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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

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198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:14:43.84 ID:2Yu538nyo
ガルー
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:14:54.21 ID:QzCjVm7O0
バーネット
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 20:21:00.19 ID:NL+5aVpL0
>>197
ですね。訓練の時もそうしますね。

>>198
これカズミとガルーだとカズミはランクアップしないんですが、大丈夫ですかね?というか自分の説明不足ですね。カズミ以外の人同士を訓練させる時は名前を2人書いてください。
5分くらい待っても返事がなかったらカズミとガルーの組み合わせで行きます。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:22:31.27 ID:QzCjVm7O0
ああ、主人公が誰かと組んで訓練するんじゃなくて、主人公含めた仲間達から選ぶのね
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:24:34.38 ID:q0/QaSvt0
あー、カズミとの戦闘だけだとカズミばっかりがムキムキになって他がへなちょこになるからか
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 20:38:29.36 ID:NL+5aVpL0
分かりにくかったと思うのでやり直します。

カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 1/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:39:34.63 ID:2Yu538nyo
申し訳無い
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:39:57.35 ID:q0/QaSvt0
あ、取り直しするのね
安価は 3ガルー「ナルカミについて」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 20:40:01.24 ID:2Yu538nyo
重ね重ねすまん!
安価下
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 21:07:07.81 ID:NL+5aVpL0
3 ガルー

カズミはビデオルームで1人、先日の模擬戦の録画を見ていた。運良く3連勝できたとはいえ、まだまだ学ぶことは多い。

「うーん、やっぱりもう少し計画性が必要かな?」

「おっ、カズミ何やってんだ?」

振り返るとランニングウェアに身を包んだガルーが立っていた。

「ガルー先輩、模擬戦の振り返りをしていたんです」

「おー、流石だな。ま、俺はとっくに振り返り終わってるけどな!」

「あははは...ところで先輩はランニングですか?」

「ああ、パイロットには体力も必要だからな」

そういえば最近は体力トレーニングを行なっていなかったなとカズミは少し反省した。

「にしてもお前とADM、何というか...相性ぴったりって感じだったよな」

「そうですか?でも先輩こそナルカミの操縦、凄かったです」

カズミの言葉を聞いてガルーの表情が綻ぶ。

「そうか?そう言ってもらえると嬉しいぜ!何せナルカミは俺の相棒だからな!」

「相棒...ですか?」

「ああ!ここに配属された時、リストの中からメインで使う機体を選ばされたんだが、その時に一目でビビッと来たのがナルカミだったんだ」

「へぇ〜!それってどこがビビッときたんですか?」

「そうだなー、ナルカミの特徴ってその機動力だろ?俺はあんまりじっとしてるのが得意じゃなくてな、だから戦場でも動き回ることのできる所が気に入ったんだよ」

「確かにガルー先輩って落ち着きがないですよね!」

カズミは言い終えた後に自分の失礼な物言いに気がついた。

(やばっ、思ったことそのまま言っちゃった!)

↓1
01〜80 変化なし
81〜90 +1
91〜 +2
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:08:13.98 ID:2Yu538nyo
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 21:14:47.42 ID:NL+5aVpL0
98 +5

「おー、俺のことよくわかってるじゃねえか!けどそういう悪い部分も上手く付き合えば長所になるんだよ!実際、お前を追い詰めるところまではいったしな!」

ガルーは特にカズミの物言いを気にしていないようで、カズミはホッと胸を撫で下ろした。むしろ彼は少し嬉しそうだ。

「っくし!っと、汗で体が冷えるといけないから俺はもう行くぜ。じゃあな!」

「はい!」

カズミは部屋から出ていくガルーを見送ると独り言を呟いた。

「相棒...か。私もいつかADMをそう呼べるくらい理解できたらいいな」

好感度1+2=3
ガルー 4 1/5→4 4/5


カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 0.5/3
ガルー 兵卒 0.5/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:18:11.86 ID:QzCjVm7O0

カズミとバーネット
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 21:27:03.56 ID:NL+5aVpL0
1 カズミとバーネット

「それではバーネット先輩、よろしくお願いします!」

「ああ。互いに切磋琢磨しよう」

そう言うと2人はそれぞれコックピットに乗り込んだ。と言っても実機ではなくシミュレータだが。

「エヴァとアダムがいないって変な感じだけど...頑張ろう!」

↓1 勝ったのは?
01〜20 引き分け
21〜60バーネット
61〜 カズミ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:27:29.12 ID:q0/QaSvt0
ガルー君意外と寛容だな、むしろ喜んでるし
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 21:40:59.42 ID:NL+5aVpL0
12 引き分け

シミュレータが始まってからしばらく経過した後、勝負は終盤に差し掛かっていた。

両者とも遠距離武器は破壊されたか弾切れ、フライングボードも飛べないほどに損傷していた。

両機は正面から相対すると同時に、近距離武装を構えた。

「いっけぇぇぇ!」

「はぁっ!」

暫しの静寂の後、両機は同時に地面に崩れ落ち、そこでシミュレータは終了した。

カズミがシミュレータから出ると、既にバーネットが待っていた。

「引き分け、か。先輩としては圧倒的勝利を見せてやりたかったが、まあ良しとしよう。私も学ぶことは多かった」

「こちらこそ、ありがとうございました!」

「ふっ、構わんとも。また手合わせ、頼むよ」

「もちろんです!」

引き分け
バーネット 兵卒 0.5/3→1/3
カズミ 兵卒2/3 実戦ではないので変化なし


カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 1/3
ガルー 兵卒 0.5/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の新人だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 21:41:53.28 ID:2Yu538nyo
3エヴァ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/18(月) 22:10:43.12 ID:NL+5aVpL0
3 エヴァ

「うーん...」

カズミは1人、自室で唸っていた。エヴァを守ると誓ったのは良いものの、よくよく考えてみれば彼女のことは余り知らない。

エヴァの好きなものや趣味は?ADMとともに発見されたらしいが家族は?それ以前の記憶は?今の境遇はどう感じているのだろうか?

...寂しい思いはしてないだろうか?

「そう言えば良くお母さんが言ってたっけか...」

人と仲良くなりたい時、元気づけたい時は──

↓1 カズミのお母さんは何と言っていた?(好感度判定には影響しないので自由にどうぞ)


早いですが今日はここまで。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:18:45.86 ID:QzCjVm7O0
一緒に三段アイスでも食えばええねん
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:24:42.83 ID:q0/QaSvt0

天パのヒョウ柄着たお母さんかな?
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 22:27:58.95 ID:QzCjVm7O0
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 23:16:23.28 ID:2Yu538nyo
おつ
お母さん……いやオカンや!
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/20(水) 20:33:39.80 ID:Prl/DTUc0
「三段アイスを一緒に食べればええんや、って言ってたな〜」

しかし問題が一つある。

「でもここの食堂に三段アイスなんてないんだよな〜」

アイス自体は売っているので頼めば3段にしてくれるかもしれないが、正直言ってここのアイスは余り美味しくない。

「やっぱり折角なら美味しいのを食べさせてあげたいよね。となると街に繰り出さないといけないけど...」

という訳でカズミはシエラ=レオネに外出許可をもらえるか聞きにいくことにした。

「外出許可?構わんぞ」

机の上に置かれた膨大な量の書類を処理しながらシエラ=レオネは答えた。

「え!」

シエラ=レオネは書類に視線を落としたまま口を開く。

「何だ?」

「こんなあっさり許可を頂けるとは思っていなかったので...」

「職員の士気の維持は重要だからな。それに...エヴァの為だろう?」

「わ、分かりますか?」

「まあな。だが...」

シエラ=レオネはじろじろとカズミの顔を眺める。

「万が一知り合いに会っても揉み消せるから大丈夫だが、それでも軽く変装くらいはしていけ」

(揉み消すって...)

そう言って椅子から立ち上がりカズミに近づくと彼女の髪をいじり始めた。

「あ、あの...」

シエラ=レオネは慣れた手つきでカズミの髪型をサイドテールにした。

「これでいいだろう。あとはサングラスでもかけておけ。以上だ」

「は、はい」

有無を言わせぬシエラ=レオネの態度に気圧されて、カズミは大人しく部屋を出てそのままエヴァの元へ向かった。
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/20(水) 20:34:46.87 ID:Prl/DTUc0
「あっ、お姉ちゃん。...どうしたのその髪?」

いつもと違うカズミの髪型を目にしてエヴァは目をパチクリさせている。

「あはは...そんな事よりこれから出かけない?」

「おでかけ?」

「うん、近くの街まで」

「...それって必要なこと?」

「もちろん!さあ、行こっ!」

カズミは首を傾げるエヴァをよそに手を引っ張る。

そのままエヴァを車に押し込むとカズミは運転席に乗り込み、近くの街まで運転した。

街に到着するとカズミはエヴァを連れて服屋や雑貨店を巡った。

そうして時間はあっという間に過ぎていき、いよいよ帰る時間が近づいていた。

「ねえエヴァ、あれ食べよっ!」

カズミが指を指したのはブルトニア共和国で若者に大人気のアイスクリーム屋さんだ。主に首都圏にのみ出店しているが、事前のリサーチでこの街に出店されている事は確認済みであった。

「あれって...アイス?」

「そうだよ!あそこのアイス、凄く美味しいんだよ!」

「じゃあたべようかな」

「うんうん!あっ、それと3段にするから好きなの3つ選んでね!」

「...それっていみあるの?」

「うーん、特に深い意味はないけど...でも、時には無駄も必要なんだよ、人間には。それにどうせならいっぱい食べたいでしょ?」

「ふーん...」

「じゃあ、頼もっか!」

そうしてカズミとエヴァはそれぞれアイスを注文し、ベンチに座りながら食べ始めた。

「エヴァ、美味しい?」

↓1
01〜50 変化なし
51〜90 +1
91〜 +2
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 20:35:47.70 ID:jHfxslQlo
ヌッ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 20:36:45.06 ID:QJpSA7Z+o
うめぇよなぁ!?
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 20:37:44.91 ID:Eq1y9QS90
オカンの教え
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/20(水) 21:01:36.30 ID:Prl/DTUc0
70 +1

「おいしい...と思う」

「思う?」

「うん。なんかつめたいのに、こころはあったかい...」

「んー、それは誰かと一緒に食べてるからだよ」

「いっしょに?」

「そういうものなんだよ。誰かと一緒にいられることって嬉しいことなんだ」

「...かも」

「さ、溶ける前に食べちゃお!」

そうして2人はアイスを食べ終えると特務機関の施設に戻った。

その日の夜カズミは母の教えを噛み締めると共に、エヴァの事も少しだけ分かった気がした。

多分彼女は幼い頃から1人だったのではないだろうか?もちろん本人に直接聞いたわけではないので勘違いという可能性もあるが。
とにかくエヴァとの仲が深まったことだけは実感できた。

好感度
1+1=2
エヴァ 3→3 2/4



模擬戦から数日後、シエラ=レオネからの呼び出しがあった。呼び出されたのはカズミとエヴァ、そして──

↓1下一桁
1〜3 バーネット
4〜6 ガルー
7〜9 オルデンリッジ
0の場合は十の桁を参照、00の場合はもう1度
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 21:02:26.61 ID:D62Av9u00
誰かな
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 21:05:13.16 ID:Eq1y9QS90
三段アイスに心躍らない子供がいるわけがない
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/20(水) 21:44:54.29 ID:Prl/DTUc0
1 バーネット

「さて、今日は諸君らに任務を与える」

「任務、ですか?」

「ああ。前回の模擬戦はADMのテストを行った。今回はエヴァに異変がないか確認したい」

バーネットはカズミの横に立つエヴァにチラリと視線をやった。

「なるほど。しかし長官殿、どのようにして?」

「うむ。丁度うってつけの命令が来たのだ。どうやらブルトニア共和国北西部の峡谷地帯に少量ながらメルクリウスが埋蔵している可能性があるらしい。それを我々に、つまりエヴァに探らせろとの命令が下された」

「そういえばエヴァはメルクリウスの場所がわかるんだよね?」

「うん」

「従ってエヴァの様子をみる事も兼ねてメルクリウスの埋蔵地の特定を行なってもらう。カズミとエヴァは当然現地に向かうとして、バーネット、貴様には調査班及び2人の指揮監督を執ってもらう」

「はっ」

「特に脅威はないと思われるが、念のため武器は持っていけ。現地付近の都市、ヴェーダンまでは車両で移動、その後は任せる」

「身分等はどうなっておりますか?」

「民間の地質学研究チームであることを証明する偽造書類は用意した。PEMもひとまず武装を外し、調査用の機体としている」

「了解しました」

「質問はないな?以上だ」

そう告げるとシエラ=レオネは部屋から出ていった。

「バーネット先輩、頑張りましょう!」

「ああ。だがそう気負うことはない、なにせ今回は簡単な調査のみだからな。とはいえ何かあればその都度私に聞くといい。では10分後に第二ハンガーで集合だ」

「分かりました!」

そうしてバーネットも部屋を出ていき、カズミとエヴァだけが残された。

「調査だけみたいだけど、具合が悪くなったら直ぐに言ってね?」

「うん。お姉ちゃんもね?」

「アハハハ、私は元気が取り柄だから大丈夫!」

23時ごろに再開します。
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 21:46:12.44 ID:Eq1y9QS90
一旦乙
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 21:46:48.83 ID:D62Av9u00
一旦乙
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/20(水) 23:34:30.44 ID:Prl/DTUc0
遅れてすいません。

カズミ達はおよそ1日かけて車両でヴェーダンまで移動した。

休息を取った後目的地であるマール峡谷に入るまでは再び1時間ほど車両で移動、そこからはエヴァとカズミはADMに、バーネットはダートに搭乗した。

「では予定通り私は地上で調査班の警護及び先導を、後輩は空中で偵察及びメルクリウスの探査を行う」

「了解です!」

カズミはフライングボードでADMを空中まで移動させると、後ろのコックピットに座っているエヴァに尋ねる。

「それで、メルクリウスの場所は分かる?」

「うん。...えーと、ここからあっちの方かな」

「北だね。じゃあゆっくり移動するからハッキリ位置がわかったらまた教えてね」

「うん!」

「今回は僕の活躍はなさそうかな?」

「ま、調査だしね。そっちの方がむしろ良いよ。じゃあ、行くよ」

↓1 トラブルが...?
01〜40 起きた
41〜 起きなかった
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:36:13.80 ID:Eq1y9QS90
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/21(木) 00:13:20.72 ID:RP+nkwXN0
80 トラブル発生せず

しばらく進んではエヴァに改めて場所を聞いて再び移動、という工程を数時間ほど繰り返した後、ようやくエヴァからOKの合図が出た。

「バーネット先輩、メルクリウスの埋蔵位置を特定できました」

「了解、そちらに直ぐ向かう」

深い谷の間ではあるが、幸いなことにエヴァが指し示した地点は開けた空間になっていたので地上を移動していたバーネットと調査班もすぐに到着することができた。

「ふむ...この地面の下か。よし、調査班は行動を開始しろ」

バーネットの言葉を聞いて調査班のメンバーは車両から降りると様々な機材を設置し始めた。中には調査、発掘用のPEMもあった。

「それにしても、エヴァはどうやってメルクリウスの位置を判別してるの?」

「あー、無駄だよカズミ。エヴァ自身よく分かってないらしい」

「うん。よくわかんないけど近づくと、ビビッとくるの」

「ふーん...」

すると通信用に付けていたイヤホンマイクを通してアダムが話しかけてきた。

「どうしたの?」

念のためカズミは声量を落とす。

「一応伝えておいた方がいいかと思ったんだけど、エヴァは何かを隠してる」

「え?」

「世界の命運を左右するような秘密を抱えた少女の返答が、なんとなくってだけで納得するような組織じゃないよ、特務機関は」

「そりゃそうだろうけど...」

「...長官は反対したんだけどエヴァには自白剤が投与されたことがある」

「そんな...!」

「その時も彼女はやっぱり何となくって答えた。でも、後々わかったんだけどそもそも彼女には自白剤の効果が及んでいなかったんだ」

「...」

「自白剤の成分からして普通の人間に効果がないなんてことはない。にも関わらずエヴァには効かなかった。しかも彼女はあたかも自白剤の効果を受けているフリをして、嘘をついた。これがどう言うことかわかるかい?」

「エヴァはメルクリウスについて秘密にしておきたいことがある...?」

「そうだよ。もちろん僕は彼女が敵だとか信用できないとかまで言うつもりはないけど、カズミも気には止めておいたほうがいい」

「...誰にだって秘密はあるよ。それに嘘をつかれてたとしても、エヴァのことを必ず守るって私の意志は変わらない」

「...だね」

「けど、ありがとう。私とエヴァのことを思って伝えてくれたんだもんね」

「どういたしまして。僕としても2人には仲良くしていてほしいからね」

今日はここまで。
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 00:15:34.34 ID:jQKMEZ+40

エヴァがだいぶやべー子な予感
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 00:17:27.72 ID:UaGkFVuRo
おつおつ
カズミが世界の敵になっちゃうかも……
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 00:21:15.84 ID:dHabLlD80
乙でした
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 20:13:59.04 ID:sLSQyPPQ0
メルクリウスの採掘を開始してから数十分後、調査班の様子が騒がしくなってきた。
周囲の安全確保のため空中で偵察を行なっていたカズミにも通信越しにバーネットと調査班の会話が聞こえてきた。

「バーネットさん、メルクリウスを発見しました」

「よし。量はどれくらいだ?」

「多い、とまではいきませんがそれなりの量が埋蔵しているようです」

「分かった。メルクリウスの存在が確認できたのならそれでいい。この地点の座標を記録、機材は回収しろ。後は上が適切に処理するだろう」

「わかりました」

バーネットと調査班のメンバーの通信を聞き終えたカズミはコックピットの中で伸びをした。

「ふぁ〜、疲れた」

「疲れたって、カズミはずっと座ってただけじゃないか?」

アダムの言葉にカズミは頬を膨らませる。

「あのね、アダムには分からないかもしれないけど、フライングボードを使った滑空は神経を使うの」

「そうなのかい?」

「そうなの」

このまま何事もなく終わるかと思われた調査任務だったが、そうはいかなかった。

まず異変に気づいたのはエヴァだった。

「...お姉ちゃん、くるよ」

「はい?」

するとすぐにアダムが警告を発した。

「北西方面から所属不明のPEMが接近中!」

それを聞いてカズミはすぐにバーネットに通信を入れる。

「先輩、未確認のPEMがこちらに向けて接近中です!」

「数は!?」

「えーと...」

↓1
01〜30 1機
31〜80 2機
81〜 3機
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 20:17:26.88 ID:UqIMnEEro
@
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 20:18:50.23 ID:ezysSBLP0
おおっと
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 20:33:02.10 ID:sLSQyPPQ0
88 ゾロ目ボーナスで繰り下げ 2機

「2機が接近中です!」

「同数か。しかしこちらには非武装の調査班もいる...」

バーネットからの指示を待ちながら様子を窺っていると、カズミの視界に所属不明のPEMが入った。

「相手を目視しました!どちらも武装しており1機は飛行中、もう片方は谷間を移動中です!」

「相手の詳細は分かるか?」

「両機ともアブマットです!」

「...ちっ、十中八九テロリストだな!私は地上の方を相手する。上空は任せたぞ、後輩!」

「はいっ!行くよ、エヴァ、アダム!」

↓1相手は?
01〜70モブ
71〜 ネームド
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 20:34:05.82 ID:2HFisX9T0
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 20:50:34.53 ID:sLSQyPPQ0
82 ネームド

ということでキャラ募集します。
↓3まで募集
名前と性別、年齢、性格や特徴をお願いします。なお所属はガーディアンオブエデン(あるいは彼らに雇われた傭兵)で固定です。

それとそれぞれのコンマで操縦技能も判定します。表は以下の通り。
01〜20 素人
21〜40 兵卒
41〜60 熟練
61〜80 エース
81〜 エースオブエース
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 20:54:50.20 ID:2HFisX9T0
名前 ケヴィン・ハスラー
性別 男
年齢 18
性格 頑固な正義漢
特徴 カズミの幼馴染、長身でかなり鍛えているので目立ちやすい
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 20:57:06.92 ID:ezysSBLP0
カスケード
男 40
陽気だがどこか自暴自棄、戦場だけが己の居場所だと考え、PEMを愛している
元ブルトニア軍人。モルヒネ中毒。戦場で左手足を失い軍を退役、その後生活に困窮して傭兵になった。
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 21:08:20.57 ID:yaFNPrea0
名前 サノス・アイン
性別 男
年齢 25
性格 真面目で誠実だがそれ故の天然気味
特徴 そこそこのイケメン。友人の借金の保証人になってしまったが故危険だが高給なPEM乗りを選択。行方を眩ました友人を心配している
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 21:09:41.95 ID:/gBpUDBK0
名前 ライ・サンダー
性別 女
年齢 24
性格 真面目な優等生気質。悩みすぎる
特徴 黒髪ポニテ。テロで世界を変えられると思ってはいないし、無闇なテロで犠牲者を増やしたくないと考えている。しかし力がなければ潰されるだけだとも理解しており、矛盾の中で悩みながら戦っている
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 21:21:09.26 ID:sLSQyPPQ0
テロ組織にパイロットの実力で負けている特務機関...大丈夫なのだろうか?

↓1相手は?
01〜25 ケヴィン・ハスラー
26〜50 カスケード
51〜75 サノス・アイン
76〜 ライ・サンダー
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 21:26:06.63 ID:za4lJ5Tj0
うーんこの
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 21:45:10.06 ID:sLSQyPPQ0
63 サノス・アイン

サノスは向かってくる機体を確認すると、驚きで目を見開いた。

「なんだこの機体...事前情報にはなかったぞ」

彼は不確定要素の登場により一度撤退するべきか逡巡したが、戦うことを選択した。

「報酬のためにもここは引けない!」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら十の桁を参照、00ならもう一度
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 21:45:40.53 ID:ezysSBLP0
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 21:52:28.29 ID:sLSQyPPQ0
カズミ3/3 遠距離
バーネット 3/3 近接
相性有利のため+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 21:58:19.35 ID:/gBpUDBK0
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 22:18:57.35 ID:sLSQyPPQ0
35+10−5=40 拮抗

滑空したままいよいよ両機が互いに接敵する。
直進してくるサノスに対して、カズミは距離を取るように右方向に迂回しながらレーザーライフルで数回射撃する。

「狙いが甘い!」

サノスはレーザーを全て避けるとカズミに急接近、横なぎにPEM用の手斧を振るった。

カズミは咄嗟に上体を逸らし、間一髪のところで攻撃を避けた。

「今のを避ける!?あの機体、マシン性能はこっちより上か!」

サノスは相対するPEMの性能に警戒を抱く一方、カズミもまた油断はできないと感じていた。

「あのパイロット...単純な実力なら私より上かも...!」

「大丈夫、カズミにはこの僕がついてるからね」

「私もね!」

2人の言葉を聞いてカズミは微笑んだ。

「だね、頼りにしてるよ!」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:23:07.77 ID:za4lJ5Tj0
1
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/22(金) 22:30:38.81 ID:sLSQyPPQ0
カズミ3/3 近接
サノス 3/3 滑空
相性有利+10
ゾロ目ボーナス+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3

少し早いですが今日はここまで。
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:31:45.16 ID:DRF1jhmQo
おつー
期待性能差かわエグ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:31:51.21 ID:ezysSBLP0
乙でした
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:38:38.38 ID:2HFisX9T0

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:42:33.18 ID:za4lJ5Tj0
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 19:58:51.87 ID:e8pWsIxE0
16+10+10−5=31 拮抗

サノスは旋回しながらADMへと再接近すると、再び手斧を構えた。
それを見たカズミもブレードを起動し、アブマットの攻撃に備える。

すれ違いざまに互いの武器をぶつけ合う両機の様子はさながら馬上槍試合のようだった。

「ちっ!」

互いに有効打を与えるには至らず、サノスは舌打ちをする。


(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 19:59:37.60 ID:R/RY/f0K0
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 20:01:29.00 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 遠距離
サノス 3/3 遠距離
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:04:41.36 ID:72JWgp2p0
そろそろ動きを
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:07:39.20 ID:vMI1EEZM0
逆にこの実力差で拮抗し続けるのは凄いわ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 20:18:02.98 ID:e8pWsIxE0
36−5=31 拮抗

アブマットが通り過ぎたと同時にカズミは谷間に目をやった。
そこではバーネットが調査班を守りながら、もう一機のアブマットと銃撃戦を繰り広げていた。

(早く片付けて援護に行かないと...)

焦りを感じたカズミは、先程横を通り過ぎたアブマットの後を追い、背後につくとレーザーライフルによる射撃を行った。

「もう追いついてきたか!」

サノスはADMの加速性能に驚きながらも、動じることなくマシンガンによる銃撃を背後に放った。

しかし両機の攻撃は共にカスあたりのみで決定打には未だ至らない。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:20:26.50 ID:dDyYh1950
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 20:28:04.29 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 滑空
サノス 3/3 遠距離
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3

ちなみに質問なんですが今回みたいに膠着状態が続くのってどうでしょうか?好ましくないようでしたらコンマ表をいじろうと思います。
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:31:19.62 ID:R/RY/f0K0
コンマの結果で今回偶然膠着になっただけだし、コンマ表自体はいじらなくていいんじゃないかな
ただ膠着が続くとダレるのも事実だし、3〜4回膠着が続いたら>>1の判断でイベント起こしたりしてもいいんじゃない?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:39:13.31 ID:vMI1EEZM0
必ず決着をつけなきゃいけないような戦いじゃない限りは何回か拮抗したら引き分け展開とかでもいいと思う
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 20:52:03.98 ID:e8pWsIxE0
意見ありがとうございます。ではとりあえず拮抗が3回程度続いたらコンマ表をいじる以外の何らかの方法で展開させるという方針で行きます。

62+10−5=67 サノス −1

「っ、アブマットじゃアイツは振り切れないな...」

一度ADMのライフルの射程圏内から脱し、それから体勢を整えて反撃しようとしたサノスだったが考えを変えた。

「少し危険だが、迎え撃つか!」

と、サノスが反転しようとしたその時。

「な、なんだ!?」

突然フライングボードが黒い煙を吐いたかと思うと、みるみるうちにアブマットの高度が下がっていく。

「ガーディアンオブエデンの奴ら、整備不良機を渡したな!これじゃできる仕事も出来ないだろ!」

アブマットのコックピット内でサノスがそんな悪態をついているとも知らずに、カズミは射撃トリガーに指をかける。

「よく分かんないけど、もらった!」

「お姉ちゃんって運いいよね〜」

「エヴァ、こういうのを運も実力の内って言うのさ」

2人の会話をよそにカズミが撃った一撃は見事、高度を下げていくアブマットの背中に直撃した。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:56:06.07 ID:72JWgp2p0
1
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:01:29.03 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 近接
サノス 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:05:09.60 ID:R/RY/f0K0
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:22:33.24 ID:e8pWsIxE0
60+10−5=65 サノス −1

「いえーい、ちょくげきー!」

狭いコックピットの中、カズミの背後でエヴァがバンザイをする。

「ちょちょ、落ち着いて!」

「カズミの言う通りだよ、まだ相手はやる気みたいだ」

アダムの言う通りアブマットに動きがあった。

先程まで低下を続けていたが、調子が一時的に回復したのか高度が安定してきている。

「畳み掛けるなら今しかない!」

そう判断したカズミはADMより低空にいるアブマット目がけて加速し始めた。

「こいつは...」

サノスは向かってくるADMに危機感を覚えた。あの加速力で、かつ降下のエネルギーをぶつけられてはまずい。

そう思ったのも束の間、ADMが猛スピードでブレードによる攻撃を加えてきた。

「このっ...!」

サノスはすかさず手斧で防御する。しかしブレードを受け止めた瞬間にアブマットの右腕が音を立てて軋み始めているのがわかった。

「いっけぇぇ!」

カズミの声とともに更に加速するADMによって、負荷に耐えられなくなったアブマットの右腕は肩の部分から持っていかれてしまった。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:27:53.56 ID:xScYEFaio
1
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:32:04.70 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 近接
サノス 1/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:33:30.45 ID:+ROC6Tew0
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:59:32.42 ID:e8pWsIxE0
45−10−5=30 カズミ −1

突如片腕を失ったことでバランスを崩したアブマットはそのまま降下していき、谷間に続く崖際に落下した。

「やった...?」

そんなカズミの期待を裏切るかのように、土煙の中からアブマットが立ち上がった。

「むー、しぶとい!」

「とはいえ、相手はかなり弱ってるはずだよ」

アダムの言葉を聞いてすかさず追撃を試みようとするカズミだったが、アブマットもただではやられまいとフライングボードで移動するADM目がけてマシンガンを放つ。

「あぶなっ!」

しかしカズミはそれらを回避、ダメージは受けなかった。

すると突然銃撃が止んだ。

「装填中だ、カズミ!」

「うん!」

好機と見たカズミはブレードで決着をつけに行こうとした。

しかし、アブマットの様子がおかしい。何の回避行動もとろうとしない。

えもいわれぬ不安を感じたカズミだったが、遅かった。

「うわわっ!」

いつの間に手にしていたのか、マシンガンを投げ捨てたアブマットの左手に握りしめられた岩を見てエヴァが声を上げた。

投げられた岩を避けようとしたが間に合わず、直撃した衝撃で体勢を崩したADMは谷間を挟んだ向こう側の崖に不時着した。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:05:18.09 ID:R/RY/f0K0
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:08:12.49 ID:e8pWsIxE0
カズミ2/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:12:30.21 ID:xScYEFaio
はい
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:21:47.64 ID:e8pWsIxE0
21+10−5=26 カズミ−1

「いたたたた...」

「エヴァ、大丈夫!?怪我してない!?」

「う、うん」

その言葉を聞いてカズミはほっと息を吐く。しかしそう落ち着いている暇はなかった。

「カズミ、アブマットが来る!」

片腕を失ったにも関わらずアブマットはフライングボードに乗り、ADMの方へと向かってきていた。

「ホントにしぶといんだから!」

カズミはすかさずブレードを構える。

片腕を失ったことにより安定性を欠いたからかフラフラと不安定な軌道を描きながらもアブマットはADMに接近、振るわれたブレードにあわや直撃というところでアブマットはフライングボードから飛び降りた。

「うわっ!」

結果としてADMのみがフライングボードの直撃によるダメージを受けた。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:30:17.47 ID:IdDMhUWo0
1
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:33:30.91 ID:e8pWsIxE0
カズミ1/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:34:41.23 ID:+ROC6Tew0
てい
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:35:23.10 ID:R/RY/f0K0
巻き返されたかぁ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:47:20.20 ID:xKRaME/Uo
っぱり技能足りんかあ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:51:17.09 ID:e8pWsIxE0
23+10−5=28 カズミ−1

フライングボードの直撃によろめきながらも、アブマットの方に向きを変えると、向こうは既に動き始めていた。

「まずい!」

この距離では滑空は間に合わない、そう判断したカズミはブレードを握りしめる。

「負けるもんかっ!」

「がんばれー!」

エヴァの応援を背中越しに聞きながら、カズミは突進してくるアブマットに突きをお見舞いする。

「ふっ!」

それを見てサノスはニヤリと笑みを浮かべると、左腕を犠牲にすることで突きの軌道を逸らした。

「と、止まらない!?」

アブマットはそのままADMにしがみついたまま走り、諸共崖から谷底に落下した。

「イタタタ...エヴァ...?」

落下の衝撃で視界が白ばむ中、後ろの席に座っているエヴァの様子を伺う。

「ん...」

少なくとも外傷はなさそうだが、気絶してしまっている。

「カズミ、しっかり!」

「う、うん...」

何とかアダムの呼びかけに返事をするが、正直意識を保っているのでカズミは精一杯だった。

↓1バーネットは?
01〜50 負けた
51〜 勝った
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:52:26.11 ID:vMI1EEZM0
無事でいてくれ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 23:13:19.24 ID:e8pWsIxE0
11 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 勝った
操縦技能 バーネット 兵卒 1/3→2/3

一方バーネットは、調査班を何とか守り抜きながらアブマットを撃破していた。

「今の音は、後輩か!?」

急いで土煙の上がっている場所へと向かうバーネット。
しかし運の悪いことに殆どスクラップ同然とはいえサノスのアブマットは未だ健在だった。

「まだ動くか...しかし、これなら勝てる!」

そう判断したバーネットだったが、それはすぐに覆る。

バーネットがサノスに攻撃を仕掛けようとした時、突如上空に一機のPEMが現れた。

「ここで増援!?」

いよいよ死を覚悟したバーネットだったが、突如現れたPEMはADMを抱えるとすぐに撤退していった。それに伴ってサノスもその場から姿を消した。

その理由はすぐにわかった。

「こちらはブルトニア共和国陸軍だ、救難信号を発したのはそちらだな?無事か?」

当初はなんとかカズミと2人で処理する予定だったが、カズミの戦況が芳しくないのを察知したバーネットが調査班に救難信号を発するように命令したのだ。

もちろん軍部の厄介になるのは様々な危険性を孕んではいるが、2人まとめて死ぬよりはマシだろうと考えたのだった。

「くそっ!」

だが彼らの到着は一足遅かった。バーネットは拳をコントロールパネルにぶつける。

一方カズミは謎のPEMによって運ばれている最中だった。

薄れゆく意識の中最後に目にしたのは、ADMを運ぶPEMの、その姿だった。

「黒い...ADM...?」

今日はここまで。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:14:57.25 ID:R/RY/f0K0
お疲れ様でした
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:17:40.42 ID:vMI1EEZM0

黒いADMのパイロットは果たして
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:19:42.73 ID:xKRaME/Uo
おつおつー
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:58:23.77 ID:mBO/pbAS0
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 19:20:28.49 ID:GlqIC2UX0
いくつか案を募集します。
まずはカズミの姉についてです。名前(姓はアーディガンで固定です)と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:33:04.97 ID:CwEJHfOl0
アルト・アーディガン
25
大雑把でガサツだが観察眼が鋭く、いざという時の頭も回る
ヘビースモーカー
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:39:22.10 ID:7KbxFW530
ミツキ=ガーディアン
22歳
メガネ姿のクールビューティ
髪はマスカット色の一本結び
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