにも――『不自然』な存在だったのだ。

その幼子に近づいた獣は、その牙を柔肌に突き立てるよりも早く、その身が弾け飛んだ。
まるで空気の入った風船に針で穴をあけたかのように、血と肉と骨の詰まったそれが弾けて砕けた。

赤子の鳴き声が大きくなるとともに、草花は枯れ落ち、木々は首を垂れるようにその巨体を横たわらせる。
その赤子の鳴き声に誘われ近寄った獣、その悉く体が弾け命を散らした。
悲鳴を上げるように大地は沈み、やがて赤子は散らした命の海にその身を浴する。
人も獣も、母親の乳を飲み命を繋ぐが、その赤子は獣の血を飲み命を繋いだ。

やがて、その赤子は齢5つにして森の王に君臨する。
親もなく、言葉も知らず、狩りをする知恵すらもない。だがしかし、その森に存在するどんな獣よりも、命を壊す術に長けていた。
何一つ、何者からすらも学びを得ることなく、その怪物は生き延びてしまった。

いつしかその森には『生命を殺す吐息を吐く怪物が居る』そんな噂が流れるようになった。

267 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:52:10.77 ID:iHo2G7FEo

そんな森の王であった彼に、唐突な終わりがやってくる。
その森に外から何者かが足を踏み入れてきた。
それだけならば、それほど不思議な話ではない。
縄張りを広げようとする相手の侵略行為であっても、彼はその悉くを破壊し続けていた。
だがしかし、その時来訪した相手は、彼が今まで一度も目にしたことの無い目的を持った相手だった。

「ほう、困った害獣が湧いたと噂を聞きつけて調査にやってきたが、まさかコレが件の怪物か」

立派な顎髭を蓄えた老人が、かの森の王の姿に目を丸くする。
威嚇の唸り声を上げ、敵意をむき出しでにらみつける彼に対し老人はたじろぐ様子はない。

「言葉は分かるか?」

老人は臆せず彼に語り掛ける。
ずっと森の中で暮らし、彼を保護する者もおらず、森に住まう獣を殺して生き延びてきた彼にとって、言語というモノは未知の文化にも等しい。
狼の遠吠えのような雄たけびと共に、彼の踏みしめる大地から波紋を広げるように草木の命が枯れていく。

「成程、人の手には持て余すわけだ。その齢で怪物と呼ばれるだけはあるか」

彼の力の片鱗を目にしても尚、老人は不敵な笑みを崩さない。

「旦那様のご命令は、森に住まう怪物の速やかな排除。………となれば、やることは一つしかあるまいな」

老人は一歩を踏み出す。
命を枯らし、形あるものを地理に帰す魔力を前にしても尚、その力の源へと向けて歩みを止めない。
そんな存在を目にしたのは、彼にとって初めてのことだった。
その老人の姿、未知なる者の不可解な行い、それは正に今まで外敵と呼べる存在と相対したことの無かった、その狭き世界の食物連鎖の頂点に立つ彼に初めて恐怖という感情を与えた。

老人は一歩踏み出す。
彼は一歩退く。

「決めたぞ、小僧。私がお前を『人間』にしてやる」

老人は笑い、手を差し伸べる。
彼は吠え、その手に食らいつかんと飛び上がった。
268 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/24(木) 23:54:45.23 ID:iHo2G7FEo

この過去話、後2話ほど続く予定です。
書きあがり次第投下するつもりです。

ではでは、次回更新をお待ちいただければと思います。
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:56:20.14 ID:nz/FNOpDO
乙です
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:58:59.98 ID:Csx/fFDF0

ゴーギュストっょぃ
271 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 20:54:11.31 ID:F4TSm+cro

そろそろ再開です。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:06:56.31 ID:hwwyhihDO
待機
273 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:09:59.98 ID:F4TSm+cro




お嬢様が朝食を終えた直ぐ後、どういうわけかオレはエレノア様の部屋まで来るように命じられた。
普段なら近づくことすらもないその扉を前にし、ほんの少し心に躊躇いが生まれる。

コンコン

扉をノックすると『入りなさい』と即座に言葉が返ってくる。

エルクラッド「失礼します」
エレノア「待っていたわよトカゲちゃん」

豪奢な椅子に座ったエレノア様に迎えられる。
その姿からはえも言えぬ圧力のような物を感じる。
こうして声をかけられる事なんて非常に珍しく、同じ屋敷に住んでいるとはいえまともな会話を交わしたこともほとんどない相手だ。

エルクラッド「して、オレにどんなご用事ですか」
エレノア「謂わなくとも察して欲しいわね。……なんて、貴方相手に皮肉やイビリなんて効果ないか。それはそれで退屈ね」
エルクラッド「はぁ…」
エレノア「昨日、貴方達に調べろと言っていた事件。それが目の前で起きたのにも拘らず、逃げ出したそうね?」
エレノア「あの場で殺害された男以外に大した被害は出ていなかったとはいえ、あの場の判断は褒められたものではないわ」
エルクラッド「ですが、お嬢様のみを守ることが何よりの大事であったかと」
エレノア「あら?もしかして貴方の独断だった?まあどっちでもいいわ、そもそもあの子に対して期待はしていなかったし」
274 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:27:24.36 ID:F4TSm+cro

エレノア「とはいえ、この私の命令に背き逃げ出した臆病者には、相応の罰が必要だと思うのよね」
エルクラッド「なっ!」

オレのその様子を見て、エレノア様はニタリと口元を歪ませる。

エレノア「どうしましょうね?臆病で従順な振りをして、ただ怠惰なだけの子豚ちゃんには少しくらい痛い目を見て貰った方がいいかしら?」

そう言いながら、いつの間にか手に持っていた鞭で見せつけるように手遊びしている。
思わず拳に力がこもる。
相手がエレノア様でさえなければ、迷わずその拳を振るっていただろう。

エルクラッド「…恐れながら、あの場のお嬢様の判断は最善の物であったかと」
エレノア「あら、やっぱりあの子が逃げようって言いたのね。まあ貴方なら大抵の相手を熨してしまえるでしょうし、あの子に判断を任せたんだろうとは思っていたわ」
エレノア「自分一人では何も決められないモノね。人のフリをしているようでも、アナタは猟犬と大差ないわ」
エレノア「折角の力を持っているのに、勿体ない」
エルクラッド「…っ…ですが、あれ以上の被害は出なかったのですから。それでいいではありませんか」
エレノア「あの場では、ね」

エレノア様に何かを投げつけられる。
咄嗟に体が反応しそれを掴むと、それは新聞であった。

275 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 21:46:16.31 ID:F4TSm+cro

エレノア「昨晩また死者が出たわ。今度は一度に3人。無辜の民がまたその命を散らしたのよ」
エレノア「この私の領地で。この私の財産が、誰とも知れぬ下郎に踏みにじられたのよ」
エレノア「貴方とアイリスは、その犯人を捕らえる好機と直面していながら、すごすごと逃げ去った。己が身の可愛さに」

エレノア様が椅子から立ち上がり、此方へ一歩歩みよる。
身長はアイリスお嬢様とそれ程変わりはない。自分と比べて胸ほどの大きさほどしかない少女。
自分よりも圧倒的に弱く、触れるだけで壊すことさえできるであろうその少女の言葉に、振る舞いに、強烈なまでのプレッシャーに気圧される。
オレは、思わずその場に膝をついてしまっていた。

エレノア「貴族が何故貴族足り得るか、貴族を貴族たらしめる物は何か。貴方に分かる?」
エルクラッド「……分かりません」
エレノア「力よ。あらゆる脅威悪意をねじ伏せるだけの力」
エレノア「それがあってこそ、莫大な富に浴し、享楽に耽ることを許される」
エレノア「あの子がいくら何も望まなかろうと関係ない。支配者の血筋として産まれ、その富によって生かされてきたのならば、責務を果たさなければならないわ」
エレノア「まあ私は、あの子がポンコツだって知ってるし、何もできなくたってなーんにも思わないけど」

エレノア「でも、民は違うわ」

エレノア「彼らにとって、あの子は貴族なの。脅威を前にして逃げ出したなんて許されない」
エレノア「今回は、偶然にも運よく逃げ出したことが知られていないようだけれど、敵前逃亡したことを新聞社にすっぱ抜かれでもしてみなさい」
エレノア「……あの子、今以上に肩身の狭い思いをすることになるわ」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:52:36.34 ID:m/xVedJb0
エレノアに判断を委ねすぎるとこういうリスクもあるか
安価下
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:53:58.09 ID:m/xVedJb0
あ、アイリスだった…
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 21:57:02.59 ID:iwAhu5f70
姉上の人物説明あれだけど言ってること貴族としても姉としてもまともだな
279 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:07:37.52 ID:F4TSm+cro

エレノア「いくら脳が足りない貴方でも、自分の愚かさ浅はかさを理解できたかしら?」

ヒタリ、と硬い鞭の先が頬に触れる。

ハッキリ言って、エレノア様の言う事をすべて理解したとは言い難い。
お嬢様の身の安全が何よりの大事だったと、何度あの場に遭遇していようとオレなら思う筈だ。
しかし、その選択をお嬢様の手によって選ばせてしまったというのは事実であり、それによってお嬢様が何某かの不利益を被るのだと言うなら、オレに責任がある。
そうさせたのはオレだ。オレがお嬢様を追い詰めてしまった。
お嬢様を守るというその考えによって、結果的にお嬢様を危険に晒してしまった可能性があった。
そう言う事をエレノア様はオレに言っているのだと思う。

エレノア「ま、説教はこのくらいにしておきましょうか。本題を話すわ」

そう言いながら持っていた鞭をどこかへと放り投げる。

エレノア「主人の不始末は従者である貴方の失態でもある」
エレノア「というわけで、今日はあの子に学校を休ませるわ。屋敷から一歩も出さず、昨日のことを反省してもらう」
エレノア「その間、貴方にはお仕事をしてもらうわ」

頭の上から紙の束が降ってくる。
拾い上げてみると、それは何やら地図のようだった。

エレノア「それは……そうね、ざっくり言えば犯人が潜伏していそうな場所を割り出した地図よ」
エレノア「片っ端から回って、犯人の残留品でも何でも見つけてきなさい」
エレノア「何か手掛かりを見つけて来るまで、この屋敷に足を踏み入れることは許さないわ。その間、あの子もずーっと屋敷に軟禁状態」

跪いているせいでその表情を窺えないが、声色だけでどんな顔をしているかが伝わってくるような、喜悦に満ちた残酷な声色。

エレノア「さて、貴方が私に言うべき言葉は分かる?」


オレは―――

1、『謹んでお受けいたします』
2、『オレはアイリスお嬢様に仕える身です。オレに命令できるのはあの方だけです』

安価↓1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:11:06.15 ID:m/xVedJb0
1
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:11:30.51 ID:hFua8fbfO
1
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:12:34.60 ID:roHwOYXX0
エレノア「……あの子、今以上に肩身の狭い思いをすることになるわ」
が一番の本音っぽいね
1
283 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:22:14.49 ID:F4TSm+cro

選択:1



エルクラッド「謹んでお受けいたします」

選択肢はあってもないようなモノだった。

エレノア「よろしい。じゃ、下がっていいわ」

その場に散らばる地図を拾い上げてから、エレノア様の部屋を後にした。
部屋を出た瞬間、大きな安堵の息が漏れ出る。
単純な力の差では明らかに自分が勝っている筈なのに、あのエレノア様を前にすると息が詰まる。
自分が生まれてこの方、たったの一度だけ味わった恐怖という感情にほど近い、畏怖するような気持ちが沸き起こる。
エレノア様、相も変わらず底知れないお方だ。

手元にある地図を見る。
オレが殆ど読み書きができない事を考慮されてか、絵や記号で場所を示されている。
恐らく、何とか指示している場所に行く事が出来そうだ。………昨日エレノア様は忙しそうにしていたが、これを作っていたのだろうか?

さて……


1、早速屋敷を出る
2、屋敷を出る前にお嬢様に会っておく
3、ジョシュアに一声かける
4、メイド長に弁当を頼む

安価↓3までで最もコンマの高いものを採用
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:24:15.09 ID:iwAhu5f70
3
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:26:14.94 ID:roHwOYXX0
2
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:26:27.24 ID:hwwyhihDO
3
287 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 22:40:01.37 ID:F4TSm+cro

選択:2


屋敷を出る前に、暫く傍を離れてしまうお嬢様に会いに行くことにした。
部屋をノックすると、内から扉が開かれる。

アイリス「あ、エルクラッド。どうしたの?」

お嬢様はその腕にチャムを抱きながらその姿を見せた。
声色は昨日よりも幾分か落ち着きを取り戻し、顔色も明るく見える。

エルクラッド「いえ、屋敷を発つ前にお嬢様にキチンと挨拶をせねばと思いして」
アイリス「あれ、何処か出掛けるの?」
エルクラッド「…エレノア様から、何も聞いていませんか?」
アイリス「え?ええっと……暫く屋敷を出るなとは言われたけど…」

どうやら、オレが独自に調査に出向くことをお嬢様には伝えられていないらしい。
無用な心配をさせないためだろうか?それとも、俺自身の口から伝えろという事か?

オレは……


行動、会話安価(自由安価)
安価↓1
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 22:53:54.39 ID:hwwyhihDO
とにかくエレノア様からの野暮用を命令されましたので、しばらく外出します

まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、私に気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください

自由安価は難しくて迷う
289 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:08:12.85 ID:F4TSm+cro

>>288採用

エルクラッド「オレはエレノア様から野暮用を頼まれたので、暫く屋敷を出ます」
アイリス「えっ、そうなんだ…」
エルクラッド「暫くお傍を離れることをお許しください」
アイリス「う、ううん。お姉ちゃんの言う事だもん、仕方ないよ」
エルクラッド「まあなるべく早く用事を済ませて戻ってきますので、お嬢様も休暇を貰えたと思って、オレに気にせずゆっくり羽根を伸ばしていてください」
アイリス「うん、分かった。エルクラッドも、迷子にならないように気をつけてね」
エルクラッド「……肝に銘じておきます」

オレの苦々しい顔に、お嬢様はコロコロと可愛らしく微笑む。
いらぬ恥をかいた気もするけど、無用な心配をかけないという目的は達成できたと思う。

エルクラッド「では、行ってきます」
アイリス「あ、ちょ…ちょっと待って!」

そう言うとお嬢様は部屋に戻り、腕に抱いていたチャムをベッドに放り投げ、何かを探すように棚の引き出しを開け始める。
やがて何かを手にし此方へと戻ってくる。

アイリス「…これ、いつか渡そうと思ってたの。じいやの物だったけど、私が持ってても引き出しの肥やしになるだけだから」

そう言ってお嬢様が渡してくれたのは……


コンマ判定

1−3 ペンダント
4−6 懐中時計
7−9 ブローチ 
0   ???

直下コンマ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:11:58.89 ID:roHwOYXX0
291 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:19:01.61 ID:F4TSm+cro

コンマ判定:9 ブローチ


お嬢様が差し出してくれたものは、ブローチだった。
何かの花を模していると思われるそのブローチには、どことなく見覚えがあった。
あの爺様がよく胸元につけていたような気がする。

エルクラッド「ありがとう…ございます」
アイリス「……付け方わかる?」
エルクラッド「いえ、知らないです」
アイリス「じゃあ、付けてあげる」
エルクラッド「え、あ…」

言葉を返すまでもなく、お嬢様がオレの胸元にそのブローチをつける。

アイリス「うん。何だかそれっぽい」
エルクラッド「は、はぁ……」

お嬢様は満足げだが、普段からあまり装飾品をつけることがない自分からすれば、何だかさして重みがあるわけでもないそれがどことなく不格好にも感じてしまう。
とはいえ、頂いたものだ。
オレは深く礼ををし、お嬢様の部屋を出た。



【百合の花のブローチ】
ファンブルを一度振り直す
致命的な一撃を一度だけ防ぐ
292 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:24:17.66 ID:F4TSm+cro



地図を広げ、行くべき場所を確認する。

一つは町にほど近い倉庫街。
もう一つはスラム街の廃屋。
もう一つは町はずれのようだ。厩らしい。
それと、酒場の悉くに印が付けられている。夜は酒場に居る可能性が高いらしい。

さて……


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、酒場で話を聞く
5、近くから片っ端から回る

安価↓1
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:31:00.58 ID:m/xVedJb0
4
294 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:43:28.75 ID:F4TSm+cro

選択:4、酒場


オレは一先ず一度事件があったという酒場に向かうことにした。
まだ開店準備を進めている店主に声をかける。
見慣れない姿に少し警戒されてしまったが、エレノア様の使いだと言うと快く質問に答えてくれた。

「どんな奴だったかって?」
「あーアイツは確か……何か洒落た見慣れない帽子を被ってた」
「髪は茶で、肩くらいまではあったかな。結構長かったが、ありゃあ男だったな」
「目深に帽子を被ってたんで顔は見ちゃいないんだが声がな。軽妙な男の声だったよ」
「初めて店に来るってのに、何だか慣れた様子でよ、すぐに周りの客に溶け込んで酒盛りしてたよ」
「男は店の常連と酒の代金をどっちが奢るかって賭けをしてたんだ」
「その結果の如何で常連と揉めててよ。イカサマだどーだって。もうちょっと続くようなら止めさせねーとなとは思ってたんだ」
「だけど、目をちょっと離したすきにあのデケー音が鳴ってよ。相手の客は頭血を流して死んでた」
「もうそっからは大騒ぎよ。音と死体に店中パニック、てんやわんやしてるうちにアイツはトンズラこいてやがった。代金も払わねーでよ」
「ああクソ、忌々しいぜ。おかげでうちは商売あがったりだ」

店主はそう悪態をつく。
情報提供に感謝を述べ、オレは酒場を後にした。


※外見情報を入手しました。捜索判定に有利な補正が尽きます。
295 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:44:37.77 ID:F4TSm+cro


夕方


もうすぐ日が暮れる。
別の場所を回ろう。


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、町はずれの厩に行く
4、近くから片っ端から回る

安価↓1
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:48:30.78 ID:hwwyhihDO
3
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:48:42.05 ID:roHwOYXX0
1
298 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/25(金) 23:52:01.31 ID:F4TSm+cro

選択:3 


町はずれの厩へと出向く。
ズラリと並んだ馬の嘶きばかりが聞こえてくる。
長らく清潔な空間で生活していたせいか、獣特有の匂いに鼻を摘まむ。
果たしてこんな場所に本当にあの犯人が居たというのだろうか?


イベント判定
7以上で成功
情報 +1

直下コンマ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 23:59:50.45 ID:roHwOYXX0
300 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:06:07.05 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:5+1  失敗



餌の牧草の山をかき分けてみたりしたが、人が潜んでいる様子はなかった。
管理している人物によると、深夜明朝に不審なも音を聞いたことがあるという。
にわかに信じ難いが、一応は覚えておこうと心に決める。

犯人そのものではなくとも、残留品などがないかも調べておくことにする。




知力判定

知力:3
情報提供 +10

13以下で成功

直下コンマ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:12:16.44 ID:CmJZgRzDO
はい
302 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:21:32.48 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:44  失敗
※ゾロ目ボーナスで次回行動の成功率上昇


特に犯人の手掛かりになるような残留品も見つけられなかった。
もう少しで夜になる。
お嬢様にはすぐに戻ると伝えたが、もしかしたら自分はとても浅はかだったのではないかと、今更ながらに感じてしまう。
とはいえ、まだ捜索を開始して一日も経ったわけじゃない。
根気強く他の場所を回ってみよう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



陽が落ち、月が空に昇る。
これは一日徹夜コースかもしれないことを覚悟しながら、オレは捜索を続けた。


1、倉庫街に行く
2、スラム街に足を踏み入れる
3、酒場に向かう
4、一度屋敷に戻る

安価↓1
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:24:33.61 ID:6EGJwsjY0
夜は酒場に居る可能性が高いということなので
3
304 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:28:12.18 ID:4wGwnOGio

選択:3


エレノア様のメモ書きに、夜は酒場に居る可能性が高いとあった。
それを信じ酒場をめぐることにする。
この街にはいくつもの酒場があるが、取り敢えず近場から巡っていくしかないか。


遭遇判定
7以上で成功
夜      +1
情報提供  +1
ゾロ目   +1

直下コンマ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:29:17.10 ID:DJksEjt80
マカセテ
306 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:32:53.09 ID:4wGwnOGio


コンマ判定:0+3 失敗


二つ三つ酒場をめぐり、得た情報の男を探してみたがどうにも見当たらない。
店主に話しかけてその男が来なかったか確かめてみたが、どうやら来ていないらしい。

やり方としては間違っていなかった筈だ。
とはいえ、この町は広い。酒場も多くある。運が悪かったと思うべきか。

肩を落とし、空腹を覚えながら、オレは夜の街を練り歩いた。


イベント判定
4以上で成功

直下コンマ


307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:38:04.20 ID:CmJZgRzDO
はい
308 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/26(土) 00:39:29.54 ID:4wGwnOGio

コンマ判定:0 失敗



というわけで今日の更新はここまでです。
コンマ神がドケチすぎる……

ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 00:40:41.35 ID:CmJZgRzDO
ごめん
乙でした
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 07:15:22.31 ID:6EGJwsjY0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 07:33:34.83 ID:DJksEjt80

いつもなら特殊になる0が連発するってのがもどかしいな
312 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 21:50:43.37 ID:D4j+At0co

名前:エレノア・ストレーン(エレノア・イル・アレクシア・ストレーン)
性別:女性
年齢:17歳

身体能力:10 一般的な少女と比べてもひ弱
知力:89    非常に弁が立ち、深い教養を持つ
精神力:99   何者にも揺るがされない強靭なメンタル
魔法適性:35 ほんの少しだけ魔法が使える
特異適性:10 特筆すべきモノは無い

【容姿】
金髪ツインテール。瞳の色は赤。気が強そうなツリ目。
身長は150cmほど。少女らしく華奢なボディライン。
表情筋が非常に柔らかく、品の良い可憐な笑顔から悪魔のような性悪な笑顔まで様々な笑顔を使いこなす。

【内面】
代々宰相を務めている政治家一族の四女。アイリスの2つ年上の姉。
土地の管理を任せるという名目で実家から放逐された、傲岸不遜な我儘お嬢様。
実際の管理と運営は祖父の息がかかった秘書が全て行っているため、実際は遊び惚けている。
享楽を愛し、刹那を愛する性格であり、他人の弱みを容赦なく踏みつける容赦がない残忍な一面を持ち合わせる。その苛烈な性格から、家族や従者からは疎まれている。
その一方で貴族であることに強い誇りを持ち、領内で問題があれば自ら赴き問題解決にその財を惜しみなく吐き出している。
妹であるアイリスを溺愛しており、彼女に対しては非常に甘い。



そろそろ再開です。
313 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 21:57:47.32 ID:D4j+At0co

深夜


もう随分と夜遅い。
まともな食事もしていないし、休憩もとっていない。
得られた情報といえば、それなりに信憑性がありそうな外見の情報くらいだろうか?

街を歩き回るような人は殆どいなくなり、建物からも明かりがどんどん消えている。
オレも一度寝た方がいいかもしれない。


1、一度屋敷に戻る
2、厩に行ってみる
3、適当な場所で夜を明かす

安価↓1
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:00:57.10 ID:le9i59Z50
2
315 : ◆7m3grp2dM2 [saga]:2020/09/27(日) 22:04:54.32 ID:D4j+At0co

選択:2


深夜明朝に不審な物音がするという話を、厩の管理者から訊いていたことを思い出し、もう一度厩へと赴く。
夕刻に訪れた時と違い、酷く静まり返った厩。
とても人が居るような場所だとは思えないが……


遭遇判定
7以上で成功
深夜 +1
情報 +1

直下コンマ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:08:54.18 ID:wep3+YrDO
成功してほしい
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 22:18:25.54 ID:toEM0ZrhO
ナイス

お姉ちゃん情報追加されたか
妹の溺愛や貴族としての誇りと容姿や身体能力10とか見ると>>100の印象から大分変わるね
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