転生したらプリキュアの妖精だった【安価コンマ】

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106 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 00:00:18.58 ID:FimWztQM0
ヴェイルス「絶縁破壊って知ってる? 絶縁体でも高度の電圧を流せばその特性を失うのよ」

恐ろしいこと言ってるし。
眩しさがなくなると、転がっていたのは普通の消しゴムだった。

ヴェイルス「……これで元凶はなくなった」
「助かったよ、ありがとう」
ヴェイルス「あなたはさっきのお仲間?」
「違う違う! サミット起きろ!!」
サミット「痛ぃ!! え? なに!?」

はぁ。彼女に変身アイテムの素を投げてなかったら勝てなかったな。

「彼女もプリキュアだ。自分たちは敵じゃない」
ヴェイルス「……そう。分かった」

変身が解除された。分かってくれたってことでいいんだよな。
足早に教室へと戻っていった。帰るんじゃなかったのか?

サミット「あれ、私の出番は?」
「もうないよ。まんまとやられちゃってた」

みはる「え? そ、そっかぁ。あははは」
107 :一旦ここまで ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 00:04:07.39 ID:FimWztQM0
同時刻 屋上

一人の少女が誰もいない屋上の隅で丸くなっていた。

少女「禍々しい気配がようやく消えたか。あ〜怖かった」

少女「昨日は空に変な生き物が飛んでたし、グラウンドにコスプレ女が現れるし」

少女「もう今日は帰ろ帰ろ」

躊躇なく屋上から飛び降りる少女。
しかしその姿は遠くにある校門にあった。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 00:06:46.04 ID:lzrsIZBPo
みんな学校一緒なのか?
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 00:18:11.79 ID:1HnX1b3z0
中高一貫校というくらいだからそうなんじゃないかね
そうでないと集まりづらくもなるだろうし
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 12:24:31.24 ID:DZ7SAEqzo
学年や部活違ってたら一緒に行動できる時間少なそう
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 12:29:44.42 ID:dJjQ/luY0
ドキプリみたいに、一人だけ
通学校が違うってケースも
考えられるんだけどね(^^;
112 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 20:19:08.42 ID:FimWztQM0
中高一貫で安価を取った手前、同じ学校に所属しております。
外部からプリキュアを選抜するなら、妖精バクがそこまで探しに行く必要があります。
部活関連は誰々は何々してそうを考えてるけど描写するかは微妙。
―― ――
閑話休題
―― ――
夜、天川家

「プリキュアは二人になった。けど」
みはる「けど?」
「これを見てくれ」

残り五粒を床にばらまく。

「これが全部プリキュアに行き渡るとどうなる?」
みはる「プリキュアが七人になる」
「当然趣味嗜好がバラバラになるだろう。みはると彼女も性格が違い過ぎる」
みはる「うんうん。それで?」
113 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 20:20:44.40 ID:FimWztQM0
「プリキュア同士で集まれる場所が必要だ。交流を重ねてみんなのことを知る必要がある」

プリキュアと心を通わせるためにも親睦は大事だ。

みはる「なるほど。で、その場所とは?」
「そこが一番の悩みだ」

放課後からそれぞれの帰宅時間を考えれば家をローテーションすればいいか?
人数の少ないうちはそれでいいかもしれないが、多くなれば次は誰の家だっけ問題が発生しそうだ。

「……今はまだ考えなくていっか」
みはる「バクがそれでいいならいいけど」

そのうちなんとかなるだろう。
114 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 20:24:33.09 ID:FimWztQM0
同時刻 上空

ドラゴン「消しゴムもやられた」

ドラゴン「これで一粒まるまる無駄にしちゃった! 腹立つ!」

ドラゴン「バク野郎は二人もプリキュアを生み出しやがって…」

ドラゴン「あいつから叱られるのヤだな…」

ドラゴン「…残り二粒。どう使おうかなー?」
115 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 20:26:03.37 ID:FimWztQM0
時刻不明

女神「久しぶりですね」

「…? どこだここ」

女神「あなたの夢の中です」

「なるほど。で、何の用だ?」

女神「いえ、貴方が悩んでいたようなので力を貸そうかと」

白い光の球がこちらへと向かってくる。
自分の両手に収まるほど小さい球だ。

女神「貴方の心にしまい込んでおきました。貴方の意志で自由に取り出せますよ」
「そんなことより世界を救うってあの化物みたいなのを倒せばいいんだよな?」
「あれは一体なんだ? 心を通わせるってなんだ? 素質ってなんだ?」 
女神「夢が覚めます。ではまた。ごきげんよう」

何一つ答えないつもりかよ!!
116 :短いけど一旦ここまで ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/02(土) 20:29:20.00 ID:FimWztQM0
朝 天川家

……みはるがいない。
時計を見ればすでに登校時間を過ぎていた。

「ねぼすけさん、ってわけね」

変な夢見たな。そういえば。
何か自分の意志で自由に取り出せるとか、悩みを解消しようとか。

適当に念じれば、自分の胸元から何か出た。
……こわ。みはるの気持ちが分かってしまった。

「ミニチュアハウス?」


下2
1手をかざしてみる
2今はやめて学校へ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 20:30:34.28 ID:GjT1C98qO
1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/02(土) 20:30:39.88 ID:dB0xtZ70O
1
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 10:14:11.61 ID:pJIVk7Plo
シルバニアファミリー入れて遊べということだな
120 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 13:47:16.31 ID:4F+48C9D0
おもむろに手をかざす。

「お? おぉ?」

ミニチュアハウスに吸い込まれるかのように自分の身体が小さくなって中に入ることができた。

「こりゃすごい。で、ここで何ができるんだ?」

今はロビーのような大広間にいる。
見渡せば扉が複数ある。そのうちの三つにカードリーダーがついている。
さらに、テーブルに紙が一枚とカードキーが複数置いてある。

【プリキュアハウス】
妖精とプリキュアのみ使用できるアイテム。
妖精は全ての出入口を使用可能。プリキュアは自室のみ出入可能。例外アリ。
外界にあるハウスは妖精の意志により複製可能。ただしプリキュア人数+1のみ。その全てがこのハウスに繋がる。
各プリキュアに渡すことを推奨。
121 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 13:48:36.60 ID:4F+48C9D0
カードキーを見れば、三つある。
それぞれ【サミットキー】【ヴェイルスキー】【マスターキー】と表記されている。

つまりここがプリキュアとの交流場所になるわけか。
誰の目も気にせずプリキュア同士の居場所が出来たのはありがたい。

説明書を読む限り、マスターキーが自分のだよな。
一応全部持ってキーは直接渡そう。

カードリーダーのある扉にはそれぞれ【使用不可】【サミット:使用可】【ヴェイルス:使用不可】の表記がされている。

「みはるの家でハウスを出したからか?」

ただの使用不可ってどういうことだ?
マスターキーを通す。扉のロックは解除され、外に出る。

出れるじゃないか。早速出よう。

「……なんだ。みはるの家じゃないか」

がっかりするが、あることに気付く。ハウスが二つある。
122 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 13:50:47.49 ID:4F+48C9D0
試しに部屋の右端と左端にハウスを置き、右のハウスに入る。

入ってきた扉を確認すれば【サミット:使用可】の表記。

…表記が【使用可】に変わっている。そこから出ると左端に置いたハウスから出てきた。

「なるほどな」

次は右端のハウスを部屋の外に出して左端から入る。

無論扉を確認すれば【使用可】から入ってきた。【サミット:使用不可】の表記に変わっている。

構わずマスターキーを通す。ロックは解除される。

出たのは先程置いた部屋の外だ。

「なるほど? 説明書の通りか。プリキュアは自室のみ。妖精は全て可能」

これはこれで不便な気もするがないよりマシか。
123 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 13:51:34.00 ID:4F+48C9D0
きっとヴェイルスのところにもマスターキー通せば出られるんだろうけど、みはるの部屋に複製されるだけだな。

なら直接会ったときにハウスとキーを渡せばいいか。

部屋の中にハウスを戻して自分のハウスは胸元に収納する。

「プリキュアの例外を除けばこんなもんかな。それじゃ、次の用事に向かうか」

いつものようにレジ袋を被って学校へと向かう。


下2
1渡すものを渡しに行く
2学校散策
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 13:56:06.91 ID:BXEKQH5w0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 14:04:58.75 ID:pJIVk7Plo
2
126 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 14:53:26.31 ID:4F+48C9D0
人に不審がられないで移動できるのが不思議だ。
そのおかげで楽に移動できるからいいけど。

「無事に学校へ到着。時間は…昼だな」

ハウスでいろいろ試してたし時間が経つのは早い。

どこもかしこも騒がしい。

生徒「昨日何やってたのか全然覚えてねえんだよなー」
生徒「俺も。てかさ、野球部のあいつ暇があればバット磨いてるんだけど何あれ」
生徒「知らねー。興味もねー」

生徒「小物入れ袋なんでいらないなんて言ったんだろ」
生徒「あとで謝っておくんだよー」
127 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 14:56:36.05 ID:4F+48C9D0
化け物騒動が落ち着いて一安心だ。

「しかし何が原因であんなモンが出てくるんだ?」

出てくる化け物を倒していけばいいのか?
その根本をなくすことが世界を救うってことなのか?

「まだ足りねぇよな」

少女「レジ袋が喋ってる」

……。これは周囲の警戒を怠った自分が悪い。
128 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 14:57:31.10 ID:4F+48C9D0
少女「レジ袋が喋ってた!」

さーて、どうしよう!


〜!ミニゲーム!〜

少女から身を隠せ!!(1/3)!!

下1コンマ>=下2コンマで隠れられるよ!
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 14:58:18.26 ID:BXEKQH5w0
せいや
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 15:04:25.67 ID:RTxQf2ehO
131 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 15:23:10.98 ID:4F+48C9D0
26<67 失敗

少女「えい!」

「…………」

レジ袋を取られてしまった。
人に見られてはいけないとは言われなかったが、マズイんじゃないか?

少女「これ何ですか? ぬいぐるみ? でも喋ってました! えい」

持ち上げてきて腹を押してきた。ボタンはないぞ。

少女「反応がありません。ソラの聞き間違え? でも顔に冷や汗が見えます。体温らしき熱もあります」


下2
1ぬいぐるみのフリ
2暴れて逃走を試みる
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 15:25:57.37 ID:YavTpcXEo
kskst
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 15:28:35.42 ID:P0QJGM2so
1
134 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 15:56:56.41 ID:4F+48C9D0
「…………」

少女「レジ袋の中にぬいぐるみ? 誰かの忘れ物でしょうか?」

少女「それにしては質感がかなりリアルです。うーん?」

助けてくれ…。

少女「もしかして周りの声に反応するタイプですか?」

少女「ぬいぐるみさん、ぬいぐるみさん。ソラの声が聞こえてるなら手をあげてほしいです」


下2
1あげる
2あげない
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 16:03:11.92 ID:RTxQf2ehO
@
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 16:03:21.84 ID:bAGgqoAmO
2
137 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 16:28:35.36 ID:4F+48C9D0
「…………」

少女「無反応です…」

少女「じゃあ何で喋ってたんですか? ソラに教えてほしいです…」

悪いことしたかなぁ…。

少女「……生きてますよね?」

「!!」

少女「ぬいぐるみというより何かの生物の気がします!」

そういって自分を逆さ吊りのように持ち替えた。

少女「このままずっとこうしてたら降参してくれますか?」


下2
1ギブアップ
2昼休みが終わるまで耐久勝負
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 16:30:59.81 ID:hPyenlgQ0
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 16:41:55.14 ID:qtyKrSMHO
1
140 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 17:17:05.97 ID:4F+48C9D0
「分かった分かった、降参だ!」
少女「喋った! すごいすごい!」

ひとしきりはしゃいだ少女は逆さ吊りをやめてくれた。

少女「ソラは星川ソラです!」
「妖精だ。名前はない」

ソラ「妖精? 何の妖精ですか?」
「何の、か」

プリキュアの妖精、と言っても通じないな。

「正義の味方、かな」

ソラ「正義! カッコいい! なりたいなりたい!!」
「急に言われても…」
141 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 17:19:08.37 ID:4F+48C9D0
ソラ「正義の妖精さんですよね? それがソラの前に来たってことは、そういうことですよね!?」
「落ち着け。まだ決まった訳じゃない」
ソラ「ソラが正義の味方になって悪人をばったばったと倒すんですよね〜」
「聞いちゃいねぇ」

ソラ「どうすればいいですか!?」

「…………」

今までは自分の都合でプリキュアにさせていたからな。
なりたいと言っているのなら、力を貸すのが妖精として正しいんだろう。

「これを食べろ。あとはソラ次第だ」

ソラ「はい!」
142 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 17:22:40.76 ID:4F+48C9D0
残り四粒になった。

ソラ「……変化がないです」
「今はまだだ。その時がくれば分かる」

ソラ「分かりました! あ、これお返しします!」

上機嫌なのか鼻歌をしながらどこかへ行ってしまった。
ソラは近くにいた生徒を見つけると、

ソラ「ソラね、正義の味方になりました!」
生徒「はいはい。おめでとー」

軽く流されていた。
そっと返却されたレジ袋を被り直す。

昼休みが終わるまでもう少し時間はありそうだ


下2
1それまでおとなしくしてよう
2恐れず校内を散策だ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 17:25:32.64 ID:pJIVk7Plo
2
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 17:25:51.85 ID:i245rGuSo
2
145 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 17:45:46.56 ID:4F+48C9D0
学校にいる間は喋らないようにしないと。

バレないように静かに動いてっと。

下1コンマ 会える人orイベント判定(ない場合もある)
現在地:グラウンド

下2 行ける場所
1東棟(中等部)昇降口
2西棟(高等部)昇降口
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 17:48:22.68 ID:i245rGuSo
コンマ
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 17:48:53.88 ID:Eqzukt4w0
2
148 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 18:20:55.34 ID:4F+48C9D0
現在地:西棟(高等部)昇降口

ゆっくりと移動、移動を心掛ける。

何の考えなしに入ったが校内にレジ袋あったら拾われて捨てられない?
今まで奇跡だった?

女神さん、移動が楽になるようなアイテムも欲しいよ。
このままじゃ精神がキツイ。さっきのソラ事件が多発するよ。

…ないものはしょうがない。行けるとこまで行ってやる!
149 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 18:34:29.03 ID:4F+48C9D0
現在地:西棟(高等部)1F

昇降口を抜けて人の多い教室ゾーンに来た。
風で飛ばされてここまできました感を装って移動する。

少女「これはなんだ。…いや無害か。通ってよし」

何か聞こえた気がした。
通っていいなら通りますよ?

生徒「深影どした?」
少女「ううん何でもない。あー、でもごめん先行ってて」
生徒「? オッケー」

何の不思議もないレジ袋が通りますよー。

少女「待て。無害といえど目的はなんだ」

……誰に言ってるんだろうなー。さ、行こう。

少女「待て」
150 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 18:45:20.13 ID:4F+48C9D0
あれ、動けない。
持ち手の部分を踏んづけられてる!!

少女「微かだがあのコスプレ女と同じニオイがする。禍々しい気配がすると現れるニオイだ」
少女「てことは…? コスプレ女の仲間?」

あー、迂闊に動くとダメなんだな。
移動が楽になるアイテムー。

少女「関わらない方が良い…?」

おや。

少女「いや、下手すれば禍々しい気配の仲間の可能性も…東棟の次は西棟の偵察?」
少女「この大きさなら…やれる。二度あることは三度目がくる前に対処あるのみ」

殺気!!


下2
1レジ袋は捨てて逃げる
2足に向かって体当たり
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 18:46:21.08 ID:HRSjdhGwo
2
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 18:50:26.22 ID:PrlQiEN3o
2
153 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 19:12:33.82 ID:4F+48C9D0
踏んづけてる足に向かって体当たり!

少女「ここにきて抵抗!?」

そりゃそうだ! やらなきゃやられる!

少女「無害かと、思ったのに…」

と、ここで昼休み終了を告げるチャイムが鳴る。

少女「ここで騒ぐのはマズイな。場所を変えるぞ」

逃げられないように袋口を結ばれた。
取られたり閉じ込められたり今日は散々だ。
154 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 19:13:59.88 ID:4F+48C9D0
現在地:屋上

少女「ここなら誰もこない。さて、お前は意思疎通が可能と見受けた」
少女「そこで聞きたい。お前は何だ?」

本日二度目の質問です。

少女「その前に言葉を話せるのか?」
少女「会話できるなら穏便に済ませたい」


下2
1妖精だと自己紹介
2まずは袋から出してくれ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 19:14:45.64 ID:RTGEELV20
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 19:15:12.89 ID:aV7tNLOro
1
157 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 20:10:24.50 ID:4F+48C9D0
穏便に済ませたいのは賛成。

「…自分は妖精だ」
少女「妖精?」
「コスプレ女とか禍々しい気配とか言ってたな?」
「禍々しいのを倒したのはコスプレ女でその手助けをしてる妖精だ」

していることは手助けといえるか分からないが。

少女「…証拠は」
「証拠? 証人ならそのコスプレ女、正しくはプリキュアっていうんだけど二人いる」
少女「プリキュア…」
「物的証拠か。こっから出してくれれば見せられる」
少女「……逃げないでよ」

外に出してくれた。
158 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 20:11:50.67 ID:4F+48C9D0
少女「この見た目なんだっけ…バク?」
「正解。妖精のバクだ」
少女「あ、えっと、光深影です」
「よろしく深影。それで物的証拠? この二つだ」

残り四粒とハウスを見せた。

「見ただけじゃ分からないだろうから証拠になるか分からないけどな」
深影「なら、説明して」
「お、おぅ」

それぞれのアイテムの説明をするもいまいちピンと来てない様子。無理もない。

深影「……言ってることは何となく伝わった。そこで最初に戻ろう」
深影「目的はなんだ?」


下2
1プリキュア探し
2特になく散歩してました
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 20:15:03.52 ID:aV7tNLOro
2
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 20:15:38.08 ID:g3i/u9340
2
161 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 20:33:28.13 ID:4F+48C9D0
今日は学校散策がメインだったし…

「特になく散歩してました」
深影「……そう」
「さっき言ったプリキュアに会えたら渡せるやつは渡そうと思ってたけど」
深影「西棟にそのプリキュアってのがいるの?」
「分からん。窓から入ったし気にしてる余裕はなかった」

うなだれる深影。

深影「昨日は東棟に気配感じてたけど、窓から入ったのは昨日?」
「あぁ」
深影「分かった。あなたに敵意はない」
「その通り。信じてもらえて嬉しいよ」
深影「今後見かけてもスルーする。それでいい?」


下2
1それはちょっと困る
2何も言わず一粒渡す
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 20:34:51.85 ID:RTxQf2ehO
1
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 20:34:58.27 ID:reOrLiIHO
1
164 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 21:07:33.94 ID:4F+48C9D0
「それはちょっと困る」
深影「え?」
「ここまで秘密を話したんだ。このまま別れるわけにいかない」
深影「話させたのは悪いけど身の潔白のためだから」
「なんだか深影とは話しやすい気がするんだよ」

みはるは割と猪突猛進だし、ヴェイルスの名前未だに知らないし、ソラは話聞かなかったし。

深影「いや、巻き込まないでくれる?」
「プリキュアの知らない情報まで知ったんだ」
深影「忘れるから。許して…」


下2
1ここまで知ったからには一粒食べてもらおう
2忘れなくていいからスルーしないで
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:09:07.25 ID:pJIVk7Plo
2
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:09:43.95 ID:SlQGkL8aO
2
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:10:11.19 ID:+a+EXDXgo
2
168 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 21:42:51.81 ID:4F+48C9D0
「忘れなくていいからスルーしないで」
深影「分かったから…許して…」

あれ、おびえられてる?

「あぁ、ごめん。話しやすかったから、つい」
深影「…もう帰る」
「え?」

ふらふらと出口の方向ではなく、柵の方へと歩く深影。

「おい、深影? 早まるな?」

よじ登って、落ちた。

「深影!?」

急いで下を見るが何もない。あるのは下に広がる地面だけだ。
169 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 21:45:35.46 ID:4F+48C9D0
夜 天川家

「……あれ、いつの間にここへ?」
みはる「やっと気が付いた。私が帰ってきた時からずっとそこでぼけーってしてたよ?」
「そ、そうか。心配かけたな。今日は何もなかったか?」
みはる「うん。明日はお休みだし、ゆっくりするんだー」

ふと、レジ袋を見る。持ち手が汚れている。
……夢、じゃなかった?

「そうだ、みはるに渡すモンが…」

これで残りはヴェイルスのだけか。
深影、無事だよな?
170 :一旦ここまで ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/03(日) 21:48:28.60 ID:4F+48C9D0
安価アンケート
22:20まで

姿を消して移動できるアイテム
多いやつ(同票ならコンマの合計値高いやつ)
1プリキュアのみ見える。普段から便利間違いなし
2プリキュア素質者も見える。プリキュア候補探しに最適
3誰からも見えない。隠密行動にうってつけ
4いらない。レジ袋愛好者の鑑
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:50:03.22 ID:P0QJGM2so
2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:50:06.79 ID:PXugG2Uwo
4
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 21:53:54.01 ID:pJIVk7Plo
4
ここまで苦楽を共にしてきたレジ袋と別れるなんてできない…
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/03(日) 22:10:54.96 ID:jsXRbEywo
4
175 :いろいろ考えて遅くなった ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 21:18:00.40 ID:W9UZ3ibw0
朝 天川家

「今日は学校休みか」

―― ―― ――
休日の過ごし方
―― ―― ――

朝→昼→夜
の三回行動

最初に単独行動か誰と行動するかを決めるよ。

次に
・ハウスを使って出来ること
―プリキュアとの交流ができるよ! さらにプリキュア同士の交流があるかも?
時間で滞在してる人が変わるかも?
※現状みはるのみ

単独行動の場合
・レジ袋を使用して周囲の散策
見つからないように注意して動こう!
いろいろなイベントがあるかも?

誰かと行動の場合
・身を隠してもらいながら周囲の散策
こちらもいろいろなイベントがあるかも?
176 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 21:19:49.00 ID:W9UZ3ibw0
最後に
単独行動なら妖精の力が上がって何かあるかも?
誰かと行動なら過ごした人物と何かの数値の増減判定があるかも?


以上を踏まえて、

下2
1単独行動
2みはると行動
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 21:25:34.15 ID:z8jM/BWoo
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 21:28:32.95 ID:qMRiQ0Eb0
1
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 21:31:09.78 ID:ZqUhlZZKo
1
180 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 21:58:55.47 ID:W9UZ3ibw0
「今日はゆっくりすると言ってたし、一人で過ごすか」

レジ袋を持って外へ!

適当に歩くか。


下1コンマ
注目度が末尾分上昇

下2コンマ
見知った顔に出会えるか。
出会いたくないなら【なし】と表記してください
01〜ヴェイルス
34〜ソラ
67〜深影
ゾロ目なら元のコンマプラス下3で選べることにする
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 21:59:36.07 ID:z8jM/BWoo
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 21:59:54.19 ID:utmdQ0/io
ゾロ目
183 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 22:15:35.19 ID:W9UZ3ibw0
注目度:7 誰も気にしていない


歩きやすい日だ。
お、あれは。

少女「……」

プリキュアなのに名も知らない彼女じゃないか。
せっかくだ、ついていこう。名前聞きたいし、キーも渡したい。

少女「……」

やけに人通りの少ない道を通るんだな。曲がり角が多い。
何かの近道なんだろうか。

少女「……」

何度も角を曲がる。

下2
1見失わないよう追いかける
2待ってくれと声を掛ける
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 22:17:01.89 ID:utmdQ0/io
1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 22:19:37.61 ID:z8jM/BWoo
1
186 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 22:47:06.12 ID:W9UZ3ibw0
見失わないよう追いかける。
曲がって、曲がって、曲がって……。

少女「……」

ドンドンドン、と何か聞こえる。彼女の方からだ。
走ってる音じゃない。これは、太鼓?

少女「警告」

突如、稲光がレジ袋の上を通った。

少女「……手応え、なし?」

くるりと振り返る彼女。

少女「……誰もいない?」
187 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 22:48:32.44 ID:W9UZ3ibw0
「ス、ストーカー、じゃ、ないぞ?」
少女「この声…」

彼女は屈んでレジ袋を取る。

少女「あの時の…」
「覚えててくれてありがと。それ、早くしまってくれ」
少女「…分かった」

まさか変身アイテムを護身に使っていたとは。
188 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 22:53:11.01 ID:W9UZ3ibw0
少女「一人? 一匹? 今日はあの子いないんだ」
「家でゆっくり休んでるよ。それはそうと、ヴェイルスに会えてよかった」
少女「ヴェイルス…? なに、それ」
「え? プリキュアになった時の名前だろ」
少女「?」


下2
1よし自己紹介の時間だ!
2でんでん太鼓使って変身しただろぉ!
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 22:55:09.60 ID:brhn92Aoo
1
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 22:56:33.76 ID:ZqUhlZZKo
2
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 22:56:51.08 ID:z8jM/BWoo
1
192 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 23:17:25.86 ID:W9UZ3ibw0
「でんでん太鼓使って変身しただろぉ!」
少女「……」
「覚えてるんだよな?」
少女「あの時のこと思い出したくないの」
「え?」
少女「あたしの時間を無駄にした元凶なんて忘れたい」

「えっと、言いにくいんだけど」
少女「うん」
「その元凶、まだ出てくると思うから力貸してくれないかなーなんて」
少女「…………」

でんでん太鼓を手に取った。

少女「どこ?」
193 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 23:19:19.14 ID:W9UZ3ibw0
「わ、分かりません」
少女「……」
「力を貸してくれるってことでいいんだよな?」
少女「別にいいけど。出てきたら連絡して。あたしもする」
「了解! んじゃ、これ連絡手段ってことで渡しとく」

ハウスとキーを渡した!

「それと、自分は妖精のバクだ。これからもよろしくな」
少女「遠藤小袖。時間は大切」

やっと名前が分かった!!


朝終了

下1コンマ
末尾判定。結果は夜終了時に。

下2
小袖と行動する? しない?
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 23:23:35.20 ID:RI1qI1mpo
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 23:23:58.68 ID:0P9f/8is0
しない
196 :一旦ここまで ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/04(月) 23:45:56.31 ID:W9UZ3ibw0
小袖「じゃあこれで」
「おう。頼りにしてる」



「このまま散策を続けるか」

下1コンマ
注目度が末尾分上昇 現在:7

下2コンマ
見知った顔に出会えるか。
出会いたくないなら【なし】と表記してください
01〜深影
41〜ソラ
81〜なし
ゾロ目なら元のコンマプラス下3で選べることにする
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 23:47:42.45 ID:z8jM/BWoo
どうかな
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/04(月) 23:47:58.36 ID:nMtbGaMk0
えい
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/06(水) 14:13:18.93 ID:ALWhIm20o
今日はあるか?
200 :あるよ ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/06(水) 17:24:45.87 ID:vslaZ81F0
注目度:12 誰も気にしていない?

まだまだ歩きやすい。

なんて思ってたら急に身体が浮いた。
レジ袋ごと持ち抱えられたようだ。

深影「スルーしてはダメだったからな」
「びっくりした」
深影「こんなところで何してる? お前の仲間は?」
「今はこの辺りに慣れておこうと思って散策中だ」
深影「それくらいなら手伝おう」

深影の案内で少し詳しくなれた気がする。


下2
1地理に詳しいんだな
2プリキュアやらない?
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/06(水) 17:27:40.49 ID:ALWhIm20o
1
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/06(水) 17:28:30.43 ID:BDZGhJBZ0
来てたか

1
203 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/06(水) 17:49:24.84 ID:vslaZ81F0
「地理に詳しいんだな」
深影「知って損はない。何事もいざという時に役立つ」
「確かに」
深影「知ってることであれば教える。だから、巻き込まないで」
「頼もしいプリキュアになりそうだけどなぁ」

愚痴を言いつつ深影の意志を尊重する。

「助けられるだけじゃなんだし、困ったことがあれば言ってくれ」
深影「……善処する」

昼の単独行動 イベント
下1コンマ
偶数:遠くに見えるは敵の姿?
奇数:みはると遭遇
ゾロ目:ソラと遭遇
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/06(水) 17:50:15.35 ID:u/srIxOl0
何がでるかな何がでるかな
205 : ◆pvTvmVtk1c [saga]:2022/07/06(水) 18:39:39.72 ID:vslaZ81F0
みはる「あれ?」

向かい側からみはるの声がした。

深影「?」

その横を通り過ぎる深影。

みはる「あの人、なんでレジ袋逆さまにして抱えてるんだろ? 普通に持てばいいのに」

当然の疑問を口にするんじゃない。
周囲の人に聞こえて深影が注目されたらどうする。

みはる「それにあれ、バクのだよね? ……誘拐!? そこの人ー!」
深影「!!」

ロックオンされた。
深影は反射なのか、走り出す。
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