式波・アスカ・ラングレー「あれが……ウルトラマン」碇シンジ「エヴァだよ」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/08/11(木) 22:22:59.42 ID:1XahXAgcO
「本日付けで禍特隊に配属されることになった式波・アスカ・ラングレーよ」
「第3新東京市の独立愚連隊にようこそ」

禍威獣特設対策室の班長である葛城ミサトがおどけた口調で歓迎するとアスカは顔を顰めて胡散臭くそうに他のメンバーを見渡した。

「それで、あたしのバディはどいつ?」
「ぼ、僕だけど……」
「ふうん。じゃ、アンタは今日から奴隷ね」
「や、やだよ!」
「うるさい! 黙って言うこと聞きなさい!」

おずおずと手を挙げたひ弱な青年に詰め寄ると、アスカは頭の先からつま先まで検分した後に奴隷認定した。憤慨する彼に訊ねる。

「アンタ、名前は?」
「シンジだよ……碇シンジ」
「碇? それじゃあ、アンタが……」
「そう。彼が碇室長のひとり息子」

ミサトがそう告げるとアスカは顔を歪めて。

「親の七光りってわけね」
「僕だって好きでやってるわけじゃ……」
「はあ!? 人型決戦兵器に乗って禍威獣と戦えることを誇りに思えないなんて、恥を知りなさい!」

現在、人類は絶滅の危機に瀕している。
禍威獣と呼ばれる生物が次々と外宇宙から襲来し町を壊し暮らしを踏み躙る。地獄絵図。

「このあたしが配属されたからにはもう使徒の好きにはさせないわ!」
「使徒じゃなくて禍威獣だよ」
「チッ! 細かい奴ね! さっさと人型決戦兵器のところまで案内しなさいよ!」

そんな脅威に対抗するべく禍威獣特設対策室は設立され、日夜禍威獣の脅威に目を光らせ人々の安全と平和な日常生活を守っていた。

人型決戦兵器、エヴァンゲリオンによって。

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