百合子「ほらほら、私のほっぺを引っ張らないんですか?」P「くっ……!」

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1 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:08:34.96 ID:KBVNdf4l0
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
百合子、誕生日おめでとう!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1616069314
2 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:09:16.79 ID:KBVNdf4l0
 
百合子「私のほっぺをムニーってしても良いんですよ? しないんですか?」

P「くっ……!」

紗代子「えっ!? 二人とも一体何が……」

律子「私が説明するわね」

紗代子「律子さん!」
 
3 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:09:55.36 ID:KBVNdf4l0
 
 あれは百合子が野外フェスを終えた時のことだったわ。
 慣れない環境でのソロライブ、百合子だけじゃなくてプロデューサーも緊張していたみたいね。

 ライブを終えた百合子が舞台袖に戻ってきた時、百合子と一緒に感極まっちゃってね。
 百合子の手を取って「最高のライブだった!」なんて言っちゃうものだから、百合子も乗りに乗っちゃって、やれステージ上で見た景色がどうだったとか、青い空が広がっていて空を飛んでいるようだったとか。止まらなくなっちゃったのよ。

 暫くはプロデューサーも「うんうん」って頷いていたんだけど、いよいよ百合子の次の人の曲の終わりが近づいて来ちゃってね。
 周りがザワついて来たのを見て、流石にプロデューサーも焦ったんでしょうね。
 
4 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:10:41.50 ID:KBVNdf4l0
 
 暴走しちゃった百合子を止めるために、百合子のほっぺを引っ張ったのよ。いつも事務所でしているように。
 百合子もいつも通り「いひゃい!」って言いながら妄想の世界から帰ってきてね。それで一件落着かと思ってたんだけど。

 それを見ていたスタッフが「765のプロデューサーと七尾さん、仲が良いなぁ」って思ったらしくてね。
 その噂がどんどん広まっていくうちに尾鰭が付いて、「765プロのプロデューサーと七尾百合子が付き合っている」なんて噂がスタッフさんの間で流れちゃったのよ。
 もちろん私も社長も火消しに回ったわ。外に漏れる前に止められたから良かったけど、もうあんなことはコリゴリ。
 
5 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:11:10.97 ID:KBVNdf4l0
 
紗代子「それで、プロデューサーは百合子のほっぺを引っ張ることを禁じられたんですか」

律子「そういうこと」

百合子「ほらほら〜、ほっぺがこんなに近くにありますよ〜?」

P「くっ……!!」

紗代子「なんか違くないですか?」

律子「私もそう思い始めたところよ」
 
6 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:11:48.05 ID:KBVNdf4l0
 
律子「プロデューサー殿、何が問題だったか分かっていますか?」

P「分かっているさ。だからこうして百合子のほっぺを引っ張るのを我慢して……」

百合子「プロデューサーさん、見て下さい、たこやき」

P「あぁッッ……!!!」

紗代子「どうしてそんなに苦しそうなんですか?」

P「苦しくないわけあるか。百合子のほっぺを引っ張るのは謂わば呼吸。今の俺は常に低酸素トレーニングをしているに等しい状態だ」

紗代子「トレーニング……」

律子「紗代子?」
 
7 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:12:28.81 ID:KBVNdf4l0
 
紗代子「わぁっ! 見て下さいプロデューサー! 百合子のほっぺ、こんなにキメ細かくて、モチモチですよ」ムニムニ

百合子「ひゃあ〜、やめふぇくらひゃい〜」

P「ぐっ……!! ぐぐぐぅ……ッ!!!」

紗代子「プロデューサー、耐えて下さい! 努力の先に栄光が待っているんです!」ムニムニ

律子「紗代子」
 
8 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:13:03.60 ID:KBVNdf4l0

紗代子「だって律子さん。百合子のほっぺ凄いんですよ。ちょっと触ってみて下さい」

律子「いや、私は別に」

百合子「律子さんは私のほっぺをムニってしたくないんですか?」

律子「別に……」

P「正気か?」

百合子「プロデューサーさんと違って律子さんは自由に私のほっぺをムニってして良いんですよ?」

律子「……」
 
9 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:13:30.73 ID:KBVNdf4l0
 
律子「なるほどね、これは凄いわ」ムニムニ

百合子「えへへ……」

P「くっ、律子までも……ッ!」

紗代子「プロデューサー、耐えて下さい! まだまだ負荷をかけていきますよ!」

律子「負荷?」ムニムニ

紗代子「百合子のほっぺをムニりたい欲を最大まで高めて、それに耐える訓練を重ねるんです!」

百合子「ひえぇなんておそろしい」

P「なんて非常な! しかし俺も765プロのプロデューサー、耐え抜いてみせるぞ!」
 
10 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:14:59.63 ID:KBVNdf4l0
 
——そして、過酷な特訓の日々が始まった!
 

P「ぐわぁ! パソコンのデスクトップが百合子の顔面の写真に!」

亜利沙「さっきハッキングして、ありさ厳選の百合子ちゃんの写真に差し替えておきました」

P「4K画質でもハッキリと分かるモチモチのお肌!」

百合子「なんだか恥ずかしいですね」

P「ゆ、百合子!」

亜利沙「そしてさり気なく接近する百合子ちゃん! これはズルい!」

百合子「こんなにアップで、毛穴とか見えちゃうんじゃ……。私のお肌、ちゃんと綺麗ですか?」

P「くっ……! くうっ……!」

亜利沙「そして詰めよる百合子ちゃん! プロデューサーさんは耐えきれるのでしょうか!?」
 
11 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:15:37.26 ID:KBVNdf4l0
 
P「……あぁ、綺麗だから大丈夫だよ。オヤツ食べる?」

百合子「あ、ありがとうございます」

亜利沙「耐えたぁーーー!!!! そしてありさはもう耐えられません! 百合子ちゃん失礼します!」ムニムニムニムニムニムニムニ

百合子「うひゃあああぁぁ」

紗代子「流石ですプロデューサーさん! 次の試練も頑張ってください!」

P「いつの間にか試練になってる」
 
12 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:16:21.02 ID:KBVNdf4l0
  
P「……」カタカタ

百合子「えいっ」

P「冷たっ!?」

百合子「えへへ、今日は風が強くてちょっと寒かったですね」

P「くっ、百合子か……ッ!」


紗代子「このみさん、これは一体!?」

このみ「これは自然なボディタッチで相手からのボディタッチを誘うという高等セクシーよ。これで堕ちない男はいないわ」

百合子「いつも意地悪してくるプロデューサーさんに仕返しです!」

P「くっ……!」

このみ(自然とやり返しやすい流れに。百合子ちゃん、やるわね……!)

紗代子(プロデューサーさん……!)
 
13 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2021/03/18(木) 21:17:02.31 ID:KBVNdf4l0
 
P「そうか。さっきお湯沸かしたから温かいココアでも飲もうか」

百合子「……ありがとうございます」

紗代子「プロデューサー……ッ!!」

このみ「ふふっ、プロデューサー、立派になったわね……」
 
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