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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その10【安価】
	- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:27:17.58 ID:yFd/xJ7ro
-  かすみに興味津々 
 かすみも興味津々
- 125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:27:44.67 ID:yFd/xJ7ro
-  すまん安価下 
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:18.41 ID:eUvTxA2fo
-  >>123 
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 21:37:14.14 ID:T9rgr5dz0
-  ーー 
 
 
 かすみ「まぁま、りゅじょ」
 
 
 龍驤「そうやで〜ウチはりゅうじょうやで〜」
 
 
 かすみ「……?」
 
 
 霞「この人はせんだいよ」
 
 
 かすみ「せ、だ」
 
 
 川内「凄い、もう喋れるし会話もできるんだ」
 
 
 霞「現代艦娘だからこんなものよ」
 
 
 川内「凄い……」
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 21:42:35.22 ID:T9rgr5dz0
-  霞「力も凄いのよ。まだ乳飲み子なのに…」 
 
 
 川内「そんなに強いの?」
 
 
 龍驤「これなんやと思う?」スッ
 
 
 川内「ゴミ…?」
 
 
 龍驤「この子が握り潰した玩具や」
 
 
 霞「子ども用の物だけどこんなに潰れることなんか無いわよ」
 
 
 川内「私でもできるけど…この子がこれをやったなんて」
 
 
 霞「もうすぐ実力でも負けるわね」
 
 
 龍驤「ガングートや北上から話は聞いてるからね」
 
 
 川内「現代艦娘……かわいい赤ちゃんだと思って油断してたらいけないかも」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:46:34.36 ID:k0nzf4kXo
-  噂では現代艦娘達もそろそろ養成校を卒業して活躍し始める頃だとか 
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:03:55.70 ID:Q1q8SAMSO
-  さみだれが力の出し方については教えてあげられるからえっへん任せて 
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 22:10:48.98 ID:T9rgr5dz0
-  さみだれ「そういう時は私に任せて!」 
 
 
 川内「……えっと」
 
 
 龍驤「さみだれや。五月雨の子どもで現代艦娘なんやで」
 
 
 川内「そうそう!あの五月雨とイメージが違いすぎてパッと出てこなかった」
 
 
 さみだれ「力の出し方にはコツがあるの。それを教えてあげるから問題ないよ!」
 
 
 霞「本当に大丈夫なのよね?」
 
 
 さみだれ「任せて!ついでに艤装の使い方も教えちゃうから!」
 
 
 霞「それなら任せてみるわ」
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 22:13:06.55 ID:T9rgr5dz0
-  龍驤「かすみに挨拶は終わったところで執務室に帰ろか」 
 
 
 さみだれ「大丈夫?」
 
 
 川内「護衛は私に任せておいて!」
 
 
 さみだれ「川内さん強いの?」
 
 
 川内「忍びなんだから強い!」
 
 
 さみだれ「おぉ〜」
 
 
 霞「龍驤さんのことは任せたわよ」
 
 
 かすみ「ん、だぁい」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:43:02.33 ID:yFd/xJ7ro
-  龍驤の雰囲気が断然良くなってる事について質問攻めの川内 
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:48:12.04 ID:a9W5l0oIo
-  >>133 
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 22:59:55.81 ID:T9rgr5dz0
-  ーー執務室 
 
 
 川内「龍驤さん調子良さそうだけど何かキッカケがあったの?」
 
 
 提督「あることはあったな」
 
 
 川内「妊娠したからって話じゃないよね?」
 
 
 提督「そうだな…」
 
 
 龍驤「さっきから司令官のこと質問攻めやね」
 
 
 川内「聞きたいことはいっぱいあるからね!色々と話を聞いて皆んなに追いつかないと!」
 
 
 龍驤「川内も付き合いは長いからなぁ。今の状況やと十分古参って呼べるやろうからね」
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 23:04:45.87 ID:T9rgr5dz0
-  龍驤「そうやこの話したらびっくりすると思うで」 
 
 
 川内「なになに?」
 
 
 龍驤「黒潮な、いま司令官に夢中みたいなんや」
 
 
 川内「黒潮が!?」
 
 
 龍驤「司令官が次の仕事に就く時に自分も連れて行ってくれって言うくらいやからね」
 
 
 龍驤「やっぱり司令官と一夜を過ごしたのが大きいんやろうなぁ」
 
 
 川内「……雲龍から聞いたけど本当だったんだ」
 
 
 龍驤「神通もそうやで。感謝を伝えるのはこれ以上ない方法やからね」
 
 
 龍驤「ウチが安定してんのはそれもあるんかなぁ。下心のない関係やから心が痛むこともないし」
 
 
 龍驤「まあウチみたいなモンが心を痛めても…って話やけどね。とにかく川内がおれへん間に色々と変わってるんや」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 23:13:14.21 ID:slRoB3pfO
-  本当によく変わってる 
 龍田に始まり問題抱えてた子たちがみんな安定して落ち着きを取り戻してる
 ただ、朝霜の姿が見えない
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 23:25:22.37 ID:iaWQYfGDO
-  >>137 
 ごめん、最後のそれだけは司令官の前では言わんといてと龍驤
 安定し始めてるのがどうなるかわからないと
- 139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 23:33:38.95 ID:T9rgr5dz0
-  川内「本当によく変わってるよね。龍田に始まり問題抱えてた子たちがみんな安定してるんだもん」 
 
 
 龍驤「司令官と寝るとイイことがあるかもしれんね」
 
 
 提督「おいおい…」
 
 
 川内「雲龍から聞いた時は半信半疑だったけど、この鎮守府を見たら納得だね」
 
 
 龍驤「今のところ全部がええように進んでる。やりたいことが見つかった子もおるし、色々と落ち着いてもきてる」
 
 
 川内「提督の家族計画も順調ってことか。あ、家族と言えばあの子はどこ?」
 
 
 龍驤「かすみとは会ったやろ?」
 
 
 川内「違う違う、朝霜だよ。確か籍を入れて養子にするって…」
 
 
 龍驤「川内、ちょっと黙って」
 
 
 川内「え…?」
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/13(火) 23:37:50.71 ID:T9rgr5dz0
-  提督「…すまん。少し席を外す」ガチャッ 
 
 
 川内「え、え?怒った…?なんで……?」
 
 
 龍驤「言うのが遅なったわごめん。朝霜のことだけは司令官の前では絶対に言わんといて」
 
 
 川内「ねぇ……まさか…」
 
 
 龍驤「安定し始めてるのがどうなるかわからへんのよ」
 
 
 川内「嘘でしょ……朝霜が…」
 
 
 龍驤「家族のおらん司令官が娘を失った悲しみは深過ぎる。とても言葉や行動では癒やされへん」
 
 
 川内「そんなの聞いてないって……」
 
 
 龍驤「川内がおらん間にええこともいっぱいあったけど、司令官の心の傷も深くなってしまったんよ…」
 
 
 下1 この後の展開やその他起こったことなど
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 23:57:17.37 ID:slRoB3pfO
-  その頃の無間地獄 
 
 本来背負うべき自分の業は私が背負い直す
 魂と魂がむき出しのここでなら…!
 --------
 もしもし閻魔翌様?え?無間地獄にいるべきじゃない魂が?
 あーこの子かぁ…私のミスじゃないですよー
 いつの間にか背負った業がなくなってますし
 あー、あるべきとこに戻せってことですよね
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 00:06:42.87 ID:jEEwIN5O0
-  ーー 
 
 
 早霜「本来背負うべき業は私が背負い直す…魂の行き着くこの場所でなら……!
 
 
 門番「あの〜エンマさま〜うるさいのがいるんでなんとかして下さいよぉ」
 
 
 門番「……そうです見せしめで地獄に落としたあの魂関連の話なんです」
 
 
 門番「こっちに来てからうるさくて仕方ないんです。黙らせようにも正規の手続きを踏んでないから手出しできないんですよね?」
 
 
 早霜「姉さん……貴女は絶対に助けるから…!」
 
 
 門番「もう本当にうるさい……なんとかして下さいよ」
 
 
 門番「元はと言えばエンマ様が悪いんですよ。魂を戻せるなら早く戻して下さいよ」
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 00:12:26.23 ID:jEEwIN5O0
-  門番「え?今から戻しても多分元の生活はできない?」 
 
 
 門番「地獄に居過ぎたから精神はまともじゃない…エンマ様の責任じゃないですか!」
 
 
 門番「まだ体が現世にあるんなら早く戻して下さい!そうすればこれは静かになります!」
 
 
 早霜「姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん…」
 
 
 門番「だぁーーーうるさいーー!!」
 
 
 門番「人手が足りないから地獄の管理もしてやってるんだぞ!これじゃ職員の要求が通らないブラック企業だ!」
 
 
 門番「え?ここは地獄だからな…って?」
 
 
 門番「…つまんないこと言う暇があるなら仕事して下さい」
 
 
 下1 この後の展開やその他起こったことなど
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 00:18:49.38 ID:ezDzfJzDO
-  朝霜と早霜 
 あんな死に方させられて姉さんは本当なら怒っていい、憎んでいい
 あの時世界は姉さんの死を望んだ
 私はそれを認めない
 絶対に連れて帰る
 手を引いて歩いていく
 それを見送る門番
 あーもう知らない好きにすればいいさ
- 145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 00:27:28.06 ID:jEEwIN5O0
-  早霜「あの時世界は姉さんの死を望んだ……」 
 
 
 早霜「そしてあんな死に方をさせられて……姉さんは本当なら怒っていいし憎んでもいいのよ」
 
 
 「あ……」
 
 
 早霜「私はそれを認めない…絶対に連れて帰る…」ズルズル
 
 
 「ぇ……」
 
 
 門番「エンマ様、ちょうど今引きずりながら連れて帰ろうとしてます」
 
 
 門番「もう面倒なんで二人とも潰していいですか?」
 
 
 門番「……ほうほう」
 
 
 門番「最善ではないですけどいい考えだと思いますよ。早速やってみます」
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 00:31:55.41 ID:jEEwIN5O0
-  門番「はいそこまで。簡単に地獄から帰られるとマズイんだけど?」 
 
 
 早霜「姉さんは悪くないのよ…!」
 
 
 門番「そうお前の業を背負ってるからコイツはなにも悪くない」
 
 
 早霜「だったら…!」
 
 
 門番「でも魂を戻しても意味ないよ。精神は崩壊してるし自我も殆ど保ててない」
 
 
 早霜「姉さんには変わりない…!」
 
 
 門番「じゃあ自分の魂と引き換えでも戻すって言える?」
 
 
 早霜「なによ……」
 
 
 門番「死んでないアンタが自ら地獄に落ちるっていうなら…」
 
 
 早霜「私の魂でよければ安いものよ…!!」
 
 
 門番「即答って…」
 
 
 早霜「早く…早く戻しなさいよ……!姉さんは…!」
 
 
 門番「もう本当にうるさい。地獄に落とした後は覚悟しろよ」
 
 
 下1 この後の展開やその他起こったことなど
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 00:49:11.21 ID:jlwQH1G+O
-  地獄に落ちた早霜はこれで姉さんは現世に戻れると燃え尽きた様子 
 
 そんな早霜を見る男の姿
 助かったはずの己を捧げる行為…尊ぶべき
 現世に帰る者は赤子に返り、崩壊した精神を再構築するのだ
 そしてそなた自身にはいつか輪廻に帰る祝福を
 
 朝霜を安置してたところから泣き声がして駆けつける菊月達
 朝霜の特徴を持った赤ん坊を見つける
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 01:03:50.98 ID:jEEwIN5O0
-  「これで……姉さんは……」 
 
 
 門番「はぁ……地獄に落ちた途端にこれとか」
 
 
 門番「こんな自我の消えた魂に価値は無い。地獄の苦しみも味合わせることもできない」
 
 
 「……」
 
 
 門番「放っておけば勝手に消えるか……これ私損しただけだよね…」
 
 
 門番「まあでもうるさく無くなったからそれでいっか。一つ返って一つ消えたなら損得ゼロ」
 
 
 門番「ただ私が疲れただけですか……はぁぁ」
 
- 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 01:11:12.38 ID:jEEwIN5O0
-  ーー 
 
 
 「助かったはずの……己を捧げる行為……これは尊ぶべきもの……」
 
 
 「しかし……この魂は……既に自我が崩壊している……」
 
 
 「ならば……汝が……身体を与えよう……」
 
 
 「怪我を治すのと同じ……身体を若返らせればいい……」
 
 
 「赤子にまで戻り……精神を築き上げれば良い……」
 
 
 「例え見た目が違ったとしても……魂は間違いなく……」
 
 
 「これで……良いのだろう……?」
 
 
 「ま、そういうことでいいよ。タダ働きご苦労様〜」
- 150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 01:14:25.32 ID:jEEwIN5O0
-  ーー足りないもの鎮守府 
 
 
 菊月「例の地下から異音だと?」
 
 
 アケボノ「早霜が朝霜になにか仕掛けたんじゃないの!?」
 
 
 望月「変な予知は見えないからその線は無さそう」
 
 
 荒潮「開けてみるわね〜」
 
 
 ガチャッ
 
 
 アケボノ「はぁ?」
 
 
 望月「マジで?何も見えなかったんだけど」
 
 
 荒潮「あらぁ〜」
 
 
 菊月「これは…どういうことだ……」
 
 
 「んぎゃ……」
 
 
 菊月「朝霜が消えて赤ん坊がいる……朝霜の抜け殻がこれに置き換わったとでも言うのか…?」
 
 
 ーー
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 01:15:00.14 ID:jEEwIN5O0
-  今日はここまでです 
- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:21:26.54 ID:ezDzfJzDO
-  お疲れ様でした 
 早霜は動かすべきではなかったかも…
 それでもまだ妥当な線かもしれないが…ほんと難しい
 あと出来たら天城も…でももう方法がわからない
 結局救われない者が出てしまうな…
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:27:06.16 ID:Mlf3mPDtO
-  乙でした 
 これが救い上げることのできるギリギリ最大限かなと思った
 天城は無間に落ちてないから輪廻の流れに乗ってるんじゃないかな…
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:28:55.74 ID:Iex6+tWao
-  おつです 
 八島さんコンマの結果とはいえ手にかけたのは自分だしケツ拭くために呼んでくれた?
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 19:09:33.47 ID:9KHCIWiy0
-  ーー 
 
 
 多摩「それが朝霜だと言うのか?」
 
 
 菊月「そうとしか考えられない」
 
 
 「だぁ…」
 
 
 菊月提督「現代艦娘とも違うようだな」
 
 
 菊月「艦娘には幼少期は存在しない。早霜の呪いでこうなったとも考えられる」
 
 
 多摩「このことは提督には言ったのか?」
 
 
 菊月「言えるはずがない。こちらが正気か疑われるだろう」
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 19:13:33.87 ID:9KHCIWiy0
-  多摩「朝霜をどうするつもりだ?」 
 
 
 菊月「幹部の所に持っていく。精密検査でなにか分かるだろう」
 
 
 菊月提督「このことは暫く提督には黙っている方がいい」
 
 
 多摩「…菊月達の力を見慣れてても、これは無理だと思うにゃ」
 
 
 菊月「本部に持っていくのはお前がやれ」
 
 
 多摩「なぜ多摩だにゃ?」
 
 
 菊月「この間のペーパーテストに合格した件も報告してこい。幹部が来るのを待つより事が早く進む」
 
 
 多摩「…行くしかないみたいにゃね」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:21:19.51 ID:mvrwIPGno
-  いつ生んだんだい?困るよ報告してくれないと……冗談だよ 
 多摩難しい顔をしていたので和ませようとする幹部さん
 詳細を聞くと多摩に倣って考え込んでしまう
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:27:30.98 ID:VjqNgtP3O
-  >>157 
 これはやはり検査してみるしかないかなと言う結論に
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 20:05:57.49 ID:9KHCIWiy0
-  ーー大本営 
 
 
 幹部「いつ生んだんだい?困るよ報告してくれないと」
 
 
 多摩「おい」
 
 
 幹部「冗談だよ。多摩君が難しい顔をしていたので和ませようとしたのさ」
 
 
 多摩「全く……」
 
 
 幹部「それで、その赤ん坊はどうしたんだい?」
 
 
 多摩「これは朝霜だにゃ」
 
 
 幹部「……うーん」
 
 
 多摩「こっちは冗談じゃないにゃよ」
 
 
 幹部「これは困ったことになったね…」
 これはやはり検査してみるしかないかなと言う結論に
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 20:12:14.59 ID:9KHCIWiy0
-  幹部「これは検査してみるしかないだろうね」 
 
 
 多摩「多摩もそう思うにゃ」
 
 
 幹部「赤ん坊には悪いが仕方ないね」
 
 
 多摩「じゃあこの子は預けるにゃよ」
 
 
 「んぁ〜」
 
 
 幹部「おっとと……」
 
 
 多摩「ペーパーテストに受かった報告も済んでよかったにゃ」
 
 
 幹部「まさかついでに報告に来るとは思っていなかったよ……」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:19:36.89 ID:Iex6+tWao
-  幹部さんに抱かれるとちょっとキャッキャッってしてるベイビー朝霜 
 見た目は髪の色といい朝霜くんのようだけどねぇ
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:35:00.77 ID:5BHWheXro
-  >>161 
- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 21:03:38.58 ID:9KHCIWiy0
-  ーー 
 
 
 「んぁ〜〜」
 
 
 幹部「んー……髪の色といい、見た目は朝霜君のようだけどねぇ」
 
 
 ガチャッ
 
 
 駆逐棲姫「幹部、さっき多摩が来てなかったか?」
 
 
 幹部「ああ来ていたよ、その時に…」
 
 
 駆逐棲姫「……」
 
 
 幹部「ん?」
 
 
 駆逐棲姫「そうか…私は用済みなのか」
 
 
 幹部「なんの話だい?」
 
 
 駆逐棲姫「やはり子どもを産める妻が欲しかったんだな」
 
 
 幹部「いや…違う!これは多摩君が持って来たんだ」
 
 
 駆逐棲姫「そんな朝は要らない」
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 21:15:32.86 ID:9KHCIWiy0
-  幹部「嘘としか思えないのはよく分かる。多摩君が他人の赤ん坊を持ってきたなんて意味か分からないからね」 
 
 
 駆逐棲姫「今まで世話になったな」
 
 
 幹部「待って欲しい。せめて多摩君と話としてくれないかい?」
 
 
 駆逐棲姫「指輪は返す」
 
 
 幹部「それはダメだ!クキ君は私の大事な…」
 
 
 「んぁーー!」
 
 
 幹部「おっとと…大きな声でを出してしまったから…よしよし」
 
 
 「きゃっ、きゃっ」
 
 
 駆逐棲姫「他人の子どもがそんなに懐くはずがない。それが何よりの証拠だ」ガチャッ
 
 
 幹部「これはマズイ…追いかけようにも赤ん坊をどうにかしないといけないからね……」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:31:45.71 ID:kZbFWYF5o
-  レ級と暁の所に転がり込む駆逐棲姫 
 あんにゃろう許せんとイキリ立つレ級を落ち着かせる暁
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:35:57.84 ID:mvrwIPGno
-  >>165 
 カチコミ掛ける勢いのレ級は止まりそうもない
 なら自分も行くからまず話を聞きましょうと暁
- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:09:49.02 ID:HcrGa6c8O
-  ーー横須賀鎮守府 
 
 
 レ級「あの野郎…ぶっ殺してやる」
 
 
 暁「落ち着いてレ級」
 
 
 駆逐棲姫「暴れるのはやめて欲しい。私が愛した人間だから」
 
 
 レ級「クキにこんなこと言わせるだなんて…絶対に許せないからな
 
 
 暁「幹部さんに限ってそんなことは無いと思うけど…」
 
 
 駆逐棲姫「出張が多いから色んな地方に家を借りてる。地方には私の知らない女が居たと思う」
 
 
 レ級「…ダメだ。いくら暁の頼みでもこればっかりは聞けない」
 
 
 暁「分かったわ、私も行くからまずは幹部さんの話を聞きましょうよ」
 
 
 レ級「今のあたしが話を聞ける冗談だと思うか?」ギギギッ
 
 
 暁「それでも冷静になって。私達は力の使い方を間違えると世界を滅ぼしかねないのよ」
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:14:07.25 ID:HcrGa6c8O
-  レ級「提督も大事だしこの鎮守府も大切だ。もちろん暁はなによりも大事な存在だ」 
 
 
 レ級「でもなにより大切なものがある」
 
 
 駆逐棲姫「……」
 
 
 レ級「世界がどうなろうと知ったことじゃない。妹を泣かせる奴は許せない!!」
 
 
 暁「お願いレ級落ち着いて。そうじゃないと……私が貴女を止めないといけなくなる」
 
 
 レ級「クキの為ならたとえ暁でも……」
 
 
 暁「私だってレ級を止める責任があるのよ」
 
 
 駆逐棲姫(止めるのが正解なんだろうがそれはできない。こんな私の為にここまで本気になってくれることが嬉しい)
 
 
 駆逐棲姫(本当はいけないのに心地良さまで感じてしまう。この感情はなんなんだろうか)
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:28:38.23 ID:Iex6+tWao
-  クキちゃんを追いかけてきた幹部さん 
 誤解であることを懇切丁寧に説明して
 それで朝霜自身であるかの検査を整備士に頼むんだって
 それを聞いて一瞬の場面だけで信じられなくなるような人?裏切ったことがある?と暁がクキちゃんに問いかけ
 
 ちなみにベイビー朝霜は深海綾波が親衛隊と一緒にお守り中
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:39:46.87 ID:8A2Rf7mbO
-  >>169 
 クキからしてもそんな人じゃないし裏切られたことはない
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:54:19.87 ID:HcrGa6c8O
-  幹部「クキ君!」ガチャッ 
 
 
 レ級「クソ野郎が!殺してやる!!」
 
 
 暁「待って!幹部さんの話を聞いてあげて!」
 
 
 駆逐棲姫「もういいんだ」
 
 
 幹部「違う!あの子どもは私の隠し子なんかじゃない!」
 
 
 駆逐棲姫「本妻との間にできた子どもなんだろう」
 
 
 幹部「断じて違う!」
 
 
 暁「幹部さん否定するだけじゃなくて理由を教えて?」
 
 
 幹部「本当なら黙っておくつもりだった。提督君の為にこれは言うべきじゃ無かったんだ」
 
 
 暁「いいから早く言って!」
 
 
 幹部「あの子どもは…朝霜君なんだ」
 
 
 レ級「ふざけやがって…!!」
 
 
 暁「待って!冗談でもそんなあり得ないことは言わないわよ!なにか理由があるのよ!」
- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:59:27.63 ID:HcrGa6c8O
-  ーー 
 
 
 幹部「これが全てだ。信じられないのは私も同じなんだ」
 
 
 暁「はっきり言って作り話の言い訳にしか聞こえないけど、そんなすぐにバレる嘘つくわけないわよね」
 
 
 幹部「本当にあの赤ん坊が朝霜君自身であるかの検査を、整備士君に依頼したよ」
 
 
 駆逐棲姫「嘘だ」
 
 
 暁「ねぇクキちゃん、幹部さんは一瞬の場面だけで信じられなくなるような人なの?」
 
 
 駆逐棲姫「幹部には子どもが出来たんだ」
 
 
 暁「幹部さんが裏切ったことがあるの?」
 
 
 駆逐棲姫「……無い」
 
 
 暁「だったら信じるのが妻の役目だと思うわ。それでこそ真のレディーってものじゃないかしら」
 
 
 駆逐棲姫「レディーかどうかは関係ない」
 
 
 幹部「クキ君はこうと決めたら動かないからね……信じてもらうしか無いんだが…」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:22:49.56 ID:8A2Rf7mbO
-  一つずつ解きほぐすレディー 
 あの朝霜以外に親しい朝霜はいた?
 いない…
 
 朝霜とはそんな関係だった?
 ちがう…
 
 そもそも朝霜は…
 死んでるのと同じだった…
 
 なら?
 あの赤ちゃん朝霜は幹部の子供じゃない…
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:26:29.70 ID:mvrwIPGno
-  >>173 
 そうして落ち着いてきたら幹部さんが
 「子供がいない事をこんなに気にしていると気付かなかった私の落度だ…本当に済まない、クキくん…」
- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:33:32.80 ID:jEEwIN5O0
-  暁「ねぇクキちゃん。あの朝霜以外に幹部さんと親しい朝霜は居た?」 
 
 
 駆逐棲姫「いない」
 
 
 暁「そもそも幹部さんと朝霜とはどんな関係だった?」
 
 
 駆逐棲姫「元特務艦だ」
 
 
 暁「そもそも朝霜は…死んでるのと同じだったでしょ?」
 
 
 駆逐棲姫「あの子どもが朝霜と決まったわけじゃない」
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:37:33.54 ID:jEEwIN5O0
-  幹部「すまなかったクキ君」 
 
 
 駆逐棲姫「謝るってことはやっぱりそうなのか」
 
 
 幹部「子どもがいない事をこんなに気にしていることを気付けなかった私が悪い。本当にすまない、クキ君」
 
 
 レ級「やっぱり許せねぇ」
 
 
 暁「待って、レ級…」
 
 
 レ級「あたしが許せないのはクキを悲しませたからだ。クキの気持ちに気付けないコイツが悪い」
 
 
 幹部「それについては……言い訳できないね」
 
 
 レ級「クキはあたしが預かる。誰の文句も言わせないからな」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:41:29.63 ID:kZbFWYF5o
-  だったら!整備士を今すぐここに連れてきて証言させなさいと暁 
 それなら納得するでしょ
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:42:26.71 ID:8A2Rf7mbO
-  検査の結果…純粋な艦娘の赤ん坊だと判明 
 この時点で艦娘と人の間にできた子ではないとわかる
 そしてDNAは横須賀の朝霜と完全一致
 科学的なデータが示すのは朝霜自信であるということ
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:57:07.84 ID:jEEwIN5O0
-  ーー数日後 
 
 
 コンコン
 
 
 暁「開けてレ級」
 
 
 「……」
 
 
 暁「あの赤ちゃんの検査の結果が出たのよ」
 
 
 ガチャッ
 
 
 レ級「やっぱり…」
 
 
 暁「あの子は純粋な艦娘の赤ん坊。この時点で艦娘と人の間にできた子ではないわ」
 
 
 暁「そしてDNAは……私達の知ってる朝霜と完全に一致したそうよ」
 
 
 レ級「……」
 
 
 暁「あの子は朝霜で間違いないわ。幹部さんが浮気した事実は無かったのよ」
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:06:59.59 ID:0xsT0yxO0
-  暁「いつまでもクキちゃんを閉じ込めておくわけにはいかないでしょ?」 
 
 
 レ級「…クキは一人じゃ生きていけない」
 
 
 暁「レ級じゃなくても幹部さんがいるわ」
 
 
 レ級「そういう意味じゃない」
 
 
 暁「……」
 
 
 レ級「あいつは痛覚も含めて色んなものが鈍い。暑さと寒さもそうなんだ」
 
 
 レ級「一度街を歩いている時に熱中症で倒れてる。その時は幹部が助けたらしいけど、クキは常にその危険がある」
 
 
 レ級「自分の知らない所で死ぬかもしれないんだ…もうそれに耐えられない」
 
 
 レ級「あたしが閉じ込めておけばあたしの前で死ぬ。それが一番いいんだ」
 
 
 暁「……レ級、クキちゃんにご飯はあげてるのよね?」
 
 
 レ級「……」
 
 
 暁「なに考えてるのよ!早くクキちゃんの様子を見せて!」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:15:44.09 ID:cH59C0PIo
-  これは流石に食べ過ぎになるぞって感じのクキ、レ級が過保護にしすぎ 
 それに対して暁が一喝
 クキちゃんの生き方を決めるのはレ級じゃない!クキちゃん自身が決める事!
 私達は力がある!でもそれは傲慢になって驕るための力じゃない!
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:28:30.82 ID:hQstabquO
-  >>181 
 今レ級がやってることは自分の為であってクキちゃんの為じゃない
 それではっとするレ級
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:37:50.26 ID:0xsT0yxO0
-  ーー 
 
 
 駆逐棲姫「これは流石に食べ過ぎになると思う」
 
 
 レ級「…クキは満腹かどうかも分からないんだ」
 
 
 駆逐棲姫「苦しいのかよく分からない。でもこんなに食べたことが無い」
 
 
 レ級「こんなクキが……」
 
 
 暁「クキちゃんの生き方を決めるのはレ級じゃないでしょ!!」
 
 
 暁「私達には力があるからクキちゃんくらい目を瞑っても守れるわ。けどそれは間違った力の使い方よ!」
 
 
 暁「今レ級がやってることは自分の為でクキちゃんの為じゃない!」
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:42:12.47 ID:0xsT0yxO0
-  レ級「あたしの為……あたしがそうしたいから…」 
 
 
 暁「クキちゃんのことは自分で決めてもらうの。それが彼女にとって一番なのよ」
 
 
 レ級「あたしは間違ってたのか……」
 
 
 駆逐棲姫「…?」
 
 
 暁「ちなみに…クキちゃんはどう思ってるの?」
 
 
 駆逐棲姫「なにがだ?」
 
 
 暁「ここ数日レ級に閉じ込められてたでしょ?寂しいとかなにか思わなかった?」
 
 
 駆逐棲姫「安価」
 
 
 下1 この後の展開やその他起こったことなど
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:58:20.05 ID:/d0U407iO
-  結論がでるまでは待っていようと思ったが事実なのかどうかが気になってずっとソワソワしていた 
 動けるなら聞きに行っていたかもしれない
 ああして意地を張ったが心の奥では信じていたのだとわかった
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 01:20:25.64 ID:0xsT0yxO0
-  駆逐棲姫「結論が出るまでは待っていようと思った。事実なのかどうかが気になってずっとソワソワしていた」 
 
 
 駆逐棲姫「脚がちゃんとあって動けるなら聞きに行っていたかもしれない」
 
 
 暁「結果が出たわよね?」
 
 
 駆逐棲姫「出たが関係無かった。心の奥では信じていたんだ」
 
 
 暁「クキちゃんは幹部さんを信じてたそうよ」
 
 
 レ級「……暁…暫く頭……冷やしてくる…」
 
 
 駆逐棲姫(信じる理由は無かったのに幹部のことを信じていた、これが愛だというのだろうか。こんな私でもそんな感情を自覚できるとは思わなかった)
 
 
 ーー
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 01:20:51.12 ID:0xsT0yxO0
-  今日はここまでです 
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 01:33:21.86 ID:cH59C0PIo
-  乙でした 
 間違うことは誰にでもあるさ
 そこから何を学ぶかだよね
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 18:42:36.94 ID:wiJVh1j20
-  ーー 
 
 
 提督「信じられません。朝霜が突然赤ちゃんになるだなんて」
 
 
 幹部「私もそうだが精密検査の結果が全てを物語っている」
 
 
 提督「一体…どうしたというんですか?」
 
 
 幹部「菊月提督君に話を聞いたんだが早霜の可能性くらいしか考えられないと言っていた」
 
 
 提督「そんな呪いがあるんですか?」
 
 
 幹部「そんなものは存在しない。ただ精神を幼児化させる術はあると由良君から聞くことができた」
 
 
 提督「それを応用したものだと…?」
 
 
 幹部「なくは無いだろうという結論を出すしかなかった。早霜君の存在が呪いそのものとなってしまったのだから確認のしようがない」
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 18:46:10.46 ID:wiJVh1j20
-  提督「朝霜はどうなるんですか?」 
 
 
 幹部「当分の間は大本営で様子を見る。整備士君によればこのまま成長しない可能性が高いらしいからね」
 
 
 提督「……どうしてですか?」
 
 
 幹部「艦娘は生まれながらにして成長した体を持っている。彼女達に成長期などというものは存在しない」
 
 
 幹部「成長するにしても大きなものは今まで確認されていない。ということは赤ん坊の艦娘はそれ以上成長しない、という仮定は理解できるね?」
 
 
 提督「…分かりました」
 
 
 幹部「朝霜君には悪いがこれから何度も検査やデータを取ることになるだろう。なにせ純粋な艦娘の赤ん坊は初めてだからね」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 18:56:56.51 ID:Sk5VUOTDO
-  それで早霜は…?と提督 
 わからない…しかし朝霜君が居た場所に痕跡のようなものがあったらしい
 提督にとっては朝霜はもちろん早霜も今や大切な仲間
 どうにか元のように…と願っている
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:01:59.07 ID:112HRXWNo
-  >>191 
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 20:10:01.35 ID:wiJVh1j20
-  提督「早霜は……消えたままなんですね」 
 
 
 幹部「そうだね…しかし朝霜君が居た場所に痕跡のようなものがあったらしいんだ」
 
 
 提督「痕跡だけですか……」
 
 
 幹部「提督君は早霜君のことも心配なんだね」
 
 
 提督「早霜がやったことは許せないことです。ですがそれでも大切な仲間には違いないんです」
 
 
 幹部「やはり君は優しい人間だ……」
 
 
 提督「優しいだけでは駄目なんです。救うところまでやらなくては意味がありません」
 
 
 幹部「君の言うことは分かるが現状はどうしようもない。早霜君のことで引き摺るのは最善ではないよ」
 
 
 提督「わかっています…」
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 20:14:16.89 ID:wiJVh1j20
-  幹部「…彼女達の話は一旦ここまでにしよう。次はこれからの話だ」 
 
 
 提督「例の件ですか?」
 
 
 幹部「私が元帥になり、提督君には鎮守府の提督ではない仕事を任せようとしている話だね」
 
 
 提督「今はどこまで話が進んでいるんですか?」
 
 
 幹部「役員会議で私が元帥に推薦されそれを受けるという筋書きになっているんだが、その会議がもうすぐある」
 
 
 提督「ということは…」
 
 
 幹部「提督君への話も同じだけ進んでいると思って欲しい」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:24:19.93 ID:Sk5VUOTDO
-  あの時までは割と早霜も良い状態になっていた 
 憎まれ口は叩くがそれは朝霜を思うが故
 あの事故さえ無ければああいった行動に出る事も無かっただろう…
 ひとまず頭を切り替え会議の準備に取り掛かる
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:47:42.29 ID:cH59C0PIo
-  >>195 
 横須賀は誰に任せるのだろうということも幹部さんに確認
 それなら最近新人提督が1人誕生してちょうど人材に空きができたからね
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:04:11.15 ID:wiJVh1j20
-  提督(あの時までは早霜も良い状態になっていた。憎まれ口は叩いていたが、それは朝霜を思うが故だ) 
 
 
 提督(あの事故さえ無ければ、ああいった行動に出る事も無かっただろう……)
 
 
 提督(過去を後悔しても何もならない。ひとまず頭を切り替えよう)
 
 
 提督「自分が横須賀の提督を退くということは後任が必要になりますよね。誰か目星はついているんですか?」
 
 
 幹部「最近新人提督が一人着任することになってね。人材には空きがあるんだ」
 
 
 提督「ここを任せるということは、かなりの実力があるんですね」
 
 
 幹部「能力は申し分無いと思っているよ」
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:04:54.79 ID:s4x4Kszro
-  >>195 
 この先の仕事の話を鎮守府でもみんなに相談
- 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:17:00.16 ID:wiJVh1j20
-  提督「その提督は誰なんですか?自分の知っている人なんでしょうか」 
 
 
 幹部「……提督君、キミを横須賀から追い出すわけじゃないんだ」
 
 
 提督「それは分かっています。幹部さんが勧めてくれたその仕事をやりたいから提督を退くんです」
 
 
 幹部「本人は納得していても周りがどう見るかだね…」
 
 
 提督「もしかして自分と因縁のある相手なんですか?」
 
 
 幹部「横須賀を任せようとしているのはH幹部なんだ」
 
 
 提督「彼とは特に……いや、S朝潮が迷惑をかけてしまったみたいです」
 
 
 幹部「みたい、じゃないんだ。事態は深刻になってしまったんだよ」
 
 
 幹部「彼の秘書艦だった朧君が解体となってしまったんだ」
 
 
 提督「そんな……ことが…」
 
 
 幹部「自傷の傷は大したことはなかった。しかし精神を病んでしまって再起不能ということだ」
 
 
 幹部「このことは知れ渡ってしまっている。提督君は事実上クビだということは言われてしまうだろうね」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:27:02.12 ID:Sk5VUOTDO
-  数日後 
 幹部の元にH幹部がやってくる
 横須賀の着任の事なんだが…と幹部が切り出すと
 その事なんだが辞退させてもらうとH幹部
 朧が解体となった日から人が変わったように男遊びもしなくなり口調も普通になっていた
 艦娘ではなくなった朧を引き取り自ら世話をする毎日らしい
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:33:14.01 ID:EX2DXi7xO
-  >>200 
 あの時はカッとなって龍驤に対して怒った
 でも冷静になると朧の事を考えた行動ができなかった自分の責任でもある
 そんな未熟な自分ではとても横須賀の提督は務まらない
 
 ではやはり…菊月提督ですか?
 いや菊月君自身に任せるしかない、菊月提督は副官だよ
 幹部の彼女が着任するのなら説明がつく
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:53:46.78 ID:wiJVh1j20
-  ーー数日後、大本営 
 
 
 幹部「やあH幹部君。横須賀鎮守府の提督についての話なんだが…」
 
 
 H幹部「悪いが……辞退させてもらう」
 
 
 幹部「ど…どうしたんだい?雰囲気も随分と違ったようだが…」
 
 
 H幹部「もう男漁りは辞めたんだ。一人の男として生きていくと決めた」
 
 
 幹部「解体した朧君を引き取ったとは聞いていた。彼女の為にかい?」
 
 
 H幹部「そうすることがせめてもの罪滅ぼしになる」
 
 
 H幹部「あの朝潮をよこした龍驤に対して怒ったが、自分も朧の事を考えた行動ができていなかった」
 
 
 H幹部「朧が解体したのは自分の責任でもある。そんな未熟な俺では横須賀の提督は務まらない」
 
 
 幹部「そうか……朧君を幸せにできるのは君だけなんだろう。そっちを優先してもらって構わないよ」
 
 
 H幹部「…すまない」
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:57:13.24 ID:wiJVh1j20
-  幹部「そうなると…誰に任せるかということになるね」 
 
 
 H幹部「菊月提督では無理なのか?」
 
 
 幹部「彼というより菊月君自身に任せる方がいいだろう。菊月提督は副官ということになる」
 
 
 H幹部「それは大丈夫なのか?昔の女が横須賀鎮守府の提督になるんだぞ」
 
 
 幹部「……良くないね」
 
 
 H幹部「やはり提督を辞めさせるべきでは無いんだ」
 
 
 幹部「そうは言っても提督君も限界が近い。心の健康を完全に崩してからでは遅いんだ」
 
 
 H幹部「なら幹部がどうにかするしかないんだな」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:09:35.77 ID:Sk5VUOTDO
-  そんな最中 
 軍学校に優秀な者が居るらしいとの噂を聞く幹部
 まだ若いが首席卒業は確実だという
 その資料を見てみる
 本当に若いね…しかし彼女は何処かで見たような…と頭をひねる
 元幼女は確実に提督への道を歩んでいた
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:45:40.98 ID:112HRXWNo
-  >>204 
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 22:58:04.87 ID:0xsT0yxO0
-  ーー軍学校 
 
 
 学校長「わざわざ幹部さんが来てくれるとは思いませんでした。元帥になるには私のような者の手伝いも必要なのですかな?」
 
 
 幹部「いえいえ、今日はある人物に会いに来たんです。なにやら優秀な者が居るらしいと聞きましたので」
 
 
 学校長「その話は間違っておりませんな。まだ若いんですが、首席卒業は確実でしょう」
 
 
 幹部「そんなに素晴らしい人材なんですか?」
 
 
 学校長「よければ見てみますかな?」バサッ
 
 
 幹部「おお…これは素晴らしい」
 
 
 学校長「絶対に提督になるという強い気持ちが彼女を前身させているようですな」
 
 
 幹部「……この顔…どこかで見たことがある」
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 23:02:59.30 ID:0xsT0yxO0
-  ーー 
 
 
 元幼女「失礼します!!」
 
 
 幹部「やはり君か。とりあえず楽にしてくれて構わないよ」
 
 
 元幼女「はい!!」
 
 
 幹部「ふう…話をするにはもう少し砕けてもらわないといけないね。私は提督君と知り合いなんだよ」
 
 
 元幼女「提督さんと!?」
 
 
 幹部「うんそれでいい。普段の調子で話してくれるかい?」
 
 
 元幼女「わ、分かりました……」
 
 
 幹部「さて、提督君と知り合いという話だが彼とは長い付き合いになる。足りないもの鎮守府の頃からになるね」
 
 
 元幼女「そんな前からお知り合いだったなんて…!流石は提督さんです!」
 
 
 幹部「君は本当に提督君に憧れているんだね」
 
 
 元幼女「はい!あの時助けてもらった恩は一生忘れられませんし、私の目指す人間そのものです!」
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 23:08:01.54 ID:0xsT0yxO0
-  幹部「君のような提督候補生がいれば提督君も喜ぶだろう」 
 
 
 元幼女「ありがとうございます!」
 
 
 幹部(彼女には提督君が横須賀鎮守府を退く話はしない方がいいだろうね)
 
 
 幹部(提督君の行く新しい道を自分も目指したいと言われてしまうと困る。彼女は絶対に提督になるべき人材だ)
 
 
 幹部(心配事が出てきてしまった……提督君に強い憧れを抱いている彼女が提督君のことを知ったらどうなるだろう)
 
 
 幹部(彼女が納得する形……一番いいのは勇退だね。横須賀鎮守府で実績を挙げたから提督を辞めて次へ、というのがベストだ)
 
 
 幹部(そうすれば彼女の中で提督君は優秀な提督、目指すべき目標で居続けてくれる)
 
 
 幹部(そうなると……提督君には最後に大仕事をやってもらう必要が出てきてしまうね)
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 23:20:20.80 ID:Sk5VUOTDO
-  彼女の中では提督君はどうやら非の打ち所の無い完璧な人間らしい 
 それに憧れ、同じ道を辿る事か彼女のモチベーションとなっている
 …少なくとも今は下手に会ったりはしない方がお互いにとってはいいのかもしれないねと提督に話す幹部
 彼女が提督になれば必ずそれだけではなくなる
 艦娘と接するようになれば俺のような人間だけに執着する事も無いでしょうと提督
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 00:07:39.36 ID:50jRncqeo
-  >>209 
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 00:24:03.83 ID:XEcb0Ic30
-  ーー横須賀鎮守府 
 
 
 幹部「彼女の中では提督君はどうやら非の打ち所の無い完璧な人間らしい」
 
 
 幹部「完璧な人間に憧れ、同じ道を辿る事か彼女のモチベーションとなっている」
 
 
 幹部「少なくとも今は……下手に会ったりはしない方がお互いにとってはいいのかもしれないね」
 
 
 提督「自分もそう思います。彼女も艦娘と接するようになれば、自分のような人間だけに執着する事も無いでしょう」
 
 
 幹部「彼女はまだ若い、提督になれるまで長い時間がかかるだろう。時には挫けそうな時がある、そんな時にモチベーションが大事になってくる」
 
 
 幹部「提督君、私が何を言いたいか分かるかい?」
 
 
 提督「いいえ……すいません分かりません」
 
 
 幹部「このタイミングで君が提督を辞めてしまうのは彼女にとってマイナスなんだ」
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 00:26:14.47 ID:XEcb0Ic30
-  幹部「提督君は辞めさせられるわけじゃない。だが世間はそうは思わないだろう」 
 
 
 幹部「世間が、彼女が納得するものは何か?それは大きな功績だよ」
 
 
 提督「……」
 
 
 幹部「君は大きな仕事をやってのけて提督を勇退する。これが君と彼女にとって一番いい方法だ」
 
 
 提督「自分は…何を……?」
 
 
 幹部「大丈夫だちゃんと考えているからね」
 
 
 下1 この後の展開やその他起こったことなど
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:05:21.45 ID:y6HBqEFHo
-  ところで駆逐棲姫とは仲直りされましたか? 
 一時期レ級が不安定で……暁から心配いらない、手伝ってほしい時はきちんと頼ると言われたんですが
 (仕事が思いつかんすまん)
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 01:27:23.27 ID:XEcb0Ic30
-  提督「あの……ところで駆逐棲姫とは仲直りされましたか?」 
 
 
 提督「一時期レ級が不安定だったようで…暁から心配いらないし手伝ってほしい時はきちんと頼ると言われたんですが、それでも心配で…」
 
 
 幹部「心配かけて申し訳なかった、クキ君とはもう大丈夫だ」
 
 
 提督「それは良かったです」
 
 
 幹部「君が龍驤君と選んだ選択を私達も取るかもしれない」
 
 
 提督「それは……」
 
 
 幹部「まだ確定ではないがね。だが整備士君に相談すれば喜んで協力してくれるだろう」
 
 
 提督「やはり子どもは女性にとってとても大事なことなんですね」
 
 
 幹部「まさか自分でも思い知るとは思わなかったよ…」
 
 
 ーー
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 01:28:02.42 ID:XEcb0Ic30
-  今日はここまでです 
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:51:44.67 ID:50jRncqeo
-  おつです 
 実態を知ってどうなるか…
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 18:39:02.30 ID:0w9J5Pyp0
-  ーー横須賀鎮守府 
 
 
 川内「師匠!」
 
 
 由良「なに」
 
 
 川内「走りに行きましょうよ!」
 
 
 由良「走るだけは効率が悪い」
 
 
 由良「サーキットトレーニング」
 
 
 川内「そっちの走るじゃなくて…私達と言えばあっちですよ!」
 
 
 由良「無理」
 
 
 川内「なにか任務が入ってるんですか?」
 
 
 由良「横須賀はバイクで飛ばせない」
 
 
 由良「飛ばせる場所まで行くのも遠い」
 
 
 由良「効率が悪い」
- 218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 18:41:30.52 ID:0w9J5Pyp0
-  川内「ふっふっふっ、私もそうだと思ってたんです。でも思いっきり飛ばせる場所を知ったんです!」 
 
 
 由良「無い」
 
 
 由良「都会は警察も多い」
 
 
 由良「オービスも鬱陶しい」
 
 
 川内「公道で走るとは言ってません!」
 
 
 由良「…」
 
 
 川内「かなり整備されているいい場所があるんです!師匠と二人分で予約を取ったので行きましょう!」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 19:12:19.45 ID:agLGH34/o
-  バイク整備をする師匠 
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 19:28:00.60 ID:VumGByiDO
-  一方再び無間 
 早霜の所に怨念の朝潮
 頭痛から解放された雪風
 そして大和
 地獄においても自我を失わず門番も手を焼いている問題児達
 あの門番に嫌がらせしたいという理由付けで早霜を助けようとする怨朝
 
 無理があるなら>>219
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 19:42:51.37 ID:0w9J5Pyp0
-  ーー 
 
 
 「……」
 
 
 「貴女はまだ消えるべきではありません」
 
 
 大和「私もそう思いますよ」
 
 
 雪風「大和さん…」
 
 
 門番「はぁぁぁ……コイツらは本当に悩みの種なんだけど……」
 
 
 門番「なんで無間地獄で自我を失わないわけ?なんで苦痛に屈しないの?」
 
 
 「貴女には分かりませんよ」
 
 
 門番「お前は理解できるんだって。悪のみを抽出された人格だからしぶといのは当然」
 
 
 門番「でも残りの奴らが……本当に意味わかんないって」
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 19:54:40.83 ID:0w9J5Pyp0
-  大和「早霜さんが現世に戻ればきっと楽しいことになりますね」 
 
 
 「武器の無い状態なら貴女より強いですからね」
 
 
 雪風「私に…まだ運が残っているなら……」
 
 
 「早霜さんに与えてあげて下さい」
 
 
 門番「あのさぁ、全部聞こえてるんだけど?」
 
 
 「それがどうしたんですか」
 
 
 門番「はぁ?」
 
 
 「この世界には神様なんかより強い力があるんです。地獄なんか意味がありません」
 
 
 門番「はいはい、好きなだけ言ってなよ」
 
 
 「世界は早霜さんを望んでいるんですよ」
 
 
 下2 この後の展開やその他起こったことなど
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:00:29.91 ID:VumGByiDO
-  私にとってはあの頭痛こそが地獄の苦しみ 
 あれに比べたらここはむしろ天国ですと雪風
 大和は結局全力で戦えなかった
 強い未練
 地獄の鬼でもそこの門番でもとにかく戦える相手を欲している
 
 あともうひとつ地獄には似つかわしくない光があった
 自我を失い自分の名前さえ忘れた魂
 しかし天提督への思いだけは何をしても消える事はなかった
 
 あれはどうしましょうかねぇ?門番さん?(ニタリと怨念朝潮
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