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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」

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160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 08:46:15.77 ID:P8j3VFL+0
>>159
行為中の雲龍って提督には虐められたいがその他の女性に対しては虐めたいって感じじゃないか?
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:45:38.06 ID:8WDF54QW0

< 次回乞うご期待 >







提督「女の子はわざわざ正面からネクタイを結んであげたいようだけどもね」

高雄「はぁ」

提督「俺は後ろからギュッとしてくれるのの良さを提唱したいね。
柔らかい感触分けてくれて抱き締めてる送り出してほしいの男っていうのは」

高雄「そうですか。……どうぞ」

提督「いつもありがとう。……………………全く反応せずに正面から完遂、か」
162 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:46:29.51 ID:8WDF54QW0

< 理想は最初の発情期を迎える前ですが >







扶桑「牡に飢えていたのかしら、この子も」

山城「この子、も? 」

扶桑「言葉の綾よ山城。……サンジョルディもエリザベスも幸せだと思う? 」

山城「パートナーがいて、暖かい部屋があって、何もしなくても食事が出てくるんです。
なんならば雲龍のような何故か獣に好かれる女もいますし」

扶桑「そう……そうよね……ええ、幸せよね、きっと」

山城「そう信じ込むのが動物を飼う方の気持ちには必要だと思いますよ、私は」

扶桑「……そ」

山城「ええ」

扶桑「……」

山城「……」

扶桑「……猫って交尾の刺激で排卵するから100%に近い妊娠率らしいわ」

山城「なるほど。……だから去勢されてきたんですね、この子」
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:47:06.96 ID:8WDF54QW0

< まだ生まれて半月くらい >








加賀「あぁ……あぁ…………あぁ……あり得ないわ……ぅふ、ふふふふ……」

天城「あり得ないのは加賀さんの蕩け振りだと思いますけれど」

葛城「生まれてから結構経ってんのにね」

阿賀野「子猫って本当に小さいんだねぇ……こんなちっちゃいのが五匹かぁ」

能代「それぞれ模様にも個性があって楽しいものね」

加賀「あぁそんな……こんな、こんなにも愛らしい生き物がこの世に存在していいの……? 」

Littorio「いいのじゃないですかたぶん。
……そんなことよりそろそろ五匹分の名前、考え終わりました? 」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:01.28 ID:8WDF54QW0

< 数の暴力(可愛い) >








扶桑「そもそも飼い猫として責任を持つなら避妊手術は重要らしいわ」

山城「あぁ、身体にも大きな負担になるんですってね、発情って」

扶桑「ええ、加賀さんが力説していたのの受け売りだけれど」

山城「私もですよ」

扶桑「そう……」

山城「……」

扶桑「……」

山城「…………オス二匹にメス三匹でしたっけ」

扶桑「みたいね。……こんな部分でさえ女優位なのね、って笑ってしまったわ私」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:47.60 ID:8WDF54QW0

< 原罪の現在 >







赤城「ねぇ、さすがにおかしいと思いません? 」

龍田「えー、とぉ……」

赤城「あんな生後十数日の生き物にさえ怯えられるってなんなんですか、私が一体何をしたっていうんです、ねぇ? 」

龍田「あはは……」
166 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:51:29.62 ID:8WDF54QW0

< 最高にプリミティヴ >







雲龍「赤城さんまだ出禁なんですか? 猫部屋」

赤城「生まれた翌日少しだけ眺めてそれ以来一度も生では見ていません」

雲龍「はぁ」

龍田「ストレスを与え過ぎるのはよくないからってことみたいねぇ〜」

雲龍「なるほど」

赤城「ヒトに怨まれて忌避される理由は沢山あるけれど……いえ、それだって殆ど表には……どうして? これがもしかして、天罰……? 」
167 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:52:08.38 ID:8WDF54QW0

< (苦笑) >








龍田「嫌ですねぇ〜……こんなことでカミサマを見つけないでくださいよ」

赤城「苦痛を押し付ける格好の相手でしょう神仏の類いって」

龍田「まぁ、そうですけどねぇ」

雲龍「猫や犬にあれだけ嫌われていて何故神仏の皆さんには拒まれないと思えるんです赤城さんは」

赤城「…………」

龍田「くふ、ふ…………あっは……」
168 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:54:07.26 ID:8WDF54QW0

< NTT(猫・と・通信) >







雲龍「猫になりたいわ」

天城「今現在でも十二分に猫のような女だと思いますけれど」

雲龍「ところ構わず、空気なんて放って、舐め回したりできるのに。
言葉なんて無くたって全部分かったつもりになって甘えたりできるのに」

天城「その代わりあの人と褥を共にはできませんね」

雲龍「猫にだけはなりたくないわ私」

天城「はぁ」

葛城「姉が馬鹿過ぎるんだけどどうしたらいいのかな私」

伊14「知りませんよそんなのー……それこそ猫ちゃんくらいしか完璧な意思疎通できないんじゃないです? 」
169 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:56:07.93 ID:8WDF54QW0

< ソファが極楽に変わる >







雲龍「〜〜〜〜♪ 」

天城「〜〜〜〜♪ 」








漣「髪の毛まふまふ〜♪ って感じかな? 」

能代「性獣に後ろから抱きすくめられてる妹、かぁ……うーん」

叢雲「んん……何故あれでレズっ気が全く無いのか分からなくなってきたわ。
いえ、そもそも二人とも両刀かもしれないけど女は別腹じゃなかったの? 」

海風「えぇ……」

江風「……叢雲の頭ぶっ壊すってココの魔窟具合やっぱおかしいよな」
170 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:57:45.54 ID:8WDF54QW0

< いや、でも、こう、尊ければ取り敢えず良くないかな >







海風「というかあれ何やってるんだろう。別にテレビ見てるわけでもないし」

漣「ソファで抱き締められて抱き締めてる、それだけじゃない? 」

叢雲「あの二人が……雲龍姉妹が考えてることなんて普通のヒトには分かりっこ無いわ」

葛城「しっつれーな。私はまともですけどー? 」

叢雲「そんなわけ」

能代「イヤホンで何か聴いてるとかそういう選択肢は? 」

江風「実にそれっぽいな。……ワイヤレスだとその辺分かりにくいし」
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:00:51.38 ID:8WDF54QW0

< 抱く > 抱かれる >







天城「>>159 というお便りが」

雲龍「漣も時々言うけどそれ、何なの? 」

天城「それこそ漣さんも言うと思いますけれど様式美です」

雲龍「様式美ね……私は」

天城「ええ」

雲龍「本当はあの男としか寝たくないのよ。
それでも寂しくて壊れそうだから妥協して女とも絡んでるの」

天城「男相手じゃなければ浮気じゃないみたいなのはどうかと思いますよさすがに」

雲龍「その辺は本当に妥協点としか言えないわ。
あれで女相手でも簡単に嫉妬してくれる男っていうのもあるけど」

天城「そうやって一人の女として見てくれる相手にその仕打ちとは」

雲龍「さすがに私あれよりクズな自信無いわ。許して? 」

天城「許すとかそういうことでもないですけどねぇ……」






提督「っくしゅ……ヤベぇな、風邪か? 」

高雄「猫の毛でも舞っているのかもしれませんね……暖房入れて換気でもしぁ……ぅ…………

提督「どうぞそのまま開けてよ。…………勝手に、あったまってるからさ」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:05:14.73 ID:8WDF54QW0

>>160







雲龍「まぁ、でも……そうね、時々遊ぶならそれでもいいかもしれないわ」

天城「あの人と同等のレベルで腰を振れと? 」

雲龍「姉の為に頑張ってほしいわそのくらい」

天城「姉様の為に、というのは構いませんけれど理由も内容も酷過ぎると思いますよ」

雲龍「そんなの知らない」

天城「はぁ」

雲龍「それにきっと、あの人の良さだとか凄さを再確認できるし、次がまた楽しみになるし」

天城「酷い女。…………………………………………姉様くらい奔放なのに最後の一線が厳しい女であれば、もっと幸せだったのでしょうか」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:09:10.29 ID:8WDF54QW0

< あくまであなたを見つめてさせてくれなきゃ >







雲龍「あとこう、単純に無機質なのって何か嫌。熱く燃やしてくれないと雑念に焦がされるわ」

天城「恋焦がれているわけですしそれでいいのじゃありません? 」

雲龍「それは燃え尽きる前の一瞬の輝きなの。業火に焼かれて踊ってるだけだから」

天城「ただ妹に擬似的にヤられるのは虚しい、と? 」

雲龍「そうね。…………それに矛盾するようだけど、それでも私あなたをあからさまな代用品扱いなんてしたくないから」
174 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:12:55.83 ID:8WDF54QW0

< ノットをいじらしく弄びながら >







提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明日は後ろからネクタイ結んで送り出してくれる? 」

高雄「それはあなた次第。…………今から私を上手く解いてくれたら、考えて差し上げましょうか」
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:13:23.78 ID:8WDF54QW0

ありがとうございました
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 22:16:48.16 ID:P8j3VFL+0
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:26:19.90 ID:od7Ymfpg0

< お手紙でも出しますか? >








能代「そういえば阿賀野姉ぇ」

阿賀野「んー? 」

能代「あのド腐れ優男には何貰ったの? 誕生日」

阿賀野「ふっつーに可愛いしばれガラスのグラス」

能代「ふぅん……? 」

阿賀野「本当はソーマチンが欲しかったんだけど別に言ってないからね。
さすがにそこまで求めてはいないよ阿賀野も」

能代「そんなサンタじゃないんだから……」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:27:38.13 ID:od7Ymfpg0

< 買えないことはないけどダルいらしい >







能代「ていうか、ソーマチン? 」

阿賀野「甘味料。いつか使ってみたいんだよね。
普通の砂糖とかスクラロースなんて目じゃないくらい激甘なやつ」

能代「それで何をつくるわけ? 」

阿賀野「? 普通のお料理とかお菓子だよ? 少なくて済むでしょ? 」

能代「……なんでそんな妙にセコいこと考えてるの? 」

Littorio「というか格段に甘いからといってもその言い方はお料理に対する侮辱では……? 」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:28:43.24 ID:od7Ymfpg0

< 精神的負荷と言った方が近いだろうか >








提督「俺はもう永遠に入らんと誓ったね、お化け屋敷」

漣「高雄さんと入ったのがそもそも間違いでしょ。
ご主人様そこまで空気と相手読めないアホでしたっけ」

提督「あいつが入ってみたいって言ったんだよ。
俺は楽しめるわけないって言ったんだぜ? 」

漣「ははぁ、ってことは高雄さんがアホだったわけですかねぇ」

提督「とも言い切れねぇだろう。兆が一怖がれて、楽しい恐怖ってやつを体感できるかもしれねぇし」

漣「理解はしますが桁が十は足りねぇですなぁ」

提督「だよな」






高雄「よく考えなくてもあの人に捨てられる方が余程恐ろしいですからね。
その他はホラーもですけれど怖いというよりただの嫌悪感ですし」

明石「そうかもしれないですけど怖いってそうじゃねぇと思いますよ……いやマジで」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:29:32.88 ID:od7Ymfpg0

< 決して羨ましくはない強さ >







高雄「では明石さんはあの人に捨てられるよりも怖いことがあると? 」

明石「あの人が先に死ぬこと。
嫌われたって捨てられたってね、
私は私の気持ちと愛情抱いていられればまだ想い出に生きていけますから」

高雄「なるほど。……理解も納得もしますけれど、明石さん」

明石「はい? 」

高雄「強いですね……ええ、最強と言ってもいい。私にはきっと永遠に手に入らない強さです」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:32:50.62 ID:od7Ymfpg0

< 与えよ、さらば与えられん >







愛宕「何か本当にしてほしかったらもうストレートに言った方がいいわ。
変に媚びたり機嫌取ったって足元見透かされて終わり」

涼月「そんな、ものでしょうか」

愛宕「矛盾するようだけどあぁいう天邪鬼に普通の意味での……“ お願いの正攻法 ”で迫っても仕方が無いもの」

涼月「それは愛宕さんの方が捻くれてるんじゃあ……」

愛宕「捻くれて当然なの。あぁいう男だから」

涼月「…………」

愛宕「何を頼みたいのかは知らないし酷い言い方をするようだけど」

涼月「え、ええ」

愛宕「今のあなたがあの人に与えられるメリットって、何?
そういうのが本当の意味であると自分で思える? 無いんなら、心ぶつけてきた方が悔いも少ないわ」

涼月「……………………」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:11.34 ID:od7Ymfpg0

< 闖入 >








龍田「いーけないんだー。私にやったみたいにまた他の女の子いじめてる」

愛宕「ッ…………あ、っなたに言ったのも、半分本音だったけど嫉妬の所為よ。今のは、違う」

涼月「…………」

龍田「嫉妬ねぇ。…………嫉妬なら何を言っても許されるって? 」

愛宕「悪かったわよ……うん、あのときは私が言い過ぎました。膝枕でもして慰めて差し上げましょうか? 」

龍田「要らないそんなの。……結果的には私の方が何か一つ吹っ切れたし」

愛宕「……そ」

涼月「話が読めない…………というか、あれ、私の話は? 」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:54.43 ID:od7Ymfpg0

< 愛の抱き方 >







愛宕「んー……まぁ、そうね、当ててあげましょうか? 」

涼月「はい? 」

愛宕「あなたがあの人にお願いしたいこと」

龍田「お願いねぇ……あぁ、分かりやすいかも」

愛宕「Romaとは引き離さないでほしい、って頼みたいんでしょう? 」

龍田「初月ちゃんが聞いたら苦笑いでショック受けそうねぇ〜」

愛宕「あの子あれで想いが大分強い子みたいだものね」

涼月「……………………」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:35:46.16 ID:od7Ymfpg0

< 隙あらばイチャつく >








時雨「いつでも抱けるメスがいるってどんな気分なんだろうね」

秋雲「何それエロ同人の話? 」

GZ「? 素直に愉快な気分だが」

WS「そうね」

GZ「あ? 」

WS「何か」

GZ「メス本人に同意されるとどうもと思ってな、lady」

WS「メスはあなたの方でしょうよ、Die dame」

GZ「…………」

WS「…………」

秋雲「…………うん? 」

時雨「やれやれ……あきつ丸の方がまだ話が通じるねこれと比べたら」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:36:57.39 ID:od7Ymfpg0

< 二人きりになれるのを見計らって >







提督「んー……何? 」

涼月「頼みたいことが……いえ、お願いしたいことがあるんです」

提督「ふーん、言ってみ」

涼月「Romaさんとはできれば離してほしくないんです、今後の配置まで含めて」

提督「今後、ってやつの期間は? 」

涼月「あなたが退役したり亡くなったりした後のことまで含めて」

提督「はは、強欲だね」

涼月「いけませんか? 」

提督「いいや、いけなくなんか無いよ。……もう誰かに聞いたかもしれないけどさ」

涼月「はい」

提督「初月や他の姉妹、それからいつか得られるかもしれない親友、そういうのを一段階は捨てるってことなんだぜそれ。
涼月にそれが覚悟できるか? 俺が何の対価も求めずにそれを約束する男に見えるか? 」

涼月「できませんし見えません。けど、お願いできるのはあなたしかいませんから」

提督「っ、はは、ふふ……正直、馬鹿正直なこと言うね……うん、承りました。
約束はしてやれないけどでき得る限り努力致します。これでいい? 」

涼月「言質、取りましたからね」

提督「はいはい。……………………この雰囲気だと愛宕辺りが素直にいけって言ったのかなぁ」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:41:47.39 ID:od7Ymfpg0

< 天邪鬼と評価される人の自称天邪鬼とは >







涼月「はい? 」

提督「いーえ。……ま、対価って言うのもアレかもしれないけど」

涼月「身体でも捧げよと? 」

提督「要らないわけじゃないけど受け取れないよ。……酌、してくれない? 」

涼月「はい。…………」

提督「うん、ありがとう」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………つまり、私から得るものなど何も無いということ、でしょうか」

提督「そういうことじゃないさ。俺は好きでもない子を自分の周りに置いておこうと思う程の天邪鬼じゃないよ」

涼月「天邪鬼、ね。…………なるほど、分かりました」

提督「うーん……? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:42:14.78 ID:od7Ymfpg0

ありがとうございました
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:42:57.75 ID:tRYsMgHt0
189 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:47:59.69 ID:eBjKXwbw0

< そんなことを言い出す相手だとは夢にも >







涼月「あの……キスのとき息継ぎってどうやったら上手くやれますか? 」

雲龍「相手の呼吸もあるけれど合わせさせるか合わせるかをまず分かることね。
分かってくれば逆に混ぜっ返してタイミング奪ったり舌を遊ばせたりできるけれど」

涼月「なるほど……間合いの類いでしょうか」

雲龍「違う気もするけど不正解でもないと思うわ。……ねぇ」

涼月「はい? 」

雲龍「たぶん私相手が一番被害も衝撃も少なかったのは確かでしょうけれど……それでももう少し気を遣ってくれるかしら。まだ早朝なのよ? 」

涼月「えー、と……? 」
190 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:50:17.25 ID:eBjKXwbw0

< 崇高とは >







涼月「雲龍さんなら戦場で息を切らせていても真顔で即答してくれるものかと」

雲龍「あなた私を馬鹿にし過ぎじゃないかしら」

愛宕「息なんて切らせないものねぇ〜」

雲龍「そうじゃない。……愛宕でもよかったと思うけれど」

涼月「愛宕さんはこう、なんていうか、尊いんです」

愛宕「う、うぅん……」

雲龍「私、自分の愛情を崇高だとは言わないけれどね……その認識は問題だと思うわ、さすがに美化し過ぎ」
191 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:53:40.32 ID:eBjKXwbw0

< 『Glory without Victory』 >









秋雲「某小説に出てくるみたいな完全な意味での両性具有者ってさ」

時雨「う、ううん? 」

秋雲「や、現実にいる人たちとか神性のある天使様とかはどうでもよくてね、あれって」

時雨「いや、別に何にも聞いてもいないし指摘なんてしてないんだけど」

秋雲「聖水ってどうなんだろうね。男としての部分から出るのか女としての部分から出るのか」

鹿島「うふ、聖水と呼ぶからには女としての部分からでは? 」

秋雲「なるほど確かに」

時雨「……あきつ丸くん」

あきつ丸「自分に言われても……こやつに飲ませ過ぎたのでは無くこやつが勝手に飲み過ぎたのであります」
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:58:14.25 ID:eBjKXwbw0

< ただただ早朝に好き勝手悪酔いしている恐怖 >







あきつ丸「そもそも……朝起きだしてきた自分の目の前で瓶を傾けられれば自責などあり得まい」

時雨「本当そうだね。……何? 」

鹿島「うふ……あはぁ……えへ…………」

時雨「…………」

秋雲「…………えーと、自分はオクスリなんて関わり無いんですけどー」

あきつ丸「幸いにして自分もだな」

時雨「僕もだね。……鹿島さんもだよ」

あきつ丸「…………」

秋雲「…………こんなの見てるぐらいなら首絞めないとイけないとか言われる方が1mmくらいはマシだよ、まだ逃避てきる」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:59:18.85 ID:eBjKXwbw0

< 何でもない朝にあなたと >







山城「ん……ぅ……? 」

提督「ライター点かないくらいで怖い顔すんなよ……ん」

山城「……ん…………フゥ、ありがとう」

提督「いーえ。……フ-…………知ってる? 」

山城「あん? 」

提督「シガーキスなんて咥えたままやらなくても火点いた方手で差し出した方がやりやすいって」

山城「それなら別にもう諦めて吸わないわ」

提督「あ、そ…………フゥ、そうだな。……………………その方がこう、身体にも良さそうだ」
194 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:01:14.88 ID:eBjKXwbw0

< 理由なんて雑でもいい >







山城「フゥ…………そもそもあなたのライターは普通に点くでしょうが」

提督「悪いね。今お前限定ぇ点けたくなかったの」

山城「あっそ」

提督「うん」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………私の舌の味、試してみる? 」

提督「喜んで。ヤニより濃いお前の味、分からせてよ」
195 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:03:08.30 ID:eBjKXwbw0

うーん……うーん……
次いつ戻ってくるのかは誰も知りません

ありがとうございました
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 22:06:26.13 ID:UnCkHf+g0
乙 気長に待ってます
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 23:24:05.06 ID:C8PizeUxo
お疲れ様です
書けるときでいいので
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:37:37.05 ID:kOHOXo9J0

< いやでも本当エロい気持ちとかは無くね? >






雲龍「ふむふむ……ふむふむ」

天城「口でふむふむ言うのは何か面白いとでも思っているんですか姉様」

雲龍「探究者演出というやつね、ふむ」

天城「はぁ」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………ふむ」

天城「…………Tシャツの上からだとしてもこう、じっくりと揉み上げるのはやめていただけますか」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:38:48.34 ID:kOHOXo9J0

< 助手かな? >







雲龍「何故? 恥ずかしいの? 」

天城「ええ、寧ろ姉様は羞恥心をどこにやったのです」

雲龍「あの人にグチャグチャに荒らされてしまったわ」

天城「はぁ」

雲龍「いいわね、こういうの……しっかりと肉が詰まっているのに、柔らかくて、温かくて、反発さえしてくる」

天城「…………んっ」

雲龍「…………ふむふむ」

葛城「あのさぁ……もう一人妹がいるんですけどー? ねーえー……? 」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:41:02.54 ID:kOHOXo9J0

< 揉めないことなんて無いけどね >







雲龍「? 揉む? 」

葛城「揉むか! 」

雲龍「困ったわね……揉まれる側にはなれそうもないというのに」

葛城「言ったなてめぇ! あぁん?! 」

雲龍「面倒臭い……負けは負けよ葛城」

葛城「負け?! 負けっつったかこの姉?! おぉん?! 」

雲龍「本当に面倒…………この子、酔ってる? 」

天城「んぅ……酔って、ると、思いますけれど……素面でもこんなことしそうな姉様が酷いだけでは? 」
201 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:44:40.10 ID:kOHOXo9J0

< カレースパの仲間(嘘) >






時雨「そういえばウォースパさんの誕生日だったね」

あきつ丸「あぁ」

時雨「伯爵が早々に部屋までお連れした所為で僕たち余り者がただ飲んでるだけだけど」

あきつ丸「自分は遅れてきた所為で今の今まで誕生日など忘れていたであります」

時雨「うん」

あきつ丸「あぁ」

時雨「…………」

あきつ丸「…………」

時雨「…………鈴谷さんいないし、寝れば? 」

あきつ丸「本気で友人のいないやつの行動な気がするのであります……」
202 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:46:47.98 ID:kOHOXo9J0

< 酔った所為ですきっとそうです >







雲龍「ソープフラワーって」

天城「はい? 」

雲龍「ソープフラワーそのもののことなのかお風呂屋さんの綺麗なお姉さんの暗喩なのか迷うところよね」

天城「え、えーと……」

葛城「んなわけ無いでしょーが。天城姉ぇも一々そんな困惑したフリしなくていいんだよ? ……素じゃない、よね? 」

天城「え、えーと……えー…………」
203 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:51:06.43 ID:kOHOXo9J0

< 私一人だけの所有物にしたいモノとそれ以外と >







雲龍「いえね、あの……あの人とのプレイを説明させられるのは普通に嫌なのだけれど」

松風「分からん……本当にその理由が、分からん」

旗風「これで本人の中では理路整然としてるらしいのが怖いよね」

雲龍「見せパンと勝負用の違いみたいなものよ」

山城「分からなくはないけれどもう少し品のある例えくらいできるでしょうが……」
204 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:52:52.97 ID:kOHOXo9J0

< 内輪での外向き用 >







雲龍「じゃあ仕方無いからご期待にお応えして」

旗風「いえ、いいですから」

雲龍「バックでヤられているときに指をしゃぶらされる屈辱感でも説明する? 」

松風「いや、結構」

涼月「私にはできないことなので興味はありますね」

雲龍「そう? 」

涼月「まぁ、その辺りもRomaさん次第ですけれど」

雲龍「なるほど」

山城「えぇ……」

松風「……」

旗風「……」





Roma「何故かしら、最近妙に恨みがましい目を向けられる気がするの」

Littorio「Littorioも同じね。…………何故かは分かるしLittorio自身にはどうしようもない部類ですけれど」
205 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:55:25.62 ID:kOHOXo9J0

< カミングアウトにならないカミングアウト >







葛城「え? ペニバン? 使うけど」

天城「そ、そう……」

葛城「まさか手首突っ込むわけにもいかないでしょ? 生の男なんてもっと嫌だし」

雲龍「そうね」

葛城「あれはあれで男とは違う動きと感覚だと思うんだよなー。
ある意味ではただただ喘がせて奉仕しているわけだし」

雲龍「あぁ……そう言われると興味が湧くわ。
出るものは無いわけだし限界は体力そのものだけなわけだから」

葛城「で、私たちには事実上その限界は無いみたいなものだから。……お待ちしておりますよ? お姉様」

雲龍「ま、私はヤっても腰振る方しかやりたくないけれど。……天城? 」

天城「は、はい? 」

雲龍「さすがに後退りされると傷付くわ。初めての動きだとしてもすぐ慣れてみせる」

天城「…………」

葛城「普通は“ さすがにヤらないから ”とか言うとこだと思うんだけどなぁ……」
206 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 23:00:08.49 ID:kOHOXo9J0

< 接収されたりはしないだろうが >






雲龍「あぁでも……そう……そうなのね」

天城「はい? 」

雲龍「いえね、ちょっと時間置いて本人がいなくなったら急に衝撃を受けたの」

天城「えーと、なんとかいうバンドのことですか? 」

雲龍「カマトト振るのもいい加減にしなさいよ」

天城「天城は断固として捨ててはいけない恥じらいというものがあると信じていますので」

雲龍「あ、そ……ニュアンス的に装着する側らしいけれど……いえ、この際そんなものはどうでもいいわ」

天城「はぁ」

雲龍「通販でしょう? 私たちはあの人のアカウントを通したりあの人の階級のお陰で抜け道があるけれどね」

天城「ええ」

雲龍「確実に検閲されるのが分かっていてもなお普通に注文できてしまう葛城に愕然としたの」

天城「…………嗚呼……」
207 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 23:01:31.45 ID:kOHOXo9J0

ありがとうございました
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 23:03:45.92 ID:pwlwFHeR0
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/27(土) 02:10:08.79 ID:+xs1UgrXo
お疲れ様です
今晩は寝れそうにない
まじやばい
210 :ちゃんと寝られたでしょうか…… ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/11/29(月) 22:20:46.28 ID:7qp1YV5V0

< 眉一つ動かさずに >







提督「十一月二十九日がいい肉の日ならさ」

加賀「ぁむ……なんです」

提督「沢山食って程良く酔ったから呟いてるだけ。食ってていいよ」

加賀「……」

提督「でも反応くらいはしろ。……十一月三十日はいい竿の日だよなぁ、って」

加賀「お肉の翌日はお魚というわけね。期待しているわ」

提督「うん。…………下ネタスルーされるとちょっと寂しい」
211 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/29(月) 22:22:03.40 ID:7qp1YV5V0

来月から本気出すたぶんきっとおそらく
なんか他に気分転換とかするといいかもしれなくもない気がします

また来ます
ありがとうございました
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 22:38:19.07 ID:u48A4B290
乙 あまり無理せずに
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 00:00:09.34 ID:rOv39e1mo
お疲れ様です
せわしい時期になるから無理せずに
214 : 【凶】 [saga]:2022/01/01(土) 22:09:08.07 ID:afs4ttwa0

十二月は本気を出すとはなんだったのか


2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……??

215 : 【吉】 [saga]:2022/01/01(土) 22:13:40.54 ID:afs4ttwa0

< 本気と宣言する本気というもの >






提督「新年早々悪いんだけどさ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年はなんか本気で生きられないかもしれない」

愛宕「いつもでしょ」

提督「そんなこと無いよ」

愛宕「でも本気で愛してもらったこと無い気がするし」

提督「そんなこと、無いよ。……本気に、させて? 」

愛宕「私たちでバトルロイヤルでもしてみればいいのね? 」

提督「本気で止めねぇとな。…………ふぅ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年は一緒に温泉行ってくれれば、本気出す。この風呂も悪くはないけどさ」

愛宕「はいはい。……………………ぅうん……」
216 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/01(土) 22:15:31.07 ID:afs4ttwa0

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶


中吉とか大吉って存在してるんですかね……

今年も1スレが目標です
十二月みたいに消える可能性も割とありますが

ともあれ今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/02(日) 00:11:46.58 ID:Yvsziy700
乙 今年もよろしくお願いします
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/02(日) 21:45:39.47 ID:JmJEhlZCo
あけましておめでとうございます
こんごともよろしく
219 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:05:27.91 ID:NnJAjArG0

< 遅ればせながら新年を祝うにあたって昨年の思い出でも >







雲龍「地味にフェラゴムが難しいことに驚いた昨年でした」

加賀「……そう」

葛城「言いたいことが何かは分かるけどあれフェラゴムっていうの? 」

天城「口でゴムをつける、としか言いようが無いと思いますが」

雲龍「ま、名前はどうでも。取り敢えず、最初は難しかったのよ」

加賀「はしたない。…………赤城さん? 」

赤城「え、いや、なんというか……私って初心だったのかなぁ、とか、思わないでも? 」
220 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:08:11.59 ID:NnJAjArG0

< 論理と想像の飛躍(意味は同じ) >






雲龍「空母一初心でありながら世界有数の面従腹背クズ女というのも中々に濃いキャラクタですね」

加賀「馬鹿、初心というのは擬態よ」

葛城「男を飼う赤城さんかぁ……」

天城「モグモグし始めても驚きませんよね」

赤城「あのですねぇ……」
221 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:14:40.43 ID:NnJAjArG0

< 欲しいといえば欲しいような熨斗付けて返したいような >






赤城「でもですね、別に信じてくれなくても構いませんが純潔は保っているんですよ。
男にも女にも、この身体を許したことはありません」

天城「だから怖いんですよ」

葛城「しかも利になると思えば今すぐにでも娼婦にでもなれそうだし」

加賀「長く持てば長く保持する程強固になる鬼札ですものね。
赤城さんのイメージという分かりやすい武器の必殺」

雲龍「そこらのビッチな女よりも余程女を使っていますものね、この玉藻前」

赤城「それは当然でしょう? 出し渋り大事に取っておくものです、女なんてものは」

瑞穂「…………自他共に認める処女に力説されて説得力があるなんてもう意味が分かりませんね」
222 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:23:32.51 ID:NnJAjArG0

< 解放 >






提督「毎回手頃な美少女食い殺して化けてんなら、ほら」

雲龍「膜も再生しようというものね」

赤城「ええ、ええ、そうですとも……はい」

加賀「実は千二百年程前は若藻と呼ばれていたのでは? 」

叢雲「あれ摩竭陀の雑さは兎も角として褒姒の辺りとかその後とか時系列があやふやでよく分からないのよね。
本当のところおしえてくれる? 」

赤城「お昼寝してたんです。人々の悪意を溜め込んで」

提督「……なるほど」

雲龍「……ほう」

加賀「……嗚呼」

叢雲「……恐ろしいものね」

赤城「いや、これボケ……ボケなんですってば、くだらないボケに大層な集団ボケで返さないでくださいよぅ……」
223 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:25:42.77 ID:NnJAjArG0

< 何食べたい? >







提督「え、うーん……冷蔵庫を思い出して考え得る最適解は」

高雄「ええ」

提督「麻婆春雨に白米、中華スープ! 」

高雄「……叢雲さん」

叢雲「気分じゃない。あんたが気分変えなさい」

提督「はいよ。じゃあカルボナーラ。スープは絶対コンソメ」

高雄「心得ました」

叢雲「ふん。……あんたって」

提督「あん? 」

叢雲「なんでもいいとは絶対言わないわよね。内心そう思っていたとしても」

提督「ママ上殿の教育だな。なんでもいいとそれじゃ駄目でガチ喧嘩してから俺は変わった」

叢雲「馬っ鹿じゃないの……」
224 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:26:39.15 ID:NnJAjArG0

< 極狭の針に糸を通した末路 >




 


提督「ただまぁ俺が女の子にそこそこストレス与えずに満足してもらえてるならママ上殿の教育が九割はいくな」

叢雲「一見素晴らしい女性に思えるけど……ある意味あなたの母親が元凶じゃない。こんなクズ男生み出した」

提督「……確かに」
225 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:29:11.76 ID:NnJAjArG0

< やさぐれるというもの >







天城「思ったんですけどね」

雲龍「うん? 」

天城「あの人って女の子の泣き顔だとか痛がってる顔を見ながら楽しめる趣味が無いじゃないですか」

雲龍「残念なことね」

天城「はぁ。……で、雲龍姉様は本当に不快になるギリギリの痛苦が欲しい、と」

雲龍「そのラインを行ったり来たりする所まであの人を持っていくのが難しいのよ」

天城「ええ。……まぁ、そうであるのならつまりですね、姉様の演技にはまだ改善の余地があるのでは、と」

雲龍「なるほど……さすが天城ね。熟考に値するわ」

葛城「しねーよ……刹那の思考も要らないくらいのゴミみたいな価値さえねーよその流れ」
226 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:30:24.45 ID:NnJAjArG0

< 正しく自業自得といえる >







天城「でもほら、あの人はあの人でストレスを無意識に解消できるかもしれないし」

葛城「いやいやいや……あの人クズ極まってるけどそういうタイプのクズではないから」

雲龍「あら、抱かれたことも無いあなたにあの人の何が分かるの? 」

葛城「あんたら馬鹿姉二人が心真っ黒に染めるまで焦がれてる相手が自分の女の不幸願うわけ無いでしょうが」

天城「…………なるほど」

雲龍「…………確かに」

赤城「そこで深く頷くのもあの人に失礼な気はしますけれどねぇ……」
227 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:31:22.14 ID:NnJAjArG0

< 伝道師 >
 







提督「いや、水族館はいいぞ。デートならもう鉄板で構わない」

涼月「はぁ」

提督「ちょっと遠出できる上に海が近いから食事を普段より豪華にしても不自然じゃない。
場所によっては別のアクティビティもあるしラフな格好の方が映える」

涼月「色々考えてるんですね、意外でもないですけど」

提督「そう? あぁ、それになにより」

涼月「なにより? 」

提督「水族館は、楽しい! 」

涼月「はぁ」

提督「何も分かってない顔をしておるなお嬢さん。
行ってみ? Romaお姉さんと行ってみ? 世界、変わるよ? 」

涼月「は、はぁ……」

伊14「定期的に何かの回し者みたいになるけどこれなんなの? 何かの周期でもあるの? 」

伊13「知ら、ない……けど……でも、本気で楽しそうだよ……? 」
228 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:32:53.17 ID:NnJAjArG0

< いや、でも本当楽しいと思うの >







伊14「姉貴……すーぐ詐欺師とかに騙されそうで妹は心配だよ? 」

伊13「そんな、こと、無いから……この人が、悪い」

提督「そんなわけあるか。水族館は本気で楽しいんだぞ」

涼月「まぁ、そんなに言うなら誘ってみますけど……Romaさんに運転してもらった方がいいでしょうか」

提督「その方が無難かな。免許は二人とも持ってるけどどうしても見た目年齢のことがあるし」

伊13「涼月さんなら、大丈夫な気も、しますけど」

提督「まぁな。……リードさせてやれってこと。
あいつはそういうの気にする方だから大事にしてやれ」

涼月「……なるほど」

伊14「今日一の頷きだよー……? なんでぇ……? 」
229 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:37:26.74 ID:NnJAjArG0

< ふと逃げられると気付いて、そのまま >






愛宕「不思議よね。この人これでデート中は殆ど雑学喋り散らかしたりしないし」

高雄「こっちが訊いたとしても本当に丁度良いタイミングで打ち切ったり話変えるものね」

提督「…………」

Littorio「大分絶賛に近いと思いますけれど……そんなに聞いてほしいなら叢雲と旅行でもしてきては? 」

提督「喧嘩しそう」

叢雲「結局議論になるんだから今すぐここで始めようが水族館で始めようが同じね」

Littorio「そうですか。…………まぁ、いきなり二人で失踪されても困りますしね」
230 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:39:47.10 ID:NnJAjArG0

< 期待の目 >






提督「まぁ、むーちゃんがデートしよ? って上目遣いで囁いてくれたら是非も無いけど」

叢雲「そんな薄寒いこと言う私なんてどこが楽し……心から楽しいみたいな顔やめてくれる?
これだけじゃなくて、あなたたち全員よ馬鹿ァ! 」
231 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:40:51.23 ID:NnJAjArG0

< ヴゥゥゥゥ…… >








時雨「あのさぁ……横須賀鎮守府って一応は帝国でも有数の憧れ集めてる場所なんだけど? 」

鈴谷「まぁ、実際は人殺しのクズとか男女問わない色情魔とか大概なのばっかの魔窟だけど」

あきつ丸「不可解……いや、本当に不可思議極まるな」

鹿島「あら、またいつもの面子ですけど廊下の真ん中で突っ立って……うん? 」

大井「…………ローターって普通廊下の真ん中で震えているものなの? 」

那珂「知らないよそんなの……」
232 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:43:36.93 ID:NnJAjArG0

< 暴露る恐怖の度合い≒快感 >







鈴谷「てーかそもそも皆これが何かは分かるんだね」

大井「まぁ……ここでカマトト振る度胸のある女の方が怖いわ」

那珂「川内ちゃんとかは割と怪しい気もするけどねー。……止めないの? 」

時雨「那珂ちゃんはこれ触りたいのかい? 」

那珂「全く」

あきつ丸「そうだな」

大井「じゃあ、放置? 」

鈴谷「放置でしょ」

鹿島「そうですね。……こうよく見ると妙に粘ついたような光沢もありますしプレイ中か何かだったのでしょうか」
233 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:47:19.30 ID:NnJAjArG0

< 投げるな、置くな、跨ぐな >







雲龍「ぁ……」

提督「んだよ、ハッピー乳イヤーはヤったじゃねぇか。ずっと忘れててもよかったのに」

雲龍「どうせなら巫女コスをすればよかったかと思って」

提督「間に合ってる」

山城「間に合ってるわね」

扶桑「あの、私たちの戦闘衣は違いますけれど」

提督「ん? そうだね」

山城「……ええ」

扶桑「?? 」

雲龍「そう。……………………巫女さんな山城、か」
234 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:50:45.93 ID:NnJAjArG0

< 無敵 >






雲龍「知ってる? 巫女装束っていうのは神聖なもので護符と同じなの。
巫女装束三原則なんてものもあるのよ? その一つに“ 置くな ”っていうのがあって

山城「すぐに畳みましたとも。脱いでから畳むまで命令されて」

扶桑「…………」

提督「いや、あの、えっと……うーん……」

雲龍「……」

山城「何か? 」

提督「嘘は言ってねぇけどもだな……双方盛り上がったプレイを恣意的に語るって露悪と悪意が過ぎるんじゃねぇのかなって」

235 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/01/10(月) 22:51:13.18 ID:NnJAjArG0

ありがとうございました
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/01/10(月) 23:37:49.97 ID:CHrv1YSH0
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/03/02(水) 14:36:15.48 ID:6PQ92tHk0
春の保守
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/03/03(木) 23:35:59.88 ID:O2oR64zc0
年表1〜3は提督「俺と、高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/)の>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/)の>>634-635
年表6・7は愛宕「私とあの人と……高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545140645/)の>>338-339
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/)の>>146-147
年表10・11は提督「俺と……愛宕と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/)の>>376-377

年表12
21/03/17 横須賀:クソ映画耐久飲み会(提供大湊警備府)
21/03/18 それぞれの「結婚とは?」又はおかしさの根幹について 雲龍流男女平等 クソ映画信徒の会結成? 葛城のマジで・タイム “傷”についての話 アレな小噺
 横須賀:速吸初登場 時雨の傑作な“事故” 秋雲が将校と作成した色々なランキングを発表
21/03/22 葛城着任辺りの回想と今現在 横須賀:瑞鶴傷心中 お目目ぐるぐるパーティー...
21/03/23 オオサンショウウオの映像を観たそれぞれの感想 麗しき(笑)雲龍型姉妹関係などなど 江風が泥酔(ベストコンディション)中...
21/03/24 後輩の結婚祝い選びから友人の恋愛対象の話へ... 雲龍が色々センチ 悪酔いした高雄が叢雲で遊ぶ(天丼芸:見たこと無いモノ)
21/04/01 雲龍の尊さ演出と江風(泥酔)の侮蔑... 漣を歪ませた犯人は? 雲龍の救い(掬い)
21/04/13 葛城が馴染んできた... 好きな戦国の三傑について 理想的なシチュエーション(ハジメテ?)を語る 焚き火で色々焼く 江風の親愛と龍田の親愛
横須賀:あきつ丸・時雨・の雑談(ブラウザ・陰毛のお手入れ) 速吸がツーアウトになった
21/04/21 天城の一日罰ゲーム(ミックス巻き)に扶桑も巻き込まれた 提督の偉大な言葉(?)と漣達の皮肉(女は星の数編) 
21/04/22 提督と山城が横須賀へ(色々暗躍) 高雄・愛宕戸籍を貰う 横須賀:鈴谷のカレー論と大井の鈴谷特効 「大湊に遣れ」って夕立が上申して即却下された
21/04/23 提督の誕生日(艦これ八周年)
21/05/12 高雄の誕生日 結婚生活において大切なこと三つ
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1626532734/)
21/07/17 雲龍の特殊獣姦プレイ(?) 天城のロック論 提督が人間兵器について疑問を呈する(再) 年を取ることについて 横須賀:あきつ丸・時雨(酔)・春雨の雑談(厨二表現) 
21/07/19 デートにおける金銭感覚 あくまとのとりひき 漣に電気シェーバーが送られてくる... 初月・涼月の盗撮(対象加賀)と轟沈未遂 酷い暑さなので酒宴(天城暴走)
21/07/20 天城が引きこもる...「提督以外が参加してる」LINEグループを確認... 漣・明石が「月姫」で○○の好きそうなキャラを考える 昼食の鮪の漬けステーキ批評会
21/07/21 朝食にて叢雲作鯛の冷やし茶漬けが好評 高雄のサラシ・和柄のブラでの嘘吐き合戦
21/07/29 高雄の嫉妬 サンジョルディの妊娠が発覚...(雲龍が婿を捕まえてきた) “運”とゲームキャラになったら話 横須賀:鹿島が浴衣に着替えて...
21/07/30 明石が江風の愚行を思い出す 龍田に謎の連絡が 戸籍上の年齢話 胸が大きい利点とは? 横須賀:Aquila・あきつ丸の雑談(洋風鍋) アメリカンクラッカーの認知度
21/07/31 愛宕の長年の疑問(七草がゆ) 赤城の感性... 提督が訃報の連絡を受けて傷心...
21/08/02 江風のルール無用の自由人っぷり 『カチカチ山』の教訓から前科へ... 横須賀:Bismarck・Richelieu・Aquilのセッション 
21/08/12 不機嫌な雲龍に皆が振り回される... Romaのドイツでの過去話 赤城のファインプレーから見えた鎮守府内序列
21/08/17 初月・涼月との雑談(スカート丈・民族系)→Romaがアオザイを縫ってたので涼月が着る  業務用のガスレンジを発注 横須賀:スイーツビュッフェ開催中(Bismarck案)
21/08/18 提督に客人 爪切り事情 警備府大奥物語 江風の悪気ない言葉と龍田の言葉遊び(対象扶桑) 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷の雑談(常識・虫歯)
21/08/19 Littorio・Romaのオリーブの木栽培計画 夕食の為にフグ釣り 高雄・愛宕の取得資格が発覚 龍田の恋敵について 
21/08/22 扶桑・山城・龍田の不毛な議論 加賀の剣舞に惚れ惚れ 提督が競馬で壊れた日... 横須賀:時雨・あきつ丸・浜風の雑談(胸)
21/08/24 Littorioを草原と馬とビールと理不尽な悲哀の似合う女の子にして提督を浄化中 乙女探し 横須賀:那珂・Polaテキーラ勝負(Bismarck案) 翌日の早朝に赤城来訪
21/08/25 提督が高雄にマン島TTに出たいと言った時の思い出(明石がノリノリで準備中) 愛宕がなりたかった女の子... 漣の誕生日イブ
21/08/28 コンビニのあんぱんから連想されたこと 大当たりの日又は赤城の擬態日 横須賀:Aquilaがやらかす...
21/08/29 一航戦の正道と邪道 個々の倫理感 提督がゲータレードが伝わらずショックを受ける... 雲龍のお願い 横須賀:ネクタイとスカーフによる多様性 秋雲のあきつ丸評
21/08/30 阿賀野の栗の木成長日記 ツッコミ不在の為公序良俗さんはお休み中 総旗艦について 提督の失言 江風の古傷抉り中 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(瑞鶴...)
21/08/31 海風の四葉のクローバー探し 龍田・高雄の雑談『サロメ』 07/29に迎えた婿猫の名前発表「エリザベト」 横須賀:時雨・あきつ丸の恋バナ?
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/03/03(木) 23:38:32.50 ID:O2oR64zc0
年表13
21/09/01 明石の布石で昼食はラーメンに 漣主催雲龍さんの反応賭博【お互いの好きなところは?】で提督が犠牲に... 涼風と三笠さんの特技(?) 龍田が古参の明石に質問
21/09/02 提督・涼風・龍田の殺艦事件の想定から不測の事態へ... 横須賀:恐ろしい相関図が... 時雨・GZの密談 レズの日
21/09/03 それぞれの“朝” 阿賀野の下着の事で提督と旗風が頭を悩ます 漣の冗談から流れるように赤城への批難へ 雲龍が江風の我儘を聞き江風を妹()にしようとする... 
21/09/04 教師と生徒についてのあれこれ ヤってるときの余韻?について 山城の条件反射又は共依存 横須賀:時雨・あきつ丸が戯れる
21/09/05 酒盗女は誰? 一航戦のレベルの低い誘導と能代の飯婦化 雲龍の季節外れの七夕
21/09/06 提督と加賀のノープランデート(外泊) 龍田と愛宕の譲れないもの又は嫉妬... 横須賀:時雨・あきつ丸・鹿島の雑談(罪深い人が選んだ最善ルートと嘗ての関係)
21/09/07 赤城の本気朝食編 前日のを引きずってる龍田が出先の提督に電話 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(空母群)
21/09/08 提督の永遠に見ていられるやつ 提督が引いたおみくじと山城の予想 赤城御膳と提督で提督が選ばれる 焼肉パーティーの裏で龍田と提督がピクニック中(同敷地内) 
雲龍・赤城・加賀・葛城は寝たり起きたりを繰り返し朝まで 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷・秋雲の雑談(おっぱい) 時雨・鹿島(・あきつ丸)の雑談(あきつ丸の良さ)
21/09/09 海風のお誘いと提督の開き直りと江風への被弾 Romaが涼月を採寸中に... 提督曰く大湊警備府は神だそうです 明石が指を落とす... 雲龍の馬鹿みたいな誘い方 
一航戦はファミレスに行ってみたいそうです(葛城・叢雲・漣が巻き込まれる) 提督宛に届いたあんこうスティックが好評 提督と雲龍の“残暑払い”
21/09/11 ハートのタトゥーシールどこに張りたいか? 提督作ガッツリ飯(漣と一航戦食) 雲龍の発想力(海防艦編) 提督・高雄のコスプレかん 海風へ江風のとある提案...
21/09/12 提督の理想と雲龍(しまむら)の反応... 龍田復活? 時雨が提督に相談の電話 クウボトーク 女子校生妄想 江風の誘い受け? 提督のセックス感と愛宕の言葉選び
21/09/13 後輩が子供を連れてきて珍百景が 何故か大量にあった板チョコの“使い道”(涼月の期待と江風の逃走) 鎖骨酒への返答不要の疑問(涼月の期待その二)
21/09/14 提督にとっての死活問題と高雄・愛宕にとっての物凄くくだらない事 横須賀:時雨・春雨の雑談(BBAは幾つから?)
21/09/15 愛宕・扶桑が釣りに挑戦(サポ:明石・伊13・伊14) 提督・天城・葛城・叢雲・漣・江風でボウリングへ出かける(疑似家族?・ニューゲーム・谷間の話) 赤城の回想

21/09/15 【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/)
21/09/15 龍田の幸せで嫌な夢...
21/09/18 龍田・提督の夢(?) もやし炒めパーティー 龍田・提督の九年前のあの日 愛宕の龍田奪還計画
21/09/20 Humanismについてで全方位に喧嘩を売る 雲龍・高雄・愛宕のフェラの違いについてと旗風のアイデンティティー 横須賀:金剛・時雨の優しい&それっぽい会話
21/09/21 雲龍型のカラオケ(雲龍は歌い逃げ) 海風の江風・涼風にとっては理解しづらい話 色んな場所でそれぞれの中秋の名月
21/09/25 雲龍の誕生日
21/09/26 雲龍と朝から 大分のB級グルメと旗風のピュア芸 漣が雲龍にドン引きされる... 横須賀:時雨・あきつ丸・秋雲の雑談(伯爵の部屋)
21/09/27 飼いたい動物とサンのお土産の話から赤城が何を“ 使う ”のかの話へ(能代に流れ弾) 叢雲の誕生日 提督と叢雲が外泊 
21/10/02 朝から提督にRomaが事後()報告 漣が気づいた将来又はいきなり脈絡無くぶっ壊れる 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷・秋雲・大井の審議(朝カレー)
21/10/09 (雲龍の友人の)女性士官が来訪 山城が扶桑に躾けられてる為山城宛の書類が届かず 横須賀:夕立の上申が却下される 時雨・あきつ丸の雑談(季節外れの花火)
21/10/10 中近世のサロンのような日(キャラ・媚態について) ボーリング(09/15)での一幕がバレた
21/10/11 江風が提督に競馬を教わった 横須賀:時雨・あきつ丸・夕立・鹿島の雑談(駄洒落・ゲーム) 忘れられてる事
21/10/20 山城が罰ゲームで着せ替え人形に Littorio・高雄の雑談(祖国の血) 山城の面倒臭い女の子の日 
21/10/22 父娘のほンわかした日常 雲龍との本能的(?)な日常 愛宕は揶揄う相手が増えて楽しいそうです 阿賀野の誕生日パーティー 妻たちの理想又は嫉妬について
21/10/24 雲龍のテンション下がる日(?) 提督・漣の深遠過ぎる問題 阿賀野が加賀からクマさんパジャマを貰う 娼婦と男娼の話 愛宕・山城の暇つぶし 雲龍の叶わない夢
21/10/25 提督の理想のネクタイ結び  子猫達が産まれてる事を確認 赤城さんへの天罰(?) 叢雲の頭をぶっ壊す魔窟っぷり 
21/10/26 提督のお化け屋敷での思い出 明石の強さ 涼月が愛宕に相談と提督へのお願い 横須賀:時雨・秋雲・GZ・WSの噛み合わない話
21/11/22 涼月の相談事と崇高 提督と山城の試し事 横須賀:時雨・あきつ丸・秋雲・鹿島(悪酔い)の雑談(両性具有者)  
21/11/26 雲龍型の猥談 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(WSの誕生日)
21/11/29 今日は何の日ッふっふぅ~♪明日は何の日ッはっはぁ~ん♪
22/01/01 新年の宣言
22/01/10 赤城=玉藻前説 ママ上殿の教育論 提督が涼月へデートのアドバイス 山城が双方盛り上がったプレイを恣意的に語る  横須賀:θヴイィィイィィ
22/03/03 (七周年)
240 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:47:07.24 ID:wV0LTTyh0

< お互いに先生って呼ぶっていうのは変かな? >







提督「先生と呼ばれる職業の人間が先生と呼ばれる職業の人間と付き合うとさ」

高雄「? 」

提督「自動的に先生呼びプレイができることに気付いた」

高雄「……」

提督「……」

高雄「……休憩、終わりですよ」

提督「うん。……ツッコミさえやめたらもう何も残らないと思うよ? ね? 」
241 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:48:01.74 ID:wV0LTTyh0

< 閣下呼びは兎も角大尉呼びしてもなんかね >







高雄「はぁ……」

提督「何その心底呆れたみたいな顔」

高雄「呆れているんですよ、心底。……でも」

提督「うん? 」

高雄「言いたくないですし考えたこともありませんけど私たちも大概主従プレイなのでは? 」

提督「なるほど。…………む」

高雄「や、考え込むような顔されてもですね……」
242 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:50:10.05 ID:wV0LTTyh0

< チョコ菓子ってこう本当にちょっとで満足するのはコスパが良いというのか >







高雄「チョコパイって美味しいですよね」

提督「え? うんまぁ……唐突だね」

高雄「ええ」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………バレンタイン後の胸焼けまだ残ってる気がするレベルなんだけど」

高雄「消費期限が近いものが発掘されたので……」
243 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:51:47.22 ID:wV0LTTyh0

< 楽しませる側の方が楽しい >







提督「取り敢えず俺はもういい。終いには来年のバレンタイン禁止にするぞもう」

高雄「構いませんよ」

提督「うん? 」

高雄「その代わりホワイトデーも禁止ですからね」

提督「じゃあ禁止にしない。…………それが対抗になると思われてるっていうのもなんだかなぁ……」
244 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:54:19.15 ID:wV0LTTyh0

< あくまで自己申告です >






加賀「安心なさい。これくらいすぐに無くなってしまうわ」

赤城「山と積まれたチョコ菓子ですか……うーん、壮観」

高雄「はぁ」

愛宕「よかったじゃない。私たちは好きなのだけちょっと摘んでいればいいんだし」

高雄「……そうね」

提督「……まぁ、沢山食べる子好きだよ。俺も偏ってるけど料理好きだから喜んでくれるのは嬉しいよ」

愛宕「で、その心は? 」

提督「え、おっぱい大きい娘って基本沢山食べるじゃん……? 」

高雄「うーん……否定はできませんけれど」

愛宕「そこまで食べてたっけ」

加賀「割と微妙なところね」

Roma「いやいやいやいや……何を真顔で……」
245 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:56:50.30 ID:wV0LTTyh0

< 個人的に好きじゃないだけですが >







提督「俺まともに退役できたら作家になる予定なんだけどさ」

高雄「マンションの管理人と主夫と普通のサラリーマンとあとは何になる予定なんでしたっけ」

提督「まぁ、一応全部やってやれないことは無いじゃん」

高雄「それはそうですけれど」

愛宕「うーん、まずは新人賞からね」

提督「うん。……でさ、続編出したとして絶対に子供世代メインとかはやらないつもりなんだ。
というかさっきそう心に誓った」

愛宕「あ、そう……? 」

漣「何を読んだのか観たのか。候補が多過ぎますねぇ……」
246 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:58:00.17 ID:wV0LTTyh0

< 重厚なファンタジー官能小説とか転がってたらおしえてください買います >







愛宕「というか物語なわけ? ノンフィクションとかエッセイじゃなくて」

提督「なんで辞めた後も軍のこと考えなきゃなんねぇんだよ」

愛宕「そうかもしれないけど」

漣「モテモテハーレム系のなろう系とか描いてもノンフィクションライクになりますがぁ? 」

愛宕「まぁ……そうね」

提督「…………」
247 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 22:58:37.92 ID:wV0LTTyh0

< 媚び啼き >






雲龍「あれがオスに媚びているサンですよ」

加賀「くっ……」






葛城「なにあれ」

天城「ある意味でサンに恋している加賀さんの心を圧し折る姉様? 」

葛城「ちょっと何言ってるか分かんないんだけど……」
248 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:00:11.14 ID:wV0LTTyh0

< 好きになった順番とか深さとかじゃなくてただ単純に >






葛城「サンがエリザベス選んで番になったんだからもうどうしようもないじゃん? 」

加賀「あなたそれ私含めて姉二人にも言える? 」

葛城「や、えー……えぇ……? 」
249 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:01:54.16 ID:wV0LTTyh0

< 茶会を横目に見つつ時折溜息など吐いてみたりするも >







提督「やっと最低限終わった。……君らさ」

雲龍「? 」

天城「? 」

愛宕「? 」

提督「一応名目上は部下なんだから働く上官の前では口より手動かせば? 」

愛宕「私が判捺せるものは終わらせたし」

天城「命じられればやりますが」

雲龍「今日は口より手でしてほしいのね? 」

提督「違う、そうじゃない」
250 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:02:58.11 ID:wV0LTTyh0

< 思い立ったが >







提督「んー……そういやちょっと実家帰ってくるわ。新年度関係の諸々も粗方終わらせたし」

愛宕「はいはーい。何日くらい? 」

提督「一週間くらいかな。友達にも会ってきたいし」

愛宕「りょーかい。全権委任は高雄でいいのね? 」

提督「いいんじゃない。別にお前でも加賀でも誰でもいいんだけど」

愛宕「非常時の連絡体制だとか全部理解してるのが高雄しかいないから無理でーす」

提督「あ、そう……じゃ、そういうことで」

愛宕「うん。…………うん? 」
251 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:05:50.08 ID:wV0LTTyh0

< 明日も一緒だと思っていたのに >







高雄「いくらなんでも急過ぎませんか」

提督「ん、悪い」

高雄「悪いと思うなら……いえ、別に悪くはないけれど」

提督「まぁまぁ。今日はまだいるから許して」

高雄「お弁当は? 」

提督「つくってくれるなら喜んで貰う」

高雄「かしこまりました。……ところで」

提督「あん? 」

高雄「しっかりと予定を組み立てられる少将閣下はお弁当箱の中がチョコ菓子でも文句は言わないのでしょうね」

提督「え、いや、あのさ……根に持たないでくれよマジで。泣くよ俺」
252 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:08:29.51 ID:wV0LTTyh0

< 含むところなんて欠片程も御座いませんとも >







漣「気が強いくせに」

叢雲「あん? 」

漣「打たれ弱い女の子って好かれやすいよね。男には」

叢雲「ここには誰もいないわね」

漣「そうだね」

叢雲「ええ」

漣「…………」

叢雲「…………」

漣「…………」

叢雲「…………」

提督「……会話下手かお前ら」
253 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:10:17.75 ID:wV0LTTyh0

< 浅いと切り捨てられるものでもないけれど >






海風「ここには夜は献身的、なヒトって冷静に考えるといないですよね」

雲龍「貪り喰らう怪物だとか快楽の対価として献ずるようなのばかりではあるかしら」

海風「全く微塵も褒めてはいませんけどある種雲龍さんが一番献身的とさえ言えるかも」

雲龍「私も全く貶しているわけではないけれど高雄辺りが一番献身から遠いかもしれないわね」

海風「嗚呼……」

雲龍「……」

海風「…………深い、ですね」

雲龍「えーと……」
254 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:13:25.71 ID:wV0LTTyh0

< 季節とかなんかそういうのは忘れたことにして >







提督「さて本日は」

加賀「? 」

提督「突発芋煮会を開催したいと思います」

加賀「ほう……」

赤城「なるほど」

提督「はい。……ですが」

加賀「? 」

赤城「? 」

提督「醤油、里芋、牛肉でいきますので悪しからず」

加賀「は? 味噌では? 」

赤城「豚肉では? 」

提督「まぁ、鍋はあるから隣でやれ。……ほらな? 里芋には文句入らなかっただろう? 」

天城「む……おかしいですね……」
255 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:15:01.18 ID:wV0LTTyh0

< 楽しいです >







提督「だってジャガイモ煮崩れするじゃん。別に不味いとかそういうあれじゃねぇよ」

天城「それがいいんじゃないですか」

提督「俺は断固として里芋派ですのでね。……お前らもやんの? 味噌ベースの豚肉」

加賀「いえ、私は牛肉派ですので」

赤城「私も醤油派ですし」

漣「はいはーい! 味噌・ジャガ・豚肉で! 」

提督「は? 」

加賀「は? 」

赤城「は? 」

天城「は? 」

漣「ひえっ」

叢雲「面倒だから最初から全部用意してるって言えばいいのに……親の仇でも見つけたみたいな顔の演技楽しいの? 」
256 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:17:35.17 ID:wV0LTTyh0

< 逆通訳ってそもそもなんだ >






高雄「ふぅ……長ネギこんなに要ります? 」

提督「長ネギとコンニャクは幾らあってもいいんだ」

加賀「味のバランスがおかしくなるでしょうが」

提督「肉も芋も沢山あるしいいだろうそれで」

赤城「そこはほら、贅肉というか脂肪というか……雲龍さん? 」

雲龍「身体が大きければお腹に肉が沢山あってもいいということになるけど? 」

提督「高雄、加賀、俺が悪かったよ。全面的に俺が悪い」

高雄「……」

赤城「雲龍さんを逆通訳にすると楽でいいですねぇ……」

加賀「赤城さん……? 」
257 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:20:04.58 ID:wV0LTTyh0

< まぁ、いざ用意し始めると手癖でどうにかなる >






愛宕「締めは? うどん? 」

提督「当然。カレーうどん以外有り得ないね」

加賀「敢えてここは雑炊でも」

赤城「ほうとうっぽくするのもいいかもしれません」

愛宕「まぁ、ルウとうどんしか用意してませんけどね。……これから夕食用意するの死ぬ程怠いなぁ」
258 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:21:43.49 ID:wV0LTTyh0

< キッチン横並びで唐突に >







山城「……………………」

雲龍「……………………」

山城「……………………」

雲龍「……………………」

山城「……………………割と真面目に普通の恋愛じゃあ楽しめない可能性」

雲龍「別にいいわそれで」

扶桑「あのね……」
259 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/04/04(月) 23:23:17.63 ID:wV0LTTyh0

< それはそれ >







涼月「あの……えーと……」

提督「うん? 」

涼月「ご相談というか……うーん…………違うかもしれないんですけど」

提督「言ってよ。くだらなかったら笑ってやるから」

涼月「ん……あの」

提督「あぁ」

涼月「“ 良いところにホクロ有るわね ”は褒め言葉ですか? 」

提督「当然」

涼月「そう、ですかぁ……はぁ……」

提督「ん、んん……君なんで変なこと訊いた自覚あるクセにそんな複雑な顔で俺を睨めるの? 」
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