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安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
	- 328 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 13:54:06.57 ID:rZh0imgWO
 -  ライオネル「うんうん、それじゃあ……契約と行こうか。今回は公にできる物では無いから……『密約』を使おう。軍事顧問の件の書類は僕が適当に誤魔化しておくよ」 
  
 バーゼル「分かりました」 
  
 そう言って、バーゼルは魔力で作り出した書類を取り出す。そこに、ライオネルが魔力で作り出した文字を染み込ませた。こうする事で、ライオネルがグリンシルトのためにフレイヤ王国の革命を約束し、また、グリンシルトがそれを了承したと明確に決まったのである。 
  
 『密約』は後で言った・言わないの論争が無くなるように作られた契約魔法の一つだ。政治や商売の世界では、たびたび用いられる。最も『密約』が使われるところを見るのはリーフィアも初めてであるが。 
  
 バーゼル「ご用意できる物は我々が全て揃えましょう。また、人員が必要な場合も何なりとおっしゃってください」 
  
 ライオネル「当然そのつもりさ。ただ、人員は要らないかもね。こちらには優秀な補佐官と戦闘員がいるから!」 
  
 リーフィア「……補佐官?」 
  
 ライオネル「補佐官」 
  
 ギール「戦闘員?」 
  
 ライオネル「戦闘員」 
  
 ギール「……俺、戦えるんですかね?」 
  
 ライオネル「知らないよ。そんな立派な剣もあるし、家系魔法も強いから大丈夫じゃない?」 
  
 ギール「あ……そうだ、それですよ。俺の家系魔法って何なんですか? 教えてくださいよ」 
  
 ・ギールはかなり強い攻撃魔法の家系です。どんな魔法でしょう? 攻撃魔法っぽい二字熟語または三字熟語とその魔法の簡単な効果を安価してください。 
  
 ↓5まで。コンマの一番高いものを採用。その他もちゃんとストックします。  
	- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 13:56:32.79 ID:Ffbw4Nn4O
 -  殲滅 
 概念的なものも含めあらゆる物を問答無用で切り伏せる  
	- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/15(金) 13:57:44.37 ID:qtPp0FJs0
 -  暗黒:地面に闇の沼のような物を展開して対象を引き摺りこむ 
 
	- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 13:58:50.25 ID:RWCs1uMZO
 -  崩壊 耐性無視の即死魔法的なイメージで 
 
	- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 14:02:39.98 ID:wA6BiC5kO
 -  剣豪 
 異次元クラスの剣技を宿らせる  
	- 333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 14:04:39.98 ID:kzQgGdprO
 -  光線:破壊光線を撃つ 
 
	- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 14:05:17.38 ID:wA6BiC5kO
 -  まさかの同値 
 
	- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/15(金) 14:06:39.93 ID:qtPp0FJs0
 -  剣豪か光線か 
 剣士だから剣豪の方がそれらしいといえばらしい  
	- 336 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 14:10:59.85 ID:xH9hmRtVO
 -  コンマが同じ!? 今日一発目からそんな事になるとはね。 
  
 背負った剣とも関連させられるので、今回は再判定無しで>>332を採用したいと思います。  
	- 337 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 14:18:19.54 ID:xH9hmRtVO
 -  ・>>332を採用。 
  
 ライオネル「……まぁ、教えておいた方が良いか」 
  
 ライオネル「君の家系魔法は『剣豪』。異次元の剣技を己に宿らせる魔法だよ。つまり、君は魔力が続く限り、この世界で一、二を争う強さの剣士になれるのさ」 
  
 ギール「……俺、めちゃくちゃ強いですね!」 
  
 ライオネル「最初からそう言ってるじゃないか。だからこそ君に恩を売ったんだよ? じゃなければ誰が君のような薄汚い男を助けるのさ」 
  
 ギール「ひ、酷いですね! もう薄汚くないですよ!」 
  
 バーゼル「……あの、どうされました?」 
  
 ライオネル「ん? いやいや、大した話じゃないよ。これからの確認さ」 
  
 ライオネル「ね? リーフィア君」 
  
 リーフィア「へ? あ……は、はい、そうです」 
  
 今さらギールの記憶喪失がバレるのは、誰の得にもならないだろう。そう判断し、リーフィアもライオネルに口裏を合わせる事にした。 
  
 バーゼル「それでは、今日は是非皆様ここにお泊まりください。最上級の部屋をご用意しておりますので」 
  
 ライオネル「それはありがたいね。フレイヤ王国が大人しい今、ゆっくりしてから動いても遅くないもんね!」 
  
 グリンピース「……アタシは早く出て行ってほしいけどな」 
  
 ライオネル「素直じゃないねぇ、グリンピース君は」 
  
 グリンピース「あ゛……!?」 
  
 リメロン「…………」グイッ…… 
  
 グリンピース「あ!? おい、リメロン、何すんだ……! 引っ張んじゃねぇ……!」 
  
 リメロンは有無を言わせず、グリンピースを部屋の外に連れ出した。 
  
 バーゼル「……リメロンの働きには感謝しなければなりませんな……」 
  
 ライオネル「僕は本当に気にしてないんだけどね。むしろ、からかい甲斐があって面白いよ」 
  
 バーゼル「か、勘弁してくださいませ……」 
  
 ……そしてリーフィア達は、これからの動きに備え、来賓館の部屋で休ませてもらう事にした……。 
  
 ・今から夜に掛けて、リーフィアは特定の人物と接触し、話したりします。誰と会う? 下から選択してください。複数選択は可能ですが、全員とかは無効です。 
  
 1.ライオネル・ヒューマン 
 2.ギール 
 3.バーゼル・フェライト 
 4.グリンピース 
 5.リメロン 
 6.セラフ・ローエングラム 
 7.レド 
  
 ↓2  
	- 338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/15(金) 14:21:11.34 ID:qtPp0FJs0
 -  6 
 
	- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 14:23:02.89 ID:9P7MO8QMO
 -  2 
 
	- 340 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 15:28:52.17 ID:bki1bWoLO
 -  ・>>339を採用。 
  
 リーフィア「うーん……」 
  
 リーフィア(落ち着かないなぁ……) 
  
 バーゼルに用意された部屋にいたリーフィアは、そのあまりの豪華さに馴染めずにいた。 
  
 リーフィア「ちょっと歩いてみようかな……」 
  
 来賓館の中、またはその周辺だったら歩き回っても大丈夫だろう。そう判断し、リーフィアは外に出た。 
  
 ギール「あれ、リーフィアさん」 
  
 リーフィア「ギールさん……?」 
  
 すると、廊下に出てすぐ右にある広いベランダにギールさんがいた。 
  
 リーフィア「私はここの部屋が落ち着かなくて……。ギールさんも眠れないの?」 
  
 ギール「俺は……眠れないっていうか、混乱してます。何が何だか分からない状況でこんな事になったんで……」 
  
 リーフィア「そうだよね……」 
  
 リーフィア(それは私も同じだけど……ギールさんは記憶が無いんだもんね……) 
  
 ギール「でも、俺はライオネルさんに従いますよ。義理がありますからね!」 
  
 リーフィア「……ギールさん、異様に義理堅いよね……」 
  
 ギール「……でも、それだけじゃないですよ。何ていうか……俺、フレイヤ王国の事よく知らないですけど……ちょっと怒ってるんです」 
  
 ギール「こんな良い国を武力で蹂躙しようなんて……ダメに決まってるじゃないですか」 
  
 リーフィア「……うん。そうだよね」 
  
 ギール「だから頑張ろうとは思うんですけどねぇ……やっぱり記憶が無いのが気がかりで……」 
  
 リーフィア「……何か思い出せてたりしないの? 断片でもいいと思うんだ。そこから新しい記憶が出てくるかもしれないし」 
  
 ギール「えーっと……そうですね……」 
  
 ・ギールは何か断片的な記憶を思い出せているみたいです。ギールの記憶の断片を安価してください。あくまで断片なので、「実は『大国』の王族だった」などの直接的な記憶は無効となります。 
  
 ↓3まで。コンマ50以上のものを採用。全部コンマ50以下だった場合、一番高いものを採用。  
	- 341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 15:32:25.89 ID:ckhwl09D0
 -  仲間を守り切った上で『何か』に襲われた 
 
	- 342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 15:34:55.74 ID:+vBI6XDv0
 -  ドラゴンと殺し合った 
 
	- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 15:35:01.06 ID:93+ptd6WO
 -  なんか革命してた 
 
	- 344 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 16:11:03.63 ID:OykefEIIO
 -  ・>>341-342を採用。 
  
 ギール「……ドラゴン?」 
  
 リーフィア「……ドラゴン?」 
  
 ギール「ドラゴン……ドラゴンと、殺し合っていたような気が……」 
  
 リーフィア「……ギールさん、何も思い出してない時は素直にそう言ってよ。嘘なんて吐かなくて良いんだよ……」 
  
 ギール「う、嘘じゃないですよ! ……多分」 
  
 リーフィア「だって……ドラゴンなんて空想の生き物でしょ……?」 
  
 そう、ドラゴンやゴブリンなどは空想の生き物だ。この世界に存在するはずが無いのである。 
  
 ギール「うーん……まぁ、そうですよね……」 
  
 リーフィア「……ギールさんの妄想じゃないとすれば、ドラゴンのように恐ろしい何かと戦ったとかじゃないですか? それを記憶の混濁でドラゴンと勘違いしてるとか」 
  
 ギール「……そうかもしれない。そんな記憶もあるんです」 
  
 ギール「俺は仲間といて……戦って守り切るんです。だけど……そこを『何か』に襲われて……」 
  
 リーフィア「じゃあ、その『何か』がドラゴンのように恐ろしいもの……?」 
  
 ギール「うーん、ドラゴンと『何か』は別だと思うんですけど……」 
  
 ギール「……いや、これ以上は止めにします。考えても仕方ないですから」 
  
 リーフィア「うん……でも、ちょっとは思い出せたんだから、きっと全部思い出せるよ!」 
  
 ギール「……そうですよね! 気長に待ちます!」 
  
 ギール「何か……ありがとうございました。励ましてもらっちゃって……」 
  
 ギール「明日から頑張りましょうね!」 
  
 リーフィア「う、うん……!」 
  
 リーフィア(私にどこまで何ができるかは分からないけど、こうなった以上頑張らないと……!)  
	- 345 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 16:17:21.43 ID:OykefEIIO
 -  翌日。 
  
 リーフィア達は、昨日の大部屋に集められていた。そこで事務的な話をいくつかした後、おもむろにグリンピースがリーフィアに近づいてきた。 
  
 グリンピース「これ……」 
  
 そう言って彼女が渡してきたのは、一枚の硬貨だった。表面には鳥の紋章が刻まれている。 
  
 ライオネル「何だいそれ? グリンシルトは新しい硬貨を出したのかな?」 
  
 グリンピース「……これはアタシの家系魔法に必要な物なんだよ」 
  
 グリンピース「アタシの家系魔法……『伝書鳩』は、この硬貨を持っている人間のところに魔力で作った鳩を飛ばせる。それで遠くの人間と意思疎通ができんだよ」 
  
 グリンピース「……ライオネルも行っちまうんだろ、アルカンレティアに」 
  
 ライオネル「おや、寂しいのかい? でも、僕は行くよ。こんな色んな意味でのチャンス、逃すわけにはいかないからね!」 
  
 グリンピース「チッ、んなわけねぇだろ……!」 
  
 グリンピース「……その間にフレイヤが攻めて来ないとは限らねぇだろうが。だから、その時には助言が欲しいんだよ。一応、軍事顧問ではあるんだからよ」 
  
 ライオネル「……じゃあ僕に渡せば良くない?」 
  
 グリンピース「お前なんか信用できるかよ……! これはバーゼル様のご命令だから仕方なくだ!」 
  
 バーゼル「す、すいません……しかし、私共としても有事の際にはライオネル様のご意見を賜りたく……」 
  
 バーゼル「持ってては頂けないでしょうか……?」 
  
 リーフィア「は、はい……問題ないですけど……」 
  
 バーゼル「ありがとうございます……!」 
  
 そして、リーフィア達を送り出す簡単な式が行われた。盛大に行なうと、ライオネルがグリンシルトから出たとバレてしまうからだ。 
  
 また、バーゼルによって選ばれた優秀な魔法の使い手によって、リーフィアとライオネル、ギールに身分を偽装する魔法が掛けられた。これでリーフィアには二重の偽装魔法が掛けられた事になる。 
  
 リーフィア(……こんなに偽装魔法掛けて大丈夫なのかな?) 
  
 ついでにギールには、新たな身分証が発行された。必要な手続きはバーゼルによって省略されたらしい。 
  
 ギール「おお……! これが身分証……!」 
  
 グリンピース「身分証無かったのかよ……」 
  
 ギール「失くしちゃいまして……」  
	- 346 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 16:21:29.80 ID:OykefEIIO
 -  こうして、リーフィア・ギール・ライオネルの三人は、アルカンレティアへと向かうために出発した。 
  
 ギール「えっ、俺が馬車を運転? 大丈夫ですかね? あ、魔法の補助があるから大丈夫?」 
  
 ライオネル「また馬車かぁ……」 
  
 リーフィア「まだ言ってるの……?」 
  
 ・三人は仲良く(?)アルカンレティアに向かいます。首都カイムから出て、グリンシルトの自然を進んでいくのですが、道すがら何かあるでしょうか? 起こるイベントを安価してください。良いイベントでも悪いイベントでも平和なイベントでもヤバそうなイベントでも何でもオッケー。 
  
 ↓3まで。コンマ50以上で発生。全部コンマ50以下の場合は、何事もなくアルカンレティアに着きます。  
	- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/15(金) 16:23:03.70 ID:qtPp0FJs0
 -  ドラゴンの卵発見 
 
	- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:24:24.29 ID:pDTX1xZh0
 -  どこからか潜り込んできた野良らしき子猫に懐かれる 
 
	- 349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:25:49.19 ID:Mh4YL6v60
 -  少年が行き倒れている 
   
	- 350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:26:21.88 ID:+vBI6XDv0
 -  軍閥の諜報員が合流 
 
	- 351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:39:08.69 ID:rp62AJfmO
 -  絶滅危惧種(大嘘) 
 
	- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:41:16.03 ID:ckhwl09D0
 -  1匹いたら10匹ぐらいいるでしょ 
 
	- 353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:49:59.35 ID:+vBI6XDv0
 -  おあつらえ向きにドラゴンと判別できそうな面子である 
 
	- 354 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 17:04:11.42 ID:CpxztbNcO
 -  ・>>347を採用。 
  
 カイムを出発してから数日。一行はどこの街に泊まらず、野宿を繰り返して進んでいた。ライオネル曰く、偽装しているとはいえ知らない街で油を売っている場合じゃないとの事だ。 
  
 彼の言う通りだとは思うが、ずっと外で寝る生活にリーフィアは少し参っていた。『清潔』などの探索魔法で体は綺麗だが、正直そろそろ風呂に入りたい。 
  
 それに、ギールが野宿に慣れているのは納得だが、ライオネルまで野宿に耐性があるのはリーフィアにとって意外であった。 
  
 ライオネル「僕はこれでも軍人だよ? 汚く辛い戦場を経験した事だって一度や二度じゃないんだから」 
  
 なるほど、言われてみれば納得である。でも、何か釈然としない。野宿で慌てふためくライオネルの方がしっくりと来る。「何で野宿なんかしなきゃならないんだ! グリンシルトの未来なんてどうでもいいから宿屋に泊まろう!」とか言いそうなのに。 
  
 そんな生産性の無い事を考えていた時、リーフィアは何かを見つけた。 
  
 ・リーフィアは何を見つけたのでしょう? これはどのようにドラゴンの卵を見つけるかの安価です。 
  
 1.倒れた行商の馬車 
 2.行き倒れている老婆 
 3.馬の休憩に良さそうな湖 
 4.その他。あり得ないものは無効となります 
  
 ↓2  
	- 355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 17:04:55.76 ID:+vBI6XDv0
 -  3 
 
	- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 17:05:37.10 ID:UaAPYodbo
 -  1 
 
	- 357 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 17:49:30.58 ID:CpxztbNcO
 -  ・>>356を採用。 
  
 リーフィア「何だろう、あれ……?」 
  
 ライオネル「ん? ……ああ、あれは行商人達の馬車だね。何かしらの商売をしに来たのだろう」 
  
 だが、それはもう敵わない。そこにある全ての馬車が破壊されているからだ。何者かに襲われたのか、それとも事故なのか。少なくとも周りに人間の姿は無かった。 
  
 ライオネル「ギール君、止めてくれ」 
  
 ライオネルはギールに馬車を止めさせると、つかつかと壊れた馬車の方に向かっていた。 
  
 リーフィア「あ、あの、ライオネルさん?」 
  
 ライオネル「何故倒れているのかは、一応確認しておいた方が良い。もしも人為的なもの、または野生動物の仕業だったら、この近くにその脅威があるかもしれないからね」 
  
 ライオネル「ついでに、何か使える物があるかもしれない。その場合は貰っておこう」 
  
 そう言うと、ライオネルは遠慮も無しに人様の荷物を漁り始めた。 
  
 ギール「ライオネルさんって逞しいなぁ……」 
  
 リーフィア「……逞しいのかな、あれ? 図々しいの間違いじゃ……?」 
  
 ライオネル「聞こえてるからね!? いいから君達も手伝いなよ!」 
  
 リーフィア「はぁ……分かりましたよ……」 
  
 コロコロ…… 
  
 リーフィア「……ん?」 
  
 リーフィアが馬車に近づくと、荷台から何かが転がり落ちてきた。 
  
 それは、卵であった。鳥の卵にしては大きい。過去に図鑑でダチョウの卵を見た事があるが、それよりも遥かに大きい。3倍はあるかもしれない。 
  
 リーフィア「……な、何の卵だろ、これ」 
  
 ギール「わっ!? 大きい卵ですね!」 
  
 ライオネル「どうしたんだい君達……って、何だこれは……!?」 
  
 リーフィア「今荷台から落ちてきたんです。これ……ライオネルさんの『審美眼』で詳細分かりませんか?」 
  
 ライオネル「……やってみよう」 
  
 ライオネルはその巨大な卵を見る。すると、見る見るうちに顔が青くなり、卵から距離を取った。 
  
 ライオネル「な……何だ、これは……!?!」 
  
 リーフィア「ら、ライオネルさん……?」 
  
 ライオネル「……生物だ。それは間違いない。この中には生物がいる」 
  
 ライオネル「だけど……その魔力は桁外れだ! 見た事も無いような魔力がギッシリ詰まっているんだよ……! こんな生物、聞いた事が無い……!!」 
  
 ギール「聞いた事がない……!? って事は、ドラゴンとかそういう……!?」 
  
 ライオネル「ドラゴンかどうかは知らないけど、化け物じみたものなのは間違いない……!」 
  
 ライオネル「こんなのが孵ったらどうなるか分からないよ! 早く壊すべきだ!」 
  
 リーフィア「えっ!? そんなの……可哀想ですよ!」 
  
 ライオネル「可哀想!? 君は『審美眼』が無いからそんな事言えるんだ! これは本当に危険だぞ!」 
  
 リーフィア「でも、どんな動物なのか見てみたい気も……」 
  
 ギール「いやいや、リーフィアさん、これがもしドラゴンだったら大変な事になりますよ? そうならないように割っておくべきですよ」 
  
 リーフィア「ドラゴンとは限らないよ。それに、その可能性は低いと思うし……」 
  
 ギール「それはそうですけど……」 
  
 ・なにかヤバげな卵を拾いました。どうする? 選択してください。 
  
 1.取り敢えず持っていく 
 2.割ってみる 
 3.置いていく 
  
 ↓2  
	- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 17:50:40.76 ID:kzQgGdprO
 -  1 
 
	- 359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 17:51:14.86 ID:pDTX1xZh0
 -  1 
 
	- 360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 17:53:39.19 ID:NM84StzMO
 -  無精卵かもしれんしな 
 
	- 361 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 18:37:35.98 ID:Lh4fPH6lO
 -  ・>>359を採用。 
  
 リーフィア「うーん…………」 
  
 リーフィア「……やっぱり持っていきましょう」 
  
 ライオネル「ちょっと! 話聞いてた!? 君の耳は飾りかい!?」 
  
 リーフィア「ライオネルさんの言いたい事も分かります。得体の知れないものを持っていくのは危ないですもんね」 
  
 リーフィア「でも……これは置いていけません。可哀想じゃないですか、こんなところに野晒しなんて……」 
  
 リーフィア「それに、グリンシルトに来る商人が持っていた卵って事は、そんなに危険じゃない可能性もありますよね? ここは農業とかの貿易しか無いはずですし」 
  
 ライオネル「……まぁ、それはそうかもしれないけど……」 
  
 ギール「そういえば、何か痕跡ありました?」 
  
 ライオネル「……いや、何も無かったよ。綺麗なものさ。ただ壊れているだけだよ。人もいないし、血なんかも無い」 
  
 ライオネル「……正直、それが不気味なんだけどね」 
  
 リーフィア「……でも……」 
  
 ライオネル「…………」 
  
 ライオネル「……分かった、分かった分かった。分かったよ! 降参だ。持っていけばいいさ。でも、何かあったら君が責任を取るんだよ」 
  
 リーフィア「はい、分かっています」 
  
 リーフィア(……何だか、この卵は捨てちゃいけない気がするんだよね……) 
  
 ・ドラゴンの卵を持っていきます。ドラゴンの卵は、採用した安価のコンマの合計が1000を超えると孵化する可能性があります。 
 ・1000貯まると孵化のコンマ判定が行なわれます。最初はコンマ90以上で孵化からとなり、どんどんハードルが低くなります。 
 ・例えば今日は>>332、>>339、>>341、>>342、>>347、>>356、>>359のコンマを足すと516なので、まだ孵化はしません。二日に一回くらいのペースで孵化判定がある感じでしょうか。 
 ・では、続きをやります。 
  
 ……謎の卵を拾うハプニングに見舞われたが、それ以外は特に何も無く、リーフィア達はアルカンレティアの入り口へとやって来た。 
  
 リーフィア(遂に来ちゃった……アルカンレティアに……) 
  
 なお、リーフィアとライオネルは偽名を付けている。身分がバレないようにだ。 
  
 ・アルカンレティアに着きました。今から入りますが、リーフィアとライオネルは偽名を名乗ります。偽名を安価してください。 
  
 ↓1 リーフィアの偽名 
 ↓2 ライオネルの偽名  
	- 362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 18:38:10.85 ID:NM84StzMO
 -  エーフィ 
 
	- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 18:39:51.03 ID:ZHD2D8IDO
 -  レオン 
 
	- 364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 18:40:37.78 ID:+vBI6XDv0
 -  レオナルド 
 
	- 365 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 19:21:26.78 ID:Oapr6dqVO
 -  ・>>362-363を採用。孵化判定まで残り396。 
  
 検問所のおばさん「はいはい、三人ねー。観光かい?」 
  
 ライオネル「えぇ。休暇ができたので、友人と共に」 
  
 検問所のおばさん「ふーん……皆さんお名前と身分証をね」 
  
 リーフィア「え、エーフィです」 
  
 ライオネル「レオンです」 
  
 ギール「ギールと言います」 
  
 検問所のおばさん「ふーん……観光ねぇ……」 
  
 リーフィア(……ま、まさか、偽装してるのがバレた……!?) 
  
 検問所のおばさん「……あんまりオススメしないけどねぇ。今のアルカンレティアは良くないからねぇ」 
  
 リーフィア(良かった……バレてるわけじゃないみたい……) 
  
 リーフィア「……良くない……というのは?」 
  
 ・リーフィアがいない一週間のうちに、アルカンレティアは更に良くない事になっているみたいです。どんな状況なのでしょう? 安価してください。ただし、革命や暴動などの直接的な行動は無しです。その状況がどんどん悪化するとヤバそう、みたいなものをお願いします。 
  
 ↓3まで  
	- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:22:57.25 ID:+vBI6XDv0
 -  警察組織が再編成され、治安統制局と名を改めた。治安を乱す者達(殆どは他国人)を片っ端から逮捕している 
 
	- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:26:29.96 ID:yriE2+Sqo
 -  アルカンレティアにも革命同盟の一人が侵入したとかいう噂が 
 
	- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/15(金) 19:27:09.87 ID:qtPp0FJs0
 -  大飢饉 
 
	- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:28:31.97 ID:F+VZqHM3O
 -  亡命者達が現地のヤクザと結託して組織的に犯罪行為に走り出した 
 
	- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:28:57.22 ID:tzQfIWvn0
 -  かくしてアルカンレティアは自由の国と呼ばれた時代に終わりを告げるのであった…… 
 
	- 371 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/15(金) 19:31:59.24 ID:zu3iMar0O
 -  アルカンレティアが見る影も無くなったところで本日はここまで。ドラゴンの卵もあるし、これから一体どうなってしまうんだ……。 
  
 ありがとうございました。それでは、おやすみなさい。  
	- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:34:00.74 ID:+vBI6XDv0
 -  乙でした 
 
	- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:43:31.57 ID:yriE2+Sqo
 -  乙 
 ドラゴンが全部破壊して解決してくれる  
	- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:48:13.43 ID:ckhwl09D0
 -  乙 
 たった1日だけでここまで不穏な空気になるの怖っ…しかし、大飢饉に至ってはリーフィアも事前に知ってていいぐらい前から起こってそうだが  
	- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 19:57:37.48 ID:pDTX1xZh0
 -  乙 
 
	- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 20:26:57.57 ID:ZHD2D8IDO
 -  赤い思想がどんどん広がってきている 
 乙  
	- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 18:30:34.64 ID:m2YPozXIO
 -  そういえば王国の生きている著名人ってなんらかの形で登場したり安価で登場させたりすることって出来たりする? 
 
	- 378 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/16(土) 21:08:09.10 ID:OFApQ3OBO
 -  >>377 
 もちろんです。あまりにも有り得ない安価で無ければ、どのキャラクターを出しても構いません。 
  
 それでは始めます。何だか不穏な感じになってるアルカンレティアでの続きです。 
  
 ・>>366-368を採用。孵化判定まで残り188。 
  
 検問所のおばさん「そうねぇ……本当に色々あるのよぉ……」 
  
 検問所のおばさん「まずはやっぱりアレかしら、警察の事よねぇ。ほら、アルカンレティアってちょっと治安悪くなったでしょ? 『大国』から亡命してきた人達のせいで……」 
  
 ライオネル「……そのように聞いています」 
  
 検問所のおばさん「その事で警察組織が再編成されたのよぉ。今は……『治安統制局』だったかしら? そんな名前よぉ」 
  
 検問所のおばさん「治安を乱す者は許さないなんて言ってるけど、実際には他国から来た人を片っ端から逮捕してるだけなのよぉ」 
  
 リーフィア「えっ……!?」 
  
 検問所のおばさん「あ、でも、そんなに怯えなくても大丈夫じゃないかしら? 皆さん庸人でしょう? だったら、変な事しなければ大丈夫よぉ」 
  
 リーフィア(……アルカンレティアは多種族を受け入れる自由の国だったのに……) 
  
 リーフィア(確かに私がいた頃から不穏だったけど……一週間でこんなに酷くなっちゃうの……?) 
  
 検問所のおばさん「後は……何だったかしら? カクメーナントカ?」 
  
 ライオネル「……! 革命同盟ですか?」 
  
 検問所のおばさん「そう! それよ! それの一人が入国してるらしいわよ? その人達って国際的な犯罪者なんでしょう? 怖いわぁ……」 
  
 リーフィア(革命同盟が、アルカンレティアに……!? グリンシルトだけじゃなく、アルカンレティアも狙っているの……?) 
  
 リーフィア「……それって、どこの情報ですか?」 
  
 検問所のおばさん「隣のタナカさんが言ってたわぁ」 
  
 リーフィア(……噂レベルか……じゃあ何とも言えないね……)  
	- 379 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/16(土) 21:14:49.16 ID:Pe2AiKksO
 -  検問所のおばさん「……あ、それと今、アルカンレティアは大飢饉よ」 
  
 ギール「そ、それ、サラッと言いますか!?」 
  
 検問所のおばさん「おっほっほっ……慣れちゃってねぇ。アルカンレティアは元々食糧危機が多いのよ。水は多いんだけど、多すぎて農業にはあんまり向かない土地でねぇ。でも、その分貿易で何とかなってたの」 
  
 検問所のおばさん「でも、今回はねぇ……情勢が酷くて貿易もままならないみたいだし、水質も悪くなってるのよぉ……」 
  
 検問所のおばさん「……アルカンレティアは、変わっちゃったわねぇ…………」 
  
 リーフィア「おばさん……」 
  
 検問所のおばさん「……もう一度聞くわ。それでも、本当に入るのね?」 
  
 ライオネル「……えぇ。予定は変更しません。大丈夫です、長居はしませんよ」 
  
 検問所のおばさん「……気をつけなさいよぉ?」  
	- 380 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/16(土) 21:20:59.97 ID:jawnwYHQO
 -  アルカンレティアの城門をくぐると……そこは、リーフィアの知っているアルカンレティアではなかった。 
  
 まず、人が少ない。ごく僅かに歩いている人も、コソコソと隠れるように早歩きをしている。街はどこか薄汚れ、空気は悪い。川や堀の水もどことなく濁って見える。 
  
 リーフィア(……本当に変わっちゃった……) 
  
 故郷の酷い状況に、リーフィアは胸を痛める。しかし、今の自分に何ができるのだろう。ただでさえライオネルについていくだけで必死なのだ。それに、あまり目立ってもいけない。心苦しいが、アルカンレティアの事はひとまず置いておく事にした。 
  
 ギール「……これからどうします?」 
  
 ライオネル「取り敢えず首都に向かおう。僕の考えが正しければ、クローヴィスは首都にいるはずだ」 
  
 リーフィア「……間違っていたら?」 
  
 ライオネル「その時はその時だ。まずは行動あるのみだよ」 
  
 ライオネル「……今のアルカンレティアは、同じ場所に留まっている方が危険だろうし」 
  
 リーフィア「……そうですね」 
  
 リーフィア達は馬車を検問所が運営している厩舎に預け、徒歩で首都まで向かう事にした。そこまで遠くもないし、何かあった時に身軽な方が良いと考えたからだ。 
  
 リーフィア(……首都はどんな状況なのかな……) 
  
 ・リーフィア達は首都に向かいます。そんなに大きくないので、二日もあれば着くでしょう。その間に何が起こるでしょうか? 安価してください。どんなイベントでも構いません。 
  
 ↓3まで。コンマ50以上で採用。全部コンマ50以下の場合、何事もなく首都に着きます。  
	- 381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 21:22:24.14 ID:VxGKZy5i0
 -  >>93らしき人物を見かける 
 
	- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 21:22:56.00 ID:XvWVbw1l0
 -  男女の双子らしき子どもに懐かれる 
 
	- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 21:22:57.91 ID:CwycbBWb0
 -  リーフィアが旧友と再会 
 
	- 384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 21:24:20.03 ID:XL5zEYd/o
 -  革命同盟へ加入するか悩んでいる二人組がいる 
 
	- 385 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/16(土) 22:00:31.49 ID:N4Mf7ZvVO
 -  採用コンマの合計が1003となりました。その中の1000点を使い、孵化判定を行ないます。 
  
 ↓1のコンマ90以上でドラゴンが孵化。  
	- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:00:56.45 ID:HItsqoVTo
 -  ふんふん 
 
	- 387 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/16(土) 22:14:45.75 ID:j+2Iy1RtO
 -  ・>>386により、孵化判定は失敗。次の孵化判定まで残り997。 
  
 ・>>382-383を採用。 
  
 ライオネル「……しかし、本当に寂れてしまったね。かのアルカンレティアとは到底思えないよ」 
  
 ギール「……そうなんですか?」 
  
 ライオネル「僕も頻繁にアルカンレティアを訪れていたわけじゃないけど、もっと活気のある国だったよ」 
  
 ライオネル「『大国』からの亡命者が迷惑を掛けているとは……心が痛むねぇ」 
  
 ライオネルは、いつもと変わらぬ笑顔で言う。その本心はリーフィアには分からない。 
  
 リーフィア「……あれ?」 
  
 リーフィアの視界に入ったのは、数人の若者だった。清潔とは言えない格好の彼らは、円になってその中心に向かって何かをしている。 
  
 中心にいたのは、二人の子供だった。 
  
 若者達が、その子供達を虐めているのである。 
  
 リーフィア(そんな……! 昔のアルカンレティアではそんな事無かったのに……!) 
  
 ・今から双子を助けますが、誰が率先して助けるでしょう? 選択してください。 
  
 1.リーフィア 
 2.ギール 
 3.ライオネル 
  
 ↓2  
	- 388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:15:24.73 ID:HItsqoVTo
 -  1 
 
	- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:15:27.11 ID:CwycbBWb0
 -  3 
 
	- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:15:27.86 ID:VxGKZy5i0
 -  kskst 
 
	- 391 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 00:03:00.99 ID:CAJzqCRzO
 -  ・>>389を採用。次の孵化判定まで残り986。 
  
 ライオネル「……君達、何してるのかな?」 
  
 「あ゛あ゛!? 何だァテメェ!?」 
  
 「邪魔すんじゃねーぞオッサン! ボコるぞコラ!」 
  
 ライオネル「……こういう屑には何を言っても無駄なんだよねぇ」 
  
 「んだとぉ……!?」 
  
 ライオネル「だから……こういう時は実力行使が一番だ」ゴソ…… 
  
 そう言ってライオネルが懐から出したのは、自動小銃だった。 
  
 「んなっ……!?」 
  
 ライオネル「5秒数える間にここから消えろ。さもなければ、一人ずつ撃ち殺す」 
  
 ライオネル「5……4……3……」 
  
 「や、ヤベェ!! コイツヤベェよ!!」 
  
 「早く逃げんぞ!!」 
  
 若者達は血相を変え、子供達を置いて逃げていった。 
  
 ライオネル「まったく……こんな街中で銃なんか持ってるわけないだろうに……」 
  
 ライオネルは銃を地面に投げ捨てる。その銃は、地面に落ちる前に塵へと消えた。 
  
 ライオネル「これが魔力で作った偽物だという事くらい、すぐに思いそうなものだけどねぇ」 
  
 リーフィア(……この一瞬で偽物を作り出すなんて……この人、実は結構凄いのかも……?) 
  
 リーフィア「……でも、意外です。ライオネルさんが子供を助けるなんて……」 
  
 ライオネル「……君は僕の事を血も涙も無い悪魔だと勘違いしている節があるね」 
  
 リーフィア「だって、人助けなんて面倒だとか言いそうじゃないですか……」 
  
 ライオネル「まぁ、否定はしないよ。ただ……」 
  
 ライオネル「……子供を見捨てるのは、ちょっとね」 
  
 リーフィア(……何か、あったのかな……?) 
  
 ギール「リー……じゃなくて、エーフィさん! レオンさん! 子供達に大きな怪我は無さそうです!」 
  
 二人が言い合っている間に、ギールは二人の様子を見ていた。よく見ると、彼らの顔は似ている。双子なのだろうか。 
  
 ・男女の双子の名前を安価してください。「○○と○○」みたいな感じでお願いします。 
  
 ↓2  
	- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:08:20.77 ID:ZuwnEp2Go
 -  フラウロスとマルコシアス 
 
	- 393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:08:55.39 ID:dZVPsKrY0
 -  クーとリリア 
 
	- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:09:06.18 ID:fCnFmzrCO
 -  アミィ(♀)とランド(♂) 
 
	- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:18:24.80 ID:t//DOHH60
 -  ハーレム主人公や百合主人公はよく見るけど安価スレで乙女ゲーみたいな主人公ははじめて見たかもしれん 
 
	- 396 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 00:54:03.32 ID:gH2OvuIQO
 -  ・>>393を採用。次の孵化判定まで残り947。 
  
 クー「ありがとう、お兄さん!」 
  
 リリア「ありがとう、他の二人も!」 
  
 クー「ぼくはクー!」 
  
 リリア「わたしはリリア!」 
  
 ライオネル「やかまし……元気な子だね」 
  
 リーフィア「ラ……レオンさん……」 
  
 ギール「二人とも本当に大丈夫ですか? 見たところ怪我は無さそうですけど……」 
  
 クー「うん、大丈夫だよ! だって、慣れっこだもん!」 
  
 リーフィア「……慣れっこ?」 
  
 リリア「うん! だって私達、サイキックだから!」 
  
 リーフィア「……!」 
  
 サイキック。おそらく、この世界の中でも異端と言える種族。彼らは魔法が使えない代わりに、『超能力』という不思議な力が使えるのだ。一説には、別の惑星からやってきた人間だとも言われている。 
  
 彼らは、この世界では差別されがちだ。理由は色々あるのだが、主な理由は魔法が使えないという事だろう。きっとこの二人も、それを理由に因縁を付けられていたに違いない。 
  
 リーフィア(……アルカンレティアでは、サイキックへの差別はほとんど無かったはずなのに……) 
  
 差別のない自由な国、アルカンレティア。かつての栄光はもう無くなってしまったのかもしれない。  
	- 397 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 00:55:12.10 ID:gH2OvuIQO
 -  リーフィア「……もう大丈夫だよ。お姉さん達がついてるからね」 
  
 ライオネル「……まさか連れて行く気じゃないだろうね?」 
  
 リーフィア「このまま放っておくわけにも……せめてどこか安全なところまでは……」 
  
 クー「あ!」 
  
 ギール「ど、どうしたんですか!」 
  
 リリア「来るよ!」 
  
 ライオネル「……何が?」 
  
 クー「ちあんとーせーきょく!」 
  
 リーフィア「えっ……!?」 
  
 クーとリリアが言った直後、遠くの方から車がやってきた。車体にはアルカンレティアの国旗のマークが描かれている。リーフィア達は慌てて建物の影に隠れた。 
  
 その車は護送車だった。リーフィア達がいるところの少し前で止まり、局員と思われる人達が建物の中に入って行く。 
  
 そして、彼らは中から一人の人間を連れ出してきた。 
  
 リーフィア(……えっ!?) 
  
 それは、リーフィアの旧友であった。 
  
 ・リーフィアの旧友が治安統制局の局員に連行されています。その旧友の名前・性別・種族・職業・容姿・性格・仲良くなった切欠・特徴をお願いします。種族は>>211から。特徴は何か他に書く事があれば。 
  
 ↓3まで。コンマの一番高いものを採用。残りも一応リーフィアの友人となります。  
	- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:58:23.49 ID:t//DOHH60
 -  名前 バンドゥ 
 性別 男 
 種族 灰仙 
 容姿 豊かな灰色の髭、小柄だが筋肉質 
 性格 無口で不器用。俗世への興味が薄い 
 仲良くなった切欠 子供の頃からのご近所さんで、暇なときはよくバンドゥのアトリエに遊びにきていた(静かで読書に最適だった) 
 特徴 リーフィアの歳の離れた友人。無口で気難しい絵描きの爺さん  
	- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:59:42.89 ID:VC1rt1OE0
 -  名前 グレイス 
 性別 女 
 種族 庸人 
 職業 小説家 
 容姿 金髪ロングのストレート、青の澄んだ瞳、背は高くもなく低くもなく。胸は小さめ 
 性格 ツンデレ 
 仲良くなった切欠 自分の小説を初めて褒めてくれたから  
	- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:00:26.34 ID:ZuwnEp2Go
 -  名前:フレア・デュナミス 
 年齢:18 
 性別:女 
 種族:庸人 
 職業:図書館司書 
 容姿:明るい赤毛の笑顔が素敵な娘 
 性格:朗らかで友達思いの良い子 
 仲良くなった切欠:図書館で何度も合う度仲良く 
 特徴:才能至上主義のデュナミス家出身であり、至高の才能を持った才女であったが、家の方針、価値観が嫌で家出。外国を放浪した末に、アルカンレティアに辿り着きリーフィアと友人に。 
 実は革命同盟のメンバーだったり  
	- 401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:02:47.73 ID:d3ygrv3ZO
 -  高コンマ採用の時は孵化判定が一気に進むな 
 
	- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:04:48.28 ID:cwVK36ZWo
 -  名前・コジョ 
 性別・女 
 種族・獣人 
 職業・狩人 
 容姿・ピンと立った大きな三角耳にモフモフの大きな尻尾を持つ。髪はセミロングで、髪色、毛色は白ベースに紫の交じる斑模様。眠たげなジト目。おっぱいは無い。 
 性格・自分の事は面倒くさがり、他人にはおせっかいなくらい世話焼き 
 仲良くなった切欠・森で怪我してるところを助けられた。  
	- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:07:40.22 ID:yFvysMK70
 -  名前:グレイシア 
 性別:女 
 種族:庸人と美麗族のハーフ 
 職業:踊り子 
 容姿:青みがかった銀髪セミロング、美麗族特有の整った顔立ち、スレンダーだがπは割と大きめ 
 性格:大人しめで優しい性格の持ち主。冷静でもあるが仕事柄で男の人が苦手になった。大の踊り好き 
 仲良くなった切欠:幼少期に孤立気味だったリーフィアに話しかけた 
 特徴:職業柄少々扇情的な格好をしていて本心は恥ずかしく思っている  
	- 404 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 01:08:16.89 ID:gH2OvuIQO
 -  >>399のグレイスが連行される事が決まったところで本日はここまで。着実に色々巻き込まれているリーフィア。果たして無事に首都へと辿り着けるのか。 
  
 ありがとうございました。それではおやすみなさい。  
	- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:11:40.42 ID:Ryby97Wx0
 -  おつ  
  このスレを見るのが最近の楽しみ  
	- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:13:27.74 ID:ZuwnEp2Go
 -  乙 
   
	- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:16:05.29 ID:t//DOHH60
 -  乙でした 
 
	- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:17:21.64 ID:d3ygrv3ZO
 -  乙にゃー 
 
	- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 01:23:40.47 ID:cwVK36ZWo
 -  おつおつ 
 
	- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 05:29:49.37 ID:t//DOHH60
 -  種族    >>25-26 
 国家    >>47-48 
  +『大国』(歴史>>56/文化>>62/偉人>>69/衰退原因>>81/現状>>87/著名人>>94) 
  
 簡易まとめ >>211 
  
 ・現状 
 複数の種族を統べていた大国は衰退し、王室、反乱軍、北部の軍閥に分裂 
 隣国アルカンレティアに大国からの亡命者が流入し治安が悪化。アルカンレティア政府は警察を再編成し治安統制局を結成。亡命者の多くを投獄 
 一方、列強の一つフレイヤ王国は、貴重な資源『鉄の木』を求めグリンシルトに圧力をかけている 
 グリンシルトは大国北部軍閥との協力を選び、フレイヤ王国に対抗するため大国北部軍閥から軍事顧問を招く 
 混沌とする情勢の裏で革命同盟なる組織が暗躍しているようだが、詳細不明  
	- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 14:55:55.68 ID:metmaUN40
 -  纏め乙。見返すとデオン存命か、何も考えずに投げたがガルバートと格闘スターで被ってしまった 
 
	- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 18:47:29.10 ID:qZq6WIrdO
 -  格闘大会なら花形何人居たって不自然じゃないし 
 一方は政界に進出してる、もう一方は現役で差別化できてると思われ  
	- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 18:51:13.76 ID:t//DOHH60
 -  大国格闘業界の二大巨頭がそれぞれ別の道を歩んだと考えると良い因縁 
 
	- 414 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 23:08:54.20 ID:n5voVlbLO
 -  >>410 
 非常に助かります。世界、大変な事になってるぜ。 
  
 それでは始めます。リーフィアの旧友・グレイスが連行されるところから。  
	- 415 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 23:12:20.62 ID:n5voVlbLO
 -  ・>>399を採用。次の孵化判定まで残り858。 
  
 グレイス「離して……! 離しなさい! 私が何したって言うの!?」 
  
 「黙って歩け!」 
  
 グレイス「あんた達、自分が何してるか分かってるの!? 無辜の民を牢屋にブチ込んで何が治安統制局よ!」 
  
 「うるさいッ!」バキッ!! 
  
 グレイス「ゔっ……!!」  
	- 416 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 23:12:51.71 ID:n5voVlbLO
 -  リーフィア「……!!」 
  
 ライオネル「ふむ……なかなかどうして酷いね。アルカンレティアの警察も堕ちたものだ。ウチの軍閥だって反逆者にはもう少し優しいよ」 
  
 リーフィア「た……助けないと……!!」 
  
 ライオネル「やめておいた方が良い」 
  
 リーフィア「どうして……!?」 
  
 クー「そうだよ! さっきはぼく達助けてくれたじゃん!」 
  
 リリア「そうだよ! あのお姉さんも助けてあげて!」 
  
 ライオネル「……さっきのはタダのチンピラだろう? あんなのはいくらでも誤魔化しが効く。でも、あれは治安統制局だ。助けたが最後、一気にお尋ね者だよ」 
  
 ライオネル「僕達にそんな事をしている暇は無い。それに、彼女だけ助けてどうするんだい? 治安統制局はもっと多くの人間を捕まえているだろう。その人達も助けるわけじゃないだろうね?」 
  
 リーフィア「そ、それは……! でも……!」 
  
 ライオネルの言いたい事は分かる。ここで彼女を助けても、それはただの自己満足に過ぎないだろう。もしかしたら余計に治安統制局の取り締まりを厳しくし、アルカンレティアの人々に迷惑を掛けるかもしれない。 
  
 ……しかし、それは彼女が他人だった時の場合だ。 
  
 美しい金髪の彼女は、グレイス。アルカンレティアの小説家だ。そして、リーフィアの友人の一人である。 
  
 その関係は、リーフィアがグレイスの小説を褒めた事から始まる。まだ駆け出しで誰にも読まれなかった頃の彼女の評価は、グレイスにとって非常に嬉しかったようで、それから家に押しかけるようになっていた。感情の激しい彼女に振り回されてはいたものの、リーフィアは彼女が好きだった。 
  
 その彼女が、今、目の前で連行されようとしているのだ。 
  
 リーフィア(た……助けなきゃ……! でも……!) 
  
 ・これからの行動の安価です。リーフィアが助けるのか、他の誰かが助けるのか、それとも助けないのか。下から一つ選択してください。 
  
 1.リーフィアが助けに動く 
 2.ギールが剣を振るう 
 3.ライオネルが思案を練る 
 4.クーとリリアが何やらしている 
 5.ここでは一度様子を見る 
  
 ↓2  
	- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:13:54.65 ID:dZVPsKrY0
 -  4 
 
	- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:13:57.71 ID:ACyT0/TDO
 -  1 
 
	- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:14:09.41 ID:t//DOHH60
 -  3 
 
	- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:14:11.81 ID:cwVK36ZWo
 -  4 
 
	- 421 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/17(日) 23:53:47.58 ID:n5voVlbLO
 -  ・>>418を採用。次の孵化判定まで残り787。 
  
 リーフィア(……ううん、何を考える必要があるんだろう) 
  
 リーフィア「……私、助けに行くよ」 
  
 友達を見捨てる人間が何処にいるだろうか。目の前で助けられるかもしれないなら尚更だ。 
  
 ギール「エーフィさん……! じゃあ俺も……!」 
  
 ライオネル「ダメだよ」 
  
 ギール「えっ……」 
  
 ライオネル「何かあった時に被害は少ない方が良い。今の僕達は一蓮托生なんだからね」 
  
 リーフィア「……でも、私は行きますよ」 
  
 ライオネル「分かってるよ。君みたいなタイプは止めようとしても無駄なんだよねぇ。だから僕は、きちんと保険を掛けるよ」 
  
 そう言うと、ライオネルは魔力で契約書を作った。 
  
 ライオネル「これにサインするんだ。そうすれば、たとえ君が捕まって拷問されたとしても僕達の事は話さない」 
  
 リーフィア「……いいんですか?」 
  
 ライオネル「……何がだい? 良いに決まってるじゃないか」 
  
 リーフィア「でも、これ……『約束』の魔法ですよね? 契約魔法の中でも弱めのやつですけど……?」 
  
 ライオネル「……いいんだよそんな細かい事は。早くサインをするんだ、連行されてしまうぞ?」 
  
 ギール「うんうん……何だかんだで信用してるんですね!」 
  
 クー「素直じゃないね!」 
  
 リリア「素直じゃないよ!」 
  
 ライオネル「うるさいね君達は……!」 
  
 リーフィア「……ありがとうございます」 
  
 ライオネル「……さっさと戻ってきなよ。君のためだけ時間は掛けられないんだから」 
  
 リーフィアは急いでサインをすると、グレイスを助けるために駆け出した。 
  
 ・リーフィア単身でグレイスを助け出します。どうする? 下から選択してください。選択したこの後の安価でコンマ判定をしますが、選択肢によって成功しやすさが変わります。成功しやすそうな自由安価を出すのもアリ。 
  
 1.治安統制局員を一人倒し拳銃を奪う。その拳銃で人質を取り、グレイスを解放させる。 
 2.何かしらの目眩し魔法を使い、その間にグレイスを助ける。 
 3.自由安価。あまりにもリーフィアにはできないものは無効です。 
  
 ↓2  
	- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:56:51.83 ID:dZVPsKrY0
 -  2 
 
	- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:56:55.27 ID:EG/DNdcWO
 -  2 
 
	- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:57:48.91 ID:t//DOHH60
 -  3 こん棒で殴る 
 
	- 425 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/18(月) 00:02:07.24 ID:eCZUSpgBO
 -  ・>>423を採用。次の孵化判定まで残り760。 
  
 それではコンマ判定です。成功するかどうか。 
  
 ↓1のコンマ45以上で成功  
	- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:03:44.82 ID:JSF6E+cUo
 -  大性交 
 
	- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:04:24.61 ID:kfAxP0gPO
 -  やったぜ。 
 
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