ぐだ「怪我をしました」マシュ「大丈夫ですか?」

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1 : ◆hlk2/JE/hs [saga sage]:2022/05/17(火) 16:29:11.95 ID:WjTPGxWI0
男鯖はぐだ子、女鯖はぐだ男になります。
また、絆は15、シチュエーションは微小特異点から帰還したマスターが怪我をした、とだけ聞かされるもので固定されます。
サーヴァントは安価で決定。


二次創作的キャラ崩壊、遅筆、その他諸々許せる方のみ見てください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1652772551
2 : ◆hlk2/JE/hs [saga sage]:2022/05/17(火) 16:47:20.52 ID:gEZhztFdO
ぐだ男「いや、不注意で野営中に指ちょっとだけ切っちゃってさ」

マシュ「気をつけてくださいね、先輩。もしもの事があったら……」

ぐだ男「はは、ナイフで指切っただけだから大丈夫だよ」

ダヴィンチちゃん「いやいや、ナイフの一切れでも馬鹿にできないものさ。そこから病気になって死に至る……なんてことも絶対に無いとは言い切れない以上、どんな事でも用心しておくに超したことは無いとも」

ぐだ男「はーい」

ダヴィンチちゃん「さ、戻ってすぐになるが、メディカルチェックの時間だ。部屋に戻って準備ができたら医療室に来てくれたまえ」



黒ひげ「……ぬっふっふっふ……マスタァ……拙者、天啓を得たり、でござる」
※くろひー、マスターのロボット系アニメのオタク仲間、恋愛ものが大好物で天然人たらしの恋愛耐性0(気付かない的な意味で)マスターがいつかなにか起こさないかと楽しみにしてる

黒ひげ「お・や・く・そ・く、の時間だぁ」ニタァ

↓1 一人目
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/17(火) 16:50:25.10 ID:9VH7qQ/O0
頼光ママ
4 : ◆hlk2/JE/hs [saga sage]:2022/05/17(火) 17:30:31.80 ID:WjTPGxWI0
黒ひげ「…………」床に座り込む黒ひげ

頼光「あら? こんな所でどうしたのですか?」

黒ひげ「っ!? あ、ああ、いや……なんでもねぇ」

頼光「なんでもない、というようには見えませんが。お顔の色も悪いような……」

黒ひげ「……ああ。そうだな、いずれ分かる事だ……隠しておく理由はねぇか……」

黒ひげ「マスターが、帰ってきた」

頼光「…………」

黒ひげ「落ち着いて聞いてくれ。滅多な事をするんじゃねぇぞ?」

黒ひげ「特異点で怪我をして、今は部屋にいる」嘘は言ってない

頼光「っ!」

黒ひげ「……元々、無理だったのかもしれねぇな。アイツは18のガキだ。難しかったのかも、しれねぇ」料理が

頼光「マスター!」ダッ

黒ひげ「……ククククク……ショータイムでござる」ビデオカメラ準備完了
5 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 00:46:13.73 ID:XWGozaeEO
頼光「そんな……マスター……マスター!」

頼光「マスター!」ドゴォォォォン!!!

ぐだ男「ふぁっ!?」上半身裸

頼光「……ま、マスター?」

ぐだ男「えーーーーと……何故に僕の部屋の扉をぶちのめしたのでしょうか……? 何か怒らせるようなことしたかなぁ……」

頼光「大怪我をして……部屋に運び込まれたと……」

ぐだ男「え? 僕が? 野菜切ってて指切っちゃったけど、そんな大袈裟なものではないですよ?」

ぐだ男「っていうかそれ、誰に言われました? 教授? オベロン?」

頼光「あ……あぁ……! 良かった……本当に……!」その場にへたりこむ

ぐだ男「指の怪我もすぐにマシュが応急手当してくれたんで、なんも問題ないですよ。ほら、こぐえっ!?」俊足で飛びかかられるぐだ男

頼光「ああ……本当に良かった……またこうして貴方を抱きしめることができるなんて……母は、本当に……心配で……」大粒の涙を零す頼光、ぐだ男は胸から顔を出す

ぐだ男「そう簡単にはやられませんよ。頼光さんに金ちゃんに、綱さんにも鍛えてもらってますから!」
6 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 00:48:10.72 ID:XWGozaeEO
頼光「ええ、ええ。貴方も強い子ですもの。でもやはり母は……心配なんです。貴方が私の手の届かない所へ行ってしまうのではないかと……」

ぐだ男「あはは。遠くに行こうとしても頼光さんに捕まっちゃいますよ」

頼光「…………」ギュッ

ぐだ男「あの……ところで頼光さん、そろそろ放していただけると……」

頼光「いやです。今日は放しません。服は母が着替えさせます」

ぐだ男「ええええ!!? 流石にそれはちょっと恥ずかしいような……!」

頼光「いいえ! 何も恥ずべき事など! 金時もこれ、私が着替えをしていましたから!」

金時「小さい頃の話だろそりゃ!?」右腕で黒ひげを持ち上げている

ぐだ男「金ちゃん! と、くろひー?」

金時「おう。そこで隠れてコソコソしてたからとっ捕まえといたぜ」

黒ひげ「ぐぐ……拙者はただマスターを男にしてやろうと……」

金時「つーかこいつぁどういう状況だ? 部屋の扉はぶっ壊れてるし、マスターははだ」

シャキンッ

頼光「…………」源氏、抜刀
7 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 00:49:44.00 ID:XWGozaeEO
金時「おおっと!? なんか物凄くキレてんぜ頼光サン!? 何したんだよアンタ!?」

黒ひげ「拙者はマスターのときめきメモリアってる所を作品として世に出したかっただけでござるぅぅぅ!!!」

頼光「私は本当に、心が張り裂けそうになるくらい、悲しかったのです。マスターがいなくなってしまうのではないか、と」

頼光「我が子を失う悲しみ、それを利用して……!」してない

黒ひげ「げっ! バーサーカーやん! 助けて金ちゃん!」

金時「わりぃがオイラにゃガッツがねぇ! 頑張れ黒ひげの旦那!」黒ひげを頼光の前に放り投げる

黒ひげ「鬼! 悪魔! 源氏!」

頼光「成敗ッッッ!!!」

黒ひげ「あびゃっ」ガッツが無ければ即死だった

ぐだ男「くろひーーーーー!!!!」

頼光「さぁさ、悪は滅びました。お着替えしましょうね、マスター」

ぐだ男「あ……あ……あーーーーーー!!!!」脱ぎ脱ぎ

頼光編…………完
8 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 00:50:23.56 ID:XWGozaeEO
ノリはこんな感じ、遅筆具合もこんなもんでやってます

↓次のサーヴァント
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/18(水) 00:50:52.49 ID:fSnpKFp8o
アストルフォ
10 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 01:23:55.06 ID:pNI0l3kS0
アストルフォ「およ、黒ひげじゃーん。こんなとこで何してるのー?」

黒ひげ「あ、ああ……ちょっと、な」

アストルフォ「おっ、もしかしてまた悪巧み? いけないんだーいけないんだー!」

黒ひげ「ワリィ……今テメェに付き合ってられるほど、余裕がねぇんだ……」

アストルフォ「ありゃ、確かに辛そうだね? 顔も心なしか青白いようなー……? いや気のせいか! サーヴァントだしね!」

アストルフォ「何かあったの? ボクでよければ話聞くよ?」

黒ひげ「……ああ、そうだな。お前は特にマスターとは仲が良かったか……いいか、今から言うことはたごんむようだ。妙な気は起こすんじゃねぇぞ……」

アストルフォ「あはは! 任せといてよ!」理性蒸発

黒ひげ「マスターが、特異点で怪我をした」指

アストルフォ「???え?」

黒ひげ「今は部屋にいる」着替える為に

黒ひげ「怪我の具合いは、何とも言えねぇ」大した怪我じゃなさすぎて

黒ひげ「もしかしたら今夜にでも……」治ってるかもしれない

アストルフォ「そんな……嘘、だよね?」

黒ひげ「こんな嘘つくと思ってるのか!? 俺だってアイツの事は! ……いや、悪い。とにかくそういう事だ。誰にも言うんじゃねぇぞ」

アストルフォ「……っ!」ダッ

黒ひげ「……ンフッ……拙者、海賊辞めて俳優目指すべき?」ビデオカメラ起動
11 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 01:24:32.38 ID:pNI0l3kS0
アストルフォ「嘘だ……」

ぐだ子『……ね、アストルフォ。全部終わったら、キミと別れなくちゃいけないけど……これだけは言っておくね。絶対キミのこと、忘れないから』

アストルフォ「嘘だ……嘘だ!」

アストルフォ『えー? ボクだって忘れないよ! きっとキミの事、座に持って帰ってやるから! なんなら頑張ってマスターの隣に居続けようかなー! 聖杯とか使って!』

アストルフォ「嘘だっっ!!!」

ぐだ子『それもいいかも。アストルフォと一緒なら死ぬまで退屈しないね』

アストルフォ『大丈夫! キミが死ぬ時はボクも死ぬから!』

アストルフォ「マスター!!!」ウィーン

ぐだ子「ほあ?」下着姿

アストルフォ「…………へ?」

ぐだ子「え……ちょ……」傷だらけの体を隠そうとしてる

アストルフォ「マスター……あれ? 平気なの?」

ぐだ子「何がですかねぇ!? こんな状況平気な訳ない!! 人類救おうと私はただの乙女ですから!!」布団の中に隠れる

アストルフォ「だって、怪我して…………あ……」

アストルフォ「くろひーめ……騙された……」ガクッ

ぐだ子「オーケー、何となく事情は察した。令呪を持って命じる! 黒ひげよ、自爆して反省!」

ドォォン!!!
12 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 01:25:21.96 ID:pNI0l3kS0
アストルフォ「……はぁ、本当……良かった……」

ぐだ子「怪我って言ってもほんと、野菜切ろうとしてミスっただけで……マシュがすぐに手当してくれたから平気平気」

アストルフォ「いやもう、本当さ……一緒についていけない時も多いんだからほんっとう……」

ぐだ子「とりあえずその、心配かけてごめんね? 私が悪い訳じゃないと思うけど」

アストルフォ「あーーーもう!」ガシガシッ

アストルフォ「キミが死ぬ時はボクも死ぬ時だからね! ボクが生きてる限り、キミは絶対死なせないから!」憤りの無い気持ちをぶつける

ぐだ子「うん、ありがとう」

アストルフォ「それとその……見ちゃってごめん。わざとじゃないから。嬉しかったけど!」

ぐだ子「むしろ見せちゃってごめん?」

アストルフォ「え? なに? なにが?」

ぐだ子「いやその、乙女だなんだ言っておきながらボロボロだし……」
13 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 01:26:22.63 ID:pNI0l3kS0
アストルフォ「あのね? マスター? 良い? ボクはキミのことをずっと見てきたんだ。キミのそれは全部、戦いの勲章だよ。ボクの大好きなマスターの凄いところなんだから。もう舐め回しちゃうよもう」

ぐだ子「…………うん、ありがとう。舐める?」

アストルフォ「舐める」ペロペロ

ぐだ子「本当に舐めた……ふふ」

ぐだ子「ね、アストルフォ」

アストルフォ「ん? なに?」ペロペロ

ぐだ子「心配してくれてありがとう。私の事、心配してくれる人がいるってだけで、励みになるよ」

アストルフォ「……………………本当もう……ズルいなぁ……」ドキドキ


黒ひげ「……百合の間に、挟まれたいだけの人生だった……」ガクッ
14 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/18(水) 01:27:30.14 ID:pNI0l3kS0
絆15なので運命以上、家族未満な関係で妄想してる
今日はこれで終わり、また明日

↓次のサーヴァント
15 : ◆hlk2/JE/hs :2022/05/18(水) 01:31:25.43 ID:pNI0l3kS0
間違えてsageてたわage

↓次のサーヴァント
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/18(水) 01:42:21.89 ID:lvYOGLSz0
シェヘラザード
17 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/18(水) 14:28:19.05 ID:pNI0l3kS0
シェヘラ「(そろそろ、マスターが帰って来る頃ですね……。今宵はどのようなお話をしてあげましょう……ふふ)」

黒ひげ「………………」鎮座

シェヘラ「(死んでしまいます……気付かないふりをしましょう……)」目を閉じて横を通り抜ける

黒ひげ「マスターが……」無視されるとは思わなかった

シェヘラ「……?」

黒ひげ「マスターが、特異点で怪我をした……」

シェヘラ「……え?」振り向く

黒ひげ「あんた、マスターとは特別仲が良かったよな……?」

黒ひげ「……マスターの顔、見てやってくれ。今は部屋にいる筈だ……」チンツウナオモモチ

シェヘラ「……そんな……そんなに、酷い怪我なのですか……?」騙されシェヘラ

黒ひげ「ああ……あんたの言葉を借りるなら……「死んでしまいます」ってか……はは、笑い話にもなりゃしねぇ」シェヘラなら包丁持つときも言いそう的な意味で

シェヘラ「なんで……マスターがそんな……う、嘘ですよね……?」

黒ひげ「馬鹿野郎! こんな嘘ついて誰か喜ぶかよ!」大嘘

シェヘラ「……あ、ああ……マスター……マスター……」ヨロヨロ

黒ひげ「死んじまう前に、顔くらい見てやってくれ……」いつ死ぬとは言ってない

シェヘラ「マス……ター……」ヨロヨロ

黒ひげ「………………いいでつか? 嘘を吐く秘訣は嘘をつかない事なんでつよ。デュフフフフ!!」カメラ起動
18 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/18(水) 14:28:49.52 ID:pNI0l3kS0
シェヘラ「……ああ……なんで……どうして戦いは終わらないのでしょう……」

ぐだ男『もっとお話聞きたいなぁ』

シェヘラ『ふふ、今宵はここまで。また明日の夜、続きを聞かせてあげますね』

ぐだ男『楽しみにしてるよ。そういえば、続きは明日って話だけど、それって酷い王様に殺されないように、なんだよね? 僕、シェヘラさんに酷いことしないよ?』

シェヘラ『ええ、それは分かっています。ですが、私はシェヘラザード……そういう英霊ですから。それに……』

シェヘラ『また明日。貴方が生きていてくれる事を願っていますので……』

ぐだ男『……そっか。うん、分かった。じゃあシェヘラさん、また明日!』ニコッ

シェヘラ『ええ、また明日』ニッコリ

シェヘラ「……今宵の物語を、聞かせてあげないと……まだ、終わりではありませんから……マスター、まだ、終わらせません……」

シェヘラ「私の宝具と、マスターにいただいたこの聖杯を……」スタスタ

ウィーン

ぐだ男「あいやっ! 鍵閉め忘れてた! ごめん今着替え中なんです! って、シェヘラさんか。ごめんごめん」

シェヘラ「………………?????」
19 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/18(水) 14:29:30.74 ID:pNI0l3kS0
ぐだ男「何か用? ごめん、まだメディカルチェック受けてなくてさ。今回は大したことなかったから、すぐ終わると思うけど。野菜切ろうとして指切っちゃって、婦長にバレたら大変な事になっちゃうから言わないでね?」

シェヘラ「ああ……ええ……」全て察した表情

ぐだ男「ところで、どうかしたの?」

シェヘラ「…………」無言で近寄り、抱き締める

ぐだ男「むぎゅ」

シェヘラ「……ええ、貴方のお顔が見たくなったもので……」とりあえず甘えて見る事にした

ぐだ男「ああうん、なら仕方ないね」とりあえず受け入れる

シェヘラ「……マスター、今宵の物語は、きっと楽しいものになりますよ。ですが物語はまだ終わりに遠く……終わりまで、決して死んではいけませんよ……?」ギュゥ

ぐだ男「うん、まだ死ぬ気はないよ。シェヘラさんの物語、最後まで聞きたいしね」

シェヘラ「ええ……物語が終わるその日まで、ずっと……」終わらせる気無し
20 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/18(水) 14:30:07.22 ID:pNI0l3kS0
黒ひげ「ゲヘヘへへ……こいつをカルデア内にバラまいて、内紛を起こしてやるかぁ……」悪い顔

チョンチョン

黒ひげ「ん? 誰だぁ? 今いいとこ」

ランプの魔人「ランプの精ちゃんでぇぇえす!!」CV山寺

黒ひげ「げぇっ!? そいつは他作品だろうが!?」

ランプの魔人「なぁんかランプの精と言えばって認識のせいでこうなっちゃったみたいだーわさー! まぁそれはそれとして……邪魔者は引っ込んでろい!!」デコピン

黒ひげ「ぎゃあああああああ!!!」ぶっ飛ばされる
21 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/18(水) 14:30:33.30 ID:pNI0l3kS0
次のサーヴァント
↓1
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/18(水) 14:38:48.65 ID:U+C0oZRzO
きよひー
23 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/20(金) 16:35:59.00 ID:wJMRpKAKO
黒ひげ「………………」

清姫「……あら、黒ひげさん。こんな所で何をしているんですか?」ニッコリ

黒ひげ「(おっと拙者死ぬかこれ? いや、慎重にいくか……!)」

黒ひげ「ああ……あんたか」

清姫「今日は元気がありませんね?」

黒ひげ「……今日みたいな日だからこそ、俺は元気を出せねーんだ」演技だから

清姫「何かありましたか?」

黒ひげ「あんたには言えねぇ」嘘ついてるとバレたら殺されるから

清姫「……マスター、の事ですか?」

黒ひげ「………………ああ」嘘ではない

清姫「……まさか!? マスターに何かあったんですか!?」

黒ひげ「……やめろ。あいつは部屋で休んでるんだ。大人しくしてやってくれ」

清姫「そ、そんな……何があったんですか!」勘違い

黒ひげ「特異点で、マシュの代わりに、怪我しちまったんだ」元々マシュが野菜を切る担当だった的な意味で

清姫「…………」ヨロ

黒ひげ「怪我はダヴィンチの奴が診てる。命に別状もねぇ。だからお前は」

清姫「ッ!」タッ

黒ひげ「…………へっ、嘘はついてないぜ。嘘はな……」ニタァ
24 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/20(金) 16:36:46.27 ID:G8whvsVZO
清姫「マスター! 安珍様!!」

ぐだ男『僕は安珍って人じゃないけど、きよひーが僕をそうあれと望むならそうなるよ』

ぐだ男『親から貰った大事な名前は手放せないけど、僕の事をずっと助けてくれたんだから、僕もできる事はしないとね』

清姫『もう……未だに思い出してくださらないなんて……私はこんなに……』

ぐだ男『じゃあ藤丸・安珍・立夏に改名しようかな?』

清姫『んもぅ! 意地悪ですね!』

清姫「立夏様!!!」

ウィーン

ぐだ男「うわっ! え、きよひー!? なになに!?」上裸

清姫「ほわっ!?」

ぐだ男「ちょっと……待ってね……ほい。どうかした?」着服

清姫「…………お怪我はありませんね? 」

ぐだ男「えーと、料理して指切っちゃったけど、今回はそれくらいだね」

清姫「…………はぁ、なるほど……なるほど……」騙された事に気付いたが嘘はつかれていないので怒るに怒れない
25 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/20(金) 16:37:14.00 ID:DCS6FK3gO
ぐだ男「ああ、心配して来てくれたの? 大丈夫、僕はどこにも行かないから。あ、レイシフトとかはするけどね?」慌てて訂正

清姫「……ええ、そうですね。大丈夫です、貴方は私に嘘をついたりはしませんから」絆15

ぐだ男「焼かれたら怖いからね!」心配かけないようについた嘘もNGだった過去を思い出しながら

清姫「もう……そんな事しませんよ!」

ぐだ男「あはは。というか、さっき僕のこと立夏って呼んだ?」

清姫「……! あ、ええ、その……あれ? 私……」

ぐだ男「あっと、無理しなくていいよ。大丈夫、僕は立夏だし清姫にとっての安珍だから」

清姫「…………。マスター、いつも甘えてしまって、ごめんなさい」

ぐだ男「ん? 僕は頼ってもらえて嬉しいよ?」

清姫「好き! 」抱きつき

ぐだ男「うぇえーい!」受け

清姫(この方は、とても素敵な人。私から逃げない、誰よりも弱いのに誰にも負けない勇気を持っている)

清姫(そして誰に対しても公平で、嘘を絶対につかない)

清姫(……ああ……誰にでもつく嘘がありましたね)

ぐだ男『僕は、大丈夫だよ』

清姫(嘘を最も憎み、嘘を最も許さない私が、手の甲を少し焦がす事しかできなかった、許せない嘘)

清姫(あの時のマスターの顔を、いつか本物の笑顔に……)ギュッ
26 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/20(金) 16:37:35.90 ID:0Nk9Vp4NO
ぐだ男「って、メディカルチェックあるんだった! ごめん、そろそろ行くね!」

清姫「はい。……マスター」

ぐだ男「なに?」

清姫「嘘は、駄目ですよ?」

ぐだ男「…………」ニコッ

ウィーン

清姫(嘘の次に、嫌いな笑顔)

清姫「……はぁ……」ぐだ男のベッドに座る

清姫「こんな世界、私とマスターを残して滅んじゃえばいいのに……」


黒ひげ「………………この動画は消しておくか。流石にこんなんじゃ誰も釣れやしねぇや」

ウィーン

黒ひげ「ん?」

清姫「…………」ニッコリ

黒ひげ「おっ……俺は嘘は言ってないでござるよ……?」チワワのような顔で

清姫「誤認させて騙すという行為が、そもそも嘘のようなものではないでしょうか?」ニッコリ

黒ひげ「……素敵な笑顔でつね!!!!」

ボッッッッ!!!!
27 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/20(金) 16:38:24.47 ID:0Nk9Vp4NO
一応、二部○章の設定で書いてるので、世界救ったら滅んでるんで清姫ブチギレてます

↓次のサーヴァント
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/20(金) 16:40:05.37 ID:CRp/1l1P0
アン、メアリー
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