ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」

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77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 20:26:29.18 ID:s6N2Mg+60
>>76 にわか仕込みで良ければ希望の出たエヴァキャラは頑張って出すよ、名前出たんでマナも頑張って出すよ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:02:41.92 ID:s6N2Mg+60
投下始めるぜ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:04:35.81 ID:s6N2Mg+60

イ        第四話







JUST WILD BEAT COMUNICATION
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 22:05:34.83 ID:Nu5u66Aio
おー
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:06:49.78 ID:s6N2Mg+60
ざぁあああああああ.......

シンジ「.....(雨、憂鬱だなぁ...)」

トウジ「.....なぁ、転校生」

シンジ「....何?また言いがかりでもつけに来たの?」ジト

レイ「....」ジッ

トウジ「ちゃうわ...その....この前は...すまんかった」

シンジ「....いいよ、腕が足りなかったのは事実なんだもの」

トウジ「そうは問屋が卸さへん!ワシを殴ってくれ!あの時殴った

回数だけ殴ってくれ!!」

シンジ「やだ」キッパリ

トウジ「それやとワシの気が収まらんのや!どうにか頼むわ!!



シンジ「....だったら、すまんかった、じゃなくてしっかり謝っ

てよ」

トウジ「しっかり...?」

シンジ「あの時殴ってごめんなさいって、しっかり謝ってくれた

らそれでいいよ」

トウジ「ぅ......あの時は...殴ってごめんなさい...」

シンジ「ん、許す」

ケンスケ「良かったよ二人が仲直りしてくれてさ」

シンジ「えっと...ケンスケ、だっけ」

ケンスケ「うん」
ケンスケ「今日転校生が来るらしいから、二人の雰囲気がクラス

に伝播しちゃうと転校生が萎縮しちゃうかもしれないだろ?」

シンジ「....うん、そっか...そうだね」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:07:43.48 ID:s6N2Mg+60
キーンコーンカーンコーン

霧島「霧島...マナです、よろしくお願いします」

トウジ「よろしゅう!!」

先生「えぇっと....霧島さんの席は、碇くんの隣へ座ってください」

霧島「...」テテテッ
霧島「よろしくね、シンジくん」ストッ

シンジ「あ、うん...」

レイ「.....」



シンジ「....(雨、まだ止まないなぁ...)」

霧島「どこみてるの?」ジッ

シンジ「あ、霧島さん...」

霧島「マナでいいよ、シンジくん♡」ニコ

シンジ「ま、マナさん....?」

霧島「照れてる...ふふ、かわいいー」ニヨニヨ

シンジ「からかわないでよ...」

霧島「...ね、シンジくんは知ってる?」

シンジ「えっと...何がかな」

霧島「新しいエヴァ」ニコ

シンジ「!?」ガタッ

霧島「後でネルフで教えてあげるね」クスクス、タッタッタッタ

シンジ「......えぇ.....」

レイ「.....」ジー
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:09:21.70 ID:s6N2Mg+60
ミサト「改めて紹介するわ、霧島マナ、エヴァ四号機担当よ」

霧島「よろしくね♡」キャピ

レイ「......」

シンジ「.....」

アムロ「絶句してるな」

ミサト「やっぱり発表前に転入したのが聞いてるのかしら」

アムロ「だろうな」

シンジ「いや、知ってたんですかアムロさん!?」

アムロ「あぁ、彼女は俺の教え子みたいなものだからな...配属も俺から願い出たんだ」

アムロ「(後から控えてる問題児たちのこともあるしな...シンジ君の心労を減らす意味でも...うん...)」

シンジ「...そっか、じゃあ仲間が増える...僕の負担も少しは減るのかな...」

ミサト「そうね...これから何機もエヴァとチルドレンも増えるわ、その分一人にかかる負担も減るはずよ」
ミサト「これから零号機の凍結も解除されます、シンジ君には二人との連携を考えたシミュレーションもやってもらうことになるわ」

シンジ「頑張ります!」

アムロ「いい返事だ、とりあえず零号機の起動試験が終わった後にシミュレーション開始といこう」

三人「「「はい!」」」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:10:24.49 ID:s6N2Mg+60
アムロ『霧島、もう調子はいいのか?』

霧島「はい、もうバッチリですよ!ソレスタルビーイングには感謝ですねー!」ググッ

アムロ『ならいいんだが...無理はするな』
アムロ『トライデントの欠陥、内蔵へのダメージ...それらのもみ消し』
アムロ『子供に苦しみを与えておいて自分たちは責任逃れだなんて、嫌になるよ』

霧島「確かにあの時程大人を恨んだことはないですけど...アムロさんみたいな大人もいたってわかったから恨んでないですよ」
霧島「それにー....碇くんにも会えましたし!」ニヘ

アムロ『ははは...ほら、シミュレーションに集中したほうがいいぞ』

霧島「あっ、はい...!?」チラッ

弐号機×3「「「シュトゥルゥム・ウント・ドラングゥウウウウ!!!」」」グルグルグルグル

レイ「.....!」ダダダダッ

霧島「何アレ何アレ何アレ!?!?」ビクッ

シンジ「爆熱ゥウウウウ!!ATフィンガぁあああああああああ!!!!」ゴォオオオッ

霧島「こっちもなにぃい!?」ピャンッ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:12:04.93 ID:s6N2Mg+60
シンジ「ダメだった....」チーン

霧島「エヴァパイロットって...思ったより重労働....」ゼェゼェ

レイ「....」

霧島「シンジ君、今まで一人で使徒を裁いてたんでしょ...?ホント大丈夫?どっか壊れたりとかしてない...?」ジッ

シンジ「あはは...大変だったけど大丈夫だよ、来たのは二体だけだったし皆のサポートのおかげもあって痛みも残ってないかな...」

霧島「...たくましくなったね、シンジ君」

シンジ「たくましくなったって....」

霧島『よろしくね、シンジくん』ストッ

シンジ「――――そういえばなんであの時僕の下の名前を知ってたの?」

霧島「もー、忘れちゃった?小学校の時、休みがちだった君にプリントを何度も届けてたのだれでしょーか!」フンス

シンジ「....もしかして――――!?」

霧島「そっ、シンジくんが大好きな優しい優しい幼馴染だよ!」ニパッ

シンジ「あのマナちゃんだったんだ....」

霧島「うん....ずっと会いたかった」

シンジ「....僕も会いたかったよ、あの時はありがとう(....あ、綾波と父さんが話してる...)」

霧島「えへへ....そ、それでねシンジ君、その――――」

シンジ「(....綾波も父さんもあんなに笑顔だ...何...話してるんだろ...)」トス

霧島「―――――....」ムッスーッ

シンジ「...あ、あれ、どうしたのマナちゃん」

霧島「話しても聞いてくれないシンジ君のことなんか知らなーい」プイッ

シンジ「わ、わわわごめんって、ちゃんと聞くから...!」アセアセ

霧島「ふーんだ、つーんだ」プイプイッ

シンジ「あわわ...」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:15:39.37 ID:s6N2Mg+60
レイ(司令と話していると自然に笑うことができる)

レイ(でも....碇くんと話している時の方が...心がふわふわして気持ちがいい)

レイ(...碇くん...と...もっと仲良くなりたい...)

レイ(.....四号機パイロットが羨ましい)ションモリ

ゲンドウ「だからシンジを食事会に招こうと思うんだが...レイもどうだ?」

レイ「是非」ガタタッ

ゲンドウ「うおぉ」ビクッ

レイ「....すいません、取り乱しました」

ゲンドウ「そ...そうか...」

初号機(ユイ)(あなた....ガンバ...!)
初号機(ユイ)(これ以上シンちゃんのことイジメたらただじゃおかないわ...!)ゴゴゴゴゴ

アムロ(邪気が来た...!?)ピキィンッ

カミーユ(殺気!?)ピキィンッ

ジュドー(プレッシャー!?)ピキィンッ

シャア(幼な妻本か...!)ピキィンッ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2021/06/14(月) 22:39:23.17 ID:A2bYqmdvO
『RUST(ラスト)』
シーズン7/ファイナル(第6話)

『RUST#26(視聴者参加)血戦。vs.dcN』

https://youtu.be/9FB_tadjEKs

#加藤純一 #うんこちゃん
#RUST #ラスト #Season7
#DCN #Youtubelive
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 22:55:41.33 ID:s6N2Mg+60
―――――――
―――――
―――

ゲンドウ「....シンジ」

シンジ「あぁ、もうちょっと待って」カチャカチャ

ゲンドウ「む....」

シンジ「...」カチャカチャ

ゲンドウ「....」ウズウズ

ゲンドウ「シンj」

シンジ「もうちょっと待ってて」カチャカチャ

ゲンドウ「ハイ...」

アムロ(見てて面白いなこの組み合わせ...少年に中年が怒られてる)

シンジ「これでよし....と」

ゲンドウ「....これがケーキ作りなのだな...」

シンジ「...僕も驚いたよ、家に来ていきなり」

ゲンドウ『ケーキ作りを教えろ、出なければ帰る』

シンジ「とか言い始めてアムロさんにシバかれるなんて、僕も思わなかった」

ゲンドウ「...レイに美味しいケーキを食べてほしくてな,,,」

シンジ(....僕の為...じゃ...ないんだね....)シュン

ゲンドウ「.......」
ゲンドウ「あっ」
ゲンドウ「勿論シンジの為でもある」アセアセ

シンジ「...そっか...」

アムロ(よかったなシンジくん...)

ゲンドウ「....そうだ、シンジ、良ければこれをレイと霧島マナに届けてくれないか」

アムロ「新しいIDか」

ゲンドウ「リツコ博士に頼んでいたのだが彼女も渡し忘れたようでな...ネルフに出入りできなくなる、手渡してやってくれ」

シンジ「...わかった、ちょっと行ってくるね」

ゲンドウ「...あぁ」
ゲンドウ「シンジ、待ってるぞ」

シンジ「...うん、行ってきます」タッタッタッタ

アムロ「....できるじゃないか」

ゲンドウ「....他者とのつながりが無ければできなかったことだ」

アムロ「それが人さ、関係は時に人を狂わせる...」

ゲンドウ「....すまないな」

アムロ「カミーユに言ってやるんだなそれは」

ゲンドウ「それはちょっと」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 23:02:14.29 ID:s6N2Mg+60
シンジ「マナちゃんの家...ここなんだ...」
シンジ「ちょっとネルフから遠いけど見晴らしのいい場所だな...」ピンポーン

マナ「はーい」トテトテガチャ
マナ「やっぱりシンジ君だぁ♡」

シンジ「やっぱり...?」

マナ「シンジ君のことは匂いでわかる」真顔

シンジ「えっ...あぁうん....これ、IDカード...」ヒキ

マナ「わー、わざわざありがとー!」ガチャリ

シンジ「って、ちょっとマナちゃん!?ば、バスタオル一枚って...!」顔かくし

マナ「ゆでたてほやほやだよ♡」

シンジ「せめてなんか着て来てよ!!刺激が強いから!!」

マナ「んふふ....えいっ」ギューッ

シンジ「はわわわ!?」

マナ「....ね、上がってってよ」
マナ「久々にさ、ゆっくり...話さない?」

シンジ「はぅぁ....(み、耳元でささやかれるとゾクゾクって...)」ゾクzクッ
シンジ「ご、ごめん!!綾波にもID渡さないといけないから!!」ダッ

マナ「あっ、もー!」プンスカ

マナ「逃げられちゃったなー!たははー」タハハ―

マナ「はは....」

マナ「.....///」顔真っ赤
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 23:13:05.42 ID:s6N2Mg+60
シンジ「....まったく、僕をからかって....綾波の家はここでいい..んだよ...ね?」

シンジ(廃墟...?)スタスタ、カチッカチカチッ

シンジ「インターホン鳴らない....」コンコンッ

シーン

シンジ「....ごめん下さい...?」ガチャッ

シンジ「ごめん下さい!碇だけど...」

シンジ「綾波?入るよー?」クツヌギヌギ

シンジ(....床汚い...土足で踏み入られた跡がついてる...)

シンジ(....部屋も...質素だし...ベッドの上に服脱ぎ散らかされてて...)

シンジ(まさか――――――――)ゾワッ

シンジ「綾波っ!?いるの!?いるなら返事を――――」

綾波「....いるわ」

シンジ「―――して...く、れ.....ると...その...ごめんなさい...」顔逸らし

綾波「.....何の用?」

シンジ「IDカード...新しくなったから....その...外で待ってます!!」バビュンッ

綾波「あっ...」

綾波「......」イソイソ

綾波「着替えたわ、碇くん」

シンジ「....うん、IDカードはこれだから....」テワタシ

綾波「えぇ」

シンジ「....綾波、ここに一人で住んでるの...?」

綾波「そう」

シンジ「....部屋...何もなかったけど....」

綾波「必要ないもの」

シンジ「........ちょっと時間あるかな」

綾波「.....あるわ」

シンジ「じゃあ少し一緒に来て!!」グイッ

綾波「あっ」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 23:21:31.11 ID:s6N2Mg+60
ゲンドウ「...遅かったな、シンj」

シンジ「父さん!!綾波の住んでいる場所をちょっと見て来て!!」

ゲンドウ「....だがケーキが...」

シンジ「早く!!」

ゲンドウ「....あ、あぁ...」スタスタ


―――――
――――
―――

ゲンドウ「レイ、引っ越そう、あんなとこにいては病気になってしまう」

綾波「問題ないです司令、あそこでも十分生活できます」

ゲンドウ「ダメだ!!あれでは可哀想すぎる!!」

シンジ「...」コクコク

綾波「...そう...」アセアセ

アムロ(無表情なのに焦りが見て取れるな...)
アムロ「なら綾波レイもうちで引き取るか?部屋なら余ってるが」

ゲンドウ「それは....だがしかし....うぅむ....」

レイ「私は構いません司令」

ゲンドウ「何!?」

レイ「碇くんが住んでるんだもの、悪い場所ではないと思います」

ゲンドウ「だがシンジも年頃の男の子な訳で...」ウゥム

シンジ「父さん、あそこで済むよりはここの方が色々と都合がいいと思うんだけど...」

ゲンドウ「むむむ.....」


―――――
――――
―――

ゲンドウ「わかった、レイの事はアムロ大尉に任せる」

アムロ(三十分葛藤し続けたなこの男)

ゲンドウ「ただし手を出したら...」ゴゴゴゴ

アムロ「こじらせるなゲンドウ!俺もそこまで見境ないわけじゃないぞ」

ゲンドウ「....信じるぞ、信じるからな!」

アムロ「わかった、わかったから」

シンジ「父さん」

ゲンドウ「なんだシンジ、父さんは今だな...」

シンジ「今度の食事会、楽しみにしてるから」

ゲンドウ「....あぁ、そうだな....」

レイ「....」ポカポカ

ゲンドウ「それじゃあまた様子を見に来る、元気にしてるんだぞ、レイ、シンジ」

シンジ「うん、父さんも体壊さないでね」

レイ「無茶はしないでください碇司令」

ゲンドウ(息子と娘に労られる....ユイ...人類の楽園はここにあったんだな...)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/14(月) 23:22:37.06 ID:s6N2Mg+60
とりあえず今日はここまで、明日は....いつになるかわからんが時間になったら投下するぞーとか言うと思う
マナのキャラを色々合わせたうえで頑張って描いたが可愛くなってくれてたら幸いだ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:28:32.55 ID:bO8XpoVu0
投下始めるぞぅ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:30:21.39 ID:bO8XpoVu0
ゲンドウ「レイ、聞こえるか?」

レイ「――――はい」

ゲンドウ「これより、零号機の再起動実験を行う」

ゲンドウ「第一次接続開始」

キュイィイイイイイイン....

シンジ「ミサトさん、今回は零号機の起動実験ですけど...四号機の起動実験はいつになるんですか?」

ミサト「まだ当分先ね、機体が届いてないんですもの」

シンジ「そうなんですか....え、機体がまだここにないんですか!?シミュレーションもしてたのに...」

ミサト「えぇ、ヴァチカン条約で各国のエヴァの保有数は決まっているのよ、司令が今それを改訂させようとしてるところ」
ミサト「ゼーレも利用して圧力をかけているから改訂も時間の問題なのよ」
ミサト「四号機は改訂とほぼ同時期に運び込まれる予定だわ」

シンジ「....」

アムロ「四号機と同時に二号機と三号機が運び込まれる、君への負担もそこまで来ればだいぶ減ると思う」
アムロ「それまで耐えてくれ」

シンジ「大丈夫です...ただ...」

アムロ「ただ?」

シンジ「....エヴァが増えたら僕ももうお役御免なのかな...なんて」
シンジ「も、もちろん皆さんがそこまで薄情な人じゃないってわかってるつもりなんです!」
シンジ「でも...やっぱり初めて褒められて認められたのもエヴァだから...自分の居場所がなくなっちゃうのかなって少し不安で...」

アムロ「....大丈夫だ、シンジ君」
アムロ「君はもう自分の力で居場所を作り出せる、それくらい強く成長してくれた」
アムロ「それに俺にとっても君は弟分みたいなものだからな」

シンジ「アムロさん...」

アムロ「...」フッ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:33:26.68 ID:bO8XpoVu0
冬月「碇、未確認飛行物体が海上を飛行中だ、おそらく第五の使徒だな」

ゲンドウ「テスト中断、総員第一種警戒態勢」

冬月「零号機はこのまま使わないのか?起動実験そのものは成功しているが」

アムロ「起動実験だけだ、まだ実践に出せる段階じゃない」

ゲンドウ「初号機は?」

アムロ「380秒で出せる、シンジくん、行けるな?」

シンジ「行けます!」

ゲンドウ「...頼んだぞ、シンジ、出撃だ」

シンジ「はい!」

ゲンドウ「レイ、再起動は成功した、戻ってきてくれ」

レイ「はい」




ラミエル「ラー♪」

セイラ『エヴァ初号機、発進よろしくてよ!』

ミサト『発進!!』

ズギャアァアアアアアッ!!!

ラミエル「」ブゥウウウウウウウン

青葉『目標内部に高エネルギー反応!!』

ミサト『なんですって!?』

ギュィイイイインッガシャンッ!!

ミサト『ダメ!!避けて!!!』

シンジ「えっ...!?」ピキィインッ

ラミエル「」キュィイイン

建物「」ドギャァアアアッ

初号機「」バッ

ドギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!

シンジ「ぐぁあああああああああああああああああああ!?」

ミサト『シンジ君!?』

アムロ『戻せ!!早く!!』

ゲンドウ『シンジ!!』

レイ『碇くん!?』
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:35:11.48 ID:bO8XpoVu0
青葉「目標、緘黙!!!」

ミサト「シンジくんは!?」

日向「生きています!!とっさに右手のアタッチメントで防御したおかげです!」

マヤ「初号機回収!第7ケイジへ!!」

ミサト「ケイジに行くわ!後よろしく!!」

日向「パイロット、脳波乱れています!心音微弱!」

綾波「碇くん...!」

カミーユ「生命維持システム最大!心臓マッサージ早く!!」タタタッ

ジュドー『LCL強制排出とプラグの強制排出完了してるよ!!』

カミーユ「ハッチ開け!!」

バシュゥウウウンッ

マヤ『パイロット、生存確認!』

セイラ『救護班、急ぎなさい!!』

カミーユ「とっくに来てるよ!!シンジ!!しっかりするんだぞ!!」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:36:08.41 ID:bO8XpoVu0
ミサト「第四使徒...攻守ともに完璧な空中要塞...」

霧島「....あの、シンジ君の様子は...?」

ミサト「カミーユさんのところよ、お見舞いに行く?」

霧島「少ししたら、それで今回の作戦はどうするつもりなんですか?葛城一尉」

ミサト「使徒が本部に直接侵攻するまで残り9時間...それまでに実現可能な攻撃はただ一つよ」

ミサト「こちらが保有している試作バスターライフルとビームマグナムをドッキングして、ロングレンジから撃ち抜くわ」

霧島「....できるんですか?それ」

ミサト「通常じゃ無理よ、でもこれから来る人は規格外だから」

霧島「規格外....まさか」

ミサト「えぇ、本来は三機のエヴァと一緒に来てもらう予定だったんだけれどね」

霧島「規格外の適格者...!」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:36:41.27 ID:bO8XpoVu0
シンジ「――――....」パチ

綾波「.....」

シンジ「....綾波」

綾波「明日、午前0時より発動されるヤシマ作戦のスケジュールを伝えるわ」

綾波「――――――」

シンジ(淡々と伝えるな.....バスターライフルを使ったロングレンジでの攻撃か...)

綾波「これ、新しいプラグスーツ」バサッ

シンジ「...ありがとう」

綾波「寝ぼけてその格好で来ちゃダメよ」

シンジ「え...?あっ...!」
シンジ「........」

綾波「.....怯えてないのね」

シンジ「.......できることをするって決めたから」

綾波「そう」

シンジ「....零号機はもう大丈夫なの?」

綾波「動かせるわ、今回の作戦にも参加できる」

シンジ「....わかった、よろしく」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:37:45.48 ID:bO8XpoVu0
ミサト「シンジ君、作戦はレイから聞いてるわね?」

シンジ「はい」

ミサト「あなたは今までにビームマグナムの反動を抑えて命中させた記録がある、だから砲手を担当してもらうわ」
ミサト「レイはシールドを使った防御担当、いけるわね?」

シンジ「行けます」

綾波「はい」

ミサト「バスターマグナムの仕様書に目を通してくれたかしら」

シンジ「はい、ビームマグナムと試作バスターライフルの複合品」
シンジ「マガジンにはビームマグナムの威力をそのまま長距離まで飛ばせるエネルギー量がある」
シンジ「ただし一回の射撃でマガジンを三つ消費する、リロードに手間がかかることに留意されたし」
シンジ「電力の関係でマガジンは3発分までしか用意できていないことを念頭に置くこと、以上」

ミサト「よくできました」

アムロ「流石に長距離となると地球の磁場、重力の影響を受けてまっすぐは進まない、機械の補正もあるが――――」
アムロ「最終的には君の腕にかかっている、忘れるなよシンジ君」

シンジ「....」コクッ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:38:17.36 ID:bO8XpoVu0
シンジ「―――――....これで、死ぬかもしれないね」

綾波「どうしてそういうこというの」

シンジ「...ごめん、やっぱり不安なんだと思う、ついぼろっと出てきちゃったんだ」
シンジ「....」

綾波「....」

綾波「あなたは死なないわ、私が守るから」

シンジ「―――――....」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:39:10.01 ID:bO8XpoVu0
綾波「私にはエヴァでの繋がりしかないわ」

綾波「他に、何もない」

綾波「――――いえ、なかった」

綾波「今は何かがあるのかもしれない、私はそれを守りたい」

シンジ「...」

綾波「あなたが居たから、気付けたのかもね」

綾波「じゃあ、さよなら」

シンジ「綾波!」

綾波「?」

シンジ「――――....君は、君は死なないよ」

シンジ「僕も君を守るから」

綾波「――――...えぇ」

シンジ「......」

綾波「こんな時、どんな顔で応えればいいか、わからないの」

綾波「でも、嬉しいって、そう思うわ、心がポカポカした」

シンジ「....だったら、笑えばいいんじゃないかな」

綾波「....こう?」ニコ

シンジ「....」ニコ

綾波「.....また、会いましょう」

シンジ「うん、また」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:47:39.23 ID:bO8XpoVu0
ヤシマ作戦 概要

ビームマグナムとバスターライフルの複合兵器「バスターマグナム」を用いた使徒の射程距離外からの狙撃作戦
バスターマグナムの特性上「高威力のエネルギーでATフィールドを貫通」できるためこのような作戦形態になった

碇シンジの初号機が砲手担当、ビームマグナムを含めた射撃武器を使い慣れていることから選出
綾波レイの零号機は防御担当、実戦経験はこれが初なので初号機パイロットと能力を比べた結果選出

砲身に接続する形で三つのマグナムカートリッジを装填、2秒のエネルギーチャージ後発射する。
マグナムカートリッジは計9つ、合計3発分まで使用可能、一度使用した場合再使用は不可能となっている。
ロックは銃身のカメラ、エヴァのロックオンシステムの二重ロックとなっている。

その仕様上原作と違い「全日本の電力を集めて撃ち放つ」といった大掛かりな作戦ではないが
バスターマグナムの充電に本部の電力を大量に持っていかれているため機能維持のため日本の一部で停電が発生している
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:48:22.31 ID:bO8XpoVu0
日向『作戦、スタートです!』

ミサト『シンジくん、皆の命運をあなたにかけるわ』

シンジ「――――...行きます!」

ミサト『エネルギーチャージ、開始』

シンジ「......」ピピピピピピピピピピ

ラミエル「」キュイイイイイイイイン

マヤ『!!目標に高エネルギー反応!?』

リツコ『なんですって!?』

アムロ『邪気を悟られたか!?』

ミサト『ターゲットロックはまだなの!?』

シンジ「くっ...!」ピピピピピピピピ

ミサト『レイ!!』

綾波「行きま」シンジ「待って!!!」ピピピピピピーンッ

[TARGET ROCK]ピピッ

シンジ「落ちろッ!!」ドギュゥウウウウウンッ!!!!!

ラミエル「」ピカッ

ズドォオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!

シンジ「ぐぅうううううううう!!!!!」ビリビリビリッ

綾波「――――やった...!?」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:49:47.61 ID:bO8XpoVu0
シンジ「!邪気が来る!?」ピキィンッ

ラミエル「」キュイィイイイイン

ミサト『バスターマグナムのリロード急いで!!』

セイラ『マグナムに異常確認!!さっきの攻撃で砲身とエネルギー系統に問題発生してるわ!!』

ミサト『そんな!?』

綾波「!」バッ

ドギャァアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!

零号機「」ガキィイイイッ
綾波「―――――っ!!」ギギギギギ

日向『マガジン交換完了!マグナムリロード開始!...!』
日向『マガジンからの供給率が30%ダウンしています!!』

ミサト『発射まであと何秒!?』

日向『十分な威力充填されるまで10秒かかります!!!』

ミサト『――――レイ、お願い、後10秒耐えて...!』

レイ「く、ぅううううううう....!!」

日向『シールド、溶解!!』

マヤ『零号機、ダメージ36%突破!!』

セイラ『チャージ完了まで残り5秒よ!!』

ミサト(お願い...あと少し.....!?)

ラミエル「」カッ

日向『使徒のエネルギー上昇!?』

ミサト『これじゃあ!?』

バシュゥウウウウウンッ!!

レイ「きゃあああっ!!?」ブワッ

シンジ「ぐ、ぅうううう!!!!!」ズドォオオオッ

日向『零号機、吹き飛ばされました!!?』

マヤ『初号機損傷率、38、40、43%突破!!』

リツコ『これじゃあリロードできても砲身が先に焼ける...!』

ミサト(ここまでなの....!)
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:51:31.05 ID:bO8XpoVu0
アムロ『―――――いや、まだだ!』

ミサト『え!?』

零号機「」ガシィッ

初号機「!」ガシャコンッ

マヤ『零号機、初号機の発射体制を補助しています!!』

青葉『ATフィールドによる砲身へのダメージ軽減確認、リロード完了まで残り3...2...1...』
青葉『リロード完了!!』

リツコ『後はコアをロックするだけ...シンジ君!!』

ミサト『あのエネルギーの奔流の中でまともにロックなんて...!』

アムロ『信じろ!!あの子の力は....エヴァの力は伊達じゃない!』

シンジ「綾波...!!」ピピピピピピピピ

綾波「碇くん...!!」

綾波「私は死なない....あなたも、死なないわ...!」グググッ

シンジ「そうだ...僕は...君は....!」ピピピピピピ

シンジ「君は....死なない!!」ピピッ

初号機「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!」カッバシュゥウウウウウウウウウンッ


ズギャァアアアアアッ!!!!!

ラミエル「」ピシッ

ラミエル「ギャアアアアアアアアアアアアアッ!!!」パキパキパキィイイッ!!

ラミエル「」ドザァァァァァァァ

初号機「」ズズゥウンッ

零号機「」ズシャアッ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:52:03.64 ID:bO8XpoVu0
シンジ「綾波!!」ガシッ

ジュウウウウウウウウウウウッ

シンジ「ぐ、ぅうううううう....!!」ギギギギギ

ガコンッ

シンジ「綾波っ!!大丈夫!?綾波!!!」

綾波「.....ぅ.....」ググ

シンジ「....」バシャッ

綾波「.....声、聞こえたわ、私は死なないって」

シンジ「.....君を...死なせたくなかったから」グスッ

綾波「泣いてるの...?」

シンジ「.....」グスッ、グスッ

綾波「....私のために、泣いてくれてるの?」

シンジ「....わからないけど....安心して....」

綾波「.....ありがとう」
綾波「嬉しい時は、笑えばいいのね」

綾波「また会えて、嬉しい」ニコッ

シンジ「....僕も、嬉しいよ」ニコッグスッ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 10:54:14.55 ID:bO8XpoVu0
とりあえず描き貯めておいたのはここまで、次からは第六話なんだけど
少しネタ考えるから15時くらいに投稿になると思う、一応次回タイトル(予定)



格         第六話




物という男を、知っているか?
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 12:57:52.91 ID:oqL7nFwP0
新劇じゃなくてTV版準拠か
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:11:07.41 ID:bO8XpoVu0
とりあえず投下始める
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:11:46.00 ID:bO8XpoVu0
学校にて

綾波「...」

霧島「ねぇねぇシンジ君」

シンジ「....な、何かなマナちゃん...」

霧島「マナって呼んでよ」

シンジ「ぅえっ!?そんないきなり...?」

霧島「そんなにいきなりでもないと思うけどなぁ、私たち幼馴染だよ?」

シンジ「うん、そうだね...?」

霧島「だったら呼び捨てでもいいじゃない!」

綾波「....」ガタッツカツカツカガシッ

シンジ「うわっ綾波?」

綾波「呼ぶの?名前で」

シンジ「えっ?」

綾波「呼ぶなら私も名前で呼んで」

シンジ「なっ、何を言って....」

綾波「.....」ジー

霧島「.....」ドキドキ

シンジ「ぅ....(期待した目だ....ど、どうすれば...)」キュインキュイン
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:12:38.50 ID:bO8XpoVu0
よくあるニュータイプの精神空間みたいなやつ

ドモン(据え膳食わぬは男の恥だ...呼べ!!シンジ!!!)

シンジ(師匠...!無茶言わないでよ、できるわけないよ!!)

アムロ(それは逆だろ、名前を呼びたかったんじゃないのか?)

シンジ(アムロさんまで...!どうして無責任に背中を押すんだよ...!)

カミーユ(感じるんだ、君の心を...やりたいと思ったことを心のままにやるんだ!)

シンジ(カミーユさん...!)

シャア(さぁ、二人にママになってもらうんだ...そして私は、父の元に召されるであろう!)

アムロ(それは貴様のエゴだろう!14の男女に己の性癖を押し付けて満足するんじゃない!!)

シャア(ならば全人類にママを授けてみせろ!!)ガシッ

アムロ(貴様をやってからそうさせてもらう!!)ゴロゴロゴロ

シンジ(頭の中で喧嘩しないでください!!)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:13:15.26 ID:bO8XpoVu0
シンジ「マナ!レイ!」ガタッ

霧島「ぴゃっ」

綾波「はいっ」

シンジ「ちょっと頭の中でアムロさんと変態が喧嘩してるから少し待ってて落ち着けてくる!」ダッ

霧島「あ、うん....え、頭の中で変態...?」

霧島「.....名前、呼ばれちゃった///」

綾波「.....(名前、呼ばれるとポカポカする)」ポカポカ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:14:15.61 ID:bO8XpoVu0
シンジ「ふぅ...ようやく収まった....あれ?ミサトさんからメールだ」

ミサト『ごめんね!今日急用が入っちゃって進路相談、代役の人がいくから!』

シンジ「代役の人....誰が来るんだろ...」ホワンホワン

シャア『シンジ君!私が来たぞ!!先生はどこかな?』真っ赤ー

シンジ「....あの人だけは嫌だな....」

安価、今まで出てきたパイロットたちの中から一人
>>110>>111>>112で一番多かった人、ばらけたら>>113に決めてもらう、決まらなかったらシャア
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:15:29.82 ID:bO8XpoVu0
安価間違えたね....>>116>>117>>118の中で一番多かった人
ばらけたら>>119、決まらなかったらシャア
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:18:09.10 ID:P4XULJoWo
刹那
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:19:49.33 ID:RSceD3fM0
セイラさん
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:21:16.32 ID:DbhjnnOjo
ジュドー
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:29:20.09 ID:0jRhm1Cr0
カミーユ
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:37:14.64 ID:lpGPoERko
シャア
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:47:53.58 ID:bO8XpoVu0
シャア「来たぞシンジくん」全身真っ赤ー

シンジ「畜生!!嫌な予感はしてたよ!!!」

シャア「はははは、そんなに喜ばなくてもいいんだぞ」

シンジ「喜んでないよ!!なんならカミーユさん呼びたいくらいだよ!!」

シャア「それでは行こうかシンジ君、教室はどこかな」ルンタッター

シンジ「その仮面はなんなんだよぉおおお!!!!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:48:50.64 ID:bO8XpoVu0
トウジ「なんやセンセ、ミサトさんやのうて...えぇっと、大道芸人の方連れてきよったんか」

シンジ「はははは.....もう何も言わないで...」

ケンスケ「あの人...シャア・アズナブル!?シャア・アズナブルじゃないか!!」

シンジ「えっ?」

シャア「おや、君は知っているのかい?中々勤勉な子なんだね」

ケンスケ「お褒めにあずかり光栄です!!」ビシッ

トウジ「なんや大道芸人の人やないんか?」

ケンスケ「違うよ!!赤い彗星の異名を持つ戦場の生きる伝説だよ!!あの連邦の白い流星と何度も激闘を繰り広げたんだ!!」

シンジ「そ、そんなにすごい人だったの...?」

ケンスケ「すごいなんてものじゃないよ!!文字通りに伝説そのものさ!!」

シャア「褒められたものでもないのだがな...」

ケンスケ「え?」

シャア「人殺しを褒め称えられて喜べるほど私も麻痺していないということさ」フッ

シンジ「シャアさん....」

シンジ(仮面が無ければとてもかっこいいのに....)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:51:18.21 ID:bO8XpoVu0

駅前にて

シャア「先生も中々に愉快な人だったな」

シンジ「先生が元連邦の人だとは思いませんでしたけど...」

シャア「すごい顔されてたな」

シンジ「そりゃそうですよ...」

アムロ「シンジくん、シャア」

シンジ「あ、アムロさん!」

アムロ「すまないな、本当は俺が行ければよかったんだが...これからある人を出迎えるところでな」

シンジ「ある人...?」

シャア「あぁ、彼女か」

シンジ「知ってるんですか?」

シャア「ヤシマ作戦の時にバスターマグナムを制作した人さ」

シンジ「バスターマグナムを?すごい人なんだろうな...」

アムロ「ははは、君も見れば驚くさ」

シンジ「え?」

シャア「どうせだしともに出迎えよう、彼女は少々気難しくてね、機嫌を取るのが大変なんだ」

シンジ「は、はぁ...」

アムロ「そこまでとがった人物でもなかろうに....確かに多少とがってはいるが...」

シンジ「えっと,,,?」

アムロ「来たな」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 15:51:45.65 ID:bO8XpoVu0
???「あら、わたくしの出迎えにしてはずいぶん少ない人数ね」

シャア「済まない、私とアムロが出迎えることで勘弁してくれないか、マリイ」

シンジ(この子が...!?僕とおんなじくらいの女の子じゃないか....!?)

マリイ「赤い彗星と白い流星の出迎え、ということで勘弁してあげますわ...そちらが初号機のパイロットさん?」

シンジ「はい...碇シンジです」

マリイ「マリイ・ビンセンス、エヴァの性能アップのためのテストパイロットです」

シンジ「よろしくお願いします...」

マリイ「.....」ジッ

シンジ「....あのぅ...」タジ

マリイ「確かにこの方なら仕方ありませんわね」フゥ

シンジ「な、なにがですか...?」

マリイ「私お手製のバスターマグナムをあんな扱いしかできない人間だからどんなものかと思いましてね」
マリイ「確かに凡才な感じですもの、仕方ありませんわ、武具は凡才にも扱えて初めて一人前」
マリイ「そういう意味では私の武器は一人前の役割を果たした、ということで納得してあげますわ」

シンジ(い、嫌味だなぁ...!)ヒクヒクッ

マリイ「それではさっそくネルフへと向かいましょう、エスコートしてくださる?」

シンジ「あ、あぁ、はい...どうぞこちらへ」スッ

マリイ(あ、意外と紳士的というか...そつなくこなす方ですわね...)ギュッ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 15:56:49.98 ID:lpGPoERko
マニアックなキャラ
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 16:12:08.59 ID:bO8XpoVu0

リツコ「あら、シンジ君、マリイを連れて来てくれたのね」

マリイ(気遣いがとてもさりげない方でしたわ...)

シンジ「彼女が今回バスターマグナムを作ってくれたって聞きました」

リツコ「そうよ、本来はエヴァやそれらの武装のバッテリー周りを改善するために呼んだのだけれどね」

シンジ「バッテリー周り...」

アムロ「今まではビームマグナムの充電だけで他の武器に回せる電力がなかったりしたからな」

マリイ「今のままでは経費もかさむ上にあまりに非効率ですから、私がどうにかしようと思いまして」

シンジ「スゴイや、そんなことまでできるんだ...」

マリイ「えぇ、私にお任せ下さいな、それに伴って....」ペラッ

シンジ「この紙は.....『武装強化計画』...?」

マリイ「えぇ、今度エヴァ三機と一緒に幾つかの武装が運ばれてきますの、それの運用法に伴って」
マリイ「それぞれのエヴァに専用装備を作ろうという話になりましたの」
マリイ「バッテリー改良や試作バスターライフルもそれらの計画の一環ですわ」

シンジ「そっか....じゃあマゴロク・ビーム・ソードも?」

マリイ「えぇ、データは取ってあります、改良した武装もアメリカ支部から送られる予定ですわ」

シンジ「そうなんだ...!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 16:12:36.33 ID:bO8XpoVu0
マリイ「それにともなって私もこんなプログラムを作りましたわ」

リツコ「これは...?」

マリイ「シングルエレクトロニクスを利用した制御システムですわ、これならエヴァの暴走の危険も下がる筈」

シンジ「暴走....でも今までエヴァが暴走したことなんて一度もないじゃないか」

リツコ「いえ、そうとも言い切れないのよ」

シンジ「え?」

リツコ「この前の使徒を撃退するときの一瞬、初号機に暴走の兆候が表れていたの」
リツコ「それだけじゃなく、零号機も当初は起動実験での暴走があったわ、一応原因はパイロットの精神的不調となっているけど」

マリイ「可能性は潰しておきたい、ということですわ」

シンジ「...なるほど、そういうことですか....」
シンジ「....僕に手伝えることは、ありますか?」

マリイ「あら、そこまで言うならばこれから一カ月間、実験台として頑張っていただきますわ」

シンジ「えっ...実験台って...」

マリイ「実験台といっても装備の試作品を使用するテスターになってほしい、という意味ですわ」
マリイ「私は外部からデータなどを取りますわ、お願いできます?」

シンジ「それくらいなら、喜んで」

マリイ「えぇ、決まりですわ、ならさっそくこっちで幾つか使わせてほしいものがあるのですけれども」

リツコ「使わせてほしいもの?」

マリイ「あぶれてる装備などを使って改良したいんですの、装備のリストなどありましたら目を通したいのですが」

リツコ「すぐ持ってくるわ、忙しくなりそうねシンジくん」

シンジ「は、はい...あははは」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 16:59:23.87 ID:P4XULJoWo
マリイ、マリ
紛らわしい名前のお二方
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 17:37:50.20 ID:bO8XpoVu0
マリイ『シンジさん、初号機にはさきほどのプログラムを導入しておきましたわ』
マリイ『初号機の機動性、反応性、シンクロ率に影響する筈、調子はどうです?』

シンジ「...なんだろう、いつもよりエヴァが体に馴染むような...」

マリイ『エヴァにはマグネットコーティングがしてありますわ』
マリイ『咄嗟の動きにも遅れるなんてことはない筈ですわ』

シンジ「すごいや、至れり尽くせりだ...」

マリイ『それでは運動性能の実験から、お願いしますわ』

シンジ「はい、とりあえず動いてみます」ガシャッ

初号機「」ブンッブンッ

シンジ(ほんの一瞬の遅れもない...本当に自分の手足の延長みたいだ...)

リツコ『シンクロ率65%をキープ...いいわ、中々ね』

初号機「」ピタッ

シンジ(ん?)

初号機「」ブンブン

シンジ(今一瞬止まったような...)

初号機「」ブンブンピタッブンブン

シンジ(気のせいじゃないな...)
シンジ「一定のタイミングで行動が止まるんですが...」

マリイ『む....少々お待ちくださいな』カタカタ
マリイ『リプログラミングしてみましたわ、もう一度動いてみてくださいまし』

シンジ「はい」ガシャッ

初号機「」ブンブンピタッ

シンジ「....やっぱり一定のタイミングで一瞬止まっちゃいますね...」

マリイ『ん....ちょっと解析しますわ』
マリイ『...一定のタイミングで電気パルスが発生して初号機の邪魔をしていますわね...』カタカタ
マリイ『アンチプログラムを作成してみましたわ、一定の行動を阻害する効果を持っていますわ』
マリイ『これを導入するのでもう一度動いてみてくださいまし』

シンジ「はい....よっと」ガシャッ

初号機「」ブンブン

シンジ「大丈夫そうです!」

マリイ『よかったですわ』
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 17:57:33.43 ID:bO8XpoVu0
ミサト「使徒が確認されたわ、総員第一種戦闘配置について!」

マリイ「へ?」

リツコ「ちょうどよかったわ、初号機はすでに起動済み、いつでも現場に行けるわ」

ミサト「わかったわ、シンジ君、カタパルトに直行お願い」

シンジ『わかりました』

ジュドー『カタパルト準備OKよー!』

シンジ『配置、つきました』

マヤ「発射準備完了、行けます!」

ミサト「了解、エヴァ、発進!」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 18:20:07.82 ID:bO8XpoVu0
ゲンドウ「.....ロストナンバーズか...」

冬月「裏死海文書にすら記されていない、シナリオにない使徒...」

ゲンドウ「もはや老人どものシナリオも、私たちのシナリオもあてにならんようだ」
ゲンドウ「冬月、エヴァとパイロットの結集を急がせるぞ、今月中に集結させる」

冬月「いいのか?これ以上シナリオが崩れればユイくんとは...」

ゲンドウ「私にも親としての意地があるらしい、冬月先生、少し頼みます」

冬月「何をする気だね」

ゲンドウ「ダモクレスの剣を起動する、レイに精神ミラーリンクの用意を頼む」

冬月「...もしかしたらシンジ君が大激怒するかもしれんな」

ゲンドウ「覚悟の上だ、あの子の幸せのために、かかわった者達に幸福を導かねばな」
ゲンドウ「子供たちの幸せを願うのが我々大人の役目だろうて...」

冬月「....聞いていたな、レイ」

綾波「...はい」

冬月「精神ミラーリンクを行う、その後はシンジ君の援護に向かうんだ」

綾波「...他の皆は、どうなるのでしょうか」

冬月「他の皆とは?」

綾波「私になるはずだった子たち、私と同じ姿形の子たち...」
綾波「あの子たちも私と同じ扱いになるのでしょうか、あの子たちの自我はどうなるのでしょうか」

冬月「...あの子たちに魂はない、ただ感情無く動く兵隊として機能するだけだろう」

綾波「...」

冬月「だが、私は信じよう、君の影響を受けて彼女たちにも自我が現れると」
冬月「生まれてきたのなら、彼女たちにも祝福を受ける義務がある」

綾波「....それを聞いて安心しました」

綾波「リンク、開始します」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 18:52:05.63 ID:bO8XpoVu0
アダリブ「」フヨフヨ

ミサト『シンジくん、第六使徒は冷気フィールドを展開する能力のようだわ』
ミサト『接近戦での勝機はゼロに等しい、ビームマグナムで遠距離から仕留めなさい』

シンジ「わかりました!」ガシャッ

初号機「」ガシャコンッドギュウウウンッ!!

アダリブ「」カッ

ビーム「」ギュワァァァァァ...

シンジ「ビームが掻き消えた!?」

ミサト『冷気フィールドによって熱エネルギーを減衰させたようね...!』
ミサト『恐るべきはビームマグナム程の威力のエネルギーを一瞬で減衰させたこと』
ミサト『フィールドの内部に入ることは完全に死と同義と思って立ち回りなさい!』

シンジ「くっ...何か、武器はないんですかミサトさん!?」

マリイ『試作バスターライフルを応急処置しています、少しの間持ちこたえてくださいまし!』

シンジ「わかりました!!」ガシャンッ

初号機「」ドギュゥーンドギュゥーンッ

アダリブ「」カッ!!

ビーム「」バシュゥウウウ

シンジ(フィールドの冷気が強まる瞬間...つまり攻撃を撃ち消そうとする瞬間動きが止まる...!)
シンジ(タイミングを見極めるんだ、バッテリーが多少改良されたとはいえリロード一回分のマガジンのみ...!)
シンジ(止めるタイミングを間違えれば追い詰められて死ぬ...!)

初号機「」ジリ...ジリ...

アダリブ「」ジリ...ジリ....

シンジ「今!」ガシャッ

初号機「」ガシャンッ

アダリブ「」カッ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 19:04:09.73 ID:bO8XpoVu0
初号機「」パキパキパキッ

シンジ「ぐぅううううううう!!?」

マヤ『初号機!右腕氷結!!』

青葉『ビームマグナムも氷結しました!分離不可能!!』

ミサト『シンジ君!!』

シンジ「うわぁああああっ!!!」がしゃっ

初号機「」ババババババババババババババババッ!!

アダリブ「」ガキィイイイーンッ!!

ミサト『噴煙の目くらまし...』

シンジ「これでひとまず距離を稼げる...!?」

アダリブ「」キィイイインッ!!

初号機「!」ピシピシッ

シンジ「しまっくぅううううう...!!!」

マヤ『初号機の右足凍結!!移動ができない!!』
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 19:04:50.75 ID:bO8XpoVu0
アダリブ「」ズズズズキィイイイイン

初号機「」パキ..パキキキ....ッ

シンジ「っ....ふ、ぅ....!」ガタガタガタガタ

青葉『パイロットにも影響が出始めました!!』

ミサト『どうしろっていうのよこんな出鱈目な使徒...!』

初号機「」パキキキ....

シンジ「くっ....関節まで....動かなく....!」

ミサト『シンジ君!!!!』

アダリブ「」ズズズズズキィンッ!!

マヤ『初号機..』

マヤ『....完全に、凍結しました...!』

青葉『パイロット、生死不明...!』

アムロ『シンジ君...!』
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 19:05:25.38 ID:bO8XpoVu0
描き貯めが尽きた、少し書き溜める、多分20:30くらいに再開
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 19:10:42.43 ID:IzZFnH4Ro
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:34:23.41 ID:bO8XpoVu0
投下再開
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:35:03.40 ID:bO8XpoVu0
アムロ「...!」ピキィンッ

アムロ「いや、まだだ!」

ミサト「えっ!?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:35:59.16 ID:bO8XpoVu0
シンジ(完全に凍結させるために近づいた....ここだ...!)ガチッ

マヤ『初号機!腕部アタッチメントパージ!!右腕の氷結を解除しました!!』

シンジ「うわぁあああああああああっ!!!!!!」

初号機「」バシュッドズゥウウッ!!

ミサト『ダガーでコアを...!』

シンジ「ぐぅうううううううう.....!!」

ギィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ

初号機「」パキパキパキ...!

アダリブ「」ギギギギギギギ

アダリブ「」ギギギギ....

アダリブ「」....


マヤ『初号機、凍結98%....使徒、沈黙!!』

ミサト『....はぁぁぁぁぁ.....か、勝った...のね...』ヘナヘナ

カミーユ『安心してる場合ですか!!シンジ君はまだ凍ったまんまでしょうが!!』

ミサト『そ、そうだったわね....初号機の解凍を急いで!』

シンジ「はぁっ....はぁっ...さ、むい....!」ガチガチガチガチ

カミーユ『先にパイロットの生命維持システムを最大にしろ!!シンジ君、すぐ向かう!もう少しの辛抱だ!』

シンジ「はい...」ガチガチガチガチ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:36:32.52 ID:bO8XpoVu0
マヤ「....!?待ってくださいミサトさん!」

ミサト「何?そんな切羽詰まったような声上げて...」

マヤ「パターン青再発見、第七の使徒です!!」

ミサト「嘘!?」

カミーユ「なんだって....!?」

マヤ「使徒は初号機に向かって直進しています!!」

ミサト「くっ...防衛ラインを敷いて、なんとしても足止めして!!」
ミサト「こんな時にレイは何をやってるのよ...!」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:38:48.84 ID:bO8XpoVu0
パイロット待機所にて

霧島「....私だってチルドレンなのに....!」ぐっ
霧島「....シンジ君のために何もしてあげられない.....」

マリイ「霧島さん....」
マリイ「―――――!」ハッ


―――――???『このエヴァは―――異質すぎる....!』


マリイ「....確かあそこに...」ガッ

霧島「ふぇ!?」

マリイ「来てくださいまし!チルドレンの力が必要なんですの!」タタタッ
マリイ「戦うためにエヴァを動かせる、あなたの力が!!」

霧島「わ、わちょっ...!」グイグイ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:39:52.06 ID:bO8XpoVu0
エヴァ専用ケイジ――――秘匿ケイジ05にて

霧島「....これって...!」

マリイ「...」コクリ

マリイ「一度だけ情報収集のために乗り込んだことのある機体ですわ」
マリイ「もしかしたらと思ったのだけれど....」

霧島「...でも、整備された形跡がないよ...本当に動けるの?これは」

マリイ「動けますわ、この機体は特別な機体...」
マリイ「裏死海文書に記された"どの世界にも絶対に現れるエヴァ"...エヴァフォウチュン」

フォウチュン「....」ブゥン

霧島「....エヴァ、フォウチュン...」

マリイ「リツコさんや皆には私から話をつけますわ、だからシンジさんをどうか...」

ゲンドウ「その必要はない」カツッ

マリイ「....司令...!」

ゲンドウ「司令命令だ、霧島マナ、エヴァフォウチュンに乗り込みサードチルドレンの援護に向かえ」

霧島「....司令...」

ゲンドウ「息子を頼む」

霧島「....はい!」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:40:26.73 ID:bO8XpoVu0
シンジ「く....体温が....どんどん奪われてく....」
シンジ(使徒にやられるのが先か...解凍が終わるのが先か...)

ギュィイイイインガシャンッ!!

シンジ(カタパルトの音...解凍班でも来たのかな...)ハァハァ

霧島「シンジくん!!」

シンジ「マナ...!?」

霧島「今からヒートナイフの熱で解凍するから、もう少し待って...!」

シンジ「でも使徒が...!」

霧島「防衛ラインが貼られてる、そう簡単にはこっちに来れない筈...!」

シンジ「...わかった...お願い...」

霧島「うん...」


ジュゥウウウウウウウウウウウウウウ


マナ『解凍率43%、最低限動けます』

セイラ『第二防衛ライン突破されてよ、そろそろエヴァを向かわせたほうがいいわ』

ミサト『えぇ.....シンジ君、動けそう?』

シンジ「本当に最低限は...ですが、行きながら氷ははがします」

ミサト『そうして頂戴、これよりフォウチュン及び初号機による使徒撃滅作戦を開始します』

アムロ『作戦はこうだ、初号機のビームマグナムによるかく乱後にフォウチュンに装備された"死神の背骨"でとどめを刺す』

シンジ「ビームマグナムは通用しないんですか?」

アムロ『相手の使徒は重力を操ってくる、通常の兵器やエネルギー兵器では届く前に湾曲させられてしまうんだ』
アムロ『しかし死神の背骨はATフィールドの性質を活かした規格外の兵器だ』
アムロ『放つことさえできれば確実に使徒を葬り去れる』

シンジ「使徒を....わかりました、うまくかく乱してみます」

マヤ『使徒は残り13秒で戦闘区域に到達します、.....3...2...1...』
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:41:08.43 ID:bO8XpoVu0
アズラエル「」フヨフヨ

シンジ「あれが第七の使徒....!」

霧島「行くよ、シンジ君!」ガシャッ

フォウチュン「.....」

シンジ「うん!」ガシャッ

初号機「....」

シンジ(今、初号機とフォウチュンがお互いを見たような....?)
シンジ(....気のせい、だよな...)

初号機「」ガシャンッドギュゥーンドギュゥーン

アズラエル「」ブゥウウウンッ

ビーム「」グネッチュドーン!!

シンジ(湾曲して逸らされた...!)

霧島「....!」ピピピピピピピピ

霧島(なんでだろう、思うように動いてくれない...私の力量不足なの...!?)

フォウチュン「....」ピピピピピピピピ

アズラエル「」カッ

フォウチュン「...」ズシィイインッ!!

初号機「」ズシィイイインッ!!

シンジ「くぁああああっ!!?」

霧島「きゃああああっ!!!」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:41:50.53 ID:bO8XpoVu0
マヤ『初号機損傷率48%、フォウチュン損傷率13%!!』

リツコ『先の戦闘のダメージが初号機に響いてるわね...』

シンジ「ま、だ...まだ行けます...!」

初号機「....!」ググググ

ブゥウウウウウウウウン

初号機「」ズシャァアアッ!!

フォウチュン「....!」ズシャアッ

霧島「ん、ぐぅうううううう....!!」ググググ
霧島「フォウチュンは....秘蔵っ子....」
霧島「強い子なんだからぁあああああ!!!!」ググググッ

マヤ『マナさんのシンクロ率、67%に増加!』
リツコ『重力場に逆らって無理矢理立ってる...!?』


フォウチュン「......!」ギギギギギ

霧島「ターゲット....ロック.....!!」ピピピッ
霧島「いけぇええええ!!!!!!!」カチッ

フォウチュン「!」
死神の背骨「...!」バシュゥウッ!!

アズラエル「」キィイイイイインッ!!


ぎゅがぁああああああああっ!!!!!


ミサト『重力場が嵐のように吹き荒れてる...!?』
アムロ『死神の背骨の弾丸と重力場同士がせめぎ合ってるんだ!』
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:42:19.08 ID:bO8XpoVu0
霧島「もう一発....!?」グゥウウウンッ
霧島「なんで...!?フォウチュンに拒絶された....!?」

フォウチュン「....」

マヤ『マナさんのシンクロ率32%!駄目です!!』
リツコ『フォウチュンが....拒絶したのね....?』

霧島「なんで!?応えてよフォウチュン!!勝たなきゃ...!」ガシャッガシャッ
霧島「碇くんだけに辛い思いをさせたくないの...!お願い、力貸してよ...!」ガシャッガシャッ
霧島「フォウチュン!!」ガシャッ!!

アズラエル「」ズズズズズズ

ドギュゥウウウウウンッ!!ズドォオオンッ!!

アズラエル「」グラッ

霧島「!?何!?」

シンジ「あれは....零号機...!?」

0.0EVA K「....」
0.0EVA Sk「....」
0.0EVA Ss「....」

零号機「...!」ザザザッ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:42:52.49 ID:bO8XpoVu0
綾波「碇くん...!」ザッ

シンジ「零号機が四機...?綾波、これは....!?」

綾波「詳しいことは後で話すわ...今は、あれを片付けましょう」

シンジ「....うん」ガシャッ
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:43:28.07 ID:bO8XpoVu0
初号機「―――――....」ズォオオ...!

フォウチュン「....」ズズン....!

零号機「.....」ガシャンッ

0.0EVA K「―――」ガコンッ

0.0EVA Sk「――...」ガシャッ

0.0EVA Ss「!」ガシャコンッ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:43:57.47 ID:bO8XpoVu0
ゲンドウ「――――始まる、シナリオなど意味をなさぬ世界が...」

ゲンドウ「予言の先、未知数の世界....新たなる創世(ネオンジェネシス)が...!」



シャア「ネオンジェネシス.....運命のレールすら意味をなさない戦いが...始まるのか...」

シャア「...シンジ君....君は、生き残ることができるか...?」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:45:22.05 ID:bO8XpoVu0
初号機「」ガシャコンッドギュゥーンッ!!

シンジ「リロード...!」

アズラエル「」グワァアアッ

フォウチュン「...」
死神の背骨「...」ドギュゥンッ!!

ガキャァアアッ!!ギュォオオオオオオオオオオッ

アズラエル「」キュイイイイイン

霧島「これで使徒は他に力を割けない...!綾波さん!!」

綾波「まかせて」ガシャッ

零号機「」ダッダッダッダンッ

ガキィイイイイインッ!!

綾波「ATフィールド...中和開始...!」

零号機「」ギ、ギギギギギギギギギ

バリバリバリッ!!

0.0EVA K 「」ガシャコンッ

バシュゥウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!

アズラエル「」ガコォンッ

カッ

ドォオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!

.......
....
...
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:45:50.24 ID:bO8XpoVu0
シンジ「父さん」

ゲンドウ「....」メソラシ

綾波カトル「....」

綾波サンク「....」

綾波シス「....」

シンジ「父さん、説明してよ父さん」
シンジ「父さん、僕は今冷静さを欠こうとしてるよ」
シンジ「説明してよ、父さん」ゴゴゴゴゴゴゴ

ゲンドウ「...」メソラシ

シンジ「.....大体の説明は綾波から聞いてるんだからね、父さん」ジトー

綾波「...ごめんなさい、どうしても話したくて」

ゲンドウ「.....いや」

シンジ「父さん、最低だよ」

ゲンドウ「.....済まない」

シンジ「....あの綾波たちも全員幸せな生活を送らせないなら許さないから」
シンジ「...あの子たちに対してそれくらいの責任は取ってよね、父さん」ジロ

ゲンドウ「....約束する」

シンジ「...ならいいよ、僕はこれ以上とやかく言わないよ、綾波も嫌だろうし」

綾波「.....」ホッ

ゲンドウ「(本気で起こってる時のユイみたいだった...)」ドキドキ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/15(火) 20:47:35.35 ID:bO8XpoVu0
マリイ「ご無事でしたわね、シンジさん」

シンジ「霧島さんから聞いたよ、マリイさんのおかげで助けに来れたって」
シンジ「ありがとう、マリイさん」

マリイ「....いいのですよ、私はできることをやっただけ」
マリイ「あなたと同じですから」

シンジ「...そっか」

マリイ「えぇ」クスッ

シンジ「ふふっ」


霧島「.....助けに行ったの私なのに...!」壁に隠れてギリギリ

綾波「....私も助けに行った」壁に隠れてジーッ
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/15(火) 20:52:02.54 ID:bO8XpoVu0
今日の描き貯め分はここまで、明日をお楽しみに
次回予告


ス      第七話




と転校生、お前を殺す
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 20:54:28.32 ID:P4XULJoWo
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 09:28:46.49 ID:fokFmNCW0
転校生多い学校ね
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/16(水) 13:02:57.70 ID:4hM9BtDa0
よし、投下始めます
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/16(水) 13:04:22.53 ID:4hM9BtDa0
素人でもわかる!えヴぁんげりおんって、なぁに?
監修:碇ゲンドウ  ※この書籍に関する情報を外部に漏らすことを禁じる

@エヴァってなぁに?
みんなもエヴァンゲリオンってなぁに?って思てる頃合いだよね
だからゲンドウおじさんが皆に解説するヨ!
大体40mくらいの人型汎用決戦兵器だよ、使徒に対して高い効果を得てるんだ!
MSっていう人型兵器のデータを元に作られたから色々と安全で、
乗ってる人のことを第一に考えて作られてるよ!

Aチルドレンって?
エヴァ操縦に適性の有る子供たちのことだよ!意外と数が少なくて見つかりづらいんだ!
基本的にみんなと同じ14歳の少年少女が多いよ!!
エヴァパイロットは皆と同じ中学校のクラスに転入する手筈になってるから仲良くしてあげてね!

Bどうやって動かすの?
エントリープラグに入ったパイロットとLCLっていう液体を介して神経接続して動かすよ!
阿頼耶識システムみたいに危険なものではないけどモビルトレースシステムのように
ダメージのフィードバックを抑えてくれるわけじゃないから注意してね!

C使徒って、なぁに?
本部の地下に収納されたリリスっていうスゴイでっかい使徒と接触して「サードインパクト」を起こそうとしてるやつらだよ!
知能はないけど生き物としてスゴイ強い上にATフィールドで普通の武器邪倒せないから
エヴァで対抗しなきゃいけないんだ!
コアって呼ばれてる赤黒い丸みたいなのがあってそれを破壊すると倒せるよ!!
S2機関っていう永久機関を体内に保持しているからエネルギー切れはしないよ!!
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/16(水) 13:05:35.01 ID:4hM9BtDa0
ゲンドウ『....以上だ』

アムロ「異常だな」

シンジ「ですね」

ゲンドウ『...何か不満があったのか、シンジ』

シンジ「具体的に言うと全部だよ、いや説明してくれるのは嬉しいんだけどね?」

綾波(司令、頑張って可愛い声出そうとしてた...)ホンワカ

霧島(強面なのにこんなコミカルな人だったんだ司令って...)

マリイ(改めて皆に対してエヴァや使徒に対して説明することで疑問点を解決して置こうって魂胆ですわ...)

綾波カトル「...」

綾波サンク「...」

綾波シス「...」

霧島(皆無表情の死んだ目でこの本眺めてる....)

マリイ(とても空気が重たいですわ...)アセアセ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/16(水) 13:06:25.15 ID:4hM9BtDa0
シンジ「...まぁいいよ、質問いいかな、父さん」

ゲンドウ『なんだ』

シンジ「このMSって何かな...?」

ゲンドウ『セカンドインパクト直前まで起きていた戦争の事は知っているな?』

シンジ「...一応、教科書に載ってること程度だけど...」

ゲンドウ『人類は宇宙に進出することはできたが宇宙に進出した者たちと地球に残った者達で戦争が起きた』
ゲンドウ『14年間の間続いた戦争、これを総称してラプラス戦争という』
ゲンドウ『その時に使用されていた主力兵器がMSだ』
※本来のラプラス戦争はガンダムUCの話だけどここでは一年戦争〜第二次ネオ・ジオン抗争あたりまでの戦いをひっくるめた戦いの総称とするよ

アムロ「俺やカミーユなどもその時に戦っていた者達さ」

シンジ「なるほど....でも確かその戦争って...」

ゲンドウ『そうだ、セカンドインパクトが起こり、その余波でコロニーも機能不全を起こした』
ゲンドウ『その結果地球内外問わず大量の死人が発生し、コロニーは放棄、人類は地球というゆりかごで身を寄せ合う他なくなった』

ゲンドウ『結果MSの建造技術も多くが失われ、兵器の技術が衰退して今に至る』

アムロ「マリイの家を含めた当時MSの製造に携わっていた者達も大多数はネルフやその関係組織に吸収されたんだ」
アムロ「それにより連邦という組織も再編、腐った部分を切り落とせたのはいいんだがな...」

シンジ「そうだったんですね....」

マリイ「ちなみにですが、現在もエヴァのバックアップユニットとしてMSを再製造する試みがなされているんですのよ」

シンジ「MSを?」

マリイ「えぇ、MSはラプラス戦争後期から小型化がなされていたんですの」
マリイ「エヴァと比べたらかなり低コストで製造できますのよ、技術さえ確立できればですが」

霧島「じゃあ、エヴァじゃなくてMSに使徒と戦ってもらえば...」

アムロ「それは無理だろうな」

霧島「無理?」

綾波「アムロ大尉、それはどうしてですか?」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/16(水) 13:07:14.44 ID:4hM9BtDa0
アムロ「大きさだよ」

綾波「大きさ?」

アムロ「例えば俺の乗っていたMSの大きさが全高23m程だ、エヴァの半分程度しかない」
アムロ「ATフィールドを貫通できる破壊力を出すにはやはり大きさが足りないんだ」

霧島「だからといってエヴァと同じ大きさにしようとすればコストが....」

アムロ「そういうことだ、ただもしもエヴァの量産化の目途が立てばそれに伴ったMS製造計画ができるかもしれないな」

マリイ「私たち技術者の腕の見せ所、というものですわ」グッ

シンジ「凄いな....皆、色々と役に立っているんだ...」

ゲンドウ『それはシンジ、お前もだ』

シンジ「僕も、ですか?」

ゲンドウ『人間的な評価もできるのだがそれは置いておこう』
ゲンドウ『今まで襲来した使徒7体の内をお前は単独で3体撃破、援護有りでも1体を撃破している』
ゲンドウ『簡単に言うならネルフのエースパイロットは戦績的に見ても技術的に見てもお前だ』

シンジ「僕が、エースパイロット...?」

綾波「...」ガタッ

ゲンドウ『うぉ』ビクッ

シンジ「うわっ」ビクッ

綾波「.....」
綾波「納得のエースパイロットです」コクリ

ゲンドウ(急に立つからびっくりした)

シンジ(どうしたんだろう綾波、あんなに興奮して...)
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/06/16(水) 13:09:41.61 ID:4hM9BtDa0
ギュッ

シンジ「えっ?」

綾波シス「....」シンジの裾ギュッ
綾波シス「....凄いと思う」コクリ

シンジ「....ありがと」ナデナデ

綾波シス「....」ニコ

綾波(あっ、ずるい)

綾波カトル(....ズルいなぁ)

綾波サンク(....抜け駆け...)ムッ

霧島(ズルい...!)ムッ

マリイ(人気なんですのね...シンジさんの人柄故、でしょうか)クスッ

ゲンドウ『綾波クローンは本来無我なのだがな....』

アムロ「野暮なことを言うなよ、彼女たちも成長できる、ってことでいいじゃないか」

ゲンドウ『....そうだな、問題ない』フッ
161 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 13:11:28.55 ID:4hM9BtDa0
トリップこれでつけれるかな?



シンジ「そういえば唐突にどうしてこんな授業を?」

ゲンドウ『...まずチルドレンの意識強化だ、これからは助け合って連携を取ってもらわねば困るからな』
ゲンドウ『次に...シンジ、お前にはアムロ大尉と共にある"荷物"を取りに行ってもらう』

シンジ「荷物.....あ、もしかして!」

ゲンドウ『そうだ、マリイ・ビンセンス、霧島マナ両名と共にこちらに来るはずだったエヴァ三機だ』

アムロ「なるほどな....本当に俺とシンジだけか?」

ゲンドウ『希望があるならば三名までなら連れ立ってもらって構わない、ただしチルドレンを最低一人はここに置いていってもらう』

アムロ「使徒対策だな、了解した」
162 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 13:13:03.34 ID:4hM9BtDa0
安価で三名まで誘える(一応チルドレン以外でもよし)
一人目>>164
二人目>>165
三人目>>166


一応エヴァチルドレンの名簿↓
綾波レイ ファースト・チルドレン
綾波カトル ニア・チルドレン
綾波サンク ニア・チルドレン
綾波シス ニア・チルドレン
碇シンジ サードチルドレン
霧島マナ フォース・チルドレン
マリイ・ビンセンス アナザー・チルドレン(規格外の適格者)
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 13:28:21.48 ID:jqGg0QFLO
踏台
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 13:43:38.19 ID:AR9J5v/So
ヒイロ
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 13:48:06.70 ID:drw5prxn0
綾波カトル
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 13:56:31.56 ID:8fMyBg7go
刹那
167 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 15:36:10.53 ID:4hM9BtDa0
移動中のヘリにて

刹那「....」

ヒイロ「....」

綾波カトル「....」

アムロ(えぇい...プレッシャーが...!)

シンジ(カト波....ちょっと楽しみなのかな、ソワソワしてる)

綾波カトル「.....」

刹那(全員微動だにしないのか...)

ヒイロ(空気が重苦しいな...)

綾波カトル(......)

シンジ(ふふ、カト波も楽しそうでよかった)ニコリ

刹那(笑った...?シンジ、何か企んでいるのか....?)

ヒイロ(笑った....そんなに楽しみなのか、シンジ)

綾波カトル(....碇くんが笑った)ポワポワ

アムロ(何がニュータイプだ...人類の革新だ...こんな時に、俺は何もしてやれない...!)

ララァ(アムロ....それは杞憂やで....)

アムロ(ララァ...?)

ララァ(裸踊りか何かでみんなを笑わせるんや...シャア大佐もやってたで...)

アムロ(ララァ!俺とシャアを一緒くたにネタキャラ枠に押し込めると思うな!)

ララァ(違うわ、私はネタSSみたいな2人が見たいだけ)

アムロ(シャアは否定しろ!!)クワッ

シンジ(アムロさん百面相してる...)

ヘリ「」ババババババババババ


???「......」
168 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 15:37:22.00 ID:4hM9BtDa0
刹那「これがエヴァ三機と武装を運んでいるのか...」スタスタ

ヒイロ「俺の敵はどこだ...」スタスタ

綾波カトル「....あっ」(装備の一覧が...)タタタタッ

....キン.......キン...

綾波カトル「.....?」

ピシピシピシピシッ
パキィンッ
カキン、カキン、カキン、カキン

第八使徒(劇場版の第七の使徒)「」カキン....カキン....

刹那「!」

ヒイロ「使徒...!」

アムロ「使徒!?」

第八使徒「」ギッギッギッギッキュワワワァンッ

船たち「」チュドーンッ!!

アムロ「無理だよ!!みんな下がれ!!」

綾波カトル(船....エヴァのために集まったみんなの、船...壊れた、船....)

綾波カトル「....」ゾワゾワッ

刹那「俺は艦長のところへ行く、シンジ、カトル、お前はエヴァの方へ行け」

シンジ「でも初号機じゃないと...!」

刹那「できそうなことを片っ端から試せ、それが常に唯一残されてることだ」タッ

シンジ「...はい!カト波!行こう!!」ダッ

綾波カトル「...」コクリ
169 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 15:38:00.51 ID:4hM9BtDa0
ォォオオオオオオオオ....


アムロ「!いや待て、この音は....!?」ピピッ

端末「TASK 02」ピピピッ

アムロ「タスク02...!まさか!」


ォオオオオオオオオオオ!!!!!

第八使徒「!」
第八使徒「」ヒュンッヒュバババババッ

弐号機「!」ガションッシュドドドドドドッ!!

第八使徒「....」ズドッ

アムロ「弐号機か!!」

綾波カトル「!...紅い...」

シンジ「コアを一撃で!!」

刹那「―――いや、デコイだ!!」

第八使徒「」カカカカカカコンッグゥウウンッカキンッ

グォオオオオオッ

弐号機「」ドシュドシュドシュッ!!

カンカンカンッ!!

???「どぉおおおうりゃぁああああああああああああ!!!!」

第八使徒「!」キュイイイイイイイィィィン

ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!!!!!!


船「」グラグラグラグラ

綾波カトル「きゃあっ!!」グラグラグラグラ

シンジ「カト波っ...うわっ!」グラグラグラグラ

ヒイロ「...」ガシッガシッ

綾波カトル「あっ.....ありがとう...」

シンジ「ヒイロさん...ありがとう」

ヒイロ「あぁ」


キィンッ!キィンキィンキィンッ!!
ギギギギギバリンッ!!
ゾブッ!!
ドバァアアッ!!


第八使徒「」ドガァアアアアアアアアアアアアアアアンッ

弐号機「」グルグルグルグルッバシャァアアアンッ!!

シンジ「あっ」

綾波カトル「あ」

ヒイロ「....ナンセンスだ」

バシャァアアアッ
170 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 15:38:40.98 ID:4hM9BtDa0
綾波カトル「紅いのね、弐号機って」ビショビショ

???「違うのはカラーリングだけじゃないわ」

シンジ「?」ビショビショ

???「所詮零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ」
???「けどこの弐号機は違う、実戦用に量産を視野に入れて作られた...
???「世界初の本物のエヴァンゲリオンよ、正式タイプのね」

アムロ「紹介する、ユーロ空軍のエース、式波・アスカ・ラングレー大尉」
アムロ「第二の少女、エヴァ弐号機担当パイロットだ」

式波「お久しぶりですアムロ大尉!ご健在のようで何よりです!」

アムロ「ははは、君も背が伸びたんじゃないか?」

式波「他のところも女らしく成長しましたよ!」

綾波カトル「....」

式波「あんたがえこひいきで選ばれた零号機パイロット?」

綾波カトル「....えっと」
綾波カトル「....この場合どういえばいいかな、碇くん」アセアセ

シンジ「そっくりさん、てことでいいんじゃないかな...」

綾波カトル「そっくりさんです」

式波「はぁ?あんたバカぁ?貰った写真とまったく同じ奴じゃない!どこの世界にこんな瓜二つな奴がいるのよ!!」

シンジ「ネルフにはたくさんいるらしいよ」ネー

綾波カトル「うん」ネー

式波「嘘つくならもっとマシで面白い嘘ついてちょうだい、で?」
171 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 15:47:57.07 ID:4hM9BtDa0
式波「どれが七光りで選ばれた初号機パイロット?」

ヒイロ「...」

刹那「...」

シンジ「えっと...」

式波「なんだアンタなんだ、なら仕方ないか...」

シンジ「え?」

式波「フンッ!」ヒュバッピタッ

シンジ「うわっ」

式波「無自覚、そして無警戒、私のパンチをガードできてないじゃない」
式波「所詮、七光りね」

綾波カトル「....言いすぎだと思うよ」ジッ

式波「でも事実じゃない」

綾波カトル「...ならあなたも同じくらい無警戒ってことになるわ」

式波「はぁ?」

綾波カトル「脇腹」

式波「はぁ?....て」

シンジ「えっと...」貫手が脇腹すれすれで止まってる

アムロ「もしもアスカが当ててたらそのまま貫手で内蔵掴まれてただろうな」

式波「う...」

シンジ「ごめん...師匠に稽古つけられた時に...」ホワンホワン

ドモン『防御は反射で行っては逆に危ない!意識的に防げない攻撃には攻撃を重ねるんだ!!』

シンジ「...って...当たるなら次を撃たせない手を取れって」スッ

式波「....無警戒は訂正するわよ、ふんっ」プイッスタスタスタ...

アムロ「....これさえなければな.....」ゲンナリ
172 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 17:50:30.78 ID:4hM9BtDa0
シンジ「....あの、アムロさん、式波さんは?」

アムロ「あぁ、高いところで風にでも当たってるんじゃないか?」

シンジ「....ちょっと探してみます」

アムロ「....あんな物言いされてよく探しに行こうと思えるな?」

シンジ「確かにカチンって来ましたけど、でも...話さないと、いいところもわかりませんから」

アムロ「...そうか、なら行ってこい!」

シンジ「はい!」タッタッタッタッ

アムロ「....」フッ

刹那「....成長した弟を見るような顔をしてるな」

アムロ「そうか?」

刹那「あぁ、珍しいが悪くない」

アムロ「そうか」
173 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 17:51:02.96 ID:4hM9BtDa0
綾波カトル「...」

ヒイロ「どうした?」

綾波カトル「?」

ヒイロ「今のは俺にもわかる、何かやりたいことがあるんじゃないか?」

綾波カトル「わからないの、何をしたいのか」

ヒイロ「....だったら感情のままに動いてみろ」

綾波カトル「....感情の、ままに?」

ヒイロ「感情のままに行動するのは正しい人間の生き方だ」

綾波カトル「正しい人間の...生き方...」

ヒイロ「心に耳を澄ませろ、お前の心は何を望んでいる」

綾波カトル「....私、弐号機パイロットのところに行ってきます」

ヒイロ「....」フッ
174 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 17:51:29.13 ID:4hM9BtDa0

式波「....」
式波(私は天才、私は一人でもうまくやれる、私はあいつらとは違う)
式波(仲良しこよしで自分を腐らせたりはしない、私の価値を認めさせてやる)
式波(私のエヴァで、私の力を――――...)

???「――――――...」

式波「!」
式波「誰!?」

シンジ「....えっと」カンカン

式波「....なんだ、七光りか、趣味悪いわね覗きなんて」

シンジ「覗きなんて...今来たばかりだよ!」

式波「嘘つき、私の事ジーっと見てたじゃない、視線感じたわよ」

シンジ「覗きなんかしてないって!」

式波「はいはい...で、何の用?」

シンジ「あぁ...用って程じゃないんだ、少し話さない?」

式波「話すことなんてないわよ」

シンジ「そんなこといわないでよ、好きなものとかさ」

式波「一人でいるのが好きよ、だからどっかいって」

シンジ「他には?」

式波「しつこい男が嫌い」ジロ

シンジ「ぅ...」

式波「....どっか行ってもらえる?私は一人になりたいの」
175 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 17:51:55.41 ID:4hM9BtDa0
シンジ「....わかった、ごめん、式波さん」トボトボ

式波「......」プイッ

船「」
船「」ズパンッ

式波「!」
式波「ちょっと待って七光り!」ガシッ

シンジ「わ!...何?」

式波「アレ...」

船「」

シンジ「ただの船じゃないか」

式波「さっきなんか攻撃受けてたのよ!」

シンジ「見間違いじゃ...?」

船「」ズパンッ

シンジ「!」

式波「....見えたでしょ」

シンジ「使徒...?」

式波「切断の仕方が特殊すぎる...!私たち以外誰も船のダメージに気付いてないわ...!」
式波「エヴァで対抗するわ、来なさい七光――――」

シンジ「被害を抑えよう!」ガシッタタタタッ

式波「あっ!ちょ、ちょっと...!?」
176 : ◆SqThbwJtS5Ey [saga]:2021/06/16(水) 17:55:27.83 ID:4hM9BtDa0
シンジ「式波さん!弐号機の起動を先に進めておいて!!」

式波「言われなくてもやるわよ!!あんたはどうするの?」

シンジ「僕は...」

1.アスカが弐号機に乗せてくれる

2.他の運搬されてるエヴァを借りる(三号機、四号機のどちらか)

3.????に乗る

4.その他(何をするか書き込んでほしい)

安価>>178>>179、180で一番多い奴、決まらなかったら>>181、それでも決まらなかったら雨に打たれながら色あせない熱い思いを体中に伝える
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