塩見周子は謹慎中

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8 : ◆hdlHe24zVc [sage saga]:2022/01/11(火) 16:55:17.48 ID:KK8guO3d0
〜〜〜
専務「やはり丸め込まれていたのか」

ありす「ええ…」

専務「肌が綺麗などと…」

ありす「私は大人びていると…」

専務「そんな手に引っかかって…」クスッ

ありす「うう恥ずかしい…  でも、周子さんといて成長できたことは間違いじゃないと思っています」

専務「ほう」

ありす「たしかに周子さんは、他の年上の方に比べて適当だし、よくふざけています」

ありす「でも、今まで一緒に活動してきていろいろなことを教えてもらいました 周子さんのあの自由なところに救われたこともあるんです」

ありす「周子さんは、大切なアイドルの仲間であり人生の先輩です、ふふ」

専務「……」

ありす「あ、そろそろバスに乗り遅れてしまいます すみません、お先に失礼します。」

専務「ああ、話につきあってくれて感謝する 気を付けて帰りなさい」

ありす「はい!それでは失礼します!」タタタッ…

専務「……」フッ


【深夜】

周子「ぐうぐう…」

周子「…んあ」

周子「奏ちゃん、まだ起きてるん?」

奏「あら起こしてしまったわね 少しは協力しようと思ったの」ガサゴソ

周子「奏ちゃん…ありがとう…!」

奏「こういうのもたまにはいいわね、今年のバレンタインはお菓子を手作りしてこういう可愛い袋に詰めたいわね」

周子「いいね、寮のキッチン借りて一緒につくろっか」

周子「しっかし、奏ちゃんが手伝ったって専務に見破られないかな」

奏「袋詰めや包装の仕方なんて皆同じよ、大丈夫よ」

周子「そうだよね、まあいっかー」
9 : ◆hdlHe24zVc [sage saga]:2022/01/11(火) 16:57:44.26 ID:KK8guO3d0
【翌日】

―専務の部屋―

専務「随分早い仕上がりだな」

周子「そりゃ早く自由になりたいですし」

専務「……」チェック中

周子「……」ゴクリ

専務「……」

専務「…おや」

周子「な、何か?」

専務「塩見、この1袋は君が持っておくべきだ」スッ

周子「はぁ」

専務「もし速水と喧嘩するようなことがあったら、それを見るといい」

周子「や、やっぱり分かりました?」

専務「なんとなく…な]

専務「所属アイドルが、良い仲間に恵まれるのは嬉しいことだ」

専務「速水を大事にすることだ」ニコッ

周子「専務…!」パアッ

周子「はい!」


―レッスンルーム―

文香「…では、周子さんが袋詰めした飴は小学生以下のアイドルに配られたのですね」

周子「うん あんなに袋詰めしてどうするのか疑問だったよ」

飛鳥「もらった子たちは嬉しいだろうね、例えばほら…」チラ

ありす「やった、イチゴ味の飴だ…!  …ハッ、何ですか皆さん生暖かい目で見つめないでくださいっ」

奏「良かったわね、ありすちゃん」

ありす「奏さん!!」

奏「フフフ これで周子も無事釈放ね」

周子「罪人みたく言わんといてよー」

アハハハハッ


おしまい

ここまで読んでくださりありがとうございました!
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