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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」
- 853 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:55:31.07 ID:90WySYNf0
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< 頼られる、ということ >
加賀「おしえようと思えばできなくもないと思うけれど……。
例えばあの子、雲龍はどの型にも当てはまらない」
江風「あの基本形極めて美麗に見えるくらいな雲龍さンが? 」
加賀「基本の型、というのは突き詰めれば計算された知識の収斂でしかないわ。
当然型を修める最短ではあるけれど、その先に行くには結局当人の覚醒と自覚がなければならない」
江風「じゃあ、加賀さンは? 」
加賀「私はどちらかというと我流ね。オーソドックスを習いたいなら赤城さんに師事するか、
それとも雲龍とひたすら組み打ちでもしていた方が有意義でしょう」
江風「赤城さンは怖いからパスで。……雲龍さンも天才肌過ぎて何言ってるか分からないからパス」
加賀「む……つまり私が一番与し易いと? 」
江風「語弊があり過ぎる……でもいい意味で、そうだよ。
加賀さンが一番分かりやすく歩み寄ってくれそうだから訊いたンだ」
加賀「…………」
龍田「……あれ」
赤城「加賀さん嬉しそうですねぇ……対人格闘なんておしえるメリットもなんならば物にするメリットも薄いでしょうに」
- 854 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:58:40.01 ID:90WySYNf0
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< ルールや土俵を外れてまで続けてもそこに意味は >
加賀「意識、というものは難しいようでいて負けない為には一番の近道だわ。
その中でも、そうね……死角をつくらない、これが大切。
自分の認知に及ばない闇を抱えること、これは絶対にあってはならないことだと思いなさい」
江風「ン……」
加賀「高雄や愛宕の気配消しはちょっと異常だけれど……あれを認知できるのなら一流程度の殻なんて破ったということね」
江風「あれ破ってそれからが本番なのかよ」
加賀「当然でしょう? あきつ丸ならあんなの無視して通り抜けられるわ。
赤城さんならば言うに及ばず。背中を叩いて煽ったりもできるでしょう」
江風「マジか……」
赤城「やー……そんな無意味なリスクなんて背負いたくないですけどね、私」
龍田「そもそもあのあきつ丸評も怪しいですよね。いいとこ五分五分でしょうたぶん」
赤城「まぁ、その先を目標にするのなら理解できる発破なのでしょうが」
海風「結局赤城さんに師事しなくちゃならなくなって諦めそうですね」
龍田「確かに」
赤城「あのですねぇ……さすがに慣れてきましたけどその扱い酷過ぎではありません? 」
- 855 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:00:44.39 ID:90WySYNf0
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< 本気で思っているからですよ? >
提督「えー……や、悪いけど140cm台はマジで無理だと思う……いや、マジで」
雲龍「まぁ、190cm近いあなたと並んだら親子とかそういうレベルじゃないものね」
伊14「実際イヨは目の前に立たれると圧迫感バッキバキですからなー」
提督「あ、やっぱり? 」
葛城「って言っても私たちの方が普通に強いって自覚あるからあんま感じたこと無いけど。
私は女としては背高い方だけどさ」
提督「女の子の華奢さと脆さ知ってればそんな無責任なこと言えないよ」
葛城「まーたそうやって……でも何でクズって知っててもなお本気の顔に見えるんだろう」
- 856 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:05:43.18 ID:90WySYNf0
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< 仮令褒めるニュアンスだとしても >
雲龍「まぁまぁそこまでにしておきなさいよ。
女の身長とこの人の好みの話すると私が一人勝ちしちゃうから」
提督「確かに」
葛城「そこで臆面も無く確かにとか言える面の皮は凄いと思うけど」
伊14「姉貴くらいの体躯が一番好きとか言い始めるよりはマシかな? 」
伊13「よっちゃん、とか……海防艦クラス? まで行ったら、いっそ清々しい……けど」
伊14「だねー」
葛城「……まぁ、ねぇ」
葛城「ヒトミイヨ姉妹と海防艦クラスの子ってそんなに違う? 」
雲龍「あの子たちとしては全然違うんでしょうよ。別に悪意があるわけでもなくて」
葛城「まぁ、そういうことなのかな。
…………私も雲龍姉ぇより大分歳下に見えるとか言われたらちょっと嫌だしなぁ」
- 857 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:07:55.47 ID:90WySYNf0
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< だとして認めてしまってもそれはそれで >
叢雲「でもこう……私それなりに身長高い方でよかったとは思うわ。
別に男の目線とかスタイルとか気にしてるわけじゃなくて」
提督「うん? 」
叢雲「屈辱じゃない、キッチンに立つとき踏み台が必要だったら」
提督「そんなむーちゃんも可愛いと思うが」
叢雲「そんな可愛らしさ求め始めたらもう女としては終わってると思うわ。
あとむーちゃんって言うな馬鹿」
提督「はいはい。…………むーちゃん言うな、っていうのはそういう可愛らしさに片足突っ込んでる気がする」
- 858 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:13:07.90 ID:90WySYNf0
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< マスクで誤魔化すのも段々厳しくなってきました >
叢雲「ま、このなりで中華鍋ひたすら振るっても寸胴鍋片手で水平に保持しても手首壊れないのは楽でいいけど」
提督「中華屋のおっさんが泣いて土下座して金捧げて秘訣を聞き出そうとしてくるな」
叢雲「かもね。おしえられるものなら、実践できるものなら幾らでもおしえてあげるけど」
提督「うん。……中華屋でもやる? 退役したら」
叢雲「どうせ誰も壊れないんだからビュッフェでいいんじゃない?
大概のジャンルを身内だけでつくれるからあんたは楽にオーナーやってられるわ」
提督「確かに」
涼風「仮にあれやってもさ、あたいたちは見た目的に就労できないっぽいよな」
涼月「まぁ……厨房なら別に見られませんしそちらならいいのでは? 」
初月「僕たちにホール以外ができると思うのか? 」
涼月「胸張って言うことじゃないと思うけど……まぁ……」
- 859 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:15:29.47 ID:90WySYNf0
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< お客様に出す物に妥協はできない云々 >
初月「あとね、そもそも能力的な可不可じゃなくて許可されるかどうかって意味合いが強いんだよ。
現状の僕たちを厨房に立たせてくれるヒトがいないと思わないか? 」
涼風「江風なんて来客用のカステラ切るのさえ止められてたもんな」
涼月「……確かに」
- 860 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:18:24.18 ID:90WySYNf0
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< 腹筋フェチって潜在的に多いと思うのですが >
提督「つーかむーちゃん元々すらっとしててスタイルよかったけどさ」
叢雲「何? セクハラ? 」
提督「ただの賛辞だよ。……最近は本気で腹筋綺麗だと思う」
叢雲「…………あのね、私がこれでも実は温厚な方であんたの内心分かる方だから許してやるけど」
提督「許してくれるなら甘えないと損じゃん? 」
叢雲「ばーか」
雲龍「でも本当にあなた綺麗だわ。これのモノじゃなければ私が食べたいくらい」
叢雲「二重の意味で気色悪いこと言うんじゃないわよ馬鹿」
提督「そうだぞ。俺は普通に見ているだけで満足って意味で言った」
叢雲「あのねぇ……」
- 861 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:19:44.96 ID:90WySYNf0
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< どう見えて? >
高雄「まぁ……私こう見えて欲深い女なので」
愛宕「そ、うねぇ……」
愛宕「…………」
Littorio「…………? 」
愛宕「いえね、あれはボケだったのかなぁ、って」
Littorio「はい? 」
- 862 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:20:48.01 ID:90WySYNf0
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< 失礼な。そこに白いご飯があるでしょう? >
時雨「マジか……いや……おう……」
あきつ丸「どうしたのでありま……うん? 」
秋雲「秋雲さんの手作りが食べたいとかいうから仕方なーくつくってあげたのになんたる表情」
春雨「あ、美味しい……というか凄く美味しい……」
大井「……負けた」
那珂「これ普通に商品になるよね」
速吸「そうですね。……物凄く茶色いですけど」
- 863 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:23:05.26 ID:90WySYNf0
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< まぁ、カレーに合わない揚げ物って思い付かないけど >
秋雲「ちゃんと下にレタス敷いてるでしょ? 文句ある? 」
速吸「文句なんてありません。これはこれでたんぱく質は沢山摂れますしね」
あきつ丸「ふむ……しかもやたらと美味いな。そんなキャラだったか? 」
秋雲「キャラで料理なんてしねぇ! それがキャラというものだ! 」
あきつ丸「? 」
時雨「兎に角大盛り、兎に角茶色い、ご飯ドーン! でキャラってつくれるものなんだね」
鈴谷「わーお! これはカレーが捗るねー」
あきつ丸「あのな……」
- 864 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:24:00.45 ID:90WySYNf0
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< プレゼント >
提督「ん? や、理由なんて無いけど……まぁ、貰っといてよ」
愛宕「何の理由も無い日に……って思ってるときっと駄目なのよね、ええ。
きっと私が忘れている記念日かそれともあの人にとって何か思い入れのある日なのよ、きっと」
高雄「…………それはどちらかというと夫側の心配だと思うけれど」
- 865 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:27:01.39 ID:90WySYNf0
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< 病み堕ち >
愛宕「病んだ、病んだわ、もうこれは病んだわ」
漣「……漣しかいないので仕方無く一応聞いて差し上げますけど何をどう病んだので? 」
愛宕「最近抱いてくれない。死にたい」
漣「抱いて、と言えば解決するのでは」
愛宕「違うの。あっちが欲しがってくれないと満たされないの。
今欲しいというより明日でいいから欲しがってほしいの」
漣「めんどくせぇなおい……愛宕さんは」
愛宕「……? 」
漣「ご主人様が今何やってるか知ってます?
愛宕さんたちが無理矢理ぶち込んだBismarckさんをね、
ご両親が普通に来られる神父も牧師もいなくていい式場に呼べるよう苦闘してんですよ」
愛宕「! …………」
漣「…………」
愛宕「…………」
漣「…………」
愛宕「…………私の所為だ、死にたい」
漣「めんどくせぇ……なにこれ」
- 866 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:29:56.34 ID:90WySYNf0
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< 純愛NTR(NTRじゃない) >
提督「なんかこう、エロいこと無しに行われるある種外道な寝取られって素晴らしいなって。
それはもう既に寝取られではないけど」
叢雲「式場の選定しながらよくそんな巫山戯た世迷言ほざけるわねあんた」
提督「だってこれようは陰に日向に権力振りかざしてるだけじゃん。
普通に気分乗らないぞこれ」
叢雲「そりゃそうでしょうけども……ねぇ」
提督「うん? 」
叢雲「もういっそ海外の廃教会とかを映画セットにするみたいな理由付けて改修した方が早くない? 」
提督「…………なるほど」
- 867 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:31:28.91 ID:90WySYNf0
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< 結局何の話をしようとしたのかは忘れました >
雲龍「生物の根源的な欲求って幾つかあると思うんだけど」
明石「はぁ。いい加減下ネタはあの人か妹専用にしてもらえませんかね」
雲龍「あなたも棒的な意味では私の妹でしょう? 」
明石「だから下ネタは
雲龍「あぁ、勿論穴的な意味でも私の指と舌で蕩した意味でも妹ね」
明石「…………」
海風「つまり私とも姉妹ですね、明石お姉様」
明石「あのね……」
- 868 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:34:01.31 ID:90WySYNf0
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< 勿論平和に満ち満ちた卓ですとも >
漣「チッ……そっちは別かぁ」
龍田「あらぁ〜……迂闊ねぇ〜……」
漣「山城さんが巫山戯た嘘ほざいた所為ですよ」
山城「ふふ……優しい言葉は銃を向けているときか銃を向けていることを隠しているときにかけるべき、
って学校で習わなかったの? 」
漣「漣は不登校だったんで知りませんね」
叢雲「はいはい。ほら、ここ、出してあげる」
漣「! ほーん……ほう? 」
龍田「……」
叢雲「ふふ……足場はもっと固めておかなくちゃ。
踏み締めているだけだと掬われるのよ? 」
龍田「なんて性格の悪い」
山城「私以外全員手鏡持ちながら勝負してるのかしら」
漣「漣は性格が悪いだけですけど皆さんは性根が腐り切っておりますからなぁ〜」
扶桑「七並べ如きであんな顔と言葉と雰囲気出せるなんて世界って実は大分平和よね」
旗風「え、えーと……? 」
- 869 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:35:49.30 ID:90WySYNf0
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< 勝負が付かない勝負を楽しみ始めるといよいよ >
旗風「というか何で七並べなんてやってるんですあのヒトたち。
やるなとは言いませんけど似合わなくありません? 」
扶桑「私もそうだけれど……麻雀でもポーカーでも大富豪でもバカラでもそれ以外のゲームでも数をこなしていくと相手の手の内が読めてしまうのよ。
勿論その中で遣り合ったり時に変化をつけて、っていうのもゲームの楽しさではあるけど」
旗風「それで、七並べ」
扶桑「それで、七並べ。……あそこまで来ると運だとかではなくて駆け引きと交渉なの。
レギュレーションには他人のカードを見てはならない、他人に見せてはならないしか無いから」
旗風「札の内容をおしえ合って個々人で交渉してますもんね」
扶桑「勿論ブラフである可能性もあるのだけれどね」
旗風「はぁ。……でもあれ、あそこまでくるとですよ? 」
扶桑「? 」
旗風「永遠に答えの出ないような問答でもした方がずっと長く楽しめるのでは? 」
扶桑「えー、と……」
- 870 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:37:58.00 ID:90WySYNf0
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< いっそ見つめ合っているだけで >
龍田「あのね、そんなこと始めたらどっかの面倒なのが湧いてきて白熱するじゃない」
叢雲「そんなのと答えの出ない言い合いなんてしたら消費カロリーが半端無いの」
山城「くだらないこと言い合いながらカードでもしている方が普通に楽しいわ」
漣「下手すると答えの出ない問いとは何か、とかいう議題から始めやがる中二患者ですのでねそのアホ」
旗風「は、はぁ」
扶桑「まぁ、そうね。…………誰もつまらないとは言わない辺りで嬉しそうな顔をするのは違うと思いますよ」
- 871 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:39:20.82 ID:90WySYNf0
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< 正しく勝負師と言える >
叢雲「クソが、この駄狐が、巫山戯るな」
龍田「あぁら、キャンキャン吠えて可愛らしいわんちゃんねぇ」
山城「…………」
漣「…………」
天城「あれで一番勝ってるどころか大幅リードしてるのが叢雲さんで最下位なのが龍田さんっていうのがもう意味分かりませんよね」
伊14「無言の二人はたぶん頭最高に回してるんだろうなーって」
松風「勝って何があるってわけでもないのに」
Littorio「だから本気を出せるし本気で罵倒しているんでしょう?
取っ組み合い始めるくらいならまだお遊びの範疇だし」
Roma「…………仮に賞品があって仮にあの男関係なら……嗚呼、非常に恐ろしいわね」
- 872 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:40:30.49 ID:90WySYNf0
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< 奴隷以下の胴元っていうのも中々 >
提督「あの、俺もプレイヤーになりたいんだけど」
叢雲「うっさいわね馬鹿大人しくディーラーやってなさい」
龍田「今すぐ一緒に逃げてくれるならいいかなぁ〜」
山城「…………」
漣「…………」
提督「あ、そう……無言で卓トントンすんのこえーからやめてくんねぇかなそこの二人」
- 873 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:45:31.21 ID:90WySYNf0
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< 単純に、怖い >
天城「あんな卓……えーと、新品のカードをすぐにセットできるポーカー用? のやつ用意してはいけませんでしたね」
雲龍「ふぁ……タキシード、格好イイ、好き」
加賀「散々やらされている所為で専用テーブルでも物凄く手際いいわね」
葛城「あんなのが最高に似合うこの国の三十代後半ってなんだか笑えてくるね。
本当は女衒が本職なのがもっと笑えるけど」
江風「ひっでぇな。悪意が無くて真実なのがもっとひでぇけど」
海風「あぁ、もう……嗚呼…………参加できてたら、あの状態のあの人に抱いてもらえたのに」
涼風「や、あの面子に勝てるわけ? 本気で勝利とマウントしか望んでない無欲な女の化け物に」
愛宕「あぁイヤイヤ、女の無心の勝負って瘴気凄いわねぇ」
高雄「勝つことそのものが目的というのは得難い意志だと思いますけど……いえいえ」
- 874 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/05/08(月) 22:47:52.92 ID:90WySYNf0
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< 読み負け(真) >
赤城「というか結局いつも通り? ポーカーになったんですね。
ついさっきまで七並べをしていたと思うんですけど」
阿賀野「楽しそうだったから参加しようとして卓を持ってきたみたいなんだけどねぇ……」
能代「これ幸いとディーラーを押し付けられてあの状況に」
赤城「ははぁ。……コスプレなんてしてこなければよかったのにとしか思えませんけど」
- 875 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:49:52.91 ID:90WySYNf0
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< 実況と解説も付けましょうか? >
山城「ふふ……さすが狐、卑しい女ね」
龍田「あ、っは……負け猫ちゃんがニャーニャー言ってる」
漣「狐、犬、猫ときてじゃあ漣は? 」
叢雲「ふん、“ 人間 ”でどうよ」
龍田「あらいいわね」
山城「さすが人間様。清廉な手管が実に清々しいものですこと」
漣「…………ほーう? さすがにキレちまったよ、買ってやるよその喧嘩ァ! 」
提督「ディーラーの手際もっと見て……見て……あぁ、そう、興味ありませんかそうですか」
阿賀野「割とこうプロ感っぽさ半端無いんだけど、段々雲行き怪しくなってきたなぁ」
能代「ここの全員で場を遠巻きに囲んで見てる時点で普通に良い娯楽だよね。
ポーカーなんて興味無い面子すら皆見てるんだから」
扶桑「無駄に時間と能力だけはある馬鹿に本気出させると……あゝ……」
- 876 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:51:43.04 ID:90WySYNf0
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< 勝つために、勝つ! >
高雄「で、あれ本当に賞品無いんですか? 」
赤城「形が無い賞品なんでしょう。
たぶん勝ったヒトによってはあの人に割と無茶なこと言う気もします」
高雄「はぁ」
赤城「タダより高いものは無い、みたいな。ちょっと意味が違いますが」
高雄「なるほど。……そんなこともう頭になさそうですけどね、四人とも」
- 877 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:53:03.80 ID:90WySYNf0
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< ポーカーとは? という閾値を超えていけ >
提督「俺兎さんの寂しい気持ちよく分かってきたわ。君らマジで俺に興味無いよな今」
漣「あるわけ無いじゃないですか馬鹿なんですか。
いっそ隣に誰か侍らせてチュッチュしてればいいじゃないですか」
叢雲「…………」
龍田「…………」
山城「カードそのもののカウントの段階なんてもう超えてるからあなたは黙ってなさい」
提督「はい。…………今度はディーラーとの勝負にしような君ら。
なんの技術も活かせないディーラー役とかマジで意味分からんわ」
- 878 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:54:25.72 ID:90WySYNf0
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< そんな状況現代では考えたくないものですが >
雲龍「母娘どちらも召し上がった場合は親子丼になるわけだけれど」
天城「はぁ」
雲龍「父子どちらにも召し上がられた場合はどう言うの? 」
天城「知りませんよそんなの……逆親子丼でいいのじゃありません? 」
雲龍「昨今のジェンダー界隈に喧嘩を売る雑さね」
天城「姉様の出す話題の方が一々喧嘩のバーゲンセールだと思いますけど……? 」
- 879 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 22:58:17.07 ID:90WySYNf0
-
< ウザくないウザ絡み >
WS「この国の言葉にもあるでしょう。殿方に二言は無いとかなんとか」
GZ「生憎と私は紳士ではないのだが」
WS「あら、だからといって淑女に二言が許されるというわけでもありませんよ」
GZ「この国の慣用句はどこへ遣ったんだ」
WS「私の祖国は水平線の彼方にありますから」
GZ「あぁ。…………いっそ寝落ちの方が楽だな。水など飲ませなければよかったか」
- 880 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 23:00:33.70 ID:90WySYNf0
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< テキトーに口走ってぶん投げて、終わり >
雲龍「負け癖覚えさせられるって実に気持ち良いものなの」
葛城「突然なにさ雌犬姉ぇ」
雲龍「なんだと問われれば雌豚の類いだと思うわ」
葛城「そういうことじゃねぇんだけど……」
- 881 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/05/08(月) 23:02:14.53 ID:90WySYNf0
-
約120日振りとか逆に凄い気がしないでもない
大変お久し振りです
今後の予定は例によって未定ですがまたよろしければお願い致します
ありがとうございました
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 00:00:56.92 ID:MAbHpF9U0
- 乙
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 04:45:07.06 ID:zgsBFygso
- 久しぶり乙
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/09(火) 19:49:21.22 ID:Fo3FjMIg0
- >>1乙
- 885 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 21:55:29.38 ID:cLIOIHUJ0
-
< 真なる剣とは >
加賀「凡そ武術に於ける真奥とは、無拍子。
相手が最大限に意識した場の埒外から顕れるそれはそれだけで必殺なの」
江風「まぁ……理屈は分かる。江風には加賀さンが本気出す数歩前の一撃さえ見えないけど」
加賀「簡単に見られても困ります。
これでも人知を多少超える程度の人知くらいならば素の能力として持っていますので」
江風「あ、そう。……でもごめン、もっかい、もう一回さっきのやって?
声が踏み込みの後に聞こえるあれ」
加賀「割に疲れるのですけれど……仕方無いですね」
能代「あれ、単に声を後から出してるだけなんじゃ」
初月「そんなわけあるか。馬鹿じゃないのか」
漣「だとしてそれも一つの技術な気はする」
雲龍「あれを修得できれば加賀さんにも……うぅん……」
扶桑「四者四様というか……いえね、私は普通に見えますみたいな顔されても困るんですよ、赤城さん」
- 886 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 21:59:36.29 ID:fn5mr1K30
-
< 漏れ出る恐怖 >
赤城「まぁでも本当に嬉しかったんですね。教えてほしいって頼まれたの」
扶桑「赤城さんでは恐ろしくて雲龍ではそもそも理解できないだとかって理由でしたっけ」
赤城「あんなに嬉しそうな加賀さんも珍しかったですねぇ……ちょっと、妬けます」
雲龍「ふふ、じゃあ私と赤城さんも誰か指導してみます? 」
赤城「それで三人戦わせるって? 」
雲龍「ええ」
赤城「面白いような気はします、けど」
初月「苦渋の決断だけどせめて雲龍さんにしてくれ」
漣「漣はフツーにどっちも嫌です」
能代「えー、っと……あ、ほら、全員同じ土俵からなら全員駆逐じゃないと? 」
赤城「はぁ……こんな有様なんですよねぇ……」
- 887 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:03:58.76 ID:gQJ9XpMN0
-
< 他の側面なんて勿論ありませんとも >
海風「というかあの人が剣道やってるんだから基礎教えてもらってその後考えればいいだけでは? 」
赤城「確かに。でも我らが提督閣下って指導、上手いんですか? 」
海風「私は分かりやすいと思いますけど」
初月「精々が一般教養とか軍で使う知識教えてもらっただけだけどね」
漣「一々横道に逸れて変な話始めるんで叢雲ちゃんとか高雄さんとかストッパーが必要っすけどね」
赤城「なるほど。…………本当に得難い存在ですね。高級軍人としての側面だけを見れば、ですが」
- 888 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:06:50.05 ID:gQJ9XpMN0
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< 知ってほしい、知りたい、全て欲しい >
提督「いや、あのね、ナンパは最悪カタコトでもいいの。
でもね、折角お友達になれてもピロートークが楽しめないなら意味が無いの」
Littorio「はぁ。分からなくはありませんけど」
Roma「細かいニュアンスが伝わらないからこそできる触れ方とか抱き締め方ってあると思うわ」
提督「否定はしねぇよ別に」
涼風「ふぅん……? 」
叢雲「あれよね、これでこいつがどういう遣り取りで精神的栄養補充してるのか分かろうというものよね」
涼月「なるほど……」
- 889 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:08:03.90 ID:gQJ9XpMN0
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< 女は誰しも秘密を >
雲龍「鶴の恩返しってあるじゃない」
提督「うん」
雲龍「あの鶴って喋ったり変化したり普通に化け物の類いだと思うの」
提督「名作? 昔話になんてことを」
雲龍「まぁ、いいじゃない悪意なんて無いわ。……だけど」
提督「? 」
雲龍「あれを考えた人ってきっと襖を開けたらスッピンの奥さんを見て思いついたのね、って思ったの。
いっそ鶴になって飛んで行ってしまえと思うくらい悍ましかったのね」
提督「え、えぇ……? 」
- 890 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:13:28.18 ID:gQJ9XpMN0
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< 絶対に仲良くできなさそうと感じる悲哀 >
叢雲「民俗学だとか各地の伝承に喧嘩を売ってるような気もするけど……それなら」
提督「何故よりによってお前が絡むんだよ酔ってもいねぇのに」
叢雲「機織りっていうのがどういうものの隠喩かって話もできるじゃない?
絶対に中を見ないでくれって頼むんだから男を取ってたって解釈にもなる気がする」
提督「あのさ……」
雲龍「あぁ、善良な若者の力になりたいけれど自分にはこの身体しか売れる物が無い、みたいな」
叢雲「ええ。身を削って金子を、っていうなら羽で織った反物も春を売った結果の物々決済でも似たような物な気がする」
阿賀野「実にこの国チックな考え方だよね。
儒教では到底相容れないし十字教の方でも土着の妖精譚でもそういう暗喩ってあっても少なそう」
提督「あれが俺の趣味に寄せて中世史的な話に持って行こうとしてくれてたんだとしたら……嗚呼……」
- 891 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:14:23.03 ID:gQJ9XpMN0
-
< 柳陰 >
Littorio「焼酎を味醂で割る……???? 」
天城「本直しですね。天城はあまり好きではありません」
山城「好きなお酒があるならそのまま飲んだ方がいいと思うわ」
明石「甘い味醂っていうのも私にはあんまりよく分かりませんけどねぇ」
瑞穂「舐めるまでもなく甘いと思いますけれど」
提督「まぁ、やりたいなら取り敢えず飲んでみてから考えろよ」
Littorio「そうですね」
旗風「いや、あの……焼酎に味醂ではなくて味醂に焼酎を、というか基本は1:1なんですけど……えぇ……」
- 892 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:20:45.82 ID:gQJ9XpMN0
-
< 数え切れない前科を鑑みるに >
Pola「ふふ、こればっかりは祖国の人たちのご先祖様に感謝しないといけませんね〜」
時雨「はぁ、料理くらい素面でできないの? 」
Pola「お料理にvinoを使うって勿論美味しいですけどね、
手元にボトルを置いていても誰も怒らないから素晴らしいですぅ〜」
時雨「せめてあと一口とかほざいて喉と息が許されるレベルまで一気飲みかました馬鹿はさすかに違うね」
Pola「まぁ、あの後姉様の心から蔑んだ目を見て酔いが醒めちゃいましたけどね〜」
時雨「そうかい。…………実は最後には醒めて寝たいからってわざと変な酔い方してお姉さんに怒られようとしてない? 」
- 893 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:22:13.39 ID:gQJ9XpMN0
-
< ややまともに見えなくはない >
提督「大量の玉子スープをつくる、辣油を振り撒く、美味い」
天城「まぁ、ええ」
叢雲「好みもあるけど、そうね」
旗風「垂らすのを振り撒くとは言いませんよ? 」
提督「……これが分からない、分からない」
天城「辣油キチって割と珍しいですけれど……この魔窟に毒されたものではない壊れ方って凄く珍しい気がします」
- 894 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:24:08.06 ID:gQJ9XpMN0
-
< なんでも好きな味に変えるとそれはそれで意味が無い気も >
旗風「とか言いつつそもそもチーズインハンバーグカレー唐揚げ大盛りはトンチキ過ぎると思いますが」
提督「唐揚げは大皿に盛っただけで自分で取った分は知らねぇよ。
それのオマケスープに辣油振り振りはどーよ? ってこと」
旗風「カレーの辛味よりこっちの方が好きなんです」
提督「濃い味のメインの辛味をスープの辛味で上書きするって何? 」
旗風「美味しいですけどまずこれチーズと温玉で辛味が相殺されてます。
なんならばお肉本体も肉汁も別に辛いものでもないですし」
提督「温玉は希望者にしか用意してないんですけど……肉汁の辛いハンバーグって意味分からないんですけど……」
- 895 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:26:34.47 ID:gQJ9XpMN0
-
< いっそ最初からかけた方が潔い >
提督「まぁ、別に辛めのハンバーグ自体は俺も好きな方だけども」
叢雲「デスソースなりなんなり混ぜてもいいしどうとでもなるものね」
旗風「肉汁が辛くないと、意味が無い? 」
提督「分からん、全く分からん」
旗風「はぁ」
提督「なんなら君この前ポトフ真っ赤になるまで辣油振ってたでしょ」
旗風「? はい」
提督「ワンタン入れるのはまぁ美味いけども……」
旗風「でもちゃんと一口目は敬意を払って何もかけずに食べてますし」
提督「知ってる。……それが義務で渋々やってるように見えるって言いたいんだけどなぁ」
- 896 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:31:00.14 ID:gQJ9XpMN0
-
< 美化が足りないとさえ思える程には >
提督『あのね、__は戦術私、ができる天才なの。勝利の女神は祈る対象ではなくて顕現する美なの』
叢雲「よくよく考えなくてもあぁいうこと言えるって凄いわね」
漣「ってもシーレーンいたときのことだけどね。最近はたぶん言ってないでしょ」
叢雲「思っていないかどうかは怪しいところだけど。……これの怖いところは」
漣「ドイツがB殿に与えた仮初の名前を二人だけの愛称に変えたところでしょ。
あいつぜってー浮気するわって感じ。B殿以外にはしないだろうけど」
叢雲「Bismarckってその辺はどうなのかしら。
遊ぶ相手として認められる相手がいないのよ、くらいは言いそうだけど」
漣「そういう飄々とした感じ装ってる女って基本情念深い病んだのばっかじゃん? 」
叢雲「まぁ……本当に心の深いところにある想い出って、絶対に消えないものね」
- 897 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:33:20.43 ID:gQJ9XpMN0
-
< わざと遜るフリして混ぜっ返すの楽だからね >
提督「ひっさびさにThis is a pen.をネタにしてる文章見かけたんだけどさ」
高雄「そんなものがこの世にあるんですか」
提督「昔はまぁまぁ聞いたけどなぁ、ってのは置いといてな」
高雄「ええ」
提督「確かにそんなもんおしえるよりfucking Bitchとかさ、
実地で使ってやった方が今後の世界を見据えていくときのためにはなるなって思ったんだ」
高雄「それはあなたが言われる側だったからでは」
提督「まぁね。……Littorioの前では言うなよ」
高雄「当然。…………あなたこそそういう言葉遊びで逆にいじめてそうですけれど」
- 898 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:35:16.45 ID:gQJ9XpMN0
-
< 調教されたヒトに調教されたヒト、に調教されたヒトに…… >
天城「あの人が擬態だけは今よりももっと上手い真性の度を越したサディストだったら」
雲龍「ええ」
天城「姉様にとってはチャンスですね、などとふと思ったのです、が」
雲龍「愛宕も高雄もどうせ気持ち良く堕ちていくだけよ。たぶん何も変わらないわ」
天城「ええ、飲み始めたばかりでまだまともに頭が動いていな
海風「でもそれあの人と女個人間の関係ですよね。
今でも時々変な酔い方したときとか気まぐれで私とか明石さんが連れ込まれますけど、
そのレベルのサディストに仕込まれて気持ち良くなれるようになった愛宕さんとかに途轍も無いことされそうじゃありません? 」
雲龍「……確かに」
天城「……空恐ろしいですね」
- 899 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:38:29.79 ID:gQJ9XpMN0
-
< ある種悲観的な予想ではある >
雲龍「でも……そこまで受容してしまったのなら私も覚悟を決めて愛宕をお姉様と呼ばなくてはならなかったのかも」
天城「天城もそうだったのでしょうね」
海風「江風を巻き込むのは寧ろ今より簡単だったかも」
山城「高雄たちは置いておいても普通はあれ着いていける相手が減るって考えると思いません? 」
扶桑「まぁ……でもあなたの反応見ていて思うけど真性の加虐趣味だとして身を引く女、いそう? 」
- 900 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:40:29.64 ID:gQJ9XpMN0
-
< 余所見をする相手だからこそ >
山城「私は姉さまがそうだと信じていたいので」
扶桑「あの人と寝る女が減るから? 」
山城「いえ、姉さまを独占できるからです」
扶桑「あ、そう……」
山城「はい。…………ま、私しか見ない姉さまって多少面白くないとは、思いますけれど」
- 901 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:44:28.33 ID:gQJ9XpMN0
-
< 言葉遊びとはいえ >
愛宕「あぁいうのって怖いわよねぇ〜……変則的な寝取られみたいなのを気持ち良く楽しめるなんて」
高雄「というか最初からそれしか知らないだけ? 」
愛宕「ある意味純愛しか知らないよりは幸せね。不幸に打たれ強いって意味でしかないけど」
高雄「私は純愛しか知らない馬鹿な女でよかったのに」
愛宕「化け物の分際で随分と贅沢なお望みですこと」
高雄「だから、妥協してるのよ」
漣「やーいやーい妥協で好かれてる馬鹿おとこー」
提督「うっせぇな。…………素直にへこむんだけど? 」
- 902 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:45:57.46 ID:gQJ9XpMN0
-
< ベッド端に三人並んで座ってみて >
提督「…………」
海風「…………」
愛宕「…………? 」
提督「…………今更だけど、これは許されざるタイプの浮気? では? さすがに犯罪的過ぎてヤバ
海風「私は気にし
愛宕「共通の、趣味? 」
提督「…………」
海風「…………」
愛宕「…………ふふ」
- 903 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/09(火) 22:48:17.42 ID:gQJ9XpMN0
-
< あくまで一対一での感情ではなくて >
海風「ん、と……お二人が私へ? それとも私たちがこの人へ? 」
愛宕「この人とあなたが私へ、って風に思わせられたら最高かなぁ〜」
提督「そうだね。……………………いっそ俺、要らなくね? 」
- 904 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/05/09(火) 22:48:42.39 ID:gQJ9XpMN0
-
二日続けて、というのも大分久し振りな気がします
ありがとうございました
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/09(火) 22:49:34.99 ID:MAbHpF9U0
- 乙
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 03:39:30.21 ID:2UU5AXYHo
- 乙
- 907 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:34:35.25 ID:6IdZ9EWF0
-
< 勝負下着ない >
加賀「? 履いてませんが」
提督「……何で? 」
加賀「弓を持つときは履かないと決めているので」
提督「あ、そう……」
雲龍「つまり戦場では常にノーパンということですね」
提督「えぇ……? 」
- 908 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:35:39.39 ID:6IdZ9EWF0
-
< 拘り >
加賀「いえ、戦場では普通に……普通にというのも変な言い方ですけれど履いていますよ」
提督「何で? 」
加賀「? 何故、履かないの? 」
提督「ん、んん……? 」
雲龍「海上だと波や飛沫で水が入るからでは? 」
加賀「違います。……いや、あの、えーと…………難しいですね」
提督「うーん……? 」
- 909 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:39:04.12 ID:6IdZ9EWF0
-
< 仕方無いね >
雲龍「あぁ、弓を引いているだけなら地上ですものね。
海上だとそもそもこの人がいないからいきなり押し倒されたりはしませんか」
加賀「あのね、神聖な道場とまでは今更言わないけれどそれは弓と弓を番える者に対する侮辱に他ならないわ。訂正しなさい」
雲龍「はぁ」
提督「そうだね。……俺に対しては訂正しなくてもいいのか、そうか」
- 910 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:39:50.59 ID:6IdZ9EWF0
-
< 恥ずかしいのかな、とか >
愛宕「んふ……あぁ、すっごいスッキリ」
海風「Zzz……………………………………………………………………………………あふ……………………ふあ」
愛宕「まだ寝ててもいいのよ? コーヒーは淹れてるけど」
海風「んん……あの人は? 」
愛宕「弓を見に行く約束があるとかなんとか言って行っちゃった」
海風「酷い人ですね」
愛宕「そうねぇ……ま、でも」
海風「? 」
愛宕「実はいつもこうだったりしない? そのまま全員寝ているなら自分もいるけど、
誰かがコーヒー淹れたり起き出してきたらもう一人と自分だけベッドに残ってはいないの」
海風「…………確かに」
- 911 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:41:15.56 ID:6IdZ9EWF0
-
< 何よりお互いの意欲が、といえる >
加賀「ふふ……ええ、いいわ、それでいい」
江風「ンー……なンで踏み込みが遅れるンだろう」
加賀「私がわざと呼吸を外しているからよ。
昨日とは違うタイミングで似たような動きをしているだけ」
江風「じゃあなンでそれでいいって言えるンだよ」
加賀「私の動きに合わせようとしているから遅れているの。
そもそも才能が無ければ合わせようとすることもできないし、あとは数よ」
江風「ン……」
赤城「教え方が上手いのと本人の能力が高いはイコールではないなんて言いますけどね」
龍田「? ええ」
赤城「一定以上の理解があると目されないと指導なんて頼まれないわけで」
龍田「それはそうでしょうね」
赤城「やっぱり能力と指導力はある程度イコールなんだな、と」
龍田「夢も希望も身も蓋も無いですねぇ〜……」
- 912 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:43:27.65 ID:6IdZ9EWF0
-
< 酒さえ無ければみたいな >
扶桑「おはようございます。今日もやってるんですね」
赤城「おはようございます。ええ、しかも今日なんて早朝から弓を引いてそのまま」
龍田「江風ちゃんも取り敢えず三日坊主は回避できそう」
扶桑「海風が寂しがりそうね」
赤城「そのうち愛宕さんの妹になるかもしれませんけどね」
龍田「雲龍じゃないだけ多少マシかも」
扶桑「はぁ。…………江風がまとも、と言い切れないところが面倒ね、あの辺」
- 913 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:47:42.34 ID:6IdZ9EWF0
-
< 頂き、遠く >
加賀「これは極論好みと言ってしまえばそれまでなのだけれど……防御の後、というのも考えて動いてほしいわ」
江風「後? 反撃すンじゃないの? 」
加賀「そうね。だからこれはその方向性だとか種類の話。
耐えに耐えて長い万全の守りから一瞬の勝機を取りに行くのか、
耐えて打ってまた耐えて流れの中で勝ちをつくるのか」
江風「楽なのは守ってるだけの方?
それこそ極論だけど絶対に負けない防御ができるンなら粘ってるだけでいい」
加賀「どちらが楽ということは無いと思うけれど……取り敢えずやってみましょうか。自分で思ったことを突き詰めなさい」
龍田「あれ、何割くらいで打ってあげてるんですか? 」
扶桑「一割? 」
赤城「御冗談を。1%未満でしょうあんなの。私なら目を瞑って直立でもいなせますよ」
初月「おはよう。……赤城さんでもそんな素で白けたような顔するんだな。何の話? 」
- 914 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:48:17.31 ID:6IdZ9EWF0
-
< 付けたい名前、というよりは付けたくない名前の話 >
漣「やっぱ名前って何に付けるとしてもシンプルなのが良いと思うんだよね。
昔の本とか意味分かんねー長さとかタイトルだったりするじゃん」
叢雲「まぁ……どう? 」
提督「文化史的なのとか風俗慣習を忘れれば実は俺もそう思う」
漣「っすよね? まぁ、偉大さを讃えるために長く壮大にーとか言われたら特に反論は無いけど」
叢雲「でもあなたゲームのキャラ名は割と変なのとか長いのも多いじゃない? 」
漣「“ 漣 ”を連想させる名前になんて絶対しないってルールしか決めてないからそのときの気分だねー」
提督「お、おう……」
叢雲「……なるほど」
- 915 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:50:27.65 ID:6IdZ9EWF0
-
< どこまで注げば足りるというものでもないけれど >
漣「ま、別に自分の名前が嫌いってわけじゃないっすよ?
お国がくれたありがたーい偽名もじったアカウントもあるし」
叢雲「サクラダイト云々ってやつね」
漣「や、それはまた別の……まぁ、いいけど」
提督「んー……桜は短命の象徴とも言えるしあんまり名前に使わない方がよくない? 」
漣「や、単なるゲーム用のアカ名だし……今後マジな場面での名付けの可能性なんて無いですし」
叢雲「犬とか猫とか」
漣「ポチとかタマでよくない? 逆に最近は珍しそうだし。
大事にするんなら別に悪い名前ってわけじゃないし」
叢雲「うーん……」
提督「むーちゃんは加賀タイプだから。意味のある深くて可愛い、愛を注げる名前を付けたい派だから」
漣「なるほど」
叢雲「あのねぇ……」
- 916 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:54:00.47 ID:6IdZ9EWF0
-
< 早々に付けられた昔の皆さんが羨ましい >
漣「あ! でもつまりご主人様は子供が生まれても桜って漢字とか音は使わないんすね? 」
提督「…………」
叢雲「みたいね。……実際姓名判断とかそういうのは気にしなさそうだけどどうなのかしら」
阿賀野「使いたくない意味も漢字も沢山あるもんね! 歴史やってるとさ」
叢雲「なるほど」
漣「なるほど。……使える漢字って常用で残ってんの? 」
- 917 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:55:48.99 ID:6IdZ9EWF0
-
< 抱えた袋には夢が詰まっているのです >
鈴谷「おおー! さっすがあきつちゃん愛してるー! 」
あきつ丸「……そうか」
時雨「たかがカレーパン買ってきたくらいで何なのさ。
どうせ薄汚い任務の途中に寄っただけでしょ? 」
鈴谷「や、これずっと食べたかったんだよねー。
このクルトンと一緒に揚げてるの食べてみたくてさ」
時雨「ふぅん? 」
鈴谷「オーブントースターに入れてくるけど、食べる? 」
時雨「まぁ、うん」
鈴谷「はいはーい」
時雨「よろしくー。……ねぇ」
あきつ丸「……言うな」
時雨「言わざるを得ないでしょ……あの紙袋全部カレーパンなわけ?
あんな量買ってくるってお店の人に怒られなかったの? 」
- 918 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:57:19.32 ID:6IdZ9EWF0
-
< 誰が悪いのかといえばたぶん自分とはいえ >
あきつ丸「一応事前に電話で取り置きを依頼したときに数は伝えておいたのであります」
時雨「や、買ってこられたんだからトラブルは無かったんだろうけどさ」
あきつ丸「あぁ、普通に買えた」
時雨「でもそっか、よく考えると案外一般の客にもいるのか。
サークルだとか会社の部署単位でって考えると」
あきつ丸「だろうな」
時雨「うん。でも見た目だけは華奢な若い女があの量一人で買いに行かされてるって考えると店員さん要らない心配してそう」
あきつ丸「何をすっとぼけたのか混乱していたのか“ 彼氏さんとですか? ”などと言われたが」
時雨「んっ、ふふ、あっは」
あきつ丸「はぁ……さすがに応えに窮して苦笑いで出てきてしまったでありますよ」
- 919 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 20:58:18.99 ID:6IdZ9EWF0
-
< きゅーとあぐれっしょん! >
加賀「あぁもう……どうして…………どうして抱かせてくれないの……昨日は早かったのに……」
天城「よくもまぁ懲りずに通いますよね、猫部屋」
雲龍「一々落ち込んで寂しそうな顔する加賀さん、好き。
サンたちってきっと喋られれば私と親友になれるわ」
葛城「あのさ……」
- 920 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 21:01:00.19 ID:6IdZ9EWF0
-
< 生暖かい目姉妹 >
葛城「まぁ、救えないお姉様は置いといて。七匹全部名前覚えてる? 」
天城「さすがにサンジョルディとエリザベスは覚えていますけれど」
雲龍「実は子供五匹は愛称しか知らないわ」
葛城「メス三匹とオス二匹、一応どの子がどの子って私でも見分けはつくんだけどね」
天城「生まれた後になって漸く全員分名付けた加賀さんからして愛称で呼んでいますものね」
葛城「たぶん加賀さん自身にそういう憧れがあるんだよ。可愛い愛称で呼ばれたいっていう」
雲龍「実はむーちゃんに嫉妬してるのかもね」
天城「微笑ましい。……きっと愛称で呼ばれたら隠し切れない笑みで応えてくれるんでしょうね。
態度だけは素っ気無い風をなんとか装うとして」
- 921 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/10(水) 21:01:38.17 ID:6IdZ9EWF0
-
ありがとうございました
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/10(水) 22:01:42.98 ID:RwYMfRZd0
- 乙
- 923 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:15:11.33 ID:fGC7XdTc0
-
< 小鳥の鳴き声で起きる程度には優雅に >
雲龍「んん……眠い」
天城「寝台に入ったのは半日前なのに」
雲龍「意識が落ちたのはその三分の一くらい前でしかないもの」
天城「それは天城も同じですけれどね」
雲龍「奉仕していたのは、私? 」
天城「散々気を遣られる方が疲労度は高いと思いますけど……緑茶でよかったです? 」
雲龍「ええ、美味しいわ。さすがは我が麗しい妹、完璧ね」
天城「それはどうも。…………タオルを巻いたまま物憂げ、だなんて見た目だけは完璧なお姉様」
- 924 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:18:43.58 ID:fGC7XdTc0
-
< ちなみに保温のし過ぎでアレなことになってました >
雲龍「全裸でコーヒー淹れてシャワー浴びて下着だけで保温してその後流れで延長戦、そんな朝の記憶に比べれば」
天城「比べれば? まだまともだって言いたいんですか? 」
雲龍「理性が残ってるって言いたいのよ。次は、もっと私を蕩かしてね? 」
天城「努力はしましょうとも。…………それがどれくらいの努力で足りるのかは、知りませんけれど」
- 925 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:20:07.09 ID:WYWZ7oPM0
-
< 本国で、よりはベトナムの方が有り得るのかなぁ…… >
提督「何かテレビの番組表見てたら“ 六期 ”って単語空目してさ」
阿賀野「アニメとかドラマとか? 」
提督「あぁ。それが“ 六朝 ”って見えてな」
阿賀野「すっごい分かる。そんなわけ無いのに一瞬期待しちゃうんだよねー」
提督「やっぱりか。俺は偶々さっき思っただけだけど」
阿賀野「せめて三国の端役でいいから呉の特集くらいやってほしいよね」
提督「なんか凄い昔に交阯の士燮とかすげぇどマイナーなの放送してたのは見た気がする」
阿賀野「愛がつまった番組だったんだろうなぁ……」
提督「まぁ……」
能代「はぁ。…………あなたたちみたいなのが番組編成に関わってないのはこの国のまともさだと思いますけどね、割と本気で」
- 926 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:21:58.66 ID:WYWZ7oPM0
-
< 間違っているわけでもなくもない >
漣「ねずみ男ってねずみ漢になる場面ジャイアン未満ですよね」
明石「ジャイアンのお陰でなんとなく分かるけどそれ文字に起こさないと理解できないでしょ」
漣「まぁまぁ」
明石「はぁ。……そもそも私、鬼太郎ってよく分かんないです」
漣「うっそぉ。昔朝からやってませんでした? 」
明石「やってたようなやってなかったような……む? 」
提督「え? 『墓場鬼太郎』でよければ」
明石「ちょっと借ります。……でもどう考えても違うものですよね? 微妙に掠ってるかもしれないけど」
- 927 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:23:27.47 ID:WYWZ7oPM0
-
< 狙い過ぎ、という批判は甘んじて >
提督「不定期開催次に観たい映画の設定のコーナーなんだけどな」
天城「それ前まで漣さんに垂れ流してませんでしたっけ」
提督「なんか最近露骨にうざがられるから」
天城「はぁ」
提督「まぁ、お紅茶飲みながら聞き流してよ。……昼行性ゾンビ、どうですか? 」
天城「どうですか、と言われても」
提督「最近は万能ゾンビばっかだし夜行性はやり尽くしたじゃん。
だからここは光合成で酸素を排出するナウシカ的ゾンビでも、と」
天城「人類が敵なんですか? 」
提督「や、酸素の増え過ぎが問題視されて間引きをするわけよ。
同時に一定量の光合成ゾンビを隔離施設で酸素生成マシーンにする作戦を決行するんだ」
天城「実にZ級な設定ですね」
提督「Z級な設定で如何に面白いB級をつくるか、ってのがコンセプト」
天城「天城は最初から最後までA級以上を目指して撮影するのが映画関係者というものだと思いますよ。
それが仮令どんなジャンルだとしても」
提督「お前それポロニアに同じこと言えんの? 」
天城「言うわけ無いじゃないですか。天城のこと馬鹿にしてるんですか? 」
葛城「はぁ。…………私はもうポロニア兄弟って名前聞くだけで不愉快になるんだけど。
いい加減似たようなのしかつくれないんだから一緒に観ようとか言うのやめてほしいなぁ」
- 928 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:24:23.59 ID:WYWZ7oPM0
-
< 勿論確かな主張なんてありませんとも >
漣「ご主人様って学校でヤったことありそうですけど」
雲龍「寧ろその経験が無いなんて言われたら白けるわ」
漣「次の日からただ授業受けてるだけで思い出してお得感ありますよね」
雲龍「とんだ淫乱ね。ただそこにいるだけで思い出して濡れるなんて」
漣「やー、背徳って割と楽に演出できちゃうんですねー」
雲龍「ええ、日常は背徳のスパイスでしかないわ」
漣「つまり背徳ってのは日常みたいなものなんすね」
雲龍「そうね。そういうこと」
叢雲「んなわけあるか。……結節点が雑過ぎて何言いたいのか分かんないわ、馬鹿じゃないの」
- 929 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:25:40.94 ID:WYWZ7oPM0
-
< 不要といえば不要な情報ではあるのだけれど >
愛宕「私たちってそろそろ本気で書類上もあの人の妻になるわけじゃない」
高雄「まぁ……どう足掻いても超法規的措置ではあるけど」
愛宕「嬉しいくせに捻くれたこと言わないの。……でね? 」
高雄「? 」
愛宕「摩耶と鳥海とはどういう関係になるのかしら。
あくまで書類上って意味だけど」
高雄「……………………ぅん? 」
- 930 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:26:47.00 ID:ibN+8jeU0
-
< 逃避の気持ち良さに後ろ髪掴まれて >
愛宕「あの人と摩耶たちとの関係もそうだし、
本来まともな戸籍が無い筈の私たちと摩耶たちとの関係もそうだし」
高雄「確かにそうね……重婚の部分はどうにかしたとしても」
愛宕「その辺すら解決させてきたんだとしたら……」
高雄「したら? 」
愛宕「あるのかも分からない魂をいるのかも分からない悪魔に捧げてでも子供くらい産んであげないと返せなくない? 」
高雄「…………」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………」
高雄「…………今の私たちの身体程度では、返せない?
身の回りや、軍人としての奉仕では、返せない? 」
愛宕「返せるわけ無いじゃない。純粋な愛を返している曖昧なだけの実感に酔ってるだけでしょう、それ」
高雄「そうね。…………あぁ、逆説的には、とても気持ち良いものなのね。与えられるだけの、意識だなんて」
- 931 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:28:00.05 ID:XhZ1MUtw0
-
< 待ての後のご褒美を知るからこそとも言える >
加賀「待てができるって、素晴らしいわね」
江風「江風は犬じゃねーンすけど」
加賀「待てができない犬も多い世の中じゃない。取り敢えずは誇っておきなさいよ」
江風「もしかしてそれ褒めてるつもり? 」
加賀「? ええ。それが? 」
江風「ン、ンン……? 」
赤城「え、っと……たぶんちゃんと褒めてるんですよ、加賀さんは。
そもそも加賀さんって人間もヒトも可愛い動物も並列に見てからランク付けしてるとこありますし」
加賀「気分がいいわ、ほら、注いであげる」
江風「あ、あぁどーも。……師弟ってこンなものなのか? 」
- 932 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:29:35.67 ID:7SZGb+4w0
-
< 絶対拒否 >
龍田「でもほら、犬っていい立場じゃない? 遜ってくーんくーんって鳴いてれば安心して餌も貰えるし」
江風「江風は人間様とまでは言わないけど一応思考するヒトって自覚で生きてるンだけど」
赤城「飼い主は最後まで犬の面倒を見るものですしね」
龍田「さすが飼い主にもペットにもなれない埒外様は言うことが一々恨みがましいですね」
赤城「はいはい、そうでしょうとも。……加賀さん? 」
加賀「はい? 」
赤城「この子と同じ身分として飼ってくれません? 」
加賀「嫌です」
江風「やめてくれ」
龍田「それ分かってて訊いてますよね」
赤城「ええ。……ものすっごい本音の顔とトーンで言われましたけども」
- 933 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:31:22.86 ID:JuuTbbng0
-
< 愛してくれるのなら溶ける程度の悪意 >
海風「反応を見ながらヤるのが楽しいから、なんて性格悪いですよね」
提督「女の子の反応見ないでヤるなんて逆に失礼じゃない?
別にただ出して終わりっていうんなら相手が好きな子である必要も無い」
海風「ものは言いようってやつですね」
提督「絡むなよ。その辺は悪いとは思えない」
海風「悪いとは言ってないですよ。性格が悪いって言ってるだけです」
提督「あ、そ」
海風「はい。…………ええ、あなたの性格の悪さは、私程ではないって意味のお話ですけど」
- 934 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:32:54.53 ID:C7uwyuSi0
-
< 終局、ただ好きだからというだけで >
提督「お前がどう思ってるのかは知らないけど……奉仕されるより自分から惑わせたい方なんだよ」
海風「私は、私を知りません。私の知らない私を探れるのはあなただけです」
提督「気の所為だよそんなの。海風は海風が思っているよりも、理性的」
海風「自分が支配されているって自覚を突き付けてくるクセに。酷い、嘘」
提督「支配は好みじゃないって言わなかった? 」
海風「好みの女が好みの玩具になるわけではなかったでしょう? 」
提督「お前に俺の何が分かるって? 」
海風「私に私の何が分かるって? 」
提督「ばーか。…………何にも、分からないよ。
分かった気にさせて、気持ち良くさせてくれるから好きなだけなんだから」
- 935 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/11(木) 21:33:40.22 ID:WR6/Fqaj0
-
< 扉開けぞろぞろと >
海風「あっは……自分が狩人だと思い込んでいる獲物程容易く摘み取れる男はいませんよ」
提督「上手く負けて上手く逃げるのが得意でここまで海軍で好き勝手やってんだけど俺」
海風「古今東西敵を嵌めたいなら多人数で囲んで棒で叩くのが必勝法なんでしょう? 阿賀野さんに聞きました」
提督「あ、そう……」
愛宕「呼ばれちゃった☆ 」
雲龍「楽しそうだったので」
Littorio「同じく」
山城「数合わせで来てあげたわ」
明石「えっと……え? 」
海風「ん? 」
提督「…………え? 」
- 936 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/05/11(木) 21:34:16.72 ID:WR6/Fqaj0
-
なんだか物凄く回線が終わってる気がしますね……
ありがとうございました
- 937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/11(木) 22:12:34.23 ID:y9i+IUbZ0
- 乙
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/11(木) 23:32:40.51 ID:6W2rran5o
- 乙
- 939 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:47:44.56 ID:rwbsw6WD0
-
< ベッド居残り組より愛を込めて >
提督『んん……海風の部屋ってコーヒーより紅茶の方が美味いんだよな……』
愛宕「って呟いてシャワー浴びに行ったけど、本当? 」
海風「あの人に淹れてもらうより私が淹れてあげたいのでわざとです」
山城「面倒なことやってるのね」
Littorio「ふふ……それも、女らしさではあるでしょう? 」
海風「腐った性根と言われたら反論はできませんけどね。…………あの」
愛宕「放置」
山城「放っておきなさい」
Littorio「気持ち、良さそう? 」
海風「…………」
雲龍「ん……………………Zzz」
- 940 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:49:09.27 ID:rwbsw6WD0
-
< 面倒なことになりそうなので止めておきました >
海風「まぁ、このヒトはいつでもこんなものなのでしょうけど……誰か一緒にシャワー浴びてきたりは? 」
愛宕「私はどうせこの後執務室で一緒だし」
山城「出て来られなくなりそうだから遠慮しておく」
Littorio「あの人がいなくなったらお借りします」
雲龍「そう……じゃあ、私が行く」
愛宕「……」
山城「……」
Littorio「……」
海風「…………随分と都合の良い寝起きですね」
- 941 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:50:01.66 ID:rwbsw6WD0
-
< 結末というよりかは遅れてきた出オチ >
明石「Zzz……………………………………………………………………………………ふぁ…………? ……………………あれ、誰もいない……? 」
- 942 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:52:28.68 ID:rwbsw6WD0
-
< 訓練日誌なのか成長記なのかほのぼの日記なのか >
加賀「あぁ、そうだ、聞いていなかったけれど」
江風「っ、ハァ……ハァ…………何? 」
加賀「あなたの目標って、何? 単に剣術と体幹で強くなりたいだけなの? 」
江風「よ、っくよく考えなくても、それ、先に訊くだろ……ゲホッ」
加賀「さっさと息を整えて。……で? 」
江風「と、…………っ、り敢えずっ、ふぅ……最終目標は雲龍さンと互角にやれるレベルだよ。
極論、自分のメンタル鍛えたいってことだから雑な目標だけど」
加賀「そうなの。…………立って、握りなさい。
あの子に伍するなら、その程度じゃ百年あっても足りないわ」
- 943 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:55:01.13 ID:rwbsw6WD0
-
< 鬼の涙、という話でもないけれど >
赤城「浅いところだけ見ると実に冷たい目線」
扶桑「その実江風以外には隠し切れない喜色と親愛が見えるのですけれど」
赤城「加賀さんって情の深い女ですからね。どれだけ少なく見積もっても私の百倍は」
扶桑「はぁ。加賀さんのこと馬鹿にしてるんですか? 」
龍田「0には何を掛けたって、ってお話します? 」
赤城「あのですねぇ……」
- 944 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:56:24.46 ID:rwbsw6WD0
-
< 昨日は気付かなかったけれど >
明石「ご丁寧にタオルと紅茶まで用意されてるし……ふぁ」
明石「…………」
明石「…………」
明石「…………」
明石「…………」
明石「…………というかいつの間に海風ちゃん個人の部屋にクイーンサイズのベッドが……? 」
- 945 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 21:58:08.90 ID:rwbsw6WD0
-
< いたいけであくいのない、猛毒 >
提督「つってもなぁ……お前ら中学生とか高校生、やりたい? 」
叢雲「正直なところ興味は割とあるわ。
これから身体が成長して、その先は老化に晒されると仮定するなら、だけど」
漣「狭い世界を楽しむのもいいけどやっぱ漣の感性はこれでも普通寄りなんで。
他者と関わっていくのが良くも悪くも自分をつくって変えていくんじゃねーです? 」
提督「思いの外真面目なこと言いやがる……でもさ」
叢雲「あん? 」
提督「お前らなんていきなり中学生にしてみろよ。
クラスメイトの性的嗜好破壊して回るんじゃねぇかなと思う」
叢雲「……はぁ? 」
- 946 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:03:02.19 ID:rwbsw6WD0
-
< 良い意味でも悪い意味でも >
漣「まぁ、むーちゃんは無自覚だったりするし? 漣も頑張って意識したとして擬態は正直難しいでしょうなぁ」
叢雲「そう? 」
提督「同種の……あんま言いたかないけど“ 艦娘 ”を欺くのも、
高級軍人や下士官と遣り合うのも、
そういうのに使える擬態っていうのは子供相手に通じないと思う」
漣「そうなるとどうしても演技が入ってくるじゃん。
だけど子供には漣たちが何を隠してるのかなんて分かりっこ無いんだから」
叢雲「分かりやすい、というか無理矢理納得し易い方向に認識されるってこと? 」
漣「エンコーしてるとか親がアレとか。別に性的なことだけとは限らないけど」
提督「大人っぽくて、陰があって、でも明るく振る舞っている。ついでに最高に可愛い、みたいな」
漣「確かに後々の女の好みとか破壊しそうっすね」
提督「あとは何人レズとかバイを生産するかかな」
叢雲「うーん……」
海風「言いたいことは分かるけど……女ってその年齢でももう女だと思うけどなぁ……」
- 947 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:05:30.33 ID:rwbsw6WD0
-
< 何も言ってはいけないと本能が >
海風「あ、でももし私たちが本当に学生になったとしたら」
提督「うん? 」
海風「本物の現役JKって肩書き持った女とヤれるってことですよね」
漣「確かに」
海風「ただの制服コスじゃないんです。今日登校して、授業を受けて、下校してきたJKの、制服です」
叢雲「あなたよくそう男みたいな表現できるようになったわね」
海風「現役のときに自分の同級生とは楽しんだかもしれませんけど、
社会的地位のある大人として現役生と関わるなんて貴重だと思いません? 」
漣「君は一体何の回し者なの」
海風「どうです。感情の深いところでも違和を覚えない、プレイではない現実、楽しめるんですよ? 」
提督「…………」
- 948 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:08:34.14 ID:rwbsw6WD0
-
< より酷い何かに >
海風「もっと言うと」
叢雲「あなた今日は朝から随分飛ばすわね」
海風「現役JKでありつつ元部下でありハジメテの日から自分好みに仕込んだ女ですよ?
ただのプレイとは全く違うモノだと思いません? 」
漣「お、おう……」
提督「そうだな。…………いっそ小学生から始めさせてやろうかってボケ用意してたのに」
- 949 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:10:22.50 ID:rwbsw6WD0
-
< 別に五月だから、という程でもない >
春雨「はぁ……今日も今日とてなんだか意味のよく分からない演習かぁ」
浜風「あれはあれで身体を動かすのには意味があると思うけど」
春雨「別に意味が無いとは言ってないよ。
自分にとって価値あるものか分からないって言ってるだけ」
浜風「似たような意味だと思うけど……満潮? 」
満潮「何? 」
浜風「鹿島さんがいないからって露骨にやる気が無いのはどうかと」
満潮「ほらあれよ、自分にとって価値あるものか分からないだけよ」
浜風「あ、そう……」
春雨「それなら仕方無いね。……五月病に罹る兵器なんて誰か解体処分してくれないものかな」
- 950 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:12:58.09 ID:rwbsw6WD0
-
< デザインとか時代の好みは置いておいて >
提督「クソじゃない映画観てて思ったんだけどな」
天城「はぁ」
提督「現代にレトロでお洒落な帽子店やったら儲かりそうじゃない? 」
天城「帽子店、ですか」
提督「“ 店子帽城天 ”みたいな感じでさ、マネキンも胸から上のやつばっかで、フリルのついたやつとかもあって、店名のフォントも古めかしい明朝体で」
天城「帽子店、というと天城は『ハウル』をイメージしますけれど」
提督「ふぅん? 『帽子箱』でもなく『アリス』でもなく『サンセット』でもなく? 」
天城「『ボリス・バルネット傑作選』は天城も随分と観させてもらっていますけれど……売りたいのなら『ハウル』のお店では? 」
提督「そう? 」
天城「んん……あぁ、せめて幸せなヒロインに憧れたいものじゃありません? 」
提督「……なるほど」
- 951 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:15:25.88 ID:rwbsw6WD0
-
< 分からないから訊ねるのはいいとして >
瑞穂「まぁ、興味は尽きないですよね。
同時に複数の女を相手にしている男の個々のピロートークとか」
涼月「確かに。分かる気はします。明石さんは? 」
瑞穂「明石さんは……うーん、終わった後はいつもそう、いっぱい褒めてくれるんです。
いつでも、いつまでも。時には瑞穂が寝てしまうまで」
涼月「なるほど? 」
提督「凄いなお前。俺はそんなのできねぇわ」
明石「……………………」
涼月「あのですね……」
- 952 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/12(金) 22:18:51.12 ID:rwbsw6WD0
-
< 時々変なこと言っちゃったかな、なんて思ったりして >
涼月「あの人はあんなこと言ってましたけど実際は? 瑞穂さんもいませんしどうぞ? 」
明石「や、なんていうか……女だけ何人かで遊んでもその後ってピロートークって感じではないと思うんです」
涼月「分かります。や、経験は無いですけどなんとなく」
明石「ええ。私、基本的に一対一はあの人か瑞穂さんだけなんですよ。
女だけ何人かとかあの人相手に何人かとかはありますけど」
涼月「はぁ。……? 」
明石「だからこう、私が誰の真似をしているかというと……ね? 」
涼月「…………なる、ほど」
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