ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」

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318 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 19:19:22.82 ID:YqjvXLY50
綾波レイ
原作ではシンジのことを気にかけながらも突き放す言動が多かった
本SSでは早い段階でシンジと打ち解けたこと、ミラーリンクなど精神的な成長が多数あった為
少々リナレイと似通った部分が出てきている、また、人形であることに強い嫌悪感を持っている
綾波シリーズが早い段階で"個"を確立し始めているので自分の代わりがいるという思考はない
能力的には色々な距離を対応できる万能型だが特に遠距離戦が得意で、支援に回ることが多い

エヴァOO号機(ダブルオーエヴァ)
ネルフの停電を期に0.0EVAを軸としエヴァの予備パーツとMSのパーツを用いて改造した零号機の改修機、通称OOエヴァ
第四使徒のデータを利用してS2機関を作成する際にできたGNドライブ二機をウェポンラック兼バックパックに装備している
その為他のエヴァと違い活動時間の概念を脱することが出来、充電無しで稼働することができるだけでなく、
多少時間はかかるもののGNドライブと武器を連結することでビーム兵器を充電することも可能な攻守支援すべてに優れた機体となっている
対ゼーレを想定しており0.0EVAに対してGN粒子を用いた情報共有能力「Aリンク」を持っており、綾波シリーズが増えれば増えるほど
情報戦に置いて有利になっていくという特性を持つ
本来はトランザムシステムが搭載される予定だったが、トランザム終了時にOOエヴァが機能停止してしまうという欠点が見つかったため
システムは現在凍結されている
319 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 19:31:43.60 ID:YqjvXLY50
霧島マナ
鋼鉄のガールフレンド、碇シンジ育成計画に出てきた限定キャラ
原作明るく積極的で実はナルシスト、難しい立ち位置のキャラだったが
本SSでは明るく積極的な部分はそのままにシンジと幼馴染で重い感情を抱いているキャラとなった
ナルシスト部分はそのままだがこれは「自分の魅力」というよりは「シンジの好み」としての自信である
判断基準が良くも悪くもシンジ基準なところがあり、人間関係にもシンジを据えて考えるところがある
その為アスカのような「気兼ねなく話せる友達」が出来たことは実は奇跡に近い
正統派ヒロインとしても冷静な軍人としても未熟な少女としても動ける万能キャラに近い
能力的にはアスカ、レイの中間の性能を持っている、ただし水中戦でのみシンジを超える技量を見せつけ、
水中戦でのみ疑似アムロと化す

エヴァ四号機トライデント
戦自から接収したトライデントをエヴァの規格に合わせて回収したエヴァ四号機の正式強化機
本来のT型活動範囲拡張装備をそのまま四号機と融合させることで装備換装せずとも水中、溶岩内で稼働できる
その為武装は内臓式のものが多く、バックパックに接続されたクローを腕部に接続することで稼働するトライデントネイル
バックパック内に備えられた爆破指向性N2魚雷二門30発、更にクロー展開時に腕部に装着されるビームキャノン
バックパックから肩部分に向かって生えるトライデントマシンガン二門と、様々な属性の武装を持っている
初のエヴァ専用バックパックを装備しており、バックアップに内蔵されたバッテリーにより稼働時間が拡張されているだけでなく
地上でブーストを使用した移動が可能となっているのだがその分燃費が悪化しておりブーストやビームキャノンの使用頻度を間違えると
他のエヴァよりも早く活動限界が来てしまいかねない、しかしリスキーな分対応力は高い
320 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 19:47:13.40 ID:YqjvXLY50
式波・アスカ・ラングレー
アニメ版では騒がしさと孤独さを併せ持った大胆で繊細なキャラだった
本SSでは劇場版の式波のおとなしくなった部分を取り入れつつ軍人らしく冷静な立ち位置で
ものごとを俯瞰できるキャラクターでありながら時に感情的になれるブレーキ役となっている
孤独を好む排他的な性格である式波要素と、それでも他者を求め、懐に入った人間に甘くなる惣流要素を兼ね備えている
その為原作ほどつんけんとした態度は取らず、逆に距離を開けすぎることもない、チルドレンの中の緩和剤か接着剤のような子に落ち着いた
立ち位置的にフォローに回ることも多いためキャラ性能も原作と大きく変化している
キャラ性能は一撃の重さに重きを置いており、かなり攻撃的になっているがサポートをこなせない訳ではない、という形になっている

エヴァ弐号機ステージU
エヴァ弐号機の拘束具を変化させることでエヴァの性能に指向性を与える「バインドパルス計画」の試作機にして完成形
第十一使徒のデータを元に作成、強化されている
エヴァの中で異例の『戦闘中に成長する』能力を持っており、敵との戦闘で蓄えたデータをもとに人造人間部分を変質、適応させ
その状況に最も適応したエヴァへと変化することができる。
そのため第六使徒のような極低温への変化や第十一使徒のような高温の環境でも装備換装せず即座に行動できる他
システムが単純で従来のエヴァと同様の為、装備換装もしやすいという利点を持つ
データ収集、対使徒戦、その他諸々色々な状況に対応できる"汎用決戦兵器"の完成形ともいえるだろう
ただし悪く言えば秀でた部分が無いともいえる他、成長という特性上スロースターターとなる欠点を持つ
しかし"努力"でのし上がって来たアスカと成長するステージUは相性がいいだろう
321 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 19:58:57.79 ID:YqjvXLY50
綾波 No.カトル
綾波シリーズの4番目で銀色の髪の少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作では精神汚染を受け、サンク、シスが自我を獲得するきっかけとなっただけでなく
人類補完計画を止めたシンジに対して愛憎を向ける少女だったが
本SSでは少々少年的な口調の不器用な少女となりつつある。
シンジに対する感情は綾波とは違うベクトルでの好意だが、その好意の処理の仕方がわからず
直球勝負になりがちなところがある、この世の全てが珍しく、そして新鮮な体験であるため
通常の個体よりも好奇心が強く物おじしないという特徴を持つ
導く大人たちがちゃんと導いてやれば綾波とは違ったタイプの完成形となるだろうが、ともすれば
指導を間違えれば歪みやすい脆さも含めた純粋な少女である
キャラ性能はサポートに偏った防御型、だがいざというときは熱血で火力を備えるタイプ
カトル特有の技能エヴァの心により、他者専用のエヴァを動かすことが可能となっている

0.0EVA-S改
No.カトル専用にチューンナップ、装備を改修された0.0EVA
ヘッドバルカン、シールドとエヴァというよりガンダムに近い装備をしているが
何よりの特徴として両肩部に接続した「オプションアーマー」、背部に備えられた実体剣「ATショーテル」と
両肩の「大口径マシンガン」を備えている他、四号機同様ブーストによるホバー移動が可能となっている
その性質上装甲が大幅に強化されており、対第五使徒に対して接近戦を挑めるように調整されている
生半可な攻撃を弾き返しながら迫ってくるその様はまさに壁ともいえるだろう
余談だがマリイは本気を作るために二徹した状態でサンク機の改修に挑んだ
322 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 20:15:29.90 ID:YqjvXLY50
綾波 No.サンク
綾波シリーズの五番目で、セミロングの少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作では二人目の綾波に迫る勢いで成長して綾波シリーズの完成形と期待されたがアスカを庇って消滅している
本SSでも高い成長率を誇っており、綾波と同様の成長をしている
こちらも好奇心旺盛でありながら、他者への共感能力が高くなっており戦闘に置いても気遣いが光るタイプ
不得手なことも多く、そのたびに困難に多々ぶつかるが、周囲の助けで乗り越えていくタイプだろう
医療行為に秀でておりカミーユの手伝いを行うことでその頭角を現しつつある、誰が呼んだか医務室の天使
リツコの眉毛だけがなんで黒いのかが気になっている
キャラ性能は回復特化、自他ともに回復させまくるタンクとなっている、舐めると熱血魂で殴られる

0.0EVA-ET
No.サンク用にチューンナップ、装備を改修された0.0EVA、ETはエターナルと読む
左腕部にヒートロッド、右ウェポンラックは前部にスライドできる構造となりビームキャノンを装備している
右ウェポンラックにOOエヴァと同様のGNドライブを搭載しており、永続的な稼働が可能となっている
更に右腕にシールドとビーム斬撃武装「シュトゥルム・ウント・ドラング」を装備しており全体的に近距離に特化している
本来サンクは一対多の戦いを得手としているのだが二徹したマリイが暴走した結果、このような決闘用じみた機体になってしまっている。
ビームキャノンが装備されたのはせめてものリツコの良心であるが、意外とスピードが高く最終的に
サンクと相性はいい機体となっている
ちなみにGN粒子にサンクの意思を乗せることでエヴァに応急処置が可能であり、これも更にサンクのヒーラータンク化に一役買っている
323 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 20:18:20.86 ID:YqjvXLY50
綾波 No.シス
綾波シリーズの六番目、幼い外観の少女、エヴァンゲリオンANIMAに登場
原作ではメンタリティが不安定だが腕は一流のパイロットという感じだった
本SSでは徐々に妹キャラとして頭角を伸ばし始めている、そろそろ幼女時見てくる頃合い
様々なものに興味がある、という点では一緒だが不安な気持ちを処理する術を知らず
自分のテリトリー(シンジ周辺)の物事以外には積極的にかかわれないという内向的な性質を持つ
故に無自覚にシンジに依存している部分があり、彼がいなくなると情緒不安定になってしまう幼い少女
言動が大人に寄っている分猶更察されにくく、メンタルケアのためにも気にしてあげるべき存在となっている
キャラ性能は攻撃重視で、とにかく火力を盛って殴りまくるタイプ、その分落ちやすいので逐一気にしてカバーしてあげよう

0.0EVA-LMES
No.シス用に改修された機体、しかしほとんど設計からの見直しとなりマリイが寝込むきっかけとなった
サイコフレームをエントリープラグに使用しており、メイン武装となるファンネルを備えている
遠距離〜中距離がコンセプトとなっているが両腕部に実験兵装ATダガーを備えており、近距離も一応こなせるようになっている
ATダガーにより近距離ではダガー、距離が開けばATフィールドの刃を展開して不意打ちといった使い方ができるが
その分ATフィールドの制御が精密になっており、現状シス専用装備となっている
様々な分野で性能が特異なエヴァとなっており、時折スペックにない武装や能力を発するため開発部から危惧されている
324 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 20:20:16.21 ID:YqjvXLY50
マリイ・ビンセンス
「新世紀エヴァンゲリオンRPG NERV白書」に登場したオリジナルキャラ
規格外の適格者、いかにもって感じの金髪お嬢様、ヘアバンドに十時ピアスが特徴
原作でも超天才エヴァ三号機の開発の立役者だったり凄いプログラム作って意図せずにエヴァを暴走させたり
充電できない環境のエヴァをバッテリーを作ることで動かして使徒を撃退させたりした
本SSでも天才性は健在でエヴァサイズのビームマグナムを作成し使徒のATフィールドを一撃で貫通したり
バスターライフルの試作品を作ったりしてATフィールドを貫通したりしてる、開発面でチート
このネルフが使徒に対抗出来てる理由の七割がマリイ、残りがシンジ
リツコとセットで更に手が付けられなくなるのでそろそろファンネルとか出てきかねないくらい開発度が凄い
キャラ性能としては広く浅く技能を取ってる感じ、色々な面で軽く刺さるが逆に軽くしか刺さらない
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 20:22:21.59 ID:MghOo+HXo
こんだけワンオフ機いたらアストナージさんいないと整備班死にそう
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 20:31:53.29 ID:Uw3H6dLFo
思い付いたネタ
頑張ってるチルドレン達を労うつもりでハロをプレゼントするアスラン
喜んでもらえたので元婚約者の時以上に作りまくってプレゼントしまくった
327 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:08:02.71 ID:YqjvXLY50
宇宙(そら)が、壊れる音がする
328 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:08:33.71 ID:YqjvXLY50
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ガギィンッ!!ガギィンッ!!ギギギギギッ

サザビー「」ギュンッシュパパパッ

νガンダム「」ブゥンッカキキンッ

ビームサーベル同士がぶつかり合う音
高速で移動し絡み合うように互いを睨みながら撃ちあうファンネル
頭部同士をぶつけ合いにらみ合うサザビーとνガンダム
宇宙世紀でファンネル同士で撃ちあいをしたのは後にも先にもこの二人のみである

シャア「ララァが死んだ時の悲しみを思い出せ!!」

ビームサーベルの閃光が交差する
一年戦争の時の感覚を思い出すアムロ、それについていかんと力を発揮するシャア
ファンネルの動きが加速していく、その中で剣撃が複雑さを増していく
頭部バルカンを下から上に仰ぐようにして放ちシャアをけん制するアムロ
カメラが上に向いたのを隙と見て横なぎにサーベルを振るうシャア
唐突にサーベルを逆手持ちにしてシャアのサーベルに押し付けて攻撃を受け止める
蹴りを放つνガンダム
それを状態をのけぞって避け、両腕を回転させて接近しビームサーベルを振り回しながら切り裂きにかかるシャア
それに対して振り下ろすタイミングでビームサーベルを突き出すνガンダム
ビーム同士が反発し、MSが一瞬後ろに弾かれる
それを好機とみてそのまま全速力で後ろに下がるアムロ
飛びだす二機のフィン・ファンネルに対して二機のファンネルが撃ちあう

アムロ「情けないやつ!!」

シャア「何がッ!?」

ビームサーベルを振り抜くサザビーを回避してそのまま背後に回るアムロ
ビームサーベルを振り抜いたにもかかわらずアムロを視界内に捕捉し続けるシャア
剣撃がぶつかり合い、閃光がカメラを焼かんとまばゆく光る
329 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:09:05.29 ID:YqjvXLY50
シャア「貴様こそ、その力をいたずらに消耗しているだけだとなぜわからない!?」

左腕のビームサーベルを振り抜き、νガンダムに詰め寄るサザビー
それに対してカメラを向けることなくビームサーベルで受け止め、もう一本を更に受け止める
それを左右に受け流しながら後退するνガンダム
不意打ち気味に頭上から撃ちおろすフィン・ファンネル
それに対して真横からファンネルがビームを放ち相殺、そのままビームサーベルをνガンダムに振り抜くサザビー

アムロ「貴様こそ!!」

ビームサーベルが腕部を掠るがそのまま後退しつつバルカンを不意打ち気味に放って撃墜しようとする
それに対して後退しながらバルカンが命中する瞬間に腹部ビーム砲を放つ
通常のパイロットでは確実に回避不可能な意識の刹那を突いた一撃、しかし相手は白い流星
ビームサーベルで命中しそうなビームのみを振り払って切り裂きながらアクシズに向かうνガンダム

シャア「くっ...パワーダウンか...!」

バルカンが命中する瞬間に腹部ビーム砲を使ったことでエネルギー回路に支障が出たらしいサザビー
νガンダムはアクシズを破壊せんと動き出す
それを追うサザビー、残っているファンネルを全て放出する
それに対してνガンダムも背後を見ぬままフィン・ファンネルを全機放って迎撃に向かわせる
330 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:10:29.04 ID:YqjvXLY50
ヘルメットをコックピット内で脱ぎ捨てながら迫るサザビーに向き直るアムロ
二刀のビームサーベルを一刀で切り払いながら後退する
斜め下にビームサーベルを構えたままサザビーを待ち構えるアムロ
その誘いにわざと乗って肉薄するシャア
横なぎに振り払われたビームサーベルを上に飛び上がって回避し、そのままビームサーベルを突き出す
それに対して反応しアムロも上にサーベルを突き出して迎え撃つ
ぶつかり合うビームサーベル
反発し、サーベル同士がずれてνガンダムのコックピットを掠る
そのままサザビーの頭部を蹴り飛ばすνガンダム

アムロ「このくらい!!」

ここで攻勢に打って出るアムロ
背部の専用サーベルに持ち替えてサーベルの打ち合いが始まるが、徐々に押されるシャア

シャア「サーベルの出力が負けている!?えぇい!!」

いつぞやのようにガンダムの腹部を蹴りつけるシャア
読み違えたようで蹴りをもろに喰らってしまうアムロ
しかし、お互いにただでは起きない
サザビーの左腕を後方で漂っていたフィン・ファンネルが撃ち貫いて破壊する
同時にサザビーのサーベルがνガンダムの肩装甲を斬り剥がす
周囲を漂い始める緑色の光
ここでガンダムに接近し、サーベルを蹴り落とし、機体を回転させながら回し蹴りを放つサザビー

アムロ「ぐうぅっ...シャア!!」
331 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:10:57.53 ID:YqjvXLY50
瞬間、νガンダムがサザビーへと肉薄し、左腕で殴りつける
それを受け止めるサザビー、しかし、手刀でサザビーの首を突き刺してからそのまま蹴り飛ばす

シャア「貴様がいなければ....アムロォッ!!」

アムロ「シャアァァァァァァッ!!!」

連続でサザビーを殴りつけるνガンダム、ここで一気に畳みかけねばならない
瞬間、νガンダムの左腕が撃ち抜かれて破壊される
驚くアムロ、広報に漂っていたファンネル最後の一基がνの左腕を破壊したのだ
ファンネルとフィン・ファンネルが撃ちあいをはじめ、戦いは白熱する
周囲に漂う緑色の粒子

シャア「くっ....モニターが....アムロぉおおお!!!」

アムロ「シャアッ!!逃がすかよ!!ここで終わらせる!!」ガギィンッ

キィイイイイイイイイイイイイイインッ
332 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:11:27.81 ID:YqjvXLY50
わかりあうためにうまれたかべなのに
333 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:11:56.30 ID:YqjvXLY50
アムロ『これは....!!』

シャア『この、不快感は...!?』

アムロ『無邪気すぎる、そして無垢だ....何がこんなプレッシャーを放つ!?シャア!!貴様の仕業か!!』

シャア『貴様にもわかるだろう!!これは人の手だけで起こせる者では...!!』

334 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:13:14.40 ID:YqjvXLY50

ギィイイインッガシャンッ

ミサト「...う、うぅ.......お父さん?」

バシャンッ!!

ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
335 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:14:20.02 ID:YqjvXLY50
アムロ「あの羽は....南極から出てるのか!?」

シャア「忌まわしい....隔たりを、砕く翼....!?」

アムロ「あれでは核の冬どころではない!!人が人の形を保てなくなる!!」

キイイイイイイイィィィィンッ

アムロ「そんなこと...させるものかよ!!!!!!」キィイイインッ


緑色の光がオレンジ色の翼と絡み合う


アクシズが、宇宙(そら)に引き上げられていく


ミサト「.....!」


ミサトは見た、緑色の光の中で輝く神を


緑色の光に包まれたオレンジ色の神は、隕石を抱いていた
336 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:14:51.28 ID:YqjvXLY50
――――――――その日、アクシズは消滅した

まるでそんなものはこの世界にはなかったのだ、と言わんばかりに

各コロニーは機能を停止、死者はこれまでの歴史上類を見ないほど出た

人口は激減し、人は汚染され疲弊したゆりかごの中で閉塞するしかなくなった

宇宙世紀は、人の夢は、まるで泡沫のように一瞬で消え去った
337 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:15:16.40 ID:YqjvXLY50

跡  第十一話



名の魂の光
338 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:15:43.57 ID:YqjvXLY50
今出来てる描き貯め分はここまで
少ししたら投稿始めるから待っててね
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 21:16:30.43 ID:lZnqi9bPo
セカンドインパクトとアクシズ落としが同時に起きるってスパロボでありそうな大惨事
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 21:40:34.44 ID:CguyBIDDO
緑色の光がサイコフレームでオレンジ色が…
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 21:45:03.66 ID:Ar7xGDE50
DG細胞で自己再生自己進化自己増殖する使徒とか
エヴァを完コピ増殖してくるELSとか
342 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 21:59:00.00 ID:YqjvXLY50
ところでちょっと質問なんだけど、映画版の第三の使徒
あれ切り刻まれた姿なんで本来のパワーが出てないっぽく見えたのよ
皆的には完全体ってどれくらいやべぇ奴だと思う?
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:06:16.42 ID:OR6+bnRZo
マリが戦った使徒か
誰が呼んだか通称「スグキエル」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:17:53.64 ID:lZnqi9bPo
マリが倒したのは何万分の1で残りは色んな兵器に使われたって説が有力なのよね
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:32:13.50 ID:97nkJPNq0
あんなに分割されてあのくらい強いなら完全体は相当強いか寝てたとはいえ簡単に分割されるような生き物が果たして強いのか
346 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/18(金) 22:34:10.44 ID:YqjvXLY50
大体わかった、楽しみにしてて
347 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:07:04.44 ID:gMDzFXgW0
よし、投下始める
348 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:08:01.67 ID:gMDzFXgW0
アスラン「すまないな、シンジくん、雨宿りさせてもらって」

キラ「ごめんね、急に押しかけちゃったりして」

シン「前もって連絡出来たらよかったんだけどな...」

シンジ「大丈夫ですよ、僕も何か"これ"のお礼したかったんで」

ハロ波(中身ゼロ波)『体、できた...体、できた....体、できた....』パタパタ
ハロ波『ぶっちゃけこれじゃない...』パタ....

アスラン「喜んでもらえて何よりだ」

シンジ「そうですね、あははは」ニガワライ

綾波「....かわいい」モチアゲ

ハロ波『ハナシテ』

綾波カトル「ホントだ、かわいい」

綾波サンク「....なにこれ、心がフワフワする」

綾波シス「シスも、シスも、抱っこしたい」ピョンピョンッ
349 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:08:35.28 ID:gMDzFXgW0
アスラン「......」

キラ「アスラン?」

シン「これはあれですね、後日めっちゃ作って送ってくるやつですよ」

シンジ「えぇ....一人一つずつみたいになるのかな」

シン「嫌なら嫌って言ってくれれば俺が断っとくけど?」

シンジ「い、いえ、嬉しいですから大丈夫です!」

シン「....存外いやって言えないタイプでしょ、君」

シンジ「たはは...」

アスラン(カラーバリエーションが膨らむな...)

シン(殴って止めようとするとスゴイ暴れるからなこの人,,,)

キラ(やめてよね....喧嘩で僕がアスランに叶うワケないだろ...)

シンジ(トウジのお師匠さんに頼んでどうにかしてもらおうかな...)

アスカ「ミサトはどうしたの?」

霧島「多分寝てる、最近徹夜多かったからね〜」

アスカ「結構疲れてる顔してたわね、何か労ってあげないと」

シンジ「うーん...」
350 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:09:01.61 ID:gMDzFXgW0
マリイ「あっ、そういえばミサトさん、最近昇進しましたのよ」

霧島・アスカ・綾波「「「昇進?」」」

マリイ「一尉から三佐になりましたの」

シンジ「じゃあそのお祝いも兼ねて、パーティでもやろうか」

アスカ「いいわね、私買い出し行くわ」

シン「んじゃあ俺シンジくんを手伝うよ、料理作れるし」

キラ「へぇ、シンって料理作れるんだ、意外だね」

シン「妹に作ってましたから...」

キラ「....ごめん...」

シン・キラ「「....」」

アスラン「あの二人は定期的にあぁなるんだ、気にしないでくれ」

シンジ「あ、あははは...」

マリイ「あと、今日はハーモニクステストがありますの、チルドレンの皆さんは送れないでくださいまし」

チルドレンたち「「「「はーい」」」」
351 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:10:27.34 ID:gMDzFXgW0
―――――
――――
―――


ギュウウウウウウゥゥゥゥン

綾波「.....」

シンジ「.....」キィィン

アスカ「.....」

霧島「....」キュワンッキュワンッ...

綾波カトル「....」

綾波サンク「....」

綾波シス「....」キィィィン

マリイ「....ん...」


マヤ「0番、2番、3番、ともに汚染区域に隣接」
マヤ「"兆候"は1番、3番、6番に出ています」

リツコ「1番と7番はまだ余裕があるわね、グラフ深度をそれぞれ0.3と0.2下げてみて」

ギュオォオオオオオン

シンジ「.......」キイイイィィィンッ

マリイ「んん....」ピクッ
352 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:10:53.32 ID:gMDzFXgW0
マヤ「汚染区域ギリギリです」

リツコ「それでこの数値....凄まじいわね、一種の天才かしら、彼」

マヤ「ハーモニクス、シンクロ率、共にアスカをギリギリ超えています」

リツコ「これも才能なのかしらね」

オペレーター「まさにエヴァに乗るために生まれてきたような子供ですね」

ミサト「....そうね」

リツコ「...ミサト?」

ミサト「なんでもないの」
ミサト「なんでもないのよ...そう、なんでも」

リツコ「....皆お疲れさま」
353 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:11:52.69 ID:gMDzFXgW0
リツコ「シンジくん、よくやったわね」

シンジ「え?何がですか?」

リツコ「前回よりハーモニクスが大きく伸びてるわ、アスカをギリギリ超えるくらいの数値よ」

アスカ「.....」

リツコ「他も上々よ、ただマリイが少しだけ劣ってたかしら、テストパイロットとメインパイロットの差ってところね」

マリイ「うぅ....」

リツコ「マリイもこれからは多少なりとも訓練に参加したほうがいいわね」

マリイ「そうしますわ...」

アスカ「....」

霧島「....アスカ?」

アスカ「ごめんなさい、先帰るわ」

霧島「あっ....待っ」

アスカ「一人にさせて」

霧島「....うん」

アスカ「ごめん」

シンジ「...アスカ....」
354 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:12:19.56 ID:gMDzFXgW0
シンジ「.....」

セイラ「あら、シンジくんね」

シンジ「...あ、セイラさん」

セイラ「どうかしたのかしら、こんなところで項垂れて」

シンジ「あぁいえ.....アスカ、落ち込んでたみたいで」

セイラ「元凶が自分だから途方に暮れてた、ってところかしら」

シンジ「....」コク

セイラ「.....鼻にかけたいの?」

シンジ「そういうんじゃないんです、自慢したりとかそういうのでもなくて...」
シンジ「だからこそむしろ悩んでるっていうか、どんな態度でアスカに接すればいいんだろうって」

セイラ「.....」

フワッ
355 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:12:55.24 ID:gMDzFXgW0
シンジ「わっ、せ、せせせセイラさっ...」

セイラ「あなたの心がどうしたいか、それが大事ではなくて?」ギュッ

シンジ「....心が、どうしたいか...」

セイラ「えぇ、あなたはどんな態度でアスカに接したい?」

シンジ「,,,,いつもみたいに笑い合いたいです」

セイラ「....なら、心に従って、自分の出来る最善をやってごらんなさい」

シンジ「....はい!」コクリ

セイラ「ふふふ、よくってよ」ニコ

シンジ「はぅ...」

セイラ「それじゃあ、頑張ってね」ニコリ、スタスタ

シンジ「.......」ポー

アムロ「やめとけやめとけ」

シンジ「」ビクッ

シャア「あいつは付き合いが悪いからな」

シンジ「アムロさんとシャアさん!?いつからそこに!?」

シャア「あぁ、セイラさん、の当たりからだ」

シンジ「殆ど最初っからじゃないですか!」
356 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:13:30.08 ID:gMDzFXgW0
一同「「「「おめでとうございまーす!!」」」」

ミサト「ありがとう!....ありがとう、シンくん」

シン「あぁ、言い出しっぺはシンジの方です」

シンジ「あぁ、はい....おめでとうございます、ミサトさん」

ミサト「ありがとね、シンジくん」

シンジ「そんな、ははは」

アスカ「....」

霧島「....アスカ」

アスカ「わかってる、今はしっかり楽しむわ」
アスカ「そんで、明日から特訓よ、打倒シンジでね」

霧島「うん、私も手伝う」

アスカ「ありがと、マナ」

ハロたち「「「「「「ガンバレ、ガンバレ」」」」」」

アスカ「.....」ウルッ
アスカ「私がんばるぅう〜〜〜!!絶対シンジに勝ってやるんだからぁ〜〜!!」ギュウゥ

ハロ波「ハナシテ」
357 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:14:13.81 ID:gMDzFXgW0
綾波「....私お肉食べれないの」

綾波サンク「ごめんなさい」

シンジ「大丈夫だよ、事前に聞いてたから、色々用意できたし」
シンジ「....ただ」

綾波カトル「んむ、あんむ、もむもむ...」ステーキホオバリ

綾波シス「まむまむ...」ヤキニクモグモグ

シンジ「結構クローンでも個体差ってあるんだね...?」

綾波「そうね」

ハロ波「タシケテー」

アスカ「あーん、持って帰りたいわー!」ギュー
358 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:15:10.87 ID:gMDzFXgW0
ミサト「....」

シンジ「....ミサトさん?」

ミサト「あ、うんどしたのー?」

シンジ「...いえ、あんまり楽しんでなさそうだなって」

ミサト「そんなことないわよ、楽しんでるわ」

シンジ「....」
シンジ「ミサトさんの心は、どういってますか?」

ミサト「え?」

シンジ「ミサトさんの心は...何をしていって、言ってます?」

ミサト「....」

シンジ「心の声に従って、やりたいことをやってみろって、セイラさんに言われたんです」
シンジ「....僕が言っても説得力ないかもしれませんけどね」

ミサト「シンジくん...」

ピンポーン

シンジ「あ、もしかしてアムロさんたちかな、僕出てきますね」

ミサト「うん」
359 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:16:12.78 ID:gMDzFXgW0
シンジ「はーい」ガチャッ

アムロ「やぁ、シンジくん、遅れてすまないな」鼻メガネ

加持「久しぶりだね、シンジくん」ヒゲつき鼻メガネ

シャア「ふふん、気合入れてきたぞ」クワトロ大尉

シンジ「シャアさん似合ってますよ、道化みたいで」

シャア「これでは道化だ」

アムロ「似合ってるとさ、道化」

シャア「えぇい煽るな!」

アムロ「情けない奴!」
360 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:16:49.79 ID:gMDzFXgW0
ベランダにて

ミサト「....」

ワイワイガヤガヤ

シャア「向こうは盛り上がっているぞ」

ミサト「えぇ、すぐ戻るわ....心配かけたくないもの」

シャア「そんなに復讐者の自分が嫌かな?」

ミサト「!」

シャア「....」

ミサト「....あんたに何がわかんのよ」
ミサト「楽しく道化を演じて、へらへらと笑ってるだけのアンタに」
ミサト「私の何がわかるっていうのよ!」

シャア「.....」

ミサト「....私だって、自覚してるわよ」
ミサト「あの子たちを私の復讐に巻き込む気満々だった」
ミサト「でも、あんたらを見てると....自分が嫌になってくる...」

ミサト「私だってね...好きであの子たちを利用してるんじゃ...」

シャア「それは虫が良すぎるのではないかね?」

カランッ
361 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:17:24.21 ID:gMDzFXgW0
ミサト「っ....!?」

シャア「過去に累積したその思いは本物だろう」
シャア「その思いのために彼らを利用しようとしたのも本当だ」
シャア「それでいて"好きで利用したわけではない"とは、無責任にもほどがある」

ミサト「......!」ギリッ

シャア「なるほど、復讐者にも指導者にもなれない、半端者になるだけだ」

パァンッ!!

ミサト「.....」ギリギリ

シャア「.....ふっ」ヒリヒリ

ミサト「さっきから聞いてりゃアンタ....アンタは私のなんなのよ!!」
ミサト「目の前で使徒に親を殺されて...私に何かを言える権利のある人なんて、いるわけないでしょ...!」

シャア「君は」

ミサト「」ビクッ

シャア「――――シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」

ミサト「....それはあんたのことでしょ...」

シャア「彼は両親を殺されている」

ミサト「!!」
362 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:17:52.66 ID:gMDzFXgW0
シャア「権力に目のくらんだ人間によって殺され、自身もそれに虐げられてきた」
シャア「そして組織にたった一人で挑み、散っていったバカな男さ」

ミサト「....それがなんだってのよ、同じ境遇だからいうこと聞けって?」

シャア「今の私は楽しく道化を演じてヘラヘラと、子供たちの前で笑ってるだけの大人さ」
シャア「だが、私でもこうなれた」

ミサト「!」

シャア「....復讐者とは虫のいいものではない、様々な物を捨てて最後にこびりついてしまう黒い汚れのようなものさ」
シャア「君が復讐者のままでいたいというのなら止めはしない、だが私とアムロは子供たちの為に動く」
シャア「君が指導者になりたいならば、それも止めはしない」
シャア「だが、どちらも選ばずどっちつかずでいるつもりならば...君にはネルフを去ってもらう、私の出来る手全てを尽くしてでもな」
シャア「戦場で中途半端にぶら下がっている者を守っていられるほど子供たちは年を重ねていないのでね」

ミサト「...」

シャア「....心のままに動くといい、それが君にとっての最善だろう」
シャア「私は戻る」カランッ
363 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:18:52.16 ID:gMDzFXgW0
ミサト「....」

ミサト「....そんなこといったって...どうすりゃいいのよ...」

ミサト「諦めろっての...?そんな安い覚悟で人なんか利用しないわよ...!」

カラカラカラッ

ミサト「!」

綾波カトル「...ミサトさん」

ミサト「あぁ、カトルちゃんか...大丈夫よ、すぐ戻るから」

綾波カトル「感情のままに行動するのは正しい人間の生き方、らしいよ」

ミサト「!」

綾波カトル「....心に耳を澄ませて、望んでいることを聞いてあげて」
綾波カトル「....皆と待ってますから」カラカラッ

ミサト「.....感情のままに...か.....」

ミサト「..........」

ミサト「はぁ、ほんっと....ニュータイプってずかずかと心に入り込んでくるのね」

ミサト(おかげで聞こえちゃったじゃない、心の声)
364 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:19:19.35 ID:gMDzFXgW0
アムロ「....いいのか?」

シャア「すまないな、加持、君の役割を奪ってしまって」

加持「いいんですよ、あれは俺じゃあどうにもできなかった」
加持「悔しいですけどね」

シャア「....」

アムロ「加持、そろそろ自分を許してやってもいいんじゃないか?」

加持「許すも何も、俺は自分に対して何も怒っちゃいませんよ」

アムロ「枷はあるだろう」

加持「俺が背負うべきものです」

アムロ「.....頑固だな、お前も」

加持「じゃないと生きてこれませんでしたから」

アムロ「お前は少しシンジくんと話してみるといい、少なくとも悪い結果にはならんさ」

加持「随分買ってるんですね」

アムロ「弟分、だからな」

シャア「昔のお前そっくりだからな、シンジくんは」

加持「そうなんですかい?」

シャア「あぁ、色々とな」

アムロ「昔の話はしてくれるなよ...」

シャア「ふっ...」
365 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:20:28.25 ID:gMDzFXgW0
ミサト「大した破壊力ね、さすがATフィールド」

マヤ「落下のエネルギーをも利用しています、使徒そのものがおっきな爆弾みたいなものですね」

リツコ「一発目は太平洋に大外れ、そこから二射三射と、誤差修正をしているわ」

ミサト「学習してる、ってことね」

日向「N2航空地雷も効果ありません」

青葉「以後、使徒の消息は不明です」

ミサト「来るわね、多分」

リツコ「次はここに、本体ごとね」

ミサト「その時は、第三芦ノ湖の誕生かしら?」

リツコ「富士五湖が一つになって太平洋と繋がるわ、本部ごとね」

――――――――
―――――
―――
366 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:20:57.09 ID:gMDzFXgW0
リツコ「...やるの?本気で」

ミサト「えぇ、そうよ、これしかないと思うわ」

リツコ「あなたの勝手な判断でエヴァを8機も損失させる気?」

リツコ「勝算は0.00001、万に一つもないのよ」

ミサト「ゼロではないわ、それに今とれる手段もこれしかないわ」

リツコ「葛城三佐!」

ミサト「現責任者は私です」

ザアァァァァゴポポポ

ミサト「....やれることはやっておきたいの、多分、あの子たちもそうだと思うわ」
ミサト「使徒殲滅は、私たちの仕事です」

リツコ「私たちの?仕事?」
リツコ「あなたの我儘でしょう?それは」

ミサト「....どうかしらね」ニッ
367 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:21:24.65 ID:gMDzFXgW0
霧島「えぇぇ!?手で、受け止めるんですか!?」

アムロ「意外といけるぞ」

シャア「コックピットでも行けるぞ」

シンジ「ごめんなさい、二人とも少しだけだ待っててくれませんか?」

ミサト「落下予測地点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなたたちが直接使徒を受け止めるのよ」

アスカ「使徒がコースを大きく外れたら?」

ミサト「アウトね」

霧島「機体が耐えられなかった場合は?」

ミサト「その時もアウトよ」

シンジ「勝算は?」

ミサト「ぶっちゃけないわ」

一同「「「「.......」」」」

ミサト「ごめんなさい、他に作戦が無いの」

アスカ「これは作戦って言えないでしょ?」ジロ

ミサト「...ホント、言えないわね、だから辞退もできるわよ」
368 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:21:50.75 ID:gMDzFXgW0
アスカ「....そこは素直にごめんなさいって謝っとくところよ」

シンジ「帰りにとっとこうよ」

綾波「ミサトさんのごめんなさいがご褒美は味気ないわ」

綾波カトル「何か奢ってほしいよね」

綾波サンク「....えぇ」

綾波シス「私パフェ食べたい!!」

霧島「私も食べたいスイーツあったのよね!」

ミサト「皆....いいのね?」

一同「「「「.....」」」」

ミサト「決まりでは遺書を書くことができるけど、どうする?」

シンジ「リレー形式にしようよ」

アスカ「良いわよ、あんた先頭ね」

シンジ「拝啓、この手紙、読んでいるあなたは」

アスカ「どこで何をしてるのだろうってバカ」

霧島「私たち14だよ」

綾波「誰にも話せない悩みの種、あるかしら?」

霧島「そんなにないよね...?私はシンジくんには全てをさらけ出したもん」

アスカ「やーらしー!」

霧島「ちょっ!そんなんでも....あるけど....」

アムロ「....たくましくなったな、君たちも」

ミサト「....えぇ、私も腹が決まったわ、終わったらみんなになんでも奢っちゃうわよ!」
369 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:22:18.52 ID:gMDzFXgW0
―――――――逃げちゃダメだ
――――――逃げちゃダメだ
―――――逃げちゃダメだ

シンジ「――――そう、逃げる気はないよ」スゥ

キイイイィィィィィン.....

初号機「....」ガゴンッ

ゼロ波「碇くん」

シンジ「うん、ゼロシステムフル稼働、落下予測地点を完璧に割り出して」
シンジ「僕たちが先手を切るよ」

ゼロ波「えぇ、未来は見えているもの」
370 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:22:45.15 ID:gMDzFXgW0
青葉「目標、最大望遠で確認!」

日向「距離!およそ2,5000!」

ミサト「おいでなすったわね....エヴァ全機、スタート位置」

シンジ『ミサトさん』

ミサト「何?シンジくん」

シンジ『落下予測地点をゼロシステムに送っておいてください、ゼロシステムをフル稼働して位置を割り出します』

ミサト「負担が大きいわよ」

シンジ『やれることはやっておきたいんです』

リツコ「....」

ミサト「....」フッ
ミサト「わかったわ、しっかり成功させて頂戴」

シンジ『了解』
371 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:23:22.81 ID:gMDzFXgW0
ミサト『当てになるのはシンジ君のゼロシステムと弾道計算のみ』

ミサト『MAGIが距離10000の時点までは誘導するわ、以降は各自の判断よ』

ミサト『あなたたちに全て任せるわ...では、作戦開始』
372 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:24:54.73 ID:gMDzFXgW0
シンジ「行くよ」

綾波「...」コクリ

霧島「うん」

ガシュウンッ!!

初号機「」キィイィィンズドドドドドドドッ

弐号機SU「」ザシャッ!!ドドドドドドドドッ

OOエヴァ「」ドスンドスンドッドッドッドッ

四号機T「」ギィインッバシュゴォオオオオオオッ!!

0.0EVA-S改「」バシュゥッ!!ゴォオオオオッ!!

0.0EVA-ET「」ズドッ!!バシュゥウウウッ!!

0,0EVA-LMES「」キィィン!!ラァァァァァァ


ドズンドズンドズンドズンドズンッ!!


初号機「」バッ!!

シンジ(ゼロの予測は....!)ピキィンッ

初号機「」グンッ!!

ミサト『シンジくん!?どこに向かって――――』

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴパキィンッ!!

青葉「目標のATフィールド変質、軌道変わります!」
青葉「目標修正地点205!」

日向「目標!更に加速!!」
373 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:25:34.42 ID:gMDzFXgW0
アスカ「何よ!!計算よりかなり早いじゃない!!!」
アスカ「ダメ!!私じゃ間に合わない!!」

綾波カトル「私も遠い...!!」

綾波サンク「私とシスならいけ....シンジくん!?」

シンジ「ミサトさん!!」ツウゥ


ミサト「緊急コース形成!605から675!!」

日向「はい!!!」



ガションガションガションガションッ!!!

ガンガンガンガンガンガンッ!!


ミサト「次!!1072から1078!スタンバイ!!」

ギュォーンギュォーンギュォーンギュォーンッ


初号機「」ドッドッドッドッバシュゥウッ!!

バシュンッバシュンッバシュンッバシュンッ!!

ズドォンッ!!ギュォオオオオオッ!!

シンジ「く、ぉおおおおおおお....!!!」

シンジ「エヴァンゲリオンッ!!!」グワッ!!キィイインッ

ゼロ波「ゼロシステム、フル稼働!!」

初号機「ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」グォオオオオオオッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴヒュバァァァァァアアアアッ!!!!


マヤ「加速度!!エヴァの推定限界速度を突破!!」

リツコ「ソニックブームまで...!」
374 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:26:09.07 ID:gMDzFXgW0
キュォオオ.......ン.....


サハクィエル「ォオオオオオオオオオオオオオオンッ」ゴォオオオオオオオッ

ズザザザザザザザザザァァアアアァッ!!

シンジ「ATフィールド....全ッ開ッ!!!」ピキィィインッ!!

ゼロ波「ゼロシステムフル稼働、パイロットの補助を開始」キイィンッ

初号機からあふれる緑色の光、そして発生する衝撃波
375 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:27:16.14 ID:gMDzFXgW0
パキィイイイイイインッ!!!!

巨大なATフィールドが使徒を受け止める
それと同時に使徒の中心部から合われる人の上半身のような姿の使徒本体

初号機「」ギギギギギギギギ

サハクィエル「ウオォォ!!」ズズズッ!!

ATフィールドを貫通し、手を組みあう
瞬間、何かを破るような軋み上げる音が鳴り、使徒の腕が変化する
槍のように変化したそれが初号機の掌を貫いた

シンジ「あぐうぅぅ...ぅぐ....!!」ギンッ!

サイコフレームの光とATフィールドで使徒を押し返さんとする初号機
両腕の筋肉からも大量の血が噴き出している
歌うような音が響くと共に初号機が更にめり込み始める
初号機の両腕の筋肉はこれでもかと膨張し、大量の血を流しながら使徒を受け止める

霧島「シンジくん!!」

綾波「マナさん、コアを!!」

霧島「りょぉうかい!!!やぁあああれぇえええ!!!!!」ガゴンッ!!

ATフィールドをトライデントネイルで切り裂き、そのまま返す手でコアを貫かんとする
瞬間高速で輪の上を滑り始めるコア
376 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:28:14.62 ID:gMDzFXgW0
霧島「うぅそ!?くっちょこまかとっ...!」

唐突に輪のレール上に起こる連続爆発、コアが一瞬停止する
視線を向ければ円環状に配置されたファンネルの一斉射撃がコアの移動を止めたらしい
遠くの方でこちらに向かって飛びながら向かってくる0.0EVA-LMES
瞬間、両手でコアをキャッチし、移動を抑え込むOOエヴァ

歌うような音と共に使徒が加速し、初号機を押しつぶしにかかる

シンジ「ぐぁあああっ...!!マナ、早”ぐッ”っ”!!」ギギギギ

綾波「ぐうぅぅ...!!!」ギギギギッ

霧島「やれっ!!やれっ!!!やれぇえええぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ガゴンッ!!

両手のネイルをコアに突き刺す四号機
そのまま両手を横に開くように動かしてコアを無理矢理引き裂いた
瞬間、痙攣したように一瞬こわばる使徒
踊るように立っていた繊毛じみた部位が垂れさがり、その場の三機の上に覆いかぶさった
そして、形象崩壊を起こして使徒の体が紅い液体へと変化していく
377 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:28:58.56 ID:gMDzFXgW0
シンジ「か、勝った....」

霧島「危なかった...レイ、ありがと...」

初号機「」ギュウゥゥン

四号機T「」ギュウゥゥン

綾波「えぇ、お疲れさま」

動力が切れてその場にうなだれる初号機と四号機を抱えるOOエヴァ
そして場に響く骨のなるような音

綾波「!?....まさか...ミサトさん!」
378 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:29:26.30 ID:gMDzFXgW0
ミサト「そんな....!?」

日向「ぱ、パターン青、消失していません!!」

青葉「第13使徒、形状が変化します!!!」
379 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:29:57.90 ID:gMDzFXgW0
同時に、それが羽ばたき始める
項垂れたエヴァ二機を抱えたOOエヴァはそれと対峙する
それはいうなれば羽毛の生えた鳥のような竜、と言えるものだった

サハクィエル第二形態「ラァァァァァ」

歌うような声を上げると、周囲の色彩が一瞬変化し、ねじれ狂う
瞬間、地面が跳ね上がるように振動し、エヴァ三機を跳ね上げた
同時に空気が振動し、跳ね上がったエヴァ三機が同時に地面に叩き付けられる

綾波「っぐぅう!?」
380 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:31:20.66 ID:gMDzFXgW0
ミサト「何!?あの攻撃は....!?」
日向「一切不明!!物理法則を無視しています!!」

青葉「周囲の空間に対する異常な力場を確認!重力やその他既存の力場が捻じれています!!」

リツコ「その場の法則を出鱈目にゆがめてしまうことで疑似的な因果の超越を行っているのかもしれないわ」

ミサト「そんな...!だったらあの使徒には――――」

リツコ「――――えぇ」


―――――――――――人類の力、つまりエヴァでは勝てないわ





つづく
381 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 01:35:52.13 ID:gMDzFXgW0
出現ではなく進化を以てエヴァと渡り合う使徒
法則を捻じ曲げ空を舞う怪鳥にとって、エヴァとの戦闘は遊びですらなかった
全てのエヴァが葬られるとき、終わりのエヴァが虚無を引きずり出す

次回


る 第十二話



"無"い初号機
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 01:37:16.43 ID:g4tZKfEzo
エヴァ8機に対するバランス調整のためか使徒も増えたり強化パッチで上方修正されとる
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 01:46:17.42 ID:anP9efjk0
エヴァ8機を維持出来る金や人員あるのか?
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 01:56:15.03 ID:uv9K2X5t0
セカンドインパクトに加えてほぼ全てのガンダムの戦争を起きてるんなら
おいおい死んだわ世界となりそうだけどまだ持ち堪えてるこの世界の人類は結構強い?
385 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 02:08:22.32 ID:gMDzFXgW0
>>383 宇宙世紀とか言ってバカみたいに人型兵器配備しまくってたのにセカンドインパクトの結果MS関連の技術が失伝した世界だから割と建造費とかは通常のエヴァの世界より安く済んでるよ、あと大きさも40mくらいで劇場版の徒も違うからね
人員については描写するのが面倒なだけで結構いるよ、必要になったらアストナージあたりでも生やすよ
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 02:15:17.78 ID:g4tZKfEzo
この世界ではジェットアローンは暴走してないんだな
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 03:14:04.06 ID:E0iykZX7o
プルシリーズとアヤナミシリーズの邂逅
388 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 11:21:25.60 ID:gMDzFXgW0
そういやここって画像貼れるのかな、誰かやり方わかる人おったら教えてほしい
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 11:42:13.53 ID:OtNcn0XEo
chmate等々大抵の専用ブラウザなら画像アップロードする機能あると思う
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 11:56:55.67 ID:g4tZKfEzo
専ブラ使わないんならimgurでアップロードしてURL自分で作ってここにそのURL貼るしかたぶん無い
391 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/19(土) 12:00:31.76 ID:gMDzFXgW0
>>389>>390 ありがと、このスレのエヴァの外観とか落書きしたけど貼り方がわからかったんよ
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 00:26:02.50 ID:H+XBfWq9o
今日はないのね
393 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:41:17.71 ID:0DEz1P3A0
画像が消えてふて寝してた
とりあえず投下始める
394 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:42:14.83 ID:0DEz1P3A0
リツコ「現在の可動可能戦力は!?」

マヤ「0.0ETとOOエヴァのみです!!」

青葉「次元断裂発生!虚無空間発生します!!」



リツコ『レイ、その場から全力で退避なさい』
リツコ『絶対にその黒色の溝に触れてはダメよ!!』

綾波「了解...この黒い渦はなんですか」

リツコ『時空が断裂したことによる存在の裂け目...疑似的なブラックホールと思えばいいわ』
リツコ『触れれば物理的な耐久を一切無視して文字通りに削れるわ』

綾波「....とても危ないですね」

四号機と初号機を担いで走り出すOOエヴァ
それを追い始める第13使徒
顔の部分に歪んだ光の玉が集まりながら湾曲する

マヤ『周囲の光が湾曲していきます!!』

リツコ『まさか...レイ!!避けて!!』
395 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:42:49.87 ID:0DEz1P3A0
綾波「!!」

OOエヴァ「」ガシャッ

GNドライブのついた武器ラックを前面に展開し粒子で防壁を貼る
瞬間、粒子をかき分けて収束された光がOOエヴァの左足を貫通する
光が消え去り一瞬遅れて足から血が噴き出す

綾波「あぐぅうう!!!」

リツコ『レイ!!』

アムロ『アンビリカルケーブル射出、早くしろ!!』

リツコ『アムロ大尉!?』

セイラ『アンビリカルケーブル射出!!』
396 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:43:18.54 ID:0DEz1P3A0
ガシュッ!!!

OOエヴァ「」ガチンッガチンッ

初号機「」ブゥンッ

四号機「」ブゥンッ

シンジ「撤退するよ綾波!!マナ!!」

霧島「わかっ...た!!」ガシャッ!!

四号機「」ガシッ!ブンッッッ!!

初号機「」ババババババババババッ!!

四号機が第13使徒に投げつけた魚雷に初号機がバルカンを放って炸裂させる
空中で発生する凄まじい衝撃と熱量

霧島「今っ...立てる?」

綾波「ありがとう...ぁぐ...!」

OOエヴァをお姫様抱っこして走り出す四号機
殿となって使徒を睨み付ける初号機
397 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:43:44.24 ID:0DEz1P3A0
マナ『....!? 空間温度が上昇!!』

リツコ『何が――――使徒の攻撃!?』

その場が閃光に満たされる
瞬間、空に向かって十時の赤い光が放たれる
凄まじい振動に襲われるネルフ本部
大きく吹き飛ばされて無事だったビルを巻き込みながら転がる三機
切断され接続部のみが背中に残ったアンビリカルケーブルをパージして起き上がる四号機と初号機


ミサト「っく....被害は!?」揺れの衝撃で頭部をぶつけたらしく血を流している

日向「....」

ミサト「報告、早く!!」

日向「....第三新東京市の4割が、今の攻撃で消し飛びました...」

リツコ「なっ...!?」

ミサト「そんな....」

日向「....!ひ、被害データ、修正します」


日向「第三新東京市の....6割が、消し飛んでいるようです...!」
398 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:44:16.39 ID:0DEz1P3A0
シンジ「火力が...でたらめすぎる...!」

ミサト『....逃げなさい、皆』

リツコ『ミサト...!?』

シンジ「ミサトさん!?」

ミサト『あの使徒の破壊力を見たでしょう、もうエヴァでは勝利することはできない』
ミサト『でも、エヴァに乗っているあなたたちなら生き残れるかもしれない』

ミサト『サードインパクトが起こる前に、できるだけここから遠くへ行くのよ、早く!!』

シンジ「嫌です!!」

ミサト「シンジくん!!!」

シンジ「嫌です!!!!」

シンジ「逃げる気はありません!!!」
399 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:44:42.84 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「ラアァァァァ」

マヤ『光の屈折現象開始!使徒周囲の温度が上昇していきます!!』

日向『さっきの攻撃二つを合わせる気か!?』

リツコ『あの使徒に不可能はないの!?でたらめすぎる!!』

マリイ『....!シンジさん、信じますよ!!』ガシャッ!!

エヴァ初号機の真横に現れる巨大なバスターマグナム、ヤシマ作戦時のものよりも巨大化している

リツコ『マリイ!?』

シンジ「マリイ、これは!?」

マリイ『試作武装、バスターインパクトマグナムですわ!!』
マリイ『第三使徒出現直後から作られ、今の今まで電力を蓄え続けてきた強力な一品ですわ!!』
マリイ『その威力は...日本の全電力によって得られる威力を超えていますわ!!』
マリイ『あなたに、未来を託しますわ!!』
400 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:45:10.87 ID:0DEz1P3A0
ガシッ!!
初号機「」ガシャコンッ!!

第13使徒「ラァアアアッラァアアアアアアアアアアッ」声のトーンが上がる

シンジ「コアを撃ち抜く...エネルギー充填率70、80、90...!」pipipi

ゼロ波「あなたは死なないわ、私が守るもの」キイィンッ

シンジ「エネルギー充填率100%、ターゲット、多重ロック...全ての動きを、超える!!」

シンジ・ゼロ波「「行けぇええええええっ!!!!」」カチッ

第13使徒「ラァアアアアアア!!!」カッ


街の上空で凄まじい熱同士がぶつかり合う
光同士がぶつかり合い、その周辺の建物が熱で焼失する
それから数瞬遅れて更に広い範囲の建造物が溶け始める

シンジ「くうぅぅ...!!」

初号機「」ギギギギギッ

負荷に耐えきれなくなったアタッチメントが弾けて風圧で後ろに転がる
ダメージで耐えきれなくなった両腕がみしみしと音を立てて縮み、そしてその分だけ骨が飛び出る
401 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:45:40.49 ID:0DEz1P3A0
シンジ「ぐぁああああっ!!ぐぅうう...うわぁああああ!!!!」ギギギギ

ゼロ波「碇くん!!」

シンジ「まだ、行ける...!いいや、まだ行く!!!行けるだろ、初号機!!!」

初号機「うぉおおおおおおおおおおおお!!!」キイィィン

緑色の光があふれだし、それがバスターインパクトマグナムに収束し出力が上昇する
徐々に第13使徒の攻撃を押し返し始める

リツコ『エヴァが...シンジくんに共鳴している...!?』

マヤ『シンクロ率上昇!!エネルギーが増幅されていきます!!』

ミサト『これなら...行けるかもしれない...!』

アムロ『....』


シンジ「初号機ぃいぃいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」カッ!!

初号機「ぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」ゴゥッ!!

第13使徒「!!」

出力が大きく上昇したビームが使徒の攻撃を押し返しそのまま命中せんと迫る
空間を揺るがすエネルギー同士が空でうねる
世界が揺れ、空間が悲鳴を上げる

シンジ「いぃいいいいいいいいいいけぇええええええ!!!」

緊張の面持ちで勝負の行く末を見守るネルフ一同
そして――――――――――――
402 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:46:06.18 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「!」カッ

シンジ「!?」

一瞬で押し返されて圧倒的熱量が着弾する初号機
吹き飛ぶことすらできずにエネルギーの塊に地面に押し付けられた

そして着弾地点が爆裂する
その爆裂が収まり、できたクレーター、その中心点に焼けて焦げた初号機が倒れていた
両腕両足がひしゃげて曲がり、破損した頭部から脳に似た臓器や眼球が飛び出ている
焼けて裂けた腹部からも所々炭化した内臓が飛び出ている、蒸発した液体がその場に赤い霧を発している

第13使徒「ラアァァァ」

そんな初号機に目を向けることもなく空中を優雅に舞う第13使徒
403 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:46:36.50 ID:0DEz1P3A0
マヤ「―――――パイロット、生死不明....観測不能です...!」

ミサト「....あの攻撃すら、あの使徒にとっては遊びでしかないの...!?」

ゲンドウ「―――――シンジ!!」ガシュッ

冬月「....」

ミサト「...司令、副指令...」

ゲンドウ「シンジは、シンジは無事なのか!?」ミサトにつかみかかる

ミサト「....」静かに首を振る

ゲンドウ「....シンジ....」その場に頽れる

ゲンドウ「....ダメだシンジ...私を置いていくな....!」グッ

冬月「....ジャミングで会話はできなかったが、戦いのデータはこちらからも見れていた」
冬月「...最強の攻撃タイプ、だな....」

ミサト「....もう、我々に残された手立ては...」
404 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:47:04.70 ID:0DEz1P3A0

霧島「まだ、終わってませんよ」ガシュッ

アスカ「シンジの救出...は、使徒を倒してからじゃないと無理よね」ガシャッ

綾波「碇くんは死なないわ、絶対...約束したもの、私も彼も死なないって」ガシャッ

綾波カトル「第五使徒との戦いで、だよね...僕も、碇くんと約束がしたい」

綾波サンク「...私はまだ泳ぎを教えてもらってない」

綾波シス「パフェを一緒に食べてないもん」

綾波サンク「....そんな約束、してたっけ」

綾波シス「勝手に約束したもーん!」ガシャッ

綾波サンク「....それは、ずるいな...」ガシャッ

綾波カトル「....じゃあ、私もデートの約束を勝手にしよ」ガシャッ
405 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:47:31.58 ID:0DEz1P3A0
ミサト「あんたたち...」

アスカ『シンジは最後まであきらめなかったわ、だから私も諦めない』

ミサト「....シンジは負けず嫌いだもんね」

霧島『あそこまで諦めない姿見せられると、私も死ぬ気で生きてシンジくんを守りたくなっちゃいます、だから戦ってみます』

ミサト「....惚れ直したのね、恋があなたの原動力なのかしら、羨ましいわ」

綾波『碇くんはずっと、皆の力を借りながら戦ってきた、最後まで手を貸してあげたいです』

ミサト「...レイがそこまで言うだなんて思わなかったわ、私驚いちゃった」

綾波カトル『私が私に産まれたのは彼のおかげなんだ、だから彼の中の何かになりたいんだ』

ミサト「,,,,重たい感情、でも、あなたの心がそうやって叫んでいるのね、私にも少しだけわかるわ」

綾波サンク『...全部の思いはわからないけど、私はドゥの想いがわかる、思いじゃない、想いが胸の中にある』

ミサト「それが、あなたたちの原動力、きっと心の向こう側にある力なのよ」

綾波シス『私は碇くんが大好きで、だから助けるよ、絶対に』

ミサト「ふふ、まっすぐね....そうね、ここまで来たらまっすぐでも、いいのかもしれないわ」

マリイ「ミサトさん、私も皆に、仲間に賭けたいですわ...そうやってここまで来たんですもの」

ミサト「.....そうね、なら、私も作戦指揮官として、そして大人としてあなたたちに、子供たちに命令を下します」
406 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:47:59.71 ID:0DEz1P3A0
ミサト「心のままにやりなさい、その尻拭いは、私たち大人がやるわ!!」

チルドレンたち『「了解!!!!」』
407 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:48:36.14 ID:0DEz1P3A0
霧島「四号機ィ!!!行くよ!!!!」ガシャッ!!キュワンッキュワンッ!!

四号機「!!!」キイィンッ!!バシュウゥン!!

第13使徒「!!」

四号機が両腕を突き出すとそこからレーザーが放たれる
それを第13使徒が避けた瞬間周囲をファンネルが囲い逃げられないようにビームが掃射され続ける

綾波シス「今!!」

四号機、装甲をパージした0.0EVA-S改、弐号機が肉薄する

0.0EVA-S改「」ブンッ!!
0.0EVA-ET「」ガシャッドギュゥウウンッ!!

S改が片方のヒートショーテルを投げつけ、同時にETがビームキャノンを発射する
それらはATフィールドによって阻まれるが、その隙に近づいた弐号機とOOエヴァがATフィールドを中和して引き裂く
そしてついに、第13使徒を捕まえた

アスカ「こんのぉおおおおおおお!!!!!!!!!!」

綾波「そのまま....落ちて!!!!!!!!」

GN粒子で使徒の行動を阻害すると同時に弐号機が"成長"し腕部が化け物のように肥大化、爪が鋭くなり食い込む
そのまま首をねじ切ろうとエヴァ二機がかりで力を籠める
408 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:49:04.72 ID:0DEz1P3A0
瞬間、使徒の体の中央部分にサハクィエルのような眼と似た文様が現れ、翼が虹色に輝き始める

アスカ「これは――――」

アスカが反応するより一瞬早く、使徒は急加速して地面に着弾する
熱衝撃によってクレーターと化していた第三新東京市のクレーターが更に砕ける
そしてエヴァ二機を伴ってついにジオフロント前まで落下してきた
そのままジオフロントにエヴァ二機諸共着弾する使徒
地表が衝撃を殺したのかまだジオフロントも大きなダメージは受けていない
それを追ってS改に捕まった四号機とET、LMESがブーストをふかして降りてくる
瞬間、使徒が体を震わせながら目を光らせると、おりてきた四機に向かって光を放つ
それを紙一重でばらばらに避ける四機
瞬間、二枚の翼が槍のように鋭く高質化し、ETとLMESを貫く
409 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:50:39.89 ID:0DEz1P3A0
綾波シス「くぁあっ!!」

綾波サンク「あぐぅ!!」

地面に縫い留められた二機、ファンネルが厄介と判断されたのか使徒はLMESにもう一本を突き刺そうと翼を突き出す
それに割って入って翼を逸らしつつ防御するカトル
翼を掴んで動きを止めようとする三機、同時に

アスカ「指向性強制成長コード発令、ザ・ビースト....!」

綾波「システム解凍、トランザム...!!」

拘束具からロッドがはみ出し獣のように変化する二号機と、機体が紅く光り出すOOエヴァ
一瞬の隙を突いて切札を発動した二人は、そのままさきほど締め上げた時に発見した胴体のコアに向かって攻撃を放つ
それを阻むATフィールド

綾波「と、ど、けぇえええええええ!!!!!!」

GN粒子がATフィールドの表面を走る、すると
まるで薄い油の幕が液体に沈み込んで破れるにATフィールドが裂ける
そこに体を滑り込ませてコアを握りつぶさんと迫る弐号機

第13使徒「」カッ!!
410 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:51:07.12 ID:0DEz1P3A0
アスカ「予兆が見て取れるっちゅうのぉおおおおおお!!!!!」
弐号機「うぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

レーザーを放とうと目を光らせた使徒の顔をアッパーカットで逸らすアスカ
ジオフロントの天井が爆裂し、ビルがそのまま落下してくる
それを意に介さずコアを握りつぶそうと力を籠める弐号機

アスカ「マナ!!!」

マナ「うぉおおりゃぁあああああああ!!!!!!!!!」

四号機「ぐぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」ドズゥッ!!

コアを使徒諸共貫く
ぴしり、とひび割れるコア

第13使徒「」
第13使徒「ギャァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」


絶叫と共に顔面の形状がぐねぐねと変化する
そして
411 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:51:36.07 ID:0DEz1P3A0
本当のコアが頭部から露出した

アスカ(船で戦った奴と同――――――――)

ガギュンッ!!!!!と音を立てて増えた翼が付近の四号機、OOエヴァ、四号機を貫いた
412 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:52:08.01 ID:0DEz1P3A0
ミサト「そん、な――――――」

アムロ「....全滅か....!」

ゲンドウ「っ....!!」ギリッ

シャア「.....アムロ」

アムロ「なんだ、シャア...今はどうするかを考えねば...」

シャア「私は霧島マナを買っているのだよ」

アムロ「こんな時に何を...」

シャア「彼女はシンジくんとよく似ている、どんなに踏みつけても倒れんよ」

アムロ「....!」ピキィンッ

アムロ「....それは、レイもだ、彼女は意外に頑固さ」

ミサト「何を言ってるの二人とも...!?」

アムロ「戦いはまだ、終わってないということだ」
413 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:52:33.20 ID:0DEz1P3A0

綾波「動いて、零号機...!私には、守りたい世界が...あるの!!!!」キラキラバシュゥーンッ!!

霧島「出ろぉおおおおおおっ!!!フォウチュゥウウウウウウウウウンッッ!!!!」


OOエヴァ「!!」トランザム延長

フォウチュン「うぉおおおおおおおおお!!!!!!」カタパルトを突き破って出現
414 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:53:00.14 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「!?」

フォウチュン「ぐぉおお!!!」ガゴォンッ!!

ATフィールドを無視して死神の背骨で殴り抜ける
同時にOOエヴァがヒートショーテルを拾って顔面に突き立てんとする
しかし向き直った使徒のコアが光り、突き立てる一瞬でOOエヴァに光が放たれて後退する

フォウチュン『戦う意思はできたか』

霧島「とっくに出来てた、でも...今の私は、何が何でも勝って生き抜く覚悟で戦ってるよ」

フォウチュン『いいだろう、その意思の元に、終わらせてやろう』

霧島「えぇ!やつの横暴を終わらせるわよ!!」フォウチュンの手のひらに乗る

フォウチュンが背中のエントリープラグに霧島を乗せる
それに並び立つOOエヴァ
流石に危険を感じ始めたのか、威嚇を始める第13号機

霧島「フォウチュン!!!」キュワンキュワンッ

フォウチュン「!!」ドギュゥウウンッ!!!

死神の背骨から弾丸が放たれる
それに対して使徒が体を震わせると、黒色の裂け目が現れる
それが弾丸を飲み込むと同時に死神の背骨を捨てたフォウチュンが使徒の前に接敵
迎撃に来た二つの翼を両手でつかんで組み合うようにして押さえつける
415 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:53:29.10 ID:0DEz1P3A0
霧島「くぅうううううう!!!レイ!!!」

綾波「今!!!」

使徒の首をわきに抱えるようにしてOOエヴァが捕まえる
そしてコアをヒートショーテルで叩き切ろうと振り下ろす
それに対してコアが光るとヒートショーテルがビームに弾かれた
レイは一瞬そっちを見てから、改めて首をわきに抱えたままコアを両手でつかむ
そして握りつぶそうと力を籠め始めた

第13号機「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

もがく力が強くなる、それを上から押さえつけんとするフォウチュン
コアを握りつぶそうとして筋肉が盛り上がるOOエヴァ

綾波「ん、ふ、ぎぃいいいいいいいい!!!!!!!」

霧島「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


ビシリッ!!!!
416 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:53:57.95 ID:0DEz1P3A0
ピーッ

OOエヴァ「」ガクゥン

綾波「そんな!?」

トランザムの時間切れで活動時間が途切れてその場にうなだれるOOエヴァ
それと同時に使徒は頭を振るってOOエヴァを空へと吹き飛ばす
そしてフォウチュンに対して巻き付くと、コアを連続で光らせてフォウチュンを攻撃した
光るたびに血と肉が裂けて装甲が空中へと飛び出す
無線を通して響き続けるマナの絶叫
こちらの操作を受け付けずシンクロをカットすることもできない


霧島「ぎゃぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」」

ミサト「マナ!!」

リツコ「シンクロ率カット、まだできないの!?」

マヤ「全身号拒絶!!まったく操作できません!!」

リツコ「マナ...!!」ギリッ

アムロ「っ....MSでもあれば...!」

ゲンドウ「無駄だ、MSでは勝てん」

アムロ「ゲンドウ...!」

ゲンドウ「それにMSがあれば、私が真っ先に出ているさ...!」ギリッ

アムロ「....白き流星なんて呼ばれたって、子供たちを救うことすら満足にできやしない...!」ギリッ
417 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/20(日) 00:54:29.57 ID:0DEz1P3A0
フォウチュン「」ボロ...

第13使徒「」ポイッ

フォウチュン「」ズズゥンッ
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