やる夫が正史を書くようです５６

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336 ：1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]：2022/08/21(日) 01:48:59.03 ID:OpcutGFv0

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�Yﾍ.:.:.:l　　　_ _ 　 /.:.ﾉ　　　　　　　　　　これは『晋書』『后妃伝』にある劉曜と羊献容のやりとりだ
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　　比べるまでもないわ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 ／i{ .入 /.:　.{　 }　　 .八.　:}　　 　 ∨＼　V/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 , 　 ､ヽ<i:i:i:i厂丿　　　.::/}＿_ '　　..::}V‐-　　 }i:i:i:i> V/
　　陛下は開基の聖主だけれど、　　　　　　　　　　　　　 / ／ 　 /i＼乂{　 i　 　{/八／/}　 }. 八V　}. 　}:／＼ V/
　　彼は亡国の暗夫で　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 ／ 〈i:i:i:i:i:i:}　　{　　 {/,ｨ示ぅﾉ／}/ｨ示ぅ/　 /＼.　.丶}
　　妻子どころか自分の身すら守れなかった。　　　　　　／.　/　}⌒ヽ:i.　八　　�W乂ツ　　　　Vﾘｲ/／}　　＼..　.v/
　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′　/　/}　　...|　　 .＼ 乂: : : :　　　｀ 　: : i　i :}＼　　丶　V/
　　尊い帝王とはいえ、妻子は辱められたのよ。　　 .{/ 　 　 .,　_}　　...|ﾊ　V/...込⌒　　 ､　　ｧr-‐ヘ| .! i: 丶　　＼}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　／ ／.　7　 ＿|八　V/...∧〕iト｡　　 _ .ｲ＞､＼＼}{､.　＼ 　 V/
　　あの時、私は死を覚悟させられて、　　　　　　　./　　／　 　7　{⌒ヽ⌒＼＼.　 `ー　イ {　 :!｀¨丶　　.＼＼　丶　V/
　　今日という日が来るとは夢にも思わなかった　.'､丶`　　　 /　　　　 V,　　＼`ー　　 丿-￣乂 　_ヽ／￣　.V/　＼＼
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337 ：1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]：2022/08/21(日) 01:49:42.56 ID:OpcutGFv0

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　　 　 　 　 {/ 　 　 .,　_}　　...|ﾊ　V/...込⌒　　 ､　　ｧr-‐ヘ| .! i: 丶　　＼}
　　　　　　 /　／ ／.　7　 ＿|八　V/...∧〕iト｡　　 _ .ｲ＞､＼＼}{､.　＼ 　 V/　　　私は高門に生まれて、
　 　 　 　 /　　／　 　7　{⌒ヽ⌒＼＼.　 `ー　イ {　 :!｀¨丶　　.＼＼　丶　V/　　.常に世の男性は皆同じと思っていたの。
　 　 　 '､丶`　　　 /　　　　 V,　　＼`ー　　 丿-￣乂 　_ヽ／￣　.V/　＼＼
　　　／　　　 　 ､丶　 　 〉-../V⌒ヽ　`ー　,ｲi:i}-{i:i:i:＼丶　{　　　　...V/- _.丶　　陛下に嫁いでから、
　　　　　 _､丶｀／ 　 　 :{.　/: Y: : : :}＼v Vi:i:i/}i:V+＼i:i>. V/　　　　 _V/　　 -　 .初めて天下に大丈夫がいると知ったわ
　　 .￣　　　／　　　　　 ∨: : : : : :丿　 v〈i:i:/ ii:i:}╋+ Vi}.　v/ .}:￣:V:∧｀`〜､
　　　　_､丶｀　　 　 　 　 /: : : : : : :{ _　 .:i .∨+:|i:i:}┼╋}i:}+　V/}: : : :V:ヽ '/,　
=‐　￣　　　　　　　 　 .／: : : : : : :八{＼ :}　:}╋|i:i:}╋┼}i:}┼} } :}: : : : V/　
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　/.:.l:.:.:/:/　　　:/ 　',　:l　　 ヾ`ｰ　　　　　 この有名な逸話。
./!:.:.|:.: l/　 〃 /　j　}　:|　 　 ﾊ　　　　　　
/ｲ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ﾑ_/|　l 　ｌ }　　　　　　皇太子妃だった王恵風の最期を見た後だと、
　N:.ﾊ:.:.:lｨfｱﾄ/　ﾚ　ｨ=ﾄ | /| ∧j　　　　　　皇后だった羊献容の言葉は非常に対照的に感じられる。
　　ヽﾑ:.} c;_j　　　　c;ﾘ ﾙ iﾚヽ　　　　　　 .
　 　 `ﾍ:ゝ　　　 .'　 　 小/　　　　　　　　　王恵風が『晋書』に立伝されたあたり、
　 　 　 ヾ:{＞､ _　ｨ＜}/|/　　　　　　　　　 当時の価値観的には王恵風の方が正しいのだろう
　　 _, ｨr'´ヽ｛ __＿`}　ヽ､_
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