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安価とコンマで異世界転生

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635 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 19:01:09.30 ID:Rf5JcpxVo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】6
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】28【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】550000
636 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 19:16:37.23 ID:Rf5JcpxVo
再び池までやってきた
ランニングをしている人が多く見受けられる


男「これだけ人が居れば……分かるかもな」

ぶりっ子「と言っても、たくさんいますしねぇ」

やる気「ま、気長に待つしかないっすね」

女性「あのー……」

中華「はい?」


話しかけてきたのは、どうやら先ほど湖のイグアナ討伐依頼をしてきた女性であった


氷魔「……む……」


>>下1コンマ……女性のラフ画との類以度(高いほど似てる)
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 19:17:53.46 ID:sPcVuJwm0
638 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 19:26:53.33 ID:Rf5JcpxVo
女性「またここに来られたんですか?」

氷魔「……ちょっとした、用事がありまして……」

氷魔(あまり、似ていない……)

男「ええ、ある女性を探しているんです」


全員それとなく彼女を見たが、ラフ画のそれとはまた違った顔立ちであった


女性「まるで探偵ですね」
639 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 19:31:34.40 ID:Rf5JcpxVo
ぶりっ子「探偵じゃなくて、名探偵ですよ!」

女性「ふふ、そうかもしれませんね」

中華「……失礼。あなたはこの一帯に住んでおられるのですか?」

女性「え……まぁ、そうですね」


急にうやうやしい態度で話に混ざってきた彼に対して、女性は恐る恐る肯定する


中華「では、こちらの女性に見覚えはありますか?」

女性「!?……ちょ、ちょっと!なんてもの見せるんですか!?」


彼はすっかり失念していたようだが、そのラフ画は裸婦画だ
よって、彼女が恥じらうのは当然であった


中華「あっ!すみません!でもそれはそれとして見覚えありませんか!?」

女性「む、むぅ……>>下1」
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 19:33:22.91 ID:BC4kA4saO
そこまでしゃくれてる人知りません
641 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 19:45:05.89 ID:Rf5JcpxVo
女性「そこまでしゃくれてる人知りません」

中華「まぁ、そうですよね」

男「……ん?しゃくれてる?」

中華「どうかしたのかい?」


俺には、そのラフ画がしゃくれている女性の絵には見えなかった。
どういうことなのだろうか?


やる気「別にしゃくれてなくないっすか?普通の黒髪の女性っすよ?」

男「ん、んんん?俺には緑髪の女性に見えるが……」
642 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 20:19:34.22 ID:Rf5JcpxVo
我々はパニックに陥った
この絵はなんと、見る者によって違う女性が写る、マジックアイテムだったのだ


氷魔「……困りましたね。これでは……ヒントになりません……」

男「そうだな……だが、あの占い師はここにその女がいると言っていた」

やる気「やはり、ここで張り込みするしかないっすよ……」


>>下1コンマ……張り込みの結果

01〜20……全然分からない
21〜60……もしかしてあの人は!?
61〜80……本人
それ以上で何かが起こる
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 20:20:53.40 ID:afqJ8u8C0
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 20:21:12.10 ID:vKB/37idO
645 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 20:43:41.31 ID:Rf5JcpxVo
現在は昼過ぎである

太陽は傾き始め、アフタヌーンティーを啜る時間だ。いや、啜るのは行儀が悪い


氷魔「……あ……あの人……」

やる気「むっ!話を聞いてくるっす!」


やる気に満ちた青年はそこにいる女性に話しかけた
彼女はどうやら散歩にきたようだ
646 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 20:52:59.64 ID:Rf5JcpxVo
女A「えっ、なんですか?」

やる気「あの、俺っちたちは人を探してるんすよ!」

女A「はぁ、そうなんですか」

やる気「という訳でちょっと顔をよく見せて下さいっす!」


>>下1コンマ……ラフ画と顔面の類以度
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 20:53:25.47 ID:anAiHTM40
おりゃ
648 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 21:13:53.03 ID:Rf5JcpxVo
やる気「うーん、あんまし似てないっすね」

女A「……なんか屈辱なんですけど!」

やる気「いやぁ、申し訳ないっす」


残念ながら、不発に終わったようだ
人は角度で全く印象が変わるものなので、難しい


中華「……張り込み続行だね」


>>下1コンマ……張り込みの結果

01〜20……全然分からない
21〜60……もしかしてあの人は!?
61〜80……本人
それ以上で何かが起こる
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 21:17:58.60 ID:Opw9zvno0
650 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 22:13:48.22 ID:Rf5JcpxVo
時間は夕方

そろそろ夜だ……営業時間の終わりが近づく。


ぶりっ子「……む!あの人は!」

女B「え?私?」

男「ええそうですとも。少し顔をよく見せてほしいのです」

女B「えっ、ああ……はい」


>>下1コンマ……ラフ画と顔面の類以度
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 22:22:49.67 ID:DovAESgDO
はい
652 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 22:54:50.77 ID:Rf5JcpxVo
中華「うーん……なかなか似てるね?」

氷魔「……どこか、面影があるような……」


中華料理人と氷魔がそういうということは、
彼女の顎はなかなかしゃくれているということだ


男「……あなた……お母さんはご存命ですか?」

女B「え、そうですけど……」

男「ぜひ、会わせてほしい。もしかしたら我々の探し人はあなたの母親かもしれないんだ」
653 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/05(金) 23:46:08.41 ID:Rf5JcpxVo
ギルドの一行はその女性の家を尋ねた


男「すみませーん……」

女性B「お母さーん。いるー?」

B母「はい。なんでしょう?」

やる気「あなたの顔をよく見せてほしいっす!」

B母「えっ、あらやだ……」


>>下1コンマ+50……ラフ画との類以度
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 00:13:18.06 ID:QlgAJhTZ0
へい
655 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 00:31:03.70 ID:duFr01o5o
すみません本日はあまり浮上できなかったのですがここまでです
ありがとうございました
656 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 19:05:42.28 ID:duFr01o5o
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】6
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】28【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】540000
657 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 19:08:23.08 ID:duFr01o5o
やる気「うーん……」


あまり似ていない。
娘と同様、エッセンスのようなものは感じるが、それ止まり。


中華「……ひとまず、帰りますか」

ぶりっ子「そ、そうだね。お騒がせしてすいませんでしたぁー!」


我々は微妙な雰囲気のまま家を出て、
そのまま一旦城下町まで帰った
658 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 19:12:04.58 ID:duFr01o5o
城下町の店まで帰ると、依頼人はまだ居た


客「……あ!解決、できましたか?」

男「……残念ながら……」

客「そうですか……まぁ難しいですよね……」

中華「こういう場合、どうするの?」

男「本日の営業時間はこれで終了となります。また、明日は定休日となっております。ここで依頼を撤回していただいても構いませんが……どういたしますか?」

客「>>下1」
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 19:17:05.10 ID:rlZSoPHUO
いや、せっかくだから最後までお願いしたいのだが…よろしいかね?
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 19:17:45.20 ID:BvhbKVyy0
それじゃあ、あさってまた来ます
661 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 19:26:51.02 ID:duFr01o5o
客「いや、せっかくだから最後までお願いしたいのだが…よろしいかね?」

男「承知致しました」


これにて、本日の営業は終了となった

夕飯まではまだ時間がある。どうしようか?


>>下1……どこへ行こう?

1.魔法道具店
2.武器屋
3.防具屋
4.王立図書館
5.闇市
6.本部ギルド

>>下2……何人で行こう?(その内訳も)
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 19:29:53.76 ID:BvhbKVyy0
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 20:05:19.47 ID:rlZSoPHUO
全員
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 20:06:44.31 ID:N6OP1d/wO
ぶりっ子 氷魔
665 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 20:40:07.24 ID:duFr01o5o
ギルドの一行は、防具屋へと向かった


店主「らっしゃい!ここは鉄壁の防具店!」

男「どうも!俺たちは誰も防具を装備してないからな。防備の拡充は大きな課題だ」

ぶりっ子「うーん……でも防具ってなんかゴテゴテしててむさ苦しいイメージがありますよぉ」

店主「確かにそうだな!息子に若者向けの冒険譚を読ませてもらったことがあるが……伝説の剣とかは決まって話に出てくる」

中華「そうですね。言い伝えの数もなかなかですからね」

店主「しかし、防具は描写もされないことが多い。挿絵を見ても、ただ外を出歩くような格好でドラゴンを討伐していたりする」
666 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 20:47:50.94 ID:duFr01o5o
やる気「分かるっすよ……重要っすよね、防具」

店主「ああ。だから、俺は防具のイメージを良くしていきたい!その為に、色んな防具を試作したんだ!」


確かに、店内を見渡すと奇抜だったりおしゃれな防具が見受けられる
だが、どれもあまり防具として優れたものには見えない


氷魔「……とりあえず、防具を選びましょう」


盾と鎧、またはローブは同時に装備することが可能です
しかし、現在盾を装備できるのは武器を持たないやる気とぶりっ子、剣を装備している男のみです
鎧は物理タイプ、ローブは魔法タイプのキャラに向いています

>>下1……男の買った防具
>>下2……中華料理人の買った防具
>>下3……氷魔の買った防具
>>下4……やる気青年の買った防具
>>下5……ぶりっ子の買った防具


〜鎧〜
レザーアーマー(5000円)
アイアンアーマー(20000円)
オブシディアンアーマー(50000円)

〜盾〜
バックラー(5000円)
ラウンドシールド(20000円)
タワーシールド(50000円)

〜ローブ〜
ノーマルローブ(5000円)
マナアーマー(20000円)
ミッドナイトローブ(50000円)
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 20:49:11.00 ID:LZR0zMgsO
タワーシールド
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 21:12:08.14 ID:sjg2DQv/O
オブシディアンアーマー
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 21:12:38.08 ID:FbAPfjpS0
ミッドナイトローブ
670 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/06(土) 23:40:44.00 ID:duFr01o5o
すみませんいくらなんでも5安価はやりすぎました
本日はここまでです
ありがとうございました
このレスは安価に含めません
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 01:41:57.46 ID:TFj3zdE80
オブシディアンアーマー
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 08:42:45.57 ID:cfxOnE780
タワーシールド
673 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 19:06:51.39 ID:Qph5n4gOO
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】6
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】28【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】290000
674 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 19:12:32.77 ID:Qph5n4gOO
ギルドの一行は防具を購入した


店主「ふむ……似合ってるね!」

中華「ありがとうございます」

氷魔「きっとこれが一番いいローブ……」

店主「おっ!それはミッドナイトローブ。そこそこダメージをカットしてくれるし、闇属性の攻撃を吸収するスグレモノさ!」

男「……じゃあ、このシールドは?」

店主「おっ!それはタワーシールド。高いダメージカット効果と、上空からの攻撃でも防御できるスグレモノさ!」
675 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 19:16:03.34 ID:Qph5n4gOO
中華「……この店主、もしやロボットなのではないでしょうか?」

店主「おっ!それはオブシディアンアーマー______

ぶりっ子「何も聞いてないですよね!?」

店主「……………………」

中華「……………………?」

店主「高いダメージカット性能を持つ、高品質なスグレモノさ!」

やる気「な、なんなんすかこの人……」
676 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 19:20:57.45 ID:Qph5n4gOO
店主に困惑しつつも、装備の安心感に満たされてギルドの一行はギルドハウスへと帰った

今日は誰も食事の用意をしていないはずなので、どうするのかと中華料理人に聞いた。


中華「え?それなら昨日の夜に作っておいた奴があるよ!出来立てに比べれば味は落ちるけど、再加熱して食べるよ」


この人はいつ寝ているんだろうか?
ともかく、さして待たずとも食事の時間がやって来た

意外といつも通りの味に一同は驚いた
677 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 19:24:38.46 ID:Qph5n4gOO
食事が終わったので、男はなぜ味があまり変わらないのか聞いてみることにした


男「今日の夕飯、あんまし味が落ちてるようには思わなかったけどどうしてだ?」

中華「うーん。カレーとかは1日寝かせた方が旨いっていう人もいるからね。そこら辺の好みだと思うよ」

男「なるほど……そこまで考慮してるのか」

中華「手は最大限抜きたくないからね」


まだ就寝までは時間がある


>>下1……何しよう?
1.中華と料理の後始末をする
2.やる気青年の部屋を訪ねる
3.氷魔の部屋を訪ねる
4.ぶりっ子の部屋を訪ねる
5.自由安価
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 19:25:11.38 ID:cfxOnE780
3
679 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 20:01:16.11 ID:Qph5n4gOO
今日は氷魔の部屋を訪ねることにした。
一応異性なのでそれなりに緊張するが、
意を決して軽やかにドアをノックした。


男「………………」


返事がない。
もしや寝ているのだろうか?
しかし、魔法ライトの光がドアの隙間から漏れている。
マナバッテリーの無駄遣いはよくないので、照明だけ消して帰ろうとドアを開けた。
680 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 20:08:38.74 ID:Qph5n4gOO
氷魔「……ちょっと待って……!」

男「え?」


彼がドアを開けると、部屋の中から本の山が倒れてきた
なぜか自室のドアに寄り掛かる形で本の山が放置されていたのだ
ちなみに彼は素早いので咄嗟に避けられた


氷魔「……もしかして……ノックしましたか……?」

男「したねぇ!」

氷魔「それは申し訳ないです……てっきり本の山がガタガタと震える音かと思って……」
681 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 20:11:38.82 ID:Qph5n4gOO
あまりに彼女の部屋が汚かったので、彼は就寝前の時間のほとんどをその部屋の掃除に費やした


男「よし。これで一段落だな」

氷魔「……あ、ありがとうございます……」

男「じゃあ俺はもう寝るけど……あ!そうだ、なんか悩みとかある?」

氷魔「……悩み……」

男「そう、あと要望とかさ。俺は仮にもギルドマスターだし」

氷魔「>>下1」
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 20:14:26.69 ID:zI/o84lFO
ゴールドウィザードとして名高い知名度が欲しい
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 20:16:03.45 ID:WMPqENoIO
訂正してコールドだったな
684 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 20:40:53.33 ID:Qph5n4gOO
氷魔「コールドウィザードとして名高い知名度が欲しい」

男「なるほど……アイデアを考えておこう」

氷魔「……絶対ですよ……」

男「わ、分かったよ……」


硬い決意を秘めた眼差しに若干恐れを抱きながらも自室に帰り、その日を終えた
685 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 20:56:47.70 ID:UO2r38N9o
〜翌日・陰週月曜日〜


朝起きて、軽く朝食をとる
今日は休日なのだから、みんなの気持ちが逸るのである
朝食ののち、ギルドハウスを訪ねる者がいた


やる気「はい。誰っすか?」

本部長「私は本部ギルドのギルドマスターだ。君たちに伝えたいことがあってやってきた」

ぶりっ子「ほ、本部長!?」


玄関でのやり取りを聞いた一行は殆どが取り乱している
そうこうしている内に、本部長がある女性を引き連れてギルドハウス内に入ってきた
686 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 21:00:13.67 ID:UO2r38N9o
唯一、男だけはその女性に見覚えがあった


男「あっ、あのときの巫女さんだ!」

巫女「おや?あなたは……なんか顔立ちがすっきりしてますが、あのとき助けてくれた方ですね?」

男「そうだ。今はここでギルドマスターをやっている」

本部長「へぇ。面識があるとは、実に不思議な巡り合わせだ」

氷魔「……本日は、一体なんの用で……いらしたのですか……?」
687 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 21:28:04.70 ID:UO2r38N9o
本部長「おっと、話が脱線したね。それじゃあ説明頼むよ」

巫女「はい。私は神より賜った託宣……神託を伝えに参りました」

男「そりゃまたどうして」

巫女「それは、そこにいる料理人の方に【救世主の資格】が認められたからです」

中華「へー……え!?僕!?」

巫女「はい。心して聞くように。今回賜ったのは世界を揺るがす魔の長、魔王を倒す為の鍵となる情報です」

やる気「おお!一体どんな情報っすか!?」

巫女「他言無用でお願いしますよ。>>下1です」
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 21:30:03.80 ID:LGvPo//v0
フェニックスの骨で作られた武器だから
689 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 22:00:14.92 ID:UO2r38N9o
巫女「フェニックスの骨で作られた武器だからです」

氷魔「……フェニックス……実在するんですか……?」

本部長「実在する。まだ私が前線で活動していたときに出会ったことがあるからな」

男「なるほど……フェニックスはどこにいるんですか?」

本部長「んー……教えない。君たちの実力じゃあまだまだフェニックスには勝てないだろうからね。無茶されちゃ困るんだ」

ぶりっ子「つまり、私たちが強くなるのがひとまずの目標ですか?」
690 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 22:06:41.25 ID:UO2r38N9o
本部長「そうだな。じゃあ我々は帰らせてもらうよ」

巫女「……人は、鍛練の最中に救世主に目覚めることがあります。あなた方は『救世主』を目指すギルドですから、その可能性を大いに秘めています。……それでは」


二人組はどこかへと帰っていった


男「まぁ、鍛練なら仕事で積めるだろう」

やる気「そっすね!どんどん鍛えて魔王を倒すっすよ!」

中華「責任が重いなぁ……」


>>下1……休暇だ。どこにいこう?

1.酒場
2.魔法道具店
3.武器屋
4.防具屋
5.王立図書館
6.カジノ
7.闇市
8.城
9.本部ギルド
10.城下町の外

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 22:30:22.59 ID:TFj3zdE80
7
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 22:32:44.49 ID:S7Cev3/DO
氷魔ぶりっ子の3人
693 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 22:39:47.50 ID:UO2r38N9o
男、氷魔、ぶりっ子の三人はきらびやかな城下町の裏の顔、闇市へと来ていた
物乞いのような風貌の人も、やたら豪奢でうさんくらい人も、並んで商売をしている


男「なんだここ……」

ぶりっ子「ここは闇市です。やたら高いものが売ってますし、粗悪品をつかまされるリスクがあるんですよぉ」

男「だめじゃん」

氷魔「……でも、認可がとれないほど……強力なアイテムや……貴重な素材が……売ってることもある……」
694 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 23:17:24.78 ID:UO2r38N9o
男「……確かに、なかなかロマンがある物が売ってるな」

ぶりっ子「そうですよぉ。こういうところは値切りもしやすいですしねぇ」

氷魔「………………」


氷魔は黙々とめぼしいもののリストをつけている

どうやら、リストの中から買うのが利口なようだ。


>>下1……何を買う?

1.[破損リスク有]小型電磁キャノン(16000円)
2.[当たり外れ有]惚れ薬(8000円)
3.[ペット用?]スライム(24000円)
4.[当たり外れ有]顔面ヨクナール(8000円)
5.[要注意]麻薬(24000円)
6.[分かり辛い]古典魔導書(40000円)
7.[曰く付き]闇の宝石(40000円)
8.[ただの石ころかも]隕石(16000円)
9.[MP効率最悪]思考盗聴器(24000円)
10.[信憑性無し及び邪悪]邪教典(32000円)

>>下2……いくつ買う?
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:18:04.57 ID:kcEAnrScO
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:21:09.67 ID:cfxOnE780
3つ
697 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 23:43:10.47 ID:UO2r38N9o
【ギルドの資金】266000


三人が買ったのは、マーブルな色の錠剤

どうやら、これを飲めば顔がよくなるらしい。


男「よし、飲むか」

ぶりっ子「ちょ、ちょっと待った」

氷魔「……待ちなさい……」

男「何だ。一人一個では不満か?」

ぶりっ子「それはその、ほら、あれじゃないですかぁ!?」

男「いや、いいよ。全員で相談してこれ買ったんだからな。もうお互いに以心伝心だ。くれてやる。……ただし、氷魔にだ」

氷魔「……ありがとう……」
698 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/07(日) 23:48:09.97 ID:UO2r38N9o
ぶりっ子「くっ……」

ぶりっ子(まぁ渡さないってことは私のほうがかわいいってことですしー?悔しくないですしー?)

氷魔「……ふふ、これで私も……」


二人は、水も使わずに一気に錠剤を飲み込んだ

>>下1コンマ……ぶりっ子の薬
>>下2コンマ……氷魔の薬
>>下3コンマ……氷魔の薬2

〜顔面薬テーブル〜
01〜20……【顔面】-4
21〜40……【顔面】+-0
41〜60……【顔面】+2
61〜80……【顔面】+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる

また、本日はここまでです
ありがとうございました
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:48:30.96 ID:LGvPo//v0
たらたら〜ん
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:50:12.85 ID:cfxOnE780
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:50:48.21 ID:S7Cev3/DO
乙です
702 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 19:03:44.36 ID:cXGAAvKio
先日は能力変化の最中で終了したので、ステータスは後ほど貼ります


>>下1コンマ……ぶりっ子の薬
>>下2コンマ……氷魔の薬

〜顔面薬テーブル2〜
01〜20……【顔面】+-0
21〜40……【顔面】+-2
41〜60……【顔面】+4
61〜80……【顔面】+6
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:04:26.99 ID:OOhsX+ac0
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:05:31.84 ID:3gNcWsOR0
705 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 19:46:39.26 ID:cXGAAvKio
これが二人の執念か

>>下1コンマ……ぶりっ子の薬
>>下2コンマ……氷魔の薬

〜顔面薬テーブル3〜
01〜20……【顔面】+2
21〜40……【顔面】+4
41〜60……【顔面】+6
61〜80……【顔面】+8
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:47:05.93 ID:c5pzgWc2O
まだだ!
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:53:06.45 ID:yBXfE5YDO
はい
708 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:03:41.91 ID:cXGAAvKio
氷魔の【顔面】12

>>下1コンマ……ぶりっ子の薬

〜顔面薬テーブル4〜
01〜20……【顔面】+4
21〜40……【顔面】+6
41〜60……【顔面】+8
61〜80……【顔面】+10
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 20:06:49.78 ID:wcXd7HIX0
やあっ
710 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:36:25.76 ID:cXGAAvKio
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】266000
711 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:41:08.09 ID:cXGAAvKio
氷魔「……ふふ、ちょっと良くなった気がします」

ぶりっ子「私も、かなり変わった気がしますよぉ」

男「ああ。綺麗になったと思うぞ」


見たところ、氷魔もぶりっ子もかなり顔が良くなっている。
特に、ぶりっ子はかなり良くなったと言えるだろう。


ぶりっ子「ありがとうございますぅ!」

氷魔「……なんか……照れる……」
712 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:51:38.94 ID:cXGAAvKio
こうして三人は闇市での買い物を終えた


男「まさか、あんな薬があるとは……流石異世界だな」


現在の時刻は昼時。
そこら辺の店でパンを買って食べた。
最初は菓子パンでも買おうかと思ったが、高級なプレーンのパンが今日は魅力的に映った


>>下1……休暇だ。どこにいこう?

1.酒場
2.魔法道具店
3.武器屋
4.防具屋
5.王立図書館
6.カジノ
7.闇市
8.城
9.本部ギルド
10.城下町の外

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 21:51:04.05 ID:PYxR6yTqO
飲み放題に誘いな 酒場
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:03:14.57 ID:3gNcWsOR0
全員で
715 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:20:06.42 ID:cXGAAvKio
男は、街中にいるギルドの面々を呼び集め、酒場へと向かった


やる気「酒場でなんかあるんすか?」

男「飲み放題をやってるらしい」

中華「へぇ……そういえば、酒なんて長いこと飲んでないな」

氷魔「……酒……」

ぶりっ子「氷魔ちゃん、お酒は飲める年齢なんですかぁ?」

氷魔「……一応……飲める年齢……」
716 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:28:46.76 ID:cXGAAvKio
酒場に着くと、既に飲んでいる者たちの騒ぎ声が耳に飛び込んでくる


男「飲み放題まだやってますか?」

マスター「あいよ!一人……1600円!」


【ギルドの資金】259600


こうして一行はテーブル席に通され、宴会が始まった
出されるおつまみを貪る者、おつまみもほどほどに酒を飲む者、酒を浴びるように飲む者もいる
宴会の前半、特に酒を飲んだ(または飲まされた)のは>>下1である
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:29:47.73 ID:BaZ10+rv0
やる気
718 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:55:30.66 ID:cXGAAvKio
やる気「かーっ!酒はうまいっすねぇ!」


彼はまるで神話の竜のように酒を飲み、
その顔は烈火の如く赤に染まっていた


ぶりっ子「飲み過ぎじゃないですかぁ?」

やる気「んー……大丈夫っすよ!酒には強いんで!」

中華「食いっぷりもいいけど、飲みっぷりも中々だね」

やる気「俺っちはこれまで色んな飲み会や打ち上げに参加してきたっすからね!」
719 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:00:18.22 ID:cXGAAvKio
男「確かに、ビールが似合うな、やる気は」

やる気「そっすか!?まぁ冷えたビールは最高っすよ!」


そう言って彼はビールのようなものを飲んでいる

いや、あれはビールなのだろうか?
一部がシャーベット状になっていて、
小銭入れを揺すったときのような音をたてながら食べるように呑んでいる。


氷魔「……でしょう?」

男「お前がやったのか?」

氷魔「……ええ。私もこれくらいのビールが好きですし……彼も冷えている方が良いと……おっしゃったので」
720 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:05:25.36 ID:cXGAAvKio
男「なるほど……そういうのもあるのか」


彼が不思議なビールに気を取られているうちに、飲み会は後半戦を迎えた
酔いが回って呂律が回らなくなる者、ちびちびつまみと酒を飲む者、まるで変わらないザルもいる

後半戦で特に酒を飲んだ(飲まされた)のは>>下1だ
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:07:14.03 ID:ItY3C+uQO
飲まされたのもやる気
722 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:18:07.34 ID:cXGAAvKio
中華「……ふむ……なるほど?」


何やら中華料理人がメモを取っている

なにやら、計算式が書いてある様子だが……


男「なんだそれ?料理の研究……じゃなさそうだな」

中華「どのくらい食べれば元が取れるか計算していたんだよ」

男「へぇー……」

中華「おつまみは特別安価な原料を使ってるみたいだね。一方、城下町は酒飲みが多いから、ビールは常に不足気味。元が取りやすいね」
723 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:21:43.00 ID:cXGAAvKio
男「なるほど!やる気!」

やる気「なんすか?」

男「もっとビール飲め!」

やる気「……え?まぁいいっすけど。そんな飲み過ぎもあれっすよ?さっきは結構呑んでたっすけど……」


ここに来て控えめな対応だが、彼はもう何がなんでも元に近付けたいため、呑ませる決心は揺らがなかった


男「まぁまぁ。一番元取れるのがビールだからさ」

やる気「は、はぁ……」

ぶりっ子「ええっ!?元取れるんれすかぁ!?……よし飲めやる気!おらおらー!」

やる気「なんすか!?いつもより怖いっすよ!?」
724 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:22:25.05 ID:cXGAAvKio
本日はここまでです
ありがとうございました
725 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:02:11.58 ID:Qq4xOeYDo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】259600
726 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:08:07.53 ID:Qq4xOeYDo
そんなこんなでやる気に満ちた青年はめちゃくちゃ呑まされた
しかし、あまり酔っている様子ではない
相当なザルであることは間違いないだろう


マスター「飲み放題終了でーす!」

男「……お、もう終わりか、店出るぞ。立てるか?」

中華「うん。まぁ問題ないだろう」

氷魔「……うぅ……立てますけど……けっこう酔いましたね……」
727 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:13:14.21 ID:Qq4xOeYDo
やる気「いやー呑んだ呑んだ!こんな呑んだのは久しぶりっすよ!」

男「マジでなんでそんな呑んで平気なんだ……蟒蛇の肝臓を持っているのか」

やる気「これは分からんっす!飲み放題でもないと酔えないんでこれはこれで難儀してるんすよ」

中華「それで酔ってるんだ……」

ぶりっ子「………………」

やる気「ありゃ、ぶりっ子さん?大丈夫っすか?」

ぶりっ子「アァ?」


彼女は普段からは想像もできないような唸るような声、猛禽類の如き眼光で自らを立たせようとしたやる気青年を睨み付けた
728 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:17:37.77 ID:Qq4xOeYDo
やる気「ひぃ!怖いっすねー!」

ぶりっ子「……はっ!私、どうかしてました?」

中華「どうかしてたっていうか……」

ぶりっ子「わ、忘れて下さい!」


一行はドタバタ騒ぎながらも、
無事全員が最低限歩ける状態で店を出た

時刻はもう夜だ。
だがもう夕食は酒場で済ませたので、もう少しだけ出歩けるだろう。


>>下1……夜の城下町だ。どこにいこう?

1.酒場
2.魔法道具店
3.武器屋
4.防具屋
5.王立図書館
6.カジノ
7.闇市
8.城
9.本部ギルド
10.城下町の外

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:20:50.60 ID:0701VsRh0
6
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:25:22.73 ID:HBHsgA9i0
全員で行く
731 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:34:30.46 ID:Qq4xOeYDo
ギルド一行は酒場を出たその足でカジノを目指した


やる気「あれがカジノっすよ!」

男「きらびやかでいいな。しかし……こういう所は怖いイメージもある」

中華「それに関しては気にしなくていい。ここは城下町だから、公的機関が強い。悪いことはできないはずさ」

ぶりっ子「カジノは久しぶりですぅ……」

氷魔「……本当?」

ぶりっ子「え?えぇ、そうです!」

ぶりっ子(まぁ、ギルド所属前は週2以上のペースで居ましたけど……)
732 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:45:16.80 ID:Qq4xOeYDo
カジノの中は機械の発する音がそこかしこから聞こえてとてもうるさい

見たところスロットマシン、ポーカー、ルーレットが置いてあり、この中から選ぶことにした。


男「うーん、色々あるね」

ぶりっ子「そうですねぇ。初心者はスロットなんかおすすめですよ。掛ける金額が少ないですからねぇ」

男「……へぇー……じゃ、じゃあ他のは?」

ぶりっ子「ポーカーはバランスが良いですね。ルーレットは掛け金こそかなりかかりますが、リターンもなかなかですよぉ!」

中華「……詳しいんだね?」

ぶりっ子「はっ!いやこれはアレですよ!噂です噂!」


>>下1……どのギャンブルをしようか?
1.スロット(低リスク低リターン)
2.ポーカー
3.ルーレット(高リスク高リターン)
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:45:49.43 ID:9ZhuoTZRO
734 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 20:22:30.80 ID:Qq4xOeYDo
一行はポーカーの台までやってきた
そこでは黒スーツの不敵な笑みを浮かべるゲームマスターが客を相手に真剣勝負をしている


男「ポーカーか。よし、やってみよう」

氷魔「……いや……ここは私が……」

中華「自信があるのかい?」

ぶりっ子「いえ……ポーカーは精神力の勝負。魔法使いが出るのが一番ですよぉ」

やる気「なるほど……よく考えてるっすね」


氷魔はゲームの開始を見計らって席に座り、
一万をベットしてポーカーを始めた


>>下1コンマ……結果
01〜40……敗北。一万失う
41〜60……引き分け
61〜90……勝利。三万ゲット
それ以上で何かが起こる
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