アテム「相棒。また新しいデッキを作るのか?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:37:36.45 ID:bo9JdnYFO

アテム「相棒。新しいデッキを作るのか?」の続きになります。



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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:48:02.78 ID:bo9JdnYFO

遊戯「……」LP8000 ドン☆

十代「……ははっ…マジかよ。何もできないなんて…」LP3200

アテム(──相棒)

遊戯「……うん。ブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガールで十代くんにダイレクトアタック!!」

ブラック・マジシャン「ハァアアアアア!!」ATK2500

ブラック・マジシャン・ガール「やぁああああ!!」ATK2000

十代「ぐわぁあああああ!!??」LP3200→700→0 ピー!!

遊星「十代さん!!」ダッ

遊戯「……よし。勝ったよ、もう一人のボク」

アテム(……ああ)

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:51:52.96 ID:bo9JdnYFO

〜デュエルする少し前〜


遊戯『もう一人のボクは【ブラック・マジシャン】の強みって何だと思う?』

アテム(……サポートカードの豊富さか?)

遊戯『その通り。【ブラック・マジシャン】には、数多くのサポートカードがある』

遊戯『でもそれは、裏を返すと“他のカードによるサポートがないと戦えないテーマ”ということでもあるんだ』

アテム(だが、それでもサポートさえあれば戦えるんだろ?)

遊戯『うん。強力な効果モンスターが多い最近の環境で、魔法・罠を中心に動く【ブラック・マジシャン】は大会の中でも“いい意味”で浮くからね──』

遊戯『だから、対策も取られにくいし、充分戦えると思うよ』

アテム(ふっ……他の決闘者が使うデッキまで考えてるとは、さすがだぜ。相棒)

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:53:45.37 ID:bo9JdnYFO

遊戯『もう少し踏み込んで【ブラック・マジシャン】がされて一番嫌なことは何だと思う?』

アテム(俺達がやられて嫌なこと?)

遊戯『うん。これをされたら致命的な──言わば、このデッキの弱点だよ』

アテム(ブラック・マジシャンの弱点…?)

アテム(前回、俺が十代達にやられて一番嫌だったのは──)


十代『あ、灰流うらら』ポイッ


アテム(──わかったぜ相棒。手札誘発だな?)フッ

遊戯『いや違うよ…というか、本当にうららが嫌いなんだね。もう一人のボク…』

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:56:02.30 ID:bo9JdnYFO

アテム(だが、手札誘発が弱点じゃないなら、いったい何が…?)

遊戯『この前、ボク達が遊星くんにやられた【ハーピィの羽箒】みたいな“バック破壊”。それがブラック・マジシャンの弱点なんだ』

アテム(ハーピィの羽箒…だが、あれは舞のカードで──)


十代『何言ってるんです遊戯さん。ハーピィなんて決闘者なら5枚くらい持ってるのが普通ですよ?』


アテム(……いや、ごめん。なんでもない)

遊戯『ボク達は相手からバックを上手く守りながら、戦わなければならないんだ』

アテム(そんなことができるのか?)

遊戯『うん。魔法使いには、魔法使いの戦う舞台があるんだよ』スッ

アテム(このカードは──?)

【魔法族の里】

@:自分フィールドにのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、相手は魔法カードを発動できない。A:自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在しない場合、自分は魔法カードを発動できない。

遊戯『──これは魔法使い族の切り札の一つ……これがあれば、ハーピィなんて怖くないよ』ニコッ

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 21:58:34.94 ID:bo9JdnYFO

遊戯『行くよ。十代くん!』

十代『受けて立ちます!遊戯さん!』


遊戯・十代『『デュエル!!』』LP8000


遊戯『──ボクはEXデッキからカードをランダムに6枚除外して、魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!』

【強欲で金満な壺】

@:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

遊戯『強金の効果で、デッキからカードを2枚ドローする──』

十代『させない!手札から【灰流うらら】の効果発動!そのドローは無効にさせてもらう!』ポイッ

遊戯『無駄だよ!速攻魔法【墓穴の指名者】を発動し【灰流うらら】の効果を無効にする!』

十代『なっ、墓穴だって…!?』

遊星(ふっ…やはり遊戯さんは、きちんと手札誘発の対策をしてきている…!)

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 22:00:41.33 ID:bo9JdnYFO

遊戯『──よし。続けてボクは永続魔法【黒の魔導陣】を発動!』

【黒の魔導陣】

このカード名の@Aの効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。@:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカードを3枚確認する。その中に、「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カードまたは「ブラック・マジシャン」があった場合、その内の1枚を相手に見せて手札に加える事ができる。残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。A:自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が召喚・特殊召喚された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。

遊戯『このカードの効果で、ボクはデッキの上から3枚を確認し──』

遊戯『ブラック・マジシャンを手札に加える!』ドン!!

遊星『やはりブラック・マジシャンか…!』

遊戯『そして、カードを2枚伏せてターンエンド!』


【武藤遊戯】LP8000


黒の魔導陣
伏せ2枚


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 22:03:13.58 ID:bo9JdnYFO

十代『俺のターン、ドロー!』シュッ

十代『俺は【E・HEROソリッドマン】を召喚!』

E・HEROソリッドマン『ホァ!』ATK1300

十代『ソリッドマンの召喚時効果!【E・HEROシャドー・ミスト(以下シャドミ)】を手札から特殊召喚し、効果発動──』

遊戯『この瞬間、永続罠【永遠の魂】を発動!』

【永遠の魂】

このカード名の@の効果は1ターンに1度しか使用できない。@:以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分の手札・墓地から「ブラック・マジシャン」1体を選んで特殊召喚する。●デッキから「黒・魔・導」または「千本ナイフ」1枚を手札に加える。A:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分のモンスターゾーンの「ブラック・マジシャン」は相手の効果を受けない。B:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。自分フィールドのモンスターを全て破壊する。

十代『このタイミングで永遠の魂?どうして…?』

遊戯『──更に、今発動した【永遠の魂】にチェーンして、罠カード【メタバース】を発動!』

【メタバース】

@:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。

十代『メタバースだって…!?』

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 22:07:48.53 ID:bo9JdnYFO

遊戯『一連の処理をするよ!まずは【メタバース】の効果で、デッキからフィールド魔法【魔法族の里】を発動し──』

遊戯『【永遠の魂】の効果で、手札からブラック・マジシャンを特殊召喚する!』

ブラック・マジシャン『ハァ!!』ATK2500

十代『ブラック・マジシャン…!!』

遊戯『さあ、十代くん。シャドミの効果を発動していいよ』

十代『あ、はい!シャドミの効果で、デッキから【マスク・チェンジ】を手札に加える』スッ

遊戯『──そして、一連の処理が終わったこのタイミングで【黒の魔導陣】の効果が発動できる!』ピカー

十代『黒の魔導陣の効果──っ!?まさか…!!』

遊戯『そう。黒の魔導陣が存在し、ブラック・マジシャンが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのカードを1枚除外できる──』

遊戯『ボクはシャドミを対象に魔導陣の効果を発動!シャドミを除外する!』ピカー

十代『甘いぜ遊戯さん!速攻魔法【マスク・チェンジ】を発動──!?』

遊戯『……そう。魔法族の里の効果で、フィールドに魔法使い族がいない君は、魔法が発動できない』

十代『そんな…!?』

遊星(強い。これが本気になった遊戯さんの実力…!!)

十代『──くそっ!俺はカードを2枚セットして、ターンエンド!』


【遊城十代】LP8000


E・HEROソリッドマン

伏せ2枚


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 22:10:48.30 ID:bo9JdnYFO

遊戯『ボクのターン、ドロー!』シュッ

遊戯『ボクは【永遠の魂】の効果で、デッキから【黒・魔・導】を手札に加え、そのまま発動!十代くんの伏せカードを全て破壊する!』

十代『くっ……!!』

遊戯『更に【師弟の絆】を発動!デッキから【ブラック・マジシャン・ガール】を特殊召喚!』

ブラック・マジシャン・ガール『はーい!』ATK2000

遊戯『そして【師弟の絆】の更なる効果により、デッキから【黒・爆・裂・破・魔・導】をフィールドにセットする!』スッ

遊戯『そして、ボクは【マジシャンズ・ロッド】を召喚!」

マジシャンズ・ロッド「…」ATK1600

遊戯『ロッドの効果で【黒魔術の秘儀】を手札に加えるよ』スッ

遊星『すごい。全く隙のないプレイングだ』

十代『これは結構やばいかな…?』

遊戯『バトル!ロッドでソリッドマンに攻撃!』

マジシャンズ・ロッド『!』ATK1600

E・HEROソリッドマン『グォ!?』1300

十代『くっ…!!』LP8000→7700

遊戯『更に、ブラック・マジシャン、ガールでダイレクトアタック!!』

十代『がぁあああああ!?』LP7700→5700→3200

遊星『十代さん!』

遊戯『ボクはこれでターンエンド!』


【武藤遊戯】LP8000


ブラック・マジシャン
ブラック・マジシャン・ガール
マジシャンズ・ロッド

黒の魔導陣
永遠の魂
伏せ1枚(黒・爆・裂・破・魔・導)

魔法族の里


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 22:12:36.89 ID:bo9JdnYFO

十代『俺のターン……ドロー!』シュッ

十代『くそっ……何もできねぇ…!!』

アテム(──っ!!)

十代『俺はカードを1枚セットして、ターンエンド──』

遊戯『エンドフェイズに速攻魔法【黒・爆・裂・破・魔・導】発動!相手フィールドのカードを全て破壊する!』

十代『うわぁああああ!?!?』


【遊城十代】LP3200


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/09(金) 22:14:10.13 ID:bo9JdnYFO

遊戯「ボクのターン、ドロー」シュッ
 
遊戯「……」LP8000

十代「……ははっ…マジかよ。何もできないなんて…」LP3200

アテム(──相棒)

遊戯「……うん。ブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガールで十代くんにダイレクトアタック!!」

ブラック・マジシャン「ハァアアアアア!!」ATK2500

ブラック・マジシャン・ガール「やぁああああ!!」ATK2000

十代「ぐわぁあああああ!!??」LP3200→700→0 ピー!!

遊星「十代さーん!!」ダッ

遊戯「……よし。勝ったよ、もう一人のボク」

アテム(……ああ)

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 23:03:56.48 ID:bo9JdnYFO

〜自宅〜


アテム(…)

遊戯「さっきからずっと黙ってるけど、どうしたの?もう一人のボク」

アテム(……なあ相棒。相棒は十代とデュエルして、どう思った?)
 
遊戯「どうって、この前勝てなかった十代くんに勝てたんだよ?そんなの嬉しかったに決まってるよ!」

アテム(……そうか)

遊戯「…もしかして、もう一人のボクは嬉しくなかったの?」

アテム(──俺は)


十代『ははっ……何もできねぇ…』


アテム(……そうだ。俺は嬉しくなかった)

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/09(金) 23:09:44.47 ID:bo9JdnYFO

遊戯「どうして…そんなことを言うのさ」

アテム(俺はあんな──相手が何もできないように制圧して勝ったところで、嬉しくなんかないんだよ…!)

遊戯「……魔法族の里で、制圧したのが気に入らないってこと?」

アテム(ああ。あれは俺が求めるデュエルじゃない)

遊戯「でも、ボク達は決闘者だ。やり方はどうあれ、勝たなきゃ駄目……勝たなきゃゴミなんだよ」

アテム(そんなことはわかってる!だけど、制圧は──)

遊戯「それに制圧はよくないって言うけど、それなら君がこの前まで使ってた“ドラグーン”はどうなの?」

アテム(あ、あのカードは、城之内くんとの友情のカードだ!だから──)

遊戯「だから仕方ないって?流石にそれは都合が良すぎるんじゃないかな」

アテム(……相棒のやり方にはロマンがない)

遊戯「ロマンだけで勝てるほど、デュエルは甘くないよ」

アテム(……まさか相棒が“理想”すら語れない奴だったとはな)

遊戯「ボクも、まさか君がこんなに“現実”を見れない人だったなんて思わなかったよ」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/09(金) 23:12:17.71 ID:bo9JdnYFO

アテム(……)

遊戯(……)

アテム(──相棒。ここはもう一度、俺に任せてくれないか?)

遊戯(……またやるつもり?)

アテム(ああ。俺の決闘者としてのプライドを全て賭け、納得のいく形で勝利を掴んでみせる…!!)

遊戯「……わかった。それなら、もう一度だけ君を信じるよ。もう一人のボク──」スッ

アテム「──っ!!」ドン☆

アテム「……ああ。見てろ相棒…!!」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 02:22:33.51 ID:cYYyy5TrO
atmがボコられ担当なんかな
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 04:32:39.30 ID:0PC5+1Mg0
aibo強すぎワロ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/10(土) 11:10:22.86 ID:VCHp3udXO

アテム「……」

アテム(先行制圧は確かに強い)

アテム(対処ができない相手であれば、今日の十代のように、何もさせずに勝つことができるだろう)

アテム「だが…」

アテム(俺はあんな勝利のためだけのデュエルなんて気に入らない)

アテム(相棒の言う通り、俺のこの考えは下らない理想に過ぎないかもしれないが…)

アテム(俺は、相手にあんな顔をさせるなんてデュエルは我慢できない…!!)ギリッ

???「──お困りのようですね?遊戯さん」

アテム「?君は…?」

遊矢「俺はエンタメデュエルの創始者、榊遊勝の息子──榊遊矢!デュエルで皆を笑顔にする者です!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/10(土) 11:11:48.45 ID:VCHp3udXO

アテム「デュエルで皆を笑顔に…?」

遊矢「はい!俺はデュエルで皆を笑顔にしたい!」

遊矢「先行制圧なんてつまらない!そうでしょ?」

アテム「!ああ、その通りだぜ遊矢!」

アテム(榊遊矢。初めて会う決闘者だが、気が合いそうな奴だぜ…!)

遊矢「それでは、お近づきの“しるし”に、まずはこのカードをお貸ししましょう」スッ

アテム「?これは…?」

遊矢「エンタメデュエルの象徴!【スマイル・ワールド】です!」

【スマイル・ワールド】

@:フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、フィールドのモンスターの数×100アップする。

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/10(土) 11:14:55.22 ID:VCHp3udXO

アテム「……遊矢。気持ちは嬉しいが、これなら装備魔法【団結の力】その方がよくないか?」

遊矢「ふっふっふっ…わかってないですね。遊戯さん」

アテム「え…」

遊矢「確かに効果だけ見れば【スマイル・ワールド】より【団結の力】の方が魅力的でしょう──」

遊矢「ですが、ここは敢えて【スマイル・ワールド】を使うんです!皆を笑顔にするために!」グッ

アテム「…いや、別に【スマイル・ワールド】を使ったところで、特に皆は笑顔にならないだろ…」

遊矢「──使えないカードなんかない」

アテム「!」

遊矢「俺は、カードの思いを受け止めれば、必ずカードは応えてくれる──そう考えています」

遊矢「だからこそ、このカードに込められた思い──スマイルを皆に届けたいんです!!」バーン!!

アテム「……わかったぜ遊矢!君のその熱い気持ちが込められたこのカード、大切に使わせてもらうぜ!!」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/10(土) 12:18:43.74 ID:VCHp3udXO

遊矢「──それで、遊戯さん自身は、どんなデッキを作りたいんですか?」

アテム「…そうだな。お互いに力を全て出しきれるような──後悔のないデュエルができるデッキがいい」

遊矢「…そうですか。それなら、やっぱり手札誘発は必須かな…」ガサゴソ

アテム「……やっぱり誘発は必要なのか?」

遊矢「ええ。誘発がなければ、後攻だった時に大変ですからね」

アテム「だが、うららは…」

遊矢「【エフェクト・ヴェーラー】ならどうです?」スッ

アテム「これは遊星の…?」

遊矢「光属性、レベル1の魔法使いかつチューナー…効果だけじゃなく、ステータス的にも遊戯さんのデッキにはピッタリですよ」

アテム「だが、俺にはシンクロモンスターなんて…」

遊矢「では、このカードをお貸しします」スッ

アテム「これは…?」

遊矢「まあ【エフェクト・ヴェーラー】でシンクロ召喚することは、まずないと思いますが…一応持っていてください」

アテム「…ああ。サンキュー遊矢」

アテム(こうして、俺は遊矢にカードを貸してもらいつつ、デッキを組み上げていった)

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/10(土) 12:21:24.11 ID:VCHp3udXO

アテム「──できたぜ。俺の最強のデッキが…!!」

遊矢「はい。このデッキなら、皆を笑顔にさせられると思います」ニッ

アテム「ありがとう遊矢。君のおかげで、俺はまた“現実”と戦うことができる」フッ

遊矢「いえ…俺は特に何もしてませんよ」

遊矢「後は、遊戯さんの……遊戯さんにしかできないデュエルがきっとあるはずです」

遊矢「だから、それを相手にぶつけてみて下さい!」

アテム「──ああ!」

アテム(見てろ相棒…!!)

アテム(俺にしかできないデュエルで、現実に勝ってみせる…!!)

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 14:26:36.62 ID:k/8bX03RO
一昔前にこんな感じにアテムボコるSSあったね。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 17:22:47.82 ID:Rxq+NVpNo
遊矢は一時期先行制圧のトップに立ってたから言うことが違うわ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/11(日) 01:01:22.44 ID:Sv6OroNU0
リンクスやってるとブラマジ青眼も十分ムカつくけどな
ビート合戦させてくれマジで
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/15(木) 08:27:53.75 ID:2oF90nN2O

アテム「──というわけで、俺ともう一度デュエルをしてくれないか?」

十代「別にいいですけど、また遊戯さんとケンカしたんですね…」

アテム「あいつは……相棒は俺のやり方をただの“理想”だと言ったんだ」

アテム「──確かに前回のデュエルで俺は無力だった。具体的に言えば【灰流うらら】に惨敗だった。マジできつかった」

十代「いや“うらら”に対するヘイトがすごいな…?」

アテム「だが、それでも俺は信じたい!好きなカードで組み上げた、自分の信じるデッキであれば、勝利を掴み取ることができるんだと──」

アテム「俺はロマンを失くした相棒に“理想”が“現実”を越える瞬間を見せなければならないんだ!!」

遊星「遊戯さん…」

アテム「だから、容赦はいらない。全力で俺と戦ってくれ」

十代「わかりました。遊戯さんにそこまで言われて、デュエルしない決闘者はいませんよ──」スッ

遊星「すみません十代さん。ここは俺にやらせてもらえませんか?」

十代「うぇ!?ゆ、遊星…!?」

遊星「…実は俺も迷っているんです。これまで通りの自分を貫くか、それとも“新しい未来”に進むか…」

十代「新しい未来って…?」

遊矢「多分“ハリファイバー”のことだと思いますよ」ヒョコッ

十代「…なんで“お前”がここにいる?」

遊矢「なんでって、遊戯さんの応援ですよ?」

十代「あれだけ環境を荒らした“お前”が遊戯さんの応援だって?ふざけてるのか…?」

遊矢「やだなあ。そんなに邪険にしないでくださいよ──」

遊矢「俺だって見たいんです。”理想”が“現実”に勝つところをね」

十代「……そうかよ」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:29:13.12 ID:2oF90nN2O

遊星「──カードを信じる遊戯さんの気持ちは痛いほど伝わりました」

遊星「だから俺は、そんな遊戯さんの気持ちに全力で応えたいんです!」

十代「……わかったぜ遊星。お前のその熱い気持ちを遊戯さんにぶつけてやれ!」

遊星「はい!」

アテム「──なら行くぜ遊星!お前の決闘者としてのプライドを全てかけ、この俺に挑んできな!!」カシャッ

遊星「ええ!いきますよ遊戯さん!」カシャッ


アテム・遊星「「デュエル!」」LP8000


28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 08:30:52.57 ID:6l3jFl78o
遊矢に対しては覇王並みに怖くなるな十代
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:34:08.72 ID:2oF90nN2O

アテム「先行はもらうぜ!!」ドン☆

アテム「俺はデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外し、手札から【強欲で貪欲な壺】を発動!カードを2枚ドローする!!」シュッ

アテム「更に手札から【マジシャンズ・ソウルズ】の効果発動!」

【マジシャンズ・ソウルズ】
このカード名の@Aの効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。@:このカードが手札にある場合、デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、以下の効果から1つを選択して発動できる。●このカードを特殊召喚する。●このカードを墓地へ送る。その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚できる。A:自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする

アテム「デッキから【ブラック・マジシャン】を墓地に送り、そのまま特殊召喚!」

アテム「現れろ!我が最強のしもべ!ブラック・マジシャン!!」

ブラック・マジシャン「ふっ!!」ATK2500

遊矢「あれが遊戯さんのエースモンスター、ブラック・マジシャン…」

十代「ああ!遊戯さんを象徴するモンスターだぜ!!」

遊矢「……」

遊矢(伝説の決闘者の切り札なのに通常モンスターなんだ…)

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:36:04.49 ID:2oF90nN2O

アテム「──そして手札から【師弟の絆】を発動し、デッキより現れろ!ブラック・マジシャン・ガール!」

ブラック・マジシャン・ガール「はい!」ATK2000

アテム「また【師弟の絆】の更なる効果で、デッキから【黒・爆・裂・破・魔・導】をフィールドにセットする!」スッ

【黒・爆・裂・破・魔・導】
@:自分フィールドに、元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。

遊星「ブラック・バーニング・マジック…!!」

十代「あれだ!あの魔法が厄介なんだよ」

遊矢「……確かに強力な効果ですね」

アテム「…」

アテム(ここまでの動きは相棒と同じ。だが──)


遊矢『遊戯さんの……遊戯さんにしか出来ないデュエルがあるはずです──』


アテム(──そうだ。俺は……俺にしかできないデュエルをするぜ!)

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:39:58.56 ID:2oF90nN2O

アテム「俺は手札から永続魔法【魔術師の再演】を発動!」

【魔術師の再演】
@:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分の墓地のレベル3以下の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。A:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「魔術師の再演」以外の「魔術師」永続魔法カード1枚を手札に加える。

遊星「!」

アテム「このカードの効果により、墓地から【マジシャンズ・ソウルズ】を復活させる!」

マジシャンズ・ソウルズ「…」DEF0

十代「魔術師ってことは、あのカードは…」チラッ

遊矢「はい。俺の貸したカードです!」

アテム「そして、俺は【マジシャンズ・ソウルズ】のもう一つの効果を発動!フィールドの【魔術師の再演】と【黒・爆・裂・破・魔・導】を墓地に送り、デッキからカードを2枚ドローする!」シュッ

アテム「更に【魔術師の再演】が墓地に送られたことにより、デッキから【魔術師の右手】を手札に加える!」スッ

十代「強力な効果である【黒・爆・裂・破・魔・導】をコストにした…?」

遊星「だが、なんて動きだ……!!」

アテム「──まだもう少し動く!手札から速攻魔法【魂のしもべ】を発動!デッキトップに【永遠の魂】をセット!」スッ

アテム「そして、墓地に送られた【魂のしもべ】を除外して2ドロー!!」シュッ

遊星「先行であれだけデッキを回しているのに、手札が7枚…!?」

十代「すげえ!すげえよ遊戯さん!」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:43:53.87 ID:2oF90nN2O

アテム「──そして最後に、俺はフィールドのモンスター3体を生け贄に捧げる……!!」ゴゴゴゴゴ

十代「なっ!?3体のモンスターってことは──」
    
アテム「ああ!これが俺の最大の切り札!現れろ!オシリスの天空竜!!」

オシリスの天空竜「───!!!!!!」ATK???

【オシリスの天空竜】
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。@:このカードの召喚は無効化されない。A:このカードの召喚成功時には、魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。B:このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×1000アップする。C:相手モンスターが攻撃表示で召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。そのモンスターの攻撃力を2000ダウンさせ、0になった場合そのモンスターを破壊する。D:このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。このカードを墓地へ送る。

遊星「くっ!なんて威圧感だ…!!」

遊矢「ははは!凄く面白いよ遊戯さん!」

アテム「俺はカードを1枚セット……これで俺の手札は5枚になり、オシリスの攻撃力は5000…!!」

オシリスの天空竜「──!!!」ATK5000

遊星「まさか、先行1ターン目で神が出てくるとは…!!」

アテム「遊星!これが俺の…俺にしかできないデュエルだ!」


【アテム】LP8000

オシリスの天空竜 ATK5000

伏せ1枚


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:48:03.54 ID:2oF90nN2O

遊星「俺のターン、ドロー!」シュッ

アテム「さあ、全力でかかってきな!遊星!」

遊星「…はい!全力で行きます。遊戯さん!」

遊星「俺は手札から魔法カード【ライトニング・ストーム】を発動!」ポチッ

【ライトニング・ストーム】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。@:自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。●相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。●相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

遊星「──俺はライトニング・ストームの効果で、相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する!」

十代「初手ライストかよ!?」ガーン!!

遊矢「遊戯さん!回避して回避!!」

アテム「……ああ!俺はライフを半分払い、罠カード【神の宣告】を発動!ライトニング・ストームの発動を無効にする!」LP8000→4000

遊星「!」

アテム「惜しいな遊星。神であるオシリスに魔法・罠は通用しないぜ?」フッ

遊星「くっ…!!」ギリッ

十代「いや、今のは神宣で守っただけじゃ…?」

遊矢「まだ1ターン目だと言うのに、ライフが半分も削れてしまいましたね…」

遊星「…ならば俺は、手札から【ジャンク・シンクロン】を墓地に送り【ワン・フォー・ワン】発動!」

遊星「デッキから【チューニング・サポーター】を守備表示で特殊召喚する!」

チューニング・サポーター「ナベ!」DEF300

【チューニング・サポーター】
@:フィールドのこのカードをS素材とする場合、このカードはレベル2モンスターとして扱う事ができる。A:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。

アテム「……オシリスの効果は守備表示モンスターには適用されない」

遊星「そして俺はカードを2枚セットし、ターンエンド!」


【不動遊星】LP8000

チューニング・サポーター

伏せ2枚


34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:51:29.53 ID:2oF90nN2O

アテム「俺のターン!!」シュッ

アテム「俺は【死者蘇生】を発動!墓地のブラック・マジシャン・ガールを復活させる!」

ブラック・マジシャン・ガール「はいはーい!」ATK2300

アテム「そしてバトルフェイズ!ガールでモンスターに攻撃──」

遊星「──この瞬間!永続罠【強化蘇生】を発動!墓地の【ジャンク・シンクロン】のレベルを4にして特殊召喚!」

ジャンク・シンクロン「ヘァッ!!」DEF500

遊星「そして、墓地からモンスターが特殊召喚に成功した時、手札から【ドッペル・ウォリアー】を特殊召喚することができる!」

ドッペル・ウォリアー「フン!」DEF800

アテム「──どれだけモンスターを並べた所で、神の前には無力だぜ!」

遊星「それはどうかな!」カン☆コーン

アテム「何!?」

遊星「罠発動【緊急同調】!」カチッ

【緊急同調】
@:自分・相手のバトルフェイズに発動できる。Sモンスター1体をS召喚する。

遊星「緊急同調の効果で、俺は相手ターンであってもシンクロ召喚することができる!」

アテム「何!?相手ターンにシンクロ召喚するだと!?」

遊星「行くぞ!レベル2扱いの【チューニング・サポーター】とレベル2【ドッペル・ウォリアー】にレベル4となった【ジャンク・シンクロン】をチューニング!」

遊星「──集いし願いが新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」

スターダスト・ドラゴン「!!」
DEF2000

【スターダスト・ドラゴン】
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
@:フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。A:このカードの@の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 08:56:15.01 ID:2oF90nN2O

アテム「…来たか。遊星のエースモンスター、スターダスト・ドラゴン…!!」

遊星「ここで、シンクロ素材となった【チューニング・サポーター】の効果により1ドロー!!」シュッ

遊星「そして、同じくシンクロ素材となった【ドッペル・ウォリアー】の効果で、フィールドに2体のドッペル・トークンを“攻撃表示”で特殊召喚する!」

十代「なっ!?攻撃表示…!?」

遊矢「そんなことしたら…」

アテム「──ああ。攻撃力が2000以下のモンスターはオシリスの効果で破壊される──」

アテム「やれ!オシリス!召雷弾!」

オシリスの天空竜「ガァアアアア!!」ATK5000

遊星「この瞬間!スターダストの効果発動!フィールドのカードを破壊する効果を無効にし、破壊する!!ヴィクテム・サンクチュアリ!」

アテム「!」

オシリスの天空竜「ギャアアアアア!?」パンッ!

アテム「……くっ…オシリス…!!」

十代「すげえぜ遊星!遊戯さんの神を倒した!」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:02:04.59 ID:2oF90nN2O

アテム「……だが、バトルは続行させてもらう!ガールでドッペル・トークン1体に攻撃!」

遊星「っ…!!」LP8000→6100

アテム「……メイン2」

アテム(ガールの攻撃力は2300。次のターン、確実に遊星のスターダストに破壊される…)

アテム(何か打開策は──っ!!これなら…!!)

アテム「俺は【エフェクト・ヴェーラー】を召喚!」

【エフェクト・ヴェーラー】「ふぇ?」ATK0

十代「…おお。ヴェーラーを通常召喚する人初めて見たぜ…」

遊矢「でも、ヴェーラーを召喚したってことはまさか…!」

アテム「俺はレベル6【ブラック・マジシャン・ガール】にレベル1【エフェクト・ヴェーラー】をチューニング!」

遊星「!」

アテム「──その美しくも雄々しい翼翻し、光の速さで敵を討て!」

アテム「シンクロ召還!クリアウイング・シンクロ・ドラゴン!」

クリアウイング・シンクロ・ドラゴン「!」ATK2500

遊矢「出た!クリアウイング!」

十代「遊戯さんがシンクロ召還を…!!」

アテム(クリアウイングとスターダストの攻撃力は同じ…ひとまずはこれで様子を見るしかない)

アテム「──最後にカードを2枚セットしてターンエンド!」


【アテム】LP4000

クリアウイング・シンクロ・ドラゴン

伏せ2枚

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:05:04.60 ID:2oF90nN2O

遊星「俺のターン!」シュッ

アテム「──俺は遊星のスタンバイフェイズに【永遠の魂】を発動!墓地からブラック・マジシャンを特殊召喚する!」

ブラック・マジシャン「ハッ!」ATK2500

遊矢「スタンバイに永遠の魂…」

遊星「何故このタイミングで…?」

アテム「…さあ。どうしてかな?」フッ

十代「ははっ!なんかワクワクしてきたぜ!」

遊星「……俺は手札から【ジェット・シンクロン】召還!」

ジェット・シンクロン「!」ATK500

遊星「レベル1【ドッペル・トークン】とレベル1【ジェット・シンクロン】をチューニング!」

遊星「集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ!シンクロ召還!希望の力!フォーミュラ・シンクロン!」

フォーミュラ・シンクロン「ブーン!!」DEF1500

遊星「そして、ここでシンクロ素材となった【ジェット・シンクロン】の効果を発動!デッキからジャンクモンスターを手札に加える──」

アテム「そうはさせないぜ!永続罠【マジシャンズ・コンビネーション】発動!」

【マジシャンズ・コンビネーション】
@:1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの、「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターとはカード名が異なる「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を、自分の手札・墓地から選んで特殊召喚し、その発動した効果を無効にする。A:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:06:55.42 ID:2oF90nN2O

アテム「フィールドのブラック・マジシャンをリリースし、墓地からガールを特殊召喚することで、ジェット・シンクロンの効果は無効になる!」

ブラック・マジシャン・ガール「ただいま!」ATK2300

遊矢「へえ…これを狙ってたんだ」

遊星「だが、フォーミュラ・シンクロンの効果で1ドロー!」シュッ

遊星「よし!こちらからも行くぞ!遊戯さん!」カン☆コーン

遊星「俺はレベル8シンクロモンスター【スターダスト・ドラゴン】にレベル2シンクロチューナー【フォーミュラ・シンクロン】をチューニング!!」

遊星「──集いし夢の結晶が新たな進化の扉を開く!光差す道となれ!」
           
遊星「アクセルシンクロォオオオオオオオ!!!!」ピカ──シュンッ!!

アテム「!?消えた──!?」

遊星「生来せよ!シューティング・スター・ドラゴン!!」ドヒュン!!

シューティング・スター・ドラゴン「ォオオオオオオオ!!!」ATK3300

【シューティング・スター・ドラゴン】

Sモンスターのチューナー1体+「スターダスト・ドラゴン」
@:1ターンに1度、発動できる。自分のデッキの上から5枚めくってデッキに戻す。このターンこのカードはめくった中のチューナーの数まで攻撃できる。A:1ターンに1度、フィールドのカードを破壊する効果の発動時に発動できる。その効果を無効にし破壊する。B:1ターンに1度、相手の攻撃宣言時に攻撃モンスターを対象として発動できる。フィールドのこのカードを除外し、その攻撃を無効にする。C:このBの効果で除外されたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを特殊召喚する。

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:13:17.67 ID:2oF90nN2O

遊星「シューティング・スター・ドラゴンの効果発動!デッキの上から5枚めくり、その中のチューナーの数まで攻撃できる!」ペラッ

【禁じられた一滴】

【灰流うらら】

【ラッシュ・ウォリアー】

【クイック・シンクロン】

【無限泡影】

遊星「──チューナーの数は2体!よってこのターン、シューティング・スターは2回まで相手に攻撃することができる!」

十代「…なんか今さらっとヤバいカード見えなかったか?」

遊矢「見なかったことにしましょう…」

遊星「バトル!ガールとクリアウイングに攻撃!」

アテム「っ!!」ATK4000→3000→2200

遊星「そしてメイン2…」

遊星(俺の手札は2枚。目先のことを考えれば、今使うカードは“こちら”だが、後のことを考えれば──)

遊星「速攻魔法【墓穴の指名者】発動!墓地のブラック・マジシャンを除外する!」

アテム「な…!?」

十代「遊戯さんのブラック・マジシャンが…!」

アテム(これは痛いぜ…!!)

遊星「更にカードを1枚セットし、ターンエンド!」


【不動遊星】LP6100

シューティング・スター・ドラゴン

伏せ1枚


40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:20:28.01 ID:2oF90nN2O

アテム「俺のターン!」シュッ

アテム「!俺は墓地のモンスターを5枚デッキに戻し【貪欲な壺】を発動!」

十代「ここで貪欲…!」

遊矢「引きがいいですねぇ」

アテム(──戻すカードは…)

【クリアウイング・シンクロ・ドラゴン】
【ブラック・マジシャン・ガール】
【エフェクト・ヴェーラー】
【オシリスの天空竜】
【マジシャンズ・ソウルズ】

アテム「──行くぜ!ドロー!!」シュッ

アテム「!」

遊星(あの顔……何のカードを引いたんだ…?)

アテム(フィールドには永遠の魂とマジシャンズ・コンビネーション…)

アテム(遊星のシューティング・スターを無力化するコンボを成立させるためには、デッキにいる“師弟”を再びこの場に呼び戻すしかない…!!)

アテム(一か八かの賭けになるが、俺は──)

アテム「俺はこのデッキを信じるぜ!魔法カード【真実の名】を発動!」

【真実の名】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。@:カード名を1つ宣言して発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくり、宣言したカードだった場合、そのカードを手札に加える。さらに、デッキから神属性モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚できる。違った場合、めくったカードを墓地へ送る。

遊星「!まさか…!」

アテム「──俺が宣言するカード名はブラック・マジシャン・ガール!!」グッ

遊矢「……魔導陣とかでデッキトップはいじってないですよね?」

十代「ああ…」ゴクッ

遊矢「ってことは、これって本当に運まかせ?」アチャー

十代「でも……あの遊戯さんなら…!!」

アテム「──来てくれ!ブラック・マジシャン・ガール!」シュッ


【ブラック・マジシャン・ガール】


遊星「!」

十代「うわ!当たった!すげえ!!」

遊矢「すごーい…」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:24:48.08 ID:2oF90nN2O

アテム「──ふっ、信じてたぜ!!ブラック・マジシャン・ガール!!」ドン!!

アテム「そして【真実の名】の更なる効果発動!デッキより現れろ──」

アテム「オベリスクの巨神兵!!」

オベリスクの巨神兵「!!!」ATK4000

遊星「2体目の……神!!」

十代「すげえすげえ!本当にヤバすぎるぜ遊戯さん!!」

アテム「──まだだ!俺は魔法カード【魔導契約の扉】発動!」

【魔導契約の扉】
@:自分の手札から魔法カード1枚を選んで相手の手札に加える。その後、自分のデッキからレベル7・8の闇属性モンスター1体を自分の手札に加える。

アテム「手札の“このカード”を遊星に渡し、デッキからブラック・マジシャンを手札に加える──受け取れ!遊星!」シュッ

遊星「──っ!!このカードは…!」チラッ


【スマイル・ワールド】


42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:30:03.60 ID:2oF90nN2O

アテム「遊星!俺のデッキは確かにロマンに溢れ、現実的ではないかもしれない──」

アテム「だが、“俺達”はデュエルを楽しむ気持ちを忘れてはいけない!」

アテム「だから、そのカードを受け取れ!遊星!!」

遊星「遊戯さん…」

遊矢「ははっ!まさかこんな方法で相手に“笑顔”を届けるなんて!」

十代「でも、これなら遊星も──」

遊星「…ありがとうございます。遊戯さん」

遊星「──でも、すみません。あなたに勝つためにはこのカードは受け取れません」

アテム「何だって…?」

遊星「俺は手札を1枚捨て【ツイン・ツイスター】発動!」ポイッ

【ツイン・ツイスター】
@:手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する。

アテム「!そのカードは…」

遊星「はい。さっきまで俺の手札が0枚だったので、使えませんでしたが…」

十代「遊戯さんの渡した“笑顔”のおかげで発動できたってわけか…」

アテム「そんなことが…」

遊星「…そして遊戯さんの“永遠の魂”は破壊された時、遊戯さんのモンスター全てを破壊する…」

シュウウウウ

十代「……オベリスクが消えていく…」

アテム(また……届かないのか…)


【アテム】LP2200


43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 09:35:32.40 ID:2oF90nN2O

十代「……」

遊矢「……」

遊星「……遊戯さん」

アテム「……ああ」

アテム(俺は先行で…遊星からの妨害もなく…引きもよかった)

アテム(最後にはデッキまで応えてくれた。だが──)

遊星「──シューティング・スター・ドラゴンで、遊戯さんにダイレクトアタック!!」

アテム「……」LP2200→0 ピーッ!!

アテム(届かなかった──)

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 10:25:20.54 ID:2oF90nN2O

【遊戯の精神世界】


遊戯「もう一人のボク…」

アテム「…相棒。やはり今回もお前が正しかったぜ」

遊戯「でも…惜しかったじゃないか」

アテム「いいや。結果だけ見れば、俺は遊星のライフをあまり削れてないし──」

アテム「なんなら、ちゃっかりオシリスで先行制圧とかしてるしな。俺の完敗だぜ。相棒」フッ     

遊戯「…オシリスはただの制圧とは少し違うと思うよ」

アテム「どういうことだ?」

遊戯「だって、オシリスは神だよ?神が場に出てきたら、それだけで凄いことじゃない」

アテム「……」

遊戯「オシリスはなんというか、こう…制圧の質が違うというか…」

アテム「…制圧の質って何だよ?」

遊戯「……えっと…」

アテム「…相棒。俺はケンカした相手にも同情するようなお前の優しさが好きだぜ」

遊戯「…もう一人のボク」

アテム「だが、俺は負けた。負けたんだよ」

遊戯「…でも」

アテム「勝たなきゃゴミ、なんだろ…?」

遊戯「…」

アテム「やっぱり時代は先行制圧又は後攻ワンキル…」

アテム「デュエルを楽しもうとした俺が間違いだった──」

十代「──それは違うぜ!遊戯さん!」

アテム「十代…?」

遊星「俺は遊戯さんとデュエルが出来て、本当によかったと思います。あんなに熱くなれたデュエルは久しぶりでした」

遊矢「そうですよ遊戯さん。いいエンタメデュエルでした」

アテム「…お前ら!!」グッ

遊戯(…どうでもいいけど、ここはボク達の精神世界なのにどうやって入ってきたんだろう…?)

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 10:26:20.65 ID:2oF90nN2O

十代「遊戯さん。俺はあなたのおかげで思い出せました」

十代「俺が知らない間に忘れていた──素直にデュエルを楽しむ気持ちを!」スッ

アテム「!そのカードは…!!」

十代「ええ!遊戯さんに貰ったラッキーカード…ハネクリボーです!」

ハネクリボー「クリクリ〜」

遊戯(まあそれを君にあげたのはボクの方だけどね…)

十代「なんならこの【カードエクスクルーダー】なんかもデッキに入れちゃいます!」スッ

アテム「!そんな使い道のなさそうなカードまで…!!」

遊矢「使えないカードなんてない…そうでしょ?遊戯さん」

アテム「遊矢…!!」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/15(木) 10:29:02.78 ID:2oF90nN2O

遊戯「もう一人のボク…?」

アテム「…相棒。どうやら、理想にまみれた俺のやり方でもいいのかもしれないな」フッ

遊戯「…そうだね。勝つことだけが全てじゃないのかも」クスッ

アテム「……ああ!」

アテム(──先行制圧や後攻ワンキル。勝つためのデュエルは限られてくるが──)

アテム(楽しむためのデュエルは何千通りだってある──!!)

アテム「──よし相棒!もっともっと面白いデッキを作ろうぜ!!」

遊戯「…え?いや、そうは言ってもボクはデュエルで勝たないと面白くないから…」

アテム「…は?」

遊戯「え?」

アテム「……」

遊戯「……」


アテム・遊戯「「デュエル!!」」


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/10/15(木) 10:42:56.82 ID:2oF90nN2O

以上で終わりです。

デュエルには勝ちたいけど、制圧はしたくないし誘発もあんまり使いたくない。

それが理想なのはわかってるけど、頑張れば現実にも勝てるんじゃないか……って言う、どこかの雑魚キャラみたいな気持ちにいつの間になってました。

だから…お願いだからガガガの新規を…シスターの新規を近いうちにください!!

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 12:39:14.47 ID:l0QsmiDR0
おつ
シャイニングフレアを中心に戦いたいのにトリニティのうっかり勝ちの方が多いとかあるよね
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 12:47:23.52 ID:ForJnLap0
ガガガ使いなのにUMA出さへんのかい!
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 16:20:47.31 ID:ZAKTfg/P0
おつ
ATMと遊星の決闘熱かったわ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 00:32:46.21 ID:OeXhuAB8o
神は出てくるだけで格好いい オシリスはそれなりに制圧力あるしなあ 魔改造されたラーのことどう思ってるのやら
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 19:14:41.94 ID:Lpcg5cPP0
やっぱaiboは神は入れんのかな
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