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【劇場版安価】白垣根「Eyes Glazing Ωver」 白い羽 【禁書】

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540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 10:20:39.85 ID:9yTU4DwGO
お絹
541 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:02:24.80 ID:osoTaFVf0
 イドゥン「ッ!」


 ―ギュロロロロロッ!

 ―ドスンッ!

 
 ―ジュウウゥゥゥ・・・!

 ソードブリンガーにエネルギーを収束させたイドゥンは、突き刺して地中でエネルギーを
 放出させる。
 地面が加熱された事により、足を固定させようとしていた凍結する物質は溶かされて
 イドゥンは動ける様になると横っ飛びになってその場を離れた。


 白垣根「!。中々賢い戦術を取りますね・・・」


 ベルデ(絹旗)「どうしますか?このまま続けても、流石に私の攻撃がバレてしまいますよ」


 白垣根「・・・」



 イドゥン「・・・」


 相似『フンフン。足に付着した未元物質をちょっと調べてみたいから』


 相似『こっちに戻ってきて?』


 イドゥン「・・・はい」


 ―ジジ ジ ジ ジ・・・ッ

 

 白垣根「(また何か攻撃を・・・)」


 
 イドゥン「・・・」


 
 林檎「・・・?」


 海美「(ようやく避難させられたわ・・・)・・・?。林檎、どうかしたの?」


 林檎「・・・私を、見てる・・・?」


 海美「え?・・・。・・・、」


 
 イドゥン「・・・」

 
 ―タンッ 

 ―ジジジジーーッ・・・


 白垣根「あっ・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・攻撃して来ませんね?退いたんでしょうか・・・」


 白垣根「その様ですね・・・」


 白垣根「(>>542)」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:05:06.06 ID:FO15U5LnO
林檎さんにあそこまで執着しているところを見るにまた現れそうな気がしますがね…
543 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:24:45.29 ID:osoTaFVf0
 白垣根「(林檎さんにあそこまで執着しているところを見るに・・・)」


 白垣根「(また現れそうな気がしますがね)」


 ―トテトテ・・・

 林檎「・・・」


 海美「帝督、大丈夫?」


 白垣根「お2人も、大丈夫ですか?」

 
 海美「ええっ。・・・」


 白垣根「・・・?。海美さん?」


 林檎「・・・きれい」


 白垣根「え?」


 林檎「羽、きれい」


 林檎「あと、すごくとってもかっこいい!」


 白垣根「・・・ありがとうございます」クスッ


 ―キュキィーーンッ

 絹旗「はぁ・・・」


 黒夜「最愛ちゃーん。アイツどうなったの?」


 絹旗「超逃げました。急にファスナーみたいな裂け目に入って行って」


 白垣根「木場さん、大変ご迷惑おかけしてしまい申し訳ございませんでした」


 木場「あ・・・いえ。孤児院は無事ですから、大丈夫ですよ」


 木場「ちょっと塀が壊れたくらいで・・・」


 黒夜「これって請求はどこにするの?あのライダーに払わせる?」


 絹旗「まぁ、まず無理でしょうから「アイテム」が修復費を超出しますよ」


 木場「ありがとう、最愛ちゃん。・・・あの遺体をどうにかしないと・・・」


 黒夜「適当に白垣根の未元物質で溶かすなり塵にするなりでよくない?」


 白垣根「>>544
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:31:24.18 ID:FO15U5LnO
亡くなった方の骸は丁重にしないと…
悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから…
545 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:02:03.32 ID:osoTaFVf0
 白垣根「流石に、それはいけませんよ。亡くなった方の骸は丁重にしないと・・・」


 白垣根「悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから」


 白垣根「それに呪われるのも怖いじゃないですか」


 黒夜「あー、それは言えてるかも」

 
 絹旗「警備員に連絡して処理は任せておきましょう」


 海美「そうね・・・それじゃあ、絹旗、黒夜。林檎について教えてもらいたいんだけど」


 白垣根「はい。是非、お願いします」


 絹旗「ええっ、いいですよ。ここでは何ですから・・・」


 黒夜「木場君、どっか部屋貸してもらえない?」


 木場「うん。少し待ってて」

 ―タッタッタッ・・・



 ―バサァッ

 ―スタンッ


 垣根「おーおー、ここでもこいつらくたばったのか」


 白垣根「兄さん」


 林檎「・・・かきね?」


 垣根「ったく、連絡寄こさねぇからこんな事になんだよ」


 白垣根「それはもう十分に理解しましたから・・・」クスッ


 海美「・・・どうして、垣根がここへ来たのかしら?」


 垣根「あ?・・・お前、伝えてなかったのかよ・・・」


 白垣根「>>546
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:05:27.41 ID:X4IfMshCO
すっかり忘れてましたテヘペロ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:06:13.06 ID:FO15U5LnO
伝えなくても困ることはありませんから
きっと来てくれると思っていましたし
548 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:37:45.10 ID:osoTaFVf0
 白垣根「私の方で対処出来ますし、伝えなくても困る事はないと思いましたから」


 白垣根「それに何かあれば来てくれると思っていましたよ」クスッ


 垣根「けっ・・・」


 黒夜「んで?本当何で来たの?」


 木場「最愛ちゃん、応接室が空いてるからそこで話し合っていいよ」


 垣根「・・・詳しくはそこで話してやる」


 

 -孤児院 応接室-

 白垣根「では、お2人は林檎さんと同じ施設にいたのですね?」


 絹旗「はい。超屑な母親に無理矢理に参加させられたんですけどね」


 黒夜「で、最愛ちゃんと林檎ちゃんはその中で優等生ってされてたよ」


 海美「優等生・・・?・・・成績が高かったって事?」


 垣根「いや、『暗闇の五月計画』でやってたのは単なるお勉強なんかじゃねぇ。だろ?」


 絹旗「はい。一方通行の精神性、演算方法の一部を意図的に植え付ける」


 絹旗「そうして自分だけの現実を超強化、能力者の性能向上を目的としていたんです」


 白垣根「個人の人格を他者の都合で蹂躙するとは、非人道的もいいところですね」


 黒夜「まっ、置き去りを使ってるから死んでも予備はいくらでもって考えでやってたし」


 白垣根「・・・その計画は被験者の子供による研究員全員の殺害によって」


 白垣根「中止とされたそうですが・・・」


 絹旗「まぁ、はい。そういう事ですね」


 黒夜「で、その時に林檎ちゃんを連れて抜け出したんだよ」


 海美「それは、流郷知果に頼まれたからよね?」


 垣根「(・・・あ?)」


 黒夜「あーそうそう。あの子、心臓が弱かったから一緒には行けないって」


 黒夜「悟ってたんだろうね〜。その後の事はわかんないや」


 絹旗「私もわかりませんね・・・林檎さん、知果さんと仲良しでしたよね」


 絹旗「ですが、残念ながら・・・今、どうしているのかは・・・」


 林檎「・・・>>549
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:40:02.86 ID:FO15U5LnO
そんな…なんで教えてくれなかったの…
550 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:01:15.18 ID:osoTaFVf0
 林檎「・・・そんな・・・知果・・・」グッ


 海美「林檎・・・」ギュッ


 白垣根「・・・それから、施設を抜け出してどうされたんですか?」


 黒夜「追っ手がものの数分で来てさー。おまけに怪人だったからかなり苦戦して」


 絹旗「私が林檎さんに隠れるように言って・・・何とか怪人は倒したんですが」


 絹旗「林檎とはその時はぐれてしまったんです」


 海美「え?じゃあ・・・それから林檎はどうしてたの?」


 垣根「今度は財団Xに捕まえられてたんだろ」


 海美「え・・・!?」


 林檎「・・・うん・・・」


 垣根「それから3年経って去年の12月15日。研究結果が著しくないって事で」


 垣根「財団XはDAアラウズに売り払う事にした」


 垣根「だが、仮面ライダーエグゼイドが受け渡し場所でそれを阻止」


 垣根「お前がその時どうしたかは知らねぇが、その場から逃げたのか?」


 林檎「うん・・・あの人達から、逃げたかったから・・・」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591763619/ >>526


 海美「・・・そうだったの・・・」


 垣根「けど、財団Xもただでは逃がさないと思ったんだろうな」


 垣根「新種の怪人を使ってお前を殺処分しようとしやがった」


 垣根「が、それもライダー2人に撃破されて失敗に終わった、と」


 黒夜「どんなライダーだったの?」


 林檎「緑色で赤い目と灰色で白い目をしてた、かな・・・」


 林檎「・・・あ、バッタみたいだった」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1593575197/ >>30


 絹旗「>>551
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:02:43.91 ID:o62ZvENLO
ああ…うちの新人の…
あの子らも私に言ってくれれば超良かったですのに
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:03:41.73 ID:8Iq1qa49O
どっちもウチの後輩ですよ
ま、素直じゃないですけど超良い子ですから…
戻ったら褒めてあげますか
553 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:22:05.62 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ああ・・・入鹿さんですか。そういえば話してましたね」


 絹旗「真冬なのにキャミソールでジャージ羽織ってるだけの女の子を助けたって」


 林檎「うん。北条って呼ばれてた人が、入鹿って呼んでた」


 絹旗「そうでしたか。戻ったら超褒めてあげませんとね」


 黒夜「その後は?」


 垣根「それ以降の記録は無かったから俺らもわからねぇ」


 垣根「記録が再開したのは、お前がこいつと接触したこの間からだ」


 林檎「・・・ずっと、歩いて・・・雨が降ったら、雨宿りして・・・」


 林檎「疲れてたから、休んでて・・・かきねに会った」


 海美「色んな研究所が狙ってた理由は、そういう経緯があったからね・・・」


 黒夜「DAアラウズも血眼になって探してた訳だ」


 白垣根「ところで、兄さん。どこでその情報を?」


 垣根「そのDAアラウズの本拠地で色々情報を漁ってたんだ。それで見つけた」


 垣根「俺の他にも木原数多と唯一が偶然来てて、かなり情報は手に入れたぞ」


 垣根「今回の黒幕は木原相似って奴だ」


 白垣根「木原・・・と、言いますと」


 絹旗「テレスと同じ一族の1人ですね。名前は教えてもらった事があります」


 絹旗「でも、その数多さんに粛清されたとか・・・」


 垣根「ああっ、かなり前にそうなったらしい・・・が」


 垣根「木原の技術は嘗めちゃいけねぇな。ベルトを媒介してエネルギー精神体になって」


 垣根「生きてたんだとよ。・・・薬味久子って女が協力してたみたいだ」


 絹旗「・・・は?」


 黒夜「(うわ、その名前が出てきちゃうなんて)」ダラー


 絹旗「>>554
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:26:25.35 ID:o62ZvENLO
ちょっとその話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?
555 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:39:55.37 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ちょっと・・・その話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?」


 絹旗「因縁があるンで」


 垣根「・・・そうかよ。まぁ、どのみち話すつもりだったけどな」


 垣根「あの『暗闇の五月計画』自体は木原相似が立てた計画だったんだとよ」


 白垣根「そうなんですか・・・?」


 垣根「ただ、本人は適当に考えたもんだからたまにしか様子を見に来なかったって話だ」

 
 垣根「その『暗闇の五月計画』にも薬味久子が加担していた」


 垣根「木原相似が良い素材を提供してもらえないかって打診されたらしく」

 
 垣根「自分の娘を10万程度で売り払って、もしも使い道にならないって事のために」


 垣根「保険として100万を出してたみたいだ。離婚した旦那が持ってたもんを出したらし」


 ―バキィンッ!!


 林檎「っ」ビクッ


 白垣根「・・・」サッ


 絹旗「くっ・・・ぐ、ぅぅ・・・!」


 ―メキメキッ

 黒夜「ちょ、最愛ちゃ〜ん・・・」


 垣根「・・・おいおい、それここの机だぞ?勝手に壊すなよ」


 絹旗「・・・。・・・ちょっと、こうしないと超やばかったので」


 絹旗「(>>556)」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:45:18.02 ID:o62ZvENLO
あのとき確かにやったはずなのにどうして…
557 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:48:55.66 ID:osoTaFVf0
 当時は生きてるのは当然なので・・・

 台詞
 >>558
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 14:30:10.02 ID:EtT4riDVO
超気持ちがグシャグシャです…
私の手でやっぱり…
559 :1 [saga]:2022/03/20(日) 14:43:43.56 ID:osoTaFVf0
 絹旗「(超気持ちがグシャグシャです・・・あの時、私の手でやっぱり殺しておけば・・・)」


 絹旗「・・・」


 垣根「・・・アイツは今ソッとしてやるとしてだ」


 垣根「木原相似はその後、コネのあるショッカーにフレンダ王妃の親を拉致させて」


 垣根「変身アイテムを創らせたんだ」


 海美「フレンダ王妃の両親を?何故?」


 垣根「何でも、木原唯一と一緒にベルトと変身アイテムを開発したらしいな


 白垣根「なるほど・・・では、あの赤と銀のライダーは木原相似が使役していると?」


 垣根「ああっ。その通りだ」 


 垣根「あのリンゴライダー・・・もとい仮面ライダーイドゥンって呼称されてる」


 黒夜「結構強かったんじゃない?白垣根が手加減してたとは言っても」


 白垣根「そうですね・・・女性の方という事もあってそうしていましたが」


 白垣根「一体、彼女は何故木原相似に従っているんでしょうか・・・?」


 海美「・・・」


 黒夜「というかさ、何で今更林檎ちゃんを狙ってるの?」

 
 白垣根「彼女自身は助けたいと、言っていましたが・・・」


 垣根「・・・」



 
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ 25以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:05:54.33 ID:EtT4riDVO
悔しいです…
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:06:04.96 ID:o62ZvENLO
ゾロないかしらー
562 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:20:35.49 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 垣根「研究所が狙ってるっていうのは木原相似がお前を見つけるための策として」


 垣根「情報を拡散させたんだ。DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」


 垣根「


 海美「」


 垣根「その」


 
563 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:30:58.58 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 白垣根「一方通行さんのベクトル操作を・・・?」
 

 垣根「資料によれば、空気の振動を操作して標的に音をぶつける」

 
 垣根「音の波形は変えずに方向だけを変える事が出来るらしいな?」


 林檎「・・・?」


 垣根「あぁ、そうか悪い。記憶は曖昧だってのも記録にあったな」


 垣根「そういう訳で、研究所がお前を欲しがってるっていうのは」


 垣根「木原相似がお前を見つけるための策として情報を拡散させたんだ」


 垣根「DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」

 
 垣根「絶対正義だとかの理念でお前を捕まえようとしてたんだよ」


 垣根「木原相似と何の目的なんて知らなくて当然だっただろうな」


 白垣根「・・・狙われる理由は、わかりました」

 
 海美「・・・垣根、イドゥンの事なんだけど・・・」


 垣根「あ?あぁ、アイツは」


 海美「待って。今は・・・まだ、言わないで」

 
 垣根「・・・あー、はいはい」


 白垣根「海美さん・・・?」


 海美「・・・林檎、知果の事をもっと教えてもらえないかしら?」


 林檎「え・・・?」


 海美「>>563
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:37:28.19 ID:o62ZvENLO
彼女とはどんな仲だったとかどんな事をしてたとか思い出や気持ちを教えてほしいの
565 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:51:04.36 ID:osoTaFVf0
 海美「彼女とはどんな仲だったとか・・・」


 海美「どんな事をしてたとか・・・思い出や気持ちを教えてほしいの」


 林檎「・・・わかった」コクリ


 林檎「・・・『暗闇の五月計画』で私は執着心を植え付けられた」

 
 林檎「でも、一方通行にこだわりがないからなのか、私自身にもなかったのか」


 林檎「わからないけど、私は精神的に安定してて能力が逆に向上した」


 黒夜「逆に絹旗ちゃんは精神的にやばくなってたね」


 絹旗「超黙ってくれませン?」


 林檎「痛くて苦しい事、たくさんあった・・・」



 〜4年前〜

 りんご[ゲホッ、カハッ・・・]


 りんご[ア゙ッ、ガハッ!]


 [数値が著しく伸びたな。これよりもっと伸びるかもしれない]


 [だが、これ以上の薬剤投与は効果を期待できないかも]


 [この半月で身体が薬に慣れ始めてるわ]


 [数少ない能力の向上が認められる個体だ。死なせるのは惜しい]


 [なら、植え付けた執着心の方を刺激してみるか?]


 [どうやって?この被験体は何かに執着しているのか?]


 [被験体には適当に与えていた本や音楽にも興味を示していないけど・・・]


 りんご[ゲホ!ゴホ、ゴホ!]


 [ああ、今日の実験は終了だ。戻っていいよ]


 
 ―ゴォ・・・

 りんご「・・・」ヨロ・・・


 ともか[!。林檎ちゃん]タタッ


 ともか[大丈夫?]


 りんご[・・・ん]




 ― 偶数
 〜 奇数
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:50.40 ID:o62ZvENLO
絹旗は超やばくなってたとかアイテム旧メンバー組が頷くやつだ
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:56.02 ID:EtT4riDVO
それ
568 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:17:19.46 ID:osoTaFVf0
 ともか[どこか痛くない?]
 

 りんご[・・・うん]




 くろよる[ちっ・・・またこのクソ不味い飯かよ・・・]


 きぬはた[超腹立つなァ・・・お前喰えよ]ペイッ


 くろよる[あァ?誰が喰うかよ、お前が喰えよ]ペイッ


 
 ともか[今日も大変だったね。どう?記録更新できた?]


 りんご[わかんない。よく覚えてない]サクサクサクサク

 
 ともか[あ、そういえば能力発動中は記憶が曖昧だって言ってたね]


 ともか[・・・って、じゃあ何をされたとか覚えてないの!?大丈夫!?]


 りんご[?。生きてるし、大丈夫]モグモグ


 ともか[大丈夫の基準が底辺だよ!]


 ともか[>>569]




 >>566 麦のんのブラジャーにわさび練り付けるような少女でしたからね
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:24:39.93 ID:o62ZvENLO
されたことも覚えてないなんてすごく良くない事されてるかも…
570 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:30:15.95 ID:osoTaFVf0
 ともか[された事も覚えないなんて、すごくよくない事されてるかもしれないし・・・]


 りんご[・・・でも、言ったところで・・・同じ事はされるよ・・・]


 ともか[でも・・・]


 りんご「・・・」サクサク


 ともか[・・・またついてるよ]ツイッ



 林檎「知果はいつも笑ってた」



 ともか[あ、見て見て!これ!]


 りんご[?]


 ともか[これはね、ティアラって言って、お姫様とかが頭に着けるだよ]
 

 りんご[ティアラ・・・]


 ともか[綺麗だね〜]



 林檎「実験は怖くて嫌だったけど・・・」



 りんご[ゴホッ!コホッ・・・]

 
 ともか[大丈夫?お水飲む?]


 りんご[いい・・・]



 林檎「知果と一緒のときは嫌じゃなかった・・・」


 林檎「>>571
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:27.51 ID:o62ZvENLO
一緒なら乗り越えられると思ってたから、絹旗たちのレベルの差は感じてたけど
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:40.02 ID:EtT4riDVO
むしろ一緒にいて楽しかったしね
573 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:42:39.46 ID:osoTaFVf0
 林檎「むしろ・・・一緒にいて楽しかった・・・」


 林檎「いつも笑顔で嬉しそうで・・・」


 林檎「一緒なら乗り越えられると思ってたから・・・頑張ってた・・・」


 林檎「2人との強度の差は感じてたけど・・・」


 絹旗「まぁ、林檎さんは突然変異みたいな感じで成長しましたからね」


 黒夜「研究者達も度肝抜かれてたっけ」


 白垣根「そうですか・・・それから?」


 林檎「・・・でも」



 ともか[ケホ・・・ケホッ、ケホッ!]


 りんご[・・・知果]


 ともか[ああ、大丈夫大丈夫。心配しないで]


 
 林檎「さっき言ってもらったけど、知果は心臓が弱かったの」


 
 りんご[研究所の人に言ったほうがいい]


 ともか[そうかもね〜。でも、私は見込みなしだからさ]


 ともか[能力は一度も発動せずで最近じゃバイタル検査も行なわれなくなったし]


 ともか[完全に見放されちゃってるし、言っても無駄かなぁ]


 ともか[>>574]
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:45:55.58 ID:EtT4riDVO
ギャフンって鼻明かしたいんだけどなあ
もっと健康なら…きっと…りんごも守れるのに
575 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:52:54.70 ID:osoTaFVf0
 ともか[ぎゃふん!て鼻を明かしてみたいけどなぁ]


 ともか[もっと健康だったら・・・きっと・・・]


 ともか[林檎ちゃんも守れるのに・・・]


 ともか[・・・でも、林檎ちゃんの方が心配だよ]


 りんご[・・・?]


 ともか[私は期待されてない分、実験もないけど」


 ともか[林檎ちゃんは実験の度にボロボロじゃん] 


 ともか[もう少し実験のペースを落してほしいって言ってみたらどうかな]


 りんご[・・・うん]


 ともか[・・・あっ]フラ


 ―ぐいっ

 りんご[っ]


 ともか[!]


 りんご[大丈夫・・・?]


 ともか[・・・うん・・・あれっ、いつもと逆だね]クスッ


 ともか[なんかしんせ〜ん]


 りんご[・・・私は知果が心配]


 ともか[ありがとっ。こんな環境で心配してくれる人がいるって幸せだね!]

 
 ―むちゅっ

 りんご[・・・今の、なに?]


 ともか[>>576]
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:53:50.95 ID:o62ZvENLO
大人のおまじないだよ、キスっていうの
577 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:01:29.39 ID:osoTaFVf0
 ともか[大人のおまじないだよ♪キス、っていうの]


 りんご[きす・・・]


 ともか[これで何があっても林檎ちゃんは大丈夫!怪我もしないし]


 ともか[病気にもならないから]ニコリ


 りんご[・・・じゃあ、私も知果にしてあげる]


 ともか[うん。ほっぺたにしてね?]


 りんご[ん・・・]チュッ


 ともか[えへへ//ありがと、林檎ちゃん]ニコリ


 りんご[・・・おまじないって、本当にあるの?]


 ともか[んー、それはわかんないけど・・・]


 ともか[昨日いた子が今日はいないとか普通じゃん?]


 ともか[それを当たり前だと思っちゃる自分が嫌だから・・・]


 ともか[いなくなるのが当たり前だけど、誰にも覚えてもらえないのは、怖いなぁ]


 りんご[・・・]キュッ


 ともか[?。どうかした?]


 りんご[>>578]
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:11:42.70 ID:EtT4riDVO
私はずっと覚えてるから安心して、離れても忘れない
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:11:59.94 ID:o62ZvENLO
寂しいのは嫌だからこうして温もりをね
580 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:22:00.10 ID:osoTaFVf0
 りんご[私は・・・ずっと覚えてるから安心して。離れても・・・忘れない]


 ともか[林檎ちゃん・・・。うん、そうだよね]


 ともか[でも、離れ離れになるのは嫌だよ〜]


 りんご[どうして?]


 ともか[だって、こうしてギューッて林檎ちゃんを抱きしめられないから]


 りんご[・・・そっか]


 ともか[あっ、そろそろ夕食の時間だね。戻って一緒に食べよ♪]


 りんご[・・・うん]




 ともか[ん〜・・・今日も同じのばっかりだね・・・]


 りんご[うん]サクサクサクサク


 ともか[飽きないの?林檎ちゃん・・・]


 りんご[食べられるなら、これでいい]モグモグ


 ―ガシャーン! ガシャン! カララン・・・

 ―ザワザワ ザワザワ
 
 ともか[え?何・・・?]


 りんご[?]


 ―シュイィィーン

 ―ヒュルルルッ ビシィッ!


 [うわああぁぁぁあ!?]


 ―シュイィィーン


 [[キャァァアアアッ!!]]



 [助けてくれぇ!助けて]


 バイオグリーザ[キュルルルルッ!]


 ―ヂュル ル ル ルルル・・・!

 [ギヤァァアアアアアアアアアアアアッ!!]



 ともか[ひっ・・・!?]


 りんご[・・・]


 
581 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:28:05.46 ID:osoTaFVf0
 


 きぬはた[嫌に決まってンでしょ。何で自由になれるってのに]


 きぬはた[そいつの面倒を見なきゃいけないンだよ]


 ともか[ア、警備員のところに連れて行ってあげるだけでいいから!お願い!]


 ともか[私は・・・もう、ここに、残るしかないから・・・]


 きぬはた[・・・だってさ。どォーする?黒夜]


 くろよる[別に構わねェけど・・・ホントにお前は行かねェのか?]


 ともか[・・・うん。だから、お願いっ・・・]


 ともか[ケホッ!ケホッ・・・]


 くろよる[・・・はァー、仕方ないなァ]


 きぬはた[じゃあ、連れて行ったらそこで置いていくから]


 ともか[うん・・・]


 ともか[林檎ちゃん・・・元気、でね]ニコリ


 りんご[知果・・・]


 くろよる[ほらっ、行くよ]グイッ


 りんご[・・・]




 くろよる[杠。あそこら辺に隠れてなよ]


 りんご[怖い・・・]ギュウッ


 きぬはた[ちっ・・・ウッゼェなァ。隠れてろって言ってンでしょうがっ]ドンッ


 りんご[あぅっ・・・!]ドシャッ


 くろよる[絹旗ちゃん。乱暴にしてやんなさんなって]





 りんご[はぁ・・・はぁ・・・]


 りんご[・・・やっぱり、知果のところに・・・]


 ―パシュッ

 りんご[あ、ぇ・・・?]


 ―パタン

 財団X団員1[・・・目標、沈黙。回収にかかれ]


 
582 :1 [saga]:2022/03/20(日) 17:38:22.65 ID:osoTaFVf0


 林檎「その後、どうなったのかわからない」


 林檎「『暗闇の五月計画』よりマシなところで過してたけど・・・」


 林檎「食べる物はそう大して変わらなかったかな・・・」


 白垣根「・・・」


 ―ギュッ

 林檎「・・・かきね?」


 白垣根「・・・垣根ではなく、帝督とこれから呼んでほしいですね」


 林檎「・・・わかった」


 垣根「・・・」チラッ


 海美「・・・」


 白垣根「・・・絹旗さん、黒夜さん。知果さんの心当たりは・・・本当にありませんか?」


 黒夜「ん〜・・・『暗闇の五月計画』が解体されて他の被験者の子達は」


 黒夜「別のところへ移されたか、一般的な生活に戻されたと思うけど・・・」


 黒夜「わかんないなー。裏の世界に居たままだとしたら」


 黒夜「書庫で調べても多分、名前を変えてたりするかもしれないからね〜」


 絹旗「・・・ですが、知果さんもきっと林檎さんの事を探していたと思いますよ」


 林檎「・・・そう、かな」


 絹旗「きっとそうですよ。だって、あんなにも仲良しだったんですから」


 垣根「>>583
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:49:34.76 ID:o62ZvENLO
あんな生活環境でも絹旗みたいにグレなかったんだろ?
まあ生きながらえてるだろうな
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 17:50:54.87 ID:EtT4riDVO
探偵なりなんなりでも雇ってさがしてやろうか?
どうせ乗りかかった船だ、さっさと終わらせてぇからな
585 :1 [saga]:2022/03/20(日) 18:04:53.25 ID:osoTaFVf0
 垣根「そんなクソみてぇな生活環境でもこのちんちくりんみたくグレなかったんだろ?」


 絹旗「あ?」ビキッ


 黒夜「あっははは!」


 垣根「お前も含まれてんだよ」


 黒夜「あ?」ビキッ


 垣根「ま、それなら生き存えてるぞ。・・・間違いなくな」


 白垣根「・・・何か、それも含みのある言葉ですね」


 海美「・・・」


 林檎「・・・かきね、何か知ってるの?」


 垣根「・・・ふー」チラッ


 海美「・・・」コクリ


 垣根「・・・木原相似のデータファイルを調べてて、イドゥンの情報も見たんだが」



 垣根「その変身者が・・・流郷知果って名前だった」



 林檎「・・・違うよ。絶対に違う」


 林檎「知果は確かに、私よりちょっとだけ身長が高かったけど」


 林檎「あんなに大きくない。私と同い年で、まだ大人には、ならない、から・・・」


 垣根「それだ。お前でも気づけなかったのは」


 林檎「・・・?」


 垣根「流郷知果は『暗闇の五月計画』解体後、絹旗の言う通りお前を探し回ってたみたいだ」


 垣根「それから計画立案者の木原相似と接触。お前を探す代わりに協力しろ、と言われて」


 垣根「協力を承諾した。・・・協力した内容は『暗闇の五月計画』とほとんど同じで」


 垣根「人体実験とイドゥンの性能テストのための変身者になる事だ」


 絹旗「人体実験って・・・!?」


 黒夜「おいおい・・・林檎ちゃんのためだからって・・・」


 白垣根「>>585
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:15:43.57 ID:o62ZvENLO
なるほどそれならばあの背丈も納得できますね、腕力も手を合わせて力強さかったですし
もしもの話をしますが林檎さん?
背丈や姿が大人になっていても貴方は知果さんを親友として見てくれますか?
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:16:16.03 ID:EtT4riDVO
こういうときの兄さんは嘘は付きませんよ
からかうことはしても嘘はつけない質です
588 :1 [saga]:2022/03/20(日) 18:38:51.72 ID:osoTaFVf0
 白垣根「いえ、こういうときの兄さんは嘘は付きませんよ」


 白垣根「人がムカつくほどからかう事はしても嘘はつけない質ですから」


 垣根「そりゃどーも」


 海美「・・・どんな人体実験をさせられたの?」


 垣根「至って単純だ。木原相似は人体実験でエストロゲンを段階的に注入して」


 垣根「成長ホルモンを刺激し、成長因子の生産を大量に促した」


 垣根「それによって、たったの5日で流郷知果は身体だけ20歳くらいになってるんだ」


 海美「・・・惨い事するわね。5日で6年も人生を短縮させるなんてっ」


 白垣根「ですが・・・それなら、あの背丈も納得できますね」


 白垣根「腕力も手を合わせて力強さかったですし・・・」


 林檎「・・・知果は、あんな事、しない・・・」


 林檎「優しくて・・・いつも、笑ってるから・・・」グッ


 垣根「・・・心理定規。あぁ、獄彩。お前ならどうなのかはっきりわかるだろ」


 海美「・・・ええ・・・林檎、とっても・・・残念だけど・・・」

 
 海美「私の能力は人の心の距離を設定出来るの。それでその時に名前もわかるから・・・」

 
 林檎「・・・知果、なの・・・?」ポロポロ


 海美「・・・ええっ。>>589
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:52:25.08 ID:o62ZvENLO
でも悲しむ必要は無いわ、生きていたんだから…生きているならいくらでもね…
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:52:59.35 ID:EtT4riDVO
嘘じゃないわ、心の距離はあなたに近かったもの…
591 :1 [saga]:2022/03/20(日) 19:03:13.85 ID:osoTaFVf0
 海美「・・・ええっ。でも、悲しむ必要は無いわ」


 海美「生きていたんだから・・・生きているなら、喜ぶべきよ?」


 林檎「・・・」


 白垣根「・・・もしもの話をしますが、林檎さん?」


 林檎「・・・なに?」


 白垣根「背丈が大きくなって、姿も大人になっていても・・・」


 白垣根「貴女は知果さんを親友として受け入れますか?」


 林檎「・・・」


 海美「・・・変身していた彼女が貴女を見ていた、あの時」


 海美「彼女との心の距離は、とても近かったわ」


 林檎「・・・本当に?」


 海美「ええっ。本当の本当よ」


 白垣根「・・・だから、どういった理由で助けたいと言っていたのか、わかりませんが」


 白垣根「本当に助けたいという気持ちがあるのですよ」
 

 林檎「・・・>>589
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 19:14:40.69 ID:o62ZvENLO
良いよ…私がやる…
やるけど今の知果はすごい強い、だからみんなも手伝って
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 19:19:39.56 ID:ob7lDi/iO
5年も6年も身体で先に行ってるならそれよりも私は心や頭で上に行ったところを見せるよ
594 :1 [saga]:2022/03/20(日) 20:08:35.51 ID:osoTaFVf0
 林檎「・・・受け入れるよ・・・私は・・・」


 林檎「知果の友達だから」


 林檎「5年も6年も、身体で先に成長してるくらいで友達をやめる事なんてしないよ」

 
 林檎「だから・・・止めてあげないと」


 林檎「でも・・・今の知果はすごく強いから・・・」


 林檎「・・・ていとく、かいび・・・皆も手伝ってほしい、な」


 白垣根「それが、望みであれば私は喜んで手伝いますよ」


 海美「当然よ。林檎からのお願いを無下になんてしないわ」


 林檎「ありがとう・・・」


 絹旗「薬味久子が手を貸していた関係者であるなら私は無論、超手伝います」


 黒夜「んー・・・乗っかかった船だし顔馴染みが困ってるならちょっとは助けよっか」


 垣根「未元物質を勝手におもちゃの材料してんだ。ついでにやってやる」


 林檎「ありがとう。皆・・・すごく、嬉しい」ニコリ


 

 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上 
 △ 15以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:12:48.03 ID:o62ZvENLO
話は聞かせてもらったガラッ
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:12:55.53 ID:ob7lDi/iO
それ
597 :1 [saga]:2022/03/20(日) 20:32:19.15 ID:osoTaFVf0
 白垣根「では、知果さんを助け出すためにはまず・・・」


 海美「木原相似の居場所を突き止めないといけないわね」


 絹旗「垣根さん、それはもちろんわかってるんですよね?」


 垣根「・・・」


 黒夜「え?まさかわかんないっての?」


 垣根「今、木原の2人が調べてくれてっからもう少し待ってくれ」


 海美「そう・・・じゃあ、待ちましょうか」


 ―コンコンッ

 白垣根「はい、どうぞ」


 ―ガラッ

 木場「ちょっといいかな?」


 絹旗「木場さん。どうかしたんですか?」


 木場「林檎ちゃんのお友達の流郷知果ちゃんの事なんだけど・・・」


 黒夜「あぁ、それならついさっきどうしてるかわかったから大丈夫だよ」


 木場「あ、そうなのかい?実は院長がその子から手紙を預かってて・・・」


 林檎「!」


 木場「>>598
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 20:38:41.89 ID:o62ZvENLO
林檎ちゃんが来たら渡してほしいって言ってたみたいで…
599 :1 [saga]:2022/03/20(日) 21:15:58.83 ID:osoTaFVf0
 木場「もしも林檎ちゃんが来たら、渡してほしいって言ってたみたいで・・・」


 木場「これがそうだよ」スッ


 林檎「・・・」スッ


 白垣根「・・・読んでみましょう。何かメッセージが書いてあるかもしれません」


 林檎「うん・・・」


 海美「木場さん、院長はその時の様子を何か言ってた?」


 木場「笑みは浮かべていたけど・・・寂しげだったみたいだよ」

 
 海美「そう・・・ありがとう」


 木場「ううん。・・・その子に、何かあったのかい?」


 海美「ちょっと・・・ね。でも、大丈夫だから心配しないで」


 木場「・・・そっか」


 林檎「・・・」ペラ


 『林檎ちゃんへ。
  
  私は暗闇の五月計画が使っていた地下実験施設にいるの。

  場所はわかるかな?

  もしもこれを読んだら・・・そこへ来てほしいな。

  一緒にお話しして、一緒に遊んだりしたいから

  いつになるかわからないけど、私は待ってるよ

                      知果 より』


 林檎「・・・さいあい、くろよる。『暗闇の五月計画』が行なわれてた場所、わかる?」


 林檎「そこで・・・知果が待ってる」


 絹旗「あそこですね。超覚えてますよ」コクリ


 白垣根「>>600
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:18:00.20 ID:o62ZvENLO
ならそこに行きましょうか?
そこで待っている可能性があります、ここで再開しましたし…
601 :1 [saga]:2022/03/20(日) 21:57:30.98 ID:osoTaFVf0
 白垣根「では・・・行きましょうか」


 白垣根「ここで再会して、そこで待っているのでしたら・・・」


 白垣根「今度は林檎さんが会いに行く番ですね」


 林檎「うん」コクリ


 垣根「今から行くってのか?」


 海美「ええっ、もちろんそうよ。早く助け出してあげないと」


 垣根「ならよ、木原2人に連絡入れっから合流するまで待ってくれ」


 垣根「アイツらも木原相似の不始末は着けたいだろうからね」


 絹旗「そうでしょうね。気持ちは・・・超わかりますから」


 木場「・・・じゃあ、先に夕食でもどうかな?」


 黒夜「え?いや、でも・・・私はいいや。他の子の分が足りなくなったらいけないし」


 木場「大丈夫だよ。そこまで困窮はしていないから」クスッ


 林檎「・・・」グウゥゥゥ・・・


 海美「・・・ここはお言葉に甘えましょうか」クスッ


 白垣根「>>602
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:58:36.89 ID:ob7lDi/iO
英気を養うのも大事ですよ、元気な状態で会いましょう
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:59:29.26 ID:o62ZvENLO
私はお手伝いできることをしてきますから、海美さ…じゃなくて林檎さんをお願いしますね
604 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:15:24.19 ID:osoTaFVf0
 白垣根「英気を養うのも大事ですからね。元気な状態で会いましょう」


 白垣根「お手伝い出来る事があればお申し付けください。海美さ・・・は」


 白垣根「林檎さんをお願いしますね」


 海美「あら、私の方が家事出来るのに?」


 白垣根「側に居てあげてほしいんですよ。貴女には」


 海美「・・・そう。わかったわ」


 絹旗「私も超手伝わせてください」


 黒夜「ほら、アンタも当然手伝ってもらうからね」グイグイッ


 垣根「あぁ?何で俺が」


 海美「あら、あの頃はよく美味しい料理を振る舞ってくれたのに?」


 林檎「・・・食べてみたい」


 白垣根「兄さん。ここは是非お願いします」


 垣根「・・・あーはいはい、手伝いますよーだ」


 木場「ありがとう、皆」クスッ




 視点変更

 ヴィランSIDE
 林檎

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:26.85 ID:o62ZvENLO
ヴィラン
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:35.39 ID:ob7lDi/iO
林檎
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:16:47.00 ID:u0yOoL4CO
ヴィランさいど
608 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:34:15.93 ID:osoTaFVf0
 -某製菓 暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟)-

 DAアラウズリーダー「ぐ、うぅぁあ・・・!」


 ―キュイィィンッ キリリリッ

 相似「ふんふふ〜〜ん♪ふふふ〜ん♪」


 相似「はーい!これでいいですよ」


 DAアラウズリーダー「っ・・・」

 ―ムクリ


 相似「どうですか?馴染み具合は」


 DAアラウズリーダー「・・・問題ない。感謝する」


 相似「いえいえ、僕は本来の専門がサイボーグ技術ですから」


 相似「傷んだ四肢くらいなら代替できるのはもちろん余裕ですよ」ニコニコ


 DAアラウズ1「リーダー、容態はいかがですか?」


 DAアラウズリーダー「うむ。問題はない・・・しかし、誠に遺憾だ」


 DAアラウズリーダー「絶対正義を何故、誰も理解出来ないんだ・・・」


 相似「んー、それは人それぞれの思考の違いじゃないですかねー」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:44:54.22 ID:o62ZvENLO
ほい
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:45:00.24 ID:3rN8XhtNO
611 :1 [saga]:2022/03/20(日) 22:50:26.73 ID:osoTaFVf0
 相似「あ、そうだそうだ。あのですねー、こんなものをご用意したんですが」


 DAアラウズリーダー「何だ・・・?」


 相似「これです」


 ―カチャッ

 DAアラウズ1「なっ・・・!?それは、ベルトではないか!」


 DAアラウズ2「何故そんな汚らわしい物を・・・!」


 相似「失礼な。創りたてホヤホヤの新品ですから汚くなんてないですよ」


 相似「こちらを贈呈します。貴方なら使えるはずですよ」


 DAアラウズリーダー「・・・」


 DAアラウズ1「ふざけるなっ!我らが同志にライダーとなれと言うのか!?」


 相似「そうですよ?それ以外に何か?」


 DAアラウズ2「馬鹿げている!何故リーダーがライダーなどに」


 DAアラウズリーダー「待て。・・・理由を聞かせてくれるか?」


 DAアラウズ1「リーダー、こんな奴の言い分など」


 相似「毒を食らわば皿まで。毒をもって毒を制す」


 相似「>>612
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 05:12:40.31 ID:s/NyDyFPO
薬も正しく使えば薬になりますしあなたならできると分でのお願いですよ
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 06:06:34.14 ID:B7a5uGyrO
相手がライダーならこっちもライダーとして勝てばいいんですよ
勝てばあなた達が正義ですから
614 :1 [saga]:2022/03/21(月) 09:33:11.58 ID:QqeshuAy0
 相似「毒も正しく使えば薬になりますし、貴方なら出来ると踏んでのお願いですよ」


 相似「相手がライダーなら、こっちもライダーとして勝てばいいんですよ」


 相似「勝てば、貴方達が正義ですからね」


 DAアラウズ1「正義・・・」


 相似「そうですそうです、勝てば官軍負ければ賊軍。所詮、脆弱な力では」


 相似「正義を成す事なんて出来ませんよ」クスッ


 DAアラウズリーダー「・・・良かろう。使わせてもらう」


 DAアラウズ2「リーダー・・・」


 DAアラウズリーダー「わかっている、同志。私も不本意ではあるが・・・」


 DAアラウズリーダー「絶対正義のためならば、私は心を鬼とする」


 相似「では、どうぞ。・・・あ、お2人も要りますか?」


 DAアラウズ1「・・・いや、結構だ。リーダーなら使い熟せると思うが」


 DAアラウズ2「我々では無理だろうからな」


 相似「えー?そんな事はないと思いますけど・・・ま、それならいいですよ」


 相似「>>615
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 09:56:37.99 ID:XCUjWyh3O
こちらにはイドゥンもいますしリーダーさんもなってくれるなら十分でしょう
あなた達はできることをしてください、可能な範囲でいいんで
616 :1 [saga]:2022/03/21(月) 10:34:40.00 ID:QqeshuAy0
 相似「(リーダーさんもライダーになってくれるなら戦力は十分だよね)」


 相似「では、貴方達は出来る事をしてください。可能な範囲でいいんで」


 DAアラウズ1「無論だ。今度こそ、この手であの憎き害虫を・・・!」


 相似「ん〜・・・何で皆さんそんなにライダーが嫌いなんですか?」


 相似「今回の件以前よりもかなり拒絶しているみたいですけど」


 DAアラウズリーダー「奴らが急激に現れた事により、怪人は増え始めた」


 DAアラウズリーダー「純粋な怪人はもちろん、人後怪人が特に増えた」


 DAアラウズリーダー「人後怪人は哀れな無能力者が己の非力さに嘆き、力を求めた姿だ」


 DAアラウズリーダー「そして害虫は平和のためだと、後処理をしているだけに過ぎない」


 DAアラウズリーダー「だが、それでも怪人は尚消えない・・・何故なら」


 DAアラウズリーダー「害虫こそが怪人を生み出す諸悪の根源だからだ」


 DAアラウズリーダー「害虫さえ居なくなれば怪人も存在する事もなくなる」


 DAアラウズリーダー「だからこそ、抹消せねばならないのだ。我々の絶対正義は」


 DAアラウズリーダー「学園都市のためにある。害虫がしている事など、ただの偽善だ」


 DAアラウズリーダー「自分達が撒いた種を自ら潰し、そしてまた植え付ける」


 DAアラウズリーダー「我々DAアラウズはそれを止めなければならないのだ」


 相似「>>617
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 10:37:44.04 ID:dgNGkn0/O
力を求めるのは本能ですからねぇ
ライダーを倒したところで仲間割れしないと良いんですが
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 10:38:41.64 ID:tb8lpkvPO
能力やライダーに囚われすぎるのもまた難しいかな
俺なんかそんなのよりも研究が好きなので不思議ですけど
619 :1 [saga]:2022/03/21(月) 11:38:12.28 ID:QqeshuAy0
 相似「力を求めるのは生物の本能ですからね〜」


 相似「能力やライダーに囚われすぎるのも、また難しい問題でしょう」


 DAアラウズ1「ライダーが称えられる事など間違っている・・・!」


 DAアラウズ2「そうだ。我々こそが絶対正義だというのに!」


 相似「そうですか〜。ま、僕はそんなのよりも研究が好きなので」


 相似「そう思って居る皆さんが不思議ですけど」 


 相似「・・・ライダーを倒したところで仲間割れしないといいですけどねー」


 DAアラウズ2「な、何だと!?我々は同じ思想を持って共にしている!」


 DAアラウズ1「仲間を裏切る事など断固としてしない!」
 

 相似「それは力強いお言葉ですね。まぁ、そうであるならそれでいいです」


 相似「じゃあ、ちょっと出ますからごゆっくり〜」


 ―プシューッ バタンッ

 DAアラウズリーダー「・・・奴もいずれは悪に染まるだろうな」


 DAアラウズ1「それなら、そうなる前に我々の手で」


 DAアラウズリーダー「いいや、まだいい。改造能力者の成果をまだ得ていないのだからな」


 DAアラウズリーダー「それを手に入れ次第・・・我々の手で正義を知らしめればいい」


 DAアラウズ1「・・・了解」

 


 
 知果「・・・」


 ―ウィィーン

 相似「知果ちゃーん?起きてるかな〜?」


 知果「・・・はい」


 相似「じゃあ、お薬の時間ですよー。心臓をもっと元気にさせないといけないからね」


 知果「・・・」コクリ



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:14:18.93 ID:tb8lpkvPO
ほい
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:14:29.92 ID:faEVv0iaO
んなあ
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:19:19.01 ID:faEVv0iaO
ぐおお1足りないうらめしい…
623 :1 [saga]:2022/03/21(月) 12:32:17.78 ID:QqeshuAy0
 相似「動かないでねー。これズレたら死ぬよー」


 知果「っ・・・」


 相似「はい、せーの・・・」


 ―ズブブブッ・・・


 知果「あ、ぎっ、ぅ・・・!」
 
 ―プスッ

 
 ―ドクンッ ドクンッ

 知果「ハッ、ハッ、ハッ・・・!」


 相似「呼吸抑えないと針が余計に刺さるから、落ち着いてねー」

 
 知果「ふーっ・・・ふーっ・・・」


 ―キュイィィン・・・

 相似「・・・よーし。お薬の注入終了〜」


 知果「っはぁ・・・はぁ・・・」

 ―ズルルルッ・・・

 知果「あぐっ、っ・・・」


 ―ツプッ・・・

 相似「いやー、いつもながら我慢強いね。悲鳴すら上げないなんて」


 知果「・・・>>623
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 12:59:36.07 ID:faEVv0iaO
まだ耐えられる…今日は少しだけ良かったから…
625 :1 [saga]:2022/03/21(月) 13:11:46.46 ID:QqeshuAy0
 知果「・・・まだ、耐えられますよ」


 知果「今日は、少しだけ・・・よかったから・・・」


 相似「ん〜?それは気分がよかったって意味かな?」


 知果「・・・」


 相似「まぁ、そうだよね。ようやくお友達を見つける事が出来たんだから」


 相似「嬉しい事この上ないもんね〜」


 知果「・・・ください」


 相似「ん?何か言った?」


 知果「約束は・・・守ってくださいね」


 相似「あ〜、もちろんわかってるよ。うんうん」


 相似「でも、そのためには彼女をここへ連れて来てもらわないと」


 相似「施しようがないから・・・次は頼むよ。今回は未元物質が欲しかったから」


 相似「一時戻って来てもらっただけだから」


 知果「・・・はい」


 相似「さーて、じゃ。その未元物質をあの2人に埋め込んであげないと」


 知果「・・・また改造能力者を増やすんですか」


 相似「だってDAアラウズさんが要求してきているんだからね?」


 相似「>>626
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:29:10.98 ID:faEVv0iaO
本人たちがどうしてもって言うから叶えてあげるだけだからね
こっちとしても手強いライダーを削られるならありがたいしWin-Winかな
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:29:46.15 ID:tb8lpkvPO
なかなか知果ちゃんみたいな素質のある子がいなくてねー
いやはや本当に困ったものだよ
628 :1 [saga]:2022/03/21(月) 13:44:16.82 ID:QqeshuAy0
 相似「本人達がどうしてもって言うから叶えてあげるだけだよ」


 相似「こっちとしても手強いライダーを削られるなら、ありがたいしWin-Winかな」


 相似「ま、邪魔さえしなければ居ても居なくてもいいんだけど」


 知果「・・・」


 相似「あ、知果ちゃんは別だからね?」


 相似「君みたいな素質のある人は中々いなくてねー」


 相似「いやはや、本当に困ったものだよ」


 知果「・・・私は、ただ・・・林檎ちゃんを助けたいだけです」


 知果「・・・それ以外に、私は・・・」


 相似「そっかそっか。ま、その方が僕としても楽だし」


 相似「慈愛を植え付けられてる君にとってはそれしか思いつかないだろうからね」クスッ


 相似「それじゃあ、次までゆっくり休んでいなよ」



 ―ウィィーン パタン

 知果「・・・」

 
 ―パタン・・・

 知果「(・・・林檎ちゃん・・・)」


 知果「(絶対に助けてあげるから・・・)」


 知果「(>>629)」
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:53:43.24 ID:tb8lpkvPO
あの人たちから離れなかったけどそんなに信頼出来てるのかな…
どんな人か分からないけど次会った時は…
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 13:54:26.89 ID:faEVv0iaO
たすけ出して一緒に遊ぶんだ…キスだってまたしたいし
631 :1 [saga]:2022/03/21(月) 14:08:07.90 ID:QqeshuAy0
 知果「(助け出して、一緒にお話ししたり、遊びたい・・・)」


 知果「(キスだって・・・またしてあげたいし、してほしいから・・・)」


 知果「(もう、絶対に離れ離れにはしてあげたくない・・・)」


 知果「(あんな苦しい思いもしてあげたくない・・・)」
 

 知果「(だから・・・助けてあげないと・・・)」


 知果「(・・・あの人達から離れなかったけど・・・)」


 知果「(林檎ちゃん、そんなに信頼してるのかな・・・)」


 知果「(どんな人か分からないけど、次に会った時は・・・)」


 知果「・・・」




 ◎ 50以上or25〜35orゾロ目
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:51:22.13 ID:faEVv0iaO
それ
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:51:31.25 ID:Zizr3E66O
奇跡巻き起こせ
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 14:52:07.01 ID:faEVv0iaO
よし…
635 :1 [saga]:2022/03/21(月) 17:25:36.89 ID:QqeshuAy0
 知果「(・・・ちゃんと話し合って、林檎ちゃんを渡してほしいな・・・)」


 知果「(あの人は、最初こそ私を拒否してた・・・でも・・・)」


 知果「(林檎ちゃんのために、って気持ちは伝わってきた・・・)」


 知果「(・・・もし、ダメだったら・・・)」


 知果「(・・・あの人に任せていいかな・・・)」


 知果「(うん・・・それが、いいかも・・・)」


 知果「(私だって気付かなかったら・・・その時は・・・)」


 知果「・・・林檎ちゃん・・・」


 知果「・・・」




 相似「お2人共。ちょっといいですか?」


 DAアラウズ1「何だ、木原相似」


 DAアラウズ2「我々に何の用だ」


 相似「いえいえ、ちょっとしたお手伝いをと思いまして・・・」ニタァ




 視点変更

 木原ズ
 白垣根

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:35:46.15 ID:faEVv0iaO
木原ズ

なんとしてでも奪いだすだったのか
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:35:57.03 ID:NZf9TdrmO
白垣根
638 :1 [saga]:2022/03/21(月) 19:53:14.43 ID:QqeshuAy0
 ―ギュロロロロロォーッ!

 唯一@ヘルメット「いやー、女性だってのは合ってましたけど・・・」


 唯一「まさか14歳の女の子だっていうのは驚きですね」


 木原「それも人体実験で強制的に成人に成長させられてるな」


 木原「野郎、碌でもない事しかしねぇじゃないかよ。ったく」


 唯一「ホントですねー。あの時数多さんが首でも折っておけばよかったのに」


 木原「んだよ、俺のせいだってのか?」


 唯一「詰めが甘かったからこんな事になってるんじゃないですか」


 木原「・・・ちっ」


 唯一「>>639



 >>636 殺してでも。でせうね
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 19:56:59.59 ID:l8FfQ04NO
ま、そういう甘いところに救われたところも色々ありますからそこまで責めませんけどね
それに相似からそのデータを貰えばいいだけですから私達が
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