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【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】

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166 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/28(水) 23:11:01.20 ID:FyTVo8qK0
【蝶ネクタイの変声機を渡した…】

灯織「摩美々さん、こちらをどうぞ」

摩美々「んー?これって、あれじゃなーい?百巻ぐらい出てる漫画の……」

灯織「どうやら裏のダイヤルで自由に自分の声を変えられるみたいですよ?」

摩美々「ふーん……」

灯織「あ、でもだからといって悪用をしては……」

めぐる?「灯織……ごめんね、見ちゃったんだ……」

灯織「め、めぐる……?み、見たって何を……?」

めぐる?「灯織……信じてたのに……なんで、なんで……」

灯織「ご、ごめん、めぐる!私何かしたのかな?!だ、だったら直すし、謝るから……!」

めぐる?「ホント?それなら灯織……摩美々のために肉まんを用意してあげて……!」

灯織「……摩美々さん」

摩美々「ノリわるーい」

灯織「十分乗りましたよ……それに肉まんなんてここじゃ無理ですよ……」

摩美々「灯織はケチですねー」

灯織「ケチじゃありません!」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

灯織「摩美々さん、甜花さんが……」

摩美々「え、甜花がどうかしたわけー?」

(そうだ、摩美々さんはさっき食堂にいなかったし……甜花さんの病気を知らないんだ)


摩美々さんに甜花さんのことについてお話しした……


摩美々「うぇ……それ、摩美々も責任あるやつじゃないですかー……」

灯織「ま、まあ……否定は、できないかもしれないですね」

摩美々「甜花、ゲームしてるときはすごい元気そうだったケド……無理してたのかなー」

灯織「状況が状況ですから……表に出さず抱えているものがそれぞれあってもおかしくはないですよ」

摩美々「はぁ……なんか悪いことしちゃったかなー、罪悪感感じちゃうー」

灯織「摩美々さんが罪悪感……?」

摩美々「それどういう意味ー?」

灯織「じょ、冗談ですよ……」

摩美々「灯織、昨日からやたら私に仕返ししようとしてるじゃーん」

灯織「別にそんなつもりでは……」

摩美々「ま、いいですケド……あとで甜花と甘奈にはちょっと謝っとこうかなー」

灯織「それがいいかもしれませんね……」


1.どんなゲームでそんな早朝まで……?
2.二人にいたずらしちゃダメですよ?
3.自由安価

↓1
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/28(水) 23:16:51.59 ID:PREk+jY40
1
168 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/28(水) 23:24:15.62 ID:FyTVo8qK0
>>165 ダンガンロンパ原作ではプレゼントを渡してもキャラクター自体の状態が変わったりはないですね。
   プレゼントに応じてここまでセリフも変わることはないですね。安価スレという特性上色々と反応を私は変えていますが…
   所持品などで展開が変わることも現状考えていないので、まあそこまで深く考えなくて大丈夫です!

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1 選択

灯織「ところで摩美々さん、そんな遅くまでいったい何のゲームをしていたんですか……?」

摩美々「えー?灯織が出て行ったときっていつぐらいだっけー?」

灯織「えっと……確かレースゲームをしていたころだったような」

摩美々「あー……レースゲームはもう勝ち目なさ過ぎたからすぐやめてー、その後結局格闘ゲームもやったんだよねー」

灯織「はぁ……」

摩美々「そしたらまた甜花がめちゃくちゃ強くて……なんかフレーム?ってとこまで計算してるらしくて、なんかいろいろと教えてもらっちゃったー」

(前に自由行動の時に言ってたゲームかな……?)

摩美々「前は灯織にコテンパンにやられましたけどー、次やったら摩美々が勝つからねー」

灯織「そ、そもそも私はその格闘ゲームを知らないんですが……」

摩美々「でも、甜花意外だねー。ゲームになると結構饒舌っていうかー」

灯織「え、そうなんですか?!」

摩美々「あー……それは、甜花とマンツーマンでゲームやった人間のみが知れる特権ってコトでー」

灯織「ず、ずるいですよ!」

摩美々「ふふー」

【親愛度が上昇しました!】

【田中摩美々の現在の親愛度…6.0】
169 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/28(水) 23:26:18.18 ID:FyTVo8qK0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

(甘奈に謝りに行く摩美々さんを見送って自分の部屋へと戻ってきた……)

灯織「摩美々さん、珍しくかなり反省してたな……」

灯織「まあ、ゲームは楽しいとはいえ……のめりこみすぎちゃ、ダメだよね……」

(甜花さん、大丈夫かな……?)

【自由時間開始】

(また時間はあるかな……)

灯織「さて、どうしようかな」

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

↓1
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/28(水) 23:27:19.33 ID:Bh+duOc80
2雛菜
171 :そういえばまたポシェット判定してなかった…更新終わりにでもやります ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/28(水) 23:33:15.25 ID:FyTVo8qK0
2 雛菜選択

【美術室】

灯織「市川さん、こんにちは。昨日はどうもありがとうございました」

雛菜「ん〜?……あ〜、ゲーム楽しかったですね〜!」

灯織「はい、市川さんは普段はゲームなどは?」

雛菜「ん〜、たまに四人で揃った時とかはやってましたかね〜」

雛菜「あとスマホゲームをちょびっとだけやったり〜?」

灯織「なるほど……私もおおむね同じです」

雛菜「そういえば前にゲーム配信、やってたって聞きましたけど〜?」

灯織「ご、ご存じなんですか?!」

雛菜「また聞きですけどね〜……あ、どうせ暇ですし、その時の話でもします〜?」

(市川さんにイルミネでやったゲーム配信についてお話しした……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【ツルカメダイヤモンド】
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【新品のサラシ】
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ダンベル君主論】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/28(水) 23:39:08.48 ID:PREk+jY40
1 【ツルカメダイヤモンド】
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/28(水) 23:47:23.10 ID:kB63yQn60
渡す 色恋沙汰リング
174 :今日のところはこの自由行動で終わります ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/28(水) 23:56:15.71 ID:FyTVo8qK0
【ツルカメダイヤモンドを渡した…】

灯織「市川さん、こちらをどうぞ」

雛菜「ん〜?指輪ですか〜?」

灯織「はい、これをつければ長きの幸せが保証される婚約指輪……の模造品なんですが、どうでしょう。市川さんの可愛らしい着こなしに似合うんじゃないかと」

雛菜「ん〜……あ〜!確かに可愛いですね〜!ガラス製の偽物なのはちょっと残念ですけど〜、ありがたくいただいておきま〜す」

(うーん、普通の喜び方だったな……)

-------------------------------------------------

雛菜「あ、そうだ!この前の話、覚えてます〜?」

灯織「この前の話……?というと……」

(そうだ、この前は浅倉さんと小糸の死を受けて、市川さんが変わっていこうとしていること)

(前に進もうとしていることについて、私もお手伝いをしていきたいって申し出をさせていただいたんだ……)

雛菜「まだ、雛菜の中で答えが出せてなくって〜……ごめんなさい」

灯織「い、いえ!市川さんが決して謝る必要は……!」

雛菜「でも、絶対雛菜も前に進むための結論は出すつもりなので〜、もう少しだけ雛菜のわがままで待ってもらってもいいですか〜……?」

灯織「はい、待ちますよ……もちろん。そばで見守らせてもらいます」

雛菜「……」

灯織「……」

雛菜「……あの、今更なんですけど……どうして、そこまで人のために動けるんですか〜?」

灯織「……え?」

雛菜「雛菜以外にも……それこそ小糸ちゃんにだって、自分の時間とかエネルギーを割いてまで話を聞いて、すごく大変で辛い思いをしながらもみんなと関わってるじゃないですか〜」

雛菜「雛菜は、今のところそこまではできてないし……まだ、前に進み切れてない」

灯織「……」

雛菜「人のために動くことが、『しあわせ』なんですか〜?」


1.……少なくとも、私にとってはその一つなんじゃないかとは思っています
2.はい、雛菜さんのために頭を悩ませているこの時間も、そうなんです
3.自由安価

↓1
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 00:00:42.71 ID:AAToA1Tj0
2
176 :この安価とコンマ処理で終わります ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 00:10:05.84 ID:3z9119yo0
2 選択

灯織「市川さんの言う『しあわせ』がなんなのか、私のはそのすべてが分かったわけではありません」

灯織「ただ言葉通りの幸福、であってもそうでなかったとしても……」

灯織「市川さんのために頭を悩ませているこの時間も、私にとって……『しあわせ』だと言えるものなのは間違いないと思います」

雛菜「……!!そっか〜……!」

雛菜「なんだか、プロデューサーにそっくりじゃないですか〜?」

灯織「ぷ、プロデューサー……ですか」

雛菜「プロデューサーも、自分のことは置いておいて雛菜たちのことばっかりしてるのにすごくしあわせ〜な感じしてるじゃないですか〜?」

雛菜「それに似てるな〜って、どう思います〜?」

灯織「……わ、私がプロデューサーの影響を受けている……ことは、そうかもしれません……」

雛菜「あは〜?」

灯織「えっと、その……それは純粋な尊敬の気持ちと言いますか、態度を見習いたいと言いますか……」

雛菜「なんだか顔真っ赤ですけど〜……照れてるんですか〜?」

灯織「こ、これは生理現象といいますか……!」

雛菜「あは〜?別に雛菜からかったりしてませんよ〜?」

雛菜「純粋に、プロデューサーと一緒ですごいな〜って!」

灯織「そう言っていただけると助かります……」

(なんだか市川さんの手玉に取られてしまったような感じだ……)

(でも、前よりも、仲はどんどん縮まってきている気がする……)

【親愛度が上昇しました!】

【市川雛菜の現在の親愛度…7.0】

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費することにより、本日の自由行動をもう一度だけ追加することができます】

【現在のモノクマメダル 47枚】

【スキル:一番星の魔法】を使用しますか?

>>177

【併せて昨日分のスキル:ポシェットの中にはの判定も行います】

【コンマ末尾と同じ枚数だけモノクマメダルが獲得できます】

>>178
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 00:15:11.73 ID:QPC3E0xb0
使う
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 00:15:45.40 ID:sORH2Xz1O
あは〜?
179 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 00:20:21.49 ID:3z9119yo0
【スキル:一番星の魔法を使用しました】

【残りのモノクマメダル枚数:37枚】

【スキル:ポシェットの中にはを使用しました】

【コンマ判定:40】

【末尾0は10と判定します】

【モノクマメダル10枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数:47枚】
180 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 00:23:08.61 ID:3z9119yo0
モノクマメダルが増減ゼロとなったところでここまで。
今回は長く更新が滞った分一気に進めさせていただきました。
事件発生も近いです。

次回更新は4/29 22:00~を予定していますが、事件発生パートが今回は長くなりそうなのでどこまで進めるかは別途調整するかもしれません。

最後に親愛度の整理だけあげて、終わりにします。
それではお疲れ様でした。

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【ここまでの親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……0
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……6.0

・【超高校級の幸運】園田智代子……1.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……2.0
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……7.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】

-------------------------------------------------
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 01:06:11.97 ID:QPC3E0xb0
乙です
雛菜の気に入る物は何だろうな
手持ちにない可能性もありそう
182 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:02:38.21 ID:3z9119yo0
雛菜を始めとして信愛度上昇のためのプレゼントについてのヒントというか、法則と言うか…
私はパフェコミュか否かの判定はプレゼント選定時その場その場で決めています。
ダンガンロンパを実機で起動してアイテムの説明文を見て、アイドルと見比べるようなイメージですね。
なので甜花の「むらまさ」のようなことが起きるわけです(アイテム名と説明文で結構乖離がある)。
雛菜はなかなかその基準が難しい…
一応雛菜でもパフェコミュになるユニットゆかりのアイテムなんかは用意してあるのでそちらを狙うのもありかもしれません。

それでは予定通り再開します…
183 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:04:18.58 ID:3z9119yo0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

(市川さんとの距離はどんどん詰まってきた感触がある…)

(ただ、いまいち踏み切らないような印象があるのは、市川さんがまだその一線を越えてないからだろうか……)

【自由時間開始】

(また時間はあるかな……)

灯織「さて、どうしようかな」

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

↓1
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:05:35.43 ID:QPC3E0xb0
2園田
185 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:09:18.89 ID:3z9119yo0
2 智代子選択

【倉庫】

灯織「あれ、チョコ……またこんなところでどうしたの?」

智代子「あ、あっ?!灯織ちゃん!?ひ、灯織ちゃんこそどうしたの?!」

灯織「そ、そんな慌てなくても……大丈夫だよ、誰にも密告なんかしないから……」

智代子「え、えへへ……お見通しでしたか……」

灯織「この前も箱ごとお菓子持って帰ってなかった?」

智代子「なくなっちゃいまして……えへへ……」

灯織「早すぎるよ……」

(チョコと一緒に新しいお菓子を探して過ごした……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【新品のサラシ】
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ダンベル君主論】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:11:12.65 ID:f5Say+BP0
1.ダンベル君主論
187 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:18:38.95 ID:3z9119yo0
【ダンベル君主論を渡した……】

灯織「チョコ、これ……」

智代子「え、ダンベル……こ、これって……?」

灯織「ダンベルの中に電子書籍が内蔵されてて、一ページめくるごとに持ち上げる仕組みになってるみたいなんだけど……」

智代子「こ、これは……夏葉ちゃんが大喜びの予感……!」

灯織「そうだよね。夏葉さんは文武両道な方だからいつでも自己研鑽に努めていらっしゃって……」

智代子「でも流石にこれは使いづらいと思うよ?!」

智代子「まあ……両者別々になら、並行作業でやってたんだけど……」

灯織「あはは……夏葉さんらしいね」

智代子「うん、なんだか夏葉ちゃんのことを思い出して……元気が湧いてきたよ!ありがとう灯織ちゃん!」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------


智代子「ひ、灯織ちゃん……ご相談が……」

(うっ……なんかデジャブだ……この前はこの学園にお菓子がないことについて相談を受けたんだっけ……)

灯織「チョコ、でも今さっきもお菓子は探したばかりじゃない?」

智代子「ち、違うよ灯織ちゃん!わたしそんなにお菓子ばっかりでもないから!」

灯織「えっ……ご、ごめん!失礼だったよね!?」

智代子「大丈夫大丈夫!今回もそれに近しい話題ではあるから!」

灯織「そ、そうなの……?」

智代子「そ、その……今度は逆に、お菓子を食べすぎて……太ったみたいで」

灯織「えぇ……」

智代子「大変なんだよー!いつも使えるフックがきついんだよー!ほんのちょこっとだけ食べすぎちゃったんだよー!」

灯織「それなら……我慢するしかないんじゃない?」

智代子「それはそうなんだけど……大変断腸の思いと言いますか……」

灯織「お菓子は抜きたくない……と」

智代子「なんかいい運動とか知らないかな?!」

灯織「お菓子の摂取カロリーを超える運動って結構厳しいよ……?それこそそういうのは、ユニットの……」

智代子「……?」

(そうだ……もう、樹里はいないんだ……)

(いつもチョコを引っ張ってくれた放クラのお二人はこの場にはいない……)

(まさかこんなことで、そんな寂しさを感じることになるとは……)

1.それじゃあめぐると一緒に運動してみたら?
2.図書室で効率のいいトレーニングを研究しよう
3.自由安価

↓1
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:21:44.90 ID:QPC3E0xb0
2
189 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:28:05.88 ID:3z9119yo0
2 選択

灯織「よし、それじゃあチョコ。一緒に新しいトレーニングメニューを開発してみない?」

智代子「あ、新しいトレーニングメニュー……?」

灯織「そう、私はトレーニングについて夏葉さんや樹里みたいに詳しいわけでもないから……痩せるために必要な運動量もわからない」

灯織「だからまずは現状把握と問題明確化のためにも知識から、基礎から行こう」

智代子「な、なんか本格的だね?!」

灯織「この学校の図書室なら蔵書も沢山だし……きっとチョコのためになるトレーニングが開発できると思うよ」

智代子「な、なるほど……わ、わかった!わたしも手伝うよ!」

灯織「もぉ……手伝うのは私の方でしょ?」

智代子「あ、あはは……面目ない……」

-------------------------------------------------

灯織「有酸素運動と無酸素運動をインターバルをはさんで取り入れて……」

智代子「な、なるほど……」

~~~~~~~~~~~~~~~~

灯織「チョコの安静時心拍数は70前後だから、目標心拍数は……」

智代子(お腹すいたなぁ……)

~~~~~~~~~~~~~~~~
灯織「よし、運動強度設定はできた。後は時間効率からメニューを再検討しよう」

智代子「zzz……」


【親愛度が上昇しました!】

【園田智代子の現在の親愛度…3.0】
190 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:30:05.93 ID:3z9119yo0
【灯織の部屋】

あと数時間で夜時間、今日もまた一日が終わろうとしている。
進展はなくてもお腹はすく、今日も早めに食堂に行っておこうかな。

-------------------------------------------------

【食堂】

夕食を頂きに食堂に入ると、ちょうど甘奈が出て行こうとしている最中だった。
その手には二人分の食事乗ったお盆がある。


灯織「あれ、甘奈どうしたの?」

甘奈「灯織ちゃん、こんばんはー☆えっと、これから保健室に行くところなんだ」

灯織「ってことはそれ、甜花さんと霧子さんの分?」

甘奈「うん、凛世ちゃんが甜花ちゃんのために消化のいい食事を作ってくれたんだ☆」

甘奈「それに霧子ちゃんもずっと付きっきりでご飯を食べる暇もないみたいだし……甘奈が持って行ってあげようと思って!」

灯織「そっか、それなら私も手伝うよ」

甘奈「ううん、大丈夫。保健室に入るときはマスクしなくちゃいけないし、今灯織ちゃん持ってないでしょ?」

灯織「あっ……そっか、でも個室に戻ればすぐに」

甘奈「いいからいいから、甘奈がぱぱっと行ってぱぱっと終わらせちゃうから!」


甘奈は私を振り切るように小走りで行ってしまった。
少しでも早く甜花さんに会いたかったんだろう、邪魔しちゃ悪かったかな……

私は甘奈を見送った後、食堂で他の皆さんと一緒に食事を頂いて、自分の部屋へと戻った。
191 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:31:01.14 ID:3z9119yo0

【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


甜花さんの病状は心配だけど、とりあえずは二人を信じるしかないよね……

なにより私が体調を崩すようなことがあっちゃいけないし……

ゆっくり休んでおこう……
192 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:33:20.39 ID:3z9119yo0
___

_____

_______

【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ〜!さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!

さて、今日も頑張らないと。
まずは食堂に行くところから。

……この生活リズムにも慣れてきちゃったな。

-------------------------------------------------

【食堂】

朝礼のために食堂に入ると、またしても甘奈と鉢合わせる形になった。


灯織「わわっ、甘奈?」

甘奈「あ、灯織ちゃんおはよー☆へへ、今からまた甜花ちゃんのところにご飯を届けに行くんだ!今度はおかゆだよ☆」


甘奈……いつもより早起きして殊勝だな。
お盆に乗った二つのおかゆは米粒もしっかりとたっていておいしそう。
凛世の料理の腕が窺える出来栄えだ。


灯織「甘奈、無理しないでね?甜花さんのことが心配なのはわかるけど」

甘奈「大丈夫大丈夫、甘奈はご飯を届けてるだけ……むしろそれぐらいしかできることは無いから……ね?」

まあ、甘奈自身ご飯を届けて甜花さんとお話しすることで救われてる部分もあるんだろうし私がとやかく言うことでもないよね。

灯織「うん、それじゃあ甜花さんと霧子さんに私の分もよろしく伝えておいてくれるかな」

甘奈「オッケー☆」


甘奈は小走りで学校エリアの方へ駆けて行った。

~~~~~~

私たちはそのまま朝食会を終え、自分の部屋へと戻った。
193 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:35:08.13 ID:3z9119yo0
【灯織の部屋】

甘奈、毎食運んでるみたいだな……
私も何か手伝えたらいいけど、邪魔になってもいけないし……
どうしたものか……

【自由時間開始】

灯織「さて、どうしようかな」

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

【またしてもスキル:ポシェットの中にはの判定を忘れてしまったのでこの直下レスで合わせてコンマ判定します】

↓1
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:40:48.18 ID:AAToA1Tj0
2 咲耶
195 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:45:08.79 ID:3z9119yo0
2 咲耶選択

【娯楽室】

咲耶「おや……灯織かい?これはこれは、お姫さまは時間を持て余した様子と見てよろしいかな?」

灯織「ええ……まあ……どなたかいらっしゃればご一緒に過ごせたらと思ってきたのですが……」

咲耶「フフ、それなら謹んで招待をお受けしよう。この場なら、娯楽も沢山あるようだからね」

灯織「はい……ぜひ、お願いします!」

咲耶「それならまずはチェスなんかいかがかな?」

(咲耶さんとのチェスで敗北した……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【新品のサラシ】
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:48:07.49 ID:QPC3E0xb0
1【ローズヒップコーヒー】
197 :うわ……ずっとコピペミスってた……なんだローズヒップコーヒーって…… ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 22:55:01.07 ID:3z9119yo0
【ローズヒップティーを渡した……】

咲耶「おや、これは……」

灯織「ローズヒップティーです。咲耶さんは紅茶を嗜まれるとお聞きしましたので……」

咲耶「フフ、耳ざといね。ありがとう、灯織。これで毎朝の目覚めもすっきりとしたものになると思うよ」

灯織「はい……喜んでいただけて良かったです」

咲耶「それでは私からお返しに、今度この紅茶でお茶会にご招待してもいいだろうか?」

灯織「……!!はい、もちろん!」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

灯織「咲耶さん……その、ありがとうございます」

咲耶「おっと……そんな突然お礼を言われても受け取りづらいな……理由を聞かせてもらってもいいかな?」

灯織「あ、す、すみません!その……咲耶さんは、こちらに来てから朝礼を主催してくださったり、私たちを鼓舞してくださったり……リーダー的役割を担ってくださっているので……」

灯織「その、過度な負担になってはいないかと……」

咲耶「ありがとう、灯織は優しいね」

灯織「お、お礼を言うのはこちらですから……!」

咲耶「でも心配には拠らないよ。私もやりたくてやっていることだからね」

咲耶「それに、今この学園で最年長は私だ。年長者にとってみんなをとりまとめることは義務だと思っているよ」

灯織「咲耶さん……」

咲耶「それに、みんなと一緒に過ごせているうちは私が抱え込むようなストレスも解消されてしまう」

咲耶「仲間と共に過ごすこの人と気が私にとって何よりも活力になるんだからね」

灯織「なるほど……」

咲耶「だから、灯織も存分に私のことを頼ってくれると嬉しい。私でその期待に添えるのかはわからないけどね」


1.何か私にもお手伝いできることはありますか?
2.はい、頼らせてもらいます……リーダー!
3.自由安価

↓1
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 22:57:51.89 ID:AAToA1Tj0
1
199 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:04:13.35 ID:3z9119yo0
1 選択

灯織「何か私にもお手伝いできることはありますか?」

咲耶「おっと……今しがた私は私を頼るように言ったつもりなんだけどね」

灯織「はい……それは了承の上で、です。リーダーだからと言ってすべてを背負う必要は決してありませんから」

灯織「私にできることがあれば、なんでもやらせてくれて構いません。それこそ咲耶さんの言うように、咲耶さんのお役に立つことが私にとっての活力ですから」

咲耶「……困ったね、これでは言い換えしようがないな」

咲耶「それではわがままなお姫様のお申し出に、ありがたく従うこととしよう」

灯織「はい!」

咲耶「これから、私と定期的におしゃべりしてもらえないだろうか」

灯織「おしゃべり……ですか?」

咲耶「ああ、今言った通り、私にとっては仲間と過ごす時間が何よりの宝なんだ。だからその宝を、灯織の方からも提供してくれるとありがたいかな」

灯織「そ、そんなことでいいんですか?」

咲耶「そんなこと……なんかじゃない、それだからこそいいんだよ」

灯織「わかりました……」

咲耶「フフ、よろしく頼んだよ、灯織?」


【親愛度が上昇しました!】

【園田智代子の現在の親愛度…2.0】


【スキル:ポシェットの中にはの効果によりモノクマメダルを獲得しました】

【コンマ判定:48】

【モノクマメダル8枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数:55枚】
200 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:06:09.71 ID:3z9119yo0
【灯織の部屋】

咲耶さん、本当に立派な方だな……
私たちのリーダーを行うだけでなく、細やかな気配りまで……

私も咲耶さんのように立派な人になれたらいんだけど……

【自由時間開始】

(まだ時間はあるかな……)

灯織「さて、どうしようかな」

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

【言い忘れていましたが事件発生前日の自由行動です】

↓1
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:09:07.85 ID:QPC3E0xb0
2凛世
202 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:11:57.05 ID:3z9119yo0
2 凛世選択

【図書室】

灯織「凛世……やっぱりここにいたんだね」

凛世「灯織さん……?凛世に、何か御用でしょうか……」

灯織「ううん、用事っていうほどでもないんだけど……一緒に読書してもいいかな?」

凛世「はい、無論歓迎でございます……どうぞ、向かいの席に……」

灯織「うん、失礼するね」

(凛世と一緒に読書をして過ごした……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【新品のサラシ】
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:21:27.22 ID:AAToA1Tj0
1 【新品のサラシ】
204 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:29:31.96 ID:3z9119yo0
【新品のサラシを渡した……】

凛世「こちらは……」

灯織「サラシって、確か下着に使うんだよね……?和装の人がその下に使ったりとか……」

灯織「凛世、その……こっちに来てから下着とかって」

凛世「……気を遣わせてしまい、申し訳ございません」

灯織「ご、ごめん……!こ、これってもしかしてセクハラみたいな……!?」

凛世「落ち着いてくださいませ……凛世に咎めるつもりなど……」

凛世「むしろ灯織さんの気遣いに、感謝しております……」

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します】

-------------------------------------------------

灯織「凛世、最近毎朝ご飯作ってくれてるけど大丈夫?無理とかしてない?」

凛世「いえ……無理などは……凛世は、朝餉の支度は普段のるーてぃーんのようなものですゆえ……」

(ルーティンと言っても毎朝他のみんなより早く起きるのは大変だと思うけど……)

凛世「凛世のふるまう料理で笑顔になっていただける……それだけで凛世にとっては幸甚の至りでございます……」

灯織「凛世……」

凛世「ふふ……♪料理とは、そのようなものではございませんか……?」

灯織「うん、そうだね。私もそう思う」

凛世「作り手の気持ちがこもった料理ほど、絶品なものもございません……」

灯織「やっぱり凛世、料理上手だよね。毎朝すごくおいしい……」

凛世「灯織さんの料理も至妙だとお聞きいたしました……」


1.私なんか凛世に比べたらまだまだだよ
2.凛世は料理に工夫が凝らしてあるよね
3.自由安価

↓1
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:31:39.04 ID:QPC3E0xb0
2
206 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:35:04.01 ID:3z9119yo0
2 選択

灯織「わ、私はマニュアル通りにやってるだけだから……凛世みたいに創意工夫に溢れてるわけじゃないよ」

凛世「凛世も、何も特別なことは……」

灯織「そうかな……?お味噌汁だって私が普段飲むのとちょっと味付けが違うし……」

凛世「それは、地方性の違いなのではないでしょうか……」

灯織「あ、そういえばみそ汁の味付けって日本でも東と西で違うって聞いたことがある……」

凛世「はい……お味噌と一口に申しましても……赤味噌、白味噌、だし味噌……合わせみそまで様々でございます……」

灯織「そうだよね、だから違うんだ」

凛世「凛世の故郷である山陰では……カニを贅沢にあしらったお味噌汁もございます……」

灯織「えっ?!ってことはカニ味噌?!」

凛世「灯織さん……カニ味噌と普通のお味噌は別物でございます……」

凛世「蟹のお味噌汁とは言葉通り、松葉ガニの肉を使った料理でございます……」

凛世「海鮮のうまみがお味噌の味付けと絡み合い、大変美味です……」

(冷静に突っ込まれた……)

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費することにより、本日の自由行動をもう一度だけ追加することができます】

【現在のモノクマメダル 55枚】

【スキル:一番星の魔法】を使用しますか?

↓1
207 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:35:57.17 ID:3z9119yo0
あ、親愛度表示抜けてた……
再安価します


【親愛度が上昇しました】

【杜野凛世の親愛度…2.0】

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法を発動できます】

【モノクマメダルを10枚消費することにより、本日の自由行動をもう一度だけ追加することができます】

【現在のモノクマメダル 55枚】

【スキル:一番星の魔法】を使用しますか?

↓1
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:44:41.08 ID:sORH2Xz1O
使う
209 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:46:40.96 ID:3z9119yo0
【スキル:一番星の魔法を使用しました】

【残りのモノクマメダル枚数:45枚】

【灯織の部屋】

凛世の料理、毎日の楽しみになってるけど……
樹里の死から張り切りすぎてるような気もしてるんだよね……

凛世自身は否定してるけど……

【自由時間開始】

(まだ時間はあるかな……)

灯織「さて、どうしようかな」

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…45枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

【事件発生前日の自由行動です】

↓1
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:50:48.56 ID:th0wxpf90
2咲耶
211 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/29(木) 23:55:34.18 ID:3z9119yo0
2 咲耶選択

【食堂】

咲耶「やあ、灯織。これから夕食かな?」

灯織「はい、そのつもりですが……咲耶さんも?」

咲耶「ああ、タイミングはバッチリだね。ご一緒してもいいだろうか?」

灯織「もちろんです!ぜひご一緒させてください!」

(咲耶さんと一緒に夕食を頂いた……)

-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 23:58:59.55 ID:QPC3E0xb0
1【古代ツアーチケット】
213 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:04:29.40 ID:3crg9ztu0
【古代ツアーチケットを渡した……】

咲耶「こ、これはまた変わった品だね……」

灯織「古代人と一緒にムー大陸を探検できるそうです」

咲耶「古代人……ムー大陸……未知の世界だね」

灯織「お気に召しませんでしたか?」

咲耶「いや、新しい世界との出会いは自分からは見出しづらい。そのきっかけをくれた灯織には感謝するよ」

(うーん、普通の反応だったかな)

-------------------------------------------------

咲耶「さっきの約束通り、私に話に来てくれたのかな?」

灯織「は、はい……私でよろしければ咲耶さんのお時間を頂いて、雑談のお相手をさせていただこうかと」

咲耶「おっと、さっきも言った通り、灯織だからいいんだ。必要以上の卑下は認められないな」

灯織「き、気を付けます……」

咲耶「さて、雑談と言っても何を話したものか……楽しい話題がいいかな」

灯織「そうですね……でしたら、ここを出た後の話などいかがでしょうか」

咲耶「なるほど、それは希望に満ちた話だね。灯織は展望が何かあるのかい?」

灯織「展望……やはり、私がいないことでご迷惑をかけている方々に謝罪に回って……」

咲耶「おお……さ、流石は灯織だね」

灯織「もちろんプロデューサーや事務所にも急いで伺います!」

咲耶「そういう殊勝な心掛けも大切だけど……ここではできないことをしてみたい、なんて夢はないかな?」

灯織「夢……ですか」

咲耶「例えば、私は恋鐘の手料理をアンティーカのみんなでまた食べたい……とかね」

灯織「それは素敵な夢ですね……!」

咲耶「ああ、恋鐘の料理は絶品だからね」

灯織「私の夢は……」


1.めぐると一緒に……
2.真乃のために……
3.自由安価

↓1
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/04/30(金) 00:08:25.63 ID:UyVPiU6R0
1.めぐると一緒に……
215 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:14:41.23 ID:3crg9ztu0
1 選択

灯織「私たちは、真乃を失ってしまいました……」

灯織「でも、だからこそ……めぐると一緒にこの先を歩んでいくことに夢を見出すことは重要だなって思うんです」

咲耶「灯織……立派な心掛けだと思うよ」

灯織「真乃とめぐると三人でやりたかったことを、めぐると全部やっていく……それが今の私の夢です」

咲耶「例えば、聞かせてもらってもいいかな?」

灯織「すでにいろんなところに三人で行ったりはしてるので……海外なんか行ってみたいかもしれません」

咲耶「大きく出たね」

灯織「他にも食べたことないものを試してみたり……」

灯織「新しい体験をどんどん積んでいきたい……回答としてはぼんやりしすぎでしょうか」

咲耶「いや、かまわないよ。灯織の強い思いが伝わってきたさ」

咲耶「その希望を胸に抱いているうちは、前を向ける。私もそう思うよ」

灯織「……はい!」

【親愛度が上昇しました】

【白瀬咲耶の親愛度…3.5】
216 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:16:17.70 ID:3crg9ztu0
【灯織の部屋】

ピンポーン

咲耶「やあ、灯織」

灯織「咲耶さん……?どうしたんですか?」

咲耶「実はいまみんなを集めていてね、みんなで一度甜花のお見舞いに行こうと思うんだ」

咲耶「みんな病状が気になってはいるけど、なかなか会いに行くわけにもいかないからね」

咲耶「霧子に相談したら、今は割と病状が落ち着いてるタイミングらしくてね。それならと思い立ったわけだ」

灯織「ぜひご一緒させて下さい……甜花さんの様子が私も気になっていたところなんです」

咲耶「そうか……甜花も灯織が来てくれたら喜ぶよ。是非一緒に来てくれ」

灯織「はい、ぜひ!」


みなさんが集まるなら急いで準備しなくっちゃ!
甜花さんに何かプレゼントしてみてもいいかもしれない……


【現在所持しているアイテムを大崎甜花にプレゼントできます】

【渡したプレゼントに応じて親愛度が上昇します】

【何か渡しますか?】

-------------------------------------------------
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

↓1
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 00:18:06.24 ID:r0z/iqRh0
超技林
218 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:21:09.58 ID:3crg9ztu0
【超技林】選択


【保健室】

保健室に入った私たちを出迎えたのは、ベッドの上で元気なく横たわる甜花さん……





ではなく、意気揚々とゲームにいそしんでいる甜花さんの姿だった。


愛依「ちょ、ちょい……甜花ちゃん、大丈夫なん?」

甜花「……あれ?み、みんな……」

甘奈「みんなが甜花ちゃんのためにお見舞いに来てくれたんだよー☆」

咲耶「思ったより元気そうで良かったよ、もう横にならなくて大丈夫なのかい?」

霧子「甜花ちゃん、ここ数日はとにかく眠って安静にすることに専念してたから……」

霧子「今はだいぶ安定してるんだ……熱も平熱に近いところまでさがってるよ……」

甜花「甜花、日中ずっと寝てたから……眠くなくなっちゃって……」

甜花「なーちゃんに、ゲーム機持ってきてもらっちゃった……」

雛菜「なんだか心配して損しましたね〜」

智代子「ひ、雛菜ちゃん?!」
219 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:22:32.85 ID:3crg9ztu0

摩美々「まぁゲームできるぐらいには元気になったってコトでしょー?」

甜花「でも、本当はテレビに接続するゲームでシューティングやりたかったんだけど……」

甜花「今は仕方ないから、携帯機で我慢する……」

摩美々「あ、それ見たことあるー」

甜花「この前で、発売十周年になる名機……!ゲームを3Dでプレイできるから、当時は革新的って言われたんだ……」

甜花「けっきょく、3D表示はしないことの方が多いんだけど……」

愛依「そ、それ意味あるの……?」

甜花「でも、携帯機でカメラにミュージックにインターネットに、いろんな機能が詰め込まれるようになったのもこのぐらいの時代だから……」

甜花「最悪カートリッジがなしでも遊べる……にへへ……」

めぐる「へー、今は甜花何してるの?」

甜花「天使が一つ目の怪物を撃って倒すシューティングゲーム……」

愛依「結局シューティングじゃん!」

(ほ、ホントに元気になったんだね……)
220 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:25:12.08 ID:3crg9ztu0
灯織「あの、甜花さん……これ、差し入れです……」

甜花「え……?」

甜花「……!?か、風野さん……これ……」

灯織「【超技林】……ゲームの裏技を記した本、らしいんですが……体調が良くなった今ならこれでも呼んでもお暇をつぶしていただけたらと……」

甜花「……暇がつぶれるどころじゃ、ない……!」

灯織「え……?」

甜花「甜花は今、燃えている……!かつてないほどに、ゲーム欲で燃えている……!風野さんのおかげ……!」

灯織「は、はぁ……」

甜花「甜花、ブーストモード……!」

(とにかく、喜んでいただけたようだ……)

【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度が上昇しました】

【大崎甜花の現在の親愛度…3.0】

-------------------------------------------------

咲耶「それじゃああまり長い間お邪魔してもよくないし、そろそろ失礼するよ」

霧子「うん……咲耶さん、みんなもありがとう……」

灯織「いえ、私たちはこれくらいしかできませんから……」

めぐる「霧子も無理しないでね!」

霧子「うん……」

甘奈「甜花ちゃんも、ゲームが楽しいのはわかるけど、早めに寝るようにしてね?」

甜花「な、なーちゃん……わかった……」

ガララ……
221 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:25:57.36 ID:3crg9ztu0

【学校エリア廊下】


智代子「でも安心したね!一時はどうなることかと思ったけど……」

愛依「ゲームできるくらいに元気なってたらもうばっちりっしょ!」

凛世「はい……凛世のおつくりする料理も、完食いただけているご様子……」

凛世「食欲も万全なら、快方に向かうことでしょう……」

雛菜「そうですね〜、変な病気とかじゃなかったみたいですし〜」

咲耶「ああ、インフルエンザのようなものでもないようだし、明日か明後日ぐらいには二人も戻ってこれるだろうね」

摩美々「まぁ二人を信じて待つしかないですねー」

めぐる「甜花、ファイトだよ!」


甜花さんの元気そうな様子を見て、私たちは安心してそれぞれの個室へと別れたんだ。
222 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:27:06.03 ID:3crg9ztu0
【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』


大きな不安材料もなくなり、一安心……

また仲間たちが揃って、一緒に戦える。

みんなで協力して、脱出の糸口を探して……

必ず、揃って生きて帰る。

私たちはみんなそんな希望を抱いていた。
223 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:27:55.23 ID:3crg9ztu0





でも、そんな時は……

二度とはやってこなかったんだ。





224 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 00:32:37.16 ID:3crg9ztu0
というわけで事件発生前日が全て終了して今回はここまで。
次回事件発生です。
4/30 21:00〜より更新予定です。

最後に親愛度を乗せつつ、スキル:ポシェットの中にはのコンマ判定を直下で行うようにしておくので、
次回更新時にモノクマメダルを獲得してから開始します。

それではお疲れ様でした。
-------------------------------------------------

【ここまでの親愛度】

・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0

・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……6.0

・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0

・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0

・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0

・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……7.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】

-------------------------------------------------

【スキル:ポシェットの中にはの判定を行います】

【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数だけモノクマメダルが獲得できます】

↓1
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 00:34:42.72 ID:r0z/iqRh0
乙です
今回は誰が犠牲者になるのか予想がつかないな……
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 05:26:18.74 ID:JFoI+vD8O
追いついた まさかこと令和に至ってこの古式ゆかしいダンロンssをそれもシャニマスで見られるとは ありがたやありがたや
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 08:05:26.64 ID:lD1pj1A20
次3章だから原作準拠だと一気に来るな

ちょっと前までスキル獲得目当てでひなな連打してたけど欲しかったコンマ上昇二回目で手に入ったし
せっかく原作重視の良SSだから全員と一回は話しておきたいな?(今更)
228 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 20:58:10.46 ID:3crg9ztu0
それではそろそろ再開いたします。
本日更新では事件発生パートを終えるまで目安で進めて参ります…
229 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 20:59:17.74 ID:3crg9ztu0
___

_____

_______

【灯織の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ〜!さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!


昨日は甜花さんの元気そうな顔を見れて一安心だったな。
他の皆さんもおかげで明るい表情になれてたし、なんだかいい予感がする。

よし、今日も頑張っていこう……!
230 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:01:22.85 ID:3crg9ztu0
【食堂】

(……あれ?)

しかし、食堂に入ると待っていたのは暗い表情をした甘奈だった。


灯織「甘奈?ど、どうしたの……?」

甘奈「灯織ちゃん……あのね、甜花ちゃんの病気がまた悪化しちゃったんだ……」

咲耶「つい先ほど甘奈がまた、朝食を持って行ってくれたんだ。しかし、どうやら甜花の病状が芳しく無いようでね……」

灯織「そうなんですか……」

甘奈「うん、甜花ちゃん咳が止まらないみたいで……霧子ちゃんも厳戒態勢だって言ってた……」

めぐる「昨日はだいぶ元気そうだったのにね……」

灯織「だいぶ良くなったと思ってたんだけど……こればっかしは仕方ない……のかな」

凛世「お体のこと故、凛世たちに何もできないのが大変歯がゆい思いです……」

甘奈「咳が止まらない中で絞り出した『ありがとう』の一言で涙を禁じえなかったよ……うぅ……甜花ちゃん……」

灯織「甘奈……」


その日の朝礼はほとんど甘奈を励ます内容になった……
みなさんの言う通り、私たちには何もできないことの無力感が虚しい。

また、甜花さんと肩を並べて食事を早くしたいのに、今は祈ることしかできない……
231 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:05:16.71 ID:3crg9ztu0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】

(だからこそ、その分今のうちに皆さんと協力する下地を整えておかないと)

(部屋に閉じこもっているような時間はない……!)

【自由行動開始】

【事件発生前最後の自由行動です】

-------------------------------------------------

【スキル:ポシェットの中にはの効果が発動しました】

【コンマ判定:72】

【モノクマメダル2枚を獲得しました!】

【現在のモノクマメダル枚数:47枚】

-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚)
2.交流 (人物指定安価)※甜花と霧子を除く
3.休憩

↓1
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:13:29.44 ID:ydNHOJ/L0
2 摩美々
233 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:17:47.42 ID:3crg9ztu0
2 摩美々選択

【摩美々の部屋】

ピンポーン

摩美々「はーい、なんですかー」

灯織「摩美々さん、今お時間よろしいでしょうか」

摩美々「んー?暇つぶしー?まぁ、付き合ってもいいですケド……」

灯織「ありがとうございます」

摩美々「……その顔、真面目な話するつもりでしょー」

灯織「……え?」

摩美々「別にいいよー、甜花のこととか、気になることはありますしー」

(摩美々さんと今後の作戦会議をした……)

-------------------------------------------------
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】

1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない

↓1
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:24:23.21 ID:5m6tAwQ0o
1 キャットドッグプレス
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:24:36.56 ID:ydNHOJ/L0
1 【おでこのメガネ】
236 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:28:19.36 ID:3crg9ztu0
【キャットドッグプレスを渡した……】

灯織「摩美々さん、こちら気分転換のリフレッシュにいかがでしょうか?」

摩美々「んー?……あー、ペットの本ねー、かわいいじゃーん」

灯織「摩美々さんはこういうのお好きですか?」

摩美々「ボチボチって感じかなー、爬虫類の飼育とかが好きだケド、別に犬猫も嫌いじゃないしー」

パラ……パラ……

摩美々「……えっ」

灯織「摩美々さん?」

摩美々「灯織、この本って中身みたー?」

灯織「い、いえ……表紙しか……」

摩美々「……これ、途中から動物の繁殖の話、そこから脱線して……その、人間の男女の話になってるんだケド……」

灯織「!?!?!!????!?!?」

摩美々「……灯織、ちょっとこれはー……」

(しまった……別のものを渡せばよかったかな……)

-------------------------------------------------

摩美々「なんだか不気味だよねー」

灯織「不気味……ですか?それはいつものことでは……」

摩美々「まぁ、この学園が不気味なのは確かに今更だけどさー……何より不気味なのは円香じゃない?」

灯織「樋口さん……ですか」

摩美々「樹里の事件が終わってすぐ、私たちに裏切り者の話を持ち出したくせに以降は全く音沙汰なしでしょー?」

摩美々「どうせロクなことしてないんだろうケド、あまりにも姿が見えなさすぎじゃない?」

灯織「確かにそうですね……私もあれから毎日校内を探索していますが、樋口さんの姿はお見受けしていないような……」

摩美々「円香、また暴走したりしないよねー……?」

(脳裏によぎるのは小糸の事件。樋口さんはあれ以降変わってしまわれた……)

(『誰か殺す』……あの発言の真意を読めないままだ)

摩美々「まさか甜花の病気に関係してたりしてー」

灯織「そ、そんな……?まさか、毒……?!」

摩美々「冗談だよー」

灯織「わ、笑えませんよ……」


1.そういえば、『裏切り者』について何かわかったことなどは……
2.樋口さんはどんな『動機』を手に入れたんでしょうか……
3.自由安価

↓1
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:38:06.91 ID:ydNHOJ/L0
2
238 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:43:51.25 ID:3crg9ztu0
2 選択

灯織「樋口さんは一体どんな動機を手に入れたんでしょうか……」

摩美々「あー、そういえばそんなのあったねー」

灯織「モノクマに渡された【プレゼント】の中身次第ではそれを用いて凶行に及ぶ可能性もありますし……」

灯織「私たちの取るべき警戒も変わってきますよね」

摩美々「確か円香は【超高校級のディベート部】?だっけ……ディベートって何使うんだろー」

灯織「卓上ベルや……コピー用紙……?」

摩美々「けっきょく弁論だしねー、具体的なもののイメージがあんまりないしー……」

灯織「だからこそ、モノクマの意図が読みづらいですね……」

摩美々「……」

摩美々「とりあえず、円香をどうにかして早いところ見つける方がいいかもねー」

摩美々「動機提供からすでに数日経ってるんだし、準備するには十分じゃないかなー」

灯織「はい……そうですね」

摩美々「任せたよ、リーダー」

灯織「もぉ……リーダーは私じゃないですよ」

摩美々「ふふー」

【親愛度が上昇しました!】

【田中摩美々の現在の親愛度…7.5】

-------------------------------------------------

【スキル:一番星の魔法は今回は発動しません】

【事件発生パートに移ります】
239 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:46:21.83 ID:3crg9ztu0
(さて、自分の部屋に戻ってプレゼントを整理したらまた交流でも……)

この学校の生活の中で半ばルーティン化した日中の交流。
次は誰とどんなことをして過ごそうか、そんなお気楽な考えを抱きながら自分の部屋に向かっていた。





________その始まりは唐突だった。

唐突しか表現のしようがないほどに唐突。
前触れなんて一切なく、それは始まってしまった。


「どっひゃあああああああ……!!!!」


校内に響き渡った絶叫、演技なんかじゃない恐怖の色がその中に見てとれた。
お気楽だった私の頭の中は一気に真っ白になり、足の先から身体中の熱が引いていく。


(……急がなきゃ!)


私の足は勝手に動き出していた。
240 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:48:41.91 ID:3crg9ztu0

【学校エリア 1F 廊下】

学校エリアに踏み入ると、すぐに絶叫の主がその姿を現した。


凛世「ひ、灯織さん……」


体を小刻みに震わせている凛世は、うるんだ瞳でこちらを見つめていた。


めぐる「灯織!凛世が……凛世が……!」


私よりも先にめぐるは現場に駆けつけており、凛世の介抱をおこなっていた。


灯織「凛世、大丈夫……?な、何があったの……?」


私が問いかけると凛世は言葉に詰まった様子.
凛世がめぐるに目配せをすると、めぐるも黙ってうなずいた。


凛世「凛世が申し上げるよりも、先にこちらを見ていただいた方が……」


そういって凛世が差し出してきたのは一枚の写真。


凛世「以前灯織さんに見つけていただいたカメラで撮影したもので、ございます……」


百聞は一見にしかず、ということだろう。
色々と聞きたいことはあるが、まずはその写真を見てみることにした。






「…………え?」
241 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:50:25.15 ID:3crg9ztu0

________そこに写っていたのは、紫色の布に身を包んだ何者か。

シルエットはてるてる坊主に近い。
ポンチョのように布を身に纏い、腕や脚を覗くことができる。
だが顔の部分は布地そのままであり、中に入っている人間の顔は全く見えない。
その代わりに丸々とした目、牙の生えたU字の口が描かれている。

……どこか既視感のある顔。






灯織「デビ、太郎……?」


甜花さんの大好きなキャラクター、【デビ太郎】が二足歩行になったような不審者がその写真に写っていた。
242 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:51:43.06 ID:3crg9ztu0

灯織「り、凛世……?これは……?」

凛世「はい、凛世はこちらの……デビ太郎さまに襲われたのでございます……」

灯織「で、デビ太郎に?!」


よく見ると確かにデビ太郎の手元には刃物らしきものが見える。
これでデビ太郎は凛世に襲い掛かったのだろう。


めぐる「こ、怖かったよね凛世……」

灯織「だ、大丈夫なの?!怪我とかは……?」

凛世「幸い、直接的に斬られたり刺されたりなどは……ただ、もみ合いになった際に足をくじいてしまいました……」


凛世の足首辺りは青あざのようになっておりなんとも痛ましい。
咄嗟のことでパニックだったんだろう。


凛世「転んだ状態ではとどめを刺されてしまいかねない……そこで皆さんをお呼びしたのです……」

灯織「それであの絶叫だったんだ……凛世にしてはすごい声量だったもんね……」


こんな不気味な人間に襲われたらそりゃ叫びたくもなる。
なんにせよ凛世が命を落とすようなことにはならなくてよかった。
243 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:53:25.22 ID:3crg9ztu0

凛世とめぐると共に不審者の写真を眺めているとすぐに他のみんなが集まってきた。


雛菜「痛そ〜……何があったんですか〜?」

咲耶「凛世、だ、大丈夫かい?!」

摩美々「何が起きてるんですかぁ?」

灯織「み、皆さん……こ、これを……」


私はすぐに凛世の写真を集まった皆さんに手渡した。
それを見た反応はみんな揃って、困惑。


咲耶「な、なんなんだいこれは……」

摩美々「もしかして今ってハロウィンですかぁ?」

雛菜「かわいくな〜い」

灯織「どうやら凛世がこの写真の人物に襲われたようなんです……ほら、見てください……刃物を握っています」

咲耶「ホントだ……!!これはまずいね……!!」

雛菜「……これ、どこに行ったんですか〜?」

凛世「凛世が声を上げるとすぐに階段へ向かって廊下を走って逃げて行きました……」

摩美々「追いかけた方が良いよねー?今この場にいない人が危ないでしょー」

咲耶「霧子と甜花は保健室のはずだ……犯人の逃げた方向と一致している……!」

めぐる「そういえば……チョコも愛依も円香もいないよ!」

灯織「……急ぎましょう、凛世も保健室まで一緒に来て!」

凛世「はい、お供いたします……」
244 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:55:14.25 ID:3crg9ztu0

【保健室】

急いで保健室の扉を開けると、霧子さんはキョトンとした様子で私たちを出迎えた。


霧子「あれ……みんな、どうしたの?またお見舞いに来てくれたのかな……」

咲耶「霧子、無事かい?!」

霧子「うん……咲耶さん、心配してくれてありがとう……」

摩美々「とりあえずは一安心ですねー」

めぐる「ま、まだだよ!不審者を捕まえないと!」

霧子「あ、あの……何かあったのかな……」

灯織「霧子さん、凛世が先ほど何者かに襲われまして……」


凛世が不審者に襲われた際の捻挫痕を霧子さんに見せると、
霧子さんは血相を変えて保健室の奥から救急箱を持ち出した。


霧子「凛世ちゃん……?!い、急いで治療しないと……!!」

霧子「ど、どうしよう……湿布……テーピングもした方がいいかな……」

咲耶「き、霧子……凛世の治療も存分にやってくれて構わないんだけど……その、不審な人物を見かけたりしなかったかい?」

霧子「え……?」
245 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:57:04.68 ID:3crg9ztu0

摩美々「さっき灯織も言ったけどー、凛世はザ・不審者って感じのやつに襲われたんだよねー」

凛世「細かい説明は、こちらの写真を見た方が早いかと……」

霧子「……」

霧子「で、デビ太郎さん?!」

雛菜「この不審者が逃げた方向が保健室の方だったんですよねー」

霧子「……あ!」

咲耶「何か思い当たることでもあるのかい?!」

霧子「うん、ついさっきなんだけど……誰かが思いっきり勢いよく階段を駆け上がるような音が、聞こえたような気がするんだ……」

めぐる「それだよ!不審者は二階に逃げたんだ!」

灯織「急ぎましょう……!今なら不審者を捕まえられるかも……!」

凛世「あ……」

咲耶「凛世は無理をしちゃダメだ。霧子、頼めるかい?」

霧子「うん……いってらっしゃい……!」


私たちは保健室の霧子さんに手負いの凛世を託し、すぐに階段を駆け上がった。

246 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 21:58:44.18 ID:3crg9ztu0
【二階】

摩美々「まずは二手に分かれませんかー?」

灯織「そうですね、不審者が二階に逃げたのか三回に逃げたのかわからない以上は複数班に分かれた方がいいかもしれません」

めぐる「よし、それじゃあ灯織と雛菜はわたしと一緒に二階を調べよう!」

雛菜「あは〜?」

灯織「三階はアンティーカのお二人にお任せできますか?」

咲耶「ああ、任せてくれ」

摩美々「もしも不審者を見つけても無茶はしちゃダメですからねー?相手は刃物を持ってる、すぐに他のみんなを呼ぶコト」

灯織「はい!」

(なんとしても不審者を見つけないと……!)

(急がないと取り返しのつかないことになりかねない……!)

-------------------------------------------------

【不審者を見つけましょう】

1.プールを探す
2.図書室を探す
3.空き教室を探す

↓1
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:59:32.32 ID:5m6tAwQ0o
2
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 21:59:42.57 ID:r0z/iqRh0
3
249 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:03:46.17 ID:3crg9ztu0
2 図書室選択

【図書室】

図書室……ここなら本棚も多いし身を隠すのには適している……!!
ここに隠れてる可能性は高い……!!



……ダメ、誰もいない。
本棚の後ろまで見たけどまるで痕跡もない……

書庫も一応確認したけど違うみたい……

急いで違うところを探さなきゃ!

-------------------------------------------------

【不審者を見つけましょう】

1.プールを探す
2.空き教室を探す

↓1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 22:04:29.08 ID:r0z/iqRh0
2
251 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:07:17.32 ID:3crg9ztu0
2 空き教室選択

【空き教室】

二階の構造は特殊……
廊下の奥まったところになって初めて教室が姿を現す。
逃げ込むならやっぱりここ?!




……と思ったけど、不審者の姿はなく、隠れる所もない。
ロッカーも一応開いては見たけど、見当外れだったみたい。

……急いで不審者を見つけないといけないのに!
252 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:08:24.60 ID:3crg9ztu0

ピピピピピ・・・・・・

咲耶「出た!デビ太郎だ!」


廊下に出るとすぐに聞こえてきたのは咲耶さんの声。
不審者は三階に潜んでいたんだ!


咲耶「急いでくれ、階段のほうに行った!」


咲耶さんの口ぶりからして不審者はすぐに逃走を開始、階段からまた下の階に逃げようとしている。


(逃すわけにはいかない……!)


そのまま声に促されるままに階段へと走る。


めぐる「灯織、聞いた?!」

灯織「うん、多分もう階段を降りたはず……一階を急いで調べないと!」

雛菜「はぁ……はぁ……すばしっこい……」


みんな緊張と焦りとで呼吸が浅い。
でもここで立ち止まるわけにはいかない、なんとしても事件を防がないと……!
253 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:09:49.76 ID:3crg9ztu0
【1F 階段前】

ピピピピピ・・・・・・

階段を駆け下りると、一つ目に付くものがあった。


(保健室の扉が、開いている……?)


さっき霧子さんと別れた時扉は確かに閉めたはず。
不審者が校内に潜伏している以上、自ら危険に身を晒すはずもない。
この扉を開けたのが霧子さんや凛世だとは思い難い。

犯人の動きはある程度掴めている。
凛世を襲った後三階へと逃げた犯人は、潜んでいたところを咲耶さんに目撃されて一階へと逃げてきた。

なら、この扉を開けたのは……


(まさか……!)

めぐる「灯織!」


まだ間に合う。そう思っていた。
だって事件はまだ起きている真っ最中。私たちはみんなその中心にいる。
だから頑張ればどうにでもなる、防げるはず。
254 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:10:41.47 ID:3crg9ztu0





________本気でそう思っていた。

だから、この鼓膜を破りそうなほどに早まる鼓動を早く止めたくて……

保健室を覗き込んだんだ。




255 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:12:22.18 ID:3crg9ztu0





【保健室の中には、腹部の刺し傷から大量の出血をして息絶える大崎甜花の姿があった】





256 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:14:08.03 ID:3crg9ztu0

間に合わなかった。
私たちはわかっていなかった。現実に情けなんてものはない。
いくら希望を願っても、絶望は無関係に湧き上がる。


灯織「わああああああ!!!」

めぐる「ひ、灯織?!なに、が…………」

雛菜「…………」


ピンポンパンポーン!

モノクマ『死体が発見されました!一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす!』


死体発見アナウンス。目の前の甜花さんが息絶えていることの何よりの証明だった。

私たちが呆然とすること数秒。

すぐに咲耶さんと摩美々さんが階段を駆け下りて駆けつけた。


咲耶「さ、さっきのアナウンスは……!?」

摩美々「……間に合わなかった」

咲耶「そんな……」


咲耶さんと摩美々さんも言葉を失ってしまう凄惨な現場。
体温が急速に下がったように錯覚するほどの冷たい空気。
257 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:15:34.47 ID:3crg9ztu0

雛菜「……あれ?これおかしくないですか〜?」


立ち尽くす私たちを他所に市川さんが一つ疑問を漏らした。


雛菜「あとのアイドルの二人いませんね〜」

めぐる「……ホントだ!霧子と凛世がいないよ!?」


思わず辺りを見渡す。二人の指摘通りだ。
この部屋で手当てを行っていたはずの霧子さんと凛世の姿は跡形もなく消え去っている……?


咲耶「な、なにが起きてるんだい……?」

摩美々「……事件はまだ終わってないってことでしょ」

咲耶「摩美々……!?」

摩美々「急がないと、次の犠牲者が出るかもしれないよー」

灯織「そ、そんな……!」


だけど摩美々さんの言う通りだ。
現場の状況、事件の流れからして考えてみても霧子さんと凛世はあの不審者によって拐われてしまったものと考えるのが自然。
このまま放って置いたら、第二第三の事件へとつながりかねない……!


めぐる「……灯織、行こう!」

灯織「めぐる……」

めぐる「急がないと……今できることをやらないと、次もできなくなっちゃうよ!」

灯織「……!!」


そうだ、今は足を動かすしかない……
立ち止まってる時間はないんだ……!
258 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:17:18.96 ID:3crg9ztu0

甜花さんの死にも向き合わねばならないけど、今はそれよりも不審者を捕まえることが先決。

_______保健室を出ようとしたその時だった。

扉は外側より開かれた。


円香「……甜花?」


樋口さんだった。


めぐる「円香……!?」

円香「……どうやら、起きてしまったみたいですね」


樋口さんは甜花さんの死体を一瞥すると苦虫を噛み潰したような表情でそう呟いた。


灯織「ど、どうしてここに……?」

円香「どうしても何も……死体発見アナウンスがあったでしょ?どこで殺しがあったのか気になったから」


樋口さんは私たちの言葉にほとんど耳を貸さず、中腰になって甜花さんの亡骸に触れた。
259 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:18:49.92 ID:3crg9ztu0

円香「……辛かったんでしょうね、こんな表情で。苦しくて痛くて……恨んでも恨みきれない、そんな表情です」

咲耶「円香……何を」

円香「やっぱり、絆なんてそんなものなんですよ」

樋口さんは一歩ずつ私に向かって詰め寄ってくる。
心臓に刃物を突きつけられているような感覚……
限りなく深い色をした瞳孔に思わず吸い込まれていきそうになる。

灯織「……樋口、さん」

円香「口先だけで仲良しぶっても意味なんかない、特にエゴとエゴがぶつかり合うこのゲームでは」

喉がひりつく。
言葉が出てこない。
認めたくなくとも、現実は樋口さんの言うとおりになっている。


円香「いい加減認めたらどうですか?あなたたちの言う絆なんて嘘っぱ」

めぐる「あーもう!今はそれどころじゃないよ、円香!」


だけど、それをめぐるは正面から無視した。
260 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:20:58.20 ID:3crg9ztu0

円香「はぁ?」

めぐる「事件の真っ最中!学校の中を犯人が走り回ってるの!」

円香「……知りませんけど」

めぐる「もう、難しい話ばっかりしすぎ!円香も手伝ってもらうからね!」

円香「いや、だから」

めぐる「時間がないの、ほら早く!」

〜〜〜〜〜

咲耶「というわけで不審者の捜索を再開だ。どこに行ったか手がかりはない、学校エリアだけでなく寄宿舎エリア全体も調べないといけないね」

円香「……なんで私まで」

(本当に樋口さんを抱き込んでしまった……)

めぐる「うん、急がないとね!とりあえずわたしと灯織は寄宿舎エリアを捜索するよ!」

円香「待って」

咲耶「円香?」

円香「今私は自分の部屋からここまできた、だけど何も不審なものは見てない」

円香「不審者とやらは寄宿舎エリアから学校エリア一階にはいないでしょ」

摩美々「だとしたら私たちと入れ替わりになったってコト?」

咲耶「上の階にまた逃げたというわけかい……」

めぐる「それなら急いで戻らないと!霧子と凛世が危ないよ!」

咲耶「よし、それなら分担はさっきと基本は同じだ、円香は私についてきてくれ」

円香「……はぁ、なんで手伝ってるんだか」

(なんとしても事件が続くことだけは防がないと……)

(急いで不審者を見つけるんだ……!)

-------------------------------------------------

【不審者を見つけましょう】

1.プールを探す
2.図書室を探す
3.空き教室を探す

↓1
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 22:22:35.46 ID:r0z/iqRh0
1
262 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:24:58.17 ID:3crg9ztu0
1 プール選択

【プール】

さっきは調べられなかったけど……ここも隠れる所は豊富。
更衣室にプールサイド、潜水してる可能性もある。
隅々までくまなく探さないと!




……いない、霧子さんと凛世を襲った後にどこまで活発に動けるの?!
急がないと……!これ以上は、時間をかけるわけには……!

-------------------------------------------------

【不審者を見つけましょう】

1.図書室を探す
2.空き教室を探す

↓1
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/30(金) 22:29:06.55 ID:ydNHOJ/L0
2
264 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:31:12.91 ID:3crg9ztu0
2 空き教室選択

【空き教室】

_____今度こそ!

人間の心理として、逃げれば逃げるほど追い込まれるはず……

そうなると行き着くのは、こういう袋小路のはず!




……いない、か。
やっぱりまた三階に逃げてしまったのかな……?
265 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/04/30(金) 22:32:10.21 ID:3crg9ztu0

円香「いた……!いましたよ、不審者……!」


廊下に出た瞬間聞こえてきたのは今度は樋口さんの声。
ということは不審者はまたしても三階……?

また急いで階段に向かう私たち。


雛菜「なんかデジャブですよね〜……」

めぐる「……今度こそ、絶対に止めるよ!急ごう!」

灯織「うん!」
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