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【アークナイツ】ドクター「執務室に戻ってきたらでかいダンボールが置いてあった」
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1 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:39:01.53 ID:fD0NBiA10
艦内放送『ピンポンパンポーン。ロドス艦内放送部が、13時をお伝えします。現在の天候は晴天。本日いっぱい続く見込みです。気温は現在11℃。視界は14kmとなっています。なお、本日は』
艦内放送『はいはーい、ロドスのみんなー!今日も元気ー?カシャだよー!』
艦内内放送『ちょっとカシャさん、今はマジメに館内放送をしていてですね』
艦内放送『ごめん、ちょっと宣伝するだけだから!すぐ終わるから!というわけでみんな!今日は21時からチャンネルで生放送をするから、絶対見に来てねー!21時だよ!よろしくー!それじゃ、お邪魔しましたー!ごめんね、ありがと!ばいばーい!』
艦内放送『…はい、今度は事前に打ち合わせをお願いしますね、もう…。それでは気を取り直して…本日は———』
ドクター(カシャ、大丈夫か?艦内放送の割り込みとか、ケルシーが後で怒りそうだけど…)トコトコ
ドクター(まあ人の心配してる場合じゃないな。急な現場指揮やら提携企業との挨拶だのに駆り出されて、みんなと戻ってきたのがさっき。終わってない仕事が山積みだし。今日中に終わらせないとまずいのもある…)トコ
ガチャッ
ドクター「そうは言っても、疲れたもんは疲れた…!?」
ダンボール箱「…」
ドクター(執務室のど真ん中に…でかいダンボール箱が置いてある…)
ドクター(ぱっと見でも三辺すべてが1m強はある…でかい…)
ドクター(『フェリーンもダメにするクッション』でも買ったんだったっけ…?いや、あれは購買部の予約が即完売して買えなかったし…じゃあこれはいったい…)
ダンボール箱「…」ゴソッ
ドクター「!?」ビクッ
注意書き
・アークナイツSSです
・キャラ崩壊注意!解釈違いなどあれば、お口に合わなかったということでご容赦ください
・アンジェリーナとドクターがデレデレしてるSSの予定です
・公式OSTの「Beginning Autumn」はいいぞ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1610339941
2 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:40:50.29 ID:fD0NBiA10
ドクター(…えー動いたよー?)
ドクター(じゃあ中身は生き物?バニラがオリジムシの面倒を見て欲しくて送ってきたとか…?)
ドクター(それにしては事前の連絡が何も無かったことに違和感がある。今はどこかに遠征しているというわけでもないし…)
ドクター(…確認してみるしかないか?さすがにロドス内部で超危険生物がパッケージングされて送られてくることはないはず…と信じたいが)
ドクター(一応、用心はしておくか…)
ドクター「シラユキ」
シラユキ「御前に」シュタッ
ドクター「この荷物を持ってきたのが誰か、分かるか?」
シラユキ「御意。ペンギン急便のクロワッサン」
ドクター「クロワッサンが?」
ドクター(クロワッサンなら、少しは安心できるか…?)
ドクター「クロワッサンに、何か普段と違う様子はあったか?」
シラユキ「笑顔が隠し切れない様子であった」
ドクター「…」
3 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:42:05.68 ID:fD0NBiA10
ドクター(逆に怪しくなってきた…)
ドクター(でもまあ、命に関わるような内容ではなさそうだな。最悪手の込んだいたずらなら、俺が驚いたりするだけで済むし…)
ドクター「シラユキ、今からこの箱を開けるから、もし何かあったら助けてくれ」
シラユキ「御意」
ドクター(…一応、中身を傷つけないよう手で開けるか)
ビリッ、ベリベリベリッ
ドクター(…ままよ!)
ガバッ
アンジェリーナ「チャ、チャオ〜、ドクター。シラクーザからのトランスポーター、安心院アンジェリーナだよ〜、…なんちゃって///」ヒラヒラ
ドクター「…」チラッ
シラユキ「…」チラッ
ドクター「クロワッサンに送り返すのはもったいないから、うちで引き取るか」
シラユキ「御意」コクッ
アンジェリーナ「え?あ、うれし…じゃなくてっ!は、恥ずかしい…///」カオカクシ
4 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:44:16.69 ID:fD0NBiA10
ドクター「まあまあ、アンジェリーナ、とりあえず立てるか?ほら、手を」スッ
アンジェリーナ「うぅ…あ、ありがとう…///」ハシッ
ドクター「よいしょー、っと。そしたら…お茶でも淹れるか。とりあえずそっちのソファに座ってくれ。シラユキも」
アンジェリーナ「え、え?そんな、お仕事があるんじゃ」
シラユキ「感謝する」ストン
ドクター「まあお茶でも飲みながら、まずはゆっくり今回のサプライズの話を聞こうじゃないか。仕事はそれからでも遅くない。ほら、シラユキの隣に座った座った」
アンジェリーナ「う、うぅー、失礼、します…///」スッ
ドクター「よしよし…」コトコト(正直箱に入ってたアンジェリーナもしおらしいアンジェリーナもめっちゃ可愛いかったな…。疲れた脳みそに染み渡っていくー)
シラユキ「…」(緑茶か)
アンジェリーナ「…///」(は、はずかしー!///なんかとんでもないことを口走っちゃった気もするし!もうクロワッサンめー!)
???「」ブイーン
5 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:44:57.40 ID:fD0NBiA10
アンジェリーナ「シラユキさんも、ごめんね、迷惑かけちゃって…」
シラユキ「障りなし」スッ
アンジェリーナ「大丈夫ってことかな…?…ありがとう。この、丸くてかわいいのは?」
シラユキ「極東の菓子なり。召し上がられよ」
アンジェリーナ「へー!ありがとう!シラユキさん!それじゃ、あたしも…はい、はちみつクッキー!ラヴァさんとヴァルカンさんがキッチンで作ってたから、私も混ぜてもらったの」
シラユキ「頂こう」
アンジェリーナ「どうぞ、召し上がれ!あたしも頂くね。…この丸いの、名前はなんていうの?」
シラユキ「大福なり」
アンジェリーナ「ダイフク、ダイフクっていうんだ。お母さんなら知ってるかな…」
6 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:45:55.56 ID:fD0NBiA10
ドクター「ほら、今日は緑茶を淹れたぞ。ご賞味あれ」コトッ
アンジェリーナ「ありがとうドクター!炎国でもよく見るけど、極東でもそうなんだよね?」
シラユキ「製法に違いはあれど、同様に親しまれている」
アンジェリーナ「それじゃあダイフクはきっと、相性バッチリだね!」
ドクター「んー?もうすっかり落ち着いたみたいだな。わざわざお茶を用意することなかったか?」
アンジェリーナ「そんなことないよ!ドクターとシラユキさんがこうして用意してくれたからなんだか落ち着いて…」
ドクター「そうか、なら良かった。…お、もうお茶請けまで出てるじゃないか。これは?」
アンジェリーナ「あ、それはあたしがラヴァさんとヴァルカンさんと作ったの…お口と、お茶に合えばいいんだけど」
ドクター「アンジェリーナも合わせて安心できるメンツだ。多分大丈夫だろう。ありがたく頂く。こっちは?」
シラユキ「大福なり」
7 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:46:27.69 ID:fD0NBiA10
ドクター「ほう、これが噂のダイフクか…白くて丸くてかわいいな」
アンジェリーナ「知ってるの?」
ドクター「あぁ、まあ聞いた話だけど、中にはアンコという甘い中身が入っていて、時にはイチゴを入れたものもあるとか…」
アンジェリーナ「へ〜!それもおいしそう!」
シラユキ「甘露なり」
ドクター「シラユキが言うなら相当だろうな。そのうち食べてみたいもんだ」
シラユキ「善処する」
ドクター「助かる。そしたらまたアンジェリーナも呼んでお茶会だな」
アンジェリーナ「いいの?」
ドクター「もちろん」
シラユキ「相違なし」
アンジェリーナ「ありがとう!あたしもキッチンのみんなに、またお菓子の作り方を聞いておくね!」
8 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:47:00.83 ID:fD0NBiA10
ドクター「もう次の楽しみができちゃったな。まあとりあえず今のお茶会も楽しもうか。実はもう甘いものが待ち切れん」
アンジェリーナ「ふふっ、そうだね。じゃあいただきます!」
シラユキ「いただきます」
ドクター「いただきます」
ドクター「お、アンジェリーナ、このクッキーおいしいぞ、お茶にも合う」ズズズ
アンジェリーナ「ありがとう!シラユキさんも、このダイフクすごいおいしい!緑茶と相性抜群だね!アンコの甘さ、好きかも!」モグモグ
シラユキ「何より。御身、滋味深き味わい、結構なお点前で」ズズズ
ドクター「お、褒められたな?良かった良かった」
アンジェリーナ「ドクターはお茶も上手に淹れられるんだ…。すごいね」
ドクター「まあ自分で淹れることも結構あるしな…。さて、それで、アンジェリーナはどうしてダンボール箱に入ってたのかを聞いてみようじゃないか」
アンジェリーナ「あ、うん、そうだよね…。えっと、ついさっきの話なんだけど」
9 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:47:31.82 ID:fD0NBiA10
—ついさっき—
アンジェリーナ(ドクター、まだ帰ってこないのかなぁ…。今日はあたしが秘書当番の日だけど、一人でできることは少ししかなかったし、ドクターが居ないと捗らないなぁ…)
アンジェリーナ(急に出て行っちゃったみたいだし、きっと疲れて帰ってくるんだろうなぁ。ラヴァさんとヴァルカンさんに手伝ってもらってクッキーを作ってみたけど、ほかにも何かできること、ないかな)
アンジェリーナ(それに今日はせっかくだし、早めにお仕事終わらせて、夜は一緒に…)
クロワッサン「アーンジェリーナはん!こんな吹きさらしの甲板でどないしたん?風邪ひいてまうで〜」ポンッ
アンジェリーナ「わわっ!ク、クロワッサン!?どうしてここに!?」ビクッ
クロワッサン「どうしてもなんも、エクシアはんとカシャはんが新しいドローン用意したゆうんで、テストフライトしに来たってわけや。ま、たまたま通りがかってついてきただけなんやけど。ほら、向こうにおるやろ?」
エクシア・カシャ「「元気出せアンジェリーナー!」」ブンブン
アンジェリーナ「ホントだ…。あたし、そんな落ち込んだ顔してた?」
クロワッサン「2人が気ぃ使うくらいには物憂げやったで。ウチらに気付かんぐらいやったしな」
アンジェリーナ「確かに…。ごめーん!大丈夫だからー!」ブンブン
エクシア・カシャ「「」」グッ
10 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:51:03.48 ID:fD0NBiA10
クロワッサン「ほんで、ホンマに大丈夫なん?ウチで良ければ話してみーや?」
アンジェリーナ「え、いや、ホントに大したことじゃないんだけど…。ドクター、急なお仕事で出て行っちゃって、執務室にはまだ残っているお仕事がいっぱいで、きっと疲れて帰ってくるだろうし、あたしにできることなんてそんなにないけど、何か力になれないかなぁ、って…。そ、それだけ、ホントに大したことじゃなくて!」
クロワッサン「ほうほう、なるほど、アンジェリーナはんはホンマに旦那さんが大好きなんやねー」
アンジェリーナ「え!?い、いや、好きとかじゃなくて、単純に大変だなって!それだけっ!それだけだからっ!!///」ワタワタ
クロワッサン「うんうん、そうやね、分かるで。旦那さんいろんなお仕事抱え込んでていつも疲れた顔しとるもんな」
アンジェリーナ「で、でしょっ!勘違いは良くないよクロワッサン!」
クロワッサン「うん、よーく分かったで。そんなアンジェリーナはんのために、ウチが一肌脱いだろうやないか」
アンジェリーナ「え、何かいいアイディアがあるの?」
クロワッサン「モチのロンやで。ウチに任せとき!」
アンジェリーナ「一応、どんな考えか聞いてもいい?」
クロワッサン「名付けて、『プレゼントはあ・た・し♡大作戦』や!!!」
アンジェリーナ「え、えぇ!?」
11 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:51:31.47 ID:fD0NBiA10
クロワッサン「作戦はこうや。ウチの部屋にちょーど!アンジェリーナはんが入りそうなダンボールがあるから、そこに入ってもらってウチが運んでおいて、帰ってきて中を見た旦那さんが大喜び、仕事も捗る!っちゅー寸法や!」
アンジェリーナ「え、え、そんな、プレゼントはあたしだなんてそんな、恥ずかしいよ!ムリムリムリッ、ムリだよっ!///」
クロワッサン「いやいや、アンジェリーナはん、それがこのクロワッサン調べ、実は世の多くの男性はかわいい女の子がある日突然自分の元に送られてこないかと夢見ているらしゅーてな、需要は間違いなくあるで!」
アンジェリーナ「か、かわっ…!///…そんなこと言って、担がれないんだからねっ!クロワッサン調べも微妙に眉唾っぽいし!それにドクターが喜んでくれるかは分からないと思うっ!」
クロワッサン「いやいや、アンジェリーナはん、あれで旦那さんも男なわけやし、きっと喜んでくれると思うんやけどな〜?」
アンジェリーナ「うぅん、そ、そうかな…?喜んでくれるかな…?いや、いやいやっ!でもでもさすがにプレゼントはあたしは恥ずかしすぎるし…!///」
クロワッサン「ほらほら、今なら裸にリボンを巻くところまでサービスしたるで?」
アンジェリーナ「い、いらないよそんなサービスっ!///」
クロワッサン「うーん、ナイスアイディアかと思ったんやけどなぁ…」
アンジェリーナ「どっちかというと、クロワッサンがその様子を見て楽しみたいだけでしょ…?」
クロワッサン「まあ、それも半分ぐらいやな」
アンジェリーナ「もう…」
クロワッサン「でも、アンジェリーナはんが乗り気やない、っちゅーんやったらしゃーない、ウチが入ってくるかな」
12 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:52:01.26 ID:fD0NBiA10
アンジェリーナ「…え?えええ!?ちょ、ちょっと待って」
クロワッサン「ウチも旦那さんが辛い思いしとるのは、よー分かっとんねん。ウチじゃ需要は満たせへんかもしれんけど、少しでも力になれるならやろうかと思うねんな。それに一肌脱ぐって言ったばっかりやし?」
アンジェリーナ「一肌脱ぐってそういう!?そ、それにクロワッサンは十分かわいい女の子だから需要は満たしてると思うし、いやむしろ満たしてるからこそダメっていうか…」ゴニョゴニョ
クロワッサン「んー?どないしたんやアンジェリーナはん?ウチそろそろダンボール箱に入りに行こっかなー?」
アンジェリーナ「う、うぅ…!待って、ちょっと待って…!」
クロワッサン「ええでー、旦那さんが戻ってくるまでは待つでー?」ニッコニコ
13 :
◆sXOFQadeF.
[saga]:2021/01/11(月) 13:52:41.40 ID:fD0NBiA10
―少し離れたロドス号甲板上―
カシャ「向こうはなんだか賑やかそうにしてるねー。気になるー」カチャカチャ
エクシア「うっわー、クロワッサンめっちゃいい笑顔してるなー。あれは悪いこと考えてる時の顔だなー」
カシャ「余計気になってきた…!よし、これでこっちの端末とつながった。…映像も、問題なさそう!エクシア、飛ばしてみて」
エクシア「ラジャ!ゴー、ペンギン号!」
撮影用ドローンことペンギン号「」ブイーン
カシャ「あっ、ちょっと勝手に名前付けないでよー!全く…。うん、映像は問題なし、っと。あとは高感度暗視機能がどの程度のものかだけど、あとでどこに飛ばしてみるか、もうぶっつけかな…。レンズはあとで変えるとして、一応動作は確認しておくかな。あとは…?」
エクシア「カシャ、このドローン中々動かしやすいね!風の中でもバランスとりやすいし!カメラの方はどんな感じ?ちゃんとアンジェリーナとクロワッサンは映ってる?あたしにも見せてよー!」
カシャ「いいけど、水平線の方にドローンを向けてもらってもいい?」
エクシア「ラジャ!」
ペンギン号「」ブイーン
カシャ「…これ、この車両は」
エクシア「あ、リーダーたちっぽいねーこれ」
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