ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 08:52:54.28 ID:s6N2Mg+60
冬月『使えるのかね』

ゲンドウ「死んでいるわけではない」

冬月『....わかった』

ゲンドウ「...レイ」

綾波『はい』

ゲンドウ「予備が使えなくなった、もう一度だ」

綾波『....はい』


アムロ「呼んだかゲンドウ!」

シンジ「え?」

ゲンドウ「えっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1623628373
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 08:59:09.17 ID:s6N2Mg+60
シンジ「あ、あなたは...?」

アムロ「君の父親が言っていただろう、レイだ」

シンジ「父さん!!この人は誰なんだよ!!!」

ゲンドウ「えっと....」

アムロ「シンジくん、確かにこんな事態になれば混乱し、尻込みするのもわかる」

アムロ「だが君が乗らなければ皆死ぬ...頼む、今だけでもいい、乗ってくれないか?エヴァに」

シンジ「でも....僕に、こんなもの動かせって....できるわけないだろ....!」

アムロ「ここにいるみんなが君のバックアップに回る、無論俺もだ...君一人に全てを背負わせはしない」

シンジ「......わかりました、やってみます....」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:05:32.84 ID:s6N2Mg+60
アムロ「シンジくん、エヴァは神経接続を介して操縦する、つまり君の意思に動きが左右されるんだ」

シンジ「はっ...はい、大体は理解できました....それでレイさん」

アムロ「なんだシンジくん」

シンジ「なんで一緒に乗り込んでるんですか....?」

アムロ「言っただろう、君一人に全てを背負わせはしないと」

シンジ「えっと...」

アムロ「これから注入されるLCLという液体で肺が満たされれば血液に直接酸素が行きわたる、問題はそのあとだな...」

シンジ「....やれるだけやってみます」

アムロ「その意気だ」


マヤ「シンクロ率42.3%、ハーモニクス全て正常値...暴走ありません」

リツコ「異物が入っているというのにこのシンクロ率....すごいわね...」

リツコ「行けるわ、ミサト」

ミサト「えぇ、発信準備!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:10:19.36 ID:s6N2Mg+60
マヤ「進路クリア、オールグリーン!」

リツコ「発進準備完了」

ミサト「了解....構いませんね?」

ゲンドウ「えっ....あぁ、うん...?」

ゲンドウ「使徒を倒さん限り我々に未来はないから....うん...」

冬月「碇、本当にこれでいいんだな?」

ゲンドウ「いやだって...」

ミサト「発進!!」




レイ「.....あれ、初号機は....?」ハコバレー

カミーユ「もう発進しましたよ!!」カラカラ

ファ「カミーユ!患者さんに響くから大声出さないで!!」カラカラ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 09:21:14.14 ID:Nu5u66Aio
スパロボかな?
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:25:33.92 ID:s6N2Mg+60
ギュイーンガシャーンッ

シンジ「はぐぅっ....あれが....使徒...!?」

アムロ「シンジくん、まずは歩くことを考えるんだ!」

シンジ「はっ、はい!」

アムロ(ゲンドウめ...自分の子供に無茶をさせる!武器はないのか武器は!!)

シンジ「あっ、歩けた!歩けました!!」

アムロ「その調子だぞシンジくん!」

サキエル「ワーイ」ズシンズシン

アムロ「――――来る!」

シンジ「う、うわぁああーっ!!」バババババババババババッ

サキエル「ウワナンゾ」ガキィンッ!!


ミサト「初号機の武装って今はナイフだけよね!?」

リツコ「私は知らないわよ!!」

ジュドー「ひゃ〜っ、感動の嵐!遊びでつけたバルカンがちゃんと起動してくれるなんて!!」

リツコ「司令!知らない子がエヴァで遊んでたとか言ってるんですけど!?」

ゲンドウ「.....」

リツコ「そっぽ向いてんじゃないわよグラサン親父!!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:31:02.29 ID:s6N2Mg+60
シンジ「た、助かった....?」

アムロ「A.T.フィールドがある限り物理的攻撃では使徒を倒せない!!」
アムロ「シンジくん、とにかく距離を取るんだ!その間に使える武器を探す!!」

シンジ「はっ、はいっ!!」グルンッダダダダダッ

アムロ「司令部!何か使える武器はないのか!!」

マヤ「えっと...」

セイラ「ビームマグナムがあるわ、それを使って何とかして頂戴」

アムロ「反動が大きすぎる!他のモノはないのか!?」

セイラ「他があれば出しているわ、泣き言を聞く暇はなくってよ」

アムロ「えぇい!一撃で終わらせるしかない....射出急いでくれ!!」

セイラ「了解、ビームマグナムの射出急いで!」

マヤ「(あんなオペレーターいたっけ...?)」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:34:47.10 ID:s6N2Mg+60
ビームマグナム「」ガションッ

アムロ「シンジくん、ビームマグナムは反動と負荷が大きい!一撃で仕留める気で行くんだ!」

シンジ「そんな!?まだ乗ったばかりですよ!?」

アムロ「大まかな照準さえ合えば後は機械と俺がどうにかする!!」

シンジ「う、うぅ....!」

アムロ「覚悟を決めるんだシンジくん!!」

シンジ「はっ....はい!!」

アムロ(背中を押してやればちゃんと応えてくれるいい子じゃないか...!)
アムロ(ゲンドウめ、ますます文句を言わねばならなくなったな...!)


ゲンドウ(なんかネルフにいつの間にか知らない人が増えてる....)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 09:45:36.65 ID:s6N2Mg+60
シンジ(逃げちゃダメだ...!逃げちゃダメだ...!逃げちゃダメだ...!)

機械「」ピピピピピピピピ....

サキエル「ワーイ」ズシン、ズシン

シンジ「せ、迫ってきますよ...!?」

アムロ「まだだ、まだ引き付けるんだ...スピードの遅い敵だ、十分に引きつけさえすれば落とせる!」

シンジ「...」ドキドキドキドキドキドキ

アムロ「......今だ!!」

シンジ「う、うわぁあああっ!!!」バキュォオオーンッ!!

サキエル「!?」ズギャアアンッ!!

アムロ「逸れた!?」

セイラ『コアにギリギリ掠った程度!!でもA.T.フィールドを破れた!!』

アムロ(ここで畳みかけるしか...!いや、今のシンジ君では反動で気おされて動けない...!)
アムロ(体制を立て直して二射目を....!?)

シンジ「っ」ピキィンッ
シンジ「う、うわぁあああーっ!!!!!!」ナイフ装備

アムロ「シンジ君!?」

シンジ「やあああぁああーっ!!!」ガキィイインッ!!

サキエル「マジデカ」コア直撃

ピカッ

ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン.......



マヤ「.....あ、ぱ、パターン青消滅!!使徒、撃破されました...!」

セイラ「....シンジくん、初陣にしては中々いい動きよ」

シンジ『はぁっ....はぁっ.....は、はい...!』

シンジ『や、やった....ははは...はは...』ガクッ

アムロ『シンジ君?シンジ君!?』

セイラ「機体回収班!急ぎなさい!!パイロット保護最優先よ!!」

機体回収班「「「いえすまむ!!!」」」ザッ

セイラ(あの反応速度は....いえ、憶測に過ぎないし、やめておこうかしら...)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 10:05:02.00 ID:s6N2Mg+60
―――――――
―――――
―――病室にて
シンジ「....」

アムロ「気が付いたか?シンジくん」

シンジ「.....はい」

アムロ「...あの時、戦闘時の極度のストレスから一気に解放された結果、気を失ったみたいだ」
アムロ「後遺症などの恐れはないから安心してくれていいぞ、シンジくん」

シンジ「...はい」

アムロ「....昨日は巻き込んでしまって済まなかったな、本当なら俺が乗れればいいんだが...」

シンジ「.....いえ、怖かったし痛かったけど....でも、ちょっと嬉しかったです」

アムロ「嬉しかった?」

シンジ「あの...エヴァの中で、危険なのに一緒に乗り込んできてくれたり、僕のためにできるだけ安全な策を考えてくれたり...」
シンジ「なんていうか....あんな形でも、僕のために一生懸命になってくれる大人の人って初めてだったので...」
シンジ「.....父さんにすら、そんなこと...してもらったことなかったのに...」

アムロ「....そうか」
アムロ「....そうだシンジ君、君さえ良ければだが――――」




シンジ「ここがアムロさんの家、ですか?」オオキイ...

アムロ「今日から君の家でもある」
アムロ「これでも俺は軍の中でも結構いい地位にいるからね、部屋は空いてるところを適当に使ってくれて構わないさ」

シンジ「でもなんでアムロさんが....僕を引き取ってくれるんですか?」

アムロ「嫌だったか?」

シンジ「いえ...でも、昨日会ったばかりの僕にここまでしてくれる理由がわからなくて...」

アムロ「...君は昔の俺によく似ているからな、そう思うと放っておけなくなった」

シンジ「...」

アムロ「あとミサトが君の引き取り手に立候補したんだが奴はズボラだからな、君を家政婦みたいにしてしまいかねない」
アムロ「協力してもらっているのはこちらなんだ、最大限君の意思を尊重し、自由に過ごせる環境にいてほしい」
アムロ「...って理由じゃあ納得できないか?」

シンジ「あ、ありがとうございます...それじゃあ、お邪魔します...」

アムロ「シンジくん」

シンジ「え、は、はい」

アムロ「改めて言うが....今日からここは君の家だ」

シンジ「あ...えっと....あっ!」


シンジ「たっ、ただいま!!」

アムロ「おかえり、シンジ君」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 10:06:24.32 ID:s6N2Mg+60
とりあえずこっからは少し書き溜める
3時くらいになったらまた投下始めると思う
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 10:45:40.16 ID:aRZzWU15o
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