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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」

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138 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:55:18.07 ID:fxPBrtTU0

< 筋違いとはいえ本人にはさすがに >







愛宕「組み敷かれて散々啼かされてね?
イキきった余韻の中でゆっくりおでこコツン、なんてやられたらもうそれだけで堕ちるわ」

高雄「まぁ……そうね」

涼月「はぁ。なんとなく司令と愛宕さんなら絵になるだろうな、とは思いますけども」

愛宕「そう? 」

涼月「Romaさんは兎も角として私にはとてもとても。息にもまだ余裕無いですし」

愛宕「そ、そう」

高雄「…………Littorio」

Littorio「さすがに妹のことで怨みがましい目をされても……」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:58:02.34 ID:fxPBrtTU0

< 酷いことを言おうというわけでも >







愛宕「でもあれよね、さすがに私もびっくりしちゃった」

高雄「まさかRomaさんが、というのがまずあって」

愛宕「まさか涼月が、で衝撃二倍よね」

高雄「全く予想もしないことって実際初めての経験だったかも」

愛宕「あぁ、私もそうかも」

高雄「そう」

愛宕「ええ。…………ふふ、でもこれで」

高雄「? 」

愛宕「揶揄う相手が増えてまた楽しくなるかも」

高雄「やめてあげなさいよさすがに……」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:04:16.53 ID:fxPBrtTU0

< カロリー? 何それ美味しいの? >







提督「ふっつーによくできた気がする」

能代「そうですね。……阿賀野姉ぇよりも加賀さん達の方が喜びそうですけど」

提督「それはそれでいいさ。あいつにとってはどうせ能代のプレゼントが一番嬉しいんだから」

能代「プレッシャーのかかるようなことを言いますね」

提督「甘んじて受け入れるがいいよ、仲良し姉妹」

能代「はいはい。…………この特大ケーキ自体はいいんですけどね」

提督「? 」

能代「板チョコ数枚に矢矧と酒匂含めて横須賀組何人かのメッセージってやり過ぎでは? 」

提督「うん? 」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:08:56.99 ID:fxPBrtTU0

< 何歳になっても祝われて嬉しい存在ではありたいね >







阿賀野「ふぅぅぅぅー……あっりがとうっ! 蝋燭の火吹き消したのなんて初めて! 」

能代「よかったね」

漣「ひゅーひゅー! お嬢ちゃん今日で何歳? 」

阿賀野「丁度はちじゅっちゃい! 」

漣「おっきくなったねぇ! 」

阿賀野「まだまだおっきくなるよー! 」

能代「うるっさいお婆ちゃんね。…………おめでとう、阿賀野姉ぇ」
142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:10:20.80 ID:fxPBrtTU0

< 素直に保存してどーぞ >







葛城「絶対やり過ぎだってあれ、普通ケーキに板チョコは載らないよ」

雲龍「板チョコって言ってもケーキ用のやつでしょう? 」

天城「それにしてもあれは……いえ、でもですね」

雲龍「? 」

天城「メッセージ付きのチョコレートを他のヒトに開け渡せるのかどうか」

雲龍「あぁ……」

葛城「あげるって言われてもちょっと、ねぇ……」
143 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:24.85 ID:fxPBrtTU0

< 箸が転んでも嫉ましい年頃 >







愛宕「お花畑な少女趣味と化け物の尖った中二病からすればね」

高雄「うん? 」

愛宕「愛した男の子供を生んで育てる、そういうことには生物としての存在意義があると思うの」

高雄「言うまでも無く生物学的見地の一視点から見ればそれは正しいと思うけれど」

愛宕「んーん、繁栄の為のただの繁殖なんかじゃない。
我が遺伝子を分けた子孫というのは愛した人と自らが残す永遠性だわ」

高雄「自らが認識できない永遠性に何の意味があると? 」

愛宕「死に際と同じよ。あの人が看取ってくれていれば、泣きそうな笑顔で送ってくれると思いながら死ぬのと同じことでしょう? 」
愛した人と自分のヨスガが、共に生きた証が存在し続けると信じ込むことはできる」

高雄「…………」

愛宕「違う? 別に高雄の理想が私と違っても文句は無いけど」

高雄「そうね。…………」

愛宕「んー……」

高雄「……………………私が死んだ後も仮にあの人に時間が残されているとして」

愛宕「ん? ええ」

高雄「女なんか生んでいたら自分が逝く前に殺してしまいそうだわ。
あの人と共に私を悼むなんて嫉妬で狂いそう」

愛宕「え、えぇ……」
144 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:51.06 ID:fxPBrtTU0

ありがとうございました
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:27:02.92 ID:6c9QjVV50
146 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:04:00.58 ID:3lzTRIoy0

< な、なんだってー!!>







雲龍「今日は十月二十四日ね」

扶桑「まぁ、そうね」

雲龍「つまり二ヶ月後には性の六時間が……テンション下がるわ」

扶桑「まぁ、そうね。…………そこまでこじつけ始めたら何にでも打ちのめされる気がするけど」
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:05:24.54 ID:3lzTRIoy0

< どちらにもまた別々の良さが >







漣「愛宕さんとか雲龍さんって時々脈絡無くコスプレして絡んでくるみたいですけど」

提督「え? まぁ、そうだな」

漣「たとえばこうセーラー着て『せんぱぁい♪ 』とか言ってきたとして」

提督「? 」

漣「コスプレをした愛宕さんとして接するんですか?
それともJKな愛宕さんとロールするんですか? 」

提督「む、むむ……難しいことを言うね君。難しい…………難しいよそれは、深遠過ぎる」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:08:49.85 ID:3lzTRIoy0

< ポケットが割と便利 >






阿賀野『ルームウェア? ふっつーにパジャマとかスウェットとか……まぁ、Tシャツも割と』

加賀『そう……そう……』

阿賀野『んー? 』

加賀『…………こう、尻尾のついた感じの、もふもふしたアレは着ないのかしら』

阿賀野『着ないかなぁ。持ってれば着るけど持ってないです』

加賀『そう……』






阿賀野「、とかいう遣り取りが一ヶ月前にあったからかなぁ、って」

能代「なるほど。……阿賀野姉ぇが着てるのは兎も角加賀さんからのプレゼントっていうのが凄いね、クマさんパジャマ」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:22.88 ID:3lzTRIoy0

< 案外とどこでも呼べば来るものだけれど >







雲龍「ここってデリヘルは来るの? 」

提督「何故俺に訊く」

雲龍「あなた以外は知るわけないじゃない馬鹿ね」

提督「俺も知るわけないと何故分かってくれないのか」

雲龍「性欲モンスターのくせに」

提督「他のやつからでも嫌だけどお前にだけはそんなこと言われたか無い」

雲龍「おかしいわね」

提督「おかしいのは君の頭の方なんですけどねぇ……」
150 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:57.60 ID:3lzTRIoy0

< 何故×何故×何故 >







葛城「あ、結構あるみたいだよ大湊。これが多いんだか少ないんだかの判断は任せるけど」

提督「何故調べた何故任せた」

葛城「知りたいと思って? 」

提督「あのさ」

雲龍「ふ……」

葛城「何故ちらっと見て勝ち誇った」

雲龍「当然? 」

提督「そうだな」

葛城「なんか腹立つ。ねぇ天城姉ぇ? 」

天城「そうね。…………何故こんなのと仲の良い姉妹でいられているのでしょうね、天城という女は」
151 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:03.46 ID:3lzTRIoy0

< 事実は小説よりも云々 >








龍田「ふふ……そもそもあなたも呼ばれたら売るじゃない、身体」

雲龍「馬鹿ね。あれは私が買ってるのよ」

提督「驚愕の事実だわ。俺って男娼だったのか」

葛城「衝撃的事実発覚! 帝国海軍随一の高級将校は化け物女に身体を売る淫らな男娼だった?! 」

龍田「面白そうな記事ね」

天城「よくそんなもの出版できたと褒めて差し上げましょうか」

雲龍「出版できてしまったとしてそこの役員は生きた心地がしないでしょうね」

龍田「編集長辺りが蜥蜴の尻尾切り的に責任を取らされるのかしら」

提督「たぶんな」

葛城「ま、出版なんてできるわけ無いけどね」

天城「しようとも思わないでしょうしね。
…………この世の中そういう蛮勇も無いことは無い気もしますが」
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:48.16 ID:3lzTRIoy0

< ニヤニヤ、とは言いませんがね >







愛宕「こう、女側から見た男の好きな女の子って」

山城「あん? 」

愛宕「小柄で華奢で」

山城「海風が当て嵌まるかどうかってところね。
キャラと見た目的に背が高過ぎる気もするけど」

愛宕「肉感的で」

山城「逆にまぁ……大概当て嵌まるわね。女側が嬉しいかは兎も角として」

愛宕「ロングの綺麗な髪で」

山城「取り敢えずそれは私と自分の姉に喧嘩売ってるわね」

愛宕「お淑やかで」

山城「あれはそういうのより強い女の方が好きそうだけど。ガサツとかそういう意味でも無くて」

愛宕「しっかり自分を褒めてくれるような」

山城「大概あれの評価は甘々だと思うけど」

愛宕「大体いつも笑顔で」

山城「それは全員そうね。…………ニコニコ、なんて形容できるかは別として」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:14:50.10 ID:3lzTRIoy0

< そそくさと >







愛宕「ツッコミを入れつつもずっと付き合ってくれる山城、好き」

山城「暇なだけよ。姉さまはRomaに引き摺られて柔軟体操だかストレッチだかなんてやってるし」

愛宕「面白い組み合わせと理由ねぇ〜。……まさか色々と吹っ切れたRomaに襲われてたりしない? 」

山城「さすがにそれは無いと思うわ」

愛宕「そうねぇ〜。…………いってらっしゃい、飲み物くらい持っていってあげなさいな」
154 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:15:46.35 ID:3lzTRIoy0

< できたらいいな、とは思うけどね分裂とか >







雲龍「あなた分裂はできないわけ? もしくは影分身だとかそういうのでも許すわ」

提督「ちょっと何言ってるか分からない」

雲龍「あなた以外の男なんて身の毛もよだつっていうのはもう知ってるわね? 」

提督「嬉しいけどなんかこの先を予想すると嬉しくねぇな」

雲龍「でもほら、輪姦ってこう、夢なのよ」

提督「知らねぇよそんなこと」

雲龍「どうにか、ならない? 」

提督「ならない。……なんでこの子冗談に見えない顔でこんな巫山戯たこと言えるの? 」

天城「天城に言われても……」
155 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:18:40.61 ID:3lzTRIoy0

< 笑み隠して牙剥いて >







天城「まぁ……でもですね、突然脈絡無く発情しないでくれませんか、獣を笑えませんよ」

雲龍「笑わないもの。何にも問題無いわ」

提督「僕の仕事には問題ばかりが発生するんですけどねぇ……」

雲龍「知ったことじゃないし。ほら、姉妹丼楽しみましょう? 」

天城「天城も頭数に入っているんですね……はぁ」

提督「はぁ……じゃねぇの。諦め顔で参加しようとしないでくれる? ねぇ? おーい? 」
156 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:19:08.07 ID:3lzTRIoy0

ありがとうございました
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:31:10.11 ID:Coki6prg0
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:33:00.87 ID:wz/HeyKNo
お疲れ様です
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 06:27:14.72 ID:Sk0JLj+Q0
男も女も行けるんだから天城や海風にペニバンでも使って貰えよもう……
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 08:46:15.77 ID:P8j3VFL+0
>>159
行為中の雲龍って提督には虐められたいがその他の女性に対しては虐めたいって感じじゃないか?
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:45:38.06 ID:8WDF54QW0

< 次回乞うご期待 >







提督「女の子はわざわざ正面からネクタイを結んであげたいようだけどもね」

高雄「はぁ」

提督「俺は後ろからギュッとしてくれるのの良さを提唱したいね。
柔らかい感触分けてくれて抱き締めてる送り出してほしいの男っていうのは」

高雄「そうですか。……どうぞ」

提督「いつもありがとう。……………………全く反応せずに正面から完遂、か」
162 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:46:29.51 ID:8WDF54QW0

< 理想は最初の発情期を迎える前ですが >







扶桑「牡に飢えていたのかしら、この子も」

山城「この子、も? 」

扶桑「言葉の綾よ山城。……サンジョルディもエリザベスも幸せだと思う? 」

山城「パートナーがいて、暖かい部屋があって、何もしなくても食事が出てくるんです。
なんならば雲龍のような何故か獣に好かれる女もいますし」

扶桑「そう……そうよね……ええ、幸せよね、きっと」

山城「そう信じ込むのが動物を飼う方の気持ちには必要だと思いますよ、私は」

扶桑「……そ」

山城「ええ」

扶桑「……」

山城「……」

扶桑「……猫って交尾の刺激で排卵するから100%に近い妊娠率らしいわ」

山城「なるほど。……だから去勢されてきたんですね、この子」
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:47:06.96 ID:8WDF54QW0

< まだ生まれて半月くらい >








加賀「あぁ……あぁ…………あぁ……あり得ないわ……ぅふ、ふふふふ……」

天城「あり得ないのは加賀さんの蕩け振りだと思いますけれど」

葛城「生まれてから結構経ってんのにね」

阿賀野「子猫って本当に小さいんだねぇ……こんなちっちゃいのが五匹かぁ」

能代「それぞれ模様にも個性があって楽しいものね」

加賀「あぁそんな……こんな、こんなにも愛らしい生き物がこの世に存在していいの……? 」

Littorio「いいのじゃないですかたぶん。
……そんなことよりそろそろ五匹分の名前、考え終わりました? 」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:01.28 ID:8WDF54QW0

< 数の暴力(可愛い) >








扶桑「そもそも飼い猫として責任を持つなら避妊手術は重要らしいわ」

山城「あぁ、身体にも大きな負担になるんですってね、発情って」

扶桑「ええ、加賀さんが力説していたのの受け売りだけれど」

山城「私もですよ」

扶桑「そう……」

山城「……」

扶桑「……」

山城「…………オス二匹にメス三匹でしたっけ」

扶桑「みたいね。……こんな部分でさえ女優位なのね、って笑ってしまったわ私」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:47.60 ID:8WDF54QW0

< 原罪の現在 >







赤城「ねぇ、さすがにおかしいと思いません? 」

龍田「えー、とぉ……」

赤城「あんな生後十数日の生き物にさえ怯えられるってなんなんですか、私が一体何をしたっていうんです、ねぇ? 」

龍田「あはは……」
166 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:51:29.62 ID:8WDF54QW0

< 最高にプリミティヴ >







雲龍「赤城さんまだ出禁なんですか? 猫部屋」

赤城「生まれた翌日少しだけ眺めてそれ以来一度も生では見ていません」

雲龍「はぁ」

龍田「ストレスを与え過ぎるのはよくないからってことみたいねぇ〜」

雲龍「なるほど」

赤城「ヒトに怨まれて忌避される理由は沢山あるけれど……いえ、それだって殆ど表には……どうして? これがもしかして、天罰……? 」
167 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:52:08.38 ID:8WDF54QW0

< (苦笑) >








龍田「嫌ですねぇ〜……こんなことでカミサマを見つけないでくださいよ」

赤城「苦痛を押し付ける格好の相手でしょう神仏の類いって」

龍田「まぁ、そうですけどねぇ」

雲龍「猫や犬にあれだけ嫌われていて何故神仏の皆さんには拒まれないと思えるんです赤城さんは」

赤城「…………」

龍田「くふ、ふ…………あっは……」
168 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:54:07.26 ID:8WDF54QW0

< NTT(猫・と・通信) >







雲龍「猫になりたいわ」

天城「今現在でも十二分に猫のような女だと思いますけれど」

雲龍「ところ構わず、空気なんて放って、舐め回したりできるのに。
言葉なんて無くたって全部分かったつもりになって甘えたりできるのに」

天城「その代わりあの人と褥を共にはできませんね」

雲龍「猫にだけはなりたくないわ私」

天城「はぁ」

葛城「姉が馬鹿過ぎるんだけどどうしたらいいのかな私」

伊14「知りませんよそんなのー……それこそ猫ちゃんくらいしか完璧な意思疎通できないんじゃないです? 」
169 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:56:07.93 ID:8WDF54QW0

< ソファが極楽に変わる >







雲龍「〜〜〜〜♪ 」

天城「〜〜〜〜♪ 」








漣「髪の毛まふまふ〜♪ って感じかな? 」

能代「性獣に後ろから抱きすくめられてる妹、かぁ……うーん」

叢雲「んん……何故あれでレズっ気が全く無いのか分からなくなってきたわ。
いえ、そもそも二人とも両刀かもしれないけど女は別腹じゃなかったの? 」

海風「えぇ……」

江風「……叢雲の頭ぶっ壊すってココの魔窟具合やっぱおかしいよな」
170 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:57:45.54 ID:8WDF54QW0

< いや、でも、こう、尊ければ取り敢えず良くないかな >







海風「というかあれ何やってるんだろう。別にテレビ見てるわけでもないし」

漣「ソファで抱き締められて抱き締めてる、それだけじゃない? 」

叢雲「あの二人が……雲龍姉妹が考えてることなんて普通のヒトには分かりっこ無いわ」

葛城「しっつれーな。私はまともですけどー? 」

叢雲「そんなわけ」

能代「イヤホンで何か聴いてるとかそういう選択肢は? 」

江風「実にそれっぽいな。……ワイヤレスだとその辺分かりにくいし」
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:00:51.38 ID:8WDF54QW0

< 抱く > 抱かれる >







天城「>>159 というお便りが」

雲龍「漣も時々言うけどそれ、何なの? 」

天城「それこそ漣さんも言うと思いますけれど様式美です」

雲龍「様式美ね……私は」

天城「ええ」

雲龍「本当はあの男としか寝たくないのよ。
それでも寂しくて壊れそうだから妥協して女とも絡んでるの」

天城「男相手じゃなければ浮気じゃないみたいなのはどうかと思いますよさすがに」

雲龍「その辺は本当に妥協点としか言えないわ。
あれで女相手でも簡単に嫉妬してくれる男っていうのもあるけど」

天城「そうやって一人の女として見てくれる相手にその仕打ちとは」

雲龍「さすがに私あれよりクズな自信無いわ。許して? 」

天城「許すとかそういうことでもないですけどねぇ……」






提督「っくしゅ……ヤベぇな、風邪か? 」

高雄「猫の毛でも舞っているのかもしれませんね……暖房入れて換気でもしぁ……ぅ…………

提督「どうぞそのまま開けてよ。…………勝手に、あったまってるからさ」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:05:14.73 ID:8WDF54QW0

>>160







雲龍「まぁ、でも……そうね、時々遊ぶならそれでもいいかもしれないわ」

天城「あの人と同等のレベルで腰を振れと? 」

雲龍「姉の為に頑張ってほしいわそのくらい」

天城「姉様の為に、というのは構いませんけれど理由も内容も酷過ぎると思いますよ」

雲龍「そんなの知らない」

天城「はぁ」

雲龍「それにきっと、あの人の良さだとか凄さを再確認できるし、次がまた楽しみになるし」

天城「酷い女。…………………………………………姉様くらい奔放なのに最後の一線が厳しい女であれば、もっと幸せだったのでしょうか」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:09:10.29 ID:8WDF54QW0

< あくまであなたを見つめてさせてくれなきゃ >







雲龍「あとこう、単純に無機質なのって何か嫌。熱く燃やしてくれないと雑念に焦がされるわ」

天城「恋焦がれているわけですしそれでいいのじゃありません? 」

雲龍「それは燃え尽きる前の一瞬の輝きなの。業火に焼かれて踊ってるだけだから」

天城「ただ妹に擬似的にヤられるのは虚しい、と? 」

雲龍「そうね。…………それに矛盾するようだけど、それでも私あなたをあからさまな代用品扱いなんてしたくないから」
174 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:12:55.83 ID:8WDF54QW0

< ノットをいじらしく弄びながら >







提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明日は後ろからネクタイ結んで送り出してくれる? 」

高雄「それはあなた次第。…………今から私を上手く解いてくれたら、考えて差し上げましょうか」
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:13:23.78 ID:8WDF54QW0

ありがとうございました
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 22:16:48.16 ID:P8j3VFL+0
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:26:19.90 ID:od7Ymfpg0

< お手紙でも出しますか? >








能代「そういえば阿賀野姉ぇ」

阿賀野「んー? 」

能代「あのド腐れ優男には何貰ったの? 誕生日」

阿賀野「ふっつーに可愛いしばれガラスのグラス」

能代「ふぅん……? 」

阿賀野「本当はソーマチンが欲しかったんだけど別に言ってないからね。
さすがにそこまで求めてはいないよ阿賀野も」

能代「そんなサンタじゃないんだから……」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:27:38.13 ID:od7Ymfpg0

< 買えないことはないけどダルいらしい >







能代「ていうか、ソーマチン? 」

阿賀野「甘味料。いつか使ってみたいんだよね。
普通の砂糖とかスクラロースなんて目じゃないくらい激甘なやつ」

能代「それで何をつくるわけ? 」

阿賀野「? 普通のお料理とかお菓子だよ? 少なくて済むでしょ? 」

能代「……なんでそんな妙にセコいこと考えてるの? 」

Littorio「というか格段に甘いからといってもその言い方はお料理に対する侮辱では……? 」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:28:43.24 ID:od7Ymfpg0

< 精神的負荷と言った方が近いだろうか >








提督「俺はもう永遠に入らんと誓ったね、お化け屋敷」

漣「高雄さんと入ったのがそもそも間違いでしょ。
ご主人様そこまで空気と相手読めないアホでしたっけ」

提督「あいつが入ってみたいって言ったんだよ。
俺は楽しめるわけないって言ったんだぜ? 」

漣「ははぁ、ってことは高雄さんがアホだったわけですかねぇ」

提督「とも言い切れねぇだろう。兆が一怖がれて、楽しい恐怖ってやつを体感できるかもしれねぇし」

漣「理解はしますが桁が十は足りねぇですなぁ」

提督「だよな」






高雄「よく考えなくてもあの人に捨てられる方が余程恐ろしいですからね。
その他はホラーもですけれど怖いというよりただの嫌悪感ですし」

明石「そうかもしれないですけど怖いってそうじゃねぇと思いますよ……いやマジで」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:29:32.88 ID:od7Ymfpg0

< 決して羨ましくはない強さ >







高雄「では明石さんはあの人に捨てられるよりも怖いことがあると? 」

明石「あの人が先に死ぬこと。
嫌われたって捨てられたってね、
私は私の気持ちと愛情抱いていられればまだ想い出に生きていけますから」

高雄「なるほど。……理解も納得もしますけれど、明石さん」

明石「はい? 」

高雄「強いですね……ええ、最強と言ってもいい。私にはきっと永遠に手に入らない強さです」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:32:50.62 ID:od7Ymfpg0

< 与えよ、さらば与えられん >







愛宕「何か本当にしてほしかったらもうストレートに言った方がいいわ。
変に媚びたり機嫌取ったって足元見透かされて終わり」

涼月「そんな、ものでしょうか」

愛宕「矛盾するようだけどあぁいう天邪鬼に普通の意味での……“ お願いの正攻法 ”で迫っても仕方が無いもの」

涼月「それは愛宕さんの方が捻くれてるんじゃあ……」

愛宕「捻くれて当然なの。あぁいう男だから」

涼月「…………」

愛宕「何を頼みたいのかは知らないし酷い言い方をするようだけど」

涼月「え、ええ」

愛宕「今のあなたがあの人に与えられるメリットって、何?
そういうのが本当の意味であると自分で思える? 無いんなら、心ぶつけてきた方が悔いも少ないわ」

涼月「……………………」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:11.34 ID:od7Ymfpg0

< 闖入 >








龍田「いーけないんだー。私にやったみたいにまた他の女の子いじめてる」

愛宕「ッ…………あ、っなたに言ったのも、半分本音だったけど嫉妬の所為よ。今のは、違う」

涼月「…………」

龍田「嫉妬ねぇ。…………嫉妬なら何を言っても許されるって? 」

愛宕「悪かったわよ……うん、あのときは私が言い過ぎました。膝枕でもして慰めて差し上げましょうか? 」

龍田「要らないそんなの。……結果的には私の方が何か一つ吹っ切れたし」

愛宕「……そ」

涼月「話が読めない…………というか、あれ、私の話は? 」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:54.43 ID:od7Ymfpg0

< 愛の抱き方 >







愛宕「んー……まぁ、そうね、当ててあげましょうか? 」

涼月「はい? 」

愛宕「あなたがあの人にお願いしたいこと」

龍田「お願いねぇ……あぁ、分かりやすいかも」

愛宕「Romaとは引き離さないでほしい、って頼みたいんでしょう? 」

龍田「初月ちゃんが聞いたら苦笑いでショック受けそうねぇ〜」

愛宕「あの子あれで想いが大分強い子みたいだものね」

涼月「……………………」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:35:46.16 ID:od7Ymfpg0

< 隙あらばイチャつく >








時雨「いつでも抱けるメスがいるってどんな気分なんだろうね」

秋雲「何それエロ同人の話? 」

GZ「? 素直に愉快な気分だが」

WS「そうね」

GZ「あ? 」

WS「何か」

GZ「メス本人に同意されるとどうもと思ってな、lady」

WS「メスはあなたの方でしょうよ、Die dame」

GZ「…………」

WS「…………」

秋雲「…………うん? 」

時雨「やれやれ……あきつ丸の方がまだ話が通じるねこれと比べたら」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:36:57.39 ID:od7Ymfpg0

< 二人きりになれるのを見計らって >







提督「んー……何? 」

涼月「頼みたいことが……いえ、お願いしたいことがあるんです」

提督「ふーん、言ってみ」

涼月「Romaさんとはできれば離してほしくないんです、今後の配置まで含めて」

提督「今後、ってやつの期間は? 」

涼月「あなたが退役したり亡くなったりした後のことまで含めて」

提督「はは、強欲だね」

涼月「いけませんか? 」

提督「いいや、いけなくなんか無いよ。……もう誰かに聞いたかもしれないけどさ」

涼月「はい」

提督「初月や他の姉妹、それからいつか得られるかもしれない親友、そういうのを一段階は捨てるってことなんだぜそれ。
涼月にそれが覚悟できるか? 俺が何の対価も求めずにそれを約束する男に見えるか? 」

涼月「できませんし見えません。けど、お願いできるのはあなたしかいませんから」

提督「っ、はは、ふふ……正直、馬鹿正直なこと言うね……うん、承りました。
約束はしてやれないけどでき得る限り努力致します。これでいい? 」

涼月「言質、取りましたからね」

提督「はいはい。……………………この雰囲気だと愛宕辺りが素直にいけって言ったのかなぁ」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:41:47.39 ID:od7Ymfpg0

< 天邪鬼と評価される人の自称天邪鬼とは >







涼月「はい? 」

提督「いーえ。……ま、対価って言うのもアレかもしれないけど」

涼月「身体でも捧げよと? 」

提督「要らないわけじゃないけど受け取れないよ。……酌、してくれない? 」

涼月「はい。…………」

提督「うん、ありがとう」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………つまり、私から得るものなど何も無いということ、でしょうか」

提督「そういうことじゃないさ。俺は好きでもない子を自分の周りに置いておこうと思う程の天邪鬼じゃないよ」

涼月「天邪鬼、ね。…………なるほど、分かりました」

提督「うーん……? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:42:14.78 ID:od7Ymfpg0

ありがとうございました
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:42:57.75 ID:tRYsMgHt0
189 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:47:59.69 ID:eBjKXwbw0

< そんなことを言い出す相手だとは夢にも >







涼月「あの……キスのとき息継ぎってどうやったら上手くやれますか? 」

雲龍「相手の呼吸もあるけれど合わせさせるか合わせるかをまず分かることね。
分かってくれば逆に混ぜっ返してタイミング奪ったり舌を遊ばせたりできるけれど」

涼月「なるほど……間合いの類いでしょうか」

雲龍「違う気もするけど不正解でもないと思うわ。……ねぇ」

涼月「はい? 」

雲龍「たぶん私相手が一番被害も衝撃も少なかったのは確かでしょうけれど……それでももう少し気を遣ってくれるかしら。まだ早朝なのよ? 」

涼月「えー、と……? 」
190 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:50:17.25 ID:eBjKXwbw0

< 崇高とは >







涼月「雲龍さんなら戦場で息を切らせていても真顔で即答してくれるものかと」

雲龍「あなた私を馬鹿にし過ぎじゃないかしら」

愛宕「息なんて切らせないものねぇ〜」

雲龍「そうじゃない。……愛宕でもよかったと思うけれど」

涼月「愛宕さんはこう、なんていうか、尊いんです」

愛宕「う、うぅん……」

雲龍「私、自分の愛情を崇高だとは言わないけれどね……その認識は問題だと思うわ、さすがに美化し過ぎ」
191 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:53:40.32 ID:eBjKXwbw0

< 『Glory without Victory』 >









秋雲「某小説に出てくるみたいな完全な意味での両性具有者ってさ」

時雨「う、ううん? 」

秋雲「や、現実にいる人たちとか神性のある天使様とかはどうでもよくてね、あれって」

時雨「いや、別に何にも聞いてもいないし指摘なんてしてないんだけど」

秋雲「聖水ってどうなんだろうね。男としての部分から出るのか女としての部分から出るのか」

鹿島「うふ、聖水と呼ぶからには女としての部分からでは? 」

秋雲「なるほど確かに」

時雨「……あきつ丸くん」

あきつ丸「自分に言われても……こやつに飲ませ過ぎたのでは無くこやつが勝手に飲み過ぎたのであります」
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:58:14.25 ID:eBjKXwbw0

< ただただ早朝に好き勝手悪酔いしている恐怖 >







あきつ丸「そもそも……朝起きだしてきた自分の目の前で瓶を傾けられれば自責などあり得まい」

時雨「本当そうだね。……何? 」

鹿島「うふ……あはぁ……えへ…………」

時雨「…………」

秋雲「…………えーと、自分はオクスリなんて関わり無いんですけどー」

あきつ丸「幸いにして自分もだな」

時雨「僕もだね。……鹿島さんもだよ」

あきつ丸「…………」

秋雲「…………こんなの見てるぐらいなら首絞めないとイけないとか言われる方が1mmくらいはマシだよ、まだ逃避てきる」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:59:18.85 ID:eBjKXwbw0

< 何でもない朝にあなたと >







山城「ん……ぅ……? 」

提督「ライター点かないくらいで怖い顔すんなよ……ん」

山城「……ん…………フゥ、ありがとう」

提督「いーえ。……フ-…………知ってる? 」

山城「あん? 」

提督「シガーキスなんて咥えたままやらなくても火点いた方手で差し出した方がやりやすいって」

山城「それなら別にもう諦めて吸わないわ」

提督「あ、そ…………フゥ、そうだな。……………………その方がこう、身体にも良さそうだ」
194 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:01:14.88 ID:eBjKXwbw0

< 理由なんて雑でもいい >







山城「フゥ…………そもそもあなたのライターは普通に点くでしょうが」

提督「悪いね。今お前限定ぇ点けたくなかったの」

山城「あっそ」

提督「うん」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………私の舌の味、試してみる? 」

提督「喜んで。ヤニより濃いお前の味、分からせてよ」
195 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:03:08.30 ID:eBjKXwbw0

うーん……うーん……
次いつ戻ってくるのかは誰も知りません

ありがとうございました
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 22:06:26.13 ID:UnCkHf+g0
乙 気長に待ってます
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 23:24:05.06 ID:C8PizeUxo
お疲れ様です
書けるときでいいので
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:37:37.05 ID:kOHOXo9J0

< いやでも本当エロい気持ちとかは無くね? >






雲龍「ふむふむ……ふむふむ」

天城「口でふむふむ言うのは何か面白いとでも思っているんですか姉様」

雲龍「探究者演出というやつね、ふむ」

天城「はぁ」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………ふむ」

天城「…………Tシャツの上からだとしてもこう、じっくりと揉み上げるのはやめていただけますか」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:38:48.34 ID:kOHOXo9J0

< 助手かな? >







雲龍「何故? 恥ずかしいの? 」

天城「ええ、寧ろ姉様は羞恥心をどこにやったのです」

雲龍「あの人にグチャグチャに荒らされてしまったわ」

天城「はぁ」

雲龍「いいわね、こういうの……しっかりと肉が詰まっているのに、柔らかくて、温かくて、反発さえしてくる」

天城「…………んっ」

雲龍「…………ふむふむ」

葛城「あのさぁ……もう一人妹がいるんですけどー? ねーえー……? 」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:41:02.54 ID:kOHOXo9J0

< 揉めないことなんて無いけどね >







雲龍「? 揉む? 」

葛城「揉むか! 」

雲龍「困ったわね……揉まれる側にはなれそうもないというのに」

葛城「言ったなてめぇ! あぁん?! 」

雲龍「面倒臭い……負けは負けよ葛城」

葛城「負け?! 負けっつったかこの姉?! おぉん?! 」

雲龍「本当に面倒…………この子、酔ってる? 」

天城「んぅ……酔って、ると、思いますけれど……素面でもこんなことしそうな姉様が酷いだけでは? 」
201 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:44:40.10 ID:kOHOXo9J0

< カレースパの仲間(嘘) >






時雨「そういえばウォースパさんの誕生日だったね」

あきつ丸「あぁ」

時雨「伯爵が早々に部屋までお連れした所為で僕たち余り者がただ飲んでるだけだけど」

あきつ丸「自分は遅れてきた所為で今の今まで誕生日など忘れていたであります」

時雨「うん」

あきつ丸「あぁ」

時雨「…………」

あきつ丸「…………」

時雨「…………鈴谷さんいないし、寝れば? 」

あきつ丸「本気で友人のいないやつの行動な気がするのであります……」
202 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:46:47.98 ID:kOHOXo9J0

< 酔った所為ですきっとそうです >







雲龍「ソープフラワーって」

天城「はい? 」

雲龍「ソープフラワーそのもののことなのかお風呂屋さんの綺麗なお姉さんの暗喩なのか迷うところよね」

天城「え、えーと……」

葛城「んなわけ無いでしょーが。天城姉ぇも一々そんな困惑したフリしなくていいんだよ? ……素じゃない、よね? 」

天城「え、えーと……えー…………」
203 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:51:06.43 ID:kOHOXo9J0

< 私一人だけの所有物にしたいモノとそれ以外と >







雲龍「いえね、あの……あの人とのプレイを説明させられるのは普通に嫌なのだけれど」

松風「分からん……本当にその理由が、分からん」

旗風「これで本人の中では理路整然としてるらしいのが怖いよね」

雲龍「見せパンと勝負用の違いみたいなものよ」

山城「分からなくはないけれどもう少し品のある例えくらいできるでしょうが……」
204 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:52:52.97 ID:kOHOXo9J0

< 内輪での外向き用 >







雲龍「じゃあ仕方無いからご期待にお応えして」

旗風「いえ、いいですから」

雲龍「バックでヤられているときに指をしゃぶらされる屈辱感でも説明する? 」

松風「いや、結構」

涼月「私にはできないことなので興味はありますね」

雲龍「そう? 」

涼月「まぁ、その辺りもRomaさん次第ですけれど」

雲龍「なるほど」

山城「えぇ……」

松風「……」

旗風「……」





Roma「何故かしら、最近妙に恨みがましい目を向けられる気がするの」

Littorio「Littorioも同じね。…………何故かは分かるしLittorio自身にはどうしようもない部類ですけれど」
205 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:55:25.62 ID:kOHOXo9J0

< カミングアウトにならないカミングアウト >







葛城「え? ペニバン? 使うけど」

天城「そ、そう……」

葛城「まさか手首突っ込むわけにもいかないでしょ? 生の男なんてもっと嫌だし」

雲龍「そうね」

葛城「あれはあれで男とは違う動きと感覚だと思うんだよなー。
ある意味ではただただ喘がせて奉仕しているわけだし」

雲龍「あぁ……そう言われると興味が湧くわ。
出るものは無いわけだし限界は体力そのものだけなわけだから」

葛城「で、私たちには事実上その限界は無いみたいなものだから。……お待ちしておりますよ? お姉様」

雲龍「ま、私はヤっても腰振る方しかやりたくないけれど。……天城? 」

天城「は、はい? 」

雲龍「さすがに後退りされると傷付くわ。初めての動きだとしてもすぐ慣れてみせる」

天城「…………」

葛城「普通は“ さすがにヤらないから ”とか言うとこだと思うんだけどなぁ……」
206 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 23:00:08.49 ID:kOHOXo9J0

< 接収されたりはしないだろうが >






雲龍「あぁでも……そう……そうなのね」

天城「はい? 」

雲龍「いえね、ちょっと時間置いて本人がいなくなったら急に衝撃を受けたの」

天城「えーと、なんとかいうバンドのことですか? 」

雲龍「カマトト振るのもいい加減にしなさいよ」

天城「天城は断固として捨ててはいけない恥じらいというものがあると信じていますので」

雲龍「あ、そ……ニュアンス的に装着する側らしいけれど……いえ、この際そんなものはどうでもいいわ」

天城「はぁ」

雲龍「通販でしょう? 私たちはあの人のアカウントを通したりあの人の階級のお陰で抜け道があるけれどね」

天城「ええ」

雲龍「確実に検閲されるのが分かっていてもなお普通に注文できてしまう葛城に愕然としたの」

天城「…………嗚呼……」
207 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 23:01:31.45 ID:kOHOXo9J0

ありがとうございました
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 23:03:45.92 ID:pwlwFHeR0
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/27(土) 02:10:08.79 ID:+xs1UgrXo
お疲れ様です
今晩は寝れそうにない
まじやばい
210 :ちゃんと寝られたでしょうか…… ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/11/29(月) 22:20:46.28 ID:7qp1YV5V0

< 眉一つ動かさずに >







提督「十一月二十九日がいい肉の日ならさ」

加賀「ぁむ……なんです」

提督「沢山食って程良く酔ったから呟いてるだけ。食ってていいよ」

加賀「……」

提督「でも反応くらいはしろ。……十一月三十日はいい竿の日だよなぁ、って」

加賀「お肉の翌日はお魚というわけね。期待しているわ」

提督「うん。…………下ネタスルーされるとちょっと寂しい」
211 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/29(月) 22:22:03.40 ID:7qp1YV5V0

来月から本気出すたぶんきっとおそらく
なんか他に気分転換とかするといいかもしれなくもない気がします

また来ます
ありがとうございました
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 22:38:19.07 ID:u48A4B290
乙 あまり無理せずに
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 00:00:09.34 ID:rOv39e1mo
お疲れ様です
せわしい時期になるから無理せずに
214 : 【凶】 [saga]:2022/01/01(土) 22:09:08.07 ID:afs4ttwa0

十二月は本気を出すとはなんだったのか


2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……??

215 : 【吉】 [saga]:2022/01/01(土) 22:13:40.54 ID:afs4ttwa0

< 本気と宣言する本気というもの >






提督「新年早々悪いんだけどさ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年はなんか本気で生きられないかもしれない」

愛宕「いつもでしょ」

提督「そんなこと無いよ」

愛宕「でも本気で愛してもらったこと無い気がするし」

提督「そんなこと、無いよ。……本気に、させて? 」

愛宕「私たちでバトルロイヤルでもしてみればいいのね? 」

提督「本気で止めねぇとな。…………ふぅ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年は一緒に温泉行ってくれれば、本気出す。この風呂も悪くはないけどさ」

愛宕「はいはい。……………………ぅうん……」
216 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/01(土) 22:15:31.07 ID:afs4ttwa0

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶


中吉とか大吉って存在してるんですかね……

今年も1スレが目標です
十二月みたいに消える可能性も割とありますが

ともあれ今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/02(日) 00:11:46.58 ID:Yvsziy700
乙 今年もよろしくお願いします
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/02(日) 21:45:39.47 ID:JmJEhlZCo
あけましておめでとうございます
こんごともよろしく
219 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:05:27.91 ID:NnJAjArG0

< 遅ればせながら新年を祝うにあたって昨年の思い出でも >







雲龍「地味にフェラゴムが難しいことに驚いた昨年でした」

加賀「……そう」

葛城「言いたいことが何かは分かるけどあれフェラゴムっていうの? 」

天城「口でゴムをつける、としか言いようが無いと思いますが」

雲龍「ま、名前はどうでも。取り敢えず、最初は難しかったのよ」

加賀「はしたない。…………赤城さん? 」

赤城「え、いや、なんというか……私って初心だったのかなぁ、とか、思わないでも? 」
220 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:08:11.59 ID:NnJAjArG0

< 論理と想像の飛躍(意味は同じ) >






雲龍「空母一初心でありながら世界有数の面従腹背クズ女というのも中々に濃いキャラクタですね」

加賀「馬鹿、初心というのは擬態よ」

葛城「男を飼う赤城さんかぁ……」

天城「モグモグし始めても驚きませんよね」

赤城「あのですねぇ……」
221 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:14:40.43 ID:NnJAjArG0

< 欲しいといえば欲しいような熨斗付けて返したいような >






赤城「でもですね、別に信じてくれなくても構いませんが純潔は保っているんですよ。
男にも女にも、この身体を許したことはありません」

天城「だから怖いんですよ」

葛城「しかも利になると思えば今すぐにでも娼婦にでもなれそうだし」

加賀「長く持てば長く保持する程強固になる鬼札ですものね。
赤城さんのイメージという分かりやすい武器の必殺」

雲龍「そこらのビッチな女よりも余程女を使っていますものね、この玉藻前」

赤城「それは当然でしょう? 出し渋り大事に取っておくものです、女なんてものは」

瑞穂「…………自他共に認める処女に力説されて説得力があるなんてもう意味が分かりませんね」
222 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:23:32.51 ID:NnJAjArG0

< 解放 >






提督「毎回手頃な美少女食い殺して化けてんなら、ほら」

雲龍「膜も再生しようというものね」

赤城「ええ、ええ、そうですとも……はい」

加賀「実は千二百年程前は若藻と呼ばれていたのでは? 」

叢雲「あれ摩竭陀の雑さは兎も角として褒姒の辺りとかその後とか時系列があやふやでよく分からないのよね。
本当のところおしえてくれる? 」

赤城「お昼寝してたんです。人々の悪意を溜め込んで」

提督「……なるほど」

雲龍「……ほう」

加賀「……嗚呼」

叢雲「……恐ろしいものね」

赤城「いや、これボケ……ボケなんですってば、くだらないボケに大層な集団ボケで返さないでくださいよぅ……」
223 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:25:42.77 ID:NnJAjArG0

< 何食べたい? >







提督「え、うーん……冷蔵庫を思い出して考え得る最適解は」

高雄「ええ」

提督「麻婆春雨に白米、中華スープ! 」

高雄「……叢雲さん」

叢雲「気分じゃない。あんたが気分変えなさい」

提督「はいよ。じゃあカルボナーラ。スープは絶対コンソメ」

高雄「心得ました」

叢雲「ふん。……あんたって」

提督「あん? 」

叢雲「なんでもいいとは絶対言わないわよね。内心そう思っていたとしても」

提督「ママ上殿の教育だな。なんでもいいとそれじゃ駄目でガチ喧嘩してから俺は変わった」

叢雲「馬っ鹿じゃないの……」
224 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:26:39.15 ID:NnJAjArG0

< 極狭の針に糸を通した末路 >




 


提督「ただまぁ俺が女の子にそこそこストレス与えずに満足してもらえてるならママ上殿の教育が九割はいくな」

叢雲「一見素晴らしい女性に思えるけど……ある意味あなたの母親が元凶じゃない。こんなクズ男生み出した」

提督「……確かに」
225 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:29:11.76 ID:NnJAjArG0

< やさぐれるというもの >







天城「思ったんですけどね」

雲龍「うん? 」

天城「あの人って女の子の泣き顔だとか痛がってる顔を見ながら楽しめる趣味が無いじゃないですか」

雲龍「残念なことね」

天城「はぁ。……で、雲龍姉様は本当に不快になるギリギリの痛苦が欲しい、と」

雲龍「そのラインを行ったり来たりする所まであの人を持っていくのが難しいのよ」

天城「ええ。……まぁ、そうであるのならつまりですね、姉様の演技にはまだ改善の余地があるのでは、と」

雲龍「なるほど……さすが天城ね。熟考に値するわ」

葛城「しねーよ……刹那の思考も要らないくらいのゴミみたいな価値さえねーよその流れ」
226 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:30:24.45 ID:NnJAjArG0

< 正しく自業自得といえる >







天城「でもほら、あの人はあの人でストレスを無意識に解消できるかもしれないし」

葛城「いやいやいや……あの人クズ極まってるけどそういうタイプのクズではないから」

雲龍「あら、抱かれたことも無いあなたにあの人の何が分かるの? 」

葛城「あんたら馬鹿姉二人が心真っ黒に染めるまで焦がれてる相手が自分の女の不幸願うわけ無いでしょうが」

天城「…………なるほど」

雲龍「…………確かに」

赤城「そこで深く頷くのもあの人に失礼な気はしますけれどねぇ……」
227 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:31:22.14 ID:NnJAjArG0

< 伝道師 >
 







提督「いや、水族館はいいぞ。デートならもう鉄板で構わない」

涼月「はぁ」

提督「ちょっと遠出できる上に海が近いから食事を普段より豪華にしても不自然じゃない。
場所によっては別のアクティビティもあるしラフな格好の方が映える」

涼月「色々考えてるんですね、意外でもないですけど」

提督「そう? あぁ、それになにより」

涼月「なにより? 」

提督「水族館は、楽しい! 」

涼月「はぁ」

提督「何も分かってない顔をしておるなお嬢さん。
行ってみ? Romaお姉さんと行ってみ? 世界、変わるよ? 」

涼月「は、はぁ……」

伊14「定期的に何かの回し者みたいになるけどこれなんなの? 何かの周期でもあるの? 」

伊13「知ら、ない……けど……でも、本気で楽しそうだよ……? 」
228 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:32:53.17 ID:NnJAjArG0

< いや、でも本当楽しいと思うの >







伊14「姉貴……すーぐ詐欺師とかに騙されそうで妹は心配だよ? 」

伊13「そんな、こと、無いから……この人が、悪い」

提督「そんなわけあるか。水族館は本気で楽しいんだぞ」

涼月「まぁ、そんなに言うなら誘ってみますけど……Romaさんに運転してもらった方がいいでしょうか」

提督「その方が無難かな。免許は二人とも持ってるけどどうしても見た目年齢のことがあるし」

伊13「涼月さんなら、大丈夫な気も、しますけど」

提督「まぁな。……リードさせてやれってこと。
あいつはそういうの気にする方だから大事にしてやれ」

涼月「……なるほど」

伊14「今日一の頷きだよー……? なんでぇ……? 」
229 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:37:26.74 ID:NnJAjArG0

< ふと逃げられると気付いて、そのまま >






愛宕「不思議よね。この人これでデート中は殆ど雑学喋り散らかしたりしないし」

高雄「こっちが訊いたとしても本当に丁度良いタイミングで打ち切ったり話変えるものね」

提督「…………」

Littorio「大分絶賛に近いと思いますけれど……そんなに聞いてほしいなら叢雲と旅行でもしてきては? 」

提督「喧嘩しそう」

叢雲「結局議論になるんだから今すぐここで始めようが水族館で始めようが同じね」

Littorio「そうですか。…………まぁ、いきなり二人で失踪されても困りますしね」
230 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:39:47.10 ID:NnJAjArG0

< 期待の目 >






提督「まぁ、むーちゃんがデートしよ? って上目遣いで囁いてくれたら是非も無いけど」

叢雲「そんな薄寒いこと言う私なんてどこが楽し……心から楽しいみたいな顔やめてくれる?
これだけじゃなくて、あなたたち全員よ馬鹿ァ! 」
231 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:40:51.23 ID:NnJAjArG0

< ヴゥゥゥゥ…… >








時雨「あのさぁ……横須賀鎮守府って一応は帝国でも有数の憧れ集めてる場所なんだけど? 」

鈴谷「まぁ、実際は人殺しのクズとか男女問わない色情魔とか大概なのばっかの魔窟だけど」

あきつ丸「不可解……いや、本当に不可思議極まるな」

鹿島「あら、またいつもの面子ですけど廊下の真ん中で突っ立って……うん? 」

大井「…………ローターって普通廊下の真ん中で震えているものなの? 」

那珂「知らないよそんなの……」
232 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:43:36.93 ID:NnJAjArG0

< 暴露る恐怖の度合い≒快感 >







鈴谷「てーかそもそも皆これが何かは分かるんだね」

大井「まぁ……ここでカマトト振る度胸のある女の方が怖いわ」

那珂「川内ちゃんとかは割と怪しい気もするけどねー。……止めないの? 」

時雨「那珂ちゃんはこれ触りたいのかい? 」

那珂「全く」

あきつ丸「そうだな」

大井「じゃあ、放置? 」

鈴谷「放置でしょ」

鹿島「そうですね。……こうよく見ると妙に粘ついたような光沢もありますしプレイ中か何かだったのでしょうか」
233 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:47:19.30 ID:NnJAjArG0

< 投げるな、置くな、跨ぐな >







雲龍「ぁ……」

提督「んだよ、ハッピー乳イヤーはヤったじゃねぇか。ずっと忘れててもよかったのに」

雲龍「どうせなら巫女コスをすればよかったかと思って」

提督「間に合ってる」

山城「間に合ってるわね」

扶桑「あの、私たちの戦闘衣は違いますけれど」

提督「ん? そうだね」

山城「……ええ」

扶桑「?? 」

雲龍「そう。……………………巫女さんな山城、か」
234 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:50:45.93 ID:NnJAjArG0

< 無敵 >






雲龍「知ってる? 巫女装束っていうのは神聖なもので護符と同じなの。
巫女装束三原則なんてものもあるのよ? その一つに“ 置くな ”っていうのがあって

山城「すぐに畳みましたとも。脱いでから畳むまで命令されて」

扶桑「…………」

提督「いや、あの、えっと……うーん……」

雲龍「……」

山城「何か? 」

提督「嘘は言ってねぇけどもだな……双方盛り上がったプレイを恣意的に語るって露悪と悪意が過ぎるんじゃねぇのかなって」

235 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:51:13.18 ID:NnJAjArG0

ありがとうございました
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/10(月) 23:37:49.97 ID:CHrv1YSH0
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/03/02(水) 14:36:15.48 ID:6PQ92tHk0
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