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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その10【安価】
	- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:21:26.54 ID:ezDzfJzDO
 -  お疲れ様でした 
 早霜は動かすべきではなかったかも… 
 それでもまだ妥当な線かもしれないが…ほんと難しい 
 あと出来たら天城も…でももう方法がわからない 
 結局救われない者が出てしまうな…  
	- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:27:06.16 ID:Mlf3mPDtO
 -  乙でした 
 これが救い上げることのできるギリギリ最大限かなと思った 
 天城は無間に落ちてないから輪廻の流れに乗ってるんじゃないかな…  
	- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 01:28:55.74 ID:Iex6+tWao
 -  おつです 
 八島さんコンマの結果とはいえ手にかけたのは自分だしケツ拭くために呼んでくれた?  
	- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 19:09:33.47 ID:9KHCIWiy0
 -  ーー 
  
  
 多摩「それが朝霜だと言うのか?」 
  
  
 菊月「そうとしか考えられない」 
  
  
 「だぁ…」 
  
  
 菊月提督「現代艦娘とも違うようだな」 
  
  
 菊月「艦娘には幼少期は存在しない。早霜の呪いでこうなったとも考えられる」 
  
  
 多摩「このことは提督には言ったのか?」 
  
  
 菊月「言えるはずがない。こちらが正気か疑われるだろう」  
	- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 19:13:33.87 ID:9KHCIWiy0
 -  多摩「朝霜をどうするつもりだ?」 
  
  
 菊月「幹部の所に持っていく。精密検査でなにか分かるだろう」 
  
  
 菊月提督「このことは暫く提督には黙っている方がいい」 
  
  
 多摩「…菊月達の力を見慣れてても、これは無理だと思うにゃ」 
  
  
 菊月「本部に持っていくのはお前がやれ」 
  
  
 多摩「なぜ多摩だにゃ?」 
  
  
 菊月「この間のペーパーテストに合格した件も報告してこい。幹部が来るのを待つより事が早く進む」 
  
  
 多摩「…行くしかないみたいにゃね」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:21:19.51 ID:mvrwIPGno
 -  いつ生んだんだい?困るよ報告してくれないと……冗談だよ 
 多摩難しい顔をしていたので和ませようとする幹部さん 
 詳細を聞くと多摩に倣って考え込んでしまう  
	- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:27:30.98 ID:VjqNgtP3O
 -  >>157 
 これはやはり検査してみるしかないかなと言う結論に  
	- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 20:05:57.49 ID:9KHCIWiy0
 -  ーー大本営 
  
  
 幹部「いつ生んだんだい?困るよ報告してくれないと」 
  
  
 多摩「おい」 
  
  
 幹部「冗談だよ。多摩君が難しい顔をしていたので和ませようとしたのさ」 
  
  
 多摩「全く……」 
  
  
 幹部「それで、その赤ん坊はどうしたんだい?」 
  
  
 多摩「これは朝霜だにゃ」 
  
  
 幹部「……うーん」 
  
  
 多摩「こっちは冗談じゃないにゃよ」 
  
  
 幹部「これは困ったことになったね…」 
 これはやはり検査してみるしかないかなと言う結論に  
	- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 20:12:14.59 ID:9KHCIWiy0
 -  幹部「これは検査してみるしかないだろうね」 
  
  
 多摩「多摩もそう思うにゃ」 
  
  
 幹部「赤ん坊には悪いが仕方ないね」 
  
  
 多摩「じゃあこの子は預けるにゃよ」 
  
  
 「んぁ〜」 
  
  
 幹部「おっとと……」 
  
  
 多摩「ペーパーテストに受かった報告も済んでよかったにゃ」 
  
  
 幹部「まさかついでに報告に来るとは思っていなかったよ……」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:19:36.89 ID:Iex6+tWao
 -  幹部さんに抱かれるとちょっとキャッキャッってしてるベイビー朝霜 
 見た目は髪の色といい朝霜くんのようだけどねぇ  
	- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:35:00.77 ID:5BHWheXro
 -  >>161 
 
	- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 21:03:38.58 ID:9KHCIWiy0
 -  ーー 
  
  
 「んぁ〜〜」 
  
  
 幹部「んー……髪の色といい、見た目は朝霜君のようだけどねぇ」 
  
  
 ガチャッ 
  
  
 駆逐棲姫「幹部、さっき多摩が来てなかったか?」 
  
  
 幹部「ああ来ていたよ、その時に…」 
  
  
 駆逐棲姫「……」 
  
  
 幹部「ん?」 
  
  
 駆逐棲姫「そうか…私は用済みなのか」 
  
  
 幹部「なんの話だい?」 
  
  
 駆逐棲姫「やはり子どもを産める妻が欲しかったんだな」 
  
  
 幹部「いや…違う!これは多摩君が持って来たんだ」 
  
  
 駆逐棲姫「そんな朝は要らない」  
	- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 21:15:32.86 ID:9KHCIWiy0
 -  幹部「嘘としか思えないのはよく分かる。多摩君が他人の赤ん坊を持ってきたなんて意味か分からないからね」 
  
  
 駆逐棲姫「今まで世話になったな」 
  
  
 幹部「待って欲しい。せめて多摩君と話としてくれないかい?」 
  
  
 駆逐棲姫「指輪は返す」 
  
  
 幹部「それはダメだ!クキ君は私の大事な…」 
  
  
 「んぁーー!」 
  
  
 幹部「おっとと…大きな声でを出してしまったから…よしよし」 
  
  
 「きゃっ、きゃっ」 
  
  
 駆逐棲姫「他人の子どもがそんなに懐くはずがない。それが何よりの証拠だ」ガチャッ 
  
  
 幹部「これはマズイ…追いかけようにも赤ん坊をどうにかしないといけないからね……」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:31:45.71 ID:kZbFWYF5o
 -  レ級と暁の所に転がり込む駆逐棲姫 
 あんにゃろう許せんとイキリ立つレ級を落ち着かせる暁  
	- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:35:57.84 ID:mvrwIPGno
 -  >>165 
 カチコミ掛ける勢いのレ級は止まりそうもない 
 なら自分も行くからまず話を聞きましょうと暁  
	- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:09:49.02 ID:HcrGa6c8O
 -  ーー横須賀鎮守府 
  
  
 レ級「あの野郎…ぶっ殺してやる」 
  
  
 暁「落ち着いてレ級」 
  
  
 駆逐棲姫「暴れるのはやめて欲しい。私が愛した人間だから」 
  
  
 レ級「クキにこんなこと言わせるだなんて…絶対に許せないからな 
  
  
 暁「幹部さんに限ってそんなことは無いと思うけど…」 
  
  
 駆逐棲姫「出張が多いから色んな地方に家を借りてる。地方には私の知らない女が居たと思う」 
  
  
 レ級「…ダメだ。いくら暁の頼みでもこればっかりは聞けない」 
  
  
 暁「分かったわ、私も行くからまずは幹部さんの話を聞きましょうよ」 
  
  
 レ級「今のあたしが話を聞ける冗談だと思うか?」ギギギッ 
  
  
 暁「それでも冷静になって。私達は力の使い方を間違えると世界を滅ぼしかねないのよ」  
	- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:14:07.25 ID:HcrGa6c8O
 -  レ級「提督も大事だしこの鎮守府も大切だ。もちろん暁はなによりも大事な存在だ」 
  
  
 レ級「でもなにより大切なものがある」 
  
  
 駆逐棲姫「……」 
  
  
 レ級「世界がどうなろうと知ったことじゃない。妹を泣かせる奴は許せない!!」 
  
  
 暁「お願いレ級落ち着いて。そうじゃないと……私が貴女を止めないといけなくなる」 
  
  
 レ級「クキの為ならたとえ暁でも……」 
  
  
 暁「私だってレ級を止める責任があるのよ」 
  
  
 駆逐棲姫(止めるのが正解なんだろうがそれはできない。こんな私の為にここまで本気になってくれることが嬉しい) 
  
  
 駆逐棲姫(本当はいけないのに心地良さまで感じてしまう。この感情はなんなんだろうか) 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:28:38.23 ID:Iex6+tWao
 -  クキちゃんを追いかけてきた幹部さん 
 誤解であることを懇切丁寧に説明して 
 それで朝霜自身であるかの検査を整備士に頼むんだって 
 それを聞いて一瞬の場面だけで信じられなくなるような人?裏切ったことがある?と暁がクキちゃんに問いかけ 
  
 ちなみにベイビー朝霜は深海綾波が親衛隊と一緒にお守り中  
	- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:39:46.87 ID:8A2Rf7mbO
 -  >>169 
 クキからしてもそんな人じゃないし裏切られたことはない  
	- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:54:19.87 ID:HcrGa6c8O
 -  幹部「クキ君!」ガチャッ 
  
  
 レ級「クソ野郎が!殺してやる!!」 
  
  
 暁「待って!幹部さんの話を聞いてあげて!」 
  
  
 駆逐棲姫「もういいんだ」 
  
  
 幹部「違う!あの子どもは私の隠し子なんかじゃない!」 
  
  
 駆逐棲姫「本妻との間にできた子どもなんだろう」 
  
  
 幹部「断じて違う!」 
  
  
 暁「幹部さん否定するだけじゃなくて理由を教えて?」 
  
  
 幹部「本当なら黙っておくつもりだった。提督君の為にこれは言うべきじゃ無かったんだ」 
  
  
 暁「いいから早く言って!」 
  
  
 幹部「あの子どもは…朝霜君なんだ」 
  
  
 レ級「ふざけやがって…!!」 
  
  
 暁「待って!冗談でもそんなあり得ないことは言わないわよ!なにか理由があるのよ!」  
	- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 22:59:27.63 ID:HcrGa6c8O
 -  ーー 
  
  
 幹部「これが全てだ。信じられないのは私も同じなんだ」 
  
  
 暁「はっきり言って作り話の言い訳にしか聞こえないけど、そんなすぐにバレる嘘つくわけないわよね」 
  
  
 幹部「本当にあの赤ん坊が朝霜君自身であるかの検査を、整備士君に依頼したよ」 
  
  
 駆逐棲姫「嘘だ」 
  
  
 暁「ねぇクキちゃん、幹部さんは一瞬の場面だけで信じられなくなるような人なの?」 
  
  
 駆逐棲姫「幹部には子どもが出来たんだ」 
  
  
 暁「幹部さんが裏切ったことがあるの?」 
  
  
 駆逐棲姫「……無い」 
  
  
 暁「だったら信じるのが妻の役目だと思うわ。それでこそ真のレディーってものじゃないかしら」 
  
  
 駆逐棲姫「レディーかどうかは関係ない」 
  
  
 幹部「クキ君はこうと決めたら動かないからね……信じてもらうしか無いんだが…」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:22:49.56 ID:8A2Rf7mbO
 -  一つずつ解きほぐすレディー 
 あの朝霜以外に親しい朝霜はいた? 
 いない… 
  
 朝霜とはそんな関係だった? 
 ちがう… 
  
 そもそも朝霜は… 
 死んでるのと同じだった… 
  
 なら? 
 あの赤ちゃん朝霜は幹部の子供じゃない…  
	- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:26:29.70 ID:mvrwIPGno
 -  >>173 
 そうして落ち着いてきたら幹部さんが 
 「子供がいない事をこんなに気にしていると気付かなかった私の落度だ…本当に済まない、クキくん…」  
	- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:33:32.80 ID:jEEwIN5O0
 -  暁「ねぇクキちゃん。あの朝霜以外に幹部さんと親しい朝霜は居た?」 
  
  
 駆逐棲姫「いない」 
  
  
 暁「そもそも幹部さんと朝霜とはどんな関係だった?」 
  
  
 駆逐棲姫「元特務艦だ」 
  
  
 暁「そもそも朝霜は…死んでるのと同じだったでしょ?」 
  
  
 駆逐棲姫「あの子どもが朝霜と決まったわけじゃない」  
	- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:37:33.54 ID:jEEwIN5O0
 -  幹部「すまなかったクキ君」 
  
  
 駆逐棲姫「謝るってことはやっぱりそうなのか」 
  
  
 幹部「子どもがいない事をこんなに気にしていることを気付けなかった私が悪い。本当にすまない、クキ君」 
  
  
 レ級「やっぱり許せねぇ」 
  
  
 暁「待って、レ級…」 
  
  
 レ級「あたしが許せないのはクキを悲しませたからだ。クキの気持ちに気付けないコイツが悪い」 
  
  
 幹部「それについては……言い訳できないね」 
  
  
 レ級「クキはあたしが預かる。誰の文句も言わせないからな」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:41:29.63 ID:kZbFWYF5o
 -  だったら!整備士を今すぐここに連れてきて証言させなさいと暁 
 それなら納得するでしょ  
	- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:42:26.71 ID:8A2Rf7mbO
 -  検査の結果…純粋な艦娘の赤ん坊だと判明 
 この時点で艦娘と人の間にできた子ではないとわかる 
 そしてDNAは横須賀の朝霜と完全一致  
 科学的なデータが示すのは朝霜自信であるということ  
	- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/14(水) 23:57:07.84 ID:jEEwIN5O0
 -  ーー数日後 
  
  
 コンコン 
  
  
 暁「開けてレ級」 
  
  
 「……」 
  
  
 暁「あの赤ちゃんの検査の結果が出たのよ」 
  
  
 ガチャッ 
  
  
 レ級「やっぱり…」 
  
  
 暁「あの子は純粋な艦娘の赤ん坊。この時点で艦娘と人の間にできた子ではないわ」 
  
  
 暁「そしてDNAは……私達の知ってる朝霜と完全に一致したそうよ」 
  
  
 レ級「……」 
  
  
 暁「あの子は朝霜で間違いないわ。幹部さんが浮気した事実は無かったのよ」  
	- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:06:59.59 ID:0xsT0yxO0
 -  暁「いつまでもクキちゃんを閉じ込めておくわけにはいかないでしょ?」 
  
  
 レ級「…クキは一人じゃ生きていけない」 
  
  
 暁「レ級じゃなくても幹部さんがいるわ」 
  
  
 レ級「そういう意味じゃない」 
  
  
 暁「……」 
  
  
 レ級「あいつは痛覚も含めて色んなものが鈍い。暑さと寒さもそうなんだ」 
  
  
 レ級「一度街を歩いている時に熱中症で倒れてる。その時は幹部が助けたらしいけど、クキは常にその危険がある」 
  
  
 レ級「自分の知らない所で死ぬかもしれないんだ…もうそれに耐えられない」 
  
  
 レ級「あたしが閉じ込めておけばあたしの前で死ぬ。それが一番いいんだ」 
  
  
 暁「……レ級、クキちゃんにご飯はあげてるのよね?」 
  
  
 レ級「……」 
  
  
 暁「なに考えてるのよ!早くクキちゃんの様子を見せて!」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:15:44.09 ID:cH59C0PIo
 -  これは流石に食べ過ぎになるぞって感じのクキ、レ級が過保護にしすぎ 
 それに対して暁が一喝 
 クキちゃんの生き方を決めるのはレ級じゃない!クキちゃん自身が決める事! 
 私達は力がある!でもそれは傲慢になって驕るための力じゃない!  
	- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:28:30.82 ID:hQstabquO
 -  >>181 
 今レ級がやってることは自分の為であってクキちゃんの為じゃない 
 それではっとするレ級  
	- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:37:50.26 ID:0xsT0yxO0
 -  ーー 
  
  
 駆逐棲姫「これは流石に食べ過ぎになると思う」 
  
  
 レ級「…クキは満腹かどうかも分からないんだ」 
  
  
 駆逐棲姫「苦しいのかよく分からない。でもこんなに食べたことが無い」 
  
  
 レ級「こんなクキが……」 
  
  
 暁「クキちゃんの生き方を決めるのはレ級じゃないでしょ!!」 
  
  
 暁「私達には力があるからクキちゃんくらい目を瞑っても守れるわ。けどそれは間違った力の使い方よ!」 
  
  
 暁「今レ級がやってることは自分の為でクキちゃんの為じゃない!」  
	- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 00:42:12.47 ID:0xsT0yxO0
 -  レ級「あたしの為……あたしがそうしたいから…」 
  
  
 暁「クキちゃんのことは自分で決めてもらうの。それが彼女にとって一番なのよ」 
  
  
 レ級「あたしは間違ってたのか……」 
  
  
 駆逐棲姫「…?」 
  
  
 暁「ちなみに…クキちゃんはどう思ってるの?」 
  
  
 駆逐棲姫「なにがだ?」 
  
  
 暁「ここ数日レ級に閉じ込められてたでしょ?寂しいとかなにか思わなかった?」 
  
  
 駆逐棲姫「安価」 
  
  
 下1 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 00:58:20.05 ID:/d0U407iO
 -  結論がでるまでは待っていようと思ったが事実なのかどうかが気になってずっとソワソワしていた 
 動けるなら聞きに行っていたかもしれない 
 ああして意地を張ったが心の奥では信じていたのだとわかった  
	- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 01:20:25.64 ID:0xsT0yxO0
 -  駆逐棲姫「結論が出るまでは待っていようと思った。事実なのかどうかが気になってずっとソワソワしていた」 
  
  
 駆逐棲姫「脚がちゃんとあって動けるなら聞きに行っていたかもしれない」 
  
  
 暁「結果が出たわよね?」 
  
  
 駆逐棲姫「出たが関係無かった。心の奥では信じていたんだ」 
  
  
 暁「クキちゃんは幹部さんを信じてたそうよ」 
  
  
 レ級「……暁…暫く頭……冷やしてくる…」 
  
  
 駆逐棲姫(信じる理由は無かったのに幹部のことを信じていた、これが愛だというのだろうか。こんな私でもそんな感情を自覚できるとは思わなかった) 
  
  
 ーー  
	- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 01:20:51.12 ID:0xsT0yxO0
 -  今日はここまでです 
 
	- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 01:33:21.86 ID:cH59C0PIo
 -  乙でした 
 間違うことは誰にでもあるさ 
 そこから何を学ぶかだよね  
	- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 18:42:36.94 ID:wiJVh1j20
 -  ーー 
  
  
 提督「信じられません。朝霜が突然赤ちゃんになるだなんて」 
  
  
 幹部「私もそうだが精密検査の結果が全てを物語っている」 
  
  
 提督「一体…どうしたというんですか?」 
  
  
 幹部「菊月提督君に話を聞いたんだが早霜の可能性くらいしか考えられないと言っていた」 
  
  
 提督「そんな呪いがあるんですか?」 
  
  
 幹部「そんなものは存在しない。ただ精神を幼児化させる術はあると由良君から聞くことができた」 
  
  
 提督「それを応用したものだと…?」 
  
  
 幹部「なくは無いだろうという結論を出すしかなかった。早霜君の存在が呪いそのものとなってしまったのだから確認のしようがない」  
	- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 18:46:10.46 ID:wiJVh1j20
 -  提督「朝霜はどうなるんですか?」 
  
  
 幹部「当分の間は大本営で様子を見る。整備士君によればこのまま成長しない可能性が高いらしいからね」 
  
  
 提督「……どうしてですか?」 
  
  
 幹部「艦娘は生まれながらにして成長した体を持っている。彼女達に成長期などというものは存在しない」 
  
  
 幹部「成長するにしても大きなものは今まで確認されていない。ということは赤ん坊の艦娘はそれ以上成長しない、という仮定は理解できるね?」 
  
  
 提督「…分かりました」 
  
  
 幹部「朝霜君には悪いがこれから何度も検査やデータを取ることになるだろう。なにせ純粋な艦娘の赤ん坊は初めてだからね」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 18:56:56.51 ID:Sk5VUOTDO
 -  それで早霜は…?と提督 
 わからない…しかし朝霜君が居た場所に痕跡のようなものがあったらしい 
 提督にとっては朝霜はもちろん早霜も今や大切な仲間 
 どうにか元のように…と願っている  
	- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:01:59.07 ID:112HRXWNo
 -  >>191 
 
	- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 20:10:01.35 ID:wiJVh1j20
 -  提督「早霜は……消えたままなんですね」 
  
  
 幹部「そうだね…しかし朝霜君が居た場所に痕跡のようなものがあったらしいんだ」 
  
  
 提督「痕跡だけですか……」 
  
  
 幹部「提督君は早霜君のことも心配なんだね」 
  
  
 提督「早霜がやったことは許せないことです。ですがそれでも大切な仲間には違いないんです」 
  
  
 幹部「やはり君は優しい人間だ……」 
  
  
 提督「優しいだけでは駄目なんです。救うところまでやらなくては意味がありません」 
  
  
 幹部「君の言うことは分かるが現状はどうしようもない。早霜君のことで引き摺るのは最善ではないよ」 
  
  
 提督「わかっています…」  
	- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 20:14:16.89 ID:wiJVh1j20
 -  幹部「…彼女達の話は一旦ここまでにしよう。次はこれからの話だ」 
  
  
 提督「例の件ですか?」 
  
  
 幹部「私が元帥になり、提督君には鎮守府の提督ではない仕事を任せようとしている話だね」 
  
  
 提督「今はどこまで話が進んでいるんですか?」 
  
  
 幹部「役員会議で私が元帥に推薦されそれを受けるという筋書きになっているんだが、その会議がもうすぐある」 
  
  
 提督「ということは…」 
  
  
 幹部「提督君への話も同じだけ進んでいると思って欲しい」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:24:19.93 ID:Sk5VUOTDO
 -  あの時までは割と早霜も良い状態になっていた 
 憎まれ口は叩くがそれは朝霜を思うが故 
 あの事故さえ無ければああいった行動に出る事も無かっただろう… 
 ひとまず頭を切り替え会議の準備に取り掛かる  
	- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 20:47:42.29 ID:cH59C0PIo
 -  >>195 
 横須賀は誰に任せるのだろうということも幹部さんに確認 
 それなら最近新人提督が1人誕生してちょうど人材に空きができたからね  
	- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:04:11.15 ID:wiJVh1j20
 -  提督(あの時までは早霜も良い状態になっていた。憎まれ口は叩いていたが、それは朝霜を思うが故だ) 
  
  
 提督(あの事故さえ無ければ、ああいった行動に出る事も無かっただろう……) 
  
  
 提督(過去を後悔しても何もならない。ひとまず頭を切り替えよう) 
  
  
 提督「自分が横須賀の提督を退くということは後任が必要になりますよね。誰か目星はついているんですか?」 
  
  
 幹部「最近新人提督が一人着任することになってね。人材には空きがあるんだ」 
  
  
 提督「ここを任せるということは、かなりの実力があるんですね」 
  
  
 幹部「能力は申し分無いと思っているよ」  
	- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:04:54.79 ID:s4x4Kszro
 -  >>195 
 この先の仕事の話を鎮守府でもみんなに相談  
	- 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:17:00.16 ID:wiJVh1j20
 -  提督「その提督は誰なんですか?自分の知っている人なんでしょうか」 
  
  
 幹部「……提督君、キミを横須賀から追い出すわけじゃないんだ」 
  
  
 提督「それは分かっています。幹部さんが勧めてくれたその仕事をやりたいから提督を退くんです」 
  
  
 幹部「本人は納得していても周りがどう見るかだね…」 
  
  
 提督「もしかして自分と因縁のある相手なんですか?」 
  
  
 幹部「横須賀を任せようとしているのはH幹部なんだ」 
  
  
 提督「彼とは特に……いや、S朝潮が迷惑をかけてしまったみたいです」 
  
  
 幹部「みたい、じゃないんだ。事態は深刻になってしまったんだよ」 
  
  
 幹部「彼の秘書艦だった朧君が解体となってしまったんだ」 
  
  
 提督「そんな……ことが…」 
  
  
 幹部「自傷の傷は大したことはなかった。しかし精神を病んでしまって再起不能ということだ」 
  
  
 幹部「このことは知れ渡ってしまっている。提督君は事実上クビだということは言われてしまうだろうね」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:27:02.12 ID:Sk5VUOTDO
 -  数日後 
 幹部の元にH幹部がやってくる 
 横須賀の着任の事なんだが…と幹部が切り出すと 
 その事なんだが辞退させてもらうとH幹部 
 朧が解体となった日から人が変わったように男遊びもしなくなり口調も普通になっていた 
 艦娘ではなくなった朧を引き取り自ら世話をする毎日らしい  
	- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:33:14.01 ID:EX2DXi7xO
 -  >>200 
 あの時はカッとなって龍驤に対して怒った 
 でも冷静になると朧の事を考えた行動ができなかった自分の責任でもある 
 そんな未熟な自分ではとても横須賀の提督は務まらない 
  
 ではやはり…菊月提督ですか? 
 いや菊月君自身に任せるしかない、菊月提督は副官だよ 
 幹部の彼女が着任するのなら説明がつく  
	- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:53:46.78 ID:wiJVh1j20
 -  ーー数日後、大本営 
  
  
 幹部「やあH幹部君。横須賀鎮守府の提督についての話なんだが…」 
  
  
 H幹部「悪いが……辞退させてもらう」 
  
  
 幹部「ど…どうしたんだい?雰囲気も随分と違ったようだが…」 
  
  
 H幹部「もう男漁りは辞めたんだ。一人の男として生きていくと決めた」 
  
  
 幹部「解体した朧君を引き取ったとは聞いていた。彼女の為にかい?」 
  
  
 H幹部「そうすることがせめてもの罪滅ぼしになる」 
  
  
 H幹部「あの朝潮をよこした龍驤に対して怒ったが、自分も朧の事を考えた行動ができていなかった」 
  
  
 H幹部「朧が解体したのは自分の責任でもある。そんな未熟な俺では横須賀の提督は務まらない」 
  
  
 幹部「そうか……朧君を幸せにできるのは君だけなんだろう。そっちを優先してもらって構わないよ」 
  
  
 H幹部「…すまない」  
	- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 21:57:13.24 ID:wiJVh1j20
 -  幹部「そうなると…誰に任せるかということになるね」 
  
  
 H幹部「菊月提督では無理なのか?」 
  
  
 幹部「彼というより菊月君自身に任せる方がいいだろう。菊月提督は副官ということになる」 
   
  
 H幹部「それは大丈夫なのか?昔の女が横須賀鎮守府の提督になるんだぞ」 
  
  
 幹部「……良くないね」 
  
  
 H幹部「やはり提督を辞めさせるべきでは無いんだ」 
  
  
 幹部「そうは言っても提督君も限界が近い。心の健康を完全に崩してからでは遅いんだ」 
  
  
 H幹部「なら幹部がどうにかするしかないんだな」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:09:35.77 ID:Sk5VUOTDO
 -  そんな最中 
 軍学校に優秀な者が居るらしいとの噂を聞く幹部 
 まだ若いが首席卒業は確実だという 
 その資料を見てみる 
 本当に若いね…しかし彼女は何処かで見たような…と頭をひねる 
 元幼女は確実に提督への道を歩んでいた  
	- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:45:40.98 ID:112HRXWNo
 -  >>204 
 
	- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 22:58:04.87 ID:0xsT0yxO0
 -  ーー軍学校 
  
  
 学校長「わざわざ幹部さんが来てくれるとは思いませんでした。元帥になるには私のような者の手伝いも必要なのですかな?」 
  
  
 幹部「いえいえ、今日はある人物に会いに来たんです。なにやら優秀な者が居るらしいと聞きましたので」 
  
  
 学校長「その話は間違っておりませんな。まだ若いんですが、首席卒業は確実でしょう」 
  
  
 幹部「そんなに素晴らしい人材なんですか?」 
  
  
 学校長「よければ見てみますかな?」バサッ 
  
  
 幹部「おお…これは素晴らしい」 
  
  
 学校長「絶対に提督になるという強い気持ちが彼女を前身させているようですな」 
  
  
 幹部「……この顔…どこかで見たことがある」  
	- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 23:02:59.30 ID:0xsT0yxO0
 -  ーー 
  
  
 元幼女「失礼します!!」 
  
  
 幹部「やはり君か。とりあえず楽にしてくれて構わないよ」 
  
  
 元幼女「はい!!」 
  
  
 幹部「ふう…話をするにはもう少し砕けてもらわないといけないね。私は提督君と知り合いなんだよ」 
  
  
 元幼女「提督さんと!?」 
  
  
 幹部「うんそれでいい。普段の調子で話してくれるかい?」 
  
  
 元幼女「わ、分かりました……」 
  
  
 幹部「さて、提督君と知り合いという話だが彼とは長い付き合いになる。足りないもの鎮守府の頃からになるね」 
  
  
 元幼女「そんな前からお知り合いだったなんて…!流石は提督さんです!」 
  
  
 幹部「君は本当に提督君に憧れているんだね」 
  
  
 元幼女「はい!あの時助けてもらった恩は一生忘れられませんし、私の目指す人間そのものです!」  
	- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/15(木) 23:08:01.54 ID:0xsT0yxO0
 -  幹部「君のような提督候補生がいれば提督君も喜ぶだろう」 
  
  
 元幼女「ありがとうございます!」 
  
  
 幹部(彼女には提督君が横須賀鎮守府を退く話はしない方がいいだろうね) 
  
  
 幹部(提督君の行く新しい道を自分も目指したいと言われてしまうと困る。彼女は絶対に提督になるべき人材だ) 
  
  
 幹部(心配事が出てきてしまった……提督君に強い憧れを抱いている彼女が提督君のことを知ったらどうなるだろう) 
  
  
 幹部(彼女が納得する形……一番いいのは勇退だね。横須賀鎮守府で実績を挙げたから提督を辞めて次へ、というのがベストだ) 
  
  
 幹部(そうすれば彼女の中で提督君は優秀な提督、目指すべき目標で居続けてくれる) 
  
  
 幹部(そうなると……提督君には最後に大仕事をやってもらう必要が出てきてしまうね) 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 23:20:20.80 ID:Sk5VUOTDO
 -  彼女の中では提督君はどうやら非の打ち所の無い完璧な人間らしい 
 それに憧れ、同じ道を辿る事か彼女のモチベーションとなっている 
 …少なくとも今は下手に会ったりはしない方がお互いにとってはいいのかもしれないねと提督に話す幹部 
 彼女が提督になれば必ずそれだけではなくなる 
 艦娘と接するようになれば俺のような人間だけに執着する事も無いでしょうと提督  
	- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 00:07:39.36 ID:50jRncqeo
 -  >>209 
 
	- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 00:24:03.83 ID:XEcb0Ic30
 -  ーー横須賀鎮守府 
  
  
 幹部「彼女の中では提督君はどうやら非の打ち所の無い完璧な人間らしい」 
  
  
 幹部「完璧な人間に憧れ、同じ道を辿る事か彼女のモチベーションとなっている」 
  
  
 幹部「少なくとも今は……下手に会ったりはしない方がお互いにとってはいいのかもしれないね」 
  
  
 提督「自分もそう思います。彼女も艦娘と接するようになれば、自分のような人間だけに執着する事も無いでしょう」 
  
  
 幹部「彼女はまだ若い、提督になれるまで長い時間がかかるだろう。時には挫けそうな時がある、そんな時にモチベーションが大事になってくる」 
  
  
 幹部「提督君、私が何を言いたいか分かるかい?」 
  
  
 提督「いいえ……すいません分かりません」 
  
  
 幹部「このタイミングで君が提督を辞めてしまうのは彼女にとってマイナスなんだ」  
	- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 00:26:14.47 ID:XEcb0Ic30
 -  幹部「提督君は辞めさせられるわけじゃない。だが世間はそうは思わないだろう」 
  
  
 幹部「世間が、彼女が納得するものは何か?それは大きな功績だよ」 
  
  
 提督「……」 
  
  
 幹部「君は大きな仕事をやってのけて提督を勇退する。これが君と彼女にとって一番いい方法だ」 
  
  
 提督「自分は…何を……?」 
  
  
 幹部「大丈夫だちゃんと考えているからね」 
  
  
 下1 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:05:21.45 ID:y6HBqEFHo
 -  ところで駆逐棲姫とは仲直りされましたか? 
 一時期レ級が不安定で……暁から心配いらない、手伝ってほしい時はきちんと頼ると言われたんですが 
 (仕事が思いつかんすまん)  
	- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 01:27:23.27 ID:XEcb0Ic30
 -  提督「あの……ところで駆逐棲姫とは仲直りされましたか?」 
  
  
 提督「一時期レ級が不安定だったようで…暁から心配いらないし手伝ってほしい時はきちんと頼ると言われたんですが、それでも心配で…」 
  
  
 幹部「心配かけて申し訳なかった、クキ君とはもう大丈夫だ」 
  
  
 提督「それは良かったです」 
  
  
 幹部「君が龍驤君と選んだ選択を私達も取るかもしれない」 
  
  
 提督「それは……」 
  
  
 幹部「まだ確定ではないがね。だが整備士君に相談すれば喜んで協力してくれるだろう」 
  
  
 提督「やはり子どもは女性にとってとても大事なことなんですね」 
  
  
 幹部「まさか自分でも思い知るとは思わなかったよ…」 
  
  
 ーー  
	- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/16(金) 01:28:02.42 ID:XEcb0Ic30
 -  今日はここまでです 
 
	- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:51:44.67 ID:50jRncqeo
 -  おつです 
 実態を知ってどうなるか…  
	- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 18:39:02.30 ID:0w9J5Pyp0
 -  ーー横須賀鎮守府 
  
  
 川内「師匠!」 
  
  
 由良「なに」 
  
  
 川内「走りに行きましょうよ!」 
  
  
 由良「走るだけは効率が悪い」 
  
  
 由良「サーキットトレーニング」 
  
  
 川内「そっちの走るじゃなくて…私達と言えばあっちですよ!」 
  
  
 由良「無理」 
  
  
 川内「なにか任務が入ってるんですか?」 
  
  
 由良「横須賀はバイクで飛ばせない」 
  
  
 由良「飛ばせる場所まで行くのも遠い」 
  
  
 由良「効率が悪い」  
	- 218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 18:41:30.52 ID:0w9J5Pyp0
 -  川内「ふっふっふっ、私もそうだと思ってたんです。でも思いっきり飛ばせる場所を知ったんです!」 
  
  
 由良「無い」 
  
  
 由良「都会は警察も多い」 
  
  
 由良「オービスも鬱陶しい」 
  
  
 川内「公道で走るとは言ってません!」 
  
  
 由良「…」 
  
  
 川内「かなり整備されているいい場所があるんです!師匠と二人分で予約を取ったので行きましょう!」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 19:12:19.45 ID:agLGH34/o
 -  バイク整備をする師匠 
 
	- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 19:28:00.60 ID:VumGByiDO
 -  一方再び無間 
 早霜の所に怨念の朝潮 
 頭痛から解放された雪風 
 そして大和 
 地獄においても自我を失わず門番も手を焼いている問題児達 
 あの門番に嫌がらせしたいという理由付けで早霜を助けようとする怨朝 
  
 無理があるなら>>219  
	- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 19:42:51.37 ID:0w9J5Pyp0
 -  ーー 
  
  
 「……」 
  
  
 「貴女はまだ消えるべきではありません」 
  
  
 大和「私もそう思いますよ」 
  
  
 雪風「大和さん…」 
  
  
 門番「はぁぁぁ……コイツらは本当に悩みの種なんだけど……」 
  
  
 門番「なんで無間地獄で自我を失わないわけ?なんで苦痛に屈しないの?」 
  
  
 「貴女には分かりませんよ」 
  
  
 門番「お前は理解できるんだって。悪のみを抽出された人格だからしぶといのは当然」 
  
  
 門番「でも残りの奴らが……本当に意味わかんないって」  
	- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 19:54:40.83 ID:0w9J5Pyp0
 -  大和「早霜さんが現世に戻ればきっと楽しいことになりますね」 
  
  
 「武器の無い状態なら貴女より強いですからね」 
  
  
 雪風「私に…まだ運が残っているなら……」 
  
  
 「早霜さんに与えてあげて下さい」 
  
  
 門番「あのさぁ、全部聞こえてるんだけど?」 
  
  
 「それがどうしたんですか」 
  
  
 門番「はぁ?」 
  
  
 「この世界には神様なんかより強い力があるんです。地獄なんか意味がありません」 
  
  
 門番「はいはい、好きなだけ言ってなよ」 
  
  
 「世界は早霜さんを望んでいるんですよ」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:00:29.91 ID:VumGByiDO
 -  私にとってはあの頭痛こそが地獄の苦しみ 
 あれに比べたらここはむしろ天国ですと雪風 
 大和は結局全力で戦えなかった 
 強い未練 
 地獄の鬼でもそこの門番でもとにかく戦える相手を欲している 
  
 あともうひとつ地獄には似つかわしくない光があった 
 自我を失い自分の名前さえ忘れた魂 
 しかし天提督への思いだけは何をしても消える事はなかった 
  
 あれはどうしましょうかねぇ?門番さん?(ニタリと怨念朝潮  
	- 224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:43:19.00 ID:ee9UNVTeO
 -  身体もなく精神も使い果たしてた早霜が戻れのは…朝霜と同じ形で、それは二人の繋がりがあったからこそ 
 朝霜のそばで穏やかに眠ってる赤ちゃん早霜が見つかる 
  
 無間地獄では1つ戻してうるさい奴らが静かになったからまあ良しとしようかって門番さん 
 縁者でもない者の業を引き受けるってことはまあこうなるよね  
	- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 20:56:36.87 ID:0w9J5Pyp0
 -  「……」 
  
  
 「」 
  
  
 雪風「消えた……」 
  
  
 大和「どういうことなのでしょうか」 
  
  
 「…やられました」 
  
  
 門番「やれやれ、これで暫くは静かになるから良しとしようかな」 
  
  
 「せっかく溜めていた力が…こんな奴にいいように使われるなんて」 
  
  
 門番「なにをしようとしてたかバレバレだって」 
  
  
 「……クソが」 
  
  
 「なんで私を殺したあの男が幸せそうにしてるんだよぉぉぉぉあああああああああああああああああああああ!!」 
  
  
  
 門番「早霜の体を乗っ取って無差別殺人?そんな考えがあるようじゃ永遠に檻の中からは出れないよ」  
	- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 21:14:50.31 ID:0w9J5Pyp0
 -  ーー大本営 
  
  
 幹部「提督君に伝えておいてくれるね?」 
  
  
 川内「伝えますけど…本当なんですよね?朝じゃないんですよね?」 
  
  
 幹部「朝霜君の赤ちゃんの隣に寝ていた赤ん坊。それは間違いなく早霜君だったよ」 
  
  
 由良「あり得ない」 
  
  
 幹部「早霜君の使う呪いの類いではないだろうね」 
  
  
 由良「そんなことは起こらない」 
  
  
 幹部「起こってしまっているんだよ」 
  
  
 由良「…」 
  
  
 川内「サーキットに行く途中に提督から緊急連絡があったと思ったら…まさかこんなことが起こってたなんて」 
  
  
 由良「仕事」 
  
  
 川内「はぁぁ…せっかく師匠と楽しめると思ったのに」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:18:43.35 ID:xFlx9v5Io
 -  由良達から報告を受け流石にどう反応した良いか分からず目を白黒させる提督 
 ……二人を見せてもらえないだろうか 
 (実際見た事はない、で良かったよね?)  
	- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:21:26.23 ID:8Buu4yGgo
 -  >>227 
 龍驤も見たいって  
	- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 21:35:38.67 ID:0w9J5Pyp0
 -  ーー 
  
  
 提督「今言ったことは…本当なのか……?」 
  
  
 川内『嘘じゃないよ。もう確認も終わったって』 
  
  
 龍驤「幹部さんが緊急事態やって言うから何事やと思ったけど、これは緊急やね」 
  
  
 川内『師匠はそんな呪いは無いって言ってるけど…早霜には間違いないって』 
  
  
 提督「まだ大本営に居るんだな?その赤ちゃんを確認したいと伝えてくれ」 
  
  
 龍驤「ウチも行きたいわ、この目でちゃんと確認せな気が済まへん」 
  
  
 川内『私は一旦帰るから提督は私が乗せて行くね。龍驤さんはタクシーか何かでゆっくり向かって』 
  
  
 川内『大本営には師匠が残るから連絡はそれで大丈夫。じゃ、急いで帰るから!』  
	- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 21:38:40.42 ID:0w9J5Pyp0
 -  ーー 
  
  
 川内「提督、もし早霜だって納得したらどうするの?」 
  
  
 提督「どうする……分からない」 
  
  
 川内「考えるより先に体が動いたってやつか。私も経験あるから分かるよ」 
  
  
 提督「どんな形であれあの二人が帰ってきてくれた…」 
  
  
 川内(提督にとって朝霜は特別な存在なのは知ってたけど早霜もだったんだ。考えてみれば朝霜と姉妹ってことは間接的には家族になる) 
  
  
 川内(あんなことをした早霜も家族だからか……提督らしいと言えばらしいな) 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:47:57.94 ID:VumGByiDO
 -  二人の居る部屋に辿り着く 
 クキが静かにと指を口に 
 そっと覗くと手を繋いで眠っている朝霜と早霜  
	- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 22:03:53.18 ID:ee9UNVTeO
 -  >>231 
 漣が付き添った龍驤も追いついてきて一緒に二人を見る  
	- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 22:21:30.59 ID:AZ6LqtnZO
 -  ーー大本営 
  
  
 提督「ここに早霜が…」ガチャッ 
  
  
 駆逐棲姫「静かにしろ」 
  
  
 川内「あ……」 
  
  
 駆逐棲姫「検査をしてこれが早霜だと分かったが、この光景を見れば明らかだろう」 
  
  
 提督「手を繋いで寝ているのか……」 
  
  
 駆逐棲姫「何があったのか説明は一切できない」 
  
  
 川内「早霜のこんな幸せそうな顔…見たことないよ」 
  
  
 駆逐棲姫「魂は同じでも記憶は全て無くしているかもしれない。あの早霜とはまったく違うと言えるだろう」  
	- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 22:24:52.73 ID:AZ6LqtnZO
 -  漣「よしっ、追いついた!」ガチャッ 
  
  
 駆逐棲姫「うるさいぞ」 
  
  
 「ふぇ……」 
  
  
 龍驤「これは……早霜に間違いなさそうやね」 
  
  
 提督「帰ってきてくれたのか…本当に……二人が…」 
  
  
 駆逐棲姫「納得できたか?」 
  
  
 提督「あぁ……」 
  
  
 龍驤「早霜やとわかったのはええことや。次はこれからどないせなあかんのかを考えなあかんね」 
  
  
 漣「まさか本物とは、不思議なことが起こるもんですなぁ……」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 22:47:32.58 ID:VumGByiDO
 -  どうするべきなんだろうな…と提督 
 朝霜も 
 そして早霜も俺達の所に居なかったらあんな事にはならなかったのではないか…と葛藤する 
 もし迷いがあるなら私達が引き取るとクキ 
 ただでさえ提督達は子育てに忙しい 
 そして龍驤も出産を控えている 
 他の艦娘の協力を得られるとしても更に二人を加えるのは負担が大きいのではないかと  
	- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 23:09:52.38 ID:agLGH34/o
 -  >>235 
 
	- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 23:30:46.17 ID:/J+Oa9ta0
 -  提督「二人はどうするべきなんだろうな…」 
  
  
 漣「ご主人様が育てるのは無しなんですか?」 
  
  
 提督「朝霜も早霜も、俺達の所に居なかったらあんな事にはならなかった…」 
  
  
 漣「それは違います、ご主人様が居たから朝霜はあそこまで生きたんですよ。朝霜は早霜に洗脳されてたのを忘れましたか?」 
  
  
 龍驤「そうや、だから司令官は迷ってるんよ」 
  
  
 川内「中途半端に助けたって思ってるんだよね」 
  
  
 提督「俺は朝霜を完全に救うことはできなかった」 
  
  
 駆逐棲姫「コイツらを引き取るのに迷いがあるなら、私達がもらう」 
  
  
 漣「クキさんと幹部さんが育てると言うんですか」 
  
  
 駆逐棲姫「これが一番現実的だろう」  
	- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/17(土) 23:34:47.46 ID:/J+Oa9ta0
 -  駆逐棲姫「提督達は子育てに忙しいし龍驤も出産を控えている。他の艦娘の協力を得られるとしても難しいだろう」 
  
  
 川内「一気に四人の子持ちは流石にね」 
  
  
 漣「クキさんだけなら文句はありませんけど、幹部さんのことですからきっとその子達を使いますよね?」 
  
  
 駆逐棲姫「私もそのつもりだ」 
  
  
 龍驤「当然やと思うよ、艦娘の赤ちゃんなんて聞いたことないんや。データはあるだけ欲しいわな」 
  
  
 駆逐棲姫「だが決して悪用もしないし二人を傷付けるようことはしない。それは約束できる」 
  
  
 漣「どうしますかご主人様?」 
  
  
 提督「幹部さんになら任せられる……あの人が艦娘に酷いことをするとは思えない」 
  
  
 龍驤「ウチもそれでええと思う。幹部さんとこやったら安心できるわ」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 00:09:51.71 ID:QAlvm9FDO
 -  ちくしょう…覚えてろ門番! 
 いつかほえ面かかせてあげます! 
 走り去る怨朝 
 まああれは放っておいて…門番さん私と手合わせしましょう 
 またかよ!お前も懲りないな! 
 大和さんがんばれー  
	- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 00:13:44.76 ID:OS3oSS88O
 -  幹部さん、しっかりと任された 
 そして提督が行う最後の大仕事の発表 
 それは…各国の賓客に対しての共存を望む深海棲艦を保護する計画の宣言式 
 その場で責任者になること宣言することで国家プロジェクトの重役になる為に勇退することを印象付けれる  
	- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 00:21:24.61 ID:YpMuGLkL0
 -  ーー 
  
  
 幹部「あの二人は私に任せて欲しい」 
  
  
 漣「本当に大丈夫なんでしょうねぇ」 
  
  
 幹部「クキ君の言う通り定期的に検査をしてデータは保存する。だが負荷のかかるものはしない」 
  
  
 幹部「実験なんてもっての外だ、不幸にさせることは必ずしないと誓おう」 
  
  
 龍驤「ここまで言うてくれるんやったら任せてもええやろうね」 
  
  
 提督「幹部さん、お願いします」 
  
  
 幹部「ああ、しっかりと任されたよ」  
	- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 00:26:10.87 ID:YpMuGLkL0
 -  幹部「さて、丁度いいタイミングで来てくれたと思おう。実は提督君に話があったんだ」 
  
  
 幹部「それはだね、各国の賓客に対しての共存を望む深海棲艦を保護する計画の宣言式をやってもらいたいんだ」 
  
  
 漣「プレッシャーに弱弱のご主人様が宣言式ぃ?」 
  
  
 幹部「その場で責任者になること宣言することで、国家プロジェクトの重役になる為に提督を勇退することを印象付けられるんだ」 
  
  
 龍驤「国家プロジェクト…国が絡んでくるんやね」 
  
  
 川内「ちょっと待って、本当に提督辞めちゃうの!?」 
  
  
 提督「…すまない、そのつもりだったんだ」 
  
  
 川内「雲龍から聞いてはいたけど…関係を持つための言い訳か何かだと思ってた……」 
  
  
 龍驤「ちゃんと言ってなくてごめんな」 
  
  
 川内「ううん、聞いてたから……でも提督の口から聞くと…結構ショックだなぁ…」 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
	- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 00:50:00.87 ID:OS3oSS88O
 -  そのことだが…と幹部さんが人事を説明 
 多摩が足りない物鎮守府に着任、菊月提督が横須賀へ異動、提督は副官として席を残す事を考えている 
 こうする事で主とする業務は分散させつつ実績のある人物で内外に対して憂いを断つことができる  
	- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 00:54:45.48 ID:3D4bKCYQo
 -  >>243 
 そもそも実際の一時保護も各鎮守府が行う計画だから両組織のトップは近くにいる事であることが望ましい 
 なので保護組織の拠点となる施設も横須賀鎮守府に併設する  
	- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 01:01:44.03 ID:YpMuGLkL0
 -  幹部「そのことだが…今回のことで人事を色々と考えたんだ。多摩君が足りない物鎮守府に着任するのは決定だ」 
  
  
 幹部「菊月提督が横須賀へ異動となって、提督君は副官として席を残す事を考えている」 
  
  
 龍驤「仕事を掛け持ちすることになるん?」 
  
  
  幹部「こうする事で主とする業務は分散させつつ、実績のある人物で内外に対して憂いを断つことができると思うんだ」 
  
  
 漣「それだと勇退ということは受け入れられますね」 
  
  
 幹部「そもそも一時保護も各鎮守府が行う計画だからね。両組織のトップは近くにいる事であることが望ましい」 
  
  
 川内「それは確かに……」 
  
  
 幹部「提督君は横須賀の提督では無くなるが、決して君達から完全に離れることは無いようにしたい」  
	- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 01:09:33.84 ID:YpMuGLkL0
 -  幹部「計画の一部として、保護組織の拠点となる施設は横須賀鎮守府に併設することも検討中だ」 
  
  
 川内「私はそれなら嬉しいな。提督が遠くに行っちゃうって…嫌!」 
  
  
 漣「漣も賛成ですね。ご主人様が毎晩のように感謝されてるのは提督が完全に居なくなるからだって分かってますよね?」 
  
  
 龍驤「ウチも賛成やわ鎮守府に籍が残るのはかなり大きいと思うよ」 
  
  
 提督「幹部さんにここまで考えてもらって断る方がどうかしているな。許されるのなら幹部さんの考えに乗りたいです」 
  
  
 幹部「よし、ではこの案で進めていこう。提督君の最後の晴れ舞台に向けて皆も協力して欲しい」 
  
  
 川内「もちろん!」 
  
  
 漣「いい感じに忙しくなりそうでいいですねぇ」 
  
  
 龍驤(家族も増えて仕事もなんとかなりそうや。朝霜らに光も見えて全部うまくいっとるはずやのに…こういう時に限って嫌な予感がするんや) 
  
  
 龍驤(お願いやから何も起こらんといてな……お願いやで…) 
  
  
 ーー  
	- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 01:10:06.95 ID:YpMuGLkL0
 -  今日はここまでです 
 
	- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 01:20:51.27 ID:3D4bKCYQo
 -  おつでした 
 何も起こさせねえ!  
	- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 01:22:03.46 ID:QAlvm9FDO
 -  お疲れ様でした 
 なんだか一人ずつになってしまったけどここまで来たら誰も取りこぼしたくないなあ… 
 そしてあの怨念だけあってガチの邪悪なんだ… 
 まああの三人は地獄の賑やかし以上の意味は考えられないけど  
	- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 19:42:15.49 ID:YpMuGLkL0
 -  ーー 
  
  
 幹部「菊月提督君が大本営に来れないと聞いた。これからのことについて大事な話があるんだが何があったのか説明してくれるかい?」 
  
  
 多摩『大事な話は多摩が提督になること関係かにゃ?』 
  
  
 幹部「そうだね、多摩君には先に知らせておこう。多摩君が足りないもの鎮守府の提督になって、菊月提督君は横須賀鎮守府を任せようと思っていたんだ」 
  
  
 幹部「提督君は深海棲艦の保護を目的とした組織の代表と、横須賀鎮守府の副官として籍を残してもらう考えだ」 
  
  
 多摩『提督が残るのかにゃ?』 
  
  
 幹部「新しい組織の拠点も横須賀鎮守府の敷地内に作る予定だ。提督君は必要な存在だということがよく分かった」 
  
  
 多摩『そっちの艦娘は喜ぶのが多いはずにゃ、幹部さんには感謝だにゃ』 
  
  
 幹部「私はお礼を言われる立場じゃない。凄いのは提督君自身だからね」  
	- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 19:48:49.06 ID:YpMuGLkL0
 -  幹部「説明が終わった所で本題に入ろう。彼に何があったんだい?」 
  
  
 多摩『……実は多摩がこの鎮守府の提督になる話は外部の人間にも言ってたんだにゃ』 
  
  
 幹部「普通ならよくないことだが、足りないもの鎮守府は地域と密着している。プラスに働くことが多いだろうから咎めたりしないよ」 
  
  
 多摩『幹部さんの言う通りだにゃ。権力者さんに報告したら多摩が提督になるなら歓迎するし協力も惜しまないとまで言ってくれたんだにゃ』 
  
  
 幹部「素晴らしいね」 
  
  
 多摩『でもその時、多摩の指輪を見られたんだにゃ。菊月提督にも指輪があって二人は夫婦なのかと言われたんだにゃ』 
  
  
 多摩『勿論違うってすぐに言ったにゃ。多摩はお医者さんと結婚してて菊月提督は……って言いかけた時に深海海月姫が現れたんだにゃ』 
  
  
 幹部「……それで?」 
  
  
 多摩『海月姫が菊月提督の嫁で子どもが居て…って話をして、菊月提督がそれを認めたんだにゃ』 
  
  
 幹部「なるほど……それを知った菊月君が菊月提督君を…ということかい」 
  
  
 多摩『超絶喧嘩中でえらいことになってるにゃ。問題は暫く解決しそうに無いかもにゃ〜』 
  
  
 下2 この後の展開やその他起こったことなど  
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