ぐだ「怪我をしました」マシュ「大丈夫ですか?」

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30 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:38:52.77 ID:xYSe8zFf0
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31 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:40:28.82 ID:xYSe8zFf0
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32 :ぐだ男 [saga]:2022/05/23(月) 17:50:15.50 ID:xYSe8zFf0
アン「そろそろマスターが帰ってくる頃かしら?」

メアリー「その予定だね。今回はそんなに難しい特異点じゃないって話だし」

アン「んもぅ、面白くないですわね! せっかくなら私もマスターと遊びたかったのに!」

メアリー「今回の特異点には適合しなかったんださら仕方ないじゃないか。それにアン、特異点修復は遊びじゃないってば」

アン「分かってますわよ! でもメアリー、私達の目の届かない所でマスターに何かあったらどうしますの!?」

メアリー「今回の同行サーヴァントはあのヘラクレスだよ? 万に一つもマスターの危機なんてあり得ないよ」

メアリー「それにマシュもいるし。それにほとんど役に立たないだろうけど、一応黒ひげもいるんだ。盾代わりくらいにはなるだろ?」

アン「そっちではなく! これを機にマシュとマスターの距離が縮まり、大変な事になったらどうしますの!」

メアリー「ああ……いやそれこそあり得ないでしょ。だってあのマスターとマシュだよ?」

メアリー「三人で一緒に寝たっていうのに5秒で可愛い寝息を立て始めたマスターと? 他の女子と楽しそうに話してると、自分でも意味が分からないまま、ヘニャってなっちゃうマシュが?」

メアリー「一体どうなるって言うんだい??」

アン「例え性のせの字も浮かばない人たちでも、所詮は男女! あーんなことがあればすぐそーんなことになりますわよ!」

メアリー「そんな君じゃないんだから……それにそーんな事があってもいいように、今からマスターの部屋に忍び込むんだろう?」

アン「……ええ、そうでしたわね。冷静さを欠いていましたわ」スンッ
33 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:51:38.86 ID:xYSe8zFf0
メアリー「はてさて、今日は上手くいくかな……ん?」廊下の真ん中に立つ黒ひげを見つける

アン「あら? 帰ってましたのね。何をしていますの?」

黒ひげ「おう、お前らか。悪いが、ここから先は一方通行だ、帰りな」

メアリー「……珍しいね? ここでそんな剣呑な雰囲気なんて」

アン「ええ、何かありましたの?」

黒ひげ「なんでもねぇよ。いいから帰れ」

メアリー「お宝を前にして逃げ帰るようじゃ海賊は名乗れないな。というか、せめて理由くらい……」

アン「……まさか!?」

黒ひげ「チッ……帰れつってんのが分からねぇのかクソガキ共」銃を構える

アン「貴方、しくじりましたの!?」黒ひげに詰め寄り、首を掴む

黒ひげ「ぐっ、俺はしくじっちゃいねえ!」無事に帰って来たので

メアリー「そこを退け、黒ひげ。邪魔するなら……容赦はしない」銃を構える

黒ひげ「ハッ! 良いぜ、今の俺は虫の居所が悪ぃんだ」

アン「…………」銃を構える

メアリー「…………」
34 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:53:11.31 ID:xYSe8zFf0
黒ひげ「…………(頃合いか)」

黒ひげ「ハッ……俺はお前らの為を思って言ったつもりだったんだが、そんなに知りたきゃ好きにしな」道を開ける

メアリー「マスター!」ダッ

アン「いつものくだらない冗談だったら許しませんわよ!?」ダッ

黒ひげ「…………ククククク……俺の事を警戒してるあいつらも簡単に騙す、これが海賊ってもんよ」カメラを構える
35 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:58:15.83 ID:xYSe8zFf0
ぐだ男「ふぃー、今日も一日ご苦労様ーっと」上裸、下も脱ぐ

ぐだ男「うーん……いつ見ても酷い傷跡だなぁ」鏡で自分の体を確認する

ぐだ男「帰ったら母さんに心配されちゃうなこれ」

ウィーン

メアリー「マスターーー!」

アン「マスター! ……ってあら?」

ぐだ男「うおっ!?」咄嗟にベッドに隠れる

メアリー「…………元気そうだね?」

ぐだ男「ええと、概ね良好です。あとインターホン鳴らしてね……?」

アン「怪我も特には無さそうですわね?」元気そうなマスターを見て

ぐだ男「え? ああうん、今回はナイフで指切っちゃったくらいかな。エミヤに料理本格的に習わないとなぁ」

メアリー「ということは」

アン「ええ、そうですわね」

メアリー「黒ひげ、殺す、って事だね」

ぐだ男「なるほど?」何があったか察した
36 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 17:59:17.08 ID:xYSe8zFf0
アン「ああ、マスター……私本当に心配しましたわ!」機に乗じるは海賊の性、ベッドの上で体を隠すマスターに詰め寄る

メアリー「あっ、ずるい!」相乗り

ぐだ男「まだ着替えが終わってないから出来れば離れてくださると……」嫌な予感がして布団を握り締める

アン「ああマスター……私のマスター、こんな思いをさせるなんて酷い人ですわ」ススス

メアリー「そうだね、海賊はお宝を失っちゃお終いさ。だから今のうちにお宝を隠しておかなきゃ」ススス

ぐだ男「より距離が近く! お願いだから離れてほしいなぁ!」

アン「じゃあただいまのキス! それで今回は勘弁して黒ひげを殺しに行きますわ!」

メアリー「乗った!」

ぐだ男「ええぇ……いやまぁそれくらいなら良いけど……」子供時代に母親にしていた時のノリで言ってる
37 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 18:01:27.81 ID:xYSe8zFf0
ぐだ男「ん……」アンとメアリーの頬にキス

アン「!!!!!!」

メアリー「…………なるほど……」野獣の眼光

ガッ(布団を引き剥がす)

アン「ええ、そうですわね。メアリー?」ぐだ男の左腕を掴む

メアリー「仕方ないね。何もかもマスターが悪いんだ」ぐだ男の右腕を掴む

ぐだ男「約束が違うね!?」さー?ぁんとからはにげられない!

ゴッ

マシュ「……ふふ、楽しそうですね、メアリーさん、アンさん」武装マシュ

メアリー「……くっ! もう少しだったのに……!」武装オン

アン「こんな所でおあずけなんて出来ませんわ!」武装オン

マシュ「今度という今度は許しません! 反省してください!」

ぐだ男「し、シミュレーションルームでやってーーー!!!!」
38 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 18:03:52.83 ID:xYSe8zFf0
黒ひげ「おお、危ない危ない。マシュのおかげで助かったでござる。この隙にトンズラズラよー!!!」

ピッ……ピッ……ピッ……

黒ひげ「ん? なんだこりゃ……」

ピッピッピッピッピッ

黒ひげ「……!? いつの間にこんなもん……!」首につけられている爆弾に気付く

黒ひげ「はっ!」

アン『貴方、しくじりましたの!?』黒ひげに詰め寄り、首を掴む  ←

ドゴォォォオン!!!!!
39 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/23(月) 18:05:43.79 ID:xYSe8zFf0
>>29
遅筆なのでこれくらいかかる時もあるんだ


というかこのSS見てる人いる?
あんまりいないならあと2、3人で畳んじゃうわ

↓次のサーヴァント
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/23(月) 18:11:14.62 ID:Nwu5Fv+10
少なくともわいは見てるで
槍王
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/23(月) 18:25:09.85 ID:Nwu5Fv+10
支援
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/23(月) 20:03:10.00 ID:ttuKFJplO
ワシも見てるぞ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/23(月) 20:25:25.60 ID:6vCv4Bq6o
俺も見てるぜ
44 : ◆hlk2/JE/hs [sage saga]:2022/05/23(月) 21:54:13.15 ID:xYSe8zFf0
あと言い忘れてた、意思疎通困難なサーヴァントはNGで頼みま
何も書けないよ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/24(火) 16:48:07.36 ID:BnqKnv/B0
支援
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/24(火) 20:50:34.30 ID:uSKRB1yKo
面白い
47 : ◆hlk2/JE/hs [sage]:2022/05/26(木) 23:47:27.30 ID:xyHH6U0cO
熱がいきなり39度近く出て書く元気ないから一週間後くらいに戻ってくると思うわ、すまんな
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/26(木) 23:54:05.71 ID:7lCPZqxOo
ええんやで
大事にな
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/28(土) 20:38:30.24 ID:xuTTR5Hz0
待ってるで
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/28(土) 20:49:14.27 ID:PetjLfpwo
無理せず休むと連絡できて偉い
書く気になれない含めて後遺症ひどかったらもっと休んでいいから
自分の体調最優先でね
51 : ◆hlk2/JE/hs [sage]:2022/05/29(日) 23:57:11.66 ID:JGOo4Z1W0
陽性だったやで
家で仕事してるから安全やって話はどこ行ったん……
皆もスーパー行く時とかも万全の体制で望めな
ちな俺はスーパーと月2回くらいの外食以外は外出てないし、マスクと消毒もしてたのにこの体たらくだから、常に最悪を想定するのが良い

熱も落ち着いたから続き書くわ
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/29(日) 23:59:17.41 ID:y8qoDJquo
ご愁傷さまやで
栄養あるもん食って早めに寝るのがええで
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/30(月) 00:01:40.48 ID:6C1zSdm+o
お大事に…
54 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:37:35.71 ID:xH4KaF+e0
槍トリア「…………」パカラパカラ

黒ひげ「おう、どこへ行くんだ?」

槍トリア「貴方は……黒ひげ? マスターが戻っていると聞いて、会いに行く所ですが」パカラパカラ

黒ひげ「……そうかい。ま、お前らの関係なんか知ったこっちゃねぇが、今のマスターは絶対安静だ」

槍トリア「……なに?」ピタッ

黒ひげ「失敗したんだよ。簡単な特異点の筈だったが……一瞬の油断で水の泡さ。今夜が峠だ」

槍トリア「…………」

黒ひげ「分かったら引き返せ。誰も通すなと言わ」

ヒュッッッ!!

黒ひげ「がっっ!?」首を掴まれ、持ち上げられる

槍トリア「何があった?」

黒ひげ「(あれ、拙者死す? このおっぱい、こんなに聞く耳無いタイプだったっけ……)」
55 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:38:19.52 ID:xH4KaF+e0
黒ひげ「ぐ……! 今言っただろうが! マスターは特異点で怪我をして絶対安静だって!」

槍トリア「なぜ?」

黒ひげ「(あ、これ拙者のせいだって事になったらブチ殺されるやーつ?)」

黒ひげ「あの馬鹿はな! マスターだってのにマシュの事を庇ったんだよ!」

槍トリア「…………なるほど」スッ

黒ひげ「げほっ……マシュはサーヴァントだ、怪我はするが普通の人間と比べりゃ遥かに頑丈。んな事あいつが一番分かってる筈だ。だってのに……」

槍トリア「分かりました」パカラパカラ

黒ひげ「っておい!? 通るなって言っただろうが!」

槍トリア「貴方の指図は受けません。私は、愚かなマスターに説教をしなければいけませんから」パカラパカラ

黒ひげ「チッ、勝手にしろ!」

黒ひげ「…………ふぃー、危なかった……クール系美女だと思ってたが、あっつあつじゃねぇの。気合い入れてかかんねぇとな……!」カメラを構える
56 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:39:22.03 ID:xH4KaF+e0
パカラパカラ

槍トリア「……マスターは本当に愚かですね。サーヴァントを侮っている訳で無し、にも関わらず女性というだけでマシュを守ろうとするなど……」

槍トリア「………………」

槍トリア「死……か。ああ、恐れた事は無いが。マスターが死ぬ……それは考えた事は無かった」

槍トリア「しかし彼の天命はここに非ず。元より、くれてやるつもりもない。最悪の場合は……」

槍トリア「いや……何を考えているのでしょう。マスターは無事な筈です。死ぬ事など……」

……………………

ドゴォォォォォンンン!!!

槍トリア「マスター!」我慢できなかった

ぐだ男「敵襲!?」バッ

槍トリア「……………………マスター」
57 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:40:20.44 ID:xH4KaF+e0
ぐだ男「って、アルトリア? え? ノックの力加減間違えました……?」

槍トリア「……っ……ふー……」全てを察し、自分が冷静さを失っていた事を恥、強く安堵している自分に驚き、黒ひげは絶対に屠る事を誓いつつぐだ男の左手の人差し指の包帯に気付く

槍トリア「怪我をしたと聞いて様子を見に来ました。ナイフで指でも切りましたか?」

ぐだ男「あ、うん。たまには僕も料理したいなーと思ってマシュに代わって貰ったんだけどね。エミヤと紅女将に怒られるよねー」

槍トリア「ええ、ついでに私も怒りましょう。私の許可なく怪我をしないように」

ぐだ男「怪我にまで許可が必要なの!?」

槍トリア「では問いますが、マシュが不意を突かれた時、貴方以外誰も助けに入る事が出来なければどうしますか?」

ぐだ男「どうって……えと……大声でまず声をかけるよね」

槍トリア「それで?」

ぐだ男「……マシュが気付いてくれてやったー?」

槍トリア「本当にそうなりますか?」
58 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:41:09.05 ID:xH4KaF+e0
ぐだ男「…………いや、なんか咄嗟にマシュの盾になろうとするかも」

槍トリア「はい、減点です。今の回答は包み隠さず報告をするのでそのつもりで」

ぐだ男「誘導尋問だーーー!!!?」

槍トリア「そもそもその思考がある事が大問題です。不意打ちとはいえ、マシュも立派なサーヴァントなのですから、貴方よりはずっと頑丈です」さっき黒ひげが言ったこと

ぐだ男「……いやでも」

槍トリア「貴方の命は、貴方だけのものではない事を忘れないでください」

ぐだ男「分かってるよ」急に真面目な顔

槍トリア「……ふぅ」覚悟決まってる若者を見てため息

槍トリア「マスター」パカラパカラ

ぐだ男「はい」

ぐいっ

槍トリア「私はこの日々を失いたくはありません」ぐだ男を持ち上げて自分の膝の上に乗せる

ぐだ男「……はい」
59 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:42:08.80 ID:xH4KaF+e0
槍トリア「だから、決して無謀な真似だけはしないように」黒ひげの嘘で不安になってしまったので念押し

ぐだ男「うん、分かった」絶対分かってない

槍トリア「……では今日の所は見逃してあげましょう」何だかんだ甘い

ぐだ男「……???」結局何が何だか分かってない

槍トリア「後ほど、私の部屋に来なさい。我が騎士に茶会の準備をさせておきますので」ぐだ男を降ろす

ぐだ男「あ、うん! わかった! マシュも一緒でいいかな?」

槍トリア「ええ、勿論です。あとこの壊れた扉は、すべての元凶を捕らえてから対処させますのでご安心を」パカラパカラ

ぐだ男「……すべての元凶……?」
60 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:43:06.31 ID:xH4KaF+e0
ランスロット「…………」ゴッ

ガウェイン「…………」ゴッ

モードレッド「…………」チャキッ

トリスタン「私は悲しい……今正に咎人が血肉も残さず消えてしまう事が……」ポロロン

黒ひげ「過剰戦力じゃねぇのかこりゃあ!? ちょっと冗談言っただけじゃーーーん!?」

ランスロット「我が王を謀るは重罪だ」

ガウェイン「ええ、到底見逃せませんね」

黒ひげ「お前らだって嘘ついてバニー着せてただろうが! 何ふざけたこと言ってやがんだ!」

ランスロット「………………」目を逸らす

ガウェイン「…………い、言い訳はそれで終わりですか?」都合の悪い事実から目を逸らす

黒ひげ「うおーーーー!! お前ら円卓はいつだってそうだ!!!」

ドゴォォォォォン!
ジュッ
61 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/05/30(月) 01:45:22.43 ID:xH4KaF+e0
槍トリアって死とか超越してるイメージあったけど、よく考えたらバニーしてる時とか人間っぽい感情あったから6章のイメージ引き摺ってるだけだったわ

↓次のサーヴァント
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/30(月) 02:16:26.43 ID:OSZQawl70
お大事に 
安価はバーゲスト
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/05/31(火) 01:04:16.43 ID:cHZaRo7P0
支援
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/11(土) 21:03:22.26 ID:Etx+djw/0
まってる
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/12(日) 01:02:47.22 ID:TmHCnI5x0
66 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:50:37.67 ID:7jd0f7miO
バーゲスト「……そろそろマスターが帰還する頃でしょうか」ソワソワバーゲスト

バーゲスト「…………」忠犬バゲ子

バーゲスト「ここはサーヴァントとして、マスターを迎えに行きましょうそうしましょう」忠犬バゲ子<欲望バゲ子

ウィーン

ザッザッ……

バーゲスト「ん……?」

ガウェイン「…………」廊下で項垂れている筋肉

バーゲスト「ガウェイン卿? こんな所でどうしました?」

ガウェイン「……! あ、ああ、貴女でしたか。いえ、なんでもありません」
67 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:51:33.30 ID:7jd0f7miO
バーゲスト「貴方が戻っているということは、マスターも戻っているのでしょうか?」

ガウェイン「ええ……今は部屋で休んでいます」キョドキョド

バーゲスト「……? 様子がおかしいようですが、何かありましたか?」

ガウェイン「………………。私は……騎士失格です」マスターがナイフで指を切った的な意味で

バーゲスト「……?」

ガウェイン「私の判断ミスで、マスターに怪我をさせてしまいました……」じゃがいもを取り上げられた的な意味で

バーゲスト「え!?」

ガウェイン「あの時、私がしっかりしていれば……!」握り潰せば良かった的な意味で

バーゲスト「そ、そんな……」
68 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:52:04.39 ID:WM6vnrfFO
ガウェイン「申し訳ありません……マスターにいつものように、「大丈夫だから任せて」と言われたので、任せてしまった……その結果、主に傷を負わせてしまうなどど……くっ!」ダッ

バーゲスト「マスター!」ダッ

黒ひげ「……おっ? バゲ子はっけーん。ぬるふふふ……ターゲットは決まりま」

ドゴォォォン!!!

黒ひげ「ほげ」壁に埋まる黒ひげ
69 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:52:32.50 ID:73RJtbAIO
バァン!!

バーゲスト「マスター! マスター!!」ドアをブチ破りながら乱入

ぐだ男「ほあ!?」ベッドでお菓子食べて寛いでいる

バーゲスト「ま、マスター! ご無事ですか!」物凄い勢いで詰め寄り、服を引き裂く

ぐだ男「きゃあああ!」

バーゲスト「怪我をしたと聞いています! どこですか!?」盲目

ぐだ男「ぴぃ……け、怪我……? これのこと……?」包帯が巻かれた左手の人差し指を見せる

バーゲスト「指!」暴走

ぐだ男「ちょっと待って! おち、落ち着いて!」

バーゲスト「はぁ、はぁ! 落ち着くなど………………など?」違和感に気付く

ぐだ男「…………大丈夫?」
70 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:53:21.01 ID:gJCq6Z1jO
バーゲスト「…………あ……あ!」上裸のマスター、自分が引き裂いた服だったもの、ブチ破られた扉、マスターを押し倒す自分を確認

バーゲスト「も、申し訳ありません!!!」ドゲザァ

ぐだ男「いや、そこまでしなくても……えっと、なにかあった?」

バーゲスト「言い訳はしません! どのような処罰でも受けます!」

ぐだ男「何かあって僕を心配してくれたんでしょ? あ、もしかして落ち込んでるガウェインに話聞いたのかな?」マスター力EX

バーゲスト「は、はい…… 」

ぐだ男「えーとね、ガウェインがいつものようにじゃがいもをマッシュ! しようとしたから、僕がじゃがいもを切ろうとしたら指を切っちゃってね。それで大袈裟に落ち込んでるだけだから、大丈夫だよ」

バーゲスト「そうでしたか……」顔真っ赤

ぐだ男「心配かけてごめんね」
71 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:53:54.02 ID:RDFt99fGO
バーゲスト「そんな! マスターが謝罪するような事はありません! 私が勝手に勘違いをしただけですから! ごめんなさい!」

ぐだ男「むしろ嬉しいよ。こんなに心配してくれる人がいるってだけで、頑張れるから」

バーゲスト「マスター……」

ぐだ男「あー、まぁ物は壊さないでほしいなぁ。ダヴィンチちゃんに怒られちゃうから……」

バーゲスト「私が誠心誠意謝罪します……」ドゲザァ

ぐだ男「僕も一緒に謝るね」

バーゲスト「……マスター。今回は同行叶いませんでしたが、今後はなるべく私がマスターをお守り致します。決してマスターには傷の一つもつけないことを誓います」

ぐだ男「……うん、ありがとう。よろしくね」鯖たらしの笑顔EX

バーゲスト「はいっ!」
72 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/12(日) 01:54:23.51 ID:RDFt99fGO
黒ひげ「へほ」壁から崩れ落ちる

黒ひげ「…………いてて……何があっ」

ガウェイン「うおおおお!!! マスター!!!!」ダダダダッ

ドゴォォォォォンンン!!!

黒ひげ「はにゅ」天井に頭から埋まる

ガウェイン「私は、弱いっっっ! 次回こそは必ず! 御身をお守り致します!!!」じゃがいもをマッシュ! する的な意味で
73 : ◆hlk2/JE/hs [sage]:2022/06/12(日) 01:58:25.48 ID:AkNZhjwAO
トラオムやってて遅くなってもた
どこかで実況動画してるから見つけたらよろしく

↓1 次のサーヴァント
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/12(日) 02:22:28.42 ID:TmHCnI5x0
三蔵
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/20(月) 19:27:16.47 ID:T+vdx06Z0
支援
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/21(火) 21:53:48.59 ID:AmCWmf290
支援
77 : ◆hlk2/JE/hs [sage]:2022/06/28(火) 15:13:24.19 ID:NRWRbbu10
放置しててスマンノ
ようやく休みだから今日か明日には次書くわ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/28(火) 15:58:07.14 ID:pvzGiMgvO
生きワレェ
79 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:35:01.75 ID:r4UUi/2q0
三蔵「…………………………」

三蔵「…………………………」

三蔵「…………………………」

三蔵「…………………………」

三蔵「…………………………」

三蔵「……………………はっ!」

三蔵「もうこんな時間、そろそろ立香が帰ってくる頃ね! 続きは立香とやりましょう!」

ウィーン

スタスタ……

三蔵「ん?」

黒ひげ「…………」何故か服がボロボロ

三蔵「どうしたの!? 何かあった!? また喧嘩!?」

黒ひげ「ああ……なんでもねぇよ」さっき自分で破いたから
80 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:36:23.45 ID:r4UUi/2q0
三蔵「……ねぇ、マスターは?」嫌な予感がした

黒ひげ「…………」

三蔵「なにか、あったの?」黒ひげの迫真の演技に勘が狂っている

黒ひげ「命に問題はねぇ。ちょっと……怪我をしただけだ」

三蔵「……!」ダッ

黒ひげ「待て」手を掴む

三蔵「なに!?」

黒ひげ「あんたがマスターと特別仲が良いのは分かってる。が、あんたが行ってどうなるってんだ?」

三蔵「そんなの関係無い! 大変な時にこそ側にいてあげたいの!」

黒ひげ「……へっ、そうかい。なら止めるのも野暮ってもんだな」手を離す

ダッ
81 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:37:00.38 ID:r4UUi/2q0
黒ひげ「…………へへへ、楽勝だな。生真面目なタイプは騙しやすいぜぇ」ゲス顔ダブルピース

黒ひげ「さてと、ビデオカメラ起動…………ん? 画面が真っ暗になってやがる、こんな時に故障か?」

フッ……

黒ひげ「んだぁ!?」急に辺りが真っ暗になる

黒ひげ「停電……? いや、何かおかしいような……」

………………

黒ひげ「あ……? ……て、テメェは!?」

ブツンッ
82 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:37:35.65 ID:r4UUi/2q0
三蔵「(立香に何かあったようには感じなかった……)」タッタッタ

三蔵「(きっと大丈夫……だって、分かってるけど……)」タッタッタ

三蔵「(怖い! 立香を失う事が!)」タタタッ

三蔵「(本当に未熟! でもイヤなものはイヤ!)」タタタッ!

ウィーン

三蔵「…………」部屋は真っ暗で、ベッドには頭に包帯を巻いた立香が寝ている

三蔵「……立香……」とりあえず大丈夫そうでホッとする

三蔵「……貴方にはまだ早いわ。もっとやらなきゃいけない事……ううん、やりたい事があるんでしょ?」布団の中に手を入れて手を握る

三蔵「…………貴方が笑顔でいられるように、私も頑張るから……」

立香「……うーん……」

三蔵「!」

立香「ううん……やめ……助け……あっ…………弾…………死ぬ…………」巨大な蛸のような怪物に襲われながら、何故か手に持っている拳銃を撃ちまくるも全く効果がなく、紅閻魔と巌窟王が本気で抵抗をしているが凄まじい強さに圧倒され、自分も抵抗するがまったく歯が立たずに絡めとられる

三蔵「立香!」うなされている立香の手を握る

立香「…………う……」急に周囲が光、フワフワと浮かんでいるような状態に

チッ、もうちょっとだったのにねぇ

三蔵「誰!?」
83 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:38:35.46 ID:r4UUi/2q0
立香「ばぁ!!?」飛び起きる

三蔵「わっ!?」仰け反って倒れる

立香「し……死ぬかと思った……」

三蔵「大丈夫!?」

立香「え? あれ、三蔵ちゃん?」

三蔵「……大丈夫?」

立香「うん……酷い悪夢だった……」

三蔵「そうじゃなくて、怪我とか……」

立香「怪我? 怪我……え、人差し指?」

三蔵「指?」

立香「コレの事じゃないの? ナイフで指切っちゃってさ」人差し指を見せる

三蔵「えーと……その頭のは?」

立香「頭? あれ、なんだこれ」頭に包帯が巻かれてる事に気付く

立香「いやー、寝る前はこんな包帯つけてなかった筈だけど……なんだろこれ?」

三蔵「…………と言うことは、特に問題なく無事?」

立香「頭を怪我した記憶は無いかなぁ」

三蔵「………………良かった……本当に……」
84 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:39:01.93 ID:r4UUi/2q0
立香「もしかしたら誰かのイタズラかも。こういうイタズラしそうなのは、アビーかな……」

三蔵「イタズラ……あっ! そういう事ね! もう!」黒ひげの犯行に行き着いた

立香「ん?」

三蔵「さっき廊下でエドワードさんに会ったの! 服ボロボロで、立香が怪我したって!」プンプン

立香「あー」察し

三蔵「あとで文句言ってやるんだから!」

立香「あはは、お手柔らかにね」

三蔵「……立香。貴方の旅は私の旅以上に困難の連続だと思うわ。それに、苦難を抜けてもそれ以上の苦難が待っている、ような気がするの」

立香「………………」

三蔵「でも、貴方は絶対に私が守るから! 私には御仏の加護があるんだから、絶対大丈夫! 安心して!」

立香「ありがとう」ニコッ
85 : ◆hlk2/JE/hs [saga]:2022/06/30(木) 09:39:34.43 ID:r4UUi/2q0
三蔵「(立香のこの顔を見るたびに、胸が痛くなる。色んなものを諦めた張り付いたような笑顔)」

三蔵「(ここにいる皆が、分かってる。この先に更なる苦行があって、立香はもっともっと苦しむ事になるって)」

三蔵「(私の旅の比じゃないくらいの、地獄のような苦行)」

三蔵「(立香は、どこにでもいるただの人間だ。普通の日常を生き、当たり前の幸せを望んでいる)」

三蔵「(何故彼がこんなに苦しむことになっているのか、私には理解できない)」

三蔵「(だから、必ず私が彼を当たり前の日常に送り返すんだ)」

三蔵「(立香に地獄は似合わない)」

翌日…………

立香「…………えーと……くろひー?」

黒ひげ「はい、なんでしょうか?」

立香「……いや……なんか身体が光って……」

黒ひげ「それはきっと私に語りかける御仏の心でしょう……南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」

立香「くろひーがおかしくなっちゃった!!!!」
86 : ◆hlk2/JE/hs [sage]:2022/06/30(木) 09:41:03.85 ID:r4UUi/2q0
書き終わってから名前間違ってる事に気付いた
最近忙し過ぎて聖杯戦線もかなりギリギリだったわ……
また遅くなるかもしれんけどまたそのうち来るよ

↓次のサーヴァント
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/30(木) 09:54:31.20 ID:YdPvr3u90
静謐
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/06/30(木) 19:59:26.27 ID:nK/s8+100
待ってたで
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/10(日) 00:48:39.75 ID:MBskkemw0
支援
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 22:25:46.61 ID:QPvdyx7R0
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