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安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
	- 542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/23(土) 08:32:36.24 ID:IqCsmXZh0
 -  乙です 
 
	- 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 11:58:49.54 ID:Z5C3BZ6eO
 -  この間の空き方はエタる奴だ 
 
	- 544 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:03:10.28 ID:JH5XpLdoO
 -  >>543 
 エタらない奴です! 
  
 色々書いてたら時間が空いちゃいました。やっていきます。 
  
 ・>>538を採用。次の孵化判定まで残り743。 
  
 ギール(……マズイ! 逃げられない……!) 
  
 ケルヴィン「見つけたぞベルゼえええええっ!!」 
  
 ケルヴィン「うらあああぁぁっ!!」ブンッ!!! 
  
 ベルゼ「がっ……!!?」 
  
 ケルヴィンは腰から一刀を引き抜き、ベルゼを薙ぎ払う。炎を纏ったその剣は、ベルゼの胸元を斬り裂き、魔法の効力を弱めさせた。その隙に、ギールは影の手から逃れる。 
  
 ベルゼ「て、てめー……! 何のつもりだ、ケルヴィン!!」 
  
 ケルヴィン「わりぃな! 俺は可愛い子ちゃんのために……お前を倒す!」 
  
 ベルゼ「ざけんじゃねぇぞ、てめー……! 何なんだよ……!!」 
  
 ギール(ケルヴィンって……さっきの放送の人ですよね? 仲間割れですか……?) 
  
 ケルヴィン「……あん? 誰だお前」 
  
 ギール「え、えっと……」 
  
 ケルヴィン「まぁ誰でもいいや。お前、ベルゼの敵だな?」 
  
 ギール「あ、はい」 
  
 ケルヴィン「ちょっと剣貸せや」 
  
 ギール「え」 
  
 ケルヴィンはギールの返事を待たず、ギールの大剣の刀身に触れる。 
  
 ケルヴィン「『魔剣』!!」 
  
 ギール「うわっ……!?」 
  
 ギール(お……俺の剣が、何か光って……!?) 
  
 ケルヴィン「俺の家系魔法だ。あらゆる刀剣に能力を付与する事ができる。まっ、魔力とか集中力に左右されっけどな」 
  
 ケルヴィン「今は時間ねぇから、お前の剣には簡易的に魔力を持つ奴へのダメージ増加魔法を掛けといたぜ」 
  
 ギール「……それって……!」 
  
 ケルヴィン「ああ、ベルゼの野郎に効く剣さ! お前が誰だか分からねぇけど、ベルゼを倒す気持ちは同じだからなぁ!」 
  
 ギール「ケルヴィンさん……!!」 
  
 ベルゼ「ふざけんな……ふざけんじゃねーぞマジで!! 大魔女様への忠誠はどうしたゴミ野郎があああああっ!!」 
  
 ケルヴィン「へっ! 悪魔に吠えられても怖くも何ともねぇなぁ!」 
  
 ケルヴィン「俺の炎と氷の魔剣で斬り裂いてやるよ……!!」 
  
 ケルヴィン「行くぞ!! 兄ちゃん!!」 
  
 ギール「は、はい!!」 
  
 ベルゼ「クソッタレがぁ……!!」  
	- 545 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:06:41.27 ID:JH5XpLdoO
 -  リーフィア「……あれ?」 
  
 ライオネル「どうしたんだい?」 
  
 リーフィア「いえ、グレイスとリリアちゃんがこっちに……」 
  
 クー「おーい、リリア!」 
  
 リリア「おーい、クー!」 
  
 ライオネル「ダメじゃないか、隠れてないと。まだケルヴィンがどこにいるかも分かってないのに」 
  
 グレイス「あー……その事なんだけどね……」 
  
 ボゴォン……!!! 
  
 ライオネル「……! 爆音が……!」 
  
 リーフィア「近いです……! ギールさん……!」 
  
 グレイス「あ、いや……だからその事なんだけど……」 
  
 クー「あ! 誰か来る!」 
  
 クーの指差した方向には、土埃が舞っていた。 
  
 その土埃を通り、現れたのは…… 
  
 リーフィア「……え?」 
  
 ライオネル「……は?」 
  
 笑顔で手を振る褐色の男と、悪魔族を引っ張る優しげな男だった。 
  
 ライオネル「……何だい? あれ」 
  
 グレイス「……だから、あれについて説明したいのよ……」  
	- 546 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:16:11.47 ID:JH5XpLdoO
 -  各々からの報告を聞いたライオネルは、押し黙っていた。 
  
 リーフィア「……よ、良かったですね、ライオネルさん。比較的早めに目的を達成しましたよ!」 
  
 ライオネル「下手な慰めは要らないよ……僕は今、落ち込んでいるんだ」 
  
 ライオネル「彼らの阿呆さを見誤っていた事にね……」 
  
 ケルヴィン「お嬢さん方! ベルゼを討伐してきました!」 
  
 グレイス「……そうみたいね」 
  
 リリア「すごーい!」 
  
 ケルヴィン「んじゃあ、デートの件は……!」 
  
 グレイス「……ギール」 
  
 ギール「? はい、何です? ベルゼさんに魔錠付けるの手伝ってくれますか?」 
  
 グレイス「それは手伝わないわ」 
  
 ギール「手伝ってくださいよ……」 
  
 グレイス「ベルゼを倒したのって、あんたも手伝ったのよね?」 
  
 ギール「へ? まぁ……そうですね」 
  
 グレイス「じゃあ……あんた一人で倒したわけじゃないのよね、ケルヴィン」 
  
 ケルヴィン「え、えぇ、まぁ、そうっすけど……」 
  
 グレイス「デートは無しね」 
  
 リリア「きゃっかー!」 
  
 ケルヴィン「そんなぁ! 酷い! 鬼! 悪魔! 氷の女王!」 
  
 グレイス「これに懲りたら、私達の事は忘れなさい」 
  
 ケルヴィン「だがそこが良い!」 
  
 グレイス「めげなさいよあんた……!」 
  
 ライオネル「……何で彼は普通に裏切っているんだい?」 
  
 リーフィア「……じゅ、純粋な人なんですよ、多分」 
  
 ライオネル「……はぁ……まぁ、いいや……」  
	- 547 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:47:02.67 ID:JH5XpLdoO
 -  ライオネル「ケルヴィン君」 
  
 ケルヴィン「あ? 何だよ」 
  
 ライオネル「君はもう世界平和統一革命連合を離反し、こちら側に来たと考えていいんだね?」 
  
 ケルヴィン「あんたら、グレイスちゃんとリリアちゃんのお仲間なんだろ? だったら危害は加えねぇよ。二人に嫌われたくねぇからな!」 
  
 グレイス「今も嫌いだけど?」 
  
 ケルヴィン「これ以上嫌われたくねぇからさ!」 
  
 ライオネル「……本当かい? 君は大私帝国の傭兵だろう?」 
  
 ケルヴィン「しつけぇなぁ……大丈夫だって。そもそも俺は大私帝国に忠誠誓ってるわけじゃねぇし、ベルゼとランドの仲間でもねぇ。ただの同志だ」 
  
 ケルヴィン「多分、俺が本気で大魔女様を狙ったら、二人とも本気で殺しに来てただろうな。そういう関係なんだよ」 
  
 リーフィア「そ、そんな……」 
  
 ライオネル「……まだ信用できないな。契約魔法で関係を明確にさせてもらおうか」 
  
 ケルヴィン「あぁ!? おいおい、ふざけんな! 何でお前と契約しなきゃいけねぇんだ! グレイスちゃんかリリアちゃんかのどっちかだろ!?」 
  
 リリア「わたしサイキックー」 
  
 ケルヴィン「お、そうなのか。どうりでお美しい! この世界には存在しない美だぜ!」 
  
 ケルヴィン「じゃあ、グレイスちゃんと契約魔法だ!」 
  
 グレイス「安心して、ライオネル。コイツとは奴隷契約でも結んでおくわ」 
  
 ライオネル「ふむ、分かった。よろしく頼むよ」 
  
 ケルヴィン「そんな! せめて! せめて従者で!」  
	- 548 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:52:20.26 ID:JH5XpLdoO
 -  ライオネル「さて……取り敢えずアルカンレティアの脅威は取り除いたわけだけど……」 
  
 リーフィア「やる事は多いですよね……」 
  
 リーフィア「まずは……捕まってる人を助けないと……」 
  
 グレイス「そうよ! たくさん捕まってるのよ! 早く助けないと!」 
  
 ライオネル「そうだねぇ……それには政府の方から声明が無いとダメだろうね。カルト傭兵団がいなくなった事を説明しなければ」 
  
 ライオネル「ついでにギール君が壊した街の事も不問にしてもらおう」 
  
 ギール「い、いや、俺だけが壊したわけじゃないですよ!?」 
  
 ライオネル「ケルヴィン君、国王はどこにいるのかな?」 
  
 ケルヴィン「あーっと、どこだっけなぁ……ブチ込んだのベルゼだしなぁ……」 
  
 ケルヴィン「ちょっと待ってろ、確かランドなら知ってるよ」 
  
 リーフィア「えっ、お、起こすのはちょっと……」 
  
 クー「この子、毒ガス出すからイヤ!」 
  
 ケルヴィン「大丈夫大丈夫、コイツ機人だろ? 頭イジるとデータだけスクリーンに映るんだよ。それで確認する」 
  
 グレイス「機人族って便利ね……」 
  
 ケルヴィン「どれどれ……」ポチポチ…… 
  
 ケルヴィンが気絶しているランドの頭をいじくると、目が光って空中に電子スクリーンを出した。そこには名簿が映っている。逮捕された人物の一覧のようだ。 
  
 ケルヴィン「あー……同じ刑務所に入れられてるみてぇだけど、一応、特別待遇で一人だけの独房にブチ込まれてるな」 
  
 ギール「特別待遇……?」 
  
 ライオネル「まぁ……極めて環境は悪いだろうけど、特別扱いには違いないんじゃない?」  
	- 549 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 12:56:51.63 ID:JH5XpLdoO
 -  ライオネル「じゃあ、刑務所に行って人々を解放しようか。そこで同時に王様を解放し、声明を出してもらえば手間が省ける」 
  
 リーフィア「それなら、手分けした方が良いんじゃないですか? 王様のところに行く人と他の人達を解放する人で」 
  
 ライオネル「ふむ……そうだね。その方が良いか」 
  
 ライオネル「では……僕とギール君で世界平和統一革命連合の面々を連れ、国王に謁見しよう。リーフィア君とグレイス君、クー君、リリア君は刑務所の人達を解放してくれ」 
  
 ケルヴィン「おいおい、俺、グレイスちゃんとリリアちゃんから離ればなれかよ!? 」 
  
 ライオネル「そう言われてもね。君達が無力化されている事を見せないとダメだろう」 
  
 グレイス「いいから黙って従いなさい」 
  
 ケルヴィン「はいっ!!」 
  
 ライオネル「この美麗族も便利だね……」 
  
 リーフィア「それじゃあ、早く行きましょう! 刑務所は警察署の裏手なので……治安統制局の裏手です!」 
  
 ・リーフィア側かライオネル側か、どちらを最初に見るか選択してください。 
  
 1.リーフィア側(捕まった人達の解放チーム) 
 2.ライオネル側(アルカンレティア政府などとの交渉チーム) 
  
 ↓1  
	- 550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 12:57:08.26 ID:yIkCyROV0
 -  1 
 
	- 551 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 13:20:40.14 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>550を採用。次の孵化判定まで残り717。 
  
 リーフィア「ここが……刑務所だね……!」 
  
 グレイス「ここに皆がいるわ……フレアもグレイシアもね……!」 
  
 クー「とつげきー!」 
  
 リリア「きゅうしゅつー!」 
  
 リーフィア(鍵は持ってきた……よし、行こう……!) 
  
 グレイス「……ちょっと待ちなさい、リーフィア」 
  
 グレイス「あんた……このままで行くつもり?」 
  
 リーフィア「え? このままって……」 
  
 グレイス「『偽装』掛けたままで行くつもりなのかって言ってるのよ」 
  
 リーフィア「あ……」 
  
 グレイス「私は信じたけど……あんたを知ってる人の全員が、あんたをリーフィアだと信じるとは限らないわよ?」 
  
 グレイス「……ていうか、私みたいな方が珍しいのよ。私は目の前で助けてもらったから信じたけど……」 
  
 リーフィア「そ、そうか……」 
  
 グレイス「……まっ、あんたがリーフィアだって隠して皆と接触するつもりなら別にいいけどさ」 
  
 リーフィア(確かに……このままじゃ私がリーフィアだって誰も信じてくれないと思う……) 
  
 リーフィア(だけど……『偽装』を外してもいいのかな? オボロさんにせっかく掛けてもらったのに……) 
  
 リーフィア(どうしよう……) 
  
 ・『偽装』を外して素のままのリーフィアになるかどうかの安価です。どちらにもメリット・デメリットがあるので、好きな方を選んでください。 
  
 1.『偽装』を外す 
 2.『偽装』を外さない 
  
 ↓2  
	- 552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 13:25:13.51 ID:rd5ONVeSO
 -  1 
 
	- 553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 13:25:23.07 ID:eQS4rIeHO
 -  2 
 
	- 554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 13:35:10.23 ID:yIkCyROV0
 -  グレイスにだけ二重偽装がかかってること打ち明けるとかありなのかな 
 
	- 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 13:46:58.46 ID:CwEJHfOl0
 -  オボロもまさかこんな事になるとは思ってなかったろうよ 
 
	- 556 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 16:43:19.68 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>553を採用。次の孵化判定まで残り710。 
  
 リーフィア「……ううん、止めておくよ」 
  
 リーフィア(せっかくオボロさんが掛けてくれた魔法……勝手に解くわけにはいかないよ。きっと、このままの方が良い意味があるんだ) 
  
 リーフィア(それに……ライオネルさんもまだ完全には信用できないし。悪い人ではないと思うけど、私の素性を知ったら……) 
  
 グレイス「……そう。あんたがそれでいいなら、そうするといいわ」 
  
 グレイス「だからと言って、正体を黙る必要は無いわよ? 私がサポートするし」 
  
 リーフィア「うん。ありがとう」 
  
 グレイス「……お礼なんて良いわよ。友達でしょ」 
  
 リーフィア「友達だから、だよ」 
  
 グレイス「……あーっ、もう! さっさと行くわよ!」 
  
 グレイスは照れ隠しに足を踏み鳴らして刑務所を歩く。幸か不幸か、その音を聞いた人々が、リーフィア達の存在に気づいた。 
  
 最初は怪訝な表情をしていたが、クーやリリアが次々と鍵を開けるところを見て、助けに来てくれたと気づいたようだ。 
  
 「あ、ありがとう!」「恩に着るよ……!」「外はどうなってるんだ!?」「早く家に帰らないと……!」「国は一体何を……!」 
  
 口々にお礼などを言いながら、人々は急いで刑務所から出ていく。 
  
 リーフィア(私の知り合いは……) 
  
 ・リーフィアの知り合いなどと交流ができます。下から選択してください。ただし、人によってコンマ判定に成功しないと話せません。 
  
 1.灰色の髭を蓄えた小柄な老人 
 2.赤毛が特徴的な少女 
 3.白っぽい獣人の少女 
 4.色っぽい格好をした女性 
 5.笑顔の天翼族の女性 
  
 ↓2  
	- 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 16:45:40.58 ID:/auiSxqGO
 -  5 
 
	- 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 16:47:51.79 ID:L18EaivcO
 -  2. 
 
	- 559 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 16:59:20.07 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>558を採用。次の孵化判定まで残り631。 
  
 リーフィア「……あ!」 
  
 刑務所から出てきた一人に見覚えがある。フレア・デュナミスだ。アルカンレティア図書館の司書で、リーフィアとは図書館通いをしているに仲良くなった。 
  
 グレイス「フレア!!」 
  
 グレイスが駆け寄る。彼女はリーフィアの紹介で仲良くなった。心優しいフレアにグレイスはよく懐いている。「懐いている」という表現を使うとグレイスに怒られてしまうが。 
  
 フレア「グレイス……! 無事だったのね!?」 
  
 グレイス「それはこっちの台詞よ! 何もされてないわね!?」 
  
 フレア「ええ……ここの看守、ご飯を届けてくるだけで、後はほとんど不干渉だったから」 
  
 フレア「……あら? そちらの方は……」 
  
 ・コンマ判定です。フレアがリーフィアと気づくかどうか。 
  
 ↓1のコンマ50以上で気づく  
	- 560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 16:59:32.81 ID:yIkCyROV0
 -  や 
 
	- 561 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 18:07:26.56 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>560を採用。次の孵化判定まで残り550。 
  
 フレア「……えっ、リーフィア!?」 
  
 リーフィア「うえっ!? 何で分かったの!?」 
  
 フレア「あら、忘れたの? 私の家系魔法」 
  
 リーフィア「あ……そっか……」 
  
 リーフィア(フレアの家系魔法って……人の才能を見抜く『才能眼』だっけ……) 
  
 リーフィア(そう考えると……ライオネルさんの『審美眼』の人版……みたいなものかな?) 
  
 グレイス「す、すごいわね……『偽装』掛かってるのに気づくのね……」 
  
 フレア「まぁ……そういう事だけは得意なの。才能の情報って指紋みたいなものだから」 
  
 フレア「…………」じーっ…… 
  
 リーフィア「? どうしたの?」 
  
 ・コンマ判定です。コンマ50以上だと……? 
  
 ↓1のコンマで判定  
	- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 18:08:18.46 ID:L18EaivcO
 -  こん 
 
	- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 18:11:45.40 ID:CwEJHfOl0
 -  これは失敗して良かったっぽいかな・・・? 
 
	- 564 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 18:16:38.66 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>562を採用。次の孵化判定まで残り504。 
  
 ・このコンマ判定に成功していると、革命同盟がリーフィアの素性を知っている事になってました。 
  
 フレア「……ううん、何ていうか……前にあった時より、大きくなったような? そんな気がしたの」 
  
 リーフィア「そ……そうかな?」 
  
 リーフィア(……まぁ、色々あったし……) 
  
 フレア「……それじゃあ、私も行くわね。助けてくれてありがとう!」 
  
 リーフィア「う……うん」 
  
 フレア「えっと……出口はこっちかしら……」タッタッタッ…… 
  
 リーフィア「…………」 
  
 グレイス「……どうしたの?」 
  
 リーフィア「……ううん、何でもない」 
  
 リーフィア(フレアとは……このアルカンレティアではもう会えないような気がする……) 
  
 リーフィア(…………気のせい、だよね……) 
  
 ・リーフィアの知り合いなどと交流ができます。下から選択してください。ただし、人によってコンマ判定に成功しないと話せません。 
  
 1.灰色の髭を蓄えた小柄な老人 
 2.白っぽい獣人の少女 
 3.色っぽい格好をした女性 
 4.笑顔の天翼族の女性 
  
 ↓2  
	- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 18:18:42.20 ID:YE6WR9HDO
 -  3 
 
	- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 18:18:43.96 ID:BJEowI2g0
 -  3 
 
	- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 18:18:45.94 ID:CwEJHfOl0
 -  1 
 
	- 568 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 20:57:46.77 ID:JH5XpLdoO
 -  ・>>566を採用。次の孵化判定まで残り408。 
  
 「ここから出られるらしいぞ、グレイシアちゃん!」 
  
 「一緒に行こうぜ! なっ!」 
  
 グレイシア「い、いえ、私は……」 
  
 踊り子の格好をした女性を、数人の男達がナンパしていた。中央の女性は困っている様子だ。 
  
 グレイス「ちょっと!! 何してんのアホ男共!! あんた達だけ独房にブチ込んでやろうか!?」 
  
 「ひぃ!」 
  
 「い、行きます! 行きますよぉ!」 
  
 グレイスの一喝で、男達は外へと逃げて行く。 
  
 グレイス「まったく……」 
  
 グレイス「大丈夫? グレイシア」 
  
 グレイシア「グレイスさん……! 助かりました、ありがとうございます」 
  
 グレイシアはリーフィアとグレイスの友人で、アルカンレティアの踊り子だ。職業柄男性に言い寄られる事が多く、大人しい性格の彼女は男性が苦手になってしまったのだ。 
  
 幼少期、孤立気味だったリーフィアに声を掛けてくれた事がきっかけで仲良くなったグレイシアは、フレアと同じくリーフィアの仲介で友人になった。 
  
 リーフィア(……そう考えると、グレイスって結構友達になるの上手なのかも?) 
  
 グレイシア「あ、あの……そちらの方は?」 
  
 ・コンマ判定です。成功すると、グレイシアがリーフィアの事をリーフィアだと信じます。 
  
 ↓1のコンマ50以上で成功  
	- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:59:03.81 ID:YE6WR9HDO
 -  はい 
 
	- 570 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/28(木) 21:06:56.65 ID:JH5XpLdoO
 -  グレイシアがリーフィアを信じると決まったところで本日はここまで。時間空いてすいません。話が進めば進むほど色々書いて時間が掛かる事はあるかなと思いますが、エタらないのでよろしくお願いします。一読者として、エタるスレを見る悲しさは分かるので……。 
  
 それでは、ありがとうございました。おやすみなさい。  
	- 571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:12:18.99 ID:dfNXh6NSO
 -  乙 
 エタらないならどこまでもついていく  
	- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:13:12.24 ID:oRA62cm50
 -  完結まで走ってくれると信じて乙 
 
	- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:13:43.33 ID:CwEJHfOl0
 -  乙 
 
	- 574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:32:25.51 ID:BJEowI2g0
 -  乙です 
 次の更新も楽しみにしてます  
	- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:48:43.91 ID:b10gb8s7o
 -  おつおつ 
 
	- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:44:38.18 ID:YEZCNmvDO
 -  乙乙 
 
	- 577 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:30:38.21 ID:EuStPG2u0
 -  VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな 
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	- 578 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 00:34:45.72 ID:yS6iSuk6O
 -  こんな時間ですが、少しやります。完結まで頑張るぜ! 
  
 ・>>569を採用。次の孵化判定まで残り327。 
  
 グレイス「リーフィアよ」 
  
 グレイシア「……へ? でも、全然雰囲気が……」 
  
 グレイス「『偽装』が掛かってて、事情があって解けないらしいのよ」 
  
 リーフィア「し、信じてくれる……?」 
  
 グレイシア「……もちろんですっ!」 
  
 リーフィア「えっ……!?」 
  
 グレイシア「えっ、だ、ダメでした?」 
  
 リーフィア「う、ううん! そうじゃなくて……こんな怪しいのに、信じてくれるのかなって……」 
  
 グレイシア「ふふっ……小さい頃から知ってるんですもん。姿が見えなくても分かりますよ」 
  
 リーフィア「グレイシア……!」 
  
 リーフィアは思わずグレイシアに抱きつく。 
  
 グレイシア「り、リーフィアさん……!?」 
  
 リーフィア「ごめん……! 嬉しくて、つい……!」 
  
 グレイス「……イチャイチャしてんじゃないわよ。さっさと出てきなさい」 
  
 グレイシア「ふふ……嫉妬ですか?」 
  
 グレイス「ハァ!?」 
  
 リーフィア「あー、嫉妬かー。可愛いなー、グレイス」 
  
 グレイス「い……いいから! ほら、黙って出る出る!!」 
  
 グレイシア「ふふ……でも、そうですね。早く出て、準備しないと……」 
  
 リーフィア「準備?」 
  
 グレイシア「はい、私、本当は早くフレイヤ王国に行かなきゃならなかったんです」 
  
 リーフィア(……!!) 
  
 リーフィア「ふ……フレイヤ王国に?」 
  
 グレイシア「はい、家の関係で……」 
  
 グレイス「そうなの? じゃあ、しばらく会えないのかしら?」 
  
 グレイシア「そうですね……そんなに離れる気は無いですけど……正直どうなるか分からないです。まぁ、戻ってきますけどね」 
  
 グレイシア「それじゃあ、先に出ますね。ありがとうございます、リーフィアさん! グレイスさん!」タッタッタッ…… 
  
 リーフィア(……グレイシアが、フレイヤ王国にいる事になるんだ……) 
  
 ・リーフィアの知り合いなどと交流ができます。下から選択してください。ただし、人によってコンマ判定に成功しないと話せません。 
  
 1.灰色の髭を蓄えた小柄な老人 
 2.白っぽい獣人の少女 
 3.笑顔の天翼族の女性 
  
 ↓1  
	- 579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:35:05.53 ID:XAmS3N9hO
 -  1 
 
	- 580 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 00:39:35.44 ID:yS6iSuk6O
 -  ・>>579を採用。次の孵化判定まで残り274。 
  
 リーフィア「……あっ!」 
  
 刑務所の奥でゆっくりと立ち上がった老人に、リーフィアは見覚えがあった。バンドゥだ。リーフィアの家の近くにアトリエを構える灰仙の男。寡黙で気難しい性格だが、リーフィアとは不思議と気が合い、リーフィアはよくアトリエを訪れていたのだ。 
  
 リーフィア(知らない人と全然話さない人だからなぁ……今の私と話してくれるかな……) 
  
 ・コンマ判定です。成功すると、バンドゥはリーフィアの事を信じます。 
  
 ↓1のコンマ90以上で成功  
	- 581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:40:17.78 ID:UBkJUKtDO
 -  はい 
 
	- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:41:01.52 ID:067h5Kyc0
 -  あ 
 
	- 583 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 00:50:34.87 ID:yS6iSuk6O
 -  ・>>581を採用。次の孵化判定まで残り196。取り敢えずここでは交流できません。 
  
 リーフィア「あ、あの……助けに来ましたよ」 
  
 バンドゥ「……フン、そんな事、見れば分かる」 
  
 バンドゥ「……助けてくれた事には、礼を言う」 
  
 それだけ言って、バンドゥは足早に刑務所を去った。 
  
 グレイス「何あの態度! 感じ悪いわね!」 
  
 リーフィア(良い人なんだけど、不器用な人なんだよね……) 
  
 リーフィア(……それに、やっぱり私の事には気づかなかったかぁ。それが普通なんだろうけど……) 
  
 ・リーフィアの知り合いなどと交流ができます。下から選択してください。ただし、人によってコンマ判定に成功しないと話せません。 
  
 1.白っぽい獣人の少女 
 2.笑顔の天翼族の女性 
  
 ↓1  
	- 584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:51:14.14 ID:ZGHcLZLio
 -  1 
 
	- 585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:53:12.95 ID:cw9m5QRl0
 -  結局全員交流できるのか 
 
	- 586 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 00:54:16.34 ID:yS6iSuk6O
 -  ・>>584を採用。次の孵化判定まで残り182。 
  
 リーフィア(他に誰か知ってる人いるかな……) 
  
 コジョ「ぴょん」ヌッ…… 
  
 グレイス「うわっ!? な、何よ!?」 
  
 リーフィア「! コジョ!?」 
  
 コジョ「? コジョの事、知ってる?」 
  
 コジョは、リーフィアが数年前に近くの森で出会った獣人だ。怪我を手当してあげたのが切欠で仲良くなった……というか、懐かれたのだ。 
  
 コジョ「うーん……」 
  
 リーフィア「ど、どうしたの……?」 
  
 ・コンマ判定です。成功すると、コジョがリーフィアの事を信じます。 
  
 ↓1のコンマ30以上で成功  
	- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 00:54:23.72 ID:afONnUMhO
 -  は 
 
	- 588 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:11:17.25 ID:yS6iSuk6O
 -  ・>>587を採用。次の孵化判定まで残り110。 
  
 コジョ「くんくん……」 
  
 リーフィア「え、えっと……」 
  
 グレイス「ちょ、ちょっと、何して……」 
  
 コジョ「!」 
  
 コジョ「リーフィアだー!!」だきっ! 
  
 突然、コジョがリーフィアに抱きついてきた。どうやらリーフィアの事が分かったらしい。嬉しいのだが、力の強い獣人の抱きつきはなかなかキツい。 
  
 リーフィア「く、くるしい……」 
  
 コジョ「あ……ごめんなさい……」 
  
 グレイス「……リーフィア、知り合いなの?」 
  
 リーフィア「う、うん。前にこの子を助けた事があって……」 
  
 コジョ「恩人! そして、今日も恩人!」 
  
 リーフィア「……でも、どうして私だって分かったの? 『偽装』が掛かってるのに……」 
  
 コジョ「匂い! リーフィアの良い匂いがしたから!」 
  
 リーフィア(そうか……獣人の中には鼻が良い人も多いんだよね……) 
  
 リーフィア(匂いを嗅がれるのはちょっと恥ずかしいけど……今回に限っては良かったかも) 
  
 コジョ「でも、何で『偽装』? 正体隠してる?」 
  
 コジョ「……誰かから身を隠してる?」 
  
 リーフィア「!」 
  
 リーフィア(この子……結構鋭いよね……) 
  
 コジョ「じゃあ……コジョはリーフィアを助ける! 離れない!」 
  
 リーフィア「へ?」 
  
 コジョ「リーフィアを守る! リーフィアの敵、殺す!」 
  
 リーフィア「ぶ、物騒だね!」 
  
 グレイス「まぁ、いいんじゃない? 獣人は強いのが多いし、リーフィアを危険から守ってくれるなら」 
  
 グレイス「……きっと、色々あるんでしょ?」 
  
 リーフィア「……うん、まぁ、ちょっとね……」 
  
 リーフィア(良い子だし、強いのは確かだし、ついてきてくれるのは良いんだけど……) 
  
 リーフィア(……ライオネルさんに何て言おう……) 
  
 コジョ「……誰? 敵?」 
  
 グレイス「違うわよ! リーフィアの友達よ、と・も・だ・ち!」 
  
 コジョ「……確かに、悪い匂いはしない!」クンクン!! 
  
 グレイス「乙女をそんなに嗅ぐな!!」 
  
 リーフィア「あはは……」  
	- 589 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:12:12.27 ID:yS6iSuk6O
 -  リーフィア(……あれ、あの人……天翼族だ。珍しい……) 
  
 クローヴィス「……あら?」 
  
 リーフィア「え……」 
  
 リーフィア(目が合った……) 
  
 ・コンマ判定です。成功すると、クローヴィスがリーフィアの事を知っています。 
  
 ↓1のコンマ50以上で成功  
	- 590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:12:45.64 ID:pnCC5Wb1o
 -  あ 
 
	- 591 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:28:28.82 ID:yS6iSuk6O
 -  ・>>590を採用。次の孵化判定まで残り46。 
  
 クローヴィス「……ふぅん……」 
  
 リーフィア「え、えっと……」 
  
 クローヴィス「あらぁ、大丈夫よ。そんなに困惑しなくても」 
  
 クローヴィス「お姉さんは……あなたの顔に見覚えがあるだけだから」 
  
 リーフィア「……!?」 
  
 リーフィア(顔……!? そ、それって、どういう意味……!?) 
  
 リーフィア「それは……どういう意味で……!」 
  
 クローヴィス「うふふ……警戒しすぎよぉ。大丈夫、お姉さん、あなたの事は黙っておくわ」 
  
 クローヴィス「だって……その方が、面白そうだものねぇ?」 
  
 そう言うと、クローヴィスは背中の翼を翻し、颯爽と刑務所を後にした。  
	- 592 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:29:25.70 ID:yS6iSuk6O
 -  グレイス「……知り合いってわけじゃなさそうね」 
  
 コジョ「変な匂いはしなかった! でも、良い匂いでもない!」 
  
 リーフィア「……取り敢えずは、大丈夫……だと思う」 
  
 リーフィア(でも……天翼族の女性……それに、黙っておくとか面白そうとか……) 
  
 リーフィア(……まさか、クローヴィスさん!?) 
  
 相手がクローヴィスである……その可能性に気づいたリーフィアは、急いで刑務所を出る。 
  
 だが、そこにクローヴィスはいなかった。 
  
 リーフィア「くっ……!」 
  
 リーフィア(……いや、たとえ本当にクローヴィスさんだとしても……ライオネルさんがいないんじゃ、交渉できない……引き止めてもダメだったかも……) 
  
 クー「リーフィア! 刑務所の鍵、全部開けた!」 
  
 リリア「リーフィア! もう誰もいないよ!」 
  
 リーフィア「……ありがとう。それじゃあ、ライオネルさんのところに行こうか」 
  
 リーフィア(とにかく……ライオネルさんに報告しないとだね……)  
	- 593 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:30:10.89 ID:yS6iSuk6O
 -  一方その頃。ライオネル達は、アルカンレティア国王の独房に向かっていた。 
  
 ライオネル「……あ、いたいた。あの人が国王だよね?」 
  
 ケルヴィン「あぁ、そうだぜ。ランドの記憶が確かならな」 
  
 ギール「……ケルヴィンさんはおぼえてないんですか?」 
  
 ケルヴィン「男の顔には興味ねぇからなぁ」 
  
 ライオネル「……まぁ、ブレない姿勢は嫌いじゃないよ」 
  
 ・喋る時の雰囲気を決めたいので、アルカンレティア国王の容姿と性格を安価してください。簡単で大丈夫です。 
  
 ↓1 国王の容姿 
 ↓2 国王の性格  
	- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:32:40.92 ID:zMfkaQLUO
 -  小太りなザ・王様って感じ 
 
	- 595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:32:51.06 ID:pnCC5Wb1o
 -  自由ならば利益も損害も何でも許容する極端な自由主義者 
 自由ならば良しと全てを許した  
	- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:33:35.52 ID:cw9m5QRl0
 -  呑気でことなかれ主義 
 
	- 597 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:41:41.78 ID:yS6iSuk6O
 -  採用コンマの合計が1052となりました。その中の1000点を使い、孵化判定を行ないます。 
  
 ↓1のコンマ70以上でドラゴンが孵化。  
	- 598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:42:19.40 ID:cw9m5QRl0
 -  a 
 
	- 599 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 01:45:09.34 ID:yS6iSuk6O
 -  孵化判定に失敗したところで本日はここまで。なかなか孵化しないなぁ。 
  
 安価とコンマによる展開で、クローヴィスと交渉できてませんが、不利益になるようにはなっていないので安心してください。またクローヴィスを探しにどこかの国に行ったりはしません。そういうのも面白そうだけどね。 
  
 ありがとうございました。おやすみなさい。  
	- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:45:25.99 ID:cw9m5QRl0
 -  乙 
 
	- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:50:22.40 ID:pnCC5Wb1o
 -  乙乙 
 
	- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 01:56:22.30 ID:Kw15UduLO
 -  乙革命同盟までもう少しだな 
 フレアどうこうしたほうが早そうだったけど  
	- 603 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 15:49:06.22 ID:yyxrBtVzO
 -  それでは始めます。 
  
 ・>>594を採用。次の孵化判定まで残り948。 
  
 ガチャ…… 
  
 刑務所の備品室にあった鍵を使い、ライオネルはアルカンレティア国王が入れられた独房に足を踏み入れる。空気は悪いが、日が射しているだけまだ他よりマシだ。やはり国王という事で、少しは優遇されたのかもしれない。 
  
 アルカンレティア国王「……誰だね君は」 
  
 そこにいたのは、小太りという典型的な王様像をそのまま形にしたような男だった。だが、頬は少しやつれている。 
  
 ライオネル「国王様を助けに来た者ですよ」 
  
 アルカンレティア国王「私を……? しかし、この国は……」 
  
 ライオネル「ああ、世界平和統一革命連合の事を案じておられるのですね? それならご安心ください。我々が捕縛致しました」 
  
 その言葉を合図に、ギールが手錠を付けたケルヴィンを伴って現れる。そのケルヴィンには気を失ったままのベルゼとランドが縄で結びつけられていた。 
  
 ケルヴィンがライオネル達を裏切る可能性は低いが、まだ彼を信用していないというのと、ケルヴィンだけを自由にしていては国王の信頼が勝ち取れないという理由から拘束されていた。ケルヴィンもこの待遇に文句は無いようだ。 
  
 アルカンレティア国王「何と……!」 
  
 ライオネル「今、私の部下が捕まった人々を解放しています。当然よろしいですよね?」 
  
 アルカンレティア国王「もちろんだとも! 煩わしい手続きは私が後からどうとでもしよう」 
  
 アルカンレティア国王「しかし……何とお礼を言っていいか……」 
  
 ライオネル「お礼の言葉なんて要りませんよ。見合った報酬さえ受け取れればね」 
  
 アルカンレティア国王「あ……ああ、そうだな、その通りだ。君は正当な報酬を受けるべきだ」 
  
 アルカンレティア国王「だが……見ての通り、我が国には残念ながら金銭的な余裕は……」 
  
 ライオネル「お金なんて要りませんよ……私は、この国を救ったのが私だという事実が欲しいのです」 
  
 アルカンレティア国王「……? それはどういう……」  
	- 604 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 15:51:50.83 ID:yyxrBtVzO
 -  ライオネル「そうですねぇ……ここでは魔法を解いて話しましょうか」バキキ…… 
  
 そう言うと、ライオネルは自身の顔に手を当て、ゆっくりと『偽装』を外した。 
  
 アルカンレティア国王「……!? き、君は……!」 
  
 ライオネル「改めまして……『大国』北部軍閥幹部のライオネル・ヒューマンです。以後お見知り置きを……」 
  
 アルカンレティア国王「やはり……『大国』の……! という事は……!!」 
  
 ライオネル「ああ、安心して大丈夫ですよ。別に私はアルカンレティアを軍閥の支配下に置こうなどとは思っていません。そもそも、私がここにいるのは私の個人行動ですから、軍閥には知らせてませんよ」 
  
 アルカンレティア国王「何だって……? しかし、それでは何故……」 
  
 ライオネル「まぁ……成り行きですかね?」 
  
 アルカンレティア国王「どんな成り行きだねそれは!?」 
  
 ライオネル「いいじゃないですか、細かい事は。大切なのは、私とその部下がこの国を救ったという事実です」 
  
 ライオネル「その事実を、然るべきタイミングにあなたの口から発表してほしいのです」 
  
 アルカンレティア国王「然るべき……? 君は、一体何を……」 
  
 ギール「? ライオネルさん、それって俺達が今からする事に何か関係あるんですか?」 
  
 ライオネル「……ふむ、そうだね……一応きちんと説明しておいた方が良いか。国王はもとより、君にもね」 
  
  
 ライオネル「僕は、軍閥のトップになりたいんだよ」 
  
  
 ギール「……? はぁ……」 
  
 ライオネル「……そうか、ギール君ではイマイチピンと来ないよねぇ……」 
  
 アルカンレティア国王「ら、ライオネル君……それは……」 
  
 アルカンレティア国王「この私に……アルカンレティア国王として、君を推薦しろと言うのか……!?」 
  
 ライオネル「その通りです!」 
  
 ライオネル「今の軍閥トップ……ディーヴァ・ラウスを引き摺り下ろすのは簡単ではないのでねぇ。彼女の弱味を見つけるより、僕の価値を上げた方が良いんですよ」 
  
 ライオネル(フレイヤ王国での革命だって、そのためにするのだからねぇ!)  
	- 605 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 15:55:49.05 ID:yyxrBtVzO
 -  ライオネル「……やってくれますよね? この私がアルカンレティアを救ったのは事実なんですから」 
  
 ライオネル「それとも……アルカンレティア国王は、その程度の義理を果たせない軟弱な人なのですか?」 
  
 アルカンレティア国王「構わんよ」 
  
 ライオネル「えっ」 
  
 アルカンレティア国王「えっ?」 
  
 ライオネル「……あ、いえ、ちょっと拍子抜けしたもので……まさか即決だとは」 
  
 アルカンレティア国王「正直、迷惑を掛けられている『大国』とはあまり関わり合いになりたくないのだが……今回は君の“自由”の勝利だからな!」 
  
 アルカンレティア国王「君は世界平和統一革命連合の“自由”に勝った。ならば、君が“自由”を行使するのは当然の事だ。もっとも、この国を譲れなどと言われたら流石の私も困ったがね」 
  
 ライオネル「……なるほど」 
  
 ライオネル(話には聞いていたが……本当だったのか。アルカンレティアの国王が極端な自由主義者というのは……) 
  
 ライオネル「……あぁ、それと、この事にはグリンシルトも巻き込むつもりですが……」 
  
 アルカンレティア国王「それも構わんよ。グリンシルトとはそれなりに友好的な関係を保っているものな。しかし、何故かね?」 
  
 ライオネル「ここに来た理由が、僕がグリンシルトの軍事顧問になったからなので。あ、これ、内密ですよ?」 
  
 アルカンレティア国王「うむ、心得た」 
  
 ライオネル「よし……それじゃあ……」ゴソゴソ…… 
  
 ライオネルは、懐から鳩の紋章が刻まれた硬貨を取り出した。 
  
 ギール「あれ? それ、リーフィアさんが貰ったやつ……」 
  
 ライオネル「うん。ちょっとくすねたんだ」 
  
 ギール「いつの間に……」 
  
 ライオネル「えーっと……魔力を込めればいいのかな?」ググ……! 
  
 ライオネルが硬貨を握りしめると、硬貨から小さな鳩が現れた。魔力で作られた鳩だ。 
  
 ライオネル「お、なるほど、こういう感じか……」 
  
 ライオネル「では、鳩君。グリンシルトにその旨を伝えてくれ」 
  
 鳩「クルッポー」 
  
 数時間後、この鳩を受け取ったグリンピースが、ライオネルからの手紙である事に怒りで顔を歪めるのだが、それはまた別の機会に述べよう。  
	- 606 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 16:00:44.15 ID:yyxrBtVzO
 -  ライオネル「それと……」 
  
 アルカンレティア国王「む、まだあるのかね?」 
  
 ライオネル「アルカンレティアがこのようになった経緯を教えてほしいですねぇ」 
  
 ライオネル「国を立て直すために外部から人を呼ぶのはまだ分かりますが、何故よりにもよって大私帝国で、しかも彼らだったんです? もっとマトモな集団もいたはずですよ?」 
  
 アルカンレティア国王「それは……」 
  
 ケルヴィン「あー、それは俺から言おうか?」 
  
 ライオネル「……君なら説明できるのかい?」 
  
 ケルヴィン「つーより、そこのオッサンからは言いにくいんじゃね? だって、俺達なんかより付き合っちゃいけねぇ奴らと取引したわけだし」 
  
  
 ケルヴィン「俺達は……革命同盟に斡旋されて、ここに来たんだよ」 
  
  
 ライオネル「なっ……!?」 
  
 アルカンレティア国王「いつの間にか革命同盟の一人がアルカンレティアに入り込んでいてなぁ……そこの彼らにアルカンレティアの立て直しをさせるように言ってきたのだ」 
  
 アルカンレティア国王「彼らの“自由”に感銘を受け、政治に介入させてみたが……結果はこのザマだ」 
  
 ライオネル「……あなたの失策では?」 
  
 アルカンレティア国王「“自由”に失敗は付き物だよ、君」 
  
 ケルヴィン「……開き直りじゃね?」 
  
 ギール「け、ケルヴィンさんが言うんですかそれ……」 
  
 ライオネル「……というか、革命同盟のメンバーが紛れ込んでいるという噂は本当だったのか……」 
  
 ライオネル「その人間の名前は分かりますか?」 
  
 アルカンレティア国王「……名前は分からんが、通称ならば……」 
  
 ・革命同盟のメンバーの通称・性別・年齢・種族・性格・得意な事を安価してください。ただし、革命同盟のトップという設定は安価しないでください。 
 ・通称は職業や人柄などを安価してください。過去にちょっと出てきた“ワープ屋”みたいな感じです。ちなみに、安価で頂いたフレア・デュナミスの通称は“司書”です。 
 ・得意な事は何でも構いません。革命同盟の活動に関係ありそうな事でも全く関係ない事でも。 
  
 ↓5まで募集。頂いたキャラはおそらく全員革命同盟のメンバーですが、ここで登場するのはコンマの一番高いキャラです。  
	- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:09:12.56 ID:cw9m5QRl0
 -  通称 殺戮卿 
 性別 男 
 年齢 19 
 種族 庸人 
 性格 無口。孤独を好む一匹狼で、革命同盟のお題目にもあまり興味がない 
 得意 暗殺、虐殺、隠蔽  
	- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:11:25.57 ID:ltnnl0d4O
 -  通称 蠱惑魔 
 性別 女 
 年齢 ?(メンバーでさえ教えてもらえない。歳の話は多分禁句) 
 種族 悪魔 
 性格 お手本のようなメスガキ、少し演技臭さがある 
 得意な事 色仕掛け。情報を盗むのが主な仕事  
	- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:12:57.30 ID:7/4hlLGq0
 -  通称 電脳アドバイザー 
 性別 男 
 年齢 8 
 種族 サイバーフェアリー 
 性格 何事にも動じず淡々と話を進めるビジネスマン 
 得意 信用を得る事・場の主導権を握る事  
	- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:13:57.71 ID:k24NyBJCO
 -  通称 爆撃男 
 性別 男 
 年齢 35 
 種族 庸人 
 性格 過激。短気。爆弾の擬人化 
 得意 爆撃魔法で絨毯爆撃。空を飛ぶ手段は別にあるらしい  
	- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:15:04.22 ID:vfCCe5hv0
 -  通称 影 
 性別 女 
 年齢 18 
 種族 魔女 
 性格 根暗で臆病で引っ込み思案 
 得意隠密 尾行  
	- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:16:24.94 ID:vfCCe5hv0
 -  最初の文字抜けてた 
 >>611の通称は闇影でした  
	- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:23:59.96 ID:ltGQv/ESO
 -  >>610が……紛れ込む……? 
 
	- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:25:48.13 ID:cd/3d8A7o
 -  自由の国過ぎて草 
 
	- 615 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 16:42:57.72 ID:yyxrBtVzO
 -  ・>>610を採用。次の孵化判定まで残り877。 
  
 アルカンレティア国王「確か……爆撃男だったか」 
  
 ライオネル「……随分と物騒な通り名ですね」 
  
 アルカンレティア国王「そうそう、その名の通り、短気な男でなぁ……“自由”ではあったが、あまり交渉向きの性格ではなかったな」 
  
 アルカンレティア国王「実際の取引は、連れて来ていたサイバーフェアリーが行なっていたぞ」 
  
 ライオネル「……サイバーフェアリー?」 
  
 サイバーフェアリーは、電子の海を漂う種族だ。基本的に何も考えずにゆらゆらとしているだけなので、自我のある者は珍しい。 
  
 ライオネル(革命同盟……そんな人材も揃っているのか……) 
  
 アルカンレティア国王「それがまた……淡々とした者で……」 
  
 ライオネル「まぁ、そこら辺の事情はどうでもいいですよ」 
  
 アルカンレティア国王「どうでもいい!?」ガーン! 
  
 ライオネル「大私帝国と取引するために、ある程度の事情を把握したかっただけなので」 
  
 ライオネル(……となると、革命同盟との取引から先に行なうべきかな……)  
	- 616 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 16:44:41.70 ID:yyxrBtVzO
 -  ベルゼ「……てめー、ウチの大魔女様と取引なんかできると思ってんのか?」 
  
 ライオネル「……おや、目を覚ましたのか」 
  
 ギール「げっ……!」 
  
 ベルゼ「……そう警戒すんなよ。こんなに魔錠付けられたら動けねー。動く気もねーしな」 
  
 ベルゼ「……それより、本当に取引するつもりかよ?」 
  
 ライオネル「大私帝国の私兵がアルカンレティアを蹂躙したんだよ? 国のトップが責任を取るのは当然じゃないかい?」 
  
 ベルゼ「……俺は、別に大魔女様を守ろうとしてんじゃねー。てめーに忠告してんだよ」 
  
 ベルゼ「ウチの大魔女様が、そんな“取引ごとき”に応じると思ってんのか?」 
  
 ライオネル「……どういう事かな?」 
  
 ベルゼ「……俺達の指名は、ただ一つ。大魔女様の魅力を全世界に伝える事だ。それだけだ。アルカンレティアでやった事も、その一つにすぎねー」 
  
 ギール「そ、そんな! 君達のせいで、アルカンレティアがどれだけ……!」 
  
 ベルゼ「それは結果論だろ?」 
  
 ギール「なっ……!!」 
  
 ベルゼ「……そういうわけだ。大魔女様に何を言っても意味ねーよ。のらりくらりかわされるだけだ」 
  
 ベルゼ「……それに、大魔女様はただの魔女じゃねー。分かってんだろ?」 
  
 ライオネル「……もちろん分かってるとも。知らないわけが無いでしょ?」 
  
 ライオネル「彼女は、ノア・アルパ・オーガスタ……現代魔法を体系化させた伝説の魔女の子孫なんだからねぇ」 
  
 ・大私帝国の魔女の名前を安価してください。○○・アルパ・オーガスタとなります。 
  
 ↓2  
	- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:45:55.80 ID:cw9m5QRl0
 -  クィンディーテ 
 
	- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 16:45:58.12 ID:pnCC5Wb1o
 -  ノエル 
 
	- 619 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 16:57:16.45 ID:yyxrBtVzO
 -  ・>>618を採用。次の孵化判定まで残り865。 
  
 ライオネル「ノエル・アルパ・オーガスタ……やれやれ、厄介な人物だねぇ……」 
  
 ギール「じゃ、じゃあ……アルカンレティアの衰退の責任を大私帝国は取らないって事ですか!?」 
  
 ケルヴィン「別に言ってもいいと思うけどよぉ……下手すりゃあ魔法でギタギタにされるぜ?」 
  
 ケルヴィン「分かってんだろ? だから、あんなワガママなお嬢ちゃんの国がこの世界でまかり通ってんだ」 
  
 ケルヴィン「……単純に超強いんだよ、ノエルちゃんは」 
  
 ベルゼ「……この裏切り者は後で殺すとしても、同意見だな。下手に刺激すんな」 
  
 ギール「……そんな……」 
  
 ライオネル(……この阿呆共を餌に、大私帝国からも僕への軍閥トップの推薦状を貰おうと思ったけど……止めた方がいいかな。今は戦える相手じゃないか……) 
  
 ランド「かといって、ぼく達を処刑するのも困るかなー!」 
  
 アルカンレティア国王「ぬおっ……!?」 
  
 いつの間に目が覚めていたランドが拘束を解き、力任せにベルゼを蹴り飛ばす。 
  
 ベルゼ「がっ……!?」 
  
 その衝撃で、いくつかの魔錠が壊れた。ベルゼはニヤリと笑うと、できる限りの魔力を放って残りの魔錠も破壊した。 
  
 ライオネル「……っ!」 
  
 ライオネル「ギール君!! 彼を捕縛しなおせ!!」 
  
 ベルゼ「その必要はねーよ」 
  
 ベルゼは翼を大きく広げ、ランドを小脇に抱えた。窓から逃げるつもりだ。 
  
 ベルゼ「もうここにいるだけ面倒だ。俺達は逃げさせてもらうぜ」 
  
 ベルゼ「おい、ケルヴィン、てめーはどうすんだ?」 
  
 ランド「え!? ケルヴィン来ないの!?」 
  
 ベルゼ「大魔女様以外にご執心の奴を見つけたらしい」 
  
 ランド「裏切りだー!」 
  
 ベルゼ「ああ……ブチ殺さねーとな」 
  
 ケルヴィン「そんな事言われて戻る奴いねぇだろ」 
  
 ベルゼ「……で? どーすんだよ。来るならさっさとしろ」 
  
 ケルヴィン「…………」 
  
 ・大魔女様に仕えていたケルヴィンですが、彼女をも凌ぐ美しい女性達に心が揺れています。どうする? 選択してください。 
  
 1.大魔女様の元に戻る 
 2.グレイス、リリアの元に行く 
  
 ↓2  
	- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:00:18.34 ID:vfCCe5hv0
 -  1 
 
	- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:00:32.69 ID:UBkJUKtDO
 -  2 
 
	- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:01:05.94 ID:cw9m5QRl0
 -  1 
 
	- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:24:17.05 ID:18JITWP/o
 -  ケルヴィン君……おもろ! 
 
	- 624 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 17:26:54.84 ID:yyxrBtVzO
 -  ・>>621を採用。次の孵化判定まで残り796。 
  
 ケルヴィン「……俺は……」 
  
 ケルヴィン「……グレイスちゃんとリリアちゃんのところに行くぜ」 
  
 ベルゼ「……そうかい」 
  
 ベルゼ「別に構わねーが……二度と大私帝国の土は踏めねーと思えよ」 
  
 ケルヴィン「ああ、そうだな……推し変した俺の事、ノエルちゃんは許さねぇだろうからなぁ……」 
  
 ベルゼ「……じゃあな」バサッ!! 
  
 ランド「また会おうねー! ケルヴィーン!」 
  
 ベルゼは翼をはためかせ、アルカンレティアの空を飛んでいった。ベルゼは振り返る事なく、ランドは見えなくなるまでいつまでも手を振っていた。 
  
 ライオネル「……本当に良いのかい?」 
  
 ケルヴィン「……あぁ。安心しな、これから俺はお前達の仲間だぜ!」 
  
 ライオネル「女ですぐに裏切る人間、僕は信用できないね」 
  
 ケルヴィン「ぐっ! き、厳しいな!」 
  
 ケルヴィン「安心しろって! 俺がノエルちゃんを裏切ってまで鞍替えする女の子なんて、もうこの世に存在しないさ! だから大丈夫だ!」 
  
 ライオネル「……まぁ、当座は信用してあげるか。ギール君、何かあったらすぐにケルヴィン君の首を刎ねるように」 
  
 ギール「えっ」 
  
 ケルヴィン「望むところだぜ」 
  
 ギール「えっ」  
	- 625 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 17:28:01.67 ID:yyxrBtVzO
 -  ライオネル「さて、それじゃあケルヴィン君、最初の仕事を与えようか」 
  
 ライオネル「……革命同盟の爆撃男はどこにいるんだい?」 
  
 ケルヴィン「ああ、あいつなら……」 
  
  
 …………ドゴォン!!! 
  
  
 遠くで、爆音が響いた。 
  
  
 ケルヴィン「……あの辺りじゃね?」 
  
 ライオネル「……もし本当にあの辺りに爆撃男がいるなら、僕は取引を止めようかな……」 
  
 ギール「ま、まぁ……偶然の爆発かもしれませんし、仮に本人でも、事情があるのかも……」 
  
 ライオネル「……何だか、思惑が上手くいってるのかいってないのか、分からなくなってくるよ……」 
  
 ・場面が変わりますが、どちらにするか選択してください。 
  
 1.しばしの談笑タイムを楽しむリーフィア達 
 2.革命同盟と取引をするライオネル達 
  
 ↓2  
	- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:28:35.82 ID:Gc7lpbNcO
 -  2 
 
	- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:28:41.55 ID:cw9m5QRl0
 -  2 
 
	- 628 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/10/30(土) 17:31:33.21 ID:yyxrBtVzO
 -  続けてライオネル達の場面をやる事が決まったところで本日はここまで。いよいよ革命同盟と接触します。さてどうなるか。 
  
 ありがとうございました。ちょっと早いですが、おやすみなさい。  
	- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:37:27.05 ID:DbkZdOWoO
 -  乙 
 
	- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:39:45.86 ID:cw9m5QRl0
 -  乙 
 
	- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:43:26.31 ID:18JITWP/o
 -  おつおつ 
 
	- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:53:26.82 ID:vfCCe5hv0
 -  乙です 
 
	- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 17:54:18.55 ID:UBkJUKtDO
 -  乙 
 実質ライオネルが主人公になりつつある  
	- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 18:24:06.86 ID:pnCC5Wb1o
 -  乙 
 リーフィアはアクティブじゃないから仕方ない  
	- 635 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 22:13:30.51 ID:gJm5id3OO
 -  それでは始めます。準主人公のポジションにつきそうなライオネルのシーンからです。 
  
 ・>>627を採用。次の孵化判定まで残り741。 
  
 アルカンレティア国王を外に連れ出した後、ライオネル達は爆音の響いた場所に向かった。革命同盟の構成員が一人、通称・爆撃男がそこにいる可能性があったからである。 
  
 ライオネル(……これで本当にいたら、革命同盟についての認識を少し変える必要があるような気もするなぁ……) 
  
 そんな事を考えながら歩いていると、破壊された家屋の中心に、一人の男を見つけた。逆立った髪の毛と剣呑な目つきの、いかにも短気そうな庸人だった。 
  
 ライオネル「……ケルヴィン君、まさか……?」 
  
 ケルヴィン「そのまさかだぜ。奴が爆撃男……革命同盟のメンバーだ」 
  
 ライオネル「……話が通じる事を祈るよ」  
	- 636 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 22:16:53.81 ID:gJm5id3OO
 -  ライオネル「……やぁ、元気かい?」 
  
 爆撃男「あ゛ぁ゛!?」ギロッ!! 
  
 ライオネル(何でそんなに機嫌が悪いんだ……) 
  
 ライオネル「そう怒らないでくれ。話がしたいだけだよ……革命同盟の爆撃男君」 
  
 爆撃男「てンめェ……!!」 
  
 ケルヴィン「うおっ!?」 
  
 爆撃男は急に立ち上がると、ケルヴィンに向かって殴りかかった。ケルヴィンは二刀を抜くと、爆撃男の拳を剣の腹で止める。 
  
 爆撃男「オレ達の事勝手に話しやがったな!? あぁん!?」 
  
 ケルヴィン「お、おいおい、待てって! そりゃ話したけどさぁ!」 
  
 爆撃男「コロス……!!」 
  
 そう叫ぶと、爆撃男は虚空から一握りの黒い物体を取り出した。 
  
 ライオネル(爆弾……!!) 
  
 ライオネルは『審美眼』で爆撃男の家系魔法を視る。 
  
 ライオネル(『爆薬庫』……無から爆弾を作り出す魔法、か。案の定だね……!)  
	- 637 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 22:22:12.01 ID:gJm5id3OO
 -  電脳アドバイザー「お待ち下さい、爆撃男様」 
  
 爆撃男の胸元から、声が聞こえる。どうやら彼が首にぶら下げているタブレットから聞こえるようだ。 
  
 爆撃男「電アド……! だけどよォ……!」 
  
 電脳アドバイザー「確かに、貴方様の言う通り、我々の存在を漏らした人間は殺害した方が合理的です」 
  
 電脳アドバイザー「しかし、今回は事情が違うと考えます。先ずは、話を聞くべきです。そして、再三言っておりますが、私の通称は電脳アドバイザーです」 
  
 爆撃男「ゴチャゴチャうるせェんだよ! 簡単に言ってくれ!」 
  
 電脳アドバイザー「黙って立っていて下さい」 
  
 爆撃男「オレに命令すんじゃねェ!!」 
  
 電脳アドバイザー「命令ではありません。それが最善の行動であるだけです」 
  
 爆撃男「……チッ!! わーったよ!! 立ってりゃいいんだろ!!」 
  
 激しく舌打ちをすると、爆撃男は腕を組み、仏頂面で立ったまま動かなくなった。電脳アドバイザーなる人物の指示には、ある程度従うようだ。 
  
 電脳アドバイザー「タブレットの前で腕を組まないで下さい。何も見えません」 
  
 爆撃男「あぁん!!?」 
  
 ライオネル(……何て面倒な人物なんだ……)  
	- 638 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 23:03:39.03 ID:F6bLI53yO
 -  電脳アドバイザー「……失礼致しました。改めまして、私は電脳アドバイザーと申します。主に革命同盟の交渉役を担当しております」 
  
 ライオネル「……ケルヴィン君の非礼は僕が詫びよう。ただ、彼にも事情があったのさ、許してあげてくれ」 
  
 ケルヴィン(……俺が悪い事になってるな? まぁ、別にいいか) 
  
 電脳アドバイザー「世界平和統一革命連合が貴方様やその部下によって倒された事は承知しております。ケルヴィン様はいわば捕虜の身、情報を貴方様に提供するのも仕方が無いと言えましょう」 
  
 ライオネル「! 何故それを……」 
  
 電脳アドバイザー「サイバーフェアリーの強みを活かし、アルカンレティア全土のカメラなどをハッキングさせて頂きました。そのため、貴方様方の動向もほぼ把握しおります、ライオネル・ヒューマン様」 
  
 ライオネル「……なるほどねぇ」 
  
 ライオネル(見られていたか……下手な事はしてない、よね? それなら問題ないかな……) 
  
 ライオネル「話が早くて助かるよ」 
  
 電脳アドバイザー「私達革命同盟を仲介役とし、大私帝国と取引をしようと考えていますか? それならば、その行動は不可能ですが」 
  
 ライオネル「いや、考えていないよ。最初はそのつもりだったんだけどね……思ったよりも魔女様はワガママみたいでさ」 
  
 爆撃男「じゃあ……何でオレ達を探してんだ? オレ達を殺して、それを手柄にしようとしてんじゃねーだろうなァ!?」 
  
 ライオネル「まさか……僕は君達に敬服しているんだ。そんな事はしないよ」 
  
 爆撃男「ケイフクだァ!? 何だそれは!!」 
  
 電脳アドバイザー「感心しているという事です」 
  
 爆撃男「……ふぅん、分かってんじゃねェか!」 
  
 ライオネル「……そんなわけだから、君達の力を貸してほしいんだよ」 
  
 爆撃男「いいぜいいぜ! 何すりゃいいんだァ?」 
  
 電脳アドバイザー「お待ち下さい。内容を聞いてからです」  
	- 639 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 23:15:31.32 ID:ppBhepyvO
 -  ライオネル「……文字通りだよ。君達の『革命』の力を貸してほしいのさ」 
  
 ライオネル「僕達は、フレイヤ王国で革命をするつもりなんだ」 
  
 電脳アドバイザー「……それはまた何故? 貴方様に利益は無いように感じますが」 
  
 ライオネル「そうでもないさ。僕は自分に利益のある事しかやらないからね」 
  
 ライオネル「……そうだね、手の内は全て晒した方が良いか。下手に隠すと信用されないだろうし」 
  
 爆撃男「あァ、そうだなァ……グダグダ抜かしてねェで、さっさと話せや。爆破すっぞ!」 
  
 ライオネル「もちろん、そのつもりさ」 
  
 ライオネル「……僕はグリンシルトの軍事顧問をする事が内密に決まっているんだけど……グリンシルトとフレイヤ王国の関係は当然知っているね?」 
  
 電脳アドバイザー「グリンシルトにしか存在しない貴重な資源・『鉄の木』を求めるフレイヤ王国の外交の過激化ですね」 
  
 ライオネル「その通り……もはやフレイヤ王国は戦争を辞さないところまで来ている。ところが、グリンシルトは『鉄の木』を渡したくない。しかし、軍事力の面から戦争はできない……」 
  
 爆撃男「……そこで革命ッてワケか? イカす提案じゃねーの! いけすかねぇ男のワリにやるじゃねぇか!」 
  
 電脳アドバイザー「貧富の差の激しいフレイヤ王国の王族を倒し、新しい政権を立てれば、彼らから『大国』北部軍閥のトップへの推薦は貰えるでしょう。しかも、かなり強力な物になる筈です。確かに貴方様に利益のある行動と理解できました」 
  
 ライオネル「……そりゃどうも」 
  
 ライオネル(革命同盟の評価は悪くないみたいだね……)  
	- 640 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 23:28:34.19 ID:n4HSC9qOO
 -  ライオネル「だが……僕達には革命のノウハウが無い。そこで、君達革命同盟に力を貸してほしいんだよ」 
  
 ライオネル「……これは君達にとっても悪くない提案だと思っているよ。君達の目的にも合致するだろう」 
  
 電脳アドバイザー「……我々の目的とは?」 
  
 爆撃男「テメェに何が分かるッてんだァ!?」 
  
 ライオネル「厳密には……詳しい目的は分からない。ただ、その目的のために何をしたいのかは分かっているよ」 
  
 ギール「えっ!? そうなんですか!?」 
  
 ライオネル「……ギール君、革命同盟がグリンシルトを狙っているという情報を覚えているかな?」 
  
 ギール「あ……は、はい。覚えています。何でこんな平和なところを狙うんだろうと思ったので……」 
  
 ライオネル「そう、彼らがわざわざグリンシルトを狙う理由は無い。言っては悪いが、革命がしたいなら他に適切な国があるだろうからね」 
  
 ライオネル「そして……何よりアルカンレティアだ。革命同盟は、ほぼ確実にこの国をめちゃくちゃにするであろう世界平和統一革命連合なる阿呆達を引き入れた」 
  
 ケルヴィン「おい! 俺が事情知らねぇでボーッとしてっからって、どさくさに紛れて悪口言うなよ!」 
  
 ライオネル「失礼だな、どさくさに紛れてなんて言っていないよ。本当に思っているんだ」 
  
 ケルヴィン「もっと悪いわ!」  
	- 641 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/04(木) 23:33:24.97 ID:7z9moLb5O
 -  ライオネル「ここから分かるのは……おそらく革命同盟は……」 
  
  
 ライオネル「……この世界にある十八の国を、一つずつ混乱に落とし入れようとしている」 
  
  
 ギール「なっ……!?」 
  
 ケルヴィン「はぁ……!? 何じゃそりゃあ!?」 
  
 ケルヴィン「……って事は、大私帝国もかよ!?」 
  
 ライオネル「ゆくゆくはそのつもりじゃないかな? そういう目的じゃないと、こんな事をする説明がつかないんだよ」 
  
 ライオネル「だけど……ただ単純に滅ぼすだけでは無いんだろうね。そうじゃなかったら、アルカンレティアが救われている状況を静観しているわけがない。爆撃男君辺りが動くだろう」 
  
 爆撃男「……ケッ」 
  
 ライオネル「僕はフレイヤ王国の現体制を倒し、新しい王を立てる。そして、彼ないし彼女に推薦状という名の感謝も貰う。つまり、一度国をめちゃくちゃにしてから、再生の道をつけるわけだ」 
  
 ライオネル「どうかな? 僕達の利害は一致しているように思うけど?」 
  
 電脳アドバイザー「…………」 
  
 ライオネル(……当然、ここで返事をするわけが無い。取引なんだ、双方にそれ相当のメリットが無いといけないからね) 
  
 ライオネル「もちろん、君達にはそれ以外の利益も与えるつもりだ。例えば───」 
  
 電脳アドバイザー「分かりました」 
  
 ライオネル「……え?」 
  
 電脳アドバイザー「その話、お引き受けしましょう」 
  
 ライオネル「……いいのかい? 交換条件はまだ提示していないけれど?」 
  
 ライオネル(後で変な条件を付けられても面倒なんだけど……) 
  
 電脳アドバイザー「ええ、もちろん条件はあります」 
  
 ライオネル(さて、何が来るか……) 
  
  
 電脳アドバイザー「ライオネル・ヒューマン様のお仲間方を、革命同盟の総隊長に面会させて下さい」 
  
  
 ライオネル「……は?」 
  
 ライオネル「……それが、条件?」 
  
 電脳アドバイザー「そうです。面接と考えて下さい。貴方様方がどの程度信頼に足るか、能力があるかを総隊長が判断します」 
  
 ライオネル「……それは、僕の取引に乗ってくれたと考えていいんだね?」 
  
 電脳アドバイザー「保留……とだけ申しておきましょうか」 
  
 ライオネル「……分かった」 
  
 ライオネル(これ以上は言質を取れないかな……)  
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