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【劇場版安価】白垣根「Eyes Glazing Ωver」 白い羽 【禁書】

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387 :1 [saga ]:2022/03/17(木) 18:14:00.17 ID:iri97R6w0
 垣根「あぁ、死にかけるのはお前の方だがな」
 

 DAアラウズ9「ほざけぇえっ!」


 垣根「うるせぇ」


 
 ―ゴシャッ!

 DAアラウズ9「ぐぁぁあ・・・っ!」


 垣根「あれだけ粋がっててそれかよ。ちっ・・・まぁ、いいか」


 垣根「さて、じゃあ聞くぞ?俺を騙して狙った理由はなんだ」


 DAアラウズ9「っ、っこの、腐れきった偽善者め!社会貢献している姿はやはり偽りのものだったか!」


 ―ゴギンッ

 DAアラウズ9「が、ァあああッ!」


 DAアラウズ9「足、が、ぁ!あぁああっ!」


 垣根「もういっぺん言ってみろ。次はこっちだぞ」

 ―ギチギチッ・・・! 

 
 DAアラウズ9「い、ぎぁあアァアッ!」


 垣根「今の俺は1人じゃねぇんだ。破滅の道なんて取らねぇぞ」


 垣根「もっかい聴くぞ。何が狙いで来やがった?」


 DAアラウズ9「ぐ、ぅああっ・・・!っ、ぎっ!」

 ―ガリッ


 垣根「おっと」

 ―ドスッ! メキメキッ

 DAアラウズ9「ぅ、ぐえっ・・・!」


 垣根「舌噛み切るのはなしだぞ。口がきけなくなっちまうからな」


 垣根「つーか、それじゃ死なねぇっての。馬鹿か」

 
 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 18:15:05.40 ID:JJ7SQZ0yO
そい
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 18:15:15.42 ID:Slav3biiO
まだ牙は抜けてなかったか
390 :1 [saga]:2022/03/17(木) 19:16:37.82 ID:FMVXGFjW0
 垣根「そこまで拒否しやがるなら・・・これしかないな」 


 ―ガッ ゴスッ! ドゴッ!

 DAアラウズ9「ぐぶっ!?ぐ、う゛ぉぁっ・・・!」
 

 垣根「おら、飲め」

 ―サラサラ


 ―バシャァッ! 


 DAアラウズ9「ぶあっ!ん、ぐ!ガハッ!ゲホッ・・・!」


 垣根「よし。・・・お前らの目的はなんだ?」


 DAアラウズ9「っ。お前に、答える気、など・・・」


 DAアラウズ9「(・・・なん、だ・・・?目眩が・・・)」


 DAアラウズ9「(脳が、揺さぶられる、ような感覚まで・・・)」


 垣根「ペンとタールナトリウムって知ってるか?あれだ。自白剤としてよく使う麻酔薬」


 垣根「あれと同質だが、より強力にした未元物質を飲ませてやった」


 DAアラウズ9「(な・・・に・・・)」


 垣根「>>391
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 19:35:47.42 ID:JJ7SQZ0yO
俺の未元物質に常識は通用しねえ、なんだって作れるんだよ
お前らの想像の範囲を超えたものもな
392 :1 [saga]:2022/03/17(木) 20:15:35.75 ID:FMVXGFjW0
 垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ。なんだって生み出せるんだよ」


 垣根「お前らの想像の範囲を超えたものもな」


 DAアラウズ9「っ・・・!」


 垣根「気分はどうだ?忠告を聞き逃すからこういう目に遭うんだよ」


 垣根「愉快な肉界になりたくなけりゃ、質問に答えろ」


 垣根「目的を全て吐け」

 
 DAアラウズ9「(話す、も、のか・・・絶対、正義を・・・)」


 DAアラウズ9「・・・貴様は、我々の、研究素材・・・」


 垣根「あ?(研究素材だ?・・・俺じゃなくて、未元物質の方だろうだがな)」


 垣根「テメェら如きが未元物質を研究して何するつもりだ」


 DAアラウズ9「我々は、未元物質を、兵器に転用する、計画を進めている・・・」


 垣根「(んだよ、そんな程度に利用するつもりだったのか・・・)」


 垣根「その計画はどこまで進んだ?」


 DAアラウズ9「未元物質の、残留物を採取し、研究していたが・・・」


 DAアラウズ9「遅々としか、進んでいない・・・」


 DAアラウズ9「そのために、貴様を捕える・・・」


 垣根「>>393
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 20:22:22.24 ID:ytMVtIHlO
てめえらだけでやれば俺の想像の範疇を超えたものが作れそうなのにツメが甘いな
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 20:23:23.49 ID:JJ7SQZ0yO
俺の未元物質で作ったところで超えられねえところはあるしそいつらが止めるだろうよ
残念だったな
395 :1 [saga]:2022/03/17(木) 20:40:07.94 ID:FMVXGFjW0
 垣根「俺の未元物質を使って兵器を開発ところで、超えられねぇところはあるだろうし」


 垣根「「アイテム」や現統括理事長に止められてたろうしよ」


 垣根「どっちにしろ、俺の想像の範疇を超えたものは創られそうになかったって訳だ」


 垣根「残念だったな。んじゃ、とっとと本物の警備員に・・・」


 DAアラウズ9「・・・く、くはは・・・それは、どうだろうな・・・」


 垣根「・・・あ?」


 DAアラウズ9「貴様で、なくとも・・・別の、研究素材から、未元物質は、回収する」


 DAアラウズ9「それは、本来続けて、きた事だ・・・」


 垣根「(アイツの売ってるモンから未元物質を採取してやがったのか)」


 垣根「(これを聴いたらアイツどんな顔するやら・・・)」


 垣根「(・・・まだ何かありそうな気がするし、聴いとくか)」


 垣根「その兵器ってのが出来たら、どうすんだ?」


 DAアラウズ9「我々、DAアラウズの、真なる力となり、この学園都市に蔓延る、悪は・・・」


 DAアラウズ9「我々に、よって全て、粛清される・・・」


 DAアラウズ9「ライダーも、怪人も、全てだ・・・!」


 DAアラウズ9「絶対正義は我らにあり・・・!くく、くははは・・・」


 垣根「・・・>>396
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 20:50:33.50 ID:JJ7SQZ0yO
ライダーも怪人も潰して上に立つとは大層な夢なこった
…ライダーは負けねえよ、負けねえために守るために戦うんだ
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 20:51:15.09 ID:ytMVtIHlO
お前も粛清されんじゃねえか?
そんな代物あったらオレなら独り占めするぜ
398 :1 [saga]:2022/03/17(木) 21:08:07.75 ID:FMVXGFjW0
 垣根「・・・怪人はともかく、ライダーも潰して上に立とうとは大層な夢なこった」


 垣根「(こいつら思ってた以上にイカれた連中らしいな)」


 垣根「(ちっ・・・面倒くせぇ・・・)」


 垣根「(アイツまで巻き込んじまったら色々言われそうだしな・・・)」


 垣根「どこで研究してやがるんだ?言え」


 DAアラウズ9「第七学区、二十一号線沿いの、建設途中の、工事現場・・・」


 DAアラウズ9「それは、カモフラージュで、実際は我々の拠点・・・」


 垣根「(あそこか・・・何年も前からああなってたのは、それが理由だったのか)」


 垣根「(そんじゃ、サクッと行ってサクッと終わらすか)」


 垣根「クソ情報の提供、ご苦労さん」


 ―ドガッ! バキッ!

 DAアラウズ9「ぎゃ・・・!?」


 垣根「(多分、まだ別の連中が居るだろうが・・・ま、適当に相手すればいいか)」


 垣根「(こいつらも適当にその辺で捨てとくか)」





 視点変更

 白垣根
 林檎

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 21:23:32.22 ID:JJ7SQZ0yO
🍎
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 21:23:38.47 ID:ytMVtIHlO
りんごちん
401 :1 [saga]:2022/03/17(木) 21:36:02.25 ID:FMVXGFjW0
 〜2ヶ月前〜


 [杠林檎。お前は用済みだ]


 林檎[え・・・?]


 [従って、DAアラウズに身柄を渡す事となった。連れて行け]


 ―ガシッ

 林檎[いやっ・・・離してっ・・・!]


 [大人しくしろっ。おい!麻酔だ!]

 ―プシュッ


 林檎[ぁ・・・]


 ―バタン

 

 ―ガコンッ

 林檎[・・・?]ムクリ


 林檎[(ここ、は・・・?・・・!。逃げないと・・・っ)]


 ―トコトコ・・・



 
 〜1日後〜

 林檎[(・・・知果・・・どこに居るの・・・)]


 ―ガシャアァァンッ!!

 林檎[!?]


 ニードルクローンシュマッシュ[ーーーッ!]


 林檎[っ・・・!]



 ―タッタッタッ・・・!

 林檎[ハァッ!ハァッ!]


 林檎[っうあ!]

 ―ドタッ!


 ―ザッ

 ニードルクローンシュマッシュ[ーーーッ!]


 林檎[っ・・・]


402 :1 [saga]:2022/03/17(木) 21:50:57.72 ID:FMVXGFjW0



 林檎「っ・・・!」パチッ


 白垣根「・・・ん・・・」


 白垣根「おや、林檎さん。早起きですね・・・」


 林檎「・・・かき、ね・・・」


 ―ギュウッ

 白垣根「?・・・どうかしましたか?」ナデナデ、ギュッ


 林檎「・・・」ギュウッ


 白垣根「・・・そうですか。いいですよ、何も言わなくて・・・」


 白垣根「私と海美さんも、ここにちゃんといますから」


 海美「・・・まいなす、1・・・」ムニャ

 
 白垣根「(寝ていますよね?夢でもマイナス点をつけているんですか・・・)」


 林檎「・・・」ウトウト


 白垣根「・・・まだ寝ていてもいい時間ですから、おやすみください」


 白垣根「>>403
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 21:54:16.14 ID:JJ7SQZ0yO
夢でもマイナスつけられてるシロカッキー…
何を言ってるんだろう…

落ち着いて寝れる環境があるなら私はそれをいくらでも提供しますよ
404 :1 [saga]:2022/03/17(木) 22:06:09.12 ID:FMVXGFjW0
 白垣根「落ち着いて寝られる環境であれば・・・」


 白垣根「私は、それをいくらでも提供しますよ」ニコリ


 林檎「・・・かきね・・・あの、ね・・・」


 白垣根「はい・・・?」


 林檎「・・・すぅ・・・すぅ・・・」


 白垣根「・・・おやすみなさいませ」


 白垣根「(また後で聴く事にしましょう。・・・目が冴えてしまいましたね)」ムクリ


 白垣根「(・・・ん?)」 


 ―チカ チカ

 白垣根「(どなたからか、メールが・・・)」タプタプ


 白垣根「(・・・兄さんからですか。DAアラウズが未元物質を使って)」


 白垣根「(兵器を創ろうとしているから、それを止めてくる・・・と)」


 白垣根「(・・・大変そうではありますが、あの人ならお1人で大丈夫ですよね)」

 
 白垣根「(>>405)」




 >>403 さん付けしたから
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 22:15:39.40 ID:JJ7SQZ0yO
むしろ彼らの命の方が…ですね
こっちに追手が来ることも想定しないといけませんが…
406 :1 [saga]:2022/03/17(木) 22:25:06.45 ID:FMVXGFjW0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー
407 :1 [saga ]:2022/03/18(金) 06:59:47.35 ID:gBncQj8e0
 白垣根「(寧ろDAアラウズの、彼らの命の方が・・・ですね)」


 白垣根「(こっちに追手が来ることも想定しないといけませんが・・・)」


 白垣根「(私を狙うよりも商品を狙う方が手っ取り早いと、わかりきっている事ですし)」


 白垣根「(兄さんが上手く壊滅させてくれる事を期待しましょうか)」


 白垣根「(・・・しかし、未元物質を使っての兵器転用ですか)」


 白垣根「(中々の発想だと思いますが、多種多様に変質する未元物質そのものを解析できなければ)」


 白垣根「(意味がありませんからね。無駄骨と言えます)」




 [いなくかるのが当たり前だけど、誰にも覚えられてもらえないのは怖いなぁ]



 林檎「・・・」パチッ


 海美「あら、おはよう。林檎」ニコリ


 林檎「・・・んぅ」ムクリ


 海美「>>408



 宝田明さん、初代ゴジラからファイナルウォーズにまで出演していただきありがとうございました。
 ご冥福をお祈りします
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 07:20:26.42 ID:tSfPwbwiO
宝田さんつい先日普通に舞台挨拶してたのに残念…

よく眠れたみたいで良かったわ、顔洗ってきなさい
409 :1 [saga ]:2022/03/18(金) 07:43:41.13 ID:I4EZYReM0
 海美「よく眠れたみたいで良かったわ。寝苦しくなかった?」


 林檎「・・・うん」コクリ


 海美「そう。じゃあ、顔洗ってきましょうか。髪も綺麗にしないと」


 林檎「わかった・・・」コクリ




 海美「おはよう、帝督」


 白垣根「おはようございます」 


 白垣根「林檎さん、よく眠れましたか?」


 林檎「うん・・・眠れた」コクリ


 海美「朝食作るわね。和食にしましょうか?」


 白垣根「はい、お願いします。昨日は甘い洋食でしたから」


 海美「わかったわ。林檎、少し待っててね?」ナデナデ


 林檎「うん」コクリ



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 07:51:10.63 ID:8kcCt1bcO
そい
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 07:51:21.04 ID:tSfPwbwiO
ごはんはだいじ
412 :1 [saga ]:2022/03/18(金) 08:15:41.49 ID:I4EZYReM0
 白垣根「・・・林檎さん、一度起きた際に何か言おうとしていましたが」


 白垣根「何か伝えたかった事があるのではないですか?」


 林檎「?・・・?。覚えてない・・・」


 白垣根「そうですか・・・それなら、いずれ思い出すかもしれませんし」


 白垣根「その時は教えてもらえますか?気になる事は気になりますので」
 

 林檎「うん・・・」コクリ


 白垣根「・・・それから、朝食後に少しお話をしましょう」


 林檎「・・・食べながら、話さないの?」  


 白垣根「そうですね、重要なお話なので・・・しっかりと考えてほしいですから」


 白垣根「食べていながらだと、食べているものも美味しくいただけませんし」


 林檎「そっか・・・わかった」コクリ


 白垣根「ありがとうございます」クスッ


 白垣根「>>413
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 08:27:52.20 ID:8kcCt1bcO
その分と言ったら大げさかもしれませんが美味しく食べましょう、海美さんもそうしたいでしょうし
414 :1 [saga ]:2022/03/18(金) 11:47:22.49 ID:I4EZYReM0
 白垣根「その分と言ったら大げさかもしれませんが、美味しく食べましょう」


 白垣根「海美さ、もそうしたいでしょうから」


 林檎「うん。料理は美味しい方が、いい」コクリ


 白垣根「はい」ニコリ


 林檎「・・・ところで、さ、もって何・・・?」


 白垣根「いえ、お気になさらず(聞かれていたら、少し問題となりますので)」ヒソヒソ


 林檎「(そっか・・・)」コクリ


 白垣根「まぁ、私が怒られたとしても林檎さんのせいではありませんから、ご安心ください」クスッ


 白垣根「彼女なりの優しさですからね」


 林檎「・・・怒られるのが、優しい事なの?」


 白垣根「そうですね。優しさにも色々とありますので」


 海美「>>415
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 13:11:33.76 ID:fWd95NMgO
本当にどうでもよかったら怒ったりしないもの
大事だからその人のことを思って叱るのよ
416 :1 [saga ]:2022/03/18(金) 18:21:13.38 ID:I4EZYReM0
 海美「本当にどうでもよかったら怒ったりしないもの」 


 海美「大事な人だから、その人の事を思って叱るのよ。わかってもらうためにね」


 林檎「・・・そうなんだ」


 海美「まっ、何度言ってもさん付けが抜けない誰かさんはずーっと怒られ続かれるかも」

 
 白垣根「手厳しいですね。海美さん」クスッ


 海美「ふんっ・・・さっ、お味噌汁が冷めない内に食べましょ」


 海美「和朝食だから、しっかり噛みごたえのあるものにしてみたわ」


 白垣根「(大根の炒め物、ブリの照焼き、海苔の佃煮、沢庵、と正しく和食ですね)」


 林檎「美味しそう・・・」ゴクリ


 白垣根「冷めない内にといっても熱いと思いますから、冷まして飲んでくださいね」


 林檎「うん」コクリ


 海美「じゃあ、いただきます」


 白垣根「いただきます」


 林檎「いただきます」 


 白垣根「(・・・あっ、箸使いは大丈夫でしょうか?)」チラッ


 
 ◎ 偶数
 × 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 20:30:37.80 ID:zCCSoTP6O
それ
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 20:30:44.92 ID:zYielqTSO
いけ
419 :1 [saga]:2022/03/18(金) 21:04:28.83 ID:gBncQj8e0
 林檎「おいしい」パクパクッ


 白垣根「(大丈夫みたいですね)」ホッ


 白垣根「(酷い食生活を送っていたそうですから、不安でしたが・・・)」


 海美「林檎、どれが美味しいかしら?」


 林檎「んー・・・これ。とってもおいしい」モグモグ


 白垣根「大根の炒め物ですか。私もとても美味しいと思いますね」クスッ


 海美「あら、よかった。ご飯はまだおかわりがあるから、沢山食べていいわよ」ニコリ


 林檎「うん」パクパクッ


 白垣根「(・・・1日しか一緒に生活していませんが・・・)」


 白垣根「(こうして一緒に食べたりするのも、もしかしたら当分しないのかもしれませんね)」


 白垣根「(ですから、海美さんも少し寂しげなのでしょうか・・・)」チラッ


 海美「・・・どうかしたの?」クスッ


 白垣根「いえ。・・・おかわりお願いします」


 海美「ええっ」スッ




 林檎「ごちそうさま」


 海美「お粗末様でした。・・・お皿、片付けるわね」


 林檎「・・・かいび。手伝っていい?」


 海美「>>420
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 21:14:07.60 ID:zYielqTSO
バツだったら和食ダメだったのかなー

ええ嬉しいこと言ってくれるわね
せっかくだから甘えちゃおうかしら
421 :1 [saga]:2022/03/18(金) 21:30:55.06 ID:gBncQj8e0
 海美「あら、嬉しい事言ってくれうわね。ありがとう」


 海美「せっかくだから甘えちゃおうかしら」クスッ


 海美「帝督はいつも通り、拭くのお願いするわ」


 白垣根「はい、お任せください。林檎さん、お皿を持っていく時はお気を付けて」


 林檎「うん」コクリ




 ―カチャカチャ・・・

 林檎「全部、持ってきたよ。かいび」


 海美「ええっ。それじゃあ、次は洗いましょうか」


 海美「まずは水で流して・・・その次に洗剤をスポンジに付けて泡立てるの」グシュグシュ


 林檎「・・・こう?」グシュグシュ


 海美「そうそう。それからお皿を洗って」ゴシゴシッ


 林檎「うん」コクリ、ゴシゴシッ


 海美「>>422




 >>420 そも箸の使い方がダメでした
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 21:50:58.00 ID:zYielqTSO
そうそう少しずつ力を加えてきれいにしていくの…
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 21:51:23.16 ID:zCCSoTP6O
焦らなくていいからゆっくり洗うのよ、落として割れたら大変だから…
424 :1 [saga]:2022/03/18(金) 22:16:54.64 ID:gBncQj8e0
 海美「そうそう、少しずつ力を加えて綺麗にしていくの」


 海美「焦らなくていいからゆっくり洗うのよ。落として割れたら大変だから」


 林檎「うん・・・」ゴシゴシッ、キュッキュッ


 林檎「・・・。・・・これくらい?」


 海美「そうね、後でそれは他のと一緒に水で流すから置いてて?」


 林檎「うん」コトッ


 林檎「・・・」ゴシゴシッ


 海美「・・・」


 海美「(林檎は、何て答えるのかしらね・・・)」


 海美「(まぁ・・・居るべき場所に居てほしいから、悲しむ事なんてないわよ)」


 海美「>>425
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 22:22:56.75 ID:zCCSoTP6O
友達のことは聞きたかったわね…
きっと同じ施設の子だろうしどうしてるのかしら
426 :1 [saga]:2022/03/18(金) 22:32:45.38 ID:gBncQj8e0
 海美「(友達の、知果の事はもっと聴きたかったわね・・・)」


 海美「(同じ施設の子だろうし、今はどうしてるのかしら・・・)」


 海美「(『暗闇の五月計画』は失敗に終わったそうらしいから)」


 海美「(別の研究施設に連れて・・・普通の学生として生きているのか)」


 海美「(もしくは暗部組織の残党に所属しているか・・・)」


 海美「(・・・最悪は、死んでしまっているかもしれないわね・・・)」


 海美「(途中ではぐれてしまったから、その辺はわからないし・・・)」


 海美「(何とか知る事は出来ないかしら・・・)」


 林檎「・・・っぃた」


 海美「あっ。大丈夫?見せて・・・」スッ


 海美「・・・ちょっと切れちゃったわね。でも、絆創膏貼れば大丈夫よ」


 林檎「うん・・・」


 海美「>>427
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 22:35:44.41 ID:zYielqTSO
痛いの痛いの飛んでいけ〜
なんてね
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 22:36:26.29 ID:zCCSoTP6O
こういうのって場数を踏んで慣れるものだから…
誰か大事な人ができたときに見せられるといいわね
429 :1 [saga]:2022/03/18(金) 22:59:12.27 ID:gBncQj8e0
 海美「痛いの痛いの飛んでけ〜」


 林檎「・・・?」


 海美「・・・なんてね//」


 海美「こういうのって場数を踏んで慣れるものだから・・・包丁は私が洗うわ」


 海美「誰か大事な人が出来た時に見せられるといいわね」


 林檎「大事な人・・・知果、とか?」


 海美「ええっ。友達も大事な人になるから、見せてあげて」クスッ


 海美「・・・知果がどこに居るか、知ってるの?」


 林檎「・・・」 


 海美「・・・(わからないのね・・・)こっちに来て?絆創膏貼らないと」


 林檎「・・・うん」コクリ




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 23:01:25.13 ID:zCCSoTP6O
そい
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 23:01:31.45 ID:zYielqTSO
やー
432 :1 [saga]:2022/03/18(金) 23:11:55.67 ID:gBncQj8e0


 海美「お待たせ。そっちの掃除は終わった?」


 白垣根「はい。綺麗にしておきましたよ」

 
 ―ピカピカ

 林檎「わぁ・・・」


 白垣根「おや?林檎さん・・・指を切ってしまったんですか?」


 海美「ええっ。でも、ちょっとだけだから絆創膏だけで済んだわ」


 白垣根「そうですか。それだけでしたら、よかったです」


 林檎「・・・心配させて、ごめんね」


 白垣根「いえいえ、謝る事なんてありませんよ」ナデナデ


 海美「私は先に言っておけばよかったんだけど・・・私の方こそごめんなさいね?」


 林檎「いいよ。大丈夫だから」


 海美「そう。・・・じゃあ、お相子って事にしましょうか」クスッ


 林檎「うん」コクリ


 白垣根「では、お話しをしましょうか。林檎さん」


 白垣根「>>433
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 23:15:49.97 ID:iXI412NCO
これからどうされますか?
私達はあなたがしたいことを全力でサポートします、しますが最後はあなた次第ですよ
434 :1 [saga]:2022/03/18(金) 23:34:05.34 ID:gBncQj8e0
 林檎「うん・・・」


 白垣根「これから、どうされますか?」


 林檎「・・・どう、って?」


 白垣根「私達は貴女がしたい事を全力でサポートします。しますが・・・」


 白垣根「最後は貴女の決断次第です」


 林檎「・・・うん」


 白垣根「・・・林檎さんは物心が付いた頃から、『暗闇の五月計画』に居たのですか?」


 海美「それとも孤児院に居た、とか・・・」


 林檎「孤児院に居たよ。知果も、同じ所で初めて会ったから・・・」


 海美「孤児院ね・・・そこがどこか覚えてる?」


 林檎「・・・うん。多分、あそこであってると思う」


 白垣根「孤児院の方々はお2人が計画に参加する事になったというのは・・・」


 林檎「知ってるよ。計画が始って、私と知果は預けられたから・・・」

 
 海美「当時の知り合いが残ってるって事は、ありそう?」


 林檎「・・・」


 白垣根「・・・ダメ元で、そこへ行ってみましょうか?」


 海美「>>435
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 23:44:42.82 ID:zCCSoTP6O
何か残ってれば調べられるしそれが良いと思うわ
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 23:45:11.18 ID:C2wfy8KvO
ダメ元じゃないわよ、林檎の思い出の1つの場所なんだから
437 :1 [saga]:2022/03/19(土) 00:02:48.55 ID:3DnaQaVp0
 海美「こら。ダメ元、じゃないでしょ?林檎の思い出の場所の1つなんだから」


 白垣根「あぁ・・・すみませんでした」


 林檎「ううん。・・・正直、そこでの思い出はあんまり・・・」


 海美「・・・でも、何か残っていれば調べられるし、行ってみるのはいいと思うわ」


 白垣根「そうですね。そうしましょうか」


 林檎「・・・行ってから、どうするの?」


 海美「・・・林檎。貴女には、ちゃんと居るべき場所があるの」


 海美「そこに居て欲しいから・・・まずは貴女の知っている場所へ行かないと」


 林檎「・・・」


 白垣根「決して貴女がここに居てほしくない、という事ではありません」


 白垣根「それだけはわかってほしいです。・・・寧ろ、ずっと居て欲しいですから」


 海美「そうよ。でも、それは本当に最後の最後・・・諦めないで探してみましょ」


 林檎「・・・>>438
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 00:05:35.79 ID:uibyS9z1O
うん、ちょっと怖いけど今は一人じゃないもんね
439 :1 [saga]:2022/03/19(土) 00:17:54.48 ID:3DnaQaVp0
 林檎「・・・うん。少し、寂しくなるけど・・・今は、1人じゃないもんね」


 白垣根「はい。私と海美さんが一緒についていきますから」


 海美「だから、不安なんてしなくていいわよ」ニコリ


 海美「それから帝督、マイナス1ね」


 白垣根「あ、はい・・・」


 林檎「・・・わかった。お願い、するね?」


 海美「ええっ。・・・じゃあ、今日はお店はお休みにして今から行ってみましょか」


 白垣根「そうですね。急な訪問で困惑されるかもしれませんが・・・」


 白垣根「林檎さんのためにも、居場所を見つけてあげたいですから」


 林檎「・・・ありがとう、かきね、かいび」


 海美「いいのよ。人助けをするのには慣れてるから」


 白垣根「そうですね。まぁ、私はそう多くはありませんけど・・・」


 白垣根「>>440
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 00:23:23.51 ID:fFpeV37/O
大切な人を守ることや支えることも夢や好きなものを与えるのは大好きですからね
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 00:23:38.86 ID:uibyS9z1O
したいと思う人には全力で答えますよ
442 :1 [saga]:2022/03/19(土) 00:27:49.29 ID:3DnaQaVp0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 こっからMCUでいう中間30分
443 :1 [saga ]:2022/03/19(土) 07:02:28.04 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「大切な人を守る事や支える事も、夢や好きなものを与えるのは悪くないと思いますからね」


 白垣根「林檎さんも大切な人なのですから、当然、支えてあげますよ」ニコリ


 林檎「・・・うん」コクリ


 海美「それじゃあ、出かける準備をしましょうか」


 海美「お昼は、ファミレスかどこかで食べる事になるわね」


 白垣根「そうですね」コクリ


 林檎「・・・」



 DAアラウズ1「!、動きがあった。どこかへ移動する模様」


 DAアラウズ5「ようやくか。追跡するぞ」



 海美「施錠よし、っと。行きましょ」


 白垣根「はい」


 林檎「うん」コクリ


 
 視点変更

 垣根帝督
 木原数多&唯一

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 08:09:53.88 ID:6zu43a0gO
木原
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 08:10:00.23 ID:R9rlqcFHO
かっきー
446 :1 [saga]:2022/03/19(土) 09:36:28.66 ID:3DnaQaVp0
 木原「で、あの野郎が隠し持ってた施設がここって訳だ」タプタプ


 唯一「んー?・・・工事現場にしか見えませんけど?」


 木原「だから、そう見えるように装ってんだよ。カモフラージュっつー事だ」


 木原「俺もアイツが隠れ家をどこに置いてんのか大概は把握してたが」


 木原「こればっかりはわからなかったな」


 唯一「へぇ、数多さんでも見抜けなかったなんて、相似君も中々ですね」


 木原「確かに敵ながら天晴れってとこだが・・・クソ腹が立つぜ」


 木原「見抜けたなかった事よりも、アイツがそれでにやけ面浮かべてると思うとな」


 唯一「あー、わかります。その気持ち」


 唯一「まっ、とりあえずここに行ってみましょうか」


 木原「ああっ。アイツを見つけ次第始末すんぞ」


 


 -第七学区 二十一号線付近 工事現場-
 
 唯一「ふむふむ、なるほど。確かにどこからどう見ても工事現場ですが・・・」


 唯一「あんなにいっぱい監視カメラがあるのは不自然ですね」


 木原「入るぞ。何があるかわからねぇから、用心してろ」


 唯一「わかってますって」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 09:41:43.26 ID:MXRdp9MwO
何があるかしらん
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 09:41:53.16 ID:R9rlqcFHO
見つけたよ
449 :1 [saga]:2022/03/19(土) 09:54:02.82 ID:3DnaQaVp0
 木原「おらおらー相似ー!お尻ペンペンしに来てやった・・・」


 唯一「どうしまし・・・た?」


 木原「・・・どうなってんだこりゃ。何で警備員が寝っ転がってんだ?」


 唯一「・・・死んでますね。それに、この人達の装備・・・」


 唯一「間違いなくDAアラウズですよ。ヘルメットの形状が通常と異なってます」


 木原「あ?・・・あぁ、よく見りゃそうだな」


 木原「何だってこいつらがここに居やがったんだ?つーか何で殺されてんだ?」


 唯一「・・・まさか」


 ―キィィ・・・

 木原「おい、誰か来たぞ」


 ―スタスタ・・・

 垣根「・・・あ?・・・アンタらがそいつら殺ったのか?」


 唯一「垣根帝督・・・?」


 木原「>>450」 
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:15:05.26 ID:R9rlqcFHO
お前がやったのか?
シャバに出たのにこんなことしやがるとはとんだ超能力者だな
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:16:42.57 ID:lKb618XLO
今さっき来たばかりて今は生身俺らにこんなこと出来ねえよ
…俺たちやおまえじゃないとしたら相似とあのりんごか?
452 :1 [saga]:2022/03/19(土) 10:32:08.20 ID:3DnaQaVp0
 木原「今さっき来たばっかで、生身の俺らにこんな事出来ねぇよ」


 唯一「またまたご謙遜を」


 木原「お前ぇも言えた義理はねぇだろ」


 垣根「・・・とりあえず、アンタらじゃないって事だな」
 

 木原「逆に聴くが、お前が殺ったんじゃねぇのか?」


 木原「シャバに出たのにこんなことしやがるとは、とんだ超能力者だな」


 垣根「ハンッ。俺だってさっき来たんだぞ?朝飯食ってからな」


 唯一「そもそも、垣根さんはどうしてここに来たんですか?」


 垣根「朝っぱらからこいつらのお仲間が偽の逮捕状持って家に来やがったから」


 垣根「文句を言うついでに、兵器開発の中止も言い渡しにきたんだよ」


 唯一「兵器開発?どんな兵器ですか?」


 垣根「未元物質の残りカスとか商品になってる未元物質をチマチマ集めて」


 垣根「それを解析したもんで創ってるらしいな」


 木原「まず無理な話だな。未元物質にどんな性質を持つのかわかるのは、お前だけだろ」 


 垣根「ああっ。だが、勝手に使われるのもムカつくからこうして来たんだよ」


 唯一「そうでしたか。・・・ですが、この状況を見て・・・どう思います?」


 垣根「来たばっかりの俺がわかると思ってんのか」


 唯一「ですよね」


 木原「俺達やお前じゃないとしたら・・・相似とあのリンゴライダーか?」


 垣根「・・・なんだよ。そのリンゴライダーってのは」


 唯一「>>453
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:37:25.06 ID:olYR5HNjO
なんか悪い男に誑かされてるのか何なのかわからないんですけどまあいるんですよ
ダメンズでしょうかねー
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:38:29.62 ID:MXRdp9MwO
私達の元同僚が良からぬことを企んでましてね
あの口ぶりから見るになんか条件つけて用心棒でもさせてるんでしょうか
455 :1 [saga]:2022/03/19(土) 10:48:11.78 ID:3DnaQaVp0
 唯一「かくかくしかじかきはらららはき」


 垣根「・・・で、そのライダーがこうしたってのか」


 木原「死因はこの裂傷と刺突の痕、運良く生きてた奴も出血多量でおっ死んじまってるな」


 垣根「そいつの」


 唯一「私達の元同僚が良からぬことを企んでましてね」


 唯一「あの口ぶりから見るになんか条件つけて用心棒でもさせてるんでしょうか・・・」


 木原「そうでなかったら操られてるな。そういう物を創りやがったんだ」
 

 垣根「面倒くさそうな事がそっちでも起きてんだな・・・」


 唯一「あんな悪い男に誑かされる思考が何なのかわからないんですけど・・・」


 唯一「まぁ、そういう人もいるんですよ。人間には」


 唯一「ダメンズでしょうかねー」


 木原「んな事ぁどうだっていいんだよ。・・・何があるかわからねぇが」


 木原「一応、中の確認はしてみるか。お前も来るだろ?」


 垣根「>>456
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:55:16.16 ID:MXRdp9MwO
俺の知らない情報を知ってるんだついて行かねえ訳ねえだろ、ソロよりはそっちのが効率的だ
457 :1 [saga]:2022/03/19(土) 11:07:55.82 ID:3DnaQaVp0
 垣根「俺の知らない情報を知ってるんだ。ついて行かねぇ訳がないだろ」


 垣根「ソロよりはそっちのが効率的だ」


 唯一「そうですね。手分けして探す方が手間も省けますし」


 木原「んじゃ、情報を漁りに行くとするか」


 木原「もしかしたら防衛システムか、何かがあるかもしれねぇからしくじんなよ」


 唯一「はーい」


 垣根「(ピクニックに行ってるみたいな返事だな・・・)」




 木原「外見の割りに内装はしっかりしてやがんな・・・」


 唯一「まぁ、剥き出しで開発なんてまずどこの企業でもしませんからね」


 垣根「おい、この部屋の扉ロックされてんぞ」


 唯一「あ、はいはい。たーぶーんー、9、8、6〜っと」ピッピッピッ


 ―ウィィーン

 唯一「イエア」


 垣根「・・・随分と桁数が少ない暗証番号だな」


 木原「アイツは長ったらしいのが嫌いなんだよ。おら、入るぞ」




 -研究室-

 ―ヴヴーン・・・ チカチカ

 唯一「・・・さっきまで居たって感じですね」


 木原「>>458
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:02:31.19 ID:MXRdp9MwO
手際の良さは相似が教えたんだろうが理由が余計にわからないな
これが破壊したい研究内容か?
459 :1 [saga]:2022/03/19(土) 12:16:19.46 ID:3DnaQaVp0
 木原「手際の良さは相似が教えたんだろうが・・・訳が余計にわからないな」


 木原「アイツはここであのリンゴライダーを開発してた。でもって」


 木原「DAアラウズも兵器開発をここでしてやがった・・・」


 垣根「つまり手を組んでたって事になりそうだが・・・」


 唯一「殺した理由がわかりかねますね。何で手を組んでたのに・・・」


 垣根「使えなさすぎて用済みになったか、あるいは完成しちまったから」


 垣根「用済みにされたか、だな」


 唯一「あ、どっちにしろ用済みで殺されたって事ですか」


 木原「まぁ、それが妥当だな。・・・その端末で記録は残ってそうか?」


 唯一「んーっと・・・」カタカタッ


 唯一「・・・ん〜〜?研究をしてた痕跡も開発中の兵器の概要もないですね」


 垣根「けどよ、あの人数が殺られてたって事はここが本拠地なのは間違いなさそうだぞ」


 唯一「もしかして・・・未元物質の研究と兵器開発は」


 唯一「別の場所で行なっているのかもしれませんね」


 垣根「チッ、ならここは外れか?何かめぼしい情報だけでもあれば・・・」


 木原「・・・唯一、どけ。貸してみろ」


 ―カタカタッ

 垣根「あ?何やってんだ?」


 木原「別のデータファイルにならあると思ってな」


 唯一「え?でもそれが全部ですよ?ロックされてたのも含めて」 




 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 △ 15以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:30:22.78 ID:MXRdp9MwO
木原くンならこういうのも得意そうだよな
原作でもサラッとやりそう
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:31:30.45 ID:olYR5HNjO
こういうとき情報をかんたんにゲットできそうなのみこっちゃんなんだろうけど一方通行もパソコンとかカタカタして解析できそうだしそぎー以外は超能力者みんな出来そう
462 :1 [saga]:2022/03/19(土) 12:53:10.79 ID:3DnaQaVp0
 木原「いいか?画面で見えるアイコンの表示ってのは整列にも出来れば」


 木原「適当に配置も出来る。だが、アイコンの上に被せる事は出来ない」


 木原「が、その間にバックのカラーと同じ色のアイコンを置けば・・・」


 ―カタカタッ
  
 ―カチカチッ


 唯一「あ・・・!」


 木原「目の錯覚で何もないように見える」


 垣根「はーん・・・簡単な分、頭の良い奴だとわかりにくいって訳か」


 木原「そういうこった。・・・おら、あったぞ」


 木原「お目当てである兵器開発の詳細、それと計画の概要に関するレポートだ」


 唯一「あれ?・・・計画の名前に『暗闇の五月計画』って書いてないですか?」


 木原「キッチリ書いてあるぞ。あの計画そのものは相似が立てたもんだから」


 木原「このフォルダーにデータが保存されててもおかしくはねぇだろ」


 垣根「で?最初に兵器開発の方を見せてくれねぇか」


 木原「へいへい。・・・これだ。ご丁寧に音声ファイルもあるな」


 ―カタカタッ


 相似『えー、聞こえてますか?では・・・未元物質の兵器転用についてですが』


 相似『超能力を炎と考え、炎を使って新たな鉄の装備を創り出す思想を基に始動しました』


 相似『ですがね〜、未元物質のサンプルが少なくてDAアラウズの面目も段々落魄れてきて』


 相似『資金は僕のがあるからいいんですが、兵器転用出来る確証もないため』


 相似『生産ラインも確立はさせない事にしました』


 垣根「こいつが木原相似か?」


 唯一「はい。やっぱり手を組んでいたんですね・・・」
 

 木原「>>463





 >>460 あの顔でインテリでせうからね。意外と
 >>461 いやもしかしたら根性で適当にカタカタしたら重要なデータ入手できそうなのも否定はできんですえ
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:57:36.54 ID:olYR5HNjO
は!こんなのと組んでるなんて落ちぶれたな
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:58:21.06 ID:MXRdp9MwO
兵器転用にできねえって俺ならやれるのに甘いこと言いやがるな
465 :1 [saga]:2022/03/19(土) 13:09:19.06 ID:3DnaQaVp0
 木原「はっ。あんな連中と組んでるお前こそ落魄れたもんだな」


 木原「兵器転用も出来ねぇってのに、何で組もうと思ったんだ」


 垣根「大口叩いてた割りには、心配するのが馬鹿らしいくらいのオチだな」


 垣根「ここから先は泣き言でも言ってそうだぞ」


 木原「ははははっ!それなら尚更見てみてぇな」


 相似『なので兵器開発は止めまして・・・僕個人でやってみたい事がありましたから』


 相似『そちらの計画を始める事にしました』


 木原「やってみたい事だと?」


 相似『未元物質が生み出す新物資の独自性に着目しました』

 
 垣根「ん・・・?」


 相似『能力を利用して能力者を創り出すという、面白い発想が浮かんだんです』


 唯一「・・・、」


 相似『未元物質を人体へと埋め込み、ショッカーの十八番である改造手術を利用して』


 相似『実験を開始。多少の犠牲は出ちゃいましたが・・・』


 相似『この度、被験者の肉体への定着を確認できました!イヤッホー!』


 垣根「・・・」


 相似『結果は良好良好♪僅かに懸念は残りますが、既存の法則に囚われない』


 相似『改造能力者を創り出すに至ったですよ!』


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 13:15:14.45 ID:MXRdp9MwO
ほい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 13:15:24.32 ID:olYR5HNjO
えぐいことしちょる
468 :1 [saga]:2022/03/19(土) 13:25:04.01 ID:3DnaQaVp0
 相似『なので、改造能力者をDAアラウズの皆さんが望んでいた兵器として』


 相似『差し上げる事にしました。ぶっちゃけ0から創るよりも簡単ですし』


 相似『そこら辺の人を利用すればいいだけですからねー』 


 相似『ただまぁ、兵器としての実用性はまだ乏しいんです』


 相似『利用価値が低ければDAアラウズの皆さんも外部のスポンサーさんも納得しません』


 相似『なので、ちょっとDAアラウズさんにお願いしてもらいました』


 相似『検体として垣根帝督本人を連れてきてもらって、未元物質を提供してもらう』


 相似『という内容で。その方が集めるよりも手っ取り早いですからね』


 相似『白い垣根帝督でもいいと言っておきましたので』


 相似『丁度預けていたあれも回収してもらう事にしました』 


 相似『はい!そういう訳ですので・・・数多さん、唯一さん、それと垣根さん?』


 相似『ここまでのご視聴ありがとうございました〜』



 
 × 50以上
 ○ ↑以下orゾロ目

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 13:31:38.89 ID:MXRdp9MwO
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 13:31:51.38 ID:olYR5HNjO
きちゅい
471 :1 [saga]:2022/03/19(土) 13:44:55.00 ID:3DnaQaVp0
 相似『あ、ちなみにDAアラウズさんの死体が転がってるのはちょっとした人員削減です』


 相似『15人くらいで十分ですからね〜』


 相似『ちなみにその内の8人が改造能力者になります』


 相似『一般学生だと既に自分だけの現実を持っていますから、彼らの協力の元』


 相似『実験は成功しました。え?あぁ、もちろん全員が全員、協力の事を』


 相似『知っているとは限りませんけどね』


 相似『そういう訳で、さよなら〜』


 ―プツンッ

 垣根「・・・はは、笑えるなこりゃ」


 木原「・・・そうだな」


 垣根「ははははは!はははははははッ!・・・は・・・」


 垣根「ふざけんなッ!!未元物質を食材か機械の部品程度だと思ってるのか!?」


 垣根「未元物質は唯一無二だ。俺以外の奴らが勝手に触れていい領域のものじゃねぇ!」


 唯一「・・・ご立腹なのはわかりますが、1ついいですか?」


 垣根「んだよ。ムカつき過ぎて反吐が出そうだってのに」


 唯一「白垣根さんに預けていたあれ、というのは何かご存知ですか?」


 垣根「知るかよ。アイツに今朝、ここを潰すのを伝えてやったが」


 垣根「ではお願いします、だけしか返事寄こさなかったからな」


 木原「お前の弟が知らず知らずの内にアイツから何を預かっているかは、ともかくとして」


 木原「>>472
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:01:24.99 ID:MXRdp9MwO
弟も狙われてるのには間違いねえ、一応言っといたほうがいいんじゃねえか?
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:03:01.22 ID:MXRdp9MwO
垣根がダメならセカンドプラントして弟が狙われるだろうな
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:03:29.21 ID:olYR5HNjO
あまり目を離すのは芳しくねえ…
475 :1 [saga]:2022/03/19(土) 14:18:36.24 ID:3DnaQaVp0
 木原「お前がここに来るのが想定内だったっつー事は、元々プランBで」


 木原「白い方を最初から狙ってたに違いねぇ。一応、連絡入れとけ」


 垣根「ったく、面倒くせぇ・・・ムカつくなぁ」タプタプ

 
 垣根「・・・おいおい、こんな時に限ってはないだろ・・・」


 唯一「出ませんか?」


 垣根「だぁああくそっ!・・・おい!今すぐ居場所教えろ!いいな!?」


 木原「・・・さて、ここを潰しておくとしてだ。外の死体は警備員に任せとこうぜ」


 唯一「弟さんがどこへ行ったのか、見当は付きませんか?」


 垣根「わかってるならすぐにでも思い浮かぶんだけどよ・・・」


 垣根「・・・!。おい、この端末からアイツを追ってる連中と連絡取る事できねぇか?」


 垣根「それで位置さえ特定できりゃ、先に追いかけてやれる」


 木原「ちょっと待ってろ。メール送信でやってみるか・・・」


 ―カタカタッ

 木原「・・・どうだ」


 ―カタンッ




 ◎ 50以上orゾロ目
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:21:25.10 ID:MXRdp9MwO
頑張れ木原くン
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:21:36.31 ID:olYR5HNjO
それそれ
478 :1 [saga]:2022/03/19(土) 14:46:24.06 ID:3DnaQaVp0
 木原「・・・あーくそ。人数が多すぎてどれに送りゃいいのかわかんねぇ」


 唯一「全員に転送すればいいんじゃないですか?」


 木原「怪しまれて尻尾千切られたら余計に面倒だろ」


 木原「1番新しい送信履歴から順に送信していくか」


 垣根「時間がかかるな、そりゃ・・・。・・・仕方ねぇ」


 垣根「めぼしいとこを回って来るから、居場所がわかったら教えてくれ」


 唯一「じゃあ、番号の方を・・・」


 垣根「これにかけろ。なるべく早めに頼むぞ」


 ―タッタッタッ・・・

 唯一「・・・普段から名刺を持ち歩くなんて、意外と真面目なんですねー」


 木原「おら、お前もそっちので当りを探せ!」


 唯一「あぁ、はいはい」



 
 垣根「ったくよぉ!面倒くせぇ弟を持ったもんだ!」


 ―バサァッ ヒュオッ!


479 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:02:51.47 ID:3DnaQaVp0
  


 「到着しました。支払いはこちらです」


 海美「ありがとう」


 白垣根「ありがとうございました」


 林檎「・・・ありがとう」


 「はい」ニコリ



 ―ブロロロロォーー・・・

 -学園都市 第一三学区 孤児院-

 ―ワイワイ ワイワイ


 白垣根「ここがそうですか?」 


 林檎「うん。ここで、あってるよ」


 海美「じゃあ、職員に知ってそうな人がいるか聴いてくるわね」


 白垣根「お願いします」

 
 林檎「・・・」ソワソワ


 白垣根「>>480
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:09:56.36 ID:olYR5HNjO
そんなにドキドキしても誰も逃げませんよ
ワクワクはよくわかりますけどね
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:10:20.26 ID:MXRdp9MwO
私までつられてソワソワしちゃいそうですね…
482 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:36:39.48 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「そんなに緊張しなくても、誰も逃げたりしませんよ」


 白垣根「ワクワクするのはわかりますが・・・」


 林檎「・・・」ソワソワ


 白垣根「(私までつられてソワソワしちゃいそうですね)」


 林檎「・・・知果は、居ないみたい・・・」


 白垣根「そうですか・・・」


 林檎「・・・」


 海美「お待たせ。この人が案内してくれるそうよ」


 木場「どうも。白垣根さん、ですよね?僕は木場勇治です」


 木場「その子が杠林檎ちゃんですか?」


 白垣根「はい。木場さん、4年前からここで職員をされている方はいらっしゃいますか?」


 木場「恐らく、院長ならわかるんじゃないかと・・・」


 白垣根「院長ですか・・・林檎さん自身は話した事はありますか?」


 林檎「・・・ううん」フルフル


 海美「>>483
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:38:54.85 ID:MXRdp9MwO
うおおお木場くん来た!
ここで出てくるか…

今日はいらっしゃらないのかしら?
あなた一人に任せるなんて大変だと思うけど…
484 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:47:41.13 ID:3DnaQaVp0
 海美「今日はいらっしゃらないのかしら?」


 木場「そうですね。今日は施設の援助金について話し合いへ行ってまして・・・」


 木場「今、代理として僕がここを任されているんです」


 海美「ふぅん。貴方1人に任せるなんて、大変だと思うけど・・・」


 木場「まぁ、時折ある事ですから・・・」


 木場「夕方頃には戻ると思いますけど・・・それまで待ちますか?」


 白垣根「・・・どうしましょうか?」


 林檎「・・・かきねと、かいびと居たい」


 海美「林檎・・・そう。わかったわ、じゃあまた後日伺うわね」


 白垣根「突然の訪問、大変申し訳ございませんでした」


 木場「いえ、その子のためならいつでも来てください」


 白垣根「ありがとうございます。木場さん」

 
 木場「>>485




 >>483 劇場版での変身者と別世界での変身者の邂逅
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:00:43.32 ID:olYR5HNjO
僕からも来たことを伝えておきましょうか?
何か気になることがあるんでしたら聞いてみます?
486 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:19:10.34 ID:3DnaQaVp0
 木場「僕からも来た事を伝えておきましょうか?」


 木場「何か気になる事があれば、聞いておきますが・・・」


 白垣根「そうですね・・・では、林檎さんのお友達・・・」


 白垣根「知果さんという林檎さんと同い年の女の子について何か知っている事があれば」


 白垣根「こちらの番号にお願い出来ますか?」


 木場「はい、わかりました。知果、って名前の女の子ですね」


 海美「あっ、林檎。苗字はわかるのかしら?」


 林檎「えっと・・・流郷、だったと思う・・・」


 木場「流郷知果、だね。わかった」コクリ


 海美「じゃあ・・・今日は戻りましょうか」

 
 林檎「・・・うん」コクリ


 白垣根「(・・・あっ、そういえば電話が掛かってきていましたね)」


 白垣根「(誰からでしょうか・・・)」




 ↓同 60以上or10〜20orゾロ目
 9646 50以上
 3111 30以上  
 DA  ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:24:34.35 ID:MXRdp9MwO
ほい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:24:54.74 ID:olYR5HNjO
9646です
489 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:37:36.27 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(おや?兄さんから・・・留守電が入っていますね)」


 垣根『おい!今すぐ居場所教えろ!いいな!?』


 白垣根「」キーン


 海美「どうかしたの?」


 白垣根「す、少しお待ちください。電話をしますので・・・」


 海美「?。そう・・・あっ、木場さん、ありがとう。また来た時はお願いね」


 木場「はい。もちろん」クスッ


 白垣根「もしもし?兄さ、っ・・・!そ、そう怒鳴らないでくださいよ・・・」


 白垣根「一体どうしたんですか・・・?」


 絹旗「あ、木場さん。・・・と、獄彩さん?それに白垣根さんも・・・」


 黒夜「あれー?何かこことは縁の無さそうなのが居るじゃん」


 海美「絹旗最愛?黒夜海鳥も・・・」


 木場「最愛ちゃんと海鳥ちゃん、知り合いだったんだのかい?」


 絹旗「まぁ、同業者だったと言えば・・・ん?」


 林檎「・・・あ」


 黒夜「え・・・?え!?林檎ちゃん!?」


 海美「!?」


 白垣根「!・・・では、そういう事ですのでお待ちしてます」


 木場「この子の事、知ってるのかい?2人とも」


 黒夜「うん。同じ施設に居た頃があって、そこでね。けど・・・」



 ―ヂャコッ
 
 DAアラウズ1「動くな。全員その場に伏せろ!」



 木場「っ・・・!」


 白垣根「・・・どうやら、既に来ていたようですね」


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:41:25.56 ID:MXRdp9MwO
盛り上がる場面すぎる
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:41:38.14 ID:olYR5HNjO
どうかな
492 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:56:13.34 ID:3DnaQaVp0
 DAアラウズ1「白垣根帝督!誘拐犯として貴様を拘束する!」


 白垣根「おやおや、随分と勝手に決めつけられた案件ですね?」


 DAアラウズ2「黙れ!我々は家出少女の保護活動の元に行なっている」


 DAアラウズ3「加えて彼女は暴走能力者だ。我々が対処しなければならない」 

 
 海美「あら、暴走なんてしていたらどうして私達は無事なのかしら?」


 絹旗「嘘も大概にしてはどうですか?警備員の超お腐れさん方?」


 DAアラウズ4「貴様、「アイテム」の絹旗最愛・・・そうか、貴様も加担していたのだな」


 DAアラウズ5「ならば、我々がきちんと更生させないといけないな」ニヤリ


 DAアラウズ6「貴様もだ、木場勇治!貴様だけは逃しはしない!」


 黒夜「ん〜?木場君、何かやらかしちゃったの?」


 木場「・・・」


 DAアラウズ1「さぁ、来るんだ。我々はお前のため、正義のために行動している」

 ―スッ


 林檎「イヤ・・・っ」
 

 ―ガシッ

 DAアラウズ1「!?」


 白垣根「汚らしい手で触れるのは遠慮していただきましょうか?」


 DAアラウズ1「貴様・・・っ!公務執行妨害も追加してやるっ!」


 白垣根「>>493
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:58:50.17 ID:2AD1F+nOO
本人が嫌がっているのを見過ごせるほど私の目は節穴では無いんですよ
それに警備員ではないあなた方に公務なんてないでしょう
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:59:54.59 ID:MXRdp9MwO
いくらでも追加して構いませんがあなた方のことを信用していませんから渡しませんよ
495 :1 [saga]:2022/03/19(土) 17:17:54.38 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「ええっ、いくらでも追加して構いませんよ?」


 DAアラウズ1「何・・・っ!?」


 白垣根「貴方方の事を毛頭、信用なんでしていません。なので渡しませんよ」


 DAアラウズ1「何故だ!?我々がそいつを管理してやるというのにっ」


 木場「管理、だって・・・?」ギリッ


 海美「それが本音って訳ね。何が保護活動よ」


 絹旗「超単なる拉致しようとしてたって事ですね」


 黒夜「そっちが誘拐犯じゃないかよ」


 白垣根「・・・本人が嫌がっているのを見過ごせるほど」


 白垣根「私の目は節穴ではないですからね」


 白垣根「それに・・・警備員ではない貴方方などに公務なんてないでしょう?」クスッ


 DAアラウズ1「我々を愚弄する気か!適切な環境で適切な生活を」


 DAアラウズ1「劣悪な環境で暮らす必要などない!」


 林檎「・・・」


 ―ドクンッ


 DAアラウズ2「これは正義の行いなのだ」


 DAアラウズ3「精神的にまだ未熟なお前達が能力に振り回されぬよう」


 DAアラウズ3「我々大人がきちんと適切に見守らなくてはならない」


 DAアラウズ1「それこそ正義。我々が成すべき事・・・」


 DAアラウズ1「絶対正義は我らにあり・・・!」


 黒夜「・・・こいつら皆殺しでOK?」


 木場「海鳥ちゃん、待って。・・・子供達に見せたくない」


 絹旗「>>496
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 19:06:15.27 ID:9/Yz5vRiO
ンじゃあなるべく早くなンとかしましょうか、私も超手伝いますよ
497 :1 [saga]:2022/03/19(土) 19:18:19.56 ID:3DnaQaVp0
 絹旗「ンじゃあ・・・・なるべく早くなンとかしましょうか。私も超手伝いますよ」


 絹旗「こンな下衆共なら腕か脚の1本くらいへし折ってもいいンで」


 DAアラウズ1「貴様ら、その口を黙らせてやるっ!」


 
 林檎「・・・ハッ、正義ィ?笑わせンなよ」



 白垣根「林檎さん・・・?」


 海美「林檎・・・?」



 ―ザ ブッ !

 DAアラウズ6「ぎ、ぐあぁあああああっ!?」



 林檎「・・・はっ!?」ハッ


 DAアラウズ1「な、何だっ!?」



 ―ドサッ

 DAアラウズ6「ぁ、ぎァアアッ・・・!」


 ―ドシュッ! 

 ―ブシュゥウウウーーーッ・・・


 イドゥン「・・・」


 ―ポタポタ ポタタ・・・



 黒夜「・・・うわ」

 
 絹旗「な、ァ・・・?」


 木場「っ・・・!?」



 海美「(倒れた所で首に一刺し・・・完全に殺しにきてる・・・)」

 
 白垣根「(>>498)」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 19:39:48.11 ID:9/Yz5vRiO
なんでしょうあの赤いライダーは…!
的確に狙えるあたりかなりの手練ですね…
499 :1 [saga]:2022/03/19(土) 20:36:12.69 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(何でしょう、この赤いライダーは・・・!)」


 白垣根「(的確に人体の急所を狙っていたあたり、かなりの手練ですねっ)」




 イドゥン「・・・」


 DAアラウズ1「こ、このっ、害虫がァアアアアッ!!」


 DAアラウズ2「実弾に切り替えろ!全員撃てぇええっ!!」
 
 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!


 
 白垣根「林檎さんッ!」ガシッ


 林檎「っ・・・」


 <<<キャァアアーーッ!!
 
 海美「木場さんっ!あの子達を避難させないとっ!」


 木場「はいっ!」


 黒夜「ん〜〜、手を貸そうとしたら逆に危なそうだし、あっち手伝おっか?」


 絹旗「超同感です!」




 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!

 DAアラウズ4「うぉおおおおおっ!!」


 イドゥン「・・・」


 ―ヂューンッ! チュイーンッ! チューンッ!

 DAアラウズの構成員達による弾丸の嵐をイドゥンはアップルリフレクターで防ぎながら
 様子見をしていた。 
 一斉射撃に集中していたために、弾倉が底を尽きて攻撃が止まるや否やイドゥンは
 アップルリフレクターを構えたまま突進した。

 ―ドガァアアッ!!
 

 DAアラウズ4「ぁ、ぁ、ぅ・・・」


 ― ド スッ !


 一瞬にして構成員の1人と衝突し、孤児院を囲っている塀にめり込むほど叩き付けられた。
 全身の骨が折れたか砕けたのか、構成員は虫の息で戦意は失っていたが、近付いたイドゥンは
 最初の1人と同様に喉元にソードブリンガーを突き刺して確実に仕留めた。
 振り返って次の標的を決めると、ソードブリンガーを逆手持ちにして槍のように投げ飛ばした。
500 :1 [saga]:2022/03/19(土) 20:47:45.13 ID:3DnaQaVp0
 ―ド シュッ !


 DAアラウズ3「ご、ぶぁあっ・・・!?」


 イドゥン「・・・」


 ―ズブッ・・・

 ―ド ゴ ンッ !!


 腹部に突き刺さったソードブリンガーを引き抜いて、アップルリフレクターを振るい上げ
 構成員の頭部に叩き付けた。
 フルフェイスのヘルメットが粉々に砕け、倒れた構成員の顔は鮮血で真っ赤に染まっていた。
 

 イドゥン「・・・」


 DAアラウズ5「さ、3人も我が同志達に手を掛けるとは・・・」


 DAアラウズ1「・・・やはり貴様らは悪だ」


 DAアラウズ1「偽善によって称えられ、更なる悪を繁殖させる害虫め!」


 DAアラウズ1「正義を理解できない悪が!お前は我々が粛清するッ!」


 DAアラウズリーダー「落ち着け、同志」


 ―ザッ

 DAアラウズリーダー「例え悪を芽吹かせる害虫といっても」


 DAアラウズリーダー「我々が教え導かねばならない存在、それだけの事だ」


 イドゥン「・・・」


 DAアラウズリーダー「力は正しく使うものだという事をお前に教えてやる」


 DAアラウズリーダー「だからそのふざけたアーマーを仕舞え」


 
 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 20:48:48.68 ID:9/Yz5vRiO
それ
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 20:48:58.29 ID:5WTobJNCO
どうなる…
503 :1 [saga]:2022/03/19(土) 21:33:51.14 ID:3DnaQaVp0
 イドゥン「・・・」


 『カモン!』

 『リンゴスカッシュ!』


 ―ギュ ロ ロ ロ ロ ロッ!

 ―バシュゥウッ!!


 ソードブリンガーの刀身部であるソードコアにエネルギーを纏わせると、リーダーと
 思われる構成員に向かってエネルギーの斬撃波を飛ばす。
 エネルギーの斬撃波はリーダーの構成員に直撃した。
 それによって斬り裂かれると思われた、しかし直撃したはずのリーダーの構成員は
 数mほど突き飛ばされ、後退するが踏み止まった。
 

 イドゥン「・・・」


 DAアラウズリーダー「ふむ。それが必殺技か」


 DAアラウズリーダー「私が着ているこのアーマーは対能力者鎮圧用でな」


 DAアラウズリーダー「複合金属で創られた装甲と内部に詰まった衝撃吸収ジェルで」


 DAアラウズリーダー「あらゆる属性の攻撃を減衰、無効化するのだ」


 DAアラウズリーダー「哀れだな。正しさも分からぬまま」


 DAアラウズリーダー「人類の自由と平和などと謳っているとは」

 
 イドゥン「・・・」


 相似『なるほどー。・・・じゃ、新しく搭載した機能を早速使っちゃって』


 イドゥン「・・・」


 通信を受けたイドゥンはソードブリンガーを天に向けて突き上げる。
 すると、クラックが出現して見た目通りファスナーのように開いた。
 次にイドゥンはソードブリンガーの切っ先をリーダーの構成員に向けると、クラックの
 裏側から、植物の蔦が無数に伸びてきた。


 白垣根「何ですか、あれは・・・」




 DAアラウズリーダー「どんな小細工で掛かってこようが」


 DAアラウズリーダー「我々の絶対正義の前では無力なのだよ」
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 21:43:22.17 ID:9/Yz5vRiO
リーダーもリーダーしてたのに…
505 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:07:07.81 ID:3DnaQaVp0
 DAアラウズリーダー「哀れな子供よ。お前のその不完全な力も我々が管理し」


 DAアラウズリーダー「更生させてやらねばなるまい」


 
 イドゥン「・・・」


 ―シュルルルルッ・・・!


 DAアラウズリーダー「フンッ!」


 ―バヂィッ! バリバリッ! バヂィッ!

 イドゥンがソードブリンガーを軽く振るうと、蔦は更に伸びていきリーダーの構成員に
 向かって行った
 リーダーの構成員は装備した高電流の流れている刺股を振るって蔦を焼き払いながら
 退けていく。
 しかし、焼き払われると蔦の数が更に増えて伸びてくる。
 

 DAアラウズリーダー「くっ!小癪なっ・・・!」


 DAアラウズ1「リーダー!援護します!」


 DAアラウズ5「絶対正義は我らにありぃッ!」


 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!


 イドゥン「・・・」


 ―シュルルルルッ!

 ―ビシィッ! ギチギチッ!


 DAアラウズ5「うわぁあああっ!」


 イドゥンは構成員の首に蔦を巻き付けて吊し上げ、リーダーの構成員の方へと
 投げ飛ばす。
 その際、振るっていた刺股が顔面に突き刺さり1千万ボルトの電流が流れて
 構成員は感電死する。


 DAアラウズリーダー「し、しまった!?我が同志・・・!」


 DAアラウズ2「リ、リーダー!ここは、撤退を・・・」


 ―シュルルルルッ!

 ―ビシィッ! ギチギチッ!


 DAアラウズリーダー「し、しまった・・・!」


 隙を突いて、イドゥンはリーダーの構成員の両腕に蔦を巻き付ける。
 リーダーの構成員は両腕を広げるような体勢となって吊された。
506 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:12:46.94 ID:3DnaQaVp0
 イドゥンは突き出しているソードブリンガーは左右に軽く振るう。
 蔦は巻き付いている腕を左右、時計回りとその反対回りに捻らせ始めた。


 ―ギチギチギチギチィ・・・!

 ―バキッ! ギリリッ・・・!


 DAアラウズリーダー「っ!?ア、アーマーが、ぃ、や、腕、腕がぁっ・・・!」


 ―ギチチチチッ! ミチミチッ!


 イドゥン「・・・」



 白垣根「っ、林檎さん。ダメですっ・・・」


 ―バサァッ・・・


 林檎「・・・!」


 白垣根「見てはいけませんっ」



 ―ブンッ!

 ―ブチィッ! ブチィッ!


 DAアラウズリーダー「ぬおおおおぉ!!」


 今度は左右に勢いよく振るうと、更に蔦は回転していきそのまま両腕を
 引っ張り上げると肘部分から引き千切れた。
 吊されていたリーダーの構成員は勢いよく落下して、背中から地面に叩き付けられる。
 

 ―ゴシャアッ!

 DAアラウズリーダー「ぬあ、おおぉ・・・!」


 DAアラウズ1「リーダーッ!リーダー、何て事だ・・・!」


 DAアラウズ2「て、撤退だ!急げ!」


 
 イドゥン「・・・」


 ―ジャコンッ


 白垣根「・・・」


 林檎「・・・」


 
 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 △ 15以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 

 >>504 リーダー「こんなクソゴミなんかとは一緒にしないで」
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:17:11.45 ID:9/Yz5vRiO
ほい
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:17:23.18 ID:5WTobJNCO
それ
509 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:23:28.88 ID:3DnaQaVp0
 イドゥン「・・・」


 ―スタスタ・・・


 白垣根「(こちらへ近付いてきていますね・・・)」


 白垣根「(林檎さん、動かないでください)」ヒソヒソ


 林檎「・・・」コクリ


 
 ―ザッ・・・

 イドゥン「・・・」



 白垣根「・・・貴方も林檎さんを連れて行こうと思っているのですか?」


 白垣根「あのDAアラウズのような嫌悪感は感じられませんが・・・」


 白垣根「少し・・・野蛮さが目立ちますので、警戒してしまいますね」



 イドゥン「」



 林檎「・・・」


 白垣根「出来れば変身を解除してもらえると、少しは警戒が解けるのですが・・・」


 白垣根「>>510
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:33:27.23 ID:9/Yz5vRiO
あなたの狙いが彼女というのはわかります
しかし私は彼女の夢を叶えるまではここを退きませんよ
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:34:31.51 ID:5WTobJNCO
一言も喋らず、彼女に対して何がしたいのかわからないので私としても警戒を解くわけには行かないんですよ
512 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:50:27.62 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「貴方が彼女を連れていこうとしているのはわかります」


 白垣根「しかし・・・私は彼女の夢を叶えるまではここを退きませんよ」


 白垣根「彼女は十分に苦しみを味わいました。それでも尚・・・」


 白垣根「彼女を苦しめるというのであれば・・・」


 白垣根「私とて、容赦はいたしませんから」
 

 林檎「・・・かきね」


 イドゥン「・・・」


 白垣根「・・・」


 イドゥン「・・・私は・・・その子を、助けたいんです」


 白垣根「(女性・・・だったのですか・・・)」


 林檎「・・・」




 ◎ 65以上orゾロ目
 × ↑以外

 ↓3まで(コンマが高い安価で決定)
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:05.64 ID:9/Yz5vRiO
たかいいいい
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:25.50 ID:5WTobJNCO
これはきつい…
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:51.39 ID:a0UMSHYsO
1足りない…
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:59.64 ID:nHVmCJj1O
まかせろ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:57:19.76 ID:2SvThlCTO
これはなんとかならんのか…惜しい…
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:57:27.53 ID:9/Yz5vRiO
少し泣く
519 :1 [saga]:2022/03/19(土) 23:15:34.80 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(・・・林檎さん、声に聞き覚えは?)」


 林檎「・・・」フルフル


 林檎「(わからない・・・)」


 白垣根「(そうですか・・・)」


 イドゥン「・・・」


 白垣根「・・・彼女に対して何がしたいのか、それだけはわかりました」


 白垣根「私としても警戒を解きたいのですが・・」


 白垣根「・・・やはりお互いに顔を見合わせて、話しませんか?」


 イドゥン「・・・」


 ―ジャコンッ

 白垣根「・・・林檎さん、下がってもらえますか?」


 林檎「・・・」コクリ


 ―ススッ・・・


 
 イドゥン「・・・その子を、こちらに・・・」


 白垣根「・・・お断りします」


 白垣根「>>519



 >>517 コンマ神「ま、そういう事もあるべ」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:18:52.51 ID:9/Yz5vRiO
素顔を晒せないあなたが本心からこの娘と話せるとは思えませんので
その時が来るまでは私とパートナーで林檎さんを支え続けますよ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:19:40.80 ID:aTNt6fKMO
将来あなたがその仮面を脱いで話せる日が来るまではちょっと…
522 :1 [saga]:2022/03/19(土) 23:39:01.01 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「素顔を晒せない貴女が本心からこの娘と話せるとは思えませんので」


 白垣根「貴女がその仮面を脱いで、キチンと話せる日が来るまで・・・」


 白垣根「その時が来るまでは、私と海美さんで林檎さんを支え続けますよ」


 イドゥン「・・・ッ!」


 『リンゴスカッシュ!』


 イドゥンは拳で叩き付けるようにカッティングブレードを倒し、跳び上がると
 白垣根目掛けて飛び蹴りを繰り出した。
 既に展開していた白い翼で白垣根は受け止めると、勢いよく広げて押し退けた。
 突き飛ばされたイドゥンは体勢を立て直して着地し、もう一度カッティングブレードを
 倒してリンゴロックシードのエネルギーを戦極ドライバーから経由してソードブリンガーの
 ソードコアに収束させる。
 

 ―ギュ オ ォ オ オ オ オ オッ !!


 ―バヂバヂバヂィッ! ギュロロロッ・・・!


 白垣根「(攻撃パターンはほぼ同じものしかありませんが・・・)」


 白垣根「(・・・どうも、怒りに任せているような・・・)」


 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:48:58.13 ID:9/Yz5vRiO
翼を広げて斬撃波を本人に跳ね返さず敢えて別方向へ反射する白垣根
頭に血が上って単調な攻撃をするイドゥンに反撃はせず体力が尽きるまで防戦し粘り強く立ち続ける
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:52:45.47 ID:L2pHXpc9O
感情が揺らいでるのを観察しイドゥンが執着する林檎のこれまでの境遇やできるようになったことなどを防戦しながら語り続ける白垣根
決してイドゥンを倒すためでなく心を解き解くために防戦しかしない
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:54:22.10 ID:Hmt2V6gzO
未元物質で剣を作りイドゥンに剣での戦いを挑む白垣根
イドゥンの強力ながら単調な攻撃を全て有効打をくらわずに剣での戦術の幅を叩き込む
526 :1 [saga]:2022/03/20(日) 00:05:30.51 ID:osoTaFVf0
 白垣根「(・・・では、海美さんらしく戦ってみましょうか)」


 イドゥン「ッ!」



 ―ズバァアッ! ズバァアッ! ズバァアッ!

 ―ガギィンッ! ギュゴォッ! バヂィッ!

 斬撃波を連続で放ってきて、白垣根は翼で受け止めると被害が出ないよう
 別の方向へ弾き返した。
 イドゥンは構わず再び斬撃波を放ちながら接近して行き、白垣根に直接斬り掛かった。
 未元物質の翼を先程と同様に硬質な物質としているため、ソードブリンガーの
 刃は翼に浅く沈む程度に止まった。 


 白垣根「貴女が何者なのか、わかりませんが・・・」


 白垣根「林檎さんに救いの手を差し伸べようとしているのですね?」


 イドゥン「っ・・・!・・・だから、あの子を渡してくださいっ」


 白垣根「いいえ、出来ませんっ。詳しく説明をしていただきたいですし」


 白垣根「何より・・・貴女のその怒りを収まらせてもらわないと」


 イドゥン「・・・っく!」


 白垣根「>>526




 初期からかなり経って芳川さんもやっと新規アシスト追加でせう。
 http://i.imgur.com/mjYGSB4.png

 ボイス聞き比べてみたらやっぱちょっと声低めになられてますね。
 まぁ、何十年も経ってますもんね
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 00:08:59.28 ID:3MWK9WEnO
元々家元とかやってるあたりベテランだしね
ちょっと低くなってもしかたない

私も悲しいですしそれよりも林檎さんもあなたももっと悲しくなると思いますよ
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 00:09:45.04 ID:rWam1IB8O
あの子を保護した私としてもあの子の幸せにならないと思いますからね
529 :1 [saga]:2022/03/20(日) 00:13:03.44 ID:osoTaFVf0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 >>527 でせうね。
530 :1 [saga ]:2022/03/20(日) 08:57:46.56 ID:osoTaFVf0
 白垣根「私も悲しいですし、それよりも林檎さんも貴女も・・・」


 白垣根「もっと悲しくなると思いますよ」


 白垣根「それならあの子を保護した私としても、あの子の幸せにならないですから」


 白垣根はイドゥンを押し返して、即座にまたソードブリンガーで斬りかかってきたところで
 手を突き出し、未元物質で形成された剣を握り締める。
 刀身で受け止める構えに予めなっていたので、ソードブリンガーによる斬撃は防ぐ事が出来た。
 

 イドゥン「っ!?」


 白垣根「お願いですから、変身を解いて話し合いましょうっ」


 白垣根「私を倒して彼女を連れ去るというのは、横暴過ぎますよ。・・・それとも」


 白垣根「そうせざる得ない理由が・・・?」


 イドゥン「・・・」



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:10:25.51 ID:yTjaXu0JO
ほい
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:10:33.17 ID:fivUTZRkO
きついかなあ
533 :1 [saga]:2022/03/20(日) 09:34:18.16 ID:osoTaFVf0
 イドゥン「・・・ッ!」


 ―ジ ジ ジ ジジーッ

 ―シュルルルルッ!


 一瞬迷いを見せたかのように見えたイドゥンだが、返答せずクラックを出現させると
 裂け目を創り出して蔦を白垣根に向けて伸ばしてくる。
 白垣根は翼を広げ、未元物質で植物のみを燃焼させる物質を周囲に散布させて自身に
 巻き付かせなくした。
 イドゥンは続々と蔦を伸し、白垣根に攻撃させる隙を与えまいとする。


 ―ブシュウッ ボオォッ メラメラ・・・

 ―シュルルルルッ!


 白垣根「(これでは切りがありませんねっ)」


 
 ―・・・ヒュロロロロッ!

 ―ドカァッ!


 イドゥン「っ・・・!?」


 突然、イドゥンの体が弾かれて地面を転がった。
 イドゥンの意識が逸らされたため、操っていた蔦の動きが止まると白垣根は
 その場から跳び上がり、距離を空けた。


 ベルデ(絹旗)「白垣根さん、絹旗です。姿を超消していますから見えないでしょうけど」


 ベルデ(絹旗)「協力しますよ。一緒に倒しましょう」


 白垣根「それは助かります。・・・ですが、倒すのではなく説得したいところですね」


 ベルデ(絹旗)「え?」


 白垣根「・・・彼女は決して悪に染まっている訳ではないようなんです」


 白垣根「>>534
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:42:38.14 ID:yTjaXu0JO
実際に林檎さんを攫えば良いのに攫わずにこちらと対話してくれようとしていますし…
DAアラウズを倒す際も巻き込まずに倒してましたからね


原作1巻のねーちんっぽさを感じるイドゥン
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:43:41.66 ID:fivUTZRkO
あの仮面の下で苦しむ姿を想像すると倒すよりも説得しないと後悔しそうですから…
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:44:25.49 ID:hU9mmtM0O
私の想像やワガママかもしれませんけど付き合ってくれませんか?
タダとは言いませんから
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:46:59.96 ID:sqbRHHVdO
彼女もまたヒーローになると思うんです
胸の家をすべて明かしてもらわないと…!
538 :1 [saga]:2022/03/20(日) 10:16:28.82 ID:osoTaFVf0
 白垣根「実際、私の相手をせずとも林檎さんを攫えばいいだけですのに」


 白垣根「攫わずにこちらと対話してくれようとしています」


 白垣根「DAアラウズを倒す際も、私達を巻き込まずに倒してましたからね」


 ベルデ(絹旗)「確かに、被害は孤児院の外だけに超収まっていますね・・・」


 白垣根「あの仮面の下で悲しむ顔を想像すると・・・」


 白垣根「倒すよりも説得しないと後悔しそうですから」


 白垣根「彼女もまたヒーローになるべき方だと思うんです」


 白垣根「胸の内をすべて明かしてもらわないといけません」


 白垣根「私の想像や我が儘かもしれませんけど・・・付き合ってもらえますか?」
 

 ベルデ(絹旗)「・・・根拠はわかりました。でも、もしも超やばくなったら」


 ベルデ(絹旗)「手加減はしません。全力でいきますよ」


 白垣根「はいっ」



 白垣根が返事をしたと同時に体勢を立て直したイドゥンは、斬撃波を放ってくる。
 それを白垣根は翼で上空へ弾き飛ばし、姿の見えないベルデは攻撃を繰り出して
 出来た隙を狙い、離れた距離からバイオワインダーを投げ飛ばす。
 クリアーベントによってバイオワインダー自体も見えないため、イドゥンは
 回避出来ず、右肩に被弾した。
 

 イドゥン「っ・・・!」


 白垣根「フッ!」


 ―ビュ オ ォ オ オ オ オ オッ !!

 翼を羽ばたかせ、未元物質を含ませた突風をイドゥンを包み込むように吹かせる。
 イドゥンはアップルリフレクターを自身の前に突き出し、踏み止まろうとするが
 違和感を覚え、足元を見る。
 含ませていた未元物質は金属に付着すると凍結する物質で、徐々にイドゥンの
 足が地面と接着していく。
 



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)


 >>534 特撮あるあるでもある(詳しく説明しない人
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 10:20:25.16 ID:sqbRHHVdO
絹旗ベルデはパワーもあるしピーキーだし油断できないよな
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 10:20:39.85 ID:9yTU4DwGO
お絹
541 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:02:24.80 ID:osoTaFVf0
 イドゥン「ッ!」


 ―ギュロロロロロッ!

 ―ドスンッ!

 
 ―ジュウウゥゥゥ・・・!

 ソードブリンガーにエネルギーを収束させたイドゥンは、突き刺して地中でエネルギーを
 放出させる。
 地面が加熱された事により、足を固定させようとしていた凍結する物質は溶かされて
 イドゥンは動ける様になると横っ飛びになってその場を離れた。


 白垣根「!。中々賢い戦術を取りますね・・・」


 ベルデ(絹旗)「どうしますか?このまま続けても、流石に私の攻撃がバレてしまいますよ」


 白垣根「・・・」



 イドゥン「・・・」


 相似『フンフン。足に付着した未元物質をちょっと調べてみたいから』


 相似『こっちに戻ってきて?』


 イドゥン「・・・はい」


 ―ジジ ジ ジ ジ・・・ッ

 

 白垣根「(また何か攻撃を・・・)」


 
 イドゥン「・・・」


 
 林檎「・・・?」


 海美「(ようやく避難させられたわ・・・)・・・?。林檎、どうかしたの?」


 林檎「・・・私を、見てる・・・?」


 海美「え?・・・。・・・、」


 
 イドゥン「・・・」

 
 ―タンッ 

 ―ジジジジーーッ・・・


 白垣根「あっ・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・攻撃して来ませんね?退いたんでしょうか・・・」


 白垣根「その様ですね・・・」


 白垣根「(>>542)」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:05:06.06 ID:FO15U5LnO
林檎さんにあそこまで執着しているところを見るにまた現れそうな気がしますがね…
543 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:24:45.29 ID:osoTaFVf0
 白垣根「(林檎さんにあそこまで執着しているところを見るに・・・)」


 白垣根「(また現れそうな気がしますがね)」


 ―トテトテ・・・

 林檎「・・・」


 海美「帝督、大丈夫?」


 白垣根「お2人も、大丈夫ですか?」

 
 海美「ええっ。・・・」


 白垣根「・・・?。海美さん?」


 林檎「・・・きれい」


 白垣根「え?」


 林檎「羽、きれい」


 林檎「あと、すごくとってもかっこいい!」


 白垣根「・・・ありがとうございます」クスッ


 ―キュキィーーンッ

 絹旗「はぁ・・・」


 黒夜「最愛ちゃーん。アイツどうなったの?」


 絹旗「超逃げました。急にファスナーみたいな裂け目に入って行って」


 白垣根「木場さん、大変ご迷惑おかけしてしまい申し訳ございませんでした」


 木場「あ・・・いえ。孤児院は無事ですから、大丈夫ですよ」


 木場「ちょっと塀が壊れたくらいで・・・」


 黒夜「これって請求はどこにするの?あのライダーに払わせる?」


 絹旗「まぁ、まず無理でしょうから「アイテム」が修復費を超出しますよ」


 木場「ありがとう、最愛ちゃん。・・・あの遺体をどうにかしないと・・・」


 黒夜「適当に白垣根の未元物質で溶かすなり塵にするなりでよくない?」


 白垣根「>>544
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:31:24.18 ID:FO15U5LnO
亡くなった方の骸は丁重にしないと…
悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから…
545 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:02:03.32 ID:osoTaFVf0
 白垣根「流石に、それはいけませんよ。亡くなった方の骸は丁重にしないと・・・」


 白垣根「悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから」


 白垣根「それに呪われるのも怖いじゃないですか」


 黒夜「あー、それは言えてるかも」

 
 絹旗「警備員に連絡して処理は任せておきましょう」


 海美「そうね・・・それじゃあ、絹旗、黒夜。林檎について教えてもらいたいんだけど」


 白垣根「はい。是非、お願いします」


 絹旗「ええっ、いいですよ。ここでは何ですから・・・」


 黒夜「木場君、どっか部屋貸してもらえない?」


 木場「うん。少し待ってて」

 ―タッタッタッ・・・



 ―バサァッ

 ―スタンッ


 垣根「おーおー、ここでもこいつらくたばったのか」


 白垣根「兄さん」


 林檎「・・・かきね?」


 垣根「ったく、連絡寄こさねぇからこんな事になんだよ」


 白垣根「それはもう十分に理解しましたから・・・」クスッ


 海美「・・・どうして、垣根がここへ来たのかしら?」


 垣根「あ?・・・お前、伝えてなかったのかよ・・・」


 白垣根「>>546
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:05:27.41 ID:X4IfMshCO
すっかり忘れてましたテヘペロ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:06:13.06 ID:FO15U5LnO
伝えなくても困ることはありませんから
きっと来てくれると思っていましたし
548 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:37:45.10 ID:osoTaFVf0
 白垣根「私の方で対処出来ますし、伝えなくても困る事はないと思いましたから」


 白垣根「それに何かあれば来てくれると思っていましたよ」クスッ


 垣根「けっ・・・」


 黒夜「んで?本当何で来たの?」


 木場「最愛ちゃん、応接室が空いてるからそこで話し合っていいよ」


 垣根「・・・詳しくはそこで話してやる」


 

 -孤児院 応接室-

 白垣根「では、お2人は林檎さんと同じ施設にいたのですね?」


 絹旗「はい。超屑な母親に無理矢理に参加させられたんですけどね」


 黒夜「で、最愛ちゃんと林檎ちゃんはその中で優等生ってされてたよ」


 海美「優等生・・・?・・・成績が高かったって事?」


 垣根「いや、『暗闇の五月計画』でやってたのは単なるお勉強なんかじゃねぇ。だろ?」


 絹旗「はい。一方通行の精神性、演算方法の一部を意図的に植え付ける」


 絹旗「そうして自分だけの現実を超強化、能力者の性能向上を目的としていたんです」


 白垣根「個人の人格を他者の都合で蹂躙するとは、非人道的もいいところですね」


 黒夜「まっ、置き去りを使ってるから死んでも予備はいくらでもって考えでやってたし」


 白垣根「・・・その計画は被験者の子供による研究員全員の殺害によって」


 白垣根「中止とされたそうですが・・・」


 絹旗「まぁ、はい。そういう事ですね」


 黒夜「で、その時に林檎ちゃんを連れて抜け出したんだよ」


 海美「それは、流郷知果に頼まれたからよね?」


 垣根「(・・・あ?)」


 黒夜「あーそうそう。あの子、心臓が弱かったから一緒には行けないって」


 黒夜「悟ってたんだろうね〜。その後の事はわかんないや」


 絹旗「私もわかりませんね・・・林檎さん、知果さんと仲良しでしたよね」


 絹旗「ですが、残念ながら・・・今、どうしているのかは・・・」


 林檎「・・・>>549
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:40:02.86 ID:FO15U5LnO
そんな…なんで教えてくれなかったの…
550 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:01:15.18 ID:osoTaFVf0
 林檎「・・・そんな・・・知果・・・」グッ


 海美「林檎・・・」ギュッ


 白垣根「・・・それから、施設を抜け出してどうされたんですか?」


 黒夜「追っ手がものの数分で来てさー。おまけに怪人だったからかなり苦戦して」


 絹旗「私が林檎さんに隠れるように言って・・・何とか怪人は倒したんですが」


 絹旗「林檎とはその時はぐれてしまったんです」


 海美「え?じゃあ・・・それから林檎はどうしてたの?」


 垣根「今度は財団Xに捕まえられてたんだろ」


 海美「え・・・!?」


 林檎「・・・うん・・・」


 垣根「それから3年経って去年の12月15日。研究結果が著しくないって事で」


 垣根「財団XはDAアラウズに売り払う事にした」


 垣根「だが、仮面ライダーエグゼイドが受け渡し場所でそれを阻止」


 垣根「お前がその時どうしたかは知らねぇが、その場から逃げたのか?」


 林檎「うん・・・あの人達から、逃げたかったから・・・」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591763619/ >>526


 海美「・・・そうだったの・・・」


 垣根「けど、財団Xもただでは逃がさないと思ったんだろうな」


 垣根「新種の怪人を使ってお前を殺処分しようとしやがった」


 垣根「が、それもライダー2人に撃破されて失敗に終わった、と」


 黒夜「どんなライダーだったの?」


 林檎「緑色で赤い目と灰色で白い目をしてた、かな・・・」


 林檎「・・・あ、バッタみたいだった」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1593575197/ >>30


 絹旗「>>551
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:02:43.91 ID:o62ZvENLO
ああ…うちの新人の…
あの子らも私に言ってくれれば超良かったですのに
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:03:41.73 ID:8Iq1qa49O
どっちもウチの後輩ですよ
ま、素直じゃないですけど超良い子ですから…
戻ったら褒めてあげますか
553 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:22:05.62 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ああ・・・入鹿さんですか。そういえば話してましたね」


 絹旗「真冬なのにキャミソールでジャージ羽織ってるだけの女の子を助けたって」


 林檎「うん。北条って呼ばれてた人が、入鹿って呼んでた」


 絹旗「そうでしたか。戻ったら超褒めてあげませんとね」


 黒夜「その後は?」


 垣根「それ以降の記録は無かったから俺らもわからねぇ」


 垣根「記録が再開したのは、お前がこいつと接触したこの間からだ」


 林檎「・・・ずっと、歩いて・・・雨が降ったら、雨宿りして・・・」


 林檎「疲れてたから、休んでて・・・かきねに会った」


 海美「色んな研究所が狙ってた理由は、そういう経緯があったからね・・・」


 黒夜「DAアラウズも血眼になって探してた訳だ」


 白垣根「ところで、兄さん。どこでその情報を?」


 垣根「そのDAアラウズの本拠地で色々情報を漁ってたんだ。それで見つけた」


 垣根「俺の他にも木原数多と唯一が偶然来てて、かなり情報は手に入れたぞ」


 垣根「今回の黒幕は木原相似って奴だ」


 白垣根「木原・・・と、言いますと」


 絹旗「テレスと同じ一族の1人ですね。名前は教えてもらった事があります」


 絹旗「でも、その数多さんに粛清されたとか・・・」


 垣根「ああっ、かなり前にそうなったらしい・・・が」


 垣根「木原の技術は嘗めちゃいけねぇな。ベルトを媒介してエネルギー精神体になって」


 垣根「生きてたんだとよ。・・・薬味久子って女が協力してたみたいだ」


 絹旗「・・・は?」


 黒夜「(うわ、その名前が出てきちゃうなんて)」ダラー


 絹旗「>>554
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:26:25.35 ID:o62ZvENLO
ちょっとその話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?
555 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:39:55.37 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ちょっと・・・その話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?」


 絹旗「因縁があるンで」


 垣根「・・・そうかよ。まぁ、どのみち話すつもりだったけどな」


 垣根「あの『暗闇の五月計画』自体は木原相似が立てた計画だったんだとよ」


 白垣根「そうなんですか・・・?」


 垣根「ただ、本人は適当に考えたもんだからたまにしか様子を見に来なかったって話だ」

 
 垣根「その『暗闇の五月計画』にも薬味久子が加担していた」


 垣根「木原相似が良い素材を提供してもらえないかって打診されたらしく」

 
 垣根「自分の娘を10万程度で売り払って、もしも使い道にならないって事のために」


 垣根「保険として100万を出してたみたいだ。離婚した旦那が持ってたもんを出したらし」


 ―バキィンッ!!


 林檎「っ」ビクッ


 白垣根「・・・」サッ


 絹旗「くっ・・・ぐ、ぅぅ・・・!」


 ―メキメキッ

 黒夜「ちょ、最愛ちゃ〜ん・・・」


 垣根「・・・おいおい、それここの机だぞ?勝手に壊すなよ」


 絹旗「・・・。・・・ちょっと、こうしないと超やばかったので」


 絹旗「(>>556)」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:45:18.02 ID:o62ZvENLO
あのとき確かにやったはずなのにどうして…
557 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:48:55.66 ID:osoTaFVf0
 当時は生きてるのは当然なので・・・

 台詞
 >>558
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 14:30:10.02 ID:EtT4riDVO
超気持ちがグシャグシャです…
私の手でやっぱり…
559 :1 [saga]:2022/03/20(日) 14:43:43.56 ID:osoTaFVf0
 絹旗「(超気持ちがグシャグシャです・・・あの時、私の手でやっぱり殺しておけば・・・)」


 絹旗「・・・」


 垣根「・・・アイツは今ソッとしてやるとしてだ」


 垣根「木原相似はその後、コネのあるショッカーにフレンダ王妃の親を拉致させて」


 垣根「変身アイテムを創らせたんだ」


 海美「フレンダ王妃の両親を?何故?」


 垣根「何でも、木原唯一と一緒にベルトと変身アイテムを開発したらしいな


 白垣根「なるほど・・・では、あの赤と銀のライダーは木原相似が使役していると?」


 垣根「ああっ。その通りだ」 


 垣根「あのリンゴライダー・・・もとい仮面ライダーイドゥンって呼称されてる」


 黒夜「結構強かったんじゃない?白垣根が手加減してたとは言っても」


 白垣根「そうですね・・・女性の方という事もあってそうしていましたが」


 白垣根「一体、彼女は何故木原相似に従っているんでしょうか・・・?」


 海美「・・・」


 黒夜「というかさ、何で今更林檎ちゃんを狙ってるの?」

 
 白垣根「彼女自身は助けたいと、言っていましたが・・・」


 垣根「・・・」



 
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ 25以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:05:54.33 ID:EtT4riDVO
悔しいです…
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:06:04.96 ID:o62ZvENLO
ゾロないかしらー
562 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:20:35.49 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 垣根「研究所が狙ってるっていうのは木原相似がお前を見つけるための策として」


 垣根「情報を拡散させたんだ。DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」


 垣根「


 海美「」


 垣根「その」


 
563 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:30:58.58 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 白垣根「一方通行さんのベクトル操作を・・・?」
 

 垣根「資料によれば、空気の振動を操作して標的に音をぶつける」

 
 垣根「音の波形は変えずに方向だけを変える事が出来るらしいな?」


 林檎「・・・?」


 垣根「あぁ、そうか悪い。記憶は曖昧だってのも記録にあったな」


 垣根「そういう訳で、研究所がお前を欲しがってるっていうのは」


 垣根「木原相似がお前を見つけるための策として情報を拡散させたんだ」


 垣根「DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」

 
 垣根「絶対正義だとかの理念でお前を捕まえようとしてたんだよ」


 垣根「木原相似と何の目的なんて知らなくて当然だっただろうな」


 白垣根「・・・狙われる理由は、わかりました」

 
 海美「・・・垣根、イドゥンの事なんだけど・・・」


 垣根「あ?あぁ、アイツは」


 海美「待って。今は・・・まだ、言わないで」

 
 垣根「・・・あー、はいはい」


 白垣根「海美さん・・・?」


 海美「・・・林檎、知果の事をもっと教えてもらえないかしら?」


 林檎「え・・・?」


 海美「>>563
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:37:28.19 ID:o62ZvENLO
彼女とはどんな仲だったとかどんな事をしてたとか思い出や気持ちを教えてほしいの
565 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:51:04.36 ID:osoTaFVf0
 海美「彼女とはどんな仲だったとか・・・」


 海美「どんな事をしてたとか・・・思い出や気持ちを教えてほしいの」


 林檎「・・・わかった」コクリ


 林檎「・・・『暗闇の五月計画』で私は執着心を植え付けられた」

 
 林檎「でも、一方通行にこだわりがないからなのか、私自身にもなかったのか」


 林檎「わからないけど、私は精神的に安定してて能力が逆に向上した」


 黒夜「逆に絹旗ちゃんは精神的にやばくなってたね」


 絹旗「超黙ってくれませン?」


 林檎「痛くて苦しい事、たくさんあった・・・」



 〜4年前〜

 りんご[ゲホッ、カハッ・・・]


 りんご[ア゙ッ、ガハッ!]


 [数値が著しく伸びたな。これよりもっと伸びるかもしれない]


 [だが、これ以上の薬剤投与は効果を期待できないかも]


 [この半月で身体が薬に慣れ始めてるわ]


 [数少ない能力の向上が認められる個体だ。死なせるのは惜しい]


 [なら、植え付けた執着心の方を刺激してみるか?]


 [どうやって?この被験体は何かに執着しているのか?]


 [被験体には適当に与えていた本や音楽にも興味を示していないけど・・・]


 りんご[ゲホ!ゴホ、ゴホ!]


 [ああ、今日の実験は終了だ。戻っていいよ]


 
 ―ゴォ・・・

 りんご「・・・」ヨロ・・・


 ともか[!。林檎ちゃん]タタッ


 ともか[大丈夫?]


 りんご[・・・ん]




 ― 偶数
 〜 奇数
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:50.40 ID:o62ZvENLO
絹旗は超やばくなってたとかアイテム旧メンバー組が頷くやつだ
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:56.02 ID:EtT4riDVO
それ
568 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:17:19.46 ID:osoTaFVf0
 ともか[どこか痛くない?]
 

 りんご[・・・うん]




 くろよる[ちっ・・・またこのクソ不味い飯かよ・・・]


 きぬはた[超腹立つなァ・・・お前喰えよ]ペイッ


 くろよる[あァ?誰が喰うかよ、お前が喰えよ]ペイッ


 
 ともか[今日も大変だったね。どう?記録更新できた?]


 りんご[わかんない。よく覚えてない]サクサクサクサク

 
 ともか[あ、そういえば能力発動中は記憶が曖昧だって言ってたね]


 ともか[・・・って、じゃあ何をされたとか覚えてないの!?大丈夫!?]


 りんご[?。生きてるし、大丈夫]モグモグ


 ともか[大丈夫の基準が底辺だよ!]


 ともか[>>569]




 >>566 麦のんのブラジャーにわさび練り付けるような少女でしたからね
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:24:39.93 ID:o62ZvENLO
されたことも覚えてないなんてすごく良くない事されてるかも…
570 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:30:15.95 ID:osoTaFVf0
 ともか[された事も覚えないなんて、すごくよくない事されてるかもしれないし・・・]


 りんご[・・・でも、言ったところで・・・同じ事はされるよ・・・]


 ともか[でも・・・]


 りんご「・・・」サクサク


 ともか[・・・またついてるよ]ツイッ



 林檎「知果はいつも笑ってた」



 ともか[あ、見て見て!これ!]


 りんご[?]


 ともか[これはね、ティアラって言って、お姫様とかが頭に着けるだよ]
 

 りんご[ティアラ・・・]


 ともか[綺麗だね〜]



 林檎「実験は怖くて嫌だったけど・・・」



 りんご[ゴホッ!コホッ・・・]

 
 ともか[大丈夫?お水飲む?]


 りんご[いい・・・]



 林檎「知果と一緒のときは嫌じゃなかった・・・」


 林檎「>>571
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:27.51 ID:o62ZvENLO
一緒なら乗り越えられると思ってたから、絹旗たちのレベルの差は感じてたけど
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:40.02 ID:EtT4riDVO
むしろ一緒にいて楽しかったしね
573 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:42:39.46 ID:osoTaFVf0
 林檎「むしろ・・・一緒にいて楽しかった・・・」


 林檎「いつも笑顔で嬉しそうで・・・」


 林檎「一緒なら乗り越えられると思ってたから・・・頑張ってた・・・」


 林檎「2人との強度の差は感じてたけど・・・」


 絹旗「まぁ、林檎さんは突然変異みたいな感じで成長しましたからね」


 黒夜「研究者達も度肝抜かれてたっけ」


 白垣根「そうですか・・・それから?」


 林檎「・・・でも」



 ともか[ケホ・・・ケホッ、ケホッ!]


 りんご[・・・知果]


 ともか[ああ、大丈夫大丈夫。心配しないで]


 
 林檎「さっき言ってもらったけど、知果は心臓が弱かったの」


 
 りんご[研究所の人に言ったほうがいい]


 ともか[そうかもね〜。でも、私は見込みなしだからさ]


 ともか[能力は一度も発動せずで最近じゃバイタル検査も行なわれなくなったし]


 ともか[完全に見放されちゃってるし、言っても無駄かなぁ]


 ともか[>>574]
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:45:55.58 ID:EtT4riDVO
ギャフンって鼻明かしたいんだけどなあ
もっと健康なら…きっと…りんごも守れるのに
575 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:52:54.70 ID:osoTaFVf0
 ともか[ぎゃふん!て鼻を明かしてみたいけどなぁ]


 ともか[もっと健康だったら・・・きっと・・・]


 ともか[林檎ちゃんも守れるのに・・・]


 ともか[・・・でも、林檎ちゃんの方が心配だよ]


 りんご[・・・?]


 ともか[私は期待されてない分、実験もないけど」


 ともか[林檎ちゃんは実験の度にボロボロじゃん] 


 ともか[もう少し実験のペースを落してほしいって言ってみたらどうかな]


 りんご[・・・うん]


 ともか[・・・あっ]フラ


 ―ぐいっ

 りんご[っ]


 ともか[!]


 りんご[大丈夫・・・?]


 ともか[・・・うん・・・あれっ、いつもと逆だね]クスッ


 ともか[なんかしんせ〜ん]


 りんご[・・・私は知果が心配]


 ともか[ありがとっ。こんな環境で心配してくれる人がいるって幸せだね!]

 
 ―むちゅっ

 りんご[・・・今の、なに?]


 ともか[>>576]
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:53:50.95 ID:o62ZvENLO
大人のおまじないだよ、キスっていうの
577 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:01:29.39 ID:osoTaFVf0
 ともか[大人のおまじないだよ♪キス、っていうの]


 りんご[きす・・・]


 ともか[これで何があっても林檎ちゃんは大丈夫!怪我もしないし]


 ともか[病気にもならないから]ニコリ


 りんご[・・・じゃあ、私も知果にしてあげる]


 ともか[うん。ほっぺたにしてね?]


 りんご[ん・・・]チュッ


 ともか[えへへ//ありがと、林檎ちゃん]ニコリ


 りんご[・・・おまじないって、本当にあるの?]


 ともか[んー、それはわかんないけど・・・]


 ともか[昨日いた子が今日はいないとか普通じゃん?]


 ともか[それを当たり前だと思っちゃる自分が嫌だから・・・]


 ともか[いなくなるのが当たり前だけど、誰にも覚えてもらえないのは、怖いなぁ]


 りんご[・・・]キュッ


 ともか[?。どうかした?]


 りんご[>>578]
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:11:42.70 ID:EtT4riDVO
私はずっと覚えてるから安心して、離れても忘れない
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:11:59.94 ID:o62ZvENLO
寂しいのは嫌だからこうして温もりをね
580 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:22:00.10 ID:osoTaFVf0
 りんご[私は・・・ずっと覚えてるから安心して。離れても・・・忘れない]


 ともか[林檎ちゃん・・・。うん、そうだよね]


 ともか[でも、離れ離れになるのは嫌だよ〜]


 りんご[どうして?]


 ともか[だって、こうしてギューッて林檎ちゃんを抱きしめられないから]


 りんご[・・・そっか]


 ともか[あっ、そろそろ夕食の時間だね。戻って一緒に食べよ♪]


 りんご[・・・うん]




 ともか[ん〜・・・今日も同じのばっかりだね・・・]


 りんご[うん]サクサクサクサク


 ともか[飽きないの?林檎ちゃん・・・]


 りんご[食べられるなら、これでいい]モグモグ


 ―ガシャーン! ガシャン! カララン・・・

 ―ザワザワ ザワザワ
 
 ともか[え?何・・・?]


 りんご[?]


 ―シュイィィーン

 ―ヒュルルルッ ビシィッ!


 [うわああぁぁぁあ!?]


 ―シュイィィーン


 [[キャァァアアアッ!!]]



 [助けてくれぇ!助けて]


 バイオグリーザ[キュルルルルッ!]


 ―ヂュル ル ル ルルル・・・!

 [ギヤァァアアアアアアアアアアアアッ!!]



 ともか[ひっ・・・!?]


 りんご[・・・]


 
581 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:28:05.46 ID:osoTaFVf0
 


 きぬはた[嫌に決まってンでしょ。何で自由になれるってのに]


 きぬはた[そいつの面倒を見なきゃいけないンだよ]


 ともか[ア、警備員のところに連れて行ってあげるだけでいいから!お願い!]


 ともか[私は・・・もう、ここに、残るしかないから・・・]


 きぬはた[・・・だってさ。どォーする?黒夜]


 くろよる[別に構わねェけど・・・ホントにお前は行かねェのか?]


 ともか[・・・うん。だから、お願いっ・・・]


 ともか[ケホッ!ケホッ・・・]


 くろよる[・・・はァー、仕方ないなァ]


 きぬはた[じゃあ、連れて行ったらそこで置いていくから]


 ともか[うん・・・]


 ともか[林檎ちゃん・・・元気、でね]ニコリ


 りんご[知果・・・]


 くろよる[ほらっ、行くよ]グイッ


 りんご[・・・]




 くろよる[杠。あそこら辺に隠れてなよ]


 りんご[怖い・・・]ギュウッ


 きぬはた[ちっ・・・ウッゼェなァ。隠れてろって言ってンでしょうがっ]ドンッ


 りんご[あぅっ・・・!]ドシャッ


 くろよる[絹旗ちゃん。乱暴にしてやんなさんなって]





 りんご[はぁ・・・はぁ・・・]


 りんご[・・・やっぱり、知果のところに・・・]


 ―パシュッ

 りんご[あ、ぇ・・・?]


 ―パタン

 財団X団員1[・・・目標、沈黙。回収にかかれ]


 
582 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:38:22.65 ID:osoTaFVf0


 林檎「その後、どうなったのかわからない」


 林檎「『暗闇の五月計画』よりマシなところで過してたけど・・・」


 林檎「食べる物はそう大して変わらなかったかな・・・」


 白垣根「・・・」


 ―ギュッ

 林檎「・・・かきね?」


 白垣根「・・・垣根ではなく、帝督とこれから呼んでほしいですね」


 林檎「・・・わかった」


 垣根「・・・」チラッ


 海美「・・・」


 白垣根「・・・絹旗さん、黒夜さん。知果さんの心当たりは・・・本当にありませんか?」


 黒夜「ん〜・・・『暗闇の五月計画』が解体されて他の被験者の子達は」


 黒夜「別のところへ移されたか、一般的な生活に戻されたと思うけど・・・」


 黒夜「わかんないなー。裏の世界に居たままだとしたら」


 黒夜「書庫で調べても多分、名前を変えてたりするかもしれないからね〜」


 絹旗「・・・ですが、知果さんもきっと林檎さんの事を探していたと思いますよ」


 林檎「・・・そう、かな」


 絹旗「きっとそうですよ。だって、あんなにも仲良しだったんですから」


 垣根「>>583
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:49:34.76 ID:o62ZvENLO
あんな生活環境でも絹旗みたいにグレなかったんだろ?
まあ生きながらえてるだろうな
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:50:54.87 ID:EtT4riDVO
探偵なりなんなりでも雇ってさがしてやろうか?
どうせ乗りかかった船だ、さっさと終わらせてぇからな
585 :1 [saga]:2022/03/20(日) 18:04:53.25 ID:osoTaFVf0
 垣根「そんなクソみてぇな生活環境でもこのちんちくりんみたくグレなかったんだろ?」


 絹旗「あ?」ビキッ


 黒夜「あっははは!」


 垣根「お前も含まれてんだよ」


 黒夜「あ?」ビキッ


 垣根「ま、それなら生き存えてるぞ。・・・間違いなくな」


 白垣根「・・・何か、それも含みのある言葉ですね」


 海美「・・・」


 林檎「・・・かきね、何か知ってるの?」


 垣根「・・・ふー」チラッ


 海美「・・・」コクリ


 垣根「・・・木原相似のデータファイルを調べてて、イドゥンの情報も見たんだが」



 垣根「その変身者が・・・流郷知果って名前だった」



 林檎「・・・違うよ。絶対に違う」


 林檎「知果は確かに、私よりちょっとだけ身長が高かったけど」


 林檎「あんなに大きくない。私と同い年で、まだ大人には、ならない、から・・・」


 垣根「それだ。お前でも気づけなかったのは」


 林檎「・・・?」


 垣根「流郷知果は『暗闇の五月計画』解体後、絹旗の言う通りお前を探し回ってたみたいだ」


 垣根「それから計画立案者の木原相似と接触。お前を探す代わりに協力しろ、と言われて」


 垣根「協力を承諾した。・・・協力した内容は『暗闇の五月計画』とほとんど同じで」


 垣根「人体実験とイドゥンの性能テストのための変身者になる事だ」


 絹旗「人体実験って・・・!?」


 黒夜「おいおい・・・林檎ちゃんのためだからって・・・」


 白垣根「>>585
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:15:43.57 ID:o62ZvENLO
なるほどそれならばあの背丈も納得できますね、腕力も手を合わせて力強さかったですし
もしもの話をしますが林檎さん?
背丈や姿が大人になっていても貴方は知果さんを親友として見てくれますか?
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:16:16.03 ID:EtT4riDVO
こういうときの兄さんは嘘は付きませんよ
からかうことはしても嘘はつけない質です
588 :1 [saga]:2022/03/20(日) 18:38:51.72 ID:osoTaFVf0
 白垣根「いえ、こういうときの兄さんは嘘は付きませんよ」


 白垣根「人がムカつくほどからかう事はしても嘘はつけない質ですから」


 垣根「そりゃどーも」


 海美「・・・どんな人体実験をさせられたの?」


 垣根「至って単純だ。木原相似は人体実験でエストロゲンを段階的に注入して」


 垣根「成長ホルモンを刺激し、成長因子の生産を大量に促した」


 垣根「それによって、たったの5日で流郷知果は身体だけ20歳くらいになってるんだ」


 海美「・・・惨い事するわね。5日で6年も人生を短縮させるなんてっ」


 白垣根「ですが・・・それなら、あの背丈も納得できますね」


 白垣根「腕力も手を合わせて力強さかったですし・・・」


 林檎「・・・知果は、あんな事、しない・・・」


 林檎「優しくて・・・いつも、笑ってるから・・・」グッ


 垣根「・・・心理定規。あぁ、獄彩。お前ならどうなのかはっきりわかるだろ」


 海美「・・・ええ・・・林檎、とっても・・・残念だけど・・・」

 
 海美「私の能力は人の心の距離を設定出来るの。それでその時に名前もわかるから・・・」

 
 林檎「・・・知果、なの・・・?」ポロポロ


 海美「・・・ええっ。>>589
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:52:25.08 ID:o62ZvENLO
でも悲しむ必要は無いわ、生きていたんだから…生きているならいくらでもね…
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:52:59.35 ID:EtT4riDVO
嘘じゃないわ、心の距離はあなたに近かったもの…
591 :1 [saga]:2022/03/20(日) 19:03:13.85 ID:osoTaFVf0
 海美「・・・ええっ。でも、悲しむ必要は無いわ」


 海美「生きていたんだから・・・生きているなら、喜ぶべきよ?」


 林檎「・・・」


 白垣根「・・・もしもの話をしますが、林檎さん?」


 林檎「・・・なに?」


 白垣根「背丈が大きくなって、姿も大人になっていても・・・」


 白垣根「貴女は知果さんを親友として受け入れますか?」


 林檎「・・・」


 海美「・・・変身していた彼女が貴女を見ていた、あの時」


 海美「彼女との心の距離は、とても近かったわ」


 林檎「・・・本当に?」


 海美「ええっ。本当の本当よ」


 白垣根「・・・だから、どういった理由で助けたいと言っていたのか、わかりませんが」


 白垣根「本当に助けたいという気持ちがあるのですよ」
 

 林檎「・・・>>589
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 19:14:40.69 ID:o62ZvENLO
良いよ…私がやる…
やるけど今の知果はすごい強い、だからみんなも手伝って
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 19:19:39.56 ID:ob7lDi/iO
5年も6年も身体で先に行ってるならそれよりも私は心や頭で上に行ったところを見せるよ
594 :1 [saga]:2022/03/20(日) 20:08:35.51 ID:osoTaFVf0
 林檎「・・・受け入れるよ・・・私は・・・」


 林檎「知果の友達だから」


 林檎「5年も6年も、身体で先に成長してるくらいで友達をやめる事なんてしないよ」

 
 林檎「だから・・・止めてあげないと」


 林檎「でも・・・今の知果はすごく強いから・・・」


 林檎「・・・ていとく、かいび・・・皆も手伝ってほしい、な」


 白垣根「それが、望みであれば私は喜んで手伝いますよ」


 海美「当然よ。林檎からのお願いを無下になんてしないわ」


 林檎「ありがとう・・・」


 絹旗「薬味久子が手を貸していた関係者であるなら私は無論、超手伝います」


 黒夜「んー・・・乗っかかった船だし顔馴染みが困ってるならちょっとは助けよっか」


 垣根「未元物質を勝手におもちゃの材料してんだ。ついでにやってやる」


 林檎「ありがとう。皆・・・すごく、嬉しい」ニコリ


 

 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上 
 △ 15以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:12:48.03 ID:o62ZvENLO
話は聞かせてもらったガラッ
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:12:55.53 ID:ob7lDi/iO
それ
597 :1 [saga]:2022/03/20(日) 20:32:19.15 ID:osoTaFVf0
 白垣根「では、知果さんを助け出すためにはまず・・・」


 海美「木原相似の居場所を突き止めないといけないわね」


 絹旗「垣根さん、それはもちろんわかってるんですよね?」


 垣根「・・・」


 黒夜「え?まさかわかんないっての?」


 垣根「今、木原の2人が調べてくれてっからもう少し待ってくれ」


 海美「そう・・・じゃあ、待ちましょうか」


 ―コンコンッ

 白垣根「はい、どうぞ」


 ―ガラッ

 木場「ちょっといいかな?」


 絹旗「木場さん。どうかしたんですか?」


 木場「林檎ちゃんのお友達の流郷知果ちゃんの事なんだけど・・・」


 黒夜「あぁ、それならついさっきどうしてるかわかったから大丈夫だよ」


 木場「あ、そうなのかい?実は院長がその子から手紙を預かってて・・・」


 林檎「!」


 木場「>>598
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:38:41.89 ID:o62ZvENLO
林檎ちゃんが来たら渡してほしいって言ってたみたいで…
599 :1 [saga]:2022/03/20(日) 21:15:58.83 ID:osoTaFVf0
 木場「もしも林檎ちゃんが来たら、渡してほしいって言ってたみたいで・・・」


 木場「これがそうだよ」スッ


 林檎「・・・」スッ


 白垣根「・・・読んでみましょう。何かメッセージが書いてあるかもしれません」


 林檎「うん・・・」


 海美「木場さん、院長はその時の様子を何か言ってた?」


 木場「笑みは浮かべていたけど・・・寂しげだったみたいだよ」

 
 海美「そう・・・ありがとう」


 木場「ううん。・・・その子に、何かあったのかい?」


 海美「ちょっと・・・ね。でも、大丈夫だから心配しないで」


 木場「・・・そっか」


 林檎「・・・」ペラ


 『林檎ちゃんへ。
  
  私は暗闇の五月計画が使っていた地下実験施設にいるの。

  場所はわかるかな?

  もしもこれを読んだら・・・そこへ来てほしいな。

  一緒にお話しして、一緒に遊んだりしたいから

  いつになるかわからないけど、私は待ってるよ

                      知果 より』


 林檎「・・・さいあい、くろよる。『暗闇の五月計画』が行なわれてた場所、わかる?」


 林檎「そこで・・・知果が待ってる」


 絹旗「あそこですね。超覚えてますよ」コクリ


 白垣根「>>600
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:18:00.20 ID:o62ZvENLO
ならそこに行きましょうか?
そこで待っている可能性があります、ここで再開しましたし…
601 :1 [saga]:2022/03/20(日) 21:57:30.98 ID:osoTaFVf0
 白垣根「では・・・行きましょうか」


 白垣根「ここで再会して、そこで待っているのでしたら・・・」


 白垣根「今度は林檎さんが会いに行く番ですね」


 林檎「うん」コクリ


 垣根「今から行くってのか?」


 海美「ええっ、もちろんそうよ。早く助け出してあげないと」


 垣根「ならよ、木原2人に連絡入れっから合流するまで待ってくれ」


 垣根「アイツらも木原相似の不始末は着けたいだろうからね」


 絹旗「そうでしょうね。気持ちは・・・超わかりますから」


 木場「・・・じゃあ、先に夕食でもどうかな?」


 黒夜「え?いや、でも・・・私はいいや。他の子の分が足りなくなったらいけないし」


 木場「大丈夫だよ。そこまで困窮はしていないから」クスッ


 林檎「・・・」グウゥゥゥ・・・


 海美「・・・ここはお言葉に甘えましょうか」クスッ


 白垣根「>>602
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:58:36.89 ID:ob7lDi/iO
英気を養うのも大事ですよ、元気な状態で会いましょう
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:59:29.26 ID:o62ZvENLO
私はお手伝いできることをしてきますから、海美さ…じゃなくて林檎さんをお願いしますね
604 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:15:24.19 ID:osoTaFVf0
 白垣根「英気を養うのも大事ですからね。元気な状態で会いましょう」


 白垣根「お手伝い出来る事があればお申し付けください。海美さ・・・は」


 白垣根「林檎さんをお願いしますね」


 海美「あら、私の方が家事出来るのに?」


 白垣根「側に居てあげてほしいんですよ。貴女には」


 海美「・・・そう。わかったわ」


 絹旗「私も超手伝わせてください」


 黒夜「ほら、アンタも当然手伝ってもらうからね」グイグイッ


 垣根「あぁ?何で俺が」


 海美「あら、あの頃はよく美味しい料理を振る舞ってくれたのに?」


 林檎「・・・食べてみたい」


 白垣根「兄さん。ここは是非お願いします」


 垣根「・・・あーはいはい、手伝いますよーだ」


 木場「ありがとう、皆」クスッ




 視点変更

 ヴィランSIDE
 林檎

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:26.85 ID:o62ZvENLO
ヴィラン
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:35.39 ID:ob7lDi/iO
林檎
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:47.00 ID:u0yOoL4CO
ヴィランさいど
608 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:34:15.93 ID:osoTaFVf0
 -某製菓 暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟)-

 DAアラウズリーダー「ぐ、うぅぁあ・・・!」


 ―キュイィィンッ キリリリッ

 相似「ふんふふ〜〜ん♪ふふふ〜ん♪」


 相似「はーい!これでいいですよ」


 DAアラウズリーダー「っ・・・」

 ―ムクリ


 相似「どうですか?馴染み具合は」


 DAアラウズリーダー「・・・問題ない。感謝する」


 相似「いえいえ、僕は本来の専門がサイボーグ技術ですから」


 相似「傷んだ四肢くらいなら代替できるのはもちろん余裕ですよ」ニコニコ


 DAアラウズ1「リーダー、容態はいかがですか?」


 DAアラウズリーダー「うむ。問題はない・・・しかし、誠に遺憾だ」


 DAアラウズリーダー「絶対正義を何故、誰も理解出来ないんだ・・・」


 相似「んー、それは人それぞれの思考の違いじゃないですかねー」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:44:54.22 ID:o62ZvENLO
ほい
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:45:00.24 ID:3rN8XhtNO
611 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:50:26.73 ID:osoTaFVf0
 相似「あ、そうだそうだ。あのですねー、こんなものをご用意したんですが」


 DAアラウズリーダー「何だ・・・?」


 相似「これです」


 ―カチャッ

 DAアラウズ1「なっ・・・!?それは、ベルトではないか!」


 DAアラウズ2「何故そんな汚らわしい物を・・・!」


 相似「失礼な。創りたてホヤホヤの新品ですから汚くなんてないですよ」


 相似「こちらを贈呈します。貴方なら使えるはずですよ」


 DAアラウズリーダー「・・・」


 DAアラウズ1「ふざけるなっ!我らが同志にライダーとなれと言うのか!?」


 相似「そうですよ?それ以外に何か?」


 DAアラウズ2「馬鹿げている!何故リーダーがライダーなどに」


 DAアラウズリーダー「待て。・・・理由を聞かせてくれるか?」


 DAアラウズ1「リーダー、こんな奴の言い分など」


 相似「毒を食らわば皿まで。毒をもって毒を制す」


 相似「>>612
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 05:12:40.31 ID:s/NyDyFPO
薬も正しく使えば薬になりますしあなたならできると分でのお願いですよ
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 06:06:34.14 ID:B7a5uGyrO
相手がライダーならこっちもライダーとして勝てばいいんですよ
勝てばあなた達が正義ですから
614 :1 [saga]:2022/03/21(月) 09:33:11.58 ID:QqeshuAy0
 相似「毒も正しく使えば薬になりますし、貴方なら出来ると踏んでのお願いですよ」


 相似「相手がライダーなら、こっちもライダーとして勝てばいいんですよ」


 相似「勝てば、貴方達が正義ですからね」


 DAアラウズ1「正義・・・」


 相似「そうですそうです、勝てば官軍負ければ賊軍。所詮、脆弱な力では」


 相似「正義を成す事なんて出来ませんよ」クスッ


 DAアラウズリーダー「・・・良かろう。使わせてもらう」


 DAアラウズ2「リーダー・・・」


 DAアラウズリーダー「わかっている、同志。私も不本意ではあるが・・・」


 DAアラウズリーダー「絶対正義のためならば、私は心を鬼とする」


 相似「では、どうぞ。・・・あ、お2人も要りますか?」


 DAアラウズ1「・・・いや、結構だ。リーダーなら使い熟せると思うが」


 DAアラウズ2「我々では無理だろうからな」


 相似「えー?そんな事はないと思いますけど・・・ま、それならいいですよ」


 相似「>>615
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 09:56:37.99 ID:XCUjWyh3O
こちらにはイドゥンもいますしリーダーさんもなってくれるなら十分でしょう
あなた達はできることをしてください、可能な範囲でいいんで
616 :1 [saga]:2022/03/21(月) 10:34:40.00 ID:QqeshuAy0
 相似「(リーダーさんもライダーになってくれるなら戦力は十分だよね)」


 相似「では、貴方達は出来る事をしてください。可能な範囲でいいんで」


 DAアラウズ1「無論だ。今度こそ、この手であの憎き害虫を・・・!」


 相似「ん〜・・・何で皆さんそんなにライダーが嫌いなんですか?」


 相似「今回の件以前よりもかなり拒絶しているみたいですけど」


 DAアラウズリーダー「奴らが急激に現れた事により、怪人は増え始めた」


 DAアラウズリーダー「純粋な怪人はもちろん、人後怪人が特に増えた」


 DAアラウズリーダー「人後怪人は哀れな無能力者が己の非力さに嘆き、力を求めた姿だ」


 DAアラウズリーダー「そして害虫は平和のためだと、後処理をしているだけに過ぎない」


 DAアラウズリーダー「だが、それでも怪人は尚消えない・・・何故なら」


 DAアラウズリーダー「害虫こそが怪人を生み出す諸悪の根源だからだ」


 DAアラウズリーダー「害虫さえ居なくなれば怪人も存在する事もなくなる」


 DAアラウズリーダー「だからこそ、抹消せねばならないのだ。我々の絶対正義は」


 DAアラウズリーダー「学園都市のためにある。害虫がしている事など、ただの偽善だ」


 DAアラウズリーダー「自分達が撒いた種を自ら潰し、そしてまた植え付ける」


 DAアラウズリーダー「我々DAアラウズはそれを止めなければならないのだ」


 相似「>>617
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 10:37:44.04 ID:dgNGkn0/O
力を求めるのは本能ですからねぇ
ライダーを倒したところで仲間割れしないと良いんですが
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 10:38:41.64 ID:tb8lpkvPO
能力やライダーに囚われすぎるのもまた難しいかな
俺なんかそんなのよりも研究が好きなので不思議ですけど
619 :1 [saga]:2022/03/21(月) 11:38:12.28 ID:QqeshuAy0
 相似「力を求めるのは生物の本能ですからね〜」


 相似「能力やライダーに囚われすぎるのも、また難しい問題でしょう」


 DAアラウズ1「ライダーが称えられる事など間違っている・・・!」


 DAアラウズ2「そうだ。我々こそが絶対正義だというのに!」


 相似「そうですか〜。ま、僕はそんなのよりも研究が好きなので」


 相似「そう思って居る皆さんが不思議ですけど」 


 相似「・・・ライダーを倒したところで仲間割れしないといいですけどねー」


 DAアラウズ2「な、何だと!?我々は同じ思想を持って共にしている!」


 DAアラウズ1「仲間を裏切る事など断固としてしない!」
 

 相似「それは力強いお言葉ですね。まぁ、そうであるならそれでいいです」


 相似「じゃあ、ちょっと出ますからごゆっくり〜」


 ―プシューッ バタンッ

 DAアラウズリーダー「・・・奴もいずれは悪に染まるだろうな」


 DAアラウズ1「それなら、そうなる前に我々の手で」


 DAアラウズリーダー「いいや、まだいい。改造能力者の成果をまだ得ていないのだからな」


 DAアラウズリーダー「それを手に入れ次第・・・我々の手で正義を知らしめればいい」


 DAアラウズ1「・・・了解」

 


 
 知果「・・・」


 ―ウィィーン

 相似「知果ちゃーん?起きてるかな〜?」


 知果「・・・はい」


 相似「じゃあ、お薬の時間ですよー。心臓をもっと元気にさせないといけないからね」


 知果「・・・」コクリ



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:14:18.93 ID:tb8lpkvPO
ほい
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:14:29.92 ID:faEVv0iaO
んなあ
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:19:19.01 ID:faEVv0iaO
ぐおお1足りないうらめしい…
623 :1 [saga]:2022/03/21(月) 12:32:17.78 ID:QqeshuAy0
 相似「動かないでねー。これズレたら死ぬよー」


 知果「っ・・・」


 相似「はい、せーの・・・」


 ―ズブブブッ・・・


 知果「あ、ぎっ、ぅ・・・!」
 
 ―プスッ

 
 ―ドクンッ ドクンッ

 知果「ハッ、ハッ、ハッ・・・!」


 相似「呼吸抑えないと針が余計に刺さるから、落ち着いてねー」

 
 知果「ふーっ・・・ふーっ・・・」


 ―キュイィィン・・・

 相似「・・・よーし。お薬の注入終了〜」


 知果「っはぁ・・・はぁ・・・」

 ―ズルルルッ・・・

 知果「あぐっ、っ・・・」


 ―ツプッ・・・

 相似「いやー、いつもながら我慢強いね。悲鳴すら上げないなんて」


 知果「・・・>>623
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:59:36.07 ID:faEVv0iaO
まだ耐えられる…今日は少しだけ良かったから…
625 :1 [saga]:2022/03/21(月) 13:11:46.46 ID:QqeshuAy0
 知果「・・・まだ、耐えられますよ」


 知果「今日は、少しだけ・・・よかったから・・・」


 相似「ん〜?それは気分がよかったって意味かな?」


 知果「・・・」


 相似「まぁ、そうだよね。ようやくお友達を見つける事が出来たんだから」


 相似「嬉しい事この上ないもんね〜」


 知果「・・・ください」


 相似「ん?何か言った?」


 知果「約束は・・・守ってくださいね」


 相似「あ〜、もちろんわかってるよ。うんうん」


 相似「でも、そのためには彼女をここへ連れて来てもらわないと」


 相似「施しようがないから・・・次は頼むよ。今回は未元物質が欲しかったから」


 相似「一時戻って来てもらっただけだから」


 知果「・・・はい」


 相似「さーて、じゃ。その未元物質をあの2人に埋め込んであげないと」


 知果「・・・また改造能力者を増やすんですか」


 相似「だってDAアラウズさんが要求してきているんだからね?」


 相似「>>626
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:29:10.98 ID:faEVv0iaO
本人たちがどうしてもって言うから叶えてあげるだけだからね
こっちとしても手強いライダーを削られるならありがたいしWin-Winかな
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:29:46.15 ID:tb8lpkvPO
なかなか知果ちゃんみたいな素質のある子がいなくてねー
いやはや本当に困ったものだよ
628 :1 [saga]:2022/03/21(月) 13:44:16.82 ID:QqeshuAy0
 相似「本人達がどうしてもって言うから叶えてあげるだけだよ」


 相似「こっちとしても手強いライダーを削られるなら、ありがたいしWin-Winかな」


 相似「ま、邪魔さえしなければ居ても居なくてもいいんだけど」


 知果「・・・」


 相似「あ、知果ちゃんは別だからね?」


 相似「君みたいな素質のある人は中々いなくてねー」


 相似「いやはや、本当に困ったものだよ」


 知果「・・・私は、ただ・・・林檎ちゃんを助けたいだけです」


 知果「・・・それ以外に、私は・・・」


 相似「そっかそっか。ま、その方が僕としても楽だし」


 相似「慈愛を植え付けられてる君にとってはそれしか思いつかないだろうからね」クスッ


 相似「それじゃあ、次までゆっくり休んでいなよ」



 ―ウィィーン パタン

 知果「・・・」

 
 ―パタン・・・

 知果「(・・・林檎ちゃん・・・)」


 知果「(絶対に助けてあげるから・・・)」


 知果「(>>629)」
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:53:43.24 ID:tb8lpkvPO
あの人たちから離れなかったけどそんなに信頼出来てるのかな…
どんな人か分からないけど次会った時は…
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:54:26.89 ID:faEVv0iaO
たすけ出して一緒に遊ぶんだ…キスだってまたしたいし
631 :1 [saga]:2022/03/21(月) 14:08:07.90 ID:QqeshuAy0
 知果「(助け出して、一緒にお話ししたり、遊びたい・・・)」


 知果「(キスだって・・・またしてあげたいし、してほしいから・・・)」


 知果「(もう、絶対に離れ離れにはしてあげたくない・・・)」


 知果「(あんな苦しい思いもしてあげたくない・・・)」
 

 知果「(だから・・・助けてあげないと・・・)」


 知果「(・・・あの人達から離れなかったけど・・・)」


 知果「(林檎ちゃん、そんなに信頼してるのかな・・・)」


 知果「(どんな人か分からないけど、次に会った時は・・・)」


 知果「・・・」




 ◎ 50以上or25〜35orゾロ目
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:51:22.13 ID:faEVv0iaO
それ
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:51:31.25 ID:Zizr3E66O
奇跡巻き起こせ
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:52:07.01 ID:faEVv0iaO
よし…
635 :1 [saga]:2022/03/21(月) 17:25:36.89 ID:QqeshuAy0
 知果「(・・・ちゃんと話し合って、林檎ちゃんを渡してほしいな・・・)」


 知果「(あの人は、最初こそ私を拒否してた・・・でも・・・)」


 知果「(林檎ちゃんのために、って気持ちは伝わってきた・・・)」


 知果「(・・・もし、ダメだったら・・・)」


 知果「(・・・あの人に任せていいかな・・・)」


 知果「(うん・・・それが、いいかも・・・)」


 知果「(私だって気付かなかったら・・・その時は・・・)」


 知果「・・・林檎ちゃん・・・」


 知果「・・・」




 相似「お2人共。ちょっといいですか?」


 DAアラウズ1「何だ、木原相似」


 DAアラウズ2「我々に何の用だ」


 相似「いえいえ、ちょっとしたお手伝いをと思いまして・・・」ニタァ




 視点変更

 木原ズ
 白垣根

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:35:46.15 ID:faEVv0iaO
木原ズ

なんとしてでも奪いだすだったのか
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:35:57.03 ID:NZf9TdrmO
白垣根
638 :1 [saga]:2022/03/21(月) 19:53:14.43 ID:QqeshuAy0
 ―ギュロロロロロォーッ!

 唯一@ヘルメット「いやー、女性だってのは合ってましたけど・・・」


 唯一「まさか14歳の女の子だっていうのは驚きですね」


 木原「それも人体実験で強制的に成人に成長させられてるな」


 木原「野郎、碌でもない事しかしねぇじゃないかよ。ったく」


 唯一「ホントですねー。あの時数多さんが首でも折っておけばよかったのに」


 木原「んだよ、俺のせいだってのか?」


 唯一「詰めが甘かったからこんな事になってるんじゃないですか」


 木原「・・・ちっ」


 唯一「>>639



 >>636 殺してでも。でせうね
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 19:56:59.59 ID:l8FfQ04NO
ま、そういう甘いところに救われたところも色々ありますからそこまで責めませんけどね
それに相似からそのデータを貰えばいいだけですから私達が
640 :1 [saga]:2022/03/21(月) 20:11:49.78 ID:QqeshuAy0
 唯一「ま、そういう甘いところに救われた事も色々ありますから」


 唯一「そこまで数多さんを責めませんけどね」


 木原「(あ?十分責めてたろ・・・)」


 唯一「それに、相似君からそのデータを消してしまえばいいだけですから。私達が」


 木原「データを消すのはどうだっていい。野郎の息の根を止めるのが」


 木原「俺の重要目的だ。データとかは別にどうだっていい」


 木原「つーかそのデータ自体、誰も知らねぇだろ。DAアラウズ以外はよ」

 
 唯一「ですが、もしもバックにスポンサーがいたら面倒ですよ」


 木原「アイツがスポンサーなんてつけるか?金はあるってのに」


 唯一「わかりませんよ?お金とか関係無しに、自分の研究の成果を広めるために」


 唯一「スポンサーをつけて外部に売り込む可能性も」


 木原「・・・んじゃ、データを消すのはお前に任せる」


 木原「>>641
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 20:37:28.41 ID:faEVv0iaO
俺はアイツを今度こそ叩きのめす、シンプルでいいな
642 :1 [saga]:2022/03/21(月) 20:57:10.68 ID:QqeshuAy0
 木原「でもって、俺はアイツを今度こそ叩きのめす。シンプルだろ」

 
 唯一「はい。あっ、あそこですね」


 唯一「降りますよ」


 木原「おう」


 ―ギュロロロローーッ・・・




 ―ギュロロォォン・・・

 ―ガチャンッ


 唯一「ふほ〜〜、ダンテちゃんお疲れ様ー」


 ―ガシャンッ ガチャガチャッ ガチャンッ
 
 木原「こんな乗り物まで野郎がパクってたら面倒くせぇな」


 唯一「あ、大丈夫ですよ。これは当時は設計図すらなかったので」


 木原「そうかい」


 垣根「おう、来たか」


 木原「ああっ、垣」


 垣根@ピエロ「今から飯食うとこだ。アンタらも食うか?」


 唯一「・・・ぷふっ」プルプル


 木原「>>」643
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:12:01.04 ID:l8FfQ04NO
おま…マジかよ…
愉快な格好過ぎて笑うどころかひくわ…
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:12:30.68 ID:faEVv0iaO
生まれてきてピエロに飯を勧められる時が来るとはな…
645 :1 [saga]:2022/03/21(月) 21:31:53.17 ID:QqeshuAy0
 木原「おま・・・マジかよ・・・」


 垣根「あ?」


 木原「生まれこの方、ピエロに飯を勧められる時が来るとはな」


 木原「愉快な格好過ぎて笑うどころか・・・引くわ」


 唯一「あっはははははははっ!あはははははっ!」


 垣根「笑ってんじゃねぇぞ、こら」

 
 唯一「あー!あー!あっはははは!あー・・・あはははは!」


 垣根「」ビキビキッ


 木原「おい、その辺にしとけ。おら、行くぞ」


 唯一「ひーひーひーひーっ」


 垣根「・・・覚えとけよ、このアマ」チッ




 白垣根「あ、貴方方が木原数多さんと木原唯一さんですね」


 木原「ああっ。うちのモンが迷惑かけちまってるな」


 海美「ホントよ。・・・あと、その顔のは刺青?」


 木場「あの・・・ちょっと子供達の前に立たれると、怖がられると思われるので・・・」


 唯一「ぷっふふふふ・・・!」


 白垣根「>>646
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:35:23.92 ID:faEVv0iaO
しかめっ面というか兄はあまり子供の相手に慣れてないので私と彼女で提案してやってみたんですよ…
ここまでとはと私もビックリでしたが
647 :1 [saga]:2022/03/21(月) 21:46:12.11 ID:QqeshuAy0
 木原「この面がダメつってんのか?」


 木場「・・・どうかな?怖い?」


 林檎「やだ」


 木原「やだ?」


 海美「・・・」プルプル


 白垣根「こ、怖いではなくて、やだですか・・・」アハハ・・・


 垣根「ぷはははっ」ケラケラ


 木原「テメ、人の事笑える立場かよ。こいつの面だって大概だろ」


 白垣根「まぁ、しかめっ面と言いますか・・・兄はあまり子供の相手に慣れてないので」


 白垣根「私と彼女で提案してやってみたんですよ・・・」


 白垣根「あそこまでとは、と私はビックリしましたが・・・」


 海美「とっても喜んでたわね。ジャグリングは下手くそだったけど」


 垣根「やった事すらねぇんだから仕方ないだろ」


 木場「どうしましょうか・・・別の所で夕食と言うのも・・・」


 唯一「未元物質で一時的に色、隠せませんか?」


 白垣根「あ、そうしましょうか。・・・ただ、元の顔も怖いですよね?」


 木原「あ?」


 唯一「>>648」 
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:48:57.53 ID:l8FfQ04NO
結構強面だからねぇ
店だと寡黙なマスターやこだわりの強い親父感が出てきてきらいじゃないんだけどね
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:49:59.36 ID:faEVv0iaO
研究者の性みたいなものさ、考えてると眉間にドンドンシワが寄っちゃってね
私とテレスくらいじゃないかな、こんなきれいなの
650 :1 [saga]:2022/03/21(月) 21:59:31.02 ID:QqeshuAy0
 唯一「結構、強面ですからね〜」


 唯一「店だと寡黙なマスターやこだわりの強い親父感が出ていて」


 唯一「怖がられてはいないんですけどね」


 木場「お店では慣れている方々が多いと思いますが・・・」


 木場「・・・こう、目だけを隠すお面を着けてもらっていいですか?」


 垣根「おう、これいいんじゃねぇか?」


 垣根「バットマンのマスク。強面の顔にゃピッタリだろ」


 唯一「あー、いいですねー。丁度ご飯も食べられますよ」


 木原「・・・ちっ。それしかねぇのか?」


 垣根「ねぇな。・・・あ、いや、あったぞ。タキシード仮面の」


 木原「バットマン寄こせ」パシッ

 
 唯一「ふふふふふふっ!」


 木原@バットマンマスク「これでいいか?」


 白垣根「あ、はい。丁度刺青も隠れていますので、未元物質で隠さなくてもいいですね」


 木場「うん。そうだね」コクリ


 海美「どうかしら?林檎」


 林檎「>>650
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:01:29.94 ID:faEVv0iaO
タキシード仮面の木原くんは刺激が強すぎる
あのマスク似合うのってトールか浮かんだ

怖さ減ってかっこよくなった
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:01:57.33 ID:l8FfQ04NO
悪くないと思うかな…うん
653 :1 [saga]:2022/03/21(月) 22:10:24.29 ID:QqeshuAy0
 林檎「悪くないと思うかな・・・うん。怖さは減ったと思う」  


 木原「そうかよ。はぁーあ・・・来なきゃよかったな」


 唯一「まぁまぁ、そう言わずに。さささ、行きましょう」


 白垣根「私達も行きましょうか。海美さ、林檎さん」


 海美「ええっ」


 林檎「うん」コクリ


 垣根「・・・運ぶの手伝ってやるよ」


 木場「あ、ありがとう。垣根君」


 


 絹旗@エプロン「はいはーい、ちゃんと座ってくださいねー」


 黒夜@エプロン「おらおらー、良い子にしてないとデザートなしだぞー」


 木場「ありがとう、2人とも。もう座ってていいよ」


 絹旗「あ、はい。わかりました」


 黒夜「はいはーい」




 どうする?orどうなる?
 ↓2まで


 >>651 あとは海原君、エツァリ君、上里君くらいで
     イケメンだけでせうな。
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 05:19:02.74 ID:402XssI1O
絹旗&黒夜がだいぶ丸くなってることに驚いてる林檎に苦笑する白垣根
絹黒は互いに「黒夜(最愛ちゃン)は荒れてたからなー」と武勇伝を語る
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 05:30:58.90 ID:4h7s2F5rO
木場くんと白垣根の子どもたちからの人気っぷりを見てると海美から嫉妬しちゃった?とからかわれるカッキー
そんなことねえよと言うものの彼女とすることしたら子供もできるのよ?と言われてちょっと学んで見る
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 05:37:55.12 ID:warIhaN+O
幼い子供たちにアーンしたりマナーを教えたりと子供の相手がうまい唯一に驚く木原くン
ちゃっかり今度ゴールデンレトリーバーも連れてくるからねと脳幹ちゃんの外堀を埋めてる様子に脳幹先生の無事を祈る
657 :1 [saga ]:2022/03/22(火) 08:38:41.70 ID:nis/n6jO0
 「ていとくおにいちゃん、あげる」


 白垣根「ありがとうございます。じゃあ、私はこちらを」スッ


 「ありがとー」



 「ゆーじお兄ちゃん!食べれた!」
 

 木場「偉いねー。次はどれを食べてみる?」


 「えっとねー」



 垣根「・・・」ムグムグ


 垣根「(やっぱアイツらはチビ共に人気あんだな。見た目と性格で)」


 海美「垣根、どうかしたの?もしかして嫌いなお野菜があったのかしら」

 
 垣根「んな事ある訳ねぇだろ」


 海美「じゃあ、あの2人の人気っぷに嫉妬しちゃった?」クスッ


 垣根「それもねぇっての。ただ、そうだろうなって思っただけだ」

 
 海美「そう。まぁ、貴方もいつか子供ができたら他のお母さん方や」


 海美「子供の担当の先生にモテそうよね」クスッ

 
 垣根「>>658
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 09:31:25.42 ID:k1Y2wNwmO
俺は顔は良いからな、先約がいるから申し訳ないが
659 :1 [saga ]:2022/03/22(火) 16:20:42.88 ID:2aXvBph20
 垣根「俺は顔は良いからな。先約がいるから申し訳ないが」

 
 海美「あら、それ自分で言っちゃうの?」


 垣根「言わなかったらお前が言ってくれてんのか?」


 海美「そうね。帝督の次にって、付け加えてね」クスッ


 垣根「だろうな」


 海美「あっ。でも、性格込みなら木場さんの次かも」


 垣根「おいこら。仮にもお前、義兄に向かってその言い草はねぇだろ」


 海美「あぁ、そういえばそういう関係性になるんだったっけ」


 海美「前までと同じ面倒事は避けて通る少し控えめな組織のリーダーと思ってたわ」


 垣根「間違っちゃいねぇけどよ・・・」


 「ピエロさん、よそ見してたらこぼれちゃうよ」


 垣根「・・・おう」


 海美「(>>660)」 
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 16:49:48.08 ID:oEjYld0ZO
彼女さんと最近はあまり交流ないけど割とうまく言ってるのかしらね
スクールでやってた頃に無かった大人っぽさも感じるし…

よく考えると夜の生活的に旧スクールで1番遅れてるカッキー?
661 :1 [saga ]:2022/03/22(火) 18:24:02.20 ID:2aXvBph20
 海美「(彼女さんと交流しているのか知らないけど、割と上手くいってるのかしらね)」 


 海美「(今だって小さい子に対して優しく接してたし)」


 海美「(何て言うのかしら。「スクール」をやってた頃には無かった」


 海美「(大人っぽさを感じるわね・・・)」


 海美「(まっ、彼も今年で19歳になるんだし当たり前よね)」


 海美「(いつまでも子供じゃないって事かしら)」クスッ


 垣根「なんだよ、人の顔見て笑いやがって」


 海美「別に?大人になったわねって思っただけよ。・・・ところで、まだ貞潔は守ってるの?」


 垣根「ほっといてくれ」

 

 
 木原「(ものすげぇヘルシーなもんだから酒飲みたくならねぇな)」モグモグ
 

 唯一「はい、あーんして」


 「あーん」パクッ


 唯一「わぁー、すごーい!よく食べられたね♪」


 木原「(こいつ、こんなにガキの世話とか得意だったか?)」


 木原「(>>662)」



 >>660 垣根「常盤台の現役お嬢様と寝て親に知れたら今度こそ一生檻の中になっちまうだろ」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 18:33:34.92 ID:g92ohKPvO
研究と犬にラブラブな奴だと思っていたのに意外な特技もあるもんだな
663 :1 [saga]:2022/03/22(火) 20:33:40.18 ID:Y0qPctea0
 木原「(研究と犬にラブラブな奴だと思ってたが、意外な特技もあるもんだな)」


 木原「(まぁ、そういう普通の人間らしい感性はあんだろうな)」


 唯一「皆はわんちゃん好き?」


 「「「すきー!」」」


 唯一「じゃあ今度、わんちゃん連れて来るからね」


 唯一「少しおじいちゃんのゴールデンレトリーバーっていう種類のわんちゃんを」


 木原「おいコラ」ペシッ


 唯一「いたっ!何すんですか!?」


 木原「お前、サラッと脳幹先生の外堀埋めようとしてんだよ」


 唯一「え?ナンノコトデス?」


 木原「>>664




 フレンダ「さっき見たけど、サバ缶のサバを温める時はほぐすかラップしてやる事って訳よ」
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 20:40:32.67 ID:s/PyP8o9O
破裂するのはまあ中の空気がドーンとなるからな…
フレンダは一度はやってそう
そして麦野に〆られて絹旗に呆れられて眺めるたっきー

そのゴールデンレトリーバーって脳幹先生だろおめえ
あの人見たら子供たちが犬はしゃべる生き物だって認識されかねねえぞ
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 20:43:06.68 ID:OEWp+4S3O
>>543をみて思ったけどこういう事情で組織のお金を使うのはむぎのんは割と怒らなそう
プライドライドや仁義とか大事にするタイプだしなーって
ちゃんとたしなめるけど

おじいちゃんのゴールデンレトリーバーってだけで俺とお前の交友関係で一人しか浮かばねえんだよ
666 :1 [saga]:2022/03/22(火) 21:03:17.76 ID:Y0qPctea0
 木原「そのゴールデンレトリーバーってのは脳幹先生だろオメェ」


 唯一「いえいえ、脳幹先生とは一言も言ってないじゃないですか」


 唯一「おじいちゃんのゴールデンレトリーバーとしか」

  
 木原「おじいちゃんのゴールデンレトリーバーってだけで俺とお前の交友関係で」


 木原「一匹しか浮かばねぇんだよ」


 唯一「ぐぬぬ・・・いいじゃないですか!脳幹先生に迷惑はかけないんですか!」


 木原「あの犬見たら、ガキ共が犬は喋る生物だって誤認されかねないだろ」


 唯一「喋るわんちゃんだってロマンがあるからいいじゃないですか!」


 木原「将来的に困るのはこいつらだろうが」


 唯一「私達の老後には犬や猫が喋るくらい当たり前の世界になってますし」


 唯一「それを踏まえて最初にそれを見たって第一人者になると思いません?」


 木原「ませんよーだ。バカか」


 唯一「>>667





 >>664 尚、超電磁砲原作世界線では導火線で爆破して黒焦げにしたもよう
 >>665 麦のんの背中に刺青入ってたらもう極道の女なんよ
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:11:51.88 ID:E/QsjgsuO
私の純愛やロマンを否定するなんて馬に蹴られますよ!
それに子どもたちと触れ合えば脳幹先生も私との愛の結晶を作ることを前向きに考えてくれるかもしれませんし

入れ墨むぎのんは仁義なき戦い似合う…
戦いは秒で終わるけど
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:12:41.41 ID:s/PyP8o9O
あーやだやだ、みんなはこんなバッドマンみたいな夢のない大人になったらダメよ
願いは叶うんだから!フンス
669 :1 [saga]:2022/03/22(火) 21:35:48.59 ID:Y0qPctea0
 唯一「私の純愛やロマンを否定するなんて馬に蹴られますよ!」


 木原「ニンジンやれば大人しいだろ」


 唯一「・・・そ、それに子ども達と触れ合えば脳幹先生も」


 唯一「私との愛の結晶を作る事を前向きに考えてくれるかもしれませんし!」


 木原「それこそ絶対にないな」


 唯一「あーやだやだ!皆はこ〜〜んなバッドマンみたいな」


 唯一「夢のない大人になったらダメだよ?」


 唯一「願いは叶うんだから!」フンス


 「「「はーい」」」


 木原「俺ダシにすんじゃねぇ」


 唯一「ふーーーんだっ」



  

 「にがーい・・・」 


 絹旗「それなら牛乳を超飲むといいですよ」

 
 黒夜「>>670
 


 >>667 えんこ詰めるの小指だけじゃ飽き足らず全部(両手両足を)落せ言いそう
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:49:45.82 ID:CVG6Uq0WO
飲めば骨も強くなるし美味しいし一石二鳥だぞ
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:51:28.82 ID:mIbZCTggO
辛いものを食べたときも飲むといいしなー
割と口の中の刺激抑えてくれるよな
672 :1 [saga]:2022/03/22(火) 22:06:07.47 ID:Y0qPctea0
 黒夜「飲めば骨も強くなるし美味しいし一石二鳥だもんな」


 黒夜「辛いものを食べたときも飲むといいし」


 黒夜「割と口の中の刺激抑えてくれるよな。牛乳って」


 絹旗「はい。それから、ハンバーグのケチャップを舐めるのも超いいですよ」


 「ん・・・」ペロッ


 「・・・あ、ホントだ。おいしい!」モグモグ


 絹旗「そうですか。超よかったですね」ニコリ


 黒夜「ほらほら、君も食べてみなよ」


 「はーい」


 林檎「・・・」


 白垣根「林檎さん、どうかしましたか?」


 林檎「・・・ううん。2人がすごく優しくなってるから、ビックリして」


 白垣根「あ、あぁ・・・」アハハ・・・


 林檎「>>673
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:07:44.73 ID:s/PyP8o9O
私の知ってる二人はもっと尖っててケンカばかりしてたから…
すごかったんだよ、舌打ちとか口喧嘩とか…
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:08:34.08 ID:mIbZCTggO
黒夜ちゃんはたまに優しかったけど絹旗ちゃんは怖かったし…
どんなことして過ごしてるのかなあ
675 :1 [saga]:2022/03/22(火) 22:14:52.21 ID:Y0qPctea0
 林檎「私の知ってる1人はもっと尖ってて喧嘩ばっかりしてたから・・・」


 白垣根「そうなんですか?」」


 林檎「うん。すごかったんだよ?舌打ちとか口喧嘩とか・・・」


 林檎「くろよるはたまに優しかったけど、さいあいは怖かった・・・」


 黒夜・絹旗「「まぁ、(最愛ちゃん)(黒夜)は荒れて(まし)たからね〜」」


 黒夜・絹旗「「・・・あ?」」


 ―ギャーギャー!

 林檎「ね?」


 白垣根「(なるほど。喧嘩するほどの仲がいいと言いますが)」


 白垣根「(このお2人の場合は腐れ縁のように思えますね)」クスッ


 林檎「・・・ていとくはかいびと喧嘩した事って、あるの?」


 白垣根「ふむ・・・怒られる事はありますが、喧嘩をした事はありませんね」


 林檎「そっか・・・うん。そうだよね、仲良しだもんね」


 白垣根「>>676
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:16:39.43 ID:s/PyP8o9O
互いに気持ちをぶつけられる中が1番だと思いますよ、私はあまり海美さんには言ってませんけど言うと必ずわかってもらえてますしね
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:17:36.99 ID:mIbZCTggO
林檎さんとも仲良しだといいなって思ってますよ
今は無理でもこれから先に…
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:18:42.68 ID:x924CSCtO
喧嘩をしない方がいいのか喧嘩するほど仲がいいかは難しいですけどね
ですが両方に共通してるのは気持ちを心から相手に思っていることですかね
679 :1 [saga]:2022/03/22(火) 22:26:28.86 ID:Y0qPctea0
 今日はここまで 
 おやすみなさいませー

 ベイルが活動してた期間が丁度ライダーが放送終わってた時代で
 ネオライダー世代だからあんな感じなのかなと
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:27:44.00 ID:s/PyP8o9O
おつおつ
確かに合点が行くというか納得…
681 :1 [saga ]:2022/03/23(水) 07:15:52.28 ID:UPR2wmVR0
 白垣根「互いに気持ちをぶつけられる中が1番だと思いますよ」

 
 白垣根「私はあまり海美さんには言ってませんけど」


 海美<マイナス1よー


 垣根<はぁ?


 白垣根「・・・お、お伝えすると必ずわかってもらえてますからね」


 白垣根「林檎さんとも仲良しでいたいな、って思ってますよ」クスッ


 林檎「うん。私も、思ってるよ」コクリ


 白垣根「ありがとうございます」ニコリ


 白垣根「ただ、喧嘩をしない方がいいのか、喧嘩するほど仲がいいかは難しいですけどね」


 白垣根「ですが、両方に共通してるのは・・・何だと思いますか?」


 林檎「んー・・・ん〜〜?」


 林檎「・・・わかんない」フルフル
 

 白垣根「答えは、気持ちを心から相手に思っている事です」


 白垣根「>>682
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 07:19:16.81 ID:F+FfvxWJO
本当に相手に対して期待していたり強く思っているからこそこっちの要望や期待をかけてるから口にするんですから
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 07:20:36.53 ID:rQnKuDkbO
好きの反対は嫌いではなくて無関心ですからね…
本当にどうでもいいなら放置しますよ
684 :1 [saga ]:2022/03/23(水) 08:38:26.22 ID:2Qc0NjBA0
 白垣根「相手に対して本当に期待していたり、強く思っているからこそ」


 白垣根「こちらの要望や期待をかけているから、思いを口にするんです」


 林檎「・・・おかわりしたい時みたいに?」


 白垣根「(と、遠からず近からず、ですね・・・)」


 白垣根「まぁ、合ってはいますよ。・・・多分」タラー


 白垣根「好きの反対は嫌いではなくて無関心ですからね・・・」


 白垣根「本当にどうでもいいなら放置するのが、嫌いな人への反応なんです」


 林檎「そうなんだ」


 白垣根「はい。林檎さんと知果さんはお互いにそう思っているんです」


 白垣根「知果さんは離れ離れになってからも、貴女の事をしたずっと思っていてくださっていた」


 白垣根「その恩義に対する気持ちを思いっきりぶつけてみるんですよ」


 林檎「・・・うん」コクリ


 白垣根「・・・知果さんは一方通行さんのどの思考を植え付けられているんですか?」


 林檎「知果は植え付けられていないよ。話した通り、見捨てられてたから」


 林檎「優秀な被験者だけに植え付けていたの」


 
 ◎ 偶数orゾロ目
 △ 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 10:24:57.12 ID:5GeHIH5QO
ゾロ目偶数ゾロ目偶数…
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 10:25:08.88 ID:O8A3Q/TaO
ゾロ目こい
687 :1 [saga ]:2022/03/23(水) 14:49:03.66 ID:2Qc0NjBA0
 林檎「・・・でも、今の知果は植え付けられてるかもしれない」


 白垣根「それは、何故?」


 林檎「変身してるとしても、あんなに動けるはずないから・・・」


 垣根「ご明察だな。知果が成人女性になった理由は、人体実験だけじゃねぇんだ」


 海美「人体実験以外の理由が?」


 垣根「心臓の補強をするために未成熟なガキの体よりも、成人女性の体なら薬だとかに」


 垣根「耐えられると木原相似が思いついたらしい。それとついでなのか知らないが」


 垣根「精神的負担を減らす目的で精神の一部を植え付けたみたいだぞ」


 白垣根「それは、どんな精神なのですか?」
 

 林檎「・・・慈愛・・・かな」


 垣根「ほーん、よくわかったな。その通り、慈愛を木原相似は植え付けた記録がある」


 海美「どうしてわかったの?」


 林檎「施設にいた頃、知果が植え付けられるならそれがいいって、言ってたから」


 林檎「>>668
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 17:35:53.05 ID:240JhIh8O
暗闇の5月計画の中で1番その言葉が適してるって私は思ったから…
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 17:36:42.66 ID:r++L/xjfO
そういう話は研究の施設の人からも聞いてた、不完全だったみたいだけど
でも慈愛なのにあんな風にやっちゃうなんて…
690 :1 [saga ]:2022/03/23(水) 18:27:06.26 ID:2Qc0NjBA0
 林檎「そういう話しは、施設の人に言ってたみたいだけど・・・」


 林檎「やっぱり無視されてたって・・・」


 海美「最低ね、その研究者達は」


 林檎「でも、慈愛なのにあんな風にやっちゃうなんて・・・」

 
 白垣根「・・・いえ、寧ろ慈愛だからこそだと思います」


 白垣根「お手紙や貴女を助けるための行動原理が慈愛であるなら、辻褄が合って納得がいきます」


 海美「ええっ。もしかしたら・・・戦わずして勝つって事にもなるはずよ」


 海美「というより、そうなってほしいわね」
 

 林檎「・・・うん」コクリ


 垣根「知果とはまぁ、戦りあう事はなくなる可能性があるとして」


 垣根「改造能力者も恐らく、同じ所に居て木原相似が差し向けてきたら面倒だな」


 海美「問題ないわよ。DAアラウズなら手加減無用で戦えるもの」


 白垣根「>>691
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 18:48:23.80 ID:2krMdHK6O
彼らのことなのでどんな手を尽くしてでもやりかねませんからね…
それこそ私だけでは太刀打ちしかねます
692 :1 [saga]:2022/03/23(水) 19:35:58.91 ID:Mi2azd0R0
 白垣根「彼らの事なので、どんな手を尽くしてでもやりかねませんからね」


 白垣根「それこそ私だけでは太刀打ちしかねます」


 垣根「よく言うぜ・・・」


 林檎「ていとくなら、余裕で勝てると思うけど・・・」


 海美「そうよ。未元物質を埋め込まれてるだけで自由に使える訳ではないんでしょう?」


 垣根「そこまでは知らねぇが・・・期待する方がバカらしいだろうな」


 白垣根「それなら余裕ですね」クスッ


 林檎「よかった」ホッ


 垣根「DAアラウズと改造能力者は俺と木原2人に任せろ」


 垣根「たっぷり好き勝手に無断使用しやがった礼をしないとな」


 海美「そうね。帝督の丹精込めて創った商品で弄ぶなんて、許せないわ」


 白垣根「・・・そう言われると、少し懲らしめないといけない気持ちになりますね」


 林檎「・・・知果は、巻き込まれてるだけだから・・・」アセアセ
 

 白垣根「>>693
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 19:59:35.59 ID:YtN9w67SO
巻き込まれてるだけとはいえやることはありますよ、林檎さんとしっかりお話させたいですから
もちろん林檎さんが嫌なら考えますけど…
694 :1 [saga]:2022/03/23(水) 20:19:39.41 ID:Mi2azd0R0
 白垣根「巻き込まれてるだけ、とはいえ・・・やるべき事はありますよ」


 林檎「何・・・?」


 白垣根「林檎さんとしっかりお話させたいですから」


 白垣根「まずは説得しなければ。また手を出してきてしまわられると」


 白垣根「こちらも防衛手段として戦わなければならなくなります」


 白垣根「もちろん、林檎さんが嫌ならどうにかそうせずに対応しますが・・・」


 林檎「・・・私が説得してみる。だから、ていとくは邪魔されないように」


 林檎「守っててほしいな」


 白垣根「・・・わかりました。では、お願いします」


 海美「私も守ってあげるから、心配する事はないからね?」ナデナデ


 林檎「うん」コクリ




 白垣根「ごちそうさまでした」


 海美「ごちそうさま」


 林檎「ごちそうさま」


 木場「後片付けは任せていいから、君達は行ってあげるといいよ」


 絹旗「超すみません、木場さん。埋め合わせはいつかしますから」


 黒夜「>>695
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 20:35:37.78 ID:YEUQXd7jO
絹旗ちゃんがこんなこと言うなんてレアなんだよ木場くん
だから思いっきり甘えていいよ
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 20:36:49.49 ID:rpR+PYOLO
これは私達で恋のキューピッドどころか愛の巣から式場まで決めないといけないかもねぇ
ちっちゃい頃に木場くんみたいなお兄さんいたら楽しかっただろーなー
697 :1 [saga]:2022/03/23(水) 20:47:19.28 ID:Mi2azd0R0
 木場「いや、そんな。休日なのに手伝ってもらいに来てるだけでも十分だよ」
 

 黒夜「最愛ちゃんがこんなこと言うなんてレアなんだよ木場君?」


 黒夜「だから、思いっきり甘えていいよ。私も恋のキューピッドとして」


 黒夜「式場から愛の巣までプレゼントしたげないといけないかな?」


 木場「そ、それこそ、気持ちで十分だから。ありがとう」アハハ・・・


 黒夜「あそう・・・ま、困ったら言ってよ」

  
 白垣根「では・・・行きましょうか」


 海美「ええっ。・・・林檎、準備はいいわね?」


 林檎「うん・・・」


 木原「じゃ、唯一。また運転してくれ。あれ運転なんて出来ねぇし」


 唯一「はいはい。わかりましたよー」


 垣根「・・・お前らどうやって行くんだ?」


 海美「あら・・・そういえば、タクシーで来たんだったわね」


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 20:54:43.57 ID:rpR+PYOLO
🚕
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 20:54:53.16 ID:Tc/6X3o/O
ハウディー!
700 :1 [saga]:2022/03/23(水) 21:13:32.93 ID:Mi2azd0R0
 白垣根「では・・・(少し大変ですが、お2人を乗せて・・・)」


 木場「よければ、送って行くよ?送迎用のバスでなら乗れるんだから」


 白垣根「え?・・・よろしいのですか?」


 木場「うん。時間がかかるといけないし、最後まで協力するよ」


 白垣根「・・・ありがとうございます、木場さん」


 木場「じゃあ、持ってくるよ。出入口で待っててもらえるかな」 
 

 海美「わかったわ」コクリ


 ―スタスタ・・・

 垣根「・・・マジで送迎用のバスで行く気か?」


 海美「大丈夫よ。ハイエース型のバスだろうから」


 垣根「いや、それでも・・・ダセぇなぁ・・・」


 絹旗「まぁまぁ。赤いタイツの俺ちゃんは必ずタクシーで超出撃してますよ」


 黒夜「蜘蛛男も移動は蜘蛛糸で飛び回らずにバスで移動してたし」


 垣根「・・・そりゃ映画だからだろ」


 

 
 -某製菓 暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟)-

 相似「ふっふ〜ん・・・♪」


 相似「さーて、そろそろいいかなーっと」


 相似「」




 知果「・・・」


 知果「(そろそろ・・・来るかな・・・)」
 

 知果「(夜更かしはダメって言っておきたいけど・・・)」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:15:07.47 ID:rpR+PYOLO
それ
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:15:24.26 ID:40Klz7pOO
ここは奇数なんだろうなあ…
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:15:31.58 ID:VSBRBrOvO
ほい
704 :1 [saga]:2022/03/23(水) 21:38:16.38 ID:Mi2azd0R0
 -某製菓 暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 出入口付近-


 ―キキィッ


 ―ギュロロォォン・・・

 ―ガチャンッ


 ―スタンッ


 木場「気をつけて」


 白垣根「はいっ」


 海美「ええっ」


 林檎「ありがとう」


 木場「・・・」


 

 木原「さて・・・これから乗り込む訳だが、施設内がどうなってるかまではわからねぇ」


 唯一「なのでプランA、プランBを考えました」


 垣根「1番まともな選択肢を言え」


 唯一「ではBのこんばんは作戦です。監視カメラに向かって笑みを浮かべて」


 唯一「入り口を開けてもらってあえて出迎えてもらうという」


 垣根「Aは?」


 唯一「最初に突入兼囮班と知果さんと相似君の捜索班に分かれての作戦です」


 白垣根「・・・」


 

 SELECT

 A
 B 

 ↓3(多数決)
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:39:25.83 ID:hOkaCgAHO
A
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:39:32.42 ID:PyK63zRuO
B
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:39:59.85 ID:rQsiXxuWO
A
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 21:40:06.67 ID:Vhc5HlLZO
Bかなー
709 :1 [saga]:2022/03/23(水) 21:57:53.66 ID:Mi2azd0R0
 白垣根「奇襲としてはプランAがよろしいと思いますので、Aでいきましょう」


 垣根「俺も同じ考えだ。Bなんて誰が選ぶかよ」


 木原「ほらな?俺の予想通りだ」


 唯一「むぅ〜〜・・・」ムスップー


 絹旗「では、私は突入と囮の役を超やります」


 黒夜「んーっと、じゃあ知果ちゃん探すの手伝おっかな」


 垣根「改造能力者ってのがどんなのか気になるのはあるし、絹旗について行くか」


 唯一「では、私と数多さんは相似を探しますので」


 木原「まっ、その嬢ちゃん以外は兵器だろうがやばくなったら抜け出せよ」


 白垣根「はい、わかりました」


 林檎「・・・あ、あの」


 海美「ん?どうかしたの?」


 林檎「・・・皆、怪我しないように、ね?」


 林檎「>>」710
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 22:11:43.42 ID:rpR+PYOLO
知果ちゃんは強いし敵の人ももっと強いと思うから…
それにみんなが傷つくのが一番嫌だから
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 22:12:17.91 ID:Vhc5HlLZO
元気なみんなを知果ちゃんに会わせてあげたいし
712 :1 [saga]:2022/03/23(水) 22:17:12.24 ID:Mi2azd0R0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 こっから終盤だぜ
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 22:22:21.59 ID:rpR+PYOLO
おつおつー
もう終盤なのぉ!?
早い…
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 06:52:04.76 ID:Uz8TdQXlO
脳幹さんは子どもたちの相手好きそうだけど唯一姉さんは木場くンにもう少し怒られて欲しい
決して折れないたろうけど
715 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 07:32:47.10 ID:hTy0v/f90
 林檎「知果は強いし、敵も強いと思うから・・・」


 林檎「皆が傷つくのが、一番嫌なの」


 知果「元気な皆を知果に会わせてあげたい」 


 白垣根「・・・ええっ。ありがとうございます、林檎さん」クスッ


 海美「大丈夫よ。私達はそう簡単にやられたりなんかしないもの」 


 垣根「怪我どころが服に汚れ1つなく終わらせてやるよ」


 絹旗「林檎さんの素直なお気持ちを超言ってもらえたからには、必ずそうしますよ」


 黒夜「だね。おっさんが息切れして疲れないか心配だけど」 


 木原「そりゃ俺の事言ってんのか?」


 唯一「この場で数多以外におっさんなんて居ませんもん」


 林檎「・・・約束だよ」


 林檎「・・・じゃあ、行こう?」


 白垣根「はい」コクリ


 海美「ええっ」 



 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 通路-

 ―ドカァアアアアアアアンッ!!

 垣根「随分と綺麗に内装されてるな。とても使われなくなってた所とは思わねぇぞ」


 絹旗「木原相似が超無駄遣いして使えるようにしたんでしょうね」


 垣根「>>715
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 07:34:43.55 ID:Uz8TdQXlO
とんだリフォームの匠だな、もう少しろくな事にそのこだわり使えばよかったのによ
717 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 08:43:56.00 ID:hTy0v/f90
 垣根「とんだリフォームの匠だな、もう少し禄な事にそのこだわり使えばよかったのによ」


 絹旗「まぁ、頭イってる人は大抵そんな感じですからね」


 垣根「はんっ・・・まっ、金がどうのこうの使おうがそいつの勝手だし」


 垣根「俺のお目当ては奴の実験の成果だ。どんなクソみてぇなもんか楽しみだが・・・」


 ―コツコツッ・・・

 DAアラウズリーダー「現れたな。お前は・・・垣根帝督の方か」


 垣根「このタイミングで姿現したって事は、こいつがDAクソアラウズの親玉か?」


 DAアラウズリーダー「その認識で間違いない。崇高な理想の正義を掲げるDAの創立したのがこの私だ」

 
 絹旗「ヘェー。なら、オマエを超叩き潰せばDAアラウズは消し去る事が出来るンですね」


 垣根「叩き潰すだけじゃ物足りねぇよ。溶かすか灰にでもしねぇとな」


 DAアラウズリーダー「実に野蛮な思考をしているな。確実に更生しなければ」


 DAアラウズリーダー「将来、禄な成人にならないぞ」


 絹旗「はァ?そっくりそのまま返しますよ。腐れ脳みそで正義とか言ってる」


 絹旗「無価値な暴力行為しか頭にないおっさン」


 DAアラウズリーダー「・・・口の聞き方もなってないようだな」


 垣根「どうだっていいじゃないですかー?とりあえずお前は殺す」


 DAアラウズリーダー「ふんっ、殺し合いを始めるのは容易だ」


 DAアラウズリーダー「だからこそ、少し話をしようではないか」


 垣根「>>718
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 09:11:02.06 ID:xBjaoMnPO
理性的なのは嫌いじゃねえが時間稼ぎじゃねえのを祈るぜ
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:23:56.62 ID:dz9KEzXxO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
720 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 11:31:42.21 ID:2eGLtQ4Q0
 垣根「理性的なのはありがたいが、時間稼ぎじゃねぇのを祈るぜ」


 絹旗「もしくは命乞いだったりしませンよね?」


 DAアラウズリーダー「いいや、提案だ。垣根帝督、我々のDAアラウズの思想である」


 DAアラウズリーダー「絶対正義のために、その身を捧げてはみないか?」


 絹旗「・・・うわ。命乞いよりたちが悪いですね?」


 垣根「そういう趣味持ってんのか?どうりで腐敗ガスみたいな言葉しか話せねぇ訳だ」


 DAアラウズリーダー「何の事か理解不能だが、断ると言いたいのだな?」


 垣根「それ以外に考えられる事があんのか?よっぽど脳みそが腐ってんな」


 DAアラウズリーダー「残念な。ならば、絶対正義の名の下にお前達を粛清しよう」


 DAアラウズリーダー「その亡骸を利用して摂取できる未元物質は我々が管理してやる」


 絹旗「ですって。話はこれくらいにしときましょうよ」


 垣根「ああっ。1人で向かってくる気ならいい度胸してんな」


 絹旗「お仲間さンは引き篭もって出てくる気は無いンですか?」


 DAアラウズリーダー「いいや、調整が間もなく終了し・・・ここへ集う」


 ―・・・ゾロゾロ

 改造能力者「「「」」」

 
 垣根「そいつらが改造能力者か?随分と変わり果てた姿になっちまって。仲間でさえ道具扱いかよ」


 DAアラウズリーダー「道具?いいや、切り札だ。貴様ら悪を迎え撃つために自らの意志で」


 DAアラウズリーダー「改造を望んだのだ。全ては、絶対正義のために」


 絹旗「>>720
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:39:30.48 ID:FMfh0Nk1O
絶対の正義なんてありませんよ
ありませんけど、こんなことしてるのが正義なんて口が裂けても超言えないですね
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:39:50.57 ID:kc3n5QBwO
は!
人をあれだけ巻き込んで絶対とかよく言えますね
723 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 14:15:59.26 ID:2eGLtQ4Q0
 絹旗「は・・・人をあれだけ超巻き込ンで正義のためとかよく言えますね」


 垣根「まったくだな。ご本家の警備員や他のライダーが聞いたら何て思うか」


 DAアラウズリーダー「警備員など非力で悪を根絶させる事など出来ない、正義のなりそこないだ」


 DAアラウズリーダー「だからこそ我々DAアラウズが絶対正義を掲げ、この街の秩序を」


 絹旗「そもそも絶対の正義なンて超ありはしませンよ」 


 DAアラウズリーダー「・・・何・・・?」


 絹旗「警備員の皆さんは生徒を守るために、怪人や犯罪者に超対処しているんです」


 絹旗「そして人類の自由と平和のために戦う、それが仮面ライダーです」


 絹旗「正義とは個人が思う正しさの道であって、そのものを味方につけたとしても他人から見れば」


 絹旗「超ぐちゃぐちゃなんです。だから、正義はあくまでも個人として持つべき信念です」


 絹旗「こンな事をしてるのが正義だなンて口が裂けても超言えないですね」


 絹旗「ただ、自分の正しさを捩じ込ンで、正当化させたいだけの自分勝手な願望じゃないですか」


 DAアラウズリーダー「・・・言い訳はそれで十分か?」


 垣根「お?何だ何だ?言い訳出来ずに、こいつの正論を言い訳にすんのか?」クスッ


 DAアラウズリーダー「黙れ。・・・今すぐにその口を閉ざしてやる」


 ―カシャンッ

 『ドラゴンフルーツエナジー』

 垣根「あ?」


 絹旗「あれは・・・!」 


 『ロック・オン』


 DAアラウズリーダー「変身・・・!」
 

 『ソーダァ!』


 『ドラゴンエナジーアームズ』

 『♪♪♪〜♪♪〜♪♪♪♪〜♪♪♪〜』


 タイラント(DAアラウズリーダー)「我々DAアラウズを愚弄するとは、何とも嘆かわしい」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「この私がしっかり更生してやらないとな」

 
 
 絹旗「・・・仮面ライダーの事が嫌いなくせにライダーに変身するンですか」


 垣根「>>724
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 16:27:59.61 ID:p75/sNGRO
主義を捻じ曲げても挑むのは嫌いじゃねえし気持ちは買ってやるが、力に溺れたら崇高な正義とやらも全く変わらねえからな
725 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 18:26:08.51 ID:2eGLtQ4Q0
 垣根「主義を捻じ曲げても挑むのは嫌いじゃねぇし、気持ちは買ってやるが・・・」


 垣根「力に溺れたら崇高な正義とやらも全く変わらねぇからな?」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「私が力に溺れるだと?フンッ、そうなるのは自らの力を捨てた者だ」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「私は・・・いや、我々には絶対正義がある」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「その誇りがあれば、毒を以て毒を制す事など造作もない!」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「さぁ、同志達よ!悪を滅ぼせぇえッ!!」


 改造能力者「「「ガァアアアアアアアーーーッ!!」」」


 
 ダークカブトゼクター「」ブーンッ

 
 垣根「何が同志達だ。明らかに自我の崩壊した怪物じゃねぇか」

 ―パシッ
 

 絹旗「人は冷静さを無くすと、常識的な思考すら超簡単に崩れるンでしょうね」


 垣根「なら、俺が完膚なきまでにその常識を消し炭にしてやるよ」

 
 垣根「変身」

 [HENSHIN]


 絹旗「変身!」

 ―ビキュイィィーーンッ
 
 ―ピキィィーーーンッ


 ダークカブトMF(垣根)「未元物質で創られた改造品だろうが・・・」


 ダークカブトMF(垣根)「俺の未元物質に常識は通用しねぇ」


 ベルデ(絹旗)「超叩き潰してやります!」


726 :1 [saga ]:2022/03/24(木) 18:48:23.41 ID:2eGLtQ4Q0



 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 通路-

 ―ドカァァアアッ!


 木原「おっ始めやがったな。で?どこに行くんだ?」


 黒夜「こっち、実験室へ行くよ。思い出したくもないから行きたくないけど、多分そこで」


 黒夜「待ち構えててくれてるかも。知果ちゃんか木原相似なのか、わからないけど」




 ―タッ タッ タッ

 海美「入ってきた所は綺麗だったのに、ここの通路だけはそのままにしてあるのね」


 唯一「改装の予算が足りなかったのか、敢えてこうしたのか意味不明ですね」

 
 ―ピタッ・・・

 林檎「・・・」

 
 白垣根「林檎さん?」


 黒夜「何?どうかしたの?」


 林檎「・・・ここで、知果がキスしてくれた」


 白垣根「!。・・・そうでしたか」


 唯一「(だから変えないままでいたんでしょうかね)」



 ― 偶数
 〜 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 18:53:03.71 ID:Hk01XjMRO
ほい
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 18:53:12.32 ID:66C+YLc5O
偶数来いやー来いやーと
729 :1 [saga]:2022/03/24(木) 19:24:53.80 ID:PjMKXFqs0
 ―・・・ヒタ ヒタ・・・


 ―ボッ!

 ―ドシュッ!


 改造能力者「ギ、ギギィ、ギァ・・・!」

 ―バタンッ・・・


 ―ゾロゾロ・・・ 


 改造能力者「「「「」」」」
 
 
 黒夜「おーおー、おーおー。ゾロゾロと湧いて出てきたね」


 木原「んだよ、囮の意味ねぇじゃねぇか。ったく・・・」


 唯一「仕方ありませんね。ここは応戦を」


 白垣根「待ってください。後ろからも来ています」


 ―タッタッタッ・・・!

 海美「・・・?。来てるには来てるけど、雰囲気が違うわね・・・」


 木原「・・・あん?アイツらっ」


 ―ヂャコッ

 オーソン「リーダー!ここは任せてください!」


 白垣根「リーダー?・・・木原さんの部下の方ですか?」


 木原「まぁな・・・つか、何でここに来てんだよ」

 
 ヴェーラ「そ、その・・・えっと、場所は嗅覚センサーで追跡しまして・・・」


 ナンシー「何かコソコソとらしくない事してたから、ちょっと様子見してたんですよ」


 木原「ちっ・・・嘗めた事しやがって。減給は覚悟しとけよ」


 ケインズ「うわ、だから言ったろ。給料減らされるって・・・」


 マイク「お前のせいだからな。デニス」


 デニス「えぇ、何でなんですか・・・」


 木原「その代わり生き残ったらボーナスだ。いいな?」


 猟犬部隊「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」


 木原「>>730
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 20:13:14.08 ID:P+Wka4ASO
結婚式だの旅行だの金と手がかかる奴等だぜお前らは
俺じゃなかったら破産してるぞ
731 :1 [saga]:2022/03/24(木) 20:38:30.89 ID:PjMKXFqs0
 木原「結婚式の祝い金だの金と手がかかる奴等だぜお前らは」


 木原「俺じゃなかったら破産してるぞ」


 オラフ「だから付いてくんですよ。猟犬なんですから」


 ルル「いつでも噛みつけますよ」


 木原「うーし。おい、この先真っ直ぐか?それともこっちか?」


 黒夜「運良くこっち入るよ」


 木原「おい、耳塞いどいてやれ。俺の合図でそこに行くんだぞ」

 
 白垣根「はい。林檎さん、耳栓を」

 ―キュッ


 林檎「?」 


 改造能力者「「「「ガアァアアアアアッ!!」」」」


 木原「殺れ」


 オーソン「ツーマンセルツーセット。ドタマと心臓ぶち抜いてやれっ!」


 ―ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガッ!!

 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダッ!!
 

 
732 :1 [saga]:2022/03/24(木) 20:59:49.89 ID:PjMKXFqs0



 相似「んーんーーんんーー・・・」


 相似「・・・じゃ、行ってきてもらおっかな?」


 知果「・・・」


 相似「ついでに、僕がここに居るのも伝えといてくれるかな?」


 ―スクッ スタスタ・・・

 相似「・・・はぁーあ。やっぱあの時始末しとけばよかったなー」


 相似「・・・まっ、性能テストのついでにやっちゃえばいっか♪」


 


 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 実験室-

 黒夜「ここっ!居るっ!?」


 海美「・・・居ないわね。別の所なんじゃ」


 林檎「・・・」


 白垣根「・・・いえ。来てくださったようです」


 ―・・・スタスタ

 知果「・・・」


 林檎「・・・知果!」


 白垣根「彼女が・・・」


 海美「(林檎と同い年なのかって言われると、疑ってしまいそうね・・・)」


 知果「・・・相似さんはあっちの奥の部屋にいますよ」


 唯一「え・・・?・・・何故教えてくださるんですか?」


 知果「相似さんが伝えてほしい、って」


 木原「ちっ、上等じゃねぇか。もう逃げも隠れもしないってか」


 唯一「>>733
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:01:06.21 ID:P+Wka4ASO
あなたはどうしたいの?
ずっと下っ端でいるつもり?
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:02:13.58 ID:NVaHOmYkO
相似もとんだ忠犬を飼いならしてるわね
何事も思い通りに行かないことの方が楽しいのよ、それだけの力があるのに勿体ない…ハァ…
735 :1 [saga]:2022/03/24(木) 21:16:28.69 ID:PjMKXFqs0
 唯一「15人の内、8人は見かけたましたが残りは相似君のところでしょうか」


 唯一「相似君もとんだ忠犬を飼い慣らしましたね」


 木原「チワワなもんだろ。キャンキャンうるさく吠えるだけのな」


 木原「ともかく俺らは行くぞ。お前ら、アイツは頼んだぞ」


 唯一「お願いします」


 白垣根「はい」


 海美「気をつけなさいよ」


 ―スタスタ・・・

 知果「・・・」


 唯一「・・・貴女はどうしたいの?ずっと下っ端でいるつもり?」ボソッ


 知果「・・・」


 唯一「それだけの力があるのに・・・抵抗しないなんて勿体ない」ハァー・・・


 ―スタスタ・・・


 林檎「・・・知果。・・・ごめんね?」


 知果「・・・謝らなくていいよ。怒ってなんて、ないから」


 林檎「>>736
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:19:06.13 ID:NVaHOmYkO
色々本当にいろいろと…ね…
…ごめん何から言えばいいか分からなくなっちゃった
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:21:12.85 ID:b62+SXuwO
てーとくと戦ってた姿はかっこよかったよ…
でもあんなにカッコよくて強いのになんで私のところにすぐ来てくれなかったの!
周りの人に言えばよかったのに…
私も二人に出会ってから抱え込んだらダメってわかったけど
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:22:51.77 ID:P+Wka4ASO
知果はこれからどうしたいの?
私は知果に私と私を信じて愛してくれた人たちを紹介したいし、大人になった分味わえなかった時間を埋めたい…
739 :1 [saga]:2022/03/24(木) 21:29:40.11 ID:PjMKXFqs0
 林檎「色々・・・本当に色々・・・ね・・・」

 
 林檎「あの時・・・気付いてあげられなかったし・・・」


 林檎「逃げられたのに、会いに行けなかったし・・・」


 知果「・・・」


 ―グッ

 林檎「ごめんね・・・」


 林檎「私・・・」


 林檎「・・・ごめん・・・何から言えばいいか、わからなくなっちゃった・・・」


 知果「・・・」


 林檎「ごめん・・・ごめんね・・・」ポロポロ


 林檎「っ・・・ごめん・・・」ギリッ




 ☆ ゾロ目or6〜10
 ◎ 70以上
 △ 50以上
 × ↑以下

 ↓3まで(コンマが高い安価で決定)
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:30:28.55 ID:P+Wka4ASO
巻き起こせ奇跡
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:30:38.16 ID:b62+SXuwO
来たな
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:31:03.06 ID:4FjW2vQuO
不思議なことが起こった!
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:31:18.11 ID:P+Wka4ASO
やったぜ。
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:31:35.43 ID:4FjW2vQuO
こういうカタルシス良い…
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:32:17.03 ID:DB++ZgWhO
みさきちティラミス並ってことかこれは…
746 :1 [saga]:2022/03/24(木) 21:45:58.21 ID:PjMKXFqs0
 林檎「ていとくと戦ってた姿はかっこよかったよ・・・」


 林檎「でも・・・あんなにかっこよくて強いのに」


 林檎「なんで・・・私のところにすぐ来てくれなかったの・・・?」


 知果「・・・」


 林檎「辛い事があったなら、周りの人に言えばよかったのに・・・私も2人に出会って」


 林檎「抱え込んだらダメってわかったけど・・・」


 林檎「知果は・・・これからどうしたいの?」


 林檎「私は知果に、私と私を信じて仲良くなったていとくとかいびを紹介したいし」


 林檎「会えなくて、味わえなかった時間を埋めたい・・・」


 知果「・・・」


 林檎「・・・知果っ!!」

 
 知果「っ・・・」


 林檎「何か・・・何か言ってよ。会いたかったとか、寂しかったとか」


 林檎「元気にしてたとか・・・いっぱいあるのに!」


 ―ザリッ ザリッ・・・

 海美「林檎っ」


 ―スッ・・・

 白垣根「・・・」


 海美「・・・」コクリ




 林檎「・・・知果」


 知果「・・・林檎ちゃん」ポロポロ


 林檎「・・・久しぶり。また会えて・・・嬉しい」ニコリ


 ―ギュッ・・・

 知果「・・・うぅっ・・・うあぁぁ・・・」


 知果「うぁああああああんっ!」

 ―ギュッ


 知果「林檎、ちゃ、ん・・・うぅぅぅ・・・!」


 林檎「辛かったんだね・・・いっぱい、泣いていいよ」


 知果「>>747
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:49:54.46 ID:41KcMVAMO
寂しかった…苦しかった…怖かった…
一生懸命戦った!薬だったたくさん我慢した!真っ暗な中を歩いてたんだ

こういう感情は理屈じゃないっていうのが1番いい…
白かっきーの静止も素敵すぎる
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:50:32.89 ID:41KcMVAMO
こんな姿になっちゃったのにちゃんと私を名前で呼んでくれるんだ…
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:52:21.82 ID:P+Wka4ASO
勇気がなかったんだ
警備員の人も私を止めてくれようとしたのに手を伸ばせなかった…
やっとやっとできたよ…
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:52:55.02 ID:eAxR14ekO
あったかいなあ、こんなに林檎ちゃんは温かくていいにおいなんだ
751 :1 [saga]:2022/03/24(木) 22:05:30.13 ID:PjMKXFqs0
 知果「こんな姿になっちゃったのに・・・」


 知果「ちゃんと・・・私の名前、呼んでくれるんだね・・・」


 林檎「うん・・・」


 林檎「・・・だって、友達なんだから・・・先に大人になってても、知果は知果だよ」ニコリ

 
 知果「・・・っ、あり、がと・・・」ポロポロ


 知果「・・・どうしても、勇気が出なくて・・・」


 知果「警備員の人も私を止めてくれようとしたのに・・・手を伸ばせなかった・・・」


 知果「寂しかったし・・・苦しかったし・・・怖かった・・・」


 知果「一生懸命、戦って・・・薬だって、たくさん我慢して・・・!」


 知果「真っ暗な中を歩いて・・・」
 

 林檎「・・・私も、真っ暗な中を歩いてたよ」


 林檎「・・・でも、ていとくが助けてくれたから、私は真っ暗な中から抜け出せたの」


 林檎「だから・・・今度は、私が知果を助けるよ」 

 ―ギュッ・・・


 知果「林檎ちゃん・・・」


 知果「・・・あったかいな・・・こんなに林檎ちゃんは温かくて、落ち着くんだ・・・」


 林檎「>>752
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:08:10.48 ID:P+Wka4ASO
人は一緒にいると温かくなるって教わったから…
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:09:28.79 ID:in5bZhkTO
もう離さないギュッ
知果が冷たくなりそうなら私がいくらでも温めるから
どうでもいいなんて思ってないからこうするしさっきだって言ったんだから
754 :1 [saga]:2022/03/24(木) 22:23:06.37 ID:PjMKXFqs0
 林檎「誰かと一緒にいると、温かくなるって教わったから・・・」


 林檎「・・・大丈夫。知果のそばから離れたりしないよ」


 林檎「もう・・・ずっと一緒に居てあげるから」


 知果「・・・うん」




 海美「・・・っはぁ」


 白垣根「・・・」スッ


 海美「ん・・・ありがとう」グシッ


 

 知果「・・・あのね、林檎ちゃん」


 林檎「うん・・・?」


 知果「・・・。・・・あの人達と、一緒に話そっか」


 林檎「・・・うん」


 ―コツコツ・・・

 知果「・・・」


 白垣根「・・・初めまして、流郷知果さん。白垣根帝督です」ニコリ


 海美「獄彩海美よ。無事でよかったわ」


 知果「!・・・。・・・初めまして。白垣根さん、獄さ」


 林檎「海美って、呼ばないといけないみたい」

 
 知果「え?あ・・・そっか。えっと、海美さん・・・」


 海美「>>」754
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:28:06.54 ID:P+Wka4ASO
姉も妹もいるから名前呼びが好きなのよ
素直に好みを聞いてくれる子で良かったわ
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:29:31.77 ID:in5bZhkTO
ふぅん…あまり人為的な成長は好きではないけれどメイクを教えたら大きく化けそうね…
例えばティアラとかどう思うかしら、林檎?
757 :1 [saga]:2022/03/24(木) 22:38:31.83 ID:PjMKXFqs0
 海美「姉も妹もいるから、名前呼びが好きなのよ」


 海美「素直に好みを聞いてくれる子で良かったわ」クスッ


 知果「は、はい・・・」


 知果「・・・あの、白垣根さん、海美さん。重要な事があるんです」


 白垣根「重要な事・・・それは、一体何でしょうか?」


 知果「林檎ちゃんの身体には自壊プログラムとして」


 知果「臓器が自動的に停止させられる機構が埋め込まれているんです」
 

 林檎「え・・・?」


 海美「何で、何でそんなものが・・・!?」


 知果「『暗闇の五月計画』がまだ行なわれていた頃に、相似さん自身が施したんです」


 知果「一方通行のベクトル操作を特に扱えていた林檎ちゃんを、逃がさないために・・・」


 白垣根「・・・だから、貴女は助けようとしていたんですね」


 知果「・・・どうしても・・・林檎ちゃんには、言えなかったから・・・」


 白垣根「・・・っ」


 ―バキッ!

 海美「帝督っ!?」


 白垣根「っ、く・・・これで、自分が知果さんに言ってしまった」


 白垣根「失礼な言動の制裁は、軽くしていただけますか・・・?」


 知果「し、しますから。もう自分を殴らないでください」


 林檎「・・・」


 ―ギュッ

 知果「林檎ちゃん・・・?」


 林檎「・・・もう、離れ離れにはなりたくない」


 林檎「知果が、冷たくなりそうなら・・・私がいくらでも温めるから・・・」


 林檎「こうしてあげるって、言ったんだもん・・・」


 知果「・・・」


 林檎「・・・知果、どうすれば・・・いいの・・・?」


 

 ◎ 50以上orゾロ目
 △ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:40:12.96 ID:in5bZhkTO
突破口を切り拓け
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:40:23.59 ID:P+Wka4ASO
柵はあります!
760 :1 [saga]:2022/03/24(木) 23:00:18.86 ID:PjMKXFqs0
 知果「大丈夫。こっちに来て?」


 林檎「え・・・?」


 白垣根「何かプログラムを解除する方法があるんですか?」


 知果「はい・・・ただ・・・とにかく来てください」


 
 
 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 実験室 制御室-
 

 知果「この制御室で解除出来るんです。・・・ただ、私には出来なくて・・・」
 

 海美「・・・これが得意なのは、もちろん彼よね」


 白垣根「起きている事を祈りましょう」


 ―タプタプ 

 ―プルルルルルッ プルルルッ

 白垣根「(スピーカーにして・・・)」
 

 誉望『はい、もしもし?白垣根さん、どうかしたっスか?』


 白垣根「誉望さん、夜分遅くすみません。今すぐに協力してください」


 白垣根「>>761
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:03:30.96 ID:in5bZhkTO
大仕事です、それも一世一代の大きな…
あなたを信じてますよ
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:04:13.65 ID:P+Wka4ASO
こうしてスクールとして力を合わせるなんていつ以来でしょうかね…
身震いしてしましたよ
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:05:07.30 ID:in5bZhkTO
世界中のどんな人よりもあなたしか頼る人はいないと思いまして、お恥ずかしながら…
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:07:18.92 ID:H47KzPGhO
海獄と私のワガママにお付き合い願います、答えは終わってから聞きましょうか
765 :1 [saga]:2022/03/24(木) 23:09:57.29 ID:PjMKXFqs0
 白垣根「大仕事ですよ。一世一代の、命がかかっている」


 誉望『マジっスか。・・・わかりました』


 白垣根「ありがとうございます」


 白垣根「こうして「スクール」として力をお借りするなんて、いつ以来でしょうかね・・・」


 誉望『さぁ、いつ以来でしょうか・・・。ヘッドギア着けたっスよ』


 誉望『何をすればいいんっスか?』


 白垣根「パソコンから私のスマートフォンを逆探知して居場所を特定してください」


 誉望『・・・見つけました。次は?』


 白垣根「USBは・・・あった。今、機材に接続しました。そこからデータを調べて」


 白垣根「自壊プログラムというものを解除してください」


 誉望『自壊プログラム?・・・あ、杠林檎に対する特定の条件下での』


 誉望『臓器機能停止命令、ってやつですか?』


 知果「!。それです!」コクリ


 白垣根「すぐにお願いします」


 誉望『少しお待ちを・・・。・・・』


 知果「・・・」

 ―ギュッ


 林檎「・・・」  


 誉望『・・・。・・・出来ました!はぁー・・・』


 誉望『何て合理性を無視したプログラムなんっスか・・・』


 海美「ちゃんと解除出来たんでしょうね?しっかり見直して」


 誉望『あ、海美さん?わ、わかりました・・・』


 誉望『・・・大丈夫っス。解除した事で自動的にプログラムが削除されましたね』


 知果「・・・林檎ちゃんっ」


 ―ギュッ・・・

 林檎「ん・・・」


 海美「はぁ・・・」


 白垣根「よかった・・・本当に、ありがとうございます。誉望さん」
 

 誉望『>>764
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:12:46.16 ID:H47KzPGhO
無論タダとは言わないっスよね?
今度俺の彼女の指輪考えてもらうッスよ
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:13:27.32 ID:naknt8iZO
こんなので良ければ朝飯前っすよ
お礼なら何してたか今度全部話してもらうっすね
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:14:03.91 ID:P+Wka4ASO
あなたがそこまでお願いしてきたっすから断れないっすよ、まあ良かったようで何よりかな
769 :1 [saga]:2022/03/24(木) 23:15:54.45 ID:PjMKXFqs0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 誉望君の凡庸性が輝いた
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 05:45:36.88 ID:whFOvsS0O
おつなのー
771 :1 [saga ]:2022/03/25(金) 08:45:32.13 ID:CHarIDwQ0
 誉望『これくらいで良ければ朝飯前っスよ』


 誉望『それに、そこまでお願いしてきたからには断れないっスからね』


 白垣根「このお礼はいつか、必ずしますので。お待ちしていただけますか?」


 誉望『はい。今度、ランシスさんにあげる指輪を考えてもらうっスよ』


 白垣根「お任せください。では、失礼します」


 誉望『はい。・・・厄介事に巻き込まれてるなら、お気をつけて』


 白垣根「ありがとうございます」クスッ


 ―プツッ

 白垣根「・・・念の為、病院で検査してもらいましょう」


 海美「そうね。臓器に埋め込むくらいなんだから、甘く考えない方がいいもの」


 知果「・・・でも、その前にしなくちゃいけない事がありますね」


 林檎「え・・・?」 


 ―ゾロゾロ・・・

 改造能力者「「「「「」」」」」

 
 海美「どうやら、簡単には生きて返さないつもりね」

 
 白垣根「そのようですね。・・・知果さんは林檎さんをお守りください」


 知果「はいっ」


 [0 0 0]

 [STANDING BY]

 白垣根「変身!」


 海美「プリキュア!ラブリンク!」

 『L・O・V・E!』


 キュアダイヤモンド(海美)「英知の光!キュアダイヤモンド!」



 林檎・知果「・・・」キョトン



 オーガ(白垣根)「いきますよ、海美さん!」
 
 
 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ!それと、マイナス1だからね!」


 オーガ(白垣根)「手厳しい限りですねっ」



 
772 :1 [saga ]:2022/03/25(金) 09:05:26.01 ID:CHarIDwQ0
 林檎「・・・あれ?」


 知果「え?どうかしたの?」


 林檎「・・・くろよるは?」




 ―ドガッ!

 木原「よぉー、相似くーん?ここに居るのかー?」


 相似「どもども、お早いお越しで」


 唯一「そうでもないと思うけど。・・・その後ろにいる男性2人は?」


 相似「お察しの通り改造能力者ですよ。DAアラウズの余りなので、少し強化してみました」


 相似「なので丁度よかったです。調整が完了しましたので・・・」


 相似「少しばかり実験に協力してください」ニタァ


 ―ガリガリガリ ピーーーッ・・・

 強化改造能力者「「」」


 木原「・・・お前、マジで何がしてぇんだ?」


 唯一「変異種の能力者を生み出したいだけなの?超能力者に匹敵するような」


 相似「いえいえ、この改造能力者には強度という概念はありません」


 木原「あ?強度がねぇだと?」


 唯一「・・・未元物質を埋め込んだ事によって、能力を使えるようになるのですから」


 唯一「強度がどうとかは、確かに関係なくなりますよ」


 相似「なのでこのまま研究が進めば、能力の基準さえ意味がなくなります」


 相似「つまり・・・誰でも多種多様な強い能力者になれるんですよ!」


 相似「そうなったら僕は新たな創造者になっちゃうんですから、すごくないですか?数多さん」


 木原「>>773
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 13:06:40.31 ID:iAsd/++WO
能力っていうのは人が自分で生み出して使うっていうのにこれじゃ未現物質が人間を介して能力を使ってるのに過ぎねえよ…
これが研究の形なら間違いだな
774 :1 [saga ]:2022/03/25(金) 13:37:31.90 ID:CHarIDwQ0
 木原「・・・どんなもんかと聞いてみりゃ、くだらねぇな」


 相似「?」


 木原「能力ってのは人間が自分で生み出してなんぼだっていうのに」


 木原「それじゃ未元物質が人間を介して、能力を使ってるのに過ぎねぇよ」


 木原「でもって能力を使うために補う代償が自我の欠損か、崩壊みたいだな」


 木原「そんな感じになっちまうなら、尚更出来損ないでしかねぇよ」


 木原「そんなもんが研究の形だってのか・・・はぁー」


 木原「間違いだらけの0点、研究者失格だぞ。相似」


 相似「・・・それは悲しいですねぇ。なら、どうすれば認めてくれますか?」

 
 ―ギュロロロロ・・・

 木原「俺を殺したらな。ま・・・無理だろうがよ」


 『レモンエナジー』

 唯一「相似。今度こそ、ここで終わらせてやるからな」


 『ロック・オン』


 唯一「変身!」

 『ソーダー』

 『レモンエナジーアームズ』 
 
 『ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファイ!』


 木原「変身」

 ―ギュロンッ


 相似「お〜?デュークの新バージョンかー。流石は唯一姉さん、創造力の塊ですね」


 デューク(唯一)「全然嬉しくもねぇな。おら、早くお前も変身しろよ」


 アナザーアギト(木原)「>>775
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 13:54:28.79 ID:rcgtHSPtO
それだけ余裕ぶっこいてるってことはそっちも隠し玉があるんだろうしな
776 :1 [saga ]:2022/03/25(金) 15:43:30.23 ID:CHarIDwQ0
 アナザーアギト(木原)「それだけ余裕ぶっこいてるって事は、隠し玉があるんだろうしな」


 相似「隠し玉、ですか。まぁ・・・ありますねぇ、これが!」


 デューク(唯一)「(赤いオレンジロックシード?)」



 相似「変身」


 『ブラッドオレンジ!』『ザクロ!』

 『『ロックオン!』』

 『♪♪〜〜♪♪♪〜〜♪♪〜〜♪♪♪〜〜』

 
 『ハッ!』


 『ブラッドザクロアームズ!』

 『狂い咲き・サクリファイス!』


 『ブラッドオレンジアームズ!』

 『邪ノ道・オンステージ!』


 セイヴァー(相似)「僕に与えられた試練がお2人を倒す事なら・・・」


 セイヴァー(相似)「是非とも思う存分に性能をテストさせてくださいねぇ〜!」

 http://i.imgur.com/9iuNdou.jpeg


 デューク(唯一)「あんなロックシードは見た事ねぇぞ・・・。新しく創ったのか?」


 アナザーアギト(木原)「どうだっていいだろ。アイツを倒せばそれでいいんだ」


 デューク(唯一)「・・・はいっ!」



 視点変更

 このまま
 ダークカブト&ベルデ
 オーガ&キュアダイヤモンド

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 16:45:50.30 ID:5oJtiqSyO
ダークカブト
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 16:45:59.32 ID:iAsd/++WO
カブベル
779 :1 [saga ]:2022/03/25(金) 18:08:11.78 ID:CHarIDwQ0
 [CLOCK OVER]

 ダークカブト(垣根)「モルモットが調子こいてんじゃねぇぞ」


 ―バシュッ! ドパァッ! ザシュッ! ザシュッ! ドパッ ゴパァッ!

 カブトクナイガンの血を振り払い、ダークカブトが鼻で笑う。
 その瞬間、改造能力者の首に一筋の閃光が走り、鮮血を噴きながら裂けた。
 首以外にも脳天と胸部の人体における急所からも噴き出しているため、改造能力者は完全に息絶えている。


 タイラント(DAアラウズリーダー)「な、に・・・!?馬鹿な、一撃で!?」


 ベルデ(絹旗)「余所見してンなよおらァッ!」


 ―バキャァアッ!!

 タイラント(DAアラウズリーダー)「ぐっぁ!」


 改造能力者を瞬殺されたことに動揺し、隙きを見せたタイラントにベルデは窒素装甲を纏った拳を振るった。
 防御するのに遅れたタイラントは殴り飛ばされ、通路の壁にめり込むほど叩きつけられる。
 
 ダークカブト(垣根)「あれだけ自慢してたこいつらもこの程度か」


 ダークカブト(垣根)「テメェの理想も所詮は絵空事だったって訳だな」 


 ベルデ(絹旗)「絵空事じゃなくて単なる拗らせ過ぎた妄想ですよ」


 タイラント(DAアラウズリーダー)「貴、様らぁ・・・!」



 × 70以上
 ◎ ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 19:26:07.90 ID:qm6z21raO
絹旗ベルデはパワーも増されてなかなか手強いよな
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 19:26:13.36 ID:ylMUqqs2O
そい
782 :1 [saga]:2022/03/25(金) 21:16:43.28 ID:jqDBaj9z0
 タイラント(DAアラウズリーダー)「ゥ、ウォオオオオオッ!!」


 タイラントはソニックアローを構え、ベルデに接近する。
 振り翳したソニックアローのアークリムで斬り付けようとしていたが、ベルデの背後に
 立っていたダークカブトのカブトクナイガンによる射撃で怯んだ。
 

 ベルデ(絹旗)「デアアッ!」


 ―ドガッ! バキィッ! ドガァッ!

 タイラント(DAアラウズリーダー)「ゴッ、う゛ぇぁ・・・!?」


 ダークカブト(垣根)「ッ!」


 ―ドガッ!

 ―ドスンッ!

 タイラント(DAアラウズリーダー)「ガ、グゥ・・・!」


 踏み込みながら横に360度体を回転させて同時に繰り出す回し蹴り、アルマーダ
 前傾姿勢となり両手を地面についてから頭を床スレスレまで下げ、大きく回転した事で
 伴う遠心力を利用した片足での後ろ回し蹴り、ハボジアハイア。
 低い姿勢で、相手に背を向けながらサソリのように体を反らして、片足を蹴り上げる
 エスコルピオン。
 それら3つの足蹴りを叩き込まれ、追撃にダークカブトの前蹴りで再び壁に叩き付けられる。
 

 ダークカブト(垣根)「お前が殺るか?」


 ベルデ(絹旗)「ちょっとスペースが超足りないので・・・超譲りますよ」


 ダークカブト(垣根)「そりゃどうもな」



 ベルデの承認を得て、ダークカブトは1歩ずつ威圧をかけながら近付いていくと
 右脚を大きく振るい上げ、タイラントの左肩に踵落としを叩き込む。
 

 ―ドゴォオンッ!!

 タイラント(DAアラウズリーダー)「グアァアアッ!!」


 [1・2・3]


 ダークカブト(垣根)「ライダー・・キック」

 [RIDER KICK]


 ダークカブトゼクター内で生成、貯蔵されたタキオン粒子を開放してチャージアップすると
 セブンタイヤルカバーを閉じてからゼクターホーンも右側へ倒す。
 音声認識をさせた後、ゼクターホーンを再び左へ倒すとダークカブトゼクターから
 波動に変換したタキオン粒子が、カブトブレストの溝となっている部分を通って
 カブトホーンに収束。
 そこから経由して、今度は右脚のライダーストンパーに収束した。
783 :1 [saga]:2022/03/25(金) 21:17:24.56 ID:jqDBaj9z0
 ダークカブト(垣根)「オラァアアッ!!」


 ―ドガァアアアアッ!!


 タイラント(DAアラウズリーダー)「ギャァアアアアアアッ!!」

 
 ―ドガァアアアアアアアアアアアンッ!!


 踏みつけるようにライダーキックを繰り出し、タイラントは床に叩き込まれる。
 原子崩壊を引き起こす威力でタイラントのライドウェアやエナジーアーマーが
 消滅していき最後は漏れ出したエネルギーが暴走し、大爆発を起こした。



 DAアラウズリーダー「ぁ、う・・・ぐ、ぉぉ・・・!」



 ダークカブト(垣根)「はんっ、生きてやがるのか。しぶといなぁ」


 DAアラウズリーダー「わ、たし、の、絶対正義、は、負けなど、しない・・・!」


 ―ズル・・・


 ベルデ(絹旗)「まだ立つ気ですか?・・・超無駄ですよ。貴方に勝ち目なんてありません」


 ダークカブト(垣根)「大人しく力尽きてろよ」



 
 ◎ 50以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:19:24.10 ID:ZDUtkpoOO
ここまであがくのも美学よね
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:19:49.54 ID:ylMUqqs2O
この二人相手は相当きついな…
786 :1 [saga]:2022/03/25(金) 21:42:26.40 ID:jqDBaj9z0
 DAアラウズリーダー「グ、ウ、グォオオオッ・・・!」


 DAアラウズリーダー「なん、だ、これ、は・・・!?」

 ―ベキベキベキッ メキメキッ

 ダークカブト(垣根)「あ?」


 ベルデ(絹旗)「(皮膚が乾いた泥みたく剥がれ落ちていってる・・・!?)」
 

 DAアラウズリーダー「ア、ガァ、アアッ!ゲゥ・・・!」


 DAアラウズリーダー「グ、ァアアアアアア!!アァアアアアア!!」


 ―ドパンッ!! ドチャッ ビチャッ・・・


 タイラント「グォオオオオオオオオッ!!」

 http://i.imgur.com/HBHpM11.jpeg


 ベルデ(絹旗)「!?。怪人になった・・・!?」


 ダークカブト(垣根)「どうなってんだ?明らかに変身じゃなく変貌って感じだったぞ」


 ベルデ(絹旗)「わ、わかりませんよ。・・・けど、ここで倒さないと超ヤバそうです!」


 タイラント「グオォオオオオオオッ!!」


 DAアラウズのリーダーの皮膚を突き破るように出現した怪人、タイラントは
 角を突き出してダークカブトとベルデに突進してくる。
 ベルデは敢て前に出ると、窒素装甲の自動防御能力でタイラントの突進による衝突を
 防いだ。
 弾き返されたタイラントは通路の奥へ突き飛ばされ、床を転がる。


 ダークカブト(垣根)「流石に二度も美味しいとこは要らねぇな。譲ってやる」


 ベルデ(絹旗)「>>787
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:47:26.91 ID:ZDUtkpoOO
超紳士的ですね、そういうところは胸を少し張ってもいいですよ
美味しいところを超いただけるかわかりませんけどね!
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:48:08.69 ID:ylMUqqs2O
全部平らげてみせますよ
私だって超ヒーローなんですから、林檎に負けるわけには行きません!
789 :1 [saga]:2022/03/25(金) 22:15:16.07 ID:jqDBaj9z0
 ベルデ(絹旗)「超紳士的ですね。そういうところは胸を少し張ってもいいですよ」


 ダークカブト(垣根)「少しかよ・・・」

 
 ベルデ(絹旗)「美味しいところを超いただけるかわかりませんけど」


 ベルデ(絹旗)「全部平らげてみせますよ」
 

 ベルデ(絹旗)「私だって超ヒーローなんですから。負ける訳にはいきません!」


 そう告げてベルデは立ち上がろうとしているタイラントに飛びかかり、更に奥へと
 続く通路へ投げ飛ばした。
 開いていた扉の向こう側へタイラントは入って行き、ベルデも後を追う。
 そこは広々とした実験室となっており、ベルデは仮面越しに不敵な笑みを浮かべた。


 ベルデ(絹旗)「ここなら申し分ないですね」


 ―シュインッ

 ベルデ(絹旗)「ベントイン」

 
 ―ビィィュンッ

 『ファイナルベント』

 バイオグリーザ「カロロロッ!」


 ―シュババッ! シュルルルッ!

 ―ドガッ!


 床に散らばっているガラスの破片から出現したバイオグリーザは舌を天井に目掛けて伸ばす。
 舌は天井を貫き、室内側へ別の穴を空けて引っかけられた。
 ベルデは宙返りをすると、両足に舌先が巻き付かれて振り子のように揺れてタイラントへ
 接近し、羽交い締めにするように捕まえる。
 勢いよく上にへと上がる途中、バイオグリーザの舌が解かれてタイラントを捕まえたままの
 ベルデは縦に回転しながら、タイラントの両脇に足を挟み込ませ両足をガッチリと掴む。
 そして、落下していきパイルドライバーを繰り出しタイラントを頭部が床へ埋め込むように
 叩き付けた。

 ―スタンッ


 ベルデ(絹旗)「っと・・・」


 タイラント「グオ、ォオォ、ォ・・・」


 ―・・・バタリ

 ―ド ガ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ンッ !!


 ベルデ(絹旗)「ふーっ・・・。・・・あれは、人後怪人という事でいいんでしょうか」


 ダークカブト(垣根)「さぁな・・・まだ改造能力者が残ってるかもしれねぇし」


 ダークカブト(垣根)「残業処理するか?」


 ベルデ(絹旗)「はい!」



 
 視点変更

 デューク&アナザーアギト
 オーガ&キュアダイヤモンド

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:16:43.77 ID:ZDUtkpoOO
オーガダイア
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:16:50.28 ID:ylMUqqs2O
オーガ
792 :1 [saga]:2022/03/25(金) 22:59:01.20 ID:jqDBaj9z0
 改造能力者「ガァアアアアアアアーーッ!」


 ―ボ ォォ ォオ オ オーーッ!

 オーガ(白垣根)「フッ・・・!」


 ―ビュ オ ォ ォ ォ オ オ オ オ オッ !!


 目に見えない炎を発火させる未元物質を生み出す改造能力者に対して、オーガは展開した
 翼で突風を巻き起こし、改造能力者の周囲を限定して酸素を消す。
 それによって発火が怒らなくなり、改造能力者は酸素が無くなった事によって酸欠を起こし
 痙攣してから数秒で絶命する。
 

 キュアダイヤモンド(海美)「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 ―タンッ♪ タンッ♪


 ―ヒュ オ オ ォ オ オ オ オ オッ!!


 ―ピキピキッ パキッ ピキピキッ


 ラブハートアローを頭上に掲げて、タンバリンの様に叩くと冷気を発して改造能力者達を
 氷漬けにする。
 ラビリーコミューンにラビーズをセットし、画面にハートを描くと中央の小さなハートが
 2回点滅して、エネルギーが充填された事を知らせる。
 

 キュアダイヤモンド(海美)「煌めきなさい!トゥインクルダイヤモンド!」


 人差し指を突き出し、無数の菱形をした氷の結晶を放つ。
 氷漬けにされていた改造能力者達は氷の結晶に包み込まれていき、そのまま動かなくなった。
 

 林檎「・・・知果、かいびのあの服装って・・・何?」


 知果「・・・何だろうね」


 
 ―スタンッ

 キュアダイヤモンド(海美)「帝督。まだへばってないわね?」


 オーガ(白垣根)「>>793




 なんだろ、この混沌とした戦闘描写。
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:01:16.56 ID:ZDUtkpoOO
プリキュアの攻撃とかリアルに考えると結構えげつなかったりするしな…
ただたしかに混沌としてて面白い

当然です、あのお二人の将来がかかってるとあればいくらでも気持ちが奮い立ちますよ
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:02:56.78 ID:ylMUqqs2O
ダイヤモンド強いし…
しかしクールな海美から想像できないくらいキュートだけどそれがいい!

もちろん、今の私はいくらでも動けますよ
795 :1 [saga]:2022/03/25(金) 23:24:20.73 ID:jqDBaj9z0
 オーガ(白垣根)「当然です。あのお2人の将来がかかってるとあれば」


 オーガ(白垣根)「いくらでも気持ちが奮い立ちますよ」


 キュアダイヤモンド(海美)「そうこなくっちゃ」ニコリ


 腰の右側に携行していたオーガストランザーを取り出したオーガはミッションメモリーを
 メモリースロットに装填する。
 それによってフォトンブラッド製の刀身が大きく伸びた。
 オーガフォンを開き、エンターキーを押してエクシードチャージを発動する。 


 [EXCEED CHARGE]


 オーガ(白垣根)「ハァァアッ・・・!」

 
 オーガ(白垣根)「トゥァアアアッ!!」

 ―ズ バ ァ ア ア アッ !!


 キュアダイヤモンド(海美)「プリキュア!ラブリーフォースアロー!」


 ―パチンッ

 ―キランッ☆


 ―バ シュゥウ ンッ!!
 

 刀身から金色に輝く光の刃が伸び、オーガが横に振るうと斬撃波が放たれた。
 ラブハートアローを引き、ウインクをして菱形の光を輝かせる。
 青く輝いているハートのクリスタルから菱形の青いエネルギー弾が発射されて
 オーガの放っていた金色の斬撃波と共に改造能力者達を撃破する。


 ―ド ガ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ンッ !!
 

 キュアダイヤモンド(海美)「よしっ!やったわね、帝督!」


 オーガ(白垣根)「はい。流石ですね」クスッ



 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)


 >>793  うーん、にしても気が緩む(笑
     >>1の端末の履歴にはもうライダーとドキプリのサイトがわんさか残っちゃってまぁ
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:26:32.41 ID:ylMUqqs2O
ドキプリは…本当に良い作品だからいいのだ(ボキャ貧)
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:26:38.94 ID:QWKnX5v/O
お覚悟
798 :1 [saga]:2022/03/25(金) 23:30:12.77 ID:jqDBaj9z0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 >>796 だね。
     というか、デリプリ始って早々放送スケジュール調整で1ヶ月も短縮はねーって
     ちびっ子達可哀想
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:32:23.88 ID:ZDUtkpoOO
おつおつー
リアルのブンドル団は許せないわね…
いや本当にさ
800 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 07:25:26.20 ID:ACsf4i750
 林檎「ていとく、かいび・・・」


 オーガ(白垣根)「あっ、お2人とも。お怪我はありませんか?」


 知果「は、はい。・・・あの、海美さんです、よね?」


 キュアダイヤモンド(海美)「え?もちろんそうだけど・・・なんで?」キョトン


 知果「い、いえ、その、いきなり姿が変わってしまったから、ビックリして」アセアセ


 キュアダイヤモンド(海美)「あぁ、そういう事。大丈夫、ちゃんと私は私だから」ニコリ


 知果「そ、そうですか」ホッ


 キュアダイヤモンド(海美)「(プリキュアの事は知らないだろし、ビックリするのは当然よね)」


 林檎「・・・」ジーッ 


 キュアダイヤモンド(海美)「ん?林檎?」


 林檎「・・・かいびのその服、鳥みたいにキラキラしてフワフワしてるね」

 
 キュアダイヤモンド(海美)「!。ふふっ、ありがとう」ニコリ


 白垣根「・・・おや?黒夜さんは・・・?」


 黒夜「あっ、終わったの?」


 知果「海鳥ちゃん。どこに行ってたの?心配したよ・・・」


 黒夜「いやー、ごめんごめん。あっちで木原相似が使ってるデータファイルを探っててさ」 


 黒夜「とんでもないの見つけちゃったわ」


 キュアダイヤモンド(海美)「何か、嫌な予感がするわね。何を見つけたの?」


 オーガ(白垣根)「>>801
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 07:51:40.76 ID:F1T9A07PO
あなたが言うんですから余程のものでしょうね…
甘い言葉で人を騙して材料としてみてきた男ですから
802 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 09:22:36.86 ID:ACsf4i750
 オーガ(白垣根)「貴女が言うのであれば、余程のものでしょうね・・・」


 オーガ(白垣根)「甘い言葉で人を騙し、材料として見てきた男ですから」


 黒夜「うん。正しくその通りの思考が現れてるよね、これ」
 

 黒夜「計画の詳細によると世界各国に居る、全人類に未元物質を埋め込んで」


 黒夜「改造能力者と同じ様にするんだって」 


 知果・キュアダイヤモンド(海美)「「っ!?」」


 オーガ(白垣根)「・・・埋め込む方法はどういったものですか?」 


 黒夜「簡単だよ。未元物質を粒子化させて、打ち上げたロケットをほんの数分で世界中を飛び回らせる」


 黒夜「その際に空気中に未元物質は散布されて、一週間後には皆の体内に留まるから」


 黒夜「特殊な電波を流す事で体内の未元物質を活性化させると、埋め込まれた人間は」


 黒夜「改造能力者にされる・・・らしいよ。可能かどうか実際問題、わからないけど」 


 キュアダイヤモンド(海美)「可能かどうかなんて知った事じゃないわよ!早く止めないと!」


 知果「その散布する未元物質はどこにあるんですか?それさえ消してしまえば」 

 
 黒夜「それがねー、困った事にもう散布が始まろうとしてるみたいでさ」


 黒夜「ロケットが打ち上げ準備に入ってるんだよ。駐車場の所から」


 オーガ(白垣根)「・・・私が止めてきます。海美さんは・・・木原相似をお願いします」 
 

 林檎「ていとく・・・それって危ないんじゃないの・・・?」


 キュアダイヤモンド(海美)「>>803
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 09:48:39.58 ID:LZtp/M1PO
帝督ならやれるわ…
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 10:15:11.75 ID:KqYG8HkYO
危なくても立ち向かう、それがヒーローなのよ
私達、力を持ってる人が立ち向かってみんなを守らなくちゃどうするのよ?
805 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 10:29:06.59 ID:ACsf4i750
 知果「そ、そうですよ!白垣根さんの力がすごいのはわかりますけど、ロケットを止めるなんて」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・大丈夫、帝督ならやれるに決まってるでしょ」クスッ


 オーガ(白垣根)「はい。もちろんですとも」クスッ


 黒夜「未元物質の種類は約500通りで、どう消滅させるかは白垣根次第だし」


 黒夜「あと、大気圏を越える前にどうにかしないとやばいよ」 


 オーガ(白垣根)「わかりました。その前に抹消してみせます」


 林檎「・・・ていとく、本当に行くの?」


 オーガ(白垣根)「はい。ご心配なく、少し人類の自由と平和を守りに行くだけですから」


 林檎「・・・そっか。じゃあ・・・ちょっと屈んで?」


 オーガ(白垣根)「?。はい・・・これでよろしいですか?」

 
 林檎「うん。ていとく、いってらっしゃい」

 ―ちゅっ


 オーガ(白垣根)「!」



 知果「!」


 黒夜「ひゅー」


 キュアダイヤモンド(海美)「あらあら」クスッ



 林檎「>>805
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 10:45:17.05 ID:LZtp/M1PO
無事に戻ってきたらマスク越しじゃなくてホッペにしてあげるから…
だから約束して、絶対無事に帰ってきてね
807 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 12:43:14.75 ID:ACsf4i750
 林檎「絶対、無事に戻って。今度は、ホッペにしてあげるから・・・」


 オーガ(白垣根)「・・・はい、戻ってきますよ」クスッ
 
 
 林檎「約束だよ?絶対無事に帰ってきてね」


 オーガ(白垣根)「はい、約束します。・・・では、行ってきます」


 林檎「うん」


 知果「お、お気をつけて!」


 黒夜「まっ、大丈夫だとは思うけど無茶して恥かかないようにね?」


 キュアダイヤモンド(海美)「そうよ。そうなったら・・・私も追わなくちゃいけなくなるし」


 オーガ(白垣根)「・・・はい」コクリ


 ―コツコツ・・・


 知果「・・・その、海美さんはしなくてよかったんですか?」


 キュアダイヤモンド(海美)「する必要がないもの」


 キュアダイヤモンド(海美)「キスじゃなくて、気持ちで伝えているんだから」クスッ


 知果「・・・そうですか」クスッ


 黒夜「よっし、じゃあ私らはツー木原の加勢に行こっか」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ。知果、林檎を連れて外に避難しててもらえるかしら?」


 知果「あっ・・・は、はい。わかりました」コクリ


 キュアダイヤモンド(海見)「林檎。私もまた後で必ず戻ってくるから、木場さんの所で待っててね?」


 林檎「・・・」コクリ


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・んー、でもちょっと不安だから、おまじないしてほしいなー」


 林檎「!。うんっ。いってらっしゃい、かいび」

 ―ちゅっ


 キュアダイヤモンド(海美)「ありがと。これで大丈夫だから、心配しないでね」ニコリ


 林檎「わかった。待ってるから」コクリ


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ。行きましょ、黒夜。・・・貴女もしてもらえば?」


 黒夜「いや、いいよ。アンタが近くにいればそれだけで大丈夫そうだしさ」


 ―タッタッタッ・・・

 知果「私達も行こ、林檎ちゃん」


 林檎「うん」コクリ
808 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 13:12:29.35 ID:ACsf4i750



 ―ザシュッ!

 強化改造能力者「ガガガ、ァ、ガ、ガァァアッ!」


 デューク(唯一)「っく!(皮膚が硬すぎて刃が通らない!)」


 
 セイヴァー(相似)「それっ!よっと!」
 

 アナザーアギト(木原)「(確かに性能は格段に上がってやがるな)」


 アナザーアギト(木原)「(面倒くせぇが事実として認めるしかねぇ)」


 アナザーアギトは大橙丸とセイヴァーアローのアークリムによる斬撃を見切りながら回避に徹する。
 プロトセイヴァーだった時と今、対峙しているセイヴァーの性能を比べるためだが、すぐに性能差の
 違いを見抜くと、右手首のパワーゴールドアンクレットで斬撃の衝撃を吸収して攻撃を防ぐ。

 セイヴァー(相似)「どうですか?あれから色々と改良してみたんです」


 セイヴァー(相似)「あの時みたく圧倒してみていいんですよ?」


 アナザーアギト(木原)「ウゼェ」


 ―バキャッ! ドカァッ!

 セイヴァー(相似)「っとと、あれあれー?10年前はあんなに強かったのに〜・・・」
 
 
 セイヴァー(相似)「数多さんも流石に老いには勝てないんですか」クスッ


 アナザーアギト(木原)「はっ。そこまで衰えちゃいねぇよ!」



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 13:20:19.89 ID:KqYG8HkYO
唯一姉さんのキャラいいなあ
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 13:20:48.30 ID:TaSFMkJMO
ボスヴィランにふさわしい強さで憎たらしい
811 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 14:03:05.42 ID:ACsf4i750
 アナザーアギト(木原)「ドリャッ!」


 ―ギュオッ! ビュンッ!

 
 セイヴァー(相似)「ふっふーん♪」


 アナザーアギトは腕と足に生えている鋭い爪のような感覚器官のバイオクロウで斬り付けようと
 接近しながらセイヴァーを押していき、後ろ回し蹴りを繰り出してバイオクロウを突き刺そうとする。
 セイヴァーはそれを回避して、大橙丸を勢いよく振り下ろし足を斬り落とそうとする。
 
 アナザーアギト(木原)「ちっ!」


 ―ガキャァアッ!

 ―ギギギッ・・・!

 セイヴァー(相似)「っ、くふふっ!」


 足を斬り落とされる前に、アナザーアギトは膝を曲げて大橙丸の刃であるカヒノジンを
 足首のパワーゴールドアンクレットで受け止める。     
 セイヴァーは受け止められてすぐに大橙丸を引き、セイヴァーアローを至近距離から撃ち放つ。
 ソニックアローと酷似しているが、片手でエネルギーの矢を射ているため自身の創った物とは別物だと
 デュークは遠目で認識する。

 ―バシュッ! バシュッ!


 アナザーアギト(木原)「ッデア!」

 ―ガキィンッ! ヂューンッ!


 セイヴァー(相似)「おほー、エネルギーの塊を手で弾くなんて普通出来ませんよー」


 アナザーアギト(木原)「この姿からして普通もクソもねぇだろっ」


 『ロック・オン』

 セイヴァー(相似)「言えてまっす!」


 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 14:13:36.04 ID:TaSFMkJMO
そいれ
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 14:13:44.78 ID:V6KxrB9vO
つよいなあ
814 :1 [saga]:2022/03/26(土) 15:53:17.19 ID:wIUdbkrt0
 『ザクロパワー!』


 ―ギュロロロロロロォッ!

 ―ド ド ド ド ド ド ド ド ドッ!


 発射口のアローレストの前にザクロの形状をしたエネルギー体が出現し、引き絞っていた
 ノッキングドローワーを離すと内部から弾けるように皮が剥ける。
 その内部からザクロの実の部分を模している赤い球体のエネルギー弾が四方八方へ
 弾け飛んだ。

 
 ―キィィン・・・

 アナザーアギト(木原)「ハァァァ・・・!」


 ―ドカッ! バチィンッ! ドカァッ! バチューンッ!



 ―ドカァアアッ!!

 強化改造能力者「ギァァアアッ・・・!」


 デューク(唯一)「うわっ!危なっ」


 ―バサァッ
 
 アナザーアギトはアギトホーンで視覚、聴覚の感覚を極限まで研ぎ澄ますとエネルギー弾を
 手刀や回し蹴りで弾き落していく。
 離れた場所で戦闘をしていたデュークの方へもエネルギー弾が飛んできて、対峙していた
 強化型改造能力者が突き飛ばされる。
 デュークは特殊繊維で編み込まれた防弾、防刃機能を持つゲネシスケープで自身の体を
 覆い隠すようにしてエネルギー弾を防いだ。


 ―バヂィッ!

 アナザーアギト(木原)「・・・これでも衰えてるってのか?」


 ―パチパチパチパチッ!

 セイヴァー(相似)「すごいですね〜!まさか全部防ぐなんて」


 アナザーアギト(木原)「>>815
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 15:56:31.19 ID:TaSFMkJMO
ただ歳を重ねただけじゃねえ経験を積んで俺もまだ成長途中なんだよ
ここで負けたら死んでも死にきれねえ…
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 15:57:36.38 ID:V6KxrB9vO
俺を信じてる奴がいるからな
お前と違って一人じゃない分気合の入れようが違うぜ
817 :1 [saga]:2022/03/26(土) 16:28:21.95 ID:wIUdbkrt0
 アナザーアギト(木原)「ただ歳を重ねただけじゃねぇ。経験を積んでまだ成長途中なんだよ」


 アナザーアギト(木原)「あと、俺を信じてる奴がいるからな」


 アナザーアギト(木原)「ここで負けたら死んでも死にきれねぇしよ」

 
 アナザーアギト(木原)「お前と違ってぼっちじゃねぇし、気合の入れようが違うぜ?」


 セイヴァー(相似)「年甲斐もなく、ってとこですか」


 セイヴァー(相似)「そう若くないんですから血糖値の心配したらどうです?」


 アナザーアギト(木原)「お前も言うほど若くもねぇだろ」


 セイヴァー(相似)「あらら、そうでしたね。これはお恥ずかっし!」


 ―バシュンッ! バシュンッ!

 アナザーアギト(木原)「不意討ちも恥ずかしいと思えっ!」




 デューク(唯一)「テァアアッ!ハァッ!」


 ―ザシュッ! 

 ―バシュンッ! バシュンッ!


 強化型改造能力者の胸部を斬り付け、その箇所にデュークはソニックアローを射る。
 エネルギーの矢は強化型改造能力者の体内に留まって膨張すると、内臓の何カ所かを
 破裂させながら爆発する。
 内臓が破裂した事で強化型改造能力者は大量の鮮血を吐血し、足取りが覚束なくなって
 常人であれば失血死しているはずだが、それでも尚デュークに攻撃を仕掛けようとする。
 

 デューク(唯一)「あぁくそ!いい加減死ねゴラァッ!」


 『ロック・オン』


 ―グオオォン グオオォン グオオォン

 『レモンエナジー』



 デューク(唯一)「リャァアッ!!」

 ―シュバァアアッ!


 ―ザ ブッ !

 レモンエナジーのエネルギーをアークリムに収束させ、自身も回転する勢いに乗せて
 ソニックアローを振るう。
 アークリムからエネルギーの斬撃波が横向きに放たれ、強化型改造能力者の胴体を
 上半身と下半身とに分けて切断した。
 上半身のみとなった強化型改造能力者は数秒、痙攣しながら腕を伸ばそうとしていたが
 今度こそ絶命し、動かなくなる。

 
 強化型改造能力者「ガァアアアアーーーッ!!」


 デューク(唯一)「次はお前だっ!覚悟しろやっ!」


818 :1 [saga]:2022/03/26(土) 16:37:35.96 ID:wIUdbkrt0




 『発射開始、カウント10。9、8、7、6』


 ―バゴォオオーーーンッ!!


 ―バサァアッ!!

 オーガ(白垣根)「あれかっ!」


 『5、4、3、2』


 『発射』


 ―ゴ オォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!


 オーガ(白垣根)「ッ!」

 ―ヒュ オ ォ オ オ オ オ オーーーッ!!


 白い翼を羽ばたかせてオーガは発射されるロケットに接近すると、短剣状態の
 オーガストライザーを突き刺し、次に6枚ある翼の先端を吸盤状に変形させるとロケットの
 表面に貼り付けて離れなくする。
 

 ―ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ !!


 オーガ(白垣根)「ここからっ・・・!」



 ◎ 70以上or20〜30orゾロ目
 ○ 50以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 16:48:01.78 ID:TaSFMkJMO
かなりアクロバティックにやるな…
脳内補完するとオーガかっけえ…
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 16:48:12.51 ID:V6KxrB9vO
たのむ…たのんだ…
821 :1 [saga]:2022/03/26(土) 18:19:46.85 ID:wIUdbkrt0
 オーガは蜘蛛のように翼を使ってロケットの表面を這い上がっていき、先端部分の
 近くまで上った。
 ロケットは既に対流圏を越えて、成層圏の中間まで上昇し次は中間圏まで
 達しようとしていた。


 オーガ(白垣根)「(まずは速度を落しましょうっ)」


 ―バサァアッ・・・!

 ―ゴ ゴ ゴ ゴ ゴォ・・・!


 6枚の内、2枚を離して肥大するように巨大化させるとロケットの先端を囲った。
 巨大化した翼によって空気抵抗が強くなり、ロケットの推進速度が失われていく。
 体勢を安定させたオーガは更に2枚を離すと、今度はロケットの表面全体に貼り付ける。
 そして翼に運動方程式とは真逆になる、物体が加速した時に反対方向へ力が発生する
 未元物質を纏わせた。
 その途端、ロケットはブースターからの噴射に抵抗するかのように急激に速度が低下し
 ロケットの全体に貼り付けた翼を切り取り、オーガはロケットの先端を囲っていた翼と
 未元物質を纏わせていない翼を羽ばたかせて飛翔した。


 ―ヒュオォオオオオッ!!


 オーガ(白垣根)「フッ・・・!」

 ―ギュオォオオオオオーーーッ!!


 失速したロケットを軽々と追い越したオーガは先に成層圏を抜けて、中間圏の手前にまで
 上昇する。
 切り取った2枚の翼を再度創り出して、オーガは胸の前で両腕を交差させながら6枚の翼も
 自身を包むように折り畳む。
 力を込めて勢いよく広げると、片方の3枚の翼はオーガを中心として全長約500mもの
 大きさまで巨大化していた。
 

 オーガ(白垣根)「ロケットの中身も纏めて消すにはこれでいいでしょう」

 
 オーガ(白垣根)「さぁ・・・来なさいッ!!」



 ―ギュ オ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!


 ―グ オ   オ ォ    オ オ     オ オ ン・・・


 ―ジュウウゥゥ・・・ ゴププッ バチバチッ! プシュゥゥー パリンッ  

 翼に触れたロケットは真っ二つに折れる事なく、表面から溶けていき内部に貯め込まれていた
 未元物質は電流により焦げ、熱によって液体から気体へ気化し、粉々に砕け散る。
 全ては消滅し、巨大化していた翼も先端から崩れ落ちて粉々になり粒子かすると、根元を
 残して通常時のままの翼へとなった。


 オーガ(白垣根)「ふぅ・・・」


 オーガ(白垣根)「>>822
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:46:52.52 ID:TaSFMkJMO
これで最も危惧していた事態は避けられましたね…
あんなに重いものを持つなんていつ以来でしょうか…きっと林檎さんたちの未来にふさわしいはずです
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:50:07.02 ID:TaSFMkJMO
ロケットなんて相手にしたことありませんでしたが、私もなかなかやひますね
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:52:21.29 ID:MRMGDxdFO
これで街は救われましたかね…
825 :1 [saga]:2022/03/26(土) 20:46:18.91 ID:wIUdbkrt0
 オーガ(白垣根)「これで最も危惧していた事態は避けられましたね」


 オーガ(白垣根)「あんなに重いものを持つなんていつ以来でしょうか・・・」


 オーガ(白垣根)「きっと林檎さん達の未来にふさわしいはずです」

 
 オーガ(白垣根)「まぁ、まだ終わりではありませんね。戻りましょう」


 ―ヒュオォオオオーーーーッ・・・!




 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 通路-
 
 オーソン「なら、あっちの方へ行けばいいんだな?」


 知果「はい。まだ木原さん達は戦っていると思います」


 デニス「全員、弾の補給は済ませてある。このまま行けるぞ」


 オーソン「よしっ、情報提供助かる。ヴェーラ、ロッド、この2人を外まで護衛してやれ」


 ヴェーラ・ロッド「「了解」」


 マイク「しかし、さっきの揺れと爆発音は何だったんでしょうか」


 デニス「さぁな。大方、リーダーが暴れたからだろ」


 知果「あ、それは・・・」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 20:51:40.25 ID:A+7drT91O
猟犬部隊と普通に話してる知果ちゃんすごいな…
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 20:51:49.39 ID:TaSFMkJMO
そる
828 :1 [saga]:2022/03/26(土) 21:36:21.02 ID:wIUdbkrt0
 林檎「っ!。危ないっ!」


 ―ガゴォオオォーーンッ!!

 林檎「っ、うぐ・・・」


 知果「林檎ちゃん!」


 デニス「クソッ!何だってんだ!?」


 ルル「後ろっ!」


 改造能力者(?)「ァ、アァァア、あぁ、ァ・・・」


 ケインズ「まだ残ってやがったのか!?」


 オーソン「待てっ!様子が変だ、警戒しろっ!」


 ―メキメキッ グシャッ ビキッ・・・

 改造能力者変異体「ギシャァアアアアアアッ!!」


 オラフ「何だよありゃ・・・」


 ナンシー「見ればわかるでしょ。暴走か変異したのよ」


 オーソン「各自障害物に隠れろ!ヴェーラ!ロッド!早く嬢ちゃん達を」


 改造能力者変異体「ギシャァアアアアアアッ!!」


 ―ボ オ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!

 知果「っ!」


 『リンゴ!』


 知果「変身!」 


 『ロックオン!』

 『カモン!』


 『リンゴアームズ!』


 『デザイア・フォビドゥン・フルーツ!』


 ―ジュオオォオオオッ・・・!

 イドゥンはアップルリフレクターを構え、変異体の改造能力者が口から放射する
 火炎を防ぐ。
 その間に猟犬部隊は2組となり、1人が立った状態でもう1人は足の間から伏せた体勢で
 射撃する。
 


 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 >>826 相似よりは怖くないからでしょうね
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 21:40:03.49 ID:TaSFMkJMO
こういう正義サイドになって立ち向かうのいい…
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 21:40:10.55 ID:ihshc+nNO
ほれ
831 :1 [saga]:2022/03/26(土) 22:54:34.60 ID:wIUdbkrt0
 オーソン「足だ!足狙えっ!」


 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダッ!

 ―ドシュッ! ドシュッ!


 ―ガクッ 

 オーソンの指示で猟犬部隊は変異体の改造能力者の足に集中して射撃する。
 放射される火炎の勢いで大半が溶けてしまうが、2発が膝に命中して変異体の改造能力者は
 片膝を付いた。
 体勢を崩した変異体の改造能力者は仰向けに倒れる。
 

 イドゥン(知果)「!」


 ―ジャキンッ!


 『リンゴオーレ!』

 イドゥン(知果)「ハァァァッ・・・!」


 ―ギュロロロロロロォッ!

 ―ダンッ!

 
 ソードブリンガーにエネルギーを収束させ、踏み込むと瞬時に接近する。
 変異体の改造能力者は立ち上がり、再び火炎を放射しようと口を大きく開く。
 その口にイドゥンはソードブリンガーを突き刺し、グリッと上に顔を向かせてから
 喉の奥へ捩り込む。


 イドゥン(知果)「ッ!!」


 ―バリバリバリバリバリィッ!
 
 ―ドパァアアンッ!!


 収束させていたエネルギーを刀身のソードコアの先端から放出し、体内で爆発させ
 変異体の改造能力者を破裂させた。
 既に体中の血液は失っていたのか、白い粉末だけが舞い散り天井の灯りに照らされて
 キラキラと煌めいていた。
 

 イドゥン(知果)「はぁ・・・」


 オーソン「・・・やるなぁ、あの姉ちゃん」


 林檎「・・・知果は私と同い年だよ。体が大人になってるけど」


 ナンシー「それ何て名探偵アニメ?」


 ―シャコンッ

 イドゥン(知果)「・・・」


 林檎「知果。大丈夫・・・?」


 イドゥン(知果)「うん。・・・林檎ちゃん」


 林檎「?」


 イドゥン(知果)「やっぱり、私も木原相似の所に行って来る」


 林檎「え・・・?」


 イドゥン(知果)「>>832」  
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 23:01:08.77 ID:TaSFMkJMO
私も不本意だけど協力してたから…
自分でしたことには自分で後始末しないとね…
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 23:02:08.49 ID:jVHIxMbtO
今度はあの人のためじゃなくてあの人と戦ってくるよ
もう林檎ちゃんを悲しませたくないから…
834 :1 [saga]:2022/03/26(土) 23:18:10.41 ID:wIUdbkrt0
 イドゥン(知果)「私も不本意だけど・・・協力してたから・・・」


 イドゥン(知果)「自分でした事には自分で後始末しないとね」


 イドゥン(知果)「今度はあの人のためじゃなくて、私自身のために戦って勝ってくるよ」


 イドゥン(知果)「もう・・・林檎ちゃんを悲しませたくないから」


 林檎「・・・」

 
 オーソン「・・・じゃ、俺らは足手纏いになっちまうな」


 イドゥン(知果)「林檎ちゃんを、お願いしていいですか?」


 ナンシー「ええっ。私達からもリーダーの事、頼んだわ」


 イドゥン(知果)「はい」


 林檎「・・・じゃあ、おまじないしとく?」


 イドゥン(知果)「うん。・・・あ、ちょっと待って」


 ―カチリッ プシューッ

 知果(イドゥン)「っはぁ・・・これでいいよね」


 林檎「うん・・・」


 林檎「・・・気をつけてね。知果」

 ―ちゅっ・・・

 
 知果「>>835
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 06:19:07.56 ID:ScUr1Qy7O
…っ///
ありがとう林檎ちゃん!
もっと話したいことがあるし必ず帰ってくるからね
836 :1 [saga]:2022/03/27(日) 08:54:16.32 ID:sJA6i1Vp0
 知果(イドゥン)「・・・っ//」

 
 林檎「まだ、いっぱい話したい事が沢山あるから・・・」


 知果(イドゥン)「ありがとう、林檎ちゃん」ニコリ


 知果(イドゥン)「私も、もっと話したいから必ず戻ってくるよ」


 林檎「・・・うん」コクリ


 知果(イドゥン)「・・・」ニコリ

 ―スチャッ キュリリッ


 イドゥン(知果)「行ってくるね。林檎ちゃん」


 ―タッタッタッ・・・


 林檎「・・・」


 


 強化改造能力者「ギギギ、ギギギッ・・・!」


 デューク(唯一)「こんのッ!オリャァアッ!」


 ―ドカァッ! バシュンッ! バシュンッ!

 デュークは最初の1体と同様の手段で斬り付けた箇所にエネルギーの矢を撃ち込んで
 怯んだ隙を狙おうとした。
 だが、もう1体の強化型改造能力者は皮膚がアークリムでも深くまで斬り付けられない程
 硬質なため同じ手段が使えなかった。
 覆い被さるように襲いかかってきた強化型改造能力者を蹴飛ばして、間合いを取ると
 エネルギーの矢を射て、更に距離を取った。
 


 ―ガキィンッ!

 アナザーアギト(木原)「っ・・・!」


 セイヴァー(相似)「どうやら本格的に体力の限界っぽですね?」


 セイヴァー(相似)「まぁ、性能テストは十分データ収集出来ましたから・・・」


 セイヴァー(相似)「ここらで終わりにしましょうよ。数多さん」


 アナザーアギト(木原)「テメ・・・!」



 
 ≡ 30以上orゾロ目
 = 20以上
 ― ↑以下
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 09:03:36.57 ID:ScUr1Qy7O
それ
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 09:03:43.56 ID:UstvbR9gO
ふふふふ
839 :1 [saga]:2022/03/27(日) 11:44:43.53 ID:sJA6i1Vp0
 ―ビキュンッ! ビキュンッ!


 ―バチィッ! バチィッ!


 セイヴァー(相似)「うおっと!?」

 ―ヒュロロロロロロッ!

 
 セイヴァー(相似)「ッラァアッ!」


 ―ガキィンッ!


 死角からのイオン光弾を受け、アナザーアギトから離されるセイヴァー。
 更に追撃で飛んで来くるバイオワインダーが迫ってきて、大橙丸で弾き返す。
 

 ダークカブト(垣根)「よぉ、お前が木原相似。随分と俺の未元物質で遊んでくれたな」


 ベルデ(絹旗)「所詮は超模造品の能力者でしたね。楽勝でしたよ」


 セイヴァー(相似)「あらら、じゃあDAアラウズは壊滅したって事か・・・」



 黒夜「おらよッ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「テァアアアッ!」


 ―ドスッ!

 ―ドカァアアッ!


 セイヴァー(相似)「ぐっ・・・!」


 黒夜が射出した窒素の槍とキュアダイヤモンドの飛び蹴りにより、セイヴァーは
 突き飛ばされる。
 

 黒夜「おい相似さんよ。あんなクソ計画のためによくも不味い飯を食わせやがったな」


 キュアダイヤモンド(海美)「覚悟しなさい!知果を悲しませた罪は重いわよっ!」


 
 セイヴァー(相似)「罪?いやいやいや、彼女は自ら僕に協力したんですよ?」


 セイヴァー(相似)「友達なんていくらでも代替すればいいのに、杠林檎に執着して」


 セイヴァー(相似)「自分の手を汚した・・・つまり共犯者って事です」



 キュアダイヤモンド(海美)「このっ・・・!」


 ―コツッ

 イドゥン(知果)「・・・共犯者というのは認めます」



 キュアダイヤモンド(海美)「!?。知果っ!?どうして・・・」



 セイヴァー(相似)「ほらほら。彼女がそう言ったんですから、僕に罪なんて」


 イドゥン(知果)「>>840
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 11:49:00.16 ID:vWkGhWmbO
黒夜ちゃンの窒素爆槍って特撮世界でも屈指の破壊力あるよねきっと…

ですから全てが終わった後に償います
ここできちんと共犯者を倒してからで構いませんか?
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 11:50:20.49 ID:P6ZJJW5WO
甘言に乗せられて騙した分の罪は償ってもらいます
痛くて辛い薬のぶんの利子を含めて
842 :1 [saga]:2022/03/27(日) 12:15:50.35 ID:sJA6i1Vp0
 『リンゴスオーレ!』


 セイヴァー(相似)「え?」


 ―ズバァアッ! ザシュッ!


 セイヴァー(相似)「ぐ、あぁあっ・・・!?」

 ―ドサァッ!


 セイヴァー(相似)「何、を・・・!」 


 イドゥン(知果)「でも、大切な友達を貶した罪があります」


 イドゥン(知果)「たった1人の友達に代わりなんてありません。この世に1つだけです」


 イドゥン(知果)「だから人は大切にする優しさを持つんです」


 セイヴァー(相似)「ッ、ハハハハ・・・!優しさ、か・・・」


 セイヴァー(相似)「DAアラウズを殺してきた君が、そんな言葉を使っていいのかな?」


 キュアダイヤモンド(海美)「っ・・・!」


 ベルデ(絹旗)「DAアラウズなんて正義という名の悪行を気取っていただけの」

 
 ベルデ(絹旗)「単なる破落戸です。優しさなんて必要ない連中ですから、知果さんは」 


 イドゥン(知果)「わかっていますよ。終わった後・・・全部を償います」


 ベルデ(絹旗)「!。そんな必要はありませんよ、知果さん」


 アナザーアギト(木原)「連中はどのみち死刑執行される身だったんだ」


 アナザーアギト(木原)「それをお前が早めただけの事で罪になんかなんねぇよ」


 イドゥン(知果)「いえ。虫が良すぎます、そんな事では・・・」
 

 イドゥン(知果)「ここでキチンとと共犯者を倒してからで構いません」


 イドゥン(知果)「痛くて辛い薬の分の利子を含めて・・・」


 イドゥン(知果)「貴方を倒します。木原相似・・・!」


 セイヴァー(相似)「・・・あーぁ。せっかく友達を助けるために手伝ってたのに」


 セイヴァー(相似)「恩を仇で返すなんて、酷い子だなぁ」

 
  
 オーガ(白垣根)「どの口で言っているんですか?」


 オーガ(白垣根)「>>843




 >>840 多分、戦闘員枠怪人なら余裕そう
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 12:19:46.08 ID:HJ+wv1TOO
あなたは恩をかけたのではなくてただ知果さんを利用しただけじゃないですか
844 :1 [saga]:2022/03/27(日) 13:10:59.40 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「貴方は恩をかけたのではなくて・・・」


 オーガ(白垣根)「ただ知果さんを利用しただけじゃないですか」


 セイヴァー(相似)「それは心外ですねー?彼女には臓器を停止させる機構が埋め込まれいて」


 キュアダイヤモンド(海美)「知ってるわよ。自壊プログラムよね?」


 オーガ(白垣根)「それなら既に解除しています。優秀な汎用性を持つお仲間のおかげで」


 セイヴァー(相似)「・・・何ですって?」


 オーガ(白垣根)「解除してあると言ったんです。それと、ロケットも消滅させました」


 オーガ(白垣根)「貴方の計画は既に破綻したのですよ」


 セイヴァー(相似)「・・・」


 アナザーアギト(木原)「ロケットだぁ?何の事言ってんだよ」


 黒夜「こいつ、DAアラウズだけじゃ飽き足らずに未元物質を世界中にバラ撒いてから」


 黒夜「人類全員を改造能力者にしようとしてたんだよ」


 ダークカブト(垣根)「んだと?テメェ、マジでイカれてやがんなっ」


 デューク(唯一)「・・・!。なるほど、それでザクロロックシードによる洗脳を」


 デューク(唯一)「利用するつもりだったんですね」


 デューク(唯一)「自爆は制御出来ない改造能力者を始末するためか・・・」


 ベルデ(絹旗)「超滅茶苦茶ですよ。貴方、一体何が超したいんですか!」


 セイヴァー(相似)「・・・僕は理解したいんですよ。能力者の価値をね」


 セイヴァー(相似)「数多さん、唯一姉さん。初めて再会した時」


 セイヴァー(相似)「この世に1つしかないという概念は、どう考えても変だと」


 セイヴァー(相似)「それはこの街に生きる能力者も同じじゃないですか?」


 セイヴァー(相似)「いくら能力開発をしても止まってしまったら」


 セイヴァー(相似)「別にいた同じ系統の能力者を代替して育てるだけでいい」


 セイヴァー(相似)「だから、人類み〜〜んなを能力者にしてしまえば」


 セイヴァー(相似)「代替がいくらでも利くじゃないですか」


 セイヴァー(相似)「そうなったら・・・能力者の存在理由って何になるかって話ですよ」


 セイヴァー(相似)「それを僕は理解したいんです。研究者としてね!」


 アナザーアギト(木原)「・・・そんだけか?」


 オーガ(白垣根)「>>845
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:14:46.68 ID:vWkGhWmbO
大義もない自分の研究テーマというだけで人の尊厳を踏みにじるような行為、決して許しません
ここであなたを倒します
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:15:36.57 ID:O9jYmigmO
人がそれぞれ持つアイデンティティーを破壊して自分の研究のために使うなんて…
知果さんだけで飽き足らずあなたは…!
847 :1 [saga]:2022/03/27(日) 13:34:47.63 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「・・・人がそれぞれ持つアイデンティティーを破壊して」


 オーガ(白垣根)「大義も何もない、自分だけのために行なう研究というだけで」


 オーガ(白垣根)「人の尊厳を踏みにじるような行為・・・決して許しません!」


 オーガ(白垣根)「知果さんだけで飽き足らず、貴方は・・・ッ!!」

 
 セイヴァー(相似)「何を怒ってるんですか?」


 セイヴァー(相似)「改造能力者になれば、強度という概念がなくなって」


 セイヴァー(相似)「無能力者というコンプレックスも解消される」


 セイヴァー(相似)「平和的解決にも繋がるんですよ?」


 ダークカブト(垣根)「・・・さっきからお前・・・本当に能力者の価値が見えてんのか?」


 セイヴァー(相似)「ん〜?」


 ダークカブト(垣根)「強度ってのは技術的な伸びしろ、他分野への応用」


 ダークカブト(垣根)「様々な発展性を鑑みて決定される」


 ダークカブト(垣根)「お前はただ能力者を自分が理解出来る部分だけ解釈して」


 ダークカブト(垣根)「未元物質で改造してるだけじゃねぇか」


 ダークカブト(垣根)「結局は自分が知ってる技術で代替したいだけだろ」


 セイヴァー(相似)「っ」


 ダークカブト(垣根)「はん・・・図星みたいだな」


 
 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:36:38.02 ID:vWkGhWmbO
追い詰められてるなあ
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:36:55.32 ID:rV7QJKjxO
どうなる?
850 :1 [saga]:2022/03/27(日) 14:10:40.78 ID:sJA6i1Vp0
 セイヴァー(相似)「・・・まぁ、いくらでも言ってくださいよ」


 セイヴァー(相似)「科学の発展により誤った解釈は全て塗り替えられます」
 

 セイヴァー(相似)「なので研究が成功すれば、正しくなるのは・・・」


 セイヴァー(相似)「僕ですからねぇ!」



 『ザクロスパーキング!』

 『ブラッドオレンジスパーキング!』


 セイヴァー(相似)「ウグゥゥゥ、ウォォ・・・!」


 セイヴァー(相似)「ヴオ゙ォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!」


 ―ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ !!


 オーガ(白垣根)「巨大化していく・・・!?」


 アナザーアギト(木原)「通路に入れっ!巻き込まれんぞっ!」
 

 
 ―ト゛カ゛ァ゙ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ッ !!


 
 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 出入口付近- 

 林檎「!?」
 

 木場「なんだ・・・!?」



 オーソン「デケェ・・・!」


 ナンシー「あれが、ライダーだって言うの・・・」


 デニス「いや・・・ライダーなんかじゃない・・・怪人だ」



 ―ガシャァアーーンッ! ガラ ガラ ドシャドシャ・・・

 
 ―ギュロロロロロォーッ!

 ―ヒュォオオオオオオーーッ!


 アナザーアギト(木原)「おい、唯一!どうなってんだありゃ!?」


 デューク(唯一)「・・・恐らく、暴走状態になっているんでしょう」


 デューク(唯一)「偽りの神になろうとした願望を元にエネルギーが収束し」


 デューク(唯一)「あの様な姿に・・・」



 蓮華座偽神セイヴァー「アッハハハハハハハハハハハッ!!」
 https://i.imgur.com/d03zsVN.png


 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 14:44:59.17 ID:SvuAeiq8O
W垣根で未現物質の大きな盾を作り攻撃を弾くもセイヴァーのパワーが強く受け止めることしかできず動けない全員
そんな中耐えきれずイドゥンが動こうとするのをデュークが止めて教え諭す
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 14:59:56.55 ID:Ggs/YLqaO
黒夜が窒素爆槍で蔓や花弁を弾き落とすも攻撃まで行かないと悔しそうにするもそれを見たベルデが近づく道なら作れる?のではと考えて耳打ちする
そして黒夜の作った道を一緒に行こうとイドゥンを誘うと頷いて一緒に駆け出す
イドゥンの盾になり進むベルデに胸が熱くなる
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 15:04:34.51 ID:WcpCn9saO
ダイヤモンドが私なら動きを止められるわとプリキュアダイヤモンドブリザードを使おうと提案してくる
854 :1 [saga]:2022/03/27(日) 15:44:46.84 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「皆さん無事ですか!」


 キュアダイヤモンドAG(海美)「ええっ!知果は私が!」


 イドゥン(知果)「ありがとうございますっ・・・」

 

 ダークカブト(垣根)「くっそ!俺だけなんで2人持ちなんだよっ!」


 ベルデ(絹旗)「それ重いって意味ですか?デリカシーがないですね」


 黒夜「乙女に対して失礼だよ。垣根」

 


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハッ!!」
 http://i.imgur.com/d03zsVN.png


 ―ヒュルルルルッ! シュバッ!

 デューク(唯一)「うおわっと!」
 

 ―ギュロロロロロッ!


 蓮華座偽神セイヴァーは無数の蔓を根元から伸ばして、ダンテライナーを操縦している
 デュークに攻撃を仕掛けてきた。
 即座にハンドルを切って、急速に曲がった事で回避する事が出来た。
 ダークカブトに抱えられている黒夜は掌を突き出し、窒素の槍を射出して弾き落そうとする。
 しかし、数本に命中してボトボトと落ちていくが、新しく根元から蔓が生えてきて今度は
 ダークカブトに襲いかかる。

 
 ―ヒュルルルルッ!

 ダークカブト(垣根)「ちっ!」


 ―バサァッ!


 ―ヒュルルルルッ!

 
 キュアダイヤモンドAG(海美)「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 ―タンッ♪ タンッ♪


 ―ヒュ オ オ ォ オ オ オ オ オッ!!


 ―ピキピキッ パキッ ピキピキッ


 ダークカブトは翼を羽ばたかせて上昇し、続々と襲い来る蔓を見てそのまま飛翔した。
 エンジェルモードにより飛行が可能となったキュアダイヤモンドはラブハートアローを叩いて、
 氷の結晶で菱形を形成し防ぐ。だが、ダイヤモンドシャワーを使う前に渡していたイドゥンと
 オーガが退避した瞬間に鞭の様に振るわれた蔓によって粉々に砕ける。


 キュアダイヤモンドAG(海美)「これじゃいくら防御しても・・・!」 
 


 ダークカブト(垣根)「あのデカさじゃ未元物質で溶かすにしても集中出来そうにねぇな」


 オーガ(白垣根)「>>855
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:00:44.26 ID:WcpCn9saO
弱点はどこですかね、あの幹とか気になるんですが…
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:01:10.14 ID:vWkGhWmbO
引きずり下ろすかありませんが骨が折れますね…
857 :1 [saga]:2022/03/27(日) 16:54:28.34 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「弱点はどこでしょうか?・・・と言わなくても、わかりますね」


 イドゥン(知果)「あの蓮華が咲いている中央にいるセイヴァーがそうだと思います」


 黒夜「けど、近付くにしても大変そうだよ?」


 オーガ(白垣根)「ええっ。引きずり下ろすしかありませんが・・・中々、腰が折れますね」


 ダークカブト(垣根)「はんっ。折れるどころか抜けてんじゃねぇのか?」


 オーガ(白垣根)「それは、ハジメての時だけで十分です」


 ベルデ(絹旗)「(この人にしては珍しい下返しをした気がしますね)」

 
 ―ジ ジ ジジ ジッ


 ―シュルルルッ・・・

 ―ガシッ

 イドゥン(知果)「帝督さん、私はこれを使って移動出来ますから」

 
 オーガ(白垣根)「わかりました」


 ダークカブト(垣根)「なぁ、それこいつらにも分けてやってくれ」


 イドゥン(知果)「あ、はい!」


 ―シュルルルルッ
 
 黒夜「あーもうちょいこっちー・・・よしっと」


 ベルデ(絹旗)「掴まりましたっ」


 ダークカブト(垣根)「んじゃ、汚ねぇ花の芽を摘むとするか」


 オーガ(白垣根)「ええっ!」


 ―ヒュオオォオオオッ!

 オーガとダークカブトは飛び交う無数の蔓をオーガストライザーとカブトクナイガンで
 斬り落としながら接近していく。
 10mという距離まで近付いた時、目の前に巨大な花弁が舞い降りてきた。
 オーガは咄嗟に翼を折り曲げて盾にした。その瞬間、爆発が起きる。
 それを見たダークカブトは自身の前にも花弁が舞ってきて、急降下して回避した。


 ―ドカァアアンッ! ドカァアアンッ!
 
 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハハハハッ!アハハハハッ!」


 ダークカブト(垣根)「ちっ!」
 


 ベルデ(絹旗)「黒夜!撃ち落とせませんか!?」


 黒夜「今、狙い定めてるとこ!」 




 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:57:21.92 ID:vWkGhWmbO
確かに白垣根にしては珍しいシモ返し…
海美さんからしても聞き返さないのは意外かも
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:58:16.30 ID:WcpCn9saO
黒夜ちゃんも戦ってるあたり総力戦感あるな…
860 :1 [saga]:2022/03/27(日) 17:26:57.37 ID:sJA6i1Vp0
 黒夜「よっしゃイケーッ!」


 ―ボッ! ボッ! ボッ!


 ―ドカァアンッ! ドカァアアンッ! ドカァアンッ!


 射出された窒素の槍はオーガとダークカブトが進もうとする進行方向の花弁を撃ち抜いて
 爆発処理する。
 それによってオーガとダークカブトは蔓のみを斬り落として、近付いていくだけとなり
 花柱部分となっているセイヴァーの所へと接近していった。


 ベルデ(絹旗)「知果さん!私達もあそこへ行きましょう!」


 イドゥン(知果)「わかった!」
 


 ―ヒラヒラ・・・

 ―ヒュルルルルッ!

 黒夜「わーっと!その前に蔓と花弁を片付けてっ!」


 ベルデ(絹旗)「くっ!」


 イドゥン(知果)「っ!」




 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !


 オーソン「建物の影に隠れろっ!」


 デニス「弾が切れたっ!誰か余ってませんか!?」
 

 ヴェーラ「受け取ってください!」



 
 林檎「知果・・・!」


 木場「・・・」


 ―ガチャッ

 林檎「きば・・・?」


 木場「林檎ちゃん。・・・これから見た事は、内緒にしてね?」


 林檎「・・・?」

 ―・・・ギュロロロロ


 ホースオルフェノク「・・・フウゥゥッ!」


 ―メキメキメキッ ギュロロロロッ
 
 ホースオルフェノク激情疾走態「ハッ!」


 ―ダンッ!


 林檎「・・・馬・・・?」

861 :1 [saga]:2022/03/27(日) 17:45:15.17 ID:sJA6i1Vp0
 ―ズバァアアアッ!!

 イドゥン(知果)「!?」


 ホースオルフェノクは4本の強靱な脚力でイドゥン達がクラックから伸びる蔦で
 ぶら下がっている上空まで一気に跳び上がる。
 強化されたホースソードで蔓を斬り落とし、巻き付こうとしてくる蔓は前足の蹄で
 蹴りつけ、粉々にした。


 ベルデ(絹旗)「オルフェノクッ・・・!?」


 黒夜「何で・・・アイツを攻撃してるんだろ?仲間じゃないのかな・・・」



 ホースオルフェノク激情疾走態「ッ!」

 ―ズバァアアッ!



 イドゥン(知果)「・・・とにかく、あっちに引きつけられてる隙に!」


 ―シュルルルルッ
 


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ビイィッ!


 デューク(唯一)「どわわわっ!やっば捕まった!」


 アナザーアギト(木原)「くそっ!届、か、ね、ぇっ!」
 
 
 
 キュアダイヤモンド(海美)「いけないっ!」
 

 キュアダイヤモンド(海美)「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 ―タンッ♪ タンッ♪


 ―ヒュ オ オ ォ オ オ オ オ オッ!!


 ―ピキピキッ パキッ ピキピキッ
 

 蔓に捕まってしまったダンテライナーを援護すべく、キュアダイヤモンドは
 ラブハートアローから冷気を発射する。
 蔓の一部が凍り、それを見たデュークはダンテライナーを急発進させて
 凍らせた部分を砕き、飛行して退避していった。


 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 >>858 離れてて聞こえてなかったでせう
 >>859 8人で巨像と戦ってるみたいなもんでせうからね
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:01:06.22 ID:vWkGhWmbO
意外と白垣根の方がシモに詳しくて垣根の方が淡白とかアリソう
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:01:51.12 ID:WcpCn9saO
絹旗から見たらびっくりだよな確かに…
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:02:10.85 ID:vWkGhWmbO
ゾロ目やったぜ。
865 :1 [saga]:2022/03/27(日) 18:25:06.18 ID:sJA6i1Vp0
 キュアダイヤモンド(海美)「はぁ・・・」


 ―ヒュルルルルッ!

 ホースオルフェノク激情疾走態「危ないっ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「っ!?」


 ―ズバァッ!

 キュアダイヤモンドを捕まえようとしていた鶴をホースオルフェノクは横切る際に
 斬り落として事なきを得た。
 飛行能力は持っていないため、ホースオルフェノクは落下していきキュアダイヤモンドは
 その後を追っていく。

 ―ズダンッ!
 

 ホースオルフェノク激情疾走態「ッハァ・・・!」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・。・・・ねぇ」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「助けてくれてありがとう。・・・木場さん」


 ホースオルフェノク激情疾走態「!?・・・。・・・どうして、わかったんだい?」

 
 キュアダイヤモンド(海美)「私は能力で名前を確認する事ができるの」


 キュアダイヤモンド(海美)「怪人の姿で名前を確認したのは初めてだけど・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「正解みたいでよかったわ。・・・心配しないで、黙っているから」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・ありがとう」


 ホースオルフェノク激情疾走態「>>866
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:34:08.57 ID:vWkGhWmbO
精神系能力者だと正体わかっちゃうよなあ
みさあいみごトリオは何かと隠し事できなさそう

あんなに大きいのにみんなで立ち向かうなんてやっぱり君たちはヒーローだね…
俺も負けられないなって思っちゃったよ
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:34:43.57 ID:WcpCn9saO
いつかは話すかもしれないけどその日までは内密にしてほしいかな
868 :1 [saga]:2022/03/27(日) 19:13:29.98 ID:sJA6i1Vp0
 ホースオルフェノク激情疾走態「いつかは話すかもしれないけど」


 ホースオルフェノク激情疾走態「その日までは内密にしてほしいかな」


 キュアダイヤモンド(海美)「わかったわ。でも、バレないように気をつけてね?」


 ホースオルフェノク激情疾走態「うん。もちろんだよ」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・あんなに巨大な敵に立ち向かうなんて」


 ホースオルフェノク激情疾走態「やっぱり君たちはヒーローだね・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「それは今の木場さんも同じじゃないの」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・そう言ってもらえると、少し・・・嬉しいか、な!」


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ズバァッ!

 ホースオルフェノク激情疾走態「俺に任せて。君もあそこへ」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ!倒し終えたらすぐに逃げてねっ!」


 ―バサァッ

 ―ヒュオォオオオオーーーッ・・・

 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・ハァッ!」


 ―ダンッ!





 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハッ!!」


 ―バシュンッ! バシュンッ! バシュンッ!バシュンッ!バシュンッ!

 セイヴァーが連続でエネルギーの矢を発射し、オーガは翼でエネルギーの矢を消滅させ
 ダークカブトはカブトクナイガンを撃ち、イオン光弾がセイヴァーに向かって行く。
 しかし、舞い散っている花びらによってイオン光弾は命中せず、爆発が起きるのみで
 セイヴァーは嘲笑うかのように高笑いをする。


 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハハハハハハハハッ!!」



 ベルデ(絹旗)「何であんなに笑ってるんでしょうねっ!」


 ―シュルルルルルッ ビシィッ!

 ―ブチィッ!


 オーガ(白垣根)「恐らくですが、神経にも作用してしまっているのではないかと」


 黒夜「っとと・・・じゃあ、自我はもう無い感じ?」


 ダークカブト(垣根)「見りゃわかんだろ。そうに決まってるっつーの」


 イドゥン(知果)「>>869
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 19:21:13.72 ID:vWkGhWmbO
理性をが解かれてああなったんでしょうか…
普段から笑う人でしたけど
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 19:22:07.01 ID:WcpCn9saO
じゃあ遠慮はいらないということでしょうか…
871 :1 [saga]:2022/03/27(日) 20:13:26.86 ID:sJA6i1Vp0
 イドゥン(知果)「理性をが解かれて、ああなったんでしょうか・・・」


 イドゥン(知果)「普段から笑う人でしたけど」


 蓮華座偽神セイヴァー「アッハハハハハハハハハハハッ!!」


 デューク(唯一)「・・・見るに堪えませんね」


 アナザーアギト(木原)「ああっ。哀れ過ぎて泣けてくるな」


 ―スタンッ

 キュアダイヤモンド(海美)「お待たせっ。それで?どう倒すか決めた?」


 オーガ(白垣根)「・・・今、思いつきました」


 オーガ(白垣根)「兄さん、能力者の価値がどのようなものなのか・・・」


 オーガ(白垣根)「彼にとっての常識は通用しない、私達の常識で知らしめてみませんか?」


 ダークカブト(垣根)「・・・はっ。いいぜ、乗ってやる!」 


 戦う君よ
 (http://www.youtube.com/watch?v=o5RjItnyFLU)


 オーガとダークカブトはそれぞれセイヴァーに接近していき、左右に分かれると
 台座のようになっている花弁に着地する。 
 セイヴァーはカッティングブレードを2回倒し、大橙丸を振るって赤い斬撃波を放つ。
 オーガはそれを翼で受け止めて弾き返し、ダークカブトはクロックアップで時間流の
 流れを変える事で回避する。

 [CLOCK OVER]


 ダークカブト(垣根)「お前の常識に俺の・・・いや、俺達の」


 オーガ(白垣根)「私達の未元物質を理解出来ますか?」


 ―ヂ  ヂ ヂ  ボッ ボボボッ ボォォオッ!

 ―パキ ペキ ペキ

 ―ボコボコ


 間もなく日付が変わる頃の夜のため、陽炎が当然発生する訳もなく蓮華座偽神セイヴァーの
 周辺の景色が歪む。
 下半身となる大木の表面の一部が燃え上がり、徐々に広まっていく。
 冷凍による氷が出来ているのではなく、燃えている箇所から未元物質によって大木の表面が
 結晶化する。
 更に、結晶化した箇所からは液状化が始って泡立ちながら、溶け落ちていく。
 その現象は台座となる花弁でも起こっており、セイヴァーはそれを見ていた。

 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハ、ハ、ハ・・・」


 オーガ(白垣根)「どうですか。本当に能力者を理解しているなら」


 オーガ(白垣根)「この可能性を飲み込んでみせなさい」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハ、ハハハ・・・!」



 ◎ 90以上or偶数連続orゾロ目
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 × ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 20:25:19.13 ID:vWkGhWmbO
濃い!来い!
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 20:25:29.23 ID:WcpCn9saO
高くしろ
874 :1 [saga]:2022/03/27(日) 21:24:03.81 ID:sJA6i1Vp0
 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハッ!アハハハハハハハッ!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「スゴイ!スゴイデス!!コレ程ノ事象ヲ同時ニ展開デキルナンテ!」


 蓮華座偽神セイヴァー「ワカルッ、ワカリマス!コレガ超能力者ノ見テイル世界!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「マダダ、マダ可能性ハ広ガッテイク!」


 ―パチ  パチッ

 ―ボッ パキンッ

 蓮華座偽神セイヴァー「モットモット広ガレェエエエエ!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」


 ダークカブト(垣根)「マジかよこいつ。どんだけ知識量持ってんだ」


 ―ジュウウゥゥッ・・・!

 オーガ(白垣根)「っ・・・!(マズイ、周辺に漏れないようにしないとっ)」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」


 

 ベルデ(絹旗)「建物が崩れていってます!」


 黒夜「木原さん、部下がそこにいると危なくない?」


 アナザーアギト(木原)「わかってるっての!」



 ―メラメラ

 ホースオルフェノク激情疾走態「くっ・・・!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「これ以上近付いたら危険だっ・・・」



 
 ◎ 90以上or偶数連続orゾロ目
 ◎ 70以上
 ○ 50以上
 × ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 21:28:03.82 ID:vWkGhWmbO
強いのが悔しい
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 21:28:23.96 ID:WcpCn9saO
木場くん助けて
877 :1 [saga]:2022/03/27(日) 21:47:52.26 ID:sJA6i1Vp0
 ―ガタガタッ・・・

 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・っ!。林檎ちゃん!」


 ―ダンッ! ドカラッ! ドカラッ!


 林檎が乗っている送迎車が異様に揺れているのを見て、ホースオルフェノクは急いで
 駆け寄って行く。
 しかし次の瞬間、送迎車が浮かんだ。


 ―ガコォッ!


 ホースオルフェノク激情疾走態「っ・・・!?」


 林檎「・・・」


 ―ゴゴゴゴゴッ ギギ・・・

 林檎は片腕を上げて送迎車を念動力で浮遊させていた。
 見据える先は不気味に笑い声を上げている蓮華座偽神セイヴァーがいる。


 ホースオルフェノク激情疾走態「林檎ちゃん・・・何をして・・・」


 林檎「皆が戦ってるのに、何もしないなんていやだ・・・!」


 林檎「皆を助けたいのっ!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」


 ホースオルフェノクは林檎の言葉を聞くと、頷いて沈黙し顔を上げるや否や送迎車の
 上に飛び乗った。
 

 林檎「っ、きば・・・?」


 ホースオルフェノク激情疾走態「このまま投げつけるんだ!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「俺達で何とかしてみせよう!」


 林檎「!・・・うんっ!」


 力強く返事をし、林檎は狙いを定めて蔓や花弁が舞う上空へ投げるタイミングを見計らう。
 強烈な風に目を細めるが、チャンスを逃さまいと懸命に見続けた。
 そして、一直線上に隙間が出来たのを見計らい、ホースオルフェノクを乗せた送迎車を
 ベクトル操作を利用して念動力で投げ飛ばす。
 

 林檎「エイッ!」


 ―ギュオオオオオオオッ!!

 ホースオルフェノク激情疾走態「ッ!」


878 :1 [saga]:2022/03/27(日) 22:02:50.38 ID:sJA6i1Vp0
 


 蓮華座偽神セイヴァー「4980!4987!コノママ可能性ガ広ガレバ」


 蓮華座偽神セイヴァー「宇宙ノ心理スラ理解出来ソウダ!」


 
 ダークカブト(垣根)「くそっ!おい!このままじゃ第七学区が未元物質で汚染されて」


 オーガ(白垣根)「っ・・・!(なら、次の手を・・・!?)」



 ―ギュオォオオオオオッ!!


 蓮華座偽神セイヴァー「4998!4999!ごせ」


 ―ドガァアアッ!!


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハッ!!」


 蓮華座偽神セイヴァーに送迎車が衝突し、未元物質の可能性を解析していた思考の
 集中力が途切れてしまい、解析を止める。
 蓮華座偽神セイヴァーは高らかに笑い声を上げながら体勢を立ち直そうとしていると
 上空からホースオルフェノクが落下してきた。

 
 ホースオルフェノク激情疾走態「ハァアッ!!」


 ―ザシュッ!!

 蓮華座偽神セイヴァー「アーーーアハハハハハハハッ!!」


 セイヴァーの戦極ドライバーに装填されているザクロロックシードにホースセイバーが
 突き刺さる。
 エネルギーが漏れ、同時にゲネシスコアに装填されていたブラッドオレンジロックシードが
 弾けるように吹き飛んでいった。
 それによって、セイヴァーの変身が強制解除されてしまった。

 
 相似「ア、アァアア・・・!!」


 相似「セッカク、リカイシテイタノニ!イマ、ドコマデイッタンダ?」


 相似「ダークマターノカノウセイハドコマデヒロガッタンダ!?」




 ダークカブト(垣根)「あの怪人・・・」


 
 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」

 ダンッ!


 オーガ(白垣根)「・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「帝督!今なら!」


 オーガ(白垣根)「・・・はいっ!」


 オーガ(白垣根)「>>879
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 05:29:16.55 ID:FfjY8Ke5O
このタイミングを逃すわけには行きませんね!
880 :1 [saga ]:2022/03/28(月) 08:20:22.27 ID:lD2ndwpW0
 オーガ(白垣根)「このタイミングを逃す訳には、いきませんね!」



 アナザーアギト(木原)「垣根!・・・悪いが、代わりにケリを着けてくれ」


 デューク(唯一)「お願いします!」
   

 ダークカブト(垣根)「あ?最初から蹴りつけてやるつもりだったっての」



 ベルデ(絹旗)「知果さん!私達の分を超ぶつけてやってください!」


 黒夜「手加減なしで!頼んだよ!」


 イドゥン(知果)「うんっ!」



 相似「モウイチドミセテクダサイヨ!ダークマターヲ!」


 相似「コンドハリカイシテミセマス!」


 相似「ダメナラツギ!ナンドダッテ!」


 相似「アハハハハハハハハハッ!!ワクワクスルナァ!タノシイナァ!」


 オーガ(白垣根)「・・・もう品切れですよ」クスッ


 オーガ(白垣根)「次に貴方が理解するのは・・・死ぬまでの後悔だ!」 


 オーガ(白垣根)「>>881
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 08:23:16.38 ID:FfjY8Ke5O
これ以上醜態は晒さずに黙って朽ちてください、さようなら
882 :1 [saga ]:2022/03/28(月) 20:00:50.55 ID:530TcZoG0
 オーガ(白垣根)「これ以上醜態は晒さずに黙って朽ちてください」


 オーガ(白垣根)「さようなら」


 [EXCEED CHARGE]

 ―ギュシィィイーーンッ!


 [ONE] [TWO] [THREE]


 ―カシャンッ

 ダークカブト(垣根)「ライダーキック!」

 [RIDER KICK]


 ―カシャンッ!

 『カモン!』

 『リンゴスカッシュ!』



 イドゥン(知果)「タァアアアアアアアッ!!」


 ―ドガァアアッ!!


 先陣を切ったのはイドゥンで、相似の顔面にライダーキックを叩き込む。
 追撃にダークカブト、オーガのライダーキックが胸部に叩き込まれた。
 リンゴの形を模したエネルギーとタキオン粒子、フォトンブラッドのオメガストリームが
 相似の体内へと流れ込み、下半身の大木へ浸透していく。


 ダークカブト(垣根)「ハァァアアアアッ!!」



 オーガ(城垣根)「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!」



 相似「アハハ」

 ―カ ッ !


 ―ド ガ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ンッ!!


 

883 :1 [saga]:2022/03/28(月) 21:28:26.61 ID:530TcZoG0
 ―ボトボト・・・

 ―メキメキッ・・・!


 ―バキャアッ!


 先端部となる蓮華がエネルギーによる過剰加熱で爆発四散する。
 根元から生えていた蔓は吊り糸が切れたかのように地面に落ちていき、朽ちていく。
 大木は未元物質によって溶かされた箇所から折れ、施設を踏み潰すように爆風を巻き上げて
 倒れた。



 林檎「っ・・・!」


 木場「林檎ちゃん!」


 林檎「きば・・・。・・・皆は?」


 木場「・・・大丈夫だよ。ほら」


 林檎「・・・あっ!」



 ―バサァアッ

 イドゥン(知果9「はぁ・・・」


 ダークカブト(垣根)「これでくたばってくれたよな」


 オーガ(白垣根)「あれで生きていたら化け物ですよ」




 黒夜「ものの見事に施設をぶっ壊したなー」


 ベルデ(絹旗)「いいんですよ。あれで・・・二度と思い出したくもないですから」


 デューク(唯一)「ん〜、ちょっとだけ相似君の研究データを見てみたかったなー」


 アナザーアギト(木原)「碌でもねぇ研究しかしてねぇだろうよ」



 ―ヒュオッ

 キュアダイヤモンド(海美)「帝督、知果・・・やったわね」


 ダークカブト(垣根)「俺も倒しただろ」


 キュアダイヤモンド(海美)「はいはい」


 オーガ(白垣根)「>>884
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 21:38:35.42 ID:it0gCFcRO
兄さんもそうですし皆さんがいてこそです
本当に最初は絶望が頭をよぎりましたから…
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 21:39:40.56 ID:f0hGv5epO
これで少しは落ち着いてくれるといいんですが、後は風紀委員や警備員の方々の範疇ですね
兄さんもあまり傷つくと彼女さんが心配するのでは?
886 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:04:37.45 ID:530TcZoG0
 オーガ(白垣根)「兄さんもあまり傷つくと彼女さんが心配するのでは?」


 ダークカブト(垣根)「ああっ・・・そうだろうな」


 オーガ(白垣根)「兄さんもそうですし、皆さんがいたからこそです」


 オーガ(白垣根)「本当に最初は絶望の瞬間が頭を過ぎりましたから・・・」


 イドゥン(知果)「でも、ロケットを消す事が出来たなんて、すごいですね・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「それくらい出来て当然じゃないの」


 ダークカブト(垣根)「未元物質に不可能はねぇからな」


 オーガ(白垣根)「ええっ。・・・さて、後は風紀委員や警備員の方々の範疇ですね」


 ダークカブト(垣根)「丁度よく治安維持組織の1人が居てくれてるし」
 

 ダークカブト(垣根)「俺らが関与してた事は無かった事にしようぜ」


 キュアダイヤモンド(海美)「そうね。それがいいわ」


 イドゥン(知果)「・・・でも、私はキチンと人命を奪った罪を償いますよ」


 イドゥン(知果)「>>887
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:12:48.35 ID:it0gCFcRO
ここで人のせいにして向き合わないのはあの人と変わらない気がしますから…
私のしたことはキチンとした分だけ向かい合わせてもらいます
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:13:22.03 ID:f0hGv5epO
林檎ちゃんが元気に生きてて私のことを覚えてくれていただけで私にとって幸せでしたから
889 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:21:45.36 ID:530TcZoG0
 ダークカブト(垣根)「律儀なもんだな。別に俺らが何も見てないって事にすれば」


 キュアダイヤモンド(海美)「そういう問題じゃないのよ」ベシッ


 ダークカブト(垣根)「ってぇな・・・」


 イドゥン(知果)「・・・ここで人のせいにして、自分がした事と向き合わないのは」


 イドゥン(知果)「あの人と変わらない気がしますから・・・」


 イドゥン(知果)「私のした事はキチンとした分だけ向かい合わせてもらいます」


 オーガ(白垣根)「・・・そうですか。ですが、私達は第三者からの情報として」


 オーガ(白垣根)「貴女を必ず支えてあげます」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ。そうしないと、刑が長くなるし」


 キュアダイヤモンド(海美)「林檎と一緒に居られる時間が短くなってしまうもの」


 イドゥン(知果)「そうですね。・・・でも、林檎ちゃんが元気に生きていてくれて」


 イドゥン(知果)「私の事を覚えてくれていただけでも・・・」


 イドゥン(知果)「私にとって幸せでしたから」クスッ


 ダークカブト(垣根)「それだけでか?・・・はぁー、欲が無さ過ぎだろ」


 オーガ(白垣根)「そうですね。貴女と林檎さんのこれからは、まだ続くのですから」


 キュアダイヤモンド(海美)「>>890
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:27:00.35 ID:it0gCFcRO
あなたが戻ってくるまで林檎を支えないとね…
それにあなたの仕事や行く場所も考えないといけないし…贅沢な悩みかしらね
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:27:57.59 ID:f0hGv5epO
時間を埋めたいっていう気持ちは本物なのだから頑張るのよ
その力もこれからは林檎やみんなを守るために使わないとね
892 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:40:33.45 ID:530TcZoG0
 キュアダイヤモンド(海美)「時間を埋めたいっていう気持ちは本物なのだから頑張ってね」


 キュアダイヤモンド(海美)「その力もこれからは林檎や皆を守るために使わないと」


 イドゥン(知果)「・・・そうですね。あの人から貰った物ですけど・・・」


 イドゥン(知果)「この2つ自体に悪意はありませんから、そうします」コクリ


 キュアダイヤモンド(海美)「貴女が戻ってくるまで林檎を支えないとね・・・」

 
 キュアダイヤモンド(海美)「それに貴女の仕事や行く場所も考えないといけないし」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・それはそれで、贅沢な悩みかな」クスッ


 イドゥン(知果)「あ、あの・・・海美さん。私、まだ中学生くらいなので・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・あ、そういえばそうだった」


 オーガ(白垣根)「成人となった体を戻せないか、林檎さんの体内を調べる際」
 

 オーガ(白垣根)「一緒に診察してもらいましょう」

 
 ダークカブト(垣根)「そうしとけ。出費は俺が出しといてやる」


 イドゥン(知果)「え?あ、ありがとうございます・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「あら、貴方にしては寛容的ね」


 ダークカブト(垣根)「その言い草クソムカつく」


 

 ―スタンッ
 
 林檎「ともか!ていとく!かいび!」


 イドゥン(知果)「林檎ちゃん!」

 
 木場「皆・・・無事でよかったよ」ホッ


 白垣根「木場さん。林檎さんを守っていただき、ありがとうございました」


 木場「うん。・・・これで、終わったんだね」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:04.82 ID:it0gCFcRO
ここで奇数出るんだろうなあ…
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:34.89 ID:f0hGv5epO
メルモちゃん的に大人と子供を自由にできればいいけどそれはトールの領分よねー
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:42.11 ID:kHlAOXDaO
そい
896 :1 [saga]:2022/03/28(月) 23:08:22.07 ID:530TcZoG0
 ベルデ(絹旗)「それにしても随分と暴れ回りましたね・・・」


 黒夜「ま、半分は木原相似の・・・っ!!」


 ―パァン!

 林檎「・・・」


 知果「・・・」


 ―ポロ・・・

 白垣根「・・・おや、あれで死ななかったのですか」


 垣根「やっぱ化け物か、アイツ」


 相似「キヒヒッ、アハハハッ・・・!」


 キュアダイヤモンド(海美)「本当に何であれを喰らって生きてるのよ・・・!?」


 デューク(唯一)「・・・!。そうだった、ロックシードじゃダメだったんですよ!」


 アナザーアギト(木原)「あのベルトが奴の本体だったな、そういや」


 相似「アッハハハハ・・・!」


 白垣根「貴方、しつこい男だって言われませんか?」


 垣根「いい加減懲りろよ」


 相似「い、いひひひ!いいえ!あははっ!懲りません!」


 相似「自分は研究者なんでっ、カハハッ!諦めるとかないんですよ!」


 相似「アハハハッ!その翼は未元物質の能力と胴関係してるんですか!?」


 ―パンッ! パンッ!

 ―コンッ コンッ


 相似「キヒヒッ!銃弾がまるで無意味ですね!アハハ・・・!」


 相似「もう一度、アハハ!もう一度見せてくださいよ!今度は理解します!」



 ―ザシュッ!


 相似「・・・えへへ・・・?」


 ―バキィンッ!!

 ―ガラガラッ ガシャンッ・・・


 相似「あ・・・あははっ・・・!」


 「残念だけど、もうお勉強会はおしまいよ」


 相似「ヒヒヒ・・・クソッタレ・・・」


 
897 :1 [saga]:2022/03/28(月) 23:21:57.17 ID:530TcZoG0


 
 「貴方の生き様もね」

 
 『ブラッドオレンジスパーキング!』


 ―ズバァァアアアアアッ!!


 相似「・・・ははは・・・」


 ―ジュウウゥゥッ・・・

 
 「・・・ふーん。中々の性能ね?これを渡すのは惜しいけど・・・」


 「ま、ビジネスだから仕方ないわね」


 白垣根「・・・」


 林檎「・・・誰?」


 「・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・?」


 ―キュリリリリ・・・



 薬味「久しぶりじゃない、最愛」ニコリ




 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・」


 ―ヘタリ・・・

 黒夜「最愛ちゃん!?」


 ベルデ(絹旗)「・・・」


 デューク(唯一)「薬味久子・・・!?」


 アナザーアギト(木原)「あの女も死んだって言われてなかったか?」



 キュアダイヤモンド(海美)「貴女・・・何者なの・・・?」


 
 薬味「ふふっ・・・そこで腰が抜けてる私の娘に聴いてみなさい」


 薬味「>>898
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 05:19:11.14 ID:NIxz5BZTO
私も夢を追う純粋な研究者よ
また強くなったわね最愛
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 05:43:40.66 ID:E/qxjffjO
愛しの母親とあえて嬉しさをあらわすところで腰を抜かすなんて失礼よね
900 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 08:50:12.03 ID:4GCY/m0D0
 薬味「愛しの母親と会えて、嬉しさを表すところで腰を抜かすなんて失礼しちゃうわ」


 薬味「まぁ、喜びのあまりなら、嬉しいわね?」クスッ


 ベルデ(絹旗)「っ!」


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ヒュンッ!


 ―ドカァアッ!

 ベルデが投げ飛ばしたバイオワインダーは薬味の体をすり抜け、背後の倉庫に直撃する。
 その光景に驚愕する一同を尻目に、薬味はスッと移動して自身の心臓部を貫通しているワイヤーから
 離れる。


 薬味「随分なご挨拶ね?生身の体だったらまた死んでたわよ」


 デューク(唯一)「まさかっ、貴女も相似君と同じように・・・!?」
 

 薬味「違うわよ。私は彼とは違う方法で怪人に喰われてる最中、生き延びたわ」


 薬味「濃淡コンピュータに意識を移す事でね」


 アナザーアギト(木原)「あの次世代型コンピュータになりそうだった、あれか」


 薬味「それに意識を移す事で私は情報生命と化し、AIM拡散力場を演算媒体する」


 薬味「AIM思考体になったのよ。だから、AIM拡散力場さえあれば私は永遠に生きていられて」


 薬味「殺す事は出来ないわよ?最愛」クスッ


 ベルデ(絹旗)「・・・すね」 


 薬味「んん?ごめんなさい、聞こえなかったからもう1回」


 ベルデ(絹旗)「>>901
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 10:12:55.29 ID:hnqrQyZMO
超クソって言ってるンですよ!
902 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 11:33:09.19 ID:4GCY/m0D0
 ベルデ(絹旗)「超クソな存在になったンですね、つったンだよッ!!」


 ベルデ(絹旗)「お前なンか死ンで、地獄に落ちてろォッ!」


 ―ダンッ!

 ベルデ(絹旗)「アァアアアアアアアアアアアッ!!!」


 ―ギュ ォ オッ !!

 窒素装甲を纏わせた拳を突き出し、薬味の顔面を殴りつけようとするベルデ。
 しかし、その拳もすり抜けてしまいベルデは勢い余ったせいで、足が縺れそのまま薬味の後の方へと
 転がった。
 舗装されていたコンクリートを砕きながらベルデはうつ伏せに倒れる。


 ベルデ(絹旗)「クッ、ソォ!」 

 
 薬味「あらあら、怒りっぽいのはカルシウムが足りてないからかしら?」


 薬味「あ、だから胸も小さいチビのままなのね。可哀想に、撫でてあげたいわ」


 ベルデ(絹旗)「誰が、人間の屑でしかないお前のクソ穢れた手なンかでッ!」


 薬味「ふーん?そんなに嫌なの?お母さん悲しいわね」エーン


 薬味「まっ、もっとも、そんな汚い口調しか口がきけない娘を撫でるなんて願い下げよ」


 ベルデ(絹旗)「>>903
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 12:11:25.23 ID:hnqrQyZMO
こっちは売女をいくらでもぶん殴ってやりたいのに出来ないのが超超腹立たしいですけどね!
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 12:13:11.46 ID:hnqrQyZMO
あんたはただ生物学的な親であって本当の親とは超思ってないですよ
せいぜいその力場の中で実態も持たず漂ってくださいよ
905 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 13:01:25.26 ID:4GCY/m0D0
 ベルデ(絹旗)「こっちは売女をいくらでもぶン殴ってやりたいのに出来ないのが」


 ベルデ(絹旗)「超超腹立たしいンだよォッ!」


 ベルデ(絹旗)「それに、オマエはただ生物学的な親であって本当の親とは超思ってもない!」


 ベルデ(絹旗)「精々、力場の中で実態も持たず漂ってろよ、クソがァッ」


 薬味「実態を持たず?・・・ぷふっ。ふふふっ、ならどうやってこれを持つ事が出来てるのかしら?」


 ベルデ(絹旗)「っ!?」


 薬味「それを宿題にしてあげるから、この辺で私は失礼するわね」


 ベルデ(絹旗)「逃がす訳ねェだろうがァッ!脳みそぶち撒けて殺してやらァッ!」


 薬味「あら、物騒な発想な事」




 × 偶数
 × 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 13:13:31.99 ID:aNa9Xur7O
ぐおお
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 13:13:37.75 ID:hnqrQyZMO
つよい
908 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 18:26:02.56 ID:4GCY/m0D0
 薬味「・・・あ、そうだった」


 薬味「知果ちゃん、お疲れ様。彼の代わりにそう言っとくわ」


 ―カチッ


 知果「え・・・?」

 ―ドクン

 知果「かはっ」


 林檎「知果・・・?」


 ―ドシャッ

 知果「っ・・・」


 林檎「!?。知果!?どうしたのっ!?知果!」


 白垣根「っ!?」 

 
 キュアダイヤモンド(海美)「知果・・・!?」


 垣根「あの女っ!何しやがった!」


 
 薬味「事が済んだらあの子は用済みだったのよ。まぁ、計画は全部失敗に終わったから」


 薬味「事が済むも何もないけど、木原相似に呪われるのも嫌だし代替として」


 薬味「死んでもらうわ。悪く思わないでね」クスッ


 ベルデ(絹旗)「死に腐れェエエエエエエッ!!」


 ―ギュオオオッ!!

 薬味「ふふふっ・・・じゃあ、さよなら」


 ―フッ・・・

 ベルデ(絹旗)「・・・っ!うあああああああああああっ!!」


 ―ドスンッ!!




 知果「・・・っ、ぁ・・・」


 林檎「知果ぁ!知果あっ!」ポロポロ


 木原「唯一!どこをどうしやがったんだ!?」


 デューク(唯一)「・・・わかりました。心臓の動脈と静脈を強制的に塞いでいます」 


 デューク(唯一)「この塞がり方からして磁力によって外側から締め付けているようです」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・っ、知果!しっかりして!」


 知果「・・・>>909
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 18:57:10.99 ID:20agWHFQO
あーあ…ここまでか…
せっかく林檎ちゃんやその友達に会えたのに…
私も頑張ったけど…
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 18:57:44.25 ID:1Ns+5YFEO
無理でも泣かないで、私がやったことの代償なんだから…
911 :1 [saga]:2022/03/29(火) 19:21:01.47 ID:P6NO5rYF0
 知果「・・・無理でも、泣かないで・・・」


 林檎「ひぐっ、えぅ・・・!とも、かぁ・・・!」ポロポロ


 木原「車こっちに任せ!外で手術なんざ極力避けねぇと!」


 白垣根「・・・磁力を発生させているものを、取り除く事は?」


 デューク(唯一)「・・・ナノレベルなのか、薄いリング状なのかそれが判別出来れば」


 デューク(唯一)「取り除く事は可能です。知果さん!諦めないでっ!」


 知果「・・・、・・・」


 知果「・・・せっかく林檎ちゃんや、帝督さんと海美さんに会えたのに・・・」


 垣根「おい、しっかりしろ。俺を忘れてんじゃねぇぞ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「死にそうな事言ってないで、気をしっかり保って!」


 知果「っ、林檎ちゃん・・・」


 林檎「っ・・・?」


 知果「・・・。・・・諦めたく、ないけど・・・」


 知果「・・・おねがい・・・わたしを、おぼえててほしい・・・」


 林檎「・・・」


 知果「もし、死んでも・・・私が・・・やった事の代償なんだから・・・」


 知果「天国で、天使や神様に、許してもらえると、いいな・・・」


 白垣根「・・・それが・・・あなたの救いなら・・・!」


 白垣根「私は否定しますっ!絶対にそんな救いがあってたまりますかっ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「帝督・・・」


 白垣根「>>912」 
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 19:29:50.69 ID:1Ns+5YFEO
それが神の望みだとするならそんな邪神は私が撃ち倒しますよ、今この場で!

本当薬味さんはやべー悪役だわ
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 19:30:50.79 ID:20agWHFQO
代償をそんな軽い言葉で言わないでください、生き続けることこそが代償を払うってことなんですから
これはただの逃げでしかすぎませんよ
914 :1 [saga]:2022/03/29(火) 20:20:41.66 ID:P6NO5rYF0
 白垣根「代償をそんな軽い言葉で言わないでください!」


 白垣根「生き続けることこそが、代償を払うという事なんですから!」


 白垣根「これはただの逃げでしかすぎませんよ・・・!」
 

 垣根「こいつの言う通りだ、死んで償うなんてダセェ事すんじゃねぇよ」


 キュアダイヤモンド(海美)「もし、それが誰かの望みだとするなら・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「そんな奴、頭を冷やしてやるんだから!」


 知果「・・・。・・・ありがとう、ございます」ニコリ


 林檎「知果・・・」ポロポロ


 木原「おい!車の中に運ぶぞ!」


 デューク(唯一)「救急セットはありますか?その中にメスとかは」


 オーソン「いや、流石にそういうのはないだろうな・・・」


 デューク(唯一)「・・・白垣根さん、刃物や合成吸収糸を創れますか?」


 白垣根「問題ありません。協力しましょう」


 


 ベルデ(絹旗)「・・・」


 黒夜「・・・最愛ちゃん、大丈夫か?」


 ベルデ(絹旗)「>>」915



 >>912 女体化したエボルトみたい
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 20:25:59.77 ID:20agWHFQO
言いたいことは超いくらでも有ります…
正直動きたくないです…
なんでなんですか!やっと訣別できたと思ったのに!

確かにエボルト感ある
エボルトよりも欲が強い感じがするけどううむさ
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 20:26:50.12 ID:+f9dwGsoO
……大丈夫じゃないって言ってもいいんですか?
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 20:27:27.26 ID:jNtAUVSmO
ダメです、もう悔しさとか情けなさとか全部負の感想が超胸を締め付けます
黒夜…私はどうすべきなんでしょうか
918 :1 [saga]:2022/03/29(火) 20:42:11.91 ID:P6NO5rYF0
 ベルデ(絹旗)「・・・大丈夫じゃない、って言ってもいいんですか?」


 黒夜「いや、それはそれで困るけど・・・」」


 ベルデ(絹旗)「・・・言いたい事は、超いくらでも有ります・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・正直、ここから動きたくないです・・・」


 黒夜「・・・じゃあ、警備員が来るまでここに居るの?」


 黒夜「まぁ、どっちにしろ警備員には教えるんだから気にはされないと思うけど・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・ですか・・・」


 ベルデ(絹旗)「なんでなんですか!やっと訣別できたと思ったのに!」


 ベルデ(絹旗)「あの時・・・あの時、私の手で殺しておけば、こんな事に・・・!」


 黒夜「いやぁ、どうだろ?どっちにしろああいう感じになってただろうし」

 
 黒夜「最愛ちゃんが、そのあの時に殺してたとしてもね・・・」


 ベルデ(絹旗)「>>918
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 20:46:35.16 ID:20agWHFQO
ですが私自身でやっておけばって思わずにはいられませんよ…
黒夜…ヒーローらしくないかもしれませんが私はあの外道をなんとかしてやりたいです、自分の手で…!
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 20:48:09.69 ID:jNtAUVSmO
私はもっと強くなれるでしょうか…
知果さんすら頑張って強くなったんですから私も…!
921 :1 [saga]:2022/03/29(火) 21:01:16.95 ID:P6NO5rYF0
 ベルデ(絹旗)「ですが・・・私自身でやっておけばって思わずにはいられませんよ・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・ダメです・・・もう悔しさとか情けなさとか」


 ベルデ(絹旗)「全部、超気持ち悪く感じて・・・超胸を締め付けます・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・私はどうすべきなんでしょうか」


 黒夜「・・・気持ちはわかるけどさ、今は知果ちゃんがやばいんだし」


 黒夜「そっちの心配も重大じゃないの?」


 ベルデ(絹旗)「・・・そうですね。知果さんは頑張って強くなったんですから・・・」


 ベルデ(絹旗)「私だって・・・もと強くならないと・・・」

 
 ベルデ(絹旗)「・・・黒夜・・・」

 
 黒夜「ん?」


 ベルデ(絹旗)「ヒーローらしくないかもしれませんが・・・・私はあの外道を」


 ベルデ(絹旗9なんとかして殺したいです、自分の手で・・・!」


 黒夜「・・・まぁ、後悔いないってのならいいんじゃない?」


 黒夜「人を殺すのにヒーローらしさなんて皆無だと思うし」


 ベルデ(絹旗)「・・・そうですか」


 黒夜「うん。ほら、変身いい加減に解いて、あっち行こ」


 ベルデ(絹旗)「・・・はい」


 



 木原「・・・どうだ?磁力は弱まってるか?」


 デューク(唯一)「・・・」



 ◎ ゾロ目orコンマ10
 ○ 70以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:08:30.66 ID:20agWHFQO
頼む…
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:08:39.11 ID:jNtAUVSmO
救い恋
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:09:11.20 ID:wDRNpqsVO
ダブルゾロ?!
なにかしてもいいのよ|д゚)チラッ
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:17:59.87 ID:20agWHFQO
唯一先生こういうの燃えそうだしな
926 :1 [saga]:2022/03/29(火) 21:22:31.08 ID:P6NO5rYF0
 デューク(唯一)「弱まってます。動脈と静脈、どちらにも血流を始めました」


 木原「よし。おい、そこに管を創って締め付けられなくしろ」


 垣根「ああっ・・・」


 ―ぐちゅ・・・

 ―トクン・・・トクン・・・

 デューク(唯一)「(右肺への動脈がまだ少し締め付けられていますね・・・)」


 デューク(唯一)「白垣根さん、右肺への動脈を締め付けている箇所を広げてください」


 白垣根「はい。指示をお願いします」


 デューク(唯一)「ここです。・・・もう少し下・・・そこです」


 ―ミチミチ・・・

 白垣根「・・・どうですか」
 

 デューク(唯一)「はい。次は・・・」


 白垣根「(・・・知果さん、貴女を死なしたりはしません)」


 白垣根「(私はこの命に代えても助け出す!)」




 林檎「・・・」


 黒夜「容態は?」


 海美「・・・今のところ、順調みたい。だから大丈夫」


 絹旗「・・・林檎さん・・・ごめんなさい・・・」


 林檎「・・・どうして、さいあいが謝るの?」


 絹旗「・・・あの、女のせいで、知果さんがっ・・・」ギリッ


 海美「>>926
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:28:24.54 ID:20agWHFQO
仕方ない…なんて言えないわね…
でもあなたが自分を攻める事はないわよ
それより今は知果をどうしたいかも考えてあげて
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:29:58.17 ID:wDRNpqsVO
あなたまで墜ちたらダメよ
あなたにはいなくなったら悲しむ人がたくさんいるわ
929 :1 [saga]:2022/03/29(火) 21:36:04.35 ID:P6NO5rYF0
 海美「仕方ない・・・なんて言えないわね・・・」


 海美「でも、今、貴女が自分を責める事はあるの?」


 絹旗「え・・・?」


 海美「それより今は、知果の無事を祈ってあげて」


 絹旗「・・・はい」


 黒夜「・・・この場合、神に祈った方がいいかな?それとも運?」


 海美「どっちでもないわ。・・・助けてる皆を祈って」




 木原「・・・よっしゃ。こっちは完了だ」


 垣根「はぁー・・・後は、そっちだぞ」


 デューク(唯一)「はい。・・・ここで、終わりです」


 白垣根「・・・」



 
 ◎ 01以下
 
 ↓2まで(コンマ合計)
 

 ダブルゾロ目の奇跡か、ついさっき白垣根さんとあるIFにて実装決定されましたよ奥さん
 松風さんが白いカブトムシのヘルメット被ってますし
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:37:09.08 ID:20agWHFQO
松風さんサービスいいよなあ
さすが特撮で育った人!
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:37:21.04 ID:wDRNpqsVO
松風さん大好き
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:47:10.73 ID:o3xkTuS6O
今なら脳幹先生もお腹向いて転がってくれるよ
933 :1 [saga]:2022/03/29(火) 21:50:50.44 ID:P6NO5rYF0
 知果「(・・・ああ・・・もう何も聞こえない・・・)」


 知果「(暗くて・・・怖い・・・)」


 知果「(林檎ちゃん・・・)」


 知果「(おねがい・・・助けて・・・)」



 林檎「知果」



 知果「!?」


 知果「・・・林檎ちゃん・・・なんで・・・」


 林檎「ていとくがね、音や光の組み合わせで・・・」


 林檎「未元物質で、声が届くようにしてくれたの」


 林檎「・・・もう大丈夫だよ。行こ」


 知果「・・・どこに・・・?」


 林檎「・・・どこにでも」ニコリ


 知果「・・・うん!」 
 


 ―ギュッ

 
 ―ドクンッ


 知果「・・・っ!」


 林檎「知果・・・」


 知果「・・・うん・・・うんっ・・・」ポロポロ


 林檎「・・・泣いてばっかりだと、目が痛くなるよ」クスッ





 木原「だはぁ〜〜〜!腰が痛てぇ〜!」


 唯一「あんな狭いとこですから、中腰キープは死にますよマジで」


 オーソン「救急車が間もなく到着します」




 垣根「・・・よかったな」


 白垣根「>>933




 >>930 テンゴーカイジャーでの学ラン姿に全く違和感なかったのもすごいでせうよね
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:55:54.25 ID:jNePjzaeO
これくらい当然です
林檎さんと知果さんの絆からすれば
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:57:12.67 ID:20agWHFQO
ええ…彼女自身の気持ちの強さも遠因でしょうけど皆さんの気持ち…ですかね

松風さん見た目がすごい若いんだよね
童顔ではないけど不思議
936 :1 [saga]:2022/03/29(火) 22:04:50.07 ID:P6NO5rYF0
 白垣根「これくらい当然ですよ。林檎さんと知果さんの絆からすれば・・・」クスッ


 白垣根「彼女自身の気持ちの強さも遠因でしょうけど・・・」


 白垣根「どちらかと言えば、皆さんの気持ち・・・ですかね」


 垣根「気持ちなぁ・・・まっ、終わり良けりゃ何でもいいか」


 白垣根「そうですね。・・・兄さん」


 垣根「あ?」


 白垣根「・・・あの時は、裏切って申し訳ございませんでした」ペコリ


 垣根「・・・何の事か、俺にはわかんねぇな。身に覚えがねぇっつーか」


 垣根「お前の勘違いだろ。・・・だから頭上げろ、鬱陶しい」


 白垣根「・・・そうですか」クスッ


 海美「(ホント、素直じゃないんだから・・・)」


 ―・・・ピーポー ピーポー

 黒夜「あ、救急車来たよ!おーい!こっちこっち!」


 絹旗「警備員も来るでしょうから、事情は私が話しおきますので」


 絹旗「皆さんは行った方がいいですよ」


 木原「ああっ、俺らは顔見られるのはマズイからよ」


 唯一「あ、私も一緒に乗せてください」


 木原「あの飛ぶのに乗って行けばいいだろ。何でこっち乗るんだよ」


 唯一「>>937
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:07:42.41 ID:jNePjzaeO
良いじゃないですかー
仲間というものの尊さを久方ぶりに学べたから余韻に浸りたいんだ
ましてや私の処置のお陰なんだ、もっと褒めてくれてもいいんだぞ?
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:08:09.50 ID:20agWHFQO
たまにはこうしたいときもあるんですよ
なんてったっていいものを見させてもらいましたから
939 :1 [saga]:2022/03/29(火) 22:15:27.27 ID:P6NO5rYF0
 唯一「良いじゃないですかー。たまにはこうしたい時もあるんですよ」


 唯一「なんてったっていいものを見させてもらいましたから」クスッ


 木原「あぁん?」
 

 唯一「仲間というものの尊さを久方ぶりに学べたんですから、その余韻に浸りたいんです」


 唯一「ましてや私の処置のお陰なんですから、もっと褒めてくれてもいいんですよ?」ムフー


 唯一「ハッ!?それよりも脳幹先生にお腹向いてもらってムフフフッ」


 木原「行くぞー、お前らー。俺の店に来い」


 オーソン「あ、はい・・・あの、あの人は?」


 木原「知るか」




 白垣根「では、一足お先に第七病院の方へ行きますね」


 絹旗「わかりました。では、林檎さんと知果さんの事はお任せください」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ。林檎、良い子にしてるのよ?」

 
 林檎「うん。わかった」


 垣根「・・・じゃ、俺は仕事行かねぇとな。つー事で、じゃあな」


 林檎「>>940


 知果「>>941
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:21:28.60 ID:20agWHFQO
帝督のお兄さん…私のために戦ってくれてありがとう…
仕事、今度見に行くから
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:21:45.28 ID:XFYYs5HKO
仕事ってどんなことしてるの?
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:22:22.31 ID:6fDxKbHYO
元気になったら林檎ちゃんと会いに行くから約束…
必ずげんきになるよ
943 :1 [saga]:2022/03/29(火) 22:26:47.10 ID:P6NO5rYF0
 林檎「かきね・・・ありがとう、知果を助けてくれて」


 知果「はい。私のために、ありがとうございました」


 知果「回復してから林檎ちゃんと会いに来ますね」ニコリ


 垣根「何しに来るんだよ・・・礼なんか要らねぇっつの」


 白垣根「まぁまぁ、いいじゃないですか。兄さん」クスッ


 キュアダイヤモンド(海美)「ホント、貴方って素直にならないわね・・・」


 垣根「それ以上言うとムカつくっての。・・・じゃな」


 ―バサァッ!

 白垣根「・・・では、先に待っていますね」


 林檎「うん。・・・あ、ていとく」


 白垣根「はい?」


 林檎「約束・・・忘れてない?」


 白垣根「・・・あぁ。・・・お願いします」クスッ、ススッ


 林檎「うん・・・」

 ―ちゅっ


 林檎「海美にも・・・してあげたい」


 キュアダイヤモンド(海美)「あら。ありがとう」クスッ


 ―ちゅっ

 林檎「2人のおかげだから・・・」


 林檎「>>944
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:34:16.26 ID:6fDxKbHYO
二人が私を匿ってくれなかったら私は追われていて知果と会えなかったかもしれないし、美味しいものや素敵なものも知れなかったと思う
二人よりも綺麗なティアラ作ってみるよ
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:34:47.83 ID:20agWHFQO
二人が私に知らないことを教えてくれて、色々知れたよ…
946 :1 [saga]:2022/03/29(火) 22:39:50.07 ID:P6NO5rYF0
 林檎「2人が私を匿ってくれなかったら、私は追われていて・・・」


 林檎「知果と会えなかったかもしれないし・・・」


 林檎「美味しいものや素敵なものも知れなかったと思う」


 白垣根「それは、ティアラの事ですか?」


 林檎「うん」コクリ


 林檎「今度、知果にも作ってあげるね」ニコリ


 知果「え?林檎ちゃんが・・・?」」

 
 林檎「うん。ていとくよりも、綺麗なティアラ作ってあげるから」


 白垣根「おやおや・・・それは楽しみですね」クスッ


 知果「・・・うん。楽しみにしてるね」ニコリ

 
 絹旗「・・・あっ。来ましたね、さぁ、早く」


 白垣根「はい。では、お先に」


 キュアダイヤモンド(海美)「待ってるわね」


 ―バサァッ


 ―ヒュオッ・・・


 ―サァァ・・・



 林檎「・・・」


 木場「あ、皆もう行っちゃったのかい?」


 絹旗「あれ?木場さんは残ってていいんですか?」


 木場「・・・うん。俺もキチンと警備員に事情を説明した方がいいと思って」


 木場「>>946
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 05:39:01.12 ID:OX2luKM/O
ちゃんと見ていたことを伝えないと俺の気持ちが収まらないからさ
それに絹旗さんともう少しいたいから
普段看取ちゃんがお世話になってるし
948 :1 [saga ]:2022/03/30(水) 12:46:50.50 ID:Ivix3mrW0
 木場「ちゃんと見ていた事を伝えないと俺の気持ちが収まらないからね」


 黒夜「んー、あんなの説明しても警備員はポカーンとしかするなさそうじゃない?」


 絹旗「超同感します。まぁでも、本当に起きた事ですからそう説明するしかありませんね」 


 木場「それに・・・最愛ちゃんともう少し居てあげたいんだ」


 絹旗「え?」
 

 木場「ついさっきまで、荒れてたから心配なんだよ。あんな事を言われたら」


 木場「誰だって傷ついて怒るのも無理はないよ」


 絹旗「・・・」

 
 木場「普段、看取ちゃんがお世話になってるから支えてあげたいんだよ」


 絹旗「・・・ありがとうございます、木場さん」


 木場「うん」ニコリ





 「じゃあ、君は担架に寝てもらうよ。君は大丈夫なんだね?」


 林檎「うん」コクリ


 ―ヒラッ・・・

 林檎「あ・・・白い羽・・・ていとくの、だよね」


 林檎「・・・」ギュッ


 林檎「>>949
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 12:49:16.65 ID:dnlihGuiO
これはお守りと宝物にしよう
私の大事な知果を助けてくれた大事な大事な…
950 :1 [saga]:2022/03/30(水) 20:10:09.53 ID:a/dPsd9G0
 林檎「(これはお守りと宝物にしよう・・・)」


 林檎「(私の大事な知果を助けてくれた・・・大事な、大事な・・・)」


 ―・・・サァ・・・

 林檎「っ・・・」

 
 知果「眩しい・・・」


 木場「あぁ・・・もう朝になったからだよ」


 林檎「・・・綺麗だね、知果」


 知果「うん」ニコリ


 知果「・・・あの頃は、外に何て出させてもらえなかったから・・・」


 知果「久しぶりに見た時、こんなにも綺麗なんだって思ったなぁ・・・」


 林檎「・・・私も、思った事があるよ」クスッ


 知果「ふふっ、そっか」クスッ


 林檎「・・・ていとくも、あるのかな・・・?」




 キュアダイヤモンド(海美)「あーあ、徹夜しちゃったわね・・・」


 白垣根「そうですね。・・・おかげで、夜明けを眺められますよ」クスッ


 キュアダイヤモンド(海美)「>>951
951 :1 [saga]:2022/03/30(水) 20:13:03.39 ID:a/dPsd9G0
 台詞
 >>952
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 20:59:11.68 ID:bYnm7vr5O
最愛の人と見る朝日は最高ね…
それに今回は林檎や知果もこの景色を見ているでしょうし
ま、縁ができたのも良いことだけど
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 20:59:50.05 ID:EpS8jK9QO
こうして一緒に夜明けを眺めるのも夢の一つだったのよ
今回は強い思い出があるからなお輝いて見えるけど
954 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:12:23.55 ID:a/dPsd9G0
 キュアダイヤモンド(海美)「最愛の人と見る朝日は最高ね・・・」クスッ


 キュアダイヤモンド(海美)「こうして一緒に夜明けを眺めるのも夢の1つだったの」


 白垣根「おや?それは初耳ですが・・・」
 

 キュアダイヤモンド(海美)「そうかしら?・・・ま、縁ができたのも良い事よね」クスッ


 キュアダイヤモンド(海美)「今回は強い思い出があるから、より一層に輝いて見えるわ」


 白垣根「そうですね」クスッ


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・林檎や知果も、この空を見てるのかな?」


 白垣根「見ていますよ。どこからでも空は見られるのですから」


 白垣根「・・・海美さん」


 キュアダイヤモンド(海美)「ん?」
 

 白垣根「結婚式には、是非ともお2人を招待しましょう」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ、もちろん。そのつもりだったから」ニコリ


 キュアダイヤモンド(海美)「帝督。指輪の追加でティアラも創ってほしいわ」


 キュアダイヤモンド(海美)「そうね・・・私が気に入ると思ったものでいいから」クスッ


 白垣根「はい。とっておきの力作をお贈りしましょう」クスッ


 
 -fin-
955 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:15:27.55 ID:a/dPsd9G0
 ED イカロスの空
   (http://www.youtube.com/watch?v=63MO1pRmPfE)


 白垣根 帝督


 獄彩 海美


 杠 林檎


 流郷 知果


 
 
 絹旗 最愛

 
 黒夜 海鳥


 木場 勇治
956 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:18:01.04 ID:a/dPsd9G0
 垣根 帝督


 木原 数多


 木原 唯一




 オーソン 


 オラフ


 ルル


 ナンシー


 ヴェーラ


 ロッド
 

 ケインズ


 デニス


 マイク
957 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:20:01.27 ID:a/dPsd9G0
 ザクロ(http://www.youtube.com/watch?v=XhKJtEfrvCU)

 

 木原 相似


 薬味 久子


958 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:22:46.75 ID:a/dPsd9G0
 友情出演



 天井 亜雄


 布束 砥信


 手塩 恵美


 木原 円周


 木原 病理
 

 
 誉望 万化


 弓箭 猟虎



 親船 最中
959 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:23:20.49 ID:a/dPsd9G0
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
    ――――――――――オマケ――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――
960 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:42:31.79 ID:a/dPsd9G0
 薬味「はい。毎度あり〜」


 「随分、易々と手放すのだな」


 薬味「ビジネスなんてそんなものよ。どれだけすごい力を秘めているとしても」


 薬味「欲しい人に高い値段で売る。これが基本よ、ニコライさん?」


 ニコライ「フン・・・まぁいい。これさえ手に入れば・・・」


 ニコライ「今度こそ・・・私が総大主教の座を・・・!」


 薬味「ま、頑張ってくださいねー」


 薬味「それじゃ。ご健闘をお祈りしていまーす」




 ―ギュオォオオオーーーッ・・・

 ショッカー戦闘員『薬味様、これより日本へ戻ります』


 薬味「はーい」


 ―♪〜♪♪♪〜♪〜・・・

 薬味「あら・・・。・・・はい、もしもし?」


 『やぁ、薬味君。元気にしているかね?』


 薬味「ええっ、おかげさまで。そちらも元気そうね」クスッ


 『ああ、そうとも。ようやくデータ収集を終える事が出来た』


 『間もなく・・・私は万能の力を得られる・・・今度こそ』




 劇場版安価 シリーズ第13弾

 【劇場版安価】仮面ライダー剣



 劇場版安価 シリーズ第14弾 

 【劇場版安価】仮面ライダー鎧武
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 21:44:50.22 ID:bYnm7vr5O
うわあ…ヴィランだなあほんと…
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 21:46:32.46 ID:QIQwgqERO
今回のもスカッと読めて楽しかったけど緊迫したなあ…
本当に怖かった
963 :1 [saga]:2022/03/30(水) 21:51:09.61 ID:a/dPsd9G0
 第12弾劇場版安価、終わりでせう!
 皆様、お疲れ様でした!


 やっぱり1冊分でせうから、短くて終わるの1ヶ月も掛からなかったでせうね。
 あと、第14弾としてる鎧武ライダーの劇場版安価はもしかしたら変更するかも
 しれませんので悪しからず


 では次回スレで会いましょうノシ

111
【安価】上条「とある禁書目録で」固法「仮面ライダー」【禁書】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1648644465/
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 21:51:52.28 ID:bYnm7vr5O
おつおつー
レス数はそうでもないけど読み応えすごいあったよ
知果ちゃんには幸せになってほしい
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 21:52:25.10 ID:KDyobh5uO

毎回楽しんでるからありがたいけど次の劇場版も考えてるとか1はかまちーかよ…
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 21:59:27.63 ID:l1kqR/aGO
今回苦戦したとはいえ要所要所でゾロ目が出て良い流れだった…
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 22:15:00.83 ID:bYnm7vr5O
おつ唯一姉さんが地味にMVP級だった
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/30(水) 23:13:20.88 ID:Oufa0Xw6O
木場くんも絡んできたしみーちゃんを頼むよー
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:03:56.14 ID:rYV+b3N9O
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